■しゅごキャラパーティー! 第25話「どっきどきのドッキドキ!」
「なんであんたがここにいるのおおおおおおおお!!」
「ふぁ〜あ…なんでって、歌唄から聞いてねえ?手続きやらなんやらで一時帰国するって」
「えっ、い、一時帰国?(てことは…また行っちゃうんだ…)」
さて前回、いきなり「布団の中からこんにちは」とやってきたイクトにに怒鳴り散らしていたあむj。
海外を旅しているはずがどうして日本にいるのかと思いきや、単にちょっとした用事で帰ってきただけのようです
それにしても「とっとと消え失せろこの変質者」みたいにギャーギャー怒鳴っていながら、
イクトの帰国が一時的なものだと知ると「えっ…またすぐ行っちゃうの…(きゅん)」って
さすがの二股ぶりと言わざるを得ません(えー
今さらながら唯世とイクトとどっちが好きなのかと
「って違ぁぁぁう!!なんであんたが私の部屋にいるわけ!?とりあえずそこをどきなさ…」
「あむちゃん入るわよ〜(ガチャ)」
「ぎぇええええ!?ちょ、ちょっと待ってえ!!(ガスガスドスボス)」
「ぐぉ!?お、おい話を…!」
「はあはあ…な、なぁにママ?」
「あれ、イクト君は?まだあむちゃんは帰って来てないって言ったら、出直すって言うから上がってもらったんだけど」
「え!?マ、ママが上げたの!?」
「そういうこと…だから話を聞けって言ったろ」
それにしてもなぜイクトが部屋にいるのかと思ったら、あむの母親が「やあイクト君!今夜はおたのしみですね!」と
家に上げてしまったんだとか…イクト自身はちゃんと母親に「こんにちはあむちゃんいますか〜」と挨拶をして、
いないと聞いたら「それじゃまた出直しますね〜」と極めて常識的な対応をしたみたいですね
それにしてもすでにこうして親公認の関係になっていたとは…(えー
「お前の母さんの信頼を裏切るわけにはいかねーからな」
「む、むむむ…」
「よし、とりあえず遊びに行くか」
「え…?え!?」
「な、なんでメリーゴーランドなの!?」
「だってコーヒーカップじゃ狭いじゃん」
「そ、そうじゃなくて!なんで同じ馬!?ていうか離れろおおおお!!」
って、次の瞬間二人はいきなり遊園地に!突然のデートですか!イクトは少ない滞在時間をあむといちゃついて過ごしたいんでしょうか
あむの方は突然メリーゴーランドに乗せられてギャーギャーわめいてますが、
そうは言いつつも「やだ…かっこいい…」とキュンキュンしてるあたりさすがというかなんというか…(えー
「すっかりイクトのペースだねぇ…」
「いつもの事だけどねぇ…」
「ですねぇ…」
そんな二人のイチャつきっぷりを「まただよ(笑)」と生暖かい目で見守っていたラン達
そ、そんな!
イクトとの二股っぷりは、視聴者的には「あむちゃんが今日もビッチで安心した」と生暖かく見守るのが基本ですが
まさかラン達も同じように思っていたなんて…自分の分身にさえこんな目で見られるとは…さすがあむちゃんのビッチ度は規格外や!(えー
「(ずるっ)ひゃああ!?」
「(がしっ)まったく世話が焼けるお姫様だな…」
「あ…あぅ…」
「…」
「えっ!?た、唯世くん!?」
ってうわあああああ!!な、なんと!そんなイクトとあむがイチャついている姿を、いつの間にかメリーゴーランドの前でガン見していた唯世!
そ、そんな!偶然にも通りがかってしまったというんですか!?不運ってレベルじゃないですよ!
