■アマガミSS(棚町薫編最終章) 第8話「シンテン」
「な…なあ、薫!薫はイブに予定とか、あったりする?」
「あるわよ」
「えっ!?あ、そ、そうなんだ…」
「今さらなに言ってんのよ…あ、あんたとデートするに決まってるでしょ」
「えっ!?」
「いつになっても誘ってこないから、勝手に予定入れておいたのよ…問題ある?」
さて、アマガミSS第二ヒロイン・薫との話もいよいよ最終章…
今回はクリスマスの近づいてきたある日、橘さんが薫にデートを申し込むところからはじまります
ふうむ、森島先輩の時もそうでしたが、どうもアマガミはクリスマスが物語のゴールという形で描かれてるみたいですね
ともかくそんなデートの申し込みを、快く受けてくれた薫。まだお互いに告白はしてませんが、
カップル成立へのカウントダウンは順調に進んでいるようで…
「はー、クリスマスのディナーってどこも高いねぇ」
「そ、そうなのか?」
「うん、クリスマスは何をするにもお金がかかるよ〜。どこも普通の料金の2割増しくらいになってるもん。
クリスマスにデートする人達は色々大変だよねぇ」
「そうだったのか…」
「ま、にぃににはあんまり関係ないんじゃないの?」
「な、なに言ってんだよ!今年はなぁ!今年は…ふふ、今年は…ふふ、ドゥッフフフフフ!」
「ど、どしたのにぃに!?もしかしてさっき食べた、まんま肉まんがぁ!?」
その後は家でクリスマスについて美也と話す橘さんですが、鼻息荒げてほくそ笑む姿が変人すぎて最高(えー
妹の前でもまったく自重できないところは、さすがの橘さんであります
ちなみに美也が言っている”まんま肉まん”というのは、作中でたびたび名前の出てくる正体不明の肉まんです
美也はしょっちゅうそれを食べてるみたいなんですけど、一体どんな肉まんなんだか想像もつかないな…
「イブで初デートかぁ…!服も大事だけど…ふふふ、しょ、勝負パンツとか…!
あぁ!?あぅああああーっ!!わ、私なに考えてるのよぉ!」
そんな一方で薫はというと、デートの服選びと勝負パンツ選びに夢中になっていました(えー
初デートでもう勝負パンツとか!告白もキスもまだなのにもうセクロスのことを考えてるとか薫さんすごいですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
さて、そうこうしているうちに迎えることとなったイブ当日。橘さんは待ち合わせの場所で薫が来るのを待っていましたが…
(遅いなぁ、薫…あいつの事だから10分や20分は遅れるとは思ってたけど、
まさか30分以上も待たされるなんて…もしかして来ないなんてこと…?すっぽかされちゃったのかなぁ…)
「はぁ、はぁ、お、お待たせー!」
「あっ、薫!遅い、遅すぎる!一体何してたんだよぉ!」
「ご、ごめん、ちょっと気合入れすぎちゃって…」
しかし、しょっぱなから橘さんが不安がるほどの大遅刻をかましてきた薫。初デート&クリスマスデートという特別な日に遅刻だなんて!
事情を聞いてみると、どうやらパンツ選びに気合を入れすぎてしまったようです(えー
一体どんなパンツを履いてきたんだ薫…それだけ気合入れたって、今日はまず見せる機会ないだろうに:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ねえねえ、こっち来てみなさいよ!ほーら、ここここ!」
「えうっ…!」
「ん?もしかして高所恐怖症?」
「ぐっ…!に、苦手なんだよスースーするから!お前だって下からパンツ見え…あ、ズボンか、見えないな…」
「へへーん、まあ見えても平気だけどね。今日は勝負パンツ…はっ!?あ、な、なんでもない!」
って本当に勝負パンツ履いてきたのかよォォォォ!!冗談で言ってたらまさか本当に!
なんてやつだ薫、勝負パンツだから透明な床の上に立っても平気だと…そういうもんなんだろうか…
うーん勝負パンツって、Hする時彼氏に見られてもいいパンツってのは分かるんですが、
それってそこらの他人に見られるのも平気なもんなんですかね?
