■カードファイト!!ヴァンガード
第13話「決着!ショップ大会」
「…くっ…」
「いいファイトだったなぁ、櫂!」
「フン…勝って当然だ」
(よし…!このファイトを勝ち抜いた方が、カイ君と戦えるんだ!絶対勝つ!!)
(燃えてきましたねぇアイチお兄さん!でも俺だって負けられません!)
さて前回、アイチとクソガキさんが熱戦を繰り広げる中、その横で一足早くミサキさんを倒してしまったカイ君…
そんなカイ君の勝利を見たアイチは、心の中で「よし!」とひそかにガッツポーズを取っていました
ミサキさんが負けてそんなに嬉しいかよ!そんなに嬉しいかよォォォォォ(えー
おのれアイチめ…マジでカイ君のこと以外何も考えてないな、「ミサキさんには悪いけど…」とか少しはミサキさんのことも考えろよ!
(お互いにダメージは4…ここで2ダメージを与えられれば…!なんとしても攻撃を通す!)
(アイチ…!)
さあそしてクソガキさんとの戦いも大分佳境のようで、お互いに4ダメージを抱えながらアイチの攻撃ターン…
ここが勝負どころと見たアイチは、総攻撃をかけて一気に決着をつけるつもりのようです
そんなアイチを見守るエミたん萌えすぎる
今回もエミの株は上がり続ける一方だぜ
「ういんがるのブーストでブラスター・ブレードをパワーアップ!(POW9000→19000)
ヴァンガードのミスター・インビンシブルに攻撃!」
「ここは通します…!」
バッチイイイイン!!(クソガキさん:ダメージ5)
「騎士王アルフレッドで、ヴァンガードのインビンシブルを攻撃!(POW20000)」
「シャイニングレディとロック・ザ・ウォールでガード!(POW15000→25000→35000)」
(くっ…これじゃトリガーを引いても、攻撃が通らない…!)
「なら、マロンでブーストしたガンスロッドで…
インビンシブルを攻撃!(POW14000→22000)」
(もう攻撃できるのはこのガンスロッドだけ…!
カムイ君の手札はあと2枚、ガードに使えるカードは残っているか…!?)
「ロック・ザ・ウォールでガード!!(POW15000→25000)」
ガッキイイイイン!!
(なっ…!?と…通らなかった…)
ああしかし、アイチ決死の総攻撃もあと一歩というところで及ばず!
ここで勝負を決めたかったのに下段ガードを固めたクソガキさんに隙はなかった
ダメージ5というギリギリのところで耐え切ったクソガキさん、勝負どころで決められなかったアイチはショックを隠せません
そして今度はアイチがクソガキさんの猛攻に晒されることに…
「キングオブソードで騎士王アルフレッドを攻撃!(POW10000)」
「ここは通すしか…!」
バッチイイイイン!!(アイチ:ダメージ5)
「シャイニングレディで、リアガードのインビンシブルをブースト!(POW10000→15000)
騎士王アルフレッドを攻撃!」
「未来の騎士・リューでガード!(POW10000→20000)」
ガッキイイイイン!!
(攻撃はあと1回だ…それさえしのげば…!)
「ラッキーガールでヴァンガードのインビンシブルをブースト!(POW10000→15000)
騎士王アルフレッドを攻撃!」
「ここだ…!モルガーナでガード!(POW10000→15000)
さらにブラスターブレードでインターセプト!(POW15000→20000)」
「くそ…!ドライブトリガーチェック!」
(ここでドライブトリガーさえ出なければ…!守り切れる!)
「きた!スタンドトリガーゲット!インビンシブルのPOW+5000!(POW15000→20000)」
(な…!?こ、これまでか…)
バッチイイイイン!!(アイチ:ダメージ6)
「ダメージトリガーチェック…はっ!?ヒールトリガーゲット!この効果でダメージを1枚回復!」
って、クソガキさんにダメージ6まで削られながらも、運良くヒールトリガーを引き当てて奇跡的に生き残ったアイチ!
