■アニメ感想:はなまる幼稚園
第5話「はなまるな探偵団/はなまるな初恋」
「ねえねえつっちー!今度の日曜日どっか行かなーい?」
「ダメダメ。日曜は忙しいの」
「え、忙しいって何が?」
「そ、それは、大人には色々と用事が…」
「大人の用事!?ひょっとして杏以外に恋人がぁ!?そうなんだ!?ひっどぉぉぉい!!」
今日も今日とて、いつものようにつっちーにアタックしては「はいはいワロス」と軽くあしらわれていた杏。
ところが今日は、日曜に予定があるというつっちーの言葉に敏感に反応してしまいます
「私との関係は遊びだったのね!?」とすっかり取り乱した杏は、
日曜のつっちーの暮らしぶりを突き止めようと浮気調査に乗り出しますが…
ピコピコ
ピコピコ
「あれぇー?元に戻っちゃった…ふぁーあ、もう一度寝るかなぁ…」
プルルルル
プルルルル
「うん…?誰だ?もしもし土田ですが」
《つっちー、こんにちは!》
「なんだ杏か?どうしたんだこんな朝っぱらに」
《朝じゃないよぉ、もうお昼だよ!せっかくの日曜日に一日中家にいちゃもったいないよ!》
そしてやってきた日曜当日、つっちーの用事を探ろうとひとまず電話をかけてみた杏でしたが
つっちーはというと菓子をむさぼりながらゲームして仮眠してゲームして仮眠して…というだらしねぇ休日を送ってるだけでした
カーテンを閉め切って引きこもってるせいで、昼の12時ということにも気づかずに「え?まだ朝じゃないの?」なんてズレたことを言い出す始末です
「俺は忙しいんだ」とか言った結果がなんて有り様!
このダメ人間め!日曜の朝なんて言ったらすることいっぱいあるだろ!
そう例えば、朝7時から始まるバトスピ・戦隊・ライダー・プリキュアのニチアサキッズタイムのために
ちゃんと早起きして全裸で待機するのが紳士のたしなみ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(一日中家にいるのはもったいないかぁ…)
「あっ、土田先生出てきたよ!」
「(すたすたすた)おっ?懐かしいなぁ!」
杏に言われてひとまず家を出ることにしたつっちーですが、町をぶらぶらし始めたその時、なんと道ばたでエヴァのガチャガチャを発見!
エ、エヴァっておい!こんなモロにそのまんまのイラスト映しちゃっていいのか!?モザイクはいらないの!?(えー
ってそういえば…エヴァもはなまるも同じガイナックス製作のアニメだったんですね、制作会社つながりで堂々とこういうパロディも可能なのか…
「(ガチャガチャ)これって日向マコト…?綾波出ないかなぁ(ガチャガチャ)」
「いっぱいやってるねぇ」
「お気にのが出なくてムキになってるんだよ〜」
「大人買い…」
どうやらつっちーが好きなエヴァのキャラは綾波のようで、「日向マコトとかいらないんだが…」とハズレを引きながら
次々とガチャガチャに金を投入しております。ところで関係ないけど「ヱヴァンゲリヲン破、ガシャポンで発動!」って、
今でもガシャポンって言い方するんですね。私も小さい頃はそう呼んでましたけど、てっきり今じゃ死語だとばっかり思ってました
だってガチャガチャって言う方がなんかナウい気がするから!(えー
「あっ、ファミレス入ったよぉ」
「恋人と待ち合わせかも…」
「へええええええ!?」
「(にやにや)」
「土田先生ニコニコしてる〜」
「やっぱり愛しい人との待ち合わせ…?」
「そ、そんなぁぁぁーー!!つっちーのばかーー!!」
そんなガチャガチャでひとしきり遊んだつっちーは、ファミリーレストラン・スカイハンバーグという店に入って行きました
そんな様子を外から眺めてみると、なぜか一人で座りながらやたらニヤニヤしているつっちー…
傍から見るとなんか危ない人のようですが、杏たちの推理ではそのニヤつきは恋人を待っているからだと…
「つっちーのばか…つっちーのばか…つっちーのばか…」
「(にやにや)」
「ずぅーっとニコニコしてるねぇ」
「…おかしい…待ち合わせ相手が来ないのに機嫌がいいまま…?」
「ど、どういうこと?」
「ひょっとして…ウェイトレスさんを見て喜んでいるだけかも…?」
(ぐっふふふふ、可愛いなぁ〜!お、あっちの子は胸大きいなぁ〜!でっへっへ)
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駄目だこいつ…早くなんとかしないと… |
(C)小畑健・大場つぐみ/集英社 |
単なるスケベオヤジかよつっちー!!お前は本当に教師かあああああああ!!
