■カードファイト!!ヴァンガード 第1話「運命の先導者!!」

 

新番組カードファイト・ヴァンガードが新たにスタート!
一体どんなアニメなんだろうなぁ!
(えー
いや、すいません。途中の話から感想を書き始めたこのヴァンガードですが、
どういうわけか早くも再放送が始まったので、見てない部分を補足していきたいと思います

「さあ!川中島の戦いもついにクライマァァックス!ここで上杉軍勢12000!
 戦術パターン”車懸かりの陣”を発令!濃霧の中、信玄本体へ突入だぁ!
 対する武田軍勢は8000!”鶴翼の陣”を発令して対抗するがぁ、
 しかし多勢に無勢!武田軍ピィーンチ!!この生き馬の目を抜くような戦国時代…
 君ならどう生きる!?先導アイチ!」

「えっ!?」

「君は何をして名を残したい?イメージ!イメージしてぇ!」

「え、えっと…その…ぼ…僕は…後ろの方で…いつでも逃げられるように、してます…ね…」

「へ…?」

「ぶっ!?だははははは!どんだけ後ろ向きだよ!」

「雑兵すぎっぞ!」

「そういや俺、こいつの声久しぶりに聞いたわ!」

「あーっはっはっは!」

(あ…ああ、やっちゃったぁ…)

そんなわけで、主人公の先導アイチはひたすら内気で引っ込み思案な中学生。
イメージの中でも自分がヒーローになることなど考えられず、真っ先に逃げ出す雑兵を想像してしまう性格です
そのためクラスメイトからもロクな扱いを受けていないという…それにしても、さっきから歴史を教えているこのハイテンションな先生、
いつぞやの忍者マスターに声とヒゲがそっくりなような気もしますが、
気のせいですよね?きっと何かの気のせいですよね?(えー

(ううっ…こんなすごい武将がいる中で、僕の出番なんか絶対ないじゃないか…
 あっ…そうだ!彼ならこの戦国時代でも…ヴァンガードの戦士、ブラスター・ブレード…!)

しかしそんな気弱なアイチにも、たったひとつだけ心の支えがありました。
それがヴァンガードのユニットカード・ブラスターブレード…。「ヒャーいつ見てもかっちょいいわー」とこっそり胸ポケットに忍ばせて、
お守りがわりにいつも持ち歩いているようです。ただ、こんなカードを持ってはいても
アイチはヴァンガードファイトをやったことがないみたいですね。子供によくあるかっちょいいから持ってるだけとか
ああいう感じに近いようです。一応デッキだけは用意してあって、いつかファイトしてみたいと思っているようですが…

「う〜トイレトイレ」

今トイレを探して全力疾走している僕は
中学校に通うごく一般的な男の子。
そんなわけで、帰り道にある
カードショップのトイレにやってきたのだ
ふと見ると、ショップ内の対戦台に
1人の若い男が座っていた。

「ウホッ!いい男…」

彼…ちょっとワルっぽい
ヴァンガードファイターで
櫂トシキと名乗った
「よかったのか
 ホイホイついてきて。
 俺はノンケだって構わないで
 食っちまうような人間なんだぜ」
「い、いいんです…
 僕…カイ君みたいな人、
 好きですから…」
「うれしいこと
 言ってくれるじゃないの。
 それじゃあとことん
 よろこばせてやるからな」

こんなわけでアイチの初めてのヴァンガードファイトは
くそみそな結果に終わったのでした
(えー
えーと、まあ細かい部分はさておき、学校帰りにカードショップにやってきたところ
イケメン最強ヴァンガードファイターのカイ君と出会ったアイチ。そんなカイ君と初めてのヴァンガードファイトをすることになったアイチは、
カイ君から色々とレクチャーを受けながらファイトを進めていきますが…

「お前は初心者だから、ルールを説明しながらやってやる。始めるぞ…!」

「は、はい!」

「イメージしろ…今の俺達は、地球によく似た惑星・クレイに現れた霊体だ…」

「…?」

「このか弱い存在の俺達に与えられた能力はたった2つ…。
 
1つは、この惑星に住むユニットを呼び寄せる能力”コール”。
 もう1つは、ユニットに自分自身の霊体を憑依する能力”ライド”だ。
 俺達が憑依したユニットのことを”ヴァンガード”と呼ぶ。先に導く者…先導者という意味だ」

「ヴァンガード…先導者…」

って…ゲームのルールを説明するのに俺たちは惑星クレイに降り立った霊体だ…
ワケの分からないなりきり要素から語り始めたカイ君。そういうのはいいから!
カイ君の脳内設定に聞こえて仕方ないから!(えー  えっと…これって公式設定ですよね?
端から見たらまるっきりカイ君が怪しい妄想を垂れ流してるようにしか見えないんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあ、俺達がヴァンガードとしてクレイに立つところからゲームスタートだ。
 グレード0のユニットを伏せ…スタンドアップ!ザ・ヴァンガード!
 リザードランナー・アンドゥー!(POW6000)」

