■はなまる幼稚園 第6話「はなまるなプール/はなまるな作戦/はなまるなお兄ちゃん/はなまるなお泊まり」
 

さて今回の話なんですが、まずサブタイトルを見てびっくりしますよね。「4本立て!そういうのもあるのか」と思ったんですが、
実際に見てみると、十数分の話が1本 → 1分ちょいの話が1本 → 十数分の話が1本 → 1分ちょいの話が1本という感じで、
普段の2本立てとほとんど変わらない感じでしたね。なんで1分ちょいの話にサブタイつけたりしたんだろう

「プール楽しみだね〜!」

「ね〜!」

「むふん、むふふふふ〜ん」

「わぁ、杏ちゃんの水着可愛い!」

「ホントだ〜!」

「今日は勝負の日だからね!気合入れちゃいました!つっちーと初めてのプールだもの、杏の水着姿で悩殺よぉ〜!」

そして内容の方ですが、1本目の方は原作マンガの第1話にあたるプール話です
今日もつっちーを悩殺しようと張り切っている杏ですが、そんなことより苺華はかわいいな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしても杏だけは自前の水着を用意したようですが、小梅も苺華も他のキャラはみんなスクール水着なんですね
幼稚園でも水着っていうとスクール水着が主流なのか…これは勉強になるな(えー

「きーりーん!」

「きーりーん!(じーっ)」

「ぞーうーさん!」

「ぞーうーさん!(じーっ)」

「うーさーぎ!」

「うーさーぎ!(じーっ)」

そしてつっちーは今日も変態で安心しました(えー
何をしてるんですかこのスケベ男は!園児達の前で準備体操をしながら、山本先生の胸を食い入るようにガン見するとは!どこが平常心だどこが!
まぁ今日の作画では山本先生の胸が普段にも増してハラショーなボリュームになっているので、
つっちーの気持ちも分からなくはないですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

それにしても幼稚園流の準備体操では、跳躍をうさぎ、上体反らしをぞうさん、手を上げて体を横に曲げるやつをきりんと言うみたいですね
これは勉強になるな…(えー  というか体を横に曲げるやつって正式名称なんて言うんだろう、
調べてみたけどよく分からないな…俺たちもあれをきりんと呼ぶしかないのだろうか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「土田…相変わらずだな…」

「俺…ああいう大人にはなりたくないな…」

「俺も…」

そんなドスケベつっちーの姿を見ていた男子生徒たちは、「なんてダメな大人なんだ…」とつっちーに哀れみの視線を向けていました
幼稚園児にすらこんな目で見られるとは!やはり園児と言えどもダメ人間はダメに見えるのだろうか
しかしつっちーも意外と彼らにはいい教師となっているみたいですね。反面教師という意味で…(えー

「土田先生、可愛いお客様が来てますよ〜」

「お兄ちゃん!今日行くから郵便受けに鍵置いといてって言ったじゃない!」

「さ、さつき!?」

「それにカラッカラのシャツがベランダに干しっぱなしでした!
 そのシャツもアイロンかけてないでしょ?ボタンは取れかけ、
 髪の毛だってボサボサよ!妹として恥ずかしいわ!」

そして今回の後半は、幼稚園にやってきたつっちーの妹・さつきが兄のダメ人間ぶりを指摘しまくるというお話でした
ぐうの音も出ないというのはこのことか…(えー  妹さんこの兄をどうにかしてやってくださいよ!
というかつっちー、シャツはクシャクシャ頭はボサボサって、これだけ美女の先生揃いで大本命の山本先生までいるような職場に、
そんなみすぼらしい姿で毎日通勤してるのかよ!モテる気なさすぎだろ!(えー

(まったくもう…実家を出て何年も経つのに、相変わらずだらしない…)

「んごー…んごー…んごー…」

「土田先生寝ちゃった…?」

「うん…」

「ちょっとお兄ちゃん!!んもおおお!!」

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(はあ、お兄ちゃんったら毎日こんなことしてるわけ…?)

「(ピコピコ)女神の祈りを持ってくるように言われたぞ?どうすればいいんだ?」

「だからさ、宝の地図を見ればいいんだよ!」

「魔剣士リパルドが持ってるんだよな」

「んあああああ!!お兄ちゃんのバカァッ!!」

つっちーのダメっぷりここに極まれり  全然仕事してねええーー!!
今日は特別につっちーの仕事の見学を許可されたさつきでしたが、
仕事中に居眠りこいたりゲームを始めたりとつっちー株の暴落っぷりが止まりません
仕事中にゲームだなんて「どうぞ僕を解雇してください」って言ってるようなもんじゃないですか!
こんな夢のような職場を自分から捨てるのかつっちー!(えー

ところで居眠りをこくつっちーの図で、つっちーの左にこげ茶な髪の女の子がいますよね。
実はこの子、今まで紹介する機会がなかったですが、私の中じゃ苺華と同じくらい好きなキャラクターです
この子は原作で一度メイン回があった魚屋の娘っこで、名前は覚えてないんですけどそれはもう大好きです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
私の好感度で言うと苺華、魚屋子ちゃん>草野先生、川代先生、園長先生>柊>他のキャラって感じでしょうか
何が言いたいかというと、俺のフェイバリットキャラ二人を同時にはべらせているつっちーはもはや生かしておけんということです(えー


尾田栄一郎/集英社

ハァ…!!そうやってわしを押さえておけセンゴク!!
でなければわしゃァ…
つっちーを殺してしまう!!

「は〜あ…がっかり…」

「どうでした?土屋先生の仕事ぶりは」

「想像した通りでした…ほんと、お兄ちゃんだらしない」

「ふふ…そうですか?大丈夫かなって心配してると、良くない所ばかり目につくこと、あるんじゃないかな?」

「そうかなぁ…」

「あぁん?最近だらしねぇな」とすっかりつっちーに幻滅してしまったさつき、
しかしそこへ山本先生から「悪い所ばかり気にしすぎだよ」とのフォローが…
そんなこと言われても…前回からつっちーの行動は全部最低だから…(えー
前回と今回は放映順を逆にするべきだったんだよ!前回のあの最低つっちーを見た後では、
山本先生の言葉があまりにも信じられない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はーい、じゃあこれから粘土で動物を作るぞー!」

「「「はぁーい!!」」」

「杏ねーえ、高級マンション作ってるの!つっちーとのスイートホームなの!」

「わぁ〜、すごいね〜!(ぱたぱた)」

「…?おーい小梅、こいこーい」

そしてその後図工の時間になり、つっちーに言われて粘土で好き好きに工作を始めた杏達。
しかしそんな中で、小梅は妙にしきりに足をぱたぱた動かしながら座っていました
その仕草で何かに気づいたつっちーは、小梅を連れて教室を出ていきますが…

