・2月から始まる「スマイルプリキュア!」のキャラクターやストーリーが公開されましたが、大志さん的にはどうですか?

うーん…プリキュアはねぇ…実を言うと今作のスイプリがあんまり私の性に合わなかったので、
今後はレビューとか控える方向で行こうかなぁと思ってたんですよねえ

「海からの使者!キュアイカ娘でゲソ!」

でも今度の黄色いプリキュアはイカボイスなのでかなり揺らいでおります(えー
ああっ…まさかのイカちゃん新プリキュアに大抜擢!こいつは応援するしかねーぜ!
これまでの黄色いプリキュアはなんか不遇ってイメージがあるけど、このキュアピースにはぜひ頑張ってもらいたいものです

あと主役のキュアハッピーもなにげにすごい可愛いですね、というか作画自体が全体的に可愛くなってる?
この作画レベルを維持できるなら相当なもんだと思いますが、プリキュアに作画崩壊はつきものだからなぁ…(えー
はてさてどうなることやら…


■スマイルプリキュア 第1話「誕生!笑顔まんてんキュアハッピー!!」
 

スマイルプリキュアすごいですねこれ…こいつは想像以上だわ
この間言ったように、始まる前から「イカキュアだわーい」と期待していたスマイルプリキュアですが
実際に見てみると期待以上のデキでした。もうとにかく登場キャラが可愛いのなんのって
赤と緑は変身する前の姿が可愛い、黄色とピンクは変身した後の姿が可愛いですねぇ
キャラの良さがバランスよく出てるので、誰を見ていても飽きないなという感じがありました。まぁ俺は黄色推しだけどな!

「うわ〜!遅刻遅刻〜!」

(私、星空みゆき!絵本が大好きな中学2年生!
 今日は転校初日なんだけど、いきなり遅刻で大ピンチ!
 でも…ドタバタ登校に曲がり角!とっても素敵な出会いの予感!)

とりあえずストーリーの方ですが、主人公の女の子が遅刻遅刻〜!とドタバタ町をひた走るという
これ以上ない超ウルトラ王道パターンでの始まりとなりました。そう、今作の特徴はズバリ「王道」だと思うんですよ
ここ最近のプリキュア作品は、なんというか「意外性」を追求したような作りが続いてましたよね

ハトプリ:1話でプリキュア(ゆり)が完全敗北、怪物第1号になるのがプリキュア(えりか)、
      他のシリーズにはない高校生プリキュア(ゆり)、ばあさんプリキュア(薫子)登場
スイプリ:音楽がすべてを左右する特殊性、メインタイトルが他シリーズと違って「プリキュア!」ではなく「プリキュア♪」
      他のシリーズにはない覆面プリキュア・小学生プリキュア(アコ)登場、

といった感じで、王道から外れた新要素をモリモリ入れていこうという製作の意図が見て取れましたが
今回のスマイルプリキュアは王道ド直球で行くのかなと。それでもちゃんと面白くなってるし、個人的にはいい判断なんじゃないかなと思います

「ウルッフッフッフ…早速この町からおっぱじめてやるか…!
 世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まれい!白紙の未来を黒く塗り潰すのだ!」

ずもももももも

「えっ!?え!?な、なんなのこれ!?」

「あああ…もうおしまいだ…」

「頑張っても無駄だわ…」

ところが、そんなみゆき達の町に現れたのが狼の怪物・ウルフルン。
こいつが町を黒いオーラで包んでしまったその時、町の一般人はみるみるうちに
「もうだめだ…おしまいだぁ…」とみんなベジータ病にかかってしまいました。(えー

「た、大変クル!みんなからバッドエナジーが出てるクル!
 ウルフルンは世界をバッドエンドにしようとしてるクルー!」

「バ、バッドエナジー?バッドエンド?」

ずもももももも

「ウルッフッフッフ、人間どもの発したバッドエナジーが
 悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせて行くのだ!!」

って、どうやらこのウルフルンは人間のネガティブな力・バッドエナジーをどんどん吸い取っているようで、
そいつを集めることで悪のラスボスを復活させようとしているという…まんまFUKOのゲージじゃないですかー!!
うーむ、敵側の設定はフレプリの時とかなり似てますね。でもあの時は悪の幹部たちが涙ぐましい手間をかけながら人間に嫌がらせして
人間が不幸を実感するとFUKOのゲージが溜まっていくシステムでしたが
今回は「お前らみんなバッドエンドにしてやるぜー!」と悪の幹部がやってくるだけで簡単にバッドエナジーが集まるという…
嫌がらせの手間が省けるなんてなんてお手軽なシステムなんだろう…(えー

「早くキュアデコルをスマイルパクトにセットして!
 プリキュアスマイルチャージって叫ぶクル!」

「え?な、なにが?」

「君は伝説の戦士プリキュアなんだクルー!」

「…???な、なんだかよく分かんないけど…
 プリキュアスマイルチャージ!!」

シュパアアアアアアア

ともかくそんなウルフルンの野望を阻止するため、プリキュアを探していた妖精・キャンディに変身アイテムを渡されるみゆき。
今回の変身アイテムはスマイルパクト、要するにコンパクトのことですな。
こいつでテクマクマヤコンすることで変身が可能になるっつーわけですよ、なんというアニメ女子の伝統…

ちなみに変身中の演出としては、スマイルパクトから取り出した化粧用パフを体にポンポン当てていくことで
衣装がプリキュアに変わっていくという手法になっております。ほほーこれは…
化粧用の香水を体に吹きかけて変身するハトプリの時を彷彿とさせますな、やはりお化粧は幼い女子にとっての憧れなんだろうか



それにしても、パフを頬に塗ったみゆきのほんのり桃色顔がマジ破壊力たけえ
びゃあああああ可愛いなあああああ今回の変身バンクは気合い入りすぎやでホンマ!