なんとこの店は普通のファミレスではなく、アンミラのようにエロ可愛いウェイトレスがウロウロしているお店だったのです
テーブルをふきふきするウェイトレスの尻をガン見してニヤつくつっちーマジ変態
せめて見るならもう少しさりげなくだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン これはウェイトレスさん達に影で
「ねぇあのメガネの人また来てるよ…」と悪い意味で評判になってそうな予感が…(えー
(おっ、あのアイドルがついに脱いだか〜!むふふふ)
「え、えっちな本読んでる…!」
「えっち…?」
「しょ、しょうがないよぉ!健全な男性はそーいうのに興味があるってテレビで言ってた!
杏そんなことであきれたりしないよぉ!」
そしてファミレスを出た今度はコンビニでエロ本を立ち読みし始めたつっちー!ぎゃああああああ!!
園児たちの前で教育に悪すぎるわー!!尾行に気づいていないとはいえなんとまあ…必死につっちーの弁護をする杏が実に哀れです
まぁしかし、柊も柊で快感フレーズ読んでるくらいだしあんまり人のこと言えないかもしれない:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
(ん、さっきのコレ(日向マコトのガシャポン)はいらないか)
ポイッ
「…おい兄ちゃん…話があるからこっち来なァ!!」
「えっ!?は、話!?い、いやいや僕は話すことなんか…」
「あ?組長の言う通りこっちだァ!!」
「ひぃぃ!?ぼ、暴力反対!」
「つ、土田先生、恐い人にインネンつけられてるみたい…!」
「ひぇえええええ!?」
その後コンビニを出たつっちーは、なんと目の前にゴミ箱があるにも関わらず道ばたにいらないガシャポンをポイ捨て!
何をやっとんだ貴様ああああああ!!なぜ目の前にゴミ箱があるのにポイ捨て!?そこまで人として終わっているのかつっちーよ!!
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「待てって言ってん
でしょうがあああああああああ!!」 |
(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN |
これは御坂に見られたら確実に黒コゲにされるレベル:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そんなつっちーの愚行は、たまたまポイ捨て現場を目撃していた清く正しいヤクザさんの怒りを買ってしまいました
つっちーは犠牲になったのだ…
きれいなヤクザさんの犠牲にな…(えー
前半のお話はこれにて終了です。なんかもう本当につっちーのクズっぷりが浮き彫りになった話だったな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「あっ、つっちー!一緒に将来について語り合おうよぉ!
杏、庭つき一戸建てがいいなー!わんこ飼って、子供もいっぱい欲しいの!(どたどた)」
「杏ちゃーん!(どたどた)」
「あ、杏ちゃん、ひーちゃん待ってぇ!小梅も…(どてっ)ひゃん!?」
さてここからは後半のお話、さっきまでの日曜とはまた別の日、杏はまた今日もつっちーを追いかけ回していました
柊もその後を追ってどたどた走っていきますが、2人よりとろい小梅は廊下で転んでしまいます
そして2人に置いていかれてしまった小梅は、痛さと寂しさでぐしぐし涙ぐんでしまい…
「うぅ…杏ちゃん…ひーちゃあん…」
「大丈夫?」
「え…?」
「けがしてない?立てる?」
「あ…」
ところがそんな小梅の前に、優しく手を差し伸べてくれた美少年が出現!ゆう君キター!!
