■ハートキャッチプリキュア! 第1話「私、変わります!変わってみせます!!」
 

というわけで始まりました、フレッシュの後を継いで始まった新番組ハートキャッチプリキュア。
番組を見る前の第一印象としては、フレッシュよりずいぶん幼い感じの絵柄なんだなということで
「こりゃさすがに小さい女の子でないと見るのは許されんか…」と1話だけ見て切る気満々だったんですが
実際見てみると面白かったのでこれからも見たいと思います:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
作画なんかもフレッシュは1話の時点ですでに力尽きてたのに、ハートキャッチは最初から凄い綺麗で何の不安もありませんね

『私、花咲つぼみ!お父さんとお母さんが、お祖母ちゃんの住む希望ヶ浜市で
 フラワーショップを開くことになり、引っ越してきたんです!性格は、恥ずかしがりやで引っ込み思案…
 でも、転校を機にこんな性格を変えようと思ってます!』

さて主人公のつぼみですが、意外なことに内気な性格のメガネ少女です。こういう女児向け+変身ヒロインもののアニメで
主人公が内気なメガネっ子っていうのは珍しいですね。実際今までのプリキュアでは全然いなかったタイプというか…
まあでも、つぼみは引っ込み思案だけど一生懸命な性格をしているので、見ている分にはかなり好感が持てる感じです
声を担当するのも演技力に定評のある水樹奈々なので、今のところ不満はほとんどないですね

「授業を始める前に、新しい仲間を紹介するよぉ。花咲さん、黒板に名前を書いて自己紹介してね」

「はっ、はい!」

(ゆ、勇気を出して、大きな声で…!)

「は、はじめまし…」

「字がちっちゃくて見えないよぉ〜?」

「へっ!?あ、あう…えっと、今日から転校してきました、花咲つぼみです。しゅ、趣味は花を…」

「はぁ〜ん?花咲さんは声まで控えめなんだぁ!」

そんな一方で不満バリバリに感じまくりなボンクラ主人公なのがもう一人のプリキュア・来海えりかです
いきなりつぼみの自己紹介をブチ壊しにして、つぼみをクラスの晒し者にしてしまうという有り様…
嫌がらせかコノヤロー!と思いきや、どうやらえりかは悪気があってやってるわけじゃないようで
本当につぼみの声と字が小さいと思ったから、そのまま本心を口にしたというか…
まあ一言で言うと空気読めてないってことなんですけどね、さらにえりかのKYっぷりは留まるところを知らず…

「(ぼそぼそ)ねえねえねえ!花咲さんってどこから越してきたの?」

「(ぼそぼそ)えっ、か、鎌倉ですけど…今授業中ですよ!?」

「鎌倉ぁ!?いいところじゃなーい!お父さんとお母さんは何やってるの?」

「えっ、い、一応お花屋さんなんですけど…」

「はっ…」 ← 先生に気づいてつぼみから離れる

「花咲!授業中は無駄口きかない!」

「えっ、あ、はい!すみません…」 ← えりかのせいでつぼみだけ怒られる

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「へ〜鎌倉かぁ!私も何度か行ったことあるけど、いい所よね〜!」

「近くに海もあるしね!」

「ええ、とってもいいところで…」

「あ〜こんなところにいたんだぁ!」 ← 無理矢理つぼみと友達の間に割って入る

「(ぐいぐい)あ、あう…」

「あ、唐揚げ!私の卵焼きと交換して!」 ← 返事を聞かずにつぼみの唐揚げを食う

「えっ!?さ、最後に食べようと思ってたのに…うう…」

「え?何か言った?」

「は、花咲さん…えりかって超マイペースだから、ビシッと言った方がいいよ?」

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「ええ!?辞めちゃうの!?ちょっと待ってよ!あなた達に辞められちゃったら、
 ファッション部私一人になっちゃうじゃない!」

「ごめん…塾もあるし…」

「えっ、ちょ、ちょっと!…もおーっ!!どうすりゃいいのよぉ!
 部員が私一人じゃ同好会になっちゃうじゃ…はっ!?」

「えっ?」

「つぼみ!ファッション部入って!まだ部活決めてないんでしょ!?この通りだよ!」

「ええ!?ちょ、ちょっと待ってください!私は園芸部に入ろうかと思って…」

「つぼみん家ってお花屋さんなんでしょ!?学校来てまでお花なんかいいよぉ!
 ファッション部入ろ!楽しいよ!
 女の子だもんねぇ、ファッションに関心ないわけないよねー!」

あ、あかん…こりゃもう擁護のしようがねえぞ!!お前少しは自重しろよ!
あまりにもひどすぎますえりか、こいつが現れるたびにつぼみが凄まじい勢いでFUKOになっていきます
まさかプリキュア自身がFUKOを撒き散らす存在だとは…これがフレッシュの舞台なら、さぞメビウス様もお喜びになったろうに(えー
それとやっぱり授業中に無駄口を叩くなんて、学生としてもってのほかですよね
あ、でも佐天さんは違うよ?って御坂美琴さんが言ってました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わ、悪いんですけど私これから用があるんで!これで失礼しますっ!」

(よ、よし、きっぱり断れた…私変われるかも…!)

「へ〜え変わりたかったんだ?それならそうと言ってよぉ!私がバッチリ変わらせてあげる!」

それからも相変わらず暴走を続けて、やりたい放題つぼみを振り回すえりか。本当にどうしようもない奴に見えますが
そんなえりかにも一つだけ良い点がありました。それは何かと言うと…



(C)にしむらともこ/小学館・MMプロジェクト・テレビ東京

でっでれでででっでっでっでーん

めちゃモテ!
ミラクルチェンジ!
大さーくせーん!!
(えー

「どーお?めっちゃモテキャラになったでしょー!
 このワンピース私が作ったの!つぼみにあげるね!」

「えっ?え…?」

ミラクルチェンジ大作戦であなたもモテ子に変身ですわ!って
あれだけ地味だったつぼみがどこに出しても恥ずかしくない美少女に早変わり!な、なんと!
メガネ外して髪型変えるとイメージ変わるなぁつぼみ。それを見抜いたところはえりかの眼力も大したもんです
つまり今回のサブタイは、めちゃモテ委員長7話「ジミ子から…ジミモテ子に変身ですわっ」こそが正しかったんだよ!!
あ、でもダメだ、このサブタイだとミラクルチェンジした後に余計可愛くなくなってしまうという罠が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

