■探偵オペラ
ミルキィホームズ Alternative ONE 小林オペラと5枚の絵画 その3
「コーデリア、何か手がかりになりそうなものはあるかい?」
「(キィィィン)はい、かすかにジャスミンの香水の香りがします…これはハーカーさんのものではありませんね」
さて、ずいぶん間が開いてしまいましたがミルキィ感想の続きです。
前回、絵画泥棒の襲撃を受けてしまい、無念にも大事な絵を盗まれてしまったハーカーさん。
小林先生一行は、その犯人の手がかりを探して犯行現場の捜査をしていました
というかコーデリアさんが凛々しすぎてやばい、こんなコーデリアさん初めて見た(えー
五感強化スキルってこういう犯人探しにはうってつけの能力やな…最初にコソ泥の行方を見つけたのもコーデリアさんだったし
この役立ちっぷりはちょっと普段のコーデリアさんからは想像もつかないというかこんな頼りになる人だったとは…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
「なるほど、事件のあるところ名探偵ありということですか?ミスター小林」
「クイーン警部!お久しぶりです」
「(ジロジロ)この子たちは?」
「ああ、僕の教え子たちと依頼人です」
「…教え子?探偵ですらないアマチュアを現場に?」
「うわ…なんかやな感じ…」
が、そんな捜査中にのっしのっしと現れた警察の皆さん。そのリーダー格・クイーン警部は
素人が現場をウロチョロしているのが気に入らないらしく、「アマチュアがこんなところで何してるわけ?」と
ミルキィホームズに相当厳しい視線を送っております
それにしてもクイーン警部って変な名前してんなと思いましたが
もしかしてあれでしょうか、エラリィ・クイーンがご先祖様だからクイーン警部って名前なんでしょうかね
「クイーン警部って…女王様の警部?」
「誰が女王様ですって!!」
「ひ、ひいっ!?」
バタアアアアアン!!
「あ、ああ…」
「な、なかなか強烈な警部さんですね…」
って、その時シャロのなにげない一言でブチ切れてしまったクイーン警部!
鬼のような形相ですぐにシャロたち全員を叩き出し、犯行現場への立ち入りを禁じてしまったという…
女王様って呼ばれるのがそんなに腹立たしかったのか…これはあれでしょうか、東方仗助で言うところの
「このオレの髪型がサザエさんみてーだとォ!?」に
通じるような怒りのスイッチというか…(えー
「小林先生、ハーカーさんが襲われたということは残りの絵も…!」
「うん、アデアー邸に急ごう!」

「あらまあ、その絵でしたらほらここに。連続絵画盗難事件だなんて、少し大げさじゃありませんこと?」
「で、ですが…!」
「まあまあお茶でも召し上がれ、落ち着きますわよ」
ともかくハーカーさんの家で捜査ができなくなった一同は、次の絵の持ち主を守ろうとアデアーさんの家を訪れます
幸いこの人はまだ泥棒に襲われていなかったようですが…どうにもこうにも楽観ババアすぎて手を焼くハメになってしまいます
「盗難事件とか大げさなんだよ(笑)」とまったく危機感がないアデアーさん、泥棒を警戒するように忠告しても耳を貸しちゃくれません
「…?」
が…その時、「どうぞどうぞ」とアデアーさんが出してきた紅茶にいぶかしげな顔をするネロ。
そう、出てきた紅茶はレモンティー。生粋のイギリス人が好む飲み物は果たしてどうだったか…?
物語前半のお茶会でおじさんが教えてくれたはずです、あれは確か…
「アデアーさんはずっとこちらにお住まいで?」
「ええ、生まれも育ちもロンドンですのよ。よろしかったらこっちのレーズンクッキーもどうぞ」
「…?」
「…?」
さらに今度はお茶菓子としてレーズンクッキーを出してきたアデアーさん。これもまたおかしい…
お菓子なだけにおかしい…(えー
イギリス人ならレーズンのことをなんと呼ぶんだったか…?
