3月5日

アニメ感想:聖痕のクェイサー 第8話「双面のアトミス(前編)」

「今日から世界史の授業を担当する鳳紳一郎です。
 君達が卒業するまでの間、一緒に有意義な時間を過ごしたいと思います」

「う、嘘ぉ!?」

なんと今回、いきなりまふゆ達の学校へ教師として赴任してきた鳳さん!唐突になんですか!?
突然の展開に視聴者としてもびっくりですが、それ以上にまふゆは目を見開いてすっとんきょうな声を上げております
そしてあれよあれよと何十人もの女性徒に囲まれ、キャーキャーもみくちゃにされまくりな鳳さん。
うーむ前回だけでも格好いい人だとは思ってましたが、まさかこれほどにモテまくりな人だとは…

「主のお導きかもしれないね、また君と会えるなんて」

「あは…ほ、本当に、奇遇ですよね…(もじもじ)」

まふゆ自身も女生徒達と同等以上にもうデレデレ、鳳さんを前にすると真っ赤になって急にもじもじし始めてしまいます
鳳さんは、まふゆが一番大好きな学園長と同じ雰囲気を持つ大人の男性ですからね…
だから学園長の姿を重ねてこうなってしまうみたいですね

「あ、そ、そうだ、鳳先生!」

「うん?」

「大胆だねぇまふゆちゃん、鳳先生呼んで歓迎会開くなんて!」

そんな鳳さんと少しでも接点を作りたいまふゆは、その日の晩に鳳さんを家に招いてささやかな歓迎会を開きます
そしていつも以上に力を入れた料理を用意すると、それはもうウキウキ気分で鳳さんとリジーに食事を…ってあれ?リジーいたの?(えー
い、いや考えてみれば、鳳さんとは師弟なんだからリジーも一緒にいて当たり前なんですが。冒頭からずっと鳳さん一人しか映ってなかったし、
まふゆ達も「鳳さんとまた会えるなんて!」「そうだ鳳さんの歓迎会やろう!」「鳳先生呼ぶなんて大胆だねぇ!」
鳳さんの話題ばっかりで一切リジーの名前を出してなかったので、
マジで「あれ?リジーいたの?」という気持ちになってしまいます:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うっほほー!!ビーフシチューだぁ!!」

「なにィ!?ビーフシチューだと!?どういうことだ、今夜はボルシチのはずだろう!!」

「はぁ〜?お前ボルシチなんか好きなのか?さすがは北方の蛮族だなぁ!」

「き、貴様ぁーッ!!」

「煮込み料理の王様は、なんと言っても、し・ちゅ・う♪」

こ、こいつ!存在感のない空気キャラの分際でなんと大それたことを!(えー
恐れ多くもサーシャさんを蛮族呼ばわりだと!?ここはサーシャさんに言いたい放題反撃にしてもらいたいところ…って
サーシャさんはひたすら「ぐぬぬ」とうめいているだけで、リジーに全然反論することができません。一体どうしたんですか!
いかにボルシチがビーフシチューより優れているかを数時間に渡って解説とか、それぐらいはやって欲しかったのに…(えー

「んぐもぐ…まあ食べられないこともありませんわ、
 うちのシェフに雇ってあげてもよろしくってよ」

「み、美由梨!?いつの間に!?」

「んっふっふ、片腹痛いですわ。私の学園に赴任してきた教師の歓迎会に、
 私が出席するのは当然ではなくって!」

って、ふと気がつけばさも当然のように机に座ってシチューをむさぼり食っていた美由梨!こ、この晩飯ドロボーが!
なんだかんだと理由をつけて「私はこの歓迎会に出席しなければならないのですわ」と主張する美由梨ですが、
ただ単にまふゆに構ってもらいたくてやってきただけだと思います(えー

「で、でも、これはプライベートな歓迎会だから…」

「そう!問題はそこなのですわ!本来教師とは、あまねく生徒に対して
 中立普遍であらねばならぬ存在!それが個人的にいち生徒の家庭に招かれ
 饗応を受けるというのはいかがなものかしら!」

「そんな大げさな…」

「甘い!甘すぎますわ!暮らしの乱れは規律の乱れ!私は同じ学び舎に集う者として、
 級友が非行の道に走らないよう導く義務があるのです!」

「あ、あうう…」

「だからこそ、委員長の御手洗さんにも一緒に来てもらったんですわ!」

「(もぐもぐ)」

お、お便所ふーちゃんも一緒に来てたんかい!
美由梨あんた、この間はよってたかってお便所ふーちゃんをいじめてたくせに!今日はわざわざ声をかけてあげるとはどういう風の吹き回しですか!
さては美由梨、日頃ロクな食事をしていないであろう可哀想な委員長を見かねて、ジョジョ5部で言うところの
「こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが構いませんねッ!!」の精神で
ここまで連れてきてやったんじゃ…(えー

ぐわっしゃびしゃーん

「…」
そんな美由梨のトークがヒートアップするうちに、顔面に汚物をブチ撒けられていたサーシャさん。
な、なんということを!サーシャさんの顔面にこんな茶色いドロドロした何かをぶっかけるだなんて!カレー食ってる時にうんこの話すんなよ!(えー
これにはサーシャさんの激しい怒りが大爆発を…って、意外にもサーシャさんはここまでされたのに、
何も言わず大人しく自分の顔を拭いております。一体どうしちまったんだサーシャさんは…さっきのリジーの時といい、らしくないですよ!
かつての「サーシャ君」と呼ばれただけで「誰がお前にその名を許した!!」とブチ切れていたサーシャさんはどこへ行ってしまったんだ!
こんな牙を抜かれたサーシャさんの姿なんて見たくはなかった!(えー

ガチャッ

「うん…?」

「わぁ〜!それラブレターだよぉ!」

「ほわ〜、可愛い便箋…」

そんな歓迎会が終わった次の日のこと、いつものように学校へ登校したサーシャさんでしたが、
なんと自分の下駄箱にラブレターが入っているのを発見します。一体どこの物好きがこんなことを…(えー
サーシャさんに惚れているキャラと言えば委員長くらいしか思いつきませんが、
まさか委員長が勇気を出してこんな真似をしたとでも…?

「お前か?こんなものを入れて俺を呼び出したのは」

「…」

ところがラブレターに書いてあった場所に出向いてみると、そこには委員長でもなんでもない見知らぬ女が突っ立っていました。
誰だか分かりませんが、それにしても制服がまふゆ達と違うところを見ると
わざわざ別の学校からサーシャさんの下駄箱へ手紙を入れにやってきたんでしょうか。ずいぶんヘンテコなことをする人だな…

「事と次第によっては…」

がばっ!

「うおっ!?き、貴様…!」

「ううう…ううううう!」

「な…!?」

「お願いです!兄を…私の兄を倒してください!!」

な、なにィ!?次の瞬間突然激しく号泣しながらサーシャさんを思いっきり押し倒して「兄を倒して!兄を倒して!」などと言い出した告白少女!
ま、まあなんというか…あんまり関わり合いになりたくないタイプだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
触らぬ神に祟りなし、この情緒不安定な朽葉葵さんとやらには、早い所お帰りを…って、ん…?なんて名前だって?葵だと?
葵の言うことだったら何でも聞いてあげるしかねぇ!!(えー  だって葵は俺の神だから!

「お前…酸素使いね」

「来たか…赤銅の人形使い」

そんな葵が倒して欲しいという兄は、なんとアデプト12使徒の一人・酸素使いの朽葉悠という男でした
そして悠はすでにカーチャといざこざを起こしていたようで、今まさに二人のバトルが始まろうとしていました
カーチャの実力は知っての通り、サーシャさんを鼻歌交じりで圧倒するほどのレベルですが…

ボロボロボロボロ

「…!?酸化した!?」

「クククッ…」

「あぐっ!?うぐぐうっ!?」

「この女の酸素を奪った…気をつけな、近づき過ぎるとこうなるぜ?」

「ちいっ!」

バッシイイイッ!!

「甘いな…圧縮酸素の壁を作っておいた、厄介だよなぁ見えないってのは!」

バゴオオオオン!!

「きゃああああーっ!!」

「燃えろ!」

ボボボボボボ!!

「う…うぐっ…!?」

「爆発的な酸化の事をなんて言うか知ってるか?燃焼だよ!」

なんとカーチャまったく相手にならず!ゲェーッ!?
悠の操る酸素の前には、自慢の銅も一瞬のうちに酸化して粉々にされ、
さらに呼吸を操り、風を操り、炎まで操る悠にカーチャまったく手も足も出ず!酸素使いってメチャクチャ強いな…

ドシュドシュドシュ!