「ぼ、僕は…スターダスト・トランペッターをスタンドアップ!(POW6000)」

「これでお互いヴァンガードとして惑星クレイに立った…
 ここで俺は、ヴァンガードに1つ上のグレードのユニットを憑依させる。
 鎧の化身・バーにライド!(POW8000)
 さらにヴァンガードは、自身のグレード以下のユニットをコールして従えることが出来る…
 このユニットを”リアガード”と呼ぶ!希望の火・エルモをコールだ!(POW6000)」

そんなわけでゲームがスタートしますが、このゲームにはユニットを召喚すると
ヴァンガード
リアガードの2種類に分かれて場に現れるようですね

←赤マスに置かれたユニットがヴァンガードとなり、

黄マスに置かれたユニットがリアガードとなる。

あとはカイ君の荒ぶるポーズをお楽しみください(えー

ヴァンガードは要するに自分の分身として戦うメインユニット、リアガードはそのお供として戦うサブユニットのようです
ユニットにはそれぞれ「グレード」という格付けがあって、最初はグレードが0の弱っちい奴しかヴァンガードになれませんが
だんだんとグレード1のユニットにヴァンガードを変更 → グレード2のユニットに変更 → グレード3のユニットに変更という具合に
強いユニットをヴァンガードにしていくことができるみたいです。

そんな風にヴァンガードを交代させる行動がライド、お供のリアガードを呼び出すことをコールと呼ぶみたいですね

「じゃ、じゃあ、僕も…小さな賢者マロンにライド!(POW8000)
 さらに、ういんがるをコール!(POW6000)」

「これでお互いのフィールドにはユニットが2体ずつ…攻撃するかい?」

「こ、攻撃します!ヴァンガードのマロンで、バーを攻撃!」

「攻撃の時、背後にいるリアガードはPOWをヴァンガードに与えられるんだ」

「そ、それじゃういんがるのPOWを、マロンにプラスして…(POW8000→14000)」

「そしてヴァンガードが攻撃する時、山札の一番上のカードをめくり
 ”ドライブトリガー”をチェックする。めくったカードの右上にマークはあるか?
 ないならそのまま手札に加えろ」

今度は攻撃時のルール説明ですね。ヴァンガードが攻撃する時、リアガードは自分のPOWを分け与えることができる…
この効果をブーストと呼ぶようです。さらにヴァンガードは、攻撃を行うと同時にデッキから一枚カードをドローする…
これはドライブトリガー・チェックというルールだそうです。この時引いたカードに、トリガーマークが書いてあった時
ヴァンガードはそのマークに応じた効果を受けられるという…

例えば、今カイ君が持っているのはクリティカルトリガーのマークがあるカード。
こいつをトリガーチェックで引いた時はヴァンガードのPOW+5000、さらにダメージを2つ与えられるという…

「さて…俺のヴァンガードに攻撃が通ったな。このダメージが6つ溜まったら、
 俺の霊体は惑星クレイから消滅する。そうなったら俺の負けだ、理解できるな?」

「は、はい」

「今度は俺のターンだ…ドラゴンナイト・ネハーレンをライド!(POW10000)
 そしてバーをコールだ!(POW8000)行くぞ、バーでマロンを攻撃!」

「え、えっと、バーのPOWが8000で…マロンのPOWも8000だから…」

「同じPOWなら攻撃は通る。だが、相手の攻撃は手札にあるユニットで弱めることが出来る」

「それじゃ…幸運の運び手・エポナでガード!(POW8000→18000)」

今度は防御時のルール説明のようです。相手が攻撃してきた時、手札のユニットをガード役に使うことで
攻撃を受けるユニットのPOWを上げられるという…カイ君は「相手の力を弱める」と言ってますが、
「自分のユニットを強化する」と言った方が正しいみたいです。

ふーむなるほど、さっきのリアガードでブーストしてPOW強化というのは攻撃時のみの効果、
今の手札からガード役を出してPOW強化というのは防御時のみの効果ってことみたいですね
あとはどうやったら勝負がつくのか今まで謎でしたが、そうか6回ダメージを受けたら負けなのか…
どうでもいいけど「惑星クレイから消滅する」って油断するとすぐ妄想を始めるなカイ君は…(えー

「さて、そろそろ授業は終わりだ…イメージしろ…!これから始まる俺の攻撃を!!」

「うわあああーーっ!!」

「ふ…イメージできたようだな」

「…」

そんなわけでそろそろガチ勝負をし始めた2人でしたが、やはり妄想バトルするのが大好きらしいカイ君
アイチも「うわあああーっ!!」とすっとんきょうな叫び声を上げるほどノリがいいせいで、完全にただの危ない奴らです
そんな2人を遠目に見つめるミサキさんの「何やってんだあいつら…」と冷めた表情ときたら…(えー  次回に続く!


