■とある科学の超電磁砲<レールガン> 第1話「電撃使い<エレクトロマスター>」
 

うちのサイトでも何度か紹介したことのある、とある魔術の禁書目録(インデックス)の外伝的な作品がこのアニメ。
禁書でヒロインの一人だった御坂美琴と、その後輩の白井黒子がメインを貼るストーリーになってます。
しかし御坂は知っての通り上条さんにラブラブなキャラなのですが、黒子の方は思いっきりガチ百合キャラなので
放送前はハッキリ言ってまったく期待してませんでした。誰が好き好んでガチ百合アニメなんて見るもんですか!
でも実際に見てみるとやだ…黒子かわいい…(えー
ど、どういうことだ…黒子が可愛すぎるあまり俺としたことが画面に釘付けに…百合なんて嫌いなのに…くやしい…!(びくんびくん

禁書の時から作画の良さには定評のある作品でしたが、超電磁砲になっても相変わらずの素晴らしい作画ですね
特にシャワーシーンの黒子の色気が異常すぎてもう…さらに今回、まったく予想していなかったとんでもないサプライズがありました

「そういやどうだった?システムスキャン」

「あ…全然ダメでした、相変わらずのレベル1。中学校の頃からずっと横ばいです…」

「えーと…まあとりあえず元気出しなよ!レベル1ならまだいいじゃん、私なんてレベル0。無能力者だよ?
 でもそんなのは気にしない、私は毎日が楽しければそれでオッケー!ほらこれ聞いて元気出しな!」

あむちゃん&スゥ降臨キター!!うおおおおおこれはあああああ!!
しゅごキャラファン大歓喜の展開、なんとこの超電磁砲で初登場の新キャラ・佐天涙子と初春飾利は、
あむ&スゥのしゅごキャラコンビが演じる配役!特にこのあむボイスの佐天の方はやばいです、
「〜じゃん!」とか「〜しな!」とか喋り方も声色もマジであむそのもの
捨てる神あれば拾う神ありだよ!しゅごキャラがああも再起不能になった今、この超電磁砲でのレギュラー出演は嬉しすぎるだろ…

「あ、そういえば私、今日は白井さんと約束があって…念願かない、御坂さんに会わせてもらえることに
 なったんです!学園都市でも7人しかいないレベル5、常盤台のエース御坂美琴さんに!」

「常盤台のレベル5〜…?どうせまた能力を傘に着た、上から目線のいけ好かない奴じゃないの?
 ああいう人達って、自分より下の人間を小馬鹿にするじゃん」

どうやら黒子とはちょっとした知り合いらしい初春スゥ。今日は町の超有名人な御坂と会わせてくれるよう黒子に頼んだようですが、
佐天あむは「私らみたいな落ちこぼれなんて馬鹿にされるだけじゃん」と御坂にいいイメージを持っていないようです
まあ確かに…禁書第1話の時に御坂が何と言っていたかというと、

「(レベル0の人達をボコボコにしながら)めんどいから私がやっといた。
 レベル0の無能力者どもの料理法ぐらい心得てるわよ」

「人を見下すような言い方はやめた方がいいぞ、ほんと…」

「(イラッ)まったく教師のセリフよねぇ…!」

って、モロに「レベル0のゴミが何匹集まっても私の前じゃザコ以下」と言い切ってますからな…
おまけに上条さんがそれを注意したら、逆切れしてレールガンをぶっ放す始末だし。くわばらくわばら
これでレベル0の佐天と会った日には、「へぇ〜レベル0なんだ?へぇ〜(笑)」とどれだけ見下されることやら:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「というわけでご紹介しますわ、こちら策川中学1年・初春飾利(ういはるかざり)さんですの」

「は、初めまして、初春飾利です!」

「それから…」

「ども、初春のクラスメイトの佐天涙子(さてんるいこ)でっす、ちなみに能力値はレベル0でえす」

「さ、佐天さん何を!?」

「初春さんに佐天さん?私は御坂美琴、よろしく!とりあえずゲーセン行こっか」

ってアレー!?(゜д゜;)初対面の佐天にわざとらしくレベル0を強調されたにも関わらず、
眉ひとつ動かさずにフレンドリーな対応をする御坂!これは一体!?御坂にとってレベル0はゴミじゃなかったんですか!?(えー
まさか御坂、あれからレベル0の上条さんに惚れたことで偏見もなくなったんじゃあ…
と思いきや、この超電磁砲は禁書より時間的には前のストーリーなんですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  よく分からん奴だな御坂…

ともかく、この後公園行ったりクレープ食ったり色々遊んで、4人が仲良くなったところで次回に続く。
いやしかし予想以上にずっと楽しめそうな作品ですねこれは。
黒子の可愛さに、御坂のデレに、佐天のあむボイスに、初春のスゥボイスに、上条さんのそげぶに、この神作画に…
3本の矢ならぬ6本の矢ですよ!これだけワクワクするキャラが揃ってるってのも相当なもんだなぁ
御坂のデレは上条さんが出て来た時に最強のパワーを発揮するので、上条さんの登場が待ち遠しいですなー
とりあえずしゅごキャラ好きの人は、しゅごキャラパーティ見るより超電磁砲見た方が100倍幸せになれるよ!!(えー
このクレープもぐもぐもきっと、あむのたい焼きもぐもぐをリスペクトしてのことに違いない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■とある科学の超電磁砲<レールガン> 第2話「炎天下の作業には水分補給が必要ですのよ」

「はっ、はっ、はっ、はっ…!」

「はあ、ふう、はあ、ふう…!」

「どわったったっ!?」

「ふう…!もう逃がさないわよ…!」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺は…!」

「観念しなさぁぁぁぁぁぁい!!」

チュドオオオオオオオン!!

もうきたのか!はやい!きた!上条さんきた!これで勝つる!
なんと2話目の冒頭にして早くも俺達の上条さんが画面に登場!どうやらいつものように、御坂と痴話ゲンカという名の
追いかけっこを繰り広げていたようです。そしてとうとう袋小路に追い詰められて、上条さんは御坂の凄まじい電撃に晒されてしまいますが…
どっこい上条さんにはこの右腕がある!うなれ黄金の右!その幻想をぶち殺す!

