■とある科学の超電磁砲<レールガン> 第4話「都市伝説」
 

「これは、先輩の友達の彼氏が実際に遭遇したっていう話です…
 ある蒸し暑い夏の夜、その彼氏さんが人気のない公園を通りがかった時のこと…
 ひとり佇んでいた女の人に、駅までの道を聞かれたんです」

「「「…」」」

冒頭の場面、何やら真っ暗な場所で携帯の明かりだけを頼りに、怪談話を行っていたいつもの4人。
そういえば作中での季節は夏まっ盛り、怪談をやるにはもってこいの季節ですが…

「その彼氏さんが快く道順を説明していると、
 どこか虚ろなその女の人がふわーっと手を上げて…突然がばぁっと!!」

「…!」

「が、がばっと…!?」

「(ごくっ…)」

「ブラウスを脱いだんです!!」

「…」

「…」

「…」

「ってぇ!全然まったく恐くないじゃん!!」

ところがせっかくの怪談話かと思いきや、「目の前で脱ぎ始めました」という単なる痴女の話をし始めた佐天!
それの一体どこが怪談だよ!目の前で裸になられたら嬉しいだけじゃないか!(えー
そして「それは怪談じゃなくて猥談じゃー!」と御坂が立ち上がった途端、4人が被っていた黒い風呂敷みたいな布がばさぁっと…

「せっかく雰囲気を作ったのに、そんな話ではねぇ」

「えぇー?実際遭遇したら恐くないですか?いきなり脱ぎ出す都市伝説・脱ぎ女!」

「都市伝説って言うより、それってただの変質者じゃないの!」

「じゃあじゃあ、こんな話はどうですか?」

って、ここファミレスの中じゃないですか!こんなところで風呂敷かぶって怪談やってたなんて、こいつらなんて迷惑な客なんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして今度はパソコンを取り出して、脱ぎ女の他にも様々な都市伝説の噂が載ったサイトを紹介する初春。
なるほど都市伝説ね…これはどこかにコミックバーズの名前が載っててもおかしくないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「”風力発電のプロペラが逆回転する時、町に異変が起きる”!」

「”夕方4時44分に学区をまたいではいけない。幻の虚数学区に迷い込む”!」

「”使うだけで能力が上がる道具・レベルアッパー”!」

「は〜…そんなくだらないサイトを見るのはおよしなさいな」

「だいたい都市伝説なんて非科学的な話、ここは天下の学園都市よ?」

「もぉ、ロマンがないなぁ。”どんな能力も効かない能力を持つ男”とか
 学園都市ならではって感じじゃないですかぁ!」

「んっふふふ!そんなムチャクチャな能力あるわけないですわ、ねえお姉さま」

「…どんな能力も…効かない能力…」

どれもこれも信憑性のない噂話ばっかりで、「もうやめようぜつまんねー」とすっかり呆れてしまう黒子。
御坂も黒子と同じような感覚で見ていたようですが、どんな能力も効かない男というフレーズを見て目の色が変わってしまいます
そう、間違いなくそのフレーズが指しているのは上条さん!まさか都市伝説にまでなっているとは…
御坂にとって上条さんは忘れたくても忘れられない存在、即座にふつふつと頭の中にその因縁が甦ってきてしまいます

「君かわいいねえ〜!ヒョーしかも常盤台じゃん!?」

「今から俺達と遊びに行かな〜い?」

「帰りは送ってやるから!いつ帰れるか分かんねーけど?ヒャハハハ!」

「…」

今からしばらく前のある夜、町の不良グループに囲まれてタチの悪いナンパを受けていた御坂。
こんなの御坂にとっては日常茶飯事、その気になれば2秒でこいつらを片づけて家路に着くことができますが、
この日はなんとなく不良たちの言葉を聞き流して、ぼんやり道行く人を眺めていました

「あ〜ん?なに見てんだコラァ!!」

「わっ、わ…!」

(…別に彼らが薄情ってわけじゃない、実際ここに割って入ってきても何かできるわけじゃないし、ケガをするだけだ)

それなりに道行く通行人は多く、みんなチラチラと御坂を助けようか迷っていたようなのですが…
結局は不良グループを恐れて、誰もが見ぬフリをしながら過ぎ去っていくばかりだったのです
まあ実際こういう時は自分で割って入るよりも、警察に通報を…って、そういや学園都市には警察がないんでしたっけか。
それじゃあどうしようもねーな(えー  御坂も「別に薄情ってわけじゃないし、しょうがない」と分かっているようですが…

(見ず知らずの人間のためにそんな事するやつがいたら、そいつはただのバカか…)

「お〜いたいた〜!やあ連れがお世話になりましたぁ〜!」

(…?)

「ダメだろ勝手にはぐれちゃあ!じゃあども〜、あはっ、あははっ」

「誰あんた」

「おまっ!?上手く合わせろよ!
 知り合いのフリしてこの場から連れ出す作戦が台無しだろ!!」

って、そんな御坂を助けに現れたのが初対面の上条さん!こういう時によくある知り合いのフリ作戦を使ったようですが、
「なに話しかけてきてるわけ?」御坂自らがブチ壊しにしてしまいます。お前ハイスラでボコるわ…

「なんだぁテメーは!?舐めた真似しやがって!」

「あ、あ、はは、あはは…」

「なんか文句でもあんのかァ!?」

「ははは…え、えーっと…はぁ…ああそうだよ、恥ずかしくねーのかお前ら!!
 こんな大勢で女の子一人を囲んで情けねえ!!」

で、出た!上条さんの超必殺技スーパー説教タイムや!(えー
あのあむちゃんに勝るとも劣らない超強力な上条さんの奥の手であります
これには御坂も「な、なんかこいつ凄いな…」と感心してしまっている様子。上条さんの説教を受けてしまったが最後、
誰もがネガティブハートにロックオンされて、上条さんの鉄拳でオープンハートされるという…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(へえ〜…)

「だいたい相手をよく見てみろよ!まだガキじゃねーか!」

(むかっ)

「さっきのやり取り見ただろ!年上に敬意を払わないガサツな態度!」

(むかむか)

「まだ反抗期も抜けてねーじゃん!そんなガキだぞ!俺はな、お前らみたいに
 群れなきゃガキも相手に出来ないような奴らが一番むかつくんだよぉ!」

(むかむかむかむか)

「わ…私が一番むかつくのは…お前だアアアアアアアアア!!」

御坂の怒りが有頂天になった!この怒りはしばらくおさまる事を知らない(えー
ところがそんな説教の最中にガキガキガキと連呼されてしまい、とうとう怒りの電撃を放出してしまった御坂!
上条さんもろとも不良グループは一気に全滅!辺り一面を黒コゲにした御坂は「あー無駄な時間食った」
かったるそうにその場を去ろうとしますが…

「ふん…!」

「…」

「…え…?」

ところが不良たちが全員倒れて気絶している中、たった一人無傷でその場に立っていたのは上条さん!
御坂にとって一番黒コゲにしてやろうと思いっきり電流をぶっ放した相手なだけに、この結果には驚きを隠せません
こんな馬の骨に自分の攻撃が防がれたなんて信じられない、
そもそもこの不良達に突っかかっていった事自体が信じられない…
わずかなやり取りで2度も御坂の常識をひっくり返した上条さんは、色々な意味で御坂にとって特別な人間になってしまったのでした

