■薄桜鬼 碧血録第13話「焔の如く」

 

(慶応四年一月…新選組は江戸に戻り、品川の釜屋に身を寄せることになった。
 土方さんは連日寝食を惜しみ働いており、疲労の色は日増しに濃くなっていった…)

さて、一期の最終回にて大阪城から屈辱の敗走を強いられ、江戸へと戻ってきていた新選組一同。
それからというもの土方は事態の巻き返しをはかるべく、連日連夜ハードな激務に追われる毎日となっていました。
というか作品タイトルは「薄桜鬼 碧血録」となってますが、話数がそのまま続いてるし、特に一期・二期って区切りはないみたいですね

「土方さん…そんなに働いて大丈夫なの?」

「余計な心配すんじゃねえよ」

「羅刹の体で昼間働くのはきついだろ…?特にあの衝動の時の苦しみは…」

「…」

「(すっ)薬…気休めにしかならないけど」

「必要ねえよ。先の戦で負傷し、怖気づいている者も多い…
 今新選組をまとめるのは俺しかいねえ。
 近藤さんが戻ってきたら、すぐにでも戦えるように準備しておかねえとな」

さらに土方の大きな負担となっていたのが、羅刹と化してしまった自らの肉体…
羅刹は太陽の光に弱いので、ただでさえキツい激務がこの体質のせいで余計しんどくなっているようです
そのうえ、突発的に激しく湧き上がってくる強烈な吸血衝動…藤堂なんかは山南さん印のお薬を使ってその発作を抑えてますが、
頑固な土方は薬に手をつけようとせず、鋼の自制心だけで無理矢理抑え込んでるみたいです

「土方さん…あの、少しは休んだらいかがですか?お顔の色も悪いみたいですし…」

「余計な口出しするんじゃねえ」

「あの…何か私に出来ることはありますか…?」

「ねぇよ。余計な気を回さず、お前はもう寝ろ」

「でも…この通りです、どうか…私、何か役に立ちたいんです!」

そんな土方のことが心配なのは、藤堂だけでなく千鶴も同じでした。少しでも土方の役に立てればとこうしてやってきたわけですが…
千鶴が土方のために出来ることといえば、やはり自分の生き血を飲ませることぐらいでしょうか。
千鶴は鬼だから多少の傷くらいあっと言う間に治ってしまうし、吸血衝動に苦しむ土方には血を飲ませてくれる相手が一番必要なわけですが…
要するにこの申し出は「カミーユ!私の命を吸って!」って言ってるものと解釈していいのかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ま…そんなに言うんなら…」

「…」

「茶でも入れて来い。美味いやつをな」

「えっ…?あ、任せてください!」

しかし、そうまで千鶴に言われても「じゃあ血でも飲ませてくんない?」とは言い出さなかった土方。
考えてみたら、藤堂の持ってきた薬すら拒否した土方が、千鶴の血なんて飲みたがるわけがなかったか…
つくづくストイックな人ですなぁ。羅刹の体にはなっても、人としての魂は捨てたくないという気構えの現れなんでしょうか

「あっ、山南さん?昼間から起きていていいんですか?」

「ええ!これほどの妙案が浮かんでは、ゆっくり寝てなどいられませんよぉ!」

「みょ、妙案…?」

「んふふ…あなたは鬼です…鬼達は戦闘力も生命力も人間より遥かに強い…
 ゆえにその血には、羅刹の狂気を完全に抑える力が
 あるかも知れませんよねぇ…(すらぁり)」

「えっ!?な、何を…!?」

「ふふ…なにも殺そうと言うのではない…
 ただちょっと血を分けてもらえればそれでいいのです…!」

その一方で魂なんかとっくに腐っちゃった山南さんときたら(えー
何やってんだこの人ー!!いきなり千鶴の部屋に現れたかと思ったら、「ヒャア我慢できねえ!ちょっくら味見させろや!」
いきなり小刀を取り出して千鶴を襲うという暴挙を!バ、バカな…さっきの土方とまるで正反対じゃないですか!
ああしかし、山南さんの声を担当してるのは飛田展男(カミーユの人)だから、これこそまさに
「カミーユ!私の命を吸って!」というZガンダムの再現が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



ガシイッ!

