■超速変形ジャイロゼッター 第4話「対決!レーシングバトル」
「うおおーっ!すっげえー!!これがサーキットかぁ!」
「わぁ〜…!テレビで見るよりずっと広いのねぇ…」
「へへっ、りんねのプリウスは修理中だし、
今日の訓練は俺一人で思いっきりぶっ飛ばせるぜーっ!!」
「いいなぁ〜…私も走りたかったなぁ」
「フヒヒ!タイヤで焦げたアスファルトの香り!(くんかくんか)
絶望的にワクワクが止まんねーぜぇー!」
さて今回のジャイロゼッターですが、ドライバーとしての特訓でカケル達がサーキットを訪れている場面で始まります
初めてのサーキットにテンション上がりすぎて地べたにほおずりしながら臭いを嗅ぎまくるという
恥ずかしい真似を晒すカケル。これには思わず他人のフリをしたくなるほどの変態っぷりですが…

「おい小学生…!神聖なコースを汚すな!!」
「なっ!は、速水シュンスケ!」
「小学生の見学会があるなんて聞いてないぞ…!」
「見学なんかじゃねえ!お前こそなんでここに!」
って、そこに現れたのは例のキザ男・速水シュンスケ!こいつも第3のドライバーだから呼ばれてきたのか…
カケルの奇行を目にして「神聖なサーキットを汚すゴミめ…」とすっかりご立腹のシュンスケ。
でもシュンスケのやつ、世の中すべてをなめてる男なのかと思いきや、サーキットの事はリスペクトしているってのはちょっと意外ですね
「おーいカケル!ライバードの調整が終わったぜ!」
「ん?おお〜!待ってたぜタク兄!にっひっひ、今日は思う存分ライバードで…」
「(ちょいーん)」
「っておい!?なんでお前が乗ってんだよっ!」
「そ、それが勝手に乗り込んじゃって…」
「…」
「おい!ライバードは俺の!」
ブオンブオオオオオン!!
「ど、どわーっ!?」
カミーユ!貴様は俺の!って、気がついたら勝手にライバードを乗り込み、ギューンと走りに行ってしまったシュンスケ!
前回「ライバードは俺のものだ」とかふざけたこと言ってましたが、どうやらマジにそう思っているようで
このままではライバードがシュンスケに寝取られてしまうことに…
ギャアヒイイイアアアア!!
「きゃ、きゃあっ!」
ドアヒャアアアアアア!!
「あ、あいつ…!」
ドッシャルルルルルル!!
そしてライバードを思いっきり好き放題に振り回し、派手なスピンターンやドリフトを連発するシュンスケ!
こうやって限界領域での挙動を確かめているわけですな、しかしカケルからしたら今にもライバードがコースから吹っ飛んでいきそうで
気が気じゃありません、イニシャルDでもそうだけど慣性ドリフトを得意とするドライバーの走りは
外から見ると「フラフラして危なっかしくてしょうがねぇ!ひとつ間違えば大クラッシュだぜ!」って
綱渡りをするような走りに見えるみたいですからねぇ
「降りろコノヤロー!!ライバードをブッ壊す気かよ!!」
ウイイイイン
「フン…ライバードか。楽しみにしていたんだが、まるで期待外れだな」
「な、なんだと!?」
「もういっぺん言ってみやがれこの野郎!」
「俺はプロだ…乗れば車体の特性ぐらいすぐ分かる。ポテンシャルは認めよう、
だがパワーだけの、どこにでも転がっている面白みのないマシンだ」
って、ようやくライバードから降りたと思ったら「まさかこんなクソ車だったとは」と思いっきりけなし始めたシュンスケ!
お、お前、人の恋人をいきなり寝取ったかと思ったら次の瞬間ヤリ捨てかよ!(えー
しかし「パワーは凄いが面白みのない走り」というのはあれですね、
シュンスケはイニシャルDで言うならランエボとかGT−Rとか絶対嫌いなタイプだろうなぁ
「ふふん、なんにも知らないくせによく言うぜ!」
「なに?」
「ポテトサラダなんか関係ねーんだよ!
ジャイロゼッターはゼノンと戦うために造られた、めちゃめちゃすげーマシンなんだ!」
「それについては私が説明しよう(ばーん)」
って、そんなシュンスケにカケルが食ってかかったその時どこからともなく現れた博士!あんた一体どこから出てきた!