■カードファイト!!ヴァンガード 第2話

 

さてと今週のヴァンガード再放送は…ってそれどころじゃありませんでした
そうか…この日はちょうど放送時間に震度6のでかい余震が福島を襲ったので
緊急地震速報で番組がまるまる潰れてしまったみたいですね。

むう…来週に放送がズレるといいんですが、再放送だから2話はこのまますっとばされることになるのかな…
第2話といえば、アイチがなぜカイ君LOVEになったのかが語られる内容だったので、レビューしておきたかったんですけども。残念です

そんなわけで今週は30分まるまる潰れてしまったわけなんですが、なぜか「またみてね」だけは流すという謎仕様
ちょっ、本編1秒たりともやってねぇーから!!一体なにをまた見ろって言うんですか!
はっ(゜д゜)それとも一流のヴァンガードファイターならば放送がなくとも内容をイメージできて当然という意味で
「第2話はイメージしろ」で済ませようということなのか…(えー


■カードファイト!!ヴァンガード 第2話「勝利へのライド」
 

さて…先週分の放送は福島で起こった大きな余震により、緊急ニュースで潰れてしまった再放送版ヴァンガード。
しかし話を飛ばすようなことはなく、今週分はちゃんと2話から放送してくれました。こいつはありがたい

「楽しいよカイ君…そしてこれが…あの時君が僕にくれたカード!」

「やはりそうか…先導アイチ…!」

「立ち上がれ僕の分身!ライド!ブラスター・ブレード!!」

そして1話に引き続きカイ君とファイトしながら、ここで毎日のようにちゅっちゅしている嫁カード・ブラスターブレードをライドしたアイチ!
が、しかし…このブラスターブレードに対し、なにやら2人で意味深なことを言い出しました。
なんでもこのカードは以前カイ君からもらったとかなんとか…この店で知り合ったのかと思いきや、2人には以前から関わりがあったんでしょうか?

「思い出したぞ…先導アイチ、あの頃のボロボロだったお前をよ」

「そうだね…昔の僕はいつもボロボロで、学校に行くのも苦しかった…
 自分の周りの小さな世界で、窒息しそうだった…」



『うん?お前きたねーな…ケンカにでも負けたのか?』

『…(すたすた)』

『お、おいおいちょっと待てって!ほら、こいつをやるよ!』

『…?』

『そいつは結構強い剣士なんだぜ!いいか、イメージしろ!
 そのカードの剣士のように強くなった自分を!』

『む、無理…です…』

『なんだよ元気ないぞ!それがイメージ出来るようになったら、いずれお前は
 その強さを手に入れることが出来るんだ!イメージはお前の力になるんだぜ!』

『強さを…手に入れる…?』

「このブラスター・ブレードを手にしてから…僕の世界に光が差したんだ…!
 カイ君はそれからすぐに引っ越しちゃったし、まだ僕は強くなった自分をイメージ出来ないけど…
 強くなる道しるべを示してくれたのは、カイ君なんだ!
 だからカイ君とこうやってヴァンガードファイトできるのが…とても嬉しいんだ!」

おお、こういうことだったのか…2人の回想により明らかとなった過去の思い出、それによれば
学校でのイジメを苦にして弱り切っていたアイチに対し、通りすがりのカイ君がこのカードで励ましてくれたという…
それ以来、ずっとこのブラスターブレードはアイチの心の支えとなってきたようです
それにしてもショタアイチが可愛すぎて困る(えー 
第1話もそうだったけど、最初期のアイチに妙に可愛いシーンが多いのは一体どういうことなんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「クク…俺が道を示しただと?お前、俺を買いかぶりすぎだぜ」

「え…?」

「俺はただ、お前がヴァンガードにハマるように仕向けて
 将来レアカードを巻き上げようと思ってただけだ」

ってあれェー!?(゜д゜;)な、なんかいい話でまとまったかと思いきや、
いきなり邪悪な微笑みを浮かべながら「なに勘違いしてるわけ?」と語り出したカイ君!
レアカードを巻き上げるためって…本当にそうなんでしょうか?なんだかワルぶって言っている嘘のように思えます
アイチもそんなのはカイ君の本心じゃないと、すかさず突っ込みますが…

「そ…そんなの嘘だよ!カイ君はそんな人じゃ!」

「お前の勝手なイメージを押し付けるな!!」

「!!」

「俺がそんな人じゃないだと…?俺は…俺はな…!」

ってうわあああ!そうかと思えば物凄い勢いでカイ君ブチ切れ!なんなんだ一体!
「カイ君のおかげで救われました」って言ってるだけなのに…これほど虫酸が走ってしょうがないような反応をするとは、
一体カイ君の身に何があったんでしょうか?爽やかだった以前の姿と違って、よっぽどの黒歴史を抱えているようです

ちなみにカイ君の黒歴史がなんなのかについては、14話まで放送した今でもさっぱり分かっておりません。
まあそれが明かされないために、アイチがあれだけ「カイ君…カイ君…カイ君…カイ君…」
いつもカイ君のことしか考えてない子になってるわけなんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ドラゴニック・オーバーロード…!お前の出番だ!カウンターブラスト発動!
 ドラゴニック・オーバーロードのPOWを5000アップし、(POW11000→16000)
 ブラスター・ブレードを攻撃!」

「う…あ、ああ…!(POW9000)」

「同時にチェック・ザ・ドライブトリガー!クリティカルトリガーをゲット!
 5000の攻撃力をドラゴニック・オーバーロードに加え、(POW16000→21000)
 さらにダメージが+1になる!」

「そ、そんな…!」

バッゴオオオオン!!