(なんであいつには私の電撃が効かないの…?まさか本当に都市伝説通り…)

佐天達との都市伝説話から数日後、コンビニに来ていた御坂は電撃大王を立ち読みしていました
なんだこのコンビニの品揃えは!?電撃大王置いてるなんて…そんなコンビニ見たことないよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 
このコンビニこそ都市伝説だよ(えー  ちなみに御坂の趣味は立ち読みだそうで、特に月曜と水曜には必ずコンビニに立ち寄るそうです
御坂さんそうですよね!やっぱり月曜にはジャンプとヤンマガとスピリッツとプレボ読んで、水曜にはマガジンとサンデー読むのは
基本中の基本ですよね!(えー

(ありえない!私が本気出せばあんな奴…!今度会ったら絶対に…)

「目印とか何か覚えてないんですか?」

「目印か…目の前に横断歩道があったな…」

「うーん…横断歩道じゃあんまり目印とは…」

「あっ!?あんた!!」

って、噂をすれば上条さんが!コンビニを出た御坂が町をぶらぶらしていると、何やら女の人と話している上条さんと遭遇してしまいます

「んっ?おお、ビリビリ中学生!」

「ビリビリじゃないっ!御坂美琴!今日という今日は決着つけてやるんだから!」

「っていうことは、お前今ヒマなんだな?」

「時間ならたっぷりあるわ!」

「じゃあこの人の駐車場探すの手伝ってくんない?」

「はあ!?」

「いやあ…車を停めた駐車場がどこだか分からなくなってしまってね」

なんと上条さん、何をしているのかと思ったら、自分の車をどこに置いたか忘れてしまった人の相談に乗っていたようです
しかし上条さんもそうそうヒマじゃないようで、今さっきまで立ち読みしていたヒマ人の御坂に後を任せたいようですが…
ちなみにこの一緒にいる女の人は、残念美人とファンからは親しまれている木山春生(きやまはるみ)先生ですな

「俺、これから行かなきゃいけないところがあってさ」

「え、ちょっ…なんで!」

「お前ヒマなんだからいいだろ?」

「いいだろじゃねーっつの!!またテキトーにあしらおうったってそうは行かないわよ!」

「…」

「毎回毎回のらりくらり適当なことばっか言って!!」

(は〜…それにしても暑いなぁ…)

すごい剣幕でギャーギャー上条さんに食ってかかる御坂でしたが、2人のケンカを横で見ている木山先生はのん気なもんで、
「なんでもいいけどあちーなあ」とクソ暑い夏の気温にうだっていました。すると次の瞬間、
「よし脱ごう」いきなり服をポンポン脱ぎ出して下着姿に!ゲェーッ!?

「今日という今日はほん…!え!?」

「うわ!?」

「(ぬぎぬぎ)」

「な…な…何をしているんです…か!?」

「炎天下の中ずいぶん歩いたからねぇ、汗びっしょりだ」

脱ぎ女ってお前のことかよ!!マジですか木山先生!アホくさい都市伝説かと思ったのに!
というか残念な美人の木山先生ではありますが、とりあえずおっぱいは残念じゃないということがよく分かりました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な…何よこの人!!」

「い、いや俺もさっき知り合ったばっかりだし…!?
 とっ…とにかく!シャツを着てくださぁいっ!!」

「きゃあああああーっ!!女の人が襲われてる!?」

「ええ!?あの男の人が脱がしたの!?」

「…!?ち、違う!!」

先生のブラウスを真っ赤になりながら差し出す上条さんでしたが、傍から見たらその様子は
上条さんが先生からブラウスを剥ぎ取ったかのような姿!「きゃー痴漢よー!!」と騒がれまくった上条さんは、
もはや弁解する間もなくその場から逃げ出してしまうのでした

「ご…誤解だアアアアアアアアアアアアア!!!」

「え!?ちょ、ちょっと!!」

「君、シャツを持って行かれるのは困るんだが…」

「あ、あぁ…!と、とにかく服着てください!見られてます、見られてますから!ほら早く!」

そして上条さんからシャツを渡されてしまい、逃げるに逃げられない御坂はそれから木山先生と行動を共にするハメに!
というか木山先生、自分でシャツ脱いどいて「あ、シャツ返してくれないと困るんすけど」って最初っから脱ぐなよ!
まったくこの人の頭の中は一体どうなっているんだか…

《それって脱ぎ女ですよぉ!写メ!写メをお願いします!》

《大丈夫ですか御坂さぁぁーん!》

《ちょ、ちょっとあなた達!?》

「あのねー…面白がって都市伝説に繋がないでよ、ちょっと変わってるけど普通の人間…」

「変わっているというのは私のことかな」

「だわわっ!?(ブツッ!)い、いえそんな、見も知らぬ人をつかまえて…!」

それからひとまず日陰で涼むことにした御坂と木山先生。電話で佐天達に相談してみても、面白がるだけでまったく頼りになりません
しかし木山先生とて脱ぎ出さなければ普通の人、とりあえず友好的に会話を進めようとする御坂でしたが…

「(コトッ)付き合ってもらうお礼だ」

「あっ、いただきます!…うあっつ!?」

(な…なんでホット!?しかもスープカレーって…)

なんと自販機で飲み物を買ってきてくれたかと思いきや、「やっぱ夏は爆熱スープカレーに限るぜ」
わけの分からないホットドリンクを買ってきた木山先生。嫌がらせ!?嫌がらせですか!?
ちなみに「とある〜」シリーズに登場する飲み物は、このスープカレーの他にもいちごおでんやら黒豆サイダーやら
意味不明なトンデモドリンクばかりです。カツサンドドリンクとか一体どんなんだよ…

そして↓このツラで「ここは涼しくて生き返るなぁー」などと言い出した木山先生。
生き返るどころか頭の上に死兆星輝いてるよ!お前はもう死んでいる!(えー

「暑い時には温かい飲み物の方がいいのだよ。それにカレーのスパイスには疲労回復を促す物が含まれている」

「ま、まあ理屈は分かる気もしますが…気分的には冷たいものの方がいいかなー、なんて…」

「ふむ…?すまないね、研究ばかりしているせいか、理論的に考えるクセがついているものでな」

「研究って…学者さんなんですか?」

「大脳生理学、主にAIM拡散力場の研究をしているんだ。もう授業で習ったかい?」

「えーと…それって、能力者が無自覚で周囲に発散してる、微弱な力のことですよね?
 ってことは、能力についてもお詳しいんですか?」

「何か知りたいことでも?」

「えーっと、その…どんな能力も効かない能力、なんてあるんでしょうか…?」

ふーむ…AIM拡散力場って言われてもよく分かりませんが、要は御坂や黒子のような能力者が常に放出しているオーラ的な何か
研究をしているらしい木山先生。それを聞いた途端、真っ先に上条さんの能力について質問してるあたり、
御坂の頭の中は本当に上条さんだらけですな