どひゅううううううん

「えっ?」

「わ、悪い奴らに追われてるですぅぅぅ!!」

「助けてですぅぅぅ!!」

「ぬ、ぬいぐるみが喋った!?」

「説明してる暇はないですぅぅ!」

とその時、つぼみの前に現れたのは、いきなり空から降ってきた謎のマスコットキャラ・シプレ&コフレ!
異世界からマスコットキャラがやってきて主人公にプリキュアの力を授けるというのは、プリキュアシリーズ第1話の恒例行事…
どうやら今シリーズでも、このシプレ達が持つ「ココロパフューム」というアイテムでプリキュアに変身できるようです

「デザトリアンのぉ!お出ましよぉぉ!!」

ずももももももも

《もも姉なんか大嫌いだぁぁぁ!!ちょっとくらい美人でスタイルがいいからって
 威張らないでよぉぉぉ!》

ドガアアアアンバゴオオオオン!!

「ひぃぃぃ!?あ、あれは何を言ってるんですかぁ!?」

「こ、心の花を取られた子の心の叫びですぅ!」

《私だって頑張ってるのぉ!でももも姉みたいな素敵な人になれないぃぃぃ!
 うらやましいよぉぉぉ!!》

そんなつぼみ達の前に続いて現れたのは、前作までのザケンナーやナケワメーケに相当する怪物・デザトリアンです
このデザトリアンとやらは、どうやら悩みを持っている人間の「こころの花」が抜き出されて生まれた怪物ということのようですが…
悩みを持っている人間の「こころのたまご」が抜き出されて生まれた×たまみたいな感じでしゅごキャラと同じ設定!?
なんてこった…ということはやはり、今作のプリキュアの必殺技もお説教だったりするんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ちなみに今回のデザトリアンは、「美人の姉がうらやましい」というコンプレックスを持ったえりかの心から生まれたものでした
え、えりかお前!さっきちょっとだけ株を上げたかと思いきやもう台無しにしやがった!(えー
主役を張るもう1人のプリキュアでありながら、第1話では変身するどころかむしろプリキュアに倒される怪物の役になろうとは…
えらい事ですよこいつは、これを仮面ライダーWに例えるとするなら、
第1話でいきなりフィリップがドーパントにされて翔太郎に襲いかかってきた
みたいなもんじゃないですか!どんな副主人公だよこれ!

《もも姉みたいになりたいよぉぉぉ!!》

「え、えりかさん…」

「くっだらないわぁ。そんなことで悩んでないで妖精捕まえなさいよぉ」

「…くだらなくありません!えりかさんの悩みを利用して、
 そんな魔物を暴れさせるなんて…!酷すぎます!!」

「ん…?」

「私…私…堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

しゅぱああああああ

「な…な…なにものだ…!?」

「とっくにごぞんじなんだろ?おだやかな心を持ちながら、
 激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…
 超サイヤ人孫悟空だ!!」(えー

とその時、えりかの事をコケにした敵幹部・サソリーナの言動に激しい怒りを見せたつぼみ!
するとつぼみの怒りにココロパフュームが反応し、ついに伝説の戦士プリキュアが降臨する!
大人しい性格のつぼみではありますが、悪党に対して物怖じせずに向かっていく度胸があるなんて感心してしまいますね
この辺は正義の味方として申し分ない器だなぁと思います
しかしえりかを置き去りにしてつぼみの株だけがどんどん上がっていくな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ひゃっ!?な、なんですかこの姿は!?」

「凄いです〜!やっぱりこの子は伝説の戦士プリキュアだったんです!」

「名前!名前を決めてください!」

「そ、そう言われても…」

とはいえ、突然のことにつぼみは事態を飲み込めずに少々困惑を…って、プリキュアの名前は自分で決めるんですか!?
なんてこった…こいつはRPGを始めた時とかに「なまえを決めてください」の画面で何十分も悩むタイプの人間には
相当に難易度の高い試練ですよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
  かくいう私もそういうタイプなんですけどね…
デフォルトの名前が決まってるならいいけど、ドラクエみたいにゼロから考えないといけないのは最悪ですよ…
結局悩んだ結果思いつかないから、もょもととかテキトーな名前つけて始めるんだよなぁ(えー

「はっ…決めた!私の名前は…!大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!」

そして大地のプリキュア・キュアもょもとが名乗りを上げたところで次回に続く!

そういうわけで意外なまでに面白かったですねハートキャッチプリキュア。
正直これだけ「早く続き見たいよ!」と思わされた第1話というのは、最近ほとんど見かけなかったレベルだと思います
ところで関係ないんですけど、番組の冒頭で先代プリキュア(キュアムーンライト)がやられてしまうシーンなんですが、
「ぐっ…たとえ私が倒れても、いつか必ずこころの大樹を守るプリキュアはお前達の前に現れる!」って
ちょうど一時間ほど前にやっていたシンケンジャー最終回で、ラスボスのドウコク様が
「ぐっ…たとえ俺が倒れても、いつか必ずお前達も泣く時が来る!三途の川の隙間は開いてるぜ!」って
やられてしまうシーンとダブって見えてなんだかニヤけてしまいました。
他にも色々と、別のアニメとダブって見える要素がなんだか多かったような気がしますね。まとめてみると

・キャラデザ → おジャ魔女どれみ
・ミラクルチェンジ大作戦 →
めちゃモテ委員長
・主役2人のカラーリング →
ふしぎ星のふたご姫
・タキシード仮面的なお助けマン →
セーラームーン
・たとえ私が倒れてもいつか必ず(以下略) →
シンケンジャー
・人間が持つ「こころの○○」から生まれる敵 →
しゅごキャラ
・ダブル主人公で1人は大地の力、もう1人は海の力で変身 →
ウルトラマンガイア
・おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士 →
ドラゴンボール

と、まあこんな感じでしょうか。これだけどこかで見たような要素が並んでると、
「なんだこれパクリまくりの糞アニメじゃねーかつまんねー」となりそうなものですが
ハートキャッチに関しては逆にぐいぐい話に引き込まれてしまったから不思議ですね、
それだけ魅力ある作品に仕上がってるってことなんだろうなぁ