(普通の)パンツじゃないから恥ずかしくないもん!!とかそういう心理状態なんだろうか…(えー
そもそも勝負パンツって、具体的にどんなパンツなんだろう。考えてみたら、男の俺には縁がないからよく分かんないですね
ここは経験豊富な女性の方々に意見を伺いたいところ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「しょーがないなぁ。こうして手を繋いでれば、少しはマシになるんじゃない?」
「う、うん、ありがとう薫」
「あっ見て!雪!」
「おお…ホワイトクリスマスかぁ!」
「凄くすてき…!こうして降る雪を見下ろすのって、何か不思議じゃない?なんだか吸い込まれそう…」
「ああ、こんな偶然そうそうないよな…」
ところが2人が手を繋いで透明床の上に立ってみると、ちょうどその時空から雪が降ってきて幻想的な光景が…
さっきまでは普段通りバカ話をしていた2人も、このロマンチックな雰囲気の中では
だんだんと恋人の関係を意識してきたようで…
「ね…私、今日は純一に伝えたい事があるの。悪友、相棒、腐れ縁…
私達の関係を表す言葉はいっぱいあるけど…そんな距離じゃ、もう我慢できないの」
「薫…」
「やっと気づいたの、自分の気持ちに…いつの間にか、私はあんたに惹かれてたの。
長い時間をかけて、ひとつひとつ思い出を積み重ねたから、この想いに気づいたんだと思う…
私はね…あんたの悪いとこ、100個は言える。
でもいいとこは…101個言える!純一、私…あんたの事が好き!」
「僕も…僕も薫が好きだ!ずっとハッキリしないままだったけど、
今なら自信を持って言える!僕はいつでも、薫と一緒にいたいって!」
ついにキター!2人とも今まで抱えていた恋心をお互いハッキリと告白!
薫の「悪い所は100個言える、でも良い所は101個言える」っていうのは、悪友ならではの告白で薫らしくていいですなあ
橘さんも薫の後とはいえ、ハッキリと自分の気持ちを口にして男らしいじゃないですか
そんなわけで、この日ついに恋人となった2人は、情熱的なチューを交わしたりとクリスマスの夜を満喫しますが…
「あ…うちの方のバス、もうないや…」
「じゃあさ、うちに来る?父さんと母さんは温泉で旅行に行ってるし」
「えっ!?め、迷惑かけちゃうしいいよ!ファミレスかコンビニで時間潰すから…」
「いーや、そんな事させるわけには行かないよ!」
「そ…そう?じゃあ…そうする…」
って、な、なにぃぃぃぃぃ!?橘さんの家にお持ち帰りだとぉぉぉぉ!?
な、なんという…夜遅くまでイチャイチャしていた結果、帰りのバスがなくなって橘さんの家に薫を泊めることに!
「うち、今日はパパもママもいないの…」って、思いがけずして勝負パンツ活躍の予感!(えー
「へ〜…!結構きれいにしてて驚いた!ね、よくよく考えると私達って、付き合い長いのに
こうして部屋に来るのは初めて…」
「(すたすたすた)」
「うっ!?ま、まずっ!」
「(ガチャッ)あれ、にぃに?今年は梅ちゃん家にお泊まりじゃなかったんだ?」
「う、うん!」
「さっき誰かの声がした気がしたんだけど…もしかしてにぃに…?ふふぅん、隠してもみゃーには分かるよ」
「えっ…!」
「クリスマスに1人で寂しいからってお宝ビデオを…」
「ち、ちがぁぁぁうっ!!」
「音小さくしてね、みゃーは寝るから」
「だから違うんだってぇッ!!」
って、両親はいなくても妹の美也は普通にいたという事実。これはあんまりギシギシアンアン音は立てられないな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そんな美也から慌てて薫を隠す橘さんでしたが、話し声を聞いていた美也は「やれやれまたエロビデオか…」と勘違いを…
そして「別にオナるのはいいけどうるさくすんじゃねーぞ」とだけ残して去って行ったという…
なんてエロに理解のある妹だろう(えー
この間のヘソチューもあっさり許してくれたし、クリスマスの夜にオナるのも許してくれたし、ほんま美也の懐の深さは異常やでぇ
「ぷくくっ、理解のあるいい妹じゃない、ねえお宝ビデオってこれのこと?」
「うぉわぁーっ!!」
そして美也がいなくなったかと思いきや秘蔵のエロビデオをすでに発見していた薫
なんて目ざとい奴!それにしても「日本の四季」なんて題名つけてカモフラージュしてる橘さんさすがですね
エロビデオに無関係な題名つけたり、エロ本に無関係な本のカバーかぶせたりして
家族の目からカモフラージュするのは、やはり基本中の基本ですよね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「さってと…じゃあ一緒に寝る!」
「えっ!?ぼ、僕は押し入れでいいよ…」
「一緒でいいじゃない、ちょっと横で寝るだけなんだし平気よ」
ともかく邪魔者がいなくなったところで、ついに「抱いてよ」と橘さんに迫り始めた薫!
