■涼宮ハルヒの憂鬱 第8話「笹の葉ラプソディ」

・やっとハルヒの新作が来ましたねww 空白の三年間は長かった・・・

ハルヒ新シリーズ、見てみた感じ作画は凄くきれいでしたね。作画は素晴らしかったね。作画は…作画は…
作画以外に誉めれるところが見つからねえ!!(えー
なんというか…1期の時からそうですけど、あの常にまとわりつく「ワケ分かんねえ…」という感じはどうにかならないんだろうか

みくる「キョン君私と一緒に3年前の過去に来てください!理由?教えません」(なんで過去に行かされるんだ?ワケ分かんねえ…)
  ↓
過去に飛んだ途端爆睡し始めるみくる。結局最後まで何もせずに終わる(お前一体何しに来たんだ?ワケ分かんねえ…)
  ↓
3年前のハルヒと出会うキョン。どうやらこれが過去に来させられた目的だったらしい。ということはこれが2人の運命的な出会いに…
と、思いきや
軽く世間話しただけで終わる。(こんな浅い関係で終わりかよ!ワケ分かんねえ…)
  ↓
やっと目を覚ましたみくる。しかし次の瞬間、
「なくなるわけがないTPDDをなくしてしまいましたぁぁー!」と騒ぎ出す。
(なくなるわけがないとか何のこっちゃ…そもそもTPDDってどんなんだ?ワケ分かんねえ…)
  ↓
自力で現代に戻れなくなったキョン達、長門に頼んで3年間時間を止めてもらって現代に戻る。
(過去での行動ってあんだけで終わりかよ!わざわざ時間移動までしてやるほどのことだったのか…?ワケ分かんねえ…)

と、まあ私の感想としてはこんな感じでしょうか。とにかく頭の中にワケの分からん疑問が次から次に湧いて出て来て
すっきりしませんでした。仮に誰かに「あれはこういう意味があって、それはこういう意味があって」と教えてもらったとしても
なるほどそうだったのか!ハルヒおもしれえええええ!って気分にはならないと思うんだよな…(えー
過去に飛ぶっていうから、バックトゥザフューチャーみたいな大冒険が始まるのかなと思っていたら
みくるは寝てるだけだわハルヒと世間話だけして終了だわ…これはさすがにあんまりじゃないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ところで前から思ってましたけど、長門と古泉って2人並んでると凄く絵になりますよね。この2人もっと仲良くなったらいいのに
なんでこいつらキョンとしか喋ろうとしないんだろうなぁ…(えー


■涼宮ハルヒの憂鬱 第13話「エンドレスエイト(2話目)」

うみものがたり録り逃したああああ全部ハルヒのせいだあああああと八つ当たりして、数日間見るのをほっぽらかしていたハルヒでしたが
ようやく見てみたところ古泉の流し目に悶えました
今回一番フェロモンを出していたのは、長門の水着でもみくるのおっぱいでもなく間違いなく古泉
この流し目にはさすがの俺様もあっはぁぁぁぁーん古泉様ぁぁぁー!!とならざるを得ないぜ(えー
ハルヒはやっぱり長門と古泉を見てる分には楽しめますね、俺はそれでいいのかもしれん


■涼宮ハルヒの憂鬱 第16話「エンドレスエイト(5話目)」


・大志先生……エンドレスエイトが……終わらないです……
・新ハルヒがエンドレスエイトから抜け出せない件・・・京アニめェ・・・終わらせる気はあるのか!?

「まだだよ…まだ終わっていない…!まだまだ終わらせない…!
 地獄の淵が見えるまで、限度いっぱいまで行く…!
 エンドレスエイトの後は骨も残さない…!ククク…
 裏切られると感じながらも希望を捨てずに見る阿呆。
 こんな絶好のカモ、2度とお目にかかれねえよ…むしれるだけむしる…!」
↑ハルヒスタッフ達の心の声

もう本当にアカギさん勘弁してくださいという矢木の気分を視聴者が味わう展開で、エンドレスエイトまさかの6週目突入。
いつになったら終わるんだろうねこれは…ハルヒファンの人達も怒りを通り越して完全に呆れてるみたいですしねえ
もうなんというか…今までもそうなんですけど、ハルヒ商法のやってることはメチャクチャですな
ハルヒ商法がやってきたことをジャンプに例えてみると凄いことになりますよ

・ハルヒ一期を話数シャッフルして放送、DVDでは普通の順番に直ってる
→ある日ジャンプを買ってみたら、ページの順番がメチャクチャになっていた。
  集英社が「この順番で間違いない」というので何か意味があるのかと思ったら、
単行本では普通の順番に直されてた

・ニュータイプのやるやる詐欺、表紙で「ハルヒ本格始動!」と煽りながら2年間まともな情報なし
→ある日ジャンプの表紙に、超でかいゴンの絵と「ハンターハンター本格始動!」という文字が書いてあったので
  「ついにハンター再開か!」と思って買ってみたら、載ってるのは総集編みたいな記事で新しい話は載ってなかった。

・ハルヒちゃん一話の代わりに「出来ませんでした」という動画を配信
→ある日ジャンプを買ってみたら、どのページを見ても「出来ませんでした」という文字しか載ってなかった。
  実はちゃんとしたジャンプは発売できるのに、単なる冗談で発売してなかった。

