10月31日


ツイッターにも書いたんですが今週のはじめの一歩の展開ひどすぎ
あまりにもひどい引き伸ばし展開、これはさすがに許されんだろと言わざるを得ません

観客「幕之内が懐に入ったぞーっ!いけるいける世界2位に通用するよ!よーし行け行け幕之内!」



1ページ経過

観客「しつこく行けしつこく!いつも通りでいいんだ!通用するよーっ!」 「何度でも入り直せ!しつこくしつこく!」

2ページ経過

観客「粘り強いのがお前の身上だろ!?何度でもつっかかれ!」 「何度でもしつこく!行け行け行けーっ!」

3ページ経過

観客「まっくのうちまっくのうち!まっくのうちまっくのうち!」 「まっくのうちまっくのうち!まっくのうちまっくのうち!」

ぶち抜きで4ページ、5ページ経過

実況「今にも飛び込みそうだ!いつ行くのか!?」 観客「まっくのうちまっくのうち!」



6ページ経過

観客「まっくのうちまっくのうち!」 相手「アウェーは何度も経験あるが…このテの声援のやかましさはイラつくね…」

7ページ経過

一歩「行くぞ行くぞ行くぞ!行くぞ行くぞ行くぞ!」 相手「分かりやすい野郎だ…」

8ページ経過

観客「まっくのうちまっくのうち!」 相手「来るぞ来るぞ来るぞ!」 一歩「行くぞ行くぞ行くぞ!」



9ページ経過

実況「行ったあ〜〜〜〜っ」

ぶち抜きで10ページ、11ページ経過

アオリ文「両者ペースアップ!」

12ページ経過、次回に続く

なんも話進んでないじゃねーか!!
もうこれはひどい、ひどすぎる!観客「まっくのうちまっくのうち!」「しつこく行けしつこく!通用するよ〜っ!」って言って終わり、
たったこれだけで1話費やすなんてアリか!?しかもこれ巻頭カラーやぞ!?
雑誌の顔とも言える巻頭カラーでこれをやらかすとは、完全に漫画家としてのタブーだろこれは…

もうほんとこの漫画って、1話でも多く引き伸ばすことしか考えてないんだな…ということがよくわかった話でした
昔はあんなに面白かったのにな…なんでこんな風になっちまったんや…

(C)森川ジョージ/集英社



それと来週は月曜日が祝日、つまりジャンプが早売りの週であります
なので今日フライング買いしてきました、ネタバレ超速感想行くのでご注意くださいませ

とりあえず今回目を引いたのはニセコイでしょうか、楽にずずいと迫るマリーの図…
たぶんこれがマリー最大の打ち上げ花火になるんじゃなかろうか…(えー
俺はマリー派だけど、やっぱりヒロインとしては千棘、小野寺さん、つぐみの次あたりに位置することは否めないしな…
マリーはよくやった、森に帰ろう…(えー

(C)古味直志/集英社



来週のジャンプネタバレ感想:ワールドトリガー 第37話「三雲修E」

「ラストの一戦はいい読みだったな」

「烏丸先輩の指導のおかげです!」

「(イライラ)」

「けど、一回読み勝つために20回負けてたら、普通はアウトだぞ」

「は、はい」

「(パアアアア)」

 

「そうよ!調子に乗らないことね!(にこにこ)」

(こいつはなんで嬉しそうなんだ…?)

今週のワールドトリガーですが何このかわいい生物
オサムが誉められると怒って、オサムがダメ出しされると喜ぶ木虎の反応がいちいち可愛すぎる
マジでオサム、とりまる先輩、木虎の三角関係はいい雰囲気出してるなー
この3人で今後も色々と絡んでもらいたいぜ



一方で千佳ちゃんは、この間壊した壁についておもいっきり土下座していました
それにしても千佳ちゃんいい形の尻してんな!まさに桃尻だな!(えー
こういうのは安産型って言ったらいいのか!?なぁ!いやいい尻だと思うわー、いいもの見たわー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)葦原大介/集英社



来週のジャンプネタバレ感想:食戟のソーマ 第46話「龍は臥し、空へ昇る」

「カレーの味で、この俺を負かすって…?」



「…お前、俺のカレー食って何も思わなかったのかよ?」

さて前回、「こんなカレーよりずっと美味いものをご覧に入れますよ」と山岡風に
葉山に対して宣戦布告したソーマでしたが…それに対する葉山の反応がこれでした



信じられないアホを見る顔って感じで、思いっきり冷え切ったリアクションが!
や、やばい、さすがにスパイスのスペシャリスト相手に、あの宣戦布告はシャレにならなかったか…
「お前なんとも思わないの?バカなの?死ぬの?」と冷たい目を向けてくる葉山でしたが…

「思ったよ、ヤバかった」

「はぁ?」

「自分が作れないもんを作るヤツがいる…そんなの…」

 
 

「めちゃくちゃ嫉妬しちまうよ」

おお、しかしソーマ的に、葉山の料理にはかなりの刺激を受けていたみたいですね
自分より格下だから葉山に勝てると思ったのではなく、まったくその逆。
葉山のカレーについては「俺にはとても作れない料理」とまで思っているようで、
それほどの強敵だからこそ燃えているようです
あれですね、強敵の出現を喜ぶビルドファイターズのユウキ先輩みたいなもんかと。燃えあがーれー燃えあがーれー

「色々教えてくれてサンキューな!予選でまた会おうぞぶぇ」



「ちょっとぉぉぉ!どうして黙って行っちゃうの!?まだ講義は途中だったのに!」

「(ピクピク)」

「あぁ!?ごめんなさい!」

って、帰ろうとしたソーマの前にいきなり現れたのは汐見さん!
あんた結局教える気満々だったんかい!なんやねん一体!
あれだけ教えるのヤダヤダって言ってたのに!ややこしい人だよ…
それとこの部屋に飛び込んできた汐見さんの顔、何かを思い出すんだけどなんだっけなぁ…
なんかこういう顔をよく使う漫画家っていなかったっけなぁ…何かを思い出すんだよなぁ…なんだっけ?(えー

「幸平創真…カレーと向き合うって事は、
 すなわちスパイス…香りと向き合うってことだ。しかも俺の鼻は特別製でね…」



「万に一つも、お前に勝ち目は無ぇよ」

ああしかし、「戦うのが楽しみだ」と言わんばかりだったさっきのソーマに対して
「俺の勝ちだっつってんだろ何も楽しくねーよ」という感じの表情で返す葉山。葉山にとって、もはやソーマは
本当にまったく相手にならないと考えているようで、失望すら感じさせるような冷たい目線であります
ジョジョ的に言うならあれでしょうか、養豚場のブタでも見るかのように冷たい目だ…
残酷な目だ…
『かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋にならぶ運命なのね』って
かんじの!
(えー

「う〜ん…どこから手をつければいいんだろう…」

「アジアだけでもすげぇ種類があるし、欧風カレーなんてのもあるしな…」

「あのね、授業で習ったんだけど…一口にスパイスって言っても定義は様々で、
 広い意味だとニンニクなんかも含まれるんだって。それにカレー料理ってほんとうに幅が広くて…」



「たとえば肉じゃがをスパイスで仕上げれば、それでもう”肉じゃがカレー”になっちゃうの。
 でもそれだけじゃ安易なカレー味にしかならない…真にスパイスを活かすことはすごく難しいって」

「そっか、なるほど…付け焼き刃で上っ面の”カレー風味”じゃあダメ…
 スパイスの良さをきちんと理解した、”カレー料理”を作ればいいってわけだな」

そんなわけで汐見ゼミから帰ってきたソーマと恵ちゃんは、大量のスパイス本を前にして勉強を始めていました
しかしカレーと言えばメジャーすぎる料理なだけに、あまりに幅が広すぎて手のつけどころに困っているようです
とりあえず「付け焼き刃のカレー風味じゃダメ、スパイスの良さを理解したカレー料理を作る」ってことだけは決まったようですが…

「えーと何々、一般的なカレーで使われるスパイスの種類は約40種類…
 そっからおよそ10〜20種を選びブレンドすると…」

(たぶんこの時点で組み合わせは何億通りも…)



「ホールかパウダーか、それとも生で使うか…香りを引き出す油や調理法の選択、
 焙煎や熟成って手もあるし、その上で使う食材との相性も吟味しないといけねーよな」

「(ボン)」



ああしかし、スパイスの良さを活かすという方向性は決まったものの、今度はそのスパイスの組み合わせがあまりに多すぎて
もうダメぽということが分かりました(えー
結局は幅の広さに苦しめられるってことは変わらないんやな…
あと2人でスパイスの教本を読むシーン、1冊の本をソーマの右手と恵ちゃんの左手でいっしょに持つって
どんなイチャイチャっぷりだよこれは!さすがに恋人かお前ら!

「い、今からスパイスの勉強して葉山くんに対抗できるくらいにならなきゃ…!
 あわわわ…でも時間はたった1ヶ月しかないのに…一朝一夕じゃとても追いつけないよ…!」

「…実家の店でさぁ、親父の仕事を近くで見てたら嫌でも分かるんだよなー、
 俺には足りないものが多すぎるってことがさ」

「…?」

「なのに…ある日言われるわけだ」



『ひと月後の新作メニュー1品任せるわ』

『!?』

「やー最初はスゲェ焦ったよ、そん時まだ俺小6とかだったからさぁ」

あまりに足りないものが多いこの状況に、あたふたと慌ててしまう恵ちゃんですが
ソーマはこういう状況には昔から慣れっこのようですね、それにしても昔を思い出して
絶望顔のソーマにはなんかワロタ ソーマのこういう顔って意外と珍しいよな

「けどさ…足りねーことにびびってたら、永遠に一品も出せやしない。
 俺にとって、今の時点で負けてることはちっとも問題じゃねーんだよ」



「店の仕事も料理勝負も、絶対に降りらんねぇなら
 あきらめて前のめるしかねーじゃん?」

そしてソーマのイケメン顔炸裂!キャーソーマさん抱いて!
最強の親父をずっと追い続けてきたソーマにとって、自分より強い相手と戦うことはむしろ望むところのようです
「足りねーことにびびってたら、永遠に一品も出せやしない」ってのはいいセリフですね、要は失敗を恐れるなということか
だから恐れるな…!繰り返す…!失敗を恐れるなっ…!

「うん…うん!」

「それとさー、このお題…もちろんスパイスも大事だけど、
 それだけじゃないって思うんだよなー」

ソーマの一言でやる気を取り戻した恵ちゃん、ここから2人の徹底的な試作タイムが始まりますが、
ソーマはスパイス以外にも何か勝敗を分かつ重要なものがあることに気づいたようです
むう…これまではスパイスをどうにかするって視点でしか考えてませんでしたが、このソーマの気づきが逆転の要素となるのか…?

「そっか、田所も今日から帰省かぁ」

「うん、もともとお盆には帰るつもりだったし、地元の食材といろんなスパイスの相性を試してみたいんだ。
 しばらくの間、1年の寮生は創真くん1人になっちゃうね…」



「ま…でも退屈する心配はねーしな!」

「じゃあね創真くんっ、また秋に会おうね!がんばろうね!」

「おう!お土産よろしくっ!」

そして試作の毎日が数週間ほど続き、お盆の時期になると恵ちゃんは実家へ帰省していきました
さすがにお盆くらいは帰りたいよなぁ…吉野たちもすでに全員実家へ戻ったようです
ソーマは家に帰っても誰もいないから、極星寮で試作を続けるってことか
それにしてもこの2人本当に仲いいな まるで結婚して数年した夫婦のような落ち着いた雰囲気が…



その後もひたすらに試作のために時間を費やすソーマ、何をしている時も考えるのは味の組み合わせのことばかり
ふみ緒ばあちゃん達が寝ている時間でも、寝る間を惜しんで組み合わせの数々を試しております
どうやら夏休み全部を試作に使うみたいだな…ソーマの腕でもそれだけの努力が必要とは、
やはり今回の選抜は並大抵のことじゃ勝てないということか

それと残っている1年生はソーマ1人だと恵ちゃんが語ってましたが、
2年生なら一色先輩も残ってるんですね
この人は家族とかいないんだろうか…?まああの常人離れした性格からして、天涯孤独の身っていうのもそれっぽい気がしますが…



そしてソーマ以外のライバル達も、やはりこの夏休みを利用してカレーの研究にいそしんでいました
それにしてもアリスやお嬢様と並んで大ゴマ1つもらってるお付きの男がなにげに扱いでかいですね
秘書子なんかはお嬢様のついでにちょこんと映ってるだけなのに、
このお付きの男はアリス・お嬢様と同等の扱いで1コマまるごともらうとは…

やはり実は相当な強敵なのかお付きの男?本気を出したらアリスと同等以上にやりあえるのかお付きの男?
それとそろそろ名前知りたいぞお付きの男!(えー  いつまでこう呼んでりゃいいんだよ!