(C)板垣恵介/秋田書店

莫大な数のダブリ要素が
複雑に絡み合っているにも関わらず、
そのどれもが誇示しすぎることなく…
そのどれもが緻密なまま
完璧なバランスだ(えー

まだ1話なのにベタ誉めするには早すぎるかもしれませんが、ともかく予想以上に面白そうだということは確かですね


■ハートキャッチプリキュア! 第2話「私って史上最弱のプリキュアですか!?」
 

「きーーあーー!!」

どひゅううううううん

「キュアブロッサム、逃げちゃダメですぅ!」

「な、なんでこんなに高く飛べるのぉ!?」

「それはプリキュアだからですぅ!」

「わ、私、高いところが苦手で…ああああああ!」

前回ラストで勇ましくプリキュアに変身したつぼみ、さあ観念しやがれ悪党どもと敵をバッタバッタとなぎ倒すかと思いきや
なんと「こわいよママー」と号泣しながらメチャクチャに逃げ出していました
おま…堪忍袋の緒が切れたんじゃなかったのかよ!
あそこまでブチ切れておきながらいきなり逃げ出すなんて!あれだけタンカ切って変身したのは一体なんだったんですか!

「な、なんて情けないのかしら…これが伝説の戦士プリキュア?」

「逃げちゃダメですぅ!」

「プリキュアなんだから戦うんですぅ!」

「は、放してぇ!スカート脱げちゃううう!」

「お間抜けねぇ…史上最弱のプリキュアかも…」

「こんな情けないプリキュアは見たことがないぜ」と敵幹部のサソリーナにすら呆れられてしまうつぼみ。
一応つぼみがその気になりさえすれば、戦闘力は十分あるみたいなんですが
いかんせん性格が小心者すぎるせいで、おっかないデザトリアン相手にどうしても立ち向かうことができないようです
ええい、あの優しくて大人しい性格のブッキーですら、変身したら容赦なく殴る蹴るの暴行を開始していたというのに…(えー

そしてついに逃げ回っていたつぼみもデザトリアンに捕まり、その巨大な手で強烈に握られてしまうことに!

ギリギリギリギリ

「も…もう…ダメ…」

「キュ、キュアブロッサムー!」

「ふふ…一気に握りつぶしちゃって!」


(C)鳥山明/集英社

バキバキッ!!

「あーぎゃああああああーっ!!」

くっくっく、今のでずいぶん骨が折れたみたいだな。痛いか?え?(えー
大猿ベジータに握られた悟空のごとく、デザトリアンの怪力の前に屈してしまうつぼみ!
顔を真っ赤にして必死にもがいていますが、それでもデザトリアンの力にはまったく太刀打ちできません
やがて「も…もうオラにはハナクソをほじる力も残っちゃねえや…ス…スキにしろ…」とつぼみにも限界が訪れてしまいますが…

♪てれれれーれってーれれー♪

「セーラームーン…また太ったな、重いぞ」(えー

タ…タキシード仮面様ァ!!なんとつぼみが倒されそうになったその瞬間、
大量の花びらを撒き散らして謎のタキシード仮面様が颯爽と登場!本当に突然現れてつぼみを助けてくれましたが…

「う…ん…」

「ブ、ブロッサム良かったですぅ!」

「誰だか知りませんがありがとうございますですぅ!」

「…」

「あ、あら、いい男…っていうか何者!?」

ところがプリキュアのことはよく知っているシプレやコフレ、敵幹部のサソリーナですら、このタキシード仮面のことはまったく知りませんでした
それに「ありがとうございます」「あんた誰?」と話しかけられてもまったく口を開かず、何から何まで謎のままです
そして次の瞬間、タキシード仮面はつぼみを連れて忽然と姿を消してしまい…

「つぼみ…つぼみ…」

「う…うーん…」

という妄想だったとさ(えー
助けられた時にはすでに意識が朦朧としていたつぼみですが、次にハッキリと意識が戻ったのは、
なんと祖母が働いている植物園の中でした。一体あの後どうなってこんなところに…?
考えられる可能性としては、あのタキシード仮面はこのバアちゃんが変身した姿:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お、お祖母ちゃん?どうして私ここにいるのかしら…」

「私が温室に入ってきたら、ここに倒れていたのよ」

「あっ!キュアフラワーだぁ!」

「フラワーだぁ!」

「ふふふ、シプレにコフレ、久しぶりねぇ」

「えっ?え?お、お祖母ちゃんこの子たちと知り合いなの!?今キュアフラワーって…!?」

「ええ、実は私、昔はプリキュアだったの」

な、なんだってー!!

な、なんと!シプレ達とやけに親しげに話しているかと思ったら、若き日は実際にプリキュアをやっていたという祖母ちゃん!そ、そんな…
正真正銘のキュアババァがついに現れるなんて!(えー
プリキュア5、フレッシュプリキュアと最近のシリーズでは常にババァと呼ばれるプリキュアが存在しましたが、
まさかこのハートキャッチにおいてはどこに出しても恥ずかしくない真のキュアババァが存在するとは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あ…!そ、そうだ、えりかさんは!?」

《う…う…》

「可哀想に…こころの花が弱りだしているのね」

「こころの花の”白シクラメン”が、もうすぐ真っ赤に染まってしまうです…」

「白いシクラメンの花言葉は”純潔”…赤になると”嫉妬”に変わってしまうわ」

「そ、そしたら一体どうなるの…?」

「あとは枯れるしかないです…枯れちゃったら、この子は心を乗っ取られたまま、
 永遠にこの珠の中で眠り続けるです…」

「そんな…!」

そしてこころの花を奪われたままのえりかですが、このまま放っておくと本当に取り返しがつかないようです
一度抜き取られたこころの花は、放っておくとどんどん弱っていき、それが枯れてしまうと
もう二度とえりかは普通の体に戻れなくなってしまうという…
なにげにこれはかなりシビアな設定ですね、どんなデザトリアンが相手でも「制限時間までに倒せませんでした」ってことになると
そのこころの花を奪われた人間は永久に助からないとは…

ズシイイインズシイイイン!!

