■イナズマイレブン 第96話「フユッペの秘密」
 

「久しぶりだね、みんな!」

「ふ…吹雪!?ケガはもういいのか!?」

「すっかり治ったよ!久遠監督にも呼ばれたんだ、代表に復帰しろって!」

「吹雪さんが戻ってきてくれたら、イナズマジャパンはもっと強くなるッスぅ!」

「喜んでる場合かよ…吹雪が代表に戻るってことは、誰かが落とされるってことだぜ」

「その通りだ…吹雪に変わって代表から外れるのは…栗松だ!」

「…!」

な、なんと!?今回のイナズマは冒頭からいきなりまさかのメンバー入れ替え!
韓国戦でケガして離脱していた吹雪が復帰し、入れ代わりに栗松がメンバーから外されることになったという…

栗松か…三期になってから、かなりいい感じのキャラに育ってきただけにもったいないですね
カタール戦で華麗にパスカットしたり、イギリス戦でジェットストリームアタックの要になったり、アルゼンチン戦で粘り強いドリブルを見せたり…
私生活においても、壁山・木暮・立向居・春奈との1年生五人組として、和気あいあいとした雰囲気作りに貢献してましたしねえ
試合でも私生活でも話に絡めない土方とかよりは、よっぽど話作りに役立つと思うんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「か…監督!栗松はアルゼンチン戦ですごく頑張ったッス!」

「俺が魔王ザハンドを完成させることができたのも、栗松の協力があったからです!」

「そうです、本当なんです!」

そんな栗松の離脱に反対していたのは、さっきも挙げた壁山・立向居・春奈という1年生の仲間達…
こいつらは最近ずっと一緒に仲良くやってたし、試合中でもお互い励まし合うシーンがいっぱいありましたからねぇ
やはり栗松とは別れたくないんでしょう。こんな風にキャラの方向性が固まってきただけに、ここでいなくなるのは惜しいとしか…

「すでに決定したことだ。栗松、帰国の準備をしろ!」

「そ、そんな…!栗松、お前からも頼むッス!」

「やめろ!栗松に必要なのは同情じゃねえ…とっとと日本へ帰ることだ!
 さあ練習を始めようぜ!」

しかし、そんな同情ムードを一蹴してしまったのは染岡さん!「くにに かえるんだな おまえにも かぞくがいるだろう…」
待ちガイルのようなコメントを残して、栗松にさっさと帰れと吐き捨ててしまいます
これにはさすがの壁山達も納得が行かない様子ですが…



「そ、染岡さん…どうしてそんな冷たいこと言うッスか…!?」

「染岡だから言えるのさ…染岡は、アジア予選の代表に選ばれなかったろ?
 凄く悔しかったと思う…でも、あいつは諦めないで必死に練習して、
 そしてレベルアップした…それが監督に認められたからこそ、代表に呼ばれたんだ」

「…あ…とっとと日本へ帰れ…早く日本へ戻って特訓しろ…
 時間を1秒も無駄にするなってことでヤンスか…?」

(…俺も一度は落とされた…だが今はここにいる、
 諦めるな…自分の力で這い上がってこい!)

(染岡さん…分かったでヤンス…!俺も諦めないでヤンス!)

・染岡さんかっこよすぎる・・・流石逆境を知る者だ

背中で語る男・染岡さんかっこええっす
栗松に突き放したような言葉を残して背を向ける染岡さん。しかし栗松は、その背中から無言のメッセージを受け取っていました
栗松の代表落ちはどれだけゴネようと覆せない事実…それが悔しいなら、こんなところでモタモタしていないで
1秒でも多く特訓し、みんなを抜き返すしかないと…円堂の言う通り、これまで何度も挫折を味わった染岡さんだけが言えるセリフです

そう、染岡さんはどれだけ不遇な扱いを受けようと、決して腐らなかった男。今まで1度も道を踏み外したことなど…

踏み外したことなど…

うん…まあ…

ダークエンペラーズの時のことを思い出してはいけません(えー
あれだけはホントに染岡さん最大の汚点だよなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「どんな逆境も努力で乗り越える」っていう染岡さんのキャラを台無しにする要素じゃねーか!
そもそもあの時点ですでに今と同等のメンタル的強さを誇っていた染岡さんが、何の脈絡もなくエイリア石に手を出すわけが(以下略)

シュゴオオオオオオオ!

(栗松君…君の思い、僕が引き継ぐからね!)

ともかく染岡さんの教えを胸に刻んだ栗松は、ひとり日本行きの飛行機に乗りライオコット島から飛び立っていくのでした

「ありがとう守君、買い出し手伝ってくれて」

「いやあ、俺も部屋でジッとしてられなかったし」

「ふふふ」

「あ、そういえば久遠監督が笑ったとこって見たことないよな?まさか笑ったことないとか?」

「そんなあ、笑ったことくらい…あれ?どうだったっけ?」

「おいおい冬っぺ、冗談だろ?」

そんな栗松の帰国からしばらくしたある日、冬花と2人で町へ買い出しに来ていた円堂。
「そういえば久遠監督ってさ〜」などと、なにげない世間話をしながらスタスタ歩いていますが…

・監督、染岡さんのドラスレの時とかに笑ってたような・・・

はっ(゜д゜)そ、そういえば…円堂も冬花も「笑ったところなんて見たことない」という久遠監督ですが、
染岡さんがドラゴンスレイヤー初披露した時だけは、完全にニヤリと笑ってましたよね
実の娘ですら見たことのないレアな笑みを引き出す染岡さんの実力…染岡さんマジパネェっす

キッキイイイイイイッ!!