・6週連続でエンドレスエイト放送
→ある時ジャンプを買ってみたら、6週連続で全ページ同じ内容を繰り返していた。

こうして見るとあまりにメチャクチャで、「いやいやこんな事やってたら集英社潰れるだろ〜」とか冗談みたいに思ってしまいますが
ハルヒは本当にこんな事やっちゃってるレベルだから恐ろしいよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
よくこんなんで商売が成り立ってるよ本当に…それだけ客の私らアニオタが盲目ってことなんだろうか…

本当作画はいいんですけどね、作画は…さっきもこんな感想書いたような気がする:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「作画だけはいいよね」って、正直こんなに書いてて虚しい感想ねえよ!上等な作画にハチミツをブチ撒けるがごとき内容!(えー
はあふう…しかし色々あーだこーだ書きましたが、さっきから貼ってある画像が全部古泉とみくるオンリーということにお気づきでしょうか
古泉×みくる…これはアリね!!と今回の話を見ててなんとなく思いました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
いやこの2人の絡みなんて皆無なんですけどね、けどね…たまたま自転車に2人乗りしてるシーンを見ていたら
「好きな人が、できました」という古泉の声が聞こえてくるような気がして…(えー

古泉×長門はなんかミステリアスだけど通じ合ってる感じがいいなーという組み合わせで
古泉×みくるは健全なお付き合いしてるカップルという感じが爽やかでいいなーというか…
まあこんな妄想したってどっちも古泉との恋愛フラグは皆無なんですけどね(えー
2人ともキョンとばっかり仲良くなってるけど、キョンと並んでも絵にならないからつまんないんだよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■涼宮ハルヒの憂鬱 第17話「エンドレスエイト(6話目)」
 

見ろディケイド!お前のせいでハルヒの世界までループに侵食され続けている!
全てディケイドのせいだ!!(えー
鳴滝さんもご立腹のエンドレスエイト6話目、今回もまた物語に進展のないままループしてしまいました。
本当にどれだけループさせるつもりなのか…ここまで来ると
怒りを通り越して、呆れたのを通り越して、
あまりにも暴走しすぎてるスタッフが心配になってきたレベルですよ
ハルヒスタッフにも生活があるだろうに…自分の商売道具をドブに捨てるような真似して大丈夫なんだろうか…

そんな中で今までの話と違った要素といえば、キョンが
フェロモンむんむんのスーパーイケメンになっていたことでしょうか(えー
今回のキョンはやたら格好良かったですよ!今まで二期になってから
一枚たりともキョンのキャプ画像を撮ったことのない私ですら
ご覧の通りのキョン尽くしにしてしまうほど。キョンにこんな格好いい顔ができるとは思わなかったな…
いつかは「キョンじゃ長門やみくると並んでも絵にならない」とか失礼なこと言ってすいませんでした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

他に変わってるのは、着ぐるみを脱いだ時のキョンのセリフですね

「パージしたヴァーチェの気持ちがよく分かるぜ…」(15話)
 ↓
「ビーム受けた零号機の気持ちが分かる…」(16話)
 ↓
「アッザムリーダーから解放された気分だ…」(17話)



と、話数を経るごとに
「この着ぐるみあちーなちくしょう」というセリフが変化しているんですが、この調子で行くと
・「クラステクターを脱いだウインスペクターの気持ちが分かるぜ…」(18話)
・「強化外骨格を脱いだG3−Xの気持ちが分かるぜ…」
(19話)
・「アムジャケットを脱いだアムドライバーの気持ちが分かるぜ…」
(20話)
・「キャストオフした仮面ライダーカブトの気持ちが分かるぜ…」
(21話)
・「フェイスオープンしたツワブキダイヤの気持ちが分かるぜ…」
(22話)
・「マグマの海に飛び込んだソニックセイバーの気持ちが分かるぜ…」
(23話)
・「体内に直接メラゾーマ流し込まれたヒュンケルの気持ちが分かるぜ…」
(24話)
と、今パッと思いついただけでもあと7話はいける:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しかし声優さん達の方も、さすがにこのループには辟易してきたみたいですね
「涼宮さんは無自覚でしょうが、夏休みっをぉ〜終わらせたくなぁ〜いという思いがどこかにあるのでしょうね」
「なんだそりゃ、何か悔いでも残ってるのか?」
「おそらくぅ、夏休みにぃ、やり残したことがあるぅ〜と感じているんじゃないでしょうか」
「はぁ…つくづくぅ、しょうもないことをぉ、大宇宙のスケールで展開する奴だな」
「試しにこういうのはどうです?涼宮さんを後ろから突然抱き締めてぇ、耳元でぇ、アイラビューを囁くんですぅ
「ぐっ…それを誰がするんだ!」
「あっなった以外に適役がいますかねぇ?ふっふふ、冗談ですよぉ」
と、明らかに壊れてきた古泉の演技。「このループつまんねーから無理矢理面白くするしかねぇ!」って感じで
同じセリフばっか喋らされる声優陣の苦悩が分かるワンシーンですな…
キョンの方もそれを真似して喋ってるし、もう来週は全キャラこの喋り方でいいんじゃないかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■涼宮ハルヒの憂鬱 第18話「エンドレスエイト(7話目)」