「デ、デザトリアンですぅ!」

「見つけたわよぉ妖精たち…さっきは邪魔が入ったけど、今度は逃がさないわよ!」

《私はぁ!つぼみのためを思ってめちゃモテキャラにしようと思っただけよ!
 それなのにもも姉ときたら…!!》


「え…えりかさん…」

そんなつぼみ達の前に、再びえりかのデザトリアンをズシンズシンと従えたサソリーナが出現!
相変わらずえりかの心の弱さをそのまま口にしているデザトリアン、
「私こそが真のめちゃモテ委員長なのよほおおお」とわめき散らしておりますが…


(C)にしむらともこ/小学館・MMプロジェクト・テレビ東京

「そりゃめいわくな話だな
 私のようなめちゃモテ委員長は
 二人といらんよ」(えー

ズシイイインズシイイイン!!

「あ…!?えりかさんを傷つけるだけでなく花たちまで…!
 私…堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

そして野に咲く花たちを踏みつけにするデザトリアンに、堪忍袋の緒が切れて変身するつぼみ!
堪忍袋の緒はすでに前回もう切れてたような気もしますが、今回はえりかの体が本当にヤバイので
その分余計に切れたということでいいんでしょうか、よく分からない堪忍袋だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「集まれ花のパワー!ブロッサムタクト!」

そしてデザトリアンをひとしきり叩きのめした後、必殺武器のブロッサムタクトを取り出すつぼみ!
フレッシュプリキュアの時とは違って、今度は最初からこういう必殺技アイテムがあるんですね

「花よ輝け!プリキュアピンクフォルテウェーブ!!」



いつもより多めに回しております!!(えー
な、なんじゃこれ!必殺技の威力を上げるのに、ものすごい勢いで「ふんふんふんふんふーん!」とタクトを回すつぼみ!
なんでこんな手動で威力を上げるような武器を!?必殺技使うのも大変だな…
シンケンマルみたいにしゅっと触れたらきゅいーんと回る仕組みにしてくれりゃいいのに!(えー

しゅわわわわわわわ

「ぐっ…!お、おのれプリキュア!次にあった時は私の毒針で仕留めてやるわよぉ!」

「…」

「はぁ…えりかさん、よかった…」

「んむっ?んむむむむ…こころの種が生まれそうですぅ〜!」

そんな必殺技が炸裂してついにデザトリアンを撃破したつぼみ。めでたくえりかも元通りになりましたが、
その時「生まれるぅ生まれるぅ」とシプレに何やら妙な反応が…
どうやら今作では、敵を倒すたびにシプレ達からこころの種とやらが生まれて、それを集めていくストーリーみたいですね
フレッシュプリキュアで敵サイドがFUKOのゲージを集めてたのとは、逆の設定になってるんだなぁ

「ぷりっぷりっぷりり〜ん♪」

ってなあああああああああ!?
ちょっ…おま…今こころの種どっから出した!?どっから出した!?
「ただしこころの種は尻から出る」ってなんだよこれ!うわああああああああああ!!
まるっきりシプレのうんこにしか見えねー!しかも尻から出す時のセリフがにぷりっぷりっぷりり〜んって正気か!?
つぼみ達は、これから戦うたびにこのうんこ製造機たちのフンの世話をしなけりゃならんのか…
とんでもないストーリーだなハートキャッチは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■ハートキャッチプリキュア! 第3話「2人目のプリキュアはやる気まんまんです!」
 

「この子にはプリキュアになる資格があるんですぅ!」

「ですですぅ!」

「な、なんなのこの子たち…」

「まさかこんな身近にプリキュアになれる人がいたなんてぇ!
 えりか!僕のパートナーのプリキュアになってですぅ!」

「ごめーん、今それどころじゃないんだ!つぼみもファッション部の勧誘手伝って!
 入部届けをバラ撒くよぉ!」

「え、えぇ!?えりか…私も部員集め手伝いますから、プリキュアになってください!」

「もう、それとこれとは違うでしょお!?」

さて今回、シプレとコフレにプリキュアの素質を見抜かれて、冒頭から熱心な勧誘を受けていたえりかでしたが…
「うるせーなそれどころじゃないんだよ」と本人にはまるで乗り気がないようです
それどころか、潰れる寸前のファッション部をどう存続させるかで頭が一杯のようで…
お、おいおい、タイトルの「2人目のプリキュアはやる気まんまんです」って、プリキュアをやるのがじゃなくて
自分の趣味にやる気まんまんってことかよ!!なんつー紛らわしいタイトルですかこれ!

「来海さん、ファッション部だけはまだ部員名簿が出ていませんよ」

「わっ!?す、すいません生徒会長!今週中には必ず!」

「名簿を提出してくれないと、予算が出せないので急いでください」

「はっ、はいっ!」

って、そんなつぼみ達の会話中に姿を現したのは、部活動を管理しているこの学校の生徒会長です
なんだろうこの人は…もうどっからどう見ても「僕がタキシード仮面の正体です」って感じの顔してますが…(えー
もしそうなんだとしたら、変身前はメガネなしで変身後はメガネありっていうキャラになるのか。これは新しいな…
つぼみも変身前メガネあり⇔変身後メガネなしってことにすれば、タキシード仮面と逆になっていい対比になったろうになぁ
なぜ普段も完全にメガネを外すようになった…なぜだつぼみ…こんなことが許されていいのかよ…うっうっうっ

「(すたすた)」

「は〜」

「(ぽわ〜)せ、生徒会長さんって…素敵な方なんですねぇ…」

「まあね〜、この学校の理事長の孫でさぁ」

そんな生徒会長の優雅な姿に、どうやらつぼみは完全に一目惚れしてしまったようです
それに対してえりかは別になんとも思ってないみたいですね。「ふー危うくファッション部の寿命が縮むところだったぜ…」とか
生徒会長についてはその程度の認識でしょうか。えりかはファッション部だとかめちゃモテだとか言ってる割には、
まだ色恋沙汰にはさほど興味ないんでしょうか?なんだかつぼみよりお子様チックな性格してるしなぁ

「何度言えば分かるんだ…ダメなものはダメだ!
 サッカー部に女子は入れないと言っただろう!」

「お…お願いします!」

「練習の邪魔!」

「あっ…」

(なんで…なんで女の子じゃダメなの…?私がどれだけサッカーを好きか知らないくせに…!
 小学生の時は、男子女子関係なくサッカーを楽しめたのに…うっ…うう…)