「え!?」

「な!?あ、危ないっ!!」

って、そんな和やかムードをブチ壊し、2人の前に突如として現れた暴走トラック!なにィー!?
走行中にタイヤがイカレたらしいそのトラックは、物凄いスピードで歩道に乗り上げてきてモロに2人へ突撃を!
こ、こいつはやばい…この前は巨大タイヤならゴッドハンドで止めた円堂ですが、この暴走トラックを止めることは可能なのか!?

ドッガガアアアアアン!!

「だ、誰も巻き込まれてないな!?」

「運転手も無事だ!」

って…結局はすんでのところで2人にはぶつからず、あさっての方向へすっ飛んでいった暴走トラック。
まったく人騒がせすぎるだろ…ともかく無事で何よりです、円堂も冬花も、ついでに運転手も助かってよかったよかった…って

「…ふう…大丈夫か、冬っぺ?」

「…う…あ…あ…っ…(ガタガタガタ)」

「ふ、冬っぺ…?」

ドサッ!

「お、おい、冬っぺ!?冬っぺ!」

ところがその時、特にケガもなく助かったにも関わらず、真っ青な顔でガタガタと激しく震え始めた冬花!
心配そうに声をかける円堂でしたが、次の瞬間フッと冬花は意識を失いブッ倒れてしまいます
一体冬花の身に何が起きたのかワケも分からぬまま、救急車を呼んだ円堂は久遠監督と病院へ向かうことに…

「…う…う…ううっ…」

「…」

「久遠監督…知ってることを教えてください、やっぱり変です。
 俺、ずっと気になっていたんです…どうして冬っぺは、俺のことを覚えていないのかって…
 何年か前のことだけど、稲妻町のことも全然覚えてないなんて…」

そして病院で治療を受けながらも、意識を取り戻す様子がなくうんうんと苦しげな声を出し続けていた冬花。
そんな冬花の姿にただならぬものを感じた円堂は、今まで疑問に思っていたことを全て監督にぶつけてみることに…
そういえば冬花は、円堂の幼なじみでありながら昔のことを一切覚えていないという妙な設定の持ち主だっけか…

「冬花には…昔の記憶がない。いや…私が記憶を消したんだ」

「え…!?か、監督が!?」

「私は本当の父親ではない…彼女の本当の名前は、小野冬花だ。桜咲木中学のサッカー部を辞めた私は…
 数年後に小学校の教師となり、そこで私のクラスにいたのが冬花だった…」
 
って…え、ええ!?ここでなんとも予想外な設定が明らかに!
なんと冬花は久遠監督の娘でもなんでもなく、本当はただの教え子の1人だったという…むう…しかしそれ以上に、
この無愛想なオッサンが小学校の先生やってたってことの方が驚きだな…(えー

「だがある日、冬香に悲劇が起こった…交通事故に巻き込まれ、両親を失ったのだ…」

しかし、そんな幼い冬花の身に起きた突然の悲劇…両親と一緒に仲睦まじく横断歩道を渡っていたところ、
突然そこへ猛スピードで突っ込んできた暴走トラックに轢かれ、目の前で両親が絶命する姿を見せつけられてしまったという…
うわぁ…冬花だけは奇跡的に助かったようですが、この体験が強烈なトラウマになって、さっきのトラックにもあれほど怯えてしまったんですな…

「入院中の冬花は…ショックのあまり食事も取らず、日に日にやつれ…放っておけば、死の危険さえあった…
 そこで医師が提案したのが、催眠療法だった…悲しい過去を新たな記憶に変えることによって、
 生きる気持ちを取り戻させる…冬花の命を救うには、それしかなかった…」

《…だれ…?》

《冬花…お前のお父さんだ》

《おとう…さん?》

「…そんなことが…」

「私は今でも悩んでいる…私がしたことは正しかったのか、冬花の本当の人生を奪ってしまったのではないかと…」

両親を目の前で殺されるというあまりにショックな出来事のせいで、心身ともに死ぬ寸前まで衰弱しきってしまった冬花…
そこで病院の医師達は冬花の記憶を上書きし、久遠監督が冬花の父親として生きることになったという…

ここまでが冬花の過去にまつわる話のようですな…これで今までの冬花の伏線はほとんど説明できると思いますが、
ただ円堂のじいちゃんの字を、円堂以外にただ一人読むことができるっていう点については、何か特別な理由でもあるんですかね?
小さい頃ちょっと円堂と一緒にいただけで、誰も読めないあの字を解読できるようになったとは考えにくいしなあ…
やはり円堂の嫁候補ナンバーワンだから補正がかかってるということなのか…(えー

「…う…うう…」

「冬花がこんな風にうなされるようになったのは、ここ最近だ…
 円堂、もしかしたらお前が一緒にいることで、冬花の記憶が呼び起こされているのかもしれない」

「え…?」

「記憶が蘇れば、冬花はあの辛い過去と向き合わなければならない…それに耐えられなければ、今度こそ…」

「…」

ところがその時、円堂と一緒にいればいるほど、冬花の封印された記憶はどんどんと蘇ってしまうことが発覚!
ふむ、昔冬花が円堂と遊んでいた頃というのは、ちょうど両親を亡くしたのと同時期だったみたいですからな…
昔の円堂のことを思い出すほど、両親が死んだ記憶も蘇ってしまうのは当然の話か…