「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!
 ってうわうわえええええ!?なんなのこれええー!」

「落ち着くクル!いま君は伝説の戦士プリキュアになったクル!さああいつと戦うクルー!」

「あん…?なんだか知らないが返り討ちにしてやるぜ!」

「でぇー!?無理無理無理!はっ!?そ、そうだわ!3匹のこぶたじゃあ、
 狼さんはレンガのお家を吹き飛ばせなくって、ハッピーエンドよっ!!(こそこそ)」

しかしプリキュアに変身したはいいものの、まだみゆきは全然戦闘の気構えなんてできておらず
「逃げるんだよオオオオーーッ!!」と逃走してレンガの影に隠れてしまいます
3匹のこぶた…やっぱり童話とかおとぎ話をモチーフとして話が進んでいくんでしょうかね?

「ウルッフッフ!バカめ、俺様はこんなことも出来るんだよ!出でよアカンベェ!」

ゴゴゴゴゴゴ

「あわぁ!?な、なにこれ!レンガのお化け!?」

「こいつの名はアカンベェ。ピエーロ様の力で、キュアデコルのパワーを
 バッドエンドに変えて生み出した怪物さぁ!」

って、その時みゆきが盾にしていたレンガそのものを怪物へと変えてしまったウルフルン!その名もアカンベェ…
どうやらこいつが今回のナケワメーケやネガトーン枠の怪物みたいですね、それにしてもレンガの面影ねーなこいつ…(えー
それとアカンベェを生み出す際は、さっきみゆきも変身に使ったアイテム・キュアデコルを敵側が使用するみたいです
キュアデコルは善と悪両方の使い道があるわけか…この辺はスイプリに登場した音符と似た扱いですね

   

「アカンベェェェェ!!」

ドドドドドド!!

「ふぎゃああ!追いかけてきた!?こ、こわいーっ!」

「逃げちゃダメクル、戦うクル!ハッピーシャワーでアカンベェを浄化するクル!」

「な、なにそれ?」

「プリキュアの浄化の力クル!」

「わ…分かった、やってみる!覚悟しなさいアカンベェ!
 ハッピーハッピー!ハッピーシャワー!」

しぃぃーん

「…あ、あれ?」

「なんだそりゃ」

「アカンベェェェェ!!」

ドドドドドド!!

「あーっ!?ちょ、ちょっと何も出ないじゃない!」

「気合いが足りないクル!」

「ぜ、絶対うそ、私超やる気だったもん!いま超はずかしいもんーっ!」

って、アカンベェを迎撃しようと必殺ポーズを取るもののまさかの必殺技不発!
なにも起こらず恥ずかしい格好だけをやらされたという哀れなことになってしまいました
それにしても必殺技はハッピーシャワーか…この名前からして、足りなかったのは気合いというよりあれだな!



エスポワールシャワーの使い手な
キュアベリー先輩をご覧なさい!必要なのは
棒立ち気をつけポーズ!
棒立ち気をつけポーズですぞー!!
(えー

「スマイルパクトクル!スマイルパクトにもっと気合を込めるクル!」

「えっ?ぬ、ぬぬぬーっ…!気合だ気合だ気合だーっ!!」

カアアアアア…!

「えっ!?な、なにこれ、パワーが吸い取られて…あうう、力が抜け…」

「休まずに気合を込めるクル!」

「ふ、ふぐぅぅ!気合だ…!気合だ気合だ気合だーーっ!!」

ビッカアアアアアア!

ゲェー!?なんとその時、アニマル浜口丸出しの仕草で気合を入れまくった結果、
みゆきのスマイルパクトに必殺技のパワーが集中する結果に!マジで気合の問題だったのかよ!
おいおいまさか毎回アニマル浜口ごっこをしないと必殺技出せないんですか!?しかし気合がパワーの源ってあげだマンみたいだな

「プリキュアハッピーシャワー!!」

ドッバアアアアアン!!

「ちっ…!プリキュアァァッ…!」

「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…!な、なにこれ…もんのすっごい疲れた…」

「ハッピーシャワーはとってもパワーを使うクル!」

「さ、先に言ってよぉぉ〜…」


(C)鳥山明/集英社

ほ…ほんとにパワーがずいぶんなくなっちまった…
や…やっぱし1話目からプリキュアハッピーシャワーは…
ムリがあった…
(えー

そんなわけで必殺のかめはめシャワーを発射しアカンベェを退治したみゆき。
しかし必殺技を使った後はもう疲労困憊、完全にガス欠でパワーが残っていないようです
さっきも「力が抜ける〜」って言ってたし、今回の必殺技はかなり使うのがしんどいみたいですな。パワー消費がこんなにでかいとは…

ぽとーん

「あれ?これって…」

「キュアデコルクル!このキュアデコルをもっと集めて、
 キャンディの世界を救って欲しいクルー!」

「え、ええーっ!?」

って、アカンベェを倒した後にはさっきウルフルンが使ったキュアデコルが残されていました。
なるほど、アカンベェを倒すことで敵側のキュアデコルをどんどん集めていくことになるのか…
キャンディの話によると、これを集めることでキャンディ達の世界は危機から救われるようですな
ハトプリで言うところの「こころの種を集めてこころの大樹を救って欲しいですー!」っていうのと同じってことか

そんなわけでフレプリのFUKOゲージ、スイプリの音符、ハトプリのこころの種といった感じで
過去作の設定がいろいろ組み合わさった集大成のプリキュアという感じの第1話でしたね
真新しい設定こそ少ないものの、主人公みゆきのギャグの切れがよくて見ていて飽きないのと、
物凄くハイレベルな作画、そして登場キャラみんな可愛いというキャラデザの良さもあって
かなり完成度の高い1話に仕上がっております。これは今後も期待できる大当たりのプリキュアになるかもしれんな…次回に続く!


