■そらのおとしもの 第2話 「天翔ける虹色下着(ロマン)」
「智ちゃーん!起きてー!(ガチャッ)遅刻しちゃうよ、智…ちゃ…」
「はっ!?ち、違うんですそはらさん!これは鎖を外そうとしてるうちに…!」
「イヤアアアアアアアア!!」
ドバババババババ!!
今日も今日とて登校する前に、寝ぼすけの智樹を起こしにやってきたそはら。
しかし智樹の部屋に踏み込んでみると、「おっと手が滑ってついこんな体勢に」と
今にもイカロスと子作りでも始めそうな格好の智樹を見つけて、めったやたらのメチャクチャに殴り倒してしまいます
「一体どういうこと!?あの子誰!?なんで智ちゃん家にいるの!?」
「がふっ…じ、実はその…空から降ってきたんだ…」
「智ちゃんのバカ!そんな話信じられるわけないでしょ!」
「ほ、本当だって!見ろそはら!ほらほら、飛んでるよ〜!なぁ、な?あぁ、その前にこの鎖をなんとかしないと」
「鎖でしたら自由に伸ばしたり消したりできますが」
「そういうことは早く言ってくれ!」
このせいでそはらは完全にヘソを曲げてしまい、智樹は朝っぱらから必死に弁解しつつ登校するハメになってしまいます
というかイカロスと智樹を繋ぐ鎖は長さも消すのも自由自在なんですね、前回智樹は鎖が邪魔でトイレまでロクに入れない始末でしたが、
これからはひとまず鎖に悩まされることはなさそうです
「でかしたぞ智樹、こいつは新大陸の住人に違いない!確かお前は一人暮らしだったな、ご両親は諸国漫遊中だとか」
「え、うん、そうだけど」
「ちょうどいい。詳しい事が分かるまで面倒を見てやれ、新大陸のためだ」
「げえええ…!?」
そしてせっかく鎖を消したのについうっかりイカロスを学校に連れてきてしまった智樹は、慌ててイカロスをどこかに隠そうと
例の変態部長の部室へ転がり込みます。というか変態部長は一番イカロスに何するか分からん人物なのに
そんなホイホイ部室に行って危ない奴だな智樹:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「新大陸の住人!?これはいい実験材料ですね!今すぐに解剖の準備を!」とかいうことにならないで一安心ですよ(えー
「…」
そんな変態部長の話を聞いて、ようやく智樹の言い分を信じる気になったらしいそはら。
とはいえ、イカロスが空から来ようがどこから来ようが、結局智樹を取られてしまっては面白くないようで…
「とにかくイカロス、先に帰って大人しく留守番してなさい」
「ではマスター、これを」
「…なにこれ?」
「旧式のカードです。最新式のカードは全て消えてしまったので」
「へ〜…こんなのあるんだ」
ともかくイカロスはすぐに家に帰らせることにした智樹。大人しく言うことを聞くイカロスでしたが、
その代わりにまた例のドラえもんカードを智樹に渡します。ちなみに前回使っていたカードは「今までのことを夢にしてくれ」という
願いを叶えた結果消えてしまったようですが…旧式のカードをいうのは、最新式のと何が違うんでしょうね
「えー、このように…」
(あ〜いいねえこの感じ…やっぱ平和が一番!ここ数日ロクなことなかったからなぁ〜。
そういやさっきの、旧式のカードかぁ…こんなん危なっかしくて使えないって!)
ところがなんと、「ヘッこんなカードなんて誰が使うかよ」とポケットにカードを突っ込み、いつも通りのまったりした授業に安らぎを感じる智樹。
な、なんと…てっきりまた調子こいてバカな真似をやらかすかと思ったら、きっちり反省しているとは驚きですね
毎回必ず調子こいて道具使いまくるのび太とはレベルが違います智樹(えー
「智ちゃーん、外でお昼食べよ!お弁当、智ちゃんの分も作って来たから」
「ああ、いつもありがと!」
「ねえ、あの女の子だけど…本当に一緒に暮らすの?」
「まあ、成り行きで…怒ってんの?」
「…別に怒ってないよ。智ちゃんが決めたなら仕方ないもん」
「でもなんか怒ってるみたい」
「怒ってないってば!!」
「おい、あんま急ぐとコケるぞ!」
「きゃあああ!(どでーん)」
「あぁ…ほら言わんこっちゃうおおおおお!!」
(C)荒木飛呂彦/集英社
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パン
ツー
まる
見え(えー |
やっちまったー!智樹の目の前でハデにずっこけて、パンツ丸出しになってしまうそはら!
