■アイカツ!第24話「エンジョイ♪オフタイム」
「今日からしばらくオーディションはないな」
「ということで…」
「春休みぃ〜!!」
超久しぶりのアイカツ感想ですが、今回はいちご達がちょっとした連休をゲットする場面で始まります
時期も春先のようで、ちょうどいい春休みだと盛り上がる2人ですが…
「違うよ」
「え?」
「アイドルに春休みなんかない」
「ええっ!?」
「アイドルに春休みはないの!?」
「ああ、そんなものはない」
「そ、そんな…」
「その代わり、オフがある」
「オ、オフ!!」
「おどかさないでよ蘭〜!」
「ふふふ」
「オフってすごいアイドルっぽい!よぉ〜し!オフを楽しもう!!」
って、蘭ちゃんさんから「お前ら休みの呼び方がなってねえな」と訂正を受ける2人。
春休みじゃなくてオフ…言われてみれば、芸能人って休みのことはオフって言うよね
普通の社会人は別にそんなことないんですけども。「俺明日オフなんで」ってただの会社員がそれ言ったら
「なに気取ってんだコイツ…」とか思われそうだな(えー
「(ピッピッ)ここ、有名なショップがたくさんあるんだよ!」
「わぁ、可愛いお店ばっかり!」
「ここでまとめ買いした〜い!」
「いいよね〜!」
「…」
「ねえねえ、蘭も一緒に見ようよ!」
「そんなものはオフじゃない」
「え?」
って、いちごとあおいちゃんが有名ショップの立ち並ぶ繁華街を調べてきゃっきゃと盛り上がる中、
「そんなのオフじゃないから」と蘭ちゃんさんにまたまた否定されてしまいます
蘭ちゃんさんってとりあえず否定から入るよね(えー
あかんで否定から入る会話は…カドが立ちやすいから「うんそうだね」って肯定してからやんわりと…
「町には人が多いから変装をして行かなきゃならない、
そんな窮屈な思いをするのがオフだと思うか?」
「なるほど…あおいさんはどう思いますか?」
「うーん、確かにその通り」
そんなダメ出しの理由とは、繁華街には人が多すぎて常に人目を気にしないといけないからとのことでした
言われてみれば、テレビにも出てるアイドルなんだから、下手にそんな人通りの多い場所には行けませんよね
休みだからと言って気軽に出歩けないのは、芸能人の悲しい性というやつですな
「では蘭さんは、何がアイドルのオフっぽいとお考えなんでしょう!」
「ズバリ温泉だな!!」
「お、温泉?」
「大人っぽ〜い!」
そんな蘭ちゃんさんのおすすめスポットはなんと温泉!いちごは大人っぽいと喜んでますが
ジジくさいよ蘭ちゃんさん!(えー 中学生が温泉って相当ジジくさいよ!
あ、でも蘭ちゃんさんって元々「私のおやつは煮干と板わかめと力こぶせんべい」とか言うくらい
趣味としてはかなりジジくさい人なんだっけか…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「仕事から離れて頭と体を休める、これが私達のオフ!しかもこの猿窪温泉は、
なんと美月さんもお忍びで訪れるという由緒正しいアイドル温泉!」
「そ、そうなの!?」
「いいわねぇ…お肌しっとり!」
「というわけで、温泉に行こう!」
「おー!!」
「じゃあ私、スケジュール立てるね!」
って、蘭ちゃんさんの調べた温泉にはあの美月もよく行っているそうで、
自分たちもそれを見習ってのんびりしようと、日帰りでの温泉旅行を企画することになります
それにしても「いいわねぇお肌しっとり!」って中学生はそんなの気にする歳じゃねえだろ!
