■イナズマイレブン 第11話「新監督を探せ!」
 

「こうなったらみんなで監督を探すんだ!こんなことでフットボールフロンティアを諦められるか!」

「雷門夏未が頼めば誰かやってくれるんじゃねーか?そもそもあんたが冬海を追い出さなけりゃ、
 こんなことにはならなかったんだ。責任取ってもらおうじゃねーか?」

「…」

決勝の前に新たな問題として立ちふさがった新監督探し。すぐにみんなで探しに行こうと声をかける円堂でしたが、
そんなもん全部お嬢が悪いんじゃんと、染岡をはじめ部員達はあまり乗り気でありませんでした。なんてやつらだ
しかしお嬢に体で責任を取らせるというのはとてもいい考えですね!(えー

「ふふ。冬海先生を顧問にしたままで、みんな試合なんか出来て?」

「ぐ…」

「とは言え、いささか短絡的でしたねえ。せめて代わりの監督を立ててから追放しても良かったんじゃないでしょうか?」

「むぐぐ…!」

「なにを言っているのかしらこのハゲは」と言い返したものの、すぐに目金にやり込められてしまうお嬢萌え
強気なお嬢が何も言えずにピクピクしてるのって可愛いよね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わーわー言っても時間の無駄だ、みんなで新監督を探すんだ!」

「でも誰でもいいって訳じゃないぞ、帝国と戦える人間じゃないと…」

「円堂、雷雷軒のオヤジはお前のお祖父さんを知っていた。という事は…」

「考えるより先に動こうぜ」と部室を出ようとする円堂でしたが、「何言ってんだよ先に考えてから動くんだよ!」とみんなに止められてしまいます
別に今までの冬海もお飾りの監督だったんだから、誰だっていいじゃんと思うんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そんな中、豪炎寺が監督にと推したのは雷雷軒の店主…40年前、伝説のイナズマイレブンの監督だった円堂祖父と知り合いなら
あの店主もサッカーに詳しいのかもしれないと考えたのです

「「「監督になってください、お願いします!」」」

「仕事の邪魔だ」

「す、すいません、あの…俺のじいちゃん知ってるんですよね?秘伝書のことも知ってた、
 だったらサッカーも詳しいんじゃないですか?」

「あるいは…円堂のお祖父さんとサッカーをやってたんじゃないですか?」

「(ピク…)」

「それ本当か!?」

「秘伝書のことを知ってたんだ、伝説のイナズマイレブンだったんじゃないのかなって…」

「あのな…注文しないならとっとと出て行け!」

「営業妨害すんじゃねーよクソガキども!」とまるで話を聞いてくれない店主。反応からして昔サッカーをやってたのは本当のようですが…
しかし円堂もこれくらいでは引き下がりません。「じゃあラーメン頼むもんね、さあお客様の俺の話を聞きなさい」とラーメンを注文しますが
サイフを忘れたことに気づいて真っ青になってしまいます



「あぁ…!?サ、サイフ…部室だった…」

「大丈夫!部室ちゃんとカギかけて来たから!」

わぁいそれなら盗まれる心配はないね!ってそういう問題じゃねえええええ!!
秋あんた何をアホなこと言ってるんですか!一番の常識人かと思いきやとんだ天然ボケだよ!
結局「俺にタダメシを作らせるとはいい度胸だ」と店を追い出されてしまった雷門イレブン。
他に監督を頼めるようなアテもないので、今日のところは河川敷で練習をすることにします
和気あいあいと練習を始めた雷門イレブンでしたが、そんな光景を遠くから眺める意外な人物が…

鬼道さんキター!!そう、前回総帥と話してからというもの、帝国の汚いやり方に疑問を感じるようになった鬼道さん。
自分が土門に強要したスパイ行為も愚かだったと反省し、今日はそれを謝罪しにわざわざやってきたのです。鬼道さんやっぱりええ人や

「あっ…!」

「鬼道さん…!?」

「偵察に来たのか…!」

「いや、不戦敗寸前の僕達を笑いに来たのかもしれませんよ」

「どっちにしろやな感じだぜ…!」

俺の鬼道さんをそれ以上いじめるなー!!(えー
ああ見えて鬼道さんが実はいい人とは夢にも思わない雷門イレブン。誰もが「俺達を見下しやがって趣味悪い野郎だぜ」
敵意に満ちた目で鬼道さんを睨みます。妹の春奈でさえ複雑な顔をする中、唯一円堂だけが自然体で鬼道さんと話しに行き…

「冬海の件…謝りたかった、それに土門のことも…」

「ああ、そのことはもういいんだ!土門さ、あいつサッカー上手いよな」

土門を送り込んだことを謝る鬼道さんでしたが、円堂は「むしろ戦力が上がって助かっちゃった」と笑顔で答えます
さすが円堂は気のいい奴…しかし円堂が許してくれても、鬼道さんは自分で自分が許せませんでした