この場面は私も原作のシーンを何度か貼ったことがあるので、皆さんご存知かもしれませんが、
この子がはなまる幼稚園を代表するナイスショタ、ゆう君です
自分を優しく助けてくれたゆう君に、小梅はぽーっと真っ赤になりながら見とれてしまい…
「ゆう君!早く外に行こうぜー!」
「あ、うん!もう平気かな?廊下は走っちゃダメだよー!(ぱたぱた)」
「う…うん…(ぽーっ)」
「小梅ちゃーん!置いてっちゃってごめん!」
「(ぽーっ)」
「小梅ちゃん?」
「どうしたの?」
「はっ…あ、あの…そのう…」
そんなゆう君が立ち去った後も、しばしその余韻にどっぷりと浸かっていた小梅。
戻ってきた杏たちに話しかけられても、ぼけーっとしたまま全然声が聞こえてません。完全に恋の病ですな…
それにしてもゆう君、「廊下は走っちゃダメだよー」と口にしたまさにその時
自分もぱたぱた廊下を走って去っていくというのは正直どうかと思う:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「先生や男の子達からの情報を集めてきました!小早川ゆう君、年中ひまわり組、
4人家族の長男で父親は外交官、血液型はO、好きな食べ物はハンバーグ!」
「年中さんかぁ〜!つっちーに比べると全然子供って感じかな!」
「こ、子供じゃないよぉ!」
「つっちーの方がかっこいいし!」
「ゆ…ゆう君だってかっこいいもん!」
そんな小梅の恋を応援するために、あちこちから情報を調べてきてくれた柊。ゆう君の父親は外交官だったのか…
そういえばゆう君の瞳は水色をしてますが(他のキャラはたいてい黒)、もしかしてハーフか何かだったりするんでしょうか
しかしゆう君とつっちーを比べるってそりゃまさに月とスッポンだろ…(えー
道ばたに倒れてる小梅を助けてあげるのがゆう君、道ばたにゴミを平然と投げ捨てるのがつっちー
どっちが格好いいのか考えるまでもないぜ!
「んふふ、じゃあ告白するんだぁ!」
「えええええええ!?」
「だって、ゆう君のこと考えると胸が苦しいでしょ!?
目が会うと胸がドキドキするでしょ!?それは恋だよ告白だよぉ!」
そして小梅がゆう君を好きなことに気がついた杏は、次の瞬間「だったら告白するしかねぇ!」と極端な発言を!
うーむ、毎日つっちーに求愛してる杏からすれば、好きな相手には全力で気持ちを伝えて当たり前ですが
小梅の大人しい性格からすると、同じことをしろというのはかなり無理がありますね
「でも杏ちゃんの言う通りかも…」
「な、なんで?」
「もしかしたら明日、ゆう君が引っ越しちゃうかもしれない
もしかしたら明日、宇宙人が飛来してゆう君が攫われちゃうかもしれない
もしかしたら明日セカンドインパクトが起きたり
イシュヴァールで戦争が起きたり…」
(C)板垣恵介/秋田書店
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ないないそれはない(えー |
「もしゆう君が明日にも戦乱の異世界に紛れ込んだりしたら…」と早く告白するよう小梅を急かす柊!どういう心配してんだよ!
エヴァネタに続いてハガレンネタまで出てくるとは…これは原作出版社つながりでしょうかね?(どっちもスクウェアエニックス)
それとハガレンとはなまるは、両方ともアニメの監督が同じって繋がりもありますね(どっちも水島精二)
しかし原作のこのシーンを見ると「セカンドインパクトが…『ともだち』に絶交…血のバレンタイン…」って
ハガレンのことには触れてないんだなぁ、となるとやっぱり監督つながりの線が濃厚っぽいかな?
「う、うん、そうだよね…小梅がんばる!ゆう君にちゃんとお礼言いたい…でもちゃんと言えるかな…」
「直接話すのが恥ずかしいなら…お手紙は?」
「あ、そ、それなら…!」
ともかく2人からゆう君への告白をすすめられ、ついに小梅もその気になったようです
とはいえ面と向かって好きだと言うのは度胸がいる話…そこで小梅は、柊のアドバイスに従ってラブレターを書き始めますが…
「えっと、えっと…”ありがとう”ってどう書くの?」
「(がーん)」
しかし文字が書けずに作戦失敗
まだ字覚えてないのかよ!
ひらがなの勉強をさせられるのって何歳ぐらいからだっけ…とりあえず小梅たちはまだ年少組で習ってないみたいですな
「まさかこんな盲点が潜んでいたとは…」とやむなく手紙は柊の手で葬られてしまいます
というか柊が代筆するという作戦ではダメだったんだろうか、何しろ
快感フレーズの内容をばっちり把握してる子だから文字はもう完璧だし…(えー
「お手紙が難しいなら、お礼の一言なんかどーお?」
「ゆう君を呼び出した方が緊張しないかも…小梅ちゃんは待ってるだけ」
「う、うん…そっちの方がいいかも」
「わーなんだかドキドキしてきたよぉ!よーし、次は告白の言葉を考えよう!