何をするまでもなくツヤッツヤの歳だろ!30歳になった俺からすればつくづくそう思うわ
やっぱ肌のツヤツヤ感がだんだんなくなってきたなと実感するのは20代後半ですよね。
お肌の曲がり角とかよく言いますが、確かに10代の頃とはもう違うんだなーと思う時期というか
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
|
←だいたい
この人くらいが
そんな時期ですね!(えー |
キララってまさに20代後半のアイドルだから、その辺気にしてそうだよな…正確に言うと、キララは20代後半のさらに後半だそうで
セイに下剤飲ませてまで勝とうとしたのも、自分は年齢的に後がないからここらで売れないとマジヤバイと思ってたせいみたいだし
おまけに元々そばかす持ちだしなー、こりゃ温泉行ってお肌ツルツルにしたいだろうな…(えー
「おまたせ〜!(どっさり)」
「な…なんだその大荷物は?日帰りだぞ?」
「だって、何があるか分からないじゃない?パソコンでしょ、予備電源、
雨が降った時の3人分のレインコート、ケガをした時の救急セットに、お裁縫セット、それから…」
「わ、わかったわかった、もうしまえ!」
って、そんな温泉旅行の当日、待ち合わせの駅に大量の荷物をどっさり持ってきたあおいちゃん。
蘭ちゃんさんなんかは身軽な手さげカバンひとつだけですが、あおいちゃんはわけの分からん道具を大量に詰め込みまくっていました
とりあえず裁縫セットは確実に出番ないだろそれ!(えー
温泉に裁縫セット持っていく人なんて初めて見たわ…でも裁縫を日常的にやるくらい、家庭的な一面もあるんですかねあおいちゃん
「(バタバタ)ごめ〜ん!待った!?」
「いちご!ギリ遅刻じゃないね!」
「よ、よかったぁ…出掛けにらいちが『あおい姐さんの写真撮ってきて〜!』ってうるさくって」
「(無反応)」
「そのうえ電車の乗り継ぎがうまくいかなくて」
「ふふ、あるよねぇ、階段駆け上がったのに電車に乗れないって」
とその時、待ち合わせ時間ギリギリになって姿を現したいちご。らいちがあおいちゃんのことで騒いでいたと言いますが
らいちの話題になるとあおいちゃんっていつもスルーするよね(えー
なんでや!電車の乗り継ぎの話題は乗ってきてくれるのに!
らいちの話題だけ無反応すぎて不憫になってくるぜ…らいち…強く生きろ…
「あっ…?あーっ!?もしかして紫吹蘭ちゃん!?」
って、その時たまたま通りがかった女子高生が、蘭ちゃんさんの変装を見抜いて寄ってくる結果に!
や、やばい!こうならないように変装しているというのに、いきなりバレてしまうとは…
ここは騒ぎが広がらないうちにさっさと逃げ出して…
「はい(にっこり)」
「わぁ〜!?凄い!本物だぁ!ね、ねえ握手して!(にぎにぎ)
これからも応援するからね!」
「はい、ありがとう!」
「さ、さすが蘭…」
ってなにー!?正体がバレても慌てず騒がず、「応援してくれてありがとうございます」とにこやかに応対する蘭ちゃんさん!
はー、なるほど…ここは大して人もいないから、逃げずに丁寧な応対するのがアイドルとして正解ってことなのね
それにしても、よく一切迷わずそんな判断できるなぁ、見てくださいよこの営業スマイルを(えー
こんな蘭ちゃんさんの顔普段見たことねぇ!まさにプロやな…
ガタンゴトン
ガタンゴトン
「ふう。変装はもういいだろう」
「わぁ〜!動くよ動く〜!」
「はは、小学生か」
「だって3人でどこかへ行くのなんて初めてだから、ドキワクなんだもん!」
そして電車が動き出してからは、変装をといて普段の格好に戻る3人。
どうやら目的地の温泉は、人の少ないかなりの田舎にあるみたいですね
まあトップアイドルの美月が行くぐらいなんだから、そうそう人目につくような場所なわけないか
「ハニー達!オレから学園マザーに伝えておくイエア!!」
「あっはは、似てる!」
「ははは、ジョニーそっくりだ!」
そんな電車の旅を、ジョニー先生のモノマネをしたりしながら過ごしていく3人。
というか蘭ちゃんさんってジョニー先生のこと呼び捨てにしてんのかよ!ぶ、無礼者!(えー
先生のことを呼び捨てにするだなんて…ふ、不良だわ、蘭ちゃんさんって不良だわ…
ちなみにアイカツ公式でやっている「スターライト学園ブログ」では、ジョニー先生について蘭ちゃんさんのコメントが見れるんですが
「今日はジョニー先生にダンスを教えてもらったんですよ!