「御坂さーん!」

「はっ?初春さん、佐天さん」

「何かあったんですか!?」

「今なんか、すごい音がしましたけど…」

「えっ?い、いやぁその〜…あははは、あははははぁ」

っていきなり場面転換かよ!御坂が電撃を放った次の瞬間、いきなり御坂・初春・佐天のまったり雑談シーンになって
早くも上条さんの出番終了!?マジですか!?なんですかこの電撃の瞬間キングクリムゾンが発動したかのような時間の飛びようは!
むう…ひとつだけ確かなのは、上条さん本格参戦はまだまだ先になりそうということでしょうか。今回は単にサービスの登場だったのかな

「今日は黒子とお姉様のアニバーサリー…!運命の赤い糸で結ばれて
 ちょうど一ヶ月目の…!例の品物が届かなかったのは残念ですけど、
 今日こそ黒子は差し上げますの…!心を込めたプレゼント…
 そう、生まれたままのこの私を!!」

一方その頃、御坂と黒子が暮らす女子寮では、一匹のメスと化した黒子が今か今かと御坂の帰りを待ちわびていました
何かと思えば、今日は御坂と黒子が同じ部屋になってから一ヶ月が経った日…
この記念すべき日に、今日こそ御坂をめくるめく百合エロの園に引きずり込もうと企んでいるようです
というか黒子と御坂って、もっと何年かの長い付き合いなのかと思ったら、まだ一ヶ月の浅い付き合いなのかよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わぁー!憧れのお嬢様のお部屋!」

「おっしゃれー!シックー!ベッドもふかふかー!」

「…」

「ったく…!あんたは何考えてんの!!」

「…お…お姉様こそ…どうして初春と佐天さんを…」

そして御坂が帰宅した瞬間に「みことちゅわぁぁ〜ん」とルパンダイブした黒子でしたが、あえなく返り討ちにされて張り倒されてしまいました
連れられてやってきた佐天と初春が御坂の部屋に感激する中、黒子はベッドに突っ伏したまま作戦失敗を嘆きますが…

「やっぱり凄いですねぇ、常盤台の女子寮!」

「食堂なんかもこーんな広かったもんねぇ〜!」

「そんなことないよお!」

(お姉様ったらよりにもよってどうしてこんな日に…!せっかくのアニバーサリーが台無しですわ!)

(はっ!?も、もしかしたら…!)

『私と黒子が運命の赤い糸で結ばれて、ちょうと一ヶ月目の記念日なの。私と黒子は2人でひとつ…
 初春さん、佐天さん、これからも私達をよろしくね。君の瞳に…乾杯』

「ズキュウウウウウウウウン!!ふひひ、ふひ、ふっひひ、ふっひひひひひぃ!」

どういう状況なんだコレー!!なんと「さては私達の愛を2人に見せつけるために!」
意味の分からない妄想を開始した黒子。一体どういう発想をしたらそうなるんだ!
ともかく御坂に殴られた痛みもなんのその、すっかり復活した黒子はいつもの調子を取り戻しますが…

「さぁさぁ、これと言ったおもてなしもできませんが、どうぞお好きに…って、佐天さんはそこで何を?」

「(がさごそ)いやぁ、友達の家に来たらまずはお約束のガサ入れかなーって」

とその時、気がついたら黒子のベッドの下に潜って、何か面白いものはないかと探していた佐天。
男だったらエロ本捜索とかでよくある光景ですが、女子中学生でもそんなエロイ何かを隠してたりするもんなんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うおおっ!?エロス!!」

「さ、佐天さん!そんな人のものを勝手に!」

「は〜…!は〜…!さ、さすが御坂さん!おっとなぁ!」

そして何やら白い箱を引っぱり出してきた佐天でしたが、その中にはこれでもかというエロイ下着が大量に!
ハァハァと息を荒げるあむちゃんボイスが性的すぎてたまんねぇ(えー 
かな恵ファンの人はこのシーンを永久保存すべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「い、いや、それは…」

「私のですわ」

「え…!?し、白井さんの!?」

「こ、この大胆な下着が!?」

「大胆と言うほどでも。黒の下着くらいレディのたしなみですわよ」

「じゃ、じゃあこの真っ赤なバタフライも…」

「気持ちを盛り上げたい時などその色を」

「こ、このほとんどヒモなTバックも…!」

「ぐっ…」

「お肌に跡が残らなくて重宝しますわ」

「こ、この全身メッシュなボディストッキングも!?」

「うぅぅっ…!」

「女には、時として女豹にならなければならない時がありますのよ」

ところがそんなエロ下着の数々は、すべて黒子が愛用しているコレクション!
お前去年までランドセルしょってた人間だろ!中学1年で普段からこんなパンツ履いてるなんて世も末だよ!

色々と進みすぎな黒子に目が点の佐天達でしたが、その中に1枚だけ妙にお子様的なパンツが紛れているのに気づきます
まあ去年までランドセルの人間ですもんね、こんなようなパンツを持っていても別に不思議では…

「は〜…よ、よかった、白井さんもそんなの履くんだ…」

「私の白井さんが帰ってきてくれました…」

「…」

「…?」

「…ご、ごめん…これ…私の…」

「へ…?」

「つーか黒子ぉ!!なんであんたのベッドの下に私の下着があるわけぇぇぇ!!」

「あがががががぁ!」

ところがなんと、このお子様パンツの持ち主は黒子ではなく御坂!それが黒子の下着入れに入っていたということは…
「クンカクンカ!あぁクンカクンカ!いい匂いだなぁ!きゅんきゅんきゅい!」とか
そういう目的で盗み出したということですか!?黒子お前ちょっと自重しろよ…(えー
というか御坂は普段パンチラ防止策のために、スカートの下には短パン履いてて今までパンツなんて見せたことありませんでしたが…
なるほどこういう趣味のパンツを履いていたわけですか。いや勉強になりました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ま、まぁまぁ御坂さん!そ、そうだ、私アルバムが見たいなぁ〜!」