「何やってんだ…!山南さん!」

「ひ、土方さん!」

「…土方君、羅刹をより有効に活用するには、狂気を抑える術を見つけておくことが
 必要不可欠なのですよ?」

「そのためにこいつを斬るってのか」

「血を分けていただくだけです。今後の戦いは、新選組にとってますます厳しいものとなる」

「山南さん…あんた新選組を口実にして、自分の為に血を求めてるとかじゃねえだろうな」

「いいえ?私は常に新選組のことを考えていますよ?」

って、そんな山南さんの暴走を食い止めにやってきたのは土方!相変わらず千鶴のピンチとなるとすごい勢いで飛んできます(えー
うさんくさい山南さんの理屈に対し、「ただ単にもっと血が飲みたいだけだろうが」と痛い所を突いて行く土方…
そう言われた山南さんは「いいえ?全部新選組のためですよ?」と答えていますが
↓このまったく信用ならないツラときたら(えー  いかにも心にもないこと言ってますって感じだなー 

「ふぅ、仕方ありませんねえ…今日のところは引き下がりましょう(すたすた)」

「…はぁぁぁっ…」

「…大丈夫か?」

「は、はい、ありがとうございました」

「夜の外出は控えろ。最近、山南さんが夜の見回りによく出かけているらしい。
 それと関係しているかは分からんが…江戸で辻斬りが増えている」

「えっ、じゃ、じゃあ君菊さんが言っていたことは…!」

「隊としてもこのまま見過ごすわけにはいかねえ…いずれちゃんと始末はつけねえと」

そしてようやく引き下がっていったわけですが、もう完全に信用度ゼロの山南さん
一期で新選組が京都にいた時、「この京都で辻斬りをしてる隊士がいる」と君菊が言っていた言葉…
それが江戸に戻ってきた途端、今度は江戸でも辻斬りが増え始めたという…
どう見ても山南さんの仕業です本当にありがとうございました(えー
もはやこの番組で最低の悪党と化しつつあるな山南さん…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
レイパー風間たちですらこんな悪どいことしてねえよ!

「いやはや、今まで心配をかけてすまなかったな!」

「近藤さん!傷はもういいんですか?」

「ああ!この通りだ!」

「よかったぁ…」

そんな中、一期で暗殺されかかった時の傷がようやく回復し、新選組での仕事に復帰することになった近藤。
今回ずっと一人で新選組を仕切っていた土方も、これでようやく肩の荷が降りるというものです
千鶴をはじめ、新選組の誰もが近藤の復帰を喜んでいましたが…

「さて、今後の行動についてだが…我々は甲陽鎮撫隊として、
 甲府城へ向かうようにとの幕命を頂戴した!そこで薩長を迎え撃つ!」

「…」

「近藤さん…そもそも徳川の殿様自体が、新政府軍に従う気満々らしいが?」

「む…確かに今は戦況がかんばしくないため、慶喜公も新政府軍に恭順なさっているが…
 我々が甲府城を守り切れば、勝算ありと見て戦に本腰を入れてくださるはずだ!」

「…」

ところがそんな近藤が持ち帰ってきたのは、「お前らちょっと甲府行って薩長軍と戦ってきなさいよ」というお上からの命令でした。
しかし、肝心の総大将・徳川慶喜は前回も戦の真っ最中にとっとと逃げ出し、今でも薩長軍に従う気満々という噂…
こんな状況でまともな戦になるのかと不安すぎる新選組メンバーでしたが、
近藤はというと「大丈夫!俺らが勝てば将軍様もたぶんやる気出すよ!」となんとも説得力のないことを言うばかりです

「それにもしこの任務が成功したなら、幕府は我々に甲府城をくださるそうだぞ!
 お上が我々に甲府を守るに足る部隊だと認めてくれているんだ!
 しかも今回、俺は若年寄格という身分をいただける事になった!つまりは大名だ!
 此度の戦で武勲を立てた者は、家来として取り立ててやる!頑張ってくれたまえ!」

「…俺は新選組の組長だ。あんたの家来になるつもりはねえけどな」

「えっ…」

(大名だかなんだか知らねえが…近藤さんは一体何を勘違いしてやがるんだ)

(このご時世に大名って言われてもな…しかも俺達に城勤めをさせるつもりなのか…?)

あーあ…みんなが暗い顔をしているので、「お城だってもらえるよ!出世だって出来るよ!」とエサをぶら下げる近藤でしたが、
「そんなもんハナから興味ねえんだよボケ」とますます永倉達の反感を買ってしまいます。近藤さん…あんた…
地位と権力にしがみついた結果がこれ、お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?(えー
こいつはなんとも新選組に微妙な亀裂が入ってきた感じですな…ともかく命令が下されている以上、それに歯向かうわけにもいかないので、
隊士達は渋々ながら甲府への出陣を受け入れることにします

