■DOG
DAYS
第12話「4つの条件」
「みんな、どうでありますか?勇者様の送還術式の件…」
「それが…準備が整えば、今すぐにでも送還は行えるのですが…」
「これは…送還の条件…召喚された勇者が元の世界に戻る条件は以下の通り…
ひとつ、召喚主自身が送還の儀を行うこと…
ひとつ、召喚から送還までの期間が16日以内であること…
ひとつ、送還される勇者はフロニャルドで得たものを何ひとつ持ち去ることはできない…
ひとつ、一度元の世界に送還された勇者は、二度とこのフロニャルドを訪れることはできない…」
DOG DAYSもいよいよ残りあと2話、イベント的にはシンクが自分の世界に帰って終わりかなと思ったら
本当にその通りだったようです(えー
前々回の魔物バトルが最後の戦いだったのか…うーん…
ただ、自分の世界に帰ると言ってもホイホイ気軽に帰れるのではなく、4つの条件が判明したというのが今回の話です
1.シンクを帰す儀式は姫がやらなければならない
2.そのタイムリミットの16日がそろそろ迫ってきている
3.シンクはこっちの世界の記憶や物を何ひとつ持ち帰れない
4.一度人間界に帰ったらもう二度とこちらへ来られない
というのがそれなわけですが…ふむ…まあ異世界召喚モノなら大体こんな感じですよね(えー
ラムネ&40とかサモンナイトもこういう設定だったんじゃないでしょうか、多分この番組の最終回はあれだな
人間界に戻ったシンクが記憶を失いつつも、なぜかキングスカッシャーのメタルコインは手元に残ってて
「俺は今猛烈に熱血している!!」でおわり:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「そっか…それでリコ、昨日から元気がなかったんだ…」
「王立研究員主席として…ふがいないであります…!自分は、きっと軽く考えていたのであります…
難しくてもなんとかできる、こんな悲しいことになんかならないって…う…うう…うっ…」
「リコ…リコが悪いんじゃないよ、前向き思考はリコの凄くいいところなんだし」
「でも…でも…!こんなに仲良くなれたのに、こんな結末は…嫌であります…!」
ところが、そんな条件のことを涙で顔をくしゃくしゃにしながらシンクに伝えるリコッタ。
リコッタ…そこまで思いつめていたとは…異世界召喚モノだもんなーしょうがないなーとか
あっさり納得したりして正直すまんかった:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
でもまあ最初は「一度召喚した勇者は二度と元の世界に帰れない」って話だったんだし、
ここまでやったならそんなに責任感じなくてもいいんじゃないかなとは思いますが…責任を感じるべき人と言えばそうですね、
帰す方法をなんも考えずにホイホイ勇者召喚をやってしまったスットコ姫が
存分に感じてくれればいいんじゃないかなと:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「勇者様に、フロニャルドのこと…みんなのこと…忘れてほしくないであります…!
ずっと…ずっと一緒にいたいであります…!」
「うん…二度と会えないのも、忘れちゃうのもすごく辛い…でもさ、なんとなくなんだけどね。
たとえ帰っても、みんなのこと忘れたりしないし…きっとまた、ここに来られるような気がしてる」
「ん…ぐすっ…」
「リコ、この話をしたのは僕が最初?」
「は…はい、研究員のみんな以外では…」
「そう…それじゃあ、もう来られなくなるかもとか、記憶をなくしちゃうかもとか、
その辺はみんなには内緒にしてくれないかな」
「えっ…?」
「お別れが悲しくなったら、なんだか寂しいしさ…もう会えないって別れ方をしたら、
それが本当になっちゃいそうな気がして」
「で、でも…」
「きっとまた、いつでも会えるって気持ちで帰りたいんだ」
「勇者様…」
ところが、そんな4つの条件のことはみんなに内緒にしようと言い出したシンク!そ、そんな!
スットコ姫の責任を追求しなくていいんですか!?スットコ姫の責任は!?(えー
うーんそれにしても、ずっとシンクと一緒にいたいだとか2人だけのヒミツだとかシンクのベッドで2人きりの会話だとか
リコッタのヒロインっぷりがすごいな…さっきから超可愛いしリコッタが正妻になるべきだったんだよ!
なにげにリコッタってシンクと同じ13歳だしなー(姫は14歳でシンクより年上)
どうせならもう「この世界と繋がりを持っておきたいから」とかなんとか言って
リコッタに子種でも残して行ったらどうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「えーっと男性用の風呂はこっち…よーし間違いない!(ガラガラッ)」
「えっ!?」
「あ、ええ!?う、嘘!?また間違えた!?大変なことをした!?」
「ご、ごめんなさい!ごめんなさぁい!」
って、リコッタと別れて「風呂にでも入るかー」と浴場に向かったシンクは、またしても以前のように全裸の姫と遭遇!なんてこった!
まあでもスットコ姫の責任を考えたらこのくらいは当然か…(えー
というか全裸で出くわして謝る姫の反応が新鮮でいいな…こういう時に女が怒り狂うのはもはや定番ですが(この間のシュタゲもそうだった)
逆に謝られるとなんかこうゾクゾクするというか:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「(いよいよ)は、はいっ、湯浴み着をちゃんとつけましたから…一緒に入りませんか?」
「え…えっ!?えっと…は、はい…」
ところがその時、いそいそと手ぬぐいを体に巻いて一緒に湯船に浸かろうと言い出した姫!
