■遊戯王5D’s 第134話「破滅の道!シンクロ召喚が行きつく未来」
ズバゴオオオオオン!!
「ぐ…!がああああーっ!!(LP4000→2800)」
「一息にクラッシュしていれば、痛みも苦しみも感じずにいられたであろうに…!」
「オレは…諦めない!歴史を改竄しようとするお前達の前に…
どこまでも立ち塞がってやる!!」
チーム5D’sとイリアステルの決戦もいよいよ大詰め、お互いのラストホイーラーである遊星とホセが激突した今回の話ですが…
遊星は機皇帝グランエル(攻撃力15500)からの攻撃だけはなんとかしのいでいたものの、
他の手段で攻めてくるホセにじわじわと追い詰められていました。それでも最後まで諦めまいと戦い続けていましたが…
「愚かな…あまりにも幼い。ならば教えてやろう、愚かなる人類の歴史を!」
「なに…?」
「ホセ…!まさかアレを見せるの!?」
「これが…私達にはとって現実の、お前達にとっては未来の…!ネオドミノシティだ!」
ところが「僕は悪のイリアステルを絶対に倒すよ!」と叫ぶ遊星に対し、
「なに見当違いなこと言ってんの?無知ってレベルじゃねーぞ」と呆れたような顔をするホセ…
どうやら人類はこの先とてつもない過ちを犯すことになるようで、ホセはそれを明かすべく
未来のネオドミノシティの姿を遊星に見せつけることに…
「こ…これが…オレ達の未来…!?」
なんとその姿は、見るも無惨に荒れ果てて生物すべてが死に絶えた死の世界…
何もかもが破壊され荒廃した土地を、灼熱の太陽だけが照らしているという地獄のような光景でした
それにしてもプラシドとルチアーノのめっさ嫌そうな顔に吹いた(えー
「チッわざわざ教えることねえだろクソジジイがよー」って感じで
ホセの説明にすごいイラついてるように見えるから困る:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「全てはシンクロ召喚から始まったのだ…!
デュエルの進化とともに、人々が熱狂するごとに世界は発展して行った…
シンクロ召喚こそが繁栄のシンボルであった!」
「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」
「Dホイールがシンクロ召喚時に起こす波長…それがモーメントとリンクし、
共鳴したモーメントは回転を早め、世界の進化のスピードを増した!」
「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」
「だが…そのスピードは早すぎた…!」
ドドドドドドドド!!
「あ、あれは…戦争…!?」
って…な、なんじゃそりゃ!?シンクロ召喚を行うたびに、この世界の動力機関・モーメントが刺激され
文明がどんどん発達していったそうですが…あまりにもシンクロ召喚がブームになりすぎたので
発展のスピードは恐ろしいまでに加速し続け、もはや人間の手に余るようになっていったという…
まさかカードゲームの流行りジャンルのせいで世界が狂うことになろうとは…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
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「これは…ボクの時代の記憶…」
「これは…オレの時代の記憶…」
やがて加速し続けた文明は凶悪な戦闘用ロボットを無数に生み出し、それによって世界は戦火に巻き込まれていったという…
民間人の少年だったルチアーノは、両親と逃げていたところをロボットに襲われて目の前で両親を殺され、
ロボットから町を守ろうと戦っていたプラシドは、悲惨な戦場の中で同じゲリラ部隊の仲間を皆殺しにされ…
このようにイリアステルの3人は、とてつもなく辛い地獄のような時代を生きてきたようです
というか世界をメチャクチャにしたこの戦闘用ロボットって、プラシド達が使ってる機皇帝ワイゼル・スキエル・グランエルですよね…
こんな忌まわしい戦闘兵器のカードを使っていながら、なぜホセおじいちゃんは
「グランエルはすごいぞー!!かっこいいぞー!!」と
あんなにもグランエル召喚で大はしゃぎしていたのか…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「愚かな人間達の欲望は、やがて頂点に達し…
まるでその心に反応したかのように、モーメントは暴走を始めた!