それとカケルの「ポテトサラダ」について誰か突っ込めよ!(えー
ポテンシャルと聞いてポテトサラダが出てくるとは…「ポテトサラダなんか関係ねーんだよ!」って本当に関係ねーよ!
「速水シュンスケ!君は未知の敵・ゼノンと戦うために選ばれた戦士…
ジャイロゼッター3人目のドライバーなのだ!そしてこれが、君のジャイロゼッターだ!」
ばーん
「うおっ!?日産GT-R!それ博士のじゃなかったのかよ!」
そして説明をしつつシュンスケに専用のジャイロゼッターを与える博士でしたが…じ、GT−R!?
それ嫌いだって言ったじゃないですかー!やだー!!(えー
しかもこのGT−R、今でこそジャイロゼッターに改造されていますが、もともとは1話で博士が自家用に使っていたやつです
こんな博士のお下がりに果たしてシュンスケが乗ってくれるのか…
「断る。俺が求めるのは速さのみ、他のものなど興味はない(すたすた)」
「シュ、シュンスケ!?」
や、やっぱりー!!あかんかったんや!シュンスケにこんな中古車用意してもあかんかったんや!
嫌いなパワー重視のクルマで、しかもジジイのお下がり中古車じゃなあ…シュンスケが喜んで乗るはずもなかったか…
「ふっふっふ、ほなその3人目…この僕が引き受けるしかないっちゅうこっちゃな…」
「(すたすた)」
「待ってくれシュンスケ!我々には君の力が必要なんだーっ!!」
「か、完全スルーかい!?そこはなんでお前やねんって突っ込んでくれな!」
「(ちょんちょん)いま空気違う…」
って、シュンスケが背を向けて去ろうとしたその時「ふっふっふ」とドヤ顔で出てきたミッチー!お前まだいたのかよ!(えー
突っ込んで欲しくてしゃしゃり出てきたミッチーですが、完全にスルーされて「そりゃねえだろ〜〜!もう〜〜!」とすねる姿が笑えます
さっきのポテトサラダといいツッコミ役が不在すぎるぜジャイロゼッター!
「速いのがそんなにすげーのか?おんなじとこグルグル回って、
ちょっと速かったからってなんだってんだよ」
「カ、カケル!」
「…」
「だったら俺と勝負しようぜ、どっちが速く走れるか!」
「フン…ただの小学生かと思っていたが、
よっぽど頭の残念な小学生だったようだな」
「な、なんだと!?」
「カケル、いくらなんでも失礼でしょ!」
「ほんまやで、だいたい世界チャンピオンが
小学生の挑戦を受けるわけが「いいだろう」えー!?」
がその時、カケルとの言い争いの末にレース勝負を受けてしまったシュンスケ!
というかシュンスケって世界チャンピオンだったのか…あちこちの国で優勝してるとは思ってたけど世界ナンバーワンだったとは
そんなわけでレース用のスーツに着替えるために、2人は控え室に向かいますが…
「んふふっ…」
「キラリちゃあーん?抜け駆けは許さないわよ〜?」
「コ、コトハ先輩!?そ、そんな、私はシュンスケ君に資料を届けに来ただけですよぉ〜…」
って、控え室に向かったシュンスケのもとヘ、ぞろぞろとやってきた美少女オペ子3人組!
なんてうらやましい!どうやらみんな「イケメンの世界王者ときいてやってきました」とシュンスケに興味津々のようで、
なんとかお近づきになりたいと思っているようですが…

「あんたも抜け目ないわね〜、言っとくけど相手はスーパーレーサーなのよ?」
「で、でも私、先輩たちよりは歳も近いし…」
ビキ…!!
「あっ、ああ、その話題は…!」
「あーそうよぉーーっ!どうせ29歳ですよぉ!
悪かったわねええええええ!!あれかい!?
29だと恋愛もしちゃいかんってかー!?
ときめいちゃいかんってかあああー!?
んあ゛あ゛ーーっ!!あ゛ーーっ!!」
分かりましたから落ちついてください!
なんだこの人!年齢の話をされた途端に発狂しまくって大暴れするコトハ先輩!
