■ライブオンCARDLIVER翔 第40話「スズメとライブオン」
 

ざわざわ ざわざわ

「なんだよ、混んでるなぁ」

「最近カードライバーが増えてきたらしいからな…大丈夫か?スズメ」

「う、うん…」

皆さんお待ちかねスズメ回キター!!ぎゃぷー相変わらずツバメがうらやましすぎる
というわけである日の休日、町のライブバトルステーションへと繰り出していたツバメ・カモメ・スズメの大空3兄弟。
ところがステーションの対戦テーブルは、ちょうどスズメくらいの小さい子供達で混みあっていました

「(おどおど)」

「ふふ…同じくらいの歳の子がいっぱいいるじゃないか。スズメ、遊んでおいで」

「えっ、お、お兄ちゃん、でも私…」

「お兄ちゃんとカモメは、これからちょっと友達と約束があるんだ。終わったら迎えに来るから大丈夫だよ」

極度の引っ込み思案なせいで、いつも長男のツバメにぴったり寄り添っておどおどしているスズメ。
しかし今回はそれを克服するチャンスということで、ツバメは「友達と約束があるから」と嘘をついて
スズメを1人で対戦台へ行かせることにします。いい兄ちゃんですなあツバメは、私だったら
「げっへっへ俺にしか懐かないスズメたんハァハァ」と逆に独り占めしたくなるのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よーし山札を攻撃!」

「わわっ、バースト2かぁ…」

「わぁ…」

「あそこ空いてるぞ、あっちでやろうぜ!」

「…うぅ…お、お兄ちゃん…」

他の子たちのバトルに目を輝かせるスズメでしたが、やっぱり自分でその中に入っていく勇気がありません
「お兄ちゃん助けて」という顔でツバメの方を振り向きますが、その頼みのツバメはたまたまやってきた翔と出会って
店の外へバトルをしに行ってしまいます

「う…うう…」

「あらあら、大丈夫?カードック持ってるわね、対戦できるのかな?」

「う、うん…」

「そっか、それじゃあここで対戦してみましょ?相手の子はルールもしっかり知っているから安心よ」

うおおこ、これは!?公民館のお姉さんキター!!なんという意外な巡り合わせ、この人は22話で
ミルに公民館でライブオンを教えてくれたお姉さんじゃないですか!あの時もうまく周囲に溶け込めずに困っていたミルを
優しく助けてくれましたっけね。子供のお世話が上手いお姉さんだなあ、しかしライブオンの女性キャラというのは
どうしてこう思わずハァハァしたくなるような魅力を感じてしまうのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「それじゃあ優しく教えてあげてね、ミルちゃん」

「うん!…あ、あれ!?」

「えっ…?」

「あら、知ってる子なの?それならちょうどよかった、一緒に遊んであげてね」

って対戦相手はミルじゃねーか!どうやらミルも友達のマユを連れてここに遊びに来ていたようです
そういえばミルとスズメは、翔達が夜通しタッグの特訓をしていた時に徹のソファで同衾した仲でしたっけね
これならスズメも多少は遠慮なくバトルできるんでは…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「ワザカード”激昂”をライブ!!」

バババババババシイイイイッ!!

「わわぁぁーーっ!?」

遠慮ないどころか瞬殺しやがったー!!ゲェーッ!!
なんといきなり以前徹にワンターンキルをかました得意の瞬殺コンボで、ミルを一瞬にして蹴散らしてしまったスズメ!
さすが地区大会でも中部大会でもまったく相手になる奴がいなかったほどの腕前…でも単なるお遊びのバトルでこれはやり過ぎですな…
どうやらスズメは「ハンドルを握ると凶暴になる」とかああいうタイプの性格をしてるようですね

「ふえ〜…」

「ミルちゃん負けちゃったね…」

「…あ…」

(…またやっちゃった…ライブオンが始まるといつもこうなっちゃう…)

何が何だか分からないうちに叩きのめされてしまい、思わず呆然としてしまうミル達。
はっと我に返ったスズメも、ミルがまったく楽しむ余地のなかった対戦にしゅーんと落ち込んでしまいます
友達との交流戦であんな空気読めてないバトルをするのはスズメも望んでいませんが、バトルが始まるといつもああなってしまうようで…

