■はなまる幼稚園 第8話「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」
・テレ東の心意気見せてもらったぜ…あの時間地図を消してたのは日テレとテレ東だけだったね
奇跡が!奇跡が起こった!
もう絶対ダメだと思われていた津波警報の件ですが、はなまるを脅かしていた日本地図は
ご覧の通り放送時には綺麗さっぱり消えていました。なんというテレ東の英断…見てくださいよこの葵の可愛すぎる顔を!
そして葵だけでなく、今回は苺華の出番も多かったので私的にマジ神回でした、ああこれが地図つきの放送にならなくて本当によかった
これも全て帰ってきたウルトラマンのおかげだ!(えー
郷さんがウルトラバリヤーで日本を守ってくれたんだ!ばんざーいばんざーい
・大志さん不謹慎ですよwwwwっていうかBS11でやってた帰ってきたウルトラマンも巻き込まれてるからもう不可能です
byリョウト
とか思っていたら新マンはすでにBSでの放送で警報に屈していたようです
郷さーん!!
同じ日に新マンが再放送されていたとはなんという偶然…
郷さんは歴代でも指折りのよく負けるウルトラマンですが警報にも負けてしまったなんて…(えー
「つっちー見て見て!杏こんなに黒くなったー!」
「おっ、良く焼けたなー!」
「俺も俺も!」
「良太も焼けたなぁ、二人とも夏休みいっぱい遊んだんだなぁ!」
えー、話がいきなりメチャクチャ逸れましたが、そろそろ本題に移りたいと思います
前回突入したはなまる幼稚園の夏休みですが、今回にはそれがすっかり明けて、また生徒たちが通園してきたみたいですね
どうやら前回「夏休み早く終われ!夏休み早く終われ!」と一生懸命お祈りした甲斐があったようです:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「オーストラリアのおみやげだよ〜」
「わぁ!コアラだぁ!」
「パパと撮った星景写真…」
「せいけい…星と景色を一緒に撮った写真ですね!さすが師匠!」
「し、師匠と呼ばれるのはやっぱり…」
「俺、師匠のことは師匠と呼びたいんです!」
そして、幼稚園のあちこちでは夏休みのお土産を渡している園児達の姿が…
なにげに主役三人にはそれぞれペアになる男子がいるんですね
小梅には言わずと知れたゆう君、柊には弟子のけんじ、杏には悪友の良太って感じで。
仲良し度は小梅&ゆう君>柊&けんじ>杏&良太って具合に差はありますけど…
それにしてもゆう君、普通にオーストラリアに海外旅行してるとはただ者じゃねえな…さすがは外交官の息子なだけあります
「さあみんな、夏休みにあったことの絵は描けたかなー?」
「「「はぁーい!」」」
そしてその日の授業では、園児達に夏休みの思い出の絵を描かせていたつっちー。
出来上がった絵を見てみると、昆虫採集をした子やら花火を見に行った子やら、
みんなそれぞれ夏休み特有の思い出があったようですが…
「私のはこれー!」
「ん?葵のは、お仕事をしてるお父さんお母さんの絵かな」
「うん!」
しかしそんな中で、唯一「夏と特に関係のない絵」を書いていた園児が一人…それが魚屋の娘っこの葵です
どうやら夏休みに店がずっと忙しくてこういう思い出しかなかったようですが、
このニカーッと会心の笑みでそれを描いてるところが、なんとも健気でいじらしいですなぁ
「これ夏休みの絵じゃないじゃん!お前いないしー!」
「こ〜ら!」
「うち、お店休めなくてどこも行けなかったんだぁ、だけど…
らっしゃいらっしゃーい!夏はカツオが旬!
