■遊戯王5D’s 第131話「未来を賭けた戦い!機皇帝スキエルvsスカーレッド・ノヴァ・ドラゴン」

「ヒャーッハハハハハ!ボクは機皇帝スキエル・インフィニティ、スキエル・ガード、
 スキエル・トップ、スキエル・アタック、スキエル・ガード、スキエル・キャリアを特殊召喚する!
 合体しろォ!機皇帝スキエル!」

ガガガガガッキイイイン!

「フン!スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンならば、機皇帝など恐るるに足らず!
 スカーレッドノヴァドラゴンで機皇帝スキエルを攻撃!バーニング・ソウル!!」

ドッバゴオオオオオン!!

「ぐぎゃあああああーーっ!!(LP3000→0)」

《き、決まったぁぁぁーっ!!チーム5D’sの一番手ジャック・アトラスが、
 チームニューワールドのルチアーノを撃破ーっ!!
 その驚異の新戦力・スカーレッドノヴァドラゴンで葬ったぁーっ!!》

さて今回はいよいよ遊星達とイリアステルの決戦が…んなぁああぁあああああ!?
な、な…なんじゃこりゃ!WRGP決勝という舞台、ジャックとルチアーノの一番手同士の激突は、まさかまさかのジャック完全勝利!
LP4000のまま完全に無傷で、一番のクセ者かと思われたルチアーノをたやすく葬り去ってしまいました。え?何これ夢オチ?(えー

(妙だ…こんなにあっさりと、あの機皇帝が…)

「いい負けっぷりだったぞ、ルチアーノ」

「ケッ…!うるさいよ!作戦とはいえ、面白くないよねぇこういうの!」

「だがこれでいい…奴らはすでに逃げることのできない地獄へと足を踏み入れた」

ところがそんな負け犬ルチアーノを出迎えたのは、「いやー作戦通りっすねー」と不敵な笑みを浮かべたプラシド達…
遊星が嫌な予感を感じている通り、どうやら今後の布石のためにルチアーノはわざと素早く退場したようです
そして二番手としてはプラシドが発進するようですが…くたばりぞこないの下っ端野郎と今ではすっかりネタ化してしまったプラシドは、
果たしてどんなデュエルを見せるんでしょうか…(えー  次回に続く!


■遊戯王5D’s 第132話「強襲!機皇帝ワイゼル」

 

《チームニューワールドのセカンドホイーラーはプラシド!
 さあ、どういう戦術で挑んでくるのかぁーっ!!》

「来たなくたばりぞこないが!貴様もルチアーノ同様、このオレが叩き潰してくれる!」

「虫ケラのくせに口だけは達者だな!身の程を思い知らせてやる!」

さて前回は一番手のルチアーノが蹴散らされ、二番手のプラシドが出撃することとなったイリアステル陣営。
いまだ無傷のジャックが余裕を持ってプラシドを迎え撃つ中、
「かかって来なさいくたばりぞこない」「なんだと虫ケラ」と煽り合いながら2人のデュエルが始まりますが…

(プラシド…どうしてDホイールと合体しないんだ?あれが奴の本当の姿のはず…)



ちょっ、ア、アホか!遊星は一体何を言ってるんですか!
またあのカッコ悪くて無意味な合体をプラシドにやれというのか!(えー
普通にDホイールにまたがってデュエルするプラシドがそんなにおかしく見えるなんて…遊星…
「なぜDホイールと合体しないんだ」って言われても、むしろ私としては
なぜDホイールと合体したんだって言いたい気分ですよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オレは機皇帝ワイゼル・インフィニティ、ワイゼル・トップ、ワイゼル・アタック、
 ワイゼル・ガード、ワイゼル・キャリアを特殊召喚する!
 合体しろ!機皇帝ワイゼル!」

ガキガキガキガッキイイイン!

「フン!貴様などではスカーレッド・ノヴァに太刀打ち出来ぬことを教えてやる!
 スカーレッド・ノヴァで機皇帝ワイゼルを攻撃!バーニング・ソウル!」

ズバッゴオオオオン!!

「ぐおあああーっ!!(LP4000→500)」

「ああっ惜しい!もうちょっとだったのに!」

そしてデュエルが始まるなり機皇帝ワイゼルを召喚したプラシドですが、出会い頭にジャックの攻撃を食らっていきなり瀕死に!
さすがにルチアーノのようにワンパン即死とまではいきませんでしたが…
しかしせっかく生き残ったというのに、「早く死ねプラシド!早く死ね!」
三番手のホセが縁起でもない指示を出しまくってきます(えー
仕方なくプラシドは、ホセに従って大した抵抗をせずにジャックに敗北することに…そこまでしてホセに出番を回す作戦とは一体…

(待っていろ不動遊星…お前とはもう一度戦うチャンスがある!)

「ククク…あとは私に任せろ、”無限霊機”のカウンターは予定通り80…
 ついに奴らに勝利する時が来たのだ…!」

そんなわけで早々とホセにバトンタッチするプラシドでしたが、どうも3人の狙いは”無限霊機”というトラップカードにあるようで…
このカードは、ルチアーノが戦っている時からずっとフィールドに留まり続けていたもの…
なんでもダメージを100受けるごとにカウンターが1溜まるようで、ルチアーノとプラシドが合計8000ダメージを受けたことで
すでにカウンターは80まで溜まっている状態です。あとはそれを使ってホセが何をするのか…って

ずどどどどどどど!!

「ハーッハッハッハッハッ!!」

《おぉーっとぉ!?ど、どうしたことだ!?
 なんとラストホイーラー・ホセが、自らの足で走り出したぁーっ!!》

「あ、あいつ何やってんだぁ!?」

「Dホイールに乗らないのかよ!?」



何してんだよォーーッ!?オメーーッ!?
な…な、なんじゃぁぁぁ!?なんと自分の出番がやって来るなり、途端に大ハッスルして高笑いしながら
ドタバタ自分で走り始めたホセ!まさかのランニングデュエルだとぉ!?
なんつー元気なじいちゃんだよ!この物凄い勢いで走りまくる姿とか面白すぎてもう…なんなんだこのハッスルじじいは!

「チーム5D'sよ!覚悟するがよい!
 これからが本当の勝負、我らの力を思い知らせてやる!とーう!!」

ガシャコンガシャコオオオオオン

「なん…だと!?」

《な、なんとぉ!?ホセがDホイールと一体化したぁーっ!!
 これぞDホイールの最終進化形態!
 チームニューワールドの、優勝にかけるデュエリストの魂を見たぁーっ!!》

遊星さんお待ちかねの合体キター!!(えー
おじいちゃん自重しねえええええ!ひとしきりコース上をドタバタ走って注目を集めたかと思えば、
どこからかすっとんで来たDホイールに向かって「とぉーう!」とノリノリで変形合体!
それを見て「これぞDホイールの最終進化形だぁーっ!!」とベタ褒めしてる実況が突っ込みどころ満載すぎる
「あ…?あ…?こ、この合体はデュエル的に何か意味はあるのかぁーっ!?」って
もっと困惑するのが正しい反応だろ!(えー

そして「どうだかっこいいだろう」と言わんばかりのこのポーズである
腕をしゃきーんと横に伸ばしながらひた走るホセ…いちいち面白すぎるだろ!
この間のプラシドといい、合体する時のこいつらはめっちゃ自慢げなポーズしてるのがたまりません(えー
マジ心底かっこいいと思って合体してるだろ!なんて楽しい奴らなんだイリアステルの連中は

「私は機皇帝グランエル・インフィニティ、グランエル・トップ、グランエル・アタック、
 グランエル・ガード、グランエル・キャリアを特殊召喚する!
 合体せよ!機皇帝グランエル!」

ガキガキガキガッキイイイン!