普段はよく分からないノリで困ってしまうこともあるんですが、
ダンスコーチとしてジョニー先生のことはとっても尊敬しています!」なんて書いてたりします。
嘘つけえええええい!嘘をつけええええええええい!!(えー
めっちゃ猫かぶっとるやないかい!「ジョニー先生」なんて呼んどらんやないかいいいいい
「あらっ!?あらあらまあまあ!」
「えっ?」
「あんたほらテレビに出てる!えーっとなんだっけ、あ〜ここまで出てるのに!」
って、そんないちご達にまたも気づいてしまった一般人が!今度のはいかにも話好きそうなおばちゃんやな!
まあ周囲に人が少ないから変装を解いたわけだし、今度も特に慌てなくて大丈夫でしょう
さっきの蘭ちゃんさんを見習って、いちごもにこやかに対応しますが…
「(にこっ)星宮いちごです!」
「え、そんな名前だったっけ?」
「(ずがーん)」
「まあいいわ、サインちょうだい!ちょっと待っててね…(がさごそ)
あれ、おかしいわね、ここに入ってたはずなんだけど…ん〜まあいいわこれで!」
って、そう言いつつオバちゃんが取り出したものは、
いかにもさっき弁当食った後のゴミ的な割り箸入れるやつでした
礼儀を知らんオバちゃんやなほんとに!(えー
サインもらうのに名前も知らんとか言うし!
しかしアイドルたる者、このぐらいの試練で怒ってはいられません、いちごは快く割り箸入れるやつにサインを書くことに…
「(さらさらさら)」
「そんな小さいところにも書けるんだ…」
「特訓のおかげ!」
こんな小さい割り箸の袋にも器用にサインを書いてのけるいちご、ちなみに特訓というのは何のことかというと
第6話「サインに夢中!」でサイン上達用ギプスつけて激しい特訓した時のことですな
その時に完成したサインも確かにこのイラストでした。アイカツはこういう風に過去のエピソードもしっかり拾ってくるから面白いよね
「コーヒーにお茶、お弁当はいかがですか〜」
「あっ、すみませーん!お弁当ください!」
「うーん、どうしようかな…デラックス焼肉弁当かなあ、ヘルシー幕の内弁当にしようかなあ…」
そんなおばちゃんが去った後、お昼時ということで車内販売の弁当を買うことにしたいちご。
しかし値段を見てみると、デラックス焼肉弁当は1200円ってくそたけーなこの弁当!(えー
中学生のお小遣いでホイホイ食える値段じゃねーぞ!それともやっぱりアイドルだから、給料がっぽりもらってるんだろうか
「じゃあ私がヘルシー弁当にするから、分けっこすればいいんじゃない?」
「そうだね!蘭はハンバーグ弁当にすればいいと思う!!」
「いちごの食べたいやつじゃないか!私はサンドイッチでいい」
「え〜?ハンバーグ弁当おいしいのに…」
「サンドイッチだ」
って、みんなで違う弁当を頼むことになり、あおいちゃんにヘルシー幕の内弁当、自分はデラックス焼肉弁当、
そして蘭ちゃんさんはハンバーグ弁当にさせようとするいちご。ハンバーグも食いたかったのかよ!
しかし蘭ちゃんさんは結局650円のサンドイッチBOXを選んだようです。
メニューを見ると他にも900円の中華三昧っていうのがあるんですが、
中華三昧だけ話題にしてもらえてないね…仕方ないね…(えー
「もぐもぐ…ん〜おいしい!なんで車内で食べる駅弁って
こんなにおいしいのかなぁ!」
「はいっ!いちごさんのグルメリポート〜!」
「えっ!?」
「3、2、1、キュー!」
「い、いきなりだねえ…おほん。このデラックス焼肉弁当、なんといってもボリューミーなお肉!
