■聖痕のクェイサー 第5話「戦場の白ユリ」
ぺちゃくちゃ
ぺちゃくちゃ
「あ、あのっ…先週配ったプリントなんですけど、まだ出してない人は明後日までに…」
「委員長聞こえませーん!」
「何言ってんのか分かんねーぞぉ!?」
「だ、だから…その…」
「御手洗さん、もっとハッキリおっしゃってくださらなぁい?」
「しょうがないよぉ、だってお便所ふーちゃんだもん」
ぎゃははははは
わははははは
しょっぱなからなんだか嫌らしいイジメの場面で始まった今回の話。
まふゆ達のクラスでは、クラス委員長の御手洗史伽(みたらいふみか)がクラスメートに連絡事項を伝えているところでした
しかし「何言ってんだか全然聞こえねーよバーカ」とクラスメート達は全然その話に耳を傾けようとしておらず…
(C)ABC・東映アニメーション
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「はぁ〜ん?御手洗さんは
声まで控えめなんだぁ!!」(えー |
まさにこういう状態ですよ!まったくどこのクラスにも酷い奴ってのはいるもんだな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「いい加減にして!少しぐらい静かにしなさいよ!!」
「あらあら、また目立とうとして。御手洗さんも注意なさい?
さもないとまふゆさんの負け犬っぷりが移りますわよぉ?」
「美由梨っ!!」
そんなバカなクラスメート達を怒鳴りつけるまふゆでしたが、元々まふゆと燈もこのクラスではイジメられている存在…
まふゆの怒声にもクラスメート達はニヤニヤしているばかりで、やはり耳を貸してくれません。
こうなったらサーシャさんくらいしか委員長を助けられる人はいませんが…
この胸じゃどう考えても無理だ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「巨乳以外の女など助ける価値なし」が信条のサーシャさんにとって、この委員長の胸はあまりにも平らすぎますよ!
これじゃサーシャさんが口を挟んでくるわけがありません、哀れな委員長はこのまま晒し者にされるしかないのか…
「ハリボテの遠吠えか」
「なっ…」
「虎の威を借る内弁慶、ブザマだな」
「な…な…な…」
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何だってェーーッ!?(えー |
(C)渡辺保裕/新潮社 |
そ…そ…そんな!そんなまさか!サーシャさんが貧乳娘を助けたというのか!
これは一体どういうこと!?天変地異の前触れか!?
あまりにも信じられない事態にクラス全員が「サーシャが貧乳を助けただとォ!?」と目をひんむいております
クラスメートがここまで驚くとは、作中でもやはりサーシャさんが貧乳に関わるのは相当珍しく思われてるのか…(えー
「どっ、どういうことだ!何故ボルシチがない!?」
「ゆうべあんたがぜーんぶ食べちゃったでしょ?大体お弁当の献立じゃないし…」
「くっ…!ならばせめて…ラッソーリニクかアクローシュカを用意するのが常識だろう!」
「だ、脱走ニンニクにアフロですか?」
「ラッソーリニクにアクローシュカ。どっちもスープの名前だよぉ」
ところが颯爽と委員長を助けたかと思いきや、次の場面でサーシャさんはすっとんきょうな声をあげて弁当に頭を突っ込んでいました
お昼時に校庭でお弁当タイムを満喫していたようですが、サーシャさんは「なによこの弁当ふざけてるの?」とボルシチがないことを嘆いていたのです
さらには「なんでもいいからスープ飲みたいスープスープ」とダダをこねるサーシャさん。サーシャさんはそんなにロシアのスープが好きなのか…
「弁当には欠かせない。ロシアでは常識だ!」
「本当…?」
「うっ…本当だ!!」
(絶対ウソだ…)
さらには苦しい嘘をまでついて「ロシアの弁当はスープだもん本当なんだもん」と主張するサーシャさん。
それにしても顔を赤くしてぷいっと顔をそむける様子が、女の子みたいで可愛いぞ(えー
俺としたことがサーシャさんを可愛いと思ってしまうなんて…くやしい…!
