■イナズマイレブン 第73話「灼熱の戦士!デザートライオン!!」
「アジア予選第二回戦の相手が決まった。カタール代表・デザートライオンだ!」
「デザートライオン…」
「ど、どんなチームなんスか…?」
「このチームの特徴は、疲れ知らずの体力と、当たり負けしない足腰の強さを
備えていることだそうです!」
「彼らと戦うには、基礎体力と身体能力の強化が必要だ。
カタール戦までにこの2点を徹底的に鍛えること!いいな!」
「「「はい!!」」」
前回なんとかオーストラリア代表・ビッグウェイブスを撃破し、アジア予選の第2回戦まで駒を進めたイナズマジャパン。
今度の相手は体力自慢のカタール代表だそうですが、今回はちゃんと久遠監督も相手の対策について話をしてくれてるみたいですね
・前の監督と言い今の監督と言い、ほんの少し説明すれば問題が少なく済むんだからしとこうZE☆
やっとこういうファンの声にも耳を傾ける気になってくれたんですね!(えー
突拍子もない指示で余計な混乱を招くより「やっぱり選手とのコミュニケーションは大事だよね」と思い直してくれたんでしょうか
なんにしてもこれはいい傾向になりそうな…って
「とは言っても、どんな練習をすればいいんだろう?」
「そんなもん走り込むしかねえだろ?走って走って走りまくって、強い足腰を身につけりゃいいんだ」
ちょっ…か、監督!?「よしお前ら体力つけろ」とだけ指示して結局後のことは丸投げだと!?(えー
そ、そんな…今こそ効果的な練習法のために、監督の手腕が問われる場面じゃないですか!それを丸投げだなんて!
結局は「ただひたすら走ろう」という、メチャメチャ基本的な練習法を始めることになったイナズマジャパン。こんなんでいいのか…
「そうだな、それで行こう!」
「単純だが、それが一番かもな」
「あのーすみません、申し訳ないんですが俺はこれで失礼します(すたすた)」
「えっ?あ…」
「あいつ、またでヤンスか?」
「なんであいつだけいつも途中で帰っちまうんだ…?」
ところがみんなで張り切って練習を始めようとしたその時、めっちゃ空気読めないタイミングで「お先失礼しゃーす」と
さっさと帰ってしまった虎丸。こ、こいつ…しかもこれは1度や2度のことではなく、イナズマジャパン結成からずっと続いている謎の早退。
これにはさすがに仲間達も「あいつ日本代表なめてんの?」と虎丸に疑惑の目を向け始めてしまい…
「よーし!今日の特訓はここまで!」
「はぁ…はぁ…あ、暑い…」
「ふぅ…ふぅ…走り込みって…」
「ぜぇ…ぜぇ…け、結構大変ッス…」
ともかくそんな虎丸を除いて、ひたすら走り込みの特訓を開始した円堂たち。
しかし各自それぞれ体力にはバラツキがあるようで、練習後の様子がキャラごとに色々違いますね
体力が有り余っててケロッとしてる → 円堂、豪炎寺、鬼道さん
それなりに疲れが見え始めてる → 不動、綱海
かなりバテてきて座り込んじゃってる → 吹雪、グラン、風丸、立向居、飛鷹
「も…もうオラにはハナクソをほじる力も残っちゃいねえ…」と完全にぶっ倒れてる → 壁山、木暮、土方、栗松
という感じで。こうして見るとDF陣のしょぼさが確定的に明らかというかなんというか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ぶっ倒れてる4人ってこれDFのメンバーだけじゃねーか!!もう少ししっかりしてくださいよ!今も昔も頼りになるDFはほんと綱海だけだな…
「円堂君、虎丸君の向かった先が分かったわよ!商店街にある食堂に入って行ったんですって」
「え、商店街?虎丸のやつ、早上がりまでしてなんで…とにかく行ってみよう!」
「俺もいいか?俺も虎丸のことは気になっていたんだ」
「豪炎寺?ああ、一緒に行こうぜ!」
そして今日の練習を終えた円堂のところへ、虎丸の行方を掴んだ秋が話しかけてきました
虎丸の早退は今やチームの誰もが気になるところ、その理由をここではっきりさせておくためにも
円堂や豪炎寺は虎丸の足取りを追って商店街へ向かうのでした
キーコキーコ
「ヒュー!!可愛いじゃん彼女達ィ〜!」
「な、なんだぁ!?」
ところがその途中で、いきなり超次元チャリに乗ったチンピラ男が円堂達の前に出現!