・古泉の壊れ方が異常だよ!キョンも時々やっぱりおかしいよ!
・あ〜そういや、花火も「柿崎ー」とか「やらせはせんぞぉぉぉ!」とか言ってましたね、キョン。さすが賀東に
 「アドリブ素晴らしい」と言わしめただけはある

2度ある事は7度ある。というわけで今回もまた何の進展もなくループしてしまったエンドレスエイト。
本当いつになったら終わるんだろうね…一番言いたい言葉がこれ以外にないっすわ
仮にエンドレス「エイト」にかけて次で終わるとしても、8話分でまるまる2ヶ月、日で数えると60日もの間同じことやってんのか…
つくづくアニメ史上に残る大暴挙ですな。DVDも2話ずつ収録の8000円で売るみたいだし、一体ハルヒはどこを目指しているのか…
まあ、それでも内容の方をちょくちょくと触れていきますと

・熱いお茶を「くかぁーっ!!」と飲み干すキョン
このシーンは正直「キョンいい顔してんなー」とちょっと目を引かれてしまいました
キョンと言えば一生懸命という言葉とは全く無縁な性格をしてるだけに、
こういう風に懸命に何かをやってる場面って珍しいなーこういう顔も出来るんだなーと思いまして。
例えそれが単にお茶飲んでるだけなシーンだとしても:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

・水面から「ぷはぁ!」と顔を出すハルヒ
白くてネバネバした液体がハルヒの顔面に!誰か早くモザイクをかけた棒をハルヒの前に用意して(えー

・メロンソーダに口をつけようとしてやめる長戸
流石に飲むのに飽きたか…このループでもう1万5千回以上飲んでるんだもんな…
でもウルトラマンのお面買うのは飽きないんですね長門さん。はっ(゜д゜)つまりこのお面で長門が言わんとしていることは
「ギリギリまで頑張って、ギリギリまで踏ん張って、ループの、ループの、ループの連続、そんな時…
 ウルトラマンが!欲しい!!こういうことだったんだよ!ガイアーー!!

・着ぐるみを脱ぐキョンの場面カット
ばかやろー!!そこは一番カットしちゃダメなとこだろ!唯一このループの中で新作を味わえる部分を飛ばしてどうする!
今度こそキョンの「オーバーボディを脱いだビッグ・ザ・武道の気分だぜ…」が聞けると思ったのに(えー

・演技の壊れてきたキョンと古泉
夜中にピリリリピリリリとうるさい電話に対して「んんんん…うるばびゃいばー!!もびもびぁ!!」
とんでもない奇声を上げ始めるキョンとか本格的にやばいですよ!いや面白くて笑っちゃったんですけど
古泉も前回同様かなり面白おかしく喋ってる感じです、長門までこうなったら面白いことになるんだがなぁ

・ツインテみくる
この髪型めちゃくちゃ似合ってるじゃないですか!みくるかわいいよみくる
次回はみくるをこの髪型にしてもう1周ループお願いします!(えー


■涼宮ハルヒの憂鬱 第19話「エンドレスエイト(8話目)」

・大志さん・・・やっとエンドレスエイトから抜け出せましたよ!!
・古泉お前は殺す!なんだかんだで終わってよかったぁ。

「俺の課題はまだ終わってねえええええ!!」

「は…?」

「そうだ宿題だッ!!俺は夏休みの宿題を何一つやってない!
 それをやらないと俺の夏は終わらないんだっ!!」

「何言ってんの?バカ…?」

これまで7話もの間ずっと「明日の俺がどうにかするさ」「明日の俺がどうにかするさ」と、先延ばしにしてきたキョンの宿題。
しかし8話目にしてついに「ねえちゃん!明日って今さッ!!」とハルヒの前でやる気大爆発!
巻き込まれ型人間のキョンが珍しくSOS団を仕切って、一致団結して宿題に取りかかることになります

「古泉!お前は終わってるのか!!」

「い、いえ…バタバタしてたから、まだ仲間です」

「じゃあ一緒にやろう!!長門も来い!お前もまだだよなァ!!」

「…」

「ついでに朝比奈さんも来てください!」

「えっ、で、でもどこで…」

「俺ん家でやりましょう!ノートも問題集も全部持ってきてまとめてやっちゃいましょう!
 この夏の課題を全部終わらせるんです!長門と古泉!出来てるとこまで写させろッ!!」

「ええ!」

「よし!じゃあ明日の朝からだ!一日でどうにかしてやるぜ!!」

「待ちなさい…!勝手に決めるんじゃないわよ!団長は私なの!
 そういう時はまず私の意見を伺いなさい!キョン!団員の独断専行は
 重ぅぅぅ大な規律違反なのッ!!ぐぐ…んぐぐぐ…っ…私も行くからね!!」

そして自分をさし置いて盛り上がるキョン達を前に、蚊帳の外にされたハルヒは「私も仲間に入れろー!!」とついに本音をブチ撒けることに。
そして次の日はみんなで宿題を片づけ、15000回以上続いたループもようやく終わったのでした

うーむ…解決編の今回も新展開はラストの4分だけで、残りの時間は全部今までと同じループだったエンドレスエイト。
最後まで相変わらずのくそったれループでしたが、それでも全編通して思うことは「惜しいエピソードだったなあ…」ということでしょうか
というのも今回のこのハルヒとキョンのやり取りは、私から見てもかなり満足のいくシーンだったからです

