■バトルスピリッツ ブレイヴ 第27話「ライジング・アポロドラゴン対メテオヴルム!」
 

「俺はもう倒れない…!俺を鍛えろ!もっと打ってこいユース!!」

「は…はい!」

ユースもっとぶって!もっと!もっとおおおおおおおお
と、いきなり冒頭からダンさんの調教シーンで始まってしまった今回のバトスピ。(えー
腕の傷も回復して対親父殿デッキも組んだダンさんは、デッキの使い心地を確認するためにユースとバトルしていたのです
しかし相変わらず生半可なダメージでは満足できないドMのダンさんは、ユースにもっともっと激しい攻撃を要求していたという…

「駆け上がれ!神の名を持つ赤き龍!
 太陽神龍ライジング・アポロドラゴン召喚!!」

「炎の流星降り注げ!龍星皇メテオヴルム召喚!!」

「ん…?メテオヴルム…!」

「見ててくださいよぉ、次のターンを…!」

って、そうこうしているうちに双方とも自分のエース級スピリットを召喚した2人!
相変わらずユースは前作のダンさんデッキを使っているようで、以前のダンさんの相棒であるメテオヴルム
今の相棒であるライジングアポロドラゴンが睨み合う結果に…これはなかなか見ごたえのある対決ですね
やはりここは世代交代の意味を込めて、ライジングさんがメテオヴルムに実力差を見せる展開でしょうか

「海王星より巨神をここに!海王神獣トライ・ポセイドス召喚!」

「んっ…硯からもらったカードか…」

「アタックステップ!海王神獣トライ・ポセイドスの効果で、
 龍星皇メテオヴルムを最高レベル3にする!メテオヴルム、行けぇぇぇーっ!!」

ドッボガアアアアン!!

「や、やった…!ライジングを破壊した!」

「いい効果だ、さすがは三王星の一体…」

とか思ってたらあっさりやられやがったー!!ラ、ライジングさんがー!!
ア、アホか!力の差を見せるどころか、メテオヴルムに手も足も出ずブチ殺されてしまったライジングさん!
なんてふがいない!いくらメテオヴルムがトライポセイドスの支援を受けてパワーアップしたとはいえ…

うーんしかし、この間のダークノヴァ戦の時もそうでしたが、メテオヴルムの戦闘は他のスピリットよりやけにかっこいいなぁ
メテオヴルムってかっけーなー、だけどライジングさんが殺されていった
今の心境はまさにこんな感じだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ようし…!あとライフ1つだ!」

「俺の仕事は…勝つ事だ!!メインステップ!マジック”リバイヴドロー”を使用!」

【赤のマジック”リバイヴドロー”…メインステップ時の効果は、
 トラッシュにあるスピリット1枚を手札に戻す】
→ 墓地にあるライジングを手札に戻すダンさん


「魔導双神ジェミナイズLV2の効果発動!自分がコストを支払ってマジックを使った時、
 その効果発揮時に、自分のマジック1枚をノーコストで使用できる!
 すなわちマジック”サジッタフレイム”を使用!BP合計5000分の敵スピリットを破壊する!」

チュドドドドド!!

「ああ…!?デ、デッキと息が合っている…!」

「さらに太陽神龍ライジングアポロドラゴンを再び召喚!
 魔導双神ジェミナイズLV1の効果発動!
 デッキの上から1枚オープン、極星剣機ポーラ・キャリバーをノーコストで召喚!」

【魔導双神ジェミナイズLV1の効果…自分のスピリットが召喚された時、自分のデッキを上から1枚オープンする。
 そのカードがスピリットかブレイヴだった場合、ノーコストで召喚できるのだ】

「極星剣機ポーラ・キャリバーを、太陽神龍ライジングアポロドラゴンにブレイヴ!!」

ガッキイイイイン!!

「カ…カードの効果を…フルに使いこなしている!?」

がしかし、ここでダンさん驚異のコンボ発動!倒されたライジングをすかさず回収、ついでにタダでマジック使用、ザコどもを焼き払い
再びライジング召喚、ついでにタダでブレイヴ召喚、ライジングと合体して一気に反撃
と、今までと見違えるような猛攻を!
やはりライフ1になると急にやる気出しますねダンさん(えー
追い詰められるまでユースの好きにやらせていた感がありますが、後がなくなった途端にこれとは
さすがダメージを受けるほど悦ぶドMといったところでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「これで終わりだ!ブレイヴアタック!ライフを2つ破壊する!」

「ラ…ライフで受ける!」

バキバッキイイイイイン!!

「ユース…メテオヴルムに、アンキラーザウルスに会わせてくれてありがとう。
 俺は…俺のドラゴン達に恥じないバトルをする!」

「へへ…ブレイヴキラーに、負けんなよ…!」

そしてそのまま一気に押し切り、デッキを使いこなせることを証明しつつ勝利を収めたダンさん!
それに今回懐かしのメテオヴルム達と戦えたことで、ダンさんは精神的にも非常に充実しているようです
これで親父殿を倒すための準備は万全…って、あれ?そういえば今回はブレイヴキラー対策デッキの練習バトルだったわけですが
一体どの辺がブレイヴキラー対策だったんだ…?(えー

もしかして最後のライジングさん死亡→復活→反撃の流れがそうだったとか?
「とりあえずライジングが死んでもすぐに反撃できるぜ!」という意味で
組まれているデッキなのか…?そんな…ライジングさんが過労死確定のデッキだなんて…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「硯さん、ありがとうございました!」