「…羨ましいよ、お前達が。それに比べて俺達は…帝国が全国の頂点に立ち続けていられたのは、
 総帥の策略があったからだ…俺達の実力じゃない」

「そんな事ないよ!」

「常に頂点に立つために、俺は人一倍努力してきたつもりだ…
 なのに今までやってきたことは、全部偽物の勝利だった…!」

「んな事ないって!!」

「お前に何が分かる!!」

「分かるよ!!俺、お前からいっぱいシュート食らってるんだぞ!
 帝国の強さは俺の体が知ってるぜ!」


「…!」

もはや自分達の実力そのものがメッキに過ぎないと語る鬼道さん。しかし円堂は「お前らの強さは本物だ」と主張し続けます
第2話の帝国との練習試合…円堂は、鬼道さん達帝国イレブンの殺人シュートを何十発と叩き込まれました
あの時は立ち上がれなくなるほどズタズタに痛めつけられ、リンチのようにむごい仕打ちを受けましたが
円堂は「あんな威力のシュートが打てるなんて凄い」と鬼道さんの強さを称えます
自分があれほど痛めつけた男が、今では笑顔で自分を認めてくれるとは…
円堂の人柄に心打たれた鬼道さんは、少しだけ安らぎを得たかのような微笑みを浮かべるのでした

「ははっ…お前達との試合、楽しめそうだな」

「ああ!俺達が前とは違うってとこ、見せてやる!」

「決勝に出られるのか?」

「新監督ならなんとかなるさ!なあ、なんなら一緒に練習やんない?」

「…!?俺は敵だぞ!」

「そんなの関係ないよ!今日は仲間ってことでいいんじゃないの?」

サッカーが好きな奴なら誰でも仲間。円堂は土門の時と同じように、鬼道さんにも一緒にサッカーをやろうと誘いかけます
そんなのやるわけねーだろバーカバーカと普通なら誰もが思うこと、しかしそんなことをまるで気にしない円堂に
鬼道さんは確かに居心地の良さを感じているようです。鬼道さん仲間になってくれないもんかなぁ
元々他校から選手引き抜きしまくるゲームだから、それくらいやってもいいんじゃないかな?むしろやらないとおかしいんじゃないかな?(えー

「…………ふふ、そのうちな」

円堂との約束を交わして自宅に戻ってきた鬼道さん。すると、俺はこれから清く正しく生きることにした!と親に宣言して
正義のひきこもりと化してしまいます(えー
そんな鬼道さんの変化に驚いた父親。かたくなに口を閉ざす鬼道さんに困り果ててしまい、
総帥を自宅に招いて鬼道さんと話をさせることに…

「急に『自分には鬼道を名乗る資格はない』などと言い出しまして…
 それ以上何も話そうとしないのですよ、ここは影山さんに話を聞いていただきたく…」

「成長途中にはそんな事もありますよ。ここでもう一度、自分の立場をハッキリさせましょう」

「先生…あの子は繊細です、何とぞ…」

「分かっていますよ。ご安心を」

ちょ、ちょっと待て親父!「あの子は繊細だから気を使ってやって」って、
そう言うあんたは鬼道さんが97点取っただけでブチ切れてたじゃないですか!(えー
親父さんよ、世の中には「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があってだな…
ともかく鬼道さんの部屋に乗り込んだ総帥。せっかく善人化しつつある鬼道さんを、また悪の道に引きずりこんでしまうのか…?

「…俺は…一体何です?」

「考えるな。私やお前の父を失望させるなよ、優れた才能を探していたあの時…
 施設でお前を初めて見た衝撃は忘れられない。
 わずか6歳でお前は完成された存在だった。お前は使える…
 だから跡継ぎを探していた鬼道財閥に推薦したのだ、
 サッカーにおいて司令塔であること…これは多くの系列企業を束ねるという、
 お前の父がやっていることのシミュレーションだ」

なんと幼い頃は春奈と共に孤児院暮らしだった鬼道さん。そこでサッカーをしていた姿が総帥の目に留まり、
この鬼道家の養子となったようです。総帥がわざわざ鬼道家の跡取り探しなんてものに協力していたのは、
莫大な財力を持つ鬼道家とのパイプを作っておくためでしょうか

「頂点に立つことがお前の義務であり使命だ。お前は勝つことで
 鬼道の名を継ぐ者に相応しく成長して行くのだ」

「総帥の言う勝利は…実力の上に成り立つものじゃない。
 あなたは俺だけじゃなくチームのみんなを否定している!」

「敗北は醜いぞ…?お前もああなりたいのか」

「ガタガタ言ってないで今まで通り言うこと聞けカス」
と鬼道さんに長々と語る総帥。
しかし鬼道さんはそんな総帥を真っ向から否定!かっこいいぞ鬼道さん!
そんな鬼道さんに総帥が言った意味深な言葉…「お前もああなりたいのか」とは一体誰のことを言ってるのか…?