そうなると、冬花は円堂の嫁候補からは外れて今後は距離を保つのが一番ってことですよね
いやー残念だなあ!それってすごく残念だなー!はっはー!(えー

《うう…うっうっ…うう…》

《へへへ、冬っぺ!》

《あ…守君…?》

「ん…守…くん…(にこ…)」

(…?冬花…やはりお前は…?記憶を取り戻した時、円堂が一緒なら…戻れるかもしれない、本当の冬花に…!)

って…えええええええ!?こ、これは…夢の中で冬花がひとり泣いていると、そんな冬花に手を差し伸べに現れた円堂!
心強い円堂の存在に勇気づけられた冬花は、夢の中でも現実でもにっこりと笑みを浮かべたという…
お、おい…久遠監督も「やっぱ円堂と一緒じゃないとダメだなー」なんて言い出すし、
嫁候補から外れるんじゃないのかよ!それどころか親公認の仲になっただとォ!?(えー
なんてこった…お嬢のライバルが1人減ったかと思ったら…記憶なんて取り戻す必要ないから今まで通りでいいよ!現状維持万歳!

はあ…そんなわけで円夏派の人間にとっては、今日もまた心休まることのない回でした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
もはや俺にとって唯一の癒しは天使ちゃんだけだな…(えー  とてとてフィールドを走る天使ちゃんかわいすぐる。次回に続く!


・ゲームだと円堂達がイタリアの試合を出るのに、きちんと監督とチームメイトに会って了解を得てるんですね。
 監督の二人も運営からの呼び出しを風丸達に告げて出て行ってますから。
 この頃はゲーム>アニメという状況が続いている気がします

・イナズマの脚本は一回読み直して悪いところ直してないのかな?って思うような内容が多いですよね。
 本当に細かいところでおしいんですよね

・今回のイナイレ、試合後もそうですが試合内容自体もゲーム版と比べてイマイチ感がありましたね。ゲーム版だと 
 一点とられる→立向居が魔王・ザ・ハンドを開発、後続を止め続ける→豪炎寺達がグランドファイアで一点返す→
 →控えの数の関係でスタミナ消耗、決勝点をいれられ惜敗  といった感じでもう少し盛り上がったのですが・・・
 ちなみに円堂達も試合には間に合いませんでしたが必死でスタジアムまでいってたのになぁ・・・ by カイリ

・(ダークエンペラーズになってしまった原因の)入院組の葛藤→カット
 母の遺言と息子の希望の板挟みになった豪炎寺父の葛藤→カット
 染岡さんと虎丸の絡み→全部カット
 イグニッション→カット
 アルゼンチン戦後のテレスの台詞→カット
 アニメスタッフは重要な場面をカットしすぎだと思うんだ。

うーん、「最近のイナズマの展開はゲームの方が良かった(´・ω・`)」という声が続々と寄せられてますな
ってダークエンペラーズにもエイリア石使う葛藤があったですって!?それがカットだなんてどうかしてるぜ!(えー
実際カットされてしまったアニメ版は、円堂が「仲間との絆が俺たちの力なんだ!!」ってジェネシスを倒した数分後に
昔の仲間が特に理由もなく全員裏切って襲ってきて絆オワタって感じだったからなあ…
エイリア石を使ってしまった理由付けや葛藤は絶対必要だったろうに…
アニメ版の裏切り行為はむしゃくしゃしてやった、今は反省しているって感じだったよね、マジで:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



・始めまして、uepi-言います。イナズマイレブンの感想をいつも楽しみにしています。大志さんは今までのOPとEDの中では
 どの曲が好きですか?、これからも体に気をつけて頑張って下さい。 by uepi-

どうも初めまして、私がイナズマの曲で一番好きなのっていうと、二期OPのつながリーヨでしょうかね(特に0:45〜の部分)
これはエイリア編の終盤に使われたOPですが、今までに登場したキャラがみんな次々に総登場する内容で
「ああ、もうすぐエイリア編も終わるんだな…」という風に、物語の終焉を感じさせるという、話の時期にピッタリなOPでしたね

あとは二期本編だと大怪我したり欝になったり逃亡したり、次々に酷いリストラを受けた旧雷門イレブン達が、
このOPの中でだけはみんな笑顔で元気にやってるっていうのが、俺にとっては救いでしたね…
二期の展開は本当に耐えがたいものがあったんですが、このOPでだけは俺の見たかったイナズマが見られるっていうのが
二期を完全には見捨てなかった要因にもなりました



あとは三期序盤OPの勝って泣こうぜッ!もかなり好きですね
つながりーヨはこれまでのキャラが総登場、終わりを感じてしんみりした気持ちになると言いましたが、この曲はまったくの逆で、
見たことのない世界の強豪達が次々に登場、これからどんな戦いが始まるんだろうってワクワクした気持ちになる
という
実に対照的な意味で好きです。ちょうどその世界の強豪達が現れるシーンのラップがいいんだよなあ

