■はなまる幼稚園 第10話「はなまるな応援団/はなまるな告白」
「(じーっ)」
「うん…?あの人、さっきからずっといますね」
「そういえば…」
「なんだか睨んでるみたい、様子が変だよぉ…」
ある日のこと、はなまる幼稚園の周囲になんと変質者が出没していました
門に隠れてまじまじと園児たちの姿を眺める謎の男、これはもう警察のお世話になってもらうしかないような状況です
そんな男の視線に気づいていた杏や柊は、「なにあの変質者キモーイ」と不安感を募らせていましたが…
「どうしたんだ?お前達」
「つっちー助けてぇ!杏狙われてるぅ!」
「土田先生、怪しい人が!」
「うん?ああ、あの人なら大丈夫だよ。だって…」
「あっ、お兄ちゃーん!」
「へへへへへ、小梅ぇぇー!!大学お休みだから、小梅の様子を見に来たんだよぉー!」
ゲェー!?なんとその変質者の正体は、猛烈にシスコン全開な小梅の兄!、
今日はたまたま暇だから幼稚園を覗きにやってきたという…おいおいこう書くとすごい変態チックに聞こえるな
暇だから女子プールを覗きに行く変態紳士の橘さんと同レベルの行動というか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「いやぁすいません先生、心配しすぎなのは分かってるんですよ!だけど大人しい子なんで気になって!」
「はは…」
「実は昨日も…」
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「へえ、もうすぐ幼稚園の運動会かぁ!この日なら応援に行けるなぁ!」
「お兄ちゃん、運動会来るの…?」
「…?小梅は運動会、楽しみじゃないのか?」
「小梅…きっとかけっこでビリだから…」
ところが小梅兄が幼稚園へやってきたのは、単なる変態紳士のたしなみというわけではなく
このところ小梅が運動会のことを憂鬱に思っている姿を見て、それを心配して様子を見に来たのです。
しかし小梅兄は顔だけ見るとすごいイケメンですね、それなのに性格は変態紳士だとはなんて残念な…(えー
「うっうっ…もしビリになったら小梅泣いちゃうんだろうなぁ…
ひっぐうぐえぐうぅぅあぁふぅぅぅん」
「お、お兄さん、落ち着いて!」
ってあんたが号泣してどうするー!
やっぱりあんたは変態だー!まだビリにもなってないうちからこうも泣き叫ぶなんて!
実際に小梅がビリになってしまった時も、間違いなく小梅より兄ちゃんの方が号泣してると思います(えー
「だったらかけっこの練習すればいいんだよ!」
「えっ、お前達聞いてたのか?」
「うん!小梅練習してみる!」
とその時、小梅兄とつっちーの会話を聞いていた杏達は、「ビリが嫌なら特訓するしかねーぜ」と小梅を鍛えてあげることにします
小梅本人もかなりのやる気に満ちているようで、さっそく専属コーチを招いての特訓が始まることになりますが…
「よろしくー!お兄ちゃんに心配かけたくないからかけっこ頑張りたいんだって!?
燃えるシチュエーションだねぇ!」
「え、えっと…」
「任せて!必ず小梅ちゃんに一等賞を取らせてあげる!」
って、その専属コーチとやらはなんと草野先生!そ、そんな!これは正直言って人選ミスですよ!この人に特訓を任せてしまったら
小梅はたちまち筋肉の鎧に包み込まれたガチムチマッスルボディに!いやあああああ!!
かけっこに勝つという代償にTHE・ガッツな体型になってしまう小梅…これは結局小梅の兄ちゃんが間違いなく号泣するな…(えー
「まずは腕を振りながら歩こーう!」
「はいっ!」
すたすた
すたすた
「腕振りを意識してゆっくり走ろーう!」
「はいっ!」
とてとてとて
とてとてとて
「少し前かがみでアゴを引こーう!」
「はいっ!」
ぱたぱたぱたぱた
ぱたぱたぱたぱた
「そうそう!上手上手!」
とかなんとか思っていたら、予想よりずっとまともな方法で小梅をじっくり鍛えていく草野先生!