「終わったかー?」

「うん、連れてきてくれてありがとう!」

「友達と話してる時は言い出しづらいだろ?」

「うん、今度はちゃんとおトイレ行きたいって言うね!」

(な、なんだ…しっかりしてるところもあるじゃん…)

そんなつっちーが教室を出た理由とは、実はトイレを我慢していた小梅を連れて行くためでした
足をぱたぱたしてたのはそういうことだったのか…あれだけで見ぬくとは凄いですねつっちー
俺だったら確実に小梅の横の魚屋子ちゃんにしか目が行ってないわ(えー  魚屋子ちゃん可愛いわぁー

「お前、泊まってくの初めてだったよな?」

「うん…」

「あ、ごめんなYシャツしかなくて」

「ほ、ほんとよ…」

そんなわけで少しは妹と視聴者の信頼を取り戻したつっちー。そしてその日の晩、さつきはつっちーのアパートに泊まっていくことになりますが…



は…裸Yシャツだとォ!?妹にはだYだとォ!?は…犯罪じゃあああああああああ!!(えー
いくらはだYは男のロマンだからってこんなことが許されていいのか!このままではつっちーの社会的立場が!

「じゃ、電気消すぞー」

「うん」

(ふふふ、お兄ちゃんのYシャツだぁ…♪)

あぁ…まあ本人が喜んでるみたいだからいいんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしてもなんてエロゲーなシチュエーションだろうか…(えー
口ではツンツンしていながらここまでお兄ちゃん大好きっ子とは、もはや次のコミケではつっちー×さつきの本が飛ぶように(以下略)

そして今回はエンディングもまさかのさつき仕様です。山本先生すらまだなのにさつきメイン曲だなんて!破格の扱いだなぁさつき
そんなEDでは小学生時代のさつきの姿も拝むことができ、今とはほとんど別人でかなり新鮮な感じですな…

そして昔から洗面所で裸の妹とバッタリ遭遇したりやりたい放題だったつっちー(えー
このエロ兄貴が!やはりつっちーは生粋のセクハラスケベ親父だったんや…次回に続く!


■はなまる幼稚園 第7話「はなまるな夏休み/はなまるな夏祭り」
 

「先生さよーならー!」

「さようならー!夏休みの間、体には気をつけるんだぞー!」

「そういえばつっちー!今年の夏は実家帰るの?」

「えっ?いえ帰りませんけど…」

「ふーん…ねえ杏!夏休みのうちに、私とつっちーの育ったところに行ってみようか!
 柊ちゃんと小梅ちゃんも誘ってさ!」

「ママとつっちーの育ったところ!?行きたぁーい!つっちーは!?」

「もちろん一緒よ!」

「えぇ!?な、なんで俺まで!」

季節は夏、はなまる幼稚園が夏休みに突入したある日のこと、つっちーは桜から突拍子もない話を持ちかけられてしまいます
「実家になんて帰らねーから」と言っているにも関わらず、「じゃあみんなでつっちーの実家行くか」
意味の分からない帰省旅行をさせられるハメになってしまったつっちー。しかもその場にいた山本先生までも一緒です
しかしそんなことより、冒頭で「夏休みの間たっしゃでなー」と苺華を見送ったってことは、休み中はずっと苺華の出番はないってことか…
くそっ一刻も早くこの夏休みを終わらすんだ!今すぐにだ!!(えー



ガタンゴトンガタンゴトン

「んふふふ、つっちー!新婚旅行みたいだねぇ!」

「杏…新婚旅行ってのは新婚さんが二人っきりでするものだぞ?」

「あら、でもこんな新婚旅行があってもいいんじゃない?つっちー、お嫁さんたくさんもらってモテモテだねぇ〜!」

「えっ、じゃあ小梅もお嫁さん!?」

「じゅ、重婚は法律で禁止されていますが…」

そして旅行当日、ガタゴトと電車に揺られてのどかな旅を続けていく一同。
「私ら全員つっちーの新婦さんですよ〜」と桜がおふざけで言っていますが、
結婚して5年も立ってるバリバリの人妻一体何を言ってんでしょうか(えー
この中で嫁をもらうんだったら柊一人で十分:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
今日の柊はよそいきのせいか、おめかししてリボンつけてる姿がなんとも可愛いですねえ

「うわぁ〜!ひまわりがいっぱい!」

「つっちーこんなところで育ったんだぁ!」

「こんなところとはひどいなぁ、ちょっと歩けばお店だってあるんだぞ?」


(C)細井雄二/講談社

ここがつっちーの故郷けぇ…
なんともチンケな村(とこ)だのう!!
(えー

というわけでようやく到着したつっちーの故郷、そこは多くのひまわりが咲き乱れるのどかな山の中でした
なんというか本格的に田舎な土地の出身だったんですねつっちー、そう考えると同郷の桜と遠く離れた都会で再会したっていうのは
今さらながら相当運命的な再会だったんだなあ。しかし頭に柊をぶら下げて歩くつっちーがうらやましくてかなわん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(えへへ…お兄ちゃんが帰ってくるなんて久しぶり!)

「まぁまぁ、遠いとこからよう来たねえ〜!」

「あ…!お兄ちゃん!」

そんな一方でつっちーの実家では、さつきが目を輝かせながらつっちーの到着を待ちわびていました
一番可愛い服を着て身だしなみを整えたり、ここまで会うのが楽しみとはブラコンどころじゃないですなぁ
しかしさつきもこんな田舎暮らしっていうのはちょっと意外ですね、なんとなく都会の女子高生っていうイメージがあったので…

「おばさん久しぶり!大勢で押しかけちゃってごめんね〜!」

「いいのよお〜!賑やかで楽しいわ!ご両親は元気かい?まだ海外なんだよねえ」

「はい、向こうでのんびり暮らしてますよ〜!」

そしてこの割烹着を来たおばさんがつっちーママ。社会人の息子がいる割にはまだ結構若いんだなー
それと桜の両親は今海外暮らしだったのか…つっちーと同郷ってことは、もともとここで一家全員暮らしてたんだろうに、今は海外暮らし?
よく分からんけど、娘に似て両親も相当アクティブな性格をしてるんでしょうか

「それにしても、お前がこんな人を連れてくるとはねぇ!どうだいウチの子は?」

「はい、いつも優しくしてもらっています、ここへ来る途中も荷物を持っていただいて」

「へぇ〜そうかい!で、結納はどうしようか?」

「な!?」

「ゆいのー…ってなに?」

「結納とは、婚約を確認するためにお互いの家が金品を送り合う習慣で…」

「な、何言ってるんだよ母さん!山本先生とはそんなんじゃ!」

「え?じゃあなんなんだい?」

「あっ、申し遅れました、私土田先生の同僚なんです。今回は子供たちの世話をお手伝い出来るかと思って
 ご一緒させていただきました。すいません、なんだか勘違いさせてしまったみたいで…」

「なぁ〜んだ…孫の顔が見れると思ったのに…」

そして山本先生のことを見るなり、すっかり浮かれてしまって「んじゃ、ケッコンすっか!」などと言い出したつっちーママ。
慌てたつっちーはそれを力いっぱい否定しますが、どうせだからこの機会に親公認の仲になっておけばよかったのに…(えー
それぐらいやらないと山本先生は一生落とせそうにないしなぁ
しかし山本先生、さっきの電車の中では「私も土田先生の奥さんになっちゃおうかな〜」って腕を組んでましたが
実際はそんな気微塵もなかったんですね(えー  あ、悪魔や!この人は天使の皮をかぶった悪魔や!