「む?これはなんだ(ぱくっ)」
「あっこら!手掴みは”めっ”て言ったでしょ!」
「んむ!?こ、これは!?フクースナ!!」(フクースナ:ロシア語でおいしいの意味)
「あっ、よかったねまふゆちゃん!美味しかったみたいだよ!」
「えっ?えっ?」
「(バクバクバクバク)一体…これはなんだ!?」
「じ、自家製きゅうりのぬか漬けだけど…」
「こ、このアグレーツ…俺の心を震わせた!!」(アグレーツ;ロシア語できゅうりのピクルスの意味)
きゅうりがそこまで気に入ったんですかサーシャさん!
「まったく日本人は得体の知れないエサを食ってやがる」とぬか漬けに手を伸ばしたサーシャさんですが、
一瞬にしてその虜になってしまい、一心不乱にぬか漬けを食いまくる!ご飯も食わずによくぬか漬けだけ大量に食えるな…
「あ、あはは、そんな大げさなぁ〜。でもまぁそこまで褒めてくれるんなら、
今夜は腕によりをかけたボルシチをごちそうしちゃおっかなぁ」
「わぁ〜!良かったねぇサーシャ君!」
「スビョークラは…たっぷり入れろよ!!」(スビョークラ:ボルシチに赤い色をつける赤カブのこと)
そしてまふゆに頭をなでなでされるという馴れ馴れしい真似をされているにも関わらず、
「スビョークラ大盛りでお願いします!!」などと真顔でお願いしてしまうサーシャさん。
いつもなら頭に触れた段階でブチ切れそうなものですが、美味い飯を作れるまふゆにはここまで許してしまうとは…
やはりサーシャさんを手懐けるには餌付けが一番ということなのか…(えー
「(すたすた)あ…ごめん、先行ってて?」
「どこへ行く?」
「ちょ、ちょっと用があるのよ…」
「トイレか(すたすた)」
「ぐっ!?い、いちいち指摘するなァーッ!!」
そんなランチタイムが終わった直後、トイレへ行きたくなったまふゆはそそくさと二人から離れていきました
それにしても小梅のトイレを見抜いたつっちーといい、変態達にとっては女のトイレを見抜くことなど朝飯前なんだろうか(えー
「便所なら便所って言えよ」とサーシャさんに恥ずかしい言葉を投げつけられながら、プンスカとトイレのドアを開けるまふゆでしたが…
「んっとにもう〜…サーシャったらデリカシーないんだから!」
ガチャッ
「…」
「う、うわ!?ごごごごっご、ごめんっ!!」
ゲェーッ!?ところがまふゆがドアを開けたそのトイレには、今まさにトイレを使用中だったテレサの姿が!
なんで鍵かけてないんだあんたは!どんだけ無用心なんですか!
とはいえまふゆもこの間「サーシャにトイレを覗かれた」って言ってましたから、多分テレサと同類の人間なんでしょうけどね
なんでお前らそうもトイレの鍵を外したがるんだよ!(えー
「排泄の際に人は最も無防備になる。警戒心が足りないぞテレサ」
ってあんたはここで何やっとるかー!!
ア、アホか!なんとまふゆとテレサが鉢合わせしたその瞬間、さも当然のように女子トイレを覗き込んでいたサーシャさん!
おま…さっき「ふーんトイレか」ってまふゆと別れたんじゃなかったのか!?わざわざまふゆのトイレを拝みにやってきたんかい!