「ふふふ…こころの花がしょんぼりしてるわぁ」

そんな一方で、今回こころの花を弱らせてサソリーナに目をつけられてしまったのは、とあるサッカー好きな少女・上島さやかでした
なんでも小学校からずっと続けていたサッカーが、中学に入った途端「女がサッカーなんかしてんじゃねーよ」と続けられなくなってしまったとか…
女の子が中学サッカーか…これはもう超次元サッカーを始めるしかないな…(えー

「デザトリアンのお出ましよおおおおーーっ!!」

ずもももももも

「わっ!?な、なに、あの巨大なサッカーボールは!?」

「サソリーナの仕業です!つぼみ、プリキュアに変身ですぅ!」

「はい!シプレ、プリキュアの種を!」

「はいです!プリキュアの種いくですぅ!」

「プリキュア!オープンマイハート!」

そしてさやかからこころの花を抜き取り、巨大なサッカーボールのデザトリアンを生み出したサソリーナ!
それを見たつぼみは即座に変身してデザトリアンに戦いを挑みますが…
それにしても、”プリキュアの種”は普通にシプレ達の胸からぽーんと出るのに、
なんで”こころの種”は尻からうんこみたいに出るような設定にしたんだよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  どっちも胸からで何も問題ないじゃないか!

『女の子っていうだけでサッカー部に入れないなんて酷い!酷い!
 子供の頃から大好きだったサッカーを、中学生になっても続けられると思ったのにぃ!』

「はぁ?サッカーなんて一人でも出来るでしょ?ほぉんと小さな悩みねぇ」

「小さくありませんッ!!さやかさんの純粋な心、サッカーを好きな心を弄ぶなんて…
 私…!堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

そして今回もまた、デザトリアンの悩みの声を「くっだらねーこと気にしてんなぁ」とコケにするサソリーナ。
それを見たつぼみが今度もまた怒り爆発!どうやらこの一連の流れは、戦いの時にいつも描写されるっぽいですね
デザトリアンが悩みを口にする → サソリーナが馬鹿にする → プリキュア切れるがこの番組で言う戦いのゴングというわけか…(えー

「あぁあ…!こころの花がもうすぐ枯れてしまうです!」

「え…えっ?」

「こころの花を取り戻さないと、この子を元に戻せないんですぅ!」

「つぼみは…みんなのためにプリキュアしてるのね?」

「そうです!みんなのこころの花を守るためにブロッサムは戦っているんですぅ!」

「私…プリキュアやるわ!」

「ホ、ホントですか!?」

「ホントのホンキよ!私だって、みんなの心を守りたいもんッ!!」

「プリキュア!オープンマイハート!
 海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!」

その時さやかのこころの花が枯れそうなのを見かねたえりかは、ついに自ら変身してつぼみへの助太刀を開始!
やる気なかった割にはやけに決断の早いやつだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
変身後の名前もつぼみと違っていきなりキュアマリンと決まってますが、本人曰く
「ふっふっふ、こんなこともあろうかと誘われた時から名前を考えておいたのさ」だそうです
こいつ…見かけによらずなんて用意周到な奴だ!(えー

「ここは私に任せて休んでいて!」

「キュ…キュアマリン!」

「さあ私が相手よ!かかってきなさい!」

ドカバキドガアッ!

「デザトリアン何をしているの!?早くやっつけちゃって!」

「マリンシュートオオオ!!」

ドドドドドドドド!

そしてつぼみと選手交代するや否や、つぼみが苦戦していたデザトリアンを一方的にボコボコにするえりか!
肉弾戦だけで戦っていたつぼみと違って、何やら必殺技まで駆使してメッタクソにデザトリアンをボコっております
えりか強いなぁ、バトル中にどうしても相手に遠慮が出てしまうつぼみと違って、
えりかは果敢な攻撃を次々と叩き込むと、トドメのマリンフォルテウェーブであっさりとデザトリアンを片付けてしまいます

「お、おのれプリキュア!今日のところはこれくらいで許してやるわー!!」

「う…ううん…私…?」

「大丈夫ですか?サッカーの練習のしすぎみたいで、ここで倒れてたんですよ」

「そ、そうだったんですか…夢を見てました…私がサッカーボールの怪物になって暴れちゃう変な夢…
 私…間違ってました、女の子だから中学ではもうサッカー出来ないって勝手に思い込んで、ヤケになって…」

「でも、サッカー大好きなんでしょう?」

「はい、大好きです!だから私、女子サッカー部を作ろうと思います!」

「わぁ、それいい!」

「よーし、私も先輩たちみたいに部員集めします!それじゃ!」

ラストシーン、デザトリアンが倒された後のさやかは、すっかり憑き物が落ちたような顔で爽やかに女子サッカー部を作ることを誓うのでした。
うーん、デザトリアンを浄化した後はこころの花が元気になるから、もともと持ってた悩みも消えるのか…つまり説教する必要がないってことですね


(C)PEACH-PIT・講談社/ エンブリオ捜索隊・テレビ東京

てめえら毎回
説教のセリフ考える
私の身にもなれよ!!

というあむちゃんの嘆きの声が聞こえてくるようです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

それと悩み事ができてこころの花がしおれる → サソリーナにデザトリアンにされる → プリキュアに浄化される→
→ こころの花が元気になって悩み事がなくなる
ってこの一連の流れ、
要するにデザトリアンにされたおかげで悩みが解決するってことだから、
サソリーナ達って悪役のフリをした慈善団体ってことはないのかな?(えー  次回に続く!


■ハートキャッチプリキュア! 第4話「早くもプリキュアコンビ解散ですか!?」
 

ドガアアアンバゴオオオン!

「ブロッサム!同時にキックよ!」

「はい!(ずるっ)わっわっ、あわぁぁぁぁ!?」

どたーん

「ブロッサム!?」

ドガアッ!

