■機動戦士ガンダムOO12話 「教義の果てに」
 

「中尉、久しぶりにガンダムに会えそうですなぁ」

「そうでなくては困る」

「しかしアザディスタンに出兵とは…」

さて今回の舞台は、いつかのビンボー姫様の母国・アザディスタン王国。
以前「改革派と保守派が争っててたまんないわ」と言っていた姫様の心配の通り、
いよいよその2勢力が本格的に争いを始めてしまったのです。
「もっと外国と仲良くしようや」という姫様率いる改革派と、「よそ者全員きめぇ死ね」という保守派。
グラハム達の部隊はそんな改革派を支援するため、はるばるユニオンからやってきたのです

「…!ポイントDで交戦!」

「やはりアンテナを狙うか…!行くぞフラッグファイター!」

グラハム達がパトロールに飛んでいたその時、太陽光発電受信施設を狙って保守派のモビルスーツが出現!
「俺らには石油があれば十分なんじゃ!太陽発電なんかいらんのじゃ!」と
外国の助力を得ている太陽光発電が気に入らず、こんな真似をしでかしたようです



キュドドドドドウ!

「なに!?この粒子ビームの光は…ガンダムか!」

「待機しといて正解だな…全弾命中!」

しかしグラハム達よりも一足先に、突然飛来したビームが保守派のモビルスーツを次々に撃破!
紛争と聞いて飛んできますたとロックオンさんの登場です。
遠距離から得意のスナイパーライフルで、あっと言う間に保守派の連中を片づけたロックオンでしたが…

「ところがぎっちょんッ!!」

そこへ現れたのはPMCのエース・アリー!あんたまでアザディスタンに来てたのかよ!
どういう縁かは知りませんが、グラハム達とは違って保守派の方に味方しているアリー。
そしてアリーは大量のミサイルを受信施設へ発射!さすがのロックオンも「多すぎだろコレー!」と対処し切れず受信施設はズタボロに!

「ハワード!ダリル!ミサイル攻撃をした敵を追え!ガンダムは私がやる!」

「了解!」

「ガンダムは任せますぜ!」

ミサイルを撃ってトンズラしたアリーは部下に任せ、単身ロックオンの下へと突撃をかけるグラハム!
ロックオンの方は別にグラハム達に用はないんですが、グラハムは愛しのガンダムを見つけた以上アタックせずにはいられません(えー

「おいおい、ユニオンはアザディスタン防衛が任務じゃなかったのかぁ…?やっぱり俺らが目当てかよ!」

猛スピードで迫るグラハムにピタリと照準を合わせるロックオン!真正面から来るとは無謀なやつ…死ねー!



バヒョオオオオオオオ!!

「な…!?」

「ぐぐううううう!人呼んでぇ…グラハムスペシャルッ!!」

なんだその技ー!!
飛行形態の最高速のまま人型へ変形し、急激な空気抵抗で減速しビームをかわすという離れ技!
確かに凄い技ですがそのネーミングはないだろ!しかも叫びすぎてメットの中にツバ飛んでます。きたねー!
気を取り直して再びビームを発射するロックオン。しかし今度は、グラハムスペシャルのような曲芸技を使わずとも
純粋に先読みだけで回避されてしまうことに!

「俺が外した…!?なんなんだこのパイロット!」

「あえて言わせてもらおう…!グラハム・エーカーであると!!」

あえて言おうカスであると!ギレン総帥の名セリフを彷彿とさせるグラハムの自己紹介。
それにしてもグラハム、物凄いGに耐えながら叫びまくってますが
ロックオンとはまったく通信してない状況なので今回もやはり一人言です。あんたはー!
一体何がここまでグラハムを一人言に駆り立てるというのだろうか…

そして一気にロックオンの懐へ飛び込んだグラハムは、ソニックブレードを起動し斬りかかる!
しかしガンダムデュナメスは遠距離だろうが近距離だろうがお手の物、ビームサーベルで攻撃をさばくとハンドガンの連射を叩き込む!

「俺に剣を使わせるとはな…!こいつでっ!」

「なに!?」

ドドドドドドウ!

咄嗟に回転式シールド・ディフェンスロッドで攻撃を防ぐグラハム!
おかげで致命傷は避けられたようですが、カスリ傷をあちこちつけられてエースのプライドに障ってしまったようです

「よくも…私のフラッグをォォッ!!」

今のはいたかった…いたかったぞーー!!
さらに猛然とロックオンに襲いかかるグラハム!しかしロックオンも黙ってやられる男ではなく、全力をもってそれを迎え撃つ!

「こいつのしつこさは尋常じゃねえぞ…!
 ハロ!GN粒子の散布中止、全ジェネレーターを火器に回せ!」

ハンドガンを2つ装備して
100万+100万の200万パワー!
GN粒子の散布をやめて200万×2の400万パワー!
さらに普段の3倍ビームを撃ち込めば…
グラハム・エーカー!
お前を上回る1200万パワーだ!!
(えー

今度はディフェンスロッドごと撃ち抜いてくれる!フルパワーのハンドガンを構えるデュナメス!くぅデュナメスかっけー
しかし両者が激突しようとしたその時、それぞれのコクピットに緊急通信が!