「そーれー!」

「わっははーい!」

「ひゃー!つめたーい!」

そしてつっちーの家に荷物をおいてからは、川原へと繰り出して水遊びを始めた一同。ちゃんと水着も持ってきていたようです
こうなるとやっぱり巨乳な山本先生が目を引きますが、なにげに桜も胸の大きさは相当なもんですな…

「…」

そんな大人女性陣でさつきは唯一ぺったんこです。本人も気にしてるんだろうか…
ちなみにつっちーの好みはモロに巨乳な女の人だそうなので、この時点でさつきはもう終わってるかもしれん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はー冷たくて気持ちよかった!つっちーも泳いだら?」

「いやぁ、いいですよ俺は」

「そーお?でも遠くから山本先生の水着姿見てニヤニヤしてるなんて、不健康だよぉ」

「えぇ!?俺そんなニヤけてましたか!?」

「あはははは!それよりさぁ、つっちーとよくここに来たよね。何かあるとここで話したよねぇ」

そんなみんなから少し離れたところで、岸に座って昔話を始めたつっちーと桜。
なんでもここは二人の思い出の場所だそうで、学生時代はよくここに来てだべっていることが多かったとか…

『えーっ!?デート行かなかったの!?どうして!?』

『そんなの、桜先輩が勝手に決めただけでしょ…』

『あれ、好きって言ってなかったっけ?あの子のこと』

『お、俺はそんなつもりじゃ!それにデートって、人にセッティングしてもらうものじゃないでしょ!』

そんな二人の学生時代のワンシーンがこれです。なかなか彼女ができないつっちーに、世話を焼いてデートのセッティングをしてあげていた桜。
しかしつっちーは「余計なお世話なんだよこの野郎」とばかりに、桜のおせっかいを無駄なものにしていました
それにしても学生時代のつっちーって、今より結構顔が女の子っぽいなぁ
なんとなくアイマスの真を連想してしまうのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



『むぅ…そんなこと言ってると、一生ガールフレンドできないぞ!』

『だ…だって俺は…先輩のことが…』

『うん?』

『せ、先輩の方はどうなんですか!彼氏いないんでしょ!』

ってええええええ!?つっちーお前、この頃は桜のことが本気で好きだったんですか!
もしかしたらとは思っていましたが、まさか本当にそうだったとは…
でも桜の方はまったくそれに気づいてないようで、つっちーは彼氏のいない桜にいつ告白しようかと思い悩んでいたようですが…

『いるよ!最近できた!』

『え…ええ!?』

『というか、これから恋人になるの!』

『は!?』

『絶対付き合うよ!私はあの人のために生きたい!』

とか思ってたらつっちーの恋完全終了キター!!うわああああ!!な、なんてこった…
彼氏はいないだろうとタカをくくってたら、桜はいつの間にか運命の人を見つけてて
完全につっちーの告白する余地がなくなっていたとは…なんというか、気持ちを伝える前から失恋したつっちーは哀れではありますが
鈍感な桜相手にうだうだやってたら、いつの間にか手遅れになってたって
鈍感な山本先生相手にうだうだやってる今の状況とまるで変わらんではないですか!同じことの繰り返しですよ!
だからさっき親公認の関係になっておけとあれほど…(えー
桜の件にしても、桜が一番大好きな男は今の旦那なんでしょうけど、二番目に好きな男はつっちーで間違いないと思うんですよね
つまり桜が旦那に惚れる前につっちーが告白していれば、つっちーと桜がくっついていたかもしれないと思うんですが…
つっちーに告白する勇気と行動力があればなぁ。つまりこういうことか…

冒険を恐れる者は
人の後ろを
歩くしかないぞ!
小僧!!
(えー

「わぁー!これ全部さつきちゃんが用意したの?」

「壮観だねぇー!」

「ニョッキを作ってるんだぁ!」

「えへ…県のお料理コンテストで、うちのクラブはこれで準優勝したんですよ!」

そんな水遊びが終わった後、つっちーの家に戻って晩ご飯の支度を始めた女性陣。
中でもさつきは相当な料理の腕前を持っていたようで、桜や山本先生が感心しっぱなしなほど見事な手際で準備を進めていました
さらに今日は料理クラブの県大会で絶賛されたニョッキという料理を振舞うつもりのようです
ニョッキ…どんな料理なんだろう、初めて聞いたなぁ。見た感じではフライドポテトっぽい感じですが…

「へ〜え、部活で料理ねぇ!」

「あの、これを食べてもらうまで、お兄ちゃんには私が作ったって言わないでもらえますか?
 いきなり食べさせてびっくりさせようかなって…」

「うん、オッケー!」

「分かりました!」

そして会心のニョッキを作り終えた後、つっちーを驚かせるために自分が作ったことは秘密にしておくさつき。
それから間もなく全員が食卓に集まり、それぞれに晩ご飯をつつき始めますが…

「(もぐもぐ)ん〜!んまいな〜!」

「おいし〜い!」

「ホントだねぇ!」

「ええ!」

「これなんかモチッとしてて本当に美味しいなぁ!」

「あは…」

そんなさつきの作った料理の数々は予想以上の大評判、特に力を入れて作ったニョッキは
つっちーも「これが一番とびっきりうめぇ」と褒めちぎるほどの味でした
さすが県大会準優勝の料理…考えてみたらあと一歩で全国レベルの味になってたってことだもんなぁ
つっちー達がこれだけ喜ぶのも分かる気がしますね