標準の再生速度だとそうでもないですが、こいつを1.2倍速で聞くと超絶テンポよくて凄くノリノリで聞けます
アニメOP・EDのラップというと間違いなく糞ラップと叩かれまくるのがもはや定番ですが、(正直俺もそう思う)
この曲のラップだけは糞じゃないなと思うんですよね



糞ラップと言えば、話はイナズマから逸れますけど、色々な意味で忘れられないのがイタズラなkissのED・時間よとまれですよね
あの曲は歌詞、歌、メロディー、イントロの入り方に至るまで、全てにおいて何ひとつ文句のつけようのない神EDだったんですが
最後に出てくるラップ部分だけがほんと糞っていう、すげえもったいないEDだったんですよねー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

なんであそこでラップが必要なのか分からねえ…全然分からねえ…この曲は初めて使われた時の話の流れからして神だったんですよ!

←入江がクリスと結婚することを決めて、
  長年の入江への片思いに終止符を打たれる琴子

← 失意の中、琴子は新しい恋を探し始めるものの、
  どうしても入江への気持ちが忘れられない
「私は一生入江くんに片思いしたまま
  お婆ちゃんになっちゃうのかな…」
  なんてことを考えながら、トボトボと雨に打たれて歩く琴子
ふと、その時目の前に誰かがいることに気づき、
  琴子がそこで顔を上げてみると…
今までずっと無音のシーンだったのが、
  入江の登場と同時にEDのイントロが始まる

っていうね…今までずっと入江への恋を捨て切れなかった琴子が、初めて完全に諦めてしまうシーン。そのすぐ後に
今までずっと琴子に見向きもしなかった入江が、初めて琴子の所に自分からやってきたシーンっていう
物語最大の盛り上がりの場面なわけで…そこで初めて使われるこの神EDのイントロが流れるわけですよ

もう今までの物語すべてが、このEDに集約されてると言っても過言ではないこの構成、
当時リアルタイムで見ていた私が、どれほどこの回で興奮しまくったかお分かりいただけるでしょうか
「うおおおおああああああイタキスすげえええあああああああ」
部屋中を転げまわって壮絶に悶えまくって本屋に突撃してコミックス全巻速攻で買い揃えるぐらいはよゆうでした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
これであのラップさえなければ…(えー  糞ラップさえなければ本当に完璧だったのに…
まあ、あの糞ラップがあっても私の中では、あらゆるアニメEDの中で一番好きなのがこの曲だとハッキリ言えますけどね

ちなみにOP曲で一番好きなのは、妖逆門のシロイツキです。まあこれ以上語ると長くなりすぎなんで、この辺で切り上げますけども

(C)多田かおる/イタキス製作委員会


■イナズマイレブン 第97話「一之瀬!最後のキックオフ!!」
 

《フットボールフロンティア・インターナショナルダイジェスト!昨日行われた
 イギリス代表・ナイツオブクイーンvsアメリカ代表・ユニコーンの結果をお伝えします!
 土門の加入で、ユニコーンのディフェンスはさらに強固になりましたねぇ!
 そして司令塔の一之瀬が攻撃の中心となり、イギリスのDFを粉砕!
 大陸予選でも大活躍した一之瀬は、本大会に入っても絶好調ですね!
 キャプテンのマーク、FWのディランもプレーに冴えを見せ、ユニコーン快勝です!》

さて今回のイナズマですが、円堂達の見ているスポーツ番組で
一之瀬達アメリカ代表が、エドガー達イギリス代表をギッタンギッタンに負かしているシーンから始まります
イギリス代表…態度だけはでかい連中だったけど、あいつらここまでの試合全敗してるじゃねーか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

・アメリカとイタリアに普通のシュートで負けるイギリス…
・あんだけ偉そうだったイギリス代表のかませ犬ぶりが泣ける…(つД`)
・ナイツオブクイーンかませになりすぎだろ…ガラティーンすら使わないとかなんなのw

うん…コメントでも来ている通り、実はイギリスは前回もイタリア代表相手に負けちゃったんですよね。
私が前回「天使ちゃんマジ天使!」と言っていた試合がそれで、実はあれってイタリアがイギリスがボコっている内容だったのです
しかも前回も今回も普通のシュートでバコバコ点を取られる体たらく。
ガラティーンはどうしたんだよガラティーンは!イギリス…完全にこれから日本と試合するチームの踏み台と化してるな…

「久しぶりだね、秋!」

「あっ、一之瀬君!突然の連絡で、何かあったのかってドキドキしちゃった!」

そんなある日、突然「こっそり2人で会いたい」と秋の前にやってきた一之瀬!
一体どうしたんでしょうか、2人は幼なじみなので、会って話をすること自体はおかしなことじゃありませんが…
ただ、人目を避けるようにこそこそ会いに来た点がちょっと引っかかりますね。ともかくそんな一之瀬が切り出した話とは…

「アメリカに、一緒に来てくれないかな…秋」

「えっ…」

え…(゜д゜)えええええええ!?もしやそれってプロポーズ!?
い、一之瀬お前…秋をアメリカに連れて行って自分の嫁に迎えたいと!?
よく言った一之瀬!ぜひともそうしてくれたまえ!(えー
何しろ秋と言えば、二期から猛烈なヒロインプッシュが始まって、お嬢をヒロインの座から引きずり降ろした女みたいなもんですからね
一之瀬が秋を嫁にしてくれれば、お嬢がまたヒロインの座に返り咲くことも夢じゃねーぜ!頑張れ一之瀬!頑張れ一之瀬!