「なんにせよ…これからは戦の準備だな」

「それともう一つ…今回羅刹隊にはここで待機してもらう」

「え!?な、何故です!?」

「甲府には新選組だけでなく他の兵士達もいる、あんたらの姿を見られるのはまずい」

「ですが!」

「焦るな!まだ戦は始まったばかりだ」

「くっ…!」

「…」

「…」

な、なんと!とうとう土方達に愛想を尽かされて任務からハブられてしまった山南さん!(えー
そこまで信用をなくしていたなんて…山南さんをハブる理由として、確かにもっともなことを語る土方でしたが
「こんな危険人物は連れて行けねーからな」「ですよねー」とばかりに藤堂と目くばせをしております
とうとうここまで堕ちたか山南さん…まああれだけの悪行を重ねていれば、当然の結果でありますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「あれ…?え、えぇぇぇーっ!?どうなさったんですか、その格好!?」

「土方さんの指示だよ…どうしても和服が嫌だって奴以外は洋装にしろってさ。
 西洋式の戦闘には、こっちの方が都合いいんだろ」

「ったく、なんかスースーして落ち着かねーなあ」

「あっ、平助くんも!?まるで別の人みたい!」

「こっちはピッタリして窮屈だし…(もぞもぞ)」

ところがそんな甲府への出陣に合わせて、新選組メンバーは全員が洋服へのコスチュームチェンジ!
特に藤堂は髪もバッサリと短くしてショタ人気急上昇の予感って感じですなぁ。しかし慣れない洋服を着てみると
ちんこが圧迫されて微妙に落ち着かないようです(えー
藤堂お前…千鶴が目の前にいるってのに堂々とちんこいじるとかどういう神経してんだよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「しっかしこのボタンってやつはかなわねーぜ、襟首がやたらと苦しいんだよなぁ」

「へええ…西洋の服って、帯じゃなくてボタンっていうので止めるんですね…
 あれ?斎藤さんの服…ボタンっていうのが余ってるみたいですけど」

「む…おそらくこういう作りなのだろう」

「でも、こちらに穴も余ってますし…多分ボタンをかけ間違ってるんじゃないかと…」

「…!?あ、後で直す…!」

「あ、ご、ごめんなさい!斎藤さんが気にならないならいいんです!」

ところがそんな中、初体験の洋服というものがよく分かっておらず、ボタンをかけ間違いを千鶴に指摘されて
「もうおムコに行けない!!」と珍しく動揺してしまう斎藤さん。天下無敵の斎藤さんにも弱点があったか…(えー

・薄桜鬼二期見ましたか?斎藤さんがすごく可愛かった&洋装かっこよかったです!
 俺男なんですけど周りの男子に薄桜鬼が好きっていうと少し引かれるのは何故wwあんなに面白いのにww

斎藤さんよかったですね!ボタンのかけ間違いは男性の視聴者にも好評ですよ!ボタンのかけ間違いが!かけ間違いが!(えー
しかしトレードマークのマフラーはもう手放しちゃったんですかね、もったいない。
あれほどクソ暑い真夏の時期でも絶対に外さないほど大事にしてたのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あっ…!?ひ…土…方…さん…(ぽわーん)」

「ん…?どうした、俺の着方におかしな所でもあるのか?」

「い、いえ…髪を…切ったんですね、とっても…お似合いです…」

そして土方も長かった髪をバッサリ切って、大きくイメチェンを遂げたようです。これはまたますます乙女好みなデザインになっちゃって…(えー
しかし斎藤さんと見た目が被るから俺的にはちょっとどうかなぁ。斎藤さんマフラー取っちゃったし見分けが…
あ、土方の方がちょっと豪華な服斎藤さんが地味な服って覚えればいいのか。斎藤さんは地味な服なんだね!斎藤さんは地味!(えー

「千鶴…本当ならお前はここに置いていくべきだが、羅刹隊と一緒に残すわけにはいかねえし、
 風間の襲撃の可能性もある。道中は必ず俺の指示に従え、いいな」

「はい!」

そして甲府への出陣は千鶴も一緒に行くることになりますが、その理由というのが
山南さんと一緒に残すと何されるか分からんからっていうのが本当にもう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
もはや土方にとっても、レイパー風間と同等以上の要注意人物なのな山南さん…二期のしょっぱなから笑わしてくれます

それと今回から流されることになった新EDですが、これちょっと乙女チック度が過ぎるんじゃないの
思うのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  土方が千鶴を相手にこんな表情してくれるのか!?なあ!?
これはちょっとさすがに妄想と言わざるを得ないんじゃないか!?(えー
そしてOPでも死にそうでヤバかった沖田はEDでも相当ヤバイことになってますね、もう明らかに破滅しか残されてないって感じだわ…
実際歴史上の新選組はこの先破滅するしかないわけですが、二期は重くてハードなストーリーになりそうな気がしますねえ。次回に続く!