「すっごぉぉぉい!すごいすごい!本当に強いねスズメちゃん!どうしてそんなに強いの!?」

「えっ…?あ、あの、お兄ちゃん達とずっとライブオンしてたから…」

「本当凄いよね、うちのお兄ちゃんとは大違いだね!」

「ミルちゃんのお兄ちゃんだってカッコいいよ!」

「そんな事ないよ、スズメちゃんのお兄ちゃん達の方が強くてカッコいいよ!」

「あ…!」

しかし今の一方的な試合に落ち込むどころか、素直に凄いとスズメを褒めちぎるミル!
それにスズメの大好きなツバメを「強くてカッコいい」と褒めたのがポイント高かったようで、スズメも段々ミル達に笑顔を見せるように…
って、なにげにマユが今回も翔を「カッコいいお兄ちゃん」と呼んでるのが素晴らしいですな
マユはみんなが翔をアホ扱いしてた頃から、ただ一人翔のいい所を主張してきた子ですからね…
もっともっと翔とマユが仲良くなればいいのに!!(えー

「ふふ、天尾のやつ強くなってたな…!」

「ああ、兄ちゃんムチャクチャ楽しそうだったぜ」

「ふふ…スズメはどうだった、今日は楽しかったか?」

「うんっ!あのね、今度ね…!」

あれからミル達と話し込んですっかり仲良くなったスズメ。どうやら今度ミルの家に遊びに行く約束をしたようです
その報告を聞いたツバメとカモメは、妹の成長ぶりを喜ぶように微笑みを浮かべるのでした。
まったくライブオンの微笑ましさは最高だぜ…これで総集編じゃなかったら言うことなかったんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く


■ライブオンCARDLIVER翔 第41話「カラフルな1日!!」
 

「でね、今度の州大会も応援に行くんだけどスズメちゃんも来ない?」

「うん、行く!」

「いいなあ〜、私その日は家族旅行の予定なんだ。私の分まで応援してきてね」

前回ラストでミルとまた遊ぶ約束をしたスズメ、今日は早速その約束通りにミルの家までやってきているところでした
というか州大会編にスズメも応援役で参加ですと!?なんたるスタッフの英断!ここ数回のスズメプッシュといい、
スタッフはロリの需要の重さをよく分かってますね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わ〜、素敵なお家!」

「そ、そうかなぁ、ただいま!お母さーん!」

「そこをなんとか、奥さ〜ん」

「そ、そんな事言われても私には…」

ところがなんと、家の玄関でミル達が見たものは「不倫は文化だよ奥さ〜ん」と暴漢に襲われているママの姿!
こ…これはァーー!!「や、やめて私には夫と子供が…!」とこのままではママが妊娠させられてしまいますよ!(えー
すかさずミル達はブラッシュとペダルをけしかけて、白昼のレイプ魔をボコボコに撃退しますが…

「ちょちょちょ!ちょっと待って待ってプリーズウェイトモーメントあああああああ!!」

「…あれ?この人見たことある」

「確かカラ…カラ…」

「カラオケ?」

「から揚げ?」

「からくり?」

「からしめんたいこ?じゃ、じゃなくて大丈夫ですか?」

「あ…ありがとうございます、それなりに大丈夫です…ちなみにカラフルGOTOです…」

そう、暴漢の正体はなんと、体験会の時に司会として登場したカラフルGOTO!ちなみに今回も本人が声を担当しております
体験会の時はかなり棒読みな感じでしたが、今回は聞いてても特に気にならないくらい上達してる気がしますね

「申し訳ありません、トラブルGOTOさん」

「いやカラフルですけど…今日はその名前がいいかも…しかし珍しいモンスターですねえ」

「ペダルとブラッシュって言うんだよ」

「ほう…どうしてこんなモンスターがこちらの家に?」

「うん、それはね…」

ひとまずカラフルGOTOを居間に通してまったりする一同、そしてGOTOさんがブラッシュについてふとした疑問を投げかけると
ミルがそれに答える形でブラッシュ加入後の総集編が挿入されてしまいます。ゲーッ!!
あぐぐ…実は今まで黙ってましたが、前回もミルがマユにスズメのことを教えてあげる形で
スズメ初登場からの総集編が挿入されていたんですよね…2話連続での総集編ってのはさすがにきついですよ!

しかし悲しいかな、これには理由がありまして、噂によると元々ライブオンに総集編の予定はなかったそうなんですが
関連商品の売れ行きが悪くて予算を確保できず、スタッフも泣く泣く総集編を入れざるを得なくなってしまったとか…
なんて世知辛い世の中なんだろう…こんな和みアニメ最高峰の良作に誰も見向きもしないなんて!
みんなとりあえず今日から1日にブンブン1冊購入をノルマにしてライブオンを援護:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ん〜なるほど、それでこんな珍しいモンスターがここに…」

「あの、それでハラホロGOTOさんのお話を改めて…」

「あ、そうっすね。カラフルっすけど…実は今日こうやってやって来たのは…YOU!!」

「えっ!?」

「YOUにお願いがあるんだ!実は今度のライブオンチャンピオンシップ・州大会では、
 エキシビジョンマッチとして子供大会を開催する予定なんだ!どうだいYOU!
 YOUは体験会でもなかなかのカードライバーだった、
 仲間を募って一緒に出てみないかい!?いや出て!!」