「おや…?創真くん、徹夜だったのかい?」

「あ…一色先輩…はよざーっす…」

「ふふ、試作品の山がこんなに…」



「…面白いね…うん、凄く面白いよ創真くん!」

「や…でもこっからです、もっと…もっと美味くぐう(バターン)」

そして夏休みが終わりに近づいたある日、試作中のソーマにたまたま出くわした一色先輩。
そんなソーマの試作品をチラッと見るなり、一目で「すごく面白い料理」だとすっかり感心してしまったようです
夏休みをフルに使った甲斐あって、ソーマの勝ち目というのもかなり出てきたみたいですね

「葉山くん、また徹夜したの…?」

「あぁ、もうじき完成だからな…秘密兵器のミックススパイス!」

「そ、そんなに根詰めたら体壊しちゃうよぉ!」

「よく言うぜ、潤だってしょっちゅう徹夜するじゃん」

「潤って言うなぁ!」

そんな一方で、葉山もまた徹夜しての秘密兵器を開発していましたが
読者でも何を作ったのか分からないソーマの切り札に対して、葉山の切り札は完全にモロ出しであります
あかんやん葉山!切り札を先に見せた方が負けるって漫画の常識やで!
もはや葉山の負ける確率が120%すぎてやばいんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あと床で寝落ちするクセ直せよな、お前チビの割に重てぇんだから」

「(かあああ)し、心配してあげたのに!葉山くんなんか負けちゃえ!」



そして会話の雰囲気がこの漫画の誰よりもアツアツな2人
いやマジで、ソーマ&恵ちゃんとか、アリス&お付きの男とか、男女のペアは色々いますけど
ここまで明らかに恋愛っぽい雰囲気出してるのはこの2人だけですよね
ソーマと恵ちゃんも仲いいなーとは思うんだけど、ここまで相手を意識してないしな…
それを34歳と16歳でやるとかかなり凄いことだぜ…(えー

「…負けねえよ…誰が相手だろうと関係ねえ」



「潤と俺のコンビは最強だってことを証明してやる…」

そんな葉山を突き動かす原動力とは、汐見さんに対する愛のパワーでした
お前らほんとにガチやな!ガチすぎるな!「俺の鼻にかなう奴はいないって証明してやる」じゃなくて
潤と俺のコンビの凄さを証明したいわけだからな…どんだけ汐見さんのこと好きなんや

そしていよいよ夏休みが明け、秋の選抜本番の日が訪れてしまいます
一気に本番まで来たな…このテンポの良さには感心してしまいます、
今週のはじめの一歩にも見習って欲しいくらい(えー

秋晴れ、空は高い、大舞台が始まろうとしている…



イ、イケメンやああああああ!!
なんというイケメン!選抜に出陣するソーマかっこよすぎだろ!
今週は「めちゃくちゃ嫉妬しちまうよ」のシーン、「今の時点で負けてることはちっとも問題じゃねーんだよ」のシーン、
そしてこの出陣シーンと、ソーマのイケメンぶりが凄かった回でしたね
夏休みを全部使ってひたすら努力する姿も好感持てました、今回はいいソーマ株の底上げ回だったなー



それと今週は巻末コメントで、tosh先生がワールドトリガーの芦原先生に
「ジャンプネクストではありがとうございました!」とお礼言ってましたね
これってあの木虎の「我ながらセクシーだわ」のヒロインポスターネタの話だよなー
ソーマとワールドトリガー、好きな漫画2つの作者がこうして交流してるのって
俺としては嬉しいですね、どっちもこれからのジャンプで生き残ってほしいです。次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


10月30日

今週のジャンプ感想:こちら葛飾区亀有公園前派出所 「馬券が発射しました!の巻」

今週のこち亀なんですが、部長にさんざん怒られた時の両津の対応は
社会人として見習いたいなと思いました(えー
いやマジで、この両津みたいになれれば社会人としてストレス耐性最強だと思います

上司とかお客さんに怒られてしまった時はとにかく全力で謝る。
申し訳ございません返す言葉もございません本当に申し訳ありませんでしたと、とにかく全力で謝り
なんとかその場が収まったら光の速さで忘れる。これができたらマジ最強です

さすがにこの両津ほどの速さで忘れるのは難しいでしょうが、
リアルでも半日ぐらいしたらもう怒られたことケロッと忘れてるような人はかなり多いんですよね
そういう人ほど会社で長続きするんですよ

怒られたのを引きずってしまって「俺ってなんてダメなんだ…」って自分を責めてしまうとやばいです
反省するのはいいことだけど引きずるのが危険なんですよね
だからもう、反省するのは怒られてる間だけにして、それが終わったらスパッと頭を切り替えちゃった方がいい

サッカーなんかでもよく言いますよね、何かプレーで失敗した時には必ず「切り替えていこう!」って
普通の仕事でも同じだと思います、嫌なことがあったらさっさと切り替えて忘れる。これができないと鬱になる可能性大ですからね
両津なんかはもう反省すらせずに切り替えてますが、鬱になって体壊すよりその方がいいですよ

本当にシャレにならないことならまだしも、ちょっと怒られて済むようなことだったら気にしなくてもやっていけます
その代わり給料は上がっていかないと思うけどね(えー
あとこれだけ「切り替えが大事」「引きずるのはダメ」と連呼してますが、
超ウルトラ引きずりやすい性格してるのが俺です(えー

だから俺自身気をつけなきゃいけないことなんだよな…もっと日頃から切り替えを意識しなきゃな…



あ、でも今週のマガジン読んだら「何かをしなきゃ」って義務感を感じすぎるのはよくないって話がありましたね
あぶねーあぶねー(えー
これは実際その通りで、仕事する時なんかでも「もっとちゃんとやらなきゃ」「しっかりやらなきゃ」って義務感を持ちすぎると
どんどん自分を追い詰めていってストレスが溜まるってのはよくあることですからね…
仕事はもっと気楽にやるべき。いっそ失敗してもいいぐらいの気持ちでちょうどいいのかもしれない

「だから…もっといい加減になればいいのだ…!
 臨機応変…柔軟になればいい…!もっと…!
 お前にはそういう、ズルいというか…いい加減なところがない…!
 真面目であることは悪癖だ…!」

「バカなっ…!メチャクチャ…!そんなハメに陥るくらいなら…
 まだ今の方がまともっていうか…それなりっていうか…」

「お前の言うまともって何…?それだぜ…お前を苦しめてるものの正体って…!
 とりあえずそれは捨てちまっていい…そんなものと勝負しなくていい…
 そんなものに合わせなくていい…!(中略)
 だから恐れるな…!失敗を恐れるなっ…!」

やっぱ最後に行き着くところはアカギのセリフなんだよなー
クソ真面目すぎる仕事の仕方をしていると、どんどん自分が追い込まれるので、もっと別の簡単なルートがないか柔軟になればいい
真面目にやらなきゃという義務感と勝負しなくていい、失敗を恐れず気楽にやればいい

社会人として仕事のストレスに悩んだ時、「こういう気の持ちようでやればいい」と教えてくれるのがいつもアカギです
もう何度言ったかわかりませんが天の17巻、18巻は人生の教科書ですよ、ええ
学生の時は勤勉さって大事だけど、社会人になってからはそれだけだとすぐに潰れるからね…
若い子は就職したら、ストレスで潰れる前にぜひとも読んどくべきだと思います

(C)勝木光/講談社
(C)福本伸行/竹書房
(C)秋本治/集英社



今週のジャンプ感想:NARUTO 第652話「ナルトの轍」



今週のナルト。なんか精神世界みたいな場所で大勢の忍と対面するオビトの図なんですが、
左上に変な奴が1人プカプカ浮いてるのにワロタ。誰だよお前!
空を飛べる忍っていうとオオノキ?オオノキなのか?豆粒みたいでわかんねーな…
それにしてもみんなで並んでるのに、1人だけ空を飛ぶ空気読めてなさが笑ってしまう



あと「オレは…後悔しているというのか…!?」と火影になった自分をまた妄想するオビトの図なんですが、
やっぱり火影岩に混ざるオビト岩を見ると笑ってしまう
こないだもそうだったけどオビト岩見ると笑っちまうんだよ!なぜなんだ…
他の岩見てもなんともないのに、オビト岩だけ笑えてくるのは…これも岸影様の力なのか…

(C)岸本斉史/集英社



今週のジャンプ感想:ワールドトリガー 第36話「三雲修D」



今週のワールドトリガー。今回センターカラーということで扉絵はこんなでした
やっぱこなみ先輩かわいいなー
もっと出番増えないかなこの人、とりまる先輩くらい出てきてくれると嬉しいんですけどね

あとワールドトリガーVOMIC化するんですね、そいつはめでたいな!めでたいんだけど
VOMICってやるのは基本的に1話だけだよね?ワールドトリガーの1話って
出てくるのチンピラばっかで女の子の出番全然ねーぞ!(えー
うーん、なんとも色気のない1話になりそうな予感が…



「あれ?まだやるみたいだぞ?」

「なんで…!?もう十分負けたでしょ…!?」

「さあ…なんかしゃべってたっぽいけどな」

そんなわけで本編なんですが、20連敗してもまだやる気のオサムに眉をひそめる木虎の図。
なんかこの2コマのユーマと木虎がいつも以上に丸顔でかわいいな
千佳ちゃんもそうだけどこの丸いシルエットがなんか和むんだよね

「あのメガネくん…雰囲気が変わった気がする」

(贅沢なことは言わない、この最後の一瞬、絶対に一発当ててやる)

そんなユーマ達とは対照的にテライケメンな顔になっていたオサム。
オサムのこんなキリッとした表情初めて見ましたよ、いつもは大抵他の誰かに振り回されて冷や汗かいてる図が多いんで…



ちなみにオサムは、作者本人の解説としても
初期設定にただ一言「メガネ」とだけ書いてあった一点突破キャラ。
口癖は「な…!」で、かなりの高確率で冷や汗をかいているエターナルメガネ
とか書いてて冷や汗キャラは作者公認だったりします。というかエターナルメガネってなんや!?



(知恵を絞れ…烏丸先輩に言われたことを思い出せ…!)

『まず一口にガンナーって言っても色んなタイプがいる。
 中距離からバリバリ連射するアサルトライフル型、割と近距離でドカドカ撃つハンドガン型、
 そして銃型トリガーを使わずに弾丸を飛ばすタイプ…このタイプは他のとは分けてシューターと呼ぶ』

『じゃあぼくはシュータータイプですね…』

『そうなるな。シューターの特徴は、弾丸の性能を細かくいじれるところだ。
 威力、射程、弾速、この3つを毎回の攻撃で自由に調整できる。
 小さく割ってバラ撒くのも、一個まるごとぶっ放すのもアリだ。
 その分攻撃に手間がかかるのと、命中精度がやや荒いのが難点。使いこなすにはセンスが必要だな』

『センス…』

『逆にアサルトライフルやハンドガンのガンナータイプでは、あらかじめ設定した2種類の弾しか撃てない。
 その代わり取り扱いがシンプルで、訓練するほど命中精度が上がる。
 さらに銃型トリガーには弾丸の射程を20%ほど伸ばす補助機能がある。
 安定、堅実な戦いをしたいならこっちだ』

『なんだか話を聞いてると…ぼくにはシューターよりガンナーの方がいいような…
 センスが必要とか言われると、正直自信がないです…』

そしてとりまる先輩に教えられた、ガンナーとシューターの違いについて思い出すオサム。
オサム自身はシューターとしてやってきたようですが、この話を聞いてどうも自分にそれは向いてないと思ってしまったようです
ガンナーは決まった弾丸しか飛ばせない代わりに、命中精度が良くて射程距離も長く、安定感がある。
シューターは自在に弾丸を変化させて飛ばせる代わりに、命中精度が悪くて使用者のセンスが問われると…

確かにオサムは平凡を絵に描いたようなキャラなので、センスがないとやってけないシューターより
安定・堅実なガンナーの方が向いてるような…

『俺の考えは逆だ。ガンナーは安定してる分、トリオン能力の差がモロに出る…
 トリオンが弱いお前は先に進むほど不利になるぞ
 お前は弱いけど馬鹿じゃない、
 発想と工夫を反映できるシューターの方が合ってると思う』



『…!はい!』

か、かっこいいタル〜〜〜何これとりまる先輩かっこよすぎんよ!!
オサムが弱っちいのは誰もが知るところですが、そこに失望することなく「お前は弱いけど馬鹿じゃない」
オサムのいいところをちゃんと見抜いてシューターの方を勧めるとは…
やべー、「俺って弱いしセンスないよな…」なんて思ってる所にこう言ってもらえたら
俺とりまる先輩に一生ついてく自信あるわ(えー

まとめると、安定・堅実なぶん地力を必要とされるのがガンナー、
戦い方の幅が広くてセンスや頭の回転が必要とされるのがシューターってことですね



あとの戦いぶりは今週のジャンプをご覧ください(えー
なにげに木虎がオサムの戦いぶりに一番びっくりしてたのが印象的でした
これで「弱っちい三流エターナルメガネ野郎」という木虎の評価もちょっとは変わりましたかね、次回に続く!