■スマイルプリキュア 第2話「燃えろ!熱血キュアサニーやで!」
 

「「あらためましてよろしくお願いします!」」

ぐぎゅるるる〜

「って…な、なんの音?」

「うう…キャンディのお腹の音クル。こんな時はキュアデコルの出番クル!
 みゆき、このデコルをスマイルパクトにセットするクル!」

「え?えっと…こう?」

《レッツゴー!イ・チ・ゴ!》

ぽわわわ〜ん

「はぐはぐはぐはぐ!」

「ええー!?キュアデコルって、キャンディの世界を救うものじゃなかったの!?」

「げっぷ。そうクル、とっても大切なものクル!」

さて前回、初めてアカンベェとの戦闘を経験しイチゴのキュアデコルを入手したみゆきでしたが…
どうもキュアデコルは実物の食べ物にも変化するようで、さっそく巨大イチゴへと変化させたキャンディは
バクバクとそれを食い尽くしてしまいました。
いやちょっ…「とても大切クル(キリッ)」と言いつつ今お前が食ってるのはいいのかよ!
うーむ、果たしてキュアデコルは1度食ったらなくなるものなのか、それとも何度でも呼び出して食えるものなのか…

それと関係ないけど、みゆきのスカートってかなり短いからハデに動くとエロいですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
このポーズとかもう完全にパンツ丸見えだろ…変身後もスカートはかなり短いし(スパッツ履いてるけど)
今回のプリキュアはマジ性的やでぇ

「さあウチの出番やでー!止められるもんなら止めてみぃ!」

バッシイイイイン!!

「わっ!や、やられた…」

「さすがバレー部のエースアタッカー候補ね…」

「へへ、ウチ今バレー部のことで頭がいっぱいやねん!」

その後今日の学校へ向かったみゆきでしたが、どうやら体育の授業でバレーをやることになったようですね
そんな授業でバリバリに活躍しまくっていたのがバレー部の日野あかね…
普段から部活で鍛えているあかねは、クラスメイト達が手も足も出ないほど凄いプレーを連発していました

「すごいね日野さん、エースアタッカーって!」

「むふふ、ウチの活躍でも見に来るか〜?」

「え、いいの!?行く行く〜!」

そんなあかねの姿にすっかり感心してしまったみゆきは、「あかねさんマジすげーっすわパネーっすわー」
目を輝かせながらあかねに話しかけ始めます。そのみゆきの言葉に気をよくしたのか、
「おっしゃーバレー部の練習も見にこいやぁ」とあかねは部活の見学へみゆきを誘いますが…

バッシイイイン!

「くっ…あ!」

バシイイイッ!

「ううっ…!」

「あ、あれっ…?」

「ねえ、今のエースって日野さん?」

「うーん、どうなんだろ。私は由香がエースだと思うけどなぁ」

「はぁ…はぁっ…!」

「日野さん…」

う、うわあああ!なんてことでしょう…少し前まではあかねの天下だったバレー部も、
今ではメキメキと力をつけてきた部員・由香がダントツの実力を誇っていました
レベルの高すぎる由香のプレーについていけず、ひたすら翻弄されていいところを見せられないあかね…
ううむ、てっきりあかねは常人離れした運動神経で不動のエースなんだろうなと思いきや、まさかこんな立ち位置だったとは…

(日野さん…くやしそうだったな…)

「…うっ…く…!(ポタポタ)」

「えっ…?ひ、日野さん、泣いてる!?おーい!日野さぁーーん!(どどどど)」

「えっ!?」

「元気出して!泣いてるとハッピーが逃げちゃうよ!スマイルスマイル!」

「え?はは…ウチ泣いてへんけど?」

「えっ!?だ、だってさっきポタポタって…」

「そりゃ汗や汗!ウチは落ち込んだりせぇへん、今必要なんは特訓や!」

「特訓!?じゃあ私も手伝う!」

「へへ、じゃあお願いしよかな!」

そんな部活の後、みゆきは川原でひとり特訓に励んでいるあかねを発見します。
泣いているのかと思って慌てて駆け寄りますが、あかねは「いや全然泣いてないんで」と元気を振りまいて特訓を再開することに…

うーん、でも本当のところはやっぱり泣いていたんじゃないでしょうか。
1人でつらい思いを抱えていたけど、そこにみゆきがドタバタやってきてちょっぴり救われたっていう…
仲間というのはいいものだ、楽しい時は2倍楽しめる、そして苦しい時は半分で済む
というそんな心境だったんじゃないかなと…

「どりゃあーーっ!!」

バッシイイイイン!!

「ううっ!?」

「よっしゃ!」

「おお!日野さんすごいーーっ!!」

そんな特訓の成果が実を結んだのか、しばらくするとあの由香ともまともに渡り合えるようになっていたあかね。
バレー部のエースの座に返り咲くことができ、にっこりと満面の笑みを浮かべていましたが…

「ウルッフッフッフ。人間どもめ…夢や希望に燃えれば燃えるほど、
 絶望した時のバッドエナジーは大きくなるのだ!
 世界よ!最悪の結末バッドエンドに染まれ!
 白紙の未来を黒く塗り潰すのだ!」

ずもももももも

「あ、うう…」

「夢も…希望もない…」

「えっ!?これって…この前と同じ!?」

ところがその時、ちょうどウルフルンに目をつけられバッドエンドに染められてしまったあかね!
せっかく頑張って辛いことを乗り越えたのに、ウルフルンの力の前ではご覧の通りのネガティブ人間に…ひどい奴やでウルフルン
それにしても、前回みゆきはプリキュアに目覚める前からバッドエンドには染まらなかったはずですが、
あかねはこんな風に染まってしまうんですね…ウルフルンの力に耐えられるのはみゆきだけの特殊能力なのか?