この人29歳彼氏なしなのか…年齢的に婚期を逃してしまいそうで、よほど焦っているようです
その気持ち痛いほど分かりすぎる…(えー
俺も29歳彼女なしだしな…このまま相手がおらずに30を迎えてしまうかと思うとんあ゛あ゛ーーっ!あ゛ーーっ!!
あれ?コトハ先輩と俺が結婚すれば万事解決じゃね?コトハ先輩結婚してくれー!!(えー
ガチャッ
「…」
「あっ、シュ、シュンスケ君!これ、ジャイロゼッターの資料ファイルです!
こっちがジャイロコマンダーで…」
って、そんなコトハ先輩がぎゃーぎゃーと騒ぐ中で「うるせーなさっきから…」と着替えを終えて出てきたシュンスケ!
そしてシュンスケに色々と説明をするキラリがなんともいじらしいですねえ
まるで別のクラスの男子に告白しにやってきた女子生徒みたいですよ
あとキラリの髪の色と、少しクセッ毛とした感じのヘアスタイルって
なんだかゾイドジェネシスのミィ様を思い出しますね
ミィ様なつかしいなー、ゾイドのレビュー止まって一体何年になっちまったのかなー:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「言ったはずだ、俺はジャイロゼッターになど興味はない」
「えっ、で、でもカケル君との勝負は…」
「俺は自分のZで走る」
「そ、そんな!通常のAIカーでライバードと競おうだなんて…!」
「相手がどんなマシンだろうと、俺が負けることなど有り得ん」
しかし、せっかく持ってきたGT−Rの資料を一蹴し、今日は愛車のフェアレディZで走ると言い出したシュンスケ!
あ…悪魔のZ!?あの600馬力のモンスターマシンを使う気ですか!?
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そうさ…
これからが始まりさ…!
俺とZの
湾岸ストーリーがな…!!(えー |
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「やだ…かっこいい…」
そんなシュンスケの姿に見とれっぱなしのコトハ先輩なのでした。
アニメキャラで「やだ…かっこいい…」なんて本当に言ったやつ初めて見たわ!
コトハ先輩単なる美人オペ子かと思ったら相当なネタキャラですなー
「なるほど、事態は了解した…が、赤名君その格好は…」
「だってぇ、レースと言ったらやっぱりレースクイーンが付き物じゃないですかー!」
先生のエロ衣装キター!!うおおー!コトハ先輩もいいがやはり先生は最高だぜ!
レースを始める準備が着々と進む中、自分もレースクイーンのエロ衣装に身を包んでいた先生!
胸もたゆんたゆん揺れてるしホビーアニメとは思えぬエロさ!やはり先生の存在は偉大すぎるぜ
「ふう…しかしシュンスケの負けず嫌いにも困ったものだ」
「ふふ、今お父さんの顔になってました」
「む?そうか…」
「シュンスケ君は、ご両親を亡くしてから総司令がずっと面倒を見てきたんですものね」
「ああ…もう中学生か、早いものだ」
とその時、シュンスケを遠目に見ながら「まったくしょうがない子だ」と優しげな笑みを浮かべていた総司令。
どうやらシュンスケは幼い時に両親を亡くし、それからずっと総司令に育てられたようです
それにしても…この総司令の表情はゾイドジェネシスのラ・カンおじさまを思い出すな

ヒゲ顔なとこもそうだけど、ラ・カンもミィ様が幼い頃に両親を亡くしてからずっと育ててきたっていう共通点があるしなー
あとはコト姉も子供向けアニメとは思えないほどエロかったし、(→先生と立ち位置が似てる)
敵幹部のザイリンもすごい真面目なうっかり野郎で笑いを取れる敵キャラだったし、(→メガネマンと立ち位置が似てる)
なんだかジャイロゼッターはゾイドジェネシスとかなり雰囲気似てるとこあるな…
そこが俺の好みにビタッと一致してるのかもしれんなー
「おい小学生、ハンデをやる…俺のZに最後までついて来られたらお前を認めてやる。
ま…バックミラーにも映らないだろうがな」
「俺が先にゴールするんだ!ミラーになんか映るわけねーだろ!」
「フン…ガッカリさせるなよ。俺は口だけの奴と、ノロマが大嫌いなんだ…!」
ブオンブオンブオオオオン!
