■アマガミSS(中多紗江編) 第9話「コウハイ」
《少年の名前は橘純一、17歳の高校2年生である。
2年前のクリスマスに手痛い失恋を経験し、
その古傷を引きずっているせいで恋に臆病になっていた》
「(すたすた)」
《と言えば聞こえはいいが、それ以前に果敢に恋に挑むタイプではないし
弱虫と言うか、もっと言えば失恋を言いわけに…》
さて前回、2代目ヒロインの棚町薫編の話が完結し、今回から3代目ヒロインの中多紗江編が始まったアマガミSS。
それはいいんですが…今回はなぜか今までと違って、中田譲治のバリバリに渋いナレーションが
流れながらのスタートとなっております。こ、これは一体…まさか今回のヒロインが中多さんだから、
それに引っかけてナレーションも中田さんにしたというわけでは…(えー
(はっ!?可愛い子だなぁ〜!)
「(ぼよんぼよん)」
(む、胸が!すごい!ハァハァ…!)
そんなナレーションには恋に臆病だの失恋を言いわけにするヘタレだの、言われ放題な橘さんですが
道ばたで「すごいおっぱい発見!」と中多さんを見るなり激しく欲情
どこが恋に臆病なんだどこが!おっぱい見た途端に恋に落ちる超肉食系じゃねえか!(えー
そんなわけで、登校途中に初めて見かけた中多さんにすっかり見とれてしまった橘さん。ここから2人のストーリーが始まっていくようですが…
「えーっと、今日はカツサンドとコロッケパンと冷やし中華サンドと〜…
あ、あれっ?サイフ…嘘だろ!?サイフ…あれぇ!?」
「あ…あのっ…これ…」
「あっ、それ僕のサイフ!もしかして拾ってくれたの!?」
「は、はい…」
「ありがとう、凄く助かったよ!このたらこサイフがないと、
今日は昼ご飯抜きになるところだった!」
「た、たらこ…?あはっ…」
そんなある日の午後、昼食のパンを買おうと校内の購買部を訪れていた橘さん。
ところがサイフを落として困っていたところ、偶然にも中多さんがそれを拾って届けてくれたという…
というか橘さんはたらこサイフなんてものを愛用してるんですねえ。妙にプニプニしてて触り心地よさそうだな…
「あれっ…?ねえ君、この間は違う学校の制服を着てたよね?もしかして転校生?」
「えっ、あの…」
「1年生?クラスは?名前はなんて言うの?」
「あの…その…ご、ごめんなさいっ!」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってよぉ!」
ところがその時、「はっ!?君はあの時のおっぱいじゃないか!」と中多さんの正体に気づいた橘さん!
思わずあれこれと質問ラッシュを始めてしまいますが、内気な性格で返答に困ってしまった中多さんは、その場から逃げ出してしまいます
それでも橘さんは、「サイフを拾ってくれた恩人を逃がすわけにはいかんな」と中多さんの追跡を始めることに…
「あのさぁ美也、1年に髪の毛をこーんな風に縛ってる子っていないか?」
「こう〜って…もしかしてツインテールのこと?」
「そうそう!あとはちょっと気が弱そうで、なんとなく小動物っぽい感じで、
可愛らしくて目がウルウルしてて…小柄なんだけど、なんて言うかなこう…」
「もしかして…出るとこ出てるとか?」
「そう!そうなんだよぉ!さっきその子に、このたらこサイフを拾ってもらったんだけど、
ちゃんとお礼を言いたくってね!」
そんな中多さんを追っかけてきた橘さんは、とりあえず同じ1年生の美也にも協力を依頼することにします
それにしても美也、これくらい年頃の妹なら「ちょっと!恥ずかしいから学校で話しかけて来ないでよ!」とか
兄貴に対して冷たい態度を取りそうなものですが…おっぱいの話をする兄貴にもついて来てくれるとは…(えー
この間のヘソチューといいエロビデオといい、こんな変態兄貴を許してくれるとはよくできた妹だぜ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ふむふむ…あぁ〜、分かったかも!」
「ほ、本当か!?」
「た、ただいま…」
「紗江ちゃんおかえり〜!」
「えっ?あ、あぁーーっ!!」
「ひ、ひぃっ!?」
って、その時美也の「分かった」という言葉と同時に姿を現した中多さん!