「ふふ、ダン君たちを頼むよ。僕は引き続き任務続行だ」

「硯、気をつけてね…」

「ああ、12宮Xレアの情報を入手したらすぐに転送するよ」

ってああ!?そんなダンさんとユースのバトルが終わったその時、「そろそろお仕事再会しますんで」と艦を降りてしまった硯!
や、やはり…やはりユースとキャラかぶってるから共存できなかったんや!(えー
まあもともとホイミ要員として現れたようなもんだったしな…ダンさんとバローネ様が全快してしまった今、
硯に残された道はリストラされるしかなかったんや…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■バトルスピリッツ ブレイヴ 第28話「倒せ、ブレイヴキラー!冥王神獣インフェルド・ハデス」
 

ビービービー

「あっ…通信が入っています!」

《馬神ダン…!出てこい!俺は獄龍隊のラーゼ、貴様にバトルを申し入れる!》

「獄龍隊?ちょうどいい…お前達を探す手間が省けた」

さて前回、リハビリと対ブレイヴキラーデッキの調整を終えて、いよいよ親父殿とバトルしに動き始めたダンさん達。
すると間もなくダンさん達に連絡を入れてきたのが、親父殿率いる”獄龍隊”の一員・ラーゼという男でした
どうも「貴様ごとき隊長が出るまでもないぜー!」と、調子こいてダンさんを蹴散らしにやってきたようですが
「馬鹿が。飛んで火に入る夏の虫だな」と、ダンさんは
ちょうどいいサンドバッグがやってきたようにしか見てません(えー

「行くのかい?」

「ああ」

「あっ…待って!獄龍隊はきっとブレイヴキラーを使うわ、
 軽はずみにバトルを受けるなんて危険すぎる!」



ところがダンさんがバトルフィールドへ向かおうとしたその時、慌ててそれを引き止めるまゐ…
ふむ…ラーゼが親父殿と似たデッキを使ってくるとみて、この間の敗戦を思い出してしまったんでしょう
なにしろあの時のダンさんはこんな瀕死の重傷を負って帰ってきたわけですから、嫁としては心配になってしまうのも無理ありません

「まゐ様、ダンなら大丈夫ですよ。バトルした俺には分かるんです、
 ダンはデュックに負けた時よりずっと強くなってます」

「そうそう!今のダンなら、ブレイヴキラー対策もメカンペキなはずだよ!」

「ドントウォーリーだよ、まゐ」

「…あ…ご、ごめん、ちょっと…取り乱しちゃった…」

しかし仲間達から「いや大丈夫だから」「いや大丈夫だから」と口々に言われて、苦笑しながらさっきのセリフを撤回するまゐ。
ですが「あ、そ、そうだよね大丈夫だよね」と思ってはいても、やはりダンさんが心配で落ち着かないのか
自分の髪をいじくり回してそわそわしております。まゐたん可愛いなあ、マジ嫁やなあ

「俺は負けないよ。行ってくる」

「…」

そして力強い言葉を残してバトルフィールドへ向かうダンさん、それを潤んだ目で見送るまゐ…
ほんとこいつら十年連れ添った夫婦ですね(えー
なんかもう相思相愛すぎるだろ!それに戦場が自分の居場所なダンさんと、それを引き止められないまゐたん…
この関係マジ萌えるわ、くそっもっと早くこの番組のことを知っていれば良かった!

「来たか馬神ダン…!バトルフィールドへ無惨に散るがいい!
 デュック隊長に代わり俺が貴様にトドメを刺す!」

「…」

「獄龍隊のバトルは死と隣り合わせだ…覚悟を決めてかかって来い!」

「覚悟なら…いつでも決めているさ」

そんなわけでバトルフィールドに到着し、デッキを構えてラーゼと相対するダンさん!
何やらいきがっているラーゼがベチャクチャ吠えてますが、それとは対照的にわずか一言に凄みを乗せるダンさんかっけー
腕が治って本調子になったせいか今日のダンさんはオーラが違います
まるで抜き身のナイフのようというか、ギラギラした闘気でいまにも相手を切り刻んでしまいそうだぜ…

「メインステップ!ネクサス”闇の聖剣”をLV2で配置!」

「や…闇の聖剣!」

「やはりあいつもブレイヴキラーを…!」

「ククク…こいつの前では手も足も出まい。馬神ダン!どうあがいても貴様は勝てん!」

「…」

って、バトル開始直後にラーゼが発動したカードは、親父殿もダンさん相手に使っていたブレイヴ殺しのネクサス・闇の聖剣!
こいつの効果は相手のスピリットが合体した時、それを疲労させて行動不能にするというもの…
つまりダンさんが切り札のブレイヴを使っても、こいつの前では動きを封じられてしまうわけです
こうなるとダンさんがどう攻めて行くか気になるところですが…

「駆け上がれ!神の名を持つ赤き龍!
 太陽神龍ライジング・アポロドラゴン召喚!!
 そして武装鳥スピニード・ハヤトを、太陽神龍ライジングアポロドラゴンにブレイヴ!」

ガッキイイイイン!

「笑止!もはや我ら獄龍隊にブレイヴは通じぬ!闇の聖剣LV2発動!
 相手スピリットがブレイヴした時、そのスピリットは疲労する!」

シュウウウウウウ…

「無駄と知りつつブレイヴするとは…ブレイヴ使いの馬神ダンも堕ちたものだな!」

「…」

「ククク…さあ圧倒的な力を見せてやる!誰も逃れることができない力!
 出でよ!大宇宙の暗闇で死を司る孤独の獣!
 地獄の守護者・冥王神獣インフェルド・ハデス召喚!」

「…」

「アタックステップ!冥王神獣インフェルド・ハデスのアタック時効果!
 相手のブレイヴスピリットを強制分離する!」

バシュウウウウ!!