どうも本当にイギリス人なのか怪しい感じですが、「私ずっとイギリス住まいですんで」と言ってはばからないアデアーさん。
なんともうさんくさい感じがこの人から漂ってまいりました

「ともかくご心配は無用ですわ。特に価値のある絵でもないわけですし、これを目当てに強盗だなんて…」
「ええ、そうですね、お宅の絵が再び盗難に遭うことはないでしょう」
「えっ!?」
「お邪魔をしてしまいました、これで失礼します」
が、その時「いやーそれじゃお邪魔しました」とみんなを連れて帰ってしまった小林先生!
そ、そんな!このうさんくさい女を目の前にして…それにリリーは「アデアーさんを見殺しにするつもりですかァー!」と激しく動揺しております
しかし、明らかにすべてを見通したような笑みを浮かべて去っていった小林先生…
どうやらここで引くのは何か考えがあっての行動のようですね
「い、一体どういうことなんです小林先生!
次に狙われるのはアデアーさんの絵じゃなかったんですか!?」
「まあまあリリーさん、議論の前にまず一服。それが英国流でしょう?」
-------------------------------
「さて君たち、これまでの捜査で何か気づいたことはないかい?」
「気づいたこと…うーん…」
「…ん?そ、そうか!そういうことだったのか!」
「あっ!私も分かりました!」
「私も!あることに気づきました!」
「うん、事件を解く重要なファクターに気がついたようだね!」
そして一旦自宅に戻った小林先生は、そこでまたお茶の用意をしてみんなに事件解決のヒントを出してあげます
そう、小林先生が用意したものはミルクティーとサルタナビスケット。これこそイギリス式のお茶会だったはずです
レモンティーを出したうえに、サルタナビスケットのことをレーズンクッキーと読んでいたアデアーさん…彼女がイギリス人でないことは
もう確定的に明らか。それにしても今日これで何度目のお茶会だろう…考えるだけで腹がタプタプになるぜ…(えー

ちなみにビスケットとクッキーという呼び名も、サルタナとレーズンと同じで
ビスケットはイギリス英語、クッキーはアメリカ英語で同じ菓子のことを言う言葉だったんですね
こんなの調べてみて初めて知ったぜ…いろいろと勉強になるなあ
つかつかつか
つかつかつか
「そんなに急いでどちらにお出かけです?アデアー夫人」
「えっ!?あ、あなた達!こ…こんな時間になんの御用?」
「連続絵画盗難事件の犯人が分かりましてね…」
「そ、そうなの、だったら我が家の絵も安心だわ」
「ええ、もう盗まれることはありません…
なぜなら、あの絵はすでに盗まれていたんですから!」
「えっ!?」
「あなたによってですアデアーさん!いいえ、そのフリをした偽者さん!」
さあそしていよいよアデアーさんを問い詰めにかかった一同!
なるほど怪しいとまでは私も読んでいましたがこいつが犯人そのものだったわけですか
そういえば小林先生は、さっきアデアー邸を出る時に「お宅の絵が再び盗まれることはないでしょう」って言ってましたね
なるほど…つまりあの時点で、「テメーが犯人だって分かってるんだぜコノヤロー」って盗品の絵だと分かっていたわけですな
「わ、私が偽者だとおっしゃるの!?なにを根拠に!」
「ボク分かっちゃったんだよね…あの時紅茶にレモンを入れたろ?
