■アイカツ!第17話「ドッキドキ!スペシャルライブPART2」
 

「ワン・ツー・スリー・フォー…ワン・ツー・スリー・フォー…」

さて今回の冒頭ですが、いよいよ美月とのライブ本番の日を迎えていたいちご…
すでに大勢の客が詰めかけ美月のステージが始まる中、
いちごは静かに自分の控え室で、出番の時まで曲の最終確認を行っていました

「ワン・ツー・スリー・フォー…ワン・ツー・スリー・フォー…」

「(ぽんっ)」

「わあっ!?ふ、2人ともいつからそこに!?」

「もう、いくらノックしても気づいてくれないんだから」

「それだけ集中してたってことだな」

と、そんな中いちごを励ましにやってきたあおいちゃん達。何度も控え室のドアをノックしたようですが、
どっぷりと集中していたいちごはまったく気づかなかったようです



見てみれば、いちごは弁当にも手をつけずにひたすら曲の確認を行っていたようですな…
あのメシのことしか考えていなかった娘がこうも没頭するなんて…(えー

「いちごたんに、らぶゆー!」

「おとめちゃん!先生も!」

「ハニー、これまでのハードなレッスンはすべてトゥデイのためだ。
 いつも通りフルパワーでぶつかれば…
 ステージの女神もきっとウインクしてくれるさ!」

「…はい…」

「…?星宮?どうかしたのか…?」

「…」

って、あおいちゃん達と一緒におとめやジョニー先生も応援に来ていたようです。
今日は珍しくジョニー先生も落ち着きのあるナイスなコメントを…って、なぜかいちごは妙に元気がありません
いちごちゃんそんな…珍しくジョニー先生がまともなコメント言ってるのに!珍しくまともなのに!(えー



「えっ、スペシャルアピールを3回出せない?」

「うん…ギリギリまで練習したんだけど、今日の最後のリハーサルでも…」

って、何かと思えば元気のない理由はそれですか!スペシャルアピールが3回出せないって…
その悩みは前回吹っ切ったんじゃ!?いちごちゃん意外とめんどくさいな!(えー
その辺はもうスパッと割り切って「なるようになれギャハハーッ」と本番に臨んでもらいたいんですがね(えー

『すみませんでした…!』

『大丈夫大丈夫、大したもんだよ!』

『そうそう、今日はスペシャルアピールを2回も出せたんだし、
 本番も2回で行ったほうがいいんじゃないかな?』

『そうだな、3回目のパートはノーマルアピールに変更した方が…』

ふむ、そしてこれがいちごの言う「今日最後にやったリハーサル」の結果だそうです
3回できないとは言ってはいましたが…すでに2回はできるレベルになっていたんですね
十分すごいじゃないか!なにも3回にこだわる必要ないんじゃ?3回できるアイドルなんてこの世に美月ただ1人だけなんだし
2回できれば十分じゃないですか?2位じゃダメなんですか?(えー

 

『いいえ。星宮には本番でも
 スペシャルアピール3回に挑戦してもらいます』

『そ、そんな!?それでもし失敗したら…!』

『いざという時は私がフォローします。やれるね星宮』

『は…はい!』

あ、ああ…それでもやっぱり「妥協したら殺すかんな」と、いちごに3回のスペシャルアピールを強要する美月!
とことんシビアやな…いちごちゃんはこのプレッシャーで悩んでたのね、そりゃ確かに落ち込むのも仕方ないわ…

ただまあ、美月のフォローをするなら、今回は「神崎美月の集大成」とも言える過去最大規模のイベントですし、
そこに自分と肩を並べて舞台に立つんであれば、それぐらいの覚悟でなければ務まらないということでしょうか。
「自分より意識の低い人間に、同じ舞台に上がって欲しくない」という。
どうやらここは蓮舫の立てる舞台じゃなかったようだ…(えー

「美月ちゃんの足を引っ張らないためにも…ぶっつけ本番で決めるしかないんだよね…」

「いちご…」

「(ぎゅっ)」

「…?おとめちゃん?」

「ハラハラドキドキだけじゃ勿体ないのです。
 こんなにもラブでいっぱいのステージに立てるのですよ?
 ワクワクドキドキしちゃいましょう!いちごたん、ファイトー!なのです!」

「おとめちゃん…」



って…あおいちゃん達ですらかける言葉が見つからない中、温かい励ましの言葉をかけたのはなんとおとめ!
すごいなおとめ…この重苦しい状況で真っ先にいいセリフを決めてくれるとは、なかなか出来ることじゃありません
なんだかおとめって忘れた頃に株がドカンと上がるよね(えー 
普段はらぶゆーらぶゆー言ってる脇役って感じなんだけども:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「おとめちゃんの言う通りね…
 いちごはいちごらしく、思い切りステージを楽しんじゃいなさい!
 そしたらお客さんだってきっと楽しんでくれる!」

「だな…失敗を恐れるよりも、張り切りすぎてちょっとやらかしちゃう方が
 いちごらしいかもな。てことだ、思いっきりやらかしてこい!」

「ええっ!?ちょ、ちょっと、もっと他に言い方が…」

「ふふふ」

「もう…」

「ごめんごめん。でもね、信じてるから…いちごならきっとやれるって!」

「あおい…よーし!思いっきりやらかすぞー!!」

「ふふ…」

さらにあおいちゃん、蘭ちゃんさんも続いていちごを激励し、なんとか普段の元気を取り戻したいちご。
というかジョニー先生がさっきから何も言ってないのは多分これ空気読んでるんでしょうね(えー
せっかく仲間同士で相談しあって、仲間同士で励まし合ってるんだから、そこに教師である自分がしゃしゃり出て行くことはないだろうと
スピードワゴン風に言うなら「ジョニー別府はクールに去るぜ」とか、ジョニー先生自身の言葉で言うなら
「俺のように場の空気を読んでしっかり相談してくれ!!」とかそんな感じで(えー

「(ガチャ)星宮さん、間もなく出番です!」

「…はい!」

つかつかつか つかつかつか

(ほんのちょっと前までは、こんなことになるなんて想像もつかなかった…
 この会場の客席から、輝いている美月ちゃんを見上げていたのに…
 そんな私が今…美月ちゃんと同じステージに立とうとしてる!)