「うわあああああーっ!!」(アイチ:ダメージ6)

って、ここでカイ君怒りの猛攻が炸裂!ドラゴニック・オーバーロードの圧倒的な火力で、完膚なきまでにブラスターブレードをブチのめし
さらにダメ押しのクリティカルトリガー発動!ああ、これでダメージを2つ食らわされてしまったアイチは、
一気にダメージ6まで持っていかれてジ・エンドに…



「う…うう…ダメージチェック、1枚目…2枚目…あっ!?」

しゅぱああああああ

「なに!?」

「ヒールトリガー…!このカードが出た時、ダメージカードを1枚選んで回復する…」

「そ、それじゃあ!」

「…勝負はまだ終わらない…お前のターンだ」

あれェー!?ところがそんな致命傷を食らわされていながら、最後のダメージチェックでヒールトリガーを引き当てたアイチ!
これによってダメージを1回復…って、そんなばかな!これじゃあまるでアイチの引きが強いみたいじゃないか!(えー
アイチは最近のクソガキさん戦でも同じことをやってましたもんねぇ、こう連続で見ると「ピンチの時に出てくるヒールトリガー」みたいな感じですが
アイチの場合めったに引けなくて死ぬのが普通なので誤解してはいけません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「カイのダメージは5だ…!たったひとつでもダメージが入れば勝負はつく!」

「カイ君…僕は、さっきのカイ君の言葉を信じない…」

「なに…?」

「あの言葉が本当なら…ブラスターブレードが
 こんなに僕を勇気づけてくれることなんてなかったはずだ」

「ハッ…バカバカしい…!」

「僕はイメージする…この戦いを…ブラスターブレードがカイ君を倒す姿を!
 僕のイメージは本物だ!!」

「…!」

「ブラスターブレードの9000と、ういんがるの6000と、能力の4000で…!
 アタックだ!ブラスターブレード!(POW19000)」

「槍の化身・ターでガード!(POW11000→21000)お前の攻撃は届かないッ!!」

「ドライブトリガーチェックだ!!(しゅぴっ)」

「あ…!ドライブトリガー発動、攻撃力に+5000とダメージに+1!(POW19000→24000)

「なに…!?」

(カイ君…僕はこうやって…君とファイトすることをずっと夢見ていたんだ!!)

ズッバアアアアアン!!(カイ君:ダメージ6)

ってカイ君を粉砕しやがったあああああ!!うおおお!今まで見たことがないほど勇ましく闘志をムキ出しにしたアイチは、
強化に強化を重ねたブラスターブレードでついにカイ君を撃破!ううむ、最近ショップ大会で無敵を誇ったカイ君を見ているだけに
今このシーンを見るとアイチの執念がいっそう際立って見えますね。この勝負どころでトリガーが引けたというのも
愛の力で実力以上のドローをしたということでしょう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「ドラゴニック・オーバーロードは敗れた…俺はただの霊体に戻り、このクレイの地から消滅する…」

「カイ君…」

「俺の…負けだ…」

そんなわけで限界以上の力を引き出したアイチに屈し、思わぬ敗北を味わうことになってしまったカイ君…
しかし、残念ながらこれで2人の仲が修復したわけではありませんでした。
ファイトが終わると同時に席を立ち、無言でその場から去ってしまったカイ君…
この敗戦はカイ君にとってプラスになったのか、それとも余計に心の傷を広げてしまっただけなのか…

「こんにちは…」

「いらっしゃい」

「あ…誰もいない…」

「時間、早いからね」

「そっか、そうだよね…」

「誰かを待ってるの?」

「うん…でも、来ないかもしれない…僕が勝ったせいで…もう…来ないかも…」

(カイ君と…カイ君と、やっと会えたのに…)

そして翌日、もう一度カイ君に会いたくてカードキャピタルを訪れたアイチでしたが…
そこにカイ君の姿はなく、このまま2度と会えないのかもしれない寂しさで落ち込み続けていました
アイチ…それよりもミサキさんとお近づきになれるチャンスをもっと活かせや!!(えー
こんな美人のお姉さんと2人きりでお喋りしながら考えることがそれかよ!恋する乙女すぎっぞ!!

「…そうでもないんじゃないの?」

「えっ…?あ…!」

「ようアイチ。なにしてたんだ?」

「カ…カイ君っ!!」

って愛しのカイ君キター!!ちょっ、一体どうしたんですか!昨日とはうってかわってにこやかにアイチの前へ現れたカイ君!
あの敗北で心が折れたわけではなかったのか…?ううむ、再びこの店に顔を出してくれたのは何よりですが
このフレンドリーな態度は一体どうしちゃったんでしょう。Σ(゜д゜)はっ、もしやアイチがさっきからカイ君のことばかり妄想していたせいで
イメージ力が暴走した結果生み出した幻覚の態度なのでは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!