《チームニューワールドがまたしても機皇帝を召喚したぁーっ!!》

「機皇帝グランエルの効果発動!このカードの攻撃力・守備力は、
 自分のライフポイントと同じになる!(攻撃力4000)」

そしてデュエルを開始すると同時に、ホセもプラシドやルチアーノと同様に速攻で機皇帝を召喚!
機皇帝グランエル…こいつは少々風変わりな効果を持つようで、ホセのライフポイントがそのまま攻撃力に反映されるようです

「攻撃力4000か…だが今のスカーレッド・ノヴァは攻撃力5500!
 その程度ではオレのバーニングソウルを消すことは出来ん!」

「ふぅん…よほど攻撃力に自信があるようだな?
 ならば…まずはその鼻先をへし折るところから始めるとするか!
 スピードスペル”テイク・オーバー”を発動!スピードカウンターが4つ以上ある時…
 無限霊機を破壊して、そのカウンターの100倍ライフポイントを回復する!」

「ひゃ…100倍!?そんなに!?」

「クク…無限霊機のカウンターは80…!よって8000ポイントのライフを回復!
 さらに機皇帝グランエルの攻撃力は…!」

「こ…攻撃力…12000だと!?」

ゲェー!?なんとプラシド達が残した無限霊機の効果とは大幅なライフ回復!
一気に8000のライフを得たホセのLPは12000となり、グランエルの攻撃力もそのまま12000に!
なんという…しかしあれだけプラシド達に「早く死んで交代しろ!早く死んで交代しろ!」と言っていた割には
別に死ぬまでのスピードとかは関係なかったあたり、
おじいちゃんが自分のモンスターを早く自慢したくてワガママ言ってたみたいで
いちいちネタになるじーさんだなあホセは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「くははどうだーっ!!
 この攻撃力で
 倒せぬモンスターは
 なにもなーい!!」
「バカが!地縛神
 ウィラコチャラスカの効果発動!
 貴様のライフは
 強制的に1となる!」

「あ…?あ…?」

こんな風におじいちゃんが慌てふためく姿が見たいですね(えー
ウィラコチャラスカ使われるとグランエルまじ死ねるな…ゴドウィン長官はやく来てくれー!!

「我らの力を思い知るがいい…!機皇帝グランエルでスカーレッドノヴァドラゴンを攻撃!
 グランド・スローター・キャノン!」

ドッバゴオオオオオン!!

「があああああーーっ!!(LP700→0)」

「ジャックゥゥゥーッ!!」

「さらにグランエル・アタックのモンスター効果発動!
 戦闘で破壊したシンクロモンスターを吸収する!
 機皇帝グランエルの攻撃力は、吸収したモンスターの元々の攻撃力分アップする!
 (攻撃力12000→15500)」

「う…嘘だろ!?」

「フハハハハァーッ!!もはやいかなるモンスターも敵ではないわぁ!!」



やすやすとジャックを粉砕してしまったホセですが、なんとグランエルには倒したシンクロモンスターの攻撃力を吸収するという能力までが!
スカーレッドノヴァドラゴンの力を得たことで、ますます強力になっていくグランエル…
最終的に一体どこまで強くなってしまうのだろうか

「いかなるモンスターも
 敵ではないわぁぁぁーっ!!
 (゜д゜;)…あ、あれ?」
「いかなるモンスターも
 敵ではぁぁぁーっ!!
 (゜д゜;)た、たんま…たんま」
「いかなるモンスターもぉーっ!!
 (゜д゜;)何この…何?」
「あ…?あ…?あ?」

こんな風におじいちゃんが慌てふためく姿が(以下略) 次回に続く!


■遊戯王5D’s 第133話「立ちはだかる巨帝!機皇帝グランエル」

 

「グランエル・インフィニティでプレイヤーにダイレクトアタック!
 その身に機皇帝の一撃を受け、消え去るがいい…!グランド・スローター・キャノン!!」

ドッバゴオオオオオン!!

「うぐあああああーーっ!!(LP100→0)」

《き、決まったぁぁぁーっ!!セカンドホイーラー・クロウのライフが0!
 これでチーム5D’sは不動遊星を残すのみだぁーっ!!》

「ま…まだだ…!まだ…バトルフェイズは…終わっちゃいねえっ…!」


(C)岩村俊哉/講談社

まだだ!
まだだぜザンスカール!
母さんの作戦は…
おわっちゃいねえーー!!
(えー

さて前回、自慢の機皇帝グランエルを極限まで強化しチーム5D’sの前に立ちはだかったホセ…
今回は二番手のクロウがそれに挑んだものの、あまりにもグランエルの壁は厚く、ホセのLPをまったく削れないまま撃破されてしまいます
しかし、三番手の遊星が少しでもマシに戦えるようにと、ライフが0の状態から残ったカードの効果を発動するクロウ…

すでにグランエルのすさまじい攻撃によって、Dホイールもクロウ自身も限界以上にズタズタにされている状態…
しかしそれでもクロウはチームのために、朦朧とする意識の中でレースとデュエルを続けていきます

「ぼ…墓地にある”天狗風のヒレン”の効果を発動…!ダイレクトアタックを受けた時…
 このカードと、墓地にあるレベル3以下のブラックフェザー1体を…特殊召喚できる…!
 オレの下に蘇れ…天狗風のヒレン、熱風のギブリ…!さらに…トラップ発動っ…”緊急同調”…!
 このカードは、バトルフェイズ中に発動し…シンクロモンスター1体を…シンクロ召喚する…!
 レベル3…熱風のギブリに…レベル4…天狗風のヒレンをチューニング…!
 黒き疾風よ…!秘めたる思いを…!その翼に…現出せよっ…!
 シンクロ召喚…!舞い上がれ…ブラック・フェザー・ドラゴン…!」

《き、機皇帝の前に粉砕されたかに見えたクロウ!
 最後の力を振り絞って召喚したのは…自らのエース・ブラックフェザードラゴンだ!》

「なんと…己の身を犠牲にしてシンクロモンスターを召喚しただと!?」

「はぁ…はぁ…こ…今回はちょっとしんどかったな…遊星…あとは…頼ん…だ…ぜ…」

「クロウ…!お前が命懸けで残してくれたブラックフェザードラゴンの力…!
 決して無駄にはしない!」

そんな決死の思いで召喚したブラックフェザードラゴンを遊星に託し、バトンを繋ぐと同時に病院へと運ばれて行ったクロウ…
限界を超えながらシンクロ召喚を完遂するこの場面、クロウの声優さんの振り絞るような演技が光るいいシーンです
それにしてもホセおじいちゃんは今回すごく自重してましたね(えー
前回のトチ狂ったハジケっぷりが嘘のように、今回は超まともな態度で一貫してましたが…
おじいちゃんは躁鬱の激しい人なんだろうか…遊星とのデュエルがどうなるかまったく想像もつかないな…次回に続く!