そして世界各国のモーメントは一斉に爆発した…世界を道連れにな…」
「う…嘘だ!モーメントが再び暴走を始めたなんて、オレは信じない!」
「本当のことだ…これは私の時代の記憶…何ゆえか運命に選ばれてしまった私は、
一人で世界をさまよい歩いた…だが…私の呼ぶ声に応えてくれる者はいなかった…
私は人類を、歴史を見送った…深い絶望と共に…」
さらに世界を襲った悲劇は戦闘用ロボットの攻撃だけに留まらず、世界各地で起こったモーメントの暴走事故によって
もはや人類は一人残らず死滅してしまったという…ネオドミノシティでも、10年以上前に一度モーメントの暴走事故は起こっていますが、
町が跡形もなく消し飛んで陸地を割ったほどの破壊力を生み出してましたからね…あれが世界中のあらゆる箇所で起こったとなると…
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そしてホセは、そんな破壊し尽くされた世界にただ一人残された人類最後の生き残りだったようです。
何年も荒廃した世界を旅して、生き残りが他にいないか探し続けたというホセ…しかし世界のどこを回っても
誰一人として生き残った者はおらず、ホセは完全に人類が歴史から消え去った絶望を味わうことになってしまったという…
そんな破滅の未来を変えるために、イリアステルの3人は今の時代へとやってきたようですね
要するにドラゴンボールのトランクスとまったく同じ目的を持っているわけか…
それと「ボクの時代」→「オレの時代」→「私の時代」と言っていましたが、これって3人とも別の時代からやってきたってことでしょうか?
ルチアーノ:ロボット戦争が始まった直後、町や民間人がロボットに襲撃され始めた時代
プラシド:ロボット戦争の中期ごろ、破壊された町でロボット相手に抵抗を続けていた時代
ホセ:モーメントの暴走で戦争も何もかも吹き飛んだ時代、ホセ以外の生き残りは誰もいない
私にはこういう風に見えましたが…ホセが一番未来からやってきたみたいだから、
過去に戻りつつ仲間を集めてこの時代にやってきたってことでしょうか?なにせホセの時代には仲間なんて誰もいないわけだしな…
「…シンクロ召喚が…オレ達のスピードの行き着く先が…あんな未来だなんて…
くっ…!オレは信じない!」
「不動遊星…運命から目をそらそうというのか?
お前達の運命は破滅へと向かっている、その始まりとなるのがシンクロ召喚なのだ!」
「違う!シンクロ召喚は破滅のシンボルなんかじゃない!」
「その単純な考えが…!人類を破滅させたのだ!」
「いいや…!運命は…!未来は!まだオレ達の手にある!
レベル8シンクロモンスター・スターダストドラゴンに!
レベル2シンクロチューナー・フォーミュラシンクロンをチューニング!
集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く!光差す道となれ!
アクセルシンクロ!生来せよ!シューティング・スター・ドラゴン!」
そしてシンクロ召喚が破滅の未来を作ると聞いて愕然とする遊星ですが、
そんなまとわりついてくる不安感を振り払うかのように、アクセルシンクロを発動してシューティングスターを召喚します
でも正直この遊星の反応は…ありゃー遊星さん、敵キャラの理屈を論破できずに
「違う!違う!」しか言えない主人公になっちゃったかーと言わざるを得ない:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
こういう時の「違う!」ほどむなしく響く言葉もないよね…なんにしろシューティングスターを喚び出した遊星ではありますが、
攻撃力が15500あるグランエルとの力の差は明らか…この攻撃力差では自慢の連続攻撃も意味がないでしょうし、
ホセに直接攻撃を通す秘策でもあるんでしょうか…?
「シューティングスタードラゴンの効果発動!デッキの上からカードを5枚確認し、
その中のチューナーの数だけ攻撃することができる!オレ達の絆を…!今この時に!」
「…」
「1枚目!チューナーモンスター・ドリルシンクロン!