ついに来るか?勝負パンツの出番が来るのか?ところが橘さんは、心の準備ができておらずにオロオロうろたえるばかりです
そんな橘さんを落ち着かせようと、「添い寝するだけだから大丈夫」となんとか説得する薫。
言いくるめられる橘さんですが、せっかく勝負パンツを履いてきたのに添い寝だけで終わるはずがありません:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
一緒の布団に入ってしまえばこっちのもの、薫は頃合いを見計らって橘さんとのギシアンタイムを…
「す〜…す〜…」
(こ、これはドキドキするどころの話じゃない!!どうして薫は眠れるんだよぉ!)
って本当に寝ちまいやがったあああああ!!
おいいいいい!!こ、ここまで来て本当に単なる添い寝でぐーすか爆睡だとォ!?
なんのための勝負パンツなんだよ!お前の勝負パンツは泣いてるよ!(えー
はあ…ともかくあっさり眠ってしまった薫ですが、橘さんは目がギンギンに冴えてまったく眠るどころじゃありません
「こいつはどうしてこんな状況で眠れるんだ」と薫の寝顔をジロジロ見ていましたが…
「(ぱちっ)」
「えっ!?あ、起きてたん…」
がばっ
「うわあっ!?」
「ふふふ…ねえ、何考えてたの?こんなこと?」
って騎上位キター!!な…なんとおおおお!!眠っていたように見えたのは単なる寝たフリ、
橘さんが寄ってきたところで一気に騎乗位に持っていった薫!さらにそこから有無を言わさずチューの嵐を…なんという大胆な…
ともかくこれで、いよいよ「俺の出番だな」と勝負パンツさん出陣の時がやって来たようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
むちゅっ
「んっ…」
ちゅううう
「んん…」
ちゅうううううう
「…んむ…!?」
ちゅうううううううううううううううううう
「んむぐぐぐん〜〜っ!?ぶっはっ!はぁはぁ…か、薫!苦し…」
「すぅ…すぅ…」
「えっ…?ね…寝てるぅ!?う、嘘だろ薫!?寝てないよな!?おーい!!」
ええええええええああああああああ!?
ちょ…おま…はああああ!?ね、寝た!?寝たってちょっと…どういうこと!?キスの真っ最中にぐーすか寝るってどういうこと!?
いきなりなんだよこのワケ分からない状況は!騎乗位でキスしてテンション爆上がりな真っ最中に
なんでいきなり寝てんだよこの女は!今度は寝たフリじゃなくてガチ寝かよ!
いやはやなんというか…まったくもって予測不能な事態となってしまいました。まさかキスした瞬間いきなり薫が爆睡するとは…
と、ともかく、この日の夜は薫が寝てしまったので、このまま何もなく終わってしまったようですが…
「ねえ、私達の関係も一歩進んだことだし…もっと楽しいことが、いっぱい待ってるよね!」
「はは…そうだな!」(おわり)
そしてこの意味不明なラストである な…な…なんじゃこりゃああああああああ!?
何がどうなってんの!?薫の寝顔からいきなり場面が変わったかと思ったら、なぜか浜辺でイチャついてて突然の終わりだとォ!?
(C)小畑健・大場つぐみ/集英社
|
…何が何だか
わからない…(えー |
一体なんなんでしょうかこの超スピード展開は、騎上位でキス →
ところが爆睡 → なぜか浜辺でfinって
この間わずか30秒です。いくらなんでも短すぎだろう…いきなりの爆睡とかブッ飛びすぎな場面転換とか、
シルバーチャリオッツレクイエムとキングクリムゾンが同時発動したとしか…(えー
ポルナレフとボスがこの近くで激闘を繰り広げているんや…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
うーん、どうやら制作サイドの話では、「自転車の2人乗り描写が放送規制を受けて、こんなラストになってしまった」と
いうことのようですが…最後のシーンに繋がりがなさすぎるのは、本来その前に2人乗りのシーンがあったからなのか…?
でも私的に一番意味が分からなかったのは、キスの最中にいきなり薫が爆睡し始めたことなんだが…
これは2人乗りの規制とかじゃ説明つかないよな…一体なんだったんだあれは…
ひとつだけ確かなことは、勝負パンツを実際に拝める機会が失われてしまったということか…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
勝負パンツ…一体何者なんだ…そういう意味でも釈然としないラストになってしまいました(えー
次回に続く!
|