ふむ…どうも中多さんは、もともと美也と仲のいいクラスメイトだったみたいですな
そういえば森島先輩編や薫編の時も2人で一緒に下校したり、図書室で一緒にテスト勉強する場面がちょくちょくありましたっけ…
「紹介するね〜、中田紗江ちゃん!で、こっちのちょっとスケベな感じの人が
みゃーのお兄ちゃん!」
「えっ(キモイ人を見る目)」
「み、美也、なに言ってるんだよ!」
「なによぅ、出るとこ出てるとか鼻の下伸ばしてたくせに〜!」
「えっ(超キモイ人を見る目)」
そんなわけで、美也のおかげで中多さんとの仲を取り持ってもらった橘さん…って、
いきなりドスケベ野郎との紹介をされて、「なにそれこわい」と中田さんの第一印象は最悪です
あ、ああ…まあ正直なところ、美也の紹介は何も間違ってないので反論のしようがないんですが…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「まったく情けないんだから…でもまぁお兄ちゃんの気持ちも分かる!」
「は、はぁ?」
「紗江ちゃんナイスバディだもんね、みゃーもあやかれるように
時々触らせてもらってるんだぁ」
「う、うう…」
「なっ…!?触らせてもらう!?」
《(もみもみ)ふわ〜!すっごいねぇ!ふかふかだぁ!》
《んんっ、あ…んうううっ…!》
《(もみもみ)柔らかいねぇ!いいなあ〜!》
(ハ、ハァハァ…!)
そして即座にこのエロ妄想である 橘さんあんたって人はー!!
なんと「胸を触らせてもらってる」と聞いた途端に、激しくエロスな妄想でまたも欲情してしまう橘さん!
なんつーエロい揉み方だよこれ!この揉み方のエロさ=橘さんのエロさと考えて間違いないと思います(えー
やはり美也の「スケベなお兄ちゃん」という紹介は何も間違ってなかったな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「(こそこそ)」
「あれっ?中多さん、そんなところでどうしたの?」
「あっ…橘先輩…そ、その、犬が…恐くて、通れなくて…」
「犬?門があるから大丈夫だと思うけど…」
「あ…うう…」
「むう…じゃあ、僕が一緒に通ってあげるよ!」
ともかくこれで、中多さんと顔見知り程度には仲良くなった橘さん。そんなある日、下校途中に電柱でコソコソしている中多さんに出くわしますが…
なんでも、この先の家の番犬が恐くて通れないんだとか。それを聞いた橘さんは、男らしく自分が先導して通らせてあげることにします
それにしても、巨乳の女の子が電柱でコソコソっていうと
|
この場面を思い出さずにはいられんな…(えー
まあ、そんな特異な人間は間違いなくこの世でこの俺ただ一人だと思いますが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
いいんだ別に…みんなが忘れてもあさっては俺の中で神だから! |
(C)山田J太・マッグガーデン/あさって製作委員会 |
「わんわん!わんわんわん!」
「ん?ははっ、なんだぁ、子犬だよ子犬。ほら大丈夫…」
「あ、あううっ…!」
「わんわぁん!」
「き…きゃああああーーっ!!」
「な、中多さん!?中多さぁぁーん!!」
って、そんな家の門から顔を出した番犬は、なんとやたら可愛らしい子犬!そんな姿にすっかり橘さんは拍子抜けしてしまいますが、
「なんて下品な顔ですの!?だから下々の番犬は嫌い!」と激しく動揺して
その場から駆け出してしまう中多さん!どうやらこんなワンちゃん相手でも、これほどビビってしまうくらい内気なようですな…
「だ、大丈夫だった?」
「す、すみません…」
「ああ、気にしないで…でも、あんな子犬でも恐いの?」
「は、はい…」
「失礼いたしまぁ〜す、ご注文はお決まりでしょうか?」
「薫…なんだよその顔は?」
「んっふっふ、もしかしてあんたの彼女?ねえねえ、紹介してよぉ〜」