一体唯世きゅんがイクトとあむのこんなシーンを見せつけられるのはこれで何度目になるのやら…って
「ああぁああ!!あ、あ、あのね、今のはイクトが無理矢理!ていうかどうしてここに!?」
「バーカ、なに焦ってるんだよ。唯世は…」
「るっすぁぁぁい!!」
「あはは、あむちゃん、僕はイクト兄さんに呼ばれてきたんだよ」
「え?そ、そうなんだ…」
「ほんっと人の話聞かねーのな」
「うぐ…」
ところが唯世は通りがかってここへ来たのではなく、イクトが「あむと一緒に会おう」と事前に話をつけていたようです。なんだそうだったのか
考えてみたら遊園地の中をたまたま一人で通りがかるなんて、そんなイミフなこと唯世がするわけないか…(えー
しかしいくら会う約束をしていたとはいえ、あれだけイチャつかれたら唯世も心中穏やかじゃないと思うんですが
やはり今まであんなシーンやこんなシーンを散々見せられてきただけに
「どうせまたあいつらイチャついてんだろうな」としっかり心の準備をしてここにやってきたのだろうか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「イクト兄さん、手続きは終わったんですか?」
「ああ」
「そういえば、手続きってなんの?」
「俺、楽団に入ったんだ。昔親父が世話になった楽団でさ…見習いでいいから来ないかって誘われてたんだ」
「そうなんだ…どこにあるの?」
「決まった拠点は特になし…風の吹くままってやつだ、世界を演奏旅行で回ってる人達だからな」
「…いつ…行っちゃうの?」
「すぐにツアーが始まる…明日には発つよ、当分日本には帰らない」
「…」
そしてイクトが二人に話したいこととは、自分の今後に関することでした。イクトは本格的に海外での演奏に打ち込む気になったようで
日本に戻ってきたのも、これから海外に長期滞在をするための手続きのためだったとか…
そんな「多分もうずっと帰ってこれんわ」なんて話を聞いてしまっては、あむとしては寂しそうな顔をせずにはいられません。
そして押し黙ってしまったあむを中心に、その場にしんみりしたムードが漂いますが…
ぺしっ
「あたっ」
「早く大きくなれよ」
「は…!?な、何言ってんの!?」
「ははっ、じゃーな」
そんな重苦しいムードを一蹴するかのように、あむにデコピンを一発かまして去っていったイクト。
こんな人生の分かれ目みたいな時でも相変わらずの調子ですね。
まあイクトとしては、あむをからかってじゃれ合ってる時が一番楽しい瞬間でしょうから、
変に重く受け止めてしんみりしたお別れになるのが嫌だったんじゃないでしょうか
しかし「大きくなれよ」というセリフは少々気になりますね、あむの身長は152cmと某幼稚園の先生を軽く追い越しちゃってるくらいには育ってるので、
大きくなれっていうのはやっぱり胸の話ですよねイクトさん:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
なにしろあむの胸と言えば、見ての通りの超絶壁ですからな…こうもまっ平らではイクトが「もう少しふくらんでくれよ」と思うのも無理からぬ話か…
「貧乳サイコー!」なんてのはしょせん幻想だったんだよ!(えー
「行っちゃったね、イクト…」
「うん…」
「まあ、ふらっと現れてふらっと消えるのは慣れっこだけど…」
「…」
そんなバカ話は置いといて、あむと唯世はしばらくその場に残ったまま、イクトとの別れの余韻に浸っていました。
しかし色々と話を振ってくるあむに対して、唯世は短い返事を返しただけで押し黙ってしまいます。何か考え込んでいるんでしょうか
やがて何かを決めたように顔を上げた唯世は、ようやくあむに改めて声をかけますが…
「あむちゃん」
「えっ?」
ちゅっ
「「「おおおおおおおおお!?」」」
う、うおお!?何かと思えばほっぺにちゅうキター!!一体どうしたってんですか唯世は!
やはりあれだけあむがイクトといちゃついていただけに、自分の気持ちも主張しておきたいと思ったんでしょうか
しかし思わず画像を並べてしまいましたが、このキスシーンはしゅごキャラどきっの最終回でイクトとキスした場面にそっくりですね
やっぱり「イクトだけじゃ唯世が可哀想」とスタッフが気を利かせてくれたとか?