言ってることもやってることも全てが変態すぎますサーシャさん。まったくこの人は何もかもが面白すぎるな…
「ごめんなさい…(すたすた)」
「あっ、テ、テレサちゃん!?」
「…」
「ほ、ほんっとサイテーよあんた!デリカシーなさすぎ!!」
「まったくだ、グランセイザーのやることではないな」(えー
サーシャさんのあまりの暴走ぶりに伝通院先生も呆れております:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
話が進めばサーシャさんの変態ぶりも薄くなるかと思いきや、それどころかますます加速するばかりですな。まったく一体どこまで行くんだこの人は…
「でもテレサちゃんって、いつも静かだよねぇ」
「笑った顔も見たことないっけ…どこの国の人なんだろう?サーシャは知ってるでしょ?」
「知らん。テレサはソーマを得るための存在に過ぎない、あいつの過去になど興味はない」
「あ、あれだけおっぱい吸っといてそういうこと言う!?」
「シスターテレサは…中央ヨーロッパのある小国の出身です。
彼女の故郷は、冷戦が終結した20世紀の末に内戦状態に陥りました…
その泥沼の戦いの中で、彼女は全ての家族を失ったのです」
テレサの過去をまったく知らないサーシャさん達のために、テレサの生い立ちについて語り始めたユーリ神父。
そしてここからは、テレサの回想と言う形で話が進みます。
ちなみにユーリ神父は、まふゆ達の学校にいるサーシャさんの上司なわけですが…
名前がユーリで声が千葉進歩って、こいつ絶対カレイドステージ乗っ取りを企んでますね(えー
冒険を恐れる者は人の後ろを歩くしかないぞ、小僧!!
(物心つく前に両親達を失った私にとって、孤児院は家でありシスター達は家族も同然だった…
私はシスター・ウィルマを姉のように慕い、彼女も私に優しくしてくれた…
しかし、それはつかの間の安らぎに過ぎなかった…)
バッタアアアアアン!!
「うらあああああ!!」
「皆殺しにしろオオオオオオ!!」
「あぁあっ!?いやあああああーっ!!」
両親を亡くしてからというもの、修道院に引き取られてそこで平和な暮らしを送っていたテレサ。
しかしそんなある日、突然その修道院は殺気立った荒くれ男達の襲撃を受けてしまいます
ユーリの話ではテレサの国は内戦状態だったということですが、こんなような略奪や虐殺が当たり前のようにはびこっていたんでしょうか
(C)武論尊・原哲夫/集英社
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「きさまらに生き死にの理由はいらん!
すべておれたちの気分しだいよ!!」 |
ケンシロウはやくきてくれー!!(えー
無抵抗なか弱いシスター達を、メチャクチャに犯しては殺すという非道な真似をし始めた男たち…
こうしてテレサの平和な生活は、あまりにも理不尽に奪い去られてしまったのです
「さあ皆さん!聖なる浄化の時間です!塩素は人類史上初の化学兵器です!
そんな由緒正しいガスで死ねるなんて皆さんは幸運…!
なあに苦しいのは一瞬、すぐ僕の可愛い塩素が皆さんを楽にします!」
そしてそんな荒くれ男たちの中に、リーダーとして君臨していたのは塩素を操るクェイサー!この男によって修道院のシスター達は
一人残らず殺されてしまったのです。テレサだけは隠し部屋に潜んでいたおかげでどうにか助かったようですが、
この男のことは今でもテレサにとって最悪のトラウマとなっているようで…
「テレサちゃん…あの、私たちテレサちゃんのこともっと知りたいなって…迷惑?」
「別に…」
「あ…よかった!あのツンドラ坊主には余計なお世話って言われちゃったけど…」
そんなテレサの過去を知ったまふゆ達は、その境遇を可哀想に思ってもっと親しくなろうと声をかけていました
サーシャさんはそんなことにさっぱり興味がないようで、この場には居合わせていませんが…
「(くんくん)…あれ?まふゆちゃん、プールの臭いがするよ?」
「プール?(くんくん)あっ、ほんとだ…」
「え…!?」
「こんにちは…可愛い子豚ちゃん」
ってそこに塩素のクェイサー来たー!!うわああああああ!!なぜ突然こいつがここに!こいつは夢か幻か!?
なんといきなりまふゆ達の前に現れたのは、紛れもなく修道院のシスター達を虐殺した塩素のクェイサー…
何が何だか分かりませんが、とにかくまた「サルイ・スーの生神女」とやらを狙ったアデプト12使徒の一員としてやってきたようで…
「さあ…それではサルイ・スーの秘密を、洗いざらい吐き出してもらいましょうか?
さもないとこのメス豚ちゃんを消毒してしまいますよ」
「い、いやああああ!!」
(あ…あう…ダメ…このままじゃ…!)
こいつの前ではさすがのテレサも、ガタガタと震えが止まらずまるで実力を発揮できず!