「ウルッフッフッフ。人間の絶望した顔ほど愉快なものはない!
 努力など無駄なだけなのにバカな奴らだ」

「…無駄なんかじゃない!目標に向かって頑張ってる日野さんを…
 私の友達をバカにするなんて!
 絶対に許さない!レッツプレイプリキュアモジュレーション!」(えー

というわけで、そんなウルフルンのむごい仕打ちを目にしたみゆきは
つまびくは荒ぶる調べ・キュアハッピーへと変身して戦闘になだれ込みます

「あん…?また現れたかプリキュア…出でよアカンベェ!!」

それに対してウルフルンもアカンベェを召喚しますが…見た目的には前回のアカンベェとほとんど変わってないですね
過去シリーズでは毎回こういう敵のデザイン変えてましたが、今作はみんな共通になる仕様なのかな?
これはスタッフ的には大助かりな怪物やでぇ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「ハッピーシャワーでアカンベェを浄化するクルー!」

「よーし!気合だ気合いーっ!プリキュアハッピーシャワー!!」

どひゅーん

「え!?うそ!?は、外しちゃった…あぁぁ…つ、疲れた…(へろへろ)」

ってゲェー!?変身して即座に必殺のハッピーシャワーを放ったみゆきでしたが、
うっかりコントロールをミスってあさっての方向へぶっぱなしてしまうという失敗を!
そんなアホみたいなミスで力を使い果たしたみゆきは、これでガス欠になって戦闘力がガタ落ちに…

「アカンベェェェ!!」

「きゃああああーーっ!!」

ギリギリギリギリ

「あ…あう…うう…!」

「ウルッフッフッフ、しょせんこの程度か…泣き出すのも時間の問題だな、あぁ?」

「う、うう…これくらいのことで泣かないもん…
 泣いてたらハッピーが逃げちゃう…!スマイルスマイル…!」

「…う…スマ…イル…?」

そんなわけでアカンベェに手も足も出ず痛めつけられてしまうみゆき。
しかし無理してでも笑顔を作ろうというというその姿に、今まで無気力状態だったあかねが反応を…
うーむそうか、これはさっきのあかねと同じ状況だってことですな…泣きたいのを我慢して笑顔で頑張るっていう…

「う…ん…はっ!?な、なんやこのでっかいバレーボールは!?
 っていうか…アンタ星空さんなん!?」

「は、はい!…あっ返事しちゃった!?そ、それは秘密なの!」

「えぇ!?そりゃそうですって言ってるようなもんやん!
 わ、わけ分からへん…その怪物はなんなん!?」

「とにかく逃げてぇー!!」

って、正気を取り戻したあかねではありますが、この状況を理解できず漫才のようなやり取りを繰り返すばかり!
というかキュアハッピーの正体がみゆきって一目見たらあっさりバレちゃうのか…
今までのプリキュアは、変身した姿で自分の家族と話しても
「やあこんにちはプリキュアさん」とまったく正体バレてなかったんですが
今作ではこんなにあっさりバレてしまうのね…

「くだらん…!友達だの一生懸命だの、バッドエンドの世界にそんなもの必要ないんだよ!」

「友達は…くだらなくなんかないよ!楽しい時や嬉しい時、友達がいれば
 2倍も3倍もハッピーになれるし…!悲しい時や辛い時はそばにいてくれる!
 とっても大切な物なの!」

「あ…!」

「フン、つまりお前は友達がいないと何もできない弱虫ヤローってことか?
 トドメだアカンベェ!!」

ギリギリギリギリ

「あ…ううっ…!」

「ウチの…!ウチの友達に何してくれてんねんッ!!」

「あ…!?日野さん来ちゃダメ!」

「星空さんはウチを助けてくれたんや…!今度はウチが助ける番や!!」

って、アカンベェに痛めつけられながらもウルフルンに反論するみゆき…
仲間というのはいいものだ、楽しい時は(以下略)やっぱりそういうことだったのか
あかねもさっきそうだったのでしょう、エースの座を失ってくじけそうになった時みゆきの存在に救われたと…
だからこそ今苦しんでいるみゆきを見捨てられない、今度は自分が助ける番だとアカンベェに向かっていってしまいます

「ハッ、人間ごときがアカンベェに勝てると思ってんのか?
 それに、そんな弱っちいのを助けてなんになる」

「弱っちいやと!?ウチの大切なもんをバカにするんは…!
 絶対に許さへんで!レッツプレイプリキュアモジュレーション!」(えー

つまびくは荒ぶる(以下略)って、さっきのみゆきと同じように
「友達をバカにするなんて絶対に許さない!!」とプリキュアの力に覚醒するあかね!
やはり今作でも絶対に許さないのが基本な感じでいくんでしょうか
今度こそ敵はみんな許さないけどラスボスだけは許すってことはないよな?(えー

「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!!」

うっお―――っ!!くっあ―――っ!!キュアサニーパンチ!!
というわけであかねの変身したプリキュアがこのキュアサニー!
しかしてっきりボーイッシュな感じになるんだろうなと思いきや、変身中の表情がなにげに色っぽいフェロモン出しまくりでヤバイ
おいおいなんか想像以上に可愛いぞ…やっぱりスマイルプリキュアのメンバーはマジでレベル高いな

それにしても「太陽のようなプリキュア」って聞いたら
キュアサンシャイン先輩が「ピクッ」ってなって黙っちゃいないと思うんですが
ちゃんと先輩の許可は取ってるんでしょうかキュアサニー(えー



「な…何!?こいつも変身できるのか!」

「えっ、変身…?わっ!?な、なんやこれ!?し、しかも太陽サンサンキュアサニーって…
 めっちゃ恥ずかしいや〜〜ん!!うわあああ〜〜!!」

「日野さん!すっごくカッコいいよ〜!
 太陽サンサンも情熱たっぷりの日野さんにぴったりだよぉ!」

「え、ほ、ほんま?まぁ確かに太陽が似合うんは、
 このキュアサニーかスーパーヒーローくらいのもんやな〜!」

こ…こいつ…い、今やばいことを…(えー
(C)荒木飛呂彦/集英社  

サニー調子に乗りすぎですよ!事もあろうに「太陽が似合うプリキュアは私だけだな」とんでもない爆弾発言を…
こりゃあ今度の映画でキュアサンシャイン先輩に殺されるで…まあ「太陽が似合うのはスーパーヒーロー」って発言には同意しますけども。
たとえば太陽戦隊サンバルカン、それに天体戦士サンレッド。「俺は太陽の子!」が決めゼリフな仮面ライダーBlackRXもそうだし
「灼熱の太陽エネルギーがーグランドバースのソーラーシステムにスパークする!増幅された太陽エネルギーは
 赤いソーラーメタルに転換され、シャリバンに赤射蒸着されるのだ!」な宇宙刑事シャリバンもそうだし
どうやらあかねはなかなかの特オタらしいな…(えー

「ちっ、なんなんだテメェらは…!行けアカンベェ!」

「へっ?あ、あわあーーっ!?」

ドッシイイイイン!!