そんな動転してしまった中多さんを落ち着かせようと、とりあえず手近なファミレスへとやってきた橘さん。
ところがそこは例の薫がバイトしている店で、2人で座っているのを見た薫がニヤニヤと冷やかしに…
あ、ああ、なんというか、前回まで彼女だった薫にこんなシーンを見られると、
なんだか浮気しているみたいですごい申し訳ない気分になるな…(えー
実際、薫を演じている声優の佐藤利奈は、この中多紗江編を「おのれぇ純一…!(ビキビキ)」と
橘さんに浮気されてるような気分で見てるようですよ。橘さん…罪深い男よ…
「もー、いいからあっち行けよ!」
「だってまだオーダー聞いてないでしょ?」
「くっ…じゃあコーヒー。中多さんは?」
「わ…私も…同じで…」
「かしこまりました、コーヒー2つですね!んひひ…じゃあごゆっくり〜」
「…(じーっ)」
「…?薫がどうかした?」
「えっ、あ…!せ、制服…可愛いなぁって…」
「へえ、ずいぶん熱心に見てたけど、ああいうの興味あるんだ」
「は、はい、一度着てみたくって…」
ところがその時、薫の姿を実に興味深そうにジッと眺めていた中多さん。なんでもここの制服にかなりの興味を持っているようで、
本気でこの店でバイトをしたいと考えているんだとか…。とはいえ、知っての通り中多さんは極度の内気であがり症な性格…
とても現段階では客商売なんて出来そうにありません。そこで橘さんが、中多さんにある1つの提案を…
「オッケー分かった!せっかく紗江ちゃんが
アルバイトに挑戦しようとしてるんだもん、協力するよぉ!」
「あ、ありがとう…」
そんな橘さんの提案というのがこれ、中多さんを自分の家に連れて行って、美也も交えて接客の特訓をするという…
ま、まあなんというか、それはいいんですが、ほぼ初対面も同然の女の子を
こうもスムーズに家へお持ち帰りするとは…(えー
まったく橘さんの手腕は恐ろしいぜ…
「で、みゃーは何をすればいいの?」
「美也にはお客さん役でもやってもらおうかなぁ」
「うん、それでお兄ちゃんは?」
「ん?僕は…ん〜と、そうだな…はっ!?そうだ!僕は教官だ、教官の役をやる!」
「ええ!?」
「さあ!呼んでみて!」
「えっ、きょ…教官…」
「教官…ああっ…教官!!そうと決まったら、ビシバシ指導するからそのつもりで!」
「はっ、はい…」
早速また意味の分からないフェチ心を炸裂させる橘さん
テーブルの上に置いてあった「教官と私」という漫画を見るなり、その言葉の響きにうっとりと悦に浸る…なんなんだあんたはー!
毎度ながら橘さんのフェチ心は守備範囲が広すぎます。教官と呼ばれてこうも歓喜するなんて!まったくこの人の性癖は計り知れないぜ…
「さあ、まずはちゃんとお客さんに聞こえる声を出す特訓だ!」
「はっ、はい!せんぱ…あっ、教官…」
「大きな声を出すために、お腹を膨らませたりヘコませたりする練習をしよう!」
さて、まずはいつも蚊の鳴いているような声しか出していない中多さんのために、橘さんが課したのは腹式呼吸の特訓でした。
どんな変態メニューが組まれるかと思ったら、こいつは意外とまともというか…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
確かにファミレスの店員だったら、ハキハキ喋ってくれないと困りますからねえ
「すー、ふー、すー、ふー…あ、あれ?よく分かりません…」
「ほら、僕のお腹に手を置いてみて」
「は、はい…」
「すううううう、はあああああ、すううううう、はあああああ」
「わ、わぁっ…!」
「分かる?じゃあやってみて!」
「すー、ふー、すー、ふー…あれぇ…?」
「むう…ちょっといいかな?(さわさわ)」
「ひぃっ!?」
「ほら、特訓特訓!」
「あ、は、はい…」
まともだとか思っていたら途端にこれだよ(えー
何やってんだこの人ー!