「お、おお、定番だねぇ!」

「あががががが!」

「御坂さんと白井さんの小学校時代とか!すっごく興味ありますぅ〜!」

「え〜っ?」

そして怒り狂った御坂にこのままでは黒子が殺されてしまうので、なんとか必死に話題を逸らそうとする初春たち。
その作戦はなんとか上手く行き、御坂は照れ照れしながら小学校時代の写真を2人に見せることにします

「「わ〜可愛い!!」」

「これって小学校の入学式ですか!?」

「隣の綺麗な人はお母さんですか!?」

「う、うん…あはは、は、恥ずかしいねこれ…」

「わぁ〜!」

「うわぁ〜!」

ロリ御坂可愛いなああああああ  キャーキャー叫んでしまう初春たちの気持ちも分かるってもんです
しかし気になるのは、この中で一番「幼女お姉様きゃわああああああああハァハァハァハァハァ」
大興奮しそうな黒子が、なんの反応もなく無言で大人しくしているということでしょうか。(えー  一体どうした黒子!?頭でも打ったのか!?
うーむ、黒子としては幼い御坂には興味がないんでしょうか。それとも「お姉様のアルバムだったら私はもう一万回は見直したよ」
今さら驚くに値しないくらいさんざんこのアルバムを読み返したんでしょうか(えー

「じゃあ次は白井さんのを…」

「ええ喜んで!…と申したいところですが、あいにく私はアルバムは持ち合わせておりませんの」

「えっ?」

「黒子は今を生きる女!過去を振り返るよりも、未来を夢見るよりも、今を、今この瞬間を見つめていたい!
 そう心に決めておりますのよ」

御坂のアルバムを見終わって、次に黒子のアルバムをリクエストする初春。しかし黒子は自分のアルバムを持っていませんでした
「今にしか興味がない」って、この言葉に嘘がなければ、やっぱりさっき御坂のアルバムにノーリアクションだったのも
過去のことには関心がないってことなんですかね。まあ特に深い意味はないと思うんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(がさごそ)これじゃあ…?」

「ぎゃああああアアアアアア!!そ、それはダメですのっ!!」

ところが、アルバムはないと言いながらいかにもそれっぽい本を発見してきた佐天!それを見た黒子の反応が尋常じゃありません
エロイパンツをあれだけ見られても屁とも思わない黒子がこれほど取り乱すとは…?それほど他人に見られたくない本なんでしょうか
はっ(゜д゜)も、もしかしたら黒歴史ノート!?黒子の黒歴史ノートですか!?
おそらくこの本を開けば、「”奴ら”が近づいてきたみたいだな…フ…邪鬼眼を持たぬ者には分かるまい」
「受けてみるがいい…エターナルフォースブリザード!(一瞬で相手の周囲の大気ごと凍結させる。相手は死ぬ)」
「それが世界の選択か…ラ・ヨダソウ・スティアーナ」
とか、そんな感じの凄まじい文章が書かれているに違いない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わぁぁぁぁ…!」

「あ、あららららぁ…」

「ぐぐぐぐ…黒子ォォッ!!」

「ひいっ!?」

「確かにあんたは過去や未来より、今この瞬間を見つめ直す必要がありそうねぇぇぇ!!」

ところがそんな黒子の本を開けてみると、中には溢れんばかりの御坂の隠し撮り写真が!黒歴史ノートじゃなかったのか…(えー
それにしても出会ってまだ一ヶ月だというのに、アルバム一冊を完全に埋め尽くすほどの量とは…一体一日に何枚隠し撮りしてるんだ黒子

ぐぎぎぎぎぎぎ

「ひたいひたいひたいひたい!ふぇ、ふぇんはいのそうひですのぉ!」

「そうねぇ!変態は掃除しなくちゃねぇ!!」

「ぬんっ!け・ん・か・い・の・そ・う・い・ですの!!
 それに私はただ、お姉さまと今日という日をささやかにお祝いしたく…!」

ピンポーン

またしてもほっぺたが引きちぎれそうなほど御坂にぐいぐいつねられまくりの黒子、
なんとかそれを振りほどいて弁解をしようとしますが、その時部屋のインターホンがピンポンと…
ひとまず言い合いを中断してそれに応対してみると、どうやら宅配便がやってきたようですが…

「はーい?」

《宅急便です。208号室、白井黒子さんのお部屋でよろしいでしょうか?》

「(ぎくっ)」

「はい、あのう送り主は?」

《有限会社・愛と漢方の絶倫媚薬さまです》

び、媚薬のお届けものだとおおおお!?なんつーものを届けてくるんだこの宅配便は!
というか住所自体が明らかに「わたしは中学生の女の子です」って丸分かりの女子寮なのに、媚薬なんて平然と販売すんなー!!
それにしてもこの媚薬、黒子が冒頭で「せっかくの記念日なのに例の品物はまだかいな」と言っていたのはこのことだったようです
なんてこった…まさかこの媚薬を使って御坂をメス奴隷にするつもりだったとは…黒子…恐ろしい子!!