なんとGOTOさんの用件とは、ミルに対するライブオンショタロリ大会の出場要請!マ、マジですか!?
ショタロリ大会なんて私にとってはご褒美なので願ってもない企画ですが、
わざわざGOTOさんが家にまで出向いて「お願いしますお願いします」って頭を下げなくちゃいけないなんて…
よっぽどライブオンやってる子供少ないんだな…(えー
なんだか現実でもこんな感じなんだろうかという気がして可哀想になってきた
みんな今日から1日にライブオンブースターパック1袋をノルマにして援護してくださいよ!!

「YOUも一緒にどうだい!?」

「…私?」

(あ、スズメちゃんなら…!でも子供大会じゃ嫌かな…)

「あっ、ごめんなさい、ご挨拶がまだだったわよね。ミルの新しいお友達?」

「…あ…友達…」

「ミルと一緒に出てくれるのかな?」

「いいんじゃない、スズメちゃんなら上手だし!」

「…友達…うん、出る!」

そしてミルのパートナーとして子供大会に出場を決めたスズメ!おお!スズメ好きの私には願ってもない展開!
しかし年齢無制限の中部大会ですら誰一人スズメに勝てる人間がいなかったことを考えると、
子供大会で出るとなったらメッタクソに全員叩きのめしてあっと言う間に優勝してしまいそうですな
ハッ(゜д゜)こ、これはもしや、バトルとなると常に全力を出してしまうスズメが
大会を盛り上げるためにわざと接戦を演じる接待バトルを覚える展開なのでは…?(えー

「ミルの新しいお友達ってスズメちゃんかぁー!」

「うん!カードバトルして仲よくなったんだよ!」

「うん、ミルちゃんのお兄ちゃんも…お友達…」

最後に毎回恒例、本編終了後の雑談シーン。そこではスズメが翔にもデレて友達宣言をするというニヤニヤ展開が!
うおお!スズメとミルとの絡みはあっても翔とはないだろうなーと思ってただけに、こいつは嬉しい展開!
もしやこの先、アイ・マユ・スズメの3人にフラグを立てるという夢のスーパーハーレムが…

「俺とも友達になってくれるのかぁ!ありがとう、よろしくね!」

「う、うん…!」

「じゃあ、アイと徹とも友達だね!」

「…………………うん」
ゲェーッ!?口ではうんと言いながらも「ただし徹テメーは駄目だ」と明らかに徹だけにはダメ出しするスズメ!
そ、そんな…徹はスズメ相手に地方大会でワンターンキルされて一方的にやられただけで、別に悪い事はしてないのに
なぜそんなゴミを見るような目を向けるんですか!?これもオチ担当の宿命なのだろうか…
もはや徹に優しくしてくれるのは「変な人」呼ばわりのミルだけだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く


■ライブオンCARDLIVER翔 第42話「風雲!州大会開幕!!」
 

「へへっ、いよいよ州大会の始まりかぁ〜!」

「でも、ちょっと緊張しちゃうな…」

「えっ?」

「これから戦う人達は、それぞれの地区大会を勝ち抜いて来た相当な強敵のはずよ。そう考えると…」

「大丈夫だよ!俺達だって同じように勝ち抜いて来たんだ!だから絶対勝ぁぁぁつ!!」

「翔…」

とうとう迎えた州大会当日、徹のリムジンに乗りぶいーんと会場に向かっていた翔たち。
そんな中アイが弱気な発言をこぼしますが、底なしに明るい翔の励ましでなんとか平常心を取り戻したようです
ジョージさんと戦った時もこうでしたが、あの頼りなかった翔も今や立派なアイの精神的支柱ですな

「その通り、僕らは十分強くなったさ!まあ一人だけ心配ではあるけどね」

「へっ?」

「ほら、自覚のないところが」

「ふふふふ」

「何言ってるのよ、そんな事ないわよ。ね、翔!」

そんな中「お前が一番心配なんだけど」と翔をからかい始めた徹。ミルやペダルもまったく徹と同じ気持ちのようですが、
唯一アイだけは「お前ら翔なめんな」と翔の実力を買っているようです。おお、着々とアイの嫁化が進んでいる…!(えー
地区大会の頃のアイなんて、翔が口を開くたんびに溜め息ついたり、こんなギスギスしたアイキャッチが映ったりしてたのに、
今じゃとても考えられませんなあ

