■遊戯王5D’s 第107話「覚醒!!揺るがなき境地 クリア・マインド」
バッゴオオオオン!
「ぐっ…!(LP2400→2000)」
「クックックックックッ…!」
(まずい…これ以上の攻撃を受け続けたらやられる…!)
さて前回、道路に収まりきらないほどの大量のゴーストに襲われ窮地に陥っていた遊星!
なんとかシェリーのような瞬殺だけはされずにいたものの、どちらにせよ倒されるのは時間の問題…
遊星ですらこの状況では何一つ打つ手がなく、一方的になぶり殺しにされるしかない状態でした
「あぁ…こ、このままじゃ遊星が…!くそぉ…僕には遊星を助けることができないのか…!?」
《出来る…》
「え…!?」
《思い出せ、自分の使命を…》
「…あ…!そ…そうだ…”遊星をなんとしても救う”…それが僕の…使命!!
来いッ!!デルタイーグル!!」
って、そんな遊星の危機に動き出したのはなんとブルーノ!今まで過去の記憶を失っていたブルーノですが、
この土壇場で「遊星の力になる」という真の使命を思い出し、どっかーんと道路を飛び出して
隠しておいたDホイール・デルタイーグルへとスーパーダイブ!なんつームチャクチャ!お前は昭和のヒーローか!?
「待っていろ…遊星!!」
さらにブルーノがDホイールにまたがった途端、まさしく変身ヒーローのようにみるみるその姿が変身していくことに!
こ、これは…変身を終えたブルーノの姿は、いつぞや遊星にアクセルシンクロを教えた仮面Dホイーラー!
ふーむ、声優が同じなので私も十中八九同一人物だろうと思ってましたが、やはりこの男の正体はブルーノだったんですね
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「ククク…終わりだな不動遊星!私のターン!」
「遊星ーーッ!!」
「…!?あいつは!?」
「私は場のテックジーナス・ブレードガンナーに、バスターショットマンを装備!
バスターショットマンを装備したモンスターが相手を破壊した時、
相手フィールドの同種族モンスターを全て破壊する!”バスターショット”!!」
ドッバゴオオオオン!!
「うぐおおおおおーっ!!」
そして物凄い勢いでデルタイーグルをカッ飛ばして遊星に追いついたブルーノ!
ゴーストが「私のターン!」とか言ってる気がしますがそれをガン無視してオレのターン突入!
さらに乱入する前からすでに召喚しておいた最強モンスターのブレードガンナーに装備モンスターを装備!
その攻撃でウジャウジャと展開していた敵モンスターどもを一掃!死ねーい!ブルーノマジやりたい放題(えー
「お、お前は…!?」
「遊星、加速だ!スピードの限界を超えなければ奴らは振り切れない!
スリップストリームで私について来い!」
ギュオオオオオオン!!
「くっ…なんてスピードだ…!」
そして今の攻撃でゴースト達がひるんだスキに、一気にスピードを上げて連中を置き去りにするブルーノ!
遊星もスリップストリームについているおかげでなんとかついて行けてますが、そうでなければ一瞬で置いていかれる物凄いスピード…って
ちょっ!?ブルーノのDホイールってこれ、よく見てみたら前輪ついてないのかよ!!
い、一輪車!?こんな形の車で実は一輪車なんですか!?ありえん…こんな走れること自体がすでに奇跡のようなマシンで
これほどのスピードをかっ飛ばすとは…まったく信じられない奴ですよブルーノは
ギュオオオオオオ!!
「なに…?我々のスピードに追いついて来ただと!」
「不動遊星…貴様は虫ケラの分際で目障りすぎる。オレの機皇帝で踏み潰してやる!」
「機皇帝だと…!?まさかお前がゴーストの軍団を操っているのか!何故こんなことを!」
「貴様ら人間に我々の考えなどは理解できん。貴様らは虫ケラのように
地べたを這いつくばりながら、恐怖におののき走り回ればそれでいいのだ」
ところがその時、ゴーストが全員振り切られた中で、ただ一人遊星たちのスピードに追いついてきた男が登場!
そう、この男こそゴースト達を町中に放った諸悪の根源・プラシドであります
なんだか必要以上に遊星を敵視しているプラシドは、今すぐに遊星にデュエルを挑んでカタをつける気のようですが…
「だが遊星…貴様だけはこの俺が直々に葬ってやろう!ありがたく思うんだな」
「(するする)」
「ん?」
ドガッシャアアアン!!
「ぬおっ!?ぬおあーーっ!!」
ゲェーッ!?ブ…ブルーノ何しとんじゃー!!なんとプラシドが遊星にデュエルを挑んできたその時、
「バカめスキだらけだ」とプラシドに体当たりをブチかまして即トンズラ!な、なんつーことを!