「く・ろ・こぉ…?」

「はっ!?」

「ささやかにお祝いするのになんで媚薬がいるのかしら…?」

「え、ええっと…」

「あんたの変態性質を治すには…相当な荒療治が必要なようねぇ!」

ついに御坂切れたー!媚薬まで使おうとした黒子にとうとう我慢がならず、全身から激しい電撃を発し始めた御坂!
しかし黒子も今度ばかりは黙ってやられるわけには行きません、御坂の電撃をまともに食らえば次の瞬間ケシズミです
自慢のテレポート能力を発動した黒子は、なんとか直撃を食らうまいと御坂の攻撃をかわしますが…

「こうなったら食うか食われるか…!黒子の愛を受け入れられないのなら、
 黒子と戦ってくださいまし!!」

「ぬううう…!ん?」

「!!!!!」

「寮則第9条…寮内での能力の使用は、これを固く禁ずる」

「へぐうっ!?」

ところが黒子の背後の人影に気づいた途端、いつもの強気は消え失せ完全に凍りついてしまう御坂!
それは黒子も同じのようです。誰かと思えば、そこにいたのは寮の風紀を取り締まっている寮監さん…
それにしても御坂と黒子がこうまで震え上がるとは、もはや恐いでは済まないほどに凄まじい存在のようです

「よもや忘れたわけではあるまい白井…ん?」

「こ、ここここれは御機嫌うるわしゅう寮監さま!んっもぉちろぉんですわ!!
 私達、ただいたずらに能力を使ったわけではありませんの!
 これには色々と深ぁいわけが…!」

ボキッ!!

「あふん」

「く、黒子ぉ!!」

「そんな事情をいちいち斟酌していては、寮の規律は守ることは出来ん。
 規則破りには罰が必要だ。そうは思わんか?御坂」

「は…は…は…!ひゃいっ…!」

なんとか必死に弁解を試みる黒子でしたが、次の瞬間問答無用で寮監に首をへし折られて戦闘不能に!く、黒子ー!!
一瞬で黒子を抹殺した寮監には御坂ですらどうすることもできません、もはや失禁寸前というくらいにガタガタ怯えまくりの御坂は、
ただただ寮監の言葉にぶんぶんと頷くことしかできないのでした

「(ゴシゴシ)…ったくもう…どうして私がこんなこと…(ゴシゴシ)…確かにちょっとはやり過ぎたけど…
 (ゴシゴシ)…だからってその罰が、このクソ広いプール掃除って…!そりゃないでしょおおお!!」

そして御坂と黒子に与えられた寮監からの罰、それは10コース以上もあるだだっ広いプールの掃除でした
休日の朝からブラシ片手にえっさほいさと掃除していましたが、半日かかってもまるで終わらず御坂は相当うんざりしているようです

「はー…朝からやってもう昼過ぎだってのに、まだ3割も終わってないって
 どういうこと!?これ今日中に終わるのかしらね!」

「…」

寮監がいないのをいいことに、「なんだってんだバカヤローチクショー」と言いたい放題愚痴りまくりの御坂。
しかし気になるのは、さっきから御坂と掃除していながら一言も喋っていない黒子…
大好きな御坂と2人っきりだというのに、一体どうしたんでしょうか。寮監に首を折られたのがいまだに後を引いているとか…?

(ぐふ…ぐふふふ、ぐっふっふっふっひっひっひっひ!これはラッキーですわぁ!!
 水場で汗だくな濡れ濡れのお姉さまと2人っきりのプライベートタイム!
 まさに昨日の雪辱を晴らす千載一遇のチャンスですのよ!!)

こいつに心配なんざまったく必要なかった!(えー  なんてやつだ黒子!なんとさっきから無言でいたのは、
「ぎゃーっはっはこいつは笑いが止まらねーぜ」というニヤつきを必死に押し殺していたせいでした
しかも昨日のリベンジにと、隙あらば御坂に飲ませようと媚薬入りスポーツドリンクを持参してきている始末。
昨日の今日で性懲りもなく御坂のメス奴隷化を企むとは、まったくこいつはたまげた女ですな

「あらっ?白井さん、こんなところで何をなさってますの?」

「見ての通りプール掃除ですわ、初夏でも世間の風が冷たいんですの」

(…?黒子のクラスメイトか)

「…!?あ、あの、失礼ですが御坂さまではありませんか!?」

「え、ええ、そうですけど」

「あぁ、やっぱり!覚えてらっしゃいませんか!?私、先だって粗暴な殿方に
 取り囲まれておりましたところを、御坂さまに助けていただいて!」

「あ〜そんなことも…あったっけ?」

ところがそんなところに姿を現したのは、黒子の同級生の水泳部員2人組でした。
そんな水泳部の子は、御坂の姿を見た途端すごい憧れの目を向けてきます
どうやら御坂がいつものようにいけ好かないチンピラをぶっ飛ばしていたところ、偶然にもそれに助けられた経験があったようで…

「でも本当に、暖かくなると変なの増えるしねえ」

「本当にあの時の御坂さま素敵でした!」

「この暑い中大変でしょう、スポーツドリンクを持参しておりますので、よろしかったら!」

「ありがとう、いただくわ!」

きゃっきゃっ きゃっきゃっ

(はっ…こ…これは…デジャブ!?い、いやいやいや!昨日の今日でナーバスになっているだけですわ!
 
黒子だけ仲間はずれになっているなんてそんなこと!)

ところが御坂たち3人の会話が盛り上がる中、一人だけ明らかにのけ者になっていた黒子。
昨日の初春・佐天・御坂の3人で仲良く盛り上がって、黒子だけ浮いてたのとまったく同じ光景です
気づいたらいつも自分だけなぜかハブられてる…それに気づいた黒子に言いようのない焦りがむくむくと…

(お、お姉様、ひょっとして私のこと本気で疎んじてらっしゃる…?
 し、しっかりするのよ黒子!私だけのアドバンテージ、テレポートをもってすれば
 お姉様のお役に立つことなどいくらでも!)