 

■カードファイト!!ヴァンガード 第3話「ようこそ!カードキャピタルへ」

 

「アイチー!起きなさーい!もう学校に行く時間よ、アイチー!」

「行ってきまーす!」

「あ、あれっ?」

「アイチ、最近学校行くの早くなったわね」

「むう…今までだったら、私が言うまで部屋でグズグズしてたのに…」

「そういえば、帰ってくるのが少し遅くなることも増えたみたい。何か学校で楽しいことでもあるのかしらね」

「…うーん…」

再放送版ヴァンガードも今回が3話目。この話はみんな大好きエミたん初登場回ですね
そして冒頭のシーンは、アイチを起こそうとしてエミが部屋のドアをバンバン叩いている場面で始まります
ですが、アイチはヴァンガードを始めてから徐々に独り立ちしてきたようで…今日もエミが起こすより早く学校に行ってしまいました
そんなアイチの変化にママは嬉しそうですが、エミはなんだか複雑な気分になってしまいます

(帰ってくるのが少し遅くなることも増えたみたい)

「…遅くなること…し、仕方ないわ。アイチが夕食の時間に遅れたら、お母さんが心配するもの」

「おっ…?おいあの子、宮地学園の制服じゃないか?お嬢様学校だぞ!」

「うーん…?アイチの学校って、入り口に警備員さんがいないんだ」

ところがエミは、「アイチの帰りが遅いなんてお母さんに迷惑だわ、仕方なく注意しに行ってあげるわ」とかなんとか理由をつけて
放課後にアイチの中学校を訪れていました。お兄ちゃんにかまって欲しいオーラ全開ですよこの妹!
エミめ、初期の頃はもっとクソ生意気な妹かと思ってましたが、意外と最初からデレデレだったんだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それとエミはアイチと違って、厳重に警備されているお嬢様学校に通っているようですね。母さん、なんで妹だけをそんな学校に…

「おいアイチ!黙って勝手に帰るなよ!」

「今日もあそこ寄ってくんだろぉ?」

「えっ、う、うん…」

(あぁ…!?ア、アイチ…不良にからまれてる!?)

「へへへ、今日こそ俺の強さを見せつけてやるぜ…覚悟しとけよアイチ!」

「おいおい俺にもやらせろよ!」

「ああ、俺がボコボコにした後でな…!」

「あ、あはは…」

(ど、どうしよう…!間違いなく本物の不良だわ…最悪…!)

って、校門で待ち伏せしながらアイチを発見したエミでしたが、なんとアイチは札付きのワル・森川&井崎に捕まって
これからリンチされようとしている真っ最中!おおアイチよ、なんと運の悪い…
まあ、というのはエミの勘違いで、森川たちは単なるヴァンガード友達なんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それでもエミはカードキャピタルを不良の溜まり場だと勘違いしてしまい、店の前でぽつんと立ち尽くしてしまいます



「う…ううっ…でも…放っておけないわ!」

ういいいーん

「立ち上がれ僕の分身!ライド!ブラスターブレード!!」

「え…?」

ってうわあああああ!!意を決したエミが店の中に飛び込んでみると、そこには
恥ずかしいセリフを叫びながらカードに夢中になっている兄の姿が!いやああああ!!
な、なんて場面を見られてしまったんだ…普通に遊んでいるシーンならまだしも、こんなタイミングで飛び込んでくるなんて!

(あ…あんなアイチを見るの、初めて…)

あんな(恥ずかしいセリフ叫んでる)アイチを見るの、初めて…(えー
エミ…やはりそう見えますか…お兄ちゃんの恥ずかしい姿は、どうか心の奥にしまってやってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(いつもオドオドしてたアイチ、私が声をかけるまで学校に行こうとしなかったアイチ…
 なのに…今のアイチはいつもより大きく見える…どっちが本物なの…?
 今ここにいるアイチと、私がいつも知ってたアイチは…)

って…あ、あれ?(゜д゜;)ところがそんなアイチを見ていたら、普段の覇気がない姿と違って
「やだ…かっこいい…」とときめいてしまったエミ!(えー  「どっちが本物なの…?」とか恋する乙女みたいだよ!
エミの奴やるな…本気でヒロインポジションを奪いに行ってるな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「アイチ…」

「え…?うわっ!?」

「最近帰りが遅かったのって、いつもここに来てたんだ…」

「え…うん…」

「こんなことやってたんだ…そんなに楽しいの?」

「エ、エミ…あの、その…」

そしてとうとうアイチに声をかけ始めたエミですが、「最近帰りが遅いと思ったら、こんな事やってたんだ…」「あの…その…」って
完全に浮気がバレてしまった旦那のシーンであります  うわああああ!!
なんという嫁だろう…こうなってくると、もちろん次にエミが発するセリフは決まっております。修羅場にはお決まりのあのセリフ
「私とヴァンガードとどっちが大切なのよ!!」(えー
果たしてアイチの命運やいかに…というわけで次回に続く:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■カードファイト!!ヴァンガード 第4話「猛攻!ツインドライブ」

 

(あっ…カイ君だ!)