そしてあおいちゃん達が去っていった後は、ひとり静かに精神統一をしながら出番の時を待っていたいちご。
その時ついにスタッフからの声がかかり、いちごは美月の待つ輝かしいステージへ…
いよいよアイドルとしての本格的な第一歩って感じですな



「誰か水持ってきてッ!!」

「はあ…!はあ…!」

シュコオオオシュコオオオ

「あっ…!?美月ちゃん…!」

ゴクッゴクッゴクッ

(…頑張らないと…!美月ちゃんに私のフォローなんかさせちゃダメだ…!)

ってゲェー!?いちごがステージの舞台裏に到着すると、そこには過酷なステージに疲れ果てて酸素吸入中の美月が!
輝かしいステージかと思いきやいきなりこんな生々しいものを見せられるとは…(えー
美しい白鳥は水面の下で必死にもがいてると言いますが、美月もまさにその通りですね

 

しかし女の子向けアイドルスターのアニメで、酸素吸入シーンとか映すのアイカツだけでしょうね
普通のそういうアニメの雰囲気といったらこう、
「わたし○○学園に通うごくフツーの女子中学生☆でもある日いきなりアイドルになっちゃった☆
 国民的イケメンアイドルの××くんは「俺のものにしてやるよ」とか私に迫ってくるし、
 ライバル美少女アイドルの△△ちゃんには嫌がらせばっかりされちゃうし、もう毎日がタイヘン☆」とかいう
すげーお手軽な世界という印象があるだけに、アイカツはこういうのシビアだなと思いますね(えー

「ぷはあっ…!もう行けます…!」

「…」

「星宮…輝く準備はできてる?」

「はいっ!!」

そんな短い休憩時間を終え、酸素吸入と水分補給を済ませた美月は、いちごと共に再びステージへ…
考えてみれば、今回の公演時間は普段美月がやっているライブより2倍も長いということでしたねえ
美月の過酷な消耗もすでに未体験ゾーンに突入していることでしょう。この本番、いちごだけが「3回のスペシャルアピール」という
限界に挑戦するものと思っていましたが、美月もまた過去に経験していない限界に挑むライブだったんですね
それでもスターとして輝こうとステージに向かう美月を見て、いちごも完全に腹をくくったようです

ワアアアアアア!!

「ん…?ねえ、あの子だれ?」

「さあ…?ゲストが出るとは聞いたけど…」

《今日は皆さんに、私の可愛い後輩を紹介します!星宮いちごちゃんでーす!》

そしていよいよ2人揃ってステージに立ちますが…あのストイックな美月の口から
「私の可愛い後輩でーす☆」「星宮いちごちゃんでーす☆」とかいう言葉が出ると
吹き出しそうになるな
(えー  いやもう美月のイメージって完全に修羅の道を行く鍛錬の鬼って感じなので
こんな普通のアイドルっぽくされるとマジで違和感すごい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《はじめまして!星宮いちごです!今日は憧れの美月さんと
 同じステージに立つことができて感激というか…!あっ、実は私、このスタジアムで
 美月さんのライブを見たんです!その日はもう感動して眠れなくて…!
 それからなんです、私はアイドルになりたいって…」

《星宮あいさつ長い(笑)》

《あっ、な、長すぎちゃいました!?あはは!》

「くすっ…なんだかあの子面白いね」

そしていちごの長い挨拶に対してすかさず鋭い突っ込みを入れる美月。
やっぱりこの人は手厳しいこと言ってナンボですよね(えー
絶対素の性格はドSだと思うわ美月ちゃん…

「わぁ!キュートフラッシュだぁ!」

そして曲が始まると同時に速攻でスペシャルアピールを決める美月。
この辺は相変わらずですが、いちごもなんとか同じアピールを出してついて行っております
ただ最後のアップになるシーンがいちごにないのはまだ未熟だからですかね?

ぴしゅぴしゅうううん

「エンジェルアロー…!」

「次が3回目…!」

さらに続いて2度目のスペシャルアピール・エンジェルアローを繰り出すいちご達。
ふむ、これは前回も披露したハートに向かって矢を打つあれですな…
そしていよいよ次が3回目、果たしていちごは美月についていけるのか、それにどんな大技が出るのか…

ぴしゅぴしゅうううん

「3回目!やったぁーーっ!!」

「やってくれたなぁ!!」

「やったのですうーっ!!」

ってまた同じ技だこれー!!(ガビーン)
お、おいおいなんだよ!最後もまたエンジェルアローかよ!う、うんまあ…3回やったら凄いんだろうけど…
最後はなんか特別な技にしてほしかったなー、この展開はちょっと技の使いまわしって感じで
思ったより盛り上がらなかったかも…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わぁ、次はSignalizeだぁ!」

ってあれぇ!?なんとここで2人とも衣装チェンジしてすかさず2曲目が開始!
マジかよ1曲だけで終了じゃなかったのか!いちごはすでに初の3回スペシャルアピールという
限界を突破したわけですが、続けてこんな2曲目までやる余裕があるのか…?

シュザザッ!シュザザァァッ!