なんとそのパンツはお子様用のバックプリントが入れられたものでした
そはら…今時はもう中学1年生ですらこんなエロイパンツ履いてるというのに、
高校生にもなって犬さんパンツというのはどうなんだ…(えー
(犬柄のパンツか…そはらも小学生じゃないんだから、もっとこう違うやつをだなぁ)
そしてそれは智樹も同じ気持ちでした、やっぱりどうせ見るならもっとエロイパンツが見たかったようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ところが智樹がそれを思い浮かべた途端、いきなりポケットの中のカードがビカビカ光り出してしまい…
「あっ!?きゃああああ!?」
バサバサバサバサ
「な、なんだぁ!?」
なんだこの光景はー!!き、きもい!いきなり鳥のようにバサバサ羽ばたいて、空を舞い出したそはらのパンツ!
もしかしなくても、智樹の持つカードの力で「そはらおめー違うパンツ履けよ」という願いが叶ってしまった結果、
こんな風にパンツが勝手にそはらから逃げ出してしまったようです。なんかパンツが羽ばたく光景ってすげぇ異様だな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「もう…どうなってんのよまったく!昔から智ちゃんはHなんだから…!」
ビカビカビカビカ
「え…?」
ドヒュウウウウウン!!
「きゃああああーっ!!」
すっ飛んで行ったパンツの代わりにブルマを履こうとするそはらでしたが、今度はそのブルマまでいきなり空の彼方へブッ飛ぶ結果に!
なんてこった、智樹はブルマでも満足できないのか。さっきの犬さんパンツと同じで「ブルマなんかじゃ萌えねーよ」という
智樹の趣味によってどこかへ飛んで行ってしまったという…智樹の萌え属性って一体なんなんだ…(えー
どひゅうううううん
「うーん、俺のジャージでもダメかぁ…」
「全てはこのカードの仕業というわけか…美月、これを履いてみるといい。フンドシだ」
「う、うぅ…!」
どひゅうううううん
「真っ赤なビキニ」
どひゅうううううん
「網タイツ」
どひゅうううううん
「包帯」
どひゅうううううん
「何を履こうとしても全部飛んでっちゃうわねえ」
「大変だなーそはらも…」
「誰のせいでこうなったと思ってんのよぉっ!!」
もう履けるものならなんでもいいと手当たり次第に試しまくりますが、それでも何一つそはらが履くことは出来ずに
次々と空の彼方へ消えてしまいました。それにしても、包帯なんて「履く」と言っていいか分からんような物体までが
すっ飛んで行ってしまうとは…こうなるともはや今スカートを履けていることがすでに奇跡ですな(えー
どひゅうううううん
「も…もうやだよぉ…」
「もしかしたらそはら…お前このまま一生ノーパン!?」
「その可能性は否定できないな…このカードが、お前の願望をそのまま叶えるものだとしたら…
実験してみるか。智樹、このカードに何か念じてみろ」
もはや手当たり次第に試すだけでは無理だと悟った変態部長、そこでカードの能力についてもう少し調べてみようと
智樹に別の願望を叶えさせてみることにします。そしてカードに向かって智樹がむんむん念じてみると、
カードの力でなぜか手錠が姿を現す結果に…
「手錠…?」
「これは一体…?」
「あぁ!分かった!」
「(がちゃがちゃ)え!?な、なに!?」
「いや〜、何かやってみたくって」
っておいイイイイイ!!「ただなんとなく」の一言で、そはらを後ろ手にして手錠をかけてしまった智樹!
お前何やってんだ!ただ緊縛プレイがやりたかっただけか!この期に及んでエロイ事しか考えてないとは、
まったくもって度し難いアホです智樹
「わ…私、今履いてないんだよ!?この状態で風とか吹いたら
どの手でスカート押さえればいいの!?」
「はっ!?」
気づくの遅いわあああああ!!そはらに言われて今ごろ「はっ!?た、確かに…」と自分のしでかした事に気づいた智樹!
お前どんだけアホなんだ!エロイ事が絡んだ時の智樹は、のび太も裸足で逃げ出すくらいのアホに変わってしまうな…(えー
ぶわっさぶわっさ
「お困りですか、マスター」
「あああ、パ、パンツ、パンツがぁ!」
「はい、パンツですね。では半径100m以内のパンツを全て集めます」
そして智樹が頭を抱えてしまったその時、タイミングよくイカロスが助け舟を出しに登場!…って
来て早々いきなり何しとる!?なんと智樹の「パンツがパンツがぁ」という言葉を聞いたイカロスは、
「ギャルのパンティおくれー!!」と言ってるものと勘違いして、学校中の女生徒からパンツを奪い取ってしまいます
「「「「きゃあああああああああー!!」」」」
どさどさどさどさどさどさ
「ぐああああーっ!!な、生温かい!」
「ああう…!や、やられちゃったわ…」
そして学校中から集めた何百枚というパンツに埋もれる智樹!今ここにいる会長もパンツを取られて苦悶の表情です
しかし関係ないんですが変態部長はパンツ取られてないのね。男からはパンツ集めてないのかイカロス
これだけメチャクチャやらかしながら、パンツを奪う対象はしっかり選んでるあたり
気が利いてるんだか利いてないんだかさっぱり分からん奴だな…(えー
「これでいいですか、マスター」
「って違あああああう!!」
そんなパンツの山に埋められながら、「こんなパンツなんていらんわボケ」と大声をあげる智樹!
するとその願いをカードが叶えてしまい、集めたばかりのパンツ達はすぐに大空へと羽ばたいていくことに…
「わ、私達のパンツが…」
「空へと飛んで行く…」
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まったく頭がどうにかなりそうだぜ…なんつー光景なんだよこれは!まるで新たな住処を求める渡り鳥のように
空の向こうへと飛んで行くパンツ達。空飛ぶパンツというのがこれほどまでにカオスに満ちた存在だとは…(えー
なんにしろ、まだそはらのパンツ履けない病を治すのに一歩も前進していません。変態部長はイカロスから話を聞いて次の解決策を練りますが…
「イカロス、説明してもらおうか。全てはあのカードの仕業なのか?」
「はい。このカードはいわゆる転送装置になってまして、シナプスから様々なものを取り寄せます。
旧式のカードは、1枚につきひとつの事を叶える能力しかありません。
例えば今回のカードは、マスターの望みを強制的に叶えるためのものでした」
「なるほど」
「それで結局、私はどうしたらいいんですか!?」
「原因が分かれば解決などたやすい。美月は智樹の好みの下着を身に着ければいいだけだ。
イカロスと美香子に頼んで、買えるだけの下着を買ってきてもらおう」
うーむ…いまいちカードのシステムがよく掴めませんが、とりあえず今回のカードはやはり「智樹の望みをそのまま形にする」という
効果を持ってるって事でいいようです。そして変態部長の考えた策は、ありったけのパンツを買いまくって全部そはらに履かせてみるという…
えーと…この際「おい智樹お前の一番好きなパンツ買ってこいよ」って一枚だけ買って履かせればいいことなんじゃ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「うう…その前に無事に家まで辿り着かなきゃ…」
ずででえええん
「きゃああああーっ!!」
そして山ほどのパンツを買ってきたイカロス達でしたが、智樹の家で集合のためにそはらはそこまで辿り着かなければなりません
しかしそはらはノーパンでもじもじ歩きのうえに、両手まで塞がっているので歩くことすら一苦労…
というかイカロス達はなんで直接そはらにパンツ届けてくれなかったんだ!!
学校に持ってきてくれりゃいいのに!「私ら家でのんびり待ってるからお前早く来いよ」ってどういうこと!?鬼畜すぎるだろイカロス…(えー
「おおお…す、凄い量だ!」
「これだけあれば、一枚くらいは桜井君の好みに合うでしょ〜」
「はぁ…じゃあ履いてきます。とことん試してやろうじゃない!」
ようやく命からがら智樹の家に辿り着き、さっそく超大量パンツの試し履きを始めたそはら。
もう相当うんざりしているようですが、ともかくこれでようやくノーパンから解放されます。気合を入れてパンツを履き始めるそはらでしたが…
どひゅどひゅどひゅどひゅどひゅどひゅどひゅどひゅどひゅーん
「どういうこと智ちゃん!?あれだけあったのに全部ダメなんて…!
まさか履いてないのが好みなんて言うんじゃないでしょうねえ!!」
ゲェーッ!?なんとあれだけのパンツを試したというのに結果は全滅!全てのパンツがそはらに適応できず空へブッ飛んでいきました
なんなんだ一体…智樹のパンツへのこだわりはそんなにまで強いんでしょうか、まったくフェチというやつは厄介なもんですな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「そはらさん、袋の底に一枚残ってました」
「え…?うーん…これはダメだと思う、だって私が最初に履いてたのとほとんど同じだもん…」
ところが、買い込んできたパンツの中に一枚だけまだ試していないものが!残り物には福があると言いますが、そのパンツは
そはらの履いていた犬さんパンツがクマさんパンツになっただけのような代物…とてもこれが履けるとは思えませんが、
もはや最後に残った希望なだけに、そはらは藁をも掴むような気持ちで試してみることに…
「あ…あぁ…!?は、履けた…履けた!履けたよ智ちゃん!手錠もこの通り!」
「マ、マジ!?これで解決!?」
「はい、このカードは自動終了したようです」
(C)ABC・東映アニメーション
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な、なんだってー!? |
こ、これは一体!?あれだけ試してもダメだったというのに、このクマさんパンツだけはすんなり履くことができたそはら!
そして智樹の願いを叶えたカードは役目を終えて、手錠の効果も切れたようですが…
なんでこのクマさんパンツがOKなのか…?智樹はそもそも「小学生みたいなパンツが嫌」と言っていましたが…
「今日はごめんな、そはら」
「もういいよ、解決したんだし」
「はは、それにしてもあの犬のパンツ、お前変わってねーよなぁ」
「え?」
「覚えてないか?昔のこと」
そして夜も更けた頃、「いやー今日はえらい目にあったね」とにこやかに今日のことを振り返る智樹たち。
しかし智樹によれば、あの犬さんパンツには昔からの思い出があるようですが…
『ふぇぇぇぇぇん…智ちゃん無理だよ、こんなの割れるわけないよぉぉ…』
『ばかもーん!!貴様の気合が足らんのだ!!』
それはまだ智樹達が幼い時のこと、なぜか智樹はそはらに瓦割りの修行をやらせていました
一体どういう成り行きでこんな修行を!?それに自分はふんぞり返ってそはらだけに厳しい修行を課すとか
わざわざ空手着まで着ながら何やってんでしょう智樹は
『うぇぇぇぇん…うぇぇぇぇん…』
『ふっふっふ、よーしスパルタ教育だ!ふん!(ずるっ)ほほーう犬柄のパンツですか?
やっぱプリントパンツは最高だねぇ!』
ゴワッシャアアアアアン!!
『(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)』
『…へ…?』
ところがなんと、智樹がスパルタ教育と称してそはらのパンツを丸出しにしたその時、
おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士が覚醒!
それ以来そはらの手刀は殺人的な威力を持つようになり、その原因になった犬のパンツはすっかり智樹のトラウマになってしまったという…
って…プリントパンツが大好きだけど犬のパンツだけはトラウマってそういうオチかよ!!
というかプリントパンツが好きなら好きで最初からそう言えばいいだろ…まったく智樹はどんだけ人騒がせなんだ…
《続いてのニュースです。世界各地の空で大変珍しいパンツ流星群が目撃されました。
異常気象が原因と見る専門家もおり、各機関はさらなる調査を進めているとのことです。
ここニューヨークも昨夜から幾度も流星群が目撃されており、国民は不安な夜を過ごしています。
それを受けてホワイトハウスでは多くの閣僚が出入りしており、
早期解決に向けての政府の対応が待たれます》
さあそして今回最大の山場と言っても過言ではない狂気のパンツエンディングのお時間です
大空に去って行ったパンツ達が、世界各地を旅するという特別エンディング!今回に限ってエンディングの映像は全てパンツです
見てるこっちの気が狂うわ!!やべえ…やばすぎるぜこのアニメは、見てて頭がどうにかなりそうだよ!
もう今すぐにスタッフは全員入院すべきだと思います。マジキチにもほどがある!病院はやくきてくれー!!
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