10月15日
アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第2話「紅の彗星」 Bパート
「わぁぁーっ!!みなさん凄いですねぇ!」
そんなわけで、ユウキ先輩に連れられて模型部の部室にやってきたセイ。展示されていたガンプラに目を輝かせますが…
お、おい色んな機体が並んでる中で変なのが1台混じってるぞ!(えー
なんだこの上半身ガンダム+下半身ガンタンクで作ったおかしな機体は!こんなの初めて見たわ
ツイッターで聞いてみたところ、これは何かのゲームで出てくるガンダムタンクなる機体だそうです
すげぇ…こんなアホみたいな機体あるんだなー
「特にこの旧ザク!ウェザリングも凄い!旧型の機体まで投入せざるを得なかった
当時のジオン軍の状況が伝わってきますーっ!!」
さらに展示品の中で、セイが一番気に入ったのは旧ザクでした。また渋いものを…
旧ザクっていうのはその名の通り旧式のザクのことで、初代ガンダム本編でまあまあ新しくて現役だったのが画面左側のザク。
そして型遅れになっていて性能で劣っていたのが、画面中央の旧ザクなんですよね
ちなみに旧ザクのことをザクT、ザクのことをザクUと呼んだりもします。正式名称ではこっちの呼ばれ方の方が多いかな
「ありがとう、その機体は私が作ったものなんだ」
「ユウキ先輩が!?さすがです!」
「いやいや君の作品ほどではないさ。イオリ模型には何度か伺わせてもらったことがあってね、
その時から私は君の作品のファンなんだ」
「えっ!?いやぁそんな〜!はっ、もしかして用件っていうのは
僕を模型部に勧誘するとかですか!?
だったらすみません〜、僕は店の手伝いをしないといけないのでぇ」
思ったよりもお調子もんだなセイ!(えー
プラモの腕前を先輩に誉められるセイですが、その途端でへへと思いっきり照れ笑いしながらこんな表情に!
Aパートの時も思いましたが、セイって大人しそうに見えて意外と感情豊かですよね
キャラ的についついヴァンガードのアイチを重ねてしまうんですが、アイチより色んな表情が飛び出てくるので
そこが意外で見ていて楽しいです
「あぁ、いやそうじゃないんだ、そうしたいのはやまやまだけどね」
「えっ、だったら…?」
「イオリ君、噂で聞いたよ。サザキ君に勝ったそうだね!
彼はこの地区でも実力者として名を馳せた存在…それを打ち破ったとなれば、
君も出るつもりなんだろう?ガンプラバトル選手権に」
「え、ええ」
「そうか!それは楽しみだ…これで君の作品と戦うことができる」
「む、無理ですよ!ユウキ先輩は去年の選手権予選を勝ち抜いて、
世界大会にも出場するほどの実力者…僕なんかがかなうわけが!」
そしてユウキ先輩がセイを呼び出したのは、前回セイがサザキに勝った事実と、選手権に出場する気があるのかを
確認するためだったようです。なるほど、要するにサザキを打ち破るほどの強いファイターと選手権で戦いたいってことか
このユウキ先輩、世界大会に出場するほどの凄腕ファイターのようだし、強いライバルの出現を歓迎してるみたいですね
「それに、サザキ君に勝てたのは僕1人の力だけではないんです」
「…?」
「そうだったのか、君の作ったガンプラにファイターが…なら楽しみは倍増するね!ますます選手権が…」
「でも、彼はガンプラバトルに興味がないみたいなんです。だからレイジはもう…」
「レイジ?それが君のパートナーの名か…」
かくかくしかじかとこれまでの経緯を話すセイ。それを聞いた先輩は、がぜんレイジにも興味が湧いてきたようです
ただ、レイジは冒頭ですっかりガンプラバトルをやる気をなくしていましたが…それをどう取り戻させるかが問題ですね
「ユウキ先輩、イオリ君になんの用があるんだろ?」
「きっと模型部の勧誘じゃないかな、イオリ君の実家って模型屋さんなんでしょ?」
「うん、そうよ」
「あぁなるほど〜」
と、ここで場面が移って、外のベンチでお弁当を食べているチナちゃん達のシーンに。
ポニテ子ちゃん再登場!こいつは俺得な展開だぜ
それと三人の会話を聞いていると、セイの家が模型屋だとまったく知らないのがポニテ子ちゃん、
「確か模型屋さんなんでしょ?」とうろ覚えなのが左の子、「うんそうよ」と当然のように知ってるのがチナちゃん…って
チナちゃんやっぱこれ完全にセイに惚れてるやろ!明らかにセイのこといつも見てるもんなー
「(ぬっ)うまそうだな〜、それ」
「えっ…!?えっと…ど、どうぞ…」
「えっ、いいの!?悪いね〜!!(もぐもぐ)」
「だ、誰…?」
「ここ学校だろ?セイいる?」
「セイ…?もしかしてイオリ君のこと?」
「そうそう!イオリ・セイ!やっぱりここにいるのか〜!」
ゲェー!?なんと、いきなりそんな3人の前に現れたレイジ!突然どうしたお前!
どうもセイの家で留守番してるのが退屈だったレイジは、ヒマ潰しにセイを追っかけてここまで来てしまったようです
突然現れたヘンテコな奴を前に、おどおどと対応する3人でしたが…
「おいお前っ!この学園の生徒ではないな!」
「ん?俺はセイに会いに来たんだよ」
「そんなことは知らん!即刻立ち去れ!」
「俺が何したってんだよ」
「ここにいること自体がすでに問題だ!いいから敷地外へ出ろ!(グイッ)」
「(バシッ)だからセイに会いに来ただけだって言ってんだろ!」
「貴様…抵抗する気か!」
「ど、どうしよう…!?」
「そんなこと言われても…」
「…!(ダダダッ)」
「ちょ、ちょっとチナ!?どこ行くの!?」
とその時、不審者なレイジにずいずいと詰め寄ってきたゴンダという男!
このゴンダ、どうやら生徒会役員のようで、学校の風紀のために即刻レイジを追い出そうとしますが…
事情が分からないレイジはだんだん腹が立ってきたようで、ゴンダの手を払いのけて険悪な雰囲気になってしまいます
そんな中、意を決したようにチナちゃんはその場から走り出してしまい…
バタン!
「イオリ君っ!大変なの!」
「い、委員長?大変って何が…」
そんなチナちゃんが向かったのは模型部の部室!言わずもがなセイに事情を知らせるためですな
それにしてもすごい女の子走りで入ってきたな…(えー
この走り方はそうそうできるもんじゃねーぜ…ともかく、チナちゃんに言われてセイが校庭に目をやると…
「ふぅーん!!(めきめき)」
「んぎゃあああああ!!」
「レ、レイジ!?何やってんだよぉーっ!!」
「おーセイ!店番が退屈でさ、遊びに来たー!(めきめき)」
「ごあああああああああ!!」
ああ、そこにはゴンダに逆エビ固めをかけているレイジの姿が!何をしとるんじゃー!!
ガタイのいいゴンダをあっさり痛めつけるぐらい強いのかレイジ…そういえば1話で武闘大会がどうだこうだ言ってましたが
もともといた世界では生粋の武闘派だったということなのか!?
「ああ…な、何やってんだよもう…」
(レイジ…彼がそうなのか…)
「な、なぜですか会長!?なぜ先生方にも報告せず、あの部外者を学園にィッ!!」
「すまないゴンダ君、生徒会執行委員に伝えるのを失念していたよ…
そこにいるレイジ君は、実は私が学園に招待したんだ」
「そ、そんな!?」
「生徒会長ではなく、模型部部長としてね。
レイジ君は優秀なガンプラファイターで、あのサザキ君をも倒したほどだ」
「なっ…あのサザキを…!?」
そんなレイジの扱いに関しては、ユウキ先輩がうまいこと言ってレイジをかばってくれました
「凄腕のファイターだから僕が招待した、すまない」と言われて、さすがのゴンダもぐぬぬと何も言えなくなってしまい…
それにしてもサザキの奴、「あ、あのサザキを…!?」って言われるくらい凄い奴だったのかよ!