「ひ、ひい…あっ!?サニー!?」

「んぎぎぎ…!な、なんかよう分からんけど、受け止めてしもーた…どりゃあああーーっ!!」

ドッガアアアン!!

「な…なんだと!?」

って、キャーキャー騒いでいた2人に踏みつけ攻撃を仕掛けてきたアカンベェ!
しかし、サニーの怪力はアカンベェのバカでかい巨体を投げ飛ばしてしまったという…
ふむ、サニーはOPでもでっかい岩を持ち上げるシーンがありましたから、どうやら他のプリキュアよりパワー重視な能力になっているようですな

「プ、プリキュアの力ってすごいな…」

「さあサニーファイヤーで浄化するクルー!」

「な、なんやそれ?」

「スマイルパクトに気合を込めるクルー!」

「よ…よっしゃ!なんや知らんけどやったるでぇ!うぬうううあああああ!!
 プリキュアサニーファイヤー!!」

ドッバアアアアアン!!

「やったぁ!サニー!」

「ぜぇはぁ…な、なんやこれ、めっちゃ疲れるやん…おぇぇぇ」

そして最後は、必殺のサニーファイヤーを叩き込みアカンベェを倒したあかね!モロにバレーボールをモチーフにした技ですね
でもやっぱり必殺技を使った後は、みゆきと一緒で体力スッカラカンになってしまうのね…

「チィ…プリキュアめ…次々と現れやがって!次こそ倒すッ!!」

そんな2人のプリキュアを、忌々しげに睨みながら去っていったウルフルン…って、今思ったんですけど
ウルフルンってヘトヘト状態の2人相手に自分が戦えばいともあっさりプリキュア倒せたんじゃね?(えー
なんでそこで帰っていくんだウルフルン!プリキュア倒す絶好のチャンスですよ!
もしかしてこいつってヘトヘトのプリキュアにも勝てないほど実はめちゃめちゃ弱い奴なんじゃ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そんなわけで、新たな仲間キュアサニーが加わったところで次回に続く…わけですが
今回の話のところどころでガニ股しまくりなみゆきに吹いた
なんてはしたないポーズ!プリキュアともあろう者がとんでもない格好ですよ!みゆきは普通の主人公に見えてなんかこう
予想外にズレたところがあるから、見てて結構楽しいところがあるなぁ


■スマイルプリキュア 第3話「じゃんけんポン!でキュアピース!」
 

「ということであかねクン!キュアデコルを手に入れるのがプリキュアの使命なのだよ〜!
 それでプリキュアは全部で5人いるんだって、これから一緒に探そう!」

「よっしゃあ!ウチに任せとき!…おっ?」

「(かきかき)」

さて前回、キュアサニーへと変身したあかねが仲間に加わり、プリキュア集めにがぜんやる気を出すことになったみゆき。
今回の仲間は全部で5人ということだけは分かっており、残りのプリキュアを一緒に探そうと張り切っていますが…
そんな2人の視界に入ってきたのは、クラスメイトの黄瀬やよいでした。たまたまここでスケッチブックに絵を描いていたようで…



「わぁ〜!すごい黄瀬さん!」

「えっ!?あ、えっ、やぁぁぁ!!見ちゃダメぇ!」

「めっちゃ上手いやん!」

「えっ…ほ、ほんとに?」

「お世辞ちゃうで!」

「それ、自分で考えたの?」

「う、うん…私、こういう絵を描くのが好きなの…でも子供っぽいよね」

「そんなことないよ!私だって絵本が大好きだし!」

そして2人がひょっこり覗き込んでみると、なにやら自分で考えたヒーローの絵を描いていたやよい。
その上手さに2人は仰天しますが、やよい自身は「子供っぽい趣味なんで勘弁してくださいよ」と恥ずかしがっているようで…
ただ、子供っぽい趣味といえばみゆきも一緒なんですね。そうかみゆきは絵本が好きだったのか、しかもそれを隠す気は全然ないんだな
俺だってギャバン大好きだし!ゴーカイジャー大好きだし!ウルトラマン大好きだし!(えー

「いやぁ、やよいにこんな特技があったとは知らんかったわ〜!」

「クラスのみんなにも見せればいいのに!」

「は、恥ずかしいよ!どうせからかわれるもん…!
 2人とも、みんなには言わないでよね!(ばたばた)」

そんなやよいの画力にすっかり夢中の2人は、「みんなにも教えようぜ」とやよいに勧めますが…
しかし、やよいはそんな恥ずかしい真似に耐えられないようで、2人に口止めしてそそくさと立ち去ってしまいます
まぁ…そうだなぁ…俺もリアルじゃギャバンやゴーカイジャーの話はさすがにできねーな…(えー
「プリキュアとかプリティーリズムのレビューやってます^^」だなんて口が裂けても言えないから!
人には誰でも秘密にしておきたいことがあるもんでな…

「みなさーん!校内美化週間ポスターのコンクールまであとわずかです。
 どなたかポスターを描いてくださる方はいませんか?」

「え〜…」「そう言われても…」

ざわざわ ざわざわ

「今日中に決めないと間に合わないですよ、推薦でも構いません!」

「あ、はいはーい!黄瀬さんがいいと思いまーす!」

「えっ!?」

「ウチも賛成ー!」

「えっえっ、えええ〜〜!?」

な、なにをするきさまらー!!あ…悪魔かー!!「ポスター描いてくれる人いませんか」と学級会で
募集していたその時、「こいつ実は絵うまいんすよー(笑)」とあっさりバラしてしまったみゆき達!
みんなに言うなって言われたばっかだろーが!それをこうも簡単にバラすとは!いくらなんでも口が軽すぎるぜ…