「そうか!今日の料理は山本先生が作ったんですね!」

「えっ?い、いえ、私が作ったわけじゃ…」

「え、そうですか…じゃあやっぱり、母さん?」

「いいや、私じゃないよ」

「あ、そうか!じゃあ桜先輩ですね!さすが主婦だなあ!」

「…」

「あ、あぁ、私こんな凝った料理作れないよ!ほら、いるでしょ!?料理の得意な女の子が!」

「ま、まさか…杏たちか!?」

「違うよぉ〜?」「違うよ違うよ」「違います!」


(C)福本伸行/小学館

誰なんだ…?
このニョッキを作ったのは…

誰だ…?誰だ…?誰…?
あ…オレだった…!(えー

「お兄ちゃんのバカあああああーーッ!!!」

わざとやってんですかつっちーは!!
料理の上手そうな順に呼んでいったら山本先生→母さん→桜ときて、さつきをすっ飛ばして杏たちの名前を出すとは!
つっちーの中ではそんなにさつきの評価は低いのか!でもこの間さつきがやってきた時は、「さつきの作る弁当は絶品」なんて言ってたしなぁ
となると今回はさつきがこの場にいることすら気づいてなかったんでしょうか(えー
だとしたらなお悪いわー!!今日もまたこうしてつっちーのダメ人間記録に新たな1ページが…

「それでねぇ、つっちーは可愛いお洋服着たお姉さんのこと、ずーっと見てるの!」

「あ、杏ちゃーん?そういう話はやめようね〜…?」

「こら直純!杏ちゃん、いいから続けてちょうだいね?」  (直純=つっちーの名前)

「うん!それからつっちーは、コンビニでエッチな本を立ち読みするの!」

(もう…お兄ちゃんったら情けない…)

そんな食事タイムが終わって今度は雑談が始まりますが、杏が何を話しているかと思ったら
これってこの間のつっちーのダメな休日をみんなに報告してるんですね
ウェイトレスをガン見して、エロ本を立ち読みして、その後はゴミを道ばたに投げ捨ててヤクザに怒られるんだったなあ
まったくつっちーは…そんな兄のあまりの情けなさに、さつきの好感度はどんどん落ちる一方です

「だけどね!つっちーは杏が木に登って降りれなくなった時に、助けてくれたんだよ!
 杏、木から落っこちたんだけど、つっちー「やー」って飛び込んで杏のこと守ってくれたの!」

「小梅こわくて泣いちゃった〜!」

「あの時だけは格好良かったです!」

「はは…だけなのか…」

な、なにィ!?ちょっと待てお前ら!そんなことよりゴミのポイ捨ての話はどうした!(えー
あれが一番肝心な話だというのに!ここはやはりバカ丸でさえきちんとごみ捨てのマナーは守るということを踏まえて
ちゃんとつっちーを再教育すべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「へえ〜、そうなの…」

「直純がなぁ…」

「でねー!つっちーの腕に抱かれながら、杏もうつっちーしかいないって思ったのー!」

(あ…やっぱり、ちゃんと先生してるんだ…!そうだよね、お兄ちゃんだって
 私の知らないところで頑張ってるんだ!だけど…)

そんな杏の話を聞かされて、つっちーの両親やさつきは「うちのバカ息子も人様の子を守れるようになったのか…」
しみじみ感心しているようで…ところがさつきは、つっちーのことを見直していながらも「だけど…」と一抹の寂しさを感じているようですね
これはやはり「私の知らないところでの生活」ということで、どれだけつっちーが立派に暮らしていようとも
自分の手が届かない場所で暮らしている以上、つっちーが遠い存在になってしまったように感じているんでしょうか

「ん〜?みんな何してるの?」

「お祭りの前に、神様にご挨拶してるんだよ〜」

「小梅もあいさつする〜!」

「私も!もっと多くの人がエコを心掛けてくれるように!」

(みんなが健康でありますように…あと、お兄ちゃんがもう少し実家に帰ってきますように)

そして次の日、近所の神社で夏祭りが開かれることになり、つっちー達はみんなでそこへ遊びに来ていました
祭りの前にまずは神社でお参りをしますが、柊のお願いはエコ活動、さつきのお願いはつっちーの帰省、
杏とつっちーのお願いはまぁ…こいつらは聞くまでもないですな(えー
しかしそんなお参りの間も常に山本先生にデレデレなつっちー。そんなつっちーの姿を見たさつきは、
またもちくちくと心が痛む寂しさを感じてしまい…

「あっ、お兄ちゃん!向こうにお神輿があるよ!」

「待て待て!杏たちを置いてっちゃうよ!ほら、小梅も柊もちゃんと手繋いで行こうな〜?」

「抱いてぇ!つっちー!」

「うおっとっと!?」

「ふふふ、じゃあ小梅ちゃんと柊ちゃんは、先生たちと一緒に行こうか?」

「うん!」

「いや〜、山本先生が来てくれて助かりましたよぉ〜!」

「…」

その後もつっちーは、さつきのことより杏たちや山本先生にかかりきり…
いつまでも自分の方を見てくれないつっちーの姿に、とうとうさつきは逃げるようにその場を駆け出してしまいます
あぁ…これはなんというか…せつなさ炸裂!?(えー  せつなさ炸裂して失踪+音信不通!?
これは早く探し出してあげないとバッドエンドですよつっちー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

『うっ…うぅ…パパ、ママ…おにーちゃん…どこ…?ひっく…ひっく…』

『さつき!!』

『え…!?あ…お兄ちゃああああんぁあああんん!』

そんなさつきが走りながら思い出していたのは、自分が小さい頃にこの夏祭りで迷子になった時のことでした
家族とはぐれてしまった後、途方に暮れて神社の境内で一人泣いていると、それを助けに来てくれたのがつっちーだったという…
さつきがお兄ちゃんっ子になったのはこの時からだったみたいですね

『えっぐ…えっぐ…』

『ごめんな一人にして!もう絶対放さないから…!
 向こうにさつきの好きな甘酒売ってたから、一緒に飲もう?な?』

『う…うん!』

も…もう絶対放さない!?こ、これが妹に言うセリフですか!?なんていう殺し文句だ!
これはさつきがつっちーに惚れたのも仕方ないね。つっちーもちゃんと責任取ってやれよ…(えー

(懐かしい…)

「さつき!!」

「え…!?お、お兄ちゃん!どうして私がここにいるって…!?」

「うーん…どうしてかな、けど確か子供の頃お前が迷子になった時も、こんなところで泣いてなかったっけ」

「な、泣いてなんかないわよ!」

「ははは、そっか」

と、さつきが思い出に浸って涙ぐんでいるところへ颯爽とつっちー登場!その姿は昔助けてくれた時とまるで瓜二つ…
さっきからずっと「つっちーが変わってしまった、遠くへ行ってしまった」と悲しく思っていたさつきは、
こうして本当はつっちーが昔と変わっておらず、自分のところへ来てくれたことに喜びを隠せないようです

「ゆうべはごめんな?お前が作った料理があんまり美味かったから…」

「えっ、本当!?そんなに美味しかった?」

「うん、プロが作ったみたいだったよ」

「えへへ…あのね、私たちのクラブあの料理でコンテストの賞取ったんだよ!」

「賞?すごいじゃないか!」

「うん!賞状もあるのよ、後で見る?」

「へぇ〜、そりゃ見たいなぁ!ふふふ」

そしてこの甘々な会話である
二人して祭りの中に溶け込んでいく光景といい、まるっきり恋人にしか見えませんよ!
こりゃもうさつき以外に選択肢ないわ!山本先生とか桜とかいいから早くさつきと結婚しろよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


そんな今回のエンディングテーマはどんなんだろうなーと思ってたんですが、なぜかはなまるに似ても似つかない
謎のハードボイルドなEDでした。ちょっ…一体なんなんだこの映像は…
特にヒゲのおっさんと若い男がキスするホモホモシーンはマジ意味分かりませんでした。なんぞこれ
なんなんだ一体…スタッフはどういう意図があってこんなEDを…わからん…次回に続く!


