■遊戯王ZEXAL(ゼアル)
第1話「かっとビングだぜ、オレ!!」
「かっとビングだぜ!オレ!!」
さて、3代目シリーズの遊戯王5D’sが終わりを迎え、新たに始まった4代目シリーズ・遊戯王ゼアル…
その主人公となるのは、この単細胞でエネルギッシュな少年・九十九遊馬であります
なんというか、この遊馬は前作主人公の遊星とはあらゆる意味で対照的なキャラクターですね
遊星
|
遊馬
|
・デュエルの腕前は作中最強、
ハッキリとした敗北は1度もしていない
・デュエル以外にも多才ぶりを発揮
スポーツ、ハッキング、リアルファイトなんでも出来る
特にメカに強く、メカニックの腕は超一流
・あまり騒いだりせず静かに燃えるタイプ
「お前はお喋りが過ぎる」と
うるさい対戦相手に釘を刺すことも
|
・デュエルの腕前は激しくヘッポコ、
友達の鉄男にもまだ1回も勝ったことがない
・デュエル以外にもダメっぷりを発揮
色んなことに無謀な挑戦をしては
いつも失敗ばかりしている
・常に大騒ぎしていて激しく熱血するタイプ
「かっとビングだぜ!!」と
後先考えずに暴走し周囲を呆れさせている
|
と、まあこんな感じです。遊星が頼りがいのあるリーダー的主人公だったのに対し、
遊馬はまだまだ未完成で、これから成長していく主人公という感じでしょうかね
|
それにしても主人公の名前がゆうま君だなんて
あかりちゃんの発情する姿が目に浮かぶようだぜ…(えー |
「や、やっべぇ遅刻だ!明里(あかり)姉ちゃん、起こしてくれたっていいだろ!」
「朝はニュース配信で忙しいの。デスク、3時からの配信は一面空けといてね!
いい記事が書けそうなの!」
ぶおー!?いやちょっ…そうかと思えば遊馬の姉の名前はあかりだとォ!?
遊戯王とジュエルペットてぃんくるのシンクロ率は異常
これまでイェーガーだとかシグナーだとか色々言ってきましたが、まさかゆうま&あかりという共通点まであるとは…
とりあえず明里姉ちゃんが出てくるたんびにあかりちゃんの発情シーンを想像したいと思います:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
|
「やっべぇ遅刻だ!あかり姉ちゃん、
起こしてくれたっていいだろ!?」
「ゆ、ゆうま君の寝起き姿だなんて…
ダ、ダメダメそれ絶対ダメぇぇぇ!」 |
「ハハッ遊馬!跳び箱20段なんて無理に決まってんだろ、無理無理!」
「そんぐらいの高さ飛んでやる!かっとビングだオレ!!」
ドンガラガシャーン!
(も、もう遊馬ったら、ほんとバカなんだから…)
さてと、冗談はさておいてこちらが本作メインヒロインの観月小鳥であります
いつも暴走している遊馬を、ハラハラしながら見守っている幼なじみという感じですな
まあしかし、小鳥も明里姉ちゃんも写真の中の遊馬ママも、今作の女性キャラは可愛い子が揃っておりますなあ。嬉しい限りです
ただ…遊馬の両親に関しては、物語開始の時点ですでにこの世を去ってしまっているみたいですな…可愛いママンなのに残念です
しかし、そんな両親が遊魔に遺した金色の鍵こそが、この物語を動かしていく重要なアイテムになりそうです
言うなれば、初代遊戯王で言うところの千年パズル的なものというか…
その鍵というのが、この写真でママンが手に持っているものですな。というか…この両親の生前の写真を見ていると
ヒーローマンを思い出さずにはいられない。あれも同じように死んだ両親の写真飾ってて、気の強い姉がいて、ばあちゃんと一緒に暮らしてたな…
って、あ、ああ!?ヒーローマンといえば…ヒーローマンといえば小鳥役をやってる声優さんってジョーイきゅんじゃねーか!!
な、なんてこった!ジョーイきゅんは前からヒロインっぽい男の子だなと思っていたら、まさか遊戯王で本物のヒロインになっていたとは!(えー
うーむ、さっきのてぃんくるといい…偶然にしろ私がレビューしてきた作品と共通点が色々あるのは面白いですね
「行くぜぇ!オレのターン!ドロー!オレの手札で一番強いモンスター…
ズババナイトを召喚!(攻撃力1600)」
「フン…攻撃力1600のカードが一番強いだと?