■遊戯王5D’s 第134話「破滅の道!シンクロ召喚が行きつく未来」

 

ズバゴオオオオオン!!

「ぐ…!がああああーっ!!(LP4000→2800)」

「一息にクラッシュしていれば、痛みも苦しみも感じずにいられたであろうに…!」

「オレは…諦めない!歴史を改竄しようとするお前達の前に…
 どこまでも立ち塞がってやる!!」

チーム5D’sとイリアステルの決戦もいよいよ大詰め、お互いのラストホイーラーである遊星とホセが激突した今回の話ですが…
遊星は機皇帝グランエル(攻撃力15500)からの攻撃だけはなんとかしのいでいたものの、
他の手段で攻めてくるホセにじわじわと追い詰められていました。それでも最後まで諦めまいと戦い続けていましたが…

「愚かな…あまりにも幼い。ならば教えてやろう、愚かなる人類の歴史を!」

「なに…?」

「ホセ…!まさかアレを見せるの!?」

「これが…私達にはとって現実の、お前達にとっては未来の…!ネオドミノシティだ!」

ところが「僕は悪のイリアステルを絶対に倒すよ!」と叫ぶ遊星に対し、
「なに見当違いなこと言ってんの?無知ってレベルじゃねーぞ」と呆れたような顔をするホセ…
どうやら人類はこの先とてつもない過ちを犯すことになるようで、ホセはそれを明かすべく
未来のネオドミノシティの姿を遊星に見せつけることに…

「こ…これが…オレ達の未来…!?」

なんとその姿は、見るも無惨に荒れ果てて生物すべてが死に絶えた死の世界…
何もかもが破壊され荒廃した土地を、灼熱の太陽だけが照らしているという地獄のような光景でした

それにしてもプラシドとルチアーノのめっさ嫌そうな顔に吹いた(えー
「チッわざわざ教えることねえだろクソジジイがよー」って感じで
ホセの説明にすごいイラついてるように見えるから困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「全てはシンクロ召喚から始まったのだ…!
 デュエルの進化とともに、人々が熱狂するごとに世界は発展して行った…
 シンクロ召喚こそが繁栄のシンボルであった!」

「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」

「Dホイールがシンクロ召喚時に起こす波長…それがモーメントとリンクし、
 共鳴したモーメントは回転を早め、世界の進化のスピードを増した!」

「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」「シンクロ召喚!」

「だが…そのスピードは早すぎた…!」

ドドドドドドドド!!

「あ、あれは…戦争…!?」

って…な、なんじゃそりゃ!?シンクロ召喚を行うたびに、この世界の動力機関・モーメントが刺激され
文明がどんどん発達していったそうですが…あまりにもシンクロ召喚がブームになりすぎたので
発展のスピードは恐ろしいまでに加速し続け、もはや人間の手に余るようになっていったという…
まさかカードゲームの流行りジャンルのせいで世界が狂うことになろうとは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「これは…ボクの時代の記憶…」

「これは…オレの時代の記憶…」

やがて加速し続けた文明は凶悪な戦闘用ロボットを無数に生み出し、それによって世界は戦火に巻き込まれていったという…
民間人の少年だったルチアーノは、両親と逃げていたところをロボットに襲われて目の前で両親を殺され、
ロボットから町を守ろうと戦っていたプラシドは、悲惨な戦場の中で同じゲリラ部隊の仲間を皆殺しにされ…

このようにイリアステルの3人は、とてつもなく辛い地獄のような時代を生きてきたようです
というか世界をメチャクチャにしたこの戦闘用ロボットって、プラシド達が使ってる機皇帝ワイゼル・スキエル・グランエルですよね…
こんな忌まわしい戦闘兵器のカードを使っていながら、なぜホセおじいちゃんは
「グランエルはすごいぞー!!かっこいいぞー!!」
あんなにもグランエル召喚で大はしゃぎしていたのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「愚かな人間達の欲望は、やがて頂点に達し…
 まるでその心に反応したかのように、モーメントは暴走を始めた!
 そして世界各国のモーメントは一斉に爆発した…世界を道連れにな…」

「う…嘘だ!モーメントが再び暴走を始めたなんて、オレは信じない!」

「本当のことだ…これは私の時代の記憶…何ゆえか運命に選ばれてしまった私は、
 一人で世界をさまよい歩いた…だが…私の呼ぶ声に応えてくれる者はいなかった…
 私は人類を、歴史を見送った…深い絶望と共に…」

さらに世界を襲った悲劇は戦闘用ロボットの攻撃だけに留まらず、世界各地で起こったモーメントの暴走事故によって
もはや人類は一人残らず死滅してしまったという…ネオドミノシティでも、10年以上前に一度モーメントの暴走事故は起こっていますが、
町が跡形もなく消し飛んで陸地を割ったほどの破壊力を生み出してましたからね…あれが世界中のあらゆる箇所で起こったとなると…

そしてホセは、そんな破壊し尽くされた世界にただ一人残された人類最後の生き残りだったようです。
何年も荒廃した世界を旅して、生き残りが他にいないか探し続けたというホセ…しかし世界のどこを回っても
誰一人として生き残った者はおらず、ホセは完全に人類が歴史から消え去った絶望を味わうことになってしまったという…

そんな破滅の未来を変えるために、イリアステルの3人は今の時代へとやってきたようですね
要するにドラゴンボールのトランクスとまったく同じ目的を持っているわけか…
それと「ボクの時代」→「オレの時代」→「私の時代」と言っていましたが、これって3人とも別の時代からやってきたってことでしょうか?

ルチアーノ:ロボット戦争が始まった直後、町や民間人がロボットに襲撃され始めた時代
プラシド:ロボット戦争の中期ごろ、破壊された町でロボット相手に抵抗を続けていた時代
ホセ:モーメントの暴走で戦争も何もかも吹き飛んだ時代、ホセ以外の生き残りは誰もいない

私にはこういう風に見えましたが…ホセが一番未来からやってきたみたいだから、
過去に戻りつつ仲間を集めてこの時代にやってきたってことでしょうか?なにせホセの時代には仲間なんて誰もいないわけだしな…

「…シンクロ召喚が…オレ達のスピードの行き着く先が…あんな未来だなんて…
 くっ…!オレは信じない!」

「不動遊星…運命から目をそらそうというのか?
 お前達の運命は破滅へと向かっている、その始まりとなるのがシンクロ召喚なのだ!」

「違う!シンクロ召喚は破滅のシンボルなんかじゃない!」

「その単純な考えが…!人類を破滅させたのだ!」

「いいや…!運命は…!未来は!まだオレ達の手にある!
 レベル8シンクロモンスター・スターダストドラゴンに!
 レベル2シンクロチューナー・フォーミュラシンクロンをチューニング!
 集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く!光差す道となれ!
 アクセルシンクロ!生来せよ!シューティング・スター・ドラゴン!」

そしてシンクロ召喚が破滅の未来を作ると聞いて愕然とする遊星ですが、
そんなまとわりついてくる不安感を振り払うかのように、アクセルシンクロを発動してシューティングスターを召喚します
でも正直この遊星の反応は…ありゃー遊星さん、敵キャラの理屈を論破できずに
「違う!違う!」しか言えない主人公になっちゃったかーと言わざるを得ない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

こういう時の「違う!」ほどむなしく響く言葉もないよね…なんにしろシューティングスターを喚び出した遊星ではありますが、
攻撃力が15500あるグランエルとの力の差は明らか…この攻撃力差では自慢の連続攻撃も意味がないでしょうし、
ホセに直接攻撃を通す秘策でもあるんでしょうか…?