「2人ともファイト〜っ!」
「シュンスケ君がんばってぇー!」
「シュ…シュンスケ君、私がついてるわよーっ!!」
「…(もじもじ)」
そしていよいよ2人のレースが…って美女軍団キター!!
なんと先生だけでなく、さっきのオペ子3人組も一緒になってレースクイーン姿で登場!ええの〜〜プリプリやの〜〜
せっかくだからここで4人の名前と年齢を紹介をしておくと、
水城ユイカ24歳、月里キラリ19歳、松堂コトハ29歳、赤名ルイ26歳となります。先生ってコトハ先輩より歳下だったのか
おっぱい的にも巨乳、貧乳、爆乳、爆乳とあらゆる需要にお答えする取り揃え
まったくとんでもねーぜこのアニメは…今度のコミケでは薄い本が絶望的に厚くなるぜ!(えー
「う、うほほ!こりゃたまらんわー!」
「(しらーっ)」
ウイインガチャンウイイイイイン
って、そんな美女軍団が登場したかと思うと、その背後に突然現れてウインウインとカメラアイを作動させ始めた謎のメカ!
な、なんだこいつは盗撮メカ!?盗撮メカなのか!?(えー
美女軍団とタイミング合いすぎだろ…ゼノンの奴らときたら、こんな盗撮行為までやらかしていたなんて…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「おらカケルーっ!てめー絶対あんなアメリカ帰りヤローに負けるんじゃねえぞーっ!!」
「ドカンと一発かましてやれぇーっ!チューンナップはビンビンだぜぇ!」
そしてシュンスケの応援が華やかな一方で、カケルの方はむさ苦しいメカニックマン達から熱い応援を受けていました
どうやらさっき「ライバードとかゴミすぎて話になんないわ」とバカにしたシュンスケの発言で、
メカニックマン達はみんなカケルの応援についたようですね。それにしても「ビンビンだぜ♂」とか「一発かましてやれ♂」とか
まるでガチホモの応援みたいで思わず吹くなこれは…(えー
ピッ…ピッ…ピッ…ビィーーー!!
《シグナル点灯!両車一斉にスタートしましたぁーっ!!》
ギュオオオオオオオン!!
《おおっと!?飛び出したのは真紅の稲妻ライバード!
速水シュンスケのフェアレディZをグングン引き離すーっ!!》
「よっしゃあ!いけぇカケルーッ!!」
「ジャイロゼッターに搭載されているメビウスエンジンは、
通常のAIカーのパワーとは桁違いだ…!」
そしてついにレーススタート!シグナル点灯と同時に、猛烈な加速でライバードが悪魔のZを引き離していく!
いけぇマグナムーッ!!これがレッツ&ゴーなら間違いなくこのBGMが流れている場面です(えー
スタートと同時に飛び出していくのは、まさしくマグナムセイバーのようで胸が熱くなるな…
博士の解説ポジションもこれ、モロに土屋博士って感じでレツゴ好きにはたまりませんね
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ダウンフォースだ…!
ライバードの発生させている
強烈なダウンフォースが、
タイヤのグリップを
無駄なく路面に伝え
加速を助けているんだ!(えー |
「へへっどうだ、これがライバードのパワーだ!」
ギャギャギャギャギャ!
「おっとあぶねぇ、パワーがある分ちょっとでも気を抜くと吹っ飛んじまう!
けどこのくらいのコーナーは余裕…」
「ハマーD!後ろだ!!」
「な、なに!?」
ギャイイイイイイイン!!
《おおっと速水シュンスケフェアレディZ!あっという間に追いついたぁーっ!!》
「あ…あんなに引き離していたはずなのに!?
どうしたぁ!バックブレーダー!」
がしかし、直線でどれほど引き離してもコーナーワークでいとも簡単に追いついてくるシュンスケ!
カケルもかなりの腕を持っているはずですが、やはりシュンスケのテクニックが高すぎるのです
直線で離されてもコーナーで追いつくこの展開、まるで烈兄貴のソニックを見ているようだ…
「ジャイロゼッターか…確かに予想以上のパワーだ。
しかしレースはマシンのパワーで決まるものではない…!