《アザディスタン軍基地よりモビルスーツが移動を開始!目的地は王宮の模様、至急鎮圧に向かってください!》

「クーデターだと…!?」

なんと保守派は受信施設だけでは飽き足らず、「こうなりゃ姫様倒して天下取ったる」と王宮に向けて侵攻を開始していたのです
このままではアザディスタンの国家転覆の危機。アザディスタン防衛が任務のグラハムとしては、
これ以上ガンダムとじゃれているわけにもいきません

「どうする…?フラッグのパイロットさんよ」

「ようやくガンダムと巡り会えたというのに…!口惜しさは残るが…私とて人の子だ!」

泣く泣くロックオンとの戦いを中断し、王都へ向けて飛んでいくグラハム。
ロックオンもまた、王都侵攻を阻止するために動き出します

「これは…!?」

一方その頃、ロックオン達とは別に侵攻を阻止すべく戦っていた刹那。
その目に映ったのは、武器を手にして保守派のアンフと戦う年端もいかない子供たちの姿でした

「くっ…エクシアアアッ!!」

その子供たちが幼い日の自分とモロに被って見えた刹那。
かつて幼い自分をガンダムが救ってくれた時のように、自分も子供たちを守るべく鬼神のような勢いでアンフに斬りかかる!
本気の刹那の前にポンコツアンフなど何体いようが敵ではなく、あっと言う間に周囲のアンフ達は全滅!
しかし、周囲を見渡す刹那の目に映ったのは、すでに物言わぬ屍と化した子供たちの姿でした

「…こりゃひでえ…刹那…?」

「…俺は…ガンダムになれない…!」

「俺はガンダム」撤回しちゃったよ!!なんなんだお前は!
刹那にとってのガンダム=救世主みたいな感じで、言いたいことは分かるんですが
「俺はガンダム」の言い回しが珍妙すぎて吹かずにいられません(えー  しかしこの後さらに次回予告で衝撃の展開が!

「信念を砕かれた刹那に立ちふさがるアリー・アル・サーシェス。
 紛争根絶のためエクシアが再び立ち上がった。次回、”聖者の帰還”。刹那、ガンダムとなる

結局ガンダムになるんかー!頼むからこれ以上俺を笑わさないでくれ

関係ないですけど、今回刹那がアザディスタンの町を歩いて
「お前みたいなクルジス人は一目で分かるわ、とっとと消えろコノヤロー」って町の人たちに白い目で見られてましたが
こうなると以前「あなたアザディスタンの人ですよねー」って刹那に声かけてきた姫様がアホみたいだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO13話 「聖者の帰還」
 

「第三勢力…?」

「ああ、アザディスタン側の要請を受けたユニオン…そして武力介入を行った俺たちの他に、
 内戦を誘発している勢力がいる。俺の勝手な推測だがな」

「その根拠は?」

「受信アンテナの建設現場で、遠方からのミサイル攻撃があった。
 火力からしてモビルスーツを使用した可能性が高い」

「モビルスーツを運用する組織…一体何のために…」

前回のアンテナ攻防戦での経験から、おぼろげながらアリーの存在に感づき始めたロックオン。
その推測を確かなものにするために、前回ミサイル攻撃があった場所へすでに刹那を調査に向かわせていました
流石だぜロックオンさん。こういうのを抱かれたい男っていうんだろうな(えー
それにしても今回のチャイナさんの髪型、どう見てもマジンガーZのさやかさんにしか見えないんだけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「回収したポッドもそうだけど、この反応…やはり間違いないねえ」

(あれはユニオン…!?奴らもここの捜索を…)

しかし刹那が向かった先には、同じ目的でやって来ていたグラハムとビリーの姿が!
グラハム達はすでにミサイルポッドの残骸を分析し、PMCの機体がやったという目星をつけていたようです

「PMCトラスト側の見解は?」

「モラリアの紛争時に紛失したモビ…っと?なんだい」

「立ち聞きはよくないな!出てきたまえ!」

(…!?見つかった!?)

ぎゃあ刹那隠れてるのバレバレっすか!なんてこった…しかし今回ばかりは刹那に落ち度はありません
20メートルくらい先の岩壁にすっぽり隠れた人間に感づくグラハムが異常すぎ。コイツ人間じゃないよ!

「…あ、あの僕…この辺りで戦争があったって聞いて、それで…」

凄いぶりっ子演技キター!なんだそれー!!あの無愛想な刹那がこんな演技をできるとは爆笑もんです

「地元の子かな?この辺りはまだ危険だよ、早く立ち去った方がいい」

「は、はい、そうします。失礼します」

「…少年!君はこの国の内紛をどう思うかな?」

「え?ぼ、僕は…」

「客観的には考えられんかな?なら君はどちら(改革派、保守派)を支持する」

「グラハム…?」

「し、支持はしません、どちらにも正義はあると思うから…
 でも、この戦いで人は死んでいきます…たくさん死んでいきます…」

「同感だな」

「軍人のあなたが言うんですか…?」

「この国に来た私たちはお邪魔かな?」

「だって、軍人がたくさん来たら被害が増えるし…」

これは驚き。しつこいグラハムを相手に、刹那は上手く地元の少年を演じて会話を続けます
この間姫様に自分から正体バラしたアホの子とはとても思えないやりとり:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「君だって戦っている!」

「え…!?」

「後ろに隠しているものは何かな」

「くっ…!」

「恐い顔だ」

またも刹那が隠し持っていた銃を看破するグラハム!あんた目ざとすぎだよ!
さすがにこれでは言い逃れするのも苦しくなってしまいました
いまいましげにグラハムを睨む刹那。しかしニヤリと笑みを浮かべたグラハムは、何を思ったかいきなり刹那を見逃してしまいます

「カタギリ。一昨日ここから受信アンテナを攻撃した機体は、AEUの最新兵器イナクトだったな」

「い、いきなり何を?」

「しかもその機体は、モラリアのPMCから奪われたものらしい…撤収するぞ」

(PMCのイナクト…!?まさか…ヤツが…!?)

