■あにゃまる探偵キルミンずぅ
第6話 「恋のキューピッド作戦!?」
「よーし!明日のもみじフェスティバルは食べまくるぞー!」
「学校内のみなさーん!明日のもみじフェスティバルでは、
猪俣精肉店のコロッケ屋台をよろしくお願いしまーす!」
「よ、よろしくでぇす…」
「へぇ〜、ケンの家もお店出すんだ!」
「ふふふ、張り切ってるわねぇ」
さて今回の話は、何やら翌日に地元のお祭りを控えて盛り上がっているリコ達の場面から始まります
そのもみじフェスティバルというお祭りに、肉屋を営んでいるケンの家も屋台を出して参加するようですな
「うふふ、もうやだぁ〜!」
「あはは、なんだよぉ〜!」
「あっ…!?」
そんなお祭り気分のリコ達と違って、ナギサだけはパルスのことばかり思い出して悶々としていました
道ばたで彼女とイチャイチャしてる人がパルスに見えてぎょっとしたり、よくよく見てみたら単なるブ男でほっとしたり…
うーむ、パルスとの仲は女友達にからかわれてるだけかと思いきや、どうやらナギサは相当本気でパルスが好きみたいですね
「な、なんだ人違いか…あはは、バカみたい…」
「やあ、また会ったね」
「あっ!?ここっ、こんにちは!」
「今帰り?何か驚かせてしまったかな…」
「そ、そんなこと…!」
とか言ってたら本物キター!!なんと前を歩くブ男に気を取られていたその時、いきなりナギサの後ろから現れたパルス!
激しく仰天したナギサは顔を真っ赤にしながら、ぶんぶん頭を振って挨拶してしまいます
ナギサがこんなに動揺したシーンは初めて見たなぁ、それだけパルスのことが好きだってことか
「あ、あの、本は見つかりましたか?マリアンヌ・シェーンベルクの生物逆進化論序説…」
「いや、大学の図書館にも行ってみたんだけど、10年以上前に貸し出されたきり行方不明だと言われたよ」
そして第2話でパルスが探していたあの本ですが、なんと10年以上も前に
誰かが借りパクしたまま戻って来てないようです(えー
借りパクとかマジ死ねよ!関係ないけど我が家のドリームキャストも、借りたまま引っ越したバカヤローがいてだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「でもすごいね、一度言っただけの本の題名を覚えてるなんて」
「あ、それは…マリアンヌ・シェーンベルクは私のお祖母ちゃんだから」
「えっ、そうなのか…!?」
「あっ、ナギサ姉だ」
「あの男の人誰かしら…?」
「はっ、も、もしかしてナギサ姉の…!リム、何言ってるか聞こえる!?」
「ま、待って…」
そんな2人のお喋り中に偶然通りがかったリコとリム。2人はパルスを見るなり「さてはナギサ姉の彼氏!」と興味深々の様子で、
茂みの中からこっそりと盗み聞きし始めます。リムは何度もウサギにキルミンした影響で、変身してない状態でも
常人よりずっと耳がよくなってるみたいですね。リコは変身しても別に取り柄がないんで普通のままですけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
『君と出会ったのはやっぱり運命かもしれないな』
『えっ…』
「ひぃやぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「な、なに!?なんて言ってるの!?」
「し、しーっ!しーっ!!」
うへえええなんというキザ台詞!「君と出会ったのは運命さ」なんてイケメンにしか言うことの許されない言葉だな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
これをさっきのブ男くんが言ったら「なにこの人気持ち悪い…」って即通報もんだろ…(えー
ともかくパルスとナギサの会話を聞いた2人は、これからナギサ達をお似合いのカップルだと応援する事にしたようです
「えー、それでは今週の女性獲得数を発表する。
新井くん、0。樺谷くん、0。半田くん、0。地井くん、0。大造くん、0。桐野くん、1」
「おぉ〜」
「お〜じゃないッ!!」
一方その頃カノンの家では、牙組の皆さんのナンパ作戦がさっぱり上手く行かずに、カノンママがブチ切れていました
そんなお叱りを受けても「はいはいじゃあ明日から本気出す」と牙組はほとんど反省してる様子がありません
なんだかちっともカノンママの計画に興味がないみたいで、想像以上にボンクラ揃いです牙組
たとえば牙組メンバーの一人、新井くんの失敗談がこれです。魅惑のショタ顔で、上手いこと道行く女性と親密になった新井くんですが…
「新井さん…私…今日、帰りたくない…」
「分かった、目を閉じて…」
「うん…」
「………はっ!?」
「汚物は消毒だー!!」(えー
なんとラブシーンも最高潮というその時、なぜか水をジャージャーぶっかけ始めて全てを台無しにした新井くん!な、何が一体!?