生粋の英国人なら紅茶に入れるのはミルク、レモンを入れる習慣はないはずだ!」
「そ…そんなの好みの問題じゃない!!」
そしてまずはレモンティーの件を問い詰めにかかるネロ、しかし「そんなの好みの問題じゃない!」と言われてしまったら
そりゃ確かにそうだわなあと思ってしまうんですが、大丈夫なのかネロ?(えー
とは書いてみたものの…調べてみてビックリ、どうやら本当にイギリス人にそんな習慣はないそうです
イギリス人にとって紅茶と言えばミルクティー、イギリスの店で「紅茶ください」と言ったら確実にミルクティーが出てくるとかなんとか
そんなイギリス人が紅茶の飲み方について論争するとこうなるそうです
「紅茶の一番うまい飲み方はなぁ!ミルクを先に入れるってことさ!」
「バカ言ってんじゃねぇ!ミルクを後に入れるのが一番うまいんだ!」と
ミルクを入れるのはもはや当然、どのタイミングでミルクを入れたら一番うまいかを言い争うレベルなんだとか
中にはミルクを入れずに紅茶を飲む珍しいイギリス人もいるそうですが、しかしそんな人でもレモンまでは入れません。
イギリスでの紅茶の認識はブラックorホワイト。ミルクを入れるか入れないかであり、レモンを入れるなんて習慣はないんだそうです
これはポケモンで言えば分かりやすいかもしれませんね、
最近発売したシリーズといえば、ポケモンブラックとポケモンホワイトのブラックorホワイト。
ポケモンレモンなんてわけ分からんゲームをやってる奴はいません
さらにみそ汁で言えば分かりやすいかもしれませんね
日本のみそ汁といえば、赤みそと白みそのブラックorホワイト。
その中にレモンぶち込んで飲むような奴はいません
そんな奴がいたとしたら「この海原雄山も舐められたものよな!!」と
雄山の怒りを買って女将を呼ばれてしまうことでしょう(えー
「それにあなたは、干しブドウ入りのクッキーをレーズンクッキーと言いました!
本物のアデアーさんなら、同じものをイギリス英語でサルタナビスケットと言ったはずです!」
「ひ、ひどい揚げ足取りだわ!」
「いいえ!ハーカー古書店に残っていたジャスミンの香水の香り、
昼間うかがった時にあなたから同じ香りがしました!」
「…!」
さらに続いて偽アデアーをどんどん追い詰めていくシャロ&コーデリアさん!
なるほどコーデリアさんが気づいていたのは、五感強化で感じ取った犯人の香水だったのか
コーデリアさんの能力は本当に使いどころが多いな…それにしてもさっきのお茶会あたりから、ミルキィ4人の中で
エリーさんだけまったく推理に絡んでないんですが
どうしちまったんですかエリーさん!もうちょっとがんばってくださいよ!(えー
それにしても、悪事を隠そうとする犯人にバンバン証拠つきつけまくってぐうの音も出ないところまで問い詰めるっていうのは
逆転裁判を思い出すな…俺はあのシリーズが大好きでね…今度新作の逆転裁判5が出るようで楽しみだ
「空港の出入国記録も調べましたよ。
本物のアデアーさんは一ヶ月前に英国を出たままです…
つまりあなたは、留守になったアデアーさんの家ごとあの絵を盗んだんだ!
さあ、そろそろ正体を明かしたらどうですか!」
「…フン…ちょうどいい、上品な英国マダムのフリはうんざりしてたところでね!」
バアアアアッ!!
「私は怪盗キティ・エバンズ!
アメリカ中の美術館を荒らしまわった絵画泥棒さ!捕まるつもりはないよ!」
おっぱいがあらわれた!!
なんだこのおっぱい女は!とうとう正体を現した怪盗ではありますが、なんともエロい体をしたおっぱいねーちゃんであります
そういえばアニメ一期でずっとミルキィ4人が戦ってたのもおっぱい怪盗だったなー
この世界の怪盗はみんなおっぱいでかいのかなー(えー
ダダダダダダ!
「ま、待て!」
(クク…追えるものなら追ってみな!私には絶対に捕まらない理由があるんだ!)
ダダダダダダ!
「…あれ!?い、いないぞ!?」
「足音は…(キィィィィン)あちらに続いています!」

ところが、すぐさま一同の前から逃げ出したかと思うと忽然と姿を消してしまったおっぱい怪盗!