マジかよサザキ、そこまでの有名人とは…ちょっと腕に覚えのある程度かと思いきや、1度の敗北でここまで騒がれるほどだったとは
「ぐむう…で、では、せっかく招待したのですから
ガンプラバトルの実力を披露してもらうのはいかがでしょうか!
対戦相手は、模型部員でもあるこの私でお願いします!」
「ふむ…いかがだろうか?」
「いいぜー、吠えヅラかかせてやるよ」
「ぐぬぬぬぬ…!」
がしかし、「だったらガンプラバトルでボコってやるし!」とレイジに挑戦状を叩きつけてきたゴンダ!こいつも模型部員だったのね
冒頭ではガンプラに興味をなくしていたレイジですが、ゴンダを返り討ちにするのは楽しそうということで
再びガンプラバトルのフィールドに立つことに…なんてやつだ!
「さあ、準備はいいかな?」
「はい、部長!」
「いつでもいいぜー」
「それでは我が聖鳳学園模型部による、
ガンプラバトルのエキシビジョンマッチを行う!」
シュオオオオオオオ
「わぁ…綺麗…」
「あれはプラフスキー粒子の光だ」
「え?」
「10年前に発明されたこの粒子は、
ガンプラの素材となっているプラスチックにのみ反応する性質がある。
高濃度のプラフスキー粒子を流動的に操作することで、
普段は動かないガンプラに命が吹き込まれるのだ。
さらに粒子変容によってビーム砲や爆発などのエフェクトも加えられ、
その臨場感はリアルのそれに匹敵する…これがガンプラバトルだよ、お嬢さん」
「え、は、はい…(このおじさん、誰…?)」
ってラルさん何しとんねん!!
おいいいいい!!客席からチナちゃんがバトルを見守る中、その横で
「これがガンプラバトルなのだよお嬢さん、ザクとは違うのだよ」と解説を始めたラルさん!
なんであんたがここにおんねん!学校に関係ない部外者という意味では、ラルさんもレイジと同じのはずですが
ゴンダに見つかることなく当然のように侵入しているとは、さすが生粋のゲリラ屋であります(えー
それとラルさんの解説で、このガンプラバトルの仕組みについても今回語られましたね
てっきり俺は、ガンプラのデータだけを読み取ってシミュレーターで戦ってるもんだとばかり思ってましたが、
実はガンプラを実際に動かすことでガチの戦いを行っていたという…
それを可能にするのがこの青白い粒子、プラフスキー粒子であります
バトルフィールドから放出されるこの粒子が、ガンプラに反応することによって実際に動かすことが可能となり
爆発やビームなどの現象についても、この粒子が引き起こしているという…
なるほどそれで負けたモビルスーツは壊れてたわけだ…戦いのシーンも破壊のシーンもすべて本物だったというわけね
プラフスキー粒子ってのは、これ完全に初代ガンダムのミノフスキー粒子から取った設定だなあ
初代ガンダムの色々な現象も、「要するにミノフスキー粒子のおかげ」って部分が多いから、
それをこういう形で持ってくるのはなかなか上手いですね
「これが俺のガンプラ!スモーだ!!」
「武装は昨日と同じだよ、いいね!」
「任しとけ!軽くひねるぜぇ!」
そしてゴンダの愛機というのがハリー大尉専用ゴールドスモー!おお、∀ガンダムからこの機体が!
スモーのカラーはもともと銀色なんですが、こいつはハリー大尉専用にカスタムされて
金色に塗装されたゴールドスモーですね。あと、バトル中のセイはただボケッと客席で見てるわけじゃなくて、
戦術アドバイザーとしてレイジをサポートするのかぁ、セイにもちゃんと役割があるっていうのはいい設定だなぁ
ドウドウドウッ!ヒュンヒュンヒュン!
「やっぱりすごいやレイジの操縦は!」
そして戦闘が開始すると同時に、機敏な動きでビームガンを連射してくるゴンダ!
しかし回避力に定評のあるレイジは、流れるようにそれを回避してまったく当たる様子がありません
だったら接近戦だとヒートファンを起動するゴンダですが、そこはやはりレイジの土俵!
ビームサーベルでゴンダを迎え撃つと、斬り合いでゴンダを圧倒しております
「どうしたぁ、もう終わりか!?」
「なめるなァ!!」
ズドドドドドド!
おおっこれはIフィールドバンカー!!
ビームガン、ヒートファンに続くスモー第三の武装!Iフィールドを武器のような形にして振り回す攻撃であります
関係ないけど○○バンカーって名前いいよね…モンスーノとかもいっぱい必殺技あるけど
エレメンタルバンカーって技が一番好きだわ…バンカーって名前いいわ
ボッシュウウッ!
「あっぶねぇ!」
(あれを避けるか…!ふふ…血がたぎる…)
「ぐっ…この死にぞこないがぁーっ!!」
しかし、そんなIFバンカーもギリギリで避けきっていたレイジ!
そんなレイジの操縦を見て、ユウキ先輩もだんだん昂ぶってきたようです
そしてゴンダは、再びIFバンカーを撃とうと発射体勢に入りますが…
「レイジ!ふところに飛び込んで!」
「…!?けどよ!」
「あれほどの高出力砲なら、次弾発射までタイムラグがある!行くんだレイジ!」
「…分かったよぉっ!うおおおおーーっ!!」
ギュオオオオ!!
ボッグアアアアアン!!
「お、俺のガンプラがぁぁぁーーっ!!」
おお!しかしその時、IFバンカーのチャージ時間が長いと見抜いたセイの助言により、
すかさず突撃してのビームサーベルをお見舞いしたレイジ!その素早い行動にIFバンカーのチャージは間に合わず、
まんまとやられたゴールドスモーはコナゴナに爆散したという…セイの好判断のおかげで勝利できたってのはいいですね、
ちゃんと役に立ってるじゃないかセイ
「やったねレイジーっ!」
「おお!」
「フフ…少しばかり勝負が早くつきすぎたようだ、
これではせっかく集まってくれたギャラリーに申し訳が立たん。
そうは思わないか?いいや私はそう思うッ!」
「ユ、ユウキ先輩…?」
「あんにゃろう…」
「あれは…去年のガンプラバトル選手権・世界大会に出場した、
ユウキ・タツヤ少年のザクアメイジング!
最強の現役高校生、人呼んで紅の彗星…!」
がしかし、レイジ達の勝利で終わったその時、「早く終わりすぎだからもう1戦やろうぜ」と
昂ぶりすぎたユウキ先輩が乱入!その機体は、シャア専用ザクに追加武装を施したザクアメイジング!
その機体で高校生最強とまで言われるユウキ先輩、赤い彗星のシャアになぞらえて紅の彗星と呼ばれているようで…
「やるぜセイ…!」
「レ、レイジ!?」
「こんな挑発受けてよォ…逃げられるかってんだ!」
「すまん…そしてありがとう、これはバトルに乱入したことへの謝罪と…
君たちと戦えることへの、感謝の言葉だッ!!」
そして正直乗り気じゃなかったっぽいセイですが、レイジの方はやる気満々でこの挑戦を受けることに!
最初はレイジの方がやる気なかったのに、対決する相手が現れると燃えてくるタイプなのね
そんなわけで戦闘が始まり、二刀のビームナタを起動して接近戦を挑むユウキ先輩でしたが…
「しゃらくせえッ!」
バシュバシュバシュウッ!
「…避けたっ!?」
う、うおお!?一瞬でなんか凄い攻防が!
まず右腕のビームサーベルで斬りかかるレイジ、さらに続けて腰に差していた二刀目のビームサーベルを起動!
伸びるサーベルがユウキ先輩を襲い、さらにそのサーベルで薙ぎ払うといった高速連携です
こんな器用なサーベルの使い方する奴初めて見たぜ…今までのガンダムよりずっと戦闘かっけえなー
しかし驚くべきは、それほどのレイジの攻撃もいとも簡単に全てかわしてしまったユウキ先輩の腕前でしょうか
ドドドドドドウ!