どうやら新井くんはアライグマのアニマリアンのようで、キスの瞬間に女の人の服にシミがついているのを見つけて
「この女きたねええええええええ」と暴走してしまったという…
こんな調子で牙組はみんなナンパが全滅しているようですな、
そういえば前回なんてドブ川の水ぐびぐび飲んでる奴いたし、あんな口でキスでも迫られたらナンパもクソもない:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ちなみにそのドブの水飲んでたのは、カバのアニマリアンの樺谷くんだそうです。カバはあんな汚い水も平気なのか…
「いいこと!明日のもみじフェスティバルには、きっと多くの女性が集まるはずよ!
全員結果を出すこと!ふがいない成績に終わった者は一週間夕食抜きよッ!!」
「…」
「カノン!明日はあなたも一緒に行って、この連中をしっかり監督するのよ」
「ええ!?私が!?」
「あなたは将来全ての上に立つ身、部下の尻を叩けないようでは
いい指導者にはなれないわ!」
「はぁ…仕方ないわねぇ…」
あまりにも牙組が使い物にならないので、「メシが欲しければ働いてこいや」と晩飯で釣ってでもやる気を出させるカノンママ。
それでも牙組だけでは不安ということで、カノンまで見張りにつけて祭りに行くことになってしまいました
無能な部下を持ってしまうと上司は色々大変だな…(えー
「わぁーいっぱいお店が出てる!なんか食べにいこー!!」
「わっ!」
どしぃぃぃぃん
「あ、あいたたた…」
「大丈夫?ケガはなかったかい?」
「あっ!?パルスさん!?」
そしてもみじフェスティバル当日、姉妹そろってお祭り会場にやってきたリコ達は、なんと偶然にもいきなりパルスに激突!
ナギサは今日もまたパルスに会うなりゆでだこのように真っ赤っ赤、それを見たリコ達は「私達が2人の中を応援しちゃおう!」と
パルスとナギサをくっつけるべく4人で会場を回ることにしますが…
「うーん、難しいわねぇ…」
「大丈夫、肩の力を抜いて水平に投げるんだ(べたべた)」
「あ、は、はい…」
「よーし私だって負けないんだから!それーい!!」
(リ、リコったら…!せっかくパルスさんとお姉ちゃんがいい雰囲気だったのに!)
しかし舌の根も乾かぬうちにお邪魔虫と化したリコ
おま…最初に向かった輪投げの屋台ですでに、「ウオオー私の方がうめーぜオラー!!」とナギサとパルスに割り込むように張り切って
せっかくの雰囲気をブチ壊しにしてしまいます、ああ…
たった15秒くらい前に「応援しちゃおう!」とか言っておきながらなんというザマ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「うーん、あの金魚取れるかしら」
「頑張って!」
「よーし私も…わっわっわっ!?」
そんな4人が次にやって来たのは金魚すくい、すると今度はリムが金魚を追っかけるうちにバランスを崩し、
水の中に頭から突っ込みそうな体勢に!あわやというその時、咄嗟にパルスがリムの体をガシッと受け止めます
「っと!!」
ガシイッ!