「わぁ、あれが会場ね!」

「うわああ、カッコいい〜!」

「さすが州大会の会場は一味違うねぇ!」

「あっ、スズメちゃーん!」

「ミルちゃん!」

そして大金持ちの徹をも唸らせる豪華な会場に到着すると、そこに応援に来た大空3兄弟がお出迎え!
というかスズメが可愛すぎて死ぬ!死んでしまうううう!
スズメを州大会の重要ポストに組み込んだスタッフはマジ英断ですよ!これから毎週スズメが見られる俺達はなんて幸せ者なんだ(えー

「わぁ!もしかして応援に来てくれたの!?」

「君達が出るとなれば、来ないわけにはいかないさ!
 それにスズメがエキシビジョンマッチの子供大会に出る事になったし」

「あ、その駅美人マッチってミルが出る奴だ、じゃあ!」

「な、なんだよその駅美人って…!?」

「あ、あはは…」

相変わらず横文字が苦手な翔、アホな言い間違いをしてみんなに呆れられてしまいますが
ミルも前回GOTOさんに誘われた時まったく同じ言い間違いをしてただけに
今度ばかりは「この恥さらしな兄貴めが」とは言えずに苦笑いしております。血は争えませんな…



「ま、まあスズメをよろしく頼むよ。ええと…」

「あっ、天尾ミルです!こちらこそよろしくお願いします!」

「ミルちゃんか、よろしくね!」

「へへっ、とにかくみんなが応援に来てくれたおかげで元気百倍だよ!」

「ヘタな負け方するんじゃねーぞ!」

「さらにトレビアーンになった僕のバトルを見せてあげるよ!」

「俺達の分まで思いっきりやってくれ!」

「任せておいて!どんな強敵にも負けないわ!」

《出場される選手の方は、選手入場口へおいでください》

「じゃあ行ってくる!」

「がんばってねー!ブラッシュもがんばれー!」

そして和気藹々と3兄弟と会話を交わしながら、放送に呼び出されていよいよ会場へと向かう翔達。
以前のアイは3兄弟(特にカモメ)と顔を合わせるだけで物凄いツラをしていましたが、
今ではそんな敵対意識もなくなったようでよかったよかった
それとミルが「ブラッシュもがんばれー!」って言ってるってことは、州大会でブラッシュは常に翔のデッキに入って戦うようですね
さすがに州大会ともなると、ジョージさん並みの強敵がゴロゴロしているってことなのか…

《それではこれより、ライブオンチャンピオンシップ・州大会を開催します!
 州大会は一回戦・二回戦・そして決勝戦となっています。ただし、この一回戦・二回戦はこれまでのように、
 一戦ずつ順番に勝敗を決していく方式ではありません!
 今回はチームの3人が同時にバトルを行い、その全てのバトルが終了した時、
 勝ち星の多いチームが次の戦いに進出できます!》

そして大会委員長の開会の挨拶にて、明らかとなった州大会のルール…
それはこれまでの先鋒→次鋒→大将という順番の戦いではなく、3人同時にバトルを行うというものでした。
なるほど…今までの方式では2連勝すると3人目が戦うまでもなく勝ち上がり決定だったので、
ポンポン勝ってしまうと「勝ち上がったのはいいけど、俺今回出番なかった…(´・ω・`)」という空気キャラを生む可能性があったんですよね
スタッフとしてはやっぱりそういう事態は避けたいみたいで、今まで翔達は常に2勝1敗で勝ち上がって来たわけですが…
この3人同時バトルならそんな心配はしなくて済みそうですね

「州大会は…これまで以上の強敵が現れるでしょうね。他にもとんでもない事が起きる可能性だって…」

って、なんとそんな州大会のVIP席には、ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべながら会場を見下ろすマッド先生が!
あ、怪しい、いくらなんでも怪しすぎる!しがない一教師のあんたが、なんでこんな大規模な大会のVIP席に!?
毎度のことながらこの先生の胡散臭さは異常ですな、「とんでもない事」って言うのはマッド先生自身の企みとしか思えないんですが…

 

「おや、あなたもここに?プラグ」

「…」

って、そんなマッド先生の傍らにはあのジョージさんの相棒・プラグまで!
どうやらマッド先生、このVIP席にはジョージさんの招待を受けてやってきたようですな
ジョージさんが関わってるんなら悪い事じゃなさそうだな!(えー
マッド先生よりジョージさんの方がずっと良い人として信用できるから困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「まあ、この席は君の主の招待だから君が来るのは分かっていましたが、私は居心地が悪くって」

「(無視)」

「あなたも何か感じるんですか?」

「(無視)」

マッド先生が「ねえねえプラグ君てば」と色々話しかけてるのに何を言っても完全無視のプラグ
ちょっと冷たすぎじゃないですか!?一言くらい構ってあげても…まあその分マッド先生の普段の行いが悪いということか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《それでは会場へお進みください!》

「ようし…!一回戦!絶対勝ぁぁーーつ!!」

「「おおーーーーう!!」」

そうこうしている間に、とうとう一回戦の対戦ステージへとやって来ていた翔達。
なんだか屋内の体育館のような場所で戦うようですが、3人の前に現れるのは一体どんな相手なのか…

「わは〜、ここは屋内のフィールドなん…」

「アタァァァーック!!」

「へっ!?」

ドバシイイイイイ!!

