■ガンダムビルドファイターズ
第1話「セイとレイジ」
チュドドドボガアアアアン!!
《くっ…!最終防衛ライン突破されました!》
さて、今期から新たに始まったガンダム最新作、ガンダムビルドファイターズですが…
なんと冒頭から宇宙で戦闘の真っ最中、ジムの残骸が流れながらアルビオンが砲撃戦を行うという
なんともシブい場面で始まります。ホワイトベースとかアークエンジェルじゃなくてアルビオンってところが渋いなおい
《ガンダム発進!ガンダム発進!》
《頼んだぞ…イオリ!》
「大丈夫ですよ…イオリ・セイ!ビルドストライク!行きます!」
そして主人公イオリ・セイの乗ったガンダムが出撃!その名もビルドストライク!
どうやらガンダムSEEDの主役機・ストライクガンダムを改造した機体のようです
そのせいかセイの服装もキラのパイロットスーツとそっくりな感じに!雰囲気出てるなぁおい
ギュオオオオオオ!
「ザクが来る…でも僕が作ったガンダムなら!」
《セイ!それではダメだ!》
「えっ、父さん!?」
《お前が作ったそのガンプラは…!》
《腕がちゃんとハマっていないんだーーっ!!》
あんですとーー!?なんやこの出来そこないの機体は!
敵機のザクが眼前に迫り来る中、迎撃しようとしたセイですが腕がすぽーんと景気よくすっ飛んでいともあっさり戦闘不能に!
そう、これはセイが見ていた夢、ガンプラ作りが趣味のセイは、作りかけのビルドストライクに乗って戦う夢を見ていたという…
「(ガバッ)…はっ!?ガンプラは!?…あぁ…右腕作る前に寝ちゃったのか」
「セイー!店番代わってー!」
「あ…はーい!」
「イオリ・リン子大佐、補給物資調達のため08スーパーへと向かいます。んじゃ、よろしくねー!」
そしてエロママンキター!!うおおーー!!
店番をするように母さんから呼び出されたセイですが、その母さんというのがナイスなおぱーいでお色気むんむんの美女ママン!
やはりキッズアニメといえば、主人公が子供 → 母さんが若くてエロいという法則が確実に存在するよな…実にすばらしい
ちなみにリン子ママの声は、ガンダムSEEDでマリュー・ラミアスを演じた三石琴乃です。
マリューも相当な巨乳でしたが、リン子ママもまったく引けをとらないな…
あとセイの声優は、ヒーローマンのジョーイ君を演じた小松未可子ですね。
今ではだいぶ経験積んだみたいだし、ジョーイ君の時より演技が安定してる気がするなぁ
「わぁー!ガンダムだ!ガンダムがいっぱいだぁ!」
「へぇー、よくできてるなぁ!」
って、そんなセイが店番をしていると、店にやってきたのは小さい子供とお父さんの親子連れ!
そう、実はセイの家というのは町はずれのプラモ屋だったのです。今どきプラモ屋ってのも珍しいよなー
そして客の子供が目を輝かせているように、セイの店にはショーケースにずらりと並んだ歴代のガンプラが!おおお!
ターンXとターンエーの後ろ姿がクソかっけぇなおい
上段の列は初代ガンダム、ガンダムMk-U、Ζガンダム、ΖΖガンダム、νガンダム、ユニコーンガンダム
中段の列は陸戦型ガンダム、ガンダムNT−1アレックス、GP01ゼフィランサス、GP02Aサイサリス、GP03ステイメン、
スペリオルガンダム
下段の列はクロスボーンガンダムX1、ターンX、∀ガンダム、ウイングガンダム、ガンダムXとよりどりみどり!
うーむこれは、上段はニュータイプが主人公の宇宙世紀メイン作品のガンダム達で、
中段はオールドタイプが主人公の宇宙世紀外伝作品のガンダム達で、
下段は宇宙世紀とは関係ないアナザー作品のガンダム達って具合に列分けしてるんでしょうな
特に上段は、やっぱり初代ガンダム →
Mk−U → ゼータ → ダブルゼータ →
ニュー → ユニコーンって年代順に
並べたくなるよなー、いい並び順ですよ
「ありがとうございます!えへへ…それ、展示用に僕が作ったんです」
「へえ、そりゃ凄いなあ!これだけ作れるってことは、もちろんガンプラバトルもしてるんでしょ?