「ん…?」

「くっ…!」

「てめえ…逃げんじゃねえッ!!」

結局カーチャは悠に一矢報いることすらできず、屈辱の敗走を強いられてしまいます
ただの中ボスかと思いきやとんでもない実力者ですね悠、こんなの相手にサーシャさんはどうすりゃいいんだ
サーシャさんはカーチャと似たような金属使いだし、カーチャのような遠距離攻撃もできないのでますます勝ち目がないと思われます(えー

「…」

カァ〜カァ〜

「…」

カァ〜カァ〜カァ〜

「…おそい…」

そんな朽葉兄妹を中心に物語が動き始めた中で、完全に置いてけぼりにされて誰からも忘れられていたリジー。
やはりこいつは空気キャラで決定なのだろうか 
このままではリジーがクェイサー界の三沢と呼ばれる存在に…次回に続く!

(C) 2010 吉野弘幸・佐藤健悦・チャンピオンRED/聖痕のクェイサー製作委員会


3月4日

アニメ感想:
爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア 第1話「新たなる旅立ち」

今のアニメ  ひどかったね(えー
日本では売り上げが伸びずに一期の放送が終了し、それとは逆に海外で奇跡の大ブレイクを遂げて帰ってきた爆丸二期。
その第1話は1時間スペシャルだったんですが、まず最初の30分は爆丸のことについてはんにゃが語るコーナーでした
しかしまぁこれが酷い。何しろはんにゃは爆丸のばの字も知らないので、あまりにもコメントに中身がないというかなんというか…
,
「へ〜これが爆丸?すげぇ!」
「属性?属性なんかあるの?すげぇ!」
「ふんふんなるほどね、すげぇ!」
「いや〜爆丸すごいね、なんで日本で流行ってないんだろうね」
つーか日本で流行ってないってゆーなあああああ!!(えー
はあ…まったくもって見てて疲れました、これは
しゅごキャラパーティ1話を初めて見た時のような絶望感が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかもあっちは実写パート10分かそこらなのに、
こっちはたっぷり30分ですよ!もうマジで苦行だったよ!

そんなはんにゃのお話の最中に、色々と2期の内容についても触れられるんですが、
聞けば聞くほどどんどん憂鬱っぷりが加速して止まりません(えー
なぜかというと、その新情報というのが要するに
旧キャラがリストラされまくるってことだから

光属性バトラー・ルノ → リストラ

光属性バトラー・バロン → 新加入
土属性バトラー・ジュリィ → リストラ
土属性バトラー・ミラ → 新加入
闇属性バトラー・アリス → リストラ
闇属性バトラー・エース → 新加入

どう見ても旧キャラの方がよかったじゃねーか!!
百歩譲ってミラはまだいいとしてバロンてめーだけはダメだ絶対ダメだ!!(えー
なんでこんな
一番ダメな時期のヤムチャみたいなバロンが加入してルノがリストラ!?いやあああ!!
つーかダン・マルチョ・シュンの男性キャラは全員残ってるのに、ルノ・ジュリィ・アリスの女性キャラは全員リストラってなんですか!?

男女差別!?男女差別なの!?このジェンダーフリーの世の中にこんなことが許されていいのか!?(えー

・新爆丸始まりましたねー もうあの頃の俺とは違うぜ!さあ来いよセガトイズ!今度こそ買い支えてやるぜ!俺が!
 と思ったらルノもジュリィもアリスもリストラ・・・だと・・・た・・・たしかに・・・理屈としては分かる・・・!
 爆丸のターゲット層になるような年頃の少年は女性キャラの物は使いたがらないから・・・!
 ホビーアニメは売れなければ悪なんだ!ベイブレードという強力無比の相手が居る以上、
 爆丸も非情に徹しなければ生き残れないんだ!
 でも・・・だからって・・・あんなデフォでレイプ目の娘がヒロインなんて認められるかよおおおおおおおおおおおおおお
 すみません取り乱しました  

いいんだよ!取り乱していいんだよ!!ちくしょう…そうか…これもセガトイズの販売戦略だったのか
しょうがない事ではあるんですが、私が爆丸一期を好きだった大きな理由の一つに
男女のバランスがいいっていうのがあるんですよ
私はどんなアニメでも男女のバランスが取れてるのが一番好きなんです
男ばっかりでも女ばっかりでも何かすっきりしない。そういう意味じゃ、爆丸一期はメインキャラに男が3人・女が3人で実に理想的でした
それを…それをこうも簡単にリストラされていくのは…
それは…それは酷い事なんだよ!!
(えー

そういうわけで本編が始まりますが、あぁ俺は一体何を楽しみに二期を見れば…ってあれぇ!?
ルノもジュリィも普通に出とる!?もしかしてメイン扱いではなくても一応出番は確保されているのか!?
出番があるならそれだけでもう十分私は満足ですが…

(あの2人さっきから一体何やってるね!早くチューするです!!)

「ってわけでよぉ、ここのところ急にシュンと連絡が取れなくなっちまったんだよ」

「また何か嫌われるようなことでもしたんじゃないの?もう一度連絡してみたら?」

「何度やっても同じだと思うんだけどなぁ」

ドッバゴオオオオン!!

「う、うお!?」

「ダン!ルノ!しばらくだな!」

そして物語の方は、公園でデートしていたダン&ルノ、それを覗いていたマルチョ&ジュリィのところに
爆丸の世界からドラゴがやってくるところから始まります

ちなみにドラゴは前作ラストで、
インフィニティコア・サイレントコアと一体化して、
自らを犠牲にして永遠に爆丸の世界を見守り続ける
という重い役目に就いたわけですが、
「コアの力下げれば元通り普段の俺に分離できるよー^^」という後付け設定が炸裂して
こうやってダン達の下にやってきたというわけです。自分を永遠に犠牲にするって覚悟が意味ねええええええええ!!

「うっはああああ!?ドラゴだドラゴだ!ドラゴが帰ってきた!」

「ドラゴー!!ゴーレムは元気でやってるね!?」

「そうそう、トラちゃんは!?」

「プレデターさん達もお変わりございませんか!?」

「ジュリィにマルチョか!相変わらず元気そうだな!
 だが…すまない、ゆっくり話をしている時間がないんだ。
 ワンダーレボリューションが…異次元から来た奴らに侵略された」

「「「ええ!?」」」

しかしドラゴとて人間界へ遊びにやってきたわけではありません、
突如異次元から現れた謎の侵略者・ヴェスターの手によって、爆丸の世界・ワンダーレボリューションは好き放題に荒らされていたのです
すでにプレデターやティグレスのような、ルノ達と一緒に戦った相棒達も全滅した状態。
そして最後の希望となったドラゴが、こうしてダンに助けを求めに来たというわけです

「ダン…悪いが、お前の力を借りたいのだ!一緒に来てくれるか…?」

「当たり前じゃねえか!またドラゴと一緒にいられるなら、どこへだろうとついて行くぜ!」

「私も行くわ!」

「ジュリィも行くです!」

「もちろん僕もお供するでございます!」

「みんな…分かった!では行こう!」

な、なんと!てっきり「ルノ達はダメだ」とか言うのかと思いきや、みんなで行こうと異世界への旅を快諾するドラゴ!
やっぱり一緒に連れていってくれるんじゃないですか!いやーよかった、これなら爆丸二期も捨てたもんじゃないな…って

「ではみんな、後ろを向いてくれ!」

「オッケー!」

「こーお?」

「(ぼそぼそ)行くぞダン!ルノ達は連れていけない!さあ今のうちに早く!」

「んっ…ああ、分かった!」

しゅぱああああああ

「まだですかー?」

「いつまで後ろ向いてればいいのよ…あぁ!?ゲートがなくなってる!?」

「だ、誰もいないでぇす!?」

「ちょ、ちょっと!私達置いて行っちゃったのぉ!?
 ひっどーい!!なによぉ!!」

うわああああああああああ!!ドラゴ…ドラゴ貴様あああああああああ!!
なんと
「うしろを向けよ」「ちくしょォォ」ルノ達を残してそのまま人間界へ置き去り!
マルチョだけはちゃっかりドラゴの企みに気づいて一緒に行きましたが、ドラゴの言うことを信じて疑わなかったルノ達は…うわああああああ!!