「能力と言っても色々あるからなぁ…例えばどんな力が効かないんだ?」

「高レベルの電撃を受けてもなんともなかったり…」

「電撃か…例えば避雷針のようなものを発生させ、電撃を逸らせる能力とか?」

「そういうものとはまた違う感じなんですけど…」

とりあえず思いつくことを色々話してみる木山先生でしたが、残念ながらどうも今ひとつ的外れっぽい感じです
それにしても上条さんの話になった途端、急に指をもじもじし始めてうつむきながら喋り出した御坂
どう見ても恋の悩みを相談してるようにしか見えません  どんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?(えー

「それは君の知り合いか?」

「えっ!?い、いえ!都市伝説ですよぉ、都市伝説!ちょっと小耳に挟んだもので…」

「都市伝説か…最近の若い子でもそういう話をするのか」

「わーい!あっははは!(どでっ)わぁっ!?」

とその時、話の途中でいきなりやんちゃに辺りを走り回る子供が!アイスを手に持っていたその子供は、先生の傍でハデにすっ転んで
先生のスカートをアイスでべっちゃりと汚してしまいます

「あっ!?」

「ご、ごめんなさい!」

「ああ、気にする事はない。すぐに洗えば大丈夫だ」

短気な人間なら「オイどうしてくれんだクリーニング代よこせオラァ!」とブチ切れるところですが、さすがは先生、大人の対応です。
「何、気にする事は無い」と子供に優しく語りかけながらスカートに手を…って

「(ぬぎぬぎ)」

「!!!!!」

「だから脱ぐなってぇ!!」

「ふぇ?」

また躊躇なく脱ぎよったー!なんなんだあんたは!こんな幼い子供の前で下半身を晒すなんて…
この純真な子供が股間を抑えながら真っ赤になってしまったじゃないですか!こ、これは性の目覚め!?
この無頓着な先生のおかげで、幼い子供が大人の階段を登ってしまったのか…(えー

「お姉さま、まだ繋がらない…」

「脱ぎ女に襲われてるんですよぉ!」

「だからそんな与太話を…」

「佐天さん、脱ぎ女の情報がたくさん書かれたサイト、見つけましたよ!」

「どれどれ…ぬおおーっ!?白井さん…脱ぎ女に遭遇した人は
 叫び声を最後に残して、連絡が取れなくなるって!」

「まぁーたそんなことを」

一方その頃、さっき電話を切られてからというもの、ちょっと御坂が心配な表情を浮かべていた黒子。
しかし佐天と初春は面白がって盛り上がるばかりで、わざとオーバーな話し方をしながら
黒子も脱ぎ女ワールドに引きずり込もうと企んでおります

「いいえ…もっと恐ろしいことが起きているのかも…」

「ど、どういう意味ですの?」

「脱ぎ女って…伝染するんです!!」

「どっへぇ!?それじゃあ御坂さんもあっちこっちで服を!!」

なんと、今度は「脱ぎ女は伝染病」とのホラ話を始めた佐天!初春もわざとらしいリアクションでそれを盛り上げております
しかし御坂がそんな痴女になったとしたら、黒子としては嬉しいんじゃないかな(えー
なんせ媚薬まで使って御坂を淫乱にしようとしたくらいだし…

「そ、そんな…!まさかお姉さまが…!いやあああああああああ!!
 お姉さまおやめになってええあああああ!!ああ!!ああ!!
 ああああああああ!!」

「…し、白井さん…?」

「初春ゥゥゥゥゥ!!呪いを解く方法を見つけなさい!!
 すぐにィィィィィィ!!」

「あぁぁぁ!?そ、そんな本気にならないでください〜…!」

「ふぎんごあああああああああ!!」

分かりましたから落ち着いてください!なんてこと!予想に反してまさかの黒子大暴走!
要するに自分の前だけなら淫乱になって欲しいけど、大勢の前でやられると我慢ならないということでしょうか。
ともかく今まで脱ぎ女にまったく興味のなかった黒子も、一転してその情報に目の色を変えてしまうことに…

ぶおおおおおおお

「面倒をかけて申し訳ないね」

「まあ乗りかかった船ですよ」

一方その頃御坂は、トイレで木山先生のスカートを洗って、手洗い用乾燥機で乾かしていました
というか木山先生のトイレシーンが!トイレシーンが!ふぉおおおおおお!!

 

と、興奮した人は残念、ただ便座に座っているだけでした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  それでも十分色っぽいけどな…先生いいキャラだよなぁ

「はい、どうぞ」

「ありがとう…そうそう、あの彼にもお礼を言っておいてくれ。知り合いなのだろう?
 途方に暮れていた私に声をかけてくれたのだよ」

「へーえ、あいつが…」

「いい子だな」

「お節介なだけですよ。カッコつけっていうか、だいたい声をかけておいて人に押し付けて
 姿くらませるなんて、無責任です。なんていうか、人をあしらうのが上手いっていうか適当っていうか、
 色々むかつくんですよ。いつだって自分が…」

「楽しそうだなぁ」

「へ?」



その時ちらっと上条さんの話題を出した木山先生でしたが、それに対する御坂の食いつきっぷりがすごいです
「あいつはあんなんでこんなんで、そのうえこうでああで」と、どれだけ話しても全然足りないような様子。
そんな御坂を見て、ついに木山先生も「お前上条さんのこと好きすぎだろ…」と突っ込みを…

「君はあれか、彼が好きなのか?」

「なっ…!何を!?」

「ほら、好きな相手には冷たくしてしまうという…昔流行った…ツン…ツン…?ツンダラ…?いや…ツンデレか?」

「っ…!!あ…ありえねーから!!」

先生に図星を突かれて思わず取り乱してしまった御坂、するとその時、御坂の電流が大暴走してトイレが停電を!
「あれ?なんか暗くなっちゃった」とのん気にトイレを出てきた木山先生は、御坂にぐいぐい背中を押されて
ようやく車を探しに出発するのでした

「色々とありがとう、それじゃ」

「お、お気をつけて〜」

その後、ついに自分の車を見つけて帰って行った木山先生。というかこぢんまりとした軽自動車にでも乗ってるかと思いきや、
バリバリのスポーツカーとはずいぶん意外な趣味ですね。ともかく御坂はこれでやっと厄介事から解放されることに…

(は〜…なんで私がこんなに疲れなきゃなんないのよ…つーか自分で停めた駐車場分からなくなるってどうよ…
 全てはあいつのせいだ…今度会ったら絶対に…!)