それでも必死に抵抗を試みるテレサでしたが、普段の戦闘力には遠く及ばず、あっさりとこの男に捕らえられてしまいます
ギリギリギリギリ
「う…うう…!」
「おやおや…お行儀の悪いシスターだ…!」
「テ、テレサちゃん!」
「さあ…聖なる浄化の時間です!」
そして首を締め上げられたまま、塩素ガスでのトドメを受けそうになってしまうテレサ!
今この場で動けるのはまふゆだけ、しかしこの男を相手にどうしたらいいのか…って
「はっ!?二人とも目をつぶって!!」
ドッバアアアアアン!!
「うごああああっ!?」
どいやー!!なんとその辺に転がっていた肥料用の袋を力任せにブン投げたまふゆ!
袋は見事に塩素男の顔面にクリーンヒット!そして中身の消石灰がぼわぼわ飛び出す中、なんとか助かったテレサと燈でしたが…
しかし所詮は一時しのぎ、これで塩素男の怒りを買ったのは確実です。男は燈たちを逃がすまいとすぐに塩素ガスを放ちますが…
「ちっ…!逃がさんッ!!」
ボワアアアアアア!!
「な、何!?」
とその時、男の塩素ガスはまふゆ達の目前で急激に動きを止めてしまう!こ、これは!?
まるで宙を舞っている消石灰がまふゆ達を守ったようですが…って、塩素と消石灰…ってことはまさか
Cl2+Ca(OH)2 → CaCl(ClO)・H2O!?
塩素と消石灰(水酸化カルシウム)からさらし粉(次亜塩素酸カルシウム)が出来る化学反応式じゃないですか!
塩素ガスが消石灰でかき消されたように見えたのは、この化学反応でさらし粉に変わったからなのか!
なんという…まさかこんなアニメで化学のおさらいをするとは思わなかったな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「大丈夫だよテレサちゃん、私が守ってあげるから!」
「ま…まふゆさん…私は…私は…」
「お前はそれでも俺のマリアか…テレサ!」
「やっとお出ましですか…鉄のクェイサー・ジェレーザ…致命者サーシャ!」
「アデプト12使徒…塩素のクェイサー・ガスチェンバー…浄化者クロア!」
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そんな時、ようやくまふゆ達を助けにその場へサーシャさん登場!この塩素男の名前はクロアっていうみたいですね
それとサーシャさんにもジェレーザなんて二つ名があったのか…これってクェイサー全員についてるもんなんだろうか
ともかくサーシャさんは、ガタガタと震えるテレサの姿を見て「それでも俺の相棒かよ」と歯がゆく思っているようですが…
「お前の過去になど興味はない。笑うのも、泣くのも、戦うのも、選ぶのはお前自身だ。
だが忘れるな…お前は俺のパートナーだ!お前はそのためにマリアになったんだろう!
俺の心は震えている…あとはお前次第だ!」
「あ…」
そしてサーシャさんからテレサへ不器用ながらも励ましの言葉が!「お前の過去に興味はない」「泣こうがわめこうが勝手にしろ」と
突き放すような言葉を並べてはいますが、結局一番言いたいことは「お前はパートナーなんだから一緒に戦おうぜ」ということのようです
すでにサーシャさんは心が震えまくりで戦闘準備完了、あとはテレサの意志ひとつでクロアとのバトルが始まるわけですが…
しかし考えてみれば、サーシャさんって乳飲まないと力が発揮できないから、テレサが早くおっぱいくれないと戦えないんだなぁ(えー
このセリフも「俺今すっごくやる気満々なんだから早くおっぱいちょうだい」と言ってると思うと微妙なものが…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「………致命者サーシャ…私の命を、あなたに…」
「んっ…か、彼の罪人に…機密を授けることを…許可します!!」
「ダー!!」
そしてついに戦う覚悟を決めたテレサは、サーシャさんに自らのおっぱいを…って今日は微妙におっぱいシーン見えてる!?