■薄桜鬼 碧血録 第14話「蹉跌の回廊」

 

「いや〜近藤さん、ご立派になられて!」

「近藤先生!私も隊にお加えください!」

「私も、私も!」

「よくぞ申した!期待しておるぞ!」

《日野で一日逗留した後、隊は近藤さんを残して出発した…近藤さんは文字通り熱烈な歓迎を受けていたのだ。
 日野で新たに加わった者も含め、隊士は300名以上に膨れあがっていた…》

「近藤さんはまだ追いついて来ねえのか…ったく、今回の甲府行きを旅行か何かと勘違いしてるんじゃねえのか?」

「そう言ってやるなって…日野は近藤さんの故郷みてえなもんだろ、錦を飾りてえんだろうよ」

さて前回、甲府城を目指して江戸を出発した新選組の一同。ところがその途中にある日野は、近藤にとって親しみ深い場所であり
近藤だけはそこに滞在してドンチャン騒ぎの宴会に招かれていました。こんな時になんてお気楽な…
まあ一応日野で人員も多数が加入したので、それなりにメリットもある滞在のようですが…

ざわざわ ざわざわ

「なんだと貴様ァ!もう一度言ってみろ!」

「新入りがでかい顔すんなっつってんだ!!」

「ちっ…またか…」

「まったく…大将がうわっついてると、こうしてどんどん隊のタガが緩んで来ちまうぜ…」

ところが甲府を目指して歩く部隊の中では、加入メンバーと古参メンバーの間で争いが絶えませんでした
これから一緒に戦う仲間だというのに、このチームワークの悪さ…近藤が追いついてくれば少しは改善されるんでしょうが
ちっとそんな様子がなく、進軍も遅れまくって永倉や原田のイライラは募るばかりです

「副長、率直にお聞きします。今回の戦…勝てるとお思いですか?」

「…城に篭もることが出来たら、戦いようもあるだろう。だが…真正面からやり合ったら難しいだろうな…
 敵は外国から新型の武器を買い入れていやがる。それに鳥羽伏見で見せた指揮や練度の高さ…
 今のままじゃ、かなわねえ」

「…!」

「では、今回は負け戦になると…?」

「勿論そうならねえように努力はするさ、近藤さんには負け戦なんか経験して欲しくねえからな…」

そんな中、今回の戦いの厳しさを冷静に分析していた土方…一応今回は新選組も多数の銃火器を用意してはいますが、
それでも鳥羽伏見で経験したような、新政府軍の最新武器には及ばない代物…同じ条件で戦えばまったく勝ち目はないとして、
まずは何よりも甲府城で準備を固めることが最優先、あとは篭城しながら有利な条件で戦い続ければ
どうにか乗り切れるかもしれないと考えているようです

「なに…!?甲府城に敵が入っているだと!?」

「はい…!敵将が甲斐・武田の流れを汲む者らしく…進軍の準備を整えている模様です!」

「…何てこった…!」

「くっ…言わんこっちゃねえ!日野でグズグズしてなきゃ、
 敵に先手を打たれることはなかったんだ!」

「よせよ…今さら、後の祭りだ…」

《甲府城を先に押さえられたと聞き、隊士達のおよそ半数が夜のうちに脱走していた…》

ところが、そんな予想を立てていたところに最悪の事態が発生!なんと勝利のためには絶対に必要な甲府城が
もうすでに敵の手に落ちた後だったという…近藤がモタモタしていたおかげで、進軍が遅れたのがあまりにも痛すぎました
そんな知らせを聞いてしまった新入り連中は、「うわもうこれ勝ち目ないわー逃げるしかないわー」
あっさり新選組を見限りなんと半数が脱走…ただでさえ勝ち目のない戦いは、みるみる壊滅的なシナリオへと姿を変えてしまいます

「先を越された以上…俺は引くべきだと思うぜ」

「俺も新八に賛成だ。城攻めなんてのは、相手を遥かに凌ぐ兵力があって初めて成し遂げられるもん…」

「撤退はしない。お上から支度金をいただいて出陣したのだ、
 おめおめと逃げ帰っては面目が立たんではないか」

「な!?待ってくれよ!この人数って相手するって正気なのかよ!?」

「臆したのか?永倉君」

って、な、なんだとおおおお!?なに言ってんだこいつ!近藤最悪!ようやくノコノコと土方達に追いついてきたかと思いきや、
「ここで帰ったら偉い人に怒られちゃうじゃん」などとぬかし、隊士達に戦いを強要することに!
お、終わってる…自分でこの戦をぶち壊しにしておいて、まったく悪びれもせず部下達を死地に向かわせるなんて…
もはや怒り心頭でわなわな震え出した永倉でしたが、ここは必死に自分を抑えて冷静な説得を試みます。がんばれ永倉…お前は立派だよ…