しかも国産和牛にこだわったそうです!では早速いただいてみましょう、
もぐもぐ…ん〜!食べた途端にお肉の美味しさが口いっぱいに
ふわ〜っと広がって!タレの甘辛さとマッチして、ご飯が進みますね!(にこっ)」
「はいオッケー!お疲れ様でした!」
「は〜いきなりなんだもん、ビックリしたぁ」
「腕を上げたわねいちご、特訓の成果!」
「はいっ!」
そんな焼肉弁当を食べてる最中のいちごに対して、いきなりグルメリポートの無茶振りをかますあおいちゃん。
でもいちごも予想外の無茶振りされた割には、ちゃんと形になってるリポートをすらすらとこなしてますね
というか「特訓の成果」ってことですが、これも以前特訓したことあったんだっけか?
さっきのサインの練習みたいに…うーん、言われてみれば以前タコ焼き食べながらそんなことやってたような…うーんうーん
「んん〜っ、着いたぁ!」
「ここから温泉までバスで20分だって」
「よし、行くぞ!」
それから電車を何本か乗り継いで、ついに目的の温泉の最寄り駅へと到着した3人。
まだバスの旅が残っているようですが、それにしてもずいぶんと小さな駅だなぁここ
明らかに田舎のローカル線って感じですが、日帰りの割にはかなりの遠出してきてる気がしますね
ブロロロロロ
「ふふ、なんか整理券もらうのって新鮮!」
「ドアが1つしかないのもな」
「あの料金表を見て降りる時に精算するの」
「へえ〜!」
「全国はこの形式のほうが多いよ」
って、温泉へのバスに乗りながら、「整理券をもらったことない」とか「料金表を見たことない」とか言い出すいちご!
いやいやいやどういうこと!?整理券も料金表も見たことないの!?そんなことがあるのか…かなりカルチャーショックだな…
なんだろう、普段からSUICAとかでピッとバスに乗るから整理券知らないってことだろうか。この現代っ子どもめ!(えー
「あっ!きれいな菜の花畑!」
「へえ〜、そうかこれが菜の花かぁ」
「運転手さーん!止めてくださーい!」
「えっ!?な、なにいちご?」
「こういう菜の花畑見るの初めて!降りようよ!」
「ふふ、こういう気まぐれは嫌いじゃないな」
そんなバスの旅の途中、辺り一面に広がった菜の花畑を目にしたいちご達。
その光景に感動してしまったいちごは、バスを降ろしてもらってここで寄り道することにします
確かに旅先でこういう場所に遭遇すると、いったん車を降りて写真撮ったりしたくなりますよね
「はいはーい!菜の花見ながらお茶にしようよ!」
「いいな、菜の花で花見か」
「じゃーん!今日はミニタルトにしてみたの」
「わ〜、おいしそ〜!」
「こっちがクリームチーズタルト、こっちがクラシックショコラタルト、こっちが季節のフルーツタルト!」
そんなわけで、菜の花畑にビニールシートを敷いてのお茶会が始まりますが
なんかタルトを3種類も作ってきたってあおいちゃんそんなに菓子作り得意だったん!?
そういえばさっき裁縫がどうのとかも言ってましたが、意外に家庭的な性格なんだなぁ。いつでも嫁に行けるぜ
「迷っちゃうな〜、全部食べたい!」
「ほんとに全部食べそうだな…」
「じゃ、公平にジャンケンで決めますか!」
「ふふん、いいだろう」
そんな3種類のタルトの争奪をかけて、ジャンケン勝負で何を食べるか決めようとする3人!
というかジャンケンって聞いた途端に両手をひねって覗き込む蘭ちゃんさんに吹いた
いるわ〜こういう奴!小・中学校の時とかジャンケンしようとすると絶対これやる奴いたわ
一体誰が考えたんでしょうねこれ、ジャンケンの前にこのポーズするのは全国共通なのか?
「「「最初はグー!ジャンケンポン!」」」
「(パー)」「(チョキ)」「(パー)」
「やったぁーっ!後は2人で決めてね!」
「は、はううう…」
って、そんなジャンケン勝負に見事勝利してしまうあおいちゃん!