「きゃあああーっ!!」

「マ、マリン!くっ、こうなったら!
 集まれ花のパワー!ブロッサムタク…はっ!?」

「うぅ!うぅぅ〜!」

「た、助けなきゃ!」

「ちょ、ちょっと!」

今日も今日とて街中に現れたデザトリアンと戦っていたつぼみ達。前回から2人のプリキュアが揃って、戦いも楽になるだろうなーと思いきや
つぼみが足を引っ張りまくるせいでロクに戦えてませんでした。つぼみーー!!
まさかここまでダメな子だったとは…一緒に攻撃しようとすれば滑って転んでえりかが敵の攻撃に晒され、
必殺技を撃とうとすれば、逃げ遅れた一般人が気になってブロッサムタクトを敵に奪われたりと、まったくもっていいとこなしです。
しっかりしてくれつぼみ…それにしても「ブロッサムタク…はっ!?」っていうこのセリフ、なんだか伝通院先生の
「ファイナルゥ〜〜〜あっ!!」を思い出すな…(えー 

「い、今ガレキをどけ…きゃああああーっ!!」

「マリンインパクトオオオッ!!」

ドッゴオオオオン!!

「花よ煌めけ!プリキュア・ブルーフォルテウェイブ!」

しゅわしゅわしゅわしゅわ

そんな一方で、つぼみとはうってかわって見事な奮闘を見せていたえりか!
ふがいないつぼみに文句ひとつ言わず、つぼみのフォローに向かったり敵に反撃したりトドメを刺したり…
あの第一印象最悪だったえりかがこんなにも頼もしいなんて!(えー
前回はマリンシュートとかいう飛び道具技を使ってましたが、今回はマリンインパクトという接近用の技も使いこなしてますしね
つぼみとは正反対にもうプリキュアの戦い方がすっかり板についてる感じです

「噂には聞いていたが…史上最弱のプリキュアは二人になっても最弱ぜよ」

「(がーん)さ、最弱…」

「あんたなんなの!?」

「砂漠の使徒の一人…大幹部、クモジャキー」

「サソリーナに続く新たな大幹部…!?」

「弱いプリキュアを倒してもつまらん。ほらよ、プレゼントするぜよ」

そんなつぼみ達の戦いぶりを見て「弱すぎなんだけどマジ!誰だよこいつを伝説の戦士って言った奴は出てこいよ!」
あきれ返っていたのは、サソリーナと並ぶ敵の三幹部の一人・クモジャキーでした
強い相手でないと戦う気も起きないというクモジャキーは、つぼみがぶん取られたブロッサムタクトを拾って投げ返すと
二人を見逃して帰って行ってしまいました。ちなみにクモジャキーの声を担当するのは、
餓狼シリーズのロック・ハワードや、テイルズオブヴェスペリアのレイヴンを演じた竹本英史ですね。
どちらも好きなキャラなのでちょっと親近感を感じてしまうな…

「ついに二人目のプリキュアが現れたか…」

「名前はキュアマリン、キュアブロッサムよりは使えそうな奴ですわぁ」

「ハッ…プリキュアが二人になろうと、このクモジャキーがいれば百人力ぜよ」

「確かにな…我々の目的は世界、人の心を草木も育たない砂漠のようにして
 全世界を征服するのだ!」

そして敵幹部が揃うアジトに戻ったクモジャキーは、「あのピンクのプリキュア弱っちいよねー」
サソリーナや組織のボス格・サバーク博士と一緒に喋っていました
それにしても気になるのは、サソリーナのキュアマリンは使えそうというセリフですが…?
使えそうって…まるで自分達の仲間に引き入れようとしてるみたいな物言いですね、一体どういうことなんでしょうか
そういえばサソリーナ達の仲間には、ダークプリキュアというプリキュアなのに悪人なキャラもいるわけですが…
何かプリキュアをダーク化させて仲間にする方法でも持ってるんでしょうか、ジェダイをダークサイドに堕とすとかそんな感じで…

「つぼみ、アルコールランプ消して」

「ひええ!?こ、怖いです!」

「フタするだけだよ?」

「は、はうっ…!」

「耳にフタしてどうすんのよ、もぉ」

「す、すみません…」

----------------------

すぱーん!

「わぁー!えりか、カッコイイです!」

「つぼみも頑張ってね!」

「はい!」

どんがらがしゃーん

「あだうっ!?」

「だ、大丈夫!?」

「は、はい…私はかっこ悪い…」

そしてプリキュアとしてもダメなら実生活も全然ダメだったつぼみ。
化学の授業では「アルコールランプ…なんて恐ろしい…」とビビッて硬直してしまったり、
体育の授業では跳び箱に思いっきり激突して醜態を晒してしまったり…
こうなると、えりかに比べて自分はダメだとますます劣等感が膨らんでいくばかりです

しかし髪を下ろした姿のつぼみがめっちゃくちゃ可愛いんだが…
つぼみはまだ4話なのにメガネをつけたり外したり、色々違う髪型を見せたり変身したり、
見た目のバリエーションが豊かで一粒で何度も美味しいキャラだなあ

(うぅ…私とえりかって違いすぎる…プリキュアになっても迷惑かけてばっかりだし…)

「ちょっと、どういうこと!?」

「っ…!(ばたばたばた)」

「あっ、まおとあゆみだ!」

「えっ、私たちの学園の子ですか…?」

「うん、すごいんだよ!ダブルスで全国大会まで行ったんだ!」

そんなある日の放課後、二人して町をとてとて歩いていたつぼみとえりかは、
何やらテニスコートで激しく口論をしている女生徒二人を発見します
どうもテニスで全国大会に行ったほどの黄金ペアのようですが、今は仲をこじらせて相当な修羅場になっているようで…
「もはや貴様などと話す舌を持たん!」と言いたげに、まおの前から駆け出してしまったあゆみ。
一人ぽつんと残されたまおは、呆然とテニスコートに立ち尽くすしていました。これはちょっと声をかけづらい雰囲気ですが…



「おーいまーおちーん!」

「…?」

おいちょっとー!!な…なんの躊躇もなく突撃しやがったー!!
なんつーあっけらかんとした顔してんですか!少しは空気読んでくださいよ!
えりかは今地雷源に足を突っ込んでるということを分かってるんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  まったく恐ろしい女ですよこいつは…

「あ…えりか…」

「どしたのー?」

「あゆみがさ…しばらく一人で練習したいって…私、試合でいつもあゆみに頼ってたから、
 きっと愛想尽かされたんだよ…コンビを解消すれば、もっと強い子と組めるし…」

(も…もっと強い子と…?)