考えられない速さに他のみんながオロオロする中、コーデリアさんの五感強化のおかげでなんとか追跡を続けていきます
コーデリアさんの能力はほんと使いどころが多いな…マジな話ミルキィ4人の中で一番役に立ってるぜ、あのコーデリアさんが…(えー
(ちっ、しつこい連中だ…!)
「い、いない!?そんなはずは…!」
「小林さん!」
「な、なんだいエルキュール?」
「古書店のハーカーさんが最後に言った言葉、覚えていますか?」
《グ…GREE…》
「あの時ハーカーさんが指した戸棚には、ウェルズの”透明人間”がありました…
グリフィンというのは、透明になる男の名前です!」
「そうか…!じゃあエバンズのトイズは!」
しかし、確かに犯人の居所を追ってきたのにその姿はどこにも見当たらず!
コーデリアさんが動揺する中、そのカラクリを見破ったのはエリーでした
そう、このおっぱい怪盗は透明人間となるトイズを持っており、すぐ近くまで追跡しても見ることができないのだという…
なるほど前回の感想で「GREE…」と言い残したハーカーさんの意味わからん言葉は
「グリフィン…」ってことが言いたかったんですね、まったくあの時は何を言い出すかと思ったよ:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
グリフィンというのは、ウェルズという作家が書いた”透明人間”の本に登場した透明になる男の名前だそうですね
ここでついにエリーさんの見せ場が炸裂したか…さっきはネタにしてすいませんでしたエリーさん(えー
(フン…このステルス能力がある限り、捕まったりするもんか!)
「教官!あそこです!」
「よし、シャーロック!」
「はい!(キィィィン)」
ばっさばっさばっさ
「もがっ!?な、何これ!?」
「あそこだーっ!!」
「ぐっ…!バカにすんじゃないよッ!!」
とその時、勝ち誇るおっぱい怪盗に向けてシャロとコーデリアさんのコンボ攻撃が炸裂!
コーデリアさんの能力で相手の位置を掴み、そこへシャロが念動力で手近なのぼりを飛ばしまくるという…
そしてとうとうのぼりが数枚おっぱい怪盗に引っかかり、正確なその居場所を掴むことに成功!
しかし、おっぱい怪盗の位置はまだまだシャロ達の遥か先…これでは追いつくより先にのぼりを引き剥がされてしまいます
「…!(キィィィン)」
ビキビキビキビキ!
「な…!?きゃ、きゃあっ!?」
ドダダアアアン!!
「今よっ!!」
「す…すごいよリリーさん!リリーさんのトイズのおかげです!」
「あ…あは…」
って、そこで最後の決め手になったのはリリーのトイズ!
おっぱい怪盗がのぼりを振り払おうとしたその時、足下の水たまりにPKフリーズを発動して
怪盗の動きを封じ込めたのです。だからPKフリーズは使えるって言ったじゃないですかァー!(えー
それにしても、怪盗を追い詰める切り札になったのがシャロとリリーのトイズでしたか。
どちらも力が弱くて本人たちが劣等感を持っているトイズですが、まさに力は使いようってわけですな
「今回は一応さすがと申し上げておきます、アメリカで手配中の怪盗をたった1日で追い詰めるとは…
では、後は我々に任せてもらいましょう」
「あっ、その前にひとつだけ彼女に質問を!」
「なにさ…」
「なぜ君はあの5枚の絵を盗んだんだ?君の専門は高額な絵画じゃなかったのか」
「ク…クックック…アーッハッハッハッハ!名探偵が聞いて呆れるねぇ!」
「…!?」
「あの絵には計り知れない価値があるのさ!この世のどんな絵よりもね!」
そしてついに御用となって、クイーン警部に引き渡されることになったおっぱい怪盗。
しかし絵のことで小林先生が質問をすると、「そんなことも知らねーのかよ」といきなりゲラゲラ笑い出してしまいました
うーむ、今回こいつが盗んだ絵というのはシロートのじいちゃんが描いた絵で芸術的になんの価値もないという
代物だったはずですが…それがこの世のどんな絵より貴重とは、一体どんな秘密が隠されているんでしょうか?