「…ライフで受ける!」

バッキイイイイン!!

ってああ!?なんとバカ正直にライジングをブレイヴした結果、疲労させられ分離させられ
さらに自分のライフも削られと、散々な目に遭わされてしまうダンさん!一体なにをやってんですか!
それにしても、ラーゼは合体したスピリットを強制分離するという効果を持つインフェルノ・ハデスなんてスピリットも持ってたんですなあ
単なるかませ野郎かと思いきや、色々とブレイヴ対策のカード持ってるじゃないかラーゼ…
というかダンさんも、いい加減ブレイヴキラー対策の戦法見せてくださいよ!結局いつもと同じじゃないですか!(えー

「哀れなものだな馬神ダン?デュック隊長に敗れ、ブレイヴが通用しなくなったと知っても
 貴様は工夫もなく今まで通りのバトルを繰り返すだけ…くくく」



「今まで通りのバトルに見えるか?」

「!?」

え!?あ…す、すいませんでしたァァァァァッ(えー
ぎゃああああ!「お前ブレイヴキラー対策してないの?今まで通りじゃん」とラーゼや私のような視聴者が思ったその時、
何も分かってないバカを見るような目で鋭い眼光を飛ばすダンさん!こ、恐すぎる!
思わずゾッとするその視線に硬直してしまうラーゼ、どうやらここからブレイヴキラーをなぎ倒すダンさんの秘策が始まるようですが…

「アタックステップ!太陽神龍ライジングアポロドラゴンで攻撃!」

「む…なるほど、ブレイヴせずに来るか…」

「違うな。マジック”ブレイヴフラッシュ”を使用!
 自分のブレイヴ1体を、自分のスピリット1体にブレイヴする!
 武装鳥スピニードハヤトを太陽神龍にブレイヴ!」

ギャオオオオオオオン!

「…!?な、なぜだ!?なぜブレイヴスピリットが疲労しない!?
 闇の聖剣の効果はどうなった!」

「ライジングアポロドラゴンはすでに疲労している…闇の聖剣の効果は及ばない!」

【ブレイヴフラッシュによってスピニードハヤトがブレイヴした時、
 すでに攻撃を宣言していたライジングアポロドラゴンは疲労状態だった。
 したがって、闇の聖剣によってこれ以上疲労させられないのである】

( ゜д゜)…?え、ちょ…え?な、なんだって?よく分からなかったんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
えっと…さっきはアタックステップに入る前、メインステップの段階でブレイヴを行って疲労させられてしまったダンさんでしたが、
今度はアタックステップに入った後、攻撃を宣言しながらカード効果によるブレイヴを行って疲労させられずに済んだわけで…
もっと正確に言うと「攻撃を宣言した後だから、すでに疲労していてこれ以上の疲労は意味がなかった」という…


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか 分からない…(えー

うう…何かもっと分かりやすい方法なかったのかよ!テレビの前のお子様たちもきっと困惑してるよ!

「太陽神龍ライジングアポロドラゴンのアタック時効果!
 冥王神獣インフェルノ・ハデスに指定アタック!!」

ドッボガアアアアン!!

「ちいっ…!まだだ、闇の聖剣がある限りは…!」

「ライジングアポロドラゴンとスピニードハヤトのブレイブアタック時効果!
 相手のスピリットを戦闘破壊した時、相手のスピリット・ブレイヴ・ネクサスどれか1枚を
 破壊する!俺は闇の聖剣を破壊!!」

バギャアアアアアン!!

「な、なんだとォォォッ!?」

ってうわあああ!なんとその時、思わぬ効果で一気にインフェルノ・ハデスと闇の聖剣両方を片付けてしまったダンさん!
相手スピリットを戦闘破壊した時に、相手の場にあるカード1枚を破壊できる効果…そんな便利なもん持ってたんですか
なるほどこれならダークヴルムノヴァを倒すことも可能だな…
どっか適当なザコを倒して「ついでにダークヴルムノヴァを破壊!」って
言えばいいのか…すげえ…
(えー  いやまあ、そんな倒され方したらセコいなんてもんじゃないですけど…

「(ニマアッ)ターンエンド」

そしてこの顔である  ダ、ダンさーん!!
どんだけおっかない笑みしてるんですか!どう考えても主人公の顔じゃないですよこれ!
というかこの顔、「くかか、この効果でダークノヴァをブッ潰すのが楽しみだ」
言っているように見えるのは私だけでしょうか(えー
や、やる気だ…!セコかろうがなんだろうがダークノヴァを殺せればそれでいいって感じの顔だ!ダンさんマジ鬼や!

「ぐぐ…俺は負けない…負けるわけにはいかない…!ターンエンド…!」

「アタックステップ!ライジングアポロドラゴン&スピニードハヤトでアタック!
 このターンの間、紫のスピリットにブロックされるたびに
 このブレイヴスピリットは回復する!アシュタルにアタック!」

ボッガアアアアン!!

「さらに回復してアタック!」

ボッガアアアアン!!

「さらに回復してアタック!」

ボッガアアアアン!!

「あ…?あ…?」

もうやめて!とっくにラーゼのライフは0よ!!ダ、ダンさんもう勘弁してやってください!
このうえまだ紫属性のスピリットを攻撃した時に回復するという効果を備えていたライジング…
そのため、全部のスピリットを紫で揃えているラーゼは超涙目であります。というわけで
「貴様のスピリットは1体たりとも生かして帰さん!」と全殺しにして勝利を収めたダンさん!む、むごい…

「か、勝った…!」

「やったぜー!メカんぜん勝利!」

「いいバトルだった。ラーゼ、またバトルフィールドで会おう」

「…そうか…だが…もう遅い」

バシュウウウウウウ!!