分かりきっていることをわざわざビリーに確認し、わざとらしく刹那に情報を流すグラハム!
というか「PMCから奪われた」ってアリーはもうPMCを辞めちゃってたんですか
PMCのイナクトと聞いて、この間戦ったアリーがすぐに思い浮かぶ刹那。
アリーの潜伏するアジトに心当たりがある刹那は、グラハム達と別れるとエクシアでそちらへ向かうのでした

「グラハム、さっきはなぜあんなことを?」

「なぜかな、口が滑ったとしか言いようがない」

そして「面白いことになったらいいなー」とニヤニヤしながら帰っていったグラハム。
まさか刹那がガンダムパイロットだと気づいたわけじゃないでしょうが、
情報を流せば何かの組織が動くと感じたことは間違いないようです。
しかしどのアニメでもそうだけど、変態キャラって基本的には妙に優秀だよなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「エクシア、目標ポイント到達!やはりここに居たか…!」

「あのガンダム…!?そうかい、パイロットはやっぱクルジスの!
 だったらこの隠れ家が分かっても不思議じゃねぇなァッ!」

そして刹那が向かったアジトには、やはりそこに潜伏していたアリー一味の姿が!
アリーのイナクトがすぐに迎撃に出てきますが、それを見た刹那は凄い勢いでブチ切れまくって襲いかかってしまいます
なんというか悟空を見つけた時のブロリーみたいだな…(えー  カカロットォォォォ!
よほど刹那はアリーに何か恨みがあるんでしょうか

「あんたはなぜここにいる!あんたの神はどこにいる!」

「…!?音声…!?答える義理はねえなぁ!」

辛抱たまらず音声を繋いで疑問をぶちまける刹那!以前の戦いでは直接喋らずモールス信号を使ってましたが、
今度はそんなことに気を回す冷静さも残ってないようです
野獣のごとく力任せにアリーへ斬りかかりますが、それをアリーはマタドールのようにひょいひょいと回避!
やはり性能だけに頼った無茶振りでは通用しないのか…

「ぐぐううううっ!」

「もったいないからその機体俺によこせよ、ええ?ガンダム!!」

「…誰がァァッ!!」

僕が一番ガンダムをうまく使えるんだ!コクピットを潰してエクシアを生け捕りにしようとするアリー!
追いつめられる刹那でしたが、返す刀で放った一撃によりイナクトの片腕を吹っ飛ばすことに成功!
思わぬ反撃を食らってしまったアリーは、ムリしようとせずすぐにその場をトンズラしてしまいます

「やってくれたな…しかし予定通りではある!」

「それはどうかな…!」

元々アリーの目的は、刹那を倒すことではなく手下を逃がすための時間稼ぎ。
「こっちの思い通りだもんね」と姿を消していくアリーでしたが、一方その頃アリーの手下達の前には…

月に代わって
おしおきよ!
(えー

なんとチャイナさんお付きのタキシード仮面様を連れてアリーの手下どもを急襲していたロックオン!
そしてこのタキシード仮面様が強い強い。手下どもがぶっぱなす弾丸をいともたやすく避けまくり、
素手で連中をバタバタなぎ倒してしまいます
ロックオンさんも負けていられずスナイパーライフルで援護!そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!
この人生身でもこんな狙撃が得意だったんですね、大したもんだ





「マリナ様!ソレスタルビーイングからメッセージが届けられました!」

「ソレスタルビーイングから…!?」

「”マスード・ラフマディー氏を確保、王宮に向かう。
  王女には早期停戦に向けての会議を望む”…以上です!」

「…分かりました、至急会談の用意を!」

アリー一味を片付けたロックオン達は、捕えられていた保守派のリーダー格・マディー氏を救出。
そもそもの始まりは、アリー達がマディー氏誘拐の罪を改革派になすり付けたのが発端だったのです。
戦争の終結を望むソレスタルビーイングは、刹那をマディー氏に同行させるとアザディスタン王宮へ直接送り届けることに…

「今度こそ…!今度こそガンダムに…!」

俺はガンダムになるんだもん!そう決めたんだもん!
アザディスタンの人間を刺激しないよう丸腰で王宮に現れたエクシアでしたが、
「いなかものはかえれ!!」と融通の利かない市民どもは容赦なくエクシアに砲撃!
それでもあくまで無抵抗を貫く刹那。肉のカーテンでひたすら砲撃に耐えながら、マリナの下へマディー氏を送り届けるのでした

「刹那・F・セイエイ!本当に…本当にあなたなの!?」

「マリナ・イスマイール…これから次第だ、俺達がまた来るかどうか」

「刹那…」

「戦え…お前が信じる神のために!」

なんつーか当然ですけど、この間あれだけやらかしたから完全に正体バレちゃってますね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
このやり取りをティエリアが見てたりしたら本当に殺されるぞ…
ともかくこれでアザディスタン編は一段落ってところでしょうか?次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO14話 「決意の朝」
 

「ナノマシンの普及によって、宇宙生活での人体への悪影響は激減した。
 なのに精神衛生上の観点から地上に降りる必要があるなんて」

「私たちはまだまだ未成熟な生命体よ、でもそれも悪くないわ…
 重力下で飲むお酒は格別ですもの。やめたくてもやめられない、まさに未成熟」

ごちゃごちゃと小難しい言葉を並べながら、結局プールで「酒がうめー」とバカンスを楽しむソレスタルビーイングの面々。
結局あんたら毎度毎度バカンスやってるじゃないですか!暇さえあればバカンスか!
ミッションがある時ですら、刹那たちに指示だけ出したらスメラギ達は遊びに行く始末だしな…
刹那たちもこれでよくやる気を失わないもんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



ソレスタルビーイングがそんなお気楽な時間を過ごしている中、
世界ではガンダム打倒のための大規模な作戦が着々と進められていました
ユニオン、人革連、AEUたち敵対勢力が手を組んでのガンダム鹵獲作戦。
各陣営から選りすぐりの精鋭たちを大量に一箇所へ集め、圧倒的な物量をもってガンダムを叩き潰そうというのです

(ユニオンにて)
「オーバーフラッグス?」

「ああ、対ガンダム調査隊(グラハムのいる部隊)の正式名称だ。
 調査隊が正規軍となり12人ものフラッグファイターが転属、
 さらにプロフェーサー・エイフマンの手で全機のフラッグがカスタム化される予定だ。
 かなり大がかりな作戦が始まると見た」

「じゅ、12機も!それにあの機体のマーキング…先頭を飛んでいるのはアラスカのジョシュアか!?
 ジョージアのランディ、イリノイのストゥアートまでいやがる!各部隊の精鋭ばかりだぜ!」



(人革にて)
「出動ですか中佐?」

「おそらくな、まだ私に作戦の内容は伝えられていないが…他のMS部隊にも指示があったようだ」

「今度こそ任務を忠実に実行します!」

「気負うなよ」



(AEUにて)
「AEUのエース!パトリック・コーラサワーただいま…」

バゴオッ!