「クールフラッシュ!?うわあ〜!!」

そしてこの2曲目においてもスペシャルアピールを連発する2人!いちごも完璧についていってますな、
怒涛の連続発動で2回ぐらいならもう自由自在に…って、なんだかこの技
みおん様のゴールデンスターマジックに似てないっすか?
うーむ…アイカツとプリティーリズムは超がつくほどの競合作品ですからね、
なんかこう似た技を出したりすると「ウチの作品パクリやがって…(ピキッ)」とスタッフが切れてないか心配になってしまうな(えー

「…星宮…!」

「飛ばしすぎ…!」

って、しかしそれを見ている学園長&ジョニー先生は非常に不安げな様子!
何かと思えば、体力の消耗を考えずに飛ばしすぎているいちごの事が気になって仕方ないようです
うーむ、順調かと思っていたのがいきなり暗雲が漂ってきましたな…

「夢が♪夢で♪夢になるんだ♪ほら挑戦待って…」

ガグウウウウンッ!!

(…!?あ…れ…?どう…したんだろ…急に…力が…)

ってうわあああああ限界きてもうたー!!あ、あかん!絶好調のキレのいいダンスを
披露していたいちごですが、学園長たちの危惧したとおり急激に訪れた体力の限界!
なんてこった…まさかいちごちゃんがレイプ目になる日が来るなんて…(えー
冗談はともかく、いちごの意識は朦朧としてしまい足元もおぼつかない状態…
これは最悪の場合、いちごが倒れてショーは中断ということもありうるか…!?



(…!!)

シュッパアアアアアア!!

「…はっ!?」

ってあああああああ!?回復魔法キター!!(えー
な、なんと!今にも倒れそうないちごに気づいたその時、咄嗟のスペシャルアピール発動により
いちごの意識を回復させる美月!マジで!?こんな回復技まで使えるもんなの!?それにしても
いちごの異変に気づいた瞬間仮面ライダーナイトの変身ポーズを取る美月さんかっこよすぎる…(えー

そういえば美月は、本番前に「いざという時は私が星宮をフォローします」と言っていましたねえ
けっ、どうせ口だけなんだろ全部いちごに丸投げなんだろとか思ってましたが
すいませんでした美月さん…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  まさか本当にやってくれるとは…
というかこの人、自分もすでに酸素吸入をしないと持たないほどに消耗してるんだよなあ、
そんな極限状態でもこれほどのパフォーマンスが可能とは、さすがに最高のトップアイドルは気力や体力も段違いだな…



シュバアアアアアッ!!

(す…すごい、美月ちゃんはやっぱりすごい…!
 このステージは美月ちゃんの伝説になる!最後までやり切るんだ…!)

な…なにぃ!?しかもこの状況で、なんと自らの限界を突き破る
4回目のスペシャルアピールを発動する美月!3回までが限度だったはずなのに!
なんという女でしょうか美月、常に上を目指し続ける向上心の塊みたいな奴だとは思っていましたが、
これほど土壇場の状況から自分の中にあった壁を乗り越えて見せるとは。いちごにあれほどのハードルを要求するだけあるな…

ドワアアアアアアアア!!

「ア…アンビリーバボー…!」

「ス…スペシャルアピールのMAXは、3回のはず…だよな…?」

「聞いたことがあるわ…レジェンドと呼ばれる伝説のアイドル、
 それはスペシャルアピールの限界を超えた人達だって…!」

そ…そういえば
きいたことがある!

ってあおいちゃんがテリーマンになってんじゃねーか!!(えー
美月の神がかった活躍により、大盛況で幕を閉じた2人のステージでしたが…
スペシャルアピール3回の壁を超えたアイドルは、レジェンドという特別な存在として伝説となるようです。レ、レジェンドって…

ス…スペシャルアピールの限界、
伝説のアイドル…
レジェンド!
あおいちゃんの言ってることは
サッパリ見当がつかないぜーーーっ!!
(えー

なんか色々なものがキン肉マンに見えてくるな…
そういえばあおいちゃんって、第6話ではピラミッドパワーでエネルギー注入してたよね?
ピラミッドパワーと言えばラーメンマンですよ
あおいちゃんはあらゆる意味でキン肉マンの申し子やな…

おお!あれを見ろ!キラキラッターに侵されボロボロになっていた
あおいちゃんの肉体が、元のみずみずしい肉体に戻っていくぞーーーっ!!
(えー

(C)ゆでたまご/集英社

(美月ちゃん…!やっぱり凄い…!凄すぎてどれくらい凄いかわからないくらい凄い!
 歌もダンスも完璧だし、ライブをやり切る体力もあって、スペシャルアピールも最高!
 まだまだ足下にも及ばないけど、すっごく努力しても追いつけないかもしれないけど…
 私もあんな風になりたい!みんなに笑顔と夢を届けられるような本当のアイドルに!)

そして無事にライブを終えたいちごが思うことは、美月に対する強烈な憧れと「私もああなりたい」という気持ちでした。
そうなる気持ちも分かりますね、いちご自身も今回スペシャルアピール3回というハードルをクリアしたわけですが、
出番はラスト2曲のみで、それでも消耗のあまり倒れそうになるという事態に陥ってしまったわけで。しかし美月は
1日中ライブをやり続けて、いちごのフォローをこなしつつスペシャルアピールの限界突破という
とんでもないことをやってのけたわけですからね、驚異的としか言いようがありません

「よぉーし!アイ・カツ!アイ・カツ!美月ちゃんみたいな
 トップアイドル目指して…頑張るぞぉーーっ!!」

 

星宮いちご先生の次回作にご期待ください!
ご視聴ありがとうございました!(えー
というわけで、あれ?これって最終回なんじゃねという具合にいちごが
いけいけゴーゴージャーンプをキメたシーンで幕となります:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
なんかもう「いちごの戦いはこれからだ!」って感じで、最終回の雰囲気ビンビンに感じるんですが
大丈夫ですよね?次回に続くんですよね?一瞬心配になってしまったぜ…というわけで次回に続く!