「そ、それってどういう…」

「…ははっ、ごめん、言い方が紛らわしかったね!
 俺、この大会の後、プロリーグのユースチームに入ることになったんだ!
 プロでの最初の試合に秋を招待したくてさ!」

「あっ、なんだそういうことかぁ!うん、必ず見に行く!楽しみに待ってるわ!」

って…さすがに「アメリカで一緒に暮らそう」なんて話をするのは恥ずかしかったのか、
ユースチームがなんたらかんたらと話を逸らしてしまう一之瀬。バ、バカ野郎!そこはもっと押せ押せで行けよ!
「言っておくがお前の同意など必要としていない」ぐらい言って強引に嫁にしちゃえばいいんだよ!(えー
うーむ、ここはなんとしても一之瀬には、秋をモノにしてアメリカに引きずっていって欲しいところですが…
とりあえず今日のところはこれしか話せず、一之瀬は秋の前から去っていってしまいます

 

「な…なんだって!?一之瀬、お前…すっかり良くなったんじゃなかったのか!?」

「…俺もそう思ってた…でも、あの事故の影響は…まだ俺の体に残っていたらしい」

《時間が経てば命さえ落としかねない…手術を一刻も早く受けるべきだ》

ところが秋の前から去った一之瀬は、チームメイトの土門にこんな告白を!さっき秋に言いたかったのもこの事だったのか…
知っての通り、一之瀬は幼い頃ひどい交通事故に遭い一時は死んだとまで思われていた過去の持ち主…
そんな昔の古傷が今になって再発し、手術を受けなければ死を招く可能性すらあるという…

「しゅ、手術…受けるのか…?」

「ああ…ただ、今回は…失敗したら2度とサッカーが出来なくなる」

「な…!?」

さらにただ手術を受ければいいわけでもないらしく、その手術には失敗する恐れもあるようです
・手術をせずに放っておく → 体にダメージが蓄積してやがて死ぬ
・手術を受ける → 失敗すれば2度とサッカーの出来ない体になる
        └→ 成功すればとりあえず治る見込みはある
ということのようですな…結局は成功することを祈って手術を受けるしかないようですが、
さっきの医者の話だと、時間が経つごとに成功率はどんどん落ちてしまうようで…

「けど本当に恐いのは…!サッカーが出来なくなることじゃない、
 最高の相手とサッカーをする機会を失うことだ…!
 俺は円堂の熱い思いに応えたい、最後になろうと構わない!
 次の試合…俺の全てを円堂にぶつける!タイムアップの笛が鳴るその時まで!」

本来なら今すぐに手術を受けるのがベスト…しかしそうなれば、目前に控えた円堂との試合を逃すことになってしまいます
一之瀬にとって最高の相手と認めている円堂と戦う機会を逃すことは、手術が失敗してサッカーが出来なくなるより辛いこと…
ならばどれだけ成功率が下がろうと、手術は延期して円堂に自分の全てをぶつけたいと一之瀬は考えているようです



なんか一之瀬かっけえな…すでにここまで決意を固めていたとは…
そんなわけで、一之瀬のサッカー人生最後の試合になるかも知れない日本vsアメリカの試合…
その運命の日をとうとう迎えることとなってしまいます

「一之瀬…お前の決意は分かった…お前が決めたんなら、俺は最後まで付き合う!」

「ありがとう…土門!」

「ただ、一つだけ約束してくれ…万が一、試合中にプレーできなくなるような事があったら…」

「ああ…その時は…グラウンドを出る」

(…?なんのこと…?)

「俺は、お前の命が大事だ…ぶっちゃけお前には、試合には出ずに
 今すぐ手術をしてもらいたい」

(えっ…!?)

「こうしている間にも、成功の確率は下がって…」

「一之瀬君!手術ってなに!?この大会が終わったら、
 プロのユースに入るって言ってたじゃない!」

「なっ、あ、秋!?」



ところがそんな試合当日、廊下で話していた2人の前に「ねえねえ何の話ー?」と姿を現した秋!
こ、こいつ…空気読んでくださいよ!せっかく一之瀬が「最後の試合になってもいい」と気高い覚悟を決めているのに、
もし秋の口から円堂たちにこの事がバレたりしたら…

「…」

「…プロリーグのユースに誘われたのは本当だ…でもユースには入れない」

「ど、どういうこと!?」

「あの時の事故の影響で、一之瀬はまた手術を受けなきゃならないんだ…
 しかも手術の成功率は50%、治ってもサッカーさえ出来るかどうか…」

「そんな…!?どうして言ってくれなかったの!?」

《間もなく両チームの選手が、グラウンドへ入場して来ます!》

「…秋、円堂には言わないで欲しい。これが最後の試合になるかもしれないんだ、
 本気の勝負をしたい…!円堂と…!(すたすた)」

「い、一之瀬君!」

「…一人で抱え切れるもんじゃねえ、だから秋に会いに行ったんだよ…
 でも、言えなかった。そういう奴だろ、一之瀬は…」

「…あ…うん…」

そして秋にも事情を説明せざるを得なくなったものの、やはり「円堂には言わないで欲しい」と口止めをして去っていった一之瀬。
冒頭で一之瀬が秋に会いに行ったのは、一人でこの事実を抱えるにはあまりに辛すぎたから…
しかし、円堂との真剣勝負のためにはやはり言うべきでないと考え直し、あんな風に話を逸らす結果になったようです