まおとあゆみがケンカをしていた理由、それは今までずっと2人でやってきた練習を、
あゆみが突然「あんたと一緒に練習やりたくない」と言い出したからでした
自分があゆみに頼りっぱなしで情けないからこうなったんだ、と自分を責めてしまうまお。
つぼみはそんなまおの姿が自分に重なって仕方ないようです、プリキュアとしてえりかに頼りっぱなしな自分もまったく同じ状況…
自分もえりかに見捨てられる日が来るかもしれない、と身構えてしまうつぼみでしたが…

「なーんだそんなこと?だったら別の強い子と組めばいいじゃなーい!」

「(がーん)」

「あ、あ、あの…そんな言い方したらまおさんが…」

「前向きに考えようよぉ!コンビ解散は新たなスタートだよ!」

「(ずがーん)」

「…もういいから放っといてッ!!」

「わっ…な、なに怒ってんだろう…ねえつぼみ」

く…空気読めてねええええーー!!えりか全然ダメだこれー!!
普通ならなんとかして仲直りさせてあげるような場面で、「そんな奴ほっといて新しい相手見つけりゃいいじゃん」
メチャクチャを言い出すえりか!なんつーことを!当然ブチ切れたまおはその場から去っていってしまいます
えりかは前回もサッカーのことで悩んでた子に「サッカーなんてやめりゃいいじゃん」とか言って切れさせてたっけな…
こんなにも他人のこころの花をしょんぼりさせまくるなんて…(えー
サソリーナが「キュアマリンは使えそう」って言ってたのはこういうことだったのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あれ?つぼみ?待ってよ、どうしたのー!?」

「えぐぐ…短い間でしたけど…(ずびびーっ)別の子と組んでも、私のこと忘れないでくださいね…」

「なっ、何言ってんのよ、つぼみー!」

さらにえりかの「コンビなんて強い奴と組めばいい」という理論は、つぼみに完全なるトドメを刺してしまいました
自分が弱すぎてえりかに迷惑をかけっぱなしのつぼみは、もはや自分はえりかにとって完全に不要だと思い込んで
「じゃ…新しいパートナーとよろしくやってください…」と号泣しながら立ち去っていくのでした
ううむ、サブタイからしてえりかが解散を言い出すのかと思いきや、まさかつぼみが自らとぼとぼと去っていくとは…

「うっうっ…コッペ様ぁぁぁ〜!なんで私がプリキュアになったんでしょうか…
 度胸ないし、引っ込み思案だし、運動神経も悪いし…私がプリキュアになる資格なんてきっとないんです…
 私、泣いてもいいですかぁぁぁ…」

そしてお祖母ちゃんの植物園にやってきたつぼみは、ぬいぐるみ的存在のコッペに抱きつきながらおいおいと泣いていました
というかここで注目したいのはなにげにつぼみのメガネが復活してるという事実ですよ!
まだ完全にメガネをやめたわけじゃないのか!?

・つぼみさんが眼鏡をやめてしまい、いまだに眼鏡は野暮ったいアイテム扱いに悲しくなりました。

拍手コメントでもこういう声が上がってるので、できればつぼみの眼鏡は復活させてほしいところですねえ
第一話ではこういう地味メガネキャラが主人公ってところが、一番特徴的でいいなと思ったので…

「つぼみ…プリキュアになる資格があるのだとしたら、優しい心と強い心…
 すべてを大切に思う気持ち、そして自分が辛くても頑張ろうという気持ち、
 つぼみはその2つを十分持っているわ」

「お祖母ちゃん…うぅ…」

「つぼみならできます…!」

そんなつぼみの前に現れたのはお祖母ちゃん。弱気になっているつぼみを「あなたなら出来るわアムロ」と優しく励ましてあげます
お祖母ちゃんの言葉でなんとかつぼみもやる気を取り戻したようですが…
それにしても、プリキュアに必要なのは「全てを大切に思う優しい心」ですか…
えりかにはそれがあるのか正直不安すぎるな…(えー

「デザトリアンのォ!お出ましぜよッ!!」

ずももももも

「え、な、なに!?」

「た、大変です!デザトリアンですぅ!」

《あゆみとコンビを組みたいから頑張ったのに!なんで別の子と組むのぉぉぉ!!》

そんな一方で、まおのこころの花が弱っていることに目をつけたクモジャキーは、即座にこころの花を奪ってデザトリアンを召喚!
突然のことに驚くえりかでしたが、すぐにつぼみも騒ぎを聞きつけてえりかのいる現場へ駆けつけて来ました

「えりか!このままじゃ、まおさんのこころの花が枯れちゃいます!
 急いで戻してあげましょう!」

「つぼみ…分かった!」



どうやらお祖母ちゃんの言葉ですっかり立ち直ったらしいつぼみ、やる気満々でえりかと一緒に変身を開始しますが…って
さっきかけてたメガネはもう外しちゃったのかよ!(えー
ちょっ、一体どういうこと!?泣きたくなったからメガネをかけて、立ち直ったから外したとでも言うんですか!?
ううむ…何のためのメガネだったのかよく分かりませんが、
もし悩んでる時だけメガネをかけるということならそのままずっと悩んでてくれればいいのに!(えー

「「プリキュア!オープンマイハート!」」

そして今日の二人の変身はなんと、今までの一人ずつ個別に変身するバンクではなく
二人同時に絡み合いながら変身するという豪華版!こんな変身バンクまで用意してあるのか!これはいい試みだなー
二人で腕を絡ませたり、お互いに香水をかけ合ったりと、まさに「2人はプリキュア」って感じの変身で凄くいいですね

そんなわけで今日の二人はいつもとひと味違います、デザトリアンごときにそうそう苦戦するわけが…

「ブロッサム!ダブルパンチよ!」

「はい!」

「「ダブルプリキュアー!!」」

ずるっ

「あわぁ!?」

どったーん

「んぐぅっ!?」

「あわわ…ご、ごめんなさい!」


(C)細井雄二/講談社

あ…?あ…?

な…何ひとつ変わっちゃいないだとォ!?あれだけ期待させときながらなんてザマですか!
あまりにもふがいないつぼみの姿、今度こそ立派なプリキュアとして戦うのかと思ったら
また滑って転んでえりかの足を引っ張ってしまい、さっぱりいいところがありません

「やはりお前ら最弱ぜよ…まっことつまらんじゃき!!」

ズッバアアアアン!