今まで「お前ら面倒なことに俺を巻き込むんじゃねーよ」と仲間に毒づくばかりでやる気ゼロだったキョン
初めて「お前ら一緒に宿題やろう!」と先頭に立ってやる気を出した瞬間だし、
今まで妙な事件を起こしはしても、その解決にはいつもハブられてきたハルヒ
初めて「私だって仲間なんだからね!」と解決に首を突っ込んできた瞬間だし…

要するに、私は今までSOS団を「絆もクソもないうすら寒い関係」だと思ってきたわけです
キョンはいつも「俺を巻き込むな」「俺を一人にしろ」と仲間から目をそむけるばかり、
ハルヒはいつも不思議な事件からハブられ、まるで裸の王様みたいに何も知らずに騒ぎ続けるという…

でも今回のハルヒとキョンの言い合いは、そんな今までの不満を吹っ飛ばすだけのパワーがありました
ハルヒがこんな風に悔しそうに本音をブチ撒けるなんて、初めてのことじゃないですか
今までは「涼宮さんが機嫌を損ねると世界が破滅してしまうんです、困ったものです」という設定のために
ひたすらハルヒのご機嫌取りに終始して、ハルヒと誰かが衝突するなんて絶対なかったわけですから…
でも今回こんな風に言いたいことを言い合って、ようやくSOS団が本当の仲間になったような気がします
それだけに8回ループというクソ展開が余計悔やまれるぜ…(えー
2〜4回くらいで終わらしておけば普通に名エピソードと言われたろうになあ
なんでこんなアニメ史上に残る愚行をかましてしまったんだか…

「ぎょ…ぎょんぐんわだし…じゅるる…みだいにがえれなくなりまじだああああわああああん」

関係ないけど今回みくるの汁芸は凄かったっすね(えー
毎回恒例のループに気づいたみくるが泣き出すシーンですが、
今までは「しくしく」って感じだったのが今回は「じょびじょばー」って感じで、溢れるほどのみくる汁が噴き出しまくり!
そしてそんな大号泣するみくるをニヤニヤしながら見つめる古泉はマジ鬼畜だと思います(えー

でもキョンの家で宿題やってる時の2人は、めちゃめちゃ微笑ましい爽やかカップルそのものでしたね
このみくるの上目遣いときたら!ふおおお!この間の自転車の時もそうでしたが、この2人絵になりすぎだろ…
古泉がみくるとくっついたらハルヒを神作認定してもいいです、そしたらエンドレスエイトのDVDも全部買うよ!(えー


■涼宮ハルヒの憂鬱 第20話「涼宮ハルヒの溜息T」
 

悪夢のようだったエンドレスエイトが終わり、今回からやっとまともな話が再開したハルヒ。
そんな新エピソードでは文化祭についての話をやるようで、SOS団がそれにどう取り組むかが語られるようですが…

「問題はいつ何を聞いたかじゃなくて、今何をするかなのよ!」

「立派なことを言ったつもりか?」

「と言うより、これから何をするか考えないといけないのよ!」

「現在形なのか未来形なのかはっきりしてくれ、それから主語か一人称単数なのかもついでにな!」

「もちろん私達全員よ。これはSOS団全員の行事だから!」

「それなら団でなくて学校全体の行事だ。そんなに文化祭をフィーチャーしたいのなら、
 実行委員に立候補すればよかったのにな。くだらん雑用が目白押しに詰まっているだろうさ」

「それじゃ意味ないのよ!やっぱり私達はSOS団らしい活動をしないとね、
 せっかくここまで育てた団なのよ、校内に知らない者はいないまでの超注目団体なのよ、分かってんの!?」

「お前は単なる思いつきを口走るだけだから楽だろうな。俺や朝比奈さんの苦労はどうなるんだよ、
 古泉はやけに如才なく笑っているだけだし、長門はブレストの役には全く立たないし、
 少しは一般人たる俺の事も考えて欲しいもんだ」