不敗神話はこんなところでも健在か!
さすがはオーディションの勝率100%、絶対不敗の女は格が違った。敗北を知りたい…(えー
「一騎討ちか…」
「負けるものか!」
「ふひひ、どれにしようかなぁ〜」
「「最初はグー!ジャンケンポン!」」
「(チョキ)」「(グー)」
「勝ちーっ!!」
「う、うう…」
ああ!そしてやっぱり負けるのはあんたか!
オーディションでいちご達と争うと絶対に勝てない女・蘭ちゃんさんがここでも敗北!
蘭ちゃんさんはほんとに敗北を運命づけられた人やな…一見すると強キャラなのに、なぜにこれほど負けてしまうのか
「うーん…うーん…」
「あおい、早く決めてよぉ」
「そうは言ってもね…自分で買ってきて言うのもなんだけど、
クリームチーズに使われているのはブルゴーニュ産の厳選チーズ、
クラシックショコラはパリの有名店からの直輸入、
季節のフルーツは契約農家の有機栽培のものだし…ああ迷っちゃう〜!」
がしかし、3つのタルトはどれも一級品のものを買ってきたようで、どれか1つに絞れないと悩んでいたあおいちゃん。
というかこれ、自分で作ったのかと思いきや店で買ってきたやつだったのね
家庭的な一面というのは勘違いだったか…とはいえ高級店の菓子を3つも買ってくるってなにげに凄いな
中学生のお小遣いで出来る芸当じゃねぇ…やっぱりアイドルだから給料はがっぽりと…(えー
「じゃあ選んであげる!あおいは季節のフルーツタルトが似合ってると思うんだ!
私はこれ(ばくばく)」
「ああ〜!それも食べたかったぁ!」
「私もだ…(うるうる)」
「え?え?」
って、いつまでも決められないあおいちゃんに代わり、「はいお前フルーツで私はショコラ」と一瞬にして決めてしまったいちご!
しかしそれを見る蘭ちゃんさんのマジに物欲しそうな泣き顔に吹いた
な、泣くほど!?泣くほど欲しかったんすか蘭ちゃんさん!?というかさっき負けた時点でもうすでに泣いてましたね
強い女というイメージの蘭ちゃんさんにこんな一面があろうとは…まあ、結局最後は3人で分けて食べたみたいなんですけどもね
「ああ〜美味しかった!」
「食べてすぐ寝ると牛になるって、お祖母ちゃんが言ってたなぁ」
「食べたら横になるのがいいんだよ、体も安まるし」
「お祖母ちゃん、嘘を教えたのかなぁ」
「行儀が悪いってことじゃない?でも夜食べてすぐ眠ると胃腸が動き続けるから太る原因。
アイカツの大敵!」
「ぐー…ぐー…」
「って寝てるし!」
そんなお茶会が終わった後はお昼寝タイム、3人でごろんと寝転がって存分にのどかな空気を堪能します
ちなみに「食べてすぐ寝ると牛になる」っていうのは有名な迷信で、科学的にはあおいちゃんの言ってる通り
食後に横になるのは消化が促進されて健康にいいそうです。ただし
ぐーぐー眠ってしまうと脂肪が蓄積されて太る原因になるので、
寝っ転がるのは良くても眠ってしまうとダメなんですな、そこがややこしいポイントなわけですが…
ぽかぽか
「あったかいなぁ〜…」
「この穏やかさ、穏やかじゃないわね…」
やがて蘭ちゃんさん達も眠気に誘われていきますが、出ましたあおいちゃんの迷セリフ
「穏やかじゃない穏やかさ」って一体どっちやねん!
まあなんにしろ、こういうのどかな場所で昼寝っていうのも確かにやってみたいもんですね
ふだん自然の少ない都会とかで暮らしてると憧れる風景だなあ
「すー…すー…」
「ん〜…ああよく寝た!…えっ、わああああ!?あおい!蘭!起きて!」
「むにゃ…つられて思わず寝ちゃったよ…」
「…えっ!?も、もうこんな時間!?」
「ま、まずい!これじゃ温泉に足をつけるぐらいの時間しかないぞ!」
って、そのまま一体何時間寝てしまったのか、ふと気がついた時には
温泉に行っている時間がもうほとんどないという状態に!