今日のワンピースは色々とすごいことになってましたね
放送中にいきなり音声が消えて「ガピー…ピー…ギュルルルガピー」と壊れたラジオみたいな音が鳴り始めて、
さらにその後は完全に音が何も鳴らない状態が数分間続いて、さらに今度はまたガピーガピー変な音だけ鳴り始めて、
その後ようやく通常のアニメの音声が流れ出したという…完全に放送事故ですなこりゃ
津波の関係でテレビ局も相当バタバタしてたんでしょうなあ
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

しかしこの津波警報の日本地図、今この感想を書いている夜8時になっても画面に出続けているわけですが、
このままいくと今夜に放送するはなまる幼稚園も日本地図で潰された状態になるってことか…
いやあああああああああああ!!
そ、そんな!それだけは!それだけはお許しを!後生ですからお願いします!
いえね、今日の放送が杏回だったら「こんな大事件が起こってるってのに何言ってんだ!」ってむしろじゃんじゃん出すべきだと思います
小梅回だったらまあしょうがないねってそこそこ納得してると思います。柊回だったらちょっと悲しいけどまだ我慢してると思います

(C)勇人/スクウェアエニックス・はなまる幼稚園保護者会

でもね…今日は葵回なんですよ!俺がはなまるの中で一番の神回だと思ってる話なんですよ!
それはもう一番好きなキャラで、先週の次回予告からもう楽しみでウキウキしてたような回なんですよ!
それが…それがこうも日本地図で塗り潰されていくのは…
それは…それはひどいことなんだよ!
(えー

俺は「やめてそれだけは」と言う
(C)荒木飛呂彦/集英社

やめてそれだけはああああああ!いやああああああああ!
はあはあ…いやこういう災害警報のテロップとかに対して、ごちゃごちゃ文句を言うのは
アニオタとして最低だよなって自分でも思うんですけどね、今日だけは許してくれえええ
津波だったら海岸に帰ってきたウルトラマンの人形ぐるぐる回しとけばはじき返してくれるよ!(えー
こんな時に郷さんはどこで何やってんですか!早く死にかけて変身するんだ!早く!早く死にかけて!
(※帰ってきたウルトラマンの郷秀樹は、人間体で死にそうにならないと変身できません)


■はなまる幼稚園 第8話「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」
 

・テレ東の心意気見せてもらったぜ…あの時間地図を消してたのは日テレとテレ東だけだったね

奇跡が!奇跡が起こった!
もう絶対ダメだと思われていた津波警報の件ですが、はなまるを脅かしていた日本地図
ご覧の通り放送時には綺麗さっぱり消えていました。なんというテレ東の英断…見てくださいよこの葵の可愛すぎる顔を!
そして葵だけでなく、今回は苺華の出番も多かったので私的にマジ神回でした、ああこれが地図つきの放送にならなくて本当によかった
これも全て帰ってきたウルトラマンのおかげだ!(えー
郷さんがウルトラバリヤーで日本を守ってくれたんだ!ばんざーいばんざーい

・大志さん不謹慎ですよwwwwっていうかBS11でやってた帰ってきたウルトラマンも巻き込まれてるからもう不可能です byリョウト

とか思っていたら新マンはすでにBSでの放送で警報に屈していたようです  郷さーん!!
同じ日に新マンが再放送されていたとはなんという偶然…
郷さんは歴代でも指折りのよく負けるウルトラマンですが警報にも負けてしまったなんて…(えー

「つっちー見て見て!杏こんなに黒くなったー!」

「おっ、良く焼けたなー!」

「俺も俺も!」

「良太も焼けたなぁ、二人とも夏休みいっぱい遊んだんだなぁ!」

えー、話がいきなりメチャクチャ逸れましたが、そろそろ本題に移りたいと思います
前回突入したはなまる幼稚園の夏休みですが、今回にはそれがすっかり明けて、また生徒たちが通園してきたみたいですね
どうやら前回「夏休み早く終われ!夏休み早く終われ!」と一生懸命お祈りした甲斐があったようです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オーストラリアのおみやげだよ〜」

「わぁ!コアラだぁ!」

「パパと撮った星景写真…」

「せいけい…星と景色を一緒に撮った写真ですね!さすが師匠!」

「し、師匠と呼ばれるのはやっぱり…」

「俺、師匠のことは師匠と呼びたいんです!」

そして、幼稚園のあちこちでは夏休みのお土産を渡している園児達の姿が…
なにげに主役三人にはそれぞれペアになる男子がいるんですね
小梅には言わずと知れたゆう君、柊には弟子のけんじ、杏には悪友の良太って感じで。
仲良し度は小梅&ゆう君>柊&けんじ>杏&良太って具合に差はありますけど…
それにしてもゆう君、普通にオーストラリアに海外旅行してるとはただ者じゃねえな…さすがは外交官の息子なだけあります

「さあみんな、夏休みにあったことの絵は描けたかなー?」

「「「はぁーい!」」」

そしてその日の授業では、園児達に夏休みの思い出の絵を描かせていたつっちー。
出来上がった絵を見てみると、昆虫採集をした子やら花火を見に行った子やら、
みんなそれぞれ夏休み特有の思い出があったようですが…

「私のはこれー!」

「ん?葵のは、お仕事をしてるお父さんお母さんの絵かな」

「うん!」

しかしそんな中で、唯一「夏と特に関係のない絵」を書いていた園児が一人…それが魚屋の娘っこの葵です
どうやら夏休みに店がずっと忙しくてこういう思い出しかなかったようですが、
このニカーッと会心の笑みでそれを描いてるところが、なんとも健気でいじらしいですなぁ