こ、これバイクなのかと思ったらただの自転車なのかよ!か…かっこわりいー!!これで自転車なんて恥ずかしすぎますよ!
ともかくこのチンピラ男は冬花達のことを気に入ってしまったようで、しつこくナンパを続けてきますが…
「そんな奴らとつるんでねーでさぁ、俺達とカッ飛ばそうぜ?こいつでよぉ?」
「い、いやぁ!」
さも自慢げに超次元チャリを見せびらかすチンピラ男。どんだけ恥知らずな奴なんだ!
事もあろうに「この超かっこいいチャリに乗せてやるよ」などとズレたことを言い出しますが、
これには冬花も「(そんな恥ずかしい自転車なんて)いやぁ!」と激しく嫌がっております。そりゃそうだろ…(えー
「お前ら…何してる?チームの掟を忘れたのか…!」
「と、飛鷹さん…!?ちっ…萎えちまったぜ…今日のところは帰りますよォ!
だけどこの借りは必ず返すぜ?飛鷹さんよォ!」
と、その時円堂たちを助けに入ったのはなんと飛鷹!なぜかこのチンピラ男も飛鷹には弱いらしく、すごすごと退散していってしまいます
そう、飛鷹はこの男の不良グループの元リーダーで、日本代表に入るまではスジを通す不良としてグループを仕切っていたという…
飛鷹がいた頃は不良たちも大人しくしていたようですが、それが抜けた今となってはやりたい放題に悪さを始めてしまったようですね
「…昔のダチが、とんでもねえ真似を…」
「どういうことなんだよ、飛鷹?」
「すいません、キャプテン…昔のことは勘弁してください」
どうやら相当ワケアリらしく事情を話せない飛鷹、そういえばオーストラリア戦前に舎弟達が飛鷹を呼び出したことがありましたが、
あれも「今のチームメチャクチャなんで帰ってきてください(´;ω;`)」と、飛鷹に助けを求めに来ていたわけで…
しかし飛鷹にはそんなチームの状態を知りつつも、サッカーに打ち込まなければならない何かがあるようです
「”虎ノ屋”…?ここに虎丸が?」
「はい、確かに入っていきました」
「あらっ、何か御用かしら?」
「あっ、俺達は虎丸と同じチームの…」
「なに騒いでるんだよ乃々美姉ちゃん、俺は今から出前に…あっ!?キャ、キャプテン!豪炎寺さん!?」
ともかく飛鷹のことはさておき、再び虎丸を追って商店街へとやってきた円堂たち。
そして虎ノ屋という食堂にやってくると、そこでせかせかと働いている虎丸の姿を発見!
ちなみに虎丸と一緒にいる乃々美姉ちゃんという人は、お隣の弁当屋で働いている虎丸のご近所さんで
なんと声優は元モー娘の辻希美です。
な、なぜに!?一体どういう理由で辻がイナズマに出演を!?
その辺の経緯はよく分かりませんが、肝心の演技は意外なくらい上手いです。新人声優としちゃ十分すぎるレベルだな…意外だ…
「えっ!?虎丸がこの店を一人で切り盛り!?」
「仕込みから買い出し、出前まで頑張ってくれて…」
「練習の後でか…!?」
「す、すごいですね、虎丸君…」
「お弁当屋の乃々美ちゃんが手伝ってくれるから、助かってるんですけどね」
「困った時はお互い様よ、おばさん!」
「私の体が弱いせいで、あの子には苦労をかけっぱなしで…本当はめいっぱい練習したいはずなのに…」
そして円堂たちは、虎丸の母親からすべての事情を聞かされることに…どうやら虎丸の家は母子家庭なうえに母親の体が病弱で、
虎丸がこの店で働いて稼がなければ、到底暮らしていけないような厳しい境遇に置かれているという…
(そうだったのか…虎丸…だが、何故あんなプレーをする…?俺はそれが知りたい…)
そんな虎丸の家庭の事情を知り、しんみりと同情的な表情を浮かべる豪炎寺。
ですが、これで虎丸の早退理由は分かったものの、豪炎寺にはまだ他に気がかりなことが残っていました
それは虎丸が試合中、どんな絶好のシュートチャンスでも必ず消極的なパスを出してしまうということ…
シュートを撃てば簡単に点が入るという状況で、なぜかパスばかり出す虎丸を豪炎寺はずっと気にしていたのです
今回豪炎寺がやってきたのも、そのことが一番知りたかったからみたいですが…それについてはまだ明らかにされないみたいですね
《皆さんこんにちは!フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選第二試合!