活きのいいのが入ってるよー!!」
「わ、わぁ!?」
「って働いてる父ちゃん母ちゃん、かっこいいんだぁ!」
そこに「お前夏休みどこにも行ってないのかよだっせー」と空気読めてないガキが突っ込んできましたが、
それにも葵はこんな太陽みたいな笑みを浮かべながら、さらりとにっこり受け流してしまいます
どこにも連れて行ってくれなかったとか、そんなことが関係ないくらい本当に父ちゃんと母ちゃんが大好きなんですね
家族愛の話にめっぽう弱い私にとっては、もうこの場面だけで葵が神すぎて困る
正直苺華も可愛いけどやっぱり葵が一番好きだなぁ
「いよっ!江戸っ子!」
「小梅もよくお兄ちゃんと葵ちゃんち行くよー!」
「ありがと!でもまだ小さいからって、葵にはお店手伝わせてくれないの。父ちゃんのけち!」
それだけ純真な心を持つ葵ですが、唯一不満があるとすれば親が店の手伝いをやらせてくれないということでした
まあまだ幼稚園児だしな…でもこれだけ働いてる両親のことが大好きなんですから、
自分も早くその中に混じりたいと考えるのも無理ないですね
「せんせーばいばーい!」
「また明日なー!」
「杏ちゃん、小梅ちゃん、ひーちゃんばいばーい!」
「えっ、葵ちゃんのママ、まだ来てないよ?」
「母ちゃん、今日は寄り合いがあって来れないんだぁ!」
「え?だったら待ってな、俺と一緒に帰ろう」
「一人でへーき!家近いし!」
そしてその日の授業が終わり、それぞれ迎えの親が来て帰っていく園児たち。
ところが葵の親だけは、また用事があって来られずに葵は一人で帰るしかありませんでした
とりあえず今日はつっちーが一緒に葵と帰ってあげますが、葵はまったく愚痴ったりする様子もなくずっとニコニコしています
他の園児より報われてないのに、誰かをうらやましいとかねたましいとか全然思ってないあたり、本当に葵はもう健気というかなんというか…
「葵ちゃん、夏休みにどこへも行けないで、お帰りも一人…寂しくないのかな…?」
「…」
「それの件に関してちょっと」
ところがそんな葵の姿を見て、もしかしたら内心は寂しがっているんじゃないかと心配し始めた小梅たち。
まあ確かに普通の園児だったら、もうとっくにすねていて当たり前ですからね…
と、その時柊に何か葵を元気づけるアイデアが浮かんだようで、早速杏たちは柊の話に乗って行動を始めることにします
「へいらっしゃい!お客さん今日はお刺身かい?マグロのいいの入ってるよぉ!」
「あらっ、じゃあそれいただこうかしら」
「まいどありぃ!」
「葵のお父さんって、いかにもプロって感じだなあ」
「だろー?えへへへ!」
そして葵を家まで送り届けにきたつっちーは、葵の父ちゃんが今も店で忙しく働いているのを発見していました
とても威勢がよくてまさしくちゃきちゃきの江戸っ子という感じの父ちゃん…
それをつっちーに誉めてもらった葵は、もう心底嬉しそうな顔で照れ照れしております。ああくそ可愛いなぁもう
「またねー先生!父ちゃん、今日こそお手伝いさせてよ!」
「だーめだ、家に上がってな」
「むぅ、父ちゃんのけちー!!」
「子供にゃあまだ早い」
「いーだ!!」
そしてつっちーが帰って行った後、さっそく店の手伝いをしようとする葵でしたが、やっぱり父ちゃんにはすげなく断られてしまいます。
葵には悪いんですが、やっぱり10年早いという言葉がこれほど似合う状態もないし…(えー
いくらなんでも幼児じゃなぁ…というわけで、手伝いを却下された葵は家の中へどたどた駆けて行きますが…
「…お手伝いくらい、できるのに…」
こ、これは!?今まで何があっても落ち込んだ顔を見せなかった葵が、手伝いを断られた途端こんなしょんぼり顔になってしまいます
これってつまり…夏休み遊びに行けないのは我慢できる、お迎えが来てくれないのも我慢できる、
でも父ちゃん母ちゃんの力になれないのだけは我慢できないってことなんでしょうか
大好きな父ちゃん母ちゃんと自分も一緒に働きたいっていうのが、葵の一番の願望で唯一のわがままなんでしょうな…
葵がいい子すぎていい子すぎてもう神だとしか(えー
こんな親孝行な娘がこの世にいるだなんて…うっうっうっ
「すいませーん!そのサンマ3匹もらえます?それからイカとウニ!