「ううっ…星空さん、どうして私を推薦したの?」

「だって黄瀬さん絵が上手いじゃない!」

「やよいならきっと優勝できる!」

「…2人は何も知らないからそんなことが言えるんだよぉ…
 蘇我くんは美術部の部長で、コンクールで優勝したこともある天才…
 美川さんは少女マンガを描くのが得意な学校のカリスマ…
 成島くんは女子を美人に描くのでモテモテで、私なんかじゃ絶対無理だもん…」

そんなわけでポスター描きをやるハメになってしまったやよいでしたが、自信のなさは相変わらずのようです
さらに不運なことに、他のクラスのポスター描きは相当レベルの高いメンバーが揃っているようで…
その人たちと比べたら、自分なんてヘッポコすぎて話にならないと思っているようですな

それにしても…この「少女マンガを描くのが得意な美川さん」って、どう見てもハトプリのつぼみにしか見えんぞ!
こ、これは…さてはつぼみの奴、「あのやよいとかいう新参プリキュア、内気な性格が私と被ってるじゃねーか」
後輩プリキュアを潰すためにわざわざやってきたのか…(えー

「やる前から諦めるなんてもったいないよ!頑張ってやってみようよ!」

「でも私…泣き虫だし…自信ないし…本番に弱いし…」

その後もひたすらやよいを励まし続けるみゆきでしたが、やよいはずっとネガティブ発言を繰り返すばかり…
うーん、それにしてもこの弱気な発言の数々はやよいじゃなくてまるっきり雪歩じゃないですか!(えー
アイマスの雪歩もまさにこんな感じだったなー。個人的にうじうじ描写は好きじゃないんでなんとかしてもらいたいもんです

「黄瀬さん、私ね…本で読んだことがあるの。絵は心を映す鏡だって」

「えっ…?」

「黄瀬さんは確かにちょっぴり泣き虫かもしれないけど、とっても優しくて思いやりたっぷりで…
 だからそんな格好良いヒーローの絵が描けるんだと思う」

「みゆきの言う通りや」

「…」

「確かに結果は分からないけど、もし黄瀬さんが少しでもやってみたいなら…」

「…わ、私…私…やってみたい…!」

「ははっ、いよっしゃあ!やよいがその気なら!」

「私たちも手伝うね!」

「ふ、二人とも…ありがとう…!」

って、あれほど弱気だったやよいをとうとう説得して、絵を描くやる気を出させたみゆき!
このめんどくさい性格を上手く操縦するとは…相当なやり手だな…(えー
「がんばろうよがんばろうよ!」ってひたすら押すだけじゃなくて、それが効果ないと知ると説得の方向性を変えてきたのが凄いですね

「よし…ここまで来たらもう少し引いて…」という
この計算高さ…あなどりがたし…
(えー
(C)小畑健・大場つぐみ/集英社  

ともかく、それからはついに筆を取りポスターの作成に取り掛かったやよい。
空き時間も熱心にポスターに向かって筆を動かし続け、数日もした頃にはいよいよ渾身の力作が完成することに…

「できたぁぁー!!」

ゲエエエーー!?な…なんだこれー!!
なんとやよいの描き上げたポスターは、クリーンピースマンという見るからにクソださい超ヘンテコポスター!
こ、これはあかんやろ!全校生徒に見てもらうためのポスターがこんなイカレヒーローだなんて!
あれだけ「他人に絵を見せるなんて恥ずかしい…」と言っていながらどれだけ冒険する気だよ!(えー

「さっすが黄瀬さん!」

「すっごいなぁー!」

「2人のおかげだよ!それにね、2人に言われて分かったの…
 私、色んなことから逃げてた…ほんとはこのポスターも描きたいって思ってたのに、
 言い出せなくて…」

「大丈夫だよ!黄瀬さんは最後まで頑張ったじゃない!」

「そや!今のやよい、めっちゃカッコええで!」

「ふ、2人とも…ありがとう…!」

ところがそんなクリーンピースマンを目にして、「なんてカッコいいポスターなんだー!」と大絶賛するみゆき達。
そこは誉めるところじゃないだろう!(えー  本当にこれで提出するつもりかよ!
なんだか「私今まで逃げてた…」といい雰囲気になってきてますけど…ま、まさかこれで全部丸く収まってしまうのか?
クリーンピースマンはカッコいいヒーローなのか!?そ、そんな…バカなこと言ってんじゃ!

「あかねちゃん、おはよう!」

「あ、みゆき!例のポスター貼り出されてるみたいやで!」

「えっほんと!?行こう行こう!」

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「どれどれ…あ、黄瀬さん!」

「どやった!?」

「………」

「えっ…努力賞…?」

「…せっかく2人に手伝ってもらったのに、ごめんなさい…」

ってああ!?そんなある日、ついにクリーンピースマンのポスターが貼り出される日がやってきましたが…与えられていたのは努力賞でした
他には金賞、銀賞、アイデア賞など特別な意味合いの賞が並んでいるので、努力賞は要するに残念賞ってことでしょうか
ああ…やっぱり無理だったんだよ…クリーンピースマーンじゃ無理だったんだよ!!(えー

「でも…努力賞だって凄いと思うよ!」

「そや!ウチにはやよいのポスターが一番輝いて見えるで!」

「ふ、2人とも、ありが…」

「ははっ!そんなの負け惜しみだよ!」

「えっ…?」

「そうそう、誰が見ても蘇我部長のポスターが一番芸術的で優れているさ!
 そんなふざけたポスターと比べられちゃ困るな」

「…あ…」

が…しかし、みゆき達がやよいを励ましているところへ、ニヤニヤと皮肉を言いに来たイヤミな男たち!
どうも金賞を受賞した蘇我くんの取り巻きのようですが…まったくこいつら…なんて正直な奴らなんだ!(えー
いくらクリーンピースマンがアレだからといって

そんなガラクタでなぁ!
勝てるわきゃ
ねえだろぉおおお!!