中多さんが全然お腹の膨らみを実感できていないと見るや、すぐさまお腹にタッチしてセクハラ行為を開始した橘さん!
とはいえ、しっかり先に自分のお腹を触らせて「おあいこだから全然セクハラじゃないですよ?」という
大義名分を作っておくとは流石すぎます橘さん(えー
何の前触れもなくお腹を触ったら絶対に避けられるでしょうが、中多さんが許容せざるを得ない状況を作り出すとは…橘さん…恐ろしい子!!
「きょ、今日はお邪魔しました…せんぱ…あっ、教官も、ありがとうございました」
「う、うん」
「あ、そうだ!久しぶりにおんぶジャンケンしようよぉ!」
「お、おんぶジャンケン…?」
「うん!負けた人が勝った人をおんぶするんだよ!」
「例えばパーで勝ったらパインアイス、グーで勝ったらグラタンとか、文字数分だけおんぶして歩くんだ。
勝った人が指定した文字数分歩くのと、一度言ったものは使えないのがルール」
「な、なるほど…」
そして日暮れまで中多さんの特訓は続き、そろそろ今日のところは中多さんも帰宅していくことに…って
そこで中多さんを送り届けるついでに、おんぶジャンケンというゲームをやろうと言い出した美也。
ふむ…この手のゲームは小学生の時よくやりましたが、買った人が好きなフレーズを選べるというのは画期的ですね
私らの時はグー →
グリコ(3歩)、パー → パイナップル(6歩)、チョキ
→ チョコレート(6歩)で固定でしたからな…
グーで勝っても全然進めねーじゃんかよというバカげたルールを、こんな具合に改善しているとは…(えー
「「「ジャンケンポン!」」」
「あは…」
「「ジャンケンポン!」」
「くっ…」
「はーい!負けたお兄ちゃんが紗江ちゃんをおんぶしたまえー!」
「くそぉ…次は負けないからな!」
そんなおんぶジャンケンで勝者となったのは中多さん、敗者になったのは橘さん…
というわけで、さっそく中多さんをその背におんぶする橘さんでしたが…
「し、失礼します…」
むにににぃっ
「はっ!?」
ピキュリリリリィィィン!!
「え、えっと、どうしよう…グーだから、ぐ…ぐ…」
「グラマラスボディとか」
「は!?」
ちょ、ちょっと待てこら!おんぶした瞬間、中多さんのおっぱいがむにむに当たって何かに目覚めてしまった橘さん
フレーズを決めるのは中多さんの権利なのに「こいつはグラマラスボディで決定だな」と
橘さんが勝手に決めてしまいました。そんな決定権がお前にあるのかぁ!!(byクワトロ・バジーナ)
「ほら!お腹から声出して!はい!」
「えっ?え…?グ、グラマラス…ボデ…」
「もっと大きく!グラマラスボディィィィッ!!」
「グ…!グラマラス…!ボディ…っ!!」
「(にっこり)」
《少女が口にすることによって、その軽くエッチな言葉は
かなりエッチな言葉となって、少年の耳に届いていたのだった》
そして中多さんに羞恥プレイを強要し、にっこりと爽やかな笑みを浮かべる橘さん。もうなんなのこの人(えー
このセクハラ大王め!よく次から次へこんなプレイを思いつくぜ…
まあ、中多さんも割とついて来てくれているのでアリかもしれませんが…
そうそう、話はまったく変わるんですけど、前回書いた勝負パンツの件については
誰も教えてくれる人がいませんでした。ちくしょおおおおおお!!
しょうがないから自分で調べたよ…でもグーグルとかで「勝負パンツ」って検索してみても
なんかキモイ男用の変なパンツしか出てこないんだよ!(えー
どういうことだ、これが本当に勝負パンツなのか!?
「他人に見られても平気」どころか、他人に見られたら恥ずかしくて生きていけないようなのばっかりじゃねーか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
薫…もしかしてあいつ、ああ見えてこのアニメ一番の変態だったんじゃ…(えー
次回に続く!
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