爆丸バトルブローラーズ第二期・完(えー

終わった…俺にとっての二期はこの時すでにもう終わった…ルノ達の存在がこれほどに重いものだったとは…
イナズマの二期の時もそうでしたけど、
思い入れのある一期のキャラが不当なリストラを食らって
微妙な新キャラが代わりに入ってくる
っていうのはもう我慢できないんだよ!!
染岡さんがクソどうでもいい練習でケガして離脱して、次の話で代わりにリカが入ってきた時の絶望感ときたら…(えー 
あの時の気持ちを鬼道さん風に言うなら、
「リカは何故新メンバーに選ばれた…?あいつはお世辞にも上手いとは言えない、
 染岡さんの方が数段上だった…!スタッフはこのアニメをどうしたいんだ!?」
って感じですよ!あれで地上最強のイレブンだなんて嘘だよ!
染岡さんと言えば代表落ちの時ですら総統閣下がこれほど荒れまくって大変だったというのにうっうっうっ

えー、とにかく何が言いたいかと言うと、爆丸二期を見る気力が1話にして早くも極限まで削られてしまったという…
ルノ役の仙台エリの声を聞くのも楽しみにしてたんだけどなぁ、この人いい声してるからもっと売れてほしいぜ…次回に続く

(C)SEGA TOYS/SPIN MASTER/BAKUGAN 2 PROJECT・テレビ東京





アニメ感想:イナズマイレブン 第72話「ビッグウェイブを乗り越えろ!」

「ボックスロックディフェンス!
 ボックスロックディフェンス!!
 ボックスロックディフェンス!!!」

「ぐっ!」「ちぃっ!」「くそぉっ!」

今回もまた日本の攻撃をことごとく防いでしまうオーストラリアのボックスロックディフェンス!
日本もなんとか追加点を与えずに守ってはいますが、攻撃の方はこのディフェンスに完封されて突破口が見つかりません
いまだにゴール前まで一度も突破できず、シュートすら撃つスキがない状態。このままズルズルと相手のペースで進んではまずいことに…

(くっ…!どうすればいいんだ…!)

「まだ気づかないのか!箱の鍵はお前達の中にある!」

「は、箱の鍵…?」

とその時、とうとう痺れを切らして「いつまで手こずっとんじゃボケ」と選手達に声を飛ばし始めた久遠監督!
すでにこのディフェンスを破る方法が日本にはあるようなことを言っていますが、具体的には一体何をしろというのか…?

「ボックスロックディフェンス!」

《またもボックスロックディフェンス!今度は鬼道が囲まれた!》

(ぐっ…!どこを向いても2人がかりで行く手を阻む戦術…!
 まるで箱の中に閉じ込められているような…はっ!?そ、そうか!)

ところがそんな監督の声がヒントとなって、ついにボックスロックディフェンスの打開策を見つけた鬼道さん!
今まで手も足も出なかったそのディフェンスの攻略法とは…

「狭い箱のような部屋に閉じ込められていたのは、攻略法を見つけるためだったんだ!!」

《イ、イナズマジャパン、ボックスロックディフェンスを完全に攻略したーっ!!》


(C)小畑健・大場つぐみ/集英社

…何が何だか 分からない…(えー

そんなんで突破できるんかいボックスロックディフェンス!
「部屋の中で練習したからこんなの抜けるぜ!」ってなんじゃそりゃー!
鬼道さんがそれに気づいた途端、イナズマジャパン全員がこのディフェンスを完全攻略し始めてしまいました。ちょっと待ておい!
百歩譲って部屋の中で相手と戦う練習してた鬼道さんはいいとして、
部屋で単にシュートの素振りしてた豪炎寺とかまで攻略法を見つけるっておかしいだろー!

「ウルフレジェンド!!」「爆熱ストーム!!」

「グレートバリアリーフ!!」

バッシイイイイン!!

《な、なんと!ビッグウェイブスGKジーン・ベイカー!吹雪も豪炎寺も止めてしまったあーっ!!》



ところがこれで日本も得点できるかと思いきや、鉄壁のGKジーンの前に必殺シュートを次々と止められてしまう豪炎寺達!
ウルフレジェンドは選考試合で立向居の究極奥義・ムゲンザハンドを突き破った技、
爆熱ストームは円堂の究極奥義・正義の鉄拳を突き破った技なんですが、その両方を軽々と止めてしまうとは…
なんて強さだグレートバリアリーフ!
それとも究極奥義が弱すぎるのだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「海は俺のもんだ…!俺に乗れない波はねえ!!ザ・タイフーン!!」

「グレートバリアリー…ぐおああーっ!!」

ズッバアアアアアン!!

そんな鉄壁のグレートバリアリーフを打ち破ったのは、やはりこの試合のキーマンになると期待されていた綱海!
新技のザ・タイフーンで試合は同点の1対1!恐らく今イナズマジャパンでグレートバリアリーフを破れるのはこの技くらいのもの、
決勝点をもぎ取るにはもう一度このザ・タイフーンをお見舞いして…

「でえああああーっ!!爆熱スクリュー!!」

「グレートバリア…ぐあーーっ!!」

ズッバアアアアアン!!

ゲェーッ!?な、なんだそりゃー!!その時唐突に豪炎寺の新必殺技炸裂!いつの間にそんな技覚えたんだお前は!
つうかこの技2発撃てばこの試合終わってたじゃないか!綱海に頼る必要ねえよ!とんでもない奴です豪炎寺
この爆熱スクリューもやっぱり、部屋の中でシュートの素振りやりながら覚えたんだろうか

・試合を決めるのはツナミだ!なんて言ってたけど結局また豪炎寺のチートゲーでしたねw

ボックスロックディフェンス破りもグレートバリアリーフ破りも全部シュートの素振りで解決かよ!いくらなんでも効果ありすぎだろ!

《試合終了!イナズマジャパン初戦突破だぁー!!》

「やったぁー!!」

「ここまで見抜いていたとは…!久遠監督!俺達がオーストラリアと互角に戦えたのは
 監督の采配のおかげです!あなたはチームをダメにするような監督じゃない、
 桜咲木中で何があったんですか!」

「お前が知る必要はない」

「監督!」

そして鬼道さんは今の試合ですっかり久遠信者になってしまったようです
この際だからサッカー部を潰したという話も聞こうとしますが、相変わらず無愛想な監督はさっぱり口を開こうとしてくれません

「俺が説明しよう。10年も前のことだ、桜咲木中サッカー部は
 フットボールフロンティア地区予選の優勝候補の一角だった…」

そこへ「説明しよう!」とのこのこやってきた響木監督。おいー!!
たった今「お前が知る必要はない」と言った久遠監督の前でペラペラ喋りまくってますがいいんですか本当に!
久遠監督も目の前で響木監督が喋ってるのに、全然止める様子がありません。他人が喋るのは別に構わないのかよ!

「だが最強のチームとの決勝前日、部員達が対戦相手と喧嘩をしケガをさせてしまった…」

「さ、最強のチームとはまさか…」

「そう、帝国学園だ。おそらく影山が仕組んでいたんだろう、
 事件が公となればサッカー部は無期限活動停止となってしまう…
 だから久遠は自分が事件を起こしたことにして、決勝を棄権したんだ」

そして響木監督の口から語られたあの日の真相、それによると暴力事件にハメられてしまった桜咲木中の生徒を守るために
あえて久遠監督が罪をかぶってチームを去っていったと…それにしてもまた影山の仕業か
本当フットボールフロンティアにまつわる黒い話には、100%あいつが関わってるから困りますね

それと「またやったのか」という意味では今回もまた役立たずに終わった土方だめぽ
今回の土方の描写:あっさりと敵の突破を許してしまって絶好のシュートチャンスを与える(終わり)
マジこれだけじゃないですか!本当になんでこいつが代表に選ばれたのかと(以下略) 次回に続く!