そして総帥達の脳裏に浮かぶ忌まわしい過去の映像、
世にも恐ろしいシュートで地面をぶち抜かれたグラウンド
ボロボロの姿で完全に戦意を失った選手たち…どんなサッカーしたらこんな光景になるんじゃー!!
これが真のサッカー選手達の戦いなのか…今までの超次元サッカーですら序の口に過ぎなかったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…!?触るなぁぁぁっ!!」

「…」

「…はっ…」

「思い出にしがみついていては弱くなるぞ…捨てろ」

その時、総帥がおもむろに手を伸ばしたのは古ぼけたサッカー雑誌…
それを見た鬼道さんは、激しく取り乱してサッカー雑誌をしっかと抱え込んでしまう!
い、一体なにが?触られることすらこれほど嫌がるとは、鬼道さんにとってそれほど大事な雑誌なのか…?なんだか色々と謎の多い展開ですね

「…たとえ敗者になろうと、全力を出し尽くした勝負ならば悔いはありません…!」

「…ふう…最初の質問にまだ答えていなかったな。『俺は一体何です』と
 問いかけていたが…お前は鬼道有人だ。分かるな?」

「…」

最後にもう一押しをして部屋を出て行った総帥。しかし、ひとたびアイアンリーガー魂に火が点いた鬼道さんは
またあの薄汚いサッカーに身を任せるなど我慢がならないようです。それはいいんですが、
総帥の怒りを買って制裁を受けたりしなければいいんですが…

「サッカー部の監督…探してるんだってな」

「え!?刑事さんが監督になってくれるの!?マジ!?」

「お、俺はそんなガラじゃねえよ…!」

そして帝国との決勝まであと2日。こんなギリギリになっても監督が見つからない円堂の下に、
いつも雷雷軒に居座っている刑事のおっさんが現れます。まさか監督にふさわしい人を紹介してくれるんじゃ…と思いきや、
刑事のおっさんは「あなたのファンです!いつも応援してます!」的な話がしたかっただけみたいで:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「帝国との練習試合で、お前さんがゴッドハンドを使った時は鳥肌が立ったね…!
 伝説のイナズマイレブンが甦ったってな!」

「イナズマイレブンを知ってるの!?」

「おおよ、スゲェ強さだったぜ…なんたって負け知らずだったんだ!」

かつて最強を誇った雷門中サッカー部の黄金世代・イナズマイレブン。円堂達の必殺技も、イナズマイレブンが編み出したものを
特訓の末に習得したものばかりです。刑事のおっさんはそんなイナズマイレブンを詳しく知っているようで…

「お前…イナズマイレブンの悲劇は知ってるか?」

「ううん…?」

「そうか…40年前のフットボールフロンティア…全国制覇を賭けた決勝戦は、
 雷門中と大会初出場の新星・帝国学園だった。だが信じられないことに、
 決勝戦へ向かう雷門のバスがブレーキの故障で事故を起こし…選手たちは怪我をしてしまったんだ」

バ、バスのブレーキが故障して事故!?冬海のクズは40年も前からそんなことを!(えー
まあその時冬海はまだ生まれてないと思うけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
誰がやったか知りませんが、冬海と同じようなクズ野郎が40年前にもいたということか…
そういえば去年のフットボールフロンティア決勝でも、豪炎寺が所属していた木戸川清修中学vs帝国学園の試合直前に
豪炎寺の妹が車に轢かれて植物状態になり、豪炎寺がサッカーをやめてしまうという事件がありましたが…
帝国は手強い相手が出てくるたびに、自動車事故で相手を降ろすというこんな無茶なことを!?



「それでもみんな…歩いてでも、這ってでも会場に行こうとした。
 なのに『試合を棄権する』という一本の電話が会場へ入ったんだ…結果、帝国は試合をせずに優勝した…
 その日以来、帝国は40年間無敗だ。夢破れた雷門イレブンの中には、問題を起こした者もいてなぁ…」

「誰がそんな電話を…」

「まだ分からん…あの電話の裏には何かある、俺はその真相を調べるために刑事になったのさ」

激しい負傷を負いながらも、試合だけは投げまいと必死に会場へ向かったイナズマイレブン。
しかしその闘志も、何者かの電話により戦うことすらできずに踏みにじられてしまいます
会場にイナズマイレブンが誰一人現れなかった状態では、大会関係者も棄権を信じるしかなかったということか…

「…ねえ、本当に雷雷軒のおじさんってイナズマイレブンなの?」

「ふふ、そうとも。大介(円堂の祖父)の教え子さ、ポジションはお前さんと同じキーパーだ」

「キーパー!?」

「凄かったぜぇ…大介に鍛えられた鉄壁のキーパーで、1点もゴールを許さなかった」

そして、土門の推測通り本当にイナズマイレブンの一員だった店主。それも自分と同じキーパーでじいちゃんの教え子、
これで円堂が燃えないわけがありません、監督にするならあの人しかいないと立ち上がり、再び雷雷軒に向けて駆け出すのでした

(じいちゃん…!あの刑事さん、じいちゃんが寄こしてくれたんだよね!キーパーなら…!俺…話せる!)