「おご!?」

「遅刻だぞ少尉」

「な、なんだ女!?よくも男の顔を!」

バゴオッ!

「うぼ…に…2度もぶった!」

「カティ・マネキン大佐。MS隊の作戦指揮官だ」

(い…いい女じゃないか!惚れたぜ…!)

各陣営のエース・グラハム、セルゲイ、コーラサワーの部隊にも次々と有能な人員が集められ…って
セルゲイ中佐のとこだけは今まで通りなんもなしですか(´・ω・`)
人革連…せめて中佐のMSくらいあのトロくさいティエレンから卒業させてやってくださいよ!(えー

さらにAEUの部隊の中には、ゲイリー・ビアッジと立場を偽ったあのアリーの姿が!
ヒゲがないと思いっきりイメージ変わるなこの人…しかも何やら強力な専用機まで与えられることになったようです
セルゲイ中佐はいまだに量産機なのにな…(´・ω・`)中佐は就職先を間違ってしまったようだ…(えー





「高出力のプラズマジェットに新型のリニアライフルか…独立飛行隊らしくなってきたじゃないか」

「とはいえ、あのガンダムにどこまで対抗できるのやら」

「出撃前から臆病風かよ!部下がこんなんじゃあ
 グラハム中尉の力量も知れるってもんだな」

「…中尉じゃなくて上級大尉だ!新部隊編成で昇進なされた!」

「ほ〜、そいつは凄い。また上官でも殺したか?
 せいぜい気をつけな、ヘタこくと後ろから撃たれるぜ」

「貴様ァッ!根も葉もないことを言うな!」

「君が何を思おうとも構わん、その汚名は戦場で晴らしてみせよう」

「ふん、期待してますよ?グラハム・エーカー上級大尉」

何この死亡フラグ丸出し男
着々と戦力が整えられるグラハムの部隊でしたが、その中にとんだ厄介者が混じっていました
過去にグラハムと何があったか知りませんが、あまりにも死亡フラグ丸出しすぎて
私にはこいつの言ってることがさっきから遺言にしか聞こえません(えー
どうやらこいつがさっき言ってた「アラスカのジョシュア」だそうですが…ものすごく短いつきあいになりそうだ;y=_ト ̄|○・∵. ターン




「合同軍事演習?ユニオンと人革とAEUが?」

「軍事演習ならわざわざ俺達が介入する必要ないんじゃないか?」

「何かがある…軍の派遣には莫大な資金がかかる、たかが牽制で大規模演習を行うなど有り得ない」

「私も同意見よ…みんな、出撃することになると思うわ、今のうちに羽を伸ばしておきなさい」

3勢力が集結するという情報はソレスタルビーイングの下にも届いていました
しかし必ず何かの罠が待っていると警戒心を強める一同。すぐに出撃することになるので今のうちにバカンスを…
ってあれだけバカンスしといてまだ羽を伸ばすつもりですか!一体どれだけ羽を伸ばせば気が済むんだ!

「どうです?」

「中国北西タクラマカン砂漠…濃縮ウラン埋設地域、どこの組織か知らないけど
 この施設をテロの標的にしてる。ユニオンか人革かがこの情報をリークして、演習場所に選んだのよ」

地味子達はさっき言われてどこかへ遊びに行きましたが、スメラギは一人残って軍事演習の調査を続行。
その結果軍事演習の真の目的を察知します。演習場所に選ばれたその砂漠では、
ちょうどどこかのアホがテロを起こしている最中であり、
そのテロリストをガンダムを釣るエサにして、3勢力で一気に叩き潰してしまおうという腹づもりだったのです

「施設が攻撃されれば放射性物質が漏出し、その被害は世界規模に及ぶわ」

「すぐにでも武力介入を」

「でも演習場のただ中に飛び込むことになるわ…
 演習部隊はガンダムを手に入れるために本気で攻めてくるわよ…?」

「それでもやるのがソレスタルビーイングです。
 ガンダムマイスターは生死よりも目的の遂行、及び機密保持を優先する。
 ガンダムに乗る前から決まっていたことです、
 その覚悟なくしてガンダムには乗れません」

すいませんティエリアさん約一名その覚悟なしに乗ってる子がいます(えー
元々「命を捨ててでも機密は守らなきゃダメよ」って取り決めがあったから、
以前アリーに正体バレそうになった刹那をティエリアは撃ち殺そうとしたのか…
これが「姫にうっかり自分から正体バラしちゃった」なんて聞いたらどうなることか…
もう殺されるどころじゃないですよ!刹那の最大の敵はティエリアかもしれない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン




そしていよいよ軍事演習が目前となったある日。
それに備えて召集されるガンダムマイスター達でしたが、その頃の刹那はというと…

姫様のとこに夜這いキター!!言ってるそばからあー!少しは機密を守る気がないのか…

「…ん…?はっ!?せ、刹那・F・セイエイ!?」

「なぜこの世界は歪んでいる?神のせいか、人のせいか?」

「え…?か、神は平等よ、人だって分かり合える…
 でもどうしようもなく世界は歪んでしまうの。だから私たちお互いのことを…
 はっ…?刹那…?」

ちょっ…謎の質問を投げかけたと思ったら答えも聞き終わらないうちに退散!一体何しに来たんだ!