(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京


3月3日

アニメ感想:はなまる幼稚園 第8話「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」

・テレ東の心意気見せてもらったぜ…あの時間地図を消してたのは日テレとテレ東だけだったね

奇跡が!奇跡が起こった!
もう絶対ダメだと思われていた津波警報の件ですが、はなまるを脅かしていた日本地図
ご覧の通り放送時には綺麗さっぱり消えていました。なんというテレ東の英断…見てくださいよこの葵の可愛すぎる顔を!
そして葵だけでなく、今回は苺華の出番も多かったので私的にマジ神回でした、ああこれが地図つきの放送にならなくて本当によかった
これも全て帰ってきたウルトラマンのおかげだ!(えー
郷さんがウルトラバリヤーで日本を守ってくれたんだ!ばんざーいばんざーい

・大志さん不謹慎ですよwwwwっていうかBS11でやってた帰ってきたウルトラマンも巻き込まれてるからもう不可能です byリョウト

とか思っていたら新マンはすでにBSでの放送で警報に屈していたようです  郷さーん!!
同じ日に新マンが再放送されていたとはなんという偶然…
郷さんは歴代でも指折りのよく負けるウルトラマンですが警報にも負けてしまったなんて…(えー

「つっちー見て見て!杏こんなに黒くなったー!」

「おっ、良く焼けたなー!」

「俺も俺も!」

「良太も焼けたなぁ、二人とも夏休みいっぱい遊んだんだなぁ!」

えー、話がいきなりメチャクチャ逸れましたが、そろそろ本題に移りたいと思います
前回突入したはなまる幼稚園の夏休みですが、今回にはそれがすっかり明けて、また生徒たちが通園してきたみたいですね
どうやら前回「夏休み早く終われ!夏休み早く終われ!」と一生懸命お祈りした甲斐があったようです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オーストラリアのおみやげだよ〜」

「わぁ!コアラだぁ!」

「パパと撮った星景写真…」

「せいけい…星と景色を一緒に撮った写真ですね!さすが師匠!」

「し、師匠と呼ばれるのはやっぱり…」

「俺、師匠のことは師匠と呼びたいんです!」

そして、幼稚園のあちこちでは夏休みのお土産を渡している園児達の姿が…
なにげに主役三人にはそれぞれペアになる男子がいるんですね
小梅には言わずと知れたゆう君、柊には弟子のけんじ、杏には悪友の良太って感じで。
仲良し度は小梅&ゆう君>柊&けんじ>杏&良太って具合に差はありますけど…
それにしてもゆう君、普通にオーストラリアに海外旅行してるとはただ者じゃねえな…さすがは外交官の息子なだけあります

「さあみんな、夏休みにあったことの絵は描けたかなー?」

「「「はぁーい!」」」

そしてその日の授業では、園児達に夏休みの思い出の絵を描かせていたつっちー。
出来上がった絵を見てみると、昆虫採集をした子やら花火を見に行った子やら、
みんなそれぞれ夏休み特有の思い出があったようですが…

「私のはこれー!」

「ん?葵のは、お仕事をしてるお父さんお母さんの絵かな」

「うん!」

しかしそんな中で、唯一「夏と特に関係のない絵」を書いていた園児が一人…それが魚屋の娘っこの葵です
どうやら夏休みに店がずっと忙しくてこういう思い出しかなかったようですが、
このニカーッと会心の笑みでそれを描いてるところが、なんとも健気でいじらしいですなぁ

「これ夏休みの絵じゃないじゃん!お前いないしー!」

「こ〜ら!」

「うち、お店休めなくてどこも行けなかったんだぁ、だけど…
 らっしゃいらっしゃーい!夏はカツオが旬!
 活きのいいのが入ってるよー!!」

「わ、わぁ!?」

「って働いてる父ちゃん母ちゃん、かっこいいんだぁ!」

そこに「お前夏休みどこにも行ってないのかよだっせー」と空気読めてないガキが突っ込んできましたが、
それにも葵はこんな太陽みたいな笑みを浮かべながら、さらりとにっこり受け流してしまいます
どこにも連れて行ってくれなかったとか、そんなことが関係ないくらい本当に父ちゃんと母ちゃんが大好きなんですね
家族愛の話にめっぽう弱い私にとっては、もうこの場面だけで葵が神すぎて困る
正直苺華も可愛いけどやっぱり葵が一番好きだなぁ

「いよっ!江戸っ子!」

「小梅もよくお兄ちゃんと葵ちゃんち行くよー!」

「ありがと!でもまだ小さいからって、葵にはお店手伝わせてくれないの。父ちゃんのけち!」

それだけ純真な心を持つ葵ですが、唯一不満があるとすれば親が店の手伝いをやらせてくれないということでした
まあまだ幼稚園児だしな…でもこれだけ働いてる両親のことが大好きなんですから、
自分も早くその中に混じりたいと考えるのも無理ないですね

「せんせーばいばーい!」

「また明日なー!」

「杏ちゃん、小梅ちゃん、ひーちゃんばいばーい!」

「えっ、葵ちゃんのママ、まだ来てないよ?」

「母ちゃん、今日は寄り合いがあって来れないんだぁ!」

「え?だったら待ってな、俺と一緒に帰ろう」

「一人でへーき!家近いし!」

そしてその日の授業が終わり、それぞれ迎えの親が来て帰っていく園児たち。
ところが葵の親だけは、また用事があって来られずに葵は一人で帰るしかありませんでした
とりあえず今日はつっちーが一緒に葵と帰ってあげますが、葵はまったく愚痴ったりする様子もなくずっとニコニコしています
他の園児より報われてないのに、誰かをうらやましいとかねたましいとか全然思ってないあたり、本当に葵はもう健気というかなんというか…

「葵ちゃん、夏休みにどこへも行けないで、お帰りも一人…寂しくないのかな…?」

「…」

「それの件に関してちょっと」

ところがそんな葵の姿を見て、もしかしたら内心は寂しがっているんじゃないかと心配し始めた小梅たち。
まあ確かに普通の園児だったら、もうとっくにすねていて当たり前ですからね…
と、その時柊に何か葵を元気づけるアイデアが浮かんだようで、早速杏たちは柊の話に乗って行動を始めることにします

「へいらっしゃい!お客さん今日はお刺身かい?マグロのいいの入ってるよぉ!」

「あらっ、じゃあそれいただこうかしら」

「まいどありぃ!」

「葵のお父さんって、いかにもプロって感じだなあ」

「だろー?えへへへ!」

そして葵を家まで送り届けにきたつっちーは、葵の父ちゃんが今も店で忙しく働いているのを発見していました
とても威勢がよくてまさしくちゃきちゃきの江戸っ子という感じの父ちゃん…
それをつっちーに誉めてもらった葵は、もう心底嬉しそうな顔で照れ照れしております。ああくそ可愛いなぁもう

「またねー先生!父ちゃん、今日こそお手伝いさせてよ!」

「だーめだ、家に上がってな」

「むぅ、父ちゃんのけちー!!」

「子供にゃあまだ早い」

「いーだ!!」

そしてつっちーが帰って行った後、さっそく店の手伝いをしようとする葵でしたが、やっぱり父ちゃんにはすげなく断られてしまいます。
葵には悪いんですが、やっぱり10年早いという言葉がこれほど似合う状態もないし…(えー
いくらなんでも幼児じゃなぁ…というわけで、手伝いを却下された葵は家の中へどたどた駆けて行きますが…

「…お手伝いくらい、できるのに…」



こ、これは!?今まで何があっても落ち込んだ顔を見せなかった葵が、手伝いを断られた途端こんなしょんぼり顔になってしまいます
これってつまり…夏休み遊びに行けないのは我慢できる、お迎えが来てくれないのも我慢できる、
でも父ちゃん母ちゃんの力になれないのだけは我慢できないってことなんでしょうか
大好きな父ちゃん母ちゃんと自分も一緒に働きたいっていうのが、葵の一番の願望で唯一のわがままなんでしょうな…
葵がいい子すぎていい子すぎてもう神だとしか(えー
こんな親孝行な娘がこの世にいるだなんて…うっうっうっ

「すいませーん!そのサンマ3匹もらえます?それからイカとウニ!
 刺身の盛り合わせが5人前で!」

「あれっ、今日はずいぶんと買うんだねぇ!」

「ええ、うちはみんな魚が好きだから!」

とその時、葵の店で大量に魚を買いまくっている客が…って、誰かと思えばなんと桜!しかも杏・小梅・柊も一緒に引き連れております
これってまさか、さっきの柊の入れ知恵で、何か葵を元気づけるためにみんなでここへやってきたのか…

「ねえママー!このおじさんカッコいいね!」

「えっ」

「そうかもねぇ!なんて言うの、自分の仕事にプライド持った男の中の男って感じ!」

「いぶし銀!」

「ママもおじちゃんのこと誉めてたよ!ちゃきちゃきしてて気持ちいいねって!」

そして何を思ったか、一斉に葵の父ちゃんのことを「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」
ベタ褒めし始めた杏たち!一体何を企んでるのか知りませんが、「えっ」という父ちゃんの反応が素すぎて吹く:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「いや俺かっこよくねえだろ…」というわきまえた反応ですなあ、まあ確かにこの鯛Tシャツはちょっと…(えー

