■イナズマイレブン
第71話「開幕!世界への挑戦!!」
「れ…練習禁止!?」
「これは命令だ。オーストラリア戦までの2日間、一切合宿所から出ることは許さん!」
「久遠監督、どういうことですか!?俺達は日本代表に招集されたばかりで
チームとして完成していません!この2日間はチームの連携を高めるために使うべきです!」
「私の判断に背くことは許さない!」
「アジア予選は負けたらその時点で敗退決定なんですよ!?」
「従わない者はチームから外れてもらう!」
「くっ…!」
今回もいきなり飛び出した監督の無能采配ぶり!アジア予選トーナメントの1回戦を2日後に控えていたイナズマジャパン、
その相手は優勝候補のオーストラリア代表とあって、気合を入れていた円堂達でしたが…
なんと監督は一切の練習を禁止して、円堂たちを合宿所に閉じ込めてしまいました
「招集されたばかりでまだチームワークの練度が低い、それを鍛えなきゃ勝てない」と鬼道さんが正論を言ってみても、
「嫌なら出るな!嫌なら出るな!」と監督は理論もクソもなくメチャクチャを言うばかりです
まるで「僕は無能です」と言わんばかりの采配を発揮する久遠監督、今日もまた先行き不安すぎます
「オーストラリア代表・ビッグウェイブス…どんなプレーをするんだろう…」
そして合宿所に閉じ込められたままの円堂たちは、ひとまず敵チームの情報収集をしようと、オーストラリア代表のビデオを眺めていました。
とはいえ試合風景のビデオは入手できず、見られるものは海で息抜きに遊びまくる選手の姿だけ…
はっきり言ってこんなビデオは役に立ちませんが、とりあえずこの緑の長髪キャラはとってもセクシーですね(えー
こいつは野生中のレオンみたいに、カルトな人気が出そうな予感がするなぁ
「ビッグウェイブスは海の男たちらしいんです、海で心と体を鍛え抜いたチーム…
特に守備が堅く、相手の戦術を完全に封じてしまう未知の戦術があるそうです」
「攻撃を完全に封じる…?」
そしてビデオの他に何か情報はないかと、情報通の春奈からビッグウェイブスの特徴を伝えられる円堂たち。
それによるとビッグウェイブスは堅守がウリのチームみたいですね。
しかしこうやって春奈が対戦相手の情報を調べてくる→試合前に対策を練るっていうのは、
イナズマ一期の頃みたいでちょっと懐かしいなぁ。何しろエイリア編では対戦相手がみんな
「エイリア石で超強くなった奴ら」ということくらいしか特徴がなかったので、
偵察役の春奈のいる意味がマジで何もなかったというか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「へ〜え…面白ぇじゃねーか!」
そんなビッグウェイブスの話を聞いて燃えているのは、イナズマジャパンが誇る生粋の海の男・綱海!
綱海はもともと沖縄出身で、サーフィンが人生そのものと言ってもいいくらい海を愛している男…
対戦相手が海の男と聞いては燃えないわけがありません。このオーストラリア戦においては、おそらく一番のキーマンとなることでしょう
「監督、帰らせてください!」
(あんな事言ったって無理ッスよ…)
「分かった、今日はもういい」
「ええ!?」
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「小細工なんて性に合わねえ!俺は正々堂々と出て行くぜ!」
(そ、そんな、正々堂々すぎッス!上手くいくわけ…)
「ん?ラッキー!監督がいねえ!ヒャッホー!(しゅたたた)」
「う、嘘ッス!?」
「ひょっとして今なら!?」
「どこへ行く?」
「うわああああ!!」
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「飛鷹さーん!いるんでしょ!?顔貸してくださいよォ!」
「あいつら…!監督、外出を許可してください!
あいつらとはケジメをつけなけりゃならないんです!」
「…」
「すぐに戻ってきます!」
「飛鷹…?あいつらは!?監督、飛鷹が!」
「私が外出許可を出した。飛鷹はすぐに戻ってくる。お前達は部屋に戻っていろ」
「くっ…!」
そして監督のスーパー差別タイム開始。
なんと「家に帰りたい」と言い出した虎丸、「舎弟どもに呼び出された」という飛鷹にあっさりと外出許可を出し、
綱海には離席している間に出て行かれるというなんとも不可解なことをやらかしてしまいます
こうなると円堂たちも「だったら俺達にも外出許可くれよ」と黙っちゃいませんが、
それに関しては「絶対に許さないよ」と全く話を聞いてくれません。なんなんだよ一体!
もしかして監督なりに、この3人を外出させたのには理由があってのことなんでしょうか。それらしい理由をそれぞれ推測してみると…
虎丸:声優が釘宮理恵なので「くぎゅううううううううう!!くぎゅタンの言うことならなんでも聞くよ!」とハァハァして帰した
綱海:たまたまオシッコが我慢できなかったのでトイレに行っていた
飛鷹:ヤンキーな飛鷹と話すのが怖かったので、ひたすら目を合わせず黙ってガクブルしていた
と、まあこんなところでしょうか。なんて無能な監督なんだ…(えー
正直綱海はともかく、虎丸や飛鷹に外出許可を出す意味って他に考えられないしなぁ
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(飛鷹は、何故代表に選ばれたんだ…?あいつはお世辞にも上手いとは言えない、
染岡やシャドウの方が数段上だった…!監督はこのチームをどうしたいんだ…!)