 
・いけいけゴーゴージャーンプ、だと・・・?よもや、齢二十六にして、再びこの言葉を耳にする(文章だから目にする?)日が
 来ようとは・・・・!そういえば、あの頃って姉の影響でちらほらと少女マンガ原作のアニメも見てたっけなぁ・・・・

え、26歳でいけいけゴーゴージャンプ知ってるってそっちの方が凄くないですか!?36歳とかならわかるんだが…(えー
だって姫ちゃんのリボンって連載開始が今から23年前で、アニメ放送開始が21年前ですぜ
君まだ小学校にも行ってないのと違う!?もしかして漫画の方をのちのち読んだとかだろうか

当事の俺は小学生だったので、姉がアニメ見てるのをたまーに並んで見てた記憶があります
姫ちゃんのリボンはOPもEDも全部SMAPなんですねぇ、SMAPももうこんな現役生活長いんか…
当時のSMAPが6人いたってことを今の若い子達は知ってるんでしょうか
俺の記憶の中では森君がいちばんSMAPで歌唱力高かったと思うんだよなー、今ではキムタク一強だけど

姫ちゃんのリボンの曲ではEDの「ブラブラさせて」が一番印象に残ってます
なんかすげぇ当時のジャニーズっぽい曲だよね…アリギリス〜カメウサギ〜

■アイカツ!第18話「チョコっとらぶ」
 

「ねえらいち、今年はバレンタインチョコくれそうな子、いる?」

「え?お母さんとお姉ちゃん」

「クラスの子とか近所の子とかいないの?あんまり話したことなかった子に急に呼び出されたり、
 ポストの中にいつの間にかチョコが入ってて、名前は書いてないんだけど
 中のカードに好きとだけ書いてあったり」

「うーん…」

いきなりなんて残酷なことを聞くんだこの母ちゃんは!(えー
そんなわけで今回のアイカツはバレンタイン回なわけですが、冒頭からいちごママが息子に残酷な質問をしている場面で始まります
ああ…俺自身バレンタインチョコをもらった経験といえば、母親とか近所のおばさんとか職場のおばさんからしかないので
思い切りグサグサ胸に刺さってかないません。これ母ちゃん俺らを殺しに来てるわ…(えー

(らいちにあ・げ・る♪)

「でへへへ…あおい姐さ〜ん!」

って、そんな恋の話をされるとあおいちゃんを連想してデレデレになってしまうらいち。
らいちお前そんなにあおいちゃんが好きだったのか!?いや、以前から尊敬してるとは思ってましたが…
ちなみにこの2人の関係がどんなかと言いますと

『らいち、ただいまー!』

『えっ!?わっわっわーっ!お、お、おかえり!』

『…?』

『お、お店、手伝ってるんじゃなかったの?』

『それ何?(ずいっ)』

『わーっ!わーっ!!(ばしゃっ)』

『ああ!?』

そもそもの始まりは第1話、らいちが人知れず神崎美月の隠れオタをやっていた場面が全てのきっかけです
こっそりとブロマイドやらなんやらの美月グッズを収集していたらいちですが、思わぬタイミングでいちごが帰ってきて
エロ本を必死に隠そうとする少年のごとくバタバタと大慌て…その結果、ジュースをこぼして
コレクションが台無しになってしまい…

『うわあーっ!!せ、せっかく集めたのに!?』

『ご、ごめんね!?あれっ?これって…神崎美月?』

『い、いいでしょ別に…』

『いいけど…好きなの?』

『いいでしょ別に』

『いいけど…こぼしちゃったのに…』

『いいでしょ別にっ!』

『本当にいいの?』

『よ、よくない…うわあああ〜っ!ああ〜っ!!』

『らいち、アイドル好きだったんだ…』

『ただのアイドルじゃないよ!神崎美月はトップアイドルだもん!
 ライブにだって本当は行きたいのにさ…チケット全然ないんだって…』

そんなわけで、「いいでしょ別に」3連発で強がるらいちでしたが、せっかくのコレクションがこうなっては発狂せずにいられません
もはや開き直って自分の性癖を暴露するかのように美月について力説するらいち。
「チケットも手に入らない」と嘆きの言葉は止まらず…そういえば美月のライブチケットは2秒で完売するんだっけか…

『うーん…なんとかならないか、明日聞いてみるよ!』

『えっ…?』

『ねえあおい、うちの弟がアイドルのライブに行きたいって言ってるんだけど…』

『ん?(キラーン)穏やかじゃないわね!いちごからアイドルの話が出るなんて!』

そう、ここで初めて出てきたのがあおいちゃんであります。まだスターライト学園には入っておらず、
普通の中学校に通っていた2人ですが…アイドルに関してはとてつもないディープなオタとして有名だったあおいちゃん。
いちごの口からアイドルの話が出るなり、興味津々で力を貸してくれることになり…

『話はすべて聞かせてもらったわ!』

『えっ?だ…誰?』

『私の親友、霧矢あおいちゃん。アイドルすっごく好きなんだよ』

『とりあえず、弟くんには私の布教用のコレクションを少しあげるわ(スッ)』

『え…?うわーっ!!す、すごい!美月ちゃんがいっぱい!?ありがとう!』

そんなわけでらいちの部屋にやってきたあおいちゃんですが、てはじめに布教用のグッズを少しと言いつつ
今までのらいちコレクションを上回る量の美月グッズをポンとプレゼントする大物ぶり!な、なんという…
しかもこれで布教用ってことは、自分の保存用グッズは比べ物にならんほど多いということか…

『あのね、らいちは神崎美月のライブに行きたいんだって。
 ライブだったらテレビでも十分だと思うんだけど…』

『いやいやいや!』

『ライブは生じゃないと!』

『そ、そうなの?』

『弟くんの言うとおり、ライブは生が基本!』

『で、ですよね姐さん!』

そしてこのシーンが、初めてらいちが「あおい姐さん!」と言い始めた場面であります
あまりにもオタクとしてレベルの高いあおいちゃんの姿を見て、オタク道の師匠として尊敬するようになったという…
それにしてもこの頃はあおいちゃんがすごい俗人っぽいな…(えー
最近じゃ天使のように洗練されてきてますが、この頃はオタクとして結構スレた感じというか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