オレのターン!ドロー!オレはビッグジョーズを召喚!(攻撃力1800)」
「なっ…こ、攻撃力1800!?ズババナイトより強いモンスターが手札にあったのか!?」
「攻撃表示同士のモンスターがバトルすれば…
攻撃力の少ない方が破壊され、数値の差だけダメージを受ける。
その程度のザコは守備表示で出すんだな!」
「くっ…!」
「もっとも…それ以上のモンスターを持っていても、無意味だったがね!
オレはマジックカード”アクア・ジェット”を発動!このターンのエンドフェイズまで、
水属性モンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!(攻撃力1800→2800)」
「で、出たぁ!シャークさんのマジックコンボだ!」
「ビッグジョーズでズババナイトを攻撃!」
ボッガアアアアアン!
「ズ、ズババー!!(LP4000→2800)」
さて…そして気になる遊馬のデッキなのですが、ズババナイト、ガガガマジシャン、ガチガチガンテツ、ガンバラナイトと
すごいお子様向けな名前のカードが揃っております(えー
ズババナイトって!ガンバラナイトって!ついこの間まで
「集いし怒りが忘我の戦士に鬼神を宿す!光差す道となれ!」とか難しいこと言ってたのに
あまりにもギャップが大きすぎますよ!うーむ、今作は低年齢層の視聴者をターゲットにしようという試みなんだろうか
「カードを1枚伏せてターンエンドだ」
「くそっ…!オレのターン!ドロー!ガガガマジシャンを召喚!(攻撃力1500)
攻撃力が低いなら、オレだって装備魔法でパワーアップだ!
手札から”ワンダー・ワンド”をガガガマジシャンに装備!
これを装備したモンスターは攻撃力を500ポイント上げる!(攻撃力1500→2000)
行けガガガマジシャン!ビッグジョーズに攻撃!」
「ハッ…オレの伏せカードをまったく警戒しないとはな!
トラップ発動”ゼウス・ブレス”!このカードは相手モンスターの攻撃を無効にし、
さらに自分フィールド上に水属性モンスターがいる時、
相手プレイヤーに800ポイントのダメージを与える!」
「な、なに!?ぐわあああーっ!!(LP2800→2000)」
そして今回のデュエルの流れを見ていても、明らかにまだ遊戯王を知らない人のためのレクチャー的な内容となっております
「攻撃表示でバトルすれば、弱い方のモンスターが負けてプレイヤーはダメージを受けるぜ!」
「攻撃力が低いモンスターは、守備表示で出した方がいいぜ!」
「魔法カードを使えば、自分のモンスターを強くできるぜ!」
「罠カードを使えば、相手モンスターの攻撃を防げるぜ!」と、
視聴者のためにひとつひとつ教えてくれるシャークさんマジ親切すぎる(えー
「どうした!?そんなヘボイ腕で、本気でデュエルチャンピオンになるつもりかよ!」
「く、くそっ…ダメだ…腹に力が入らねえ…やっぱり鍵が…鍵が壊れてるから全然かっとべねえ…!」
「ハッ…まだそんなモンにすがってるからデュエルに勝てねえんだよ!!」
「…なんだと…!」
「いい事を思いついたぜ…オレが勝ったらその鍵同様、
お前のデッキを目の前で破り捨ててやる!!」
「てんめぇぇぇッ…!!」
「所詮お前は自分じゃ何もできない奴なんだよ!ハハハハハッ!ハーッハッハッハッ!」
「ふざけるなァッ!!オレはそんな奴じゃねえッ!
いくら失敗したって…!いくら笑われたって!
オレがずっとかっとび続けてきたのは!
オレがオレを信じて来たからだ!!
オレのかっとビングはまだ…!終わってねえええーっ!!」
ところがバトルの最中、シャークの執拗な言葉責めに激昂する遊馬!形見の鍵をバカにされ、デッキをゴミ扱いされ、遊馬自身を見下され…
そこまで言われては黙っていられなかったようです。なぜなら遊馬の言うかっとビングとは、
どれだけ失敗しようと、どれだけバカにされようと、自分の可能性を信じ続けて挑戦することだから…
なるほどなあ…この遊馬の性格は、日本人にありがちな
「一生懸命やるなんてバカみたい、なにムキになってんの?」と何も頑張ろうとせず自分の可能性を潰していく奴と
正反対な感じになっているんですね。そんな調子で挑戦をせずにいたら、それこそシャークの言う「何も出来ない奴」になっていくだけ…
だから遊馬のデッキにはガンバラナイト達が存在しているのかも知れません。
うーむ、これは単なる子供向けのように見えて、なかなか考えさせられる作風だな…
それとさっきの遊馬がシャークに向かって叫ぶシーンなんですが、声優さんのシャウトが相当熱くてカッコいいです
他にもガガガマジシャンを召喚する時の「オレのターンドロー!」も絶妙な気合の入れ方でカッコよかったなー
遊戯王の4人の主人公を演じた声優達はみんな叫びの演技が最高にカッコいいからすごい
叫びの演技っていうのは人を選ぶから、超有名な声優でも迫力や凄みを出すことは難しいもんですが…
遊戯、十代、遊星、遊馬、どのキャラもパワーの乗った叫びを出せるところが本当に凄いと思います
こいつらが揃った映画はまさに至高でしたからね…あー早くDVD買いてー
ビッカアアアアアアッ!!