(C)葦原大介/集英社


10月28日

・逆シャア風次回予告なら「君はまだ本当のガンプラを知らない」で決まりだと思う
 大志さんは世代的に劇場予告は見たことないだろうけど、
 「君はまだ本当のガンダムを知らない」って聞いたことない?かなり有名なフレーズやで by はんぺら

オレはまだ本当の逆シャアを知らない…(えー
マ、マジか…こんなフレーズがあったのを今日初めて聞いたよ、
そして今日のビルドファイターズ予告を見てみたら、「君はまだ本当のガンプラバトルを知らない」って
まさにこれ言ってましたね、すげえなはんぺらさんドンピシャやないか!俺もまだまだだなぁ

しかしそうなると次の予告はどうなるんでしょうね、宇宙世紀の年代で並べれば次はガンダムユニコーンになるわけだけども
でもリアルで作品が製作された順番では、次はガンダム0080ポケットの中の戦争になんですよね
うーんどっちが来るんだろう、やっぱ0080の方かな?しかし0080の予告なんてまったく覚えてないなぁ
有名なセリフって事なら「嘘だと言ってよレイジ!」しかないと思うんだけど、どうなのかなー




・Vガン、たぶん漫画版なんでしょうけどウッソがほぼ別人に見えるんですけど?
 髪型も全く違うし、あんなに元気良く自己紹介するような少年じゃなかったような…。

君はまだ本当のVガンを知らない…(えー
いやいや他のサイトならいざ知らず、うちのサイト的にウッソといえばもうアレ以外ありえないでしょう!



うちのサイトで一番アクセス数が多いのって、ダントツで
漫画版Vガンダムの感想ページやで…
朝目新聞とかゴルゴ31にも紹介されたことあるんやで

そんな漫画版ウッソの名言を並べてみると

「よォ!オレウッソ・エヴィンってゆーーんだ!ヨロシクな!!」

「オラオラーーッ!今日のオレは機嫌が悪いぜーっ!!」

「や、やべえ…オレがVガンダムのパイロットだってバレだらブッ殺されちまう!!」

「V昇鷹拳(ヴィクトリーホークバスター)!!」

「まだだ!まだだぜザンスカール!
 母さんの作戦は…終わっちゃいねえーーーっ!!」

「うおおおおおおV字斬乱れ斬り!!」

「きさまは電子レンジに入れられたダイナマイトだ!!
 メガ粒子の閉鎖空間の中で分解されるがいい!!」

大体こんな感じです。ただセリフを並べただけでこれだから恐ろしい
ウィキペディアの「機動戦士Vガンダム」のページにも、ちょろっと記述があるくらいには知名度ありますぜ
アニメのウッソとは違いすぎて確実に吹くので、古本屋とかで見かけた時には読んでみて下さい



・ヴェスバー。可変速と言うのは知っていましたがそれとは別に最大出力は戦艦以上ってどっかでみた気がしたんで
 最大じゃない使い方もある=調節できるのかー、と思っていたんですがそういうわけではなかったんですね。

うーん、最大出力がどうのって件に関しては、ウイングガンダムのバスターライフルみたいなもんと思えばいいんじゃないですかね?
あれも「最大出力で使うと3発までが限度」って設定があるので、ある程度の出力調整は可能なんでしょうけど
多少出力を下げたところで、結局はとんでもない破壊力のビームってことは変わらないので
ヴェスバーを最大出力で撃つとうんぬんっていうのも、それと似たようなもんだと思います



・忘れられた換装ユニット「僕の名前はシュナイダーっていうんだよ」

・ライガーゼロシュナイダーだよぉぉ!ゲオルグのことしか頭にないからこんなことになるんだよ!

・シュナイダーだよシュナイダー!ブレードライガーのブレードをマシマシにしてセブンソードみたいにした
 オレンジ色のやつだよ!! by 沖田カイ

あ、ああ…すんませんライガーゼロの3つ目の換装形態はシュナイダーでしたか
パンツァー、イエーガーと5文字が続いて、シュナイダーって6文字だからなんか覚えにくいんだよなー
シュナイダーか、なんかいい覚え方ないかな、うーんシュナイダー。
カール・ハインツ・シュナイダー。鋼鉄の巨人デューター・ミューラー(えー
すいませんただ頭に浮かんだことを書いただけで特に意味はないです
:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



今週のジャンプ感想:食戟のソーマ 第45話「香りと刺激の伴奏者」

「し…汐見潤です、今日からよろしくお願いします」



「4月からの新入生だ、ふみ緒さんの入寮腕試しも一発クリアしたそうだぜ」

「む、それは有望株だ…よろしくな汐見くん!」

「は、はいっ!こちらこそ…!」

さて今回のソーマですが、冒頭の場面は中学時代の汐見さんが、極星寮にやってきたシーンで始まります
それにしても、この場面は汐見さんより堂島さんの方に目が行ってしまいました
この頃の堂島さんってハデな頭してっからもしかして恐い性格だったんじゃ…と思ってましたが
まったくそんなことはなく、今と同じで面倒見のいい良き先輩って感じですね
これだけ実直な性格なのに頭は妙にハデなのはなんでなんだろうな…(えー

「はよざーす…お?銀、なんだソイツ」

「城一郎…きちんと制服を着ろ」

「へぇ〜新入りか、よーし歓迎してやろう!そうだ俺の新作料理を食うか!?」

「えっ?はい、ぜひ!」

(このようにして…当時寮内で一番年下だった私は、事あるごとに才波先輩の実験台として、
 散々いじくり倒されたのでした…)



そして親父と汐見さんとの関係というのがこれ、さまざまな料理の実験台にされたようですが…っておい!?
ワニがおるで!?生のワニとか一体どこから調達してきた!?(えー
これも料理のためなのか!?生きたままのワニをさばくとかどういうことなの…恐ろしすぎんだろ!
それと汐見さんのパンツを必要以上にモロ見えにしてるのは一体…(えー
最近ソーマでこういうパンツ描写はなかっただけに、このモロ見えの意図がちょっとよくわからないな…

「一生消えない心の傷を負いました」

「ちょっ…ストップストップ!姿形が回想とほぼ変わってないんですけど!?」



「ま、まぁ…お若いですねとはよく言われます」

って、そんな汐見さんの歳は34歳ということが明らかに!
34か…34ということはランバ・ラルの1歳年下か…(えー そう考えるとかなり歳行ってんなぁ
まあランバ・ラルがあの貫禄で35ってのも若すぎるだろって話なんですが

それと汐見さんが34歳ってことは、学年からいって親父や堂島さんの年齢も計算できますよね
汐見さんが中1の時に2人は高2だったわけだから、汐見さんの年齢に4プラスして
親父&堂島さんの歳は38歳!おお…思ったより行ってるんだなー、堂島さんの外見若いから意外だなぁ
とするとソーマは親父が22歳の時に生まれたってことですね、年齢の謎が今回一気に分かってきたな…

「あのう、私たち極星の寮生で…カレーについて教えていただきたいと思って」

「そーなんスよ、秋の選抜予選のお題が発表されて…」

「(ぷいっ)」



「そっちの女子にだけなら教えてもいいです、才波先輩およびその親族の方と
 お話しする気はありませんので(ぷぷいっ)」

(決して創真くんと目を合わせようとしない…)

うーむ、改めて汐見さんに協力を頼む2人ですが、親父に対する恨みは相当根深いようで…露骨にソーマを無視しております
これは中坊林太郎がキレる展開ですね。親は関係ねえだろ!親はぁ!!(えー
ただまあ、恵ちゃんにだけは教える気があるみたいなんで、ここはやっぱり恵ちゃん1人で助言を受けて
後でそれを恵ちゃんがソーマに教えりゃいいというのが得策か…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「悪いね…せっかくの客人を邪険にして。俺はここで助手をやってる
 高等部1年の葉山だ。お前らも1年だろ?授業で見かけたことあるぜ」



「え?でも遠月ではゼミに入るのって、普通2年からだよね…?」

「それはな…あの女には俺が必要だからさ。
 スパイスをいじる以外なにも出来ねぇ女なんだよ、なぁ潤?」

「汐見教授でしょ!潤って呼ぶなぁ!!」

ってなにー!?葉山という名前が判明したゴーカイブルーですが、なんと汐見さんとは
男と女の関係だったことが判明!(えー  こ、こやつ20歳近くも年上の女性を呼び捨てとは!
やっぱ何かしらデキてるとしか…しかしこれはチャンスですね、
半沢なら確実にここにつけ込んでゆすり始めるところでしょう(えー



「汐見先生、私にカレー作りのコツをどうか教えて下さい。
 父にオモチャにされた威厳を取り戻すんです」

「あ〜ん?あのクソカス才波の息子のくせに偉そうなこと言うな!さっさと帰れ!」

「そうですか…分かりました、では最後に祝辞を述べさせていただきます…
 このたびはご結婚おめでとうございます」

「えっ」

「でもあなたも複雑なんじゃありませんか?なにせ相手は高校1年生、
 ご家族もずいぶん心配していらっしゃるようです。
 もしかするとあなたが、研究を放り出して生徒を食い物にしてるんじゃないかと…」

「なっ…いや違う!葉山くんはああ見えても…!」

「やはり葉山くんとデキていたんですねぇ…」

「あ…」

「いいんですか汐見先生?そういうことならこのゼミの存在は大問題、
 助手と称して生徒とキャッキャウフフしていたんだ、
 学校に知れたらタダじゃ済まない」

「あ、あう…」

「葉山くんはさぞ残念がるでしょうねえ〜、せっかく遠月の最年少エリート先生と
 結婚できるはずが、目前で水の泡だ」

「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ!」

「いえ待てませんこの件はマスコミにも流させてもらいます」

「!!(ぱくぱく)」

「そうなったら一番の被害者は葉山くんですねえ〜…」

「ま…待ってくれ!どうか…どうか葉山くんだけは…!」

とかこんな感じで…(えー
半沢って最近「倍返しだ」って言葉しか話題にされてないけど、やっぱ一番の醍醐味はこういう徹底的にゆすりまくるシーンよね



「は…葉山くんは私の助手という立場なんだから、ちゃんとそこは礼儀を持って…」

「潤、今日の水やり当番忘れてたぞ」

「はう」

「代わりに俺がやっといた」

「はい…ごめんなさい…」

「先週も水やりを忘れて貴重なスパイスを枯らしかけたよな?」

「はい…私のせいです…」

「先週潤がすっぽかした来客を応対したのは?」

「葉山くんです…」



(さらに小っこくなっていく…)

って、葉山に対しては相当な弱みがあるようで、まったく頭が上がらなかった汐見さん。
やっぱり弱みを握ればいけるっぽいな!いけるいける!(えー
それにしても34歳が16歳相手にここまで頭が上がらないとは、よく調教されてますなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「にしてもすげー種類のスパイスだなぁ…あ!これすげーカレーっぽい匂い!」

「カリパッタって名のスパイスだ、カレーリーフと呼ばれることもあるな」

「えっ!?これ生のカレーリーフ!?」

「田所?知ってんの?」



「カレーリーフの苗木は寒さに弱くて…冬を越せずに枯れちゃうから、
 日本では乾燥させたものが流通してるの。生の状態じゃほとんど手に入らないはずなのに…」

「それも潤の研究テーマのひとつなんだ、熱帯地域原産のスパイスを国内で安定栽培する方法の確立…
 他にも冷凍技術を駆使した長期保存法の発見や、新しい香味成分の抽出も次々成功させてる」

そんな中、ゼミの部屋をじろじろ見てるうちに生のカレーリーフとやらを見つけたソーマ。
どうもこのカレーリーフというのは生のまま保存するのが非常に難しいらしく、生のものはまずお目にかかれないそうです
しかし汐見さんは、それを生で保存できる方法をすでに確立していると…他にもスパイスに関して数々の功績を残しているそうで、
さすが最年少エリート先生はダテじゃないということでしょうか

「へー、見た目によらず凄いんすね先生!」

「あ、あなたに褒められても嬉しくないですけど…
 でもそうですね、スパイスにはそれだけの可能性が秘められてるということです。
 そもそもスパイスとは香り・辛さ・色、この3つに働きかけるものです。
 いくつかを調合することで相乗効果が生まれ、種類を増やすほど
 個々の特徴が抑えられ、マイルドで万人受けするものになります。
 でも多ければいいというわけでなく、その限度はおよそ20種類!(汐見ゼミ調べ)」



「あとスパイスを活かすには油脂の作用が不可欠!
 油で熱を加える事でその香りが引き立つのです、
 そして油脂が最も美味しく感じるのは乳化した状態、すなわちエマルション!
 うふふふエマルション…料理における発明の1つですね、
 両親媒性物質が界面張力に作用することで…うふふ…」

「な、なんだなんだ…ガチの講義が始まってるぞ…」

「あ〜あ…こうなると長いんだよなぁ」

って、「凄いんすね先生」とソーマが一言言っただけで
なんか猛烈な勢いでスパイスについて語り始めた先生!あ、ああ…よくいる語りたい系のオタクな人なのかな
でもこれだけ語ってくれるんだったらカレーのコツもあっさりと聞き出せそうだな(えー
まあ、理論的すぎるからソーマ達に理解できるのかは別だけど…



「ま、実際に体験するほうが早いんじゃねえか」

「?」

「食ってけよ、スパイスの奥深さを見せてやる」

って、そんなわけわかんねー汐見さんの話について、
「実際に体験する方が早い」と言う葉山。どうやらスパイスの使い方を直に教えてくれるようです
これはありがたいですね、確かに理屈であれこれ言われるより、百聞は一見にしかずというか
モンスーノでも「1枚の写真は1000の言葉より多くを語る」って言ってましたしね(えー

「まず一品目、鶏肉のコリバタカレー。南インドの代表的な品のひとつだ、
 さっきのカレーリーフを使って香り付けしてある」

「お〜、すっげぇ美味そう!」

ぱくっ

(な…!何だこれ!?最初に強いカレーリーフの香りが鼻を突き抜けて…!
 それを追っかけるように、唐辛子やタマネギのピリッとした旨みが口に広がる!
 こんなカレー今まで食ったことねぇ…!)