『美月さまのチケットは、知っての通りまったくもって手に入らない…
 でもね、耳よりな情報があるの!』

『えっ!?』

 

『チケットをもらえるツテがないか探してみたんだけど、そうしたら
 パパのいとこの娘のはとこの知り合いが、同窓会で数十年ぶりに再会した人の
 息子が昔入っていた野球チームのマネージャーのママの弟が、
 旅行先のコートジボワールですれ違ったフランス人旅行者を、日本に来た時に
 面倒を見た浅草に住んでるお婆ちゃんの姪っ子のパパが放送局で働いててね!』

『も…ものすごい一生懸命ツテ探したんだね…』

『ね…姐さんすごすぎる!!』

そしてこの異様なチケットへの執着である 
や、やべえ、あおいちゃんこの頃完全にアイカツ1の変態キャラだよ!(えー
あのいちごでさえ「い、一生懸命探したんだね…(ドン引き)」と完全に引いております
この頃のあおいちゃん、美月のことも「美月さま」なんて呼んでたんだなー

『それでなんと!神崎美月のライブチケットをもらえることになったの!それも3枚!』

『お…おおおーっ!!』

『ということで一緒に行きましょう!美月さまのライブへ!』

ともかくあおいちゃんの言いたいことはライブチケットを3枚ゲットしたということであり、
後日3人で美月のライブへ足を運ぶことに…そのライブで美月の凄さに衝撃を受けて、
いちご自身もスターライト学園に編入するというのが第1話の内容でしたね。
このライブシーンのいちごはとても可愛いのでみんなDVD買いましょう(えー

『こうして私とあおいのアイドル活動!アイカツが幕を開けたの!』

『やれやれ…仲良しでいられるのも今のうちだよ…』

そして蘭ちゃんさんも1話の時はこんな影で暗躍する嫌な女ポジションでした
今となっては考えらんねーな!そういうあんたも今じゃ完全に仲良し4人組じゃないですか!
そんな蘭ちゃんさんの黒歴史が見られるアイカツDVD1巻は
定価1680円のお値打ち価格!サイフに優しいから布教用と保存用と見る用を買うのが基本だな!(えー



「キャーこのチョコかわいい〜!」

「でも作るには難しそうじゃない?」

「(ぼそぼそ)ねえねえチョコ作るんだって!」

「なんで小声…?」

「だってアイドルって恋愛禁止なんじゃ?」

「片思いならいいんじゃないのか」

「えっ、前に絶対禁止って言ってなかった?」

「絶対なんて言ってない」

「あ〜、蘭もしかして…(ニヤニヤ)」

「なっ…!ち、違うからな!?」

そしてバレンタインということで、クラスメイトのチョコ話を聞いていちご達も盛り上がっていました。
ふーむ、それにしても恋愛禁止か…確かに以前にそんなことを言ってましたが、
その回では「トイレに行くのも禁止」とか言ってたのでまあ話半分に思っておけば…(えー

それにしても「あ〜蘭ってば片思いしてるんだあ〜」と蘭ちゃんさんをからかう2人の表情がナイスですね
こんなイジワル顔はなかなかレアなもんがあるぜ…それに1話の「やれやれ…仲良くしてられるのも今のうちだよ…」といい
蘭ちゃんさんはいじられてナンボなとこあるよね…(えー

あと今回のあおいちゃんの作画スゲー可愛いと思いますマジで。ファンの俺としては正直たまんねーわ…
こりゃらいちがあれだけ夢中になるのも仕方ないってもんですよ

「えっ、バレンタインファッションショー!?」

「ああ、ハニー達4人にオファーが来た!」

「どんなイベントなんですか?」

「ズバリ!恋するガールのためのバレンタインパーティ!
 ラブリーキュートなデートコーデで、ガールたちのラブを応援するんだイエア!!」

そんな中、今日も今日とていちご達に仕事のオファーを持ってきてくれたジョニー先生。毎度ながらよくやってくれるよね
ただ、いつもはまずオーディションを受けてから仕事に採用してもらえるかどうか決まりますが、
今回は直接のご指名オファーなので、オーディションを受ける必要がないそうです。
つまり誰かと合格のイスを争う必要はないってことですな、よかったね蘭ちゃんさん…
これなら負けなくて済むね…
(えー

「う、うーん…困った…」

「ああ…」

「え、なんで?」

「いちご、おとめ、恋したことなかったよな?」

「うん」

「らぶゆー!」

「バレンタインにチョコをあげたことは?」

「ないです!」

「私もない…蘭は?」

「興味がない…そこが問題なんだ、観客の多くは恋する女の子たち…
 チョコをあげたこともない私たちが、果たして彼女たちを応援できるのか…?」

がしかし、オファーを受けたもののあおいちゃん達は暗い顔。
なぜなら恋をした経験もチョコをあげた経験もないので、恋の応援と言われても何をすべきかさっぱり分からないという…



ちなみに恋だけならしたことがあるのがあおいちゃん(ただしちょっとした片思い)
チョコだけならあげたことがあるのがいちご(実家が弁当屋なので客にあげた)
両方まったく経験がないのが、蘭ちゃんさんとおとめです。
というかおとめはあれだけらぶゆー言ってて恋愛経験ゼロだとは…(えー

「そっか!私たちも恋しなきゃいけないんだね!」

「はい!チョコの中にラブがあるのです!だから女の子はチョコをあげるのです!」

「そっか!チョコの中に飛び込めば!」

「なんでだー!!」

「つまり…?」

「みんなでチョコを作りましょう!」

「そっか!バレンタインチョコを作って、恋する女の子の気持ちを知るんだね!」

そしてらぶゆーといちごの意味不明な理屈に蘭ちゃんさんが振り回されながら、なんとか4人でチョコを作ろうという話に決まります
それにしても「そっか!」「そっか!」「そっか!」何を言っても納得するいちごに吹いた
頭がいいのか悪いのか…疲れ果ててダウンしてしまった蘭ちゃんさんには同情するぜ

