■遊戯王5D’s 第110話「イリアステルの三皇帝」
「やっとお前のスピードに追いついたぜ…!これがオレの新たな力!
シューティングスタードラゴンだ!」
「フン!いくらモンスターが進化しようと、オレの機皇帝には
一度の攻撃を”スキエルキャリア・ファイブ”で無効化し、
二度目の攻撃さえも”ワイゼルガード・スリー”で破壊から守る能力がある!
鉄壁の守備力を誇る機皇帝を、そう簡単に倒すことなど出来んぞ!」
「それはどうかな」
「なに!?」
「それはどうかな」キタキタキター!!冒頭から炸裂したプラシドへの死刑宣告!終わった、プラシドはもう終わった!
前回ついに降臨した遊星の切り札・シューティングスタードラゴン、今回はプラシドがいつまで持ちこたえるかが勝負と思っていましたが
どうやら番組が始まった瞬間プラシドはすでに終わっていたようです(えー
何しろ「それはどうかな」と言えば遊戯王の世界において絶対無敵の最強呪文であり、
使った瞬間に相手は死ぬほどのすさまじい魔法の言葉だから…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
それにプラシドは「オレの機皇帝は2回までの攻撃なら食らっても平気だぜー!」と言っていますが、
皆さんご存知のように、シューティングスタードラゴンにはそんな機皇帝を凌駕するあの効果が…
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クッククククッ…
機皇帝ワイゼルか…
この3ターン、そいつの効果には
ずいぶん手こずったが…
もう発動はさせない…! |
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フン…バカが!
そんな事が出来るわけがない! |
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シューティングスター
ドラゴンはァ!!
ドローしたチューナーの数だけ
攻撃をする事が出来る!! |
「シューティングスタードラゴンの効果発動!デッキの上からカードを5枚確認し、
その中のチューナーモンスターの数だけ相手モンスターに攻撃できる!」
「な…!?シューティングスターの能力は複数回攻撃か!」
「これが…!オレの勝敗を決める運命のドローだ!!」
シュバアアアッ!!
「一枚目!チューナーモンスター・ジャンクシンクロン!」
「二枚目!チューナーモンスター・ニトロシンクロン!」
「三枚目!チューナーモンスター・デブリドラゴン!」
「四枚目!チューナーモンスター・エフェクトヴェーラー!」
「五枚目!チューナーモンスター・ハイパーシンクロン!!」
「なん…だと…!?」
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エヴォリューション!
レザルト
バァァストォォォ!!
グォレンダァ!! |
うおおーっ!あれはバーサーカーソウルとキメラテックオーバードラゴンの合わせ技!
やはりというかなんというか、シューティングスターの効果を発動し見事に五枚連続でチューナーを引き当てた遊星!
「2回までの攻撃なら余裕(笑)」とタカをくくっていたプラシドは完膚なきまでに叩き潰され、
奇跡の5連続攻撃で機皇帝ワイゼルも完全粉砕!
それにしてもバーサーカーソウルの「ドローモンスターカード!」「ドローモンスターカード!」と
キメラテックオーバードラゴンの「グォレンダァ!」が両方そなわり最強に見えるとはこのことか…(えー
どっちも遊戯王の歴史の中で三本の指に入る超鬼畜オーバーキルの場面でしたからね
それの合わせ技となると、小者臭が漂うプラシドでは相手になるはずもなかったか…
バゴバゴバゴドバッゴオオオオオン!!
「バ…バカな…!この機皇帝が…!このオレが…!
人間ごときに…敗れると言うのかああああっ!!」
そしてシューティングスターに粉砕されたプラシドは、文字通り体までバラバラになり哀れな姿を晒すことに!ひえー
まあこいつは元々Dホイールとがっしょんがっしょん合体するような奴ですし、まず間違いなくサイボーグだろうから
これぐらい壊れたところで完全には死んでないと思いますが…
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←吹き飛び続ける哀れなプラシドの図 |
「プラシド!大丈夫か!?」
「フッフッフッ…この男に敗者の情は要らん。君に情けをかけられた事を知ったら、
この男は大層傷つく。このぐらいの年頃の男とはそういうものだろう?」
「なんだ…あいつらは!?」
「ヒャハハハ!プラシドの奴とんだ無駄骨だったねぇ、こーんなボロボロになっちゃって!
んにゃろうボクのカード勝手に持ち出しやがって!返せ!
ま、いいか、デッキごと全部もらっとこーっと。ヒャハハハ!」
って、遊星がプラシドに駆け寄ったその時、どこからともなく姿を現したプラシドの仲間達!