なっ!何をするだァーーッ!!ゆるさんッ!!
なんと翔が対戦ステージに足を踏み入れた途端、いきなりバレーボールの猛烈なスパイクをブチかましてきた謎の女!
どうやらこの女が一回戦の対戦相手のようですが…いきなりこんな真似をしてくるとは頭のネジがぶっ飛んでるようですな(えー

「ふふ…決まった!」

「な、何するんだよぉ!?」

「堪忍なあ、ウチはビーチバレーの選手でもあるさかいに、こうせんと気合が入らへんねん!
 ウチはチームアスリートの大将・美知場麗(びちばれい)!この勝負もろたで!」

び…びちばれい!?なんつーイロモノな名前だこれ!!ほとんどダジャレで名前がつけられてるライブオンキャラの中でも
超A級の破壊力ですよ!これには思わず吹いてしまいました、さらに徹たちと相対しているチームアスリートのメンバーも…

「小さなステップから気合を入れて…!えぐるように打つべしッ!!」

ボシュウウウウウ!!

「…あ、あのう、ここはライブバトルの会場だよね?」

「俺の名は母泥部郎(ぼでいぶろう)…!シュッ!シュシュッ!」

ドダダダダダダダガッシャアアアアン!!

「しまったぁ、調子に乗りすぎたぜ!」

「え、えーっと…」

「おっと、名乗るのが遅くなったな。速さは俺の命!飛役明太(ひやくめいた)だ、覚えときな!」

ボディブローだの100メーターだの、どいつもこいつもトチ狂った名前の奴ばかり!
なんにしろ突然目の前でスパイクをかましてきたり、あしたのジョーの特訓を始めたり、ランニングマシーンをぶっ壊したりと
ハチャメチャなチームアスリートの行動に、翔達はまったくペースを掴めずにいるようです。
ま、まさかこれもバトルを有利に進めるための、チームアスリートの狡猾な罠なのか…(えー

「行っくよー!ムシャシャビ!カードライバーを攻撃だ!」

「くっ…バースト2やな!?」

バシバシイイイッ!!

「…なーんてなァ!これが美知場流リアクションデッキや!」

「ええ…!?」

「レインボースワローとダブルファイアー…!」

「リアクションカード…!?2枚バーストしたつもりが…!」

「そのまま相手の戦力にされてしまったというわけか…!」

そんな美知場麗たちの肝心のカードの腕ですが…どうやら州大会に出てきた実力は本物のようで、
せっかく翔が直接攻撃をバシバシ決めても、リアクション効果を持つカードがわんさか出てきて、まったく主導権を奪えずにいました

「ウチのデッキにはリアクションカードがあれこれ詰まっててなぁ…
 攻めたと思えばワザカードが、攻めたと思えばモンスターが出る!
 そっちが攻撃したらしただけ、リアクションの煽りを食らうってわけや!」

「な、なんだってー!?」

「ええリアクションやぁ!」

思わずキバヤシに向かって叫んでしまう翔。つまり最初から…ノストラダムスは全てを予言していたんだよ!!(えー
しかしリアクションデッキと言えば、中部大会一回戦でアイと戦った英世パパのデッキを思い出しますね
あの時も次々と発動するリアクションカードに苦しめられて、あのアイが唯一敗北を喫することになってしまいましたが…
美知場麗はあれをさらに極端なリアクション重視にした感じでしょうか、そんな相手に翔がどこまで戦えるか…

「おっ、アイのフィールドだぜ!」

「シーイグアナを前へ!オーシャンショウウオを2体ライブ!」

「シーイグアナにオーシャンショウウオ…!パワーの大きいモンスターね…」

「これからお前に速攻の嵐を食らわせてやる!トルクが低いからすぐ場に出せる…
 すぐに攻撃できるってわけだ!これが飛役明太流・速攻デッキだ!」

--------------------

「この2枚で…ワンツー!ワザカード”暗闇の噴火”×2!!」

「うわああああああ!!」

バシバシイイイッ!!