日本代表イナズマジャパンvsカタール代表デザートライオンの一戦が、
いよいよ始まろうとしています!》
そうこうしているうちに、早くも迎えることとなったカタール代表との第二回戦!ほほー相手の監督は褐色美人さんですか
そして気になる日本代表のスターティングメンバーですが、なんと前回のオーストラリア戦とまったく同じです。
ちょ、ちょっと!またDFが本職の風丸をMFに入れて不動はベンチですか!監督はどんだけ不動を使いたくないんだ…
あれ?そういえば…1戦ごとにメンバー入れ替え可能って話はどうなったの!?染岡さんはどうなったの!?(えー
「行かせんぞぉっ!!」
ドガアアアッ!!
「ぬ…ぐおおーっ!!」
そんなカタール代表のプレーの持ち味は、まさにサッカーは格闘技と言わんばかりの体ごとぶつかってくる体当たり…
序盤からスタミナ配分を考えず全力で走り回り、ひたすら体をぶつけてまとわりついて来るカタール代表に、
日本メンバー達の体力は確実にゴリゴリと削られていってしまいます
《さあイナズマジャパン、コーナーキックからのセットプレーで得点のチャンスだ!》
ところがそんな中、相手ゴール前からのコーナーキックの権利を得て日本に得点のチャンスが!
ここでキッカーを務めるのは風丸、しかも風丸はこんなこともあろうかと新必殺技を密かに開発していたようで…
「これが俺の…!新必殺技だぁーーっ!!」
ズッバアアアアアン!
《な、なんとコーナーから直接ゴールに叩き込んだぁーっ!!》
「すげーぜ風丸ーっ!!」
「大きく弧を描いてゴールをえぐるシュート!!そう、名づけるなら…」
「バナナシュートね!!」
(C)細井雄二/講談社
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あ…?あ…? |
何から何まで普通すぎるわー!!なんじゃこのムチャクチャ平凡なシュートはー!!
こんな超次元でもなんでもない技がなぜに新必殺技!?視聴者としてはあぜんとするばかりですよ!
それなのにこの風丸の「ふぅ…」というやり遂げた顔ときたら…(えー
そんなバナナシュートを大絶賛してノリノリで命名する仲間達も違う意味で超次元すぎます
あまりにも普通すぎるのが一周して逆に超次元になるとは、まったく恐ろしい現象だよ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「流星ブレード!!」
ズッバアアアアアン!!
《ゴォォォール!!日本追加点!デザートライオンを突き放したぁ!!》
そんな風丸のゴールで流れを掴んだのか、続けざまにグランも流星ブレードをゴールに叩き込み2対0!
そこで前半終了のホイッスルが鳴り、点差としては理想的な形でハーフタイムを迎えますが…
「ようし!後半もこの調子で行こうぜ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「あ、ああ…」
ところがそんな2点のリードと引き換えに、すでに前半だけでかなりの体力を消耗していた日本のメンバー達!
普段通り疲れていないのは円堂・鬼道さん・豪炎寺くらいのもので、
他のメンバーはみんなカタールのペースに付き合っているうちに、みるみる体力をすり減らしていたのです
《さあ後半戦が始まります!2点を先取したイナズマジャパン、
このリードを守り切ることが出来るのか!》
「来たぞ緑川!チェックだ!」
「はぁ…はぁ…ま、任せておけ…!」
ドッバアアアアン!!
「うぁがぁーーっ!!」
「み、緑川ぁーっ!!」
ゲェー!?ところが後半が始まった瞬間、息切れしていたレーゼがいきなりKOされて即退場!まさかの一発KOだと!?