こ、これは…実際に小梅の走り方もずいぶん良くなっているし、思ったよりかなり効果がありそうですね
しかしてっきり筋肉大好きな草野先生のことだから
「まずはプロテインをじゃんじゃん飲もーう!」「はい!(むきっ)」
「ステロイドをバンバン打とーう!」「はい!(むきむき)」
「ガチムチ動画をどんどん見よーう!」「はい!(むきむきむっきむき)」
という筋肉第一の肉体改造をするもんだとばかり:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
《それでは、今日は思いっきり元気に走り回ってください!だけどケガには気をつけてね!》
「「「はぁーい!!」」」
そしていよいよ運動会当日、園児の前で園長先生が挨拶をして競技が始まることになります。それにしてもこの先生たちが並んでる図、
水主川先生のしなっとした立ち方がものっそい可愛く見える。フェロモンむんむん
というか水主川先生って大人の中じゃかなり小柄なんだなぁ。川代先生(145cm)がいなかったら一番のちびっこですよ
ちなみにつっちーが172cm、草野先生が167cm、山本先生が162cmなので、水主川先生は間違いなく150台、それも前半って感じですね
あんなデキる女って感じの人が身長はおちびさん…(*´д`*)これは萌える
ちなみにはなまる幼稚園の大人男性キャラは全員身長170cm以上あるんですよね
身長が判明してる男性はつっちー、杏の父、柊の父、小梅の兄、花丸先生、ヤクザ組長、山本先生の父の7人ですが、
この7人の平均を出してみるとなんと177.86cm。でかすぎだろ
くっ俺の身長コンプレックスが…(えー
「うんしょ、うんしょ…!」
「あっ!ゆう君とけんじ君だぁ!」
「ゆう君がんばってぇ〜!」
「…」
そして様々な競技が行われていく中、玉転がしではゆう君とけんじが熱戦を繰り広げていました
ところがゆう君と仲良しの小梅は迷わず声をかけますが、柊はけんじの師匠なのに特に応援するつもりもないようです
やはりこれがそれぞれのカップルの親密度の差なのか…(えー
「ねえねえ、けんじ君は応援しないの?」
「えっ…!け…けんじ君…がん…ばれぇ…」
「はっ…!?師匠!応援してもらったからには一等になります!
うおおりゃああああああ!!」
って、な、なんと!杏に言われた柊は、顔を真っ赤にしながら苺華の頭に隠れてこっそりけんじの応援を開始!
こ、これは…もしかしなくてもけんじを意識しすぎて声をかけるのが恥ずかしいという場面なんじゃないでしょうか。それにしても柊可愛すぎる
そんな柊の応援を受けて200%の力で大ハッスルを始めたけんじ!うーむ、単にお友達的な親密度じゃなくて恋愛的な意味で言うなら
こいつらの方が小梅たちより上なのかもしれんな…
「おーい、そろそろかけっこが始まるぞー!」
「スタートラインに集合してねー!」
「小梅ちゃん、頑張ってね!」
「うん!」
そしていよいよ本日のメインイベント、小梅のかけっこ競争が始まる番がやってきました
それにしても今回は、かけっこの他に組み体操とか玉入れとかパン食い競争とかお花のダンスとか
色々とモブキャラ達が頑張るシーンがあったんですが、
それだけモブキャラ達がいるのにどこにも葵がいないという悲劇
うわああああああ!!
そ、そんな!葵って運動得意そうなキャラなのに運動会で出番なし!?一体どういうことなんですか!
今回初めて出てきた新規キャラ達がちらほらいましたが、そうやって新しくデザインを描き起こすよりも
すでにデザインの決定してる葵の方が、アニメーターの現場作業的にも楽なんじゃないですか!?(えー
原作5巻79Pより
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こうなったら原作で
時代劇見て感激してる葵に
満足するしかねーな…(えー |
葵可愛すぎるだろ…この時代劇話は柊が主役の回なんですが、私にとってのベストなシーンはやはりこれでした。もっと葵に出番を!
「が、がんばらなくっちゃ…」
「それじゃあ行くよー!よーい…」
さあそしていよいよスタートラインに立った小梅、緊張に胸が高鳴る中、水主川先生がスタートの合図を…って
一緒に走るキャラを見てみれば、なんとそこには苺華の姿が!そ、そんな!よりによって苺華と競争するっていうんですか!?
こりゃ小梅には悪いけど苺華を応援するしかないわ…(えー
私の中で好きなキャラツートップの苺華と当たってしまったことが小梅の不運だったんや…
「どん!!」
しゅたたたたたたた
そしてスタートと同時に一斉に駆け出したランナーたち!中でもダントツのスタートを決めて先頭に立ったのはなんと小梅!
それとは対照的に最後尾を行くのはなんと苺華です、そ、そんな!苺華がんばれ超がんばれ!