「シューティングスタードラゴンの効果発動!デッキの上からカードを5枚確認し、
 その中のチューナーの数だけ攻撃することができる!オレ達の絆を…!今この時に!」

「…」

「1枚目!チューナーモンスター・ドリルシンクロン!
 2枚目!チューナーモンスター・デブリドラゴン!
 3枚目!チューナーモンスター・ニトロシンクロン!
 4枚目!チューナーモンスター・クイックシンクロン!
 5枚目!チューナーモンスター・エフェクトヴェーラー!
 これでオレは5回の攻撃が出来る…!行けシューティングスタードラゴン!
 スターダストミラージュ!!」

ドドドドドッゴオオオオオオオ!!

「ぐおおおおおお!!(LP12000→11200→10400→7900→4100→3900)」

「や、やったぁ!とうとうシューティングスタードラゴンが、グランエルを倒した!」

って普通に攻撃通っとるー!!な、なぜにー!?
あ、ああ…てっきりグランエルの攻撃力がバカ高いせいで、こちらからは一切手出しができないと思ってましたが
15500の攻撃力を持つのはグランエル・インフィニティ(胴体)の部分だけで、
その他のグランエル・トップ(頭)、グランエル・ガード(右腕)、グランエル・アタック(左腕)、グランエル・キャリア(下半身)に関しては
攻撃力1000にも満たないカスみたいな部分ばっかりだから、そこをガスガス攻撃してホセのライフを削ったということらしいですな…

ホセのライフが減ればグランエル・インフィニティの攻撃力も下がるので、5撃目にはシューティングスターの攻撃力がそれを上回って
ついにグランエルを完全撃破してしまったという…プラシドの時もそうでしたがザコパーツが寄り集まって合体してますって機皇帝は
シューティングスターの連続攻撃と相性最悪なんだなあ

「これがオレ達の未来を切り開く力だ…!シンクロ召喚が、アクセルシンクロが!
 
お前達の野望を、まやかしの未来を打ち砕いた!」

それはどうかな

「!?」

って絶対最強呪文キター!!うわああああああ!!
バ…バカな!遊戯王における神の呪文「それはどうかな」をまさかホセに唱えられてしまうとは!
これを唱えて負けたデュエリストなど私の記憶には一人も存在しません。
ある意味グランエルよりも恐ろしい壁が、遊星の前に立ちはだかってしまったな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「安心しろ、その運命は私達が…いいや、このアポリアが修正してやる!」

「ア…アポリア…?」

「遅えよホセ…!これで再び不動遊星と戦う時が来た!」

「ボクもだけどねーえ!」

「絶望より生まれし3つの魂よ…!今こそひとつにィッ!」


(C)サンライズ

了解!ファイナルフュージョン!
プログラムッ!ドラァァァイブ!!
ファイナルッ!!
フュウウウウ

ジョオオオオン!!
(えー

が…が…合体しやがったああああああ!!
なんつー展開だよ!なんとホセ・ルチアーノ・プラシドが天高く飛び上がったかと思うと、みるみるうちに3人の体がひとつになり
第4のイリアステル・アポリアが姿を現すことに!ちょ…プラシドが「まだ遊星と戦うチャンスはある!」って言ってたのって
3人で合体して戦うっていう意味だったのかよ!なんつー展開だコレー!!

「な…なんだよあれ!?3人が合体した!?」

「お前は…一体何者なんだ!?」

「我が名はアポリア…我ら3人はもともと1人、これこそが私の本来の姿だ」

むう…しかしちょっと気になったのは、「もともと1人」というアポリアの発言ですが…
さっきの回想からすると、ルチアーノ・プラシド・ホセはそもそも生きてる時代が違うように見えましたが…
もしかするとこの3人って、アポリアの少年時代の姿・青年時代の姿・老人時代の姿ってことだったんでしょうかね?

子供の時に両親を殺され、青年の時にゲリラとして戦い、老人の時に世界にただ一人取り残された…
これが全部ひとつの流れとして繋がっているなら、今回の話につじつまが合うんですが…
まあ、今の段階では推測の域を出ないので、まだなんとも言えないんですけどね。次回に続く!


■遊戯王5D’s 第135話「絶望の魔人!機皇神マシニクルインフィニティ・キュービック」

 

「3つの絶望よ、新たなる最強の力を降臨させよ!
 私は機皇神マシニクルインフィニティ・キュービックを特殊召喚する!」

「き…機皇神…マシニクル!?」

「これこそが絶望への扉…思い知るがいい不動遊星!私が味わった絶望を!
 私はその絶望に抗うために、3つの身に分かれこの時代にやってきた!」

「どういうことだ…!?」

「教えてやろう…なぜ私がホセ・ルチアーノ・プラシドに分かれ、
 イリアステルになったのかを!」

前回イリアステルの3人がひとつに合体し、遊星の前に立ちふさがった絶望の化身・アポリア…
アポリアはいきなり切り札である機皇神マシニクルを召喚しますが、デュエルの方は軽くやり合った程度で
「教えてやろう不動遊星!」とスーパー説明タイムに入ってしまいました。
今回は全体的にそんなアポリアの説明が大半を占めている感じで、それらをまとめてみると

・ルチアーノ、プラシド、ホセの3人は、アポリアの少年時代の絶望、青年時代の絶望、老人時代の絶望が具現化したものだった
・アポリア(ホセ)は人類の滅んだ時代にたった一人生き残ったと言っていたが、実は他にもまだ三人の生き残りがいた
・アポリアはその三人と力を合わせて、崩壊した世界を再興しようとした。しかしアポリア達がどんなに手を尽くしても無理だった
・やがてその仲間も一人、二人と寿命でこの世を去り、とうとうアポリア自身も寿命が尽きる時が来た
・アポリアは死ぬ間際に、最後に一人残った仲間・ゾーンに自分を利用して過去を変えるよう頼んだ
・そしてゾーンの手によってルチアーノ、プラシド、ホセが生み出され、過去の時代へと送り込まれてきた

ということのようですな。ルチアーノ、プラシド、ホセの3人が同一人物という私の予想は当たっていたようです
しかしそれよりも気になるのは、アポリアと共に崩壊した世界を救おうとした3人の仲間達…特にその中でも
最後まで生き残った謎のマスクマン・ゾーンに注目せずにはいられません。この名前といい、カタツムリのようなメカに乗っている姿といい、
遊星たちが何度も出会った異空間の謎カタツムリは間違いなくこいつです

まさかあの謎カタツムリが、未来世界のアポリアの仲間だったとは…
しかしゾーンは確か、遊星がアクセルシンクロを習得した時にも現れて

「不動遊星、あなたには新たなカードを受け取る権利があります。
 全ての可能性が平等であるように…
 あなたは自分の正しいと思う道を進んでください。そうすればいずれ…」

という言葉と共にシューティングスタードラゴンを渡してましたよね。ゾーンはアポリアさえ勝てばいいと思っているわけではないのか?
「可能性が平等であるように」という言葉は遊星が勝利する可能性と、アポリアが勝利する可能性が平等であるようにという意味で
言っているみたいですが…どうもゾーンは、どちらが勝ってもいいように公正な立場を取っている感じですね