ざばざばざばざば

「おぉ〜すごーい!どんどん綺麗になってく!」

「私の能力、水流操作系なんです!助けていただいたせめてものお礼ですわ!」

「本当凄いね〜!これならあっと言う間だよぉ!すっごく助かるわ!」

「…」

な、なんてこと!とうとう黒子の最後の砦・特殊能力のプライドすらもガタガタに崩れ去る結果に!
黒子のテレポートなんかより、よっぽどプール掃除に役立つ水の能力を持っていた水泳部の子…これには御坂も手放しで大喜びです
こんなどこの誰かも分からん脇役の方が使えるなんて…くやしい!と、完全に自分をいらない子だと思い込んでしまった黒子は、
どんよりと激しく落ち込んでしまう結果に…

「や〜、なんかいい子達じゃない黒子!」

「そうですわね」

「ありがたいよね、あれなら10分かからないかも!」

「そうですわね」

「あー早く終わらせてアイス食べたい!」

「そうですわね」

「…?10世紀に誕生した中国の王朝といえば?」

「そうですわね」


(C)渡辺保裕/新潮社

壊レテシマイマシタ…(えー

もはや自分の存在価値を見失った黒子完全崩壊!御坂が何を聞いても「そうですわね」としか答えないポンコツと化してしまいました。
どんだけテンションの上がり下がり大きいんだ黒子、まさに激情タイプですね

(私なんて…掃除もロクにこなせない能無しですから…)

「えっと…どうしたの?何か悩み事があるなら…」

「結構ですのッ!!私が…お姉様に相応しくないのがいけないんですの…!
 迷惑ばかりおかけして、お役にも立てない…!こんな私では…
 お姉様のお傍にいる資格がありませんの…!うあああ…あああああ…!」

思いあまって黒子なんとガチ泣き!とうとう自分を責めすぎて自己嫌悪のあまり、御坂の目の前でとめどなく号泣です
相当思いつめているのは分かりましたが、御坂にしてみれば黒子がなんで思いつめてるのかさっぱり分かりません
「あれ、なんで急に泣き出したんだろう…」と呆然とする御坂でしたが、ここはとにかく黒子を元気づけてみることに…

「ん」

「え…?」

「黒子、一月前の今日のこと覚えてる?あんたが私の部屋に押しかけてきた夜、寮監に見つかって
 大目玉食らったでしょ?それで次の日、2人で食堂の掃除させられて…結局なんだかんだで
 今日まで一緒にやってきた。私たちに記念日があるとしたら、それって今日なんじゃないかな?」

そう言いながら、御坂が黒子に手渡したウサギのTシャツ…それはなんと、2人の記念日を祝う御坂からのプレゼントでした
黒子は一月前の2人が出会った日を記念日と言っていましたが、御坂にとってはその次の日、
一緒にバツ当番をやらされた日の方が思い出深かったと…こんなプレゼントまで用意してるとは意外でしたね

「あ、あぁ…あははぁ…!」

「これからもずっと一緒なんだから、よろしく頼むわよ」

「え…!?お、お姉様…今ずっと一緒って!?」

「当たり前でしょ、同じ学校の同じ部屋で暮らす、離れようにも離れられないパートナーなんだからさ」

「あぁ…!」

「はい!パートナーに乾杯!」

そして御坂から「自分はいらない子」という不安を吹き飛ばす一言が聞けて、もはや感無量といった表情でTシャツを抱きしめる黒子。
最後にはスポーツドリンクで景気よく乾杯して、これからもずっと仲良くやっていくことを約束します。よかったよかった
って…ス、スポーツドリンク?この中に入っていたのは確か…

媚薬ガブ飲みキター!!なんてこと!御坂は後輩からもらったドリンクを飲んだので助かりましたが、
黒子はうっかり自分のドリンクを飲んでしまったばかりに発情してご乱心!ああ、せっかくいい話で終わりそうだったのに、
ここにきて黒子のやつとんだ大ドジを…

「おっ姉さまぁ〜ん♪プールのお掃除は濡れても平気な水着の方がよろしくなくってぇ〜ん?」

「はぁ…?でもまあ、取りに行くのも面倒だし」

「んっふふふ、こんな事もあろうかと…じゃじゃ〜ん!お姉様のスクール水着は
 ちゃんと持ってきてありますのよ〜!」

「ぐっ…!カギつきのロッカーに入れておいたはずなんだけどねぇ!」

「ぐふふふ…私の能力の前ではカギなど無力ですのよ!」

なんと御坂のロッカーにテレポートで侵入して水着を強奪!何やってんですか黒子!せっかく上がった好感度が台無しです
コソ泥黒子にまた怒りが湧いてきた御坂は、持っていたブラシを思いっ切り黒子に直撃させて着替え拒否!
しかしそれぐらいでは止まらない発情黒子は、ブラシのダメージなど意にも介さずテレポートを発動すると…

「わ…ひっ!?」

ドゲエーッ!?なんと黒子、素早く御坂の背後に回りこむと御坂の下着を自分の手元にテレポート!!
下着だけ脱衣させやがった!こんな使い方も出来るのかテレポート…突然ノーブラノーパンにされて、狼狽する御坂が可愛いなあ
しかし水着を着せたいのに下着だけ脱がせてどうするんでしょう黒子、全部脱がさないと!
全部脱がさないと水着は着れないよ黒子!(えー

「く…黒子ォォォッ!!」

「お姉様ったらまたこんな子供っぽい下着を…」

「返せぇぇぇッ!!」

「ですから水着を…あら?あらら…!?おそろ!おそろですわぁぁぁ!
 おっそろ!おっそろ!お姉さまとおっそろ!!」

「んんんんんがああああああッ!!」

ところがなんと、黒子が脱がせた御坂のパンツにはさっきのTシャツと同じ絵柄が!
「うわあああお姉様とペアルック最高ハァハァ」と大興奮の黒子でしたが、とんだ恥をかかされた御坂は完全に怒り大爆発!
プールの中は辺り一面水浸し、電撃からは逃げられないこの状況で、思う存分黒子に怒りの電流アタックを食らわしてしまいます

ドバババババババババ!!

「んああおおおお!!い、いい…!お姉様の愛のムチ、とってもいいですわあああ!!」

「いいから返せ!返しなさいよ!!」

「うふふひひひ、嫌ですわああ…!」

ドバババババババババ!!

「あああああああ!!」

(黒子は挫けませんの…!ずっとお姉様のお傍にいますのよ!!)