「うーん…期待に応えるくらいの事はしないといけないわね」

「一体どこの誰がSOS団のやる事に期待を持っているのか、それこそアンケートを取るべきだろ」

「古泉君のクラスは何すんの?」

「舞台劇をするまでは決まったのですが…古典をやるか、オリジナルをやるかで揉めています」

「そりゃまた活気のあるクラスでいい事だな。面倒そうだ」

「有希は?」

「占い」

「長門が占いだって?予言の間違いじゃないのか」

「それじゃ会議を始めるわよ!みくるちゃん、あなた書記なんだからちゃんと言うように書きなさい」

「あ、はい」

「いつから朝比奈さんが書記になったのか俺は知らなかった。誰も知らないだろう、
 たった今決まったらしいからな」

「私達SOS団は映画の上映会を行います!」

「は…?お前が一人で映画監督を目指そうが、プロデューサーを志そうがどうでもいい。
 だったら俺達も好きにしていいんだろうな」

「安心して、脚本ならほとんど考えてあるから心配なしよ!」

「俺が言いたいのはそうではなくてだな」

「何も心配することないわ、あんたはいつも通り私についてくればいいのよ、心配の必要はまったくなしよ!」

「心配だ」

「段取りは任しといて、全部私がやるから!」

「なおのこと心配だ」

「ゴチャゴチャうるさい奴ねえ、やるって言ったらやるのよ!反対意見は文化祭が終わった後に聞くわ、
 監督の命令は絶対なのよ!」

「団長の次は監督か。最後は何になるつもりだ」

「ところでキョン、あんた映画作りに必要なものは何か分かってる?」

「ん?斬新な発想と、製作にかけるひたむきな情熱じゃないか」

「カメラに決まってるじゃないの。機材もなしにどうやって撮るのよ、そんな抽象的な答え要らないわよ」

「そうかも知れないが、そんな即物的なことを俺は言いたいのではなく…」

「そういうわけだから、これからビデオカメラの調達に行きましょう!」

「えっ!?あ、ああ、あの、涼宮さん、そういえば私用事が…」

「黙りなさい。心配しないで!今度はみくるちゃんの体を代金がわりにする事はないから」

「お前が心配するなと言って、本当に心配しないでいい事があった試しがない」

「ちょっとだけ協力してもらうだけよ、スポンサーまわりをするの。あんたも来なさいよ、荷物運びのためにね」

すたすたすた

「今はもう秋のはずなのに、なぜだかち〜っとも涼しくない。地球はいよいよバカになったようで、
 秋という季節を日本に到来させることを忘れてしまっているのだ」

「ここ!ちょっと待ってて、私が話つけてくるから!」

「少しでもハルヒが胡乱なことをやろうとしたら、このまま朝比奈さんを小脇に抱えて遁走してやる」

「何をしてるんでしょう…?」

「さあ。どうせこの店で一番高性能なデジタルハンディビデオカメラを無償貸与せよ、とでも
 言ってるんじゃないでしょうか。それくらいの事を平然と言う奴だからな、あいつは。困ったもんだ。
 ハルヒは己の価値基準を絶対的なものだと信じ込んでいる。他人の意思や意識が
 自分と違う場合もある、むしろ違ってばかりだということが分かっていないに違いない。
 超光速航法を実現したいならハルヒを宇宙船に乗せてやればいい。易々と相対性理論を無視してくれるだろう」

ひたすらキョンが文句たれ流しまくって1話終了。あ…?あ…?
なんなんだこれは!キョンこいつ性根が腐りすぎだろ…他人のやる事なす事いちいち全部に文句をつけるとか終わっとる
エンドレスエイトのキョンは普段よりかなりまともだっただけに、余計今回のキョンが酷く見えるな…

というかハルヒを「他人の事を何も分かってないアホ」とか、古泉を「ヘラヘラしてるだけの使えない奴」とか、
長門を「愛想なしの役立たず」とか、文化祭実行委員や古泉のクラスメイトを「面倒な事を自分からやりたがってる物好き」とか
あげくの果てには地球を「気温の調節もできないバカ」だとか、これだけ見下した視線で見てるなんてあんまりですよ
そう言うキョン自身は、何に対しても無気力で無関心で無能で怠惰でやる気がなくて取り柄もなくて
でも文句だけは人一倍うるさいっていう典型的ダメ人間じゃないかよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

今回はハルヒがニカーッといい表情をして文化祭を頑張ろうとしていただけに、
常に辛気臭い顔で水を差しまくるキョンがうざくてしょうがなかったな…まあ普段から似たような感じですけど、今日のはあまりに酷すぎました
「なんでもっとスカッと生きねえのかな」と、アカギ先生も申しております(えー  次回に続く


■涼宮ハルヒの憂鬱 第21話「涼宮ハルヒの溜息U」
 

さて、前回は「まったくキョンはどうしようもないボケカス野郎だぷー」と散々こきおろした
涼宮ハルヒの溜息ですが、今回はそんな不満もなく楽しんで見ることができました。
前回は常に不景気なツラで暗黒ムードを撒き散らしてたキョンも、今回は感情豊かでくるくると表情を変えてた
前回の難癖つけてるような文句の垂れ流しも、今回はキレのいい突っ込みって感じでユーモアを感じたし。
キャラの動かし方次第でずいぶんと印象の変わるもんですね、今回のキョンはかなり感じのいいキャラだったと思います

キーンコーンカーンコーン

「ひぃやぁああううああああんあああ!」

「ほら早く脱ぐの!手伝ってあげるから!」

「ひ、わ、わかっひゃっわああああんああああ!!」

「…」

今日も今日とて放課後にSOS団の部室へ向かったキョン。ところが部室の中からは、この世のものとは思えないみくるの悲鳴
激しくこだましていました。一体何をやっとるんだとでっかい溜め息をついて部室に入るキョンでしたが…

がちゃっ

「うあっかっか!?」

「う…うう…」

「どう?」

「どうも何も異様に似合ってマース!カエアン製かと思いましたねー!!」

そんな部室の中にいたのはウエイトレス姿のみくる、それを見たキョンは興奮しすぎて変なカタコト外人化
分かりましたから落ち着いてください!そして何やら誉めてるようですがカエアン製とか意味不明です、解説を見ても意味不明です(えー
まあここは「何を言ってるか分からないがとにかくすごい服だ!」くらいに思っておけばいいのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やあ、どうも…おおーこれは!よくお似合いですよぉ」