「カイくーん!」

「は…?」

「えっ、あ…!ひ、人違いです、ごめんなさい!」

冒頭の場面、今日も今日とてカイ君目当てにカードキャピタルを訪れていたアイチ。
店に入るなり愛しのカイ君の後ろ姿を発見し、ルンルン気分で声をかけてみますが…
しかし、そこにいたのはカイ君にやたらそっくりな単なる別人…アイチは慌てて謝るハメになってしまいます

「はぁ…カイ君…」



そしてこの顔である。あ、あのなー!お前はどんだけカイ君が恋しいんじゃー!!
まるでデートの約束をすっぽかされて「どうして来てくれないの」と言わんばかりの顔ですよ!
アイチ…もうマジでカイ君がいないと生きていけない体になっちまったな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「どうしたんです?まるで恋人にでもフラれたような顔ですよ」

「えぇっ!?そ、そんな…て、店長、違います!」

やっぱ店長にもそう見えるのかよ!なんという…そんなアイチを目にした店長も私とまったく同意見でした
作中のキャラからも「君ホモにしか見えないよ」と明言されるなんて!それでいいのか主人公!

「ぼ、僕はただ、カイ君がいないかなって…えっと…もう一度カイ君と、ヴァンガードファイトをしたいんです!」

「ほう…」

「初めてカイ君とファイトした時、カイ君は手かげんしてた気がするんです…僕がファイトしたことなかったから…
 でも今なら少しは力もついたかなって、そんな今の僕の力でもう一度カイ君にぶつかってみたいんです!」

「ふふ…アイチ君、目が輝いてますね!どれ、ちょっとデッキを見せてもらえます?」

「あ、はい」

「…うーん…」

このカードキャピタルに入り浸るようになって、最近では森川が相手にならないくらい力をつけてきたアイチ…
今の力でもう一度カイ君と戦ってみたいそうで、店長は興味深そうにアイチのデッキをチェックし始めます
しかし…アイチのデッキを見た店長は「え…ダメじゃん…」と渋い顔。どうやらまだまだカイ君と戦うにはレベルが足りないようで…
まあ、ショップ大会の結果を見ての通り、カイ君は地元じゃ負け知らずのダントツ最強ファイターですからね
森川をいくらボコったところでその差は埋まらないということでしょうか(えー



「うん、こうしましょう。アイチ君、ミサキとファイトをしてください」

「なっ…」

「え、えーっ!?」

「えーはこっちのセリフ!シンさん知ってるでしょ、私ヴァンガードファイトなんてした事ないよ!」

「ミサキなら大丈夫ですよ。やってみれば分かります」

「…はぁ…なに考えてんだか…」

う、うおお!その時店長が指名したのはなんとミサキさん…って、え?
ミサキさんってアイチ以上のド素人だったのかよ!!
マジですか!?ショップ大会では準決勝まで超楽勝で勝ち進んでたから、てっきりベテランだとばかり…
ともかく、ミサキさんとファイトすれば今のアイチに足りないものがすぐ分かると店長は考えたようですな

(えっと…相手はファイト初めてなんだし、少しは優しくした方がいいのかな…)

「じゃあ…始める?」

「あ、はいっ。じゃあ…イメージします(妄想開始)」

「うん(妄想開始)」

そんなわけでいよいよ二人のファイトが…って、ア、アホか!なんで最初にやるのが妄想なんだよ!!
わざわざ「イメージします」なんて宣言してまで妄想を!?というかさも当然のように妄想に応じるミサキさんもカオスすぎる
普通美女と2人きりになって「今からあなたで妄想します」なんて言い出したら
通報されてもおかしくないレベルだろ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「スタンドアップ、ヴァンガード!ロゼンジ・メイガス!(POW3000)」

「スターダスト・トランペッター!(POW6000)」

「私の先攻だね…オラクルガーディアン・ジェミニにライド!(POW8000)
 えっ…と、ロゼンジメイガスの効果で…自分自身をリアガードへ移動…っと(もたもた)」

「ぷぷっ…やっぱ初心者、ぎこちねえなぁ」

「ファイト中だよ!!」

「ひっ…ご、ごめんなさい」

「アイチ負けろ〜!アイチ負けろ〜!負けてしまえ〜!」

「るせーんだよ!ファイト中だろ!!」

「どひぃ!?す、すいません!」

そしてやっとファイトが始まりますが、森川たちのヤジに凄い勢いでブチ切れまくるミサキさん
いやはや…なんというか初期のミサキさんはモロにスケバンキャラという感じがしますね
今ではずいぶん丸くなって「るせーんだよ!!」なんて乱暴な言葉は全然使わないんですが、
初期はこういうおっかない姉ちゃん路線で行く予定だったのかなー

「小さな賢者マロンで、ジェミニを攻撃!(POW8000)
 ドライブトリガーチェック!(しゅぴっ)やった、クリティカルトリガー発動!
 これでダメージは+1です!」

ズバズバアアアアン!!(ミサキさん:ダメージ2)