「そいつが生の威力だ、生の葉はドライリーフの10倍以上の香りを放つ」

そしてまずは、さっきソーマ達が見つけた生のカレーリーフを使ったカレーを作った葉山。
生のカレーリーフはとても貴重とのことでしたが、それだけに香りや旨みも普通のものとは比べ物にならないようです
ソーマも「こんなカレー食ったことねぇ!」と思わずうなってしまう一品、まずは「生ってすごいなー」ということが分かったわけですが…

「よし次の品だ、カジキやサケなどの白身魚を使う、ゴア・フィッシュ・カレー!」

「あれ…同じカレーが2つ?」



「使ってる具材とスパイスの種類はまったく同じだ。食べ比べてみてくれ」

パクッ パクッ

「…!?」

「後に食べた皿の方が…美味しい!?」

「そっちの皿はレッドペッパーとコリアンダーをフライパンで乾煎り…
 つまり”焙煎したスパイス”を使ったのさ」

「え…!?それだけでこんなに差が出るの!?香りの立ち方が全然違う…!」

そして今度はゴアフィッシュカレーとやらを2つ作った葉山。まったく同じ材料から作られた2つのカレーでしたが
スパイスを焙煎したかどうかでまったく美味さが違うという大きな差が生まれることに…
焙煎…うーん焙煎ってよく聞く言葉だけど、具体的にどうするのかよく分からんな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
焙煎に〜んに〜く焙煎に〜んに〜くってなんかのCMでよく言葉は聞くんだけど…(えー



(あの先生が言ってたことがよく分かるぜ…
 乾煎りした香辛料を軸に、食材全ての風味がバッチリ噛み合ってる!)

そして焙煎で美味さが増すことについて、「あの先生の言ってた通りだ」と納得するソーマ。
汐見さんそんなこと言ってましたっけ?もしかして「スパイスを活かすには油脂の作用が不可欠!油で熱を加える事で
その香りが引き立つのです、そして油脂が最も美味しく感じるのは乳化した状態、すなわちエマルション!」
って
言ってた話のことかな?すなわちエマルション!つまりこの焙煎で美味くなった効果が
エマルションによるものだということか、すなわちエマルション!(えー  なんか言いたくなるなこの言葉

ともかくこの2つめのカレーでは「焙煎すげー」ってことが分かりましたね、
1つめのカレーで「生のリーフすげー」って分かったことを考えると、
やはり3つめのカレーは「生のリーフを焙煎すると超すげー」とかそんな感じになるのかな?



「最後はコイツだ」

「…?最初に食べたコリバタカレーと同じに見えるね…」

「…いや違う…!カレーリーフの匂いが、さっきよりも数段強烈になってる!」

パクッ

「ほんとだ…!口に広がる辛さの勢いが全然違う!
 なんていうか、もっとハッキリした味になってる!」



「これも食材は1つも足してはいない」

「…ていうことは…これも焙煎を?」

「いいや」

そんなわけで出てきた3つめのカレー、さっきと同じ生のリーフを用いたカレーなわけですが、
さっきよりも数段美味くなっているというバージョンアップ版のようです
「じゃあこれも焙煎したんでしょ」と聞く恵ちゃんですが、葉山の答えはNOだと…えーそうなの?今度はエマルションじゃないの?
どうしてエマルションしないのッ!?どうしてエマルションしないのよォーーーッ!(えー



「今出したカレーは、スープストック(出汁)の代わりに
 ただの水で煮込んだんだ」

「水ぅ!?」

「潤の講義の応用さ、風味ってのは多くの種類が混じるほど
 個々の強さは薄れていく。これはその逆、出汁の風味をあえて取り去ることで
 スパイスの強さをより尖らせたカレーってことだ」

そんな3つめの秘密というのがこれ、煮込みに使った出汁を水に変えることで風味を減らした結果なのだという…
そういえばさっき汐見さんが言ってましたね、「いくつかのスパイスを調合することで相乗効果が生まれ、
その種類を増やすほど個々の特徴が抑えられ、マイルドで万人受けするものになります」
って。

つまりスパイスとは、数を足すほど食べやすくなる代わりに個性をなくしていくものであり、
今回はあえて数を減らすことで、生のカレーリーフの個性を引き立たせたということか…

(出汁を使わずに…そんなことしたら普通、味が物足りなくなるはずなのに!
 なのに…否応にも感じるこの香り高さに…貫かれちゃうっ…!!)



(ほんの少しのスパイスの扱いだけで…ここまで劇的に料理を変えるなんて…!)

そしてズキューンとハートを貫かれていろいろと下着丸見えになる恵ちゃん
ま、まただ!またパンツが出よったで!冒頭の汐見さんに続いて恵ちゃんも…今まで出していなかったのになぜ急に2回も!?
うーん…不可解なものがありますが、恵ちゃんのパンツとブラってこんなんなんですね、へー、こういう風なんだ…(じろじろ)

「あいつ…料理の最中、鍋の中をまったく見てなかった」

「え…?」

「立ちのぼる食材とスパイスの匂いだけで、
 鍋の状態を完璧に把握してやがった…!?」

「美味さよりも見た目よりもまず最初に届くもの、それが香り…
 料理を制す者は香りを制す者、すなわち…
 遠月のてっぺんを獲るのは、葉山アキラ…この俺だ」



そんな葉山はとにかく香りに特化した料理人のようで、鍋の中をまったく見ずとも
香りだけで全てが判断できるようです。そんな葉山は秋の選抜でソーマと同じAブロック。
こりゃカレー勝負で激突するのが確実か…俺の予想では最後にぶつかるダークホース的なキャラだったんですが
まさか最初の相手だったとは。残念だけど一回戦でソーマと当たって消えるのかなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やーごちそうさん、マジで美味かったわお前のカレー、今度お礼するわ」

「…今度?」



「あんたが作るよりもっと美味しいカレー、
 選抜の舞台でごちそうするよ」

さすがに「てっぺん獲るのはお前じゃなくて俺だから」とまで言われては黙っていられないソーマ、
選抜の時期にもう1度ここへきてください、
こんなカレーよりもっと美味いカレーをご覧に入れますよ
山岡みたいなことを言って宣戦布告しております(えー

ただまあ、今回の話で気になったのはやっぱりパンチラ描写ですかねえ
なぜそれを気にしているかというと、ソーマでパンチラ描写があったのは
1巻描き下ろしの真由美ちゃんと、丼研に協力してた頃の恵ちゃんくらいで
合宿編に入ってからは一切そういうのなくなったんですよね

合宿編に入ったのは今年の4月でしたから、実に半年の間パンチラは一切なかったことになります
それだけ長期間封印していたものを、今回の話で一気に二度も出してきたのは一体…?
合宿編以降のリアクションというのは、服を着たままビクンビクンするのが主な反応でしたよね

俺としてはこの反応が一番好きかなー、前にも言ったことあるけど
tosh先生は服を脱がさずに描いた方がエロ可愛いと思う
肉魅とかお嬢様のはちきれんばかりの胸が服に収まってる図とかね…
ああいうのは抵抗なく見れるんだけど、なんか少年誌でパンツって「うわ不純!」ってイメージが最初に湧いてくるんだよなー



あと最近はサンマ食う恵ちゃんの図とか、ビクンビクンとかもなく単にホワーンとする絵ヅラも結構ありましたよね
俺はこれも十分いいと思うんだよなー、健全だし可愛いし。段々ソーマもこういう健全路線に向かってるなという印象があったので、
今回のダブルパンツはど、どうしたというんだ…という困惑の方が大きかったです(えー

それとソーマ自身のリアクションについても気になったんですが、
ソーマがライバルの美味い料理食った時には必ず似たような構図で全裸になるのは
どうかなーという気がしましたね

←第7話、一色先輩の山椒焼きを食べたソーマの図
←第36話、もず屋の唐揚げを食べたソーマの図
←第45話(今回)、葉山のカレーを食べたソーマの図

そろそろこいつはパターンになってきちゃってるなぁと…やはり恵ちゃんとかのリアクションを考えるのが精一杯で、
ソーマに関しては頭を回す時間がないのだろうか。ううむ、がんばって欲しいところです。まあ色々気になる点を書いちゃったけど

tosh先生を認めるからこそ
苦言を呈しました。
期待します。
次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


10月26日

・コンプティークだけやのうて、まさしくそのモデルグラフィックス12月号が艦これ特集やで
 ブームが長く続けばいずれこち亀で取り上げられる時もくるかもね by はんぺら

 
うおおおーーっ!!
なんということ
だーーーっ!!
(えー

ぐわああああああああ!!
ドヤ顔で「コンプティークで特集されてもこち亀では語ってもらえないよねー」とか言っておきながら
思いっきりモデルグラフィックスで特集されてんじゃねーか!
しかも10月25日昨日発売!死にたい!恥ずかしくて死にたい!(えー
これはまたひどい無知を晒してしまったな…穴があったら入りたいぜ、無知って恐いな…



・元ゾイド好きとしてはパンツァーで真っ先にライガーゼロパンツァーをあげてくれたのが結構嬉しかったり。
 自分はコレのせいで小学生の頃から「パンツァー= 戦車」でした。なのでネット上でスカートの中のものが云々、
 みたいな話題の時にパンツァーとか言ってるのを見て、最初は「何で戦車?」と思ったものです。

ええ、俺も無知ばかりではないですからね!ゾイドスラッシュゼロのライガーゼロが3形態に換装するってことは知ってます
まずはライガーゼロパンツァー、そしてライガーゼロイエーガー、あとはライガーゼロ…えーライガーゼロ…えー
えーとライガー…ライガーゼロ…えーバーサークフューラー。えーライガーゼロ…えー
ごめん思い出せなかったよ…バーサークフューラーとか関係ないのしか出てこねえ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



・そのヴェスバーが可変式のビームなんですよ…

いや、ヴェスバーは名前からして「V.S.B.R.:Variable Speed Beam Rifle = 可変速ビームライフル」ってことだけど、
F91の本編でビームの出力を自在に変えられる便利な武器として描写されてたかというと、
まったく逆なわけですよ。「うわ何これ強すぎて加減がきかねー」って言われてたわけで。
だからセイの作った可変出力ビームライフルは、ヴェスバーとはまるっきり別物だと俺は思ってます

そもそもヴェスバーの可変速って何のための機能かというと、主な使い道としては
ビームの貫通力を高めて敵のビームシールドをブチ抜くためのものなんで
そういう意味ではただ単に強力なビームって扱いでしか使われてなかったよね。
ちなみに逆に速度を落として撃つと、貫通力がなくなって派手に大爆発するビームになるそうです

ヴェスバーは普通のビームライフルと違って、F91のジェネレーターにも直結してるから
普通のビームより素の威力も遥かにデカイし、手かげんができるビームじゃないんだよね。
可変速機能も速度を上げると貫通力アップ、速度を下げると爆発力アップという意味で、どっちに調節しても
ビームの威力が増すだけだから、手かげんとはまったく逆の効果を持たせるための可変速だと俺は思います

無知じゃないアピールがしたかったのでわざとしつこく語ってしまったよふっふっふ(えー



・ビルドファイターズの感想おつかれさまです、マイナー機体好きの自分としてはマイナー機体も目立つのは
 本当にうれしいです。しかもあのGセイバーのプラモが再販されるとのことで、もしかしたらアニメでバリバリ動く
 Gセイバーが出るのでは?と一人で興奮しております

ふむ、再販予定のGセイバーが出るのかどうか…ってことですが、実はこれまでビルドファイターズに登場した機体を見ると、
再販日がアニメ放送日に極めて近い機体が登場するって法則があるんですよね
なので期待していいと思います、実際にガンプラの再販スケジュールと放送日を比較してみると

10/7 ビルドファイターズ第1話放送
10/9 ウイングガンダム、ギャン、初代ガンダム、リ・ガズィ、アッシマー、メッサーラ、フリーダムガンダム等の再販日


↑ウイングガンダム、ギャン


↑初代ガンダム、リ・ガズィ、アッシマー


↑メッサーラ、フリーダムガンダム

10/14 ビルドファイターズ第2話放送
10/16 旧ザク、ゴールドスモー等の再販日


↑旧ザク


↑ゴールドスモー

 

10/21 ビルドファイターズ第3話放送
10/23 グフ、ボール、ガナーザクウォーリア、ブルーディスティニー1号機、3号機、ハンブラビ等の再販日


↑グフ


↑ガナーザクウォーリア


↑ブルーディスティニー1号機、3号機

という具合に。びっくりするほどアニメに出たMSと再販MSがピッタリ一致してます
なのでやっぱり、ガンプラの再販スケジュールが先にあって、それに合わせる形で登場するMSを決めてるんじゃないですかね
これは販促アニメとしてはかなりの効果がありそうだなあ、実際ギャン、ゴールドスモー、ボールあたりは
アニメ見た後に買いに走る人が多かったみたいだし。

ちなみに来週の再販予定は、マラサイ、ガンダムGP01、GP02、ガーベラテトラ、ヅダ、ストライクノワール、グフカスタム、
ジムカスタム、ジャスティスガンダム
あたり…マラサイは次回予告で登場してましたよね
他に何が出るんだろう、ガーベラテトラやヅダはやられ役としても使えそうだし、出る可能性高いかな?
なんだかこういう風に次回出るMSを予想するってのもなかなか楽しそうですね