それにブルーノも未来からやってきたということを考えると、このゾーンがブルーノを造って過去に送り込んだという気もしてきましたね。
未来の世界でアポリアが死んだ後、ゾーンは独自にアクセルシンクロという新たな可能性を発見して
それを遊星に習得させるためにブルーノを過去へ送った…とは考えられないでしょうか?まあこれも単なる私の推測なんですけどね

それともう一つ気になることがあります。アポリアの仲間のうち、寿命で力尽きてしまったという2人の男…
そのうちの一人は、映画版のボスとして登場したパラドックスにそっくりですよね
正面からの表情を見てみると、右目周辺にもパラドックスと同じ赤い模様がついていることが確認できます。

ううむ…ちなみに映画でのパラドックスも未来からやってきた存在であり、
遊戯王カードのせいで滅んでしまった未来を変えるために遊戯、十代、遊星たち三大主人公と戦うという設定でしたからね…
このオッサンがパラドックス本人だったとしても不思議ではありません
それはいいんだけど映画版のDVD発売する気ねーのかなぁ、俺ずっと待ってるんだけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


・いつも楽しくレビューを拝見させて頂いています。5D‘s135話は見逃していたので、要点をまとめられたこのレビューを拝見できて
 大変助かりました。所で謎カタツムリことゾーンなのですが、実はこれは未来の遊星自身なのではないかと思いました。
 瞳の色が遊星と一緒で、尚且つマスクの左目の下の部分の模様が、遊星の左目の下にあるマーカーと同じような模様に
 なっているのでそうではないかと。ついでに、ゾーンが未来の遊星なら、過去の自分がアクセルシンクロの境地に至れる事も
 わかっていた(もしくは未来で発見したアクセルシンクロを過去の自分に伝えて、アポリアとは違う形で未来を救済したかった)
 としても不思議ではないですし。パラドックスや三皇帝が遊星や仲間達に関わってきたのも、未来遊星の何らかの思惑が
 あったと考えると、しっくりくるんじゃないかなーと思いました。
・ゾーンの正体って未来の遊星じゃないですか?ゾーンの顔(仮面?)にあるマークと遊星の顔にあるマーカーが一致してますし。
・カタツムリに乗った未来の生き残りは遊星の父親かと思ってましたが自身かもしれませんね。

・寿命で亡くなった二人の内大志さんが触れなかった方は、ブルーノの真の姿が年食ったみたいな印象が有りますね。
 もしかして作中で触れられてましたか?(テレ東系映んない地域な物で)
・よく見るんだ大志Mk-2さん。ジジイパラドックスの横にいるグラサンハゲのサングラスを!
 ブルーノの変身後のサングラスとそっくりだと思わないかね?
・寿命で力尽きてしまったという2人の男の内の1人ってブルーノじゃないですか?あのサングラスと残った髪の髪型から考えると・・・
・力尽きたもう一人のグラサンどっかで見た気がするんだが・・・

おおう、遊戯王の未来キャラについて皆さんからも様々な憶測が…まずはゾーンの正体=未来の遊星説ですか、
これは気づいた人すごいなあ、確かにまったくその通りですわ
遊星のマーカーとゾーンのマスク形状、見比べてみると本当に瓜二つですね。それに瞳の描かれ方もまったく同じだし…
遊星の目がアップになってマーカーが浮かび上がるシーンとか見てみると、
もう本当にゾーンの雰囲気がバリバリに出てますよ。これはまず同一人物とみて間違いないだろうな…

それとゴーグルじじい=ブルーノ説なんてのもあるんですねえ…確かにゴーグルの色も形もそっくりです
これはあれでしょうか、パラドックス、イリアステル、ブルーノといった「未来からやってきたキャラクター」の全員が
ゾーンの手によって生み出された者であり、そのベースとなっているのは死んでしまったゾーンの仲間達と考えていいんでしょうか

ふうむ…しかしアポリア、ゾーン、老ブルーノ、老パラドックスの4人は「崩壊した未来を救いたい」という点で同じ気持ちを持っているのに
「過去の歴史をどう変えればいいか」という点に関しては、4人ともまったく違う考えになってしまったんですね

アポリア「ネオドミノシティをまるごと消滅させて未来を救います!」
パラドックス「遊戯王カードを根こそぎ滅ぼして未来を救います!」
ブルーノ「アクセルシンクロの新たな可能性で未来を救います!」
ゾーン「未来さえ救われるならもうなんでもいいです^^;とりあえず僕は3人とも平等に支援します」

と、こんな感じになったということでしょうか(えー
しかし未来の話は色々想像できて面白いな…描写自体はそんなに多くないのに、あちこち注意深く見てみると
4人の素性や性格を推理できる作りになってるとは…これは遊戯王スタッフの力量に賛辞を送りたいですねえ


■遊戯王5D’s 第136話「決死の攻防!機皇神vsシンクロモンスター」

 

「私のターン!不動遊星…!真の絶望がどういうものか教えてやる!
 機皇神マシニクルのモンスター効果発動!
 1ターンに1度シンクロモンスターを吸収し、攻撃力をアップする!
 私はスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンを吸収!(攻撃力4000→7500)」

「あぁ…!スカーレッドノヴァドラゴンが!」

「さらに機皇神マシニクルは、手札から機皇帝のパーツを墓地に送ることで、
 そのパーツのモンスター効果を得る!私はグランエル・トップを墓地に送り…
 ”相手フィールドのシンクロモンスター1体を吸収する”!
 私はブラック・フェザー・ドラゴンを吸収!(攻撃力7500→10300)」

「な…!シンクロモンスターを2体とも吸収だと!?」

「攻撃力…10300…!」

「くっ…!ブラックフェザードラゴン…オレ達の希望が…!」

「ククククク…どうだ不動遊星…絶望しろ!そして未来の礎となるのだ!!」

大半がアポリアの解説で終わった前回と違い、冒頭から大きくデュエルの状況が動き出した今回の話。
ジャックとクロウから受け継いだドラゴン2体を展開させていた遊星でしたが、
なんとアポリアはそれを両方とも吸収し、マシニクルの攻撃力を10300にまで引き上げてしまいます

むう…ホセのグランエルの時は「機皇帝はザコパーツの集合体」という弱点を突いて、流星竜の連続攻撃で仕留めましたが…
この機皇神マシニクルはそのような合体モンスターではないので、同じ手はまったく通用しません
それにしてもスカーレッドノヴァの奴、ついこの間の機皇帝ワイゼル戦では「スカーレッドノヴァに吸収など通用せんわー!!」
さんざん吸収効果を避けまくってたのに今回はあっさり捕まりやがったな…なんでだよ…(えー

まあ、スカノヴァの効果がどうたらとかそんな話より
トラスト・チェーンたんの可愛さの方がはるかに大事な話なんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「今度こそ勝負あったな…この一撃で全ては終わり、新たなる未来が始まるのだ!
 機皇神マシニクルでシューティングスタードラゴンを攻撃!」

「遊星ィィーーッ!!」

「負けるわけにはいかない…!”ガード・マスター”の効果発動!
 相手モンスターが攻撃してきた時、墓地のこのカードを除外することで、
 攻撃対象となったモンスター(シューティングスタードラゴン)を守備表示にし、
 このターン中そのモンスターは破壊されない!」

バッギイイイイン!!