「フ…これが俺のパンチ力!母泥流直接バーストデッキの力だ!」

どうやらそれぞれ、デッキのテーマを明確に決めて組んできているらしいチームアスリートの面々…
美知場麗は相手の攻撃に対してリアクションを使ったカウンター、
母泥武郎はワザカードを多用してバトルをせずに相手デッキをバースト、
そして飛役明太は、大トルクの最上級モンスターより小トルクの中〜上級モンスターの多数召喚…
どれも極端なだけにガッチリハマれば強力そうですが、それだけに弱点を突けば脆く崩れてくれるかもしれませんね。次回に続く


■ライブオンCARDLIVER翔 第43話「崩せ!コンセプトデッキ!」



「全然レシーブでけへんなあボク、ウチのアタックはまだまだこんなもんちゃうで!」

「く…!」

前回から続くチームアスリートとのバトル、バーストすればするだけ嫌な効果を発揮する美知場麗のリアクションデッキに、
翔はなかなか活路を見い出せずに苦戦を強いられていました。ぬう、実際リアクションを防ぐ手立てってのは私も思いつかないしなあ
このデッキに弱点なんてあるんだろうか

「よし…!突撃ムスタング、リョウトクバイソン前へ!そして…ホワイトアウルをライブだ!」

「あいつ…大空系のモンスターを出しやがった!?」

「お、お兄ちゃん間違って私のカードを混ぜちゃってる!?」

とその時、大地系オンリーデッキなはずの翔が大空系のトルク要員・ホワイトアウルをライブ!
これにはミルも「デッキの組み方間違えてんじゃねーか」と慌ててしまいますが、さすがに今の翔はそんなにアホではありませんでした

「いや…それはどうかな」

「おいで!天空ムスタング!」

「赤と白の…2色デッキ!」

「そ、それじゃあ間違えたわけじゃ…」

「なかったのね!」

(翔も成長したな…!)

そう、ホワイトアウルをライブしたのは、大地系・大空系のトルクを必要とする天空ムスタングを呼び出すため!
そういえばブラッシュも大地と大空のトルクがないとライブできないですしね、その事を考えてちゃんとデッキを組み直して来たようです
そんな今までと違う多色デッキを操り出した翔に、今まで翔をアホ扱いしていたペダルやミルも見る目を変えますが…

「んふふふ、んふ、んっふふふふふ」

(…ま、まさか…ただ単に新しいモンスターを出したかっただけじゃ…)

ゲェーッ!?ところが天空ムスタングに目をキラキラさせる翔はどう見ても戦術なんぞ眼中になし!
勝つための手段じゃなくてただやりたかっただけかよ!こんな全国大会の大舞台でやっとる場合かー!!
まあ喜びまくりの翔が可愛いので許しますけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあみんな!カードライバーを攻撃だぁ!」

バシバシイッ!

「残念やな、レシーブ!」

「しょ…”消滅波”!?」

「そしてこれが、ウチのイナズマスパイクや!」

「タ…”タイダルウェイブ”ううう!?」

早速天空ムスタング達で攻撃を仕掛ける翔ですが、単なる直接攻撃なので結局またリアクションカードの餌食に!
天空ムスタング出した意味ねー!!状況を変える特殊効果もないんじゃあ、他のモンスターと同じじゃないですか!
そして相手モンスターを一体破壊するという消滅波、さらに中部大会でもさんざんな目に遭わされたタイダルウェイブを
食らってしまった翔は、ますます追い込まれてしまうのでした。まあずぶ濡れの翔が可愛いので許しますけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

バシバシイッ!

「くうっ!」

「どうだい俺のオーシャンショウウオ達は!青トルク2つでライブ出来るというのに
 パワーは3000、その上バースト2ときてる!俺の速攻デッキには、
 なくてはならないモンスターだ!」

そして飛役明太と戦っているアイもまた、ぞろぞろと現れたオーシャンショウウオ達の猛攻に晒されているところでした
というかオーシャンショウウオって凄い破格の能力ですねこれ、トルク2つでライブできるモンスターと言ったら
パワー1500で特殊能力なしぐらいが普通なのに、パワー3000でバースト2持ちですと!?
これはさすがにやばすぎるだろ!この低トルクでこれほどの高い能力、何かそれ相応の大きなデメリットも存在するんでは…?

「ま、ターン開始時に青トルクが6つないと、俺自身に噛み付いてきてしまうのが
 玉にキズだけどな!」

「(ニヤ…)ふう〜ん…」

って思いっきり自分でバラしとるー!!お前はアホかー!!
黙ってさえいればアイに「付け入る隙のないオーシャンショウウオ」と相当なプレッシャーを与えられるのに、
そんな弱点をわざわざ自分で教えるなんて!

「ワザカード”アバハリケーン”をライブ!」

「あっ、アバハリケーンって確か…!」

「そう、AラインとBラインにいるモンスターを入れ替えられるカードよ!」

「なっ…ま、まずい、トルクが足りない!」

ババババババシイイイッ!!