刺身の盛り合わせが5人前で!」
「あれっ、今日はずいぶんと買うんだねぇ!」
「ええ、うちはみんな魚が好きだから!」
とその時、葵の店で大量に魚を買いまくっている客が…って、誰かと思えばなんと桜!しかも杏・小梅・柊も一緒に引き連れております
これってまさか、さっきの柊の入れ知恵で、何か葵を元気づけるためにみんなでここへやってきたのか…
「ねえママー!このおじさんカッコいいね!」
「えっ」
「そうかもねぇ!なんて言うの、自分の仕事にプライド持った男の中の男って感じ!」
「いぶし銀!」
「ママもおじちゃんのこと誉めてたよ!ちゃきちゃきしてて気持ちいいねって!」
そして何を思ったか、一斉に葵の父ちゃんのことを「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」と
ベタ褒めし始めた杏たち!一体何を企んでるのか知りませんが、「えっ」という父ちゃんの反応が素すぎて吹く:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「いや俺かっこよくねえだろ…」というわきまえた反応ですなあ、まあ確かにこの鯛Tシャツはちょっと…(えー
「な、なんだいなんだい、褒めたって何も出ねえよ!
ハハハハだけど3割引きくらいにはしちゃおうかな〜!」
「んっまーおじさん!ますます素敵!」
「す、素敵!?生まれてこのかた素敵なんて言われたの初めてだい!
よーっし貝もオマケにつけちゃおう!」
「ふふふ…あっ、いっけなーい!おサイフ忘れて来ちゃったぁ!
すみません、家まで取りに行ってきまーす!(ばたばた)」
「え、あ、え?」
「すぐに戻りますから、それまでチビちゃん達ここで待たせておきますねー!」
な、なにィ!?なんと葵の父ちゃんが「これもこれもオマケしてあげちゃう!」とおだてに乗って大量の商品をかき集めたところで、
「あ、すいませんサイフないから帰ります(すたすた)」と逃げ出した桜!も、弄ばれた!!(えー
桜きさまー!「素敵だなんて初めて言われた」というシャイな父ちゃんの男心を弄ぶとは!この男の敵め!
桜はつっちーが「俺は先輩のことが…」って告白しようとした時にも「あ、私先生と結婚するから」って言い出したりと
マジでシャイな男の天敵だな…(えー
「うーん…妙なお客さんだなぁ…?嬢ちゃん達、店の奥に入んな、お菓子出してやらあ」
「杏、お菓子もいいけどおじさんが働いてるところ見たーい!」
「小梅も見たーい!」
「邪魔はしませんから!」
「えっ?いやぁでも…」
「おじさんがカッコ良く仕事してるところ、近くで見たぁーい!」
「でへっ!?まま、またそんなカッコ良いだなんて…!?仕方ねぇなぁ!見てていいよ!」
さらにそれだけでは飽き足らず父ちゃんを弄ぶ杏!お前ら親子ってやつはー!
ともかくこうやって、葵の父ちゃんをおだてまくって自分たちも店を手伝うのが柊の作戦だったようです
まだ父ちゃんには「見るのはOK」と言われただけですが、こうなってしまえばしめたもの、
すぐに自分たちも父ちゃんを押し切って手伝いを始めてしまいます
「杏たち、おじさんのお手伝いもするねぇ!」
「お、お手伝い?いやいやそこまでは…」
「いいからいいから!」
「すみません、サンマいただけますか?」
「これでいいですか〜?」
「いいですよぉ」
「1匹100円です!」
「ふふふ、可愛いお魚屋さんねぇ」
「はうっ…!さんまの脂肪には不飽和脂肪酸のDHAやEPAが豊富です!
DHAやEPAは血中のコレステロール値を下げ、血液の循環を良くする効果があり、
健康によいとされています!」
って、お客さんに可愛いと誉められてしまった柊は、ついつい舞い上がって栄養素についての本格的な講義を開始!