誰であろうと、この俺の前を走ることは許されない!!」
ゴッヒャアアアアア!!
《Zが抜いたゼーーット!!》
「マ、マジで!?」
「あれがプロの実力…!」
「パワーやマシン性能ではライバードが圧倒的に有利…!
しかしスピードレースという競技においては、マシンのパワーに加えて
ドライバーのセンスとテクニックが非常に重要だ。
カーブに突入する際のライン取り、ブレーキのタイミング…」
そんなわけでついにシュンスケに抜き去られてしまったカケル!やはり両者のテクニックにはこれほどの差があるのか
あと博士がお調子に乗って色々と喋ってますが、あえて一言だけ突っ込むとしたら

(C)しげの秀一/講談社
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カーブって言うなーダセーから…
走り屋はコーナーって言うんだ(えー |
「さらには…」
「キャーッ!シュンスケ君ステキー!」
「かっとばせイケメーン!」
「てめーカケル!何やってんだこらあーっ!」
「気合入れろぉーっ!!」
「…」
「え、えーと、要するにシュンスケさんがすごいってことですよね」
「…うん…」
ああしかし、そんな博士の説明を誰も聞いていなかった一同!
唯一りんねちゃんだけは相手をしてあげますが、「うん…」と思いっきり博士は半泣きです
お前らもうちょっとおじいちゃんに気使え!(えー
《前を行くZ!後を追うライバード!その差はじりじりと開いていくーっ!!》
「くそ…!相手はただのAIカーだってのに!」
「期待などしていたつもりはないが…所詮はこの程度か…」
ギャオオオオオオオン!!
《おおっと!?ここに来て新たな展開!ライバードが差を詰めてきたぞ!》
「なに…?」
「少しずつではあるが、カケルの走りが変わってきている…!?」
しかし、このまま勝負がついてしまうかと思いきや、時間が経つごとにシュンスケとの差を詰めてきていたカケル!
そう、カケルはシュンスケの後ろについて走ることで、少しずつそのテクニックを吸収していたのです
テクニックの差さえ詰まればパワーで勝るライバードが有利…そしてだんだんとお互いの差が縮まっていき…
《あとは最終コーナーを残すのみ!ここが勝負の分かれ目、ジ・エンドかあーっ!?》
「まだだ…!俺は最後まで諦めねえ!!」
ギャッヒャアアアアアア!!
《ああーっとぉ!?ここへきてライバード!
速水シュンスケとまったく同じラインの見事なコーナリングーっ!》
「スタートした時点でのカケルのテクニックは、
シュンスケの足下にも及ばないレベルだった…!
それがこのわずかな時間で、あれほどのテクニックを習得してしまうとは!」
「フ…面白い…!」
そして最終コーナーにおいて、見事なまでの完璧なコーナリングでシュンスケに迫るカケル!
コーナーでさえ負けなければ、ストレートに強いライバードの方が勝てる道理!
そして最終コーナーを抜けた先にあるのは、ゴール前のロングストレート…シュンスケを捉えるにはもうここしかない!
《残すはメインストレート!追いつけるのか真紅の稲妻!?》
「うおおおおおおーーっ!!」
ガキガキガッキイインン
「うげっ!?や、やっべ!」
びよよーーん
「…!?これが…ジャイロゼッター…!?」
何してんだよォーーッオメーーッ!?
ああ…なんというアホ!最後の最後、ロングストレートで勝負をかけようとしたカケルですが
あまりにもテンション上がりすぎてついうっかり超速変形のスイッチを押してしまい
びよーんと変形しながら吹っ飛んでレースの勝敗は無効になってしまったという…

ま、まあ超速変形のスイッチは、ハンドルを前に強く押しこむことでスイッチONになるので
運転中に「うおー!」と力んでしまえばこういうこともあるのかも…
それにしてもアルカディアめフールプルーフの対策がなってねえな…(えー
「アホかぁーっ!あんなスピードでいきなり変形しやがって!」
「い、いてぇいてぇ!」
「…ジャイロゼッター…このマシンが、小学生の力を引き出したのか…?」
「試しに乗ってみてはどうかね?君のジャイロゼッターに」
「…」
しかし、勝負は無効になったとはいえ、終始シュンスケに食らいつき最後には変形しつつ前方へぶっとんでいったライバード…
ある意味、超速変形しながらシュンスケを追い抜いていったと考えられなくもありません
そんなライバードに興味が湧いたのか、シュンスケも自分に与えられたGT−Rに乗り込んでみることに…

ビービービー!ビービービー!