(C)荒木飛呂彦/集英社

あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
「刹那が突然深夜に変な質問しに来たので
 とりあえず答えてやろうと思ったら
 すでに奴は帰っていた」

な…何を言ってるのかわからねーと思うが
私も何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

ますます磨きがかかる刹那のアホの子ぶり。刹那をパイロットに選んだヴェーダとやらも
相当なポンコツということがいよいよ明らかになってきたな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 次回に続く

それと今回からOP・EDが新バージョンに変更されました。OPはまあ無難かなって感じでしたが
EDの自重しない腐女子っぷりが凄い
もう半裸とか天使の羽とかなんかけだるそうなポーズとか男同士のからみとか、やりたい放題じゃないですか!
まさかここまで突き抜けるとは…もしかして腐女子さん達にあんまり受けてなくてそのテコ入れでしょうか(えー


■機動戦士ガンダムOO15話 「折れた翼」
 

「アレルヤ、速度を高度を維持しろ…どわったっ、機体を揺らすな!」

「無理言いすぎ」

いよいよ3勢力の軍事演習が行われるその日、ロックオンとアレルヤは
足の速いキュリオスにデュナメスを乗せ、テロリストを倒すため濃縮ウラン埋設設備へと向かっていました
ロックオン達が設備に到着するのとほぼ同時に、ポンコツアンフを駆るテロリストさん達がご登場。
アンフたったの三機ではまるでデュナメスの相手にならず、ロックオン達のテロリスト退治はものの数秒で終わってしまいます
これにて本日の任務完了。触らぬ神にたたりなし、演習部隊に見つかる前にさっさと立ち去ろうとする2人でしたが…

「離脱するぞアレルヤ…ん!?」

ドドドドドドドドドドド!!

「て、敵襲!!」



そうは問屋が卸さなかった!すでに万全の態勢でガンダムを待ち受けていた演習部隊から無数のミサイル攻撃が!
さらに続いて現れるモビルスーツの大軍団!やむなく演習部隊との戦闘に突入する2人でしたが
演習部隊は特攻まがいの突撃や自爆を連発!容赦ねー!あまりに激しい攻撃によろよろと地上へ降り立った2人でしたが、
そこへも数え切れないほどのモビルスーツから怒涛の集中放火が!


(C)岩村俊哉/講談社

まさにこんな感じです(えー

厳しい戦いになるとは思っていましたが、まさかこれほど凄まじい攻撃が待っていようとは…
これではいくらガンダムと言えど、倒されてしまうのは時間の問題です

一方その頃、ソレスタルビーイングのアジトでフェルトはのんびりコーヒーを淹れていました
飲んどる場合かー!!こんな時にこいつらは我関せずでコーヒーだなんて!
というか前回スメラギが「出撃になるから羽伸ばしとくように」って言ってましたが
こいつらには出撃もクソも関係ないじゃないですか!
なのにあれだけバカンスし放題だなんて…一体どうなってんだよ!

「ヴァーチェ、離脱ルートを確保する!」

「了解。エクシア、ミッションを開始する!」



そしてピンチのロックオン達を助けるべく、刹那・ティエリアも戦闘に参加!
というかメタボビームめちゃくちゃ強ぇぇぇ(゜д゜;)こんな地面がえぐれるくらいの極太ビームまで撃てるのか…

ドドドドドドドドド!

「ぐ…対応が早い!」

しかしメタボ君の登場などお見通しとばかりに、ビームで削られた戦力をすぐさま埋める増援部隊!
メタボビームは威力がバカでかい代わりにチャージ時間も長いようで、ティエリアは思うように応戦することができません

「離脱するぞアレルヤ!」

「あがっ…!があああああっ!あ…頭が…!く、来る…超兵が…!」

「どうしたアレルヤ!?超兵だって…?報告にあった人革の専用機か…!」

さらに間の悪いことに、ソーマの接近を感知してアレルヤ戦闘不能!ソーマが出てきただけでまたこの有り様ですか!
身動きひとつ取れなくなってしまい、もはやロックオンの足手まとい状態のアレルヤ。
なんて言うか人革相手のアレルヤは本当に使い物にならないな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

一方その頃、コーヒーを飲み終えたフェルトはぐーすか居眠りをこいていました
廊下に立っとれー!!仲間が死にそうになってる時に何をのん気な!一体なぜこいつらがバカンスを(ry




「せ…戦闘開始から…15時間…」

「いつまで続くんだ…この攻撃は…!?」

「はは…メシぐらい食わせろって…」

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

いつまでも絶え間ない砲撃にさらされ続ける4人。もはや心身ともに限界を超えていましたが
3勢力は攻撃の手を緩めるどころか、グラハム、コーラサワーといったエースパイロットを次々と投入!
動きに精彩を欠いたティエリア達にはもはや対抗する術がなく、
ティエリアはコーラサワーに、アレルヤはソーマにたやすく倒されてしまいます

「オーバーフラッグス、フォーメーションEでミッション開始する!」

「へっ、隊長ヅラして!」

「ジョシュア!?フォーメーションを崩すな!」

ロックオンにもグラハムの部隊が迫っていたその時、死亡フラグ男ジョシュアが一足お先にデュナメスへ仕掛ける!
そして猛スピードで飛行形態から人型形態への変形!これはあのグラハムスペシャルじゃないですか!
ロックオンも一度煮え湯を飲まされているこの技!これではロックオンもいいようにやられてしまうのか…

「いつまでも自分だけのものだと思って…う!?な、なにィ!?」

「聖闘士に同じ技は
 2度と通用しない!!」(えー

なんとジョシュアのグラハムスペシャルを完全に見切っていたロックオン!
すかさずハンドガンの一撃をブチ込みジョシュアあっさり昇天!やはり死亡フラグの運命からは逃れられなかったか…(ノ∀`)

「ええい…フォーメーションをCに変更する!」

「指先の感覚がっ…!」

「抱き締めたいなぁ…ガンダムッ!!」

しかしロックオンの驚異的な粘りもここまで。もはや照準を合わせる握力さえもロクに残っておらず、
本家グラハムスペシャルからの熱い抱擁アタックを食らってしまうことに!