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うっうっ…もしビリになったら…
苺華泣いちゃうんだろうなぁ…
ひっぐうぐえぐうぅぅあぁふぅぅぅん(えー |
「小梅ちゃんが一番だぁー!!」
「うっひゃあ小梅ぇぇぇぇーっ!!」
しゅたたたたたたた
「はぁ、はぁ、はぁ…!」
(こ、小梅が一番…!?本当にメダルがもらえるかも…)
ずっだぁん!
「…っあぅ!?」
って、ここでアクシデントが!快調に一位のまま飛ばしていた小梅でしたが、勝てると思った瞬間に足を滑らせてなんと転倒!
その間他の全員に抜かれて差を大きく広げられてしまい、もう挽回は不可能になってしまいます
なんという…私もいくら苺華を応援していたとはいえこの結末は…
小梅は犠牲になったのだ…苺華がビリをまぬがれる因縁…その犠牲にな…(えー
「あぁ…!?」
「小梅、大丈夫か!?」
「ん…ぐぐ…平気!」
ぱたぱたぱたぱた
ところがそれでも小梅は、最後まで諦めずに自分の力で走り抜こうとかけっこを続行!
つっちーの助けも借りずに自分で立ち直るとは、小梅にもこんな芯の強い一面があったんですなあ
そんな小梅の姿は観客達の心を掴んだようで、周囲から小梅に向けて次々と暖かい声援が送られます
「あと少しだよ、がんばれ!」
パチパチパチ
「…」
たったったったっ
「えらいぞ!応援してるよー!」
パチパチパチパチ
「ぅ…」
たったっ…たっ…
「がんばれぇ〜!」
パチパチパチパチパチ
「う…うぅ…ひっく…うぅ…」
ってあれェーー!?な、何が一体!?ところがそんな声援を受ければ受けるほどに、
なぜかどんどん足が止まっていきついに棒立ちで泣き出してしまった小梅!そ、そんな!完全に逆効果だというんですか!?
これはなんというか…小心者の小梅には、この大声援が恐く感じてしまったんでしょうか
それとも最下位の自分が、必要以上に応援されることをみじめに感じたとか…
小梅は自分の兄ちゃんにも「かけっこでどうせビリだから、あんまり運動会来てほしくない」って言ってましたし、そんな自分のビリな姿が
これほど観衆の目を集めてしまったわけですから、もう晒し者すぎる気持ちでたまらなかったとか…
「拍手だめぇーー!!しちゃだめぇーー!!」
「「「!?」」」
パチパチ……パチ……
「ひっく…ひっく…うぅっ…うっ、うう…」
「こっちだよ、小梅!」
「…?お、おにい…ちゃん…う…うあああああん!!お兄ちゃん!お兄ちゃああああん!!」
とその時、小梅の異変に気づいた杏が観客達に応援をやめるよう大声で注意を!
そのおかげで会場が静まり返ったその時、ゴールテープの向こうから兄の優しく小梅を呼ぶ声が…
その声に呼ばれて顔をくしゃくしゃにしながらゴールした小梅は、号泣という形でこの運動会を終えるのでした
「小梅、ほら!お兄ちゃんが作ったから、あんまりカッコよくないかもしれないけど」
「えっ?だけど、小梅ビリだったよ…」
「最後まで走った小梅は、一等と同じくらい偉かったよ」
「あ…ありがとう!」
ところが後日、小梅兄はメダルがもらえなかった小梅のために、手作りのメダルをプレゼントしていました
ビリになったことを気にしていた小梅も、そんなメダルのおかげでやっと笑顔に戻ったようです。よかったよかった
しかし草野先生好きとしては、ここでひとつ言っておかなければならないことが…
いいメダルだ、感動的だな、だが無意味だ(えー
・草野先生の出番削られちゃいましたねー・・・・・10話目Bパートにして、やっと本来の草野先生が出た気がするのは気のせいかしら?
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原作4巻112〜114Pより |
そう、実はメダルを小梅に作ってあげるのも、ゴールで迎え入れてあげるのも、もともとは草野先生の役割だったんですよね
この場面は原作者の勇人先生も、草野先生の中で一番の名場面と言っているシーンなんですよ!
それが何故かアニメでは小梅兄に差し替わってしまったという…何故だ…
原作の展開でも小梅兄に出番はあるし、別に差し替える必要はなかったと思うんだけどなあ…うう
「今日は久しぶりの親睦会ですね、それじゃあかんぱーい!」
「「「かんぱーい!!」」」
そしてBパートのお話ですが…なんとこの日ははなまる幼稚園の教員総出での飲み会!