「これ夏休みの絵じゃないじゃん!お前いないしー!」

「こ〜ら!」

「うち、お店休めなくてどこも行けなかったんだぁ、だけど…
 らっしゃいらっしゃーい!夏はカツオが旬!
 活きのいいのが入ってるよー!!」

「わ、わぁ!?」

「って働いてる父ちゃん母ちゃん、かっこいいんだぁ!」

そこに「お前夏休みどこにも行ってないのかよだっせー」と空気読めてないガキが突っ込んできましたが、
それにも葵はこんな太陽みたいな笑みを浮かべながら、さらりとにっこり受け流してしまいます
どこにも連れて行ってくれなかったとか、そんなことが関係ないくらい本当に父ちゃんと母ちゃんが大好きなんですね
家族愛の話にめっぽう弱い私にとっては、もうこの場面だけで葵が神すぎて困る
正直苺華も可愛いけどやっぱり葵が一番好きだなぁ

「いよっ!江戸っ子!」

「小梅もよくお兄ちゃんと葵ちゃんち行くよー!」

「ありがと!でもまだ小さいからって、葵にはお店手伝わせてくれないの。父ちゃんのけち!」

それだけ純真な心を持つ葵ですが、唯一不満があるとすれば親が店の手伝いをやらせてくれないということでした
まあまだ幼稚園児だしな…でもこれだけ働いてる両親のことが大好きなんですから、
自分も早くその中に混じりたいと考えるのも無理ないですね

「せんせーばいばーい!」

「また明日なー!」

「杏ちゃん、小梅ちゃん、ひーちゃんばいばーい!」

「えっ、葵ちゃんのママ、まだ来てないよ?」

「母ちゃん、今日は寄り合いがあって来れないんだぁ!」

「え?だったら待ってな、俺と一緒に帰ろう」

「一人でへーき!家近いし!」

そしてその日の授業が終わり、それぞれ迎えの親が来て帰っていく園児たち。
ところが葵の親だけは、また用事があって来られずに葵は一人で帰るしかありませんでした
とりあえず今日はつっちーが一緒に葵と帰ってあげますが、葵はまったく愚痴ったりする様子もなくずっとニコニコしています
他の園児より報われてないのに、誰かをうらやましいとかねたましいとか全然思ってないあたり、本当に葵はもう健気というかなんというか…

「葵ちゃん、夏休みにどこへも行けないで、お帰りも一人…寂しくないのかな…?」

「…」

「それの件に関してちょっと」

ところがそんな葵の姿を見て、もしかしたら内心は寂しがっているんじゃないかと心配し始めた小梅たち。
まあ確かに普通の園児だったら、もうとっくにすねていて当たり前ですからね…
と、その時柊に何か葵を元気づけるアイデアが浮かんだようで、早速杏たちは柊の話に乗って行動を始めることにします

「へいらっしゃい!お客さん今日はお刺身かい?マグロのいいの入ってるよぉ!」

「あらっ、じゃあそれいただこうかしら」

「まいどありぃ!」

「葵のお父さんって、いかにもプロって感じだなあ」

「だろー?えへへへ!」

そして葵を家まで送り届けにきたつっちーは、葵の父ちゃんが今も店で忙しく働いているのを発見していました
とても威勢がよくてまさしくちゃきちゃきの江戸っ子という感じの父ちゃん…
それをつっちーに誉めてもらった葵は、もう心底嬉しそうな顔で照れ照れしております。ああくそ可愛いなぁもう

「またねー先生!父ちゃん、今日こそお手伝いさせてよ!」

「だーめだ、家に上がってな」

「むぅ、父ちゃんのけちー!!」

「子供にゃあまだ早い」

「いーだ!!」

そしてつっちーが帰って行った後、さっそく店の手伝いをしようとする葵でしたが、やっぱり父ちゃんにはすげなく断られてしまいます。
葵には悪いんですが、やっぱり10年早いという言葉がこれほど似合う状態もないし…(えー
いくらなんでも幼児じゃなぁ…というわけで、手伝いを却下された葵は家の中へどたどた駆けて行きますが…

「…お手伝いくらい、できるのに…」



こ、これは!?今まで何があっても落ち込んだ顔を見せなかった葵が、手伝いを断られた途端こんなしょんぼり顔になってしまいます
これってつまり…夏休み遊びに行けないのは我慢できる、お迎えが来てくれないのも我慢できる、
でも父ちゃん母ちゃんの力になれないのだけは我慢できないってことなんでしょうか
大好きな父ちゃん母ちゃんと自分も一緒に働きたいっていうのが、葵の一番の願望で唯一のわがままなんでしょうな…
葵がいい子すぎていい子すぎてもう神だとしか(えー
こんな親孝行な娘がこの世にいるだなんて…うっうっうっ

「すいませーん!そのサンマ3匹もらえます?それからイカとウニ!
 刺身の盛り合わせが5人前で!」

「あれっ、今日はずいぶんと買うんだねぇ!」

「ええ、うちはみんな魚が好きだから!」

とその時、葵の店で大量に魚を買いまくっている客が…って、誰かと思えばなんと桜!しかも杏・小梅・柊も一緒に引き連れております
これってまさか、さっきの柊の入れ知恵で、何か葵を元気づけるためにみんなでここへやってきたのか…

「ねえママー!このおじさんカッコいいね!」

「えっ」

「そうかもねぇ!なんて言うの、自分の仕事にプライド持った男の中の男って感じ!」

「いぶし銀!」

「ママもおじちゃんのこと誉めてたよ!ちゃきちゃきしてて気持ちいいねって!」

そして何を思ったか、一斉に葵の父ちゃんのことを「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」
ベタ褒めし始めた杏たち!一体何を企んでるのか知りませんが、「えっ」という父ちゃんの反応が素すぎて吹く:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「いや俺かっこよくねえだろ…」というわきまえた反応ですなあ、まあ確かにこの鯛Tシャツはちょっと…(えー

「な、なんだいなんだい、褒めたって何も出ねえよ!
 ハハハハだけど3割引きくらいにはしちゃおうかな〜!」

「んっまーおじさん!ますます素敵!」

「す、素敵!?生まれてこのかた素敵なんて言われたの初めてだい!
 よーっし貝もオマケにつけちゃおう!」

「ふふふ…あっ、いっけなーい!おサイフ忘れて来ちゃったぁ!
 すみません、家まで取りに行ってきまーす!(ばたばた)」

「え、あ、え?」

「すぐに戻りますから、それまでチビちゃん達ここで待たせておきますねー!」

な、なにィ!?なんと葵の父ちゃんが「これもこれもオマケしてあげちゃう!」とおだてに乗って大量の商品をかき集めたところで、
「あ、すいませんサイフないから帰ります(すたすた)」と逃げ出した桜!も、弄ばれた!!(えー
桜きさまー!「素敵だなんて初めて言われた」というシャイな父ちゃんの男心を弄ぶとは!この男の敵め!
桜はつっちーが「俺は先輩のことが…」って告白しようとした時にも「あ、私先生と結婚するから」って言い出したり
マジでシャイな男の天敵だな…(えー