「そんなもん見りゃ分かる!分からないのは、なんで喫茶店でもないのにウエイトレスが部室にいるかってことだ!」

「それはね、みくるちゃんにはこのコスチュームで映画に出てもらうからよ!」

「は…?いつものメイド服じゃ不都合なのか?」

「もちよ!メイドってのはどっかの屋敷にいて、個人的奉仕活動をするのが仕事よ!
 ウエイトレスは違うわ、不特定多数にサービスするのが目的なの!」

みくるにこんな服を着せた理由とは、前回わーわー言っていた文化祭の映画撮影のため。
そう、ハルヒが今撮ろうとしている映画とは、あの忌まわしき第一話・朝比奈ミクルの冒険の事です(えー
一期では時系列がメチャメチャになっていたので分かりにくいですが、この「涼宮ハルヒの溜息」はあの朝比奈ミクルの冒険の
収録に関するエピソードになるみたいですね

がちゃっ

「…」

「んわ!?え…えぇ〜…?」

「わっはぁ!有希!あなたも分かってきたじゃない!そう!それよぉ!」

さらにそこへ「こんにちは魔女です」となぜか魔女のコスプレをした長門が登場。
この服は長門のクラスの出しもの(占い大会)に使う衣装のようですが…なんでわざわざ部室へ着てきたんだ!?
みんなに見せびらかしたかったのか!?まあ単に何も考えてないだけだと思うけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「私の考えていた配役にピッタリの衣装だわぁ!」

「ピッタリってどういうこった?」

「これよっ!!」

「ふぇ…!?」

「なっ…!」

「…」

「ん…な…!?…こ、これはつまり…俺のせい…か…!?」

そして意気揚々とハルヒが取り出したキャラ設定、そこにはなんとみくる:未来人古泉:超能力者長門:宇宙人という
事実とモロに合致している記述が!無論ハルヒは3人の正体なんて知りもしませんが、
偶然にしろズバリ自分達の秘密と同じキャラ設定に古泉達は動揺を隠せません

しかしキョンが「やべぇこれ俺のせいだわ」と青ざめてるのが、一体なんの事だかよく分かりませんが
そんな事より驚き顔の古泉の方がレアなのでここは古泉の方に注目すべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあみんな、ロケに行くわよ!学校でいいところを探したんだけど、
 やっぱ近場で済まそうとしてもダメねぇ。みくるちゃん準備して!!」

「ええ!?わ、私も行くんですか!?」

「当然でしょ!主役がいないと話にならないもの!」

「こ、この格好でですか…!?せ、せめて上から羽織るものを…!」

「ダメよ!恥ずかしいと思うから変な照れが出るのよ!
 そんなんじゃゴールデングローブ賞は狙えないわよ!!」

意味の分からない賞の獲得を狙うために、なんとこの恥ずかしい格好のままみくる達を町中連れ回すハルヒ!
さらに「ちゃんちゃーん!ちゃかちゃか、ちゃんちゃんちゃかちゃか!」となぜかノリノリのハルヒが
運動会のBGMを大熱唱しながらねり歩いているせいで、嫌というほど人目を引きまくってみくるは早くも死にそうです

「お、おいハルヒ…?お前もしかして、この2人をこの格好で電車に乗せるつもりなのか…?」

「ん?何か問題あるの?」

「大ありだろーが!!」

「どうして?素っ裸なら捕まるかもしれないけど、ちゃんと服着てるじゃん

服さえ着てればなんでもええんかー!!このうえさらに電車まで乗せられるとはなんたる恥辱!
町を歩くだけなら他人とすれ違うだけで済みましたが、電車となれば十数分同じ人達に凝視されるハメになるので
みくるも今までよりさらに死にたくなることでしょう、でも「裸じゃないから恥ずかしくないもん!」とまるで話を聞かないハルヒにより、
一同は電車にガタゴト揺られて行くハメになり…

「約束通り来ましたー!」

「はーい、ああご苦労さん!じゃあよろしく頼むよ」

「了解了解!はーいみんな、これからCM撮りをします!」

「「「は…はい?」」」

そして一同が到着したのは商店街の電気店。ここで何をするつもりなのかと思いきや、
「映画の中でこの店を宣伝するからビデオカメラをください」という店主との約束を果たすために、
この店のCMを最初に録るつもりのようです

「こ、こ、ここのお店は店長がとても親切でぇす!そ、それにナイスガイでぇす!
 えっと…今の店主の栄次郎さんの、お祖父さんの代からやっていまーす!
 乾電池から冷蔵庫まで、何でも揃いまぁす!えっと、あとは…と、とにかく、大森電気店をよろしくお願いしまーす!」

「ママー、あれなにー?」

「しっ、見ちゃダメよ」

「うう…」

「どうも感じが出ないわねぇ…うーん、いまいち伝わってこないのは何故かしら?
 分かったわ!電気屋さんにウエイトレスがいるのが引っかかるのよ!」

「そこかよ!?」

「ウエイトレスで不特定多数にサービスすべき」って言ってたのは誰だー!!
「いや電気屋にウエイトレスは駄目だろ」なんて自分で言い出すのかよ!まったくもってフリーダムですハルヒ
というわけでウエイトレスの衣装から着替えるみくるでしたが、次に用意されたのはなんとバニーガールの衣装でした
「電気屋にバニーガール」も似たようなもんじゃねえか!(えー 
今回のハルヒの思考は相当ぶっとんでますなー