「はええっ…!」
すぐさまバルカンによる追撃を試みるレイジ、しかしそれを全弾かわしきるザクアメイジング驚異の機動性!
レイジがユウキ先輩を捕まえられない中、ユウキ先輩は縦横無尽に動き回りレイジを翻弄しております
「燃え上がれ…!」
ギュオオオオオ!
「燃え上がれ…!」
ギュオオオオオ!
「燃え上がれ!ガンプラァァァァッ!!」
そんな戦いの最中に昂ぶりすぎてなんか叫び出したユウキ先輩!あんたは一体なんなんだ!
初めて聞いた時ユウキ先輩がなんでこれ言い出したのかワケ分かりませんでしたが、よくよく考えてみたら
♪燃え上が〜れ〜燃え上が〜れ〜燃え上が〜れ〜ガンダム♪って
初代ガンダムのOPテーマかよこれ!!
ユウキ先輩昂ぶりすぎてガンダムの歌を歌い始めちゃったのかよ!(えー
ズッギャアアアアアッ!!
「…!」
「そ…そんな…」
「なんだ…こいつは…!?」
ああ、そして決着は、ユウキ先輩が飛び上がりレイジの注意を上に向けたところで
「足元がお留守になってますよ」と水面蹴り一閃!
倒れたレイジにヒートナタを突きつけ、ビルドストライクを壊すことなくスマートに勝利を決めてしまったという…
「ユウキの勝ちだぁーっ!すっげぇ!秒殺だぜ!」
「キャー!!ユウキ先輩ーーっ!!」
ワアアアアアア!!
「…」
「勝利が一瞬にして敗北に変わる…戦いとは非情なものだな。
そして戦場は荒野だ…」
(…だから、このおじさん、誰?)
結果としてユウキ先輩にまるで歯が立たず、キャーキャーと黄色い悲鳴を苦い顔で聞くハメになってしまったレイジ。
そしてラルさんが言っている「戦いは非情さ」は初代ガンダム第5話でシャアが言ったセリフ、
「戦場は荒野」は初代ガンダム第8話のサブタイトルであります
どっちもランバ・ラルとは関係ないんですが、ラルさんは初代ガンダムのネタを提供するキャラなのかな?
(あ、あれがユウキ先輩のガンプラ…まるで、紅蓮のように燃え上がる彗星…!)
「バトルはここまでにしておこう…察するに、イオリ君のその機体は未完成とみた。
選手権までにその機体を完璧な状態に仕上げて欲しい、
私はイオリ君が本気で作ったガンプラと戦いたいんだ」
「ユ、ユウキ先輩、どうして僕にそこまで…?」
「私に勝つことができたら教えよう。
そして、その戦いの場は選手権こそがふさわしい」
そんなわけで、苦い敗戦を味わってしまったセイ達でしたが…
どうやらユウキ先輩にはまだ秘密があるようで、セイの作った最高のガンプラと戦うことに相当なこだわりがあるようです。
だから今回もビルドストライクを壊さなかったのか…?セイとの因縁っていうとなんなんでしょうね、やはり父さんが何か関係してるのか?
「くっそぉ…あのユウキって野郎むかつくぜ!セイ!そのガンプラを完成させろ!」
「レ、レイジ?」
「受けた借りは返す!それが屈辱ならなおさらだ!やるぞガンプラバトル!」
「い、いいの!?」
「決まってんだろうが!」
(あっ…もしかしてユウキ先輩、あのとき乱入したのは
レイジをたきつけるために…!?)
そして学校からの帰り道、今回の敗北が相当悔しかったようで、ついにガンプラバトルを本格的に始める気になったレイジ。
セイにとっては願ったり叶ったりですが、ユウキ先輩がレイジにやる気を出させるために乱入したっていうのは本当でしょうか?
俺からすると昂ぶりすぎて色々ガマンできなくなったので乱入しちゃった
ようにしか見えなかったが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「うん…!作るよレイジ!このビルドストライクガンダムを、最高の…!
いや、最強の機体に仕上げてみせる!」
「頼むぜ…セイ!」
「うん!」
「(しゅわしゅわ)」
「ファッ!?え、な、なんか…ひ…光ってない!?」
「ん?おっと、時間みたいだな…じゃあまたな!セイ!」
「え…?え…?え?」
シュウウウウウウウ…
「なんッッじゃそりゃあああああああああああああ!!」
ゲエエエエエーー!?な、何が一体!?いい雰囲気でセイとのタッグを誓い合ったその時、
「あ、時間だわ」となんか体がシュワシュワして赤い粒子と消えてしまったレイジ!
というわけで次回に続く!という凄い引きであります、何がどうなってんだ!
うーむレイジは人間ではないのか…赤い粒子になって消えたってのが気になりますね、
プラフスキー粒子が青い粒子なだけに、レイジもなんらかの違う技術で実体化している存在なのか?
それにしても上手い引きだなー、次回が気になって仕方ないぜ
OPについてもベタ誉めしたように、第2話にして早くも俺の中でアニメの評価が上がりすぎてやばいですよ
ある程度の期待はしてたけど、まさかこんなに面白いアニメになるなんて…
感想ログまとめページで早くも殿堂入りにしてしまったぜ!(えー
第2話で殿堂入りなんてのは恐らく初の超スピード評価じゃないでしょうか、今後もこの勢いで突っ走って欲しいですねー
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
10月14日
アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第2話「紅の彗星」 Aパート
ビルドファイターズも第2話となってからOP曲が追加されましたね
そしてこのOP曲がなんとも素晴らしい、良すぎてもう何度繰り返したかわからない
感涙モノとはこのことか、こんなにもドキドキワクワクが詰まったOP曲が体感できるなんて凄いわ本当に
まず歌い出しの部分からして「一人じゃない、僕ら繋がってるから、明日へ飛び出したくなったんだ」って
明らかにセイとレイジの関係性を示した歌詞が飛び出してくるのがいいですよね
その後に続く言葉も全体的にセイとレイジのことをイメージさせる歌詞が続いてくるのがいい。
最近のアニメOPっていうと、ただ単に有名歌手の歌を持ってきて本編との関連性がないってケースが多いですが
この曲に関しては、このアニメとタイアップすることを前提に、きちんと練られてるなと感じられて好感が持てます
それに曲自体もすごくいいんだこれが、このアニメに関係がなくても目を引いたかもしれないな…
そんな風に曲も十分良いわけですが、さらに絵がつくと
神としか言いようがないレベルまで高まるんですわ
・片手にライフル、片手にシールドという、初代ガンダムのような装備で出撃するビルドストライクガンダム
→ビルドストライクを笑顔で掴むセイと、その隣で微笑むレイジ(テライケメン)
→レイジがガンプラバトルのフィールドへ立つと同時に、次々と現れる新たなライバル達
→中でもひときわビルドストライクと激しい戦闘を繰り広げるのは赤いザク
→ビルドストライクと赤ザクの射撃武装が交錯する中、一気に距離を詰めての鍔迫り合いを繰り広げる二機
→突如として現れるミステリアスな少女と、キュベレイのような謎の機体
→その後次々と現れる機体のシルエットの群れ、その中をビルドストライクと共に駆けていくセイ&レイジ
→そしてついに完成するビルドストライクのフル装備形態、圧倒的な火力でライバル機体の群れを撃破していく
→戦いの果てに見えてくる偉大な父さんの背中と、その愛機初代ガンダム
→ひょっこりと姿を現す母さん、歴戦の愛機グフと共に並び立つラルさん
→最後にビルドストライクをバックに決めるセイ&レイジ
という具合に、このOPがきちんとひとつのストーリーとして成り立ってますよね
もはやこのOPがこのアニメの集大成と言っても過言ではないでしょう、それぐらいによくできてると思います
俺としてはテライケメンなレイジのシーン、ライバルとその愛機が次々出てくるシーン、
ビルドストライクと赤ザクの鍔迫り合いのシーン、親父&ガンダムとラル&グフが出てくるシーンあたりで
胸が最高にドキドキしてもうたまらないですね…
すげえよこれもう、こんなにも胸が高鳴るOPなんて他に見たことねえよ!