2枚目!チューナーモンスター・デブリドラゴン!
3枚目!チューナーモンスター・ニトロシンクロン!
4枚目!チューナーモンスター・クイックシンクロン!
5枚目!チューナーモンスター・エフェクトヴェーラー!
これでオレは5回の攻撃が出来る…!行けシューティングスタードラゴン!
スターダストミラージュ!!」
ドドドドドッゴオオオオオオオ!!
「ぐおおおおおお!!(LP12000→11200→10400→7900→4100→3900)」
「や、やったぁ!とうとうシューティングスタードラゴンが、グランエルを倒した!」
って普通に攻撃通っとるー!!な、なぜにー!?
あ、ああ…てっきりグランエルの攻撃力がバカ高いせいで、こちらからは一切手出しができないと思ってましたが
15500の攻撃力を持つのはグランエル・インフィニティ(胴体)の部分だけで、
その他のグランエル・トップ(頭)、グランエル・ガード(右腕)、グランエル・アタック(左腕)、グランエル・キャリア(下半身)に関しては
攻撃力1000にも満たないカスみたいな部分ばっかりだから、そこをガスガス攻撃してホセのライフを削ったということらしいですな…
ホセのライフが減ればグランエル・インフィニティの攻撃力も下がるので、5撃目にはシューティングスターの攻撃力がそれを上回って
ついにグランエルを完全撃破してしまったという…プラシドの時もそうでしたが、ザコパーツが寄り集まって合体してますって機皇帝は
シューティングスターの連続攻撃と相性最悪なんだなあ
「これがオレ達の未来を切り開く力だ…!シンクロ召喚が、アクセルシンクロが!
お前達の野望を、まやかしの未来を打ち砕いた!」
「それはどうかな」
「!?」
って絶対最強呪文キター!!うわああああああ!!
バ…バカな!遊戯王における神の呪文「それはどうかな」をまさかホセに唱えられてしまうとは!
これを唱えて負けたデュエリストなど私の記憶には一人も存在しません。
ある意味グランエルよりも恐ろしい壁が、遊星の前に立ちはだかってしまったな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「安心しろ、その運命は私達が…いいや、このアポリアが修正してやる!」
「ア…アポリア…?」
「遅えよホセ…!これで再び不動遊星と戦う時が来た!」
「ボクもだけどねーえ!」
「絶望より生まれし3つの魂よ…!今こそひとつにィッ!」
(C)サンライズ
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了解!ファイナルフュージョン!
プログラムッ!ドラァァァイブ!! |
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ファイナルッ!!
フュウウウウ
ジョオオオオン!!(えー |
が…が…合体しやがったああああああ!!
なんつー展開だよ!なんとホセ・ルチアーノ・プラシドが天高く飛び上がったかと思うと、みるみるうちに3人の体がひとつになり
第4のイリアステル・アポリアが姿を現すことに!ちょ…プラシドが「まだ遊星と戦うチャンスはある!」って言ってたのって
3人で合体して戦うっていう意味だったのかよ!なんつー展開だコレー!!
「な…なんだよあれ!?3人が合体した!?」
「お前は…一体何者なんだ!?」
「我が名はアポリア…我ら3人はもともと1人、これこそが私の本来の姿だ」
むう…しかしちょっと気になったのは、「もともと1人」というアポリアの発言ですが…
さっきの回想からすると、ルチアーノ・プラシド・ホセはそもそも生きてる時代が違うように見えましたが…
もしかするとこの3人って、アポリアの少年時代の姿・青年時代の姿・老人時代の姿ってことだったんでしょうかね?
子供の時に両親を殺され、青年の時にゲリラとして戦い、老人の時に世界にただ一人取り残された…
これが全部ひとつの流れとして繋がっているなら、今回の話につじつまが合うんですが…
まあ、今の段階では推測の域を出ないので、まだなんとも言えないんですけどね。次回に続く!
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