そう、こいつらこそプラシドと並ぶ”イリアステルの三皇帝”、ホセとルチアーノであります。
それにしてもプラシド…「負け犬のプラシド君に同情しないであげて!傷つきやすいお年頃だから!」とホセに言われたり
「ボクのカードパクってデュエルとかふざけてるの?お返しにお前のデッキ全部もらっとくから」とルチアーノに言われたり
ただでさえボロクソなのに散々な扱いですね(えー
泣きっ面に蜂とはこのとこか…
「まだ名乗っていなかったな、これは失礼…ワシ達はイリアステルの三皇帝。
ワシがリーダーのホセ」
「えっ?あんたリーダーだったの?」
「…」
「ハハッ、まあいいか!じゃあボクはサブリーダーのルチアーノ!
そしてこいつは一番下っ端のプラシドだぁ!ヒャハハハハ!」
プ、プラシドーー!!(泣)なんなんだお前らー!!今までリーダーもクソもなかったくせして
どさくさに「俺リーダーとったー!」「じゃあ俺サブリーダーとったー!」とかメチャクチャを言い出しやがった!
勝手に一番下っ端にされたプラシドがあまりにも哀れすぎます。今のやり取りを他のアニメでたとえると
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フレッシュプリキュア参上!!
リーダーのキュアピーチでーす! |
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サブリーダーの
キュアパインでーす!! |
(C)ABC・東映アニメーション
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あ、これは置き物みたいなもんだから
みんな気にしないでね?名前はmktnです
mktnは私達に代わって
汚れ役を引き受けてくれる貴重な存在なの!
ゴミをあさったりザブングルの羽を生やしたり
ネタ的な下っ端役を担当してくれるのよ! |
とか言っているようなものじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン ああ…プラシドが落ちるところまで落ちてゆく
「イリアステル!なぜネオドミノシティにこんなことを!」
「なぜってぇ?お前達にそんなこと教える理由があるかよ!」
「構わん、教えてやる」
「えー!?いいの喋って!?」
ゲェー!?さらには遊星の質問に対して「(゜∀゜)バーカバーカ!そんなの教えてやんねーよー!」
「ふっふっふそれにはこういう理由があってな(ペラペラ)」
「(゜д゜;)えー!?普通に教えるのかよホセ!」と物凄い凸凹コンビっぷりを発揮する二人!
こいつらは漫才をやりにここへ来たんでしょうか(えー
いちいちさっきから面白すぎるだろイリアステル…ボス敵のくせしてなんてお笑いの上手い奴らなんだ
「我々の目的は未来を変えることだ」
「未来を…?」
「フン!そんなことは貴様に言われるまでもなく、オレ達が自分で決める!」
「へぇーそうなんだ、なぁんだ全部解決したじゃん!良かった良かった!アッハッハ!
…ってお前、ほんっとバカだな!そんな簡単な事じゃねーっつうの!
第一お前らがちゃんとしてるなら、ボク達は出てこないんだよ!
お前達が作り上げる未来はなぁ!ロクなもんじゃないんだよ!」
「なにィ!?」
「ルチアーノの言っていることは本当だ、イリアステルとは神が創り上げた
地球の歴史を修正する組織なのだ。我々の組織は有史以前から存在し、
この地球上のあらゆるジャンルに浸透している…
我々は人間が愚かな道を進もうとするたびに、正しい道へと修正を加えて来た」
そして今まで何がしたいのかよく分からなかった、イリアステルの目的もいよいよ明らかに…
なんでも「地球の歴史を正しい方向へ修正する」のが、こいつらの一番大きな目的みたいですね
ただし、あくまでも地球第一の思想であって人間のことは虫ケラとしか思ってないのが厄介なところですが…
実際、ネオドミノシティに壊滅的な被害をもたらした17年前の大事故・ゼロリバースや、
謎のカードZ-ONEを巡って殺害されたシェリーの両親など、物騒な事件の裏では常にこいつらが暗躍していたわけで…
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「なら…!私のお父様とお母様も、お前達に消されたというわけ!?」
「シェリー!?」
「歴史の修正で消えて行く者など、いちいち覚えてはいない」
「なら思い出させてあげるわ…!今こそ復讐を遂げるッ!!」
って噂をすればシェリーキター!!「イリアステルと聞いて飛んできました」と
Dホイールを猛スピードで走らせながらその場に乱入したシェリー!
以前からイリアステルを親の仇とつけ狙っていただけに、この好機をシェリーが見逃すわけがありません
フルスピードのままホセ目がけて突っ込んだシェリーは、そのまま轢き逃げをぶちかましてのリアルダイレクトアタックを!
絶望がお前のゴールだ!!ホセおじいちゃん死んだー!!
ガキイイイイイン!!
「なに!?」
「こんな事でワシを殺す事は出来んよ!」
ってなんですとー!?猛スピードで突っ込んできたシェリーのDホイールを、
「そんなねむっちまいそうなのろい動きでこのホセが倒せるかァーッ!!」と片手で軽々と受け止めてしまったホセ!