いきなりなんちゅう素晴らしいものを見せてくれたんだビルドファイターズ…おかげでなかなか本編に入ることができないぜ
「おはよう母さん…」
「はいおはよう。レイジ君は?」
「まだ寝てる…起こしに行ったら「うるせー!」って蹴り飛ばされた」
「あの子、なんだか変わってるわねえ」
「変すぎだよ!容姿といい言動といい、常識もないし!」
さて本編の方ですが、今回はなんだか妙にピリピリしているセイの場面で始まります。
前回ラストでレイジに凄く好感を持っていたのに、今回ではすっかり愛想をつかしてしまったような…
それにしてもリン子ママはマジで性的すぎて困る
なんなのさこのエロいママは!こんな人がすぐ横にいたら、とても平常心で食事なんてできねーぞ
『レイジ、一緒にやろうよ!』
『やるって何を?』
『ガンプラバトルだよ!僕の作ったガンプラを君が操縦して、
選手権に出場するんだ!さっきのバトル、君の操縦は本当に凄かった!
僕のガンプラと君の技術があればきっと!』
『やだ、めんどくせー』
『えー!?な、なんで!?ガンプラバトルに興味あるでしょ!?』
『別に』
『じゃ、じゃあ、なんでさっきは戦ったのさ!』
『セイへの借りを返したんだよ、誓いは守った。約束おーわり』
『なんですとぉーーっ!?』
そんなセイの機嫌が悪い理由はこれ、昨晩レイジを熱心にガンプラバトルに誘ってみたものの、
「めんどくせー」の一言で片付けられてしまい、まったく相手にしてもらえなかったのです
そのうえセイの家に泊まりこむことになり、セイのベッドを占領され、「これはママさんへの借りだから」と
セイに対してこれ以上協力する気はないという…なるほど、それでセイも頭にきちゃったわけか
(くっそ〜、なにが”どんな状況でもこの俺が駆けつける”だよ!
もうレイジはアテにできない、僕が戦うしかないんだ!
そのためにも、選手権までにビルドストライクをフル装備にしないと…)
「えー、この例文は…」
そんな中、自分の学校に向かったセイですが、頭の中はビルドストライクの装備を整えることでいっぱいで
先生の授業がぜんぜん耳に入ってません。授業中にスケッチブックを広げて、ひたすら武装のデザインを考える夢中っぷり。
それにしても、チラチラとそれを見てる隣の席の子の視線が気になりますね。この子は前回もセイのことを見てた気がしますが…
(まずは武装だ!ライフルの性能は…)
「イオリ君、この問題は分かりますか?」
「悩んでいます」
「え?」
「高出力にすると、ライフルは大型化するから機体の小回りが効かなくなるし、
速射性も落ちてしまいます」
「…」
「ライフルの大型化は避け、ビームの出力を任意で変えられる方式に
しようかなって…あっ…こ、答えは3分の2です!!」
「今は国語の授業中ですよ」
「す、すみません…」
「ふふふっ…」
ああ、そして先生に当てられた瞬間、とてつもなくおバカなことを言ってしまうセイ!
ライフルがどうのこうのと悩んでいたことを全部喋ってしまい、最後には「答えは3分の2です!」と
「数学の授業だったらこう言うしかねぇ!」と当てずっぽうで答えるという…
すげーなセイ、思ってたよりずっと度胸のあるやつなのかもしれません。隣のメガネちゃんもこれにはクスクス笑ってますね
「(カキカキカキ)」
「…(じーっ)」
「ノートありがとう、チナ!助かっちゃった!」
「あっ…うん!」
そして授業の後も、まだ性懲りもなくスケッチブックを描きまくっていたセイ。思ったより図太いなあ
そんなセイの姿が、隣のメガネの子は気になって仕方がないようです。これはもう惚れられてるんじゃないか?
どうやらこの子の名前はチナっていうみたいですが…それとチナちゃんにノートを借りてた
このポニーテールの子すごい可愛いな…ぜひとも今後ちょくちょく出てきてもらいたいなぁ
「キャー!!高等部のユウキ会長よー!なんの御用なのかしら!?」
「イオリ・セイ君」
「えっ…?ユ、ユウキ先輩!?」
「今日は生徒会長としてではなく、模型部部長として来たんだ。
イオリ君、昼休みに少し時間をもらえないかな?」
「ぼ、僕、ですか?」
「うん、頼むよ」
そんな中現れたのは、美形の生徒会長として有名なユウキ先輩!
どうやら生徒会長であると同時に模型部の部長なんてのもやってるようで、今日はなにやらセイに用事があって来たようです
それとこの生徒会長の声はヴァンガードの櫂くんですね、かなり爽やかな喋り方なんで
ピリピリした雰囲気の櫂くんとはだいぶ違うけど…
うーむ今日はここまでしか書けなかったか、なんとか明日中に続きを書いちゃいたいところですね。Bパートに続く
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
10月13日
今週のジャンプ感想:岸辺露伴は動かない(読み切り) 「密漁海岸」
今週のジャンプでは、ジョジョの読み切りシリーズ「岸辺露伴は動かない」のエピソード6が載ってましたね
そして今回は、主役の露伴の他にもなんとトニオさんが登場!
ジョジョ4部を読んだ人なら、誰もが強烈に記憶に残ったであろうあのトニオさんが!
しかも第5部でジョルノが言っていた名セリフ「ベネ(良し)」まで飛び出しました
そういえばトニオさんもイタリア出身だったのか…そしたら日常生活でベネとか言ってても別におかしくないよな
あと今回分かったことは、露伴が水中で服を脱ぎ捨てるシーンで
露伴まさかのブリーフ派ってことでしょうか(えー
ブリーフだったのか露伴!ボクサーパンツとかなら分かるが完全なブリーフとは…
まあ露伴は妙なこだわりのある人だから、スカスカしたトランクスより体にフィットするブリーフの方が好きなのかもなー
(C)荒木飛呂彦/集英社
今週のジャンプ感想:NARUTO 第650話「眠るのは」
「ワシの瞬身の術で危険な奴は逃がしていく!臆さず行け!!」
さて前回、自分達の夢を現代の忍たちに託したことで、やはり今回そのサポートに徹することになった卑劣様。
しかしこの場面、「危険になったらワシが守ってやるから安心しろ!」ってシーンなんですが
「くっくっく貴様らは所詮このワシの操り人形よ」って絵ヅラに見えて笑ってしまう
それと「ワシの瞬身の術で援護する!」ってことですが、マーキングに向けて瞬間移動させてるんだから
これ飛雷神の術ですよね?瞬身の術じゃないよね?
なんか前にも同じことがあったけど…飛雷神の術で合ってるよね…?逆に不安になってきたわ…
(C)岸本斉史/集英社
今週のジャンプ感想:ワールドトリガー 第34話「雨取千佳B」
「そういうことだったのね!三雲くんにあんな真似できるわけないと思ってたわ!」
(なんで嬉しそうなんだ…?)
今週のワールドトリガーですが、今までオサムのことをいけ好かないポイント稼ぎ野郎とか思ってて
冷たいしかめっ面でしか見てなかった木虎が、なんかテンションハイな笑顔とかを見せるようになって
ちょっとヒロインっぽくなってきましたね、ちょっとね。さらにこの後、木虎がオサムを意識してしまう展開が…
「修〜」
「あっ」
「…!!か、か、か…!烏丸先輩!!」
「おう木虎、久しぶりだな。今回も入隊指導の担当か、大変だな」
「いえ!このくらい全然です!烏丸先輩…最近ランク戦に顔出されてないですね、
お時間があったらまた稽古つけてください…!」
そう、なんとオサムの師匠であるとりまる先輩にベタ惚れだった木虎!
