■アニメ感想:そらのおとしもの 第4話 「愛と三角地帯(トライアングル)ふたたび」
 

「ふわぁ〜ああ、今日もいい天気だなあ〜…ん?」

バサバサバサバサ

「ぐおおおっく!?な、なんじゃこりゃあああああ!!」

うわああああああああ!!まさかのパンツ軍団再び登場!!
第2話で散々なカオスっぷりを見せつけたあの空飛ぶパンツが、なんと今回智樹の家に戻ってきてしまいました
相変わらず飛んでる姿がキモすぎて軽くホラーです(えー  こんなパンツが飛んできても嬉しくねー!

「あ、あの時のパンツが…戻ってきたっていうのか!?」

「渡り鳥のようなものでしょうか。きっとこう、地球をぐるっと一周して…
 もしかしたらマスターに会いたくて帰ってきたのかも」

「なっ、わざわざ…俺に会うために戻ってきてくれたのか!?お前達ィィィィ!!」

「(ずももももも)」

長旅を終えたパンツ達を「愛してるよパンツ達」と抱擁で迎える智樹でしたが、その背後には殺意の波動に包まれたそはらが!
そういえば、この中にはそはらが大量に履いたパンツも混じっているので、
そんなのに頬ずりしていたらそはらが切れるのも当然か…

「どうして私のパンツが智ちゃんの部屋に大量にあるのよおおおおお!!」

「うごあああああああ!!」

「うっうっうっ…な、なんてひどい事を!見ろそはら、このパンツの亡骸たちを!
 このパンツの輝かしい未来を、お前は奪ったんだぞオオオオオ!!」

「とにかく!ちゃんと全部捨てといてよね!この前みたいなことはもうこりごり…!
 んっ?そうだ…!」

怒り狂ったそはらの南斗千首龍撃で八つ裂きにされてしまったパンツ達!てめえらごとき南斗聖拳の前ではゴミクズ同然だ!!
残りのパンツも全部捨てておけと指示するそはらでしたが、智樹がはい分かりましたと処分するとは思えません
そこでそはらは、イカロスのカードを使って何かいい手を思いついたようですが…

「智ちゃーん!昨日のパンツ、ちゃんと捨てたー?」

「はい、捨てましたぁー!」

「ならいいんだけど…」

 

(ぐっくっくっく!んなわけねーっての!こちとら思春期まっ盛り、青春まっ盛りだぜ!)

次の日の朝、パンツを捨てたか確認するそはらでしたが、やはりと言うかなんと言うか全然捨ててません智樹
今日もカーテン越しでそはらの姿が見えないのをいいことに、「うぇっへっへっパンツさんおはよう」とパンツと添い寝していました
そんなにパンツが好きかー!!そしてのそのそ布団から出て、パンツを手に取る智樹でしたが…

チュドオオオオオオオン!!

「ごあああああ!?な…なんじゃこりゃあ!?」

「あーあ、智ちゃんやっぱり捨ててなかったんだね。
 イカロスさんのカードにちょうどいいのがあってさ、協力してもらったの」

なんと智樹が触れた瞬間、大爆発を起こして跡形もなく消し飛んだパンツ!
一体何が起きたのかと思いきや、そはらがイカロスのカードを使って
智樹が見るか触れるかすると起爆する爆弾にパンツを変えてしまったのです
キラークイーン第一の爆弾!?可愛い顔してやってることは吉良吉影とは恐ろしい…(えー



「じゃ、じゃあさっきのも…」

「うん、智ちゃんのHが治るかなーって思って。有効期限は今日一日、
 智ちゃんが家の中にいる間だけだけど…その分じゃどうせ沢山あったパンツ、一枚も捨ててないんでしょ」

「ぐっ…!」

「私はイカロスさんとお出かけしてくるから、智ちゃんはがんばって家から脱出してね」

って…パンツが爆弾になるのは智樹の家の中だけで、しかも一日限りのことなんですね
ちょっと条件が緩い気もしますが、これで智樹にきちんとお灸を据えられるんでしょうか

「はっ!?待てそはら!お前の部屋の壁になんかでっかい虫が止まってるぞ!」

「えぇ!?ど、どこ!?どこどこ智ちゃん!」

「(ニマアッ)」

チュドオオオオオオオン!!

「きゃあああああーっ!!」

智樹の辞書に反省の文字はない!なんと智樹、そはらが下半身パンツ丸出しなことに気がつくと
「うしろを向けよ」「ちくしょォォ」とそはらに後ろを向かせて、パンツ姿を堪能したあげく爆発させてしまいました。なんてやつだ!
しかし濃厚なパンツ描写だなぁ…なんだか頭が痛くなってきた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「くっくっくっく、バカめ!窓越しで見えないと思って…
 着替え途中に窓を空けるお前のクセなど、昔からお見通しだ!」

「バカ!変態!大っ嫌い!!もう知らない!!」

とうとう怒り狂ってイカロスと一緒に家を飛び出してしまったそはら。いよいよ智樹は一人でこの爆弾ハウスに取り残されてしまいます
とりあえず家を脱出すれば安全ということで、部屋から出ようとする智樹でしたが…

「ともかくこの家から脱出…はっ!?き、昨日…飾っちゃったんだよね…」

チュドドドドドドドド!!

ところがなんと廊下には、まるで万国旗のごとく飾り付けられた大量のパンツが!なぜそんなものを飾る!!
それを智樹が見た瞬間、
爆導索のような連鎖爆発で廊下はとんでもない大惨事に!家が!家が壊れるー!

「い、いかん…!死にかねんぞこれは!?窓から脱出して…はっ!?」

チュドオオオオオオオン!!

「ぐぐぅ…!ト、トイレにでも入って落ち着…はっ!?」

チュドオオオオオオオン!!

一体どんだけパンツ飾ったんだよ智樹!なんと行く先行く先、廊下にも庭にもトイレにも、
この家のあらゆる場所は
智樹が飾ったパンツで埋め尽くされた状態!こんなパンツに囲まれた生活なんて気が狂うよ!
どうやらこの家に
パンツが手薄な脱出ルートはもはや残っていないようです。こうなった以上、腹を決めた智樹は
玉砕覚悟で玄関への道を突撃していくことに…

「はあ…はあ…こうなったら玄関まで正面突破だ!!うおおおおお!!」

チュドドドドドドド!!