「がああああーッ!!ぜ…全滅だ…重要なタンパク源が…
 せっかく…せっかく2時間も並んだのに…」

「あ…あぁ!?」

って、噂をすれば上条さんその2!またしても偶然の遭遇ですか!御坂が「あの野郎今度会ったら…」って考えてる時は
絶対上条さんが現れる前フリみたいなもんですな。そしてどうやら上条さんは、スーパーのセール品で買ってきた卵を
転んだか何かで台無しにしてしまったようですが…

「さっきはよくも私を置いて逃げたわねぇ!?人に厄介ごと押し付けておいて、
 自分はお買いものか!!」

「貧乏学生にとって、特売品を手に入れられるかどうかは死活問題なんだ!
 常盤台のお嬢様には分かるまい!」

「こっちだって大変だったんだから!汚れたスカート脱ぎ出すわ、
 しょうがないから洗ってあげるわ、あげくの果てにはツン…!!…って…はっ…!?」

「ツン…?」

「…う…うぁ…と、とにかく勝負しなさい勝負ぅっ!!」

「勝負勝負って…今までお前の全戦全敗じゃんか」

「う、うるさいっ!私だって一発も食らってないんだから負けてないわよ!」

御坂の可愛さが強烈すぎてやばい  これは可愛すぎるだろ!やはり御坂の魅力が最大限に発揮される時は、
上条さんとイチャイチャしてる時だな…ともかく今日もまた上条さんにぎゃーぎゃー因縁をつけて、
またしても恒例の痴話ゲンカを始めることになりますが…

「はー…分かったよ、それで気が済むってんなら…」

「相手になってやる」

「…!」

上条さんがイケメンすぎて吹いた  なんですかこのスーパー美形な上条さんは!あまりにもカッコよすぎるでしょう!?
もしかして御坂フィルターを通して見ると、上条さんはいつもこんな顔をしているんでしょうか。そりゃ惚れるのも仕方ないな(えー

ドガラピシャアアアアン!!

「ぬぅ…!」

「やっぱ電撃は効かないか…なら!」

そして人気のない川原にやってきた2人は、存分に痴話ゲンカバトルを開始!まずは挨拶代わりにライデインを唱えた御坂でしたが、
上条さんの幻想殺しの右腕・イマジンブレイカーのに前には、いつものようにあっさり打ち消されてしまいます

「え、な、なに…?」

うぞぞぞぞぞぞ


(C)冨樫義博/集英社

「邪王炎殺剣!!」(えー

「ちょっ!!お前、エモノ使うのはずるいんじゃない!?」

「能力で作ったものだもん。砂鉄が振動してチェーンソーみたいになってるから、
 触れるとちょっと血が出たりするかもねぇ!」

「どう考えてもそれじゃ済まないと思うんですけど!?」

そんな上条さんを倒すために御坂が用意した新技・それは邪王炎殺砂鉄剣!
超高速で振動させた砂鉄で、あらゆるものを切り裂いてしまう高周波ブレードです
これに触れたが最後、ずんばらりと上条さんはたやすく両断されてしまうでしょう
殺す気マンマンで砂鉄剣を振り回す御坂を前に、上条さんは必死に逃げ回るしかできませんが…


(C)冨樫義博/集英社

「剣よのびろーっ!!」(えー

「なっ…!?剣が伸び…!!」

(入った…!かわせるタイミングじゃない!)

「ぐっ…く!!」

ヒュボボボボボボ!!

(…強制的に砂鉄に戻された!?でも…ここまでは予想通り!)

なんと変幻自在の砂鉄剣を、ムチのように伸ばして攻撃してきた御坂!避けられないと悟った上条さんは、
咄嗟に右手で受けてなんとか砂鉄剣を無効化します。しかし気分的には真剣白羽取りをやらされたようなもの
心臓に悪い思いをした上条さんはヒーヒー息をついており、そのスキに御坂は次の攻撃へ移ることに…

パシイッ!!

「とったァッ!!」



それは飛び道具ではなく直接触れての電撃攻撃!砂鉄剣は上条さんの注意を逸らすための囮だったのです
あとはこのまま電流を流し込んでしまえば御坂の勝利、食らってくたばれ紅丸コレダー!!

しぃぃぃーん

(…!?で、電流が流れていかない!なんなのよこいつ!?)

しかし なにもおこらなかった!!それもそのはず、御坂が掴んでいるのは上条さんの右手…
上条さんの意思に関わらず、どんな能力も打ち消す右手を握っていては、御坂の電流が流れていくはずもなかったのです

「…」

「わ…ひっ…!?」

そして残る左手で「何か知らんが作戦失敗ですね」とパンチの構えを取る上条さん!
上条さんの能力はあくまで防御専門、相手への攻撃はもっぱらこのパンチ攻撃ですが、
禁書目録でもあらゆる強敵を拳ひとつで粉砕してきた威力は保障つき…今や単なるかよわい女子中学生の御坂は、
そんな上条パンチを前にビクッと本気で固まってしまいます

「…え、えーっと…ぎゃああああー」

「う…うう…う?」

「ま、まいりましたー」

えええええー!?上条さんまさかのギブアップ!!涙目の御坂を殴るのが忍びなかった上条さんは、
お子様との怪獣ごっこみたいな演技を始めて自らダウンしてしまったのです
これで御坂が「やったー勝てたよー^^」と気分よく帰ってくれればいいんですが…

「ふ…ふ…ふ…ふざけんなァァッ!!死ねええええええ!!」

ドガラピシャアアアアアアン!!

帰ってくれるわけがなかったー!わざとらしいギブアップで完全に頭に来た御坂は、
今までの中でも最大級の電撃を撒き散らして、逃げまどう上条さんをドタドタ追いかけまわすことに!

「どわあああーっ!?お、おま…今の直撃してたら普通死ぬぞ!?」

「どうせ効かないんでしょうがああああ!!」

「効こうが効くまいが、そんな攻撃を躊躇なく仕掛けるってどーゆー神経だ!!」

「わ、私だって…今まで人に向けてこんな能力使ったことないわよ!!」

「なんで俺だけええええ!?」

「ちゃんと私の相手しろーっ!!」

「あはははは、つかまえてごらんなさい」

「うふふふふ、こいつめー」

いやぁ…こいつら仲いいよなぁ(えー
ぎゃーぎゃー怒鳴り合いながらも、お花畑で追いかけっこする恋人同士に見えなくもない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そんなわけで今日もドタバタで終わってしまった2人の痴話ゲンカ、またしても決着は次に持ち越しとなってしまうのでした

「あー疲れたー…あれ?黒子いないのか…」

そしてヘトヘトになって寮の部屋へと帰ってきた御坂。しかしなぜか黒子はその場におらず、部屋の灯りは落とされていました
「まあいいや着替えて寝よう」とパジャマに着替えるべく、いそいそと服を脱ぎ始める御坂でしたが…

「おねえざば…!」

「く、黒子?あんたどこに…ひえっ!?」

「いきなり服を脱ぎ出すなんて…!やはり脱ぎ女に呪われているのですねッ!!
 さあ!お姉さまもお被りあそばせ!!」

「な…なんなのアンタ!?」

「脱ぎ女の呪いを解くためにはこうするしかないのです!んああああ…!
 消えろ脱ぎ女アアアアアアア!!」


(C)あんど慶周/集英社

いやあああああああああああ!!

なんとベッドの下には、頭にパンツをかぶって究極変態仮面と化した黒子が!
どんな噂を聞いたんだか知りませんが、パンツをかぶるのが脱ぎ女の呪いを解く方法と思い込んでいるようです
木山先生に振り回され、上条さんと痴話ゲンカして、変態仮面に襲われ…御坂に心休まる暇はないのだろうか…次回に続く!