っていくらなんでもここまで言うことは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ちょっとアンタらなんやねん!?」

「そうだよ!黄瀬さんだって頑張って描いたんだから!」

「…もうやめて2人とも、いいの…もういいの!」

バリバリッ!

「あっ!?き、黄瀬さん!?」

ともかくそんな連中のせいでひどく傷ついてしまったやよいは、力任せにポスターを引き剥がし足早に立ち去ってしまいます
クリーンピースマン…これほど最悪の結末を招いてしまうとは…
やよいがちゃんとゴーカイジャーvsギャバン見て真のヒーローのカッコよさを学んでいれば
こんな事にはならなかったんや…(えー

「…やっぱり…私の絵なんて…」

「ぐははは!泣く子がいたオニ!俺様がもっともっとバッドエンドにしてやるオニ〜!」

「えっ!?だ、誰!?」

「お前なんか努力したって無駄オニ!泣き虫!弱虫!」

「そ…そんなこと分かってるよ…でも、絵を描くのが好きだったから…」

って、逃げ出したやよいが1人落ち込んでいると、それをゲラゲラとあざ笑う赤鬼野郎が出現!
なんなんだこいつは…と思ったら、どうもウルフルンと同じ悪の幹部キャラのようですね
ウルフルンが失敗続きだから今日はこいつが出てきたということか…

「世界よ!最悪の結末バッドエンドに染まるオニ!白紙の未来を黒く塗りつぶすオニ!」

ズズズズズズ…!

「う、ああ…私…もう絵を描くのなんてやめる…」

「ぐははは!人間どもの発したバッドエナジーが、
 悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくオニ!」

「き、黄瀬さん!?あれは…狼さんじゃない!?」

「アカオーニクルー!!」

そんな赤鬼野郎の力を浴びて、やよいはみるみるバッドエンドに染められてしまいます
ちょうどそこへみゆき達もドタバタ現れますが…というかこの赤鬼野郎の名前はアカオーニっていうのね。
すげーそのまんまなネーミングだなぁ

「あん?なんだこれは、クリーンピースマン?くだらんオニ〜!(ぐしゃぐしゃ)」

「な、なんてことを!」

「そのポスターはやよいの努力の結晶なんやで!?」

「ははん、努力だと?そんなもんぶっ壊してやるオニ!出でよアカンベェ!」

ずももももも

とその時、クリーンピースマンのポスターを目にして「フン!くだらんなあ〜〜クリーンピースマンなんてなあ〜〜〜っ」
グシャグシャに丸めて捨ててしまったアカオーニ!やはりアカオーニの目から見てもダメなのか…(えー
さらには捨てたポスターをアカンベェに変えるという暴挙まで。とことん不遇だなぁクリーンピースマン…



「黄瀬さんのポスターをこんな姿にして…!許さない!」

「せや!ここは一発ガツンとやったろか!」

「「プリキュアスマイルチャージ!!」」

シュパアアアアア

「キラキラ輝く希望の光!キュアハッピー!」

「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

「お前らがプリキュアか…ひねり潰してくれるオニ!行けぃアカンベェ!」

「「てやあああああ!!」」

「アカンベェェェェ!!」

「えっ…ああ!?」

ドッガアアアアン!!

「ぐぎっ…!?つ、強いな…!」

そんなわけでみゆき達とクリーンピースマンの戦闘が始まりますが…予想を遥かに超えていたクリーンピースマンの圧倒的パワー!
なんとプリキュア2人でかかってもまるで歯が立ちません。マジかこれ!
なんだか今までのアカンベェよりかなり強いような…これがクリーンピースマンの真の力なのか!?

「くっ…こうなったら!気合だ気合だぁぁぁ!!プリキュア!ハッピー!」

「アカンベェェェ!」

「たわっ!?シャ…シャワー!!」

ぷしゅううううううう

「あーっ!?こ、渾身の一撃…がぁ…」

って、みゆきが必殺のハッピーシャワーを放とうとしたところ、その瞬間にアカンベェの妨害が!
思わずそれにたじろいでしまったところ、ハッピーシャワーはヘッポコな威力となりまるで効果がなかったという…
そ、そんな…必殺技バンクの最中に攻撃してくるなんてやることが汚すぎるぜクリーンピースマン!(えー



「ハッピー!?こうなったらウチがやらんと…!プリキュアサニーファイヤー!!」

ぷしゅううううううう

「へぇ!?な、なんでやぁ!?」

「ちゃんと力を込めてないからクルー!」

って、今度はサニーの必殺技まで続けて不発!何かと思えばチャージ時間が足りなかったという…
これはロックマン4で言うところのニューロックバスターを最後までタメずに撃っちゃった的なあれでしょうか(えー
あの時の残念なバスターの威力ときたら…結局そんな感じでアカンベェにはまったく効果がありません

「はぁ…はぁ…しもた…これ撃ったらバテバテになるんやった…!」

「アカンベェェェ!!」

バッゴオオオオン!!

「きゃあああーっ!!」

「ハッハッハッハッ!弱いヤツがいくら努力したって無駄オニ!」

「ぐぐ…無駄かどうか、私にはまだ分かんないけど…
 一生懸命描いた黄瀬さんの努力をバカにするのは!許せないッ!!」

「…はっ…?ほ、星空…さん…?」

エネルギーを使い果たしてしまった2人はもはや万事休す。なすすべなくアカンベェの攻撃を受け続けるのみでしたが…
それでも気迫だけはまだ折れておらず、アカオーニ達に向かって思い切り吠えるみゆき。
すると、その声に反応するかのようにやよいも正気を取り戻したようで…



「な、なにこれ、どうなって…」


ドッガアアアン!!