「…あんたは、鳥羽伏見の戦いを経験してねえからそんな事が言えんだよ…
 あの戦で…何人の部下が死んで行ったと思ってるんだ…?」

「永倉君?君は勝てる勝負しかしないつもりかね?」

「…っっ!!何つった今ァッ!!近藤さん!あんたは!
 あんたはなァァッ!!」

「や、やめろ新八!落ち着け!」

ぐわー近藤だめだこれ!永倉の説得に応じるどころか「うるさいチキン野郎だなー」と逆に煽り始める始末!
マジで脳みそ腐ってんのかお前は!局長ともあろう者が、ここまで話の分からないアホだとは…
そんなにまでして新選組の仲間を殺したいのか!俺にはもはや近藤の姿が死神にしか見えません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「俺が江戸に行って援軍を呼んでくる」

「はぁ…!はぁ…!援軍…!?」

「ああ、この後合流予定の部隊が江戸に待機している…
 援軍さえ到着すれば城攻めも出来る。もう少しだけ…辛抱しちゃくれねえか?」

「…」

「…はは、あんたにそこまで言われちゃあ…仕方ねえな」

って、そこで双方を収める案を出したのは土方!「江戸から援軍を呼んでくるから、それまで時間を稼いで持ちこたえて欲しい、
無茶に攻めて死んだりするようなことはするな」
と…確かにこれなら永倉達にも許容できる範囲内でしょうか
近藤の「俺達だけで攻めて城ごとぶっつぶす」という考えはあまりにもアホすぎます

永倉も土方に対する信頼は厚いようで、あんたがそう言うなら…となんとか落ち着いてくれました
もう完全に土方がリーダーでいいんじゃないかな(えー
もう近藤は土方に比べて、指揮官としてはカリスマ的にも戦術的にも劣りまくってるとしか…

ズドオオンバッゴオオオオン!!

「ぐぎゃああああーーっ!!」

「くそっ…!おい!しっかりしろ!死ぬなよ!」

「ぁ…が…は…原田…さ…」

「気をしっかり持て!おい!おいっ!!」

ところが新政府軍の戦力は予想より遥かに凄まじく、開戦と同時にみるみる殺されていく新選組の部下達!
防御を重視した陣形で戦っているのに、いとも簡単にそれを突き破ってくる恐るべき兵器の数々…
城攻めなんて夢のまた夢、城の姿が見える前に確実に皆殺しにされるほど、両陣営には圧倒的な戦力差がありました

ズドドッゴオオオオン!!

「うあっがあああーーっ!!」

「く…!近藤さん!撤退命令を出してくれ!戦力が違いすぎる!」

「バカモノ!敵を目前にして怖じ気づいたか!貴様それでも男か!」

「なっ…!」

「局長!南から敵が押し寄せて来ます!」

「北からも来てる!このままじゃ挟み撃ちにされて…!」

「近藤さん…!撤退は負けじゃねえ!ここはひとまず引くべきだ!」

「武士ならば命ではなく名をこそ惜しめ!本陣隊ついて来い!
 突撃ぃーっ!!我らの力と気迫を見せてやれーい!!」

「近藤さん!近藤さぁぁんッ!!」

目の前の現実も見えない男がぁ!!(えー
こ、近藤お前ってやつは…お前ってやつは…一体どこまでスカポンタンなんだ!
自分ひとりのせいでここまで劣勢な戦場を作り上げておいて、唯一残された撤退という罪滅ぼしすら実行できないとは…
マジでこの戦いにおける最大の敵は、新政府軍ではなく近藤ですよ!お前いい加減にしろ!

ズッドオオオオオオン!!

「うぐあああーっ!?」

「こ、近藤さぁぁぁん!!」

「う…うぐ…はっ!?」

「…」

何の策もなく雄叫びを上げて突撃した近藤でしたが、当然ながら敵の砲撃部隊に狙い撃ちにされあっさり吹き飛ばされる結果に!
ああ…こいつはもう…それでも悪運だけはあるようで、直撃にはならず転んだだけのようですが、
たった今「本陣隊ついて来い!」と近藤が呼びつけた隊士達は…今の砲撃をモロに浴びてしまい…
むくりと起き上がった近藤が周囲を見渡すと、自分のせいで死んだ隊士達の屍が山のように…こんなに無駄死にさせてしまって…

「っ…あ…」

「近藤さん…気合で戦が出来る時代は、もう終わっちまったんだよ…」

「頼む…みんなを無駄死にさせないでくれよ…」

「……………撤退だ…」

「恩に着るぜ、近藤さん…前の隊士達を引かせてくる!」

ここでようやく自分の愚かさを痛感した近藤は、ついに全軍撤退の命令を出すことになります
しかしあまりにも遅すぎたその命令…一体どれだけの隊士がすでに無駄死にとなってしまったんでしょうか
今回は近藤の無能っぷりが嫌というほど浮き彫りになりましたが…史実ではどんなだったのかなぁ…

「行け!振り返るな!走れ!」

ドゴオオオオオン!!