■とある科学の超電磁砲<レールガン> 第5話「とある二人の新人研修」
 

ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!

(まったく…なんで今さらになって志願生と一緒に訓練だなんて。
 こんなことをするためにジャッジメントになったわけではありませんのに)

この場面は物語から1年ほど前、黒子がジャッジメントの訓練に参加しているシーンです
どうやらこの訓練、まだジャッジメントになっていない志願生のテスト的な意味で行われているようですが、
「今日は現役ジャッジメントの皆さんも来てくれましたよ〜^^」と、この日は現役ジャッジメントの人達も駆り出されており
黒子もその1人としてしごかれていたのです

「うう、う、う、う、んんん〜〜…!!」

「こら初春、一回も出来んのか!?」

「…?」



ところが腕立てをホイホイこなす黒子の横で、「腕立て…なんて辛いトレーニングなんだ…!」と1回もできずにへなへな倒れている
ヘナチョコな志願生が一人…誰かと思えばそれは初春でした。この時が黒子と初春の初対面だったんですね
関係ないけど黒子や初春が履いているのはブルマではなく短パンです。レールガンですら短パンなのにささめきことときたら…(えー

「はあ、はあ、はあ…」

「よろしければどうぞ」

「ふぇ…?」

そんな訓練の合間の休憩時間、バテバテになっていた初春に黒子は水筒を差し出すのでした
こうして2人は知り合いに…って水筒!?黒子の水筒って言ったら中に媚薬が入ってて当たり前みたいなもんですよ!
逃げて!初春逃げてー!!(えー

ぐびぐび

って、自分でぐびぐび飲んでるところを見ると媚薬は入ってないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
さすがに小学生の頃からそんなもの買ったりはしませんよね、とはいえこの1年後にはもう買いまくりなんだけどな!(えー

「へえ〜!白井さんはジャッジメントになってもう1年になるんですか!?
 じゃあもう現場に出て活躍されてるんですね!」

「へ?あ、ああ、もちろんですの!」

「やっぱり…私みたいのじゃ無理なんですかね、私トロくって…でもジャッジメントになれば、
 そんな私でも変われるんじゃないかって志願したんですけど…訓練に全然ついて行けなくって…はぁ…」

自分と同い年なのに訓練を楽々とこなし、1年も前からジャッジメントをやっている黒子…思わず初春はキラキラ目を輝かせてしまいます
しかしそれと同時に「白井さんはこんな凄いのに私ときたら…」と、自分の不甲斐なさを痛感するばかり…
今日の訓練も散々な結果に終わったようで、すっかりジャッジメントになる自信をなくしてしまいます

「…”己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし”」

「えっ?」

「ジャッジメントの心得のひとつですの。思いを貫き通す意志があるなら、結果は後からついて来ますわ」

そんな初春に黒子は「騎士道大原則ひとーつ!」みたいなジャッジメントの心得を指南して、
再びやる気を取り戻させるのでした。それにしてもロリ時代の黒子めっちゃくちゃ可愛いな…
ほんまに黒子は見た目だけならこのアニメの中でもトップクラスやで:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ビービービービービー!!

「行きますわよ初春!」

「は、はい!」

ここで時間は元に戻って現代、いつもの黒子と初春の描写になります
今日も今日とてジャッジメントの仕事に追われていた2人は、けたたましく警報が鳴り響く中現場へと急行しますが…

「車上荒らし…?まったく白昼堂々と…学区内、あまつさえジャッジメントの前で…!」

「し、白井さんダメです!応援が来るまで待ってください!」

「問題ありませんの。初春はここで待機を!」

警報が鳴った現場で2人が見たものは、車の鍵を壊して中を物色している1人の男でした。車上荒らしのコソ泥ですな
ひとまず物陰から通報して仲間の応援を待つ初春、しかし黒子は「ザコ一人片づけるのに応援なんか必要あんの?」
自信満々でコソ泥の前に姿を現してしまいます

「あ…!うぅ〜…」

「てめー少しは私の言うこと聞けよ」と、1秒も初春の意見に耳を傾けずにすっ飛んでいった黒子
さすがの初春もちょっと不満げです、ともかく初春も急いで黒子の後を追いますが…

「ジャッジメントですの!器物損壊および窃盗の現行犯で拘束します!」

「なっ…ちぃ!」

「(ぼそぼそ)気をつけてください、相手が一人とは…」

「相手が何人だろうと、車上荒らしごときチョチョイのチョイですわ」

「あっ…んん…!」

さあそして「神妙にお縄につきやがれコノヤロー」と高らかに車上荒らしに警告を始めた黒子。
ここでも初春がくれぐれも油断しないようにと耳打ちしますが、
「は?こんなゴミ私の敵じゃないし」とまったく話を聞いてません黒子
いくらなんでも自分の力を過信しすぎですよ!これはやはり、油断が原因でピンチに陥ってしまうというお約束の…

「さあ大人しくしてくださいな。悪いようにはしな…」

ドバアアアアン!!

「きゃあああああ!!」



い…言わんこっちゃねえー!!なんと初春の予想通り犯人は2人!車の中にいたもう1人の存在に
全然気づかなかった黒子は、思いっきりハデに不意打ちを食らって一発KOされてしまいます。黒子使えねえー!

「おい!ズラかるぞ!」

「おう!」

「と、止まってください!」

「どけェェッ!!」

バチバチバチイッ!!

「あ…う!?」

そしてコソ泥の前に立ちふさがった初春でしたが、やはり戦闘能力がなさすぎてまるで相手にならず!
コソ泥からのスタンガン攻撃でなす術なく倒され、ばったりとその場に倒れ伏してしまうのでした

「う…ぐ…う、初春…!?初春!しっかりしますの!初春!」

「う…うぅ…だ、大丈夫です…」

「まったく…寿命が少し縮みましたわよ!」

「あはは…あっ…車上荒らしは…!?」

「もう逃げましたわ。まったく…やはり初春はまだまだ半人前ですの。
 今まで通り、支部で私のバックアップをしてればいいのですわ」

「…!」

お、お前ってやつはー!犯人逃がしたの全部初春のせいかよ!
なんて言い草ですか黒子!あれだけ自分が暴走して油断して簡単にのされたせいで犯人を逃がしてしまったのに、
「初春お前使えねーな、現場に来るの100年早いから支部に引きこもってろよ」なんてあんまりですよ!
さんざん自分の忠告を無視したあげくにこのセリフ、とうとう温厚な初春も黒子に不満をぶち撒けてしまいます

「わ、私…私だって!私だって相手は1人とは限らないって言いました!
 それを無視したのは白井さんじゃないですか!?」

「それは…」

「大体白井さんはいっつもそうです!無茶して独断専行ばっかり!
 だから始末書の数が減らないんですよ!」

「き、聞き捨てなりませんわね…私がいつ独断専行をしたと」

「いつって、いつもじゃないですか!今回だって応援が来るまで待ってもよかったのに!」

「そんな悠長なこと!犯人に逃げられてしまいますの!」

「少しは反省して下さい!このままじゃ、私達の約束はどうなるんですか!?」

「や…約束?」

頭に血が昇って物凄い言い合いをギャーギャー続ける2人!しかしその時初春は「こんなんじゃ約束が達成できない」と意味深な言葉を…
どうやら以前に黒子と交わした約束のようですが、黒子の方は「ごめん覚えてない」とすっかり忘れてしまっていました