きっと強いんだろうなぁ」
「えっ…そ、それは…」
「ん?”第二回ガンプラバトル世界大会準優勝”…ええ!?凄いじゃない!」
「あ…いえ、それは…僕の父さんが…」
そんなショーケースのガンプラは全部自分で作ったというセイ。それを聞いて「ガンプラバトルも強いんでしょ?」と
言い出した客のお父さん…そう、この世界ではガンプラをダンボール戦機のように戦わせることのできる
”ガンプラバトル”というのが流行しているんです。どうやらセイの父さんは、そのガンプラバトルで世界2位まで行ったほどの
凄腕のようですね
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ちなみにこの映像がセイの父さんが戦った時の様子。愛機は初代ガンダムか!渋いな!
そして戦っている相手は黒いリ・ガズィ!?リ・ガズィのカスタム機ですか!?プラモならではのカラーリングだなぁ
もう一機はアッシマーですね、2対1で狙われまくっていた父さんでしたが、1発のビームで2機を同時に撃破して
会場を沸かせていたという…この場面、リ・ガズィやアッシマーのビーム音はピシュウウウとかバヒュウウウとかなんだけど、
父さんの初代ガンダムだけズッキュウウウウンなのがいいですね
やっぱ初代ガンダムのビームはこの音じゃないとなー
「ねえねえパパ!このガンプラはなあに?」
「ん?ん〜…なんだったかなぁ…」
「ウイングガンダムです!」
「え?」
「特徴は高速飛行できるバード形態への変形機能!
大口径のバスターライフルも装備!火力と機動性の両方に優れた機体です!
ちなみにウイングガンダムは地球圏統一連合に反抗する地下組織が開発した
モビルスーツで、開発者はドクターJ!オペレーションメテオの発動によって
地球降下作戦を…(ペラペラ)」
「あ〜…も、もう分かったから…」
って、そこで客の少年が注目したのはウイングガンダム!その途端にセイがペラペラをすごい勢いで解説を!
すげぇドクターJとかオペレーションメテオのことまで喋るんか!ガンダムWで実際に使用した用語を…
ウイングガンダムといえばやっぱり特徴的なのは、極太ビームを発射できる超高火力なバスターライフルですよね
「高火力なビーム持ちガンダム」っていうのが、このウイングあたりから一気に加速した気がするなー
でもそんな凄いビームが撃てる一方で、ウイングガンダムといえばアニメ本編での
ありえないくらい不遇な扱いで有名ですよね
ちょうど2chに「ウイングガンダム不遇伝説」というコピペがあったので、そいつを貼ってみると
・Gガンダム最終回にゲスト出演するもデビルガンダムに撃墜される
・OP映像でトールギスから直撃を食らってラストカットでは一機だけボロボロ(毎回)
・第一話でリーオーに組み付かれたまま海底に沈む
・デュオが引き揚げるもヒイロの魚雷攻撃で再び海底に沈む
・自爆により大破
・修復されるもトールギスとの決闘で使ってもらえない
・ヒイロが宇宙に上がる際「目立ちすぎる」と海底に置き去り
・ルクセンブルクでダメージを受けすぎたため戦場のド真ん中に置き去り
・忘れた頃にレディ・アンが乗ってきてリーブラの主砲で大破
こんな感じです。こんな主役機普通ありえないよ!不遇ってレベルじゃねーぞ!