「うーん…妙なお客さんだなぁ…?嬢ちゃん達、店の奥に入んな、お菓子出してやらあ」

「杏、お菓子もいいけどおじさんが働いてるところ見たーい!」

「小梅も見たーい!」

「邪魔はしませんから!」

「えっ?いやぁでも…」

「おじさんがカッコ良く仕事してるところ、近くで見たぁーい!」

「でへっ!?まま、またそんなカッコ良いだなんて…!?仕方ねぇなぁ!見てていいよ!」

さらにそれだけでは飽き足らず父ちゃんを弄ぶ杏!お前ら親子ってやつはー!
ともかくこうやって、葵の父ちゃんをおだてまくって自分たちも店を手伝うのが柊の作戦だったようです
まだ父ちゃんには「見るのはOK」と言われただけですが、こうなってしまえばしめたもの、
すぐに自分たちも父ちゃんを押し切って手伝いを始めてしまいます

「杏たち、おじさんのお手伝いもするねぇ!」

「お、お手伝い?いやいやそこまでは…」

「いいからいいから!」

「すみません、サンマいただけますか?」

「これでいいですか〜?」

「いいですよぉ」

「1匹100円です!」

「ふふふ、可愛いお魚屋さんねぇ」

「はうっ…!さんまの脂肪には不飽和脂肪酸のDHAやEPAが豊富です!
 DHAやEPAは血中のコレステロール値を下げ、血液の循環を良くする効果があり、
 健康によいとされています!」

って、お客さんに可愛いと誉められてしまった柊は、ついつい舞い上がって栄養素についての本格的な講義を開始!
おだてに弱いのはあんたも同じか!それにしてもなんて博識な…
DHAが体にいいっていうのは良く聞く話ですけど、なんでいいかっていうと血液の循環が良くなるからだったんですね。これは知らなかったなぁ
それを幼稚園児に教えられるなんて…くやしい…!(びくんびくん)

「…」

って、一方その頃の葵は、なんと真っ暗な部屋の中でずっと机に突っ伏している状態!そ、そんな!寂しくて泣いているんですか!?
いやああああああ!!泣いちゃだめええええええええ!!(えー
俺の葵が悲しくて泣いちゃうだなんて俺まで悲しくなっちまうよ!あっちゃいけないんだよ!今すぐに誰でもいいから早く葵を慰めて…

「らっしゃいらっしゃいー!カツオ、サンマ、ブリ、ハマチ!安くしとくよー!」

「まいどどうもー!はい、380円!」

「…むにゃ…?んふふ、父ちゃんと母ちゃんの声、今日もでっけぇー」

と、思いきや単に葵は机でぐーぐー昼寝してただけでした。あーびっくりした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして表から聞こえる父ちゃん達の声に、葵はなんとも心地よさそうな顔を浮かべます
自分も父ちゃん達の側で働きたいというのが一番の願望ですが、こうやって声が聞こえてくるだけでも
父ちゃんたちを近くに感じられてちょっと幸せということなんでしょうか。あぁなんて健気なんだ…

「いらっしゃいませぇー!何にしましょーう!」

「今日はカツオのいいところ入ってるよぉー!」

「あれ?この声は…」

ところが今日は、いつも聞き慣れた父ちゃん達の声に、別人の声が混じっていると気がついた葵。
一体店はどうなってるんだろうと不思議に思った葵は、自分もトコトコ表へと出て行くことに…

「あれっ、杏ちゃん!?」

「葵ちゃーん!」

「ん?お嬢ちゃん、うちの葵知ってるのかい?」

「うん、知ってるよ!だって同じ組だもん!葵ちゃんも一緒にやろー!」

「えっ、いやぁまだ葵は…」

「でも、小梅達にもお手伝いさせてくれたよ!」

「あぁ〜…」

「私たちにお手伝いできたんだから、普段からお父さんの仕事を見ている葵ちゃんには
 もっと上手にできると思われます!」

「うぅ…」

そして葵が表に出てきた途端、一緒に手伝いをやろうやろうと一斉に持ちかける杏たち。
慌てて父ちゃんが口を挟もうとしますが、杏たちに説き伏せられてぐぬぬぬと何も言えなくなってしまいます
父ちゃんをおだてて杏達が手伝いに参加したのは、こうやって葵も一緒に手伝いをできるようにするためだったんですね

「ふふっ、父ちゃん上手く乗せられちゃったらしいよぉ?この人おだてに弱いから」

「う、うっせーやい!!ええい…お嬢ちゃん達にゃ敵わないなぁ…
 よし葵!着替えてきな!」

「う…うん!!」

こうなるともう父ちゃんもいよいよ観念し、葵も初めて店の手伝いをやらせてもらえることに!
それにしても葵の母ちゃんも若くて可愛い人だなあ。まあ母親って言っても園児の親だから、普通ならそんなに年はくってないか…

「らっしゃいらっしゃーい!活きのいい魚が入ってるよー!
 今晩のおかず、サンマはどう?うちのサンマは尾までたっぷり脂が乗ってるよ!」

「あら、可愛い〜!今晩はお魚にしようかしら?」

「まいどありー!サンマは安いうえに栄養満点!血だってサラサラになるんだよー!」

「葵ちゃん上手〜!」

「さすが…!」

そして今までずっと店の手伝いをする事ばかり考えてきた葵は、これが初めてとは思えないくらい手伝いの姿が板についていました
杏たちも頑張ってはいますが、「らっしゃいらっしゃい」「美味しいお魚だよー」とか、一言二言くらいしか宣伝文句しか出てこないのに対して、
葵は次々にすらすらと宣伝文句を並べていますね。同じ初心者でもやはり思い入れの年季が違います

「ふふ、あの子いつも私たちのこと見てたんだよ…夏休みの間、毎日手伝いたいって言ってたものねぇ」

「子供にゃあ遊んでて欲しいと思って、手伝わせなかったけど…考えすぎだったかもしれねえなぁ。
 あいつ手伝わせろとは言ってたけど、どこかに遊びに連れていけとは言わなかったなぁ…」

そんな葵の姿を見ながら、とうとう葵が本当に何を望んでいたのかを理解した父ちゃん達。
父ちゃんが頑なに葵の手伝いを拒んでいたのも、「子供には仕事を手伝わせるより遊ばせてやりたい」という親心だったんですね
葵が父ちゃん達を大好きなのと同じくらい、父ちゃん達も葵を大事に思っていたわけです。まったくなんて温かい親子だろう

「父ちゃーん!お客さんがアジを三枚におろしてくれって!」

「おうし!任しとけい!!」

そしてラストシーン。次の日幼稚園に通園してきた葵は、クレヨンを手にして何やらぐりぐりと壁に向かって描いていました
壁に貼ってあったのは、昨日提出した父ちゃんと母ちゃんのイラスト…今までは二人しかいなかった店先に、
今は自分の姿があることを葵は描き足していたのです