どうでもいいけどこれって唯世とイクト間接キスだよなぁ
いやああああ!!気づきたくなかった…
「なっなななっなに!?えぇええええ!?」
「あむちゃん」
「はいっ!?」
「僕は、いつでも君のそばにいるよ」
「(ぽわぁ〜ん)」
続けて炸裂した唯世の殺し文句で、ゆでダコのように真っ赤っ赤になってしまうあむ!今にも幸せすぎて死にそうって感じですな
しかしこのあむの反応、イクトにキスされた時とはまるで正反対なのが気になりますねえ
イクトの時はモロにシリアスな少女漫画顔でキュンキュンしてたのに、
唯世の時はギャグ漫画丸出しの顔でデレッデレになってしまうとは…
うーん、これは一体どっちの方が好感度が大きいと考えるべきでしょうか、どっちも捨てがたいというか…うーんうーん、ひとつだけ分かるのは
あむちゃんがビッチということだけだね!さすが僕らのあむちゃんや!あむちゃんにビッチは誉め言葉や!(えー
「それでは柊りっか君、あなたを正式に聖夜学園小学校・次期クイーンズチェアと認め、
ここにその証であるロイヤルケープを授与します」
「は、はい!」
「おめでとう、りっか!」
「とっても似合ってるよ!これで来年度のガーディアンは安心かな?」
「でも、明日の卒業式までは、君達にもガーディアンとして活動して欲しいな」
「卒業…春からは中学生かぁ〜…」
そして翌日、あむ達がいつものように放課後ロイヤルガーデンに集まっていると、そこではりっかが来年のガーディアンの引き継ぎを行っていました
そういえばキングの唯世、クイーンのりま、ジャックのなぎひこ、ジョーカーのあむが来年は一斉に中学へ進級してしまうんでしたね
しかもあむ達の卒業式はもう明日に控えているようで、あむは中学生活という未知の世界に多少の不安を感じているようですが…
「おっほん!後のことはやや達に任せて、
みんなには元気と笑顔で卒業することを命じます!」
「…元気と笑顔…そっか、そうだよね!
たくさんの思い出ができた場所だから卒業したくない気持ちもあるけど、でも…
ふふ、なんだか心がドキドキしてる!」
とその時、ややの明るい後押しを受けて、未知の世界には不安だけでなく胸が高鳴る期待が待っていると気づいたあむ。
それに何より中学校に行けば友達のいない空海さんが嬉し泣きして迎えてくれるでしょう:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
これでもう空海さんも「今日も中学で友達できなかったお…また小学校に遊びに行くお…」なんて思いをしなくて済むと思うと…うっ、感動で涙が…(えー
「いーじゃんなんでも!笑顔になるなら!」
「そーそー!細かいことは気にしない!」
「どっきどきでにっこにこですぅ!」
「そう、笑顔が一番!」
「まったく調子がいいんだから…でも、確かに…笑顔が一番!」
しゅごキャラパーティー・完
最後はあむの会心の笑顔で締めとなり、3年間続いたしゅごキャラもこれでいよいよお別れです
1話の頃はこんな不景気なツラしてムスッとしてたあむも、
3年の間にこれだけ素直に自分を出せるようになったのかと思うと、なんだか感慨深いものがありますね
この作品の一番の功績と言えば、番組開始当初まったくの無名だった伊藤かな恵(あむ役)と豊崎愛生(スゥ役)を抜擢して
声優としてのステップアップに貢献したことじゃないでしょうか。最近ではレールガンの佐天&初春とか、TOLOVEるのナナ&モモとか、
二人してタッグを組んで活躍することも多いし、4月の新番組でも迷い猫オーバーランやけいおん2期でそれぞれ主演が決まってますしね
この二人が別のアニメで活躍してるのを見ると、どうしてもしゅごキャラの存在感を感じずにはいられないなぁ
とはいえ作品全体を通しての印象というと、結局本物のエンブリオってなんだったんだろうなーとか
イクトの親父って結局なんで失踪したんだろうなーとか
ハンプティロックとダンプティキーって、結局誰が何のために作ったアイテムだったんだろうなーとか
物語の核になる部分が微妙に消化不良だったのが少し残念でしたね
まあこの辺のことは、原作でも明かされてないみたいだしアニメスタッフを責めるのは酷だと思いますが…
ともかく土曜の朝にやってるアニメということで、平日の夕方や深夜にやってるアニメよりも
気軽にリアルタイムで見れる機会が多くて、なんだか色々と愛着のあるアニメでした。
終わってしまうのは少々惜しいですが、しゅごキャラどきっの終了からここまで十分引っ張ったくらいですしね…スタッフの皆さんお疲れ様でした
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