「2ダメージか…じゃ、トリガーチェックも2度できるってわけね。
 ダメージトリガー・ファーストチェック…(しゅぴっ)ゲット、ドロートリガー!」

「ド、ドロートリガー…?」

「セカンドチェック…(しゅぴっ)またドロートリガー!」

(手札が増えるトリガー…?あんなの役に立つのかな…)

「えっと…ういんがるにふろうがるのPOWを加えて、ジェミニを攻撃!(POW11000)」

ズッバアアアアン!!(ミサキさん:ダメージ3)

「ダメージチェック…(しゅぴっ)ドロートリガー!」

「ま、また…!?」

そして戦闘開始直後、ミサキさんに景気よくバシバシ攻撃を当てていくアイチでしたが…
そんなダメージのすべてにおいてドロートリガーをゲットしてしまうミサキさん!どんだけ引きが強いんだ!
これでミサキさんの手札は増えていく一方…「手札なんて増やして意味あるの?」とアイチはすっとぼけたこと言ってますが…
手札の数だけガードができるこのゲームにおいて、手札が増えれば防御力が格段に上がるに決まってるじゃないですか!
これまで3ダメージはホイホイ与えたものの、この先ミサキさんを攻め落とすのはかなり苦労しそうですな…

「サイレント・トムでマロンを攻撃!(POW8000)」

「ふろうがるでガードします!」

「できないよそれ」

「えっ…?」

「サイレント・トムのスキル…こいつの攻撃はグレード0じゃガードできないんだ。ワルいね」

ズッバアアアアン!!(アイチ:ダメージ1)

「くっ、ダメージトリガーチェック…(しゅぴっ)やった!ヒールトリガーゲット!
 ダメージを1枚回復です!」

「ダメよ」

「え…!?」

「それが出来るのは、あんたのダメージゾーンの枚数が私以上の時だけよ」

「え、あ…」

「カードの効果もファイトの進め方も、よく分かってやがる…ファイト初めてだってのに」

「毎日ずっと店のカウンターに座ってるんだ、嫌でも覚えるさ」

ああそして、だんだんとミサキさんのペースに引きずり込まれていくファイトの行方!
「こいつでガードするぜー!」「いやガードできないから。ルール知らないの?」「え、す、すいません…それじゃ回復するぜー!」
「いや回復できないから。ルール知らないの?」
「え、す、すいません…」ってこれは地味にキツいな…(えー
ヒールトリガーっていつでも回復できるわけじゃないのか…「相手よりダメージ食らってる時だけ」なんて縛りがあったんですね

それとミサキさんは、実戦経験は皆無だけどヴァンガードの知識は豊富ということが明らかになりましたね
ふむ…つまり実戦のカンさえ掴めば凄く強いということか…なんというか爆丸のアリスと同じ立ち位置なんですね
アリスも実戦の経験は全然ないけど、爆丸の知識量はダントツという特徴があったからなあ…

「そろそろいくかな…光り輝け、美しき女神!ライド!CEOアマテラス!(POW10000)」

「おおっ!グレード3!ヴァンガードのカードの中で最強のグレード3!」

「グ…グレード3…」

(でも今、僕のブラスター・ブレードはPOW14000…迂闊には攻撃できないはず…!)

「アマテラスでブラスターブレードを攻撃」

「えっ、ええ!?」

「アマテラスにはちょっとした能力があるの…
 手札が4枚以上の時、POWが+4000される!(POW10000→14000)」

ズッバアアアアン!!(アイチ:ダメージ4)

さあそして、いよいよミサキさんの手札アドバンテージが活きる場面がやってきました
手札の数で自身のパワーを増すユニット・アマテラス…これは第15話のエミvs森川戦でも決め手になった能力でしたね

「さてと…ドライブトリガーのチェック…ツインドライブ!」

「えっ…?ツ、ツインドライブ…?」

「グレード3のユニットにはそういう能力があってね…
 ドライブトリガーのチェックを2度できるんだ(しゅぴしゅぴ)」

ああそして、この上さらにアマテラスの能力によりカードを2枚ドローしてしまうミサキさん!手札が増えていく一方やで!
これこそグレード3のユニットに標準装備されている能力・ツインドライブ…ドライブトリガーチェックで2枚のカードを引けるので、
トリガーをゲットする確率も、手札を増強する速さも一気に引き上がるというわけです
これこそがアイチのデッキに絶対的に足りないもの。
今のアイチのデッキはグレード2までしかないですからね…さっき店長はそれを見て渋い顔をしていたんでしょう



ちなみに、グレード1や2のユニットにも標準装備されている能力はあるんですよ

グレード0、1のユニット:ブーストのスキルを持つ  
グレード2のユニット:インターセプトのスキルを持つ 
 
グレード3のユニット:ツインドライブのスキルを持つ

まずブーストというのはアレです、アイチ達がいつも「ういんがるでブーストしたブラスターブレードでアタック!」とか言ってるやつですな
要するに後列リアガードに置かれた時、前列にいるユニットを支援する能力です。
これがないと前列のユニットを強化することはできないんですな、なんでもかんでも後列に置けばいいというわけではないんです

