■バトルスピリッツ
ブレイヴ 第35話「ブレイヴキラーvs馬神ダン」「乗れ。陛下を守るのは獄龍隊の役目だ」
「待て…やはりわらわは魔族の民との対話を望む。
彼らの怒りの根源がどこにあるかを探さねばならん」
ジャキィン!
「む…?何の真似じゃ!無礼者!!」
ドズウウウウッ!!
「うっ…!?ぐ…ぁ…っ…!」
「クックックッ…獄龍隊が守るのは女王という名前だ、
黙って飾りのままでいればよかったものを…!」
ゲェー!?こ、殺してもうた!なんと今回は冒頭からいきなりの急展開が!
前回は魔族の民たちの不満が高まってきたことで、「俺がみんなをなだめるからあんたは隠居してよ」とザジに言われていた女王でしたが…
「うるせー自分でなんとかしてやる」と今回言った途端に「じゃあ死んでよ」とぶっ殺されてしまいました
は、早い!早いよ!まさかこうもあっさりと殺されてしまうなんて!ちくしょう貴重なおっぱいが…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
ああ…巨乳といえばこの間バローネ様と戦った獄龍隊のケイトも、たった1話だけであっさり殺されちゃったなー
なぜそうも簡単におっぱいを殺すんだよ!死んでしまえ!(えー
「あぁっ!?バ、バローネ様…陛下が!」
「な…!?友よ…お前が…!」
「クックックックッ…」
「デュック…なんてことを!!」
って、ドスリとやられた女王が倒れると同時に、その場になだれ込んできたダンさん一行!
しかし時すでに遅く、女王はもはや事切れていた後だったという…
ああ…もともとダンさんは女王と話し合うため、バローネ様は女王を助けるためにここへ来たわけですが、
どちらの目的も永遠に達成できなくなってしまいましたね…
ざわざわざわざわ
「へ、陛下ぁぁーっ!!」
「なんということじゃ…!誰だ、誰がやった!?」
「ご覧あれぇ!バローネ君と馬神ダン、ならびに彼らの持つ剣を!
陛下を殺めたのはこの2人に他ならない!なんという悲劇〜!」
「な…!?ウソを言わないでッ!!こんな奴の言うことを信じちゃダメよ!」
「残念だが…ザジの言っていることは事実だ!!」
ざわざわざわざわ
「人間め…!女王を亡き者にしてここを支配するつもりだな!」
「獄龍隊!人間どもを斬って捨てろォ!!」
「バローネと馬神ダンを女王と同じ目に遭わせろォ!!」
ところがその時、大勢集まってきた魔族たちの前で女王殺しの濡れ衣を着せられてしまうダンさん達!
たまたま剣を持っていたというだけで、ありもしない罪をでっち上げようとするザジ、
そしてダンさん達が弁解しようにも、「完全にザジの言う通りですわー」と反論の余地を与えないジェレイド…
こいつら…女王の次はダンさん達を始末して、ゆうゆうと自分達が魔族のトップに居座ろうという魂胆が見え見えですな
「黙れェッ!!ジェレイド…!あんたいつもこの手なんだな!
人の命を利用して、たくさんの人を騙して!自分の欲望を遂げる!」
「はて…?誰だ貴様は?」
「一度ここで会っているのを忘れたのか!?ユース・グリンホルンだ!
グリンホルンの名に心当たりがあるだろう!」
「知らんな」
「な…!?」
「知らないはずはない!お前がオーストラリアで処刑した、反魔族のリーダーだぞ!」
ところがその時、いきなりジェレイドに向かってすさまじい怒声を張り上げたユース!
一体どうしたのかと思いきや…どうやらユースには、このジェレイドに親を殺された特別な因縁があるみたいですね
がしかし、当のジェレイドは「お前誰だよ…お前の親とか俺が殺しちゃったの?覚えてねーわ」と
カスのような言動を繰り返すばかり…これはユースも断じて許すわけにはいきませんな…
「ククク…言われてみれば処刑の記憶はある。が、名前など知らんな」
「く…!うおあああああーーっ!!」
「よせ!ユース!」
「ぐうううっ…信じられない…!あいつ、俺の父さんを母さんを…!
やっぱりこいつらは俺達とは違う!人間なんかじゃない…!悪魔だ!!」
「はぁ?人間なワケなーいじゃーん!!」
「世迷い言を…むろん我々はお前達人間とは違う。
全てにおいて優れている魔族なのだからなァ!!」
とその時、心の奥に眠らせていた魔族への怒りがジェレイドのせいで爆発してしまうユース!
「こんな奴らが人間と同じだなんて絶対ありえねー」と激しく憎悪を燃やしますが…
しかし逆に、ザジ達には「はぁ?そんなの違うに決まってんじゃんバカかよお前」とさんざん笑われてしまいます
むう…ザジたち魔族陣営は、まだ自分達が人間と同類ってことを全然知らないのか…本当のことを言ってるのに、これは悔しい展開だのう
「いいや、人間だ…!あんた達魔族は、人間がグラン・ロロで進化した姿なんだ!
俺たちがここへ来たのは、その事実を女王に伝えるためだ!
共に地球に生きる人間同士、憎み合ってる場合じゃない!」
「ぶわっははははは!言うに事欠いて!ヒャハハハハ!
もしかして今のはとっておきの切り札だったんですかねぇ?ん〜?」
「…」
「ウフフフフ…いや〜わたくし、その話を信じてもよござんすよぉ?