「う…!?なんだ…鍵が!?」
《さあ…扉を開けろ…》
「え…?こ、ここは!?」
《扉を開けろ…さすればお前は新たな力を手に入れる。
だがその代償として、一番大事な物を失う》
って、遊馬がシャークに向かって叫びを上げたその時、突如として鍵が光り出し謎の異空間に導かれてしまった遊馬!
そんな異空間にそびえ立っていたのは、なんとも不気味で巨大な扉…もしかして「鍵」というのは、この扉を開けるための鍵ということでしょうか?
しかしその扉を開けてしまうと、力を手にする代わりに一番大事な物を失ってしまうようで…
なんだか分からないけど物騒な話だな…こんな縁起でもない扉は、見なかったことにしてさっさと帰るというのも手かと思いますが…(えー
「うおおおおーっ!!超かっとビングだ!オレーーーッ!!」
って1秒も迷わずに突っ込みやがったー!!ア、アホかーー!!
いくらなんでも迷わなすぎだろう!「代償として一番大事な物をうしな「超かっとビングだオレーー!!」ぐらいの
すごい勢いで突っ込みやがった!それでいいのかよ遊馬!ああ、果たして遊馬が失う物はなんなのか、そして手にする力というのは…?
バッシュウウウウウウ!!
「…はっ!?な、なんだったんだ今のは…夢…?」
「う、うお…うおおおおっ…!!」
「え…?」
ズゴゴゴゴゴゴ…!!
「な、なんだ…!?力が…みなぎる…!うおおおおおーーっ!!」
ってお前がパワーアップすんのかよ!!な、なんでじゃーー!!
これは一体どういうこと!?さっきの扉を開けた遊馬が現実空間に帰還してみると、そこには
おもいがけぬスーパーパワーアップを遂げてしまったシャークさんの姿が!なんでこうなるの!?
ワケが分かりません、ワケが分かりませんが…ともかくシャークは妙な暗黒パワーを手にしてしまったようで、
今までよりも遥かに鬼気迫る様子で遊馬へ襲いかかってきます
「エクシーズ召喚…!同じレベルのモンスターが2体以上フィールドに揃った時、
そのモンスターを素材として、モンスターエクシーズを特殊召喚できる!
オレはレベル3のビッグジョーズとスカルクラーケンをオーバーレイ!
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…!
来い!ナンバーズ17・リバイスドラゴン!!(攻撃力2000)」
そんなシャークが行った召喚というのが…そう、これが遊戯王ゼアルの目玉であるエクシーズ召喚であります
前作の象徴だったシンクロ召喚は、レベルの足し算によってシンクロモンスターを呼び出す召喚でしたが
今作のエクシーズ召喚は、レベルが同じモンスターを揃えてモンスターエクシーズを呼び出す召喚ということのようで…
でもややこしいからモンスターエクシーズじゃなくて、エクシーズモンスターって呼んで欲しいんだけどなんで逆にしたんだ?:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「リバイス・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを除外することで
その攻撃力は500ポイントアップする!」 ※オーバーレイユニット:召喚の素材に使ったモンスターのこと
「な、なに!?」
「行けリバイスドラゴン!バイス・ストリーム!!」
ドッバゴオオオオオン!!
「ぐあああああーーっ!!(LP2000→1000)」
「ゆ、遊馬ーーっ!」
「い…いってぇぇっ…くそ…!やっぱり…オレじゃ…!」
《立て…》
「え…?」
《勝つぞ…!》
「え、あ…だ、誰だ…!?お前…!」
も、もう一人のボク!!リバイスドラゴンにぶっ飛ばされた遊馬が顔を上げてみると、
なんとそこには光り輝くもう一人のボクの姿が!これが扉を開けることによって手にした遊馬の力なのか…?
なんにしろ、こういうもう1人のボクと一緒に戦う展開というのは、ずいぶんと久しぶりで懐かしい気がしますねえ
千年パズルみたいな鍵の存在といい、けっこう初代遊戯王を意識した作りになってるぽいな…次回に続く!
(C)'08, '10 SANRIO/SEGA TOYS サンリオ・セガトイズ/ウィーヴ・テレビ大阪・ジュエルペット製作委員会
(C)B・P・W/ヒーローマン製作委員会・テレビ東京
|