「な、なんだいなんだい、褒めたって何も出ねえよ!
 ハハハハだけど3割引きくらいにはしちゃおうかな〜!」

「んっまーおじさん!ますます素敵!」

「す、素敵!?生まれてこのかた素敵なんて言われたの初めてだい!
 よーっし貝もオマケにつけちゃおう!」

「ふふふ…あっ、いっけなーい!おサイフ忘れて来ちゃったぁ!
 すみません、家まで取りに行ってきまーす!(ばたばた)」

「え、あ、え?」

「すぐに戻りますから、それまでチビちゃん達ここで待たせておきますねー!」

な、なにィ!?なんと葵の父ちゃんが「これもこれもオマケしてあげちゃう!」とおだてに乗って大量の商品をかき集めたところで、
「あ、すいませんサイフないから帰ります(すたすた)」と逃げ出した桜!も、弄ばれた!!(えー
桜きさまー!「素敵だなんて初めて言われた」というシャイな父ちゃんの男心を弄ぶとは!この男の敵め!
桜はつっちーが「俺は先輩のことが…」って告白しようとした時にも「あ、私先生と結婚するから」って言い出したり
マジでシャイな男の天敵だな…(えー

「うーん…妙なお客さんだなぁ…?嬢ちゃん達、店の奥に入んな、お菓子出してやらあ」

「杏、お菓子もいいけどおじさんが働いてるところ見たーい!」

「小梅も見たーい!」

「邪魔はしませんから!」

「えっ?いやぁでも…」

「おじさんがカッコ良く仕事してるところ、近くで見たぁーい!」

「でへっ!?まま、またそんなカッコ良いだなんて…!?仕方ねぇなぁ!見てていいよ!」

さらにそれだけでは飽き足らず父ちゃんを弄ぶ杏!お前ら親子ってやつはー!
ともかくこうやって、葵の父ちゃんをおだてまくって自分たちも店を手伝うのが柊の作戦だったようです
まだ父ちゃんには「見るのはOK」と言われただけですが、こうなってしまえばしめたもの、
すぐに自分たちも父ちゃんを押し切って手伝いを始めてしまいます

「杏たち、おじさんのお手伝いもするねぇ!」

「お、お手伝い?いやいやそこまでは…」

「いいからいいから!」

「すみません、サンマいただけますか?」

「これでいいですか〜?」

「いいですよぉ」

「1匹100円です!」

「ふふふ、可愛いお魚屋さんねぇ」

「はうっ…!さんまの脂肪には不飽和脂肪酸のDHAやEPAが豊富です!
 DHAやEPAは血中のコレステロール値を下げ、血液の循環を良くする効果があり、
 健康によいとされています!」

って、お客さんに可愛いと誉められてしまった柊は、ついつい舞い上がって栄養素についての本格的な講義を開始!
おだてに弱いのはあんたも同じか!それにしてもなんて博識な…
DHAが体にいいっていうのは良く聞く話ですけど、なんでいいかっていうと血液の循環が良くなるからだったんですね。これは知らなかったなぁ
それを幼稚園児に教えられるなんて…くやしい…!(びくんびくん)

「…」

って、一方その頃の葵は、なんと真っ暗な部屋の中でずっと机に突っ伏している状態!そ、そんな!寂しくて泣いているんですか!?
いやああああああ!!泣いちゃだめええええええええ!!(えー
俺の葵が悲しくて泣いちゃうだなんて俺まで悲しくなっちまうよ!あっちゃいけないんだよ!今すぐに誰でもいいから早く葵を慰めて…

「らっしゃいらっしゃいー!カツオ、サンマ、ブリ、ハマチ!安くしとくよー!」

「まいどどうもー!はい、380円!」

「…むにゃ…?んふふ、父ちゃんと母ちゃんの声、今日もでっけぇー」

と、思いきや単に葵は机でぐーぐー昼寝してただけでした。あーびっくりした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして表から聞こえる父ちゃん達の声に、葵はなんとも心地よさそうな顔を浮かべます
自分も父ちゃん達の側で働きたいというのが一番の願望ですが、こうやって声が聞こえてくるだけでも
父ちゃんたちを近くに感じられてちょっと幸せということなんでしょうか。あぁなんて健気なんだ…

「いらっしゃいませぇー!何にしましょーう!」

「今日はカツオのいいところ入ってるよぉー!」

「あれ?この声は…」

ところが今日は、いつも聞き慣れた父ちゃん達の声に、別人の声が混じっていると気がついた葵。
一体店はどうなってるんだろうと不思議に思った葵は、自分もトコトコ表へと出て行くことに…

「あれっ、杏ちゃん!?」

「葵ちゃーん!」

「ん?お嬢ちゃん、うちの葵知ってるのかい?」

「うん、知ってるよ!だって同じ組だもん!葵ちゃんも一緒にやろー!」

「えっ、いやぁまだ葵は…」

「でも、小梅達にもお手伝いさせてくれたよ!」

「あぁ〜…」

「私たちにお手伝いできたんだから、普段からお父さんの仕事を見ている葵ちゃんには
 もっと上手にできると思われます!」

「うぅ…」

そして葵が表に出てきた途端、一緒に手伝いをやろうやろうと一斉に持ちかける杏たち。
慌てて父ちゃんが口を挟もうとしますが、杏たちに説き伏せられてぐぬぬぬと何も言えなくなってしまいます
父ちゃんをおだてて杏達が手伝いに参加したのは、こうやって葵も一緒に手伝いをできるようにするためだったんですね

「ふふっ、父ちゃん上手く乗せられちゃったらしいよぉ?この人おだてに弱いから」

「う、うっせーやい!!ええい…お嬢ちゃん達にゃ敵わないなぁ…
 よし葵!着替えてきな!」

「う…うん!!」

こうなるともう父ちゃんもいよいよ観念し、葵も初めて店の手伝いをやらせてもらえることに!
それにしても葵の母ちゃんも若くて可愛い人だなあ。まあ母親って言っても園児の親だから、普通ならそんなに年はくってないか…

「らっしゃいらっしゃーい!活きのいい魚が入ってるよー!
 今晩のおかず、サンマはどう?うちのサンマは尾までたっぷり脂が乗ってるよ!」

「あら、可愛い〜!今晩はお魚にしようかしら?」

「まいどありー!サンマは安いうえに栄養満点!血だってサラサラになるんだよー!」

「葵ちゃん上手〜!」

「さすが…!」

そして今までずっと店の手伝いをする事ばかり考えてきた葵は、これが初めてとは思えないくらい手伝いの姿が板についていました
杏たちも頑張ってはいますが、「らっしゃいらっしゃい」「美味しいお魚だよー」とか、一言二言くらいしか宣伝文句しか出てこないのに対して、
葵は次々にすらすらと宣伝文句を並べていますね。同じ初心者でもやはり思い入れの年季が違います

「ふふ、あの子いつも私たちのこと見てたんだよ…夏休みの間、毎日手伝いたいって言ってたものねぇ」

「子供にゃあ遊んでて欲しいと思って、手伝わせなかったけど…考えすぎだったかもしれねえなぁ。
 あいつ手伝わせろとは言ってたけど、どこかに遊びに連れていけとは言わなかったなぁ…」

そんな葵の姿を見ながら、とうとう葵が本当に何を望んでいたのかを理解した父ちゃん達。
父ちゃんが頑なに葵の手伝いを拒んでいたのも、「子供には仕事を手伝わせるより遊ばせてやりたい」という親心だったんですね
葵が父ちゃん達を大好きなのと同じくらい、父ちゃん達も葵を大事に思っていたわけです。まったくなんて温かい親子だろう

「父ちゃーん!お客さんがアジを三枚におろしてくれって!」

「おうし!任しとけい!!」

そしてラストシーン。次の日幼稚園に通園してきた葵は、クレヨンを手にして何やらぐりぐりと壁に向かって描いていました
壁に貼ってあったのは、昨日提出した父ちゃんと母ちゃんのイラスト…今までは二人しかいなかった店先に、
今は自分の姿があることを葵は描き足していたのです

うおおおおああああああ葵いいいいいいいいいい!!(号泣)

なんというささやかな幸せ、しかしこれほどあったかくて胸がきゅーんとする光景が他にあろうか、もういじらしいという言葉は葵のためにあるとしか。

はい、そういうわけで私には期待していた以上の超神回でした。もう「葵は神」という以上の誉め言葉が出てきません
葵のお話はこれにてお終いですが、これはまだAパートのお話なのでまだBパートが残っているという…
えー、まあ、Bパートはなんというか、つっちーが浮気するお話でした、以上終わりとかじゃだめだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