ガラガラガラ!

「またお前か…!」

「また俺だよ!!」

「何度来ても答えは変わらんぞ…ほう、小麦粉も値上がりか…」

「…昔のこと聞いたよ。いっぺん試合出来なくなったからってそれがどうした!?
 人生まだまだ終わってねえぞ!!」

「ふん、ガキんちょが…」

「キーパーは足を踏ん張って、ヘソの下に力入れて、でないと守れるゴールも守れないだろ!
 だから俺も全力でおじさんにぶつかる!勝負だ!」

「あぁ…?勝負だと?」

「ああ、キーパーの俺を見てくれ!おじさんが3本シュートを打って、
 俺が3本とも止めたら監督をやってくれ!」

「アホな勝負だな…」

「やるの?やらないの?」

「…大した自信だな」

雷雷軒に突撃すると次々まくしたてる円堂!なんといきなり俺が勝ったら監督をやれオラー!いう無茶な条件を突きつけます
勝手にほざいてろやボケと最初はまるで相手にしない店主でしたが、自分が伝説のイナズマイレブンと知ってもなお
まるで物怖じせずに勝負を挑んでくる円堂を見て、「軽くひねって終わらせてやる」くらいには気持ちが動いたようです

ドゴオオオン!

「ほう…」

「1本目!止めたぞ!」

「やるな…ふっ!」

バッゴオオオオン!!

「うおおおおおおッ!!」

「ほぉ…?熱血パンチ…!」

「どうだ…!2本目だ!」

そして河川敷で始まった2人の対決!1発ごとにシュートの威力を猛烈に増していく店主でしたが、
円堂は店主の予想を上回る動きで2発のシュートを跳ね返す!
というか店主のおっさん、こんな時くらいそのゴム長靴履き替えてきたらどうなんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「調子に乗るなよ、次の一本を落としたら監督の話は無しだ」

「おう!!」

「鬼瓦のオヤジ(さっきの刑事)が言ったことが本当なら…見せてみろぉっ!!」

ズドバッゴオオオオオオ!!

「ぐっ…!!ゴッドハンドォォォォッ!!」

バババチイイイイイ!!

「…!?あれは…まさしくゴッドハンド!ははは、こいつは驚いた…!
 大介さんがピッチに帰ってきやがった!」

店主が渾身の力で放った3本目のシュート!打った瞬間風圧で吹っ飛びそうになるほどのシュートでしたが、
必殺のゴッドハンドで見事にそれを受け止めた円堂!祖父ゆずりの見事なゴッドハンドを目にした店主は、
ついに雷門の監督となることを快諾するのでした。まったくツンデレじじいなんだから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「どうした鬼道、部室じゃダメなのか?」

「どこで聞かれてるか分からないからな…俺は総帥のやり方を否定する…!
 みんな、俺達のサッカーをやりたくはないか!」

そして帝国サイドでも大きな動きが!鬼道さんの反乱キター!!
ついに帝国イレブンにも、正々堂々としたプレーで雷門と戦うことを提案した鬼道さん。
しかし帝国の外道サッカーに身も心も浸かってきた連中が、それに賛同してくれるんでしょうか…
「こいつ何甘ったるいこと言ってんだ?」と鬼道さんがハブられないことを祈ります:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そういえば鬼道さんの声ってアレルヤと同じ人だよ!作品を超えてハブラレルヤの呪いが発動しなきゃいいんだが…(えー  次回に続く!


■イナズマイレブン 第12話「決戦!帝国学園・前編!!」
 

「いよいよ地区大会決勝だ!みんな、特訓の成果を見せてやろうぜ!」

「「「おう!!」」」

とうとう全国への夢を賭けて迎えた地区大会決勝の日。雷門イレブンは闘志満々で決戦の地・帝国学園へ向かっていました
いつものバス移動はもう散々な目にばっかり遭ってるので電車で行くことにしたみたいですね(えー
そんな中、お嬢は一人優雅に茶をすすりながらいつものリムジンで会場入りです。まったく協調性ないんだから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な、なんスかぁあれ!?」

「あれが帝国学園です、そして中央に大きくそびえているのが決勝を戦うスタジアム…!」

「こんなところでやれるんだ…!燃えてきたぜ!!」

無事に会場へ到着したものの、建物からしてまるでスケールの違う帝国学園に驚く雷門イレブン。
これでも中学校です。要塞かよこの学校は!とてもじゃないが子供達の学び舎には見えないな…

(俺は総帥の考え方に惹かれた…この人について行けば、サッカーを極められると思った…
 だが、今はその総帥が信じられない…!)