「あ、あと少しでゴールだっ…!!」

どっすーん

「きゃあっ!?」

無数のパンツが大爆発する中、ついに玄関へと辿り着いた智樹!しかしその瞬間、ちょうど帰ってきたそはらがドアを開けてしまい
家から飛び出してきた智樹と正面衝突してしまう!…って

どういうぶつかり方したらこうなるんだよ!わけわかんねー!!
そはらとぶつかったと思ったら、
気がついたら股に顔を突っ込んでいた智樹。
しかしこうなってしまうと、当然またそはらのパンツが爆弾になってしまい…

「い…いいいいいやあああああああ!!」

ズドボッガアアアアアン!!

今までの中でも最大級の物凄い爆発!そはらもろとも爆風をモロに食らった智樹は、気を失ってぶっ倒れてしまう!
まあ
首から上が吹き飛んでなくならないだけでも相当タフだと思いますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「う、うーん…あれ…そはらは…?」

「家の中です。さっきの爆発で家の中へ吹き飛ばされたみたいです」

「な、なんだって!?俺のせいだ…俺がパンツを見たせいでそはらは!」

しばらくして意識を取り戻した智樹でしたが、家の外に倒れていた自分と違って
なんと黒煙漂う家の中へ吹き飛ばされていたそはら!一体どういう風に爆風を受けたらそうなるんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「待ってろそはら!うおおあああああーっ!!」

自分のせいで危険に晒してしまったそはらを助けるために、再び崩壊寸前の我が家へと突入する智樹!
しかしこの画像だけ見てると
すごい純真なショタ主人公に見えるのになあ、人は見かけによらないもんだな…(えー

「そはら!どこだそはらーっ!!」

「うぅぅ、も、もうやだ…」

「はっ!?や、やばい俺の部屋には…!そはら逃げろ!
 そこにはお宝を守るための罠が!超絶合体パンツロボがあああーッ!!」


(C)小畑健・大場つぐみ/集英社

何が何だか 分からない…(えー

ふらふらと2階に上がって行ったそはらでしたが、そこには決壊したダムのように押し入れから溢れていた
智樹のエロ本コレクションが!あまりの光景にそはらが言葉を失っていると、
突然
エロ本の守護者ロボが現れて、そはらを襲い始めてしまいます
どうやらこの超絶合体パンツロボ、智樹がイカロスのカードを使って
エロ本に近づく輩を撃滅するために配置していたようですが…
あまりの展開にほんと頭がどうにかなりそうだよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「きゃああああーっ!!た、助けてぇーっ!!」

「そ、そはらーっ!!くそっ、どうすればいいんだ!」

(智坊…!智坊!)

「…!?こ、この声は…爺ちゃん!?」

パンツロボに襲われたそはらを助けようとするものの、ヘタに戦えばそはらをも巻き込むことになってしまいます
智樹がどうすればいいのか躊躇していると、その時脳裏に今は亡き爺ちゃんの言葉が甦ってきて…

『ぐ…がはっ…!』

『じ、爺ちゃん!?どうしたのその傷!』

『ハア…ハア…ちょ、ちょっとコレ(女)とトラブッてのぉ…』

あれは爺ちゃんがこの世を去ってしまった日…爺ちゃんはなんと
誰かに致命傷を負わされた様子でフラフラと家に帰ってきました
話を聞いてみると
痴情のもつれで女に襲撃されてしまったようです。どーゆー人生だよ!
爺ちゃん…孫までいるような歳だっていうのに
お盛んすぎるだろ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

『と…智坊、お前も男じゃ…いずれじっちゃんのように、好きで好きで
 やめられんもんが出来る…じゃが、やがてそれはお前に牙を剥くかも知れん…
 その時お前はどうする?背中を見せて逃げるか…?違うぞ智坊…!』

「お爺ちゃんが言っていた…自分の好きなものからは絶対に目を逸らすなってな!」(えー
そんな爺ちゃんの遺言を思い出したことで、あらゆる迷いを吹っ切りパンツロボへと鋭い眼光を向ける智樹!
すかさず鋭いタックルを決めてそはらを助け出すと、自らが生み出した最終兵器を相手に最後の戦いを仕掛けます

「爺ちゃん…ありがとう…おかげで目が覚めたよ!!」

ドドドドドドドド!!

(そうじゃ智坊…!お前の器を見せてやれ!!)

パンツロボが持つ武装は
全てパンツによる攻撃、智樹からすればまさに無尽蔵の銃火器で攻撃されているようなものですが、
そんな無数のパンツ爆弾を全て受け切り猛然と向かっていく智樹!そしてついに、必殺の間合いでパンツロボの懐へ跳び上がり…

「ブレイブ!!パンツ!!イィィィィィン!!」



もう完全にイミフ  なんなんだ…なんなんだこのアニメはぁぁぁぁぁ!!
まるでパンツロボに身を任せるかのように
ブレイブパンツインを決めた智樹、
無数のパンツの中に溶け込むようなその体勢は、とうとう全てを終わらせる未曾有の大爆発を引き起こすのでした

ドドドドバッゴオオオオオオオオン!!

「一つの戦いが…終わった…」

何もかもを跡形もなく消し飛ばした大爆発の後で、とうとう
自分のパンツすらも失った全裸姿でその場に立ち尽くしていた智樹。
パンツもエロ本も
自分の家までも全て失うほどの激しい戦い…多すぎる犠牲に言いようのない虚しさが智樹の胸を襲いますが、
その腕の中には、唯一守り通したそはらの無事な姿が…
つーか一番激しい戦いを強いられたのは
感想書いてるこの俺ですよ!!(えー
もう本当にあまりにもキチガイすぎる展開に途中で何度気が遠くなったか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


そして今回もやはりエンディングは特別仕様です。流れる曲は戦いをやり遂げた男に相応しい「戦士の休息」、
夕日をバックに次々と映し出されるのは
散って行った智樹のエロ本達の姿
最後までこんなんかよオオオオオ!!もう本当にスタッフはどこまで狂った作品を作る気なのかと(ry

ああ…でも妹CLUB創刊号だけ見してくんねーかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■そらのおとしもの 第5話 「任侠(セレブ)と初夜(アツイヨル)」
 
 

「ふぅ、もうすぐ夏休みかぁ!あっちぃなぁ!クーラー買わねえとなあ!」

「マスター、その前にまずは住むところを何とかした方が…」

「そうだよな…パンツのせいで家ごとちゅどーんだもんな・・・」

なんと前回のパンツロボとの熾烈な戦いで、まだ家が粉々に消し飛んだままだった智樹
見ての通り青空の下で野宿も同然の暮らしを送っていました。というかそのざるそばどうやって作ったんだ(えー
ともかくこのままではまともに暮らせない智樹は、ある意味悠々自適な一人暮らしの変態部長を頼ることにしますが…
関係ないけど「もうすぐ夏休み」って、まだ夏休みは来てなかったんですね。以前智樹たちが数学の宿題やらされてる時に
「夏休みの数学の宿題」とか私が間違えて書いちゃった気がしますが何、気にする事は無い(えー

「守形先輩!突然であれなんですけど、しばらく泊めてもらえないっすかね?」

「別に構わんが…命の保証はできんぞ」

「えっ?」

グアオオオオオオ!!