まあこれだけじゃなんなのでもう少し詳しく書いていきますと…

ぶちっ

「あっ…困りましたわ…」

「どうしたの?ああ、鼻緒が切れちゃったのか」

「あっ…申し訳ありません、通りすがりの方にこんな…」

「気にしなくていいよ、鼻緒を直してあげられればよかったんだけど、そういうのは苦手でね」

ある日つっちーが道ばたで出会ったのは、和風な雰囲気の漂う着物少女・雛菊でした
ぞうりの鼻緒が切れて困っていたところを、たまたま通りがかったつっちーに助けられた雛菊は
「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」
と一目惚れしてしまいます
今度は弄んでるわけじゃありません(えー  しかし、つっちーが雛菊をおんぶしながらその家へ送り届けてみると…

「お?いつかのゴミの兄ちゃんじゃねえか!」

「ひいっ!?あ、あの時の組長!?ど、どうもその節はお世話に…」

「お父様、雛菊はこの方に助けていただいて…」

「このお兄ちゃんに…?そりゃすまねえなあ!お茶でも飲んでってくれ!」

「あああいやいやいや!け、結構ですそんなこと!」

なんとそんな雛菊の父親とは、つっちーがゴミをポイ捨てした時に出会ったきれいなヤクザ!
つっちーのことをゴミの兄ちゃん呼ばわりしてますが、組長は別に悪気があるわけじゃなくて
「ゴミをポイ捨てした奴」以外につっちーのことを何も知らないので、そういう風に呼ぶしかないという…
つっちー…日頃の行いが悪いからこんなことに…(えー

「皆様、おはようございます!雛菊、土田様のお嫁になりたいと思って参りました!」

「ええ!?」

「杏ちゃんのライバル登場…!」

「どういうことぉ!?あの子と結婚なんて杏聞いてないぃぃっ!!」

「お、俺だって今初めて聞いたんだよおーっ!!」

ところが次の日、いきなりはなまる幼稚園に乗り込んできて高らかにつっちーとの婚約を発表する雛菊!
突然つっちーを奪った女の登場に、杏は激しくブチ切れております。
ともかく幼稚園への訪問者という扱いの雛菊は、園長先生のいる部屋へ通されますが…

「はあ…結婚、ですか?」

「ええ!」

「本気なの…?」

「はい!雛菊、土田様のような素敵な方に会ったのは初めてです!」

「だ、だけど結婚なんて、相手のことをよく知ってからするもので…」

さらに園長先生の前ですら、おくびもなく本気で結婚の話を進めようとする雛菊。
つっちーはそんな雛菊に「だけど僕達知り合ったばかりじゃない!」と反論しますが
それ以前に年齢が完全にアウトだろと言わざるを得ない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  なんでこんな話し合いが成立するんだ!

「そう仰ると思って、ここへの編入手続きをしていただきました!同じ幼稚園に通って
 土田様のことをよく知ってから、結納などを進めさせていただきます!」

分かりました

「ええ!?」

「雛菊さんは年中だから、ひまわり組に入ってもらいましょう」

「うん!雛菊ちゃん、ひまわり組はこっちだよー!」

わ…分かりましたじゃねえええー!!園長先生は何言ってんですかー!
結納を進めるとかいう話に「分かりました」ってしれっと答える園長先生らめぇ!なんつーカオスな会話をしているんですか!
しかもその後雛菊を連れていく草野先生も、この指名手配犯みたいなツラをしてるチンピラに囲まれながらニコニコしてるとか
はなまる幼稚園ツワモノすぎるだろ…

「え、園長先生、僕はどうすれば!?」

「どうすればって…なるようにしかならないわよぉ♪」

そしてにっこりと微笑みながらつっちーの苦悩を丸投げする園長先生!!そ、そんな!一言で言うなら見殺しじゃないですか!
まあしかし園長先生も一応つっちーの上司だからなあ…上司という立場で見るなら、
つっちーの毎日遅刻するわ勤務中に居眠りするわゲームするわという態度は、とっくにクビにしててもおかしくないレベルなので
「この怠け者ヤローが少しは痛い目見やがれ」とつっちーにお灸を据える気なのかも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「土田くんは普段と同じようにしてればいいのよ!」

「ふ、普段と同じように?」

「雛菊ちゃんって、土田くんを素敵な人だと思っちゃってるんでしょ?
 遅刻したり仕事の合間の居眠り見たら、気持ちなんて冷めちゃうわよぉ!」

「あー…なるほど…」

さらに今度は川代先生が「いつものダメ人間っぷりを見せればあっという間に呆れてくれるよ」などと言い出しました
くやしいけど反論できません(えー  つっちー…やはり日頃の行いが…
というわけでこの際開き直ったつっちーは、いつも通りにとりあえずエロ本を立ち読みし始めました
おまっ…何やっとんだー!!いくら普段通りにしろって言われたからって、今日くらいエロ本は自重してくださいよ!
そんなつっちーの姿を見た雛菊の反応は…

「素敵ぃ!優しいだけでなく、自由奔放な方なのですね!」

エロ本=自由の象徴!?なんつーぶっとんだ思考をしてるんですか!
まったくもって理解不能な思考回路です雛菊。「恋は盲目」というのはこのことか
ともかくつっちーのどんな姿を見てもまるで諦める様子がない雛菊、こうして結局は杏のような存在がもう一人増えるハメになってしまいます

「雛菊ちゃんかぁ、また一段と賑やかになったわね」

「土田くん、子供にモテるよね〜♪」

「けんじも言ってたよぉ、土田くん園児にだけモテるって!」

「言われてみればそうだねぇ〜」

「な、なんですかぁ、だけって!」

「だって本当のことじゃない?」

「か、水主川(かこがわ)先生まで!?」
そしてラストシーン、同僚の美女五人に囲まれながらいじり倒されるつっちー。何このスーパーハーレム
なんといううらやましい状態!僕のことも弄んでください!(えー
つっちーは毎日こんな感じで美女先生5人に遊んでもらってるんだろうか、くそっどうして俺は就活の時に幼稚園を(以下略)  次回に続く!

(C)勇人/スクウェアエニックス・はなまる幼稚園保護者会


3月1日

アニメ感想:ハートキャッチプリキュア! 第4話「早くもプリキュアコンビ解散ですか!?」

ドガアアアンバゴオオオン!

「ブロッサム!同時にキックよ!」

「はい!(ずるっ)わっわっ、あわぁぁぁぁ!?」

どたーん

「ブロッサム!?」

ドガアッ!

「きゃあああーっ!!」

「マ、マリン!くっ、こうなったら!
 集まれ花のパワー!ブロッサムタク…はっ!?」

「うぅ!うぅぅ〜!」

「た、助けなきゃ!」

「ちょ、ちょっと!」

今日も今日とて街中に現れたデザトリアンと戦っていたつぼみ達。前回から2人のプリキュアが揃って、戦いも楽になるだろうなーと思いきや
つぼみが足を引っ張りまくるせいでロクに戦えてませんでした。つぼみーー!!
まさかここまでダメな子だったとは…一緒に攻撃しようとすれば滑って転んでえりかが敵の攻撃に晒され、
必殺技を撃とうとすれば、逃げ遅れた一般人が気になってブロッサムタクトを敵に奪われたりと、まったくもっていいとこなしです。
しっかりしてくれつぼみ…それにしても「ブロッサムタク…はっ!?」っていうこのセリフ、なんだか伝通院先生の
「ファイナルゥ〜〜〜あっ!!」を思い出すな…(えー 

「い、今ガレキをどけ…きゃああああーっ!!」

「マリンインパクトオオオッ!!」

ドッゴオオオオン!!