「何の用だ鬼道?」

「俺は堂々と戦いたいのです、何も仕組んでいませんよね」

「今まで通り私に従えばいい。天に唾しても自分にかかるだけだぞ」

一方その頃、「邪魔するなよ!いいな絶対に邪魔するなよ!」と総帥に最後のダメ押しに来ていた鬼道さん。
しかし総帥からは「俺に逆らうとお前も道連れだぜ」とロクでもない答えが返ってきました。
やはりまだ雷門を潰す罠を用意しているのか…これ以上首を突っ込むと鬼道さんの身まで危うくなりそうですが…

「…失礼します」

(ここまでだな…必要とするのは、逆らわぬ忠実なしもべだ)

「気をつけろ!?バスに細工してきた奴らだ、落とし穴があるかもしれない!
 壁が迫ってくるかもしれない!!」

「…監督が選手をからかうなんて」

「た、たぶん監督なりの緊張をほぐす方法なのかと…」

そして帝国学園に乗り込んだ雷門イレブンでしたが、監督はRPGのダンジョンにでもありそうなトラップを警戒して
めちゃめちゃ慎重に廊下を歩いていました。お嬢と秋は、そんな監督に「なにバカなこと言ってんだこの人」と完全に呆れ顔です
そうかなあ、それぐらいの罠は普通に仕掛けてきそうな気がするんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ここが俺達のロッカールームか…あ、開けるぞ」

ういいいいん

「うわっ!?き、鬼道!?」

(お兄ちゃん…!?)

「無事に着いたみたいだな」

「なんだとォ…!?まるで事故でもあった方がいいような言い方じゃねえか!
 この部屋にも何か仕掛けたんじゃねえのか?何やってたのか白状しろよ!」

円堂が恐る恐るロッカールームに踏み込もうとしたその時、部屋の中からぬっと出てきた鬼道さん。
総帥がロッカールームに罠を仕掛けてやしないかと、雷門イレブンが入る前にわざわざ無事を確認してくれたのです
そんな良い人の鬼道さんをつかまえて、染岡は「怪しいことやってんじゃねーよボケ」と好き放題に罵倒してしまいます
鬼道さん毎回毎回何も悪いことしてないのに、こんなことばっかり言われてかわいそうです(´;ω;`)ぶわっ

「染岡、鬼道はそんな奴じゃない!」

「止めるな円堂!」

「…勝手に入ってすまなかった」

(これは帝国の問題だ、俺が解決しなければ…)

これだけ言われても言い訳せずに謝る鬼道さん。なんて人間のできた人なんだ
雷門イレブンの前から立ち去った鬼道さんは、グラウンドに向かうと芝から何から細かくチェックをします

(おかしな所はない…他の場所か…?)

「何を企んでいるの!?信じないから!キャプテンは騙せても私は信じないから!
 あなたは変わってしまった!」

春奈さん空気読んでください!(えー
染岡の次は春奈か…またしても見当違いなことを言われて責められる鬼道さん。勘違いしてるのは円堂じゃなくてあんたですってば

「こちら排水路、何かが仕掛けられているような怪しい箇所はありません」

「スタジアムの外周も問題なしです!」

「基盤関係も正常に作動しています、細工された形跡などは見当たりません」

そして同じ頃、鬼道さん以外にも帝国のあちこちを徹底的に調べる人達が!ヘリだの地下だの基盤だの…これほどの規模は一体!?

「全班!見落としがないかもう一度確認だ!影山は必ずやる、自分の目的のためならどんな悪行もな!」

そう、前回円堂と顔を合わせた鬼瓦刑事が、総帥の悪事から雷門イレブンを守ろうと警察を動かしていたのです
それにしてもバスを警戒した雷門イレブン、通路を警戒した監督、帝国内部を警戒する鬼道さん、あらゆる箇所を警戒する警察…
これだけの人が独自に動くとか総帥の信用のなさすげえ
単なる中学サッカーの試合にヘリまで持ち出すとか、よっぽど普段からロクな噂が立ってないんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ジャバジャバジャバジャバ

「ふぅースッキリ!これで準備完了っと!」

「雷門中キャプテン、円堂守君だったね」

「…?は、はい」

って噂をすれば総帥キター!!トイレに向かい一人になった円堂に接触!
円堂に一体何をする気なのか…?まさか試合前に拉致るとかそんなことを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「私は帝国学園サッカー部監督、影山…君に話がある。鬼道のことだ」

「え…鬼道の…?」

「君のサッカー部のマネージャー、音無春奈が鬼道の実の妹ということは知っているかね?」

「え…!?お、音無が鬼道の…」

「幼くして両親を亡くした2人は施設で育ち、鬼道が6歳、音無春奈が5歳の時に
 別々の家に引き取られた…鬼道は妹と暮らすため、養父との条件を交わした。
 中学三年間、フットボールフロンティアで優勝し続けると…
 鬼道は勝ち続けなければ妹を引き取ることは出来ないのだ。
 地区大会レベルで負けたとなれば、鬼道自身も家から追い出されるかもな」