すでに足腰がヘロヘロになっているところへ猛烈なタックルを食らい、
派手にすっ転んだまま起き上がれなくなってしまったのです
何にしろこれでは交代要員を出すしか…MFの交代となれば、ここは体力もある不動あたりが妥当なところですが…
《ここで久遠監督、緑川に代えて栗松を投入します!》
ええええええええええ!?
な…な…なぜここで栗松!?MFの交代なのに栗松!?どう考えてもその選択肢だけはないでしょうよ!
そこまでして不動を出場させたくないんですか監督は!(えー
もはや監督のこの采配はMF不動への嫌がらせとしか…って
「いただきでヤンスゥーッ!!」
「なにィ!?」
ゲェーッ!?な、なんと!交代して早々華麗なるジャンプで見事に敵のボールを奪取する栗松!
そしてそのまま一気にドリブルで敵陣を素早く斬り裂いていく!こ、これは…
栗松がこんなに活躍したシーンなんて今まで見たことがねえ!(えー
いやほんとに、今まで公式戦で栗松が活躍したシーンというと、トライアングルZの時に円堂とトリプルディフェンスした時くらいですからね
それがこんな華麗なるプレーを見せるなんて…もしかして俺達はとてつもない歴史的瞬間を目にしてしまったのかもしれない…(えー
「一気に追加点でヤンスよぉーっ!!」
「はぁ…はぁ…!」
「はぁっ…!」
「ええ!?」
がしかし、そんな歴史的快挙にも関わらず、吹雪とグランの二人はまったく栗松のドリブルについていけず!
そ、そんな…こんな日本最強のエース2人でも栗松のスピードにまったくついていけないというのか!(えー
まったく栗松の奴恐ろしい実力を…って、冗談は置いといて、グランや吹雪でさえもうバテバテで動きが鈍っている状態…
そんな味方の援護がない状態では、栗松のドリブルも長くは続かずボールを奪い返されてしまいます
「来るぞ!ディフェンスを固めろ!!」
「ぜぇ…ぜぇ…!」
「はぁ…はぁ…!」
「…!?みんな動きが鈍くなってる!?くっ…!こんな簡単にペナルティエリアの中まで!」
さらには日本のDF陣も誰もがスタミナ切れの状態!カタール攻撃陣の動きについて行けず簡単に突破を許してしまいます
ただでさえ頼りにならないDF陣がさらにバテバテになるなんて…これはもう守れという方が無理な話なんじゃ…って!
「させるかあああーーッ!!」
バッシイイイイイッ!!
こ、これは!そんなDF陣の中で唯一頼りになる男・綱海がナイスなタイミングでシュートブロックに!やはり信頼できるのは綱海さんだけや!
今までもたびたびこうして失点の危機を救ってきた綱海、そんな激突の結果ボールの行方は…
「うおおおおらあああああーっ!!」
「なに!?がぁああーーっ!!」
ズッバアアアアアン!!
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な、なんだとォー!?なんと単なるヘディングシュートにも関わらず、
綱海を吹っ飛ばして円堂をも蹴散らしゴールを決めてしまったカタールFW!こんな小さい体でなんてパワーしてやがる!
しかも今のプレーで「う…ぐぐ…」と苦悶の表情を浮かべて起き上がれなくなってしまった綱海、ま、まさか綱海までもが負傷退場に!?
そんな…唯一頼りになる綱海が消えてしまったんじゃDF陣はもうおしまいだぁ!(えー
「ここからが俺達のサッカーの始まりだ。俺達は灼熱の太陽と砂漠のフィールドで育った…
鍛え上げられた体と無限の体力、それが俺達の最大の武器!
昨日今日特訓しただけの連中に、ついて来れるわけがない!」
「くっ…!」
これほど日本のメンバーが疲労でガタガタになっているのに、カタールのメンバーはいまだに汗ひとつかいていない状態…
カタールのキャプテンも勝利を確信して高笑いを始めてしまいます
それにしてもこいつアップで見るとかわいい顔してんなぁ(えー
なんとなく東方の神奈子を思い出してしまったのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン 次回に続く!
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