こ…これが煉獄…!いい…!ああ…いい!!あぁあああぁああああ!!
まるでどっかの変態戦国武将のように、御坂の電撃を浴びながら快感の悲鳴をあげる黒子。なんというドM!
水泳部の2人も、そんな黒子たちのSMプレイを見て完全に言葉を失っております
「黒子は挫けませんの!」って決意をする方向性が何か間違ってるような気もしますが、黒子じゃあ仕方がないな…次回に続く!


■とある科学の超電磁砲<レールガン> 第3話「ねらわれた常盤台」
 

「楽しみですねぇ〜!”学び舎の園”!」

「って言ってもさ、それってただ女子校が集まってるだけな町でしょ?」

「その集まってる学校が普通じゃないんじゃないですか!常盤台中学はもちろん、
 どれも名だたるお嬢様学校ですよぉ!今日は白井さん達が招待してくれたから入れますけど、
 そうじゃなかったら私みたいな庶民は、一生縁がない場所なんですよぉ!」

さて今回は、バスにガタゴト揺られながら”学び舎の園”という町を目指している、佐天と初春の場面から始まります。
この学び舎の園、御坂達が通う常盤台中学を始めとした、超上流階級なお嬢様女子校が集まって作り上げた町のようで
厳重なセキュリティ管理がされているために、一般人では入ることすらできないようです。

御坂と黒子があんなだから実感しにくいですが、常盤台中学は世界でも指折りの超超超名門女子校だそうなので
初春達からしたらまるで身分の違う雲の上の存在なんでしょうね。ちなみに前回の舞台になった御坂達の女子寮は
学び舎の園から離れた町にあるようで、御坂達は学校に通う時だけこの町に来ているようです

「卑屈だなぁ〜、大体初春はさ〜」

「あれ?これって…な〜んだ、佐天さんだって今日行くケーキ屋さんチェックしてるじゃないですか」

「ああっ!?だ…だって!パスティッチェリア・マニカーニなんだよ!?
 厳選された素材を、イタリア本国と寸分たがわぬレシピで焼き上げたチーズケーキは、
 まさに芸術品って書いてあるでしょ!?これ前から一度食べてみたかったのに、
 日本じゃ学び舎の園にしか出店してないんだもんっ!!」

さっきから「何が学び舎の園だよただの町だろ(笑)」と余裕ぶっていた佐天でしたが、
実際は日本唯一の超貴重なケーキ店に行けると聞いて、ある意味初春以上に張り切りまくっていました。まったく素直じゃないんだから

「常盤台中学1年の白井黒子さんに招待された、初春飾利です!」

「佐天涙子です!」

「はい、結構です」

「うわぁぁ〜!なんて可愛らしい町なんでしょう!本当によその国に来たみたいです!」

そして初春達がセキュリティを抜けてやってきた学び舎の園は、本当にヨーロッパの貴族達が住んでいるかのような高級感溢れる町並み!
さすが世界有数のお嬢様学校が集まって作った町…庶民が住む普通の町とはまるで別世界ですな

「(ちらちら)」

「あらっ?あの…私達なにやら注目されてませんか?」

「えっ?ああ、この格好のせいじゃない?ここじゃ外の学校の生徒が珍しいんだよ、きっと」

ところがそんな町を歩いているうちに、道行く人がやたらこっちをチラ見してくることに気づいた初春。
佐天は「よそ者が珍しいんだよ」と言いますが、どう考えても頭に大量の花のっけてる初春が原因だろ…(えー
こんなおかしな物頭に乗せてたら「え?あの子なにあの頭」とジロジロ見られるのが当然:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まあ冗談は置いといて、外の町とはほぼ隔離されてるような町だから、よその学校の制服着てると凄く目立つんでしょうね

「あっやば!もう時間だよ、急ご!(ずるっ)ひゃっ!?」

バッシャアアアアン!

「急に着替えをと言われましても、それくらいしか用意できませんでしたわ」

「いえ、十分です!」

「サイズはどう?」

「ちょうどいいんですけど…はは、スカートが短くてスースーします」

ところが御坂や黒子との集合場所に急ごうとしたその時、水溜まりでひっくり返った佐天は服がズブ濡れに!
そして「すいません哀れな私めにどうか着替えを」と御坂達に頼んだ結果、こうして常盤台の制服を着せてもらうことになったという…
ふむ、御坂達の住む女子寮はこの町から離れてるから、学校に置いてある制服しか貸せる服がなかったんでしょうな

「うう〜ん、うう〜ん、イチゴのクロスタータってやつか…あぁいやいや、モンテビアンコってやつも美味しそう…
 チョコラータってやつも捨てがたい!」

「そんなに悩むことですの?」

「私はチーズケーキって決めてましたから!」

「早くしないと日が暮れちゃうよぉ」

「あぁ、ちょ、ちょっと待ってください」

ピリリリリピリリリリ

そしてついに佐天が楽しみにしていたケーキ屋へやってきた一同。優柔不断な初春が注文するケーキを決められずにいると、
そこに《黒子と初春、お前ら仕事入ったから早く来い》と呼び出しの電話がかかってきました
そう、黒子と初春は、警察に代わってこの町の治安を守る風紀委員(ジャッジメント)という役割を担った人間…
何か事件が起こった際には、こうして解決のために呼び出されてしまうのです

「は〜…タイミングの悪い事この上なしですわねぇ、せっかくの非番の土曜日だというのに」

「(ぽかっ)到着早々ぼやかないの」

「あっ、すみません固法先輩」

そして「あーあ休みの日になんなんだよちくしょう」とブーたれながらジャッジメントの事務所にやってきた黒子たち。
そこでは先輩の固法美偉(このりみい)が2人を待っていました。というか名前読めねーよ…(えー

「で、呼び出した理由は何ですの?」

「昨日の放課後から夜にかけて、常盤台の生徒が6人、連続して襲われる事件があったの。
 しかも全て学び舎の園の中で…」

「…!」

「常盤台中学には、レベル3以上の能力者しかいない。それを狙い、いとも簡単に倒していることから…」

「相当の能力者…ってことですの?」

「可能性は高いわね」

これはなんと…常盤台狩りとでも言うんでしょうか、昨日から常盤台の生徒だけを執拗に狙った通り魔が現れているようです
しかも常盤台の生徒は、お嬢様とはいえ全員が強力な特殊能力を持っている人間ばかり…
それを1日で6人も倒してしまうだなんて、ただの通り魔にできる犯行じゃありません