「ふーこれでバッチリ!さぁ最初からやり直し!じゃあテイク2!」

そしてもう一度頭から電気屋の宣伝をやらされるみくる。こんな1秒でもいたくない奇異の目の中でテイク2とはなんと哀れな…(えー
この宣伝シーン、朝比奈みくるの冒険で見た時は「何でこんなワケ分からんシーンが入ってんだつまんねー」と散々な印象でしたが、
まさか撮影時にはこんな涙ぐましい努力を重ねていたとは…
もう一度あの場面を見たら印象も変わるんだろうか、みくるがんばれ超がんばれ

「ふっふふんふんふ〜ん♪」

「うう…」

「ううう…」

そして恥ずかしさで息も絶え絶えになりながら、っとの思いで電気屋のCMを撮り終えた一同。
ハルヒは上機嫌でルンルン歩いて行きますが、さんざんな目に遭わされたキョンやみくるは完全に瀕死状態です
しかしこの恥ずかしい商店街ロケもやっと終了、疲れ果てたキョンやみくるも十分羽を伸ばしてもらって…

「何勘違いしているんだ?まだ商店街ロケは終了してないぜ!!」

ゲゲェーッ!?ところがなんと、電気屋を去ったその足で今度はエアガンを提供してくれた模型屋へと向かうハルヒ!
もうやめて!とっくにみくるのライフはゼロよ!
一難去ってまた一難、今度は同じ商店街で模型屋のCMを撮るハメになってしまうのでした

「はーいじゃあみくるちゃん!さっきの感じで頼むわよぉ、あれで問題ないから!」

「問題だらけだろ!!」

「よーい…アクションっ!」

「こ、この模型屋さんは、山土啓治さん28歳が、去年脱サラして開店オープンしたんだそうでぇす!
 えー、趣味が高じたばっかりにやっちゃったって感じです!案の定売り上げは伸びず…
 え、えっと…?こんねんどぜんき…は、さくねんたいひ…で、伸長率80%なのでぇっ、
 みなさんどんどん買いに来てあげてくださーい!」



その場で初めて読む古泉のスケブを見ながら、たどたどしく宣伝文句を読み上げていくみくる。
「今年度前期は昨年対比で伸長率80%」の字が小さすぎるのかヘタクソすぎるのかで途中どんづまりになったりと、
相当ハチャメチャな段取りでの収録風景です。それにしても、
「脱サラした兄ちゃんが道楽で始めた店で、案の定売り上げは微妙」って
なんつー宣伝文句だこれー!!さっきの電気屋は「店主がナイスガイ」とか「冷蔵庫から乾電池まで何でも売ってる」って
ひたすら褒めちぎってたのに!山土啓次さん28歳涙目すぎる

「ふうー…え、えっ?持つんですか?えと…ひ、人に向けて撃ってはいけませぇん!
 空き缶でも撃って我慢しましょーう!え、撃つの…?(ドガガガガガガ!!)ひえええーっ!?」

さらに「やっと終わった…」と溜め息をついたところへ突然ハルヒに鉄砲を渡されたり、突然実演しろと指示を出されたり、
相当な無茶振りをされて宣伝を続けるみくる。みくるは一生懸命やっているんですが、常にカメラが回りっぱなしで
余計な部分も全部収録されてしまっているので目も当てられない映像になっております。 む、報われねえー!!

「今日の撮影はまあまあだったわね〜!」

「…」

そしてようやく部室に帰ってきた一同でしたが朝比奈みくる終了のお知らせ。
完全に精も根も尽き果てて、ピクリとも動く気力がないようです。いつもならお茶を淹れるのはみくるの担当ですが、
今日ばかりは代わりに古泉がみんなのお茶を用意してます

「明日は土曜日で朝だから、朝から全員集合ね!北口駅前に9時には来てること!」

「なあハルヒ。朝比奈さんの格好、もう少しどうにかならないのか?」

「…あ…!」

その時あまりにも心身ボロボロのみくるを見かねて、みくるの衣装変更を提案するキョン。キョンにこんな気の利いた一面が!
みくるもこの恥ずかしい格好から解放されるとあって、ぱあっと明るい表情に変わりります。ここはなんとしても説得を成功させて欲しいところですが…

「もっとこう、戦うんであれば戦いそうな衣装があるだろうが、プラグスーツとかステルス迷彩とか」

プ、プラグスーツ!?あんなおっぱいぴっちぴちになるようなボディライン出まくりの格好を!?
それじゃ全然改善されてないじゃないですか!結局のところ晒し者に変わりはありませんよ!
しかし、プラグスーツと聞いたみくるの反応は相変わらずめちゃ嬉しそうなままです。そ、そんな!
おっぱいなら丸見えになっても別に構わないと言うんですか!?(えー



「ちっちっ…そんなんで戦っても意外性がないじゃない!
 ウエイトレスが戦うから『おぉっ!』と思わせることが出来るのよ!
 つかみが肝心なのよ!コンセプトよコンセプト!」

「うう…」

「(コンセプトの意味が分かって言ってるんだろうか…)まあそれはいいけどさあ、なんでわざわざ未来人なんだ?」

衣装の話あっさり切り上げんなー!!キョンお前ってやつはー!!
せっかくみくるを絶望の淵から救ってくれると思ったのに、ハルヒから反論を受けたら「まあいっか」とあっさり引き下がってしまいました
そこはもう少し粘ってくれないと…まあ結局プラグスーツに決まったとしても、今よりマシとは言えないけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「別に未来人じゃなくてもいいじゃねえか」