「花よ煌めけ!プリキュア・ブルーフォルテウェイブ!」

しゅわしゅわしゅわしゅわ

そんな一方で、つぼみとはうってかわって見事な奮闘を見せていたえりか!
ふがいないつぼみに文句ひとつ言わず、つぼみのフォローに向かったり敵に反撃したりトドメを刺したり…
あの第一印象最悪だったえりかがこんなにも頼もしいなんて!(えー
前回はマリンシュートとかいう飛び道具技を使ってましたが、今回はマリンインパクトという接近用の技も使いこなしてますしね
つぼみとは正反対にもうプリキュアの戦い方がすっかり板についてる感じです

「噂には聞いていたが…史上最弱のプリキュアは二人になっても最弱ぜよ」

「(がーん)さ、最弱…」

「あんたなんなの!?」

「砂漠の使徒の一人…大幹部、クモジャキー」

「サソリーナに続く新たな大幹部…!?」

「弱いプリキュアを倒してもつまらん。ほらよ、プレゼントするぜよ」

そんなつぼみ達の戦いぶりを見て「弱すぎなんだけどマジ!誰だよこいつを伝説の戦士って言った奴は出てこいよ!」
あきれ返っていたのは、サソリーナと並ぶ敵の三幹部の一人・クモジャキーでした
強い相手でないと戦う気も起きないというクモジャキーは、つぼみがぶん取られたブロッサムタクトを拾って投げ返すと
二人を見逃して帰って行ってしまいました。ちなみにクモジャキーの声を担当するのは、
餓狼シリーズのロック・ハワードや、テイルズオブヴェスペリアのレイヴンを演じた竹本英史ですね。
どちらも好きなキャラなのでちょっと親近感を感じてしまうな…

「ついに二人目のプリキュアが現れたか…」

「名前はキュアマリン、キュアブロッサムよりは使えそうな奴ですわぁ」

「ハッ…プリキュアが二人になろうと、このクモジャキーがいれば百人力ぜよ」

「確かにな…我々の目的は世界、人の心を草木も育たない砂漠のようにして
 全世界を征服するのだ!」

そして敵幹部が揃うアジトに戻ったクモジャキーは、「あのピンクのプリキュア弱っちいよねー」
サソリーナや組織のボス格・サバーク博士と一緒に喋っていました
それにしても気になるのは、サソリーナのキュアマリンは使えそうというセリフですが…?
使えそうって…まるで自分達の仲間に引き入れようとしてるみたいな物言いですね、一体どういうことなんでしょうか
そういえばサソリーナ達の仲間には、ダークプリキュアというプリキュアなのに悪人なキャラもいるわけですが…
何かプリキュアをダーク化させて仲間にする方法でも持ってるんでしょうか、ジェダイをダークサイドに堕とすとかそんな感じで…

「つぼみ、アルコールランプ消して」

「ひええ!?こ、怖いです!」

「フタするだけだよ?」

「は、はうっ…!」

「耳にフタしてどうすんのよ、もぉ」

「す、すみません…」

----------------------

すぱーん!

「わぁー!えりか、カッコイイです!」

「つぼみも頑張ってね!」

「はい!」

どんがらがしゃーん

「あだうっ!?」

「だ、大丈夫!?」

「は、はい…私はかっこ悪い…」

そしてプリキュアとしてもダメなら実生活も全然ダメだったつぼみ。
化学の授業では「アルコールランプ…なんて恐ろしい…」とビビッて硬直してしまったり、
体育の授業では跳び箱に思いっきり激突して醜態を晒してしまったり…
こうなると、えりかに比べて自分はダメだとますます劣等感が膨らんでいくばかりです

しかし髪を下ろした姿のつぼみがめっちゃくちゃ可愛いんだが…
つぼみはまだ4話なのにメガネをつけたり外したり、色々違う髪型を見せたり変身したり、
見た目のバリエーションが豊かで一粒で何度も美味しいキャラだなあ

(うぅ…私とえりかって違いすぎる…プリキュアになっても迷惑かけてばっかりだし…)

「ちょっと、どういうこと!?」

「っ…!(ばたばたばた)」

「あっ、まおとあゆみだ!」

「えっ、私たちの学園の子ですか…?」

「うん、すごいんだよ!ダブルスで全国大会まで行ったんだ!」

そんなある日の放課後、二人して町をとてとて歩いていたつぼみとえりかは、
何やらテニスコートで激しく口論をしている女生徒二人を発見します
どうもテニスで全国大会に行ったほどの黄金ペアのようですが、今は仲をこじらせて相当な修羅場になっているようで…
「もはや貴様などと話す舌を持たん!」と言いたげに、まおの前から駆け出してしまったあゆみ。
一人ぽつんと残されたまおは、呆然とテニスコートに立ち尽くすしていました。これはちょっと声をかけづらい雰囲気ですが…



「おーいまーおちーん!」

「…?」

おいちょっとー!!な…なんの躊躇もなく突撃しやがったー!!
なんつーあっけらかんとした顔してんですか!少しは空気読んでくださいよ!
えりかは今地雷源に足を突っ込んでるということを分かってるんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  まったく恐ろしい女ですよこいつは…

「あ…えりか…」

「どしたのー?」

「あゆみがさ…しばらく一人で練習したいって…私、試合でいつもあゆみに頼ってたから、
 きっと愛想尽かされたんだよ…コンビを解消すれば、もっと強い子と組めるし…」

(も…もっと強い子と…?)

まおとあゆみがケンカをしていた理由、それは今までずっと2人でやってきた練習を、
あゆみが突然「あんたと一緒に練習やりたくない」と言い出したからでした
自分があゆみに頼りっぱなしで情けないからこうなったんだ、と自分を責めてしまうまお。
つぼみはそんなまおの姿が自分に重なって仕方ないようです、プリキュアとしてえりかに頼りっぱなしな自分もまったく同じ状況…
自分もえりかに見捨てられる日が来るかもしれない、と身構えてしまうつぼみでしたが…

「なーんだそんなこと?だったら別の強い子と組めばいいじゃなーい!」

「(がーん)」

「あ、あ、あの…そんな言い方したらまおさんが…」

「前向きに考えようよぉ!コンビ解散は新たなスタートだよ!」

「(ずがーん)」

「…もういいから放っといてッ!!」

「わっ…な、なに怒ってんだろう…ねえつぼみ」

く…空気読めてねええええーー!!えりか全然ダメだこれー!!
普通ならなんとかして仲直りさせてあげるような場面で、「そんな奴ほっといて新しい相手見つけりゃいいじゃん」
メチャクチャを言い出すえりか!なんつーことを!当然ブチ切れたまおはその場から去っていってしまいます
えりかは前回もサッカーのことで悩んでた子に「サッカーなんてやめりゃいいじゃん」とか言って切れさせてたっけな…
こんなにも他人のこころの花をしょんぼりさせまくるなんて…(えー
サソリーナが「キュアマリンは使えそう」って言ってたのはこういうことだったのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あれ?つぼみ?待ってよ、どうしたのー!?」

「えぐぐ…短い間でしたけど…(ずびびーっ)別の子と組んでも、私のこと忘れないでくださいね…」

「なっ、何言ってんのよ、つぼみー!」

さらにえりかの「コンビなんて強い奴と組めばいい」という理論は、つぼみに完全なるトドメを刺してしまいました
自分が弱すぎてえりかに迷惑をかけっぱなしのつぼみは、もはや自分はえりかにとって完全に不要だと思い込んで
「じゃ…新しいパートナーとよろしくやってください…」と号泣しながら立ち去っていくのでした
ううむ、サブタイからしてえりかが解散を言い出すのかと思いきや、まさかつぼみが自らとぼとぼと去っていくとは…

「うっうっ…コッペ様ぁぁぁ〜!なんで私がプリキュアになったんでしょうか…
 度胸ないし、引っ込み思案だし、運動神経も悪いし…私がプリキュアになる資格なんてきっとないんです…
 私、泣いてもいいですかぁぁぁ…」

そしてお祖母ちゃんの植物園にやってきたつぼみは、ぬいぐるみ的存在のコッペに抱きつきながらおいおいと泣いていました
というかここで注目したいのはなにげにつぼみのメガネが復活してるという事実ですよ!
まだ完全にメガネをやめたわけじゃないのか!?