マジか木虎…こう見えて実はイケメンに弱かったとはなんとも意外ですね
というか木虎のランクはA級5位で相当なエリート隊員ですが、とりまる先輩はそれより格上っぽいですね
「最近ランク戦に顔出してない」ってことだから、今のランクは高くないかもしれないけど
実力としては3位以内とかそんな感じなのかなーとりまる先輩は
「いやお前十分強いだろ、もう俺が教えることなんてないよ」
「いえ!私なんてまだまだです!」
「ん?そういやお前、修と同い年か」
「…?はい、そうですね」
「じゃあちょうど良かった」
「こいつ俺の弟子なんだ。木虎も色々教えてやってくれ」
「…!?弟子…!?で、弟子というとその…
マンツーマンで指導する的な…!?」
「そうそうそんな感じ。さてと、嵐山さんにも挨拶しとくか」
「あっ、嵐山さんはむこうです」
「…」
(烏丸先輩の弟子…なんてうらやましい…!!)
しっとの心は父心!押せば命の泉わく!見よ!
しっと魂は暑苦しいまでに燃えている!!(えー
そんなわけで、とりまる先輩と毎日2人っきりで特訓の毎日を送っているオサムに対し、
猛烈なまでのしっと魂を燃やしてしまう木虎!こいつは面白いことになってきました
良くも悪くもオサムをバリバリに意識してしまった木虎は、果たしてこの先ヒロインらしくなるのか…?
ズドッ!!
一方で、もう1人のヒロイン千佳ちゃんはというと、射撃訓練場で
超強力スーパー破壊ビームを発射していました
千佳ちゃんの持ってるライフルは、使用者のトリオン量(武器を使うのに必要な能力)によって左右されるわけですが
千佳ちゃんはそのトリオン量が常人よりも比べ物にならないほど高いので
ただの「強めの鉄砲」が超強力スーパー破壊ビームになってしまうという…
ボンッ!!
オオオオオオオオ…
「その…ご…ごめんなさい…」
そんなスーパー破壊ビームは、ボーダー本部をたやすく突き破り巨大な大穴を空ける結果に!
千佳ちゃん強すぎる…ボーダー隊員の中でも間違いなく最強火力の持ち主だと思いますが
今後の戦いでどんな役割になっていくんだろう。というか今回のサブタイって「雨取千佳B」ってなってますよね
つまり今は千佳ちゃん中心のストーリーで、この数週でもっと深く掘り下げられる予定だということか…?
千佳ちゃん好きの俺としては穏やかじゃない流れだぜ…不吉なことにならなければいいんだが…
(C)葦原大介/集英社
今週のジャンプ感想:食戟のソーマ 第43話「万里を駆ける料理人」
(さて…では続いて…城一郎の料理の審査…!)
オオオオオオオオオオ
(昨日のパーティで作ってくれた料理、どれもすごい完成度だった…
勝負となったら一体どんな品が出るんだろう…?)
「光栄ですね…十傑の大先輩の料理勝負が拝めるとは…」
「ふふ…城一郎は学生時代から、意外性のある攻めの料理に定評があった…刮目しな…!」
さて前回、親父との勝負でリンゴのリゾットにより高評価を得たソーマでしたが…
今回は後攻の親父の登場、この余裕の笑みと威圧感ときたら
いよいよもってハングリートング出しそうな顔してます(えー
恵ちゃん、一色先輩、ふみ緒ばあちゃんの3人とも、「何が出てくるのか」と固唾を飲んで見守りますが…
「ご賞味あれ…城一郎特製、こってりラーメンだ(へらっ)」
「!?」
「ら…ラーメンンン!?」
「えぇえ〜!?あ、朝からですか!?」
ゲエエエエーー!?
なんとこの場で親父が出してきたものは超こってりラーメン!お題とまったく逆の代物!?
「朝食だからあっさりしたもんが欲しい」って頼んだのに!わざわざ自分で「こってりラーメン」と名付けるほどのこってりぶり!
予想外にもほどがあるぞ…これにはソーマでさえも冷や汗をかいて驚愕しております
「うわぁ…こ、濃そうなスープ…」
(朝にラーメンを食べる地域も確かにあるが…よりによって見たところ
魚介どろどろスープ系のこってり感…!
寝不足の田所ちゃんと、お歳を召したふみ緒さんにこの品はちょっと…)
「城一郎ッ!!意外性にも限度があるだろう!まったくお前は昔からそうだよッ!!
初めて試す新作や、ゲテモノ料理を食戟の場でも平気で出す!
そんなだから、なんてことない相手の食戟をポロポロ落とすんだ!」
「ふ…まあ、あの頃の俺は尖ってたからな」
「今も大して変わらないじゃないかッ!!」
いかにも濃厚なそのラーメンにドン引きの恵ちゃん、「いやどう考えてもこれは無いでしょ」と冷静にダメ出しする一色先輩、
そして「ふざけんなお前アホか」とブチ切れまくるふみ緒ばあちゃん…三者三様の反応ですが、
審査員の3人ともが「このラーメンはないわ」という点で一致しております。もはや暴挙以外のなにものでもない感じですが…
「(くんくん)…あれ…?濃厚そうなスープだけど…意外とくどくなくて、まろやかな匂いです…」
「むぅ…?た、確かに…じゃあ…とにかく審査だ!」
しかし、匂いをかいでみると「見た目ほどくどくないかも」と案外食べやすそうな印象を持つ恵ちゃん。
とりあえず尻込みしていても仕方ないので、いよいよ3人はラーメンに口をつけることになります
それにしてもふーふーしながらラーメン食う恵ちゃんえらく可愛いな…
そして食った瞬間に固まる恵ちゃんも可愛いな…(えー
なんやこれ!目を丸にして食ったまんまカチーンて!ハムスターみたいだな
えらくシュールな図で、可愛いやらおかしいやらでお気に入りのひとコマです
「食べ…られる…!?この麺、柚子が練り込んである…!
こんなにこってりしてるのに、自然と箸が進んでいく!」
「と言うよりむしろ…」
「止められないッ!!」
ズルルルルルル!!
やめられない止まらない!!
食い始めた瞬間、一気に箸のスピードが加速する3人!味自体はこってりしているようですが、
それでもこれだけ箸が止まらないという魔法のような仕掛けが施されているようで…
「スープは豆乳と焦がし味噌を合わせたものだ!
しかし…それだけでこんなにも深いコクが…!?」
「味も濃くてきめ細かい粘りのある”海老芋”をすりおろして加えてある。
そうすることでクリーミーなコクが生まれるんだ」
どうやらスープの味自体は味噌をベースにしているようです。
そこに豆乳と海老芋を混ぜて作ったと…豆乳と味噌を混ぜる…あんまり味が想像つかないな
それと海老芋ってのは初めて聞きましたが、やっぱり海老に近い味がするんでしょうかね?
「なんだか体がぽかぽかしてきた…!?」
「ラー油とすりおろし生姜・ニンニクの効果だね…
豆乳のまろやかさによってその刺激が和らげられ、
やさしくじわじわと体を温めてくれる…」
「トッピングも細やかな仕事のオンパレードだ…!
薄切りのレンコンとゴボウはカリッと色よく揚げ…
ニンジンと蕪(かぶら)は、炭火で軽く焦げ目がつくまで焼き上げて岩塩で味付け!
素材の甘味を引き出す…フランス料理の付け合わせのように、
ひとつひとつの材料に適した調理で、味に奥行きを作っている!」
そしてトッピングは生姜、ニンニク、レンコン、ゴボウ、ニンジン、かぶらとかなり色々使ってますね
なんだか野菜もいっぱい入っててヘルシーそうだなあ、それとかぶらってなんだろうと思って調べてみたら
要するにカブのことなんですね。かぶらとかぶの関係はナスビとナスの関係みたいなもんって
書いてあるのを見て、そうだったんだと納得してしまいました
「そして極めつけが…このテンペだ!!」
テンペっていうのはね、
インドネシア発祥の
大豆を原料とする発酵食品で、
大豆をハイビスカスや
バナナの葉に生息するテンペ菌で
発酵させたもの!