「ち…しぶとい奴め…だが機皇神マシニクルの効果を忘れたわけではあるまいな!
 機皇神マシニクルは、”吸収したモンスター1体を墓地に送ることで、
 そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える”!」

「くっ…!」

「吸収したスカーレッドノヴァドラゴンを墓地に送り!
 3500ポイントのダメージを与える!(攻撃力10300→6800)」

「遊星の残りライフは2800…!この効果を食らったら終わりだぞ!」

「永続トラップ”ハードシップ”を発動!このカードはシューティングスタードラゴンの
 装備カードとなり、装備モンスターの攻撃力・守備力を0にすることで、
 相手モンスターからの効果ダメージを0にする!(守備力2500→0)」

バッギイイイイン!!

「よぉし!しのいだぜ!」

「フン…ならば吸収したブラックフェザードラゴンを墓地に送り、
 2800ポイントのダメージを与える!(攻撃力6800→4000)」

「なに…?そんなことをしても、ハードシップの効果で無効となり、
 マシニクルの攻撃力が下がるだけだぞ!再びハードシップの効果を発動!」

バッギイイイイン!!

「クックックッ…トラップ発動!”無限狂宴”!
 このターン、機皇神マシニクルに吸収されていたモンスターが墓地にある時、
 機皇神マシニクルは再び墓地からそのモンスターを吸収する!」

「なに!?墓地から吸収するだと!?」

「あぁ…ま、またブラック・フェザー・ドラゴンと、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンが!」

さあそして長い長いアポリアのターンがなかなか終わりません。
「マシニクルで攻撃するぜー!」 「ガードマスターで防ぐもんね!」
「スカノヴァを射出するぜー!」「ハードシップで防ぐもんね!」
「BF龍を射出するぜー!」「ハードシップで防ぐって言ってるでしょバカじゃないの?」
「バカはお前だよ。もう一回スカノヴァとBF龍を吸収するぜー!」「くやしい…(ビクンビクン)」
という具合に、マシニクルの攻撃と吸収モンスターを射出しての怒涛の攻撃…
なんとかそのダメージを防ぎ切った遊星でしたが、再びマシニクルはスカノヴァとBF龍を吸収してしまい、状況はまたも振り出しに…

それはともかくアキさんはええ乳しとるのぉ。おっぱいやの〜(えー

「ククク…そしてこのターン、機皇神マシニクルがモンスターを吸収した数の
 600倍のダメージを貴様に与える!」

「なに…!?機皇神マシニクルが吸収したのは始めに2体、エンドフェイズに2体…!
 全部で4体、2400ポイントのダメージ!?」

「あいつ…!ダメージを大きくするために、
 わざとブラック・フェザー・ドラゴンを墓地に送ったのか!」

「食らえ…不動遊星!!」

「があああああーーっ!!(LP2800→400)」

「ゆ、遊星ーーっ!!」

ところがダメージを受けずに済んだと思ったその時、”無限狂宴”のさらなる効果を発動したアポリア!
それは、このターンにモンスターを吸収した回数×600のダメージを遊星に与えるというもの…
このターンにスカノヴァとBF龍がそれぞれ2回ずつ吸収されてしまったので、遊星は2400ものダメージを食らい瀕死になってしまいます

むう…効果ダメージなのにハードシップで無効化できないのかなと思ったら、
ハードシップって「効果ダメージを全て防ぐ」カードなんじゃなくて「モンスター効果によるダメージのみ防ぐ」ってものだったんですね。
要するにさっきの射出アタックは機皇神マシニクル(モンスターカード)の効果で発生したダメージだから防げたけど
今みたいに無限狂宴(トラップカード)の効果で発生したダメージは防げないという…あぁややこしい

まあそんな細かいことはなんでもいいので、今はとりあえず
すごいフェロモン出してる遊星のイケメンやられ顔にみんなで注目しましょう(えー

でもイケメン顔になる直前に「ギャース!」ってなにげにすごい顔してましたよね遊星
直撃したわずか一瞬のみ映ったこの顔…わざわざ一時停止連発してキャプチャしてしまってすいません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というか遊星ってダメージの瞬間に顔芸すること結構多いですよね。顔芸もできるイケメン…さすがに遊星は芸達者やで!

「ターンエンド!不動遊星…次のターンで決着をつけてやる!」

(くっ…!オレのライフは残り400…次にダメージを受けたら確実に負ける…!)

「何を迷っている遊星ッ!!
 オレ達の絆は何者にも負けることはない!」

「そうだ!いつだってオレ達は、その絆で勝利を掴んできた!」

「頑張って…!」

「遊星!!」

(…!そうだ…オレにはまだ希望がある…!
 このドローこそが最後の希望!)

「カード達よ!オレの声に応えろォッ!!
 オレの…!タァァァァーーン!!」

ズッバアアアアッ!!

ここで遊星のデスティニードロー炸裂!
おお…ライフがいよいよ底を突いたことで、アポリアとのデュエルもクライマックスを迎えたということでしょうか
仲間達の声援をその背に受け、遊星が渾身のドローで引いてきたのは紛れもなく逆転のカード!
これまで防戦一方だった遊星も、ついにここから怒涛の反撃を開始します

「きた…!オレは永続トラップ・ハードシップの効果発動!このカードを墓地に送ることで、
 装備モンスター(シューティングスタードラゴン)を破壊する!」

「なに…?」

「そして、フィールド上に存在する装備カードを全て破壊する!」

「えっ!?てことは、機皇神マシニクルに装備カードとして吸収された
 スカーレッドノヴァドラゴンと、ブラックフェザードラゴンも…!」

バキバキバキイイイン! → 流星龍、スカノヴァ、BF龍が墓地へ。マシニクルの攻撃力10300→4000

「さらに永続トラップ”狂食召喚グール・サモナー”を発動!このターン、
 破壊され墓地に行ったシンクロモンスター1体を特殊召喚し、このカードに装備する!
 ブラックフェザードラゴンを特殊召喚!(攻撃力2800)」

「フン…まだ分からんか!シンクロモンスターなど機皇神マシニクルには通じんことが!」

「さらにグールサモナーの効果によって、
 手札を1枚捨て、墓地のシンクロモンスター1体を特殊召喚する!
 
現れろ!スカーレッドノヴァドラゴン!(攻撃力4500)
 だが…この時、オレはそのシンクロモンスターの攻撃力分のダメージを受ける!」

「なに…?3500のダメージを受けて自滅するつもりか!」

「ブラックフェザードラゴンのモンスター効果だ!」

「ブラックフェザードラゴンの効果発動!
 自分が効果ダメージを受ける時、ブラックフェザードラゴンの攻撃力を
 700ポイント下げることでダメージを無効にする!(攻撃力2800→2100)」

「そ、そうか!ダメージを防ぐために、先にブラックフェザードラゴンを召喚したんだ!」

「さらにグールサモナーの効果により、
 手札を1枚捨て、墓地のシューティングスタードラゴンを特殊召喚!(攻撃力3300)
 この効果ダメージもブラックフェザードラゴンが吸収する!(攻撃力2100→1400)」

って「ハードシップの使い道はまだあるぜーっ!!」と、さっきも使っていたハードシップのさらなる効果を発動した遊星!
その「装備モンスターを破壊、さらにフィールドの装備カードを全て破壊」という効果により、流星龍・スカノヴァ・BF龍が全て墓地に落とされ
そこからグールサモナーの効果を使って、一気に3体とも蘇生してしまったという…
というかハードシップは効果どんだけ持ってんだよ!(えー