老い先短いおじいちゃんのくせしてどこにこんなパワーが…シェリーもすかさずDホイールを乗り捨てて肉弾戦を仕掛けますが、
ホセの化け物じみた強靭なパワーの前にはまるで太刀打ちできません
バゴオオオオッ!!
「うああああーっ!!」
「こんな手段でワシに戦いを挑んでくるとは…貴様、本物のデュエリストではないな!」
返す言葉もございません(えー
いきなり「死ねー!」と轢き逃げアタックをかましたり、Dホイールから飛び降りて殴る蹴るの暴行を始めたり…ああ…
確かにシェリーの行動を見ていると、「お前それでもデュエリストなの?」ってホセの突っ込みが的確すぎて困る:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
シェリーさんこれカードゲームのアニメですから!いくら憎い相手だろうと決着はあくまでカードで…って
「お嬢様ァァァーッ!!」
ガキガキイイイイン!!
「ハッ!そんな手がボク達に通用するかよォォォーッ!!」
なんだコレー!!ど…どういうハチャメチャな状況だこれはー!!
シェリーの危機にすかさず乱入した僕らのサムライファイター・ミゾグチでしたが、剣で斬りかかってきたルチアーノ相手に
「なんのー!」とデュエルディスクでガキガキ応戦!なんだそりゃー!!
遊戯王の長い歴史の中でもデュエルディスクでチャンバラを始めた男はこいつくらいのもんです
ミゾグチ凄すぎる…この人のネタキャラっぷりは留まるところ知らんな…
「うっぐぐ…!ぐぅっ!!」
「む…?」
メキメキメキメキ
「この腕だけでも…とる!!」
って、ミゾグチがルチアーノ相手に足止めを食らっている中、ホセの片腕を破壊するべくサブミッションでの攻撃を始めたシェリー!
そろそろマジでなんのアニメだか分からなくなってきました(えー
ライバルキャラに向かって「その腕もらったァー!」と関節技を仕掛けるアニメ…だと…?
シェリーさんがデュエリストの名を捨てて、グラップラーを名乗りだす日も近いな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「どこまでも愚かなものよ…」
ググググググ…
「なに…!?」
「両親のところへ行くがいい!」
ぶううううん!!
「うああああーっ!!」
がしかし、そんなシェリーの関節技もホセには通じず!「まとわりつくなー!」と言わんばかりに腕を力任せに振り回したホセは、
橋の上から真っ逆さまにシェリーを叩き落としてしまう!橋とは言っても何十メートルはあろうかという相当な高さです、
これではまるで高層ビルの上から落ちたようなもの…いくら下は水とはいえ、着水の衝撃だけで軽く死ねるくらいの状況に…って
「お嬢様ァァァァーーッ!!」
ぶわっさあああああ
ってなんじゃそりゃー!!このうえまだミゾグチのデュエルディスクにはヘンテコな仕掛けが!
なんとデュエルディスクから仕込みパラシュートを発射してすんでのところでシェリーを救出!
「デュエルディスクにパラシュートの機能は必要だろ常考」って考える奴お前だけだよ絶対!!
どんな状況想定してそのデュエルディスク作ったんだよ!まったく次から次へとミゾグチは…
つくづくこの人のトンデモ行動はまったく予測できんな…
「人間とは傲慢で欲深い存在だ…ゆえに人間は、創造と崩壊を繰り返しながら
歴史を作り出してきた。我々はそのたびに助言と修正を繰り返してきたが…
我々がどんなに歴史を修正しても、避け切れぬ未来があることを知った!
遊星…お前の父・不動博士が発明したモーメントが、この世に災いをもたらす未来だ!」
「な…!モーメントが!?」
「そこで我々は、この事態を打開するために世界へ新たな修正を加えることにした…
ネオドミノシティを消滅させるのだ」
「なんだと!?それは一体どういうことだ!」
「ふ…それが知りたければWRGPに出てこい、本戦には我々も出場する。
全ての答えはWRGPにある!さらばだチーム5D’sよ!」
って結局またWRGPやるのかよ!プラシドがさんざんブチ壊しにしたばっかだってのに!
そういえば元々WRGPを企画したのはこのホセおじいちゃんでしたっけね。プラシドが勝手にWRGPを潰したのにはさぞムカついたことでしょう
「本戦にはワシらも出るんだよー!ちゃんと勝ち上がってこいよー!」ってレースする気満々だったり
このおじいちゃん単にレース好きなだけなんじゃないかという気さえしてきた:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しかしこのネオドミノシティを消し去るとか物騒なことを口走っているのも事実。
ともかく遊星たちは、打倒イリアステルを目指して再びWRGPの戦いへと身を投じるのでした。次回に続く!
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