ちょ、ちょっと!今日はいつもみたいに月のどアップとか映さなくてもいいんですか!(えー
こうして色々見えてしまうと、なんだかむしろ逆に落ち着かないんだが…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「臭いお芝居ですねぇ…さっさと消毒させてもらいましょうッ!!」
「お前は俺の凍れる心に火を点けた…!
この血に流れる怒りと悲しみを、貴様に刻み付けてやる!!」
そして激しくぶつかり合う二人のクェイサー!しかしこれほどサーシャさんが熱くなっているのは、
やはりクロアがテレサの人生を破滅させた男だからでしょうか、だとしたらなんだかんだで人情深いところもあるんだなあ
しかし関係ないんですけど、「臭いお芝居」と言いつつサーシャさんがおっぱい吸い終わるのをちゃんと待っててあげたクロアは
すごい空気読んであげたキャラだと思う:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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「ほぉ…ならこんなのはどうです!」
ジュオオオオオオオ!!
「ちっ…!これは!」
「塩素を水に通すと濃塩酸が精製される…鉄など容易く溶かしてしまいますよ!」
すると今度は単なる塩素ガスではなく、クロアはCl2+H2O → HCl+HClOの反応で塩酸を作り出し、サーシャさんへの白濁液ぶっかけ攻撃を開始!
「ら、らめぇ!こんな攻撃とけちゃうのおおおおおお!!」とサーシャさん自慢の武器も簡単に溶かされてしまいます
ちなみに塩酸と次亜塩素酸を作り出すこの式は、逆反応も起こりやすく平衡を解説する際によく用いられる反応式ですな
それと鉄が塩酸で簡単に溶けてしまうのはイオン化傾向の問題で、
FeとHのイオン化傾向を比べるとFeの方が大きいから、HClにFeを浸すとClをぶん取ってしまうわけですな
つまりFe+2HCl → FeCl2+H2の反応が起きてしまうというわけです
「さあ…もう終わりの時間です!致命者サーシャ!」
「ぐっ…!」
「まだよ!まだ終わりじゃないわ!」
ともかくクロアの塩酸攻撃でとうとう武器を全て失い、サーシャさん万事休す!
ところがその時、なんとサーシャさんを助けるためにまふゆが割って入ってきました
何やら策があるようですが、この超人バトルの中に首を突っ込むほどの策とは一体…
「ビッグ・シールド・ガードナーを召喚するぜ!!」(えー
きた!盾きた!メイン盾きた!これで勝つる!
なんとどこから拾ってきたのか、すっぽり体全体を覆ってしまうほどバカでかい盾を持って突撃してきたまふゆ!
「邪魔だコノヤロー」とまふゆに向けて塩酸をぶち撒けるクロアでしたが、どういうわけかまふゆの盾は塩酸ごときではビクともしない!
黄金の鉄の塊のナイトが皮装備のジョブに遅れを取るはずが無い!!(えー
「今よ!テレサちゃん!」
「てえええええーっ!!」
ドドドッゴオオオオッ!!
「ぐ…!がほお…ッ!!」
「サーシャ!」
「はああああああーッ!!」
ドッバアアアアア!!
「罪人に…贖いを…!」
そして見るがいいこのスーパーオサレスマッシュを!(えー
まふゆを文字通り盾にして飛び出したテレサの連続攻撃、さらにサーシャさんの大鎌の一撃を食らって、
ついに完膚なきまでの敗北を喫したクロア!テレサにとっては十数年ぶりの仇討ちを果たせた瞬間ですね
「ふふ…鉄なんかと違って、銅は塩酸ごときじゃ溶かせないのよ。まだまだね、致命者サーシャ」
そしてまふゆにあの巨大盾をよこしたのはなんとカーチャ!あの盾はこいつの能力で作り出したものだったようです
偶然転がってたんじゃなかったのか…それと鉄は塩酸に溶けるけど銅は溶けないっていうのは、またイオン化傾向のお話ですね
要するにイオン化傾向の大きい順に並べるとFe>H>Cuなので、
CuはHよりイオン化傾向が小さいから、HClからClをぶん取ることがなく、Cuのまま残り続けるっていうことですね
いや今回は色々と化学の授業のいいおさらいになりました。クロア先生ありがとうございました!(えー
次回に続く!
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