「…バッカ野郎が…!」

そこまでしてライバルとの試合を望んでしまうサッカーバカ…土門はそんなバカぶりを吐き捨てるように指摘しながらも、
一之瀬の望みを叶えてやるために、秋と別れて自分もグラウンドへ向かうのでした

・本日最高のイケメンは土門ですよね
・土門が何か渋カッコいいぞ…

うん、確かにこのグラウンドに向かう土門の背中はめちゃめちゃカッコいいですね
土門って一期の頃から意外とグッとくるシーンが多いんだよなあ

《さあ、ユニコーンのキックオフで試合開始です!》

「見せてやれ!カズヤァーッ!!」

ドドドドドド!

「くっ!?は、速すぎる!」

《華麗な一之瀬のドリブル!イナズマジャパン誰も止められないーっ!!》

「行くよ円堂!これが俺の必殺技!ペガサスショットォォォッ!!」

ドバッゴオオオオン!!

そんなわけでついに試合の始まったアメリカvs日本!ところが一之瀬は開始早々、ドリブル突破を仕掛けていきなり必殺シュートを発射!
その名もペガサスショット…ってこれどう見てもドラゴンクラッシュじゃないですか!(えー
大きく右足を振り上げてシュート → 動物がガオーと飛び出るこの姿…一之瀬め、まさかドラゴンクラッシュを習得していたなんて…

「イジゲン・ザ・ハンド!!」

バチチチチチチチ!!

「ぐっ…!?なんてパワーだ…!?ぐわー!!」

ズッバアアアアン!!

《決まったああああーっ!!一之瀬のシュートで、アメリカ代表・ユニコーンが先制ですっ!!》

ゲェー!?それをイジゲン・ザ・ハンドで迎え撃つ円堂でしたが、いとも簡単にブチ破られて早くも1点献上!
もう通用しなくなったのかよイジゲン・ザ・ハンド!まだ習得して2回目だってのに!
相変わらず円堂の技は賞味期限切れが早すぎるぜ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それとも新必殺技のイジゲン・ザ・ハンドをブチ破るほど、ドラゴンクラッシュのポテンシャルが高すぎたということか…(えー  次回に続く!


■イナズマイレブン 第98話「全力の友情!一之瀬VS円堂!!」
 

「う〜〜〜〜トイレトイレ」

今 トイレを求めて全力疾走している僕は
サッカー好きのごく一般的な男の子

強いて違うところをあげるとすれば
世界大会に出場中ってとこかナ――
名前は円堂守
そんなわけで試合会場にある
廊下のトイレにやって来たのだ
ふと見ると
廊下に一人の若い男が立っていた

ウホッ!いい男…
「やらないか」
言葉どおりに
彼はすばらしいテクニシャンだった
僕はというと
大事な膜を初めて突き破られる
快感の波に、身をふるわせてもだえていた

こんなわけで円堂のハーフタイムはくそみそな結果に終わったのでした(えー
さて、それじゃ今日のイナズマ感想を終わるとするか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
えーと、まあ冗談は置いといて、今回のイナズマはあまり話に動きがなかったですね
しいて言うなら、ハーフタイム中に円堂が一之瀬の秘密を知ってしまったということでしょうか

「大丈夫なの一之瀬君…?やっぱり無茶よ…こうしている間にも、手術の成功は難しくなってるんでしょう…?」

「…」

「なんで…なんで一之瀬君にばかりこんな…」

「…そうだね…だけど、それを悩んだところで何も変わりはしないよ。だったら俺は、今出来ることを
 力一杯やってみたい!俺は戦うよ、例え最後の試合になるとしてもね」

「一之瀬君…」

「ど…どういうことだ、一之瀬…?最後の試合って、なんなんだよ…!」

「あ…円堂…!?」

------------------------------------

「そんな…2度とサッカーが出来なくなるかも知れないなんて…嘘だろ…!?」

「…嘘じゃない」

「一之瀬…今日のお前のプレー、その覚悟があったからなのか…?」

「ああ…俺はこの試合に全てを懸けている」

「…分かった…遠慮はしないぞ!」

「円堂なら…そう言ってくれると思っていた!後半、楽しみにしてるよ」

「…ありがとう、円堂君…一之瀬君の思いに応えてくれて」

「あいつは俺達の仲間だ…当然だろ。もしこの試合があいつにとって最後になるのなら…
 俺は思いっきり戦ってやりたい!それが俺の…あいつへの全力の友情だ!!」

と、まあ会話としてはこんな感じでした。前回もそうでしたが、一之瀬のセリフがやたら男らしくて格好いいですねえ
一之瀬との対決なんてネタにしかならないと思ってたのに…まさかこんなに凛々しい奴になるなんて:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかしこういう相手の悲劇を聞いてしまうと、途端に調子が狂って不完全燃焼な試合を始めるという前科がある円堂…
正直今回もそれが一番心配でしたが、とりあえずやる気は失っていないみたいでよかったよかった