「うーん、キッチン今日と明日は予約でいっぱいだって」

「チョコを手作りする奴そんなにいるのか…」

「明後日には予約取ったから」

「ファッションショーで使うカードも決めなくちゃなぁ」

「じゃあ後で部屋集合ね!」

-----------------------

「全然ダメだ、やり直し!」

「こ、これは?」

「へぇーそれであんたはデートするのかぁ、へぇー」

「だ、だってデートしたことないし!うう…」

しかしチョコを作ろうにもキッチンがなかなか使えないようで、先にファッションショーで着る服を決めることにした4人。
それにしても蘭ちゃんさんが「へぇ〜それでデートするんだ〜へぇ〜(笑)」とやたらいちごに絡んでますが、
やはりこれは色々振り回されてることの仕返しなのか…(えー



「蘭、私のコーデも見てくれる?」

「ああ」

「はっ!いいこと考えた!あおい、上脱いで!」

「ええっ!?」

って、な、なんだとー!?その時いちごがとんでもないことを!なんとあおいちゃんにいきなり「脱げ」と…
どういうことなの…上を脱げってそれは上着だけ脱げってことですか!?それとも上半身は全部脱げってことですか!?
そうするとあおいちゃんのブラジャー丸見えってことですか!?あおいちゃんのブラジャー!?
そんなものを映していいのか!?アイカツ大丈夫か!?みんな鼻血の用意はいいか!?(えー

って、あ、あれー…こ、これがあおいちゃんの下着姿…あれー…
「上だけ」と言われたのに結局は下まで全部脱いでしまったようですが
そんなことよりこの色気ゼロの下着というのは!?これは一体どういうこと!?スポーツブラとボクサーパンツって…
なぜ勝負下着じゃないんですか!?これじゃあ鼻血が吹けないよ!?(えー

ま、まあ普段からあれだけ運動してるんだから、こういう下着をつける方が機能的というのは分かるんですが…
色気という意味ではちょっとな…あおいちゃんもっと女子力を!女子力を発揮してくれ!(えー

「なるほどな…ホワイトサイバーノースリーブ、シャイニーブラックスカート、ファー付きシルバーサンダルか」

ちなみになんであおいちゃんに服を脱がせたかについては、
選んだ服の立体映像を映し出して、実際に着てみた感じを再現するためでした
うん…そうか…とりあえず蘭ちゃんさんは下着についてもアドバイスしてやってくれ…(えー

(はぁ…あおい姐さんは誰にチョコあげるのかなぁ…電話で聞くのもカッコ悪いし…
 はぁ…僕が女の子だったらこっそり見に…)

「はっ!?そ、そうか!」

-----------------------

「うん…?君、制服は?」

「え、えっと、クリーニング中で…うふっ♪」

一方その頃、あおいちゃんのチョコが欲しいあまりに悶々としていたらいちでしたが…
その時「いいこと思いついた」と言い出したかと思うと、なんと女装してスターライト学園(女子校)に乗り込んでしまいました
ちょ、ちょっと待てよ!「電話で聞くのはカッコ悪い」って言いながらお前、冷静に考えて
女装して女子校に乗り込む行為はカッコ悪くないのか!?(えー
そっちの方がよっぽど変態じゃねーか!!



「こ、これがアイドルによるアイドルのためのアイドルの学校…(ドキドキ)」

「こらこら、ここで何してる?ストレンジャーガール」

「あっ!?ジョ…ジョニー!?美月さまの振り付けをすべて担当している天才!
 ジョニー別府ですよねっ!?(パシャパシャパシャ)」

「さんか先生をつけろっ!」

どうにか校内に忍び込んだらいちですが、「ヘイヘイ部外者は立ち入り禁止よ」とやってきたのはジョニー先生です
でもなんだかジョニー先生、超大物天才ダンサーって感じでらいちから物凄いリスペクトされてますね
マ、マジで…?あの妥協しないスーパースター・美月でさえも、ダンスに関してはジョニー先生に全幅の信頼を寄せているほど
レベルの高い実力者のようです。そんな凄い人だったのか…

「えっ!?らいち!?」

「あっ!あおい姐さん!お姉ちゃん!」

「何しに来たの!?その服私のだし…」

「でも似合ってる!」

「ほ、ほんとですか!?」

そしてついにらいちと出くわしてしまった2人!ああ、「こっそり見に行く」って話だったから隠密行動が基本なのかと思ってましたが
モロバレしてもまったく気にしてねーならいち…お前本当にそれでいいのかよ!(えー
しかも着てるのはいちごの服とかやばいだろ、姉の服に袖を通しては悦に浸っている変態としか思えねーぞ!
こんなことなら電話で聞いたほうがよっぽどカッコよかったんじゃ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「(ずいっ)シスターと言えど部外者は立入禁止だ、今すぐ帰らせなさい」

「は、はい、すぐに…えっ!?シスター!?」

「(はっ!!)ううっ…ご、ごめんなさい…お姉ちゃんに一目会いたくて…
 お姉ちゃん、学園に入ってからなかなか帰ってこないし、
 離れ離れで寂しかったんだもん…(しくしく)」

とその時、ジョニー先生が妹だと勘違いしているのをいいことに、ここぞとばかりに泣き落とし作戦を始めたらいち!
このらいちの描写は可愛さ的にすごいものがありますが…しかし女装しながらしくしく泣き出す男の姿というのは
果たして格好いいのか!?これは格好いいのからいちよ!?(えー

「う、うおおーっ!!ソーリーキュートガール!!」

「スター宮のリトルシスターだ!みんな仲良くしてやってくれ!!」

「「「はぁーい!」」」

「ら…らいちじゃん…」

そんな泣き落とし作戦にまんまと騙されてしまったジョニー先生は、らいちをいちご達のクラスの一員として認めることに!
まあ今日一日限定ということのようですが…しかし蘭ちゃんさんはらいちの女装を見るなりすっごい苦笑いしてますね
まあこれが正しい反応だよな…らいち…あおいちゃんが割と平然としてるのは奇跡のようなことなんやで…(えー