普段は草野先生や川代先生とよく飲みに行っているつっちーですが、今日は園長先生・西風先生・水主川先生も一緒のハーレム状態!
うぐぐ、いつぞやの「忘年会とかハーレム状態なんだろうなー」という話がこうして現実になろうとは…ちくしょォォォォ
「にゃぁーによぉ!先生だって、出来ることと出来ないことがあるにょよぉ!」
「うんうん、そうだなぁ」
そんな中で一番ガブ飲みしてハメを外しているのは、なんと意外にも水主川先生でした。
この人単なる「しっかりした先生」かと思いきや、色々な一面がちらほら見られて面白い人だなあ
「か、水主川先生すごい酔ってるなあ」
「そりゃあ仕事してればストレスも溜まるわよぉ〜」
「ふふふ、そのストレスを発散するための親睦会ですからね」
「むっ?つちらくん!ちょっとこっちに来にゃさい!あなた幼稚園に入ってきた頃は
ほんっっとーに頼りないと思っていたけど!ま、最近はちょっとできるよーになったわよ」
「は、はあ…」
しかもツンデレじゃねーか!なんだかんだで一番濃いキャラしてるよあんた!
それとは逆にものすごい空気で存在感のない西風先生にももう少しスポットライトをですね:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
西風先生…特徴があるとすれば、乾杯のシーンなのにビールじゃなくてカクテルを飲んでるってことでしょうか
山本先生もウーロンハイらしきものを飲んでるなあ、そして川代先生も…
若者のビール離れがアニメの中にまで…(えー
せめて最初の乾杯はビールだろ!
まあでもお婆ちゃんな園長先生もカシスオレンジ飲んでるんですけどね、やはりビールの時代は終わったということか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「それじゃ、お先に〜」
「「お疲れ様でしたぁ〜!」」
「よーしもう一軒いくぞー!」
そんな一次会で酔い潰れてしまった水主川先生と、園長先生・西風先生はひと足お先にここで帰宅。
残ったつっちー・山本先生・草野先生・川代先生の4人は、この後カラオケボックスに向かって二次会を始めます。これぞまさに社会人の週末
というわけで今度は、狭い密室に男1人女3人というハーレムその2を堪能するつっちーでしたが…
「いやー土田くん、美女3人に囲まれて幸せ者だねぇ!」
「杏ちゃんや雛菊ちゃんにもアタックされちゃって、土田くんホントモテモテだぁ!」
「まあ私にしてみれば筋肉が足りないかな〜!」
「筋肉好き…」
「なーによ、巨乳好き!」
「ぶふぅ!?」
「あはは、やっぱりおっぱいなんだー!」
「や、山本先生の前でそういうこと言わないでくださいっ!」
「あらあらつっちー、こぼしちゃったねぇ。先生が拭いてあげるね〜♪」
「つ、つっちーって!?山本先生酔ってるんじゃ!?」
ところがなんと、酒が回ってきてほろ酔い状態の山本先生は積極的につっちーとのスキンシップを開始!
こうして画像だけ見てみると「うっふんお兄さん私とイイことしな〜い?」って誘惑してるようにしか見えんな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
まったくなんたる魔性でしょうか山本先生、これを見た草野先生はチャンスだとつっちーを煽りまくりますが…
「土田くん!狭い室内に若い男女、しかも菜々ちゃんはあの調子だ!
告白のチャンスだよぉ!」
「い、いきなり何を!?そ、そんなの無理…」
「いけるいける!」
「大丈夫大丈夫!」
どぷどぷどぷどぷ
「お、俺なんて…」
「土田くんいいとこいっぱいあるじゃん!」
「ほらぁビデオ一緒に見てくれたじゃん!」
どぷどぷどぷどぷどぷどぷ
「お…俺でも…いける…?」
「「いっちゃえええええー!!」」
なかなか「じゃあ告白するか」とは踏み切れないつっちーでしたが、そんなつっちーにやたらめったら酒を飲ませて告白を煽る二人!
それにしても川代先生、ついこの間は「土田くんは何もいいとこないから雛菊ちゃんも愛想尽かしてくれるよー」なんて言っときながら
まったく調子のいいこと言ってくれます(えー
「や…山本先生!一番辛い時や、一番嬉しい時に…!
横にいさせてくれませんか!!」
「え…?」
「「ひゃあああああああああ!?」」
ってうおおお!?酔いに任せた勢いとはいえ、ついにつっちーが自分の気持ちをはっきりと!