「そいつを盗んだ怪盗インビジブル・キティの名は、
世界の犯罪史に永遠に刻まれるのさ!アーッハッハッハッハ!」
バキュウウウウウン!!
「っは…!?」
「!?」
って口封じキター!!うわあああ!おっぱい怪盗が得意気に絵の秘密をベラベラ話し始めたその時、
何者かに脳天を撃ちぬかれて始末されるという衝撃の結末に!
貴重なおっぱいが!ちくしょう誰がこんなことを!(えー
「あ…あれっ!?傷が…ない!?」
「う…ううん…ここは…どこ…?」
「えっ…!?」
(キティ・エバンズは怪盗としてのすべての記憶を失っていた…
原因は頭部に受けた強い衝撃と診断されたが、不可解なことに彼女の頭部には
銃撃された痕跡が一切残されていなかった…狙撃者についても依然不明のままである)
「…クックックッ…」
ああしかし、銃撃を受けたものの命だけは助かっていたおっぱい怪盗。
ですがその代わりに、今までの記憶が完全に消去されており、絵の秘密も今となっては謎に包まれてしまったという…
それにしても記憶だけを操る銃弾ってパクノダの念能力かよ!
どんな巨悪が潜んでいるかと思いきや幻影旅団だったとはね…これはミルキィには荷が重そうな相手だぜ…(えー
冗談は置いといて、おっぱい怪盗を銃撃したこの黒幕男は一体誰なんでしょうかね?
やっぱりこういう探偵モノの宿敵っていうとモリアーティ教授?

あ、でもモリアーティ教授はアニメ一期のラストで、森・アーティとかいう意味わからん一発キャラとしてもう使われてたっけか…(えー
じゃあ探偵の敵はやっぱり怪盗ってことでアルセーヌ・ルパン?
あ、でも怪盗アルセーヌは言わずと知れたミルキィのライバルおっぱい少女だしその線もないよな…

うーんうーん、じゃあ小林少年の敵っていうとやっぱり怪人二十面相?
でもなあ…なんかこう日本ローカルっぽい名前してるやつがロンドンの黒幕っていうのもおかしな話だよな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
というわけで結論としては全然誰だか分かんねぇって感じです、このシリーズ続きやるのかなー
(こうしてジョン・アドラーの5枚の絵をめぐる盗難事件は幕を閉じた…)
「ただいまー!」
「えっ!?た、ただいまって君たち、その荷物は!?」
「今日からここに住むんだー!」
「ホテルはどうも居心地が悪くって」
「えっ!?ちょっ、困るよそんな!」
「荷物を置いたらさっそくロンドン観光です!ね、リリーさん!」
「警察から絵が戻ってくるまで、しばらくお世話になります…よろしくお願いします!」
「え…は…はい…」
そしてラストシーン、ミルキィ4人+リリーに今後も家に押しかけられてしまい、
落ち着いた1人の時間がなくなってしまった哀れな小林先生で幕となります
そんなわけで今回の話はこれでおしまい。普段のミルキィは破天荒ギャグが持ち味の大ボケ連発な内容で
推理のすの字もないようなギャグアニメですが、今回はそれとはうってかわって落ち着いた雰囲気の丁寧な推理アニメになってましたね
どうもミルキィはアニメとゲームで大分雰囲気が違うようで、今回の作品はゲーム版のミルキィを基準にして
作られた内容みたいです。小林先生が出てくるあたりもゲーム版準拠ですよね、
たぶんゲームの新作がちょうど発売する時期だったのもあって、そういう方針にしたんじゃないかと思います
さて、そんなわけで普段のアニメとはまったく雰囲気の違う内容だったわけですが…
個人的には非常に良かったと思います。普段のアニメよりもこっちの方が好きです
良かったと思える点その1、豆知識コーナーがある。
俺が豆知識コーナーのあるアニメが好きというのはもう何度も言ってることですよね、
イギリス人が好む紅茶はミルクティー、サルタナビスケットはイギリス英語でレーズンクッキーはアメリカ英語、