「危ない智樹!この時期、この辺りには熊が出没するんだ!気をつけろ!」

ところが例のキャンプ場へ来てみると、部長は赤カブトみたいな熊と死闘を繰り広げている最中!
素手で熊と戦えるのかよ部長!この人色々とポテンシャル高すぎだろ…
それに比べて絶・天狼抜刀牙も使えない智樹では赤カブトに勝てるわけがないので、すごすごと今度はそはらの家に向かいますが…

「やだ。智ちゃん絶対下着とかあさるし、絶対泊めてあげない!」

まいったな…ぐうの音も出ないぜ…(えー  お隣さんなのに、智樹がスケベすぎるせいであっさりと追い返してしまうそはら。
まあ前回あれだけパンツで大騒ぎした後なだけに、こう言われてしまうと返す言葉がありませんな…

「だったら桜井君、うちに来る?会長、頑張っておもてなししちゃうわぁ」

「え?会長の家って、あの町で一番大きなお屋敷だよな…」

「そうだよ、超セレブだって!」

「すぐに行きましょう。よかったら、見月さんと守形君も一緒にどうかしら」

「では俺はこれで…」

「なぁに遠慮してんすかぁ先輩!一緒に行きましょうよ!」

ところがなんと、そこに偶然通りがかった会長が、みんなまとめて家に泊めてくれると言い出しました
どうやら会長の家は町一番の大金持ちのようで、4人泊めるくらいならワケないようですが…
それにしてもこの人、前々回部長の家を探してる時も偶然通りかかって助けてくれたよなぁ
なぜこうも偶然あちこちウロウロしてるんだよ会長は…(えー

「美香子の父です。どうぞゆっくりして行ってください」

「あ…?あ…?」

「ここ五月田根(さつきたね)家は、江戸の宿場町だった頃からこの空見町を仕切っている一族でな…」

「みんな、そんなに恐がらなくてもいいのよぉ。大丈夫だから、よっぽどの事しない限りは」

ところがそんな会長の家に行ってみると、筋金入りの極道の皆さんがお出迎え!
どうも会長の家は、先祖代々この辺りのシマを仕切っているヤクザの家系だったようですな…
ガクガクブルブルと怯えまくりの智樹達でしたが、それでも金持ちは金持ち…出てくる料理も見たことがないほどに豪勢です

「す、すっげぇー!!」

「若、どうぞ」

「若、こちらも」

「…」

「先輩、若とか呼ばれちゃってる…」

「やっぱり会長と守形先輩が幼なじみで、仲がいいからじゃないか?」

そんなお食事タイムの中、智樹やそはらは「勝手に食ってれば?」とほったらかしなのに対して
変態部長だけは「若どうぞどうぞ」とお酌されたり、色々と細やかな気配りを受けていました
部長マジで何モンだよ…ヤクザの皆さんが気を使ってくれるなんてどういうわけでしょうか
もしかして将来の会長のダンナ候補とかそういう理由なんでしょうか、仮面ライダーWの霧彦さん的に婿入り予定とか。
ゆくゆくは変態部長も全裸でベルト巻いてナスカのガイアメモリを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「もうダメ、食べらんな〜い!」

「マスターは?」

「ああ、さっきお風呂借りに行ったよ」

「なに、風呂だと…!?」

しばらくして宴もたけなわというその時、気がつけば智樹は一足先に風呂へと向かったようです
が、それを聞いてギラギラと目の色を変える変態部長!ま、まさか
「こうしちゃいられねぇ!俺も風呂に行って智樹と背中流しっこするんだいハァハァ」とか
とうとうホモな本性をあらわに…(えー

「…どうかしました?」

「いや…この五月田根家には、獄門湯と呼ばれる一族の者しか入れない湯があってな…
 智樹のやつ、間違えてなければいいんだが…」

…と思ったら、どうやらこの家には赤の他人が入浴するのは厳禁の特別な風呂があるようです
何しろ相手は筋金入りのヤクザ、うっかりその風呂に入ってしまったら何をされるか分かったもんじゃありません
小指一本で済ませてもらったらまだマシというレベルでしょうか(えー  智樹の安否が気がかりな部長でしたが、果たして…

「ポカーン(゜д゜ )」

「あら…?なぁに、一緒に入りたいの?」

しかし当然のように獄門湯に来ていた智樹  やっぱこうなるのかー!!
しかも湯の中にはすでに入浴している会長の姿が!ここで「キャー痴漢よー!!」とでも叫ばれたら智樹の人生終了ですが、
とりあえず会長にそのつもりはないようですが…

「な…な…」

「会長的には別に構わないんだけど」

「あ、ああいや!あああの!」

「勝手に入ってくるなんて、桜井君って案外強引なのねぇ」

「ち、違あああああ!!」

こ、これは?智樹のことだから「ヒャー会長と混浴なんて嬉しいなー!」と即刻ルパンダイブでもするのかと思いきや、
あれこれと誘惑してくる会長に対して、あわあわと困惑するばかりです
智樹のやつ頭でも打ったんだろうか…(えー 
こんな会長のエロイ裸体を前にしてうろたえるだけなんて、普段のスケベ大魔王な智樹からすると異常事態なんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「でも残念だけど、真面目な話…早く逃げた方がいいわよ。殺されちゃうわ」

「へっ?」

ビービービー!ビービービー!