うおおおおああああああ葵いいいいいいいいいい!!(号泣)

なんというささやかな幸せ、しかしこれほどあったかくて胸がきゅーんとする光景が他にあろうか、もういじらしいという言葉は葵のためにあるとしか。

はい、そういうわけで私には期待していた以上の超神回でした。もう「葵は神」という以上の誉め言葉が出てきません
葵のお話はこれにてお終いですが、これはまだAパートのお話なのでまだBパートが残っているという…
えー、まあ、Bパートはなんというか、つっちーが浮気するお話でした、以上終わりとかじゃだめだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

まあこれだけじゃなんなのでもう少し詳しく書いていきますと…

ぶちっ

「あっ…困りましたわ…」

「どうしたの?ああ、鼻緒が切れちゃったのか」

「あっ…申し訳ありません、通りすがりの方にこんな…」

「気にしなくていいよ、鼻緒を直してあげられればよかったんだけど、そういうのは苦手でね」

ある日つっちーが道ばたで出会ったのは、和風な雰囲気の漂う着物少女・雛菊でした
ぞうりの鼻緒が切れて困っていたところを、たまたま通りがかったつっちーに助けられた雛菊は
「ヒャーいい体した僕好みのかっこいいオニイさん!ポーズも決まっちゃって…」
と一目惚れしてしまいます
今度は弄んでるわけじゃありません(えー  しかし、つっちーが雛菊をおんぶしながらその家へ送り届けてみると…

「お?いつかのゴミの兄ちゃんじゃねえか!」

「ひいっ!?あ、あの時の組長!?ど、どうもその節はお世話に…」

「お父様、雛菊はこの方に助けていただいて…」

「このお兄ちゃんに…?そりゃすまねえなあ!お茶でも飲んでってくれ!」

「あああいやいやいや!け、結構ですそんなこと!」

なんとそんな雛菊の父親とは、つっちーがゴミをポイ捨てした時に出会ったきれいなヤクザ!
つっちーのことをゴミの兄ちゃん呼ばわりしてますが、組長は別に悪気があるわけじゃなくて
「ゴミをポイ捨てした奴」以外につっちーのことを何も知らないので、そういう風に呼ぶしかないという…
つっちー…日頃の行いが悪いからこんなことに…(えー

「皆様、おはようございます!雛菊、土田様のお嫁になりたいと思って参りました!」

「ええ!?」

「杏ちゃんのライバル登場…!」

「どういうことぉ!?あの子と結婚なんて杏聞いてないぃぃっ!!」

「お、俺だって今初めて聞いたんだよおーっ!!」

ところが次の日、いきなりはなまる幼稚園に乗り込んできて高らかにつっちーとの婚約を発表する雛菊!
突然つっちーを奪った女の登場に、杏は激しくブチ切れております。
ともかく幼稚園への訪問者という扱いの雛菊は、園長先生のいる部屋へ通されますが…

「はあ…結婚、ですか?」

「ええ!」

「本気なの…?」

「はい!雛菊、土田様のような素敵な方に会ったのは初めてです!」

「だ、だけど結婚なんて、相手のことをよく知ってからするもので…」

さらに園長先生の前ですら、おくびもなく本気で結婚の話を進めようとする雛菊。
つっちーはそんな雛菊に「だけど僕達知り合ったばかりじゃない!」と反論しますが
それ以前に年齢が完全にアウトだろと言わざるを得ない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  なんでこんな話し合いが成立するんだ!

「そう仰ると思って、ここへの編入手続きをしていただきました!同じ幼稚園に通って
 土田様のことをよく知ってから、結納などを進めさせていただきます!」

分かりました

「ええ!?」

「雛菊さんは年中だから、ひまわり組に入ってもらいましょう」

「うん!雛菊ちゃん、ひまわり組はこっちだよー!」

わ…分かりましたじゃねえええー!!園長先生は何言ってんですかー!
結納を進めるとかいう話に「分かりました」ってしれっと答える園長先生らめぇ!なんつーカオスな会話をしているんですか!
しかもその後雛菊を連れていく草野先生も、この指名手配犯みたいなツラをしてるチンピラに囲まれながらニコニコしてるとか
はなまる幼稚園ツワモノすぎるだろ…

「え、園長先生、僕はどうすれば!?」

「どうすればって…なるようにしかならないわよぉ♪」

そしてにっこりと微笑みながらつっちーの苦悩を丸投げする園長先生!!そ、そんな!一言で言うなら見殺しじゃないですか!
まあしかし園長先生も一応つっちーの上司だからなあ…上司という立場で見るなら、
つっちーの毎日遅刻するわ勤務中に居眠りするわゲームするわという態度は、とっくにクビにしててもおかしくないレベルなので
「この怠け者ヤローが少しは痛い目見やがれ」とつっちーにお灸を据える気なのかも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「土田くんは普段と同じようにしてればいいのよ!」

「ふ、普段と同じように?」

「雛菊ちゃんって、土田くんを素敵な人だと思っちゃってるんでしょ?
 遅刻したり仕事の合間の居眠り見たら、気持ちなんて冷めちゃうわよぉ!」

「あー…なるほど…」

さらに今度は川代先生が「いつものダメ人間っぷりを見せればあっという間に呆れてくれるよ」などと言い出しました
くやしいけど反論できません(えー  つっちー…やはり日頃の行いが…
というわけでこの際開き直ったつっちーは、いつも通りにとりあえずエロ本を立ち読みし始めました
おまっ…何やっとんだー!!いくら普段通りにしろって言われたからって、今日くらいエロ本は自重してくださいよ!
そんなつっちーの姿を見た雛菊の反応は…

「素敵ぃ!優しいだけでなく、自由奔放な方なのですね!」

エロ本=自由の象徴!?なんつーぶっとんだ思考をしてるんですか!
まったくもって理解不能な思考回路です雛菊。「恋は盲目」というのはこのことか
ともかくつっちーのどんな姿を見てもまるで諦める様子がない雛菊、こうして結局は杏のような存在がもう一人増えるハメになってしまいます

「雛菊ちゃんかぁ、また一段と賑やかになったわね」

「土田くん、子供にモテるよね〜♪」

「けんじも言ってたよぉ、土田くん園児にだけモテるって!」

「言われてみればそうだねぇ〜」

「な、なんですかぁ、だけって!」

「だって本当のことじゃない?」

「か、水主川(かこがわ)先生まで!?」
そしてラストシーン、同僚の美女五人に囲まれながらいじり倒されるつっちー。何このスーパーハーレム
なんといううらやましい状態!僕のことも弄んでください!(えー
つっちーは毎日こんな感じで美女先生5人に遊んでもらってるんだろうか、くそっどうして俺は就活の時に幼稚園を(以下略)  次回に続く!





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