「くそ…!」

「いよぉ!ずいぶんと情けねえ姿だな、色男が台無しだぜぇ?」

「な…不知火!?」

「土佐の連中が抜け駆けしないよう見張ってたら、てめえの姿が見えたもんでな…
 遊んでやろうと思ってよ!」

ところが退却の最中に原田がしんがりを務める中、なんとその原田の命を狙いに不知火が登場!
ぐああ、この最悪なタイミングで鬼のコイツと戦うハメになるとは…これは原田としてはどうしようもないほどのピンチですが…



バンバンバアアアアン!!

「ハハッ、結構いい動きするじゃねえか!ちったあ修行したようだなぁ!」

「おかげさんでなァ!!」

ぞろぞろぞろ

「ん…!?なんだ…こいつらは!」

「あん…?」 

「んぉおお…おおぉおお…」

ズバッシャアッ!

「ちっ…!不知火、どういうこった!なんで羅刹が昼間に外をうろついてんだよ!」

「知るか!こいつらは俺が連れて来たんじゃねえよ!
 こんなもん作れる奴は…俺が知ってる限り、一人しかいねえ!」

「なに…!?」

ところが不知火と原田が交戦し始めて間もなく、いきなり2人の前にぞろぞろと現れた所属不明の羅刹隊!
こいつらは一体…?不知火の部下なのかと思いきや、まったくの無関係で不知火と原田の両方に攻撃を仕掛けております
思わぬ横やりで不知火vs原田の決着はうやむやとなってしまいますが…
それにしても、「羅刹隊を率いる男といえばアイツしかいない」というのは、まさか、まさか…

「クククク…素晴らしい成果だ…この日が来るのをずっと待っていた」

「てめえ…!」

「こ…綱道(こうどう)さん…!?」

出たー!僕らの山南さ…あ、あれ?誰だよこの見知らぬハゲは…(えー
山南さんじゃないのかよ…お前誰だよ、綱道さんって言われても…(゜д゜)あっ?そ、そうか思い出した、
綱道さんっていうのは千鶴の父親の名前でしたっけね…そもそも千鶴の目的は、突然失踪したこの綱道を探すことでしたっけ
すいません今の今まですっかり忘れてました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  そもそも変若水を最初に発明したのもこの綱道なんだったなぁ

しかしこの見るからに悪党丸出しなツラときたら…千鶴には残念ですが、どうも不知火たちをも出し抜こうとしてる最低野郎のようですな
まったく羅刹隊を率いる指揮官ってのにまともな奴はいないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■薄桜鬼 碧血録 第15話「遠き面影」

 

「くそっ、化物が…!斬っても斬ってもキリがねえぞ!」

「綱道…!一体何を考えてこんな連中を連れてやがる!」

「ククク…こんな連中とはご挨拶だな、ついに羅刹にも克服させたのだ…
 陽の光の下でも活動できる新たなる種!
 この羅刹隊があれば、雪村家再興も夢ではない!新たなる鬼の時代の到来だ!」

遅くなってしまいましたが(以下略)うん、キリがないからこのくらいにしておこう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そんなわけで今回の話は、綱道が引き連れてやってきたスーパー羅刹隊と原田・不知火が死闘を繰り広げている場面から…
やはり綱道は新選組とも鬼の一族とも違う第三勢力として、「このスーパー羅刹で日本を征服するのらー!」と企む
羅刹至上主義者として戦うつもりのようです

でも原田がこのスーパー羅刹相手に健闘しているところを見ると、正直こいつらよりも原田がまったく手も足も出ない
近代兵器の方が遥かに恐ろしい敵ですよね(えー
このオッサンは羅刹をパワーアップできて相当調子こいてるようですが、
「綱道さん、羅刹で戦ができる時代はもう終わっちまったんだよ…」と言ってやりたい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「新たな鬼の時代の到来だと…?こんな化物が平然と闊歩するようになったら
 日本はお終いだぜ!原田ァ!一時休戦だ!この紛い物どもを片付けるぞ!」

そんな綱道のふざけた言動に対して、「日本を化物だらけの国にしてたまるかよ!」と激しい怒りを爆発させる不知火!
なにげに不知火とか天霧って物凄いまともな性格の持ち主ですよね
こいつらは羅刹隊と初めて戦った時も「人間をこんな姿に改造するとか酷い真似しやがって」と怒りをあらわにしてたし…

不知火達が新選組と敵対してる理由も単に自分達は薩長軍に所属してるからっていうのと、
「今日も千鶴たん相手に婚活しに行くお!!」って風間がやかましいから手伝ってやってるだけで
悪人とかじゃなくまともな人格の持ち主なんですよねえ