おだてに弱いのはあんたも同じか!それにしてもなんて博識な…
DHAが体にいいっていうのは良く聞く話ですけど、なんでいいかっていうと血液の循環が良くなるからだったんですね。これは知らなかったなぁ
それを幼稚園児に教えられるなんて…くやしい…!(びくんびくん)
「…」
って、一方その頃の葵は、なんと真っ暗な部屋の中でずっと机に突っ伏している状態!そ、そんな!寂しくて泣いているんですか!?
いやああああああ!!泣いちゃだめええええええええ!!(えー
俺の葵が悲しくて泣いちゃうだなんて俺まで悲しくなっちまうよ!あっちゃいけないんだよ!今すぐに誰でもいいから早く葵を慰めて…
「らっしゃいらっしゃいー!カツオ、サンマ、ブリ、ハマチ!安くしとくよー!」
「まいどどうもー!はい、380円!」
「…むにゃ…?んふふ、父ちゃんと母ちゃんの声、今日もでっけぇー」
と、思いきや単に葵は机でぐーぐー昼寝してただけでした。あーびっくりした:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
そして表から聞こえる父ちゃん達の声に、葵はなんとも心地よさそうな顔を浮かべます
自分も父ちゃん達の側で働きたいというのが一番の願望ですが、こうやって声が聞こえてくるだけでも
父ちゃんたちを近くに感じられてちょっと幸せということなんでしょうか。あぁなんて健気なんだ…
「いらっしゃいませぇー!何にしましょーう!」
「今日はカツオのいいところ入ってるよぉー!」
「あれ?この声は…」
ところが今日は、いつも聞き慣れた父ちゃん達の声に、別人の声が混じっていると気がついた葵。
一体店はどうなってるんだろうと不思議に思った葵は、自分もトコトコ表へと出て行くことに…
「あれっ、杏ちゃん!?」
「葵ちゃーん!」
「ん?お嬢ちゃん、うちの葵知ってるのかい?」
「うん、知ってるよ!だって同じ組だもん!葵ちゃんも一緒にやろー!」
「えっ、いやぁまだ葵は…」
「でも、小梅達にもお手伝いさせてくれたよ!」
「あぁ〜…」
「私たちにお手伝いできたんだから、普段からお父さんの仕事を見ている葵ちゃんには
もっと上手にできると思われます!」
「うぅ…」
そして葵が表に出てきた途端、一緒に手伝いをやろうやろうと一斉に持ちかける杏たち。
慌てて父ちゃんが口を挟もうとしますが、杏たちに説き伏せられてぐぬぬぬと何も言えなくなってしまいます
父ちゃんをおだてて杏達が手伝いに参加したのは、こうやって葵も一緒に手伝いをできるようにするためだったんですね
「ふふっ、父ちゃん上手く乗せられちゃったらしいよぉ?この人おだてに弱いから」
「う、うっせーやい!!ええい…お嬢ちゃん達にゃ敵わないなぁ…
よし葵!着替えてきな!」
「う…うん!!」
こうなるともう父ちゃんもいよいよ観念し、葵も初めて店の手伝いをやらせてもらえることに!
それにしても葵の母ちゃんも若くて可愛い人だなあ。まあ母親って言っても園児の親だから、普通ならそんなに年はくってないか…
「らっしゃいらっしゃーい!活きのいい魚が入ってるよー!