「な!?」

《ハハハハハ!敗者必滅!それが獄龍隊のバトルだ…
 負け犬のおかげで命拾いしたようだな、馬神ダン?ハッハッハッハッ!》

「…敗者は消される…!それがお前のやり方か!!」

ってうわああああ!!ところがバトルが終わったその瞬間、全力を尽くした余韻に浸る暇もなく
親父殿によってこの世から消されてしまったラーゼ!そ、そんな…敗北した瞬間に死が待っているだなんて!
そういえば親父殿はもともと相手を負かした瞬間に大量のミサイルをブチ込むような男だったな…
「敗者には死あるのみ」というのがポリシーなんだろうか…なんて物騒な奴なんだ!

でもダンさん、あれだけ最後メチャクチャにボコっておきながら「いいバトルだった、またやろう」はないと思うわ…(えー  次回に続く!


■バトルスピリッツ ブレイヴ 第29話「闇を照らせ!月光神龍ルナテック・ストライクヴルム」

 

(今の俺のブレイヴデッキでは、勝機が見いだせない…)

ちゃぽん…

「ふ…やはりここの水は体になじむ」

冒頭からいきなりお宝映像キター!!
ふおおおお!!何やら今回は、ブレイヴキラーデッキとの戦い方に悩むバローネ様のシーンで始まりますが、
ものっそいフェロモンを出しまくりながら水浴びの真っ最中というこのサービスぶり!バローネ様エロすぎます!
毎度毎度バトスピスタッフはバローネ様を脱がして悩殺シーンを入れることに全力すぎるな…(えー
ちなみに右の画像のユースが赤面しているのは、当然バローネ様の色気にやられたからです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「長老!長老はいるか!」

「おおっ…そのお声はバローネ殿!なんとお懐かしい…80年振りくらいですかな?」

「そんなにか…」

「これが必要な時が来たのですな…?お預かりしていた、月光神龍ルナテック・ストライクヴルム…!
 さ、持って行きなされ…」

って、バローネ様がそんな水辺をウロウロしていたのは、単にお色気サービスシーンのためではありませんでした(えー
水辺の近くにあったのは、穏やかな性格の魔族たちがひっそり暮らしている小さな村…そこの長老はバローネ様と顔見知りだったようで、
なんとバローネ様の強力なカードである月光神龍ルナテック・ストライクヴルムを預かっていたのです
なるほどブレイヴキラーデッキに対抗するために、バローネ様は自分のデッキを強化しようと立ち寄ったみたいですな…

ズゴゴゴゴゴゴ!

「ちょ、長老!大変です!獄龍隊の艦が近づいてきます!」

「むぅっ!?ついに来おったか…!」

「我は獄龍隊の忠誠改めである!この村に12宮Xレアがあるだろう!速やかに渡すのだ!」

「ここにはお前の探している12宮Xレアはない」

「む…?お前は月光のバローネ…」

「バ、バローネ殿…」

「気にするな…月光神龍の預け賃だ」

ところがその時、のどかなで平和な村の雰囲気を踏み荒らすように獄龍隊が出現!
たとえ同じ魔族であろうと、12宮Xレアを奪うためなら平気で弾圧を行う獄龍隊に、村人たちは心底震えているようで…
しかしそんな獄龍隊の女・ケイトの前に立ちはだかったのは、もちろん我らのバローネ様であります。
カードを預かってもらっていた借りを返すこともあって、村人達を守ろうとバローネ様はケイトにバトルを挑むことに…

「メインステップ!ネクサス”闇の聖剣”をLV1で配置!」

「来たか闇の聖剣…!獄龍隊、対ブレイヴデッキの戦略…」

って、バトルが始まったと同時にケイトはいきなり闇の聖剣を発動!お前もそれ持ってんのかよ!
闇の聖剣大好きだな獄龍隊…親父殿もラーゼもケイトもみんな使ってますよ。というかみんなでこうやって「おい闇の聖剣使おうぜー!」って
お揃いのカード使ってるなんてわりと仲よしさんな集団なんだな…(えー

「メインステップ!ノーザンベアードをLV2で召喚!」

「フン。ノーザンベアードでコアブースト狙いか」

「アタックステップ!行けノーザンベアード!」

「なっ…アタックだと!?ちっ、ライフで受ける!」

バッキイイイイン!!

(くっ…ノーザンベアードはブロックしてコアを溜めるのが専門のはず…!
 バローネ…いつもと戦術が違う…?)

【第3ターン、ケイトはデモボーンとニジノコを召喚し、両スピリットをアタックさせる】

バキバキイイイイン!!

「ちいいいっ…!」

(なんと手応えのない…月光のバローネ、この程度の男だったのか…?)