「ぐああああああああっ!!」

「まさに…眠り姫だ…!」

「フェルト、マイスターからの連絡は?」

「ありません」

一方その頃、特にやる仕事がないフェルトは暇を持てあましていました  一体なぜこいつらがバカンスを(ry




「…他のマイスター達は…」

ただ一人かろうじて離脱ルートを辿っていた刹那。命からがら砲弾の嵐から逃げ延びていましたが、
その行く手を阻む最悪の死神!アリーの駆る新型モビルアーマー、アグリッサが出現する!

「この間の借りを返してもらうぜ…えぇ?ガンダムさんよォォ!!」

「ぐうっ!」

もはや戦う力の残っていない刹那。アリーの相手にならず簡単に叩き伏せられてしまいます
そんな刹那に容赦なく追い打ちを仕掛けるアリー!横たわったエクシアに覆いかぶさるように、アグリッサ恐怖の兵器が発動する!


(C)岩村俊哉/講談社

ヴァドドドドドド!!

「ぐわあああああああ!!」

「貴様は電子レンジに
 入れられたダイナマイトだ!!
 メガ粒子の閉鎖空間の中で
 分解されるがいい!!」

こいつは強力すぎる!!ボンボンVガン悪夢の最終兵器発動!
これでは刹那も手も足も出ず分解されていくしかありません
まあ本当はVガンダムじゃなくてアッザムのプラズマリーダーが元ネタなんでしょうけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ドバババババババ!

「ああああああ…!ああああああああ!!」

「どうだプラズマフィールドの味は?機体だけ残して逝っちまいなァ!!」

(死ぬ…!?死ぬのか…?この歪んだ世界で…
 何にもなれぬまま…朽ち果てるのか…!?)

刹那の全身を貫く激しい電流!いよいよ刹那は走馬灯まで見え始め、最期の時を迎えるのも時間の問題です
朦朧とする意識の中で、救世主のようだった思い出の中のガンダムに手を伸ばす刹那。
するとその時、突然飛来したビームがアグリッサを貫き刹那を窮地から救出する!

「…なんだと!?」

「あ…あれは…?ガン…ダム…!?ガン…ダァァァァム…!!」

俺じゃない奴がガンダムだ!(えー
まるで思い出のガンダムと同じように現れた新たなガンダム!刹那達も知らなかったその正体は一体?次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO16話 「トリニティ」
 

「大丈夫してる?エクシアのパイロット」

「お…お前は…?」

「ネーナ・トリニティ。君と同じガンダムマイスターね」

「ガンダムマイスター…?その機体は…」

「ガンダムスローネ3号機、スローネドライ。1号機と2号機はにぃにぃズが乗ってるよ、今ごろきっと…」

窮地の刹那を救った謎のガンダム。そのパイロットとは釘宮ボイスのそばかす少女でした
ガンダムマイスターってことは一応ソレスタルビーイングの仲間ってことなんでしょうけど…
にしてもスローネの顔はガンダムって言うには苦しすぎませんか!
なんかこうレイズナーというかフリーザ第三形態というか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

それにしても刹那とネーナ、敵の前でそんなのんびり挨拶してて大丈夫なんかなーと思ったら
とっくの昔にアリーはどっかへ消えていたようです。なんて逃げ足の速い奴だ!

「ガンダムスローネ2号機、スローネツヴァイ!ミハエル・トリニティ!
 エクスターミネート!行けェファングッ!!」

「な…なに!?このプレッシャーは!?」

そしてアレルヤを救出に現れたのは、トリニティ3兄妹の次男ミハエル!
ファンネルのような兵器・GNファングを自在に操り、あっと言う間にセルゲイ中佐とソーマを除く人革部隊を片づけてしまいます
ソーマがプレッシャーを感じてるってことは、多分こいつも強化人間なんでしょうか?
でもプレッシャーを与えるってことはソーマより格上っぽいし、そもそもアレルヤみたいに頭痛が出てないし
なんだかアレルヤの100倍くらい役に立ちそうです(えー
ただでさえ最近のダメなアレルヤがますますいらない子に…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「目標のへリオン部隊を確認…!」

「んなっ!?おおわあああああっ!?」

バッゴオオオオオン!!

「なに…!?敵襲!?」

「ランディがやられた!ストゥアートも!」

さらにスローネアインを駆る長男ヨハンも登場!ティエリアを捕えたコーラサワー部隊、ロックオンを捕えたグラハム部隊を続けて襲撃!
あっと言う間にコーラサワーを瞬殺したヨハンは、グラハム部隊の精鋭パイロット達も次々と葬り去ってしまいます。
せ、せっかく人員補充してもらったのに、みんな顔見せすらせずに死亡だなんて!

「あんたは…!?」

「スローネアインのガンダムマイスター、ヨハン・トリニティ。
 君の仲間のマイスターのところにも私の仲間が向かっている」

「どういうことだ…?」

「ヨハン兄!こっちのミッションはクリアしたわ」

「そうか…ネーナ、GN粒子を最大領域で散布。現空域より離脱する」

「了解ね、GN粒子最大散布!行っけぇステルスフィールド!」

とんでもない量のGN粒子垂れ流し!
なんだこりゃ!まるで空をまるまる覆ってしまいそうなほどの膨大な出力です
刹那たちのガンダムでは、どう頑張っても真似できそうにないとてつもないパワー。
こうして戦場全域のレーダーを無効化した3兄妹は、刹那達が( ゜д゜)ポカーンと見守る中ゆうゆうと去っていくのでした