いや、なんでこうなったかというと、ガンダムW主人公のヒイロがガンダムは任務遂行のための道具でしかないって
考えの持ち主なせいなんですよね。任務さえ遂行できればなんでもいいから、他に有効なもんがあったらそっちを使うし、
ガンダムが使えなくなったらあっさり捨てるし、ガンダムにこだわらずに色んなマシンに乗ってた気がします。
ウイングガンダムはそんなヒイロのパーソナリティの犠牲になったのだ…
「ケイスケ、買うのはこのガンプラ(ウイングガンダム)にするか?」
「うん!」
「よし、あのお兄ちゃんみたいなガンプラが作れれば、バトルの勝利も間違いなしだぞ!」
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「お客さぁ〜ん、それはいかがなものかと思いますよ?」
「げっ…サザキ!」
「イオリ・セイのガンプラは確かに出来がいい。プラモをただ組み立てるだけでなく、
パーツの合わせ目を消し、専門塗料で着色。商品見本と見間違うほどの
出来栄えです…しかーし、出来のいい作品だからといって
ガンプラバトルに勝てるわけではありません。だよねぇ?」
「うっ…そ、そんなこと…!」
って、客の子供がせっかくウイングガンダムを買う気になったその時、
ぬっと現れて横から口を出してきた嫌味な男が一人!どうもサザキというセイの知り合いのようです
セイのプラモ作り自体は上手いと認めているようですが、それだけではガンプラバトルには勝てないと…
それにしても「パーツの合わせ目を消す」って、上手いモデラーのテクニックとしてよく聞く言葉なんですが
実際どうやってやるもんなんですかね?実は俺ガンプラって
元祖SDガンダムとBB戦士しか作ったことないんで…(えー
「だったら試してみようじゃないか、君のガンプラと僕のガンプラ…
どっちが優れているかをガンプラバトルでねぇ!」
「うっ…」
「わぁ〜!見たい見たい!」
「ほ〜ら、お客さんもこう言っているよ?逃げる気かい?」
「…や、やるよ!ガンプラバトル!」
「フフ…そう来なくっちゃ」
そんなサザキの不敵な挑戦により、ガンプラバトルをやるハメになってしまったセイ。
セイが使うガンプラはウイングガンダム、そしてサザキのガンプラはなんとギャンであります
ギャンが愛機とか渋い選択だなオイ!自信満々だからよっぽど凄いMSかと思いきやギャンだとは…
そんなわけで、セイの店のシミュレーター部屋へとやってきた2人。ここでガンプラバトルを行うのか
どうやらこの機械でガンプラをスキャンして、立体映像みたいにして戦うみたいですね
しかしガンプラで戦うってなるとプラモ狂四郎を知る世代にはたまらんものがあるぜ
プラモシミュレーション・ゴー!!
「イオリ・セイ!ウイングガンダム!行きます!」
バッシュウウウウウウウ!!
おお!出撃はカタパルトから射出するのか
これはいい演出ですねえ、ガンダムの出撃シーンといえばやっぱりカタパルト射出でしょう
そんなわけで戦場に降り立ったウイングガンダムとギャン、さっそく交戦状態に入りますが…
ガキイイイン!ガキガキイイイン!
「ぐっ、ぐぐ…!」
「今回も教えてあげるよぉ!プラモの出来栄えが、
ガンプラバトルに勝つための絶対条件ではないということを!」
こいつ、シャアのようなことを!「MSの性能の違いが戦力の決定的差でないことを教えてやる!」と
シャアみたいなセリフを吐きながら一気に攻め立てるサザキ!接近しての素早い連続攻撃で、
セイにバスターライフルを撃つ暇を与えておりません。大口を叩くだけあって腕前はかなりのもんですね
それと「今回も教えてあげるよ!」ってセリフからして、どうもセイはサザキに連敗中で全然勝ったことがないっぽいですね…
「くっ…バードモード!」
「させないッ!!」
ドッガアアアアン!!
「うわっ!?く、くそっ…!」
グググ…
「相変わらず反応速度が遅いッ!!」
ズバッシャアアアアアア!!
うわあああ!バードモードになって間合いを取ろうとしたセイですが、すかさずシールドをブン投げてそれを叩き落すサザキ!