何かと思ったら心理作戦ですか!鬼道さんと父親の約束っていうのはこういうことだったのか…
しかし失敗した時のリスクもかなり大きいようです。確かに97点取っただけで切れる親父ですから、
「3年間サッカーで全勝する」と約束したのが中学2年の時点で、しかも地区大会で負けたりしたら
家から追い出すくらいはやりかねないかも…

「…そんな…」

「忘れるな、雷門が勝てば鬼道たち兄妹は破滅する」

「…影山!?大丈夫か円堂!影山と何を話していた?」

「…それは…し、試合を…お互いに頑張ろうって…」

影山の思惑通り、こんな話を聞かされて完全に戦意を削がれてしまった円堂。
両チームがグラウンドでアップを始める時間になっても、まるでプレーに集中できずに精彩を欠いてしまいます

ザバザバザバザバ

「…」

「円堂君」

「あ、木野…」

「何があったの…?」

「いやぁ、何も…」

練習に身が入らず、洗面所へ顔を洗いに行った円堂。すると、秋が円堂の様子がおかしいことに気づいて話を聞きに来ました
どうでもいいけどこの洗面所って男子トイレじゃないよね?:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「顔を見れば分かるわ、私にも話せない…?サッカーなら一人で守れない時は二人で、でしょ?」

「……木野にはかなわないや」

誤魔化そうとしても円堂の嘘を簡単に見破ってしまう秋。とうとう観念した円堂は、全てを秋に話すことにします
それにしても「私にも話せない?」ってなにげに凄いこと言ってるなぁ、この2人ってそんなに親密な仲なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…そうだったの…」

「雷門が勝てば、二人は一緒に暮らせないんだ…」

「待ちなさいよ!アップもせずこんな所で、何をしていたのって聞いてるのよ!」

「…?」

噂をすればなんとやら、円堂達のすぐ近くで鬼道さんと言い争いをしていた春奈!鬼道さん、アップをする時間も惜しんで調査を続けるとはなんて健気な…
それに比べて春奈ときたら…ってな、泣いてるーー!?(゜д゜;)
そ、そこまで思いつめていたのか春奈よ…ここまでくるとさすがに鬼道さんも「いやお前勘違いしてるから!俺いい人だから!」
真実を教えてあげた方が…絶対信じてくれないだろうけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あなたは鬼道家に行ってから変わった…!私たちが別々の家に引き取られてから、
 一切私と連絡を取ろうとしなかった!どうして…?悪い事を企んでいるから?
 それとも私が邪魔だから…?」

「な…」

「私が邪魔なんでしょ…!?だから連絡もくれなくて…
 あなたはもう優しかったあのお兄ちゃんじゃない!他人よッ!!」

ぐわああああああ春奈お前はなんてことをおおおおおお
春奈との絆のためにサッカーをしているというのに…鬼道さんには最もきついセリフを残して春奈は駆け出してしまいました
さすがの鬼道さんも相当こたえてしまったようで、辛い気持ちを押し殺すようにぶるぶると固く拳を握り締めます
しかし、それでも私情より無事に試合を行うことを優先して、今はとにかく会場の調査を続ける鬼道さん。いい人すぎて泣けてくるぜ…(つдT)

ただ鬼道さんもさすがにそろそろ弁解しないとまずいですよね、でも「今まで一切連絡取ってなかった」だなんて、
鬼道さんには何か春奈と接触してはいけない理由が…?
そういえば土門に兄妹だとバレた時も「俺とお前は会っちゃいけないんだ」とか春奈に言ってましたし…
どうやらそういう理由があるのは間違いなさそうですね

「木野さんと音無さんはどこ〜?私雑用はイヤよぉ!」

そんな中一人だけのんきなお嬢マジ自重
なにすっとぼけたこと言ってんですかあんたはー!選手のために色々雑用をするのがマネージャーじゃないんですか!
雑用を全部秋と春奈にやらせてるとしたら、一体この人普段何やってるんだろうなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「辛いね…鬼道君、音無さんを引き取ろうと思って頑張ってるのに、音無さんにはそれが伝わってないなんて…」

「うん…」

「何かいい方法があればいいんだけど…あっ、ち、違うから、試合に負けて欲しいって意味じゃないからね」

「分かってる、俺だって勝ちたいしさ…」

結局円堂の悩みは大した解決もできないままピッチへ戻ることに…円堂も「勝ちたい」と言ってはいるものの、
その表情にはまるで覇気が感じられません、これではとても全力が出せそうにありませんが…

「あれ?円堂君、あそこ…」

「ん…?監督と刑事さん?」

「やはり…影山は何か仕掛けていると?俺も手伝おう」

「いや、今は部下が調べている。面倒事は俺が引き受けよう、いい試合をしろよ」

「あっ…!?鬼道が探していたのは、刑事さんと同じ…スタジアムに仕掛けられた罠だったんだ!」

しかしその時、偶然監督と鬼瓦刑事の会話を聞いてしまった円堂。鬼道さんがさっきからウロウロしている理由に気がつくと、
「俺も練習なんてしてる場合じゃねーぜ!」と円堂も手当たり次第に会場を駆け回ります