>>ガンプラで戦うってなるとプラモ狂四郎を知る世代にはたまらんものがあるぜ
 ガンダム野郎は御存知ですか?あっちはSDガンダムやBB戦士が中心の奴ですけど、
 私の周りはこれが流行ってましたね、よく廃品回収の時に読んだものです by ぬるねこ

ガンダム野郎ですか、超戦士ガンダム野郎と書いてハイパーせんしガンダムボーイと読む
アレですよね
、俺は本編についてはあんまり覚えてないけど、当時のカードダスについてはよく覚えてるなぁ

「ここはどこ?」とSDガンダムの世界に迷い込んでしまった狂四郎を
「狂四郎さん、一緒に帰りましょう」と連れ戻しに来た天地大河。
このカードダスでしか知らないので、大河って狂四郎の後輩かなんかだと思ってましたが
実際は特に関係のない他人なんですかね?単に同じ作者の主人公同士ってだけで。

あとこの頃のカードダスってかなりカオスだったよね、
レビル将軍とデギン公王がホモカップルだったり
クェスが「シャア様〜♪」と赤面してるシャアの追っかけみたいな子だったり

あとハモンさんの名前がハモン・ラルだったのを覚えてます。
最近ではクラウレ・ハモンって事になってるけど、この頃はハモン・ラルだったんだよね…
やっぱランバ・ラルとの関係が内縁の妻とかいうややこしいものだったので、名字設定の変遷があったんだろうか



先月のビッグガンガン感想:ハイスコアガール 第31話

「先生バイビー☆」

「バイビーじゃないでしょさよならでしょ」

「おい!横山がBB戦士の三代目頑駄無大将軍を買ったらしいぜ!」

「マジキマジキー!?840円もするアレだろー!?」



「一刻も早くランドセルを置いてカードダスをGETしに行くんだ!
 円卓の騎士たちが待ってるぞ!」

だいぶ遅れましたが先月のハイスコアガール。いきなり冒頭からやたら懐かしい言葉が飛び交っております
頑駄無大将軍に円卓の騎士だと!?SDガンダム直撃世代の俺にはたまらんものがあるぜ
正確に言うと俺は、BB戦士より元祖SDガンダム派、円卓の騎士よりラクロアの勇者派でしたけどね

ナイトガンダムはビルドファイターズにも出演することが決定してるんで楽しみです、ジムヘンソン一家とかも懐かしいぜ
他にもスライムアッザムとか、ゴブリンザクとか、タートルゴッグとか、スケルトンドーガとか、バウンドミミックとか、
ジャイアントジオングとか、コックローチバイアランとか、サイコゴーレムとか、マクベ・カッツェとか

ああ何もかもが懐かしい

なんつーか名前の語呂がいいよね、バウンドミミックとかジャイアントジオングとかうまいなーって思います
ガンダムとRPGのモンスターなんて、全然違う題材をよくこう融合させたなあ

「やーね男子ってば幼稚でさー、大野さんは今日も車でしょ?んじゃまた明日ねー」

「…」



一九九一年

「お嬢様…たまにはクラスメイトの方々と歩いて帰りたいとお思いじゃないですか?
 もしそうであればなんなりとお申し付けください」

ってアレー!?1991年!?4年巻き戻っとる!?
前回までは1995年の夏だったはずですが…どうりで冒頭から懐かしい話題ばかりだと思ったよ
それに時間が巻き戻ったおかげで、前回運転手をやめさせられたじいやも、この頃は現役で大野さんの送り迎えしてますね

ブロロロロロ

「…(じー)」

「あの建物が気になりますかお嬢様?あそこはゲームセンターという場所でございます。
 ですが近づいてはなりません、きらびやかな外観とは裏腹に、あそこは不良の巣窟でございます。
 低俗な人間同士が些細な事で小競り合い、卑猥で暴力的なゲームの数々が立ち並んでいるのです…」

そしてこの頃の大野さんはまだゲーセンに行ったことがなかったようで、送り迎えの最中にチラッと見かける程度のものでした
それにしても…今では大野さんのゲーセン通いに理解のあるじいやも、この頃は
「低俗な不良の巣窟、卑猥で暴力的なゲームの数々」ってなんともひどい言いよう
う、うーん…実際この頃のゲーセンってのは不良の溜まり場だったんですかね
1991年っていうと俺は8歳かぁ、まだあんまりゲーセンには足を運んでない頃かもなぁ

「真さん!お待ちなさい!」

「あぺぺぺぺ♪」

「ムキキーッ!アーッ憎たらしいこと!」



「大野財閥の令嬢である自覚を放棄するおつもり!?」

「勉強はまじめにやるっちゅうの!ただあたしゃ、大野財閥の方針なんかに
 振り回されたくないって言ってんの!なんでやりたくもない生け花や琴を
 マスターせないかんっちゅうの」

「…」

「よお我が妹よ!私は大野家長女としての使命を投げ出すことにした!
 ってことで後は頼んだぞ!大野家希望の星よ!」

「まったく…真さんに期待するのは間違いなのかもしれません…ああ嘆かわしや。
 さあ晶さん、お姉さんがいなくなった分、みっちり稽古に打ち込んでもらいましょうか」

「…」

そんな中で大野さんが自宅に帰ってくると、ちょうど姉の真が業田先生の教育を投げ出しているところでした
ああ…これで大野さんに矛先が向けられてしまったわけか、真が言うことを聞かない分、
業田先生は大野さんに容赦ないスパルタ教育を開始することに…

「今回のテストでは大野だけが100点満点だ!優秀な生徒には金をやろう」

「…」



(百点満点!?スゴイわ晶さん!ご褒美に次の日曜は稽古をお休みにしますか!)

ってそんなある日、学校のテストでクラスただ一人の100点を取った大野さん。
ただ1人ってことはかなり難しいテストだったんじゃないでしょうか、
この結果には業田先生も喜んでくれるんじゃないかと、期待して家へと帰る大野さんですが…

「当然の結果すぎて逆に腹立たしいくらいですわ。
 この点数はこの先も死守してもらう覚悟でいてください」



「さ、間髪入れずに授業の時間ですわ。
 勉学を怠らずまっすぐ向き合った者こそが、立派な大人になるのですよ」

「…」

ああ、このクソババアが!クラスで唯一の百点も「当然すぎて腹立たしい」となぜか機嫌を悪くする鬼ババ
一体どうすりゃいいってんだよ…自分が頑張ったのに誉めてもらえず「当然なんだよバカが」って言われることが
どれほど辛いか分かっているのでしょうか

俺も以前語ったことがありますが、職場の嫌な先輩で「当然知ってると思うけど」が口グセの教育係
ひたすら嫌な思いをさせられたことがありました。そいつと一緒にいると、俺が一生懸命勉強したことでも
「当然知ってると思うけど」と誉めてもらえず、逆に知らないことがあったら「はぁ?そんなことも知らないの?」とコケにされ、
多分俺はそいつに一回も誉められたことがないと思います

そんな生活を続けるとどうなるかというと、必死に一生懸命やってようやく「できて当たり前」なレベル、
知らないこと、できないことがあれば「当然のことすらできない奴」ということで
自分にどんどん自信がなくなっていくんですよね
「俺ってなんてダメなんだろう」「当たり前のことも出来ないってなんて役立たずなんだろう」と、
自分を責めてストレスが積もり積もって、最後には体がぶっ壊れるという。

ちなみに、その数年後に「仕事の教え方」という、後輩への指導の仕方について教える社外講座があったんですが、
そこで習ったことは「後輩が何かをちゃんとやった時には必ず誉めてあげること」
「後輩が知らないこと、できないことがあったら
 後輩を責めるんじゃなく、自分が教えてないせいだと思うこと」という話を聞きまして
俺はまったくその通りだと思います。本当にその通り

これと逆のことをやられ続けた結果、ストレスで体をぶっ壊した男が言うんだから間違いありません
というかあの先輩もひどかったけど、「いや厳しく言った方が後輩の物覚えがいいから」とか言ってた上司に関しても
相当なボンクラだったよな…あいつらこの講座を百万回受けてこいよ(えー



「右手で茶碗を持ち上げる際、一度左手を茶碗に添えてから丁寧に
 自分の正面に置きます。お茶をいただく時、二口半で飲み切ることを心がけなさい。
 飲み切ったら茶碗を反時計回りに45度を2回まわすのです」

「…」

「集中力が途切れてる!!」

「…」

「腰に力が入ってない!!」

「…」



ああそして、鬼ババの徹底したスパルタ教育を受けるうちに
みるみる疲れ切っていった大野さん。目に涙が浮かんでるように見えるのは気のせいでしょうか
やっぱこうなっちまうんだよ…こんな教え方されるとよ
ひたすらムチで打たれる毎日じゃ、人間には限界ってもんがあるんだよ…

「知ってっかァ!?カードダスのアレ、回す時ゆっっっくりやると2枚出てくんだよ!」

「ウソこけやー!!」

「キラカードの時ほど成功率が上がるんだぜ!」

「それ犯罪だろー!?」

「そーだよそーだよソースだよ!」

「…」

「お嬢様、お疲れのところ申し訳ありませんが、お屋敷でのスケジュールが待っております。
 まずはバイオリンのレッスン、ピアノのレッスンに続き、茶道・生け花の授業が控えております。
 翌日の土曜は午後から乗馬の訓練、モダンバレエ、薙刀、総合格闘技などなど…」

同い年の男子は毎日お気楽に遊んで盛り上がっているというのに、
大野さんを待っているのは息の詰まるようなスケジュールの数々…哀れとしか言いようがありません
それにしてもキラカードの出し方について男子たちが語ってますが、キラカードといえば

武者系のMSと普通のMSのHPの格差について説明してくれよ!(えー
いやマジで、武者系のカードは普通のMSに比べて、基本的にHPが2倍くらい高かったよね…
この頃はやっぱり武者ガンダムを推していた時代だったのか?そのせいでこんな露骨なステータス設定を!?

「…」



ドサッ!

ああ…そんな毎日を送るうちに、とうとう見るからに心が荒み始めてしまった大野さん
もはや唯一の理解者であるじいやとも会話はなくなり、ひたすら不機嫌な顔を浮かべるのみです
でもこの空手の練習する大野さんは可愛いな(えー
練習中に疲れた顔をしてるのは、それだけ余裕がないってことですかね?普段は大抵のことがあっても無表情なのに…

「…」

バァンッ!!

「た…大変よ!?お嬢様が家から飛び出してしまわれたわ!」

ってそんなある日、とうとう日頃のストレスに耐えかね家を飛び出してしまった大野さん!そして向かった先はゲーセンであります
生まれて初めてゲーセンに飛び込んだ大野さんの目に入ってきたものは
熱血硬派くにおくん、魂斗羅、ダブルドラゴン、獣王記といったアクションゲームの数々…
しかしその中でも、ひときわ目を引いたのはこれでした

ストリートファイターU!それも技表つきの!
うおおいかにも当時の技表っぽいなこれは…俺はこの頃8歳なんで、実物をちゃんと見たかどうかよく分かりませんが
こういうのがあったようななかったような、そんな気もしないでもないような…(えー

ざわざわ

「俺はやっぱリュウだなー!」

「俺は昇竜拳のコマンドが無理だからタメ系のブランカかな!」

「俺は本能に任せて春麗を使うぜ!」

「ザンギエフはありえんな…見た目とか…」

「ああ…レバー1回転Pとかありえんだろ…」

「…」

そんなスト2の映像を食い入るように見ていた大野さんですが、その時持ちキャラについて語るギャラリーの話が聞こえてきました
リュウにブランカにチュンリーに…色んなキャラが注目される中、唯一愛されてなかったいらない子が一人。そのキャラの名は…



ギンザエフ大尉。じゃなかったザンギエフであります(えー
まあこの頃は、ブランカ使いの奴も言ってるように「オレ昇龍拳出せねーんだよな」って奴も大量にいた時代ですからね…
レバー4分の1回転の波動拳はまぁ出せる、レバー2分の1回転のヨガフレイムになってくるときつい、
そしてレバー1回転のスクリューパイルドライバーはもう出せるわけがないっていうそんな頃なんで…



しかし、そんなあまりにも不遇なザンギエフの姿に、胸が締め付けられるような思いを抱く大野さん。
誰からも注目されない哀れな存在、それならせめて自分だけでも使ってあげたいと、大野さんはこうしてザンギ使いとなることに…

《ファー!!》

ズッダァァン!!

「う、うおお!?なんだこの子は!いともカンタンにレバー1回転の技を…」

「この子…四天王まで行くんじゃねえか!?」

ドガアッ!!

「…」



うーわ うーわ うーわ ーわ

「や、やりやがった!とうとうベガを倒したぞ!」

「ザンギエフのエンディングを拝めるとは…!あの子ただ者じゃないぞ!?」

そして生まれて初めてのプレイにも関わらず、エンディングまで直行してしまった大野さん!
マジかよ、フライングバルセロナアタックのめんどくせぇバルログや、タイガー厨のサガット
初見で撃破していくとは…でもさすがに初プレイなだけあって、大野さんの表情的に結構必死だったみたいですね。かわいい

ドドフッ!ドドフッ!