「あっ…!?」
「大丈夫かい?」
「あ…あぁぁ…」
『お怪我はありませんか、姫』
『は、はいパルス様…』
『よかった…美しい姫、僕と結婚してください』
ぶばー!!ど…どういう話の流れだよこれは!パルスに助けられた瞬間いきなり妄想ワールドに突入したリム!
そこではパルスとリムは美しい王子と王女、そして見つめあう2人は結婚の約束を…ってアホかー!!
リム…今までこのアニメで一番まともなキャラだと思ってたのに、まさかこんな頭がハジケ飛んだキャラだったなんて:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「そ、そんな結婚だなんてわはぁぁぁぁ!!」
「リムゥゥゥゥゥ!!ナギサ姉とパルスさんの邪魔しちゃダメじゃない!!」
「なによリコだってぇ!!」
どっちもどっちすぎるわお前ら…さっきからナギサの応援どころか邪魔にしかなってないよ!
むしろ2人でパルス争奪戦を始めそうな雰囲気です、もはやナギサの恋のライバルにすらなりつつありますが、果たしてどうなるやら…
「一人かい?君、可愛いね」
「えっ?あ、あの…」
「よかったら僕と生肉食べませんか」
「ずぇぇぇぇぇい!!なによその口説き文句はぁっ!!」
そして同じ祭り会場に来ていたカノン達でしたが、牙組のみなさんは相変わらずトンチンカンなナンパを続けていました
「生肉おいしいです^^」と言ってるこいつは、ライオンのアニマリアンの獅子山くんですな。誰か一人くらいまともな奴はいないのか!
「寒くありませんか?」
「ええ…桐野さん、どうしてそんなに優しいんですか?」
「ふふ、それは貴女が魅力的すぎるからですよ」
って、そういえばいました一人だけまともな牙組が!さっきのナンパ成績でも唯一成果を挙げていたキリンの桐野くんです
この桐野くん、前回の水質調査の時も、他の牙組がドブ川の水ぐびぐび飲んだりお姉さんの生足くんかくんかしてる中で、
一人だけまともにお姫様抱っこして、お姉さんをメロメロにしてた人ですからね。もはや頼れるのはあんた一人だけだ…
「ふぅ…喉が渇いたなぁ、ちょっと失礼」
ぐびぐび
「えっ!?ええええーっ!?」
だ…駄目だこいつー!!いきなり何をやってんだお前はー!!
なんとご覧の通りのとんでもないポーズを取りながら、水溜まりの水をじゅるじゅる飲み始めた桐野くん!おええー!
これもキリンの本能なのか、一番まともだと思っていた人でさえこれとは…やはりしょせん畜生は畜生なのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「でぇぇぇぇい!!水溜まりの水飲むかぁ!?」
「「はぐはぐはぐはぐはぐはぐ」」
「って、食うなぁぁぁーっ!!はあはあ…成績が上がらないのも無理ないわ、
こいつら全ッ然ダメじゃない!」
そしてカノンが桐野くんに切れる一方で、「晩飯抜きでも屋台で食えばいいんだわ」とナンパそっちのけで
メシを食いまくっていたカバ&ゾウコンビ!こ…こいつら頭いい…!(えー
まあ晩飯を抜かれた時のことなんて考えてなくて、単に目の前の食い物に我慢できなかっただけだと思いますけど:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
あまりにもダメな牙組にとうとうカノンも呆れ果ててしまいます、この調子じゃ今日もナンパは全滅か…
「パルスさん、こっちこっち!」
「パルスさん、はやくぅ!」
「あはは、分かった分かった」
「うふふ…」
こっちはこっちで全然ダメじゃないですか!!何やってんだお前ら!
なんと祭りを回るうちに完全にパルスに夢中になってしまった2人は、ナギサのことなんぞすっかり放置して
「パルスさんは私のよ」「いいえ私のよ」と激しく取り合いしていました。もうキューピッドもクソもないじゃないか!
ぽーん
「いやったぁ!命中ー!」
「むう〜、私だってぇ!」
「ねぇねぇ!パルスさんもやってみて!」
「…ッ!?」
ところが射的屋で遊び始めたその時、パルスに異変が!リコがパルスに銃を渡そうとしたその時
顔色が真っ青になって激しいトラウマに襲われてしまうパルス。これは一体…?