もちろんそれは、馬神ダンとその仲間が、私めのゲームに勝てばの話ですがね」
がしかし、今度はダンさんの言葉に大爆笑しながら「じゃあ信じるかどうかはゲームで決めちゃおっかなー」などと
ふざけたことを言い出したザジ!こいつ…明らかに遊び半分のおふざけでこんなことを…
というか人間と魔族が同じかどうかなんてどうでもいいから女王殺しの罪はどうなったんだよ!(えー
さっきユースが横やりを入れてからどんどん話が女王から逸れていってるんだが…ユース…お前責任とれよ…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「…そのゲームとはなんだ?」
「この魔光殿からの脱出を賭けたゲーム!人間で言うところの鬼ごっこですよぉ!
鬼はここにいる魔族ぜ〜んぶ!ただし、ゲームをさらに面白くするために
タイムリミットを作りましょう!人間と魔族の代表それぞれにバトルしていただき、
決着が着くまでに脱出できるかどうか…うひひひひ」
「そうか…バトルは俺がやる。バローネ、みんなを頼むぞ」
「ああ、陛下は俺が連れて行く」
そんなザジの提案したゲームとは、制限時間付きの鬼ごっこ…
ダンさんがバトスピで相手の代表と戦い、その決着が着くまでの間にバローネ様たちがここを脱出しなければならないという…
って、さっきのダンさんの主張は「人間も魔族も同じ種族なんだからお互い協力しようぜ!」という話だったのに
この内容じゃダンさん一行がスタコラサッサと魔族から逃げ出すためのゲームになってるなあ
協力してくれって言ってるのに逃げ出すことが目的のゲームってなんだこれ!意味が分からないよ!
そんなことより女王殺しの罪はどうなったかをだな…というかバローネ様が女王の亡骸を持ってくことも黙認してるし
女王の扱いのテキトーさ加減は一体なんなんだよ!(えー
「それでは馬神ダンがバトルフィールドに入ったらスタートです〜!」
「嫌な鬼ごっこね…」
「ゲートオープン!界放ッ!!」
バシュウウウウウウ!!
「さあ〜どうぞお逃げください!バラバラになるもよし、みんな一緒に散るもよし!」
(策士よのうザジ…自らの手を汚す事なく、女王に怒りを抱く民衆を使って
この魔光殿を掃除するか。女王も人間達も、魔族にとっては絶対の悪…
今はすべての魔族が自分の正義で動いている)
そんなわけでいよいよ開始されたこの鬼ごっこですが…うーんなるほど、ジェレイドのセリフでようやく女王がこれだけ
テキトーな扱いを受けている理由が分かりましたね。なぜかと言うと、女王はすでに民からの信頼を完全に失っていて
「絶対の悪」とまで呼ばれているほど立場が悪かったから…一応女王なんだし偉いことは偉いんでしょうけど、
仮に今回殺されなかったとしても、そう遠くないうちに民衆に始末されてたかもしれないですねえ…
【ダンにとっては苦しいバトルが始まる…バローネ達の脱出時間を稼ぐためにも、
バトルの時間を計算に入れなければいけない。さらにここまでの獄龍隊とのバトルから、
相手のデュックが負ければ消滅は免れないこととなる】
「クックックッ…果たしてバトルに集中できるかな?」
「ここに立ったらもう迷わないさ…!」
って、なんとそんなダンさんの対戦相手というのはまさかの親父殿!お、おいおいマジかよ!こんな形で雪辱戦だなんて!
ただでさえ時間を稼がなきゃいけないこのバトルで、一度はダンさんをズタズタにした大ボスと戦うことになろうとは…
しかも獄龍隊バトルということは、このバトルにダンさんが勝ってしまうと親父殿がくたばります。
もともとはまともな人で洗脳されておかしくなっただけに、ここで親父殿を殺すというのも抵抗があるわけで…
「メインステップ!ネクサス”闇の聖剣”を配置!さらに…!
光滅ぼす闇の魔王!滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ召喚!!」
ギャオオオオオオン!!
ってこいつ全然容赦ねえー!!こ、この野郎少しは遠慮しろー!!
そんなダンさんの都合などお構いなしに、序盤からいきなり闇の聖剣とダノヴァを揃えての猛攻を仕掛ける親父殿!
うう…ダノヴァはまだ誰にも倒されたことがない強敵ですしね、こんな状況でダンさんはちゃんと万全のデッキを組んでいたのか…?
「メインステップ!牡牛座より来たれ、12宮Xレアの猛き力よ!
金牛龍神ドラゴニック・タウラス召喚!!」
グアオオオオオオッ!!
「ほお…!12宮Xレア…!」
がしかし、ここでダンさんも強力なスピリットであるドラゴニックタウラスを召喚!
ふむ、こいつならブレイヴせずともかなりの戦闘力を持っていますからね、ダノヴァが相手でもそれなりに場持ちはしてくれるはず…って
「アタックステップ!ドラゴニックタウラス、行け!ダークヴルムノヴァに激突だ!」
ズドドドドボッガアアアアアン!!
「ふ…ブレイヴキラーと言えど、12宮Xレアにはかなわなかったな」
ゲェー!?場持ちどころかダノヴァぶっ倒しやがったー!!
ちょ、ちょっと待てこらあー!!今まで劇中で無敵を誇ってきたダノヴァがこんなあっさりと!
そもそもドラゴニックタウラスって、墓参りに行ったら「あー私はこんなカードいらねーから」って棚ボタ的にもらった
すげーテキトーな入手ルートのカードじゃないですか!こんなんでいいのかよオイ!
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ああ、時間を
稼ぐのはいいが…
別に、アレを倒してしまっても
構わんのだろう? |
この展開でまさか本当にダノヴァを殺ってしまうとは…タウラスさんそこはちょっと空気読んでほしかったわー:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
とはいえこの2体の激突シーンは大迫力だな…ダノヴァ絡みのバトルは毎回クオリティがすさまじいぜ…次回に続く!
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