そう、第1話のカイ君は説明してくれませんでしたが、ダメージを食らった時にもデッキから1枚引くトリガーチェックは
行うことになっているのです。(というか、そこで引いたカードをダメージゾーンに置いて、ダメージの数を表すことになる)
そしてヒールトリガーはダメージを1回復する効果…アイチのダメージは5に戻り、かろうじて生き残ったというわけです
(はぁっ…よかった…なんとかしのぎ切った…)
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
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「なに勘違いしているんだ?」
「ひょ?」
「まだオレのバトルフェイズは
終了してないぜ!!」(えー」
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「甘いですよお兄さん…ミスターインビンシブルでソウルブラスト!
ソウルの8枚をドロップゾーンへ送り、ダメージ5枚をカウンターブラスト!
インビンシブルのスキルで、すべてのユニットをスタンドさせる!」
「な、なんだって!?」
ってうわああああ!!てっきり攻撃ターンを終えるかと思いきや、ここにきてとんでもない効果を発動させたクソガキさん!
なんと、すでに行動終了した自軍ユニットをすべて2回目の行動が出来るようにしてしまうという…
ハチャメチャに強力な効果ですが、それだけに発動条件はかなり厳しかったようですね
自分のダメージを5まで溜めたうえに、ヴァンガードを8回以上ライドしてないと使えないそうで…
ちなみにソウルというのは、今までヴァンガードに使われたカード達が置かれる場所のことを言います。
だからソウルにカードを8枚溜めるには、ヴァンガードをライドしまくって8回繰り返さないとダメってことですね。そういえばカイ君が
俺達は惑星クレイに現れた霊体だ…そして俺達が乗り移ったユニットがヴァンガードだって
第1話で言ってたなあ。つまり、魂を乗り移らせたユニットの置き場所だからソウルと呼ぶわけか
まさかあの妄想話がこんなところで役立つなんて…(えー
「これぞ必殺・トルネードスタンドギャラクティカ!!行きますよぉお兄さん!
ラッキーガールでブースト!インビンシブルでアルフレッドをアタック!」
(くっ…!なす術が…ない…!)
バッチイイイイン!!(アイチ:ダメージ6)
「準決勝第1試合、勝者は葛木カムイ君!」
(カイ君と…また戦えないのか…)
ああそして、この2度目の総攻撃を防ぐ手立てはもはやアイチに残されておらず…
ついにダメージ6となってしまったアイチは、無念にも準決勝敗退となってしまいます
それにしても、「必殺トルネードスタンドギャラクティカ!」なんて恥ずかしい技で負けるなんて悔しいな…(えー
「…」
「えっと、アイチ…私、よく分かんなかったけど…なんかすごくドキドキしちゃった…!ナイスファイト!」
「…ありがとう、エミ…」
うおおおおおお!!しかし試合が終わって傷心のアイチを励ますエミたんがもう天使すぎる
アイチが凹んでいるのを見て少しためらいながら、精一杯の笑顔で元気づけようとするその姿が…うおおおおお!!
《それではお待たせしました!カードキャピタルショップ大会、決勝戦です!
櫂トシキ君vs葛木カムイ君!》
「待ってたぜぇこの時を!お前に…えっと…リフォームさせてもらうぜ!!」
「リフォームしてどうする…リベンジだろぉ?」
「…」
「…」
そんなわけでいよいよ行われるカイ君vsクソガキさんの決勝戦。しかし敗退したアイチとミサキさんは、
「もう決勝なんてどうだっていいよ」「私は無理矢理参加させられただけだし、ヴァンガードとかもう知らねーよ」と
すっかりローテンションであります。クソガキさんがせっかくボケているのにニコリともしてくれません(えー
「起き上がれすべての闘士達!トルネードスタンドギャラクティカ!」
(あっ…あれはさっきの…?)
「これで俺はもう3回攻撃できるぜ!」
「やってみるがいい」
「な、なにぃ…!?やってやろうじゃねぇか!