・円堂が一之瀬の事情を聞いたときは、鬼道さんとの対戦での悪夢再びか!?と思ったがそれはなさそうなので一安心

やっぱり考えることは一緒ですよね…鬼道さんと戦った時は、試合前の話が最高に盛り上がっただけに残念だったなぁ

・風丸がボールを奪った後の染岡さん悪い顔すぎるw

そして本日のもうひとつの見所はやはりこれ、染岡さんの悪党ヅラここに極まれり
コワモテだとは思ってたけどここまでなのかよ!この染岡さんをイナズマ知らない人に見せて、
「これって主人公チームの人だよね?」と気づける人が果たして何人いるのだろうか…

あと細かいシーンなんですけど、ベンチから応援してる日本メンバーの中で
佐久間相手にべったりスキンシップしてる土方が少し気になりました。お前らそんなに仲良かったんか…
これを見て腐女子のお姉さん達はどう思うんでしょうか
きゃあ!土方×佐久間…意外にイケるわぁ!と思うのか
汚らわしいのよこの野獣が!佐久間きゅんにベタベタするとかふざけないでよ!と思うのか
果たしてどちらなのだろうか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■イナズマイレブン 第99話「不死鳥の決意!」
 

「ザ・チューブ!!」

ズッバアアアアン!!

「「「グランフェンリル!!」」」

ズッバアアアアン!!

《ゴォォォール!これで3対2!またもユニコーンが
 勝利を引き寄せる1点を加えましたぁーっ!!》

「くぅ…!」

さて、日本代表vsアメリカ代表の試合もいよいよ後半戦、ここまでアメリカは
ペガサスショット、ユニコーンブースト、グランフェンリル、
日本は
ザ・ハリケーン、ザ・チューブと、両チームとも初披露となる必殺シュートを目まぐるしく発射しまくっております
そのため激しく点を取り合う展開となり、今は2−3のアメリカリード…
しかし日本はまだこの試合で一度もリードを奪えておらず、一之瀬の先取点が試合の流れにかなり影響している感じですね

関係ないけど一之瀬が1人で撃つシュートはペガサス、マーク&ディランが2人で撃つシュートはユニコーン
その3人が集まってシュートを撃つとオオカミって正直どうなの?:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  白馬みたいなのが出てくる技じゃないのかよ!
くそ…きっとペガサスとユニコーンが融合して未知なる可能性の獣が生まれると思ってたのに(えー

「さすがにしぶといな…」

「ああ、出し惜しみして勝てるほど円堂達は甘くない」

「やるのか…?あれを」

「ああ…相手DFより圧倒的に優位な状況を作り、雷鳴が轟くように激しく攻撃する!
 必殺タクティクス…ローリングサンダーだ!!」

しかしそんな状況からさらに日本を突き放すべく、必殺タクティクス・ローリングサンダーを発動したアメリカ代表!
何やら攻撃において絶大な効果を発揮する技のようですが、驚くべきその全貌とは…

そう、DFの目の前でおもむろにズボンのチャックを下ろし、相手が驚いている隙に攻撃に転じるという…
これこそがローリングサンダー、またの名をセクシーコマンドー!!(えー
これはセクシーコマンドーの中でも最も基本となるエリーゼのゆううつか…
こんな技まで取り入れているとは恐ろしいチームだぜアメリカ代表…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

あ、ちなみに今回の試合には、なんとアメリカの大統領までわざわざ観戦に訪れているんですよね。(↑画像右のオッサン)
しかしアメリカの恥さらしどもを目にして呆れかえった大統領の顔ときたら…(えー
アメリカ代表…もうこいつら勝っても負けても確実に人生終わったろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ハッ…情けないねぇかき回されちまってよ。見かねて出てきてやったんだ、
 俺の言う通りにすりゃローリングサンダーなんて簡単に攻略できるぜ」

「はは…厳しいな」

「何か作戦があるのか?」

「ふ…あの必殺タクティクスは…カウンターに弱い!!」

そんな中ローリングサンダーの弱点に気づき、ベンチから自信満々でフィールドに現れた不動。
そう、チャックを下ろすというこの技は心の準備さえしてしまえば簡単に破れるという弱点が…(えー
しかしセクシーコマンドーとは、技そのものよりいかに相手に心の準備をさせないかという点にこそ真髄が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

まぁ冗談は置いといて、いつの間にか鬼道さんも不動に対して「ハハッ厳しいなこいつぅ〜」
ずいぶん親しげに話せるようになりましたね。やっぱりチームKとの一戦が2人の関係を変えたってことでしょうか

「こっちだ!円堂!」

「おおーっ!!」

バシイイイッ!!

《おおっとローリングサンダー不発!そして豪炎寺がユニコーンのゴールへ迫ります!》

「ヒロト!虎丸!行くぞォッ!!」

「くそっ…!行かせない!(ドダァッ!)くうっ!?うぐ…はぁ…はぁ…!く…ぐっ…!?」

「「「グランドファイア!!」」」

ズッバアアアアアン!!