次にインターセプトは、前列リアガードに置かれた時、ガード役に転じることができる能力です。
いつもアイチ達が「エポナでガード!」とかやってるように、普通ガード役になれるのは手札にあるユニットだけ…
でもこのスキルがあれば、すでに場に出されている状態からでもガードができるわけですな

ツインドライブはさっき説明した通り、ドライブチェックを2度行える能力です。
でもドライブチェックはヴァンガードが攻撃する時にだけ行われるので、これはヴァンガードにならないと意味がない能力なんですな

まとめると、後列リアガードに向いているのがグレード0、1のユニット
前列リアガードに向いているのがグレード2のユニット、ヴァンガードに向いているのがグレード3のユニットということになるわけです
どのグレードのユニットもバランスよく使わないと、このゲームで勝つことはできないんですな

「ま、負けるもんか…!ふろうがるでブーストしたブラスターブレードで、
 アマテラスを攻撃!(POW14000)」

「バトルシスター・しょこらでガード。しょこらのスキル発動…
 手札を1枚ドロップすることで、相手の攻撃を無効にする」

ドガガガガガ!

「くっ…ギャラティンにういんがるのパワーを足して、アマテラスに攻撃!(POW21000)」

「しょこらでガード、スキル発動」

ドガガガガガ!

「そ、そんな…!」

ああそして、ここで手札のアドバンテージを最大限に活用するミサキさん!
相手の攻撃を無効にするというバトルシスター・しょこらの能力…これを使うには
まずしょこらをガードに出して、さらに手札を1枚捨てなければならないので合計2枚のカードを消費するわけですが…
手札をあれだけ稼いでおいたミサキさんには、そんなもん屁でもありません
手札をバンバン使って攻撃を防ぎまくり、もはやアイチが触れることすら許してくれないという…アイチのやつ、だから言ったじゃないですかァー!!

POW21000まで上げたのに、萌えカードに阻まれるギャラティンさん哀れすぎる…(えー

「そろそろフィニッシュかな…ワイズマンにミラクルキッドのパワーを足して、
 ブラスターブレードを攻撃!」

「エ、エポナでガードします、何度来たってガードします!」

「ワイズマンにジェミニのパワーを足して攻撃!」

「エポナでガードです!」

「アマテラスにここあのパワーを足して攻撃!」

「ま、まだ…あっ!?しまった…!手札を使い切って…!」

そしてとうとう最後の総攻撃に出たミサキさん…2枚の手札で必死の抵抗を試みるアイチでしたが、
3度目の攻撃は手札切れでガード不能になってしまいました
大量の手札で余裕を持ってガードしたミサキさんに対し、手札を全部使い切ってガード不能になってしまったアイチ…
完全に手札枚数の管理で明暗が分かれたな…

「ドライブトリガーチェック、ツインドライブ…(しゅぴしゅぴ)クリティカルトリガー発動!
 アマテラスのパワーを+5000、さらにダメージを+1!(POW21000)」

「あ…あ…」

「これがグレード3の力…今のあんたのデッキみたいにグレード2しかないままじゃ…
 絶対に勝てない!!」

ズバズバアアアアアン!!

「うわあああああーっ!!」(アイチ:ダメージ6)

そのまま最後まで押し切ったァー!!ああ…アイチはダメージ4だったので
クリティカルさえ引かれなければ耐えられたのですが…ツインドライブで当然のようにクリティカルを引かれてジ・エンドです
手札の確保、トリガーのゲット、これを一気に済ませてしまうツインドライブの恐怖…それをアイチは身を持って知ることになってしまうのでした

(すごかった…グレード3…今の僕のデッキじゃかないっこない…)

そんなわけで身も心もボロ雑巾のようにされて呆然とたたずむアイチ…レイプとはまさにこのことか…
というかアイチ以外にも、ミサキさんに負けたファイターは全員かわいそうなくらいメッタクソにやられて
ファイト後はみんなこんな顔になってしまうんですよね。どうして毎回こんなことに!使ってるデッキもほんわかした萌えカードばかりなのに
なぜか殺伐としたエグいファイトになる。それがミサキさんクオリティ(えー

「負けてしまいましたね、アイチ君…それで、何か見えました?」

「あ、はい…まだまだ知らないことが多いなって…ヴァンガードの世界は、もっとずっと広くて大きい…」

「そう、それがアイチ君に見てもらいたかったことです。誰でもヴァンガードを始めたばかりの頃は、
 狭い世界しか見えない…でもそのままでいると、いつまでも強くはなれない。それじゃあカイ君とは戦えません」

「あ…!カイ君…!」

(もっとヴァンガードを知って、もっともっと強くなって…!そしていつか、カイ君と…!)

そんな凹みモードのままで店長の話を聞いていたアイチでしたが、
カイ君の名前を聞いたら元気モリモリになってきました
お…お前はー!!結局最後までそれかー!!カイ君のこと以外頭にねえのかよ!
ここまでデレデレなキャラ見たことねえわまったく…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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