「…」

「むっ…!?追っ手か!」

「あっ…!?こ、近藤さん、待ってください!」

「やっと会えたね…千鶴」

「あ、あなたは…薫さん?でも、その姿は…?」

そして原田と不知火がスーパー羅刹と戦っている一方で、千鶴は近藤と戦場から撤退していましたが…
そんな千鶴の前にぬっと現れた男が一人。それはなんと薫でした、しかし千鶴はまだ薫の正体をまったく知らないので、
「あんた女の子なのになんで男の格好してんの?」とキョトンとした表情になっております
まあそれ以上にキョトンとしてるのは近藤なんですけどね(えー
近藤は薫のことなんてまったく知らないから、「え?なんなの君ら知り合いなの?え?」と完全に置いてけぼりですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「沖田から何も聞いていないんだねえ。これが俺の本来の姿さ、性別を偽ったのも
 今日ここに来たのも、すべては唯一の目的のため…そう、妹を救うためさ」

「い、妹…?」

「お前のことだよ、千鶴」

「え…!?ええっ!?」

「千鶴…俺は今ね、綱道のおじさんと雪村の家を再興しようとしているんだ。
 おじさんが改良した変若水を使えば、弱点を克服した羅刹隊が作れる…
 彼らを使って人間を滅ぼし、鬼の世を作るのさ」

「…!?そ、そんな…!」

むう…どうやら薫は綱道の日本人羅刹化しまくり計画に加担しているようで、純血の鬼でありながら風間達とは別に動いているようです
そんなトチ狂った計画のこと、薫が実の兄であることを立て続けに明かされ、愕然として言葉も出ない千鶴…
さらに薫は、「千鶴を救う」などと意味不明なことを口走って千鶴さえも仲間に引き入れようとしてしまいます

「…雪村君、逃げなさい!」

「こ、近藤さん、そんな…!」

「いいから早く!」

「俺と千鶴の邪魔をする奴は容赦しないよ?たとえ新選組の局長であろうとね」

ドッガアアアアアッ!!

「ぐあああーっ!!」

「こ、近藤さーん!!」

そして薫にたった一撃でのされてしまう近藤。よ、よええー!!
「さっきからお前ら2人で会話しやがって!俺様の存在を忘れるなよ!」と存在感をアピールしにきた近藤ですが、
薫に刀を抜かせることもできず、鞘の一撃で叩きのめされてしまったという…近藤…あんた最近ほんといいとこないな…

「千鶴、これで分かっただろう?お前を守れるのは俺だけだ。さあ、一緒に行こう、さあ…」

「…やめてください薫さん…!たとえ兄妹だったとしても、私…!戦います!
 そこをどいてください!(すらり)」

「…!?お、お前は…血を分けた兄に刃を向けるのか…!俺がどれだけお前を
 探し求めたか!千鶴!お前を愛して…!なのにお前は…お前はァァァッ!」

それからもしつこく千鶴を仲間に引き入れようとする薫でしたが、千鶴はそんな薫の言葉をはっきりと拒絶!
さらに刀を構えて「これ以上ガタガタ言ったらブチ殺す」と戦う道を選び、それを見た薫は尋常でないショックを受けてしまいます
こいつ…確か一期で沖田と会話した時は「俺は千鶴の人生をブチ壊してやるのさヒャハハハ」なんて言ってましたが
今回はやたらと千鶴を必要としている描写が目立ちますね。なんだかんだ言いつつも、千鶴と再会できる日を心待ちにしていたんでしょうか

ガキイイイン!ガキガキイイイン!!

「ううっ…くぅ…!」

「…もう一度だけ言う…!千鶴…俺と一緒に行こう」

「行けません…!私、約束したんです!」

「………分かった。なら…いっそ…いっそ俺の手でェェッ!!」

そして激しく刀を交える2人ですが、やはりみるみるうちに追い詰められてしまう千鶴!
鬼とは言っても千鶴の戦闘力は常人並み…それに比べて薫は近藤を鼻歌混じりで一撃KOするほどの手練れです
千鶴は瞬殺されていないだけでも頑張っている方ですが、最初からまったく勝ち目のないこの勝負…
そのうちに薫はとうとう「お前ハイスラでボコるわ…」と殺意をむき出しにしてしまい、千鶴へとどめの一撃を繰り出すことに!

ドッズウウウウウッ!!

「…!?」

「う…がはっ…!か…っ、か、ざ…ま…!?」

「鬼の誇りを忘れ、雪村の名を汚すことは許さん…!」

あ…ああ!?ここでレイパー風間キター!!ついに出やがったああああああ!!
ミスター婚活レイパー風間ただ今参上!あわや千鶴が殺されようかというその時、突然薫の背後に現れてそのまま薫を串刺しに!