「ぐぎゃああああああ!!」

まんまとアイにトルクを減らされ、トチ狂ったオーシャンショウウオ達からバースト6を叩き込まれる飛役明太!
せっかく稼いだアドバンテージが全部パー!なんというアホ…というか主人に攻撃する時のオーシャンショウウオは
1体につきバースト3で攻撃してくるんですね、なんて恩知らずな連中だろう(えー

「ぐっ…もう残り10枚…でもヘタに攻撃したらまた…!」

さて、アイの方は逆転の糸口を見つけ出しましたが、翔の方は相当煮詰まってきているようです
リアクションを防ぐ手立てが何一つ見つからないまま、すでにバトルは終盤…
残り枚数からして守りに入っている場合じゃありませんが、かと言って攻めていけばリアクションの餌食…
どうにもならずに苦悩する翔は、とにかく次のカードに手を伸ばしますが…

「ドロー!…こ、これだ!今、大地を駆けろ!!タテガミウルフ!!」

(そうだ!タテガミウルフはバースト3!しかもバーストしたカードのリアクションは発動しない!

な、なんですとー!?タテガミウルフにはそんな便利な能力が!バースト3は知ってましたがリアクション無効なんて能力もあったとは…
これは美知場麗にとっては天敵中の天敵!それにバースト3の能力も合わせれば、今からでも相手のデッキをかなり削っていけるはず…

「もうリアクションは恐くないぞ、これでバースト3だ!」

バババシイイイッ!!

「だあっちゃ…!よりによってこの3枚かいな…!」

「よーし、タテコモールもカードライバーを攻撃だぁ!」

「な、なにぃぃぃ!?」

「だあ!?何やってる!」

「タテコモールは防御用に残しておかなきゃ!!」

「ははっ、ナイスボケやあ!」



ところがその時、タテガミウルフに続いてタテコモールでも攻撃を仕掛けてしまう翔!
その途端血相を変えたミル達の「どあほー!!リアクションが発動するぞー!!」という激しいお叱りの言葉が!
い、いやみんなちょっと落ち着いて…これはきっと美知場麗の残りデッキ枚数を見据えての攻撃とか?
何も考えずにうっかり攻撃したなんて考えるのは翔を甘く見すぎですよ!

「し、しまったあああああ!!」

完全にうっかりの攻撃だったー!!なんじゃそりゃあああああ!ついうっかり調子に乗って攻撃を仕掛けてしまった翔!
そんなタテコモールの攻撃でバーストされたのは、よりによってリアクションで敵一体を選んで破壊する”消滅波”!いやああああああ!!
労せずしてタテガミウルフ撃沈!天敵のタテガミウルフがこんな形で壮絶に自爆してくれるとは、美知場麗も笑いが止まらんでしょう

「あああ、ライブチェンジが、タテガミウルフがぁ!」

「あ…?あ…?」

「ええオチがつきそうや!このセット、もろたでぇ!」

これには完全にミル達も呆れまくりで声も出ない様子、しかしまだバトルは終わったわけじゃありません
今の攻撃を受けて美知場麗のデッキも残り10枚…何かひとつでも間違いが起こればひっくり返すことも可能なはずです
ほんの少し、ほんの少しでも流れを変える何かさえ起こせれば…

「勝者、チームアスリート・美知場麗!」

しかし何も起こらなかった!!そのまま普通に負けたあああああああ!!
試合前に徹の言ってた「お前が一番心配なんだけど」という言葉が現実に!翔らしいと言えばあまりにも翔らしい展開なんですが…
「今の翔は十分強くなってる」とあれだけ翔を評価していたアイが涙目すぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
せっかくアイとの間に立てた嫁フラグもこれで帳消しか…(えー



ドガアアアアン!!

「んぎゃああああーーっ!!」

ズッバアアアアン!!

「どひいいいいいーーっ!!」

もはや他の2人が勝たなければ敗退が決定してしまうチーム無敵、しかし母泥武郎と戦う徹は翔以上の大苦戦中!
見せ場のあったアイや翔と違って「うがっ ぐががあーっ!!」「おがあーっ!!」「あががああーっ!!」「う…ぎゃああーっ!!」
やられ続ける描写以外何もねえー!!最初から最後までそんな調子でメタクソにやられ続けた徹は、
ついにデッキ枚数11対6というところまで追いつめられてしまいます。そして相手の場にはバースト2を持つワーカージャイアントが3体…
残りデッキ6枚の徹が、この3体から直撃を受けてしまえばもう一巻の終わりですよ!