どうやらリコに銃口を向けられて昔の思い出がフラッシュバックしたようです、
なんだか狩人のようなオッサンに撃たれた思い出でもあるようですが…
「だ、大丈夫ですか…!?」
「あ、ああ…すまない、ちょっと気分が…」
「気分が悪いの!?」
「大変!」
「「私飲み物買ってきます!!」」
そしてふらふらと人混みを離れて、噴水に座りながら一息つくことにしたパルス。
すると調子の悪そうなパルスを見たリコとリムは、一目散に駆け出してばびゅーんと飲み物を買いに行ってしまいました
むう…経緯はどうあれこれで邪魔者は消えましたね(えー 思わぬ形でナギサはパルスと2人きりになってしまいます
「悪かったね…僕が心配かけてしまったから」
「い、いえそんな…!」
「…」
(な、何かお話ししなきゃ…!)
「あ、あの、パルスさんはどうしてお婆ちゃんの本を?」
「ん…?この地球の、生命の成り立ちに興味があるんだ」
「生命の…?」
「ずっと知りたいと思ってた…様々な動物がなぜ生まれ、なぜ滅びなければならないのか」
「…?」
あたふたと慌てながらパルスに本のことを訪ねたナギサ、するとその答えは「動物の誕生と絶滅について詳しく知りたい」と…
ううむ…そういえばカノン達も子孫を残すための旦那探しに相当苦労しているし、
アニマリアンというのは存在そのものが絶滅危惧種みたいなもんですからね、そんな自分達の行く末に思うところがあって
パルスは例の本を探しているのかもしれません
「バラバラにやっててもダメだわ!女の子のグループを見つけて
全員で攻め落とすのよ!いいわね!!」
「「「「へえ〜い…」」」」
「まったく世話が焼けるんだから…!」
「は〜あ…腹は減るし仕事は辛いし…」
「さっさと声かけてメシにしようぜ…」
「あ、あれなんかどう?」
そんな一方で牙組は、カノンから指示を受けて、全員で女の子を取り囲んで一気にたらし込む作戦に出ていました
するとタイミングよく可愛らしい女の子グループを発見し、さっそく声をかけることにしますが…
「ねえねえ、君達ー!」
「ヴぇえええええええ!?もしかしてけいこりんのこと
ナンパしてるううううう!?」
「え!?ち…違…違ッ!!」
お呼びじゃねえー!!ぐわあああ!なんと女の子グループに声をかけようとした瞬間、
目の前を横切ったデブのおばさんに勘違いをされる結果に!「うわーんお前なんか知るかよ」と必死に弁解する牙組でしたが
まったく話を聞かないデブおばさんは、強引に牙組を茂みに引きずり込んでしまい…
「んんんん〜〜む!ん〜む!!」
「や、やめてやめてぇぇぇ!!」
「もぉ〜みんな情熱的なんだから〜!けいこりんビックリだぞぉ!」
ぎゃああああああああ!!なんてこった!なんと茂みの中でおばさんの猛烈なアタックを受けて
全員が逆レイプされてしまった牙組!なんつーレイプ魔!
それにしても7人全員を犯し尽くしてなおこの余裕っぶり、けいこりん絶倫すぎるだろ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「うぅ…こ…こっちの方がビックリなんだが…」
「で、でも俺…噛み付くのに成功したぜ…」
「僕も噛み付いたよ…」
「僕も…」
「む…?けいこりんなんだか変な気分になってきたぞ…?」
全員が足腰も立たないくらい犯されまくった牙組でしたが、なぜかみんな「ふっふっふ噛み付いてやったぜ」とやり遂げたような表情です
って、その時けいこりんが自分の体の異変に気づくと、なんとその体がむくむくと牛に変身!ゲェー!?