「きゃああーっ!!」

「今だアカンベェ!トドメだオニ!」

「う…ぐ…」

「あっ…あ…!?こ、こわい…こわい…でも…!」

ばっ!

「あっ…!?き、黄瀬さん!?」

「なんだお前、弱虫は引っ込んでろオニ!」

「わ、私は弱虫だけど…すぐ泣いちゃうけど…!
 2人は私が勇気を出すきっかけをくれた、大事な友達だもん!
 2人を傷つけるのだけは…許さないんだからあーっ!!」

ビッカアアアア!!

「う、うお!?」

「ピカピカぴかりんじゃんけんポン!キュアピース!!」

キュアピースキター!!2人の危機を見捨てられずにとうとうやよいもプリキュアに覚醒!
それにしてもやっぱり「絶対に許さない!!」ってセリフが変身のきっかけになるんだな…
みゆきもさっきから「許さない」って連呼してるし、やはり今年も許さないプリキュアは健在なんでしょうか
でもラスボスだけはなぜか許しちゃう展開だけは勘弁な!(えー

「さ、3人目のプリキュアだとォ!?」

「キュアピース!?可愛い〜!」

「こ、これが…私…?すっごーい!本物のスーパーヒーローみたい!」

そしてヒーロー好きの血が騒ぐのか、変身した後はとりあえずポーズを決めながらアカンベェと相対するやよい。
ほぉ…ギャバンのポーズ談議をした直後なだけに、なかなか好感の持てる展開ではありますが
まだまだ決まっているとは言いがたいなぁ…やり直し!!(えー
それじゃダメなんだよ!ヒーローの決めポーズというのは静と動、ギュッと動いてビシッと止めることが肝要
やよいのポーズは落ち着きなくただ動いてるだけに見えるというか、それじゃ決めポーズとは言えないんですよ!もっぺんやり直し!

「アカンベェェェ!!」

「………う、う…いやー!!」

どどどどどど

「えっ、ええー!?」

「逃げちゃダメクル!プリキュアは伝説の戦士クルー!」

「そんなこと言われたって恐いんだもんーっ!」

とかなんとか言ってたら逃げ出しやがったー!なんだお前はー!!
なんと今さらアカンベェに恐れをなして、一目散に逃げ出してしまったやよい!
お、お前…さっき勇気を出して割り込んだのはなんだったんだ!結局1番最初に自分が逃げるんかい!
やよい…一体なんのために変身したの…

「アカンベェェェ!!」

「あ…あ…!いやああああああ!!」

ドガラピシャアアアアン!!

「んな!?な、何が起こったオニ!?」

「か、雷…?」

「キュアピースの浄化の力は雷クルー!」

がその時、追い詰められたやよいが泣き叫ぶと同時にほとばしる稲妻!
どうもやよいの感情がたかぶった時に稲妻が炸裂するようで…典型的なイヤボーンキャラじゃないですか!
ちなみにイヤボーンキャラとは「いやー!」と叫ぶとボーンと秘めた力が発動するキャラのことを言います。やよいはまさにそのまんまだな…

「さあスマイルパクトに気合を込めるクルー!」

「えっ?う、うん…いっくよぉぉぉ!!プリキュアピースサンダー!!」

ドバッゴオオオオン!!

「ぬぐうっ…!プリキュア、次は容赦しないオニー!!」

そして最後は、必殺のピースサンダーが炸裂して退治されたアカンベェ。こうして3人目のプリキュアが仲間に加わったのでした…
というのが今回の話なわけですが、うーん…私としてはちょっと物足りない感が強かったなというのが正直なところです
なんでかって、今回の話って前回やったあかねの話と展開としては丸かぶりでしたよね

前回の内容 今回の内容
・あかねはバレーボールが得意なことが明かされる

→バレーであかねの上を行く由香が登場する

→由香に負けてしまい苦悩するも、みゆきの励ましで立ち直る

→ウルフルンが現れてあかねをバッドエンドに染めてしまう

→「絶対に許さない!」とみゆき怒りの変身。
  しかし必殺技が不発してピンチに

→みゆきの声であかねがバッドエンドから復活。
  キュアサニーに変身してアカンベェを倒す
・やよいはイラストが得意なことが明かされる

→イラストでやよいの上を行く曽我部長たちが登場する

→勝ち目がないと苦悩するも、みゆきの励ましで立ち直る

→アカオーニが現れてやよいをバッドエンドに染めてしまう

→「絶対に許さない!」とみゆき&あかね怒りの変身。
  しかし必殺技が不発してピンチに

→みゆきの声でやよいがバッドエンドから復活。
  キュアピースに変身してアカンベェを倒す

という感じでね…さすがにここまで一緒だとちょっとね…
特に気になったのは必殺技不発の点でしょうか、いくらなんでもこう連続で失敗が続くと
みゆき達がすごいアホに見えてしまうのでちょっと勘弁してほしいなと思いました

今回の場合、なにもまた不発にしなくても他にやりようがあったと思うんですよね
せっかく今作ではプリキュアごとの属性が設定されてるんだから、雷属性しか通用しない敵ってのが出現すれば
みゆき達が必殺技をちゃんと使ったうえで、それが効かずにピースの出番が来るって話にできたと思うんですよね

(C)三条陸・稲田浩司/集英社

そう例えば、こんなふうにあらゆる属性の技をガードするチート鎧を装備しているんだけど
雷の技だけは鎧の中に電撃が伝わってくるのでガードできない
とかそういう敵をですね…
ヒュンケルはやくきてくれー!!(えー

そういえば今回初めて気づいたんですけど、EDテーマが流れる時に毎回主役になったキャラがアップになる演出が
なされているんですね。1話はハッピー、2話はサニー、3話はピース。毎回ローテーションで変わってくのかな?次回に続く!


↑1話ED


↑2話ED


↑3話ED






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