智樹が会長の色香にメロメロになっていたその時、なんと突然エマージェンシーの警報が屋敷中に響き渡り
見る間におっかない黒服のお兄さん達に捕まってしまった智樹!
そ、そんな、間違えて風呂に入っただけで殺されるだなんて…どうか小指一本だけで許してください!(えー

「往生せいや…!」

「ひっ…!?お、お、おじさん!助けて!」

「いくら美香子の友人でもこの掟だけは絶対じゃ。殺れ」

そ、そんな殺生な!さっきまではこんな表情をしていた会長父も、今ではすっかり冷酷なヤクザとなり智樹の処刑を命じてしまいます
ギャグのような雰囲気もすっかり消え失せ、凍りつくような空気の中真剣を向けられてしまう智樹。
その場に駆けつけたそはらや部長は、なんとかしてそれを止めようとしますが…



「と、智ちゃん!?」

「美香子!やめさせろッ!!」

「無理よ。五月田根家では掟は絶対、私じゃ止められない…だけど英くん、あなたなら…」

「く…!」

こ、これは…?この家の娘の自分ですら止めようがないと言う一方で、部長ならばなんとか出来ると言い出した会長。
一体どういうことなんでしょうか、まさか本当に部長は霧彦さんポジションなのか?全裸になってベルトをつけるしかないのか!?
全裸になれば智樹を解放するというんだな、約束したぜ(えー

「マスターに何をしているのですか」

メキメキメキイッ!!

「ぐおあああああおおおおお!?」

「私のマスターに何をしているのかと聞いているんです」

「や、やめろイカロス!」

ところがその時、智樹に刃を向けていた黒服に掴みかかると、万力のような力で腕を捻り上げてしまうイカロス!
このまま腕をねじ切ってしまいそうな凄い力です、口調もいつものとぼけた感じがなくなって容赦無用な感じですな…
慌てて智樹が止めに入ったおかげで手を放したイカロスでしたが、ヤクザ達からすれば自分達のメンツは丸潰れ…
とてもこのまま見逃してくれそうには…

「お騒がせしてすいません…!」

「まあいい、今日のところはそのお嬢さんに免じて許してやる。どうやら只者ではなさそうじゃ」

すごくあっさり見逃してくれました。なんじゃそりゃー!!そんなんでいいのかよヤクザさん達!
しかも「今日はもう遅いから泊まっていくといいよ^^」としっかり寝床まで用意してくれました。あ…?あ…?
お言葉に甘えてぐーすか眠る智樹達も智樹達です、殺されそうになった直後によくそんな熟睡できるな…

「みんなぁ〜、おはよ〜う」

「むにゃ…おはようございます…」

「そろそろ着くから起きてね〜」

「へ?」

「無人島へようこそ」

「は…!?な、なんじゃこりゃああああああ!!」

目が覚めたら無人島!?なんだこの展開は!?確かに会長の家で寝たはずが、いつの間にか無人島だなんて!
どうやら寝ている間に会長が手を回して、智樹達をここまで連れてきてしまったようですが…

「五月田根家で所有してる島だから、遠慮なくくつろいでちょうだいね〜」

「ていうかなんで無人島に来てるんですか!?」

「誰かさんが大事な掟を破ったせいで、家に居づらくなっちゃったのよねぇ〜」

「ぐぁ…」

ああ…さすがにさっきの騒ぎはあれだけで解決したわけじゃなかったようで、ギスギスした空気を避けるためにここまでやってきたようです。
まあ一応はバカンスも兼ねているようなので、しばらくの間気楽に無人島ライフを楽しめばいいみたいですが…

「せっかくだから海に入りたいなぁ!」

「ちょっと待て、無人島を甘く見るな。生活のためにまずは食糧確保だ」

ところが早速遊ぼうとするそはらを制して、まずは食料調達から始めるべきだと言い出した部長。
さすが普段からサバイバル生活してる人の言葉は重みが違います(えー
ここは全員部長の言うことに大人しく従い、食料をイカロスと智樹が、飲み水を部長・そはら・会長がそれぞれ探し始めることに…

「おいイカロス、その辺の海で適当にタイでもマグロでも取ってきてくれよ」

「はい、マスター(ざばざば)」

「おっ!?ヤシガニ発見!!いいねぇヤシガニ!いっぺん食べてみたかったんだよねぇ!」

ええええええええええ!?ヤ、ヤシガニ!?保志総一郎の声でヤシガニっておい!!
嫌でもあのアニメ回伝説の作画崩壊のことを思い出してしまうじゃないか!ネタか?ネタなのか!?
この部分だけ作画がカックカクに崩壊してたりしたら、間違いなくネタなんだろうけどなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「きゃあああああ!!助けてえええええ!!」

「…!?そ、そはら!?」

ところが智樹が食料を探してうろうろしていたその時、突然そはらのただならぬ悲鳴が!
一体何が起きたのかと急いで智樹が助けに向かうと、そこに部長達の姿はなくそはらが一人で倒れていました



「しっかりしろ!大丈夫か!?先輩達と一緒じゃなかったのか!?」

「わ、分かんない…逃げる途中でバラバラになっちゃって…」

ギョオオオオオオオッ!!

「な、なんだ!?」

「こ、この声に追いかけられて必死で逃げたの…!恐いよ智ちゃん…!」

「お、落ち着いてそはら…!とにかく、明るくなったらみんなを探しに行こう!」

とにかくそはらを助け起こす智樹でしたが、その時周囲にまるで怪獣のようなおぞましい叫び声が!
どうやら飲み水を探しに来たそはら達3人は、この謎の怪物に襲撃に遭って散り散りになってしまったようです
思わぬアクシデントに見舞われて部長達とはぐれてしまった智樹達。
ともかくその夜は、怪物の影に怯えながら2人だけで過ごすことになりますが…

(そうして一ヶ月が過ぎていた…俺達はこの島の生活にすっかり順応し、
 そはらも笑顔を取り戻していた)

ゲェーッ!?なんと部長達の行方がまったく分からないまま早くも1ヶ月が経過!
完全に遭難じゃないですか!部長達は結局あの怪物に襲われて若い命を散らしたのか…(えー
イカロスも「ちょっと魚獲ってきて」と言われたっきり1ヶ月も帰って来ないなんて…あいつもしかしてとんでもない方向音痴なのか…

「どうした?そはら…」

「ごめん…なんだか先輩達のこと思い出しちゃって…」

しかし、そんな無人島生活にも慣れたある日の夜、寝床を抜け出したそはらは不安そうに海を眺めていました
やはりこんなところに取り残されてしまったのが心細いんでしょう、その目には大粒の涙がじわじわと溜まっており…



「ねえ智ちゃん…私達どうなっちゃうのかな…このまま助けが来なかったら…」

「そんときゃ…ここで楽しく暮らせばいい」

「え…?」

「俺がいる、一人じゃない。そはらに寂しい思いなんてさせないからさ…な?」


  (C)ABC・東映アニメーション

あ…
甘酸っぱぁーー!!
(えー

なんたる甘酸っぱさ!そはらを励ますためとはいえ歯が浮きますよ!まったくガラにもなくクサい台詞言っちゃってもう
しかしそはらにとっては何より心の支えになる一言だったようで、智樹の手を取りながら少しだけ笑顔に変わります

「そうだね、子供とか作ればもっと賑やかにもなるしね」

「えっ、こ、子供を作るって…」

「あ、や、そういう意味じゃないんだよ!そういう意味じゃ…(ずるっ)ひゃっ!?」

「う、うわっ!?」

おっぱい!おっぱい!(えー
慌てて自分の失言を否定しようとしたその時、思わず足を滑らせて転んでしまったそはら!
手を握っている智樹も一緒になって倒れた結果、偶然にもそはらの胸を揉んでしまうような体勢に!
たった今子作りの話をしたばかりなことも手伝って、2人の間に悶々としたエロスな空気が流れてしまいます

しかし関係ないんですが、あの性欲の権化のような智樹がよく1ヶ月も何もせず我慢してたな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そ、そはら…」

「智ちゃん…」

ギシャアアアアアアア!!