「お、覚えてないんですか…?」

「は、はて…」

「…分かりました!白井さんがそういう考えなら
 もう知りません!勝手にしてください!!」

そんな黒子の無神経ぶりにとうとう初春大激怒!「お前なんか絶交だよコノヤロー」と啖呵を切り、
激しくまくし立てて黒子とケンカ別れしてしまうのでした

「ふんふんふ〜ん♪こんにちわぁ!初春来てますかぁ?」

「もう…またあなた?まったく、ここは溜まり場じゃないのよ」

「はいはい分かってまーす!」

「はぁ、初春さんならほら。でも今はやめておいた方がいいかも、初春さんちょっと機嫌が…」

場面変わってジャッジメントの事務所。初春はケンカ別れした後ここに戻ってきたようで、そこにお気楽な佐天が遊びにやってきました
しかし当然ながら初春の機嫌は最悪、固法先輩は「今はそっとしておいてやんなさい」と佐天をたしなめますが…

「うーいっはる〜!!」

ぶわっさあああああ

「んな…!?」

「おお〜今日はクローバー!?よ〜し幸せの四つ葉のクローバーはどこかな〜!」

「クンカクンカ!あぁクンカクンカ!いい匂いだなぁ!」ってお前何しとんねん!!(えー
なんと佐天、固法先輩の話も聞かずに初春のスカートを思いっきりめくり上げると、その中に顔を突っ込んでパンツを観察!
なんてやつだ…しかしクローバーのパンツとはやはりアミュレットクローバーつながりだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
奇しくも今週のしゅごキャラは、半年くらいまるで出番のなかったアミュレットクローバーが珍しく出てきた回でしたしね
そんな珍しい週に、こうしてあむちゃんがスゥのスカートをめくってクローバーのパンツを発見するなんて…すごい偶然だなぁ

「…」

「…って、ほれほれ、めくってるよ〜?絶景だよ〜?」

「…」

「う、初春は…どうしちゃったんですかぁ…」

「あはは…白井さんと色々あって、ちょっとね」

ところが「見たけりゃ見ろよクソ野郎」と言わんばかりに、佐天が何をしようがガン無視する初春!
やはり今の機嫌の悪さは相当のようです、それにしても固法先輩おっぱいでかいなぁ(えー
貴重なメガネ美人だし固法先輩かなり好きです。というか大好きです。そもそもレールガンのキャラは御坂も佐天も黒子も固法先輩も
みんな可愛すぎるから困る。あ、初春さんはまぁ…頑張ってくださいとしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ばたばたばたばた

「ふぐぐぐ〜、ふぐぐぐん〜」

「…」

ばたばたばたばた

「…あーもーうっとうしい!!あんたねぇ、そんなに気になるんなら
 とっとと仲直りしてくりゃいいじゃない!」

一方その頃黒子は、寮の自室でベッドに顔を突っ込みながら、ひたすらうーんうーんとバタバタのたうち回っていました
それがやかましくて仕方ない御坂は、さっさと謝ってこいと黒子をどやしつけますが…

「このままだと初春さん、あんたに愛想尽かして本当にコンビ解消しちゃうかもよ」

「…これぐらいで終わるなら、所詮その程度の関係だったという事ですわ」

「またそんな強がりを…あんたと初春さんって、そこまで性格違うのになんでコンビなんか組んでるのよ?」

「私だって…最初はそんなつもりありませんでしたの。あんなにトロくて何も出来ない子…ですけど…」

あぁ…黒子と初春ってやけに一緒に仕事してると思ったら、この2人ってコンビだったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかも単なる「仕事だから組んでる仲」ってわけじゃないようで、どうやらコンビ結成には色々と裏話があるようです
そして黒子は、そのコンビ結成に至った理由を御坂にも語り始めることに…

「はい、今日の巡回はこれでお終い。何か気になったことや質問とかある?」

「…では少しお聞きしたいのですが…ジャッジメントになってもう1年にもなりますのに、
 なんで私に任されるのは裏方や雑用、先輩同伴のパトロールばかりですの!?」

というわけでまた時間が戻って1年前、さっきの訓練の何日か後の描写のようですが、
黒子はいつまでも一人立ちさせてもらえないことにブーブー文句を言っていました。これはあれですね、
「俺いつまでパダワンなんだよ早くジェダイにさせろよ」
オビ=ワンに文句タラタラだったアナキン
の心境ですね(えー

「ふふ、成績優秀な自分が半人前扱いされることが不満?」

「そういうわけではありませんが…やはり私がまだ小学生だからかと…」

「年齢だけが問題じゃないわ、あなたの場合なまじポテンシャルが高い分、全てを一人で
 解決しようとするきらいがあるからね。もう少し周りの人間を頼るようにならないと、危なっかしいもの」

どうやら固法先輩は「単にガキだから」という理由だけでなく、「一人で何でも出来ると思ってるから」という黒子の慢心が
危ういと思っているようです。これはまさにさっきの車上荒らし相手に油断しまくって一人で突っ込んだのが
失敗例の典型的なパターンですな、つーか1年経っても相変わらずなのかよ黒子:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…」

「ほらそんな顔しないの、たくさん頑張ったご褒美に何か甘いもの奢ってあげる。
 お金下ろしてくるからちょっと待っててね」

「あっ白井さん!?偶然ですね〜!」

「初春!なんであなたが第七学区に…」

「もうすぐ中学生だし、学校や寮の下見に来たんです!」

そして固法先輩と一緒に銀行へやって来た黒子でしたが、なんとそこには偶然にも初春が!
どうやら進学する中学校の下見にやって来たようですが、なんで小学生が一人で銀行なんかに来てるんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「白井さんはもうどの中学に行くか決まったんですか?」

「え、ええ、常盤台中学というところに」

「えっ!?えええええ!?常盤台中学といえば学園都市でも5本の指に入る
 名門校ですよぉ!?あああああ!学園生活もきっと優雅なんでしょうね!」

「…実際はそんなきれい事ばかりじゃないようですわよ、世間知らずの金持ちに、
 在校生全員がレベル3以上の能力者。自分のことを特別だと思ってる方が多く集まってるとか」

黒子が常盤台に行くことを聞いて羨望の眼差しな初春でしたが、黒子自身としては「ロクな学校じゃねーよあんなの」と思っていたようです
大金持ちと高レベルの能力者ばかりを集めた超エリート校、それだけに他人を見下す奴が後を絶たないそうで…