「どう…?」

「怪しいものは何も…」

「でもどうして?音無さんを引き取るためなら、放っておけばいいはずなのに…」

「あいつのプレー…凄いだろ?卑怯な真似をして音無を引き取りたくないんだよ。
 正々堂々自分の力で勝ち取りたいんだ、そのために死ぬ気で頑張ってる…!だからあいつのプレーは凄いんだ」

総帥の罠を探し回っているその途中、円堂は改めて鬼道さんが本当に望んでいることに気づきます
染岡や春奈に罵られようと、総帥に脅されようと、必死になって会場を動き回っている理由…
それは何よりも雷門と正々堂々、全力を尽くして戦うことを望んでいるからです
お互いに100%の力を出し切る、それこそが鬼道さんにとって何より大事なことなのです

「でも…戦える?正々堂々戦って雷門中が勝ったら、鬼道君と音無さんは…」

「それでも…気持ちには気持ちで応えなきゃ…!
 それが本気の相手への礼儀、俺も正々堂々…本気で戦う!!」

ここで円堂が手を抜くということ、それは「全力の戦い」をしようと必死になっている鬼道さんの努力を、全て無駄にするということです
迷いを持って試合に臨むことは鬼道さんを裏切るだけ…それに気づいた円堂に、再び激しい闘志が舞い戻ってくるのでした

普通なら円堂が迷ったまま試合が始まって、なんだか煮え切らない試合展開になるところですが
しっかり試合前に立ち直らせてくれましたね。これは予想を超えたグッドな展開ですよ、やってくれますイナズマイレブン

でもいいシーンなのに後ろの金髪がめっちゃ気になるという罠
なんなんだお前はー!これだけ観客がいる中でどうしてこいつにばかり目が行ってしまうんだ  くっそー気になってしょうがない

「あ…!?ぎゃああああーーっ!!」

「…!?」

「な、なに…!?」

「何があった!?」

しかし円堂がピッチに戻ってきた途端、練習中の宍戸に異変が!雷門も帝国も騒然となるほどの物凄い悲鳴です
ま、まさか総帥の罠にかかって試合ができないような大ケガを…!?

「も、もうイタズラしませぇぇぇん!!」

「ボルトが落ちてきたのか…?ったく危ねえなぁ、宍戸に当たってたらどうすんだ。
 帝国はちゃんと整備してんのかぁ?」

「ボルト…?どうしてこんなものが…」

「………」

しかし練習中にふざけてたらいきなりボルトが落ちてきてびっくらこいただけで、別に宍戸がケガをしたわけではないようです
驚かせやがって…なんだかやけにバカでかいボルトではありますが、落ちてきただけで断末魔みたいな悲鳴出すなよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そんな宍戸の様子は鬼道さんの目にも留まっていました、頭上からいきなり落ちてきたボルト…
それが気になって頭上を見回してみても、いつも通り特に異常は見受けられませんが…

(…いつもと同じ…いや…これは総帥と俺の試合、総帥ならどうゲームメイクするか考えるんだ…)

《天に唾しても自分にかかるだけだ》

「…!?まさか…!」

考えを巡らすうちに一つの結論に達した鬼道さん!先ほど総帥が漏らした言葉がヒントになったようです
天に唾しても自分にかかる…つまり何かが落ちてくるということか。まさかそれって…
スタジアムの天井を叩き落として全員を生き埋めに!?(えー

しかし鬼道さんが総帥の罠を突き止めたのは、すでにホイッスルが鳴る直前の整列中のこと。
もはや円堂達に長々と説明できる機会はありません、整列した両チームが握手を交わした時が、唯一円堂と接触できるチャンス…
その瞬間に望みを賭けて円堂に耳打ちをする鬼道さん。とても全てを説明することはできなかったようですが、
円堂は鬼道さんを信じて力強くうなずきます。頼むぞ円堂お前だけが頼りだ!

「さあフットボールフロンティア地区大会決勝!雷門中対帝国学園の開始ですっ!!」

ピイイイイイイーッ!!

「(ニヤ…)」

ズドドドドドバッゴオオオオン!!

な…なんじゃこりゃあああああああ!!!
ホイッスルが鳴ったその瞬間、突如として雷門イレブンに降り注いだ鉄骨の雨!こ、こんな…こんな罠を仕掛けてやがったのか!
どう考えても直撃したら絶対に助かりません。完全に殺す気満々でこんな罠を…
雷門ベンチも帝国イレブンも、世にも恐ろしいこの惨事に誰もが言葉を失ってしまいます
というか総帥は、こんな罠があったにも関わらず円堂に心理トラップでダメ押ししたってことかよ!どこまでも腐り切ってやがる!