杏とっておきの言葉を知ってるの!これでゆう君もメロメロだよぉ!」
結局ラブレター作戦も失敗し、面と向かってゆう君に話をするしかなくなってしまった小梅。
しかし長話なんかはとてもできそうにないので、「ゆう君に来てもらって一言だけ話す」作戦で行くようです
そこで杏は、男を落とす秘訣である必殺の殺し文句を小梅に伝授することに…
おいおいそんな凄いものがあるならつっちーにも使えばいいのに一体何をやってるんでしょうか杏は(えー
それともすでに、毎日のように使ってるのにつっちーには全然気づかれてないとか…?
(C)鳥山明/集英社
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残念だったな…
いま使っておるのが
その必殺の殺し文句なのだ…(えー |
「お忙しい中、ご足労いただきありがとうございます…」
「僕に用事なの?しつれいします!(ぺこり)」
「小梅ちゃん、がんばってね!」
「う、うん…!」
そしてゆう君を柊が小梅の前に連れてきたところで、いよいよ告白タイム開始!
一言だけ伝えればいいとはいえ、小梅の緊張も相当限界に来ているでしょう、果たしてちゃんと言えるかどうか…
それにしても杏たちの教室へ入るのに、ぺこりとお辞儀してから入るゆう君が可愛すぎていい子すぎてもう(えー
なんて人間のできた子なんだゆう君、こりゃ小梅が惚れる気持ちも分かるってもんです
「あっ、あの、ゆう君!」
「うん!」
「わ、私、言いたいことが…」
「なあに?」
「だ…抱いて!!」
「…!!」「…!!」
だ…大胆すぎるわー!!そ、そんな、いきなり「一発やらせろ」ですって!?小梅は正気ですか!?
まあ杏に言われただけなんで、小梅自身は絶対意味なんて分かってないと思いますが…
そしてこのいやらしいフレーズに柊とつっちーは完全に硬直しております。さすが柊さんちゃんと意味分かってはる!
やはり快感フレーズを読んでる人は経験豊富だな…(えー
「いやったあああー!!ママがね、ああ言ってパパに告白したんだってー!!」
そして小梅に入れ知恵した杏の言い分がこれです、これは学生時代の杏ママが杏パパを落とした時のセリフだったのか…
というか自分の生徒にこんなこと言われて実際にやっちまった杏パパは
その後無事に教員生活を続けられたんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…?だいて?」
「…あ、あれ?」
「あの、用事ってなに?」
(う、うぅ…!今の一言でいいはずなのに…)
ところが「抱いて」の意味はゆう君にまったく伝わらず、「あの、なんで俺ここに呼ばれたの?」といぶかしげな顔をさせる結果に!
もともと一言だけ話す作戦だっただけに、小梅はこの後何を喋っていいのかまったく分かりません
顔を真っ赤にしてひたすらしどろもどろになる小梅、もはやどう見ても作戦失敗は確実ですが…
「おーいゆう君まだー?」
「お外で遊ぶ約束だろー?」
「あ、もうちょっとしたら行くから待ってて〜」
(あ…ゆう君、小梅のためにお友達との約束のばしてくれたんだ…)
とその時、ゆう君を待っている友達からの声で、わざわざこのためにゆう君が時間を作ってくれたことに気づいた小梅。
こうしていつまでもオドオドしていては、そんなゆう君の優しさを台無しにすることになってしまいます
そしてついに小梅は、勇気を出して自分の気持ちを精一杯伝えるのでした
「あっ、あの…ゆう君!」
「はい!」
「え、えっと…さっきは小梅を助けてくれてありがとう!小梅…ゆう君にありがとうしたかったの!」
結局好きだと言うことはできませんでしたが、まず何よりも小梅はずっと「ゆう君にお礼を言いたい」と言い続けていたので、
ハッキリこう伝えることができてよかったのかもしれません
そして小梅のゆう君を慕う気持ちが伝わったのか、ゆう君はにっこり笑って小梅の手を握ると
友達のところへ一緒に駆け出していくのでした。いやぁ微笑ましい光景ですなぁ
そんな小梅主役回だけあって、今回のエンディングも小梅をクローズアップした小梅仕様となっております
でも映像の方はただひたすら小梅がすたすた歩いてるだけで終了という、なんだか少々物足りない感じが…
前回の杏EDの映像が豪華すぎたので、どうしても見劣りしてしまいますなー
これではそう、みなみけおかわりのEDとまるで変わらんではないですか!
たたりじゃ!前回引き合いに出したみなみけのたたりじゃああああああ!!(えー
次回に続く!
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