いくら快適な昼寝でも、今回の目的は温泉に行くことなのでこれでは元も子もありません
ともかく大急ぎで荷物をまとめた3人は、最寄りのバス停へと向かいますが…
「ええっ!?なにこの時刻表!?」
「これじゃ、温泉に行くどころか駅に戻らないと帰れなくなるな…」
「ごめん、ローカルバスの時刻表はネットじゃ調べ切れなくて…」
ドッギャーン!しかしバス停の時刻表を見て仰天する3人!
あるあるこういうの、田舎の電車やバスってほんとやばいくらい本数少ないんだよね…
俺も旅行に行った時、熊本かどっかの田んぼだらけの場所でえらい目に遭いました(えー
いちご達は都会で暮らしてるから、バスは10分に1本くらいのペースで来るのが当たり前と思ってたんだろうな…
「こうなったら駅まで歩こう!」
「それしか選択肢はなさそうだな」
「ごめんね、ほんとごめん…」
「ううん、私が途中で降りようなんて言ったから!」
もはや温泉のことは諦めるしかなく、さっきの駅まで歩いて戻るしかなくなった3人ですが
一番責任を感じているのは何故かあおいちゃんでした
いやいやあおいちゃん何も悪くないやろ!いちごも言ってますが、バスを降りようと提案したのはいちごだし
今回の失敗はあおいちゃんとは全然関係ないと思うんですが…
「…」
がしかし、駅まで歩いて戻るその最中も、あおいちゃんはめっちゃ自分を責めて落ち込んでいました
なんでやねん!多分あれなのかな、あおいちゃんは敗北を知らない人間だから
こういう挫折を経験するのに慣れてないのかな…その点でいうと蘭ちゃんさんは慣れまくりですが:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
しかしこういう何かの失敗で自分を責めて思いつめるタイプの人って、マジな話、鬱病になりやすいんで要注意ですよ
生真面目すぎるっていうかな…こういう時はさっさと切り替えるに限りますよね、サッカーの試合なんかでもミスした時よく言いますけど
はい切り替えてー!あおいちゃん切り替えてー!気持ちの切り替え大事よー!(えー
「…」
「…あおい、荷物重いでしょ?変わってあげる!」
「えっ?い、いいよ」
「いいや、お茶の用意や他にも色々、みんなのための荷物だからな(スッ)」
「え?あ…」
そんな落ち込みモードのあおいちゃんでしたが、「みんなのための荷物だから」と2人が言ってくれたことで、
なんとか落ち込みモードから脱出できたようです。よかったよかった…ってそれはいいんですが
なんか顔を赤らめてレズスイッチ入っちゃったのはアカンやないですか!(えー
ガタンゴトンガタンゴトン
「ふう、疲れる一日だったなぁ」
「でもさ、温泉には入れなかったけど楽しかったよね!」
「ああ、菜の花を見ながらお茶飲めた」
「そうだね!」
その後どうにか帰りの電車には間に合った3人。結局温泉には入れなかったわけですが、
「のどかな場所でゆっくり羽を伸ばす」という意味では、菜の花畑でそれを堪能した分
まんざら無意味な旅行でもなかったようです
ピロピロリン
「ん…?ああっ!お父さんだ!」
「え?」
「お父さん、帰ってくるって!」
って、そんな感じで話がまとまったその時、突然父親からのメールを受信するいちご!
父ちゃんなんていたのか…母親と弟しかいないから、てっきり母子家庭なのかと思ってましたが、ふだん家にいないだけなのね
ちなみにいちごが持ってるのは手帳じゃなくてアイカツフォンです。これでも電話です
パッと見だとマジで単なる手帳にしか見えないけど、こう開いた状態で耳元へ持っていくと電話として使えるという…
マジに使いづらそうだけどな…(えー
なんでこんなデザインの電話にしたんや!次回に続く!
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