デュエルを挑んできた相手を無言で体当りしてぶっ潰すとかブルーノ凄すぎる
うーんしかし、プラシドも偉そうに「虫ケラは地面に這いつくばってろ」とか言って腹立つ奴でしたから、
ブルーノが潰してくれて正直スカッとしましたね。さすがブルーノ!俺達に出来ないことを平然とやってのける!そこにしびれる憧れる!!
「遊星!この危機を逃れるには、限界を突破しアクセルシンクロの方法を見つけるしかない!」
「アクセルシンクロ!?だが、俺は…今までもずっと走り込みを続けてきたが、
それでもアクセルシンクロの方法は見つけられなかった…!」
「君にならできる!アクセルシンクロを見つける方法は、すでに君の中にある!
心を研ぎ澄ませ!Dホイールに宿るモーメントは、ただのエネルギー機関ではない!
モーメントに使われている遊星粒子は、人間の心を読み取る生きたエネルギーなのだ!」
「なに!?遊星粒子が人の心を!?」
「そうだ、人の心とは儚く虚ろいやすいもの…それ故に、その力は古代からも
善くも悪しくも使われてきた!善き心は赤き竜として!悪しき心は邪神として!
しかし、モーメントを操る人の心が到達する境地がある!
それが”クリア・マインド”…!遊星、それを今こそ習得するんだ!」
そして今のうちにプラシドから距離を取りながら、なんと遊星にアクセルシンクロの伝授を始めたブルーノ!
むう…どうやらDホイールの動力機関”モーメント”は、人の心に反応して超常的な力を発揮するようで
アクセルシンクロはその力を利用して発動できるようですな。そんなモーメントの力を引き出すにはクリア・マインドという
心を研ぎ澄ました境地に到達する必要があると…Gガンダムで言うところの明鏡止水みたいなもんでしょうか
「風を感じろ、遊星!」
「…風を…風を感じる…消えていく…何もかも、俺自身も…」
ギュオオオオオオ!
「…!?見えた!スピードの中でしか見えないもの…!
そうか、これが…!クリア・マインドの境地!」
「見えた!見えたぞ!水のひとしずく!!」って、遊星が明鏡止水の境地に達したその時、
遊星のDホイールは空間を貫いて別次元へと跳躍してしまう!そこで遊星が見たものは、なんだかやたら強そうな白いドラゴンと
以前シェリーやブルーノと一緒に迷い込んでしまった真っ白な空間…
うーむ、あの時はシェリーの持つZ-ONEというカードを解析したらここへ来たわけですが、アクセルシンクロでも同じことが起こるとは…
「…!?お前は…お前は誰だ!」
《遊星…あなたは新たな可能性を手に入れました。
それはクリア・マインドの境地…アクセルシンクロを可能にするカード。
あなたにはそれを受け取る権利があります。全ての可能性が平等であるように…》
「お前は俺を知っているのか!?」
《あなたは…自分の正しいと思う道を進んでください。そうすればいずれ…》
そんな真っ白な空間で遊星が出くわしたのは、以前にもチラッとだけ顔を合わせたあの謎カタツムリでした
「お前は誰だ?」「あなたは可能性を手に入れました」「俺のことを知っているのか?」「正しいと思う道を進んでください」と
まるで遊星の話を聞いちゃいねぇ謎カタツムリでしたが、
どうやら敵じゃないことは間違いないようです。今回の冒頭でブルーノに「使命を思い出しなさい」って言ってたのもこいつですしね
ともかく遊星はこの空間で一枚のカードを授けられ、これがアクセルシンクロで白いドラゴンを呼び出すカードのようですが…
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ドッバゴオオオオオオン!!
「デュエルだ遊星ィィーーッ!!」
ゲェー!?ところがその時プラシドは、「ええいこのスイッチだ!!」と秘密兵器のスーパーエアロブーストを起動して
一気にブルーノとの差をゼロにまで縮めてしまう!一体どんだけ強力なブースト積んでんですか!
しかし、お目当ての遊星はすでに別次元へと飛んで行った後…ブルーノだけが残った状況に、キョロキョロと辺りを見回すプラシドですが…
「…?バカな、奴はどこに消えた!」
「遊星ならすでに新たな可能性に向かって行った!お前の相手はこの私だ!」
「なに…?はっ、貴様はあの時の!」
そして今ここにいない遊星に代わって、プラシドとのデュエルを開始するブルーノ!