現地では400年以上前から
親しまれてきた伝統食なのよ!あおいちゃん解説ありがとうございます(えー
というわけでまた聞き慣れない具材が出てきましたね。テンペ…うーむテンペ…
インドネシアの方の料理なのかぁ、そんなの初めて聞きました。とりあえずテンペって名前を言われると
俺にはテンペラー星人しか連想できねーな…(えー ウルトラ兄弟必殺光線!!ズビビビビ
「(モグモグ)ん…あっさりとしてるのに凄いボリューム感!チャーシューみたい…!」
「食感が肉に似てるから、ベジタリアンやマクロビアンが好んで食べるものなんだ。
今回は醤油と酒で香ばしく照り焼きにしてみた」
この恵ちゃんが食ってるのがテンペですね。はた目には恵ちゃんも言ってますがチャーシューにしか見えないな…
食感も肉に似てるそうで、親父としても肉の代わりにこいつを使ったって事のようです
「(ズズ…)おや…?これは精進出汁…?」
「その通り!昆布とシイタケの合わせ出汁、いわゆる精進出汁だ!
昔海外を旅してた時、宗教上のアレで数週間肉や魚を断たなきゃいけないって
嘆いてる坊さんと出会ってさ、(第1話に出てきたこの人のことです)その人に食わす品を
試行錯誤したことが、このラーメンの土台になってんだ」
さらにスープにもまだ秘密があったようで、一色先輩は最初見たときに魚介系どろどろスープと思っていましたが
実のところ鰹節などの魚介類は使っておらず、昆布とシイタケで作った精進出汁を使用していたという…
さらにびびったのは、ここで親父が言っている「第1話に出てきたじーさん」というのは、いつぞやの拍手コメントで語ったことのある
幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性の
下のコマで全裸になって信仰を捨てたじーさん!(えー
まさかこのじーさんが再登場するとは…読者の誰も予想してなかっただろうな…あの時コメントをくれた人は確か
幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性の再登場を願ってましたが、
このじーさんが再登場したところを見ると、その可能性もゼロではないのかもな…
「待ちな…!?ということはこのラーメン…!肉も魚も一切使わず、
ここまでの深い味わいを作り上げてるっていうのかい!?」
「旨味やコクを出すのは、動物性のモノを使えばそりゃ簡単だ…
けど、肉も魚も使わないこってりラーメン、そっちの方がおもしれーだろ」
そして一通りラーメンの秘密を聞かされたその時、驚くべきことにこのラーメンには動物性の食材が一切使われていないことに
気づいたふみ緒ばあちゃん!言われてみればそうなのか…さっき俺も「野菜がいっぱい入っててヘルシーですね」と書きましたが
それもそのはず、すべて植物性の食材のみで作ったというんだから…
チャーシューでなくテンペを使ったのも、魚介出汁でなく精進出汁を使ったのもそれでか…
その結果、こってり感を表現しつつも朝にでも食える爽やかなラーメンに仕上げたというんだから、
凄い工夫の積み重ねによって作られたラーメンですね
(なんて奴だい…!この一杯の中にどれだけのアイデアが詰め込まれているのか…!
世界中を旅してきた城一郎の、人生そのものが凝縮されている!)
「インパクトたっぷりなのにどんどん食べれちゃう!」
「舌に心地よい絶妙な辛さ!エネルギーが巡っていくようだ!」
「あぁ…!体の内が熱い!細胞が若さを取り戻していくっ!」
「戻る…!」
「戻るっ…!」
「戻る〜〜〜っ…!!」
そして3人の食欲は加速する一方!食えば食うほど活力がみなぎるような様子で、
凄い勢いで全部食べ切りスープもガブ飲みするという結果に!こってりした食事は無理と言っていたふみ緒ばあちゃんたちに
ここまで元気を与えてしまうとは…それと「細胞が若さを取り戻していく!」って言ってるところをみると
またばあちゃんが若い姿に変身するのか!?戻るっていうのはそういう意味だと思いますが…
「「ごちとーたまでちた」」
「ウホ?」
「戻りすぎだろ!!」
猿にまで戻りやがった!!うわあああああああああ
若返りすぎた結果ふみ緒ばあちゃんがバブルス君になっちまった!ちくしょうなんてこった
お前はこのディオにとってのモンキーなんだよジョジョオオオオオオオオ!!(えー
「それでは判定に入るよッ!幸平創真と城一郎、
より美味だった方の食器を前に出しな!」
カン!
カン!
「〜〜っ!」
カン!
そして食い終わったその時、そのままの勢いで審査員3人の判定へ!テンポいい展開だな
美味かった方の皿を選ぶということで、なんの迷いもなくノータイムで選ぶ一色先輩&ふみ緒ばあちゃん、
恵ちゃんだけは悩んだ末に皿を選んでいますが、その結果は…
「満場一致…勝者・城一郎!!」
「お粗末」
3−0で親父完全勝利!つええー!やはり親父の壁は厚かった
恵ちゃんは心情的にソーマの味方をしてあげたくて悩んでたんでしょうが、
それでも最後は親父の方を選んでしまうくらいにハッキリとした差があったということなのか…
「…はぁ〜〜っ」
「創真くん…君の料理もとても美味しかった、でも…
僕には少し物足りないようにも感じたんだ…」
「…!」
「朝とはいえ畑仕事を終えたところだからね、がしっとした食べごたえのある料理を求めていたんだ。
城一郎さんの品はそれにピッタリだったよ…」
(そうか…俺の出した品は、3人の欲求を最低限外さねぇものではあった…
でも親父は、3人全員を最大限満足させることまで考えやがったのか…)
(双方ともに意外性や驚き…そして朝の体に配慮する優しさは申し分なかった。
だがこの活力みなぎるラーメンを食べた後だと、幸平の品は見劣りしてしまう…
城一郎の完勝だ…!)
そしてここでソーマと親父、2人の料理の差が明らかに…
ソーマの料理は「元気のない人でも最低限おいしく食べられる料理」でしたが
親父の料理は「元気のない人でも最大限の元気が湧いてくる料理」だったという…
その点でふみ緒ばあちゃんは「ソーマの料理は活力みなぎるラーメンに劣ってしまう」とハッキリ差を感じており、
畑仕事をしてきたせいでお腹がペコちゃんだった一色先輩も、あっさりしたソーマの料理では満足できておらず
こってり食べごたえのある親父の料理がピッタリだったと…
あと、ふみ緒ばあちゃんの見劣りうんぬんってコメント聞くと、やっぱりこれを思い出すよね
(C)雁屋哲・花咲アキラ/小学館なんちゅうもんを食わせてくれたんや…
なんちゅうもんを…
活力みなぎるラーメンに比べると
リンゴのリゾットはカスや。(えー「でもま…ちっとは成長してるんじゃねーか?
リンゴのリゾット、なかなか面白い品だったぜ」
「…」
「秋の選抜に出るんだってな、今までとは一味も二味も違うぞ…
腕利き同士がしのぎを削る大舞台だ。いいか創真よ…」
「次に俺に負けるまで、誰にも負けんじゃねーぜ…!」
(ふふ…城一郎なりの激励なのかねぇ、語り合うのは料理でってわけかい?)
ってアレー!?「親父に比べてソーマの料理は…」と一色先輩たちが暗い顔をする中、
唯一「でもお前の料理も面白かったぜ、負けるなソーマ」とエールを送る親父!
うーむマジか、てっきり親父がソーマに牙をむく展開かと思ってましたが、もしかして今回親父がやってきたのは
「負けるなソーマ」と応援するために来たってことなんですかね?
そう考えると結構いい親父だなあ、修羅だなんだ言われてたんで、てっきりドス黒いキャラかと思ってたけど…
「それはそれとして」
「あ?」
「これで490敗目だな!創真!(にかっ)」
「〜〜〜っ!!」
「今回も勝利…と。黒星がひとつもないってのも味気ねぇもんだぜ(カキカキ)」
「るっせぇ…!次こそ見てやがれ!(カキカキ)」
(記録してる…もしかして今までの勝負ぜんぶ?)