あと「本当に今日1日だけだからね」と言い聞かせてるいちごがいいお姉ちゃんですね
さっきも「帰らせなさい」と言われたら「は、はい、すぐに」って言ってたし
普段から素行はいいんだろうなーと感じさせるひとコマであります

「ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ…!」



ってゲェー!?そんなわけで1日の授業が始まりますが、なんといきなり
みんなそろって腹筋をやり始めたいちご達!なんだコレー!!
ふ、腹筋!?いきなりクラス全員で腹筋!?い、いやまあ筋トレ重視の学校なことは言うまでもないんですが
「こ、ここがアイドル達の花園…一体どんな授業をやるんだろう…(ドキドキ)」と思っていたら
いきなり腹筋の授業が始まったとかやばいよね、意味わかんねえよ!

いちごの隣で腹筋してる紫髪の子とか、すっごいクールビューティーって感じなのにヒーヒー言いながら腹筋してるという
まったくスターライト学園はすごいところだよ…

それにしてもこの腹筋描写のエロさときたら…(えー
なんというエロい表情!正直たまんねーもんがあるぜ…単なる腹筋をこうも色気むんむんなものとして描写するとは
アイカツスタッフ…油断ならない連中だぜ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「らいち、そろそろ帰らないと…」

「まだ帰りたくない…チョコ作り、お手伝いしたい」

「えーっ!?」

「ダ、ダメ?ダメですか?」

「まあ…いいんじゃん?」

「らいち、チョコ好きなの?」

「す、好きです!大好きです!いくらでも食べられます!」

「あはは、鼻血出るよ〜?」

そして1日の授業が終わってしまいますが、あおいちゃんのチョコをゲットするまではおめおめと帰るわけにはいきません
なんとかチョコを作り終わるまで一緒にいようとするらいち。いちごは困ってしまいますが、蘭ちゃんさんは割と簡単にOKを…
蘭ちゃんさんは厳しいのか甘いのかよくわかんねえな…(えー
「アイドルとしての在り方」に一番厳しい気がするけど、こういう時わりとすんなり許してくれたりするんだよな

それにしても「鼻血出るよ?」のあおいちゃんが可愛すぎてかなわん…
まったくたまんねーぜ今回のアイカツの作画はよ…

「チョコは誰にあげようかなぁ、家族と、あおいと、蘭と、おとめちゃんと、先生と、それから…」

「あはは、いっぱいすぎ」

(姐さんは…姐さんは誰にっ…!(ギラギラ))

そんなわけでいよいよチョコ作りを開始したいちご達ですが、誰にあげるかはみんな結構な差があるようです
「自分にあげるのです」と1個の特大チョコを作ってむしゃぶりつくおとめ、
逆に知ってる人全員にチョコを配ろうと、大量のミニチョコを作るいちご…
いちごの配り方を「いっぱいすぎ」と言っているあおいちゃんは、もうちょっと少人数に配る感じですかね?
こうなるともらえる人間が限られてくるのでらいちはギラギラとハンターの目になるばかりです

「チョコにシリアルを混ぜてみたんだが…」

「(もぐもぐ)おいひいです!」

「私も食べていい?」

「味見味見!」

「まだダメ」

「えっ?まだ?」

「み…みんなには…と、当日渡すから…(もじもじ)」

「えーっ!?私たちにー!?」

「お友達チョコですかぁー!?」

「友チョコですかあああーー!?」

「そ…そうだよ悪いかーーっ!!」

そんな一方でやっぱりここでもネタにされてしまう蘭ちゃんさん
友チョコ友チョコ言われてこんなに真っ赤になるなんて、まったくいじりがいのある人やで…
そもそもいちご自身も友達にあげるのに蘭ちゃんさんをからかうのはマジで面白いな(えー

 

「うふふ、かぶっちゃったなぁ、私も友チョコ!」

「えっ!?(チョ、チョコは4つ…)お姉ちゃんの分、蘭さんの分、おとめさんの分…
 あと1つ…こ、これは誰の!?」

「ん?ああそれは…」

「(どきどきどきどき)」

「パパの分」

「(ドッギャーーーン)」

ああそしてらいち無惨!!いよいよ完成したあおいちゃんのチョコですが、その中にらいちの分はなし!
いちご達3人と父親の分しか作られてなかったという…それとこの場面のあおいちゃんって
なんか女の顔になってないか?(えー  まるで恋する乙女のような…まさか父親に対してそんな感情を!?
そんなものをまざまざと見せ付けられたらいちはもうショックすぎて寝込むレベルだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…それじゃ…僕…帰ります…(とぼとぼ)」

「…?らいち、元気なかったよね…?」

「え?そう?」

「もしかして、チョコ欲しかったのかな…作ってあげればよかった…
 らいちも男の子だってこと、なんかすっかり忘れてた…」

「あんな格好してるからだよ」

「はあ…パパ宛てのをあげてもダメだよね」

「それはパパが可哀想だよ…大丈夫!私もママもチョコあげるし、らいちも寝て起きたら元気になるよ」

そして消え入りそうになりながらトボトボと去っていったらいちですが…
そんならいちに対するいちごのコメント鬼畜じゃないっすか!?(えー
あおいちゃんが心を痛めている一方で「え?そう?」とか「あんな格好してるからだよ」とか「寝て起きたら元気になるよ」とか
割とどうでもいいって思ってないですか!?(えー  らいちに興味ないんですかお姉ちゃん!?