タフボーイのブースト!ドグー・メカニックでアタック!」
バッチイイイイン!!(カイ君:ダメージ5)
「くららのブースト!ミスターインビンシブルでアタック!」
「槍の化身・ターでガード」
ガッキイイイイン!!
「くそっ、まだまだ…!シャウトのブースト!タフボーイでアタック!」
「ネハーレンでインターセプトだ」
ガッキイイイイン!!
「ぐぐっ…!」
(攻撃力が足りねえ…!今までのヤツの攻撃で、リアガードと手札を削られすぎた…!)
(す…すごい…僕が負けた時の攻撃を…さすがカイ君…!
でも、カイ君を5ダメージまで追い詰めたカムイ君も…やっぱりこの2人はすごい…!
こうしてファイトを見ているだけで、ワクワクするのが止まらない…!)
(っ…)
ところがそんな決勝の舞台にて、さっきアイチが敗れたクソガキさんの猛攻を涼しい顔で受け流していたカイ君!
さすがの余裕っぷりですが、発動条件の厳しいあのスキルを使いこなしているクソガキさんも大したもの…
そんな2人の熱戦を見ているうちに、いつしかアイチの顔には普段の明るさが戻ってきていました
そしてミサキさんもまた、興味のない態度を装ってはいても安斎先生を前にした三井寿みたいな顔で
勝負の行方を見守っていたという…ヴァンガードが…ヴァンガードがしたいです…!
(アイチ…!ふふふ…)
そしてアイチの元気が出た瞬間を見逃さないエミたんはやはり女神
マジでエミたんのお兄ちゃん大好きっぷりすげえ…初期のアイチを邪険に扱っていた頃なんて今じゃ考えられないぜ
「ジ・エンドだ…ドラゴニック・オーバーロードでアタック!!」
バッチイイイイン!!(クソガキさん:ダメージ6)
「く…くぅぅっ…!」
《優勝は櫂トシキ君!おめでとうございまーす!!》
(すごい…2人とも本当にすごいファイターだ…!僕もいつか、この2人みたいに…)
そしてついに、クソガキさんへトドメの一撃を打ち込み優勝に輝いたカイ君!そんな形で幕を閉じることになったこのショップ大会ですが…
アイチとしては、カイ君との対戦は実現しなかったものの、とりあえず今まではカイ君のことしか頭になかったのが
今ではクソガキさんのことも入るくらいに頭の余裕が出てきたようです(えー
その調子で次はミサキさんやエミたんのこともだな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
《さて、優勝者が決まったわけですが…ここで重要な発表があります!
今大会の上位4人、櫂トシキ君・葛木カムイ君・戸倉ミサキさん・先導アイチ君は…
日本最大のヴァンガード大会”チャンピオンシップ”に、
当ショップ代表チームとして参加していただきまーす!》
「え…!?」
「え、えええええっ!?」
ってここでチーム結成キター!!うおおおやはりか!やはりこの4人でチームを組む時が!
どうやらこのショップ大会は、この店の最強を決めてオシマイではなく、さらに巨大な大会に参加するチーム選抜を兼ねていたようで…
というかこれでカイ君と一緒の時間が増えて、アイチとしては願ったり叶ったりなんじゃないでしょうか(えー
(ぼ…僕が…カムイ君やミサキさん、カイ君と肩を並べて…!?)
《みなさん!栄えあるこの大会に参加する名誉を得た4人に、盛大な拍手を!》
パチパチパチパチパチパチパチ!
「アイチ!すっごぉい!!」
「あ、あはは…」
そして店の中がアイチ達への賞賛の拍手であふれ返る中、
満面の笑みで祝福してくれるエミたんが可愛すぎて死ぬ(えー
ふおおお!ミサキさんもみんなの拍手に赤面してて可愛いんですが、エミ株の急上昇っぷりは本当にすさまじいな…
私はどっちかと言うとミサキさん派なんですが、もうそろそろ私の中でエミがミサキさんを追い抜いてしまいそうです。次回に続く!
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