ま、待て!手ぬぐいをすればOKだと言うのか!手ぬぐいを巻けば一緒に湯船に浸かってもいいと!
(C)大張正己・赤松和光・GONZO/グラヴィオン製作委員会
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エイジッッ!!
手ぬぐいを
湯につけるのは…!
マナー違反だッ!! |
この風呂の美学を無視した行為にはサンドマン様がなんと言うか…(えー
まあ、でも姫様はシッポとか生えてるしどっちにしろ毛がプカプカ浮きまくるだろうから関係ないかな:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「ねえ、シンク…今度はお友達も一緒に来られるといいですよね、
シンクのお友達ならお城をあげて歓迎しちゃいます!」
「う、うん…!ありがとう、姫様」
「…ねえシンク、私の名前、覚えてくれてます?」
「えっ、そ、それはもちろん」
「ミルヒオーレ・フィリアンノ・ビスコッティ、ミルヒです!あの、呼び方を変えて欲しいとかじゃないんです。
ただ、忘れずに覚えていてくれたら嬉しいなって…私の名前がミルヒオーレで、ミルヒって愛称があるってことを」
「…覚えてますよ…忘れません!」
って、その時一緒に風呂に浸かりながら「私の名前を忘れないで」と念押しする姫様。
これは…やはり元の世界に帰った時のための伏線でしょうか。
最終回でいったん記憶をなくしたシンクが、姫との約束をきっかけに再び記憶を取り戻すっていう…
「ん〜…でもまあ、僕は姫様の方が呼びやすいんだよね。例えば…姫様お手!」
「はぁい!」
「姫様おかわり!」
「はぁい!」
「よおお〜〜しよしよしよし姫様えらーい!」
「ああ〜〜なんででしょう、こんな単純なことなのになんでか凄く楽しいだワーン!!」
ゲェー!?ところがシンクにとっては名前がどうとか以前に完全に犬コロ扱いの姫様!
そんなんでいいのかよオイ!犬としか見られてないヒロイン!?さっきのリコッタの方がよっぽどいい雰囲気だったろうがー!
「なんじゃ。里帰りをするとは聞いておったが、明日とはまた急じゃのう」
「いやあ、そうなんですよ」
「この間の礼がてら、ガウルもろとも稽古をつけて…(さすさす)ん〜…やろうと…
(なでなで)ん〜〜…思ったのじゃがのう…(ぺたぺた)ん〜〜…ん〜〜〜、もっとじゃあ〜〜」
そうかと思えばこっちにもニャン公が一匹。この国のトップはみんなこんなんかー!
このアニマルどもが!知性があるように見えてもしょせんは畜生ですね!(えー
とは言うもののやっぱり可愛いしなぁ…ずっとこういうほのぼのかわいがりモードだったらいい癒し番組になったろうに。
変に堅苦しい政治の話とか、不可避の死の予言とかシリアス性を混ぜたのが失敗だったというか…もったいないよなあ
『フィリアンノ城の皆さん!我が国の危機を救ってくれた勇者シンクが、明日の朝
元の世界にお帰りになります。今回は里帰りということで一度帰宅をされますが、
きっとすぐにまた来てくれると約束をしてくれました!
では本日の主賓、勇者シンクに一言お願いしたいと思います!』
『えっと…僕は元の世界では普通の学生をやっていたんですが、
姫様にフロニャルドに呼んでもらって、ガウル殿下やレオ閣下と戦ったり、
大戦に参加させてもらったり、姫様と一緒に魔物退治をしたり…
とてもすごい経験をさせてもらいました!元の世界に帰っても、
ここでの経験を忘れずに…すぐにまたお邪魔したいと思います!
ビスコッティとフロニャルドにピンチがあるなら、勇者シンクはきっといつでも駆けつけます!』
ワアアアアアアアア!!
そして元の世界へと帰るその前に、お世話になったフロニャルドの住人たちへ挨拶を送るシンク。
ああそれにしても、「レオ閣下やガウル殿下と戦った」「大戦に参加した」「魔物退治をした」って、
これだけで今までの話全部説明できるから悲しいわ…(えー
・レオ閣下とガウル相手の戦い(小手調べ程度)
・予言の未来を変えるための大戦(魔物に乱入されすぐ終わった)
・そして予言の魔物との対決…(シンクと姫は死ぬはずだったのにピンピンしてた)
ほんとこれだけしかやってないもんな…もう少しどうにかならなかったのか…
イベントが少ないなら少ないで、ほのぼの日常描写に時間を割くとかさ…
バトル、ほのぼの、シリアス、ギャグ、政治、歌、お色気、あらゆる要素に手を出して、ほんと全てが中途半端になってしまったなー
中途半端と言えばキャラについてもそう思います、この辺の軍人キャラなんて子安・小野D・若本とすごい豪華な声優使ってるのに
誰一人名前もわかんねーくらいめちゃめちゃ影が薄かったしな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
さっきの姫みたいに「ねえシンク…俺達の名前、覚えてくれてます?」って言われたら終わりだな…(えー
このアニメはとにかく準メイン級のキャラが多かった…あまりにも多かった…
そのせいで、一人一人のキャラを掘り下げる前にもう最終回が来ちゃったって感じですよね
残すところあと1話ですが、果たしてこの残念ムードを吹き飛ばす何かは用意されているんでしょうか。次回に続く
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