「…はぁ…」

「はい、チョコレート」

「…あおい姐さんのが欲しかった…」

「まあ、ぜーたく!」

そして案の定、寝て起きてもまったく元気になってなかったらいち。(えー
バレンタイン当日になったものの…ママからチョコをもらってもあおいちゃんからもらえなかったというショックがでかすぎて
らいちは溜め息を漏らすばかりです。これはいちごからチョコをもらってもどうにもならなそうな気が…

「ハローエブリハニー?今日はスウィートなチョコが恋しい日…だけど俺はティーチャー…!
 ハニー達のラブには応えられない…!バット…義理なら…!
 義理なら!ウェルカァァァァム!!」

ざわざわざわざわ

「ちょっと見せて見せてー!」

「わーすごーい!」

「誰にあげるのー!?」

「ア…アハハッ…みんな…恥ずかしがり屋さん…だなぁぁっ…」

そしてチョコをもらえなかった哀れな男がここにも一人…
ジョニー先生…義理チョコすらもらえないとからいちよりも酷いな!辛いよなぁ…俺達は仲間さ…一緒に泣こうぜ(えー
それにしてもジョニー先生をシカトしてワイワイ騒ぐ女子一同
なんかもうまるで学級崩壊のようだな!バレンタインデーなんていらんかったんや!(えー

「(スッ)別府先生の分です」

「えっ」

「チョコです」

「う…受け取ったら何か…ば、爆発とか」

「しませんッ!!」

ってあー!?ジョニー先生あんた!オンドゥルルラギッタンディスカー!!(えー
なんと学園長にお呼ばれしてチョコをもらうことになったジョニー先生!モテない男だと思っていたのに!
ジョニー先生自身はビビリ上がっておりますが、いいなー学園長のチョコ欲しいなー
この「私の足をお舐め」みたいな渡し方もこれはこれでいいなー、とりあえず舐めていいですか?(えー

というかジョニー先生と学園長って2人きりになること結構多いですよね、
歳もそんなに離れてないだろうし、実はいい仲なんじゃないかと思ってしまうな



《さあみんな、いよいよバレンタインファッションショーの本番よ!準備はいいわね》

「はい!」

「円陣やろ!」

「うん!かけ声は?」

「シンプルにアイラブユーとか」

「えっ…(ドン引き)」

「えっ…(ドン引き)」

「えっ…(ドン引き)」

「な…なんか言えーーっ!!」

その頃いちご達は、いよいよファッションショーのライブを始めようとしていましたが…
蘭ちゃんさんは本当にいじられる運命やな!アイラブユーとか言い出していちご達を引かせてしまうとは…
というかあのおとめさえも引かせるとかなにげに凄いぞ蘭ちゃんさん。しかしおとめのやつ
あれだけらぶゆーらぶゆー言ってるのにアイラブユーだと引くのかよ!一体どうなってんだ!
「らぶゆーですうー!らぶゆーですうー!えっ…アイラブユー…?なにそれ引くわ…」
ってあんまりだろ!また今日もおとめの謎がひとつ増えてしまったな…

「らいち、ファッションショー始まるわよ!」

「…うん…」

そして始まる4人のファッションショー、この様子はネット配信されているので、らいち達も家のPCで見ております
今回の4人の衣装は「デートに行く時の服装」を考えて選んだそうですが、
いちごはモロに可愛い系でまとめた感じ、おとめは腰のラインがエロい「大人の女」って感じ、
あおいちゃんは意外と露出度高い…というかアブない刑事の時の衣装ですね
そして蘭ちゃんさんはなんだか暴走族みたいなカッコしてんな…(えー
ま、まあ格好いいとは思うけど…「へぇ〜あんたはこれでデートするんだ、へぇ〜」って蘭ちゃんさん
あんまり人のこと言えなくねーか!?(えー

シュパアアアア!!

「あっ…スペシャルアピール…!?」

そして最初は元気のなかったらいちですが、4人のライブを見ているうちに少しずつ笑顔が戻ってきました
中でもやはり、あおいちゃんの姿に見とれずにはいられないようです。
結局あおいちゃんが好きだからあれだけ落ち込んでいたんであって、こうしてライブが見れるのはやっぱり嬉しいんでしょうなあ

ワアアアアアア!!

「あおいちゃん、可愛かったわね」

「…うんっ…!一番だよ…!」

「うふふ…そうね」

そしてライブが終わった頃には、あおいちゃんの可愛さを堪能して胸がいっぱいになっていたらいち。
このらいちコメントには俺も激しく同意ですな…アイカツはいちごも可愛い、蘭ちゃんさんも可愛い、2人ともとても可愛い
しかし一番可愛いのはあおいちゃんだってことですよ、みんな可愛いけど一番なのがあおいちゃんだというね

「あっ…こ、これ…!?」

「バレンタインチョコ、遅くなっちゃったけど…」

「あ、ありがとうございます!(がさごそ)わっ!?こ、これ、姐さんの…!」

「うん、サイン入れておいたから」

「”らいちへ”…す、すごいすごい!家宝にしますーっ!!」

「家宝もいいけど、味わって食べてね!」

「は、はい!あおい姐さん…どこまでもついていきますーーっ!!」

そしてラストシーン、バレンタインは終わってしまいましたが、後日あおいちゃんから改めてチョコをプレゼントされていたらいち。
ああ、これって今回の冒頭でらいちが妄想していたチョコにそっくりなんですなあ
それに加えてあおいちゃんのサイン入りだなんて、そりゃあらいちも嬉しかろうよ

それとさっきあおいちゃんが作っていたチョコは、丸いボールのような形でいちご達みんなにあげるチョコでしたが
今持ってきてくれたのは、ハートの形でらいちのためだけに用意したチョコですからね、
こりゃたまらんでしょうねえ…こういうのもらえるとすげえ嬉しいよな…
「みんなにあげるチョコ」じゃなくて「あなた1人にあげるチョコ」っていうのがさ。義理でもなんでも天にも昇る気持ちだわ
まあ義理でもこんなの実際もらえないんだけどな…(えー  みんなにあげるチョコしかな…次回に続く!






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