というかプラシド、今ごろになって「ハッ貴様は!」って驚いてますが、さっきからずっと遊星とブルーノは一緒に走ってたのに
全然ブルーノの存在に気づいてなかったのかよ!(えー
おいおいプラシド…そういえばさっきブルーノに体当たりされた時も「不動遊星!また邪魔をするか!」
「不動遊星!貴様は目障りすぎる!」「不動遊星!貴様はこの俺が葬ってやろう!」って
全然遊星以外のもんが目に入ってなかったっぽいしな…こいつ遊星のこと好きすぎだろ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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『貴様…!遊星とのデュエルで何をやった!お前は一体何者だ!』
『消え行く者に名乗る名前はない。フフ…恐ろしいのか?私が』
『なに…?』
『私は貴様達を倒すために、この世界に送り込まれた!!
貴様達の野望を打ち砕くためにだ!!』
『なんだと!?』
『見せてやろうッ!!私のアクセルシンクロを!!』
そんなプラシドとブルーノの回想シーンがこちら、どうやらこれは74話でブルーノと遊星がデュエルした直後の光景のようですね
あの時のデュエルでアクセルシンクロの存在を遊星に教えたブルーノ…
それを危険視したプラシドが、ブルーノに絡んできたという話の流れのようです
それにしても「この世界に送り込まれた」って、ブルーノは遊星達とはまったく別の世界からやってきたということなのか…?
なんだかずいぶん壮大な話ですね。ともかくプラシドに向かってタンカを切るブルーノが格好いいですよ!
プラシドごとき軽くひねってくれそうなブルーノの頼もしさですが、しかしこれは今より過去にあった出来事…
今プラシドが健在ということは、この時ブルーノはプラシドを仕留められなかったのか…?って
『にゃあーん』
『はっ!?』
ドガッシャアアアアアン!!
『ぐうっ!?』
『うおおおおおおおおお!!』
ザッバァーーン!!
ってなんじゃそりゃー!!こ…こんなバカなー!!
なんとブルーノ達の勝敗を決したのは『ちょっと通りますよ』と道路を通りがかったネコ!なんでこんな時にネコが!
そんなネコを助けようとプラシドに体当たりしたブルーノは、そのまま道路からぶっ飛んで海の藻屑と化してしまったという…
あ、ああ、なるほど、この時のショックで記憶も飛んじゃってたってわけね…それにしても「見せてやろう!私のアクセルシンクロを!」って
カッコ良く決めた直後にこれはさすがに恥ずかしすぎるだろ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
一応ブルーノのフォローをしておくと、状況的にネコが出てきたのはプラシドの前で、そのままプラシドがネコを轢きそうだったから
とっさにブルーノがプラシドに体当たりしてネコを救ったってことみたいですね。
多分ブルーノ一人で走ってたんなら、こんな大事故を起こさなくてもちゃんと避けていたんじゃないでしょうか。多分ね…多分ね(えー
「私のターン!レベル3のテックジーナス・ワーウルフに、
レベル2のテックジーナス・ストライカーをチューニング!
シンクロフライトコントロール!リミッター解放・レベルファイブ!
ブースター注入120%!リカバリーネットワーク・レンジ修正!
オールクリアー!GO!シンクロ召喚!
カモンッ!!テックジーナス・パワーグラディエイター!!」
そして回想シーンが終わりブルーノ達のデュエルが始まりますがブルーノのシンクロ台詞かっけええええ!!
ちょっ、なんですかこりゃ!遊星達のシンクロ召喚とはまったく違って、凄いテクノロジーでモンスターの情報を解析するかのように
ハイテクな台詞を色々並べてシンクロ召喚!映像もそれに合わせて大量のグラフやゲージを映し出したりして、
なんだか凄く個性的で盛り上がるシンクロ召喚です、ブルーノってデュエルするのまだ2回目なのにすごいキャラ立ってるなぁ
「シンクロ召喚か…!目障りな…!私のターン!機皇帝ワイゼル・インフィニティ!
ワイゼル・トップ!ワイゼル・アタック!ワイゼル・ガード!ワイゼル・キャリアを特殊召喚!
合体せよ!機皇帝ワイゼル!!」
そしてプラシドも負けじと、いきなり切り札モンスターの機皇帝ワイゼルを召喚!
がしょーんがしょーんと5体のパーツが合体して生まれるこのモンスター、相手のシンクロモンスターを吸収するという
シンクロ殺しの能力を持つ恐るべきモンスターです。ブルーノもこのまま戦うには非常に分が悪い相手ですが…
「私のターン!レベル4のテックジーナス・ラッシュライノに、
レベル1のテックジーナス・サイバーマジシャンをチューニング!
リミッター解放・レベルファイブ!ブースターランチOK!
インクリネイションOK!グランドサポート!オールクリアー!
GO!シンクロ召喚!