「新たなガンダム…」

「ったく、聞いてねえぞ…」

「あの機体は一体…?」

「ヴェーダの計画プランにあんな機体は存在しない…なんなんだあのガンダムは…!」

「本部聞こえるか、こちらパトリック!応答してくれ!
 くそ〜通じねえ、どうやって帰ればいいんだよぉ…大佐ーーー!!」

そして砂漠の真ん中に取り残された哀れな男がひとり
ネーナがバラ撒いていったGN粒子のせいでコーラサワー通信不能!ポンコツになったヘリオンでは動き回ることもできません
このだだっ広い砂漠にぽつんと置いてけぼり…(ノ∀`) コーラサワーの明日はどっちだ

「ハロからの暗号通信です、ガンダム4機とも健在!太平洋第6スポットに帰投中のようです!」

「みんな…!」

そして刹那たちの無事を聞いて、胸を撫で下ろすソレスタルビーイングの仲間たち。
ってフェルトあんた…戦いの最中居眠りしてたくせに…居眠りしてたくせにー!(えー





「ランデブーポイントに近づいたようだな」

「あ、見えたよ!」

「ふふ…では挨拶と行こうじゃないか、ガンダムマイスター同士」

「へいへい」

おっと、どうやらトリニティ3兄妹はあのまま知らん顔で帰って行ったわけではなく、
後日改めて刹那達との話し合いをセッティングしていたようです。
プトレマイオスで指定の場所に出向き、宇宙で再び3兄妹とご対面する刹那たち。
少なくとも敵ではないようですが、果たしてこの先仲良くやっていけるんでしょうか?次回に続く!

どうでもいいけどネーナも胸バカでっけえなあ…ヒロイン全員おっぱいか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■機動戦士ガンダムOO17話 「スローネ強襲」
 

「着艦許可をいただきありがとうございます、スローネアインのガンダムマイスター、ヨハン・トリニティです」

「ふん、スローネツヴァイのガンダムマイスター、ミハエル・トリニティだ」

「スローネドライのガンダムマイスター、ネーナ・トリニティよ。
 
ねえ!エクシアのパイロットって誰?あなた?」

「いいや違う」

「俺だ…エクシアのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ」

じろじろとスメラギ達が疑いの視線を向ける中、しゃあしゃあとプトレマイオスへやってきたトリニティ3兄弟。
礼儀正しいヨハン、愛想なしのミハエル、そして妹のネーナは妙にエクシアのマイスターに興味津々のようですが…

「君ね!無茶ばかりするマイスターはそういうとこ、凄く好みね…」

「…!?」



ズキュウウウウウウウン!!
初対面でいきなりちゅーかましよった!お子様かと思ったら意外と経験豊富なんですね(えー
しかし「何が好みだこの痴女め!」と気分を害してしまう刹那。咄嗟にネーナを振りほどきますが…

「貴様ァァァ妹に何を!!」

「妹さんのせいだろ?」

「うるっせえぞこのニヒルヤロー!切り刻まれたいか!あぁん!?」



こりゃキチガイの顔ですわ!狂ってますよこの人!(えー
妹が軽く突き飛ばされただけでナイフを振り回す次男ミハエル!
危なすぎるなこの男…もっと軽いお調子者かと思っていたら、とんだ人格破綻者です。
なんとも頭のネジが数本すっ飛んでる感じのトリニティ3兄弟。まさか一見まともそうに見える長男も…

「さっきからうるせえぞミハエル…!『切り刻まれたいか』…
 そんな言葉は使う必要がねーんだ…!俺たちガンダムマイスターは、
 そこら辺の『ブッ殺すブッ殺す』って大口叩いて
 仲間と慰めあってる負け犬とはわけが違うんだからな…
 なぜなら俺たちがその言葉を頭に思い浮かべた時には!
 実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ!!
 『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!」

と、一皮むけばこんな調子になるに違いない。ああ恐ろしい(えー

《ニーサン!ニーサン!アイタカッタ!アイタカッタ!》

《ダレダテメー!ダレダテメー!》

《ハロ!ハロ!》

《シンネーヨ!シンネーヨ!》

《ニーサン、キオクガ?ニーサン、キオクガ?》

そしてこちらでは意外な感動の再会が。
いつもネーナと一緒の紫ハロを見るや、それを「兄さん」と呼んで飛びつくロックオンのハロ。
しかし紫ハロは「誰てめえ」とまったくハロのことを覚えていませんでした
紫ハロについてはちょくちょくと奇妙な描写がみられるので、どうやらこいつの記憶は少々物語の謎に関わっているようですね

「さて…なぜあなた達はガンダムを所有しているの?」

「ヴェーダのデータバンクに、あの機体がないのはなぜだ」

「答えられません、私たちにも守秘義務がありますから」

「あぁ〜ザンネン」

「…!」

「太陽炉…いや、GNドライブをどこで調達した?」

「申し訳ないが答えられない」

「ま〜たまたざんねぇん」

「なら君達は何をしにここへ来たんだ…!」

「旧世代のモビルスーツにまんまとしてやられた、無様なマイスターのツラを拝みに来たんだよぉ」

「なんだと…!」

「なーんつってな?なーんつってな?ハハハハハ!」

「く…!気分が悪い、退席させてもらいます」

「ミハエル…!」

「へいへい」

キチガイ小僧自重しろ
何を聞いても「答えられない」という答えばかりで、ただでさえじれったいのに
いちいちミハエルのアホが余計な茶々を入れるので、イライラが募るプトレマイオスの面々。
特にティエリアは「つきあってられん」と一抜けしてしまいました

「ヨハン兄〜、私つまんない。艦の中探検するね」

「よろしいですか?」

「えっ?…え、ええ」

「一緒に行く?」

「(無視)」

「行〜く?」

「(無視)」

「…私を怒らせたらダメよ…!」

「…!?」

”ムカつき”が止まんねーよ…!?(ビキッギリッ

なんて恐ろしい!刹那に「うるさい痴女だぜ」とシカトされ続けたネーナブチ切れ!
この場はなんとかメンチを切るだけで見逃してくれましたが、この先この女と関わっていくとどんな目に遭わされるか…
キチガイ次男に続いて妹まで人格破綻者とは。唯一まともな長男が実に可哀想です(えー