そんな久遠監督のやり方に、鬼道さんはどんどんと不信感を募らせていくばかり。
というか鬼道さんの中で染岡さんの評価ってかなり高めだったんですね、それを聞いてちょっと嬉しかったです
何しろ鬼道さんと染岡さんの絡みと言えば、エイリア編の特訓で滝に向かってシュートしている時に
FWの染岡さんよりMFの鬼道さんの方が明らかに強力なシュート撃ってたり、
SPフィクサーズとの試合で、染岡さん・壁山・風丸が外されて8人で戦うハメになった時に
「あいつらが外れたことでゲームメイクがしやすくなっている!」なんてことを言い出したりと
もしかしたら染岡さんをすごい足手まといに思ってたんじゃないかと思ってましたので:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「あああああ〜!!練習したいいいいい!!」
バスン!バスン!バスン!
「ふふ…我慢できなくなって、とうとう部屋の中で始めたか」
そして二日間もの監禁生活が続いた結果、とうとう我慢できなくなって部屋の中でドタバタと練習を始めた円堂。
そんな円堂の姿に触発されて、仲間達も次々と自室での練習をやり始めます
バシンドスンバタン!ドタドタバシドスバタン!
「ち…うるっさくて眠れやしねえ…!」
そんな中で不動だけは「近所迷惑なんだよバカども」とベッドに寝転がってますが、
見てみれば不動も壁が真っ黒になるくらい練習をやった後に、汗だくになりながら寝てるだけみたいですね
不動は監督のことを愚痴りまくる仲間に対しても、「たった2日練習ができねぇくらいで自信なくしてんじゃねえよ!」とハッパをかけたりと
なかなかどうして結構見どころのある奴みたいですね。そしていよいよオーストラリア代表との試合当日を迎えますが…
「今日のスターティングイレブンを発表する!
FWは豪炎寺・吹雪・基山!
MFは鬼道・風丸・緑川!
DFは壁山・綱海・土方・木暮!
GK兼チームキャプテンは円堂!以上だ!」
「(がーん)」
なんと不動まさかのスタメン落ち!!な、なぜに!?あれだけ練習の時も不動だけ褒められてたのに!
DFの風丸をわざわざMFにしてまで不動を落とすとかどんな嫌がらせですか!
「お前達をレギュラーとはまったく考えていない!!」って言ってた円堂・豪炎寺・鬼道さん・吹雪も
当然のように全員スタメン入りしてるしなあ。この監督はどんだけやりたい放題やれば気が済むんだ!
《フットボールフロンティアインターナショナル・アジア地区予選開幕戦!
オーストラリア代表ビッグウェイブスvs日本代表イナズマジャパンが、今始まります!》
ピピィィィーッ!!
《キックオフ!試合開始ですッ!!》
そして世界進出への切符をかけたアジア予選がついに試合開始!
まずは日本ボールで始まったこの試合、日本は無難に鬼道さんへボールを預けて攻め上がっていきますが…
ババァァッ!!
「なに!?ま、まさかこれが…!」
「ククッ…ボックスロック・ディフェンス!!」
なんといきなり噂の最強DF技・ボックスロックディフェンスを駆使するオーストラリア!
しょっぱなから遠慮なしに使ってくるということは、それだけこの技が破られない自信があるということか…
見よ!鬼道さんすらも軽く蹴散らす鉄壁のスーパーディフェンスをってなんじゃこりゃー!!
よ…4人がかりディフェンス!?ボール奪いに行くのにどんだけ人数かけてんですか!
解説によると前後左右を完全に塞がれて集中攻撃を受けつつパスコースも塞がれるという超強力な技だそうですが、
「そ、そうですか…」という気分しか湧いてこないこの微妙な気持ちを一体どうしたら:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
《鬼道ボールを取られたぁーっ!!》
「くっ!…う、うお!?」
ドガアアアッ!!
《ああっとイナズマジャパン!連携が上手く行っていない!》
「くそ…!ポジショニングの練習をしていれば!」
すかさずボールを奪ったオーストラリアが攻めて来ますが、なんと新チームに慣れていない日本はDF同士が思いっきり激突!
ザルな守備のせいで、いきなりオーストラリアに先取点の大チャンスを与えてしまう結果に!
それにしてもこの場面、「連携の練習してないからだよ!選手がヘタなんじゃないよ!」という鬼道さんのフォローが飛んできてますが
ぶつかったのがこの試合で一番重要な役割を持つ綱海と、今のところダントツで役に立ってない土方なので
また土方がやったのかという気分にしかならないのが辛いところ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「メガロドン!!」
「正義の!鉄拳ッ!!」
ドギャギャギャギャギャバッゴオオオオオ!!
「ぐあああああーっ!!」
《ゴ、ゴーール!!先制したのはビッグウェイブスだぁーっ!!》
ぐわー!!そしてオーストラリアのお魚さんシュートに正義の鉄拳も打ち破られ、まんまと1点を献上してしまった日本!
堅守がウリのオーストラリア相手にこの失点、いきなり最悪のスタートになってしまいました
それにしても究極のパンチ技な正義の鉄拳も、究極のキャッチ技なムゲンザハンドも、
メッタクソに破られまくりで頼りになんないのはもう少しどうにかならんのか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く!
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