(変に几帳面なところがある親子だねぇ…)
って、何やらそんな勝負の結果をすぐさま詳細にメモり出した2人!
これまでの勝負も全部こうしてメモっているようですが、まさかそんな地道なことをやる性分だったとは…
社会人としては素晴らしく模範的な行動だけどな…(えー
何かあるたびにきちんとメモを取っておく人って、社会人としてはすごく感心する人間だよね
(創真くんはずっとこうやって挑戦してきたんだ…こんなに悔しい思いをしてるのに、何度でも…)
「創真くんっ!私もがんばるね…秋の選抜!
恐いけど…私も精一杯挑戦するんだ!」
「…おうっ!気合入れるっきゃねーな!」
「うんっ!」
そして「選抜が不安で夜も眠れない」と言っていた恵ちゃんも、
親父に挑戦するソーマの姿を見て、自分も頑張らなきゃと勇気が出てきたようです。
なるほど今回の対決は恵ちゃんを立ち直らせるイベントでもあったわけか、疾駆先生も色々よく考えてますね
それと先週紹介するのをすっかり忘れてたんですが、ジャンプの巻末コメントで
tosh先生が最近艦これにハマっていると…マジか…まさかtosh先生まで始めるとは思わなかった
他の誰がやろうと知ったことじゃないけど、tosh先生がやってるとなると気になるもんがあるぜ…(えー 次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社
10月10日
今週のジャンプ感想:NARUTO 第649話「忍の意思」
「…ナルト…まったくお前はいつもそうだ…無理ばっかしやがって…俺らのこととなると
手抜きも妥協もしねーから…お前の前だと、俺もめんどくさがったりできなくなっちまっただろ…」
「シカマル!今は喋らないで!アンタは絶対に死なせない!」
「ナルトといると…俺はあいつと一緒に歩いていきてぇ…そう思わされたんだ…
初代様と違って…ナルトのあのバカヤローに、
相談役の二代目様のようなできる兄弟はいねーしな…」
「…」
さて今回のナルトですが、例の神樹にチャクラを吸われてしまって息も絶え絶えとなっていたシカマル。
サクラが必死の救護を行う中で、自分はこれからもナルトの傍にいなくてはならないと語るシカマルですが…
シカマルと卑劣様はまったく面識がないんですけど、「二代目様は相談役としてデキる男」と言われて
思わずシカマルを見つめる卑劣様に吹いた
「誰だか知らんけどワシのこと尊敬してるっぽいのー、死なせるには惜しいのー」とか思ってるんだろうか
「あいつが火影になった時…オレがあのバカヤローの隣にいてやらねーとよ…!
悪ィーけど親父、オレはまだそっちには行けねーよ…
ナルトの相談役にオレ以上の奴はいねーからよ!」
「(にっこり)」
そしてシカマルが持ち直したのを見て満面の笑みを浮かべる卑劣様。やべえ笑ってしまう
「誰だか知らないけどワシのこと尊敬しとる忍が生き残ったのー、こいつは使えそうだのー」とか思ってそうで
変な笑いが出てきちまうよ、いや卑劣様もたぶん純粋に心配してたと思いますけどね!純粋に心配をね!
それでも絵を見るとなんか裏があるように思ってしまうから卑劣様はすごいぜ…
今回一言も喋ってないのに、笑いを提供してくれるとはさすが卑劣様です。次回に続く!
(C)岸本斉史/集英社
今週のジャンプ感想:食戟のソーマ 第42話「目覚めの口づけ」
「実家を離れて三ヶ月ちょい…お前がどれだけ成長したか、
あるいは成長してないのか…見せてみな、創真」
「…唐突に帰ってきたかと思ったら、いきなりそれかよ親父…」
「どうした?やんのか、やんねぇのか」
「戦るに決まってんだろ!!」
お父さんを喜ばせなさい!!
ということで、前回親父に突然の勝負を持ちかけられたソーマ、あの瞬間は親父の殺気に凍りついていましたが
すぐにこうして湧き上がるような闘志が全身にみなぎっていました。ソーマのメンタル的強さはやはりタダモノじゃないですね
あれだけ凄いオーラを見せつけられて、萎縮しないとは大したもんです
「ふふ…勝負好きは遺伝かい?似たもの同士だねまったく」
「ふみ緒さん!」
「昨日の晩、城一郎に頼まれてね…この勝負はアタシが取り仕切るよ」
と、そこにひょっこり現れたのはふみ緒ばあちゃん。
勝負するには審査員が必要ということで、すでに親父からジャッジのことを頼まれていたようですが…
『…料理勝負だって?』
『ああ、それに審査も任せたい』
『ま、久しぶりに城一郎の料理勝負が見れるんだ、審査するのはやぶさかじゃあないけどね。
けどアンタ、実の息子相手だからって、手を抜いたりするんじゃないよっ』
『そこは心配しなくていいぜ…創真との勝負で手を抜いたことは、一度たりともねぇからよ』
そしてこれが、親父がふみ緒ばあちゃんに頼んだという昨晩の会話。
獅子はウサギを狩るにもなんたらと言いますが、これまでのソーマとの勝負でも常に全力で勝ってきた親父
なるほどソーマがあれほどの殺気を浴びても平然としていられるのは、
親父と勝負しながら暮らす毎日では毎回のようにあれを浴び続けてきたからか
そう考えるとソーマのメンタル的強さも納得が行きますね、親父の強力すぎる殺気と常に相対してきたソーマからしたら
その辺のチンピラみたいな奴に多少凄まれたところで屁みてぇなもんでしょうな
「いやぁこれは見ものですね」
「うおっ!?いつの間に!?一色、なんであんたがいるんだい!」
「ふふ、朝の畑仕事の帰りでね!面白そうな勝負の匂いを嗅ぎ付けたもので」
「なんて目ざとい…ふんっ、じゃあ一色は見学してな。審査員は奇数じゃないと…」
とその時、いつの間にやら当然のように勝負の場に混ざっていた一色先輩!
今は5時半の早朝のはずですが、もうすでに朝の畑仕事を終えて戻ってきたところのようです
一体何時に起きてんだ!一色先輩の朝は3時とか4時に始まるのか!?早すぎるぜ信じられん…
しかし審査員が偶数になってしまうとまずいので、ここは大人しく見学してろとふみ緒ばあちゃんに言われますが…
フラ〜〜 ガチャ
「た、田所…?」
「あれぇ…?創真くん、おはよぉ…」
「うわっ、どうしたソレ!」
「目の下クマがすげぇぞ!?」
「(どよーん)うん…ちょっと眠れなくて…選抜のこと考えてたら、今から緊張しちゃって…えへへ…」
「え〜…まだひと月以上あるんすけど…今からそんなんじゃどうなっちまうんだ…?」
って、さらにその場にフラフラ現れたのはなんと恵ちゃん!
1ヶ月以上も先の選抜のことで思い悩み、すでに夜も眠れない毎日を過ごしているようです
ソーマとは対照的に驚異的なメンタル的弱さであります(えー
ここ最近まともになってきたかと思ったら!まさかこんなもこっちみてぇな顔になってしまうとは…
「あ、でもちょうどいい恵もおいで!」
「審査員の方、今食いたいものはなんだ?」
「アタシも歳だからねぇ…朝から重いものは受け付けない、それに徹夜でフラフラの子もいることだし…」
「”朝イチの元気を出させる一品”!アタシらに作ってもらおうっ!」
がしかし、恵ちゃんが現れてくれたことは好都合。これで審査員が奇数になったということで、
一色先輩と恵ちゃんも一緒に審査に加わります。お題は「重くなくてアッサリとした元気の出る料理」…
それにしても死にそうな顔で体育座りしてる恵ちゃん可愛いな
「食材はこの厨房内にあるものなら自由!制限時間は一時間!
作る品を決めた者から調理に移りな、スタートだ!」
ザザザザザ!