「…これだけは教えてくれない?あなた達はあのガンダムで何をするのか」

「もちろん戦争根絶です。あなた達がそうであるように、私達もまたガンダムマイスターなのです」

「つまり俺達と組むってのか?」

「バァカ!そんなことすっか!あんたらがやわい介入しかしねえから
 俺らにお鉢が回って来たんじゃねーか!」

「どういう意味かな」

「言った通りの意味だ、アテになんねーのよ。あ〜ん?不完全な改造人間くん?」

「なに…!」

「お?やっか!?」

「申し訳ない…弟の無礼を謝罪します」

キチガイ次男救いようなさすぎ
長男に一体何度謝らせてるんですかこいつは!問題児にもほどがある!
キチガイ次男のせいで場にはギスギスと険悪な雰囲気が漂うばかり。これでは長居などできるはずもなく、
「こっちはこっちで戦争根絶目指します」とだけ伝えて、3兄弟はプトレマイオスを去ってしまいます

そして忙しいことに、3兄弟が艦を離れると同時に早くも彼らに向けた新たな任務が…

(私の仮説通り、ガンダムのエネルギー発生機関が
 トロポジカルディフェクトを利用しているなら全てのつじつまが合う…
 ガンダムの機体数が少ない理由も、200年以上もの期間を必要としたことも…
 あのエネルギー発生機関を作れるのは木星…はっ!?120年前にあった有人木星探査計画…!
 あの計画がガンダムの開発に関わっておったのか…!
 だとすれば、やはりイオリア・シュヘンベルグの目的は戦争根絶ではなく…!)

一方、久しぶりに登場となったユニオンのエイプマン教授。何を言ってるんだかさっぱり分かりませんが、
ともかく教授はガンダムの動力源の秘密、そしてソレスタルビーイングの真の目的について、
かなりのところまで推察を進めているようです
しかし、教授がある結論に辿り着いた瞬間《あなたは知りすぎた》とPCに謎の通信が!こわっ!
それと同時に、エイプマン教授の属する基地へ3兄弟のガンダムが猛攻撃を開始する!

「ま、まさか…!?狙いはこの私か!」

「ネーナ、ドッキングしてくれ。一気に殲滅させる」

「了解!高濃度GN粒子転送!」

「GNメガランチャー、撃つ!」

ギョバオオオオオオオオ!!

「う…うおおおおおおおっ!!」

エ、エイプマン教授ー!!
ヨハンとネーナがガッチンコした合体ビームにより、エイプマン教授は塵も残さずこの世から消滅!
さらにそのまま合体ビームで基地全体を焼き払い、グラハム達の拠点はひどい被害をこうむってしまうことに…

「ヒャッホォォォォ!さぁすが兄貴!やることがえげつねーぜ!」

「わ…我々の基地が!?」

《グ、グラハム…!教授が…エイフマン教授が…!》

「カタギリ!?なんだと…!くっ…
 堪忍袋の緒が切れたっ…!許さんぞガンダムッ!!」

その時、帰投途中だった輸送艦から基地へと急行したグラハム!
エイプマン教授を殺し、基地をズタズタにした憎き3機へ猛然と襲いかかる!

「撤収するぞ!」

「なんでだよ?少しぐらい遊ばせてくれよ兄貴!
 なぁにすぐ済むさ…破壊して蹂躙して殲滅してやる!行けよファングッ!」

「それがどうしたァッ!!」

「うおっ!?こ、こいつ!?」

グ、グラハム強ぇー!!
キチガイ小僧のファンネルをものともしない!猛スピードで全弾避け切ると反撃のビームを叩き込む!
ソーマですらいいようにやられたファンネルをここまで完璧に見切るとは…グラハムのパイロット精度はOOナンバーワンかもしれんな
そしてお供のフラッグ部隊も次々にミハエルへ砲撃!
いい感じにフラッグ部隊が押している中、グラハムの右腕・ハワードが勝負を決めに接近戦を仕掛ける!

「見せてやる…!ガンダム!これがフラッグの力だァッ!!」

「くっ…!このままではやられる…ワケねぇーだろォ!?」

モビルスーツの性能の差が戦力の決定的差でないことを…
差がありすぎだろ(´;ω;`)ウッ
無惨にもファンネルの群れに全身をズタズタにされるハワード機!
フラッグに並々ならぬプライドを持つハワード。先日の軍事演習で3兄弟に部隊がボロボロにされ、勝負を焦りすぎてしまったのか…

「た…隊長…フラッグ…を…」

ボガアアアアアアン!!

「ハワード・メイスンーーッ!!」

忠実な部下の壮絶な死にグラハム絶叫!はらわたの煮えくり返る思いのグラハムでしたが、
なおも襲いかかろうとする仲間を制止し、唇を噛み締めながら撤退していく3兄弟を見送るのでした

「プロフェッサー…ハワード…
 私の顔に何度泥を塗れば気が済むのだ…!ガンダムッ…!!」

もはやガンダムは愛しの恋人ではなく、どんな手段を用いても駆逐すべき仇敵というべきか…
グラハムがダークサイドに覚醒してしまったようでちょっと心配です。次回に続く!

それと今回のルイス&沙慈パートですが、「すぐ帰ってくるから」とルイスが一旦帰国することになり
お別れのチューをねだっても沙慈が尻込みしてしてくれない
、というルイス死亡フラグが進行してしまうことに…(えー
ルイスが帰国したまま帰らぬ人になって「結局一度もキスできなかった」とかになりそうで恐いな…
しかしネーナ達なんて初対面でちゅーをかましたというのに、こいつらはいまだにしてないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





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