ところがそんなケイトに対しバローネ様は、なんとも不可解で自分らしからぬプレイを連発!
普段なら防御役のノーザンベアードでわざわざ攻撃を仕掛け、ケイトのターンに逆襲を食らってやすやすとライフを削られるという…
ケイトもこれには「何やってんだこいつ、まるで弱いじゃん」とすっかり拍子抜けしている様子です。どうしちまったんだバローネ様

「メインステップ!蒼白なる月よ、闇を照らす牙となれ!
 来たれ月光龍ストライク・ジークヴルム!!」

「来たか月光龍!さあ私を楽しませてくれよ!地獄の門より出でよ闇の眷属!
 冥王神獣インフェルド・ハデス召喚!!」

そしてここで我が友キター!いよいよストライクジークを召喚し本気を出し始めたバローネ様…って、そこでケイトが召喚したのは
前回ラーゼも使っていた冥王神獣インフェルド・ハデス!こいつも持ってやがったのかよ!
うーむ、相手のブレイヴを強制解除させるインフェルドハデス、ブレイヴを無力化させる闇の聖剣…
この2段構えにはダンさんもずいぶん苦しめられましたね。果たしてバローネ様はどう対抗するのか…

「さあ…どう出る?」

「…月光龍ストライク・ジークヴルムでアタック!行け、我が友よ!」

「ククッ、やはりブレイヴしないか…ライフで受ける!」

バッキイイイイン!!

(このターンはこれでいい…奴のブレイヴを封じれば…)

「アタックステップ!ニジノコでアタック!」

「ストライク・ジークヴルムLV1の効果!相手のアタック時に疲労状態から回復する!
 ストライク・ジークヴルムでブロック!」

「ふ…マジック”サンダーブランチ”を使用!
 このターン、ブレイヴしていない相手スピリットはBPが2000となる!」

「なに!?しまった…!」

バチバチバチボッガアアアアン!!

「く…!我が友っ…!」

ってうわあああ!「いいよブレイヴせずに戦うから」とそのまま我が友で戦うバローネ様でしたが、それこそがケイトの思う壺!
ブレイヴしていないスピリットを一気に弱体化させるマジックを使い、我が友をあっさりとザコモンスターで仕留めてしまったという…
うーむ、ブレイヴして戦えば闇の聖剣とインフェルドハデスの餌食、かと言ってブレイヴせずに戦えばサンダーブランチの餌食…
敵ながらよく考えてますねケイト、前回のラーゼよりさらにブレイヴキラーデッキを使いこなしている感じです



「マジック”グリーディコア”を使用!ノーザンベアードを破壊!」

バシュウウウウ!

「デモボーンの”呪撃”発動!セイバーシャークを破壊!」

バシュウウウウ!

「ヘルスコルピオとニジノコでアタック!」

「ライフで受ける…!」

バキバッキイイイイン!!

「これで貴様のライフは残り1…これが魔族にその名を轟かせた月光のバローネの姿か?
 ハッ、なんと哀れな」

「く…」

そしてさらにバローネ様を襲うケイトの猛攻!ノーザンベアードにセイバーシャーク…バローネ様のスピリット達は見る間に片付けられ、
あとはもうサンドバッグのようにボコられまくってライフは残りたった1…まさかケイトがここまでの強敵だったとは…
今や勝ちを確信してバローネ様に言葉責めまで始めたケイト。悔しいですが返す言葉がありません

「お前には失望した。噂は本当のようだな?月光のバローネは獄将デュックに負けて
 腰抜けとなった。さらに魔族でありながら、人間と手を組む裏切者になったとな」

「…」

「ふん、今や馬神ダンの飼い犬にまでなったそうだが…」

「貴様に馬神ダンの何が分かる…!?
 ヤツとバトルをした事のない者に何が分かる!
 ヤツとターンを重ね、魂をぶつけ合ったことのない者に!
 何が分かるッ!!」

「う…!?」

って、こ、これは!?ケイトの嫌味ったらしい言葉責めにひたすら耐え忍んでいたバローネ様でしたが
ダンさんの名前を出された途端にいきなりブチ切れ!
バ、バローネ様、もしや…自分がバカにされるのは我慢できるけど、
自分とダンさんの関係をバカにされるのは我慢できずにエナジー発射
と、そういうことですか!?(えー
バローネ様とダンさんがそれほどに深いラブで繋がれていたなんて…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「ふん…お前達のことなど分からん。だがこれだけは確かだ!貴様も馬神ダンも、
 これまで我々獄龍隊のブレイヴキラーデッキに手も足も出なかった!そして今もな!」

「勝つのは俺だ」

「フッ…ハハハハハ!貴様のような奴が冗談を言うとはな!
 この状態からどうやって勝つと言うんだ!」

「ドローステップ…ふ、待ちわびたぞ…よく来たな我が手中に…!
 今宵の月も美しい!さあ白銀に輝きし静かな海より、
 その面を上げよ!月光神龍ルナテック・ストライクヴルム召喚!!」

そんなわけで一気に戦意を爆発させたバローネ様は、ここにきて念願のニュー我が友をデッキからドロー!
そしてしゃらりらり〜んと魔法少女のようにキラキラしたポーズでそいつを即座に召喚します
さて…状況的には場もガラ空きでライフ1と厳しい状態ですが、ここからどうやって巻き返しをはかるのか…

「…月光神龍?それが貴様の新スピリットか」

「まだ続くぞ!デスヘイズを召喚!
 そしてデスヘイズを月光神龍ルナテック・ストライクヴルムにブレイヴ!」

ガッキイイイイイン!!

「な…ブレイヴだと!?」

って、バローネ様は喚び出したニュー我が友を即座にブレイヴスピリットと合体!こ、これは…
ケイトの場に闇の聖剣、インフェルドハデスとブレイヴ殺しのカードが揃っているのに、迷いなくブレイヴを行うとは…?
しかもこれはメインステップ中のブレイヴですしね、前回のダンさんは結局それで勝てなかったから
アタックステップ中のブレイヴというなんだかよく分からない方法で勝ったわけですが…(えー
バローネ様にはこれでも勝てる手が何かあるというのか…?