「そんなもん突っ込まれた時に考えりゃいいのよ!
 考えても思いつかなきゃ、無視しとけばいーの!面白ければなんだってオッケーよ!」

「(゜д゜ )ポカーン」

設定なんぞまったく無意味の力押し!今まさにキョンに突っ込まれてるというのに、それを微塵も気にしてないあたり流石すぎますハルヒ
それにしても、そんなハルヒとキョンの漫才みたいな会話を、くすくす笑いながら見守る古泉がいい味出してますね
なんだかんだ言って、このSOS団の居心地の良さが表現されているシーンと言いますか
今まではSOS団が上っ面だけの関係に見えることが多々あっただけに、こういうお互いの繋がりを感じるようなシーンは貴重だと思います

「こっちよー!ほらキョン、早く!」

「はぁ…ひぃ…あ、暑、あっつ…」

そして次の日、別のシーンの撮影のために朝っぱらから遠出をするハメになったキョン達。
特に荷物係のキョンなどは、炎天下の中を何十分もクソ重い荷物を持ってきたせいですっかりヘトヘトです

「あのう、飲みます?私の飲みかけでよければ…」

「の、飲みか…!?あ、やぁすいません!」

そんな中、みくるの飲みかけペットボトルとぶっちゅうできるという思わぬご褒美をもらったキョン!
ここのキョンの輝かしい表情ときたら…こんなキラキラした瞳のキョンなんて今まで見たことねえ!(えー

「(ぱしっ!)」

「えっえ、ええ!?」

「後にしなさい後に!みくるちゃんも!今はこんな雑用係に
 水分補給させてる暇はないの!さあとっとと撮影始めるわよ!」

しかしキョンがペットボトルに手を伸ばしたその時、「何しとんじゃおりゃー!」と力任せにそれをぶん取って行ったハルヒ!
そしていかにも不機嫌そうに「とっとと撮影始めんぞカスども」と2人を引き離してしまいます
なんという分かりやすい妨害工作…キョンに惚れてるハルヒは2人が間接キスすることも許せんみたいですね

「じゃーん!カラーコンタクトよ!左右の目の色が違うっていうのも結構重要なのよね!」

「う、うう、うう…」

な、なんてことを!その後さらに「こいつの目の中に!カラコンを突っ込んで!殴りぬけるッ!!」
貧民外ブース・ボクシングの技巧をみくるにお見舞いするハルヒ!(えー
かわいそうに、無理矢理カラコンをブチ込まれたみくるはずっとおいおい泣いています
しかしこれはこれで確かにスゲー可愛いな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ほーらみくるちゃーん!もっと照れをなくしなさい!役にはまってなり切ればいいのよー!」

「はあ、ひい、はあ、ひい…!」

「はいもう一回走って!」

「ひ、ひい〜!?」

その後も「いい走りのフォームが撮りたい」と足腰ヘロヘロになるまで走らされたり、恐る恐るエアガンでのドンパチを行ったりと
ひたすら苦労を重ねるハメになってしまうみくる。しかし映画はまだまだ撮り始めたばかり、
この先みくるにはどんな受難が待ち受けているのか…次回に続く

文章から伝わったかどうか分かりませんが、今回の話は今までのハルヒの感想の中でも一番書いてて楽しかったです
この際だからハッキリ言っちゃいましょう、今回の話は面白かった。
今まではハルヒの感想でこんな評価は一生下せないかもしれないと思ってましたが、今回はいつものような不満もなく十分楽しめました

もしかしたらこの間のエンドレスエイトにしても、8回ループなんてふざけた事になってなければ同じ気持ちで書けたのかもしれません
いやひょっとしたら一期の感想だって、話数シャッフルなんてものがなかったら…
つくづく
ド汚いハルヒ商法なんてものがなければよかったのにと思わざるを得ません
作品そのものに罪はないのにねえ。ハルヒ商法がなければ俺がハルヒに星1つの評価を下すこともなかったろうに…

>>キョンが「やべぇこれ俺のせいだわ」と青ざめてるのが
 確か原作でキョンがハルヒに「あの三人は実は宇宙人(ry」と話したせいだと思います まあハルヒはキョンが言った事を
 全然信じていませんでしたがww この部分は原作を見ないと分からないですからね・・・
・ハルヒの考えた配役にキョンが俺のせいだわと青ざめていたのは、溜息の最初にキョンが
 「そんなメチャクチャやんなくても実は身近に宇宙人未来人超能力者はいるんだぜ、それがあの三人さ」と言って
 ハルヒに「ふざけんなっ!」っとキレられる話があったからですよ、アニメではカットされてましたけど…

ふむ…要するに原作では、あのシーンの前にキョンが長門達の正体をバラす場面があったってことですか
そしたらなんでそのシーンがないアニメでも同じセリフを…ハッ(゜д゜)ま、まさか
「アニメのこのキョンのセリフって意味分かんないなあ、じゃあ原作買って確かめるか」という
原作の販促のためにこんな真似を!まったくハルヒ商法は相変わらず悪どいぜ…(えー






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