「中でもレールガンなどと呼ばれるレベル5がいるらしいのですが、
 きっと高慢ちきでいけ好かない性悪女に決まってますわ」

お前がそれを言うのかお前が!お姉様に向かってなんて言い草!
まだ御坂に出会っていないとはいえ言いたい放題です黒子。そういえば佐天も第1話では、まだ会っていない御坂のことを
「どうせ能力を傘に着た、上から目線のいけ好かない奴」とか言ってましたね
御坂の第一印象はもう誰から見てもフルボッコだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それくらい黒子や佐天からしたら、「常盤台はクソの集まり」という意識が強いんでしょうか

「そういえばあなた、郵便局に何を…」

「…(じーっ)」

「…?ちょっと失礼」

その時、気がつけばすでにATMからお金を下ろし終わっていた固法先輩。しかし何やら神妙な顔で、何かをじっと睨んだまま動きませんでした
黒子もそのただならぬ様子に気づいたようですが…というかここ銀行じゃなくて郵便局だったのね

「どうなさいました?」

「しっ…あの男、局員の場所や視線ばかり気にしてる」

「えっ…!?」

固法先輩が見ていたのは、やたら周囲をキョロキョロして様子をうかがう挙動不審な男…
どう見ても「これから銀行強盗やります」と言っているようにしか見えません、それに対して固法先輩の取った行動は…

「人の所有物を無断で透視するのは気が引けるけど…!」

キィィィィィン

なんと固法先輩、透視能力なんてものを持ってたんですか!先輩がひと睨みすると、男の持ってるバッグの中が丸見えに!

そのバッグの中には大量の縄だけがぎっしりと…やはり相当怪しい男のようです、バッグの中にこんな縄だけを詰め込んで
持ち歩くなんて、とても普通じゃ考えられません

妙なものは持っていないようね」

え…(゜д゜;)えええええー!?何言ってんすか固法先輩!メチャメチャ妙なもの持ってるじゃないですか!
どう見ても人質を縛るための縄をまったく怪しいと思わないなんて…はっ(゜д゜)もしかして固法先輩は
普段から縄を不自然と思わないくらい毎日のように緊縛プレイを…(えー

「…!右ポケットに拳銃!?」

「強盗ですの…!?」

「局員に伝えてくるわ…!あなたは万が一に備えて、利用客の誘導準備を!」

「逮捕しませんの!?」

「馬鹿なこと考えちゃダメよ、犯人確保は警備員(アンチスキル)に任せなさい!」

(そんな消極的な…!)

しかしバッグの中には縄しかなかったものの、犯人が手を突っ込んでいるポケットの中には拳銃が!
それを見た固法先輩は、「すぐ通報するからここで待ってろ」と黒子に待機を命じます。さっきの初春と同じ判断ですな…
ちなみにアンチスキルというのは、こういう犯罪者を逮捕するために武装した警官的な人達のことです
身の危険に関わる仕事は基本的にアンチスキルが全て担当するようで、いつも犯罪者と真っ向から対決している黒子は
ジャッジメントとしては相当やり過ぎているようですな

 

「(ぼそぼそ)ええそうです、大至急アンチスキルに…」

バアアアアン!!

「お、おかしな真似すんなよ!お、お、お客もあんまり騒がないでくれよな」

(くそ…!先に動かれた!)

ところが固法先輩が通報するよりも早く、銃をバンバン撃って「金を出せ」と脅し始めた強盗!
通報するのが遅かったと固法先輩が苦い顔をしたその時、なんと黒子が風のように飛び出して強盗へと飛びかかっていく!

(訓練通りにやれば…!)

ズダダアアアン!ドガアッ!!

「お…ご…はっ!!」

ゲェー!?小学生つええ!なんと流れるような足技で強盗を一瞬にして倒してしまった黒子!
体術だけなら黒子はなにげに作中でも最強クラスですからな…(上条さんも全然歯が立たないレベル)
小学生の時からこれほど強かったとは恐れ入りました

「はっ…はっ…な、なんだ…簡単ではありませんの…!」

「ひっ!?きゃあああ!!」

「ったく…なにガキにのされてんだよ!?使えねーな…!」

「う…初春!?」

ところが強盗を倒してホッとしたのもつかの間、なんと強盗にはもう一人の仲間が!気がつけば初春がその男にナイフを向けられ人質に…
というか犯人が1人だと思って突撃 → 実は2人いてピンチって、車上荒らしの時とまったく同じ状況じゃないですか!(えー
黒子は過去にこんな経験をしていたにも関わらず、どうして車上荒らしの時に反省を活かさなかったのかと(ry

「おおっとぉ、動くなよ!?ジャッジメントが人質見捨てるわきゃねえよなァ」

ジリリリリリリリリ!!

「…あん!?」

(な、なんのつもり…!?こんな状況で警報なんて…!
 客の命よりお金の方が大事だっての!?)

さらに悪いことに、「おかしな真似すんじゃねーぞ」と強盗が言ってるそばから大爆音で警報を鳴らし始めた郵便局員!
どんだけ強盗を刺激する気ですか!ガシャーンガシャーンとシャッターが降りて出入口も封鎖…って
さっきの挙動不審な強盗の方だったら、とっくに半狂乱になって銃を乱射してると思います(えー
通報するならもっとこっそり犯人にバレないようにだな…

《セキュリティ信号を確認、侵入者を排除します》

「ちっ…面倒くせえ…!(ごそごそ)」

(…?右ポケットに何か…?)

ズダダダダダダ!

「…!ダメッ!!」

そんな警報を感知して、壁に備え付けられていた警護ロボットががしょんがしょんと起動!
そして強盗の注意がそちらに向いた途端、またも矢のように飛び出して強盗との間合いを詰める黒子!
しかし、その時固法先輩は、強盗がポケットに手を突っ込んだことに妙な不安を感じ取り…

ドバッゴオオオオオオン!!

「あぐうううっ!?」

ゲェー!?いきなりの警護ロボット大爆発!犯人がポケットから手を引き抜いた途端、目の前の警護ロボットが粉々に!
どうやらこれは強盗の能力による仕業のようですが…?そしてロボットの影に隠れるように突撃していた黒子は、
モロにその爆風を受ける立ち位置…そんな黒子を守るために、なんと固法先輩が我が身を盾にしてひどいケガを負ってしまいました


「うぅ…な、何が……あぁ!?せ、先輩!」

「…て…手の内が…分からない間は…突入…し、ない…覚えときなさい…」

「ど、どうして…!」

「おい」

「…?」

ゴッシャアアアアッ!!

「あうっ!!」

「あのバカみてぇに俺もやれると思ったのかよ?舐めやがって」

固法先輩に重傷を負わせてしまい取り乱す黒子、しかし次の瞬間、黒子の顔面に強盗の鋭い蹴りが!そして黒子が吹っ飛んだところへ、
さらにその足首を思い切り踏み潰す強盗!うぎゃああああああー!!あ、足が!黒子の足があらぬ方向に!

ベキボキベキイッ!!

「ぐぎゃっがあああああっ!!」

「し、白井さん!?白井さん!白井さんっ!!」

(ぐぐ…!私のせいですの…私の軽率な判断のせいで、初春も固法先輩も…
 なんてザマですの…!?これでは、半人前以下ではありませんか…!)