「あぁ…!?」

「くっ!!」

ドッシャアアアア!!

「きゃああああーっ!!」

「うぅ…す、すみません…私マリンの足を引っ張ってばかりで…」

「そんなことないって!」

さらにクモジャキーの放った攻撃を前に立ちすくんでしまうつぼみ!そんなつぼみをかばってえりかが直撃を受けてしまう結果に!
自らの体を盾にしてつぼみを救ったえりかでしたが、しかしそこまでして助けたつぼみは「あ…足が言うことを聞かん…」
今の攻撃でグロッキーになってしまったようです。打たれ弱すぎるわー!!直撃を受けたえりかはピンピンしてるじゃないですか!

さらに追撃してくるデザトリアンの攻撃も、つぼみをかばって一人で必死に食い止めるえりか…
明らかに足手まといなつぼみに対して、一言も愚痴を言わずに戦うえりかがとてつもなくいい奴に見えますな…
どうして変身前と変身後でこうも印象が違うのか…(えー
来海えりかキュアマリンさんって実は別人なんじゃないかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ギリギリギリギリ

「んぐぐぐぐぅっ…!」

「マ、マリン!私また迷惑かけて…やっぱり私ダメなんです…!
 マリンはもっと強い子と組んだ方がいいんです!」

「え…!?も、もしかして、その事で別の子とか言って悩んでたの!?」

「は、はい…」

「そうだったんだぁ…!もぉ!ちゃんと言ってよ!言ってくれないと分かんないよぉ!」

そして自分をかばって必死で戦うえりかの姿に、とうとう自分の抱えていた悩みをぶち撒けたつぼみ!
それを聞いてようやくえりかも、自分の不用意な言葉がつぼみを傷つけたことに気づいたようです
えりかはさっきケンカ別れした時も「私が謝ればいいのかなぁ、でも何を謝ったらいいのか分かんないよ…」って言ってましたから
今こうやってつぼみにはっきり言われたことで、ようやく胸のつかえが取れたんでしょうね

「私はブロッサムが好き!頭が良くて色んなところに気がつけるなんて素敵だよ!」

「マ、マリン…!」

「きっと私たちは、お互いの力が必要なんだよ!私たちは2人でプリキュアだよ!」

「ふ、2人でプリキュア…本当に、本当に私でいいんですか?」

「ブロッサムでいい!じゃなくて、ブロッサムがいいの!」

くじけそうになった時の合言葉ふたりはプリキュア!(えー
まおには「パートナーなんて強い奴と組めばいい」と言っていたえりかも、自分が同じ立場になってようやく
強さより2人の絆の方が大事だということに気づいたようです

「ゴチャゴチャ言う奴は好かんぜよ…!男はひとり、人生という荒波を越えて行くんじゃ!
 コンビとか一人じゃないとか…まっことくだらんッ!!」

「くだらなくありませんッ!!人が人を求める気持ちは大切です!
 まおさんの気持ちを利用して、そんな怪物を暴れさせるなんて…
 私、堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

そして本日の堪忍袋キター!!今日もまた敵幹部の物言い怒りが爆発し、つぼみのスーパー激怒タイム開幕!
つぼみ自身も今のえりかの言葉で、今まで抱えていた劣等感が綺麗さっぱり吹き飛んだようですね

「マリン!」

「やろう!」

「ブロッサムタクト!」「マリンタクト!」

「「集まれ2つの花の力よ!!」」

そして迷いを完全に吹っ切った二人が、デザトリアンを仕留めるべく必殺技の体勢に入る!
それぞれ必殺のタクトを一緒に取り出しますが、同時攻撃で仕留めようというのか!?そんな二人が繰り出したその技の姿は…

ロイヤル!!
スカァァァァッシュ!!
(えー

「「プリキュア!フローラルパワー!フォルテッシモ!!」」

主役二人が赤と青のオーラに包まれて渦になりながら突撃ってロイヤルスカッシュじゃねーか!!
いやまあ、格好いいから何でもいいんですけどね、やっぱり自ら突撃する技っていうのは
飛び道具を撃つ技より、手に汗握るような迫力があっていいなぁ

「「ハートキャッチ!!」」

ズッドバアアアアン!!

さらに敵をブチ抜いた後は、二人の決めポーズと共にデザトリアンが大爆発!おおっこれはかっこいい!
この合体技を使った時は、あの「はああああああ!!」っていう手動回転がなくて爆発フィニッシュなんですね
あの光景はなんというか、うりゃうりゃと必死に手動でタクトを回す姿がどうもギャグにしか見えないので、
やっぱりこういう方が必殺技としては断然カッコイイと…



「「はあああああああああ!!」」

ってやっぱり手動キター!!な…なんでじゃー!!ちょっと待ってくださいよ!
「ハートキャッチ!」ってカッコ良く決めて敵が大爆発したのに、実はまだ倒せてなくて手動回転で浄化ですって!?そりゃないよ!
例えるなら仮面ライダーブラックRXが、リボルクラッシュをカッコ良く決めて敵が大爆発した直後に、
実はまだ倒せてなくて「はあああああ!!」とリボルケインの風車を一生懸命回し始めたら
一体どんな気分になると思って…(えー

「まお…まお!」

「はっ…!?あ、あゆみ!?私もっと頑張って練習するから…!コンビ解散しないで!」

「えっ?何言ってるの、私の方こそ強くならないとコンビ解散されちゃうと思って…
 それでしばらく特訓しようと思ったの」

「そ、それじゃ、私が勝手に愛想尽かされたと思ってただけ…?」

「私もまおに愛想尽かされたと思ってたの…うふふふ」

ともかくつぼみ達の必殺技ですっかり浄化されたまおは、あゆみとの仲直りも上手く行ったようですね
それにしても、もっと自分の腕前を上げたいから相棒を突き放して秘密特訓したかったって、
仮面ライダーWのヘブンズトルネードの回を思い出したのは俺だけでしょうか(えー
まああのクソバカコンビよりは心情的にマシっぽいですが…あの黒歴史すぎる回を見てしまったばっかりに、
どうもこの二人の評価もいまいち私の中では上がっていかないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!

(C)ABC・東京アニメーション






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