「血迷ったか!そんな事をしても、闇の聖剣の効果で疲労するだけだぞ!」

「月光神龍ルナテック・ストライクヴルムの効果、”重装甲・可変”発動!
 重装甲・可変はブレイヴによって色を変える…デスヘイズは紫!
 よってその効果は”重装甲・白紫”となり、
 白と紫のスピリット・ブレイヴ・ネクサス・マジックの効果を受けない!
 闇の聖剣は紫のネクサス…よって闇の聖剣は月の光で浄化した!!」

「な…っ!?」

って…ここでニュー我が友のややこしい効果が発動!(えー
その名も”重装甲”…どうも特定の属性のカード効果を一切受けなくなるという効果のようですね
さらに、無効となる属性はニュー我が友とブレイヴしたスピリットの属性によって決められるようで…
今回ニュー我が友とブレイヴしたデスヘイズの属性は紫、さらにニュー我が友自身の属性が白なので、
その2つの属性の効果はまるで効かなくなったという…なにげにすごい強力な効果だなこれ

あとブレイヴして死神の鎌を持ったニュー我が友がカッコ良すぎると思いました
ライジングさんもそうだったけど、こいつらブレイヴしたらめっちゃ見栄えよくなるなぁ…

「ま…まさか最初からこうするために…!
 貴様の序盤の行動は、焦りやミスではなくこの流れを掴むための!?」

「当然だ…貴様のブレイヴキラーデッキを破壊するためのな」

「ぐっ…ま、まだこれからだ!」

「だといいがな」

ああっ、そして一気に立場が逆転し圧倒的に勝ち誇るバローネ様!実際カード属性がほとんど紫なケイトは、
ニュー我が友を止める術が一気になくなってしまい超涙目です。でも「最初の行動もすべてこのための伏線だったのだ」って
それほんまですかバローネ様
ノーザンベアードで不可解なアタックをして、ダメージドカドカ食らいました
っていうのと
ニュー我が友とデスヘイズをブレイヴして、敵のカード効果を無効にしましたっていうのが
どう繋がるのか俺にはさっぱり分からんのだが…(えー

バキバキバッキイイイイン!!

「あぐっ…!み、見事だ、月光のバローネ…私の負けだ…」

《敗者必滅…!》

「む…?デュック!」

「貴様と戦えてよかったぞ…だが貴様と馬神ダンのことは分からん、魔族がどうして人間と手を組む…?」

バシュウウウウウウ!!

「…」

そんなわけでついに逆転勝ちをおさめたバローネ様でしたが、その瞬間バトルフィールドに響き渡った親父殿の声!
そしてケイトは敗北した責任を取らされ、前回のラーゼと同様その場で処刑されてしまったという…なんてことだ…
でも「貴様と馬神ダンのことは分からん」って残念ながら腐女子の素質はなかったみたいだな…(えー

   

《そうか…お前も獄龍隊の最期を見たのか》

「ああ…」

《俺はデュックのやり方を許さない…お前もそう思うだろう、バローネ》

そしてケイトとの戦いを終えたバローネ様は、珍しくダンさんと連絡を取ってお喋りタイムを行っていました
ふむ…今回はちょっとダンさんとの絆が強調された話だったから、
この期に乗じて一気にヒロインの座を奪い取るつもりでしょうかバローネ様(えー

《あら珍しい、2人でナイショ話?》

《ん、まゐ》

「フン。ただの気まぐれだ」

って、そんな2人きりの会話の最中にすかさず顔を出してきたまゐ。さすがダンさんの正妻
こうも的確に「ダンは私のものよ!誰にも渡さないわ!」という牽制に現れるとは…
さすがに女としてバローネ様に遅れを取るわけには行きませんからね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(よかった無事で…でも私はただ、ダンとバローネの戦いに一喜一憂してるだけ…)

「最近なんだか、滅入るなぁ…」

って、ダンさんの部屋を後にしたまゐは、なんとも物憂げな様子で部屋の扉にもたれかかることに!
これは…バローネ様に負けじと視聴者に向けて健気なヒロインアピールするのに余念がありません。さすが正妻(えー
それにしても「戦いを見てるだけなのが辛い」というこの言葉、近いうちに自分も戦いたいと言っているように聞こえますが…?
前作ではまゐたんもバリバリ現役のカードバトラーでしたからね、ここらでそろそろ戦線復帰することになるんでしょうか

あとまったく関係ないんですけど、ニュー我が友召喚シーンで「駆け巡れトーンのリング!」を思い出したのは私だけでしょうか
バローネ様こそ真のキュアムーンライトや!!(えー  次回に続く!

(C)ABC・東映アニメーション


■バトルスピリッツ ブレイヴ 第30話「灼熱のセンチュリオンデッキ!同一デッキ対決!」
 

「馬神ダン!こいつは俺のカードバトラー部隊”センチュリオン”に支給する予定の、
 センチュリオンデッキだ」

「センチュリオンデッキ…?」

「俺が悩みに悩んだデッキ…お互いに同じデッキでバトルして、実戦で使えるか試したい」

「同一デッキでのバトルか…面白そうだな」

「センチュリオンはいい仕事しているぜ…厳しい訓練に耐えた、肝の据わった奴らばかりだ。
 獄龍隊なんてふざけた連中は、このデッキで叩きのめしてやる!」

さて今回のバトスピですが、ダンさんが同じ人類軍のゾルダーから「おい、デュエルしろよ」
自作デッキのテストを頼まれている場面から始まります。このゾルダー、数々の腕利きバトラーで構成した部隊(センチュリオン)を
従えている立場であり、言わば親父殿の味方バージョンといったところです。
このところ好き勝手暴れている獄龍隊に対抗して、センチュリオンもいよいよ実戦に向けて動き出すようですね