さらには犯人に腕を踏み潰されて満身創痍の黒子、しかし自分の不甲斐なさを必死に噛み潰しながら、
どうにか初春に向かって手を伸ばした黒子は、初春だけを店の外にテレポートさせてしまう!そ、そういえば黒子にはテレポートが…って
飛ばすなら初春じゃなくて、強盗を上空5000メートルくらいにすっ飛ばしてやれば簡単に事件解決できたんじゃ…(えー

「え…!?そ、外!?」

「なに…!?テレポートだぁ…?ふざけやがって…!」

「し、白井さん中にいるんですか!?どうして私だけ…!白井さんも早く外へ!」

「そうしたいのですけど…私まだ自分を飛ばせませんの…
 それに、事件をまだ解決してませんから…!」

なんとこの時の黒子のテレポート能力は不完全、飛ばせるのは他人だけで自分はテレポートできないようです
それにしても、こんなに強盗の神経を逆撫でしまくって無事でいられるのかどうか…
仲間をボコボコにされ、「お前ら大人しくしろ」と言った瞬間大音量で警報を鳴らされ、警護ロボに襲われさらに黒子に奇襲され、
人質をテレポートで解放され、さらに手も足も痛めつけてやった小学生が自分に勝つ気満々
という…
こんだけ好き放題やられてまだ冷静な強盗さんは、案外大物なのかもしれない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「ハッ…お前が何考えてるか当ててやろうか?
 ”警報が鳴って大分経つ、そろそろアンチスキルも来る。あとは人質を取られないよう
  足止めできればこちらの勝ち”
…図星だろ」

「ぐっ…!」

「だがな…ここから出れないと決まったわけじゃねえんだぜ?(ポイッ)」

ドガッシャアアアアアアン!!

「な…!?」

「絶対等速(イコールスピード)…俺が投げた物は、それが壊れるか能力を解除するまで、
 前に何があっても進み続ける。残念だったなぁ?思惑が外れて」

なんと黒子の思惑は、自分が強盗を倒すのではなくアンチスキルが来るまでの足止め!
だからあんな挑発的な言葉で自分に注意を向けたのか…しかしそんな黒子の思惑も、強盗の持つ能力により打ち砕かれてしまいます
投げた物体がどんな障害物もブチ抜いて飛び続けるという能力・イコールスピード…
これでちょいちょいと強盗がパチンコ球を投げると、頑丈な壁が見る間に粉砕されてあっさりと脱走用の大穴が空いてしまいました



「だ、誰かぁ!お願いします助けてください!中に強盗が!強盗に襲われてて!
 助けてください、お願いします!」

「ちっ…時間がねえな…おい、お前の力で金を取り出せ。
 俺を手伝えば全員解放してやる」

「えっ…?」

「いや…そうだな、これからは俺と組まないか!?
 俺とお前が組めば無敵だぜ!なあどうだ!?」

お、おいおい!なんか急に小物臭くなったな強盗さん…(えー
思った以上に早く誰かが駆けつけて来そうと知ると、あれだけ勝ち誇ってたのがあっさり手の平返して
「そ、そうだ!ねえ君と僕が組めば最強のコンビだよ!」とか見苦しい勧誘を始めるなんて!
そんなこと言われて「僕も君を尊敬してるんだ!仲間にしてくんない!?」とか言う奴はヤジロベーくらいのもんだよ!(えー

「そうですわねぇ…私…ずぇぇぇぇぇぇったいにお断りですの!!
 仲間になる?あいにくと郵便局なんか狙うチンケなコソ泥はタイプじゃありませんの!
 それに私、もう心に決めてますの…自分の信じた正義は決して曲げないと!」

「…そうか、残念だ…!」

(あの能力…力はあってもスピードはない!この足が言うことを聞けば…!)

「ならここで死ねェェェッ!!」

「…!?」

「一つしか投げられないとは言ってないぞッ!!」

「そんなねむっちまいそうなのろいパチンコ球でこの黒子が倒せるかァーッ!!」と、1個だけならかわせると思っていた黒子でしたが、
なんと予想に反してパチンコ球をいっぱい投げてきた強盗!ウワァこれじゃ避けられないよー!って
こんな微妙に間抜けなやられ方で蜂の巣になってしまうのか黒子!?(えー

ドッバオオオオオオン!!

「…ッ!?」

「なに!?」



その時黒子に電流走る!!大量の球を投げつけられて、もうダメかと思ったその時
突然黒子の目の前を通過した凄まじい威力の電撃!黒子を守るように撃ち込まれたそれは、
瞬く間にパチンコ球を全て焼き尽くしてしまいました

「…!!」

「はっ…しまっ!!」

ドダダアアアン!!

「ぐうっ!!」

「あなたの鉄球と私のテレポート…!どっちが速いか勝負します?」

「…くそっ…!」

一体この電流がなんなのか、誰がどこから撃ったのか、一瞬黒子も強盗も頭が真っ白になってしまいますが、
その疑問を切り離して先に動いたのは黒子!強盗が反応するより速く得意の体術で叩き伏せると、
ついに強盗を観念させて事件を解決するのでした

(にこっ)

そして外から電撃を放ったのはこの人、どうやら「助けてー!助けてー!」と泣き叫ぶ初春の声を聞いてやってきたようです
どこの誰かは存じませんが、少なくとも能力を傘に着た高慢ちきで上から目線のいけ好かない
性悪女
なことは間違いないと思います(えー

「やっぱり白井さんは凄いです…!本当に一人で解決しちゃうなんて!」

「え?ああ、あれは…(あれは一体…)」

「私、約束します!己の信念に従い、自分の信じた行動を取るべし…
 私は自分の信じた正義は決して曲げません!
 何があってもへこたれず、白井さんのようなジャッジメントになります!」

「ふふ…その約束、私にもさせてくださいな。
 今までなんでも一人で出来ると思っていましたけど…それはとんだ思い違い。
 ですからこれからは2人で…!一緒に一人前になってくださいます?

「は…はい!!」

そして傷の手当て初春にやってもらいながら、「2人で一緒に立派なジャッジメントになろう」という約束を交わした黒子。
初春の言っていた約束というのはこのことだったんですね、だから「私1人で十分なんだよ半人前はすっこんでろ」みたいな
黒子の物言いを聞いて頭に来てしまったと…というか黒子はここまで反省していながら、
自分の力を過信して「応援が来るまで待て」という仲間の言い分を無視して、敵が1人だと思ったら実は2人で
自分も倒されて仲間にまでケガを負わせる
というまったく同じヘマをやらかしたのかよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はぁ、はぁ、はぁ…!」

「初春!何をグズグズしてますの!」

「…!」

「そんなことでは、いつまで経っても2人で一人前になんてなれませんわよ!」

「あ…!」

そしてラストシーン、例の車上荒らしの居場所を突き止めた初春が町を駆け抜けていると、
御坂に過去話をするうちに全てを思い出した黒子が、約束のことを話しながら一緒に駆けて行くのでした
ふーむ、初春は黒子が約束を思い出してくれたので、もう許してもいい気分のようですが…
とりあえず黒子には「お前また忘れるんじゃないだろうな」としっかり釘を刺しておくべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
次回に続く!





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