ハードシップの効果
・フィールド上のモンスターにこのカードを装備する
・装備モンスターは攻撃力・守備力が0になる
・この装備状態が続く限り、相手が使ったモンスター効果のダメージは無効化される
・ハードシップが墓地に送られると、装備モンスターも一緒に破壊される
・その際に、お互いのフィールドに存在する装備カードも全て破壊される

あれこれ詰め込みすぎだろう…なんて説明の面倒くさいカードなんだ
しかし今回遊星のピンチを救ったのは、ほとんどこのハードシップでしたね…防御から逆転まで大車輪の活躍ですよ

「揃ったぜ…!」

「オレ達の絆が!」

「これがオレ達の希望だ!」

「…あの状況からシンクロモンスターを3体も召喚するとは…
 これがシグナーの力なのか…?」

「行くぞアポリア!お前がどれだけ絶望を与えようと、決して希望は失わない!」

そんなわけでスカノヴァ・BF龍をアポリアから取り戻し、マシニクルの攻撃力激減&自分の戦力を一気に補強した遊星!
「決して希望は失わない!」と語っておりますが、文字通りジャックの表情が希望に満ち溢れすぎてて吹いた(えー

ジャック…まあ気持ちはわからんでもないですけどね、今のモンスター達の攻撃力を並べてみると
スカノヴァ:4500 マシニクル:4000 流星龍:3300 BF龍:1400と、
順当に行けば大ボスであるマシニクルを叩き潰すのはスカノヴァの役割になるわけですから…

それにしても、アポリアの残りライフが4000なことを考えると、
スカノヴァの攻撃:マシニクル撃破、アポリアのライフ4000→3500
BF龍の攻撃:ダイレクトアタック、アポリアのライフ3500→2100
流星龍の攻撃:ダイレクトアタック、アポリアのライフ2100→0
と、3体の攻撃でちょうどアポリアを倒せるわけですが、果たしてこのまま一気にアポリアを片付けられるのか…?次回に続く!


・拍手コメントって一週間にどれくらい来るんですか?気になります。

んー拍手コメントですか、一日に来るのは大体4〜5つくらいなので、一週間だと30個前後ってくらいじゃないでしょうか
とても全部は返信できないので申し訳ないですが…ただ、ある日には一日でコメントが20個以上ぶわっと溢れかえる時がありますね
どんな日かっていうと遊戯王感想でヘマをやらかした時なんだけどね…(えー



>トラスト・チェーンたんの可愛さの方がはるかに大事な話なんですけどね それ、RAI-MEIですよ・・・
・トラスト・チェーンのイラストに載っているのは、「RAI−MEI(ライ−メイ)」と言うモンスターです。(「EXTRA PACK2」収録)
・ちなみにトラスト・チェーンの中のモンスターはRAI-MEIですよ
・トラスト・チェーンのイラストのモンスターの名前はRAI−MEIですよ。
・トラスト・チューンてのはRAI-MEIっていうモンスターのイラストですよ
・トラスト・チェーンにかかれている女モンスターの名前は、RAI-MEIですよ
・トラスト・チェーンのイラストはRAI-MEIさんっぽいですね。海外から逆輸入されてついにはアニメにも出るとは。
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS

要するにこんな感じなんだよ!(えー
ち、ちくしょう、鬼やあんたら!そもそも私がトラスト・チェーンの話を出したのは
カード効果の話をするとまた突っ込まれそうだから、トラスト・チェーンたんの話ししようぜ!」って流れだったのに…
またそっちでも突っ込まれるのか!ちくしょうもはや俺に逃げ場はないのか
大志Mk−2はにげだした!しかしまわりこまれてしまった!心境としてはこんな感じだよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■遊戯王5D’s 第137話「迫りくる恐怖 神の居城「アーククレイドル」

 

「これでオレ達のモンスターは全て復活したぜぇッ!」

「行け!遊星ッ!!」

「ああ!ブラックフェザードラゴンの効果発動!黒羽カウンターを全て取り除くことで、
 相手モンスターの攻撃力をカウンターの数×700ポイントダウンさせ…
 さらにダウンした攻撃力分のダメージを相手に与える!」

「ちいっ…!(LP4000→2600、攻撃力4000→2600)」

「黒羽カウンターがなくなったことで、ブラックフェザードラゴンの攻撃力も
 1400ポイントアップするぜぇ!(攻撃力1400→2800)」

さて前回、BF龍・スカノヴァ・流星龍を一気に揃えて反撃体勢を整えた遊星…
まずはスカノヴァでぶん殴るのかと思いきや、BF龍の効果でマシニクルを弱体化させにかかったようです
黒羽カウンターの数×700ポイントの分だけ、相手のライフとモンスターの攻撃力を下げられるというこの効果…

ちなみに黒羽カウンターというのは、BF龍が効果ダメージを吸収した時に1個ずつ増えるカウンターのことですね
前回スカノヴァを召喚 → BF龍で効果ダメージ吸収 → 流星龍を召喚 → BF龍で効果ダメージ吸収とやっていたので
BF龍にはカウンターが2個乗っていたというわけですな。(カウンターがなくなればBF龍の減った攻撃力も元に戻る)

「これでブラックフェザードラゴンの攻撃力がマシニクルを上回ったぜ!」

「ブラックフェザードラゴンで機皇神マシニクルに攻撃!ノーブルストリーム!!」

バッゴオオオオオン!!

「ぐっ…!(LP2600→2400)機皇神マシニクルの効果発動!
 墓地の機皇帝パーツを1枚除外することで、マシニクルの破壊を無効にする!」

そしてBF龍の攻撃で吹き飛ぶマシニクル…と思いきや、ダメージを受けつつも特殊効果でしぶとく生き延びることに!
まだそんな効果あったのかよ!こいつ効果多すぎてとても覚えらんねえよ…
前回私はスカノヴァ→BF龍→流星龍の順に攻撃すればアポリアを倒せると書きましたが、
この効果でマシニクルが場に居座り続けるとなると、BF龍の効果を使わなきゃとても削り切れないってわけだったんですなあ

>順当に行けば大ボスであるマシニクルを叩き潰すのはスカノヴァの役割になるわけですから
 ブラックフェザードラゴンとマシニクルの効果を忘れてるでやんす!

そうだとも!忘れていたとも!チクショウ特殊効果なんて嫌いだよ!(えー

「遊星!一気に勝負だ!」

「行けスカーレッドノヴァドラゴン!バーニングソウル!!」

バッゴオオオオオン!!

「ぬぐうっ…!(LP2400→500)機皇神マシニクルの効果!
 墓地の機皇帝パーツを除外し、マシニクルの破壊を無効にする!」

「これであいつのライフは残り500!」

「アポリア…!これがお前の絶望を上回る、オレ達の希望だ!」

「…バカな…!この私が…負けるだと…!?」

「行けシューティングスタードラゴン!スターダストミラージュ!!」

バッゴオオオオオン!!