「覚悟はいいかいヒョロいの…!まずはワーカージャイアント!フック!」

「う、うあああ!ジャバラクーダ、僕を守っておくれぇ!」

ドバアアアアン!!

「ワーカージャイアント!ストレート!」

「ひいっ!?こ、”ここはオレが!”でジャバラクーダを
 Aラインに移動させると同時に…僕を守ってえええ!」

ドバアアアアン!!

「まだまだァ!ワーカージャイアント!アッパー!!」

「あうううう、も、もう一度”ここはオレが!”で僕をぉぉ!」

ドバアアアアン!!

こ、これは!?見た目には「今死ぬ!もう死ぬぅぅ!」と情けなく泣きわめいている徹ですが、
ドッコイ次々とジャバラクーダを特攻させまくってワーカージャイアントの猛攻を全て相討ちに!
頼りない態度とは裏腹にノーダメージでこの危機を乗り越えるとは…やるな徹…
それにしても次々と「徹さんのためなら死ねる!!」と徹を守って死んでいくジャバラクーダさん達が献身的すぎる…(えー

「ふん…俺のパンチをかわし切るとはやるな…!
 次は貴様の番だ、どこからでも打ってきな!」

「う、打ってきなと言われても…あっ!?トレビアーン!
 ふふふ、ふふふふふ…ここからが僕の攻撃だよ!!」

って、今までずっと弱気一辺倒だった徹が、新たなカードをドローした瞬間いきなり超強気に!
そこまで決定的に勝負を決めるカードを引いたというのか!?奇しくも相手のデッキ枚数は残り10枚、さっきの翔と似たような状況ですが…

ババババババババババシイイイイッ!!

「も…燃え尽きたぜ…真っ白によ…」

ゲェー!?なんとゴリ押しのバースト10!!徹の作戦とはパワーにものを言わせた壮絶な大量バースト!
バースト3の能力を持つトゥエンティフォーを新たに2体ライブし、元々場にいたバースト2のシックスティーン2体と共に
3+3+2+2のバースト10で一気に相手のデッキを削り切ったという…作戦自体は単純そのものですが、
金の力で強力なモンスターを揃えた徹にはその単純な作戦こそ最も恐ろしい…(えー
パワーだけ見てもトゥエンティフォーは3500、シックスティーンは3000と相当強力ですしね
徹と翔で明暗を分けたのは金の力だったということか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあラストスパートだ!オーシャンショウウオをライブ!」

「また!?ほんと好きね…」

「俺の速攻デッキには欠かせないモンスターだと言ったろう!」

「Bラインにいるモンスターを前に出すカードは、
 アバハリケーンだけじゃないのよ!”巻き込み”!」

「ぐっ…!だったら全員で攻撃だ!」

さあそしていよいよ最後の一人となったアイ、こちらは翔達とは違って12対11と互角にやり合ったまま終盤へともつれ込みます
飛役明太は4体目のオーシャンショウウオまで出して戦力を揃えますが、またもトルクを奪っていくアイの戦法に焦りを感じて
「くそーお前早く死ねー!」と全モンスターで一斉攻撃を!一気に7枚ものカードをバーストされてしまうアイでしたが
「クククク…なんだお前、そんなに俺が恐いのか」と余裕の笑みさえ浮かべております(えー

「そうそう…もう一つ付け足しとくわ。モンスターを引っ張り出すのは
 ワザカードだけじゃないってね!大空を自由に羽ばたけ!
 ライブチェンジ!!コウソクファルコン!!」

バヒョオオオオオ!!

「な!?しまった、青トルクが…!!」

そんなギリギリの状態でアイが行ったのは、コウソクファルコンへのライブチェンジ!
そう、コウソクファルコンにはライブされた瞬間に敵1体を好きなラインへ吹っ飛ばせるという特殊効果が!
Bラインでトルクを生んでいたモンスターをAラインへと吹っ飛ばし、またしても飛役明太の青トルクは6を切ってしまうことに!

「ふふふふ…私はこれでターン終了よ」

うぞうぞうぞ うぞうぞうぞ

「ひいっ!?ま、待ってくれ頼む!は、話せば分かるっ…!!」

バババババババババババシイッ!!

「ぐぁああああーーっ!!」

恩知らずなオーシャンショウウオ達のバースト12炸裂!
ちょうど12枚あった飛役明太のデッキは綺麗さっぱり吹っ飛ばされてライブオーバー!こうしてついにアイが勝利を決めたことで
チーム無敵の2回戦進出が決定するのでした。それにしても
「おやおやどうした?私を倒すんじゃなかったのか?ハーッハッハッハッハッ!!」
自分の手を汚さずに勝負を決めてしまったアイが鬼畜すぎる…(えー  次回に続く!






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