今晩のおかず、サンマはどう?うちのサンマは尾までたっぷり脂が乗ってるよ!」
「あら、可愛い〜!今晩はお魚にしようかしら?」
「まいどありー!サンマは安いうえに栄養満点!血だってサラサラになるんだよー!」
「葵ちゃん上手〜!」
「さすが…!」
そして今までずっと店の手伝いをする事ばかり考えてきた葵は、これが初めてとは思えないくらい手伝いの姿が板についていました
杏たちも頑張ってはいますが、「らっしゃいらっしゃい」「美味しいお魚だよー」とか、一言二言くらいしか宣伝文句しか出てこないのに対して、
葵は次々にすらすらと宣伝文句を並べていますね。同じ初心者でもやはり思い入れの年季が違います
「ふふ、あの子いつも私たちのこと見てたんだよ…夏休みの間、毎日手伝いたいって言ってたものねぇ」
「子供にゃあ遊んでて欲しいと思って、手伝わせなかったけど…考えすぎだったかもしれねえなぁ。
あいつ手伝わせろとは言ってたけど、どこかに遊びに連れていけとは言わなかったなぁ…」
そんな葵の姿を見ながら、とうとう葵が本当に何を望んでいたのかを理解した父ちゃん達。
父ちゃんが頑なに葵の手伝いを拒んでいたのも、「子供には仕事を手伝わせるより遊ばせてやりたい」という親心だったんですね
葵が父ちゃん達を大好きなのと同じくらい、父ちゃん達も葵を大事に思っていたわけです。まったくなんて温かい親子だろう
「父ちゃーん!お客さんがアジを三枚におろしてくれって!」
「おうし!任しとけい!!」
そしてラストシーン。次の日幼稚園に通園してきた葵は、クレヨンを手にして何やらぐりぐりと壁に向かって描いていました
壁に貼ってあったのは、昨日提出した父ちゃんと母ちゃんのイラスト…今までは二人しかいなかった店先に、
今は自分の姿があることを葵は描き足していたのです
うおおおおああああああ葵いいいいいいいいいい!!(号泣)
なんというささやかな幸せ、しかしこれほどあったかくて胸がきゅーんとする光景が他にあろうか、もういじらしいという言葉は葵のためにあるとしか。
はい、そういうわけで私には期待していた以上の超神回でした。もう「葵は神」という以上の誉め言葉が出てきません
葵のお話はこれにてお終いですが、これはまだAパートのお話なのでまだBパートが残っているという…
えー、まあ、Bパートはなんというか、つっちーが浮気するお話でした、以上終わりとかじゃだめだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
まあこれだけじゃなんなのでもう少し詳しく書いていきますと…
ぶちっ
「あっ…困りましたわ…」
「どうしたの?ああ、鼻緒が切れちゃったのか」
「あっ…申し訳ありません、通りすがりの方にこんな…」
「気にしなくていいよ、鼻緒を直してあげられればよかったんだけど、そういうのは苦手でね」
ある日つっちーが道ばたで出会ったのは、和風な雰囲気の漂う着物少女・雛菊でした
ぞうりの鼻緒が切れて困っていたところを、たまたま通りがかったつっちーに助けられた雛菊は
「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」と一目惚れしてしまいます
今度は弄んでるわけじゃありません(えー
しかし、つっちーが雛菊をおんぶしながらその家へ送り届けてみると…
「お?いつかのゴミの兄ちゃんじゃねえか!」
「ひいっ!?あ、あの時の組長!?ど、どうもその節はお世話に…」
「お父様、雛菊はこの方に助けていただいて…」
「このお兄ちゃんに…?そりゃすまねえなあ!お茶でも飲んでってくれ!」
「あああいやいやいや!け、結構ですそんなこと!」
なんとそんな雛菊の父親とは、つっちーがゴミをポイ捨てした時に出会ったきれいなヤクザ!
つっちーのことをゴミの兄ちゃん呼ばわりしてますが、組長は別に悪気があるわけじゃなくて
「ゴミをポイ捨てした奴」以外につっちーのことを何も知らないので、そういう風に呼ぶしかないという…
つっちー…日頃の行いが悪いからこんなことに…(えー
「皆様、おはようございます!雛菊、土田様のお嫁になりたいと思って参りました!」
「ええ!?」
「杏ちゃんのライバル登場…!」
「どういうことぉ!?あの子と結婚なんて杏聞いてないぃぃっ!!」
「お、俺だって今初めて聞いたんだよおーっ!!」
ところが次の日、いきなりはなまる幼稚園に乗り込んできて高らかにつっちーとの婚約を発表する雛菊!