「ぐぉあああああーーっ!!(LP500→0)
 こ…ここまで来て…我々の計画が…失敗…するというのかっ…!」

そんなしぶとく場に残るマニシクルに対し、「でも関係ねえなそんな事は」と次々に攻撃を叩き込む遊星!
スカノヴァ、流星龍の攻撃でとうとうアポリアのライフは底を突き、大爆発と共にアポリアは遊星達の前で塵と消えるのでした

《ついに決まったぁぁぁぁーーっ!!予想不可能な展開が続いたWRGP決勝!
 大激戦の末に初代チャンピオンの栄誉を掴み、Dホイーラーの頂点に立ったのは…!
 チーム5D’sだあーーっ!!》

「「「いやったああああああああああああ!!」」」

「チーム5D’s…!ついにやり遂げたな!」

そしてこの長きに渡るWRGP、イリアステルとの戦いにもケリがつき、会場に集まった全ての人から祝福されるチーム5D’s!
準決勝にて激闘を繰り広げたチームラグナロクも、遊星たちの下に駆けつけ力いっぱいの祝福をお見舞いしております
こうしてネオドミノシティ消滅を食い止め、Dホイーラーとして最高の名誉を得た…さすがの遊星も達成感を存分に感じているようですね

(これで…イリアステルの野望は消えた…)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「…!?なんだ!?」

「お、おい、あれ…!」

「そ…空が…割れていく!?」

ところがその時、辺りに突如地鳴りが起こったかと思うと、次の瞬間空がバリバリ割れて行くという奇妙な現象が!
バキシム!バキシムじゃないか!(えー
なんということだ…未来人アポリアを倒したのもつかの間、すぐにまた新たな敵異次元人ヤプールが出現してしまったのか…
ウルトラマンAはやくきてくれー!!(えー

「モ、モーメントの出力低下が止まりません!」

シュウウウウウウウウウ…

「(ぴたっ)な、なんだ?Dホイールが…」

「(ふっ)うん…?停電かぁ?」

「システムダウン!局内の機能、すべて停止しました!」

「イェーガー長官!御覧ください、衛星がキャッチしたあの物体の解析図です!
 あの物体の中心部では、3つの遊星ギアに囲まれた巨大モーメントが
 マイナス回転をしているのです!あれが回転している限り、
 ネオドミノシティの全てのモーメントは完全に停止したままです!」

そんな空の割れ目から出現したのは、滅び去った未来のネオドミノシティ・通称アーククレイドル…
そのアーククレイドルには巨大なマイナスモーメントがあり、ネオドミノシティに存在する全てのモーメントを停止させてしまいます
モーメントは、今や電気に代わってネオドミノシティのありとあらゆる生活必需品を稼働させているエネルギー源…
それが止められてしまった今、ネオドミノシティに存在する機械すべてが動かぬガラクタになってしまいます



「さらに恐るべきことが…あの物体は、徐々に下降しています!
 このままでは12時間後には地表に激突…
 墜落の衝撃波は、ネオドミノシティから周囲数百キロにまで及びます!」

「な、なんだと!?」

「くっ…!これでは非常事態を宣言するしかありません…!全局員は即刻退避!
 すぐにここから避難を始めてください!」

さらにそんなアーククレイドルは、あと半日で地表に向けて落下することが発覚!
町がまるごと空から落ちてくる…これはガンダムで言うところのコロニー落としを想像してもらえれば分かりやすいと思います
ネオドミノシティを消し飛ばしてなお余りあるその衝撃波は、半径数百キロをも焦土と化すほどの破壊力だとか…

(ゾーン…あなたは本当にネオドミノシティを…)

そんな恐るべき暴挙に対し、胸を痛めている様子のブルーノ…
アポリアが倒れた今、こんな真似が出来るのはゾーンだけだと思ってのことなのでしょう
やはりブルーノはゾーンと深い関わりがあるようですが、未来を変えるために手段を選ばないこのやり方には
到底賛同できる気分ではないようで…

「同志アポリア…まだあなたの力は必要です。どうか私に力を…」

(…ゾーン…私は負けたのか…?すまない…君との約束を果たせずに…)

「しかしアポリア、意外なことが起きました…我々の計画では、あなたが勝利することにより
 アーククレイドルが出現するはずだった…しかし、そうでなくともアーククレイドルは出現したのです。
 すでに何らかの要素により、未来は変わりつつあるのかも知れません…」

(未来が変わる要素…?チーム5D’sか…)

「おそらくは…ですが、いまだ未来の変化は不十分です。アポリア、もう一度未来を変える手助けを…」

(もちろんだ…私は君の永遠の友なのだから…)

って、一方その頃そんなゾーンはというと、遊星に敗北して大爆発したアポリアを助け出しているところでした
それにしても…ブルーノは「ゾーンの野郎こんなえげつない真似しやがってゆるせねえ!」と思っていたようですが
実際はゾーンも「あ、あれ?俺なんもしてないのにアーククレイドル出てきちゃった…えっと、あれぇ…?」
勝手にアーククレイドルが出てきてビックリしていたようです(えー

ともかく未来が変わりつつあると悟ったゾーンは、それを完全なものにするために今の状況を利用する気のようですね
どうもゾーンの口ぶりからすると、アポリアと一緒にチーム5D’sに新たな試練を与えることで、未来を変えるということのようですが…

バオオンバオオオオン!

「…!?あ、あれは!」

「チームラグナロク!?Dホイールで走ってるぜ!」

「なぜお前達のDホイールは動いているんだ!?」

「なんだ気づいてないのか?これだよ、これ(キィィィィィン)」

「あっ…ルーンの瞳!?」

「我々はこれまでイリアステルの影響を受けてこなかった。
 それと同じように、この力があればマイナスモーメントの影響も受けない」

「そうか…!ならオレ達のDホイールも!(ズキュゥゥゥン)」

バオオンバオオオオン!

「動く!動くぞぉ!」

ってその時、マイナスモーメントの影響をまるで受けずに、Dホイールでブンブン走り回っていたチームラグナロク!こ、これは一体…
そう、神のカードによる加護を受けているこの3人には、マイナスモーメントの力も効くことがなかったのです
そして特殊な力に守られているのは、遊星達シグナーも同じ…遊星達も試しにDホイールにまたがってみると、
赤き龍の力がマイナスモーメントから守ってくれるおかげで、Dホイールがちゃんと動かせることが判明します

「これでアーククレイドルに辿り着ければ…!」

《それは間違いよ》

「…!?シェリー!?生きていたんだな!?」

ところがその時、遊星のDホイールに突如送られてきたシェリーからの通信!
おお…シェリーと言えば、異空間に投げ出されてしまって以来ずっと生死不明な事になっていましたから
ちゃんと生存していたことを知り、遊星も喜んでいるようですが…

《遊星、私は見たわ。これから起こる未来を…
 あなたはアーククレイドルに来ない方がいい。
 私が見た未来…それは、あなたがアーククレイドルで死ぬという未来よ》

「な…オレが…死ぬだと…!?」

ところが、「アーククレイドルに来ればあんた死ぬよ」と縁起でもないことを言い出したシェリー!
ふむ…どうも異空間を漂うシェリーを助け、これまで保護してくれたのはゾーンのようなので
その遊星が死ぬ未来というのは、ゾーンに見せられた映像のことを言っているんでしょうか

それにしても…「遊星が死ぬ」という事実が絶対に動かないものだとしたら、
今後の展開は「ゾーン(未来の遊星)が死ぬ」という形で遊星自身の死は回避されることになるのかな?次回に続く!





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