「コーディーやガイのハメは最高だなァ!」

「それに比べてハガーは融通がきかねーんだよ!」



「…」

しかしスト2をクリアした大野さんですが、ふと通りすがったゲームでここにも哀れな男が一人
言うまでもなくファイナルファイトなわけですが、「融通がきかねーんだよ!」となじられていたそのキャラの名は



そうギンザエフ大尉。いやしつこくてすいません、でも今度は見た目は一緒だから!な!(えー
ほんと岩村先生は無茶なお人やで…名前はザンギエフで外見はハガー、これをガンダムの連載に出すっていうんだから
とんでもない冒険をやらかしたもんだよなー

ちなみにハガーが融通きかないと言われている理由は、パンチハメが非常にやりにくいというせいですな
ファイナルファイトでは
攻撃のヒット数が多いキャラほどパンチハメがやりやすいんですが、
ハガーは選べるキャラの中で
一番攻撃のヒット数が少なく、パンチハメがやりにくすぎるために
こんなことを言われてしまっていると…
ちなみにパンチハメについてはこの動画を見てもらえればわかるんじゃないかな
攻撃の途中でクルッと後ろを向くことで、攻撃が変化するのをキャンセルしてずっとパンチを当て続けるテクニックですね



ドフッ!ドフッ!

「おおッ!?一発ずつ当てて…!」

「ハガーでのハメなんて初めて見たぜ!」

がしかし、そんなハガーを使って意地でもパンチハメを行う大野さん!な、なんと…できないことはないけども!
1発当てるごとに後ろを向かなきゃいけないから、こんなプレイしてたら指がもたねーぜ!
でもこれは、これはそんな疲れるプレイでもハガーを使ってあげたいという、大野さんの気持ちの表れか

「お嬢様ーっ!!まさかと思って来ましたが…やはりここでしたか!」

「…」

「家から飛び出したと聞いてビックリしましたよ!ささ一刻も早く帰りましょう!
 業田先生がカンカンでございます!」

ブロロロロロ

「…」

「…おや…?なんだかご満悦の様子でございますな、
 あの盛り場がお気に召されましたか…?」



って、その時大慌てで大野さんを連れ戻しにやってきたじいや。大野さんの初ゲーセンはこれで終わってしまいますが、帰りの車の中で
大野さんの目には飛び回るビッグバイパー、コサックダンスするザンギエフ、ダブルラリアットするハガーなどなど
様々なキャラが見えており、すっかりゲーム脳となっていました(えー
でもさっきまでの荒んだ表情はきれいに消えてますからね、こういった気分転換としてのゲームなら必要なものですよね

数週間後 ゲームセンター・マルミヤ

「と、とてつもねぇ子だ…!もう29連勝だぜ!?」

「地元でこんなに連勝してる子見たことないぞ!
 相手の奴も連敗を重ねてもう必死だ!」

それからというもの、大野さんはちょくちょくとゲーセンに入り浸るようになり、
この日はマルミヤというゲーセンで連勝の山を築いていました
ざわざわとギャラリーの注目が集まる中、30戦目で乱入してきた相手の取った戦法は…

「お、おおっと!?待ってる待ってる!堂々と↓をタメて待っている!」

「待ちガイル!この小僧、恥ずかしげもなく美しくないやり方を選びくさった!」

「巨体かつ飛び技を持たないザンギにとって、苦戦を強いる戦法だぜ!」

 

「(ぐぐぐ…)」

そんな大野さんにド汚い戦いを挑む少年が1人!最弱キャラのザンギ相手に禁じ手とも言える待ちガイルを使用、
もはや周囲に何を言われようと、ひたすら勝利のみにこだわるその少年の名は…

「フン!くだらんなあ〜〜〜正々堂々なんてなあ〜〜〜〜っ!
 この矢口ハルオの目的はあくまでも勝利!あくまでもこの女に勝つこと!
 どんな手を使おうが…最終的に…
 勝てばよかろうなのだァァァァァッ!!」

ハルオッ!てめーの根性はッ!
畑にすてられカビがはえてハエもたからねーカボチャみてえに
くさりきってやがるぜーーーーッ!!(えー



そう、この場面はハイスコアガール第1話にて、大野さんに待ちガイルで挑んだ時のハルオのシーン!
今回の話は、この第1話に至るまでの大野さんの心情を描いたというわけですね
スト2的に言うならハイスコアガールZEROって感じですか
果たして次回はこの91年の続きなのか?はたまた95年に戻るのか?次回に続く!

(C)押切蓮介/スクウェアエニックス


10月24日

アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第3話「フルパッケージ」 Cパート



(イオリ君が、あれほどまでにのめり込んでいるもの…)

あ、ああ!?ついにガンプラ選手権が開催されたその日、
セイのことが気になって観戦しに向かったチナちゃん!
ついに行動を開始しましたか、どうやら相当にセイのことを意識してるみたいですな

バチィン!バチィン!

「この盾はいい盾だぁ!」



チュドドドドボガアアアアアン!!

「僕のギャンは最高だねぇ!これであと10年は戦える!!」

ゲー!?そんな会場で真っ先に目に入ってきたのは、ギャンで余裕の勝ち抜きをするサザキの図!
あの後しっかりギャン直したんかい!他のもっと強そうなMSに乗り換えるかと思ったら、意外と律儀なんですね
「あの壺はいいものだ!」とか「ジオンはあと10年は戦える!」とかマ・クベの真似してるところを見ると、
マ・クベ自体が好きでギャン使ってるのかもしれませんね

それとサザキと戦ってる相手はガルバルディβですね、ガルバルディβはギャンの数年後に開発された機体で
ギャンとゲルググのいいとこ取りみたいな設計をされたんですが、そいつをギャンで圧倒するとはやるなサザキ…
ギャンのシールドミサイルについても、本来は牽制用の威力しかないんですが、
サザキの場合は一撃必殺の威力にまで高めてありますからね、改造自体はちゃんとやってるんだなサザキ

ドウッ!ズドウウウッ!

「なかなかよく出来たガナーザクウォーリアだ、傷つけるのは忍びない!」

ギラッ!

「とは言え…燃え上がるまでもない…」

そしてこちらも余裕で勝ち上がっていました、ユウキ先輩のザクアメイジング!
今回も「相手のガンプラを壊すのは忍びない」と、チェックメイトをかけて勝つスマートな勝利です
とはいえ、「燃え上がるまでもない」と物足りなさも感じている様子…それだけ先輩は強すぎて敵がいないということか
この間の戦いでは燃え上がりまくっていたことを考えると、レイジやセイの評価はそれだけ高いんだなぁ

それと先輩の戦った相手はガナーザクウォーリアですね、ガンダムSEED Destinyに登場した機体です
先輩の使ってる機体もザクですが、それぞれ登場した世界がまったく違うので、
この2機のザクに繋がりはないんですよね、そう違う機体、つまりザクとは違うのだよザクとは!(えー

「…物足りなさと口惜しさが残る…これが、真の戦いを求める私の傲慢だとでもいうのか…」

「ん?コウサカ君?」

「あっ、ユウキ会長!」

「知らなかったよ、君がガンプラバトルに興味があったなんて」

「い、いえ、そういうわけでは…」

「ふふ…では、クラスメイトのイオリ君の応援かな?」

「あ…」

「彼の試合は、今やっている試合の後だよ」

とその時、「傲慢かもしれないが、真の戦いを求めずにはいられなかった」とユウキ先輩が歩いていると
そこでチナちゃんとばったり出くわしてしまいます。「イオリ君の応援かな」って、チナちゃんがセイを意識してることは
先輩にもあっさり見抜かれてるようですね。そして今やっている試合の後にセイが登場するようですが…



う、うおお!?そんな今やっている試合というのがこれ、ブルーディスティニー1号機vsブルーディスティニー3号機!
なんという夢の対決!3号機は1号機の後継機だから、元の作品では直接対決の機会がなかったんですよね

ちなみにブルーディスティニーは、セガサターンで発売された機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルーというシリーズに
登場した機体です。1号機のバイザーが真っ赤になっているところを見ると、EXAMシステムもしっかり発動してるようですが
それを苦もなく3号機が殴り倒してしまうとは…これがガンダム頭とジム頭の差なのか…(えー
俺はジム頭の1号機の方が好きなだけに、ちょっとチクショーと思うもんがあります

「うう…僕の1号機…」

「会長…ここにいる人達はみんな、ロボットを一生懸命作ったんですよね」

「ん?」

「そんな大切な作品でどうして戦いを…」

「一生懸命作るからこそだよ、自分のガンプラが一番強い、たとえ傷ついてもその強さを証明したい…」

「強さの…証明…」

そんな1号機がバトルで壊れてしまったのを見て、「どうして大切な作品で戦いを…」と質問するチナちゃん。
確かにこれは俺も気になってました、負けたらガンプラが壊れるのってもったいないんじゃないか?と
でも先輩としては、「たとえ傷ついても強さを競いたい気持ちがあるからだ」と…

なるほど、先輩は競いあうこと自体に喜びを見い出すタイプだし、そのために傷つくこともいとわないってことですね
そういえばアカギも言ってましたっけ、「そんなに悪いかな…?傷つくって…!思うようにならず傷つくっていうか…
イラつくっていうか…そういうの…悪くない…!まるで悪くない…!」
って。
一流の人間は、「傷つくからやめる」と言っていたんじゃ何も始まらないということか

それとユウキ先輩、チナちゃんが「ロボット」って言うのを聞いて
「いやこれロボットじゃないからモビルスーツだから。これだから素人は困るわー」
みたいに言わないのはさすが紳士ですね(えー ガノタってこういうこと言うやつ多いんだよなぁ

「おっ、イオリ君が来たよ」

「…(きょろきょろ)」

「…おや…?イオリ君のパートナーの姿が見えないが…」

《ただいまより、地区予選一回戦、第七試合を始めます》

「まさか…イオリ君は1人で戦う気か!?しかし、彼の操縦技術では…!」

「イオリ君…」

って、ついにセイの試合の時がやってきましたが、試合時間になってもなぜか姿を現さないレイジ!
セイも「何してんだよレイジ…」みたいにこれには困惑しております、まさか一回戦はセイの操縦で戦うことになるのか…?
しかし、さっきセイ自身で「今のビルドストライクはピーキーすぎて普通のファイターじゃ扱えないんだぜー!」
言っていただけに、ただでさえ未熟なセイがまともに戦えるとは思えませんが…



(…そりゃそうだよな…レイジはユウキ先輩にリベンジしたいだけで、僕みたいに選手権で
 勝ちたいわけじゃないんだし…僕が勝手に期待して、それはガンダム的に言うと僕のエゴってやつで…
 だいたい、あいつ常識ないし…ワガママだし…異世界から来たらしいし…)

《セット ユア ガンプラ》

「…くっ…」

(けど…それでも…約束したじゃないか…!一緒に戦うって…!
 なんで…なんでだよレイジ…!)

ああ…レイジが姿を現さないことに対して、最初は諦めたように「そりゃそうだよ、どうせ来ないよ」みたいに
自分を納得させようとするセイでしたが…いざ試合が始まるその時、どうしようもなく納得できない気持ちが
一気に湧いてきてしまったようです。前回のラストで、「一緒にガンプラバトルをやろう」と約束をしたのに…
レイジのことを信じていたのに、それが裏切られてしまうとは…

「ばかやろうっ…!」

「誰がバカだ」

「えっ!?」



「はあ…はあ…わりい、遅れた…!」

「レ…レイジ!」

ってキター!!試合開始ギリギリでついにレイジ到着!このやろう待たせやがって!
どうやら時間ギリギリまでずっと武者修行を続けていたようで、大急ぎでここまで走ってきたらしいレイジ。
俺としてはてっきり第1話でもらった宝石の力でワープしてくるのかと思いましたが、
ここまでレイジが自分の足でひたすら走ってきたっぽいですね。確かにその方がワープしてくるよりいいなあ
だって走ってきたってことは、レイジがちゃんと約束を忘れてなくて時間を守ろうとしたってことなんで…

「あっ、どうしたのその指!」

「いいからさっさとやろうぜ!」

ぬう、気がつけばレイジの指は包帯でグルグル巻きに…レ、レイジお前そんな
料理のヘタな女の子が一生懸命料理の練習して何度も指を切りまくったみたいな
そんな状況になっているとは!(えー  これってやっぱり武者修行でムチャしすぎてこうなったんですかね?

「ぶっつけ本番でバトルすることになるけど、できるの?」

「ああ、任せとけ!」

「ふふ…じゃあ任せるよ…!僕の作ったガンプラ、レイジ専用の機体!
 ビルドストライク・フルパッケージを!」

「…!?なんという完成度なんだ…!」

「ぐぬぬ…ほんとは僕の機体だったのに〜!」

そしてついにビルドストライク・フルパッケージがお披露目となりますが、
ハンカチを噛み噛みしながら「僕の機体だったのに〜」と悔しがるサザキが妙に可愛らしいな
なんかこうサザキって単なる嫌な奴って言うより、変な愛嬌みたいなものがあるよね

「ビルドストライク・フルパッケージ!」

「行くぜェ!!」

ギュオオオオオオオ!!

そしていよいよ運命の試合開始、戦場へと飛び出していくビルドストライク・フルパッケージ!
そんなセイ達の相手をする機体というのは…

おおお!?ハンブラビやああああ!!
機動戦士Zガンダムに登場した機体ハンブラビ!変形機能を駆使した戦闘に定評のあるMSですが
この戦いでも、急速変形によってメリハリをつけた戦法がなんともカッコいいなおい!