「えっ!?」



モンスターがあらわれた!!ゲェーなんなんだこいつは!智樹とそはらが子作り5秒前というその時、
いきなり海中から身長200メートル、体重20万トン邪神ガタノゾーアが出現!いやあああああああああ!
突然のことに智樹達が硬直する中、ガタノゾーアはしゅるしゅると触手を伸ばしてそはらの足を絡め取ってしまいます

「きゃあああああーっ!!」

「そ、そはらーっ!!そはらを放せ…バケモノオオオオオーッ!!」

危機に陥ったそはらを救うために、手近な棒っきれを掴み上げて思い切り殴りかかる智樹!
しかし相手はウルトラマンすらも簡単にひねり殺す最恐の邪神…こんな棒っきれで倒せる生半可な相手ではありません
智樹が渾身の力で振り下ろした棒は簡単にへし折れてしまい、そはらを助けるにはまったく力が足りませんでした

「放せ…!放せ!!放せよオオオオオーッ!!」

「と…智ちゃん…うう…うっ…」

しかしそれでも諦めようとせず、素手でガタノゾーアをドカドカと殴りつける智樹!
この恐ろしすぎる敵を相手にこうも勇敢に戦うとは、思わず智樹を尊敬してしまう場面です
それでも悲しいかな、この場合はあまりにも相手が悪すぎるとしか…

バコオオオオオオン!!

って、な、なにぃ!?ついに智樹の鉄拳を受けてバラバラに砕け散ったガタノゾーア!えー!?
なんてこった!人の愛の力は邪神をも倒すというのか!そんなガタノゾーアが消え去った後に残されていたものは…

「ただいま戻りました。マグロの群れがなかなか見つからなくて、南半球まで行ってました」

「と…智ちゃんこれって、ワカメとかカキとか…」

「なぬ!?ま…まさかそれがイカロスにくっついていただけか!?」

「はい、海の中を歩くうちに色々くっつかれてしまいました」

なんじゃそりゃあああああああああああ!!ふ…ふざけんなー!!
なんと智樹達を襲っていたガタノゾーアの正体は、ワカメやらなんやらが色々くっついてただけのイカロス!
どーゆーオチですかこりゃ!ワカメっておい、あの変幻自在の触手は一体なんだったんだよ!

「そ、それじゃああの声はなんだったの!?先輩達は!?」

「マスター、生体反応レーダーで確かめてみましょうか」

「お、おう、頼む…」

「お待ち下さい」

次から次へと疑問は尽きませんが、とにかく第一に先輩達の行方を探すことにした智樹たち。
その居場所をレーダーでピピッと割り出したイカロスは、なんと
何もない空間をガスガスと殴り始めました
ところが何もないように見えたその場所にはハリボテの板があり、それがバターンと倒れた後ろには…

「がっはっはっは!楽しませてもらったのう、一族の掟を破ったお仕置きじゃ!
 これでチャラにしてやるわい」

《そはらに寂しい思いなんてさせないからさ…》

《智ちゃん…》

「若いっていいわね〜え」

「ま、命を取られなかっただけでもマシだと思うことだ」

「「……」」

ぐあああああああああ!!
そんなハリボテの中ではなんと、のんびり茶を飲んでくつろぎながら智樹達のラブシーンを録画してニヤニヤしている一同の姿が!
何度も辺りに響いていたあのバケモノの叫び声も、単に会長がラジカセで流していただけだったのです
というか「若いっていいわねぇ」とか言って会長、
あんたもまだ中学生だろうが!!(えー

そんなわけで散々な結果に終わった智樹たちの無人島生活、その最後を飾るのは例のごとく特別エンディングです
今回のEDで映し出されたのは、マグロを探して海底を旅してきたイカロスの姿、さらにバックに流れる曲は
嘉門達夫の陽気な歌…
元ネタがなんなんだかさっぱり分かりませんが、このタイトル文字を見て
アトランチスの謎を思い出したのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


・恐らく同じコメが多数来ているとは思いますが・・・今回のそらおとのエンディングの元ネタは
 伝説のヤラセ冒険番組「川口浩探検隊」です。これを知ってるかどうかでネタのおもしろさがダンチだと思うので・・・参考までに。
・そらのおとしもの5話EDは「水曜スペシャル 川口浩探検隊」が元ネタですね。
 故・川口浩を隊長とする探検隊が、世界各国の不思議な生き物やら謎の部族やらを探しに行く往年の人気番組です。
 マグロを探しにいったイカロスにひっかけたんじゃないかと。(タイトルロゴはまた別のネタかもしれませんが)
 また、嘉門達夫はそのテーマソングを歌ってた人です。洞窟にカメラマンが先に入るとか、
 機材の乗ってないボートだけ沈むとか、そんな歌を。
 近年は藤岡弘、を隊長にして藤岡弘、探検隊として復活してたりします。最近はやってないですけど……。 by ラブサバ


(C)小畑健・大場つぐみ/集英社

…何が何だか わからない…(えー

えーとえーと…分からないというより話題についていけない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  水曜スペシャル!?川口浩探検隊!?なんぞ!?
聞き覚えがない番組だなーと思ったら、それって30年前の番組だったんですね、いやどうりで…
つーか2人とも何歳でいらっしゃる!?(えー




部長&会長好きの人には朗報でございます、今月のコンプティークにはなんと2人の混浴イラストが掲載されていましたよ
というかそらおとでこの2人がお気に入りの私が一番嬉しいんですけどね!
この2人って劇中でもこんなスキンシップを平然としてたりして、なにげにただならぬ仲ですよね
会長も人前では部長を「守形くん」ってよそよそしく苗字で呼ぶのに、2人きりの時は「英くん」って愛称呼びに変わるしなぁ
正直エンジェロイドとかどうでもいいんで、もっとこの2人の関係を描写するべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

■そらのおとしもの 第6話 「水着軍団(ナミギワ)GO!GO!GO!」


今回のサブタイはまたウルトラセブンの「地底GO!GO!GO!」が元ネタですね
前回の川口浩探検隊といい、スタッフは相当昭和ネタが好きみたいですなぁ

(…目が覚めたら、またもやのっぴきならない事態になっていた…)

「(ばりばりむしゃむしゃ)」

(ふ…増えてる!未確認生物増えてる!)

あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
番組が始まったかと思ったらエンジェロイドが1体増えていた
何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのか
(以下略)
というわけで、ある日智樹が寝て起きたらいつのまにか見知らぬ女がうちに居座ってポテチ食ってたというわけのわからん事態が発生!
見た目からしてイカロスの関係者なのは間違いなさそうですが、あまりの唐突さに智樹は完全にポルナレフ状態です
一体なぜこんなポテチ女がいるのかさっぱり分からず混乱していると…

「ねえ、そこの虫」

「!?い、今…なんとおっしゃいました?」

「虫って言ったら虫でしょ、あんた以外に誰がいるの?」

「で…ですよねー…」

なんと智樹を虫ケラ扱いという横柄ぶり!勝手に人の家に侵入しといてなんて態度!
しかしこのポテチ女、智樹やイカロスを前にしても普通にポテチ食ってるだけで
何か説明したり行動を起こしたりする気は全然ないようです。お前一体何しに来たー!

「今すぐ帰ってくれえええ!!
 これ以上俺の日常を荒らされてたまるかあああああ!!」

「桜井くんちはいつも賑やかねぇ」

「また何かあったらしいな…」

そうこうしているうちに、部長・会長・そはらのいつものメンバーが智樹の家にやってきました
何やらみんな旅行カバンを持って、これから智樹と出かける予定だったようですが
このポテチ女までそのお出かけについて行くことになってしまいます

「名前はなんて言うの?」

「ニンフ」

「そ〜お、ニンフちゃんって言うのね〜」

「なんで連れてきちゃうんだよ!?」

「あらいいじゃない、大勢いた方が賑やかで楽しいわぁ」

(はぁ…ほんとなら、智ちゃんと2人で海に行くはずだったのになぁ…)

「すまんな見月、本来なら智樹とのペア旅行だったはずなのに」

うーん、これから智樹達が電車で向かうのは浜辺のリゾート地のようですね
前回無人島で一ヶ月も海を堪能したのにまた行くのかという気もしますが(えー
もともとは智樹とそはらが2人きりで行く予定だったようで、こんな大勢で行くことになってそはらはちょっと不満げです
しかしこの中で
一番空気読んでそはらに気を使ってるのが変態部長なのは意外ですね、そういう気配りのできる人だったのか…

からんからーん

『大当たりぃ〜!!一等・ペア日帰り海水浴旅行券でございまぁ〜す!!』

『やったぁぁぁ!!やったよ智ちゃん!2人で旅行に行くなんて子供の頃以来だね!
 すっごい楽しみ!』

さて、これがその2人で行く約束をしたという回想シーンです。商店街の福引きで見事に一等のペアチケットを当てたそはらは、
物凄いはしゃぎようで智樹に2人で旅行に行こうと誘ったという…しかしそはら、智樹と2人っきりってことの喜びをこうも丸出しにするとは
もう明らかに好き好き光線出しまくりじゃないですか。そういえば前回は
子作り寸前まで行ったくらいだしな…(えー 
さっさと彼女にでもなんでもなればいいのに!

からんからーん

『へっ…!?お…おめでとうございます!お2人揃って
 一等・ペア日帰り海水浴旅行券大当たり…!し、信じられない…!』

『…』

『…』

って、そんなそはらの直後に福引きをやった部長と会長も、なんと一等のペアチケットに次々と当選!
きたぜぬるりと…2人ともなんつー引きの強さだよ!リーチ一発ってレベルじゃねーぞ!
ともかくこうしてそはらのペアチケット、部長のペアチケット、会長のペアチケットで最大6人が旅行に行けることになったわけで…
それでいつもの5人にニンフも加えて、電車に乗り込んだというわけですな

「しかし、なぜエンジェロイドがもう一体?」

「増えてたんだよぉ!朝起きたら普通に居間でくつろいでて!」

「イカロスちゃんとはまた違うのね〜え」

「αとは別のタイプだから」

「αって…?」

「この子のこと。私はこの子の後継機ってこと」

「一人でも二人でも同じだ、まとめて面倒見てやれ」

「同じじゃない!俺の平和を返せぇ!」

しかしまぁ、正体不明のニンフに困惑してるのは智樹だけで、
部長や会長あたりは
さも当然のようにすっかり馴染んでおります  順応力ありすぎだろ!
そうこうしているうちに電車は目的地へと到着し、澄みわたる青空の下智樹達は浜辺へと繰り出しますが…

おっぱい!おっぱい!(えー  そはらも会長もイカロスも、あっちの人もこっちの人も巨乳巨乳巨乳!なんたる巨乳率!
この世界の女性陣はすんごいスタイルいいですなぁ、名もないエキストラの人達ですら全員一流モデルのようですよ
これだけのおっぱいが集結しているなら
一つくらい俺にめぐんでくれよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「イカロス、背中の羽はどうしたんだ?」

「この翼は可変式となっておりまして…ここまでならなんとか小さくする事ができます」

「私は翼を見えないようにできるの」

「ふむ、便利なものだな」

むう、今まで気にしたことありませんでしたが、イカロス達の翼って
都合のいい時だけにょきにょき生えてくるとか
そういうわけじゃないんですね。常にイカロス達の背中には羽がくっついてるようで、
イカロスの羽はある程度大きさの調節が可能、ニンフの羽は透明化が可能だそうです。さすが新世代は高性能ですね
なのになんでおっぱいの性能は新世代の方が圧倒的に負けているのか…(えー

「ぐははははは!せっかく海に来たんだ、よーし遊ぶぞぉ!!」

そしてさっきまで不機嫌だった智樹やそはらも、海に来たらすっきりしたようでそれぞれ思い思いに遊び始めます
ビーチバレーをする智樹達に海中散歩をするイカロス…そんな中で部長と会長はというと…