「能力は不明、被害者は全員スタンガンで昏倒させられているの」

「それで、意識を失った被害者は…?」

「写真があるけど…ひどいよ」

「えっ…」

「見るんだったら覚悟しなさい」

な、なんと…通り魔は生徒達を殺害こそしていないものの、スタンガンで気絶させた後に直視するのも耐えがたいような真似をしていると…
陵辱!?陵辱ですか!?いたいけな女子中学生になんということを!ロリコンもほどほどにしておけよ…(えー

「…ジャッジメントに志願した以上、覚悟は出来てますの」

「わ、私もです!」

「そう…だったら」

「「…ッ!?」」

それでもジャッジメントとしての職務を全うしようと、固法先輩に被害者の写真を見せてもらう二人。
しかしあまりに凄惨なその光景に、写真を目にした途端に硬直してしまう!あのドエロな黒子が言葉を失うほどの鬼畜プレイだなんて
一体どんなハードな内容だというのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ガチャッ

「…?」

さらにその時、まだ御坂とケーキ屋にいた佐天に異変が!女子トイレで手を洗っていたその時、確かに後ろのドアが開いて
誰かが入ってきた気配を感じた佐天。しかし振り向いてみると、そこには誰もいないのです
この異様な雰囲気はまさか…今常盤台の制服を着ている佐天を狙って、通り魔がまた犯行を重ねようというのか!?

バチチチチィッ!!

「…っ!?」

うわあああああ佐天がああああああ!!
佐天がかな恵があむちゃんが!レイプ!!レイプですよ!ああなんてこった
もう将来の夢はお嫁さんなんて言ってる場合じゃありませんよ、通り魔のスタンガンで昏倒してしまった佐天は
あえなくお嫁に行けない体にされてしまうことに…(えー

「う〜ん…紅茶冷めちゃうよ…佐天さ〜ん?あっ!?さ、佐天さん!?」

「…」

「佐天さ…あぁ…!?」

そして佐天の帰りが遅いのを心配して様子を見に来た御坂、しかしそこには変わり果てた姿の佐天が!
気絶している佐天を抱き起こす御坂でしたが、佐天に起きた異変に気づいて「なんてことだ…」と驚愕した表情です
すぐにこのことを黒子達にも連絡し、4人は再び合流することになりますが…

「佐天さんの具合はどうなんですか…?」

「体の方は大したことなくて、しばらく横になれば大丈夫だろうって。ただ…」

「…」

しかし気絶したままなかなか意識が戻らない佐天。さらには、命に別状はないものの、やはり取り返しのつかないような何か
通り魔にやられてしまったようで、佐天を見つめる初春達は「佐天さんはもう…」と重苦しい表情です。一体何をされちまったんだ佐天…

「…犯人の目星はついてるの?」

「まだですの、少々厄介な能力者のようでして…」

「厄介って…?」

「目に見えないんです」

なんと通り魔の能力は他人から自分を見えなくするというもの。監視カメラには通り魔の映像が残っていたようですが、
人間の目ではまったく通り魔の姿を見ることができないのです。さっきの佐天がいい例ですな…
要するに通り魔は透明人間になっているんじゃなく、人間に自分の存在を知覚されないようにするという能力…ということはつまり…


(C)小林立/スクウェアエニックス

ステルス!?

すべてはステルスモモの仕業だったんですか!?
さては咲が前期で終わってしまったことを妬んでこんな犯行を…(えー

とは言ってみたものの、冷静に考えてみたら
ステルスなんてそんなオカルトありえませんので
ステルスモモが犯人ということは100パーないということに気づきました


ということはつまり…


(C)藤巻忠俊/集英社

ミスディレクション!?

すべては黒子の仕業だったんですか!?

とは言ってみたものの、冷静に考えてみたら
「なるほど犯人は黒子だったのか!」って展開になった場合
「なんでわたくし白井黒子が犯人なんですの!?」
黒子と黒子ですげーややこしいということに気づきました

ということはつまり…そろそろ本題に戻るか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ありました!能力名は”ダミーチェック”、対象物を見ている認識そのものを阻害する能力です!
 該当する能力者は1名、関所中学校1年・重福省帆(じゅうふくみほ)!」

「そいつですわ!」

「…う…ううん…」

ともかくそれらしい能力の持ち主をデータベースから検索して、「こいつ犯人なんじゃねーの?」といういかにも怪しい能力を持った
女を発見した初春たち。重福省帆…またすごい名前だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
とその時、今まで気絶していた佐天もようやく気がついたようです。タオルをかけられた姿がなんとも痛ましいですが…

「佐天さん!」

「あ、無理しな…ぶっ…くく…!」

「…?」

「「「だーっはっはっはっはっはっ!!」」」

なにー!?(゜д゜;)なんなんだお前ら!起き上がった佐天を見るなり爆笑し始めるとか!
さっきまでのしんみりした空気はどこへ…どうやらタオルを取った佐天の顔が相当面白かったようですが、一体タオルの下がどうしたって…

「だあああああああっ!?な…!な…なな…なぁっ…!」

「ぶくく…さ、佐天さん、お気を確かに…」

でっかくなっちゃった!マユゲがでっかくなっちゃった!(えー
ぐわー!!ちょ…おま…なんですかこのアホみたいな犯行は!?なんと佐天をスタンガンで倒した通り魔は、
その後マジックでぶっといマユゲを書いただけで去って行ったのです。さらにそれをやられたのは、佐天だけではなく被害者の生徒全員…
そう、通り魔の目的は、常盤台の生徒をスタンガンでぶっ倒して極太マユゲを書いてやることだったのです。アホかー!!