「ねえ、お茶飲まない?」

「む…?構わないが」

そんな一方でまゐたんは、ティータイムのお誘いにバローネ様の私室を訪れていました
まゐたん…前回もヒロイン化しつつあるバローネ様に妨害工作を行っていましたが
今回もまたこうして牽制しにやってきたということでしょうか(えー

「獄龍隊とのバトルはキツかったか?あいつらとのバトルは、ライフで受けると相当ダメージを食らうらしいな」

「ああ…」

------------------------------

「獄龍隊とのバトル、恐くなかったの?」

「なぜそんな事を聞く?」

「だって…獄龍隊とのバトルは本当に命懸け…ライフで受ければ激しい痛みを感じる、
 それに獄龍隊は負けたら消滅…そんな恐ろしいバトルって…」

って、ダンさんもバローネ様も、それぞれゾルダーとまゐたんから「獄龍隊と戦った感想おしえて」と同じことを聞かれていました
獄龍隊とのバトルは普通と違う特別なもの、ダメージはケタ違いで負けたら処刑される命懸けの戦い…
その中でダンさんとバローネ様が何を思ったのか…って、親父殿じゃなくても獄龍隊との戦いってダメージ増幅されてたんですね
親父殿の時は2人ともすごい苦しんでましたが、他の獄龍隊との戦いではわりと普通そうだったので、親父殿の時だけああなのかと思ってました
つまり2人とも1度の体験ですっかり慣れちゃったのか…さすがドMブラザーズ…(えー

「あれはバトルじゃない…」

「…?そいつはどういう意味だ」

「俺は許せない…なぜ獄龍隊はあんなバトルをするんだ…!
 敗北を理由にカードバトラーを消していいのか!?あれはバトルじゃない!!」

------------------------------

「…恐ろしいバトル…?悪いが、君の言っていることが理解できない」

「えっ…?」

「消滅するか否か、それは獄龍隊の問題だ。こちらが考えるべき問題ではない。
 バトルフィールドに立ったら、ただ戦うのみだ」

「獄龍隊のやり方を…許すっていうの!?」

「彼らが選んだことに俺は口を出すつもりはない」

って、あ、あれぇ!?意外にも同じ質問に対して、まったく逆の感想を口にした2人!
「絶対に許さない!!」と獄龍隊への怒りを露わにするダンさん、
「別にあいつらの勝手だし、俺は許しちゃうよ」
としれっと語るバローネ様…こんなところで2人の価値観の違いが…

そういえば前回、獄龍隊のケイトとバローネ様の戦いが終わった後
「俺は獄龍隊のやり方を許さない、お前もそうだろバローネ」とダンさんが通信してましたが…
あの時バローネ様は、ダンさんに同意せずに黙ってしまいましたよね
つまり本当は「え、お前なに切れてんの?わけわかんね」とバローネ様は言いたかったってことか…(えー

「俺の使命は…バトルに勝ち続けることだ…
 その事にはなんの迷いもない、それが地球を救うことになるって信じてるから…」

「…」

------------------------------

「俺は魔族全体のことを考えている…魔族を、そして地球全体を救うために
 この難局を乗り越えなければならない」

「…」

ところが2人が次に口にしたのは、意外にもまったく同じ言葉でした。それはこの地球を救うということ…
獄龍隊のやり方を許そうが許すまいが、最終的に目指しているものは同じだったのです
人間のダンさんと魔族のバローネ様、何から何まで同じわけじゃないけれど、一番大事な根っこの部分は共通しているということか…

「けど、目の前でバトルした相手が消えちまったら戦えない…か?」

「いや…それでも戦う…!戦うしか…ない…!」

「溜め込むなァッ!!」

「!?」

「ムカついたんだろう、獄龍隊のやり方に!カードバトラーを平気で消せる魔族の女王に!
 だったら怒りやがれ!思いっきり戦え馬神ダン!!俺はバトルが好きだ…!
 獄龍隊のやり口には、ハラワタが煮えくり返る思いだ!!」

「…ああ…!」

「奴らのやってることは、人間のためにも魔族のためにもなっちゃいねえ!
 だから…ブッ潰す!!」

「ああ…!俺は…戦うよ…!!」

------------------------------

「戦うしかない…今は立ち止まっている時間はない」

「ねえ…お茶、おいしかった?」

「ん…?ああ」

「そっか…おいしいって感じるのは一緒なんだ…魔族と人間はやっぱり違うね、でも同じところもある…じゃあね」

「…??人間は…よく分からんな…」

そして獄龍隊のせいでやり場のない苛立ちを抱えていたダンさんも、闘志の塊であるゾルダーに気合を入れられ見事に復活!
まゐたんもバローネ様との会話を通して、魔族に感じていた距離感をそこそこ消化できたようです。よかったよかった
それにしても、この↓ゾルダーに闘魂注入されたダンさんがカッコよすぎて困る
これはもう見ただけで妊娠するレベル(えー
バトスピはもう30話もやってるのに、作画の質が毎回メチャ高いからすごいよな…これほど作画水準の高い長期シリーズは他に知らないですよ

「バトルをしていたのか?」

「ああ、いいバトルだった…今度はお前とやりたいな」

「ふ…それはまだ先のことになりそうだ」

「そうだな…出発だ!」

「うむ…!」

そしてバトルを終えたダンさんは、バローネ様と一言だけ言葉を交わすと自分の艦へ乗り込んでいくのでした
それぞれの思いを抱えて別の道を行く2人…しかし最後に目指すものは同じです
そんな共通の目標が完遂し、2人の道が交わった時こそ最高のバトルを…そういう気持ちで旅立ったんじゃないでしょうか
あーかっけーな2人とも…というわけで次回に続く!