突然つっちーを奪った女の登場に、杏は激しくブチ切れております。
ともかく幼稚園への訪問者という扱いの雛菊は、園長先生のいる部屋へ通されますが…
「はあ…結婚、ですか?」
「ええ!」
「本気なの…?」
「はい!雛菊、土田様のような素敵な方に会ったのは初めてです!」
「だ、だけど結婚なんて、相手のことをよく知ってからするもので…」
さらに園長先生の前ですら、おくびもなく本気で結婚の話を進めようとする雛菊。
つっちーはそんな雛菊に「だけど僕達知り合ったばかりじゃない!」と反論しますが
それ以前に年齢が完全にアウトだろと言わざるを得ない:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン なんでこんな話し合いが成立するんだ!
「そう仰ると思って、ここへの編入手続きをしていただきました!同じ幼稚園に通って
土田様のことをよく知ってから、結納などを進めさせていただきます!」
「分かりました」
「ええ!?」
「雛菊さんは年中だから、ひまわり組に入ってもらいましょう」
「うん!雛菊ちゃん、ひまわり組はこっちだよー!」
わ…分かりましたじゃねえええー!!園長先生は何言ってんですかー!
結納を進めるとかいう話に「分かりました」ってしれっと答える園長先生らめぇ!なんつーカオスな会話をしているんですか!
しかもその後雛菊を連れていく草野先生も、この指名手配犯みたいなツラをしてるチンピラに囲まれながらニコニコしてるとか
はなまる幼稚園ツワモノすぎるだろ…
「え、園長先生、僕はどうすれば!?」
「どうすればって…なるようにしかならないわよぉ♪」
そしてにっこりと微笑みながらつっちーの苦悩を丸投げする園長先生!!そ、そんな!一言で言うなら見殺しじゃないですか!
まあしかし園長先生も一応つっちーの上司だからなあ…上司という立場で見るなら、
つっちーの毎日遅刻するわ勤務中に居眠りするわゲームするわという態度は、とっくにクビにしててもおかしくないレベルなので
「この怠け者ヤローが少しは痛い目見やがれ」とつっちーにお灸を据える気なのかも:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「土田くんは普段と同じようにしてればいいのよ!」
「ふ、普段と同じように?」
「雛菊ちゃんって、土田くんを素敵な人だと思っちゃってるんでしょ?
遅刻したり仕事の合間の居眠り見たら、気持ちなんて冷めちゃうわよぉ!」
「あー…なるほど…」
さらに今度は川代先生が「いつものダメ人間っぷりを見せればあっという間に呆れてくれるよ」などと言い出しました
くやしいけど反論できません(えー
つっちー…やはり日頃の行いが…
というわけでこの際開き直ったつっちーは、いつも通りにとりあえずエロ本を立ち読みし始めました
おまっ…何やっとんだー!!いくら普段通りにしろって言われたからって、今日くらいエロ本は自重してくださいよ!
そんなつっちーの姿を見た雛菊の反応は…
「素敵ぃ!優しいだけでなく、自由奔放な方なのですね!」
エロ本=自由の象徴!?なんつーぶっとんだ思考をしてるんですか!
まったくもって理解不能な思考回路です雛菊。「恋は盲目」というのはこのことか
ともかくつっちーのどんな姿を見てもまるで諦める様子がない雛菊、こうして結局は杏のような存在がもう一人増えるハメになってしまいます
「雛菊ちゃんかぁ、また一段と賑やかになったわね」
「土田くん、子供にモテるよね〜♪」
「けんじも言ってたよぉ、土田くん園児にだけモテるって!」
「言われてみればそうだねぇ〜」
「な、なんですかぁ、だけって!」
「だって本当のことじゃない?」
「か、水主川(かこがわ)先生まで!?」
そしてラストシーン、同僚の美女五人に囲まれながらいじり倒されるつっちー。何このスーパーハーレム
なんといううらやましい状態!僕のことも弄んでください!(えー
つっちーは毎日こんな感じで美女先生5人に遊んでもらってるんだろうか、くそっどうして俺は就活の時に幼稚園を(以下略)
次回に続く!
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