特にレイジの反撃によってフェダーインライフルを破壊されたシーン、ライフルが爆発する寸前に
「ちいいいっ!」と言いたげに急速変形して離脱する姿がたまんねーぜ
このハンブラビの相手も、これだけよく機体を使いこなしてるところがいいなあこのアニメは

バヒュウ!バヒュバヒュウウ!

「すげえっ…!こいつはすげえガンプラだぜ!セイ!」

(すごいのはレイジだよ…!前より何倍も性能が上がってるのに、
 手足のように扱ってる!一体どうやって!?)

「ふう、まったく200回もバトルに付きあわせやがって…
 見せてやれ、イタリアチャンプの俺とも渡り合える、お前の実力をな!」

レイジの腕前も以前よりさらに洗練されているようで、それについてはこのフェリーニと
200回ものバトルを繰り返したからだという…フェリーニめちゃくちゃ面倒見いいなおい!
見ず知らずのレイジ相手にそこまで付き合ってくれるとは…それと単なるイタリアのファイターかと思ったら
イタリア最強のチャンプだったのかよ!そんなフェリーニと渡り合えるってレイジの腕前ハンパねーな

「目標補足!ビームライフル!」

「「いけえええええーーっ!!」」

ズッキュウウウウウン!!

ボッガアアアアン!!

「な…!?なんだぁあの破壊力は!?」

そしてセイ特製の可変出力式ビームライフルが火を吹き、ついにハンブラビを撃墜!
思わずサザキもびびるその破壊力、そうか可変出力ってことは最大パワーで撃つと威力も超強力ってことか
やっぱ便利そうだなぁこのビームライフル。それと発射音が初代ガンダムと同じ「ズッキュウウウウン!」なのもポイント高いですよね

「完勝だぜ!やったなセイ!」

「(うるうる)…か…勝てた…一回戦、僕の作ったガンプラで…」

「ははっ、なにしんみりしてんだよ、もっともっと勝つんだろ!」

「う…うん!来週やる二回戦までもっと練習しよう!」

(…見せてもらったよイオリ君…!君が作った新型の、真の性能を…!)

そんなわけで一回戦を見事な勝利で突破した2人、はじめての公式戦の勝利で思わずうるうる泣いてしまうセイ…
この泣き顔のセイはなんか妙に可愛くてぺろぺろしたいですね。ぺろぺろしたい(えー
あとセイとレイジが喜ぶその後ろで、うろちょろしながらハンカチを噛み続けるサザキにワロタ
こいつはこういう立ち位置だといい味わいになるなー

「いらっしゃ…あれ?もしかして委員長?」

「あ、弟がガンプラ作りたいって…初心者用とかある?」

「うん!えーとね…(がさごそ)」

ってアレーー!?一回戦が終わってしばらくした日、イオリ模型店に弟と一緒に現れたチナちゃん!
チ、チナちゃん、弟のガンプラを買いに来たと言ってますが、これってやっぱり
セイに会う口実として弟をダシに使ってんじゃ!?(えー

「ねえ…イオリ君」

「ん?」

「女の子でも作れそうなの…ある?」

「うん、もちろん!」

そして「女の子でも作れそうなの」ということで、どうやら自分用のガンプラも作ってみたいと思い始めたらしいチナちゃん。
こうしてチナちゃんもガンプラの世界に足を踏み入れていくのか…なかなかにしたたかな子やで…(えー

それと今まで語ってませんでしたが、次回予告でもガンダムネタが色々使われてますよね

第1話「僕は、学園生活を生き延びることができるか…」「君は、生き延びることができるか」(初代ガンダム次回予告)
第2話「僕は刻の涙を見てるよ…」「君は刻の涙を見る」(Zガンダム次回予告)
第3話「ガンプラバトルの修羅場が見られるよ!」「ニュータイプの修羅場が見れるぞ!」(ガンダムZZ次回予告)

てな感じに。この調子で行くと、第4話は逆襲のシャアですかね?となると使われそうなセリフは

「レイジ!俺たちと一緒に戦った男がなんで地球潰しを!!」

「地球の人間は自分のことしか考えていない!だから抹殺すると宣言した!」

「エゴだよそれは!」

「アリアンが持たん時が来ているのだ!」

たぶんこんな感じか…(えー  まあ、一言のセリフを使うなら「ビルドストライクは伊達じゃない!」かもしれないけど。
もしくは、テレビシリーズだとZZの次はVガンダムだから「見てください!」ってなるかもしれないですね、
果たしてどれで来るかなー、次回に続く!

(C)創通・サンライズ・テレビ東京


10月23日

アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第3話「フルパッケージ」 Bパート



ギュオオオオオオン!

そんなわけでラルさんの案内でやってきたレイジですが、古強者の戦場とやらに足を踏み入れたその瞬間
目に入ってきたものはサイコミュ高起動試験型ザク!またなんつー渋い機体を!
通称タコ足ザクとも呼ばれるこの機体、ガンダムのアニメに登場したことは今までないんですが、
ゲームのGジェネレーションをプレイしたことがある人は、ジオングを開発するのに必要な機体なので見覚えがあるでしょうね

「はっ!?た、大尉!?」

「ラル大尉!」

バッバッバッ

「「「ジーークジオン!ジーークジオン!ジーークジオン!」」」

「い…一体なにをやってるんだ…?」

「はは、ここでの挨拶だよ」

ゲー!?そしてラルさんの姿を見るなり、大尉だジークジオンだと騒ぎ始めたその場の男たち!
痛いアニオタじゃねーかこいつら!(えー  格好もジオンの制服とかザンスカールの制服のコスプレだし
さすがのレイジも「こいつら何やってんの…」とドン引きしております。ジークジオンの意味が分からないレイジにはさぞ不気味だろうな…

「久しぶりに出撃でありますか大尉!」

「いいや、今日戦うのはこの少年だ」

「えっ?まだ子供じゃないですか!」

「いや、ラル大尉のご推薦だ…スペシャルかもしれんぞ!」

そんな中、レイジを紹介されて「まだ子供じゃないか」と気乗りしない様子のオッサン達ですが…
中には「スペシャルかもしれんぞ!」と物分かりのいい人もいるようです。
というかスペシャルってのはVガンネタですよね



Vガンダムの主人公ウッソは、若干13歳で見た目も完全にお子様といった感じでしたが
大人よりも遥かに優れた技量の持ち主だったので「彼はスペシャルだ」と言われて
モビルスーツの操縦を一手に任されていたという…

「どうかこの少年に力を貸してやってくれ」

「はっ、大尉がそうおっしゃるなら!」

「レイジ君、ここはガンプラの貸し出しもしている。好きなものを選びたまえ」

「ん…なら一番弱そうなガンプラを貸してくれ!」

「(スッ)お客様、ご注文の機体です」

「んん?なんだこれ?」

「地球連邦軍戦闘用ポッド、ボールです。別名”丸い棺桶”…」

ゲゲェー!?ボ、ボール!?
確かにレイジは「一番弱い機体が欲しい」と言ったけども!本当にメチャよえー機体出してきやがったよ!(えー
いやあ…ボールといえば初代ガンダムの超弱い機体として有名で
デザイン的にも球っころに腕と銃身つけただけ、名前もそのまんまボールという
いかにもテキトーなやられメカだったわけですが…

ボール=棺桶とは実際よく言ったもので、初代ガンダムでの描写から言っても
ザクに蹴っ飛ばされて撃破されてるシーンしか思い出せないな…(えー

「いいねえ…!さあやろうか!」

「フフン、相手してやるよ小僧」

「キャンキャン泣きわめくなよ?ハハハハッ!」

ドガアアアッ!!

「きゃーん!」



ズッガアアアン!!

「きゃんきゃーん!」

「つ…強い!?」

「こ、この小僧…フラナガン機関の出身か!?」

ああしかし、実際にバトルを始めてみればボール相手にまったく手も足も出ないオッサン達!
しっかりしてくださいよ!ガンプラバトルが始まる前からの猛者だという話でしたが、もしかしてこのオッサン達は
ただのオタクなだけでバトルは素人なんじゃねーのか!?(えー

それとフラナガン機関っていうのは、初代ガンダムに登場したニュータイプを研究する機関のことですよね
まあ1話でラルさんの言ってた「この少年、ニュータイプだとでも言うのか!?」と同じことが言いたいんじゃないかと



「ラルのおっさん…2つだけ分かったことがある。
 1つは、このガンプラを動かしてみて、セイのガンプラがいかに凄いかってこと…
 もう1つは、この程度の実力しかねえ相手じゃ練習にならねぇってことだ」

「な、なにぃ!?」

「奴は…ユウキ・タツヤはこんなもんじゃねぇっ…!
 もっとだ!もっと強い奴はいないのかよ!?」

そしてあまりの手ごたえのなさに、レイジも「これじゃ練習にならねえんだよ!」と不満をぶちまけてしまいます
そりゃあなあ、せっかく一番弱い機体というハンデを負ってまで、腕を上げようとしてるのにそれでもまったく相手にならないとは…
ユウキ先輩に勝てるくらいのレベルアップがしたくてここへ来ただけに、このままでは来た甲斐がないというものです

「ガキが調子に乗りやがってぇっ!」

「大人を舐めんじゃねーぞ!」

ぞろぞろぞろぞろぞろ

「ご、5対1だと!?」

ちょっ、お、大人げない!レイジの物言いに対してついにブチ切れたオッサン達、
「大人の意地を見せてやるぜえええええええ」5対1でリンチするという大人げないことを!
あんたらそれでいいのか!レイジとしては、この方が手ごたえあってやりがいがあるかもしれませんが…



ズドドドバゴオオオオン!

「ちいいいっ…!」

「いかん!戦闘をやめるんだ!」

「冗談だろ…!この程度で!!」

ああそして、やはり5人もの攻撃を一斉に受けてはさすがにさばき切れないレイジ!
マヒローに接近されて腕を斬り飛ばされ、続けざまにシャイターンからの砲撃を受けて、もう片方の腕も吹き飛ぶという…
とは言うもののボールでここまでよくやっております、こんなに奮闘するボールの姿なんて初めて見ましたよ

それとシャイターンはご覧のように、全身にビーム砲を仕込んだ完全に砲撃戦用の機体なんですが
なぜかこいつに乗って様々な格闘術を使い「ギギムセメントクラッシュ!!」と戦っていたのが
かの有名なMS格闘王・ギンザエフ大尉であります。本当にデタラメな人だったなギンザエフ大尉…

   

ギョバオオオオオオオ!!

「!?」



ズッドオオオオオオ!!

「な…なんだ!?」

「た…たったの2射で5機のガンプラを撃ち落とすとは!?」

って、いよいよレイジも撃墜の危機かというその時、突如として戦場に放たれた高出力ビーム!
そのビームは瞬く間にオッサン達の機体を全滅させてしまい、レイジの危機を救ったという…
何が起こったのかと思いきや、ビームを放ったのはこの機体ウイングガンダムフェニーチェ!
第1話で登場したウイングガンダムの改造機であります、これがバスターライフルの威力というわけか…

「くっ…誰だよアンタ!人の戦いに水さしやがって!」

「ん…?はは、余計なことをしちまったかな」

「フェリーニ…!?イタリアのリカルド・フェリーニ!」

「お前面白いな、どうだいサシでやるかい?」

「へっ…面白え!」

そんなウイングガンダムフェニーチェを駆るのは、イタリア人のリカルド・フェリーニという男…
ラルさんが驚いてるところを見ると、かなり有名な強豪ファイターみたいですね
そんなフェリーニはレイジの戦いぶりが気に入ったようで、1対1での勝負をレイジと始めることに…

「すう…すう…」

「イオリ君、イオリ君」

「むにゃ…あれ?委員長…ごめん、寝ちゃってたみたい」

「先生が美術室閉めるからって…それ、ガンプラでしょ?なんだかこの前と形が違うみたい…」

「そう、ついに完成したんだ!これが僕の想像力の全てをつぎこんで作った機体!
 ビルドストライク・フルパッケージ!」

一方でセイはというと、学校の美術室でビルドストライクを仕上げながら、ついつい居眠りしていたようです
しかしついに完成したというビルドストライクのフル装備形態、その名もビルドストライク・フルパッケージ!
か、かっこいいタル〜〜〜 やっぱフル装備になると印象がグッと変わるなぁ



「可変出力式のビームライフルに、積層式のチョバムシールド!
 変形して独立稼働が可能なバックパック・ファイター!
 これを装備することで、機体出力は160%以上アップするんだ!」

「うん、よくわからないけど、強そうなのはわかる」

「フルパッケージになることにより、攻撃効果は120%上昇、防御面では63%上昇、ガンカタを極めた者は無敵になる!」
ガン=カタみたいな解説をするセイ。(えー  それにしても、出力調整が可能なビームライフルって
なにげに凄いんじゃないか?ガンダムのビームって言うと大抵強すぎて加減が効かないというか
「こいつは強力すぎる!」と言っていた、ガンダムF91のヴェスバーとか
「ビームマグナムでは加減が効かない!」と言っていた、ユニコーンガンダムのビームマグナムとかがそうですね
そういう意味じゃ、この可変出力ビームライフルはすごく便利な気がするなぁ。ガンプラとはいえ画期的な発明ですよ