な、なるほど、アニマリアンは噛み付いた人間をアニマリアンに変えられるのか…ドラキュラみたいなもんですね
牙組が女を落とすように指示されているのは、こうして世の女達をアニマリアンに変えていくためだったのか
「ンモオオオオオオオオ!!」
ドガアアアアンバゴオオオオン!!
「マ、マジかよ!?普通はアニマリアン因子の発動まで2・3日はかかるもんだろ!?」
「全員で噛み付いちゃったせいかな…!?」
「放っておいたらまずいぞ!」
ところがけいこりんの変身は牙組にもまったくの予想外だったようで、祭りの屋台をメチャクチャに破壊するけいこりんを見て真っ青に!
どうやら牙組は、あくまで平和的にアニマリアンを増やしていくつもりのようですね。
手当たり次第に噛み付いたりせず、親密になった女性にだけ噛み付くのもそのせいでしょうか
「ンモオオオオオオオオ!!」
「…!?君はここにいて!」
「パ、パルスさん!?」
って、そんな暴走牛と化したけいこりんに気づくと、それを止めるべく駆け出したパルス!
祭りの会場を破壊してなお暴れ回るけいこりんの前に立ちふさがりますが、こんな1000万パワーの猛牛をどうやって止めるつもりなのか…!?
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS character
Design (C)CLAMP
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ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが
命じる!けいこりんは死ね!!(えー |
「止まれェェェェェッ!!」
「…!!」
キキキキキキィッ!!
こ、これは!?なんと突撃してきたけいこりんに向かって、瞳を妖しく光らせながら一喝したパルス!
すると金縛りにでも遭ったかのように、けいこりんはその場に急停止してしまいました。まさかパルスがギアスの使い手だったとは…(えー
「おぉいたいたー!まったく世話焼かせやがって!」
「よお、君が捕まえてくれたのかい?ま、雑用係はそれぐらいの役に立ってくれないとなぁ?」
そして今ごろになって現れた牙組でしたが、なんとこれだけの実力を見せ付けたパルスを雑用扱い!
なんだか知りませんが、パルスは牙組より立場が弱くて相当見下されているようです。能力は明らかに上なのにな…
これはあれでしょうか、リューナイトで言うところの高位邪竜族:カノン 邪竜族:牙組 ガルデン:パルスって感じの関係でしょうか
ガルデンはめちゃ強いのに、血筋やらなんやらのせいで邪竜族どもには見下されてるっていう
ガシイッ!
「ぐっ…!?」
「どれだけ騒ぎを大きくしたと思ってる…!
仲間にした女性の管理ぐらいきちんとしておけッ!!」
「うぐ…わ…わかった…!」
とその時、舐めた口を利いたと桐野くんをギリギリと締め上げ凄みまくるパルス!あまりの迫力に、上から目線だった桐野くんも
「調子こいてすいまえんでした;;」と謝るしかありません。そしてパルスが手を放すと、桐野くんは逃げるようにそこから立ち去っていき…
「…」
「パルスさん!大丈夫ですか!?」
「あ、ああ」
「あ…!?血が!見せてください、手当てしなきゃ!」
「これくらい大丈夫さ」
「ダメです!バイキンでも入ったらどうするんです!?」
そして牙組と入れ替わりにパルスの下に駆けて来たナギサ。どうやらパルスはけいこりんを追いかけるドサクサで、
いつの間にやら手を切ってしまっていたようですね。それを見たナギサは、すぐにハンカチを取り出して結んであげますが…
《はい、もう大丈夫よ》
「あ…君は…」
「えっ?」
「いや…なんでもない」
「…?」
優しくハンカチを結ぶナギサの姿を見て、誰か分かりませんが女の人のシルエットを重ねるパルス。
「もう大丈夫よ」という言葉からして、パルスが以前お世話になった女性のようですが…一体誰なんでしょうか
まあ声からしてナギサ達の母ちゃんで決まりなんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そういえばこの髪型もモロに母ちゃんだしなあ…ナギサ達のママは動物のお医者さんだし、その関係でパルスと会ったことがあるんでしょうか。
次回に続く!
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