「…み…みんな…!?」

「…まさか…ここまでやるとは…!」

「ひ…ひどい…グラウンドには鉄骨が突き刺さり…これでは雷門中イレブンも…
 え…?な、なんと…!?雷門中イレブンは無事です!?
 誰一人ケガさえしていない様子です!これは奇跡だぁぁぁ!!」

「き、鬼道の言ったことは…こういうことだったのか…!」

しかし砂けむりが晴れたグラウンドには、陣形を大きく下げて鉄骨から逃れた雷門イレブンの姿が!
助かったとはいえ、目の前で起きたことが信じられずに驚きを隠せない雷門イレブン。
円堂ですらそうなっているところを見ると、やはり鬼道さんからは「試合開始と同時にすぐ全員を下がらせろ」とか
そんなような指示しか受けられなかったようです。それを信じて疑わなかった円堂も影の立役者ですね
もし染岡がキャプテンだったら今頃どうなっていたことか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「総帥ッ!!これがあなたのやり方ですか!!」

しかし「やあみんな無事でよかった、さあ試合開始だ」とはいかず、怒り心頭の鬼道さんは総帥の部屋へ怒鳴り込む!
円堂や監督、帝国の仲間達も一緒です。みんな総帥に言いたいことは山ほどあるでしょう

「天に唾すれば自分にかかる、あれがヒントになったのです。あなたにしては軽率でしたね」

「言っている意味が分からんな。私が細工したという証拠があるのかね?」

「あるねぇ!!」

「け…刑事さん!?」

「こいつが影山からの依頼で請け負ったと、全て白状しました!」

この期に及んで「何言ってんのお前?証拠でもあんの?」と見苦しくシラを切る総帥。
しかし、そうはさせまいと証人を連れた鬼瓦刑事が部屋に突入する!
そう、先ほど落ちてきたボルトの話を伝えられた鬼瓦刑事は、即座に工事関係者を洗い出して決定的な証言を掴んでいたのです

「俺はもうあなたの指示では戦いません!」

「俺たちも鬼道と同じ意見です!」

「影山零治!一緒に来てもらおうか!」

鬼道さん達からも完全に見捨てられ、鬼瓦刑事に警察へ連行されていく総帥。もはや殺人未遂の罪に問われることは確実でしょう
いよいよ総帥も年貢の納め時ですな

「(ニヤ…)」

(…!?あの笑みは…?総帥は俺が罠に気づくかを試して…?だが何故…)

しかし部屋から連れ出されたその時、最後に不可解な笑みを浮かべて去っていった総帥。
その笑みから、鬼道さんは総帥が全て計算済みのうえで捕まったことを感じ取りますが…そんなことをして一体なんになるというんでしょうか…?

「…あんな人に従っていたなんて…!」

「響木監督、円堂…本当にすみませんでした…!総帥がこんな事をしたんです、
 試合をする資格はありません。俺達の負けです」

「え…!?な、なに言い出すんだよ!?」

「責任は取らなければいけない」

総帥がいなくなって鬼道さんが最初に取った行動、それは深々と謝罪して総帥の愚かな責任を取るということでした
自分達もある意味被害者のようなものなのに、総帥の罪は帝国の罪として真摯に受け止めるだなんて…
鬼道さんはどこまで見上げた男なんだ(つдT)ほんとこの人は最高や

「円堂、判断はお前に任せる。提案を受け入れるのも、試合をするのもお前次第だ」

「…監督…へっ…やるに決まってるだろ…!俺達はサッカーをしに来たんだ!お前達帝国学園とな!」

「…感謝する…!」

おそらく円堂が試合を承諾したのは同情心からではないでしょう、
お前達帝国学園と試合がしたい、この素晴らしい男達と全力で戦いたい、そう思ったからだと私は思います
そんなお互いに敵ながらあっぱれな男を見据えながら、ピッチへと降り立った円堂たち。
運命のホイッスルが鳴るその時、溢れる闘志を檄へと変えて仲間達の士気を一斉に高める!

「見せるぞッ!!生まれ変わった帝国のサッカー!!」

「「「「「おうっ!!」」」」」

「俺達の熱い雷門魂!!全力でぶつけるんだッ!!」

「「「「「おうっ!!」」」」」

帝国も雷門も思うところは誰もが同じ!正々堂々と試合開始!最高に熱い展開で次回に続く!
ちくしょうイナズマイレブンは本当面白すぎて死にそうだぜ…これはマジで神アニメとしか言いようがないわ

ちなみに「監督が不在のチームは失格となる」というルールがありましたが、総帥(監督)が不在になってしまった帝国イレブンは
「安西先生サッカーがしたいです…!」と、通りがかりの安西先生に代行を頼み込んだので大丈夫です(えー
それと鉄骨でブスブスになったグラウンドは新品のやつに交換してもらいました(えー
こんな風にグラウンドを取り替えられるとか帝国学園のテクノロジー超ハンパねーな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





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