「強いだけじゃなくて速いよぉ!通常のファイターには、ピーキーすぎて
 扱えないほどの機体なんだ!でもレイジなら自在に動かせると思って!」

「レイジって…この前学校に来てた?」

「うん!あいつと一緒に、ガンプラバトル選手権に出場するんだ!
 …あっ、ごめんねペラペラ喋っちゃって…それじゃ僕帰るね!」

「うん、それじゃ」

(そういえば…入学したての頃、初めて話をした時も…)

ついつい興奮してビルドストライクのことを力説してしまったセイ、ちょっと恥ずかしそうに帰っていきましたが
チナちゃんとしてはセイと話せて嬉しかったようです。初めてセイと話した時のことも覚えているようで、
その時に話した内容というのが…

『あのー、すみません』

『あ、はい、イオリ君?』

『あれ、委員長?美術部に入ったんだ、先生に許可をもらったから彫刻刀借りるね』

『うん』

『ん…?(じーっ)』

『えっ、な、なに?』

『いやあ、デッサンも上手いけど色使いが綺麗だなーと思って』

『えっ…あ、ありがとう…(ぽっ)』

って、お、おい!?なんやこれ最初からすでに好感度MAXやないかい!
強くてニューゲーム!?これが初めての会話だというのに、セイに褒められてポッと頬を染めてしまうチナちゃん。
ええのうセイ、初対面でこれだけムフフな空気になるとはうらやましい限りだぜ

『美術、興味あるの?この間の授業で、先生がイオリ君の石膏デッサン褒めてたし…』

『いやあ、興味があるのはデッサンだけなんだ。頭の中のイメージをちゃんと絵にしたくて、
 絵の基本を身につけたかったから』

『…?なんのために?』

『えへへ…ガンプラ!』

どうやらデッサンに関してはかなりの技術を持っているらしいセイ。
そういえばこの間もスケッチブックでガリガリ描きまくってましたね
ガンプラ改造の入り口はまずデッサンから入るというわけか、なんとも修羅の道ですなあ

うーん今日のところはここまでか…最後まで行きたかったんですけどね、Cパートへ続く

(C)創通・サンライズ・テレビ東京


10月22日

今週のジャンプ感想:ワールドトリガー 第35話「三雲修C」



「訓練室に入れ三雲、おまえの実力を見せてもらう」

(A級3位…風間先輩…!なんでこんな上の人がぼくを…!?)

さて今週のワールドトリガーですが、A級3位という超エリートの風間先輩から「おい模擬戦やろうぜ」との
無茶振りを受けてしまったオサム。ちなみにワールドトリガーはA級隊員が30人、B級隊員が100人、C級隊員が400人いますが
オサムはいちおう階級こそB級なものの、実力的にはC級です。なので風間先輩とは
それこそ天と地みたいな差があるわけなんですが…

「無理に受ける必要はないぞ三雲くん」

「模擬戦を強制することはできない、イヤなら断れる」

(A級隊員…普通に考えて今のぼくが戦えるような相手じゃない…
 そもそもぼくが正隊員になれたのは、迅さんと空閑の手柄のおこぼれを
 もらったからで、ぼく自身の実力じゃない…でも、遠征部隊に選ばれるには
 いずれ戦わなきゃいけない相手…!その強さを知っておいた方がいい!)

「受けます、やりましょう模擬戦!」

そして模擬戦を受けることにしたオサムですが、案の定まったくかなわなくてフルボッコにされまくる結果に。
でもその間、「やりましょうじゃないでしょ、一方的にやられて恥をかくだけよ…」とか
「もうやめさせてください、見るに耐えません」とか
木虎の心配そうなリアクションがあるのがいいですね
やはり良くも悪くもオサムのことを多少は意識しているのか?この微妙な距離感がたまらんな

「烏丸先輩、三雲くんがA級と戦うなんて早すぎます、勝ち目はゼロです」

「オサムだって別に今すぐ勝てるとは思ってないだろ、先のこと考えて経験を積んでんだよ」



「ダメで元々、負けも経験、いかにも三流の考えそうなことね。
 勝つつもりでやらなきゃ、勝つための経験は積めないわ」

ああしかし、ユーマとのこの会話を見るに、木虎が「もうやめさせて」としきりに言っているのは
勝ち目ゼロの勝負を続けるのはただの三流で頭悪い奴だと思ってるから
これ以上やっても時間の無駄って意味でやめろと言ってるぽいですね、やっぱり冷たい女だな木虎!(えー

「風間先輩、すみません。もうひと勝負、おねがいします」



「ほう…」

しかし20連敗ほど続けた中で、最後にオサムが一矢報いるフラグを立てたところで次回に続く
それにしても、前回のサブタイが「雨取千佳B」だったわりに、今回千佳ちゃんの出番まったくなかったなー
…って今見てみたら、今回のサブタイは「三雲修C」!?あれ千佳ちゃんじゃないの!?
どういうことだと思って2話前を確認してみたら、「空閑遊真D」になっとる…えーとつまり、同じキャラのサブタイを@→A→B→Cと
何話も連続させるんじゃなくて、飛び飛びでサブタイつけてるってことか…?なんとも紛らわしいな…次回に続く!

(C)葦原大介/集英社



アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第3話「フルパッケージ」 Aパート

   

チュドドドドド!

「ふっ、正確な射撃だ…それゆえに対応も予想しやすい!」

ゲェー!?いきなりなんやこれ!?
なんと今回のビルドファイターズは、いきなりレイジとラルさんがバトルしているシーンからのスタート!
ラルさんが駆るのは当然ながらグフ!そして「正確な射撃だ…それゆえに予想しやすい」
アムロのビームライフルを避けまくった時のセリフでバルカンを避けまくることに!



「へっ…やっぱチマチマすんのは性に合わねぇ!」

ギュオオオオオオ!

「思い切りのいいパイロットだな…手ごわい…しかし!!」

そんなバルカンでの射撃戦を切り上げ、ビームサーベルを抜いての接近戦を挑むレイジ!
ここでのラルさんのセリフもアムロ戦と同じです
あの時はビームライフルを避けられまくったアムロが、「どうせもう弾が残ってないんだ!」とライフルを放り投げて
グフにサーベルでの戦いを挑んだんでしたね。そして激しい斬り合いの末に、グフの腕を切り落とすという離れ業を…

ズッバアアアアアアン!!

ラ、ラルさァーーん!!よっわーー!!
なんやこれ!ラルさん弱すぎやないか!腕を切り落とすどころか一撃でまっぷたつにされるとは!
う、うーん…しかし気になるのは、レイジが突撃する瞬間ラルさんのグフが異様なほど棒立ちだったことですが…
これってあれなんじゃないか?大昔の棒立ちしかできなかった時代のガンプラでも
使ってんじゃないのかラルさん?

「…見事だなレイジ君…だが自分の力で勝ったのではないぞ!
 そのガンプラの性能のおかげだということを忘れるな!」

ま、負け惜しみを!!

そして負けた時のセリフまで、アムロに言ったのとまったく同じことを言うラルさん!
今回のラルさんはいつにも増してパロネタで飛ばしまくってんな

「つーかさ…そんな古いガンプラじゃ勝負になんねーよ!」

「も、もう一戦!もう一戦だけ!次はゲリラ屋本来の戦法で…」

ああ、そしてやっぱり、ラルさんの使っていたガンプラはバカみたいに古いものだったことが判明
たぶんアレだな…さっきの棒立ちっぷりからして、ラルさんのグフは



これぐらい古い時代の棒立ちガンプラだったんじゃなかろうか。勝てるかこんなんで!
ラルさん…いや、多分ラルさんは本当は凄く強いのにアホみたいに古いガンプラしか使いたがらないせいで弱っちいんだ…
そうに違いない…(えー

「あっ、セイおかえり」

「…」

「おお、セイ君もやらないか。ワシのベストメカコレクションのグフは手ごわいよ!」

「レイジ…ちょっと来て…(ぐいっ)」

「へ?なんだよ」

「いいから…」

「なんだよセイ」
「レイジ…はっきりと答えてくれ…君は…君は…何者なんだぁぁぁぁぁぁ!!」



って、帰ってくるなりママやラルさんを無視して、レイジを連れ出し「何者なんだぁぁぁぁ!!」と絶叫するセイ!
どうしたのかと思いきや、そういえば前回はレイジが突然赤い粒子に包まれて消えた場面で終わったんでしたね
まだあれについて話を聞いてなかったのか…そしていよいよレイジの説明が始まりますが…

「…イオリ・セイくん達が生きている世界とは別の世界…そこには、アリアンという名の
 美しく平和な国がありました、その国には王位継承権を持つステキな王子様がいたのです。
 好奇心溢れるその王子様は、王宮の宝物庫で秘宝を発見したのです。すると唐突に秘宝が動き出し、
 王子様は激しい光に包まれました。そして王子様はセイ君たちの世界に行けるようになったのです。
 つまり、その王子様ってのが俺だ」

「…」

あ、ああ!?あかんこれセイのやつ1ミリも信じてねえ!
まあそう簡単に信じられない気持ちもわかりますが…別世界で暮らしていた王子様だったのが、
突如として激しいモンスーノエナジーに包まれてこの世界にやってきたとな…(えー

でも第1話でレイジは、確かにアリアンがどうのこうのと口にしていたし、やたらと名誉や沽券を気にするところがあったり、
あとは浮世離れしててワガママなところとかも、王子って聞くとしっくりくるんですけどね

「ええと…つまり君は、異世界にある国の王子様で、なんとなく地球にやってきたってわけだ…」

「ようやく分かったか」

「わかったよ…君がかわいそうな人だってことが…」



でもレイジのことはあくまで頭のかわいそうな人としか思わないセイ。そりゃねーだろ!
セイは今一度ガンダムZZのOPを聞き直すべきだな
常識という眼鏡で僕たちの世界は覗けやしないのさ古い地球人よ!!(えー

「本当のことなんだよ、俺の体が光って消えていくのを見たろ?」

「うっ…あ、あれはきっと夕日がまぶしくて、君が消えたように見えただけなんだ!」

「あくまで信じねーつもりだな?」

「なら証明してみせてよ!僕をその異世界ってところに連れてくとか!」

「あーそれ無理」

「じゃ、じゃあ超能力とか魔法とか使ってみせてよ!」

「お前マンガの読みすぎじゃねーのか?」

「むきー!!むかつくー!!」

その後はレイジの理屈を認めたくないあまり、苦しいセリフを並べるセイでしたが
「お前マンガの読みすぎじゃねーのか?」って異世界人のレイジも漫画のことは知ってんだな(えー
そういえば武闘大会がどうとかも言ってたな…アリアンとかいう世界が、一体どんな文明なのか気になりますね

「そんなことよりセイ、お前にはやるべきことがあるだろ」

「うっ…」

(選手権開催までに、その機体を完璧な状態に仕上げて欲しい)

「そ、それはその通りだけど…」

「セイ、俺明日からしばらく来れねーから」

「えっ!?ちょ、ちょっと!?」

しかし結局セイが信じようが信じまいが、「そんなことよりビルドストライクの製作の方が先だろ」と指摘するレイジ。
それは確かにその通りで、選手権の開催まではもうそんなに日にちには残っていないようです
ですが、その一方で「俺明日から来れねーから」と急に言い出すレイジ…そりゃまた唐突な…これも異世界の事情なんでしょうか?



「へええ、異世界の王子様ですか、レイジ君って変わってるなぁって思ってたけど、
 ほんとに変わってるんだ」

「簡単に信じないでよ母さん!」

「うふふ」

「けど、レイジはなんであんなすぐ分かる嘘を…」

「言いにくいことがあるのかも」

「えっ、どんな?」

「それは分からないけど…でもレイジ君がなんであれ、セイは彼とガンプラバトルをしたいと思ってる。
 そうでしょ?」

「…(確かに…僕のガンプラを理想どおりに動かせるのはレイジしかいない…)」

って、あ、あれ?レイジのことを母さんにも話すセイでしたが、「あんなすぐ分かる嘘」とか「何か言いにくいことがあるのかも」とか
マジでレイジがデタラメを言ってるという流れ!?そ、そうなん!?
俺はアレ本当のことを言ってると思ったんだけど…ママン達の言うように別の事情があるということなのか…?わからん…

「遅刻だぞ」

「悪い、まだこっちの世界に慣れてなくてさ」

「こっちの世界…?」

「それより今回は大丈夫なんだろうな、もうこの間のようなのはごめんだぜ」

「わかっている。案内しよう…プラフスキー粒子が発明されて10年、
 ガンプラバトル選手権が開催されて今年で7年目…だがガンプラバトルがブームになる前から、
 ガンプラを愛し続ける者達がいる…言わば歴戦の古強者!そんな彼らが集い、
 夜な夜な戦いに明け暮れる…その戦場がここだ!」

一方でレイジはというと、ラルさんの紹介でガンプラの猛者が集うというとっておきの場所を紹介されていました
なるほど、さっきセイに「しばらく来れない」とレイジが言っていたのは、異世界の事情じゃなくて
こういった武者修行するためだったというわけね、セイにビルドストライク作りを任せる一方で、
自分もこうしてバトルの腕を上げる気だったわけですか。なるほどなぁ

そんなラルさんに紹介された場所というのは…すいません今日はここまでです、Bパートに続く!

(C)創通・サンライズ・テレビ東京




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