カモンッ!!テックジーナス・ワンダーマジシャン!!」
ここでワンダーマジシャンキタキター!!うおお!見よこの可愛さを!やはり5Dsのヒロインカードはこの人しかいねえ!
しかしブルーノもただ可愛いからと言って召喚したわけではありません、
ワンダーマジシャンはアクセルシンクロに必要なシンクロチューナーモンスター…
さっきシンクロ召喚したパワーグラディエイターにワンダーマジシャンをチューニングして、
アクセルシンクロでワイゼルを叩き潰すつもりなんでしょう
(ただのシンクロ召喚は普通のモンスター+チューナーモンスターのチューニング)
(アクセルシンクロはシンクロモンスター+シンクロチューナーモンスターのチューニング)
ああ、それにしてもワンダーマジシャンの声が「はぁっ!」って可愛らしい女声になっててよかった
以前登場した時は「ファー!!」って他のモンスターと同じ野太い声をしてましたから:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「2体のシンクロモンスターだと…!?そうか分かったぞ!アクセルシンクロの正体が!」
「フ…私は…」
ギュオオオオオン!!
「なに!?」
「ハッハッハッハッ…!」
「くっ、卑怯な…!アクセルシンクロを邪魔するつもりか!」
ところがいざアクセルシンクロを仕掛けようとしたその時、一斉にブルーノを取り囲んで体当たりしてきたゴースト達!何しやがるー!
うーむ…これではまったく加速できずにアクセルシンクロが使えません
このまま2体のシンクロモンスターでワイゼルと戦うしかないのか…って
「私のターン!アーリーボムを召喚!行けアーリーボム!」
ちょっ、ゴ、ゴーストてめえ!なに勝手にターン横取りしてんだよ!まだブルーノのターンの途中だっただろー!
仕返し!?さっき冒頭でブルーノがターン横取りした仕返しなの!?(えー
「てぇやあっ!」
バッキイイイイン!
「ククク…アーリーボムは光属性モンスターとのバトルで破壊された時、
相手フィールドのカードを2枚破壊する!」
「なに!?」
バキバキイイイイン!
「くっ…!」
「フフフ、どうした?もう打つ手はないのか!」
なんとかアーリーボムを返り討ちにしたワンダーマジシャンですが、最初からゴーストの狙いは特殊効果によるカード破壊!
その効果でブルーノのパワーグラディエイターと伏せカード一枚が破壊されてしまいます
ああ…パワーグラディエイターが消えた今、ワンダーマジシャン1体だけではもうアクセルシンクロが…
でもワンダーマジシャンのバトルがもう少し見られるじゃんと思えば、むしろ嬉しい気がしてきた:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というかワンダーマジシャンってどう戦うのかと思ったら普通に肉弾戦パンチで戦うのね
おいおいおい、こんな女の子でしかもマジシャンなのに肉体派なのかよ!何かちょっとそこは魔法弾とかで攻撃を(ry
ギュオオオオオオン!
「む…!?戻ってきたか不動遊星!」
「遊星…!ザコはオレが面倒を見る!行け!」
「ああ!」
とその時、別次元へ跳んでいた遊星がついに帰還を!さっそくアクセルシンクロを仕掛ける気満々の気合に満ちた面構え…
そして邪魔なゴースト共はブルーノがすべて引き受け、プラシドと遊星の一騎討ちが始まります
「お前の相手はオレだ!」
「フン…貴様がどんな力を手に入れようとオレには関係ない!
オレの本当の力を見せてやる!」
ズゴゴゴゴゴゴ
「…!?何をするつもりだ!」
ところがなんと、これまでのデュエルではまったく真の力を見せていなかったというプラシド!
まさか遊星たちがアクセルシンクロを習得したように、プラシドにもまだ何か裏技が残されているのか…?
「うおおおおおおおッ!!」
「な…!?」
「こ…これがヤツの…本当の姿なのか…!?」
なんじゃこりゃあーー!!だ…だっせえええーー!!真の力っておい!一体何をするかと思いきや
Dホイールに下半身ずぼっと埋めただけかよ!それって何の意味があるの!?ねえ!?
それに加えて見た目が果てしなく微妙というカオス具合…プラシド…斜め上を行きすぎだろ!
というわけで今回はものすごい神回でしたね。最初から最後までぶっとんだ展開の連発、格好いいブルーノのシンクロ台詞、
可愛らしいワンダーマジシャンの活躍、そしてプラシドの意味不明な変形合体と、あらゆる意味でメチャクチャ面白かったです
予想の斜め上を行く展開は遊戯王の十八番ですが、それにしても今回は何もかもインパクトありまくりだったよ…次回に続く!
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