・つぼみさんが眼鏡をやめてしまい、いまだに眼鏡は野暮ったいアイテム扱いに悲しくなりました。

拍手コメントでもこういう声が上がってるので、できればつぼみの眼鏡は復活させてほしいところですねえ
第一話ではこういう地味メガネキャラが主人公ってところが、一番特徴的でいいなと思ったので…

「つぼみ…プリキュアになる資格があるのだとしたら、優しい心と強い心…
 すべてを大切に思う気持ち、そして自分が辛くても頑張ろうという気持ち、
 つぼみはその2つを十分持っているわ」

「お祖母ちゃん…うぅ…」

「つぼみならできます…!」

そんなつぼみの前に現れたのはお祖母ちゃん。弱気になっているつぼみを「あなたなら出来るわアムロ」と優しく励ましてあげます
お祖母ちゃんの言葉でなんとかつぼみもやる気を取り戻したようですが…
それにしても、プリキュアに必要なのは「全てを大切に思う優しい心」ですか…
えりかにはそれがあるのか正直不安すぎるな…(えー

「デザトリアンのォ!お出ましぜよッ!!」

ずももももも

「え、な、なに!?」

「た、大変です!デザトリアンですぅ!」

《あゆみとコンビを組みたいから頑張ったのに!なんで別の子と組むのぉぉぉ!!》

そんな一方で、まおのこころの花が弱っていることに目をつけたクモジャキーは、即座にこころの花を奪ってデザトリアンを召喚!
突然のことに驚くえりかでしたが、すぐにつぼみも騒ぎを聞きつけてえりかのいる現場へ駆けつけて来ました

「えりか!このままじゃ、まおさんのこころの花が枯れちゃいます!
 急いで戻してあげましょう!」

「つぼみ…分かった!」



どうやらお祖母ちゃんの言葉ですっかり立ち直ったらしいつぼみ、やる気満々でえりかと一緒に変身を開始しますが…って
さっきかけてたメガネはもう外しちゃったのかよ!(えー
ちょっ、一体どういうこと!?泣きたくなったからメガネをかけて、立ち直ったから外したとでも言うんですか!?
ううむ…何のためのメガネだったのかよく分かりませんが、
もし悩んでる時だけメガネをかけるということならそのままずっと悩んでてくれればいいのに!(えー

「「プリキュア!オープンマイハート!」」

そして今日の二人の変身はなんと、今までの一人ずつ個別に変身するバンクではなく
二人同時に絡み合いながら変身するという豪華版!こんな変身バンクまで用意してあるのか!これはいい試みだなー
二人で腕を絡ませたり、お互いに香水をかけ合ったりと、まさに「2人はプリキュア」って感じの変身で凄くいいですね

そんなわけで今日の二人はいつもとひと味違います、デザトリアンごときにそうそう苦戦するわけが…

「ブロッサム!ダブルパンチよ!」

「はい!」

「「ダブルプリキュアー!!」」

ずるっ

「あわぁ!?」

どったーん

「んぐぅっ!?」

「あわわ…ご、ごめんなさい!」


(C)細井雄二/講談社

あ…?あ…?

な…何ひとつ変わっちゃいないだとォ!?あれだけ期待させときながらなんてザマですか!
あまりにもふがいないつぼみの姿、今度こそ立派なプリキュアとして戦うのかと思ったら
また滑って転んでえりかの足を引っ張ってしまい、さっぱりいいところがありません

「やはりお前ら最弱ぜよ…まっことつまらんじゃき!!」

ズッバアアアアン!

「あぁ…!?」

「くっ!!」

ドッシャアアアア!!

「きゃああああーっ!!」

「うぅ…す、すみません…私マリンの足を引っ張ってばかりで…」

「そんなことないって!」

さらにクモジャキーの放った攻撃を前に立ちすくんでしまうつぼみ!そんなつぼみをかばってえりかが直撃を受けてしまう結果に!
自らの体を盾にしてつぼみを救ったえりかでしたが、しかしそこまでして助けたつぼみは「あ…足が言うことを聞かん…」
今の攻撃でグロッキーになってしまったようです。打たれ弱すぎるわー!!直撃を受けたえりかはピンピンしてるじゃないですか!

さらに追撃してくるデザトリアンの攻撃も、つぼみをかばって一人で必死に食い止めるえりか…
明らかに足手まといなつぼみに対して、一言も愚痴を言わずに戦うえりかがとてつもなくいい奴に見えますな…
どうして変身前と変身後でこうも印象が違うのか…(えー
来海えりかキュアマリンさんって実は別人なんじゃないかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ギリギリギリギリ

「んぐぐぐぐぅっ…!」

「マ、マリン!私また迷惑かけて…やっぱり私ダメなんです…!
 マリンはもっと強い子と組んだ方がいいんです!」

「え…!?も、もしかして、その事で別の子とか言って悩んでたの!?」

「は、はい…」

「そうだったんだぁ…!もぉ!ちゃんと言ってよ!言ってくれないと分かんないよぉ!」

そして自分をかばって必死で戦うえりかの姿に、とうとう自分の抱えていた悩みをぶち撒けたつぼみ!
それを聞いてようやくえりかも、自分の不用意な言葉がつぼみを傷つけたことに気づいたようです
えりかはさっきケンカ別れした時も「私が謝ればいいのかなぁ、でも何を謝ったらいいのか分かんないよ…」って言ってましたから
今こうやってつぼみにはっきり言われたことで、ようやく胸のつかえが取れたんでしょうね

「私はブロッサムが好き!頭が良くて色んなところに気がつけるなんて素敵だよ!」

「マ、マリン…!」

「きっと私たちは、お互いの力が必要なんだよ!私たちは2人でプリキュアだよ!」

「ふ、2人でプリキュア…本当に、本当に私でいいんですか?」

「ブロッサムでいい!じゃなくて、ブロッサムがいいの!」

くじけそうになった時の合言葉ふたりはプリキュア!(えー
まおには「パートナーなんて強い奴と組めばいい」と言っていたえりかも、自分が同じ立場になってようやく
強さより2人の絆の方が大事だということに気づいたようです

「ゴチャゴチャ言う奴は好かんぜよ…!男はひとり、人生という荒波を越えて行くんじゃ!
 コンビとか一人じゃないとか…まっことくだらんッ!!」

「くだらなくありませんッ!!人が人を求める気持ちは大切です!
 まおさんの気持ちを利用して、そんな怪物を暴れさせるなんて…
 私、堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

そして本日の堪忍袋キター!!今日もまた敵幹部の物言い怒りが爆発し、つぼみのスーパー激怒タイム開幕!
つぼみ自身も今のえりかの言葉で、今まで抱えていた劣等感が綺麗さっぱり吹き飛んだようですね

「マリン!」

「やろう!」

「ブロッサムタクト!」「マリンタクト!」

「「集まれ2つの花の力よ!!」」

そして迷いを完全に吹っ切った二人が、デザトリアンを仕留めるべく必殺技の体勢に入る!
それぞれ必殺のタクトを一緒に取り出しますが、同時攻撃で仕留めようというのか!?そんな二人が繰り出したその技の姿は…

ロイヤル!!
スカァァァァッシュ!!
(えー

「「プリキュア!フローラルパワー!フォルテッシモ!!」」

主役二人が赤と青のオーラに包まれて渦になりながら突撃ってロイヤルスカッシュじゃねーか!!
いやまあ、格好いいから何でもいいんですけどね、やっぱり自ら突撃する技っていうのは
飛び道具を撃つ技より、手に汗握るような迫力があっていいなぁ

「「ハートキャッチ!!」」

ズッドバアアアアン!!

さらに敵をブチ抜いた後は、二人の決めポーズと共にデザトリアンが大爆発!おおっこれはかっこいい!
この合体技を使った時は、あの「はああああああ!!」っていう手動回転がなくて爆発フィニッシュなんですね
あの光景はなんというか、うりゃうりゃと必死に手動でタクトを回す姿がどうもギャグにしか見えないので、
やっぱりこういう方が必殺技としては断然カッコイイと…



「「はあああああああああ!!」」

ってやっぱり手動キター!!な…なんでじゃー!!ちょっと待ってくださいよ!
「ハートキャッチ!」ってカッコ良く決めて敵が大爆発したのに、実はまだ倒せてなくて手動回転で浄化ですって!?そりゃないよ!
例えるなら仮面ライダーブラックRXが、リボルクラッシュをカッコ良く決めて敵が大爆発した直後に、
実はまだ倒せてなくて「はあああああ!!」とリボルケインの風車を一生懸命回し始めたら
一体どんな気分になると思って…(えー

「まお…まお!」

「はっ…!?あ、あゆみ!?私もっと頑張って練習するから…!コンビ解散しないで!」

「えっ?何言ってるの、私の方こそ強くならないとコンビ解散されちゃうと思って…
 それでしばらく特訓しようと思ったの」

「そ、それじゃ、私が勝手に愛想尽かされたと思ってただけ…?」

「私もまおに愛想尽かされたと思ってたの…うふふふ」

ともかくつぼみ達の必殺技ですっかり浄化されたまおは、あゆみとの仲直りも上手く行ったようですね
それにしても、もっと自分の腕前を上げたいから相棒を突き放して秘密特訓したかったって、
仮面ライダーWのヘブンズトルネードの回を思い出したのは俺だけでしょうか(えー
まああのクソバカコンビよりは心情的にマシっぽいですが…あの黒歴史すぎる回を見てしまったばっかりに、
どうもこの二人の評価もいまいち私の中では上がっていかないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!

(C)ABC・東京アニメーション




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