「えっと…どうして2人が勝負することに…?」
「あ、相手は元十傑だよ?勝てっこないよ〜!」
「やーでも…幸平家ではこれが日常なんだけどな、初挑戦は小6の時だったなー」
「そ、創真くんらしいなぁ…まさか勝ったことは…」
「さー…どうだったっけか」
「ねぇだろ見栄張んな。創真は大体500敗目くらいだよな」
「違う!489敗だ!」
「覚えてんじゃねーかしっかりと…」
って、その時ソーマと親父のこれまでの戦績が明らかに!
具体的にはソーマの0勝489敗!つまり489連敗ってことか…なんつー負け数だよ!
よくそれだけ負けてモチベーションが維持できるもんだ、
黒子のバスケで青峰に負けた皆さんもこれを見習うべきだよな…(えー
「重くなくて食べやすくて…そーだな、栄養もしっかり取れるような…よし!!」
「創真くんが調理に入った…!」
(十傑第二席にいたほどの人と戦ってるのに、あんなに堂々と料理できるなんて…)
(なるほど、創真くんの原点はそこにあったのか…創真くんは乗り越える壁がいかに強大でも
挑戦をいとわない、それもそのはずだ…あまりにも実力のかけ離れた父に彼は挑み続けてきたんだ、
489もの黒星を負いながら…!)
そしていよいよ料理の完成形を頭の中に思い描いたソーマ、それを実際のものにするために
笑顔すら浮かべながらイキイキと調理を始めます、もはや先週ラストの萎縮していた雰囲気は完全に吹き飛びましたね
どんな強い敵が相手でも、まったく怯まず挑むことのできるソーマの強靭なメンタル、
それがなぜ生まれたのかを一色先輩たちも理解したようです
それにしてもこのシーンの恵ちゃんすげえ可愛い
合宿編で髪降ろしてる時もそうだったけど、恵ちゃんってこの髪型だと可愛さが倍加する気がするな…
「さあ残り15分…!先に仕上がるのは…!?」
「お待ちどおっ!」
「こ、これは…!?」
「さぁおあがりよっ!リンゴのリゾットだ!!」
「リゾットだって!?」
「ほんとだ…!細かくしたリンゴが…!」
「リゾットに果物とはね…驚かせてくれるじゃないか…!」
そして先に料理を完成させたのはソーマ!何かと思えば角切りリンゴを混ぜたリゾットであります
なんというかリゾットってあんまり普段食べたことないんだよな…
「おかゆっぽいもの」っていう認識はあるんだけど、具体的にどういう定義のものをリゾットって言うんでしょうね
ホワァァァァ
「わぁっ…甘酸っぱくてすっごく爽やかな香り…リンゴと…レモンかな?」
「ああ…素晴らしい清々しさだね」
「この香りからして重い胃を起こして食欲を湧かせてくれる!眠気まで醒めるようだよ…!」
「では…肝心のお味は!?」
まずは口をつける前に香りから堪能する一同、リンゴの他にレモンも使って爽やか度をアップさせてるようですね
朝の始まりにふさわしい爽やかっぷりに満足そうな一色先輩、そして肝心の味の方は…
ハムッ
「(シャキッ!)…!こ…これは…(シャキシャキシャキ)」
「リンゴのしゃきしゃきとした食感とやさしい甘み、とろっとするまで煮詰めた玉葱、
そしてカリカリに焼いたベーコン…リゾット全体に
やわらかなリンゴの風味が広がってる…!」
スプーンを口につけた瞬間、想像以上にシャキッとしたリンゴの食感に驚く恵ちゃん
それにしてもハムッてした瞬間の恵ちゃん可愛いな
今回こればっかり言ってる気がしますが可愛いから仕方ない
「眠っていた体を…(ちゅ)ゆっくりと起こしてくれるみたい…」
「王子様の…やさしい口づけ…!」
例のイメージ映像キター!!ぐわーまた今回もこんなのが!
合宿の時にソーマがお柿揚げ作った時のあれですね、またしてもこんなイロモノイケメンを生んでしまったか…
寝ている恵ちゃんにちゅーしたリンゴの王子様ですが、おでこにキスマークついてるところを見ると
あんたおでこでちゅーしたってことかい!頭でキスとか新しすぎるわ!
「美味しい〜!」
「お好みで黒胡椒もどうぞ!これも風味が変わって美味いんだ!」
「へぇ!どれどれ…(パクッ)…!リンゴや玉葱のほのかな甘みと、
黒胡椒の香ばしい刺激!舞い落ちた黒胡椒が、この白い品に
味覚と視覚の対比を生み出し…」
「まるで黒と白のワルツ!!」
今度は黒胡椒を使って味に変化を出しますが、その瞬間に若返るふみ緒ばあちゃん
あんたほんと若い時と別人だな!ソーマの料理を食ってる時だけ全盛期の若さになるのか!?
そういうことなら、ふみ緒ばあちゃんには絶え間なくソーマの料理を食わせ続けるというのはどうかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「(ハムッ)ん〜〜〜…!」
「ふわぁ…とろけちゃいそう…!寝不足の体にしみ込んでくる感じです…」
「ああ…ビタミンに脂質、炭水化物も取れるし、米は柔らかめの
絶妙なアルデンテに仕上がっているからお腹にも優しい。
まさしく起き抜けにピッタリの一品だ!」
そして再びハムッてした時のん〜〜ってなる恵ちゃんが可愛い。ん〜〜って
今回マジでこんなことしか書いてない気がしますがいいじゃないかそれだけ可愛いんだ!(えー
恵ちゃんにも絶え間なくソーマのリゾットを与え続けてずっとん〜〜ってなってて欲しいくらいだぜ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「しかし…これはどういうことだろう?」
「一色先輩?」
「米と玉葱にしっかりとリンゴの風味が残っているが、
そこまで煮込んだのならリンゴはグズグズに崩れているはず…
なのに何故シャキッとした食感が残って…」
「それはねー…こいつを使ったんだ!(バッ)」
「ええっ!?リンゴジュース!?」
「ど、どういうことだい!?」
「炒めた玉葱と米を煮ていく時に、このジュースを少しずつ足しながら煮詰めたんだ!
角切りリンゴはその後に加えて軽く火を通しただけ!
だから食感は生きたままなんだよ!」
そして恵ちゃんが最初のひと口を食べた時に、妙にシャキシャキした食感に驚いていましたが…
その秘密というのがこれ、リンゴを加えたのは調理が終わる寸前であり、それまでの味付けはリンゴジュースで行っていたという…
確かにリンゴって、煮詰めすぎるとグズグズになってあんまり食べたくなくなりますよね。
それを補うにはこういう手があるわけか、なんだか他の料理にも生かせそうなテクニックだな
「なるほど…素晴らしい発想だ!全体に行きわたったリンゴの一体感は、
リンゴジュースで作り上げたものだったとは!」
(その場で出されたお題に対してここまで的確な答えを出すなんて…
一体どれだけの引き出しを持ってるんだいこの子は!?
リンゴのリゾット、見事な回答だった!これ以上ないと思えるほどに…)
ザッ
「…」
ソーマの料理に対して「これ以上ない」とまで褒めちぎるふみ緒ばあちゃん、よほどこのリゾットが気に入ったようですが
しかしそんな空気を一変させる男が1人…言わずもがな親父の登場であります
これ以上ないという料理すら上回るほど限界突破した料理、それを今から見せるということなんでしょうか
(なんて恐ろしい男なんだろうね…漂ってくる…!
この百点満点と言える幸平創真の品を…)
(いとも容易く越えそうな気配が!!)
「お待ち遠様…さあ、食べてくれ」
料理を出す前からすでに勝ち確定の圧倒的オーラ!
最強親父の実力はそれほどまでに高いのか!このページを見た瞬間に、
伝説巨神イデオンのBGM”圧倒する力”が脳内で流れ始めました。に…逃げるんだぁ…勝てるわけがない…
そんな無限力イデ伝説を持つ親父の料理とは一体…次回に続く!
(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社