さっき黒子達が「見るんだったら覚悟しなさい」と言われていた写真も、みーんな極太マユゲの少女達だったんですな
あんな真面目な顔してそんな事言うなんて、固法先輩おちゃめすぎるだろ…(えー

カタカタカタカタカタカタカタカタ

「学び舎の園の監視カメラ全2458台、接続終えました!」

「「「おぉ〜!!」」」

そして今も学び舎の園のどこかにいる通り魔を見つけ出すために、なんと4〜5台ものパソコンを一度に操作して
2000台以上の監視カメラを同時制御する初春!人間業じゃねー!一体どういうタイピング速度と情報処理能力を駆使すれば
こんな芸当が出来るんでしょうか、長門かお前は
もしかしてこれが初春の持つ能力なんだろうか…このアニメの能力名は一方通行(アクセラレータ)とか量子変速(シンクロトロン)とか、
漢字4文字でカタカナ読みなのが基本ですが、初春の能力は長門有希(インターフェース)で決まりだな…(えー

「…」

「みぃーつけたぁ」

「…!?」

「私の可愛いマユゲの仇、きっちり取らせてもらうからねぇ」

そんな初春の町中を見通す監視体制のおかげで、すぐにお目当ての重福省帆を発見した佐天!
見てみれば今もスタンガンを握り締めて、路地裏から常盤台の生徒に襲いかかろうとしていたようです
もう完全にこいつが犯人で間違いないですな、「大人しくお縄を頂戴しやがれ」と迫る佐天でしたが…

「くっ…!(すぅーっ)」

「わっ!?ほ、ほんとに消えた!」

《感心してる場合じゃありません!追ってください!》

ところが例のステルス能力を使われて、あっさりと重福を取り逃がしてしまう佐天。余裕こいてるからァー!
とはいえステルス状態で逃げ出しても、初春の監視カメラからしたらその姿は丸見えです。
重福の逃げる先には、すでに初春の指示を受けてスタンバッている黒子が…

「初春、ナビをお願いしますわ」

「はーい!」

タッタッタッタッタッタッ

「ふんッ!!」

ドゴシャアアアアッ!!

「あぐうっ!?」

なんとステルス状態で走ってきた重福に向かって、初春のナビを受けて強烈な回し蹴りをブチかました黒子!
蹴りは見事にクリーンヒットして、たまらずダウンする重福!おお、パートナーに場所を教えてもらって見えない敵と戦うこの戦法、
なんだか盲目になった時の名護さんっぽいですぞ。その命…神に返しなさい!!(えー

(な…なんで…!?なんで!?なんで!?)

その後も往生際悪く姿を消して逃げ出す重福でしたが、どうあがこうが初春の監視カメラから逃れることはできません
行くところ行くところに現れる佐天や黒子を前にして、どんどんと精神的にも体力的にも追い詰められていく重福。
そしてとうとうステルス能力を使う余力すらなくなり、ゼェゼェと呼吸を荒げながら公園へとやってきましたが…

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「鬼ごっこは終わりよ」

と、そこへ瀕死のインペラーの前に現れた王蛇様みたいなタイミングで現れた御坂!ここか?祭りの場所は…
バテバテのところへボス敵が現れて絶体絶命の重福、さらには背後に黒子や佐天も駆け付けて完全に万事休すです

「ぐ…!これだから常盤台の連中はァァーッ!!」

って玉砕戦法キター!!もはやどうすることもできなくなった重福は、逆上してスタンガンを取り出すと御坂への攻撃を開始!
そんなスタンガンを腹にモロに食らってしまった御坂でしたが…!?

バチバチバチバチバチ!

「(にこにこ)」

「…え、ええっと…」

「ざんねん、私こういうの効かないんだよねぇ」

こんな電流おやつにもなりゃしないぜ…と、なんとまったく平然としながらスタンガンを受けていた御坂!
そう、もともと電流バチバチ人間の御坂にスタンガンで攻撃するなんて、仮面ライダーストロンガーに電気攻撃を仕掛けるようなもんです
逆にそんな御坂から電撃の反撃を受けてしまった重福は、たまらず感電してその場にぶっ倒れてしまうのでした

「ふう…さぁてと、どんなマユゲにしてあげましょうかぁ?ふっふっふっふ…!」

マユゲの恨み晴らさでおくべきか、ついに佐天の待ち望んだスーパーお仕置きタイムがやってまいりました
この世で最高に恥ずかしいマユゲを思い浮かべながら、意気揚々とマジックを取り出した佐天。
そしていざ重福にマユゲを書き込もうとしますが…

あれェーーーー!?なんと佐天が書き込むまでもなくすでにぶっとくて面白いマユゲをしていた重福!
「なんだろうこの味付けのりみたいなマユゲは…」と佐天が呆然としていると、気絶していた重福が目を覚ましてしまいます

「はっ!?い、いやあーーっ!!うう…おかしいでしょ…!笑いなさいよぉ!
 笑えばいいわ、あの人みたいに!」

「え、えっと…あの人…?」

意識を取り戻すなり、「笑えよ、なあ笑えよ!」矢車さんみたいな勢いで自分をあざけり始めた重福。
話についていけない佐天が話を聞いてみると、以前重福は付き合っていた彼氏に
「お前のマユゲ変だから別れよう、俺これから常盤台の子と付き合うわ」と一方的に振られた経験があったそうで…

「私を捨てたあの男が憎い!私から彼を奪った常盤台の女が憎い!
 そして何より、この世のマユゲ全てが憎いいいいいっ!!」

いや…抜けよ…マユゲ抜けよ…そしたら全て解決じゃないですか!今のご時勢なら、自分のマユゲが気に入らなくて
抜いて形整えてる女の子腐るほどいるよ!それでも自分でやる自信がないんだったら


(C)にしむらともこ/小学館・MMプロジェクト・テレビ東京

めちゃモテ!
ミラクルチェンジ!
だーいさーくせーん!

毎週めちゃモテ委員長を見ていればこんな悲劇は起きなかったのに…(えー  次回に続く!





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