この辺の話はなるほどなーと思って興味しんしんで聞いてました
やっぱりね、アニメでこういう話を聞くと興味を持てるという点がでかいんですよ
たとえばアニメと関係なしに「レーズンはイギリス英語でサルタナって言うんだぜ」とか誰かに聞かされたとしても
「あ?知らねーよそんなのレーズンだけ知ってりゃ十分だろ」とか思って
まともに覚えようともしないでしょう。やっぱり興味があるとないとでは全然違うというか、
アニメで見るとそういう話に感心してしまうし忘れない。だからこういう豆知識を得られるアニメというのは大好きですね
しかもそれが事件解決に直結してるもんだから俺的には大好物です
ミルクティーとサルタナビスケットの話でなるほどと思った人間ほど、
アデアーさんの怪しさが分かるし推理もしやすいっていうね
良かったと思える点その2、視聴者もミルキィと一緒に推理ができる。
今も話したことですが、ミルキィの4人がアデアーさんとのお茶会で「あれ?」と違和感に気づくシーン、
そしてその後、小林先生とのお茶会で確信に変わるシーン、
これって初めて見た時視聴者も同じ気持ちになることができるんですよ
アデアーさんのお茶会で「あれ?この人イギリス人じゃないんじゃないか?」と違和感に気づいて、
小林先生のお茶会で「あ、やっぱりそうだあの人怪しい」と推理ができる
こういう風に、視聴者も一緒になって考えられるところが非常に良かったと思います
たとえばコナンを例にして言うと、コナンが犯人の決定的な証拠に気づいて
「そうか!犯人はこれを使ったんだ!」とか言ってるシーンを見ても
あーなんかコナンがまたよく分かんねーこと一人で言ってるわって感じで
見てるこっちは全然その推理について行けないんですよね、最後の解説を聞かされてやっと「あーそうだったの?」っていう
この印象の違いには、イナズマイレブンの土門のセリフがちょうど当てはまる気がするなぁ…
一之瀬は自分を置いてどんどん先に行ってしまう、でも円堂は自分の隣を走ってくれるっていうやつですよ
つまりコナンは視聴者を置いてどんどん先に推理してしまうアニメであり
今回のミルキィは視聴者の隣で一緒に推理してくれるアニメというかね
そういう意味で、自分も推理に参加できるという点が非常に心地よかったですね
良かったと思える点その3、作画が綺麗。
私が作画厨なのは今さら言うこともないですが、今回の作画はとてもキレイで十分満足のいくデキでした
普段のミルキィっていうのは結構作画が崩れるような回が多くて、
その中でも会長だけはやたら綺麗という印象があったんですが
今回はみんないい感じに可愛くて、そういった作画の落差みたいなものは全然感じなかったですね
 |
 |
良かったと思える点その4、ネロが可愛い。
私はもともとミルキィの中ではネロ派なんですが、今回の可愛さときたらもうマジで半端なかったです
それはやっぱり作画がいいってこともあるんですが、もうひとつの理由としては
今回のネロはすごい無垢な性格だったってことですよね
普段のネロって言うと「おいクズのことネロって言うなよ!」ってネタにされるぐらいに
クズというか守銭奴というか汚れた部分が描写されているキャラなんですが
今回はやっぱり雰囲気そのものが違うので、そういったクズっぷりは皆無で純真な女の子って感じでした
それがすげえ可愛かったというかクッキーを食べたくてたまらない顔とか
「お嬢さん」と言われて照れ照れする顔とかもう神だったわ(えー
そんな感じで非常に満足の行く内容でした。できればこの路線で続けてもらいたいもんですが
まあ俺が絶賛したアニメは売上的に爆死するという法則があるので
いつもの破天荒ギャグのほうがやっぱり商業的には正解なのかな…:;y=_ト ̄|○・∵.
ターン
|