《き、決まったぁぁぁーっ!!イナズマジャパン、同点に追いつきましたぁーっ!!》

そしてついにローリングサンダーを破った日本は、そのまま豪炎寺が一気にグランドファイアを決めてついに同点に!
しかし、豪炎寺に追いすがろうとして倒れた一之瀬の体が心配ですが…?とうとう体にガタが来たのかヒヤリとする光景ですが…

「はあ…はあ…はあ…!負けたくない…絶対に!」

「カズヤ…ああ、みんな同じ気持ちだ!」

「イエス!イエーーッス!必ず勝つ!!」

「ああ!勝とうぜッ!!」

しかしどうやら古傷が原因なのではなく、単純に疲労が激しすぎたために倒れてしまったようです
まあ無理もありません、この試合で一之瀬はフレイムダンスを使いまくって日本の攻撃を何度も防ぎ、
華麗なテクニックでDFを抜きまくって何度も味方のチャンスを作り、
ペガサスショットやグランフェンリルなど、強力なシュートを何度も撃ちまくって得点にも絡んでいた
わけで…
守備、繋ぎ、攻撃の全てにおいて常人以上の活躍をし、並の選手の3倍以上の疲労を抱えていたことでしょう

むしろこんな試合終了間際まで、そんな3倍しんどいプレーをやり続けていたことの方が驚きというか…
しかし試合の残り時間はほんのわずか、ここまでやったら最後まで…と、一之瀬は最後の力を振り絞って再び立ち上がります

《ユニコーン対イナズマジャパン、同点のまま激しい攻防が続いていますっ!》

「はあ…はあ…まだだ…!まだ終わりじゃない…!」

ピピィーッ!

《おっと、ここでユニコーンが選手交代!どうやら一之瀬を下げるようです!》

「な!?お…俺…が…!?」

「な、なぜカズヤを下げるんだ!?」

「ギンギンに攻めてるところなのに…!」

とか思ってたらここでまさかの選手交代!ゲェーッ!?
確かに疲労の色は濃く見えるものの、あり余る闘志でそれをカバーし今も十分な活躍を見せていた一之瀬…
にも関わらず監督からの指示により、試合終了を目の前にして一之瀬はベンチに退けられてしまいます。
当然この采配に納得いかない一之瀬は、物凄い剣幕で監督に食ってかかりますが…

「監督ッ!お願いです、このまま戦わせてください!今日は特別な試合なんです!」

「お前は今日ずっと全力の戦いをしてきた。疲労が激しいはずだ」

「大丈夫です!まだやれます!俺は最後までピッチに立っていたいんですッ!!」

「私には、選手を守る責任がある。
 もう交代は認められた…お前はフィールドを出なければならない」

「…!?か、監督…まさか…俺の体のことを…!?」

「…」

ところが、一之瀬がどれほど抗議をしても頑として言うことを聞かない監督。なぜならそれは、一之瀬の選手生命を守るためだったから…
ふむ…確かに今は極度の疲労だけで済んでいるとはいえ、これ以上一之瀬に無理をさせては
体の爆弾がどうなるかまったく分かりませんからな…選手をみすみす目の前で破滅させるなど、監督としての責任を放棄したも同じです
この監督は自分の役目を果たすために、あえて空気読めない男を演じて交代を告げたのでしょう。いい監督じゃないか

・アメリカの監督、その台詞を2期の某監督に言ってやってくれよw

ああ、ほんまにね…こうなると「選手に起こったことはすべて私が責任を負います!!」と言いながら
負傷を抱えた染岡さんが無茶して破滅していくのをボケッと見てた瞳子
本当になんつー無能だったのかと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《さあ、試合終了の時間が迫ってきました!
 勝利を手にするのはユニコーンかイナズマジャパンかーっ!》

(…終わり…なのか…これが…俺のサッカーの…終わりだって言うのか…
 嫌だ…俺は…嫌だ…これが…最後だなんて…俺は…俺はまだ…)

そしてベンチに下げられてからの一之瀬は、完全に生気のカケラもないレイプ目状態となってしまいました
ただただ呆然と試合の行方を眺めながら、その胸中に浮かんでくるものは、無念、無念、無念、無念、ただひたすらに無念さだけ…
この試合は、自分のサッカー人生の集大成になるはずだったのに…自分の全てを出し尽くすはずだったのに…
それが指をくわえてベンチに座るという幕引きに、一之瀬はサッカーへの飢えと満たされない思いで一杯になってしまいます

「爆熱!スクリュー!!」

ズッバアアアアアン!!

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「勝利おめでとう…円堂」

「一之瀬…」

「俺も最後までピッチに立っていたかったけど…できなかった…
 ベンチで見てたんだ…みんなのプレーを…ずっと見てた…」

「…」

結局最後には豪炎寺の爆熱スクリューが突き刺さり、4−3での勝利を収めることになった日本代表。
そして円堂の前に、この世の終わりみたいな顔で現れた一之瀬でしたが…

「そして、分かったんだ…俺は…サッカーがしたい…!俺は…諦めない!!
 もう一度フィールドに戻ってみせる!絶対に!!」

「一之瀬…!ああ、そうだよ!その通りだ!」

「いつかまた…フィールドで会おう!」

しかし一之瀬の中には、この悔しさを燃料として新たな闘志が激しく燃え上がっていました
どうしようもなく満たされない思いをしたからこそ、「こんなんじゃ…満足できねえぜ…!!」
次のステップに繋がる原動力となる…これはなかなか工夫した展開で、良い形のラストになりましたね。
ただ、あまりに満足できなすぎてチームサティスファクションとかアホなことやらなければいいけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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