■バトルスピリッ
ツ ブレイヴ 第31話「変わりゆくもの 金牛龍神ドラゴニック・タウラス!」
 

「えっ…ほ、本当に行くんですか?こうしてる間にも地球は…」

「ユース、抱え込むな。お前の両親に会いに行こう」

「…」

「なぜ人間は、墓などというものを作る?」

「ん…魔族にはないのか?」

「ああ、人間を起源にしながら、俺達にその文化習慣は継承されなかったようだな」

さて今回のバトスピは、旅の途中でたまたま立ち寄ったユースの両親のお墓参りをする話…ってお、おい!?
なにバローネ様も当然のようにダンさん組に混ざってんですか!?
ちょっ、前回あれだけカッコよく「俺達は別々の道を行くぜ」って別れたばっかだったのに!今回もう一緒に行動すんのかよ!



《バローネ寄り道すんなぁぁぁ!!先を急ぐんじゃねえのかよ!?》

「俺は俺の行きたいところへ行く。勝手についてきたのはお前だぞ」

《うぎぐぐ…!》

そんなバローネ様に「てめーそっち行くなボケー!」と突っ込むゾルダーでしたが、
バローネ様は「やだよ俺も行きたいし」とまるっきり話を聞いてくれません
バローネ様フリーダムすぎる  何者にも縛られないバローネ様…流石としか言いようがないぜ

「はいユース、これさっき摘んできたの」

「あっ、ありがとうございます!」

「…??」

「はは、あの花の意味はすぐに分かるよ」

「むう…」

どうやら目的地のお墓は町外れの洞窟にあるようで、お供えの花を持って洞窟に入っていくユース達。
しかしバローネ様は、「花なんか持って何に使うの?」とお供えの意味をまったく分かっておりません
まあ墓の文化がない魔族だからしょうがないな…怪訝そうにキョロキョロするバローネ様がかわいいぞ
そんなわけでバローネ様、花を持つ意味を考えながら洞窟を進んでいきますが…

「(こそこそ)」

「む…!?」

「ふうううんっ!」

「つあああーっ!!」

バッシイイイイイッ!!



何してんだよォーーッ!?オメーーーッ!?
バ、バローネ様ァァーーッ!!なんとその時、突如現れた刺客が背後から襲ってきたかと思うと
「させるかー!!」とユースの花をぶん取って攻撃を開始したバローネ様!
なるほど花というのは刺客が襲ってきた時の武器に使うのだなってちげぇぇぇぇ!!
全然ちげぇぇぇぇぇぇ!!いやまさか花でぶん殴ってナイフ相手に戦い始めるとは予想外だったわ…半端ねえよバローネ様

「あっ!?ま、待って!カレン、カレンなんだろ!」

「…ユースか!?お前よく無事で…!だが、どうして魔族が一緒にいる!?」

「この人は月光のバローネ、俺達の味方だ!」

「…何を言ってる!?魔族だぞ!これほど残酷な生き物は他にはいない!
 お前の両親や、仲間達の最期を忘れたとは言わさんぞ!
 魔族への復讐に滾るお前の闘争心はどこに行った!?」

って、ところが突然襲ってきたその刺客の正体は、この地で暮らしているユースの仲間…名前はカレンというようです
どうも魔族はこの地で相当ひどい人間狩りを行ったらしく、ユースの両親や仲間たちは無惨な仕打ちを受けて殺されていったという…
だからカレンは魔族を激しく憎んでおり、バローネ様に向かって攻撃を仕掛けたんですな…



「忘れるもんか…忘れるはずがない…!でもカレン、戦うだけじゃダメだ!
 怒りに任せて世界を見ちゃダメなんだ!戦った後に何を残すのかが大事なんだ!」

「ち…」

「だから俺達は今、地球と人類のために十二宮Xレアを探してる」

「…その話だけなら聞いてるさ、やるよ。私たちの武器はこっち(ナイフ)だからな」

ってアレー!?そうかと思えば意外に話の分かる奴で十二宮Xレアを渡してくれたカレン!
お、お前そんなとんでもないカード持ってたのか!?今回ここへは墓参りに来てみただけだというのになんという棚ボタ!
なんというか、バトスピって貴重なカードの入手もすげーあっさり済ますよな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 
月光神龍ルナテック・ストライクヴルムも「バローネ様ちぃーっす」って村人からもらっただけだったし(えー

まあ、カレンにしてみれば「私たちは武器持ってゲリラ活動してるから、こんなカードいらんし」とカードに価値を感じてないんでしょうね
なにせテロリストだしカレンだしスパロボでも紅蓮弐式で最強クラスだし:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「フフフフ…まさか馬神ダンに会えるとは。私は獄龍隊・美食のギルギスと申しま…」

「十二宮Xレアをここに!牡牛座より来たれ!金色の神よ!
 金牛龍神ドラゴニック・タウラス召喚!!」

バキバキバキバッキイイイイン!!

「フヒィ!?く、食われたのは私の方でしたかぁ!?」

「恐ろしい効果だ…これが神の力か…」

そして十二宮Xレアを入手した後は、本日の獄龍隊の人がやってきてXレアのかませ役になってくれました(えー
なにせ負けたら死んじゃう人達だからな…かませ役になるのも命がけだぜ…
それと今回はアイキャッチのプリムが可愛すぎると思いました 
俺はまゐたん派だけどやはりプリムも強力だな…次回に続く!






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