はっきりと……はっきりと?言ったうちに入るのかなぁこれは…(えー
ううむ、あの激ニブチンな山本先生がこれでつっちーの気持ちにちゃんと気づいたんでしょうか
「え?横にいたい?どうぞどうぞ」って何も考えずに言いそうな気がするのは俺だけだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「はぁ〜ぁ〜ぁ…」
「つ、土田先生どうしたの…?」
「今朝も遅刻を…もしかしたらゲームで夜更かしですか…?」
「…そうだったらどんなにいいか…」
「あ、あのう、よかったらお話をお聞きしますが…」
ところが次の日、どういうわけかまるっきりゾンビのような顔で出勤してきたつっちー。
話を聞いてみれば、昨日つっちーは告白後に酔い潰れて意識を失ってしまい、今朝は山本先生に合わせる顔がなくて遅刻してきたと…
酔って意識を失ったとは恐ろしいですな、これはもはや告白と同時にゲロぶち撒いて昏倒したという
可能性も捨て切れないんでは…(えー
「どうしたの土田くん、遅刻だなんて〜」
「はっ!?草野先生!?」
「ひょっとして昨日のアレのせい?いや〜昨日は楽しかったよぉ!」
「あ、あのう草野先生、昨日のこと山本先生、何か言ってました?あ、いや、あんまり聞きたくない気もするけど〜」
「うん?今朝はそのこと話してないよ」
「しくしく…そ、そうですか…」
「ダメだぞぉ、ちゃんと自分で聞かないとぉ〜」
「う、うおおおおお!!」
そんな苦悩のつっちーの前にひょっこり現れた草野先生ですが、つっちーをからかいに来ただけで有力な情報は持ってないようです
それと「私もまだ返事聞いてないよ」って口ぶりからして、結局山本先生は昨日何も言わずに帰ったみたいですね
告白されたのに返事せずに帰った…これはやはり、つっちーのゲロで全てがうやむやになったと考えるのが妥当:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「土田先生、どうしたんですか?」
「はっ!?や、山本先生!あ、あぁその、昨日のお酒が残ってて!」
「まぁ大変、お薬取ってきましょうか?」
「い、いえ、その…」
(き、綺麗だ…やっぱり綺麗だ…やっぱり…この人を誰かに渡したくない!)
がしっ!
「えっ?」
「山本先生…!昨日の言葉、覚えてますか…!?返事を聞かせてください!!」
とその時、噂をすれば今度は山本先生が登場!突然のことにすっかりテンパってしまうつっちーですが、
やがて少し落ち着きを取り戻すと、ちゃんと返事を聞くべきだと思い直して、ハッキリと男らしく山本先生の返事を促すことに!
おぉ、今度はよく頑張りましたつっちー、そして気になる山本先生の返事とは…
「私も…大好きです…」
「え…!?」
「あのセリフって、恋愛ステップの名場面のセリフですよねー!!」
し…知るかー!!なんつー大ボケかましてくれとんだー!!
なんと「あれって名作少女マンガのワンシーンですよねー」などと、まったく意味の分からないことを言い出した山本先生!
どうもつっちーの告白のことは、つっちーが急に少女マンガのモノマネを始めたというくらいにしか伝わってなかったようです
がっかりにも程がある…こうも上手く持ち上げてから落とすとは、恐ろしい女です山本先生
「私もあのセリフ大好きなんです!だから土田先生がドラマみたいに格好良く演じてくれて、
とっても嬉しかったです!うふふ、私もあんな素敵な言葉、言われてみたいです〜!」
(C)荒木飛呂彦/集英社
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「お前に向けて言っとるだろーが!
人の話聞いてんのかァ
この田ゴ作がァーーッ!!」(えー |
(俺…言ったじゃん…)
あまつさえ「私も言われてみた〜い」などと壮絶にズレまくったことを言い出した山本先生、
これほどまでにつっちーを弄ぶとは、この人の魔性はとどまるところを知らんな…
「あぁぁもぉっ…俺ってば…」
「いいじゃない、別に振られたわけじゃないんだし!」
「振られるところにも達してないんですよぉ!ひょっとして一生気づいてもらえないかも…あぁぁもぉぉぉっ…」
結局この日も仕事が終わってからは、草野先生たちと飲みに来て愚痴りまくるハメになってしまったつっちー。
というか草野先生とはもう毎日飲みまくりじゃないですか、正直山本先生をモノにするよりこっちの方が数倍うらやましいんですが
さあ早く筋トレして草野先生を嫁にする作業に戻るんだ!(えー
次回に続く!
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