というか「雪村の名を汚すのは許さん」って風間が言ってるのはきっとアレでしょうね、
千鶴もまた雪村の一族なわけですから、それを嫁にしようとしてる風間からすると
「俺の婚活を台無しにするなんて絶対に許さないよ!!」って心境なんでしょうね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「が…ふっ…!あ…う…ち…千鶴…ち…づ…る…」

「あ…ああ…」

「どう…して…おま…え…だ…け…」

そんな風間から受けた傷は、完全に薫の急所を貫いていたようで…事切れるまでのわずかな間、薫は地面に這いつくばりながら
最後まで千鶴の名前を呼び続けて命を散らすのでした。まさかこうも早く薫が死ぬことになるとは…
そして最期の「どうしてお前だけ」という言葉はやはり、お前だけ幸せになりやがってチクショウ許せねえという
千鶴に対する恨みが噴き出したものだったんでしょうか。むう…最後まで何を考えてるのかよく分からない奴でしたが、
こいつもイナズマの影山のように、憎悪と愛情を併せ持って歪んでしまったキャラだったんでしょうかね

「…」

「聞かされたであろうが、綱道が薩摩藩を離れ鬼の一族として道を外れた。ヤツも斬らねばならん」

「…待ってください…!少しだけ私に時間をください!」

「…」

「父と…話がしたいんです、たとえ血の繋がりがなくても…父は父です…!
 羅刹を使って人間を滅ぼすだなんて、許されることじゃない…
 でも私が話せば、過ちに気づいてくれるかもしれません…!お願いします!」

「…いいだろう、お前に少し時間をやろう」

「あ、ありがとうございます!」

「鬼は必ず約束を果たす。貴様も鬼の誇りを持って果たせ」

そしてどういうわけか今日も心がきれいすぎるレイパー風間
一体どうしちゃったんですか風間は!なぜこんなにも自重できる子になってしまったんですか!(えー
この場にぽつんと取り残された千鶴という超食べ頃のご馳走を目の前におきながら
何もせずにホイホイ立ち去っていくとは…そのうえ千鶴のワガママまで聞いてあげるなんて
「行っておくがお前の同意など必要としていない」とギラギラしていた頃の風間だったなら、
ここは有無を言わさずレイプしている場面なんだがなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ほ、本当に行っちゃうんですか…!?どうしても…離隊しないといけないんですか…?」

「ま…色々あるんだけどな、俺は近藤さんとか土方さんみてえに、侍になりたいと思ったわけじゃねえからさ…
 自分が選んだわけでもねえ殿様に、命懸けで尽くすってのは…どうしても性に合わねえんだ」

「千鶴…守ってやりたかったが、途中で放り出すみたいで…すまないな」

って…え、ええええええええええええ!?い、いきなりそんな…この展開は一体!?
撤退した新選組が江戸へと戻ったその時、「僕らはもうこれ以上ついて行けません」「実家に帰らせていただきます」
新選組を抜けてしまった永倉&原田!そ、そんな…この2人は性格的にも戦力的にも一番まともで好きなキャラだったのに…

この2人がいなくなったら新選組はマジでどうなってしまうんだ…
近藤はボンクラだし土方は融通きかないし斎藤さんは不思議ちゃんだし
沖田はガチホモだし藤堂はガキんちょだし山南さんはイカレポンチだし
もうまともな人材がいないじゃないですか!(えー

「じゃ、そろそろ行くからよ。世話になったな、千鶴ちゃん」

「…」

「そんな顔すんなよ、大丈夫だ。お前のことはあの人が守ってくれる」

「え、えっ!?」

そしてとうとう千鶴の前から完全に立ち去ってしまう永倉&原田。うう…行かないでくれー(´;ω;`)
この2人は私の好感度でも薄桜鬼で3本の指に入るほど高かったので、それが2人同時に離脱ってのはキツイなぁ…
そんなまともな人達が消えてしまった今、こうなると風間陣営の方が

天霧:とても実直でこのアニメで最もまともな性格
不知火:軽そうな見た目とは裏腹に、スーパー羅刹から日本を守ろうとするまともな性格
風間:ただの婚活バカかと思いきや、意外と物分かりのいい一面のあるまともな性格(かもしれない)

と、遥かにまともな感じでなんか風間達の方を応援したくなってしまうんだが…(えー
新選組はすでに落ちる所まで落ちた山南さんと、ここ数話でとことん人望を落としまくった近藤がいるからなぁ…
原田&永倉が抜けてしまったことで、まともな人達のバランスが崩れてしまったと言わざるを得ないな…次回に続く!






トップに戻る