「…!?何事だ!?」
「これは…何者かがGT−Rのデータを奪っています!」
「バカな!外部からのアクセスは不可能なはずだ!」
「外部からではありません…!これは…サーキット敷地内!?」
って、せっかくシュンスケが乗り気になったその時、突然けたたましく鳴り響いた緊急警報!
何かと思えばさっきの盗撮ロボであります、ようやくアルカディアもあいつの存在に気づきましたが、
「バレちゃしょうがねえ!」とばかりに盗撮ロボは一目散に逃げ出してしまい…
バオオオオオオン!!
「ジ、GT−R!?」
「誰であろうと…!俺の前を走ることは許されない!
超速変形!ジャイロゼッター・GT−R!!」
とその時、真っ先に盗撮ロボへと向かっていったのは意外にもシュンスケのGT−R!
どうやら盗撮ロボがギューンとサーキットを走りながら逃げていったのが気に障ったようです(えー
自分の前にサーキットを走る輩は誰であろうと抜き去るのみ、ついに超速変形を果たしたGT−Rが戦闘を開始する!

ドッボガアアアアアアアン!!
って、よ、よええー!盗撮ロボよえー!なんとGT−Rが必殺技を出すまでもなく
普通に武器で1回斬ったら死んでしまいました。よ、よわすぎる…まさかのワンパン即死とは…
せめて必殺技出すまでは持ちこたえてくださいよ!
「初めてのくせになかなかやるじゃねーか!絶望的にカッコよかったぜ、シュンスケ!」
「絶望の使い方が間違っているし、俺は歳上だ…呼び捨てはやめろ。
それとお前にはなかなか楽しませてもらった…認めてやろう、轟カケル」
「おぉ!マジで!?」
「あ、あの、これ…」
「ああ、もらっておこう」
「あは…!」
そして戦いを終えたシュンスケは、カケルに対する態度も軟化して今後は仲間としてやっていけそうです
こいつって見知らぬ相手には横柄だけど、一度認めてくれたらけっこう仲良くしてくれるんですね
それとさっき受け取らなかったジャイロコマンダーも、今度はちゃんとキラリから受け取り…
あ、そうか、今の戦闘でシュンスケが必殺技を使わなかったのはジャイロコマンダーを持ってなかったからか…
どうもジャイロゼッターの必殺技は、カードをジャイロコマンダーにスラッシュしないと使えないみたいですからね
それはそれとしてキラリのヘソが絶望的にエロすぎるぜ…(えー
「オートドライブのゴブリ1体を失いましたが…情報データは残らず受信できました。
おそらく最新の情報が手に入ったと思われます」
「そうか…では見せてもらおう」
しかしその頃、ゼノンのアジトにて盗撮ロボから全てのデータを受信していたメガネマン!撃破される前にデータ自体は送っていたのか…
盗撮ロボにはGT−Rの解析をさせていたようですから、そのデータは今後の戦いを大きく左右すると思われます
これは総帥のゴート様にもぜひ見せておくべきと、メガネマンは巨大モニターでデータを再生しますが…

ピッ
《シュンスケくぅーん!》
《もっと速くぅ〜!》
《キャー!あぁ〜ん!》
「あ…?あ…?」
メ、メガネマンー!!(号泣)
なんだこれー!!なんと盗撮ロボが送ってきたデータは、先生やコトハ先輩たちのエロ動画だけだったという超アホな展開!
あいつ本当にただの盗撮しかしてなかったのかよ!
GT−Rの解析とかまったくしてないじゃねーか!こんな大失態を犯してしまいメガネマンはどうすればいいのか…
「…むむ…」
って、あ。あれ?ゴート様怒ってない?なんだか食い入るようにエロ動画に注目してるようにも見えますが
それとも逆にあまりの怒りで言葉もないのか一体これはどっち?どっちなんだゴート様!?(えー
次回に続く!
(C)TOMY (C)小学館プロダクション・テレビ東京
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