墜落したセイは必死にバスターライフルを構えるものの、「遅いんだよー!」と一気に接近されて腕を斬り飛ばされる結果に…
もはや万事休すのセイですが、「うおおーっ!ちっくしょー!!」と必死に
バルカンとマシンキャノン撃ちまくる姿が涙を誘います
しかしセイの反撃もここまで、今度は頭までサザキの蹴りで吹っ飛ばされ、
トドメの串刺しを腹部に食らって撃破されてしまうことに…
ボグアアアアアアン!!
「す、すっごーーい!お兄ちゃんのガンプラ、すごく強いんだね!」
「ふっふぅん。そう、強い者が勝ーーつ!!」
「お父さん!僕あのお兄ちゃんとおんなじ奴が欲しいーっ!!」
「ん〜、そうか、ならそうするかぁ!」
「…はぁ…」
な、なんてこと!そんなサザキの勝ちっぷりに目を輝かせて、「なんちゅうもんを見せてくれたんや…なんちゅうもんを…
ギャンに比べたらウイングガンダムはカスや」と、すっかりギャンに魅了されてしまった少年!
大ハシャギしながらギャンのガンプラを買って帰っていったという…しかも負けたウイングガンダムは
実際にダメージを受けてボロボロに!えっ何これシミュレーターで戦った傷はそのままガンプラも受けるの!?マジで!?
こんな首チョンパされた姿を晒してウイングガンダムの不遇伝説にまた新たな1ページが…(えー
「これで分かったはずだよ?君の操縦技術じゃガンプラバトルには勝てなぁい」
「…」
「だからさ、僕と組もうよぉ」
「…」
「君が作った高性能なガンプラで僕が戦う!
2人で選手権に出れば勝利と栄誉が手に入る!
そうすれば、このさえない店の売り上げだって…」
「断るよ。何度も答えただろ?君は強いけど、戦い方が乱暴だ。
僕のガンプラを預ける気にはなれない」
って、サザキは何がしたいのかと思えばセイと組みたかったのかよ!
さんざんセイの操縦をディスっていたのは「僕が動かせば勝てるのになーもっと勝てるのになー」と
アピールしてたんかい…まあ逆効果としか思えないけど…(えー
セイもサザキと組む気にはなれないようで、あっさりと「お前なんかと組みたくない」と断っております
断った理由は戦い方が乱暴だからってことですけど、俺としてはやっぱり自分が手塩にかけて一生懸命作ったものを
「へっへっへじゃあ俺が使ってやるぜ」と嫌な奴に持ってかれたら
絶対腹立つだろうしな…やっぱ性格が問題すぎるぜサザキは
「やせ我慢だねぇ。選手権は間近に迫ってる、このままでは君の敗北は必至。
勝ちたいならよーく考えておくことだ(スタスタ)」
(…悔しい…!僕にもっと操縦技術があれば…!
父さんのように…勝ちたい…!僕のガンプラで、僕が求める理想の動きで…
ガンプラバトルに勝ちたい…!)
そして捨てゼリフを残して帰っていったサザキでしたが、セイとしてもその心中は穏やかじゃありませんでした
このままじゃ勝てないことは嫌というほど分かっているのに、どうにもならず理想とかけ離れた戦いしかできない悔しさ、
どうにかして勝ちたい、父さんのように勝ちたいと、そんな気持ちだけが心の中で膨らんでいくのでした
「はあ…どうにかして勝てる方法を考えないと…」
《第7回ガンプラバトル選手権ッ!間もなく開催!君は生き延びる事ができるか…》
そんな中、トボトボと途方に暮れながら町中に繰り出したセイですが…
大会の告知映像がなにげにワクワクしますねこれ
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メッサーラvsリグ・シャッコー、アインラッドを乗り回すデナン・ゾン、そしてフリーダムガンダムを一刀両断するディジェと
作品の壁を超えた組み合わせばかりで、何が飛び出てくるか分からないビックリ箱的な面白さがあります
ディジェみたく主役機より脇役のモビルスーツが目立ってるのも新鮮でいいよなー
「なあ。あそこに流れてる映像、ありゃなんなんだ?」
「え…?ガンプラバトルを知らないの?」
「なんだそりゃ?」
「ガンダムのプラモデル、通