《さあ大会もいよいよ本格的になって参りましたぁぁぁ!!
 すごい!すごい少年が現れました!!》

「がんばって〜ぇ!守形く〜ん!」

「(もぐもぐもぐもぐもぐもぐ)」

なんと部長は激辛カレー大食い大会に参加している最中!汗一つ流さずに超ダントツの速さで猛烈に食いまくっております
本当にこの人はいくつ特技があるんだ…まあ部長は普段
川の魚とかロクな食事してないだろうから、
この機会にまともな食事を食いだめしておかないと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そういえば智樹達の中で部長だけ水着姿じゃないんですね、というかむしろ今まで部長の私服姿すら見たことがないんですけど
やっぱりホームレス生活だから私服とか水着とか買う金ないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  どんだけ激動の人生なんだ部長…

「智ちゃん、私ボート借りてくるね!」

「ああ」

「…」

「なあ、お前何しに来たんだ?」

「別に。下界がどんな世界なのか興味が湧いただけ」

「あ、もしかしてイカロスのことが心配で見に来てやったのか?友達なんだろ?」

「ま、そんなところね。あんたには全然キョーミないから」

「そ、そうですか…」

そんな中で、ニンフにどうして自分の家にやって来たのか訪ねてみる智樹。
ニンフみたいなキャラって大抵
「イカロスか智樹を殺しにやってきますた^^」とかいうのがお約束ですが、
ニンフの口ぶりからしてそういう敵意はあまりないみたいですね。ほんとに何しに来たんだお前
智樹には興味ないって言葉を信じるなら、イカロスの監視にやってきたとかそんなところでしょうか?

「智ちゃーん!ボート借りてきたよ、智ちゃ…」

「ちがーう!バタ足は足を伸ばして!ほら俺が手を引いてやるからっ!」

「こうですか?マスター」

「だーかーら違うって!!」

「…」

そして智樹と一緒に乗ろうとボートを借りてきたそはらでしたが、タイミング悪く智樹はイカロスと
2人でイチャついていました(えー
どうもエンジェロイドは翼が水を吸ってしまうので、泳げないから教えてあげてるそうですが…
(海底にちょいーんと立つことはできる)
でもそはらからしたらそんな事情知ったこっちゃありません、
「チクショウこれだから大勢で来るのは嫌だったんだ」とヘソを曲げて
一人でボートに乗るとジャバジャバ漕ぎ出してしまいます

「智ちゃんのバカ!せっかくボート借りてきたのに…!もう知らない!
 ………私だって…泳げないのに…もう忘れちゃったのかな…」


苛立ちをあらわにしてボートを漕ぎまくっていたそはらでしたが、そのうちにすっかりしょぼくれて回想にふけってしまいます
それは小さい頃、カナヅチな自分に智樹が泳ぎを教えてくれた時の記憶…
あの時智樹に手を引かれていたのは自分だったのに、今ではイカロスが代わりに収まってしまったなんて…

でも以前こうやって手取り足取り泳ぎを教えてあげたのにいまだにカナヅチだなんて、
そはらのカナヅチはもう手の施しようがねーな…と諦めて放置するのも仕方ないこと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…はっ!?う、嘘でしょ!?いつの間にこんな沖まで…!」

って、ふと気がつけば潮の流れに乗って、浜辺からずいぶん離れた場所まで流されてしまったそはら!
カナヅチのそはらにとってこの事態はシャレになってません、急いで戻ろうとするものの、その時オールがボートから外れてしまい…

「少し曇ってきたみたいねえ」

「あれ、そはらは?」

「そういえば、さっきボートに一人で乗ってるところを見かけたわ」

「え…?(そ、そうだ、俺いっしょに乗るって言ってたのに…!)」

その時そはらの姿が見えないことに気づいて、辺りをキョロキョロと探し始めた智樹。
すると遥か沖にそはらのボートを発見しますが、ちょうどそはらはボートから身を乗り出してオールに手を伸ばしているところ…
その結果ボートが転覆してしまい、智樹達はそはらが溺れる瞬間を目撃してしまうことに!

「ごぼっ…!?ごぼぼっ…!」

「あ…!?そはら!そはらああああーっ!!」

そはらの危機にいてもたってもいられず、即座に駆け出すと海へダイブした智樹!
そのまま物凄い勢いでザバザバと泳ぎ始めますが、いかんせんそはらの溺れた場所は遥か沖…
いくら急いでも何分かかるか分かりません、そんな焦燥感にかられながらガムシャラに智樹が泳ぎ続けていると…

「ああもう…!!」

ビュオオオオオ!!

「お、お前!?」

「ったく、しょうがないわねぇ!!」

って、その時智樹に助け舟を出したのはなんとニンフ!水上を飛行して智樹を抱え上げると、
目にも止まらぬスピードでそはらの所へ送り届けます。こいつがこんな親切な真似をするとは意外な…
てっきり
「おやおや虫が溺れてるよ(笑)あと何秒もつか見ものだな〜^^」と高見の見物を決め込むかと思ってましたが
イカロスよりも先に動き出すとは…というかイカロスは智樹以外の人間の危機にはすごい鈍感ですね
まあ第一話では
智樹以外の全人類をあっさりと抹殺した奴だからしょうがないか…(えー

「がぼ…がぼぼ…!」

(も…もう…ダメ…!)

ガシイイイッ!!

「そはらあああーーっ!!」

「げほっ、げほっ…と…智ちゃん…」

「大丈夫か!?」

「あ…ありがとう…ニンフさんも…」

とうとうそはらの呼吸が限界に達したその時、間一髪でそはらをボートに引っ張り上げた智樹!
なにげに智樹は毎回
白馬の王子様みたいなタイミングでそはらを助けてますよね、そはらが惚れてしまうのも分かる気がします
まあしかしそのピンチの原因を作ってるのが
毎回全部智樹というのもどうかと思いますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「悪かったよそはら…イカロスが騒ぎを起こしたら、遊ぶどころじゃなくなると思ってさ…
 それでつい夢中になっちまって…ほんと、ごめん」

「…」

「あ…でもな、もう一人で沖に行くなんて絶対なしだかんな。お前、昔から泳げないんだから」

「あ…」

(智ちゃん…覚えててくれたんだ…!)

無事に浜辺まで戻ってきたものの、相変わらずしょぼくれた表情をしていたそはら。
しかし自分がカナヅチなことを智樹が覚えていてくれたことで、そのわだかまりも少しはなくなったようです
いやまあなんつーか…
そんなんで満足しちゃっていいんですかそはら!(えー

智樹と一緒に2人で遊びたい
→ でもイカロスが邪魔で2人で遊べない
「ちくしょうなんだよイカロスにばっか泳ぎ教えてよー、私だって泳げないのによー」
「いやお前が泳げないことくらい知ってるから」
「やったー忘れられてなかった!ばんざーい!」

ってこれは果たして救いになっているのだろうか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 
むしろカナヅチなこと覚えてるんだったら、放置されたそはらは余計哀れなんじゃないですか!?
「イカロスもそはらもカナヅチなのは知ってるけどイカロスにだけ泳ぎ教えてやーろうっと」って
そはらの方は切り捨てられたという事実が浮き彫りに!(えー

「ちょっとそこの虫、何カッコつけてんの?その子を助けられたのは私のおかげでしょ?」

「え?そ、そりゃもちろん…」

「まだお礼聞いてないけど?」

「あ、ああごめん…さっきはありがとなニンフ、本当助かったよ」

「感謝の気持ちが伝わらない。虫のクセに生意気!」

なによ!誰もあんたに助けてくれなんて頼んでないわよ!(えー
親切な一面もあるかと思ったら、ごちゃごちゃとやかましいツンデレ女ですねニンフ
まあそれでもいざとなったらちゃんと働いてくれるあたりは、
今回ぼけっと見てるだけで何もしなかったイカロスだとか
邪神ガタノゾーアになってそはらに襲いかかったイカロスだとか
言葉のあやで全人類を絶滅させたイカロスだとかよりは
よほど役に立ちそうな気がしますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ぐがー…ぐがー…ぐがー…」

「…」

「…んが!?な、なんでいるんだ!?」

「はい」

「はいじゃない!!お前はそはら達と同じ部屋のはずだろーが!?」

って旅館に泊まったその日の晩、なんと智樹の部屋へ
夜這いしにやってきたイカロス!
い、一体どういう風の吹き回し!?珍しいこともあるもんだ…しかしさすがの智樹も
隣で部長が寝てる中でおっぱじめる気にはなれないようで
すぐにイカロスを追い返してしまいます

「さあ、さっさと帰って寝た寝た!」

「マスター、眠るとはどういうものなのでしょうか」

「えっ?」

「私達エンジェロイドは眠るようには作られていなくて…
 ですから、眠るとか夢を見るとかはどういうものか分からなくて…」

「じゃ、じゃあ、俺が毎日寝てる間どうしてたんだよ…?」

「ずっとマスターのおそばに。マスターが目を覚ますまでずっと…」

な、なんと…以前にも智樹達が寝てる間、イカロス一人だけ夜空を見上げてる描写がありましたが…
やはりイカロスは、人間のように寝るということのできない存在だったんですね。
今までも毎日、智樹が寝ている間は一人寂しく朝が来るのをひたすら待ち続けていたと…
なんてこった…こんなに高性能なのに
電源OFFとかスリープ状態とかないなんて!
超最先端メカなのにwindowsよりしょぼいOS積んでるのかイカロス…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…よし、今日はもう目が覚めた!海まで歩こうか、ずっと羽しまってて窮屈だっただろ?
 こんな時間なら誰もいねえよ、思いっきり羽を伸ばせばいい」

「マスター…はい」

そんなイカロスを不憫に思った智樹は、今日くらいイカロスに付き合ってあげようと二人で散歩する事にします
イカロスが少しでも気楽になるようにと、羽を広げさせて浜辺を歩き始めますが…



「放してっ!放してよぉ!」

「…!?ニンフ!?」

とその時、気がつけば近くの岩場で
数人の男に囲まれてもみくちゃにされているニンフの姿が!
レイプ!?レイプですか!?ここはしばらくニンフがやられるのをそっと見守っていたいような気もしますが(えー
ニンフの危機に智樹はすぐに岩場へと向かいます

「子供が一人、ふらふらしてるから心配して声かけたのに…!」

「ほっといてよ!虫のくせに近づかないで!」

「なにィ!?」

「す、すいません!こいつ言葉遣いが悪くて…!」

え…ええー!?(゜д゜;)なんとレイプ魔かと思われた男たちは、実際には夜遊びしていたニンフを心配してくれた親切な人たち!
「君、危ないから帰ったほうがいいよ」とニンフに声をかけてみたら、
「何いきなり話かけてきてるわけ?親のダイヤのネックレスの結婚指輪指にはめてぶん殴るぞ」
さんざんな物言いをされたので、思わずムカッときて掴みかかってしまったと…
なんというニンフの横柄さ、こいつは問答無用で
レイプされた方がよかったな…(えー

「おい、なんで俺達が虫呼ばわりなんだよ!(ぐいっ)」

するとその時、これ以上ニンフに話しても無駄と悟ったか、智樹にまで文句を言い始めた男たち!
しかし智樹が腕を引っ張られたのを見たイカロスは、また例の皆殺しモードが起動してヤバイ雰囲気に…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「マスターに何をしているのですか」

「ひっひい!?うわああああーっ!!」

いやああああああ!!ちょっと腕を掴まれただけなのに覇王色の覇気を撒き散らして男たちを始末しようとするイカロス!やめてー!
危うくイカロスに殺されるところだった男たちは、智樹が
「おい馬鹿やめろ」とイカロスを必死に止めている間に
命からがら逃げ出して行くのでした。一体この人たちが何をしたっていうんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やめろおおおーっ!!」

「はっ…」

「お前は…そんなんじゃないだろ!!」

「…」

「…怒ってごめんな。なんかお前が映画とかであるみたいな、人型の兵器みたいに見えてさ…
 そういうのはなんか、やだなって思ってさ…」


(C)細井雄二/講談社

あれではまるで…

殺人機械(キリングマシーン)だ!!(えー

前回からちょくちょくと起動するようになってきたイカロスの殺人モード、智樹はそんな姿は見たくないとイカロスに言い聞かせますが、
マッハ24なんて異常な飛行性能を持っていたり、あのただごとではない殺人モードの雰囲気といい、
イカロスが作られた目的はやはり愛玩用ではなく…


さて今回のエンディングは、旅行の間智樹がイカロスに持たせていたカメラの写真集となっております
そはら達の着替えシーンやら道行く人の水着姿やら、
「エロイ写真撮ってこいや」と智樹に言われて撮りまくっていたみたいですが、
その中には
透明な姿で宙に浮かぶ謎の男の写真まで…なんじゃこりゃ!?心霊写真か!?
この透明な男、どうも作者の水無月すうが手がけた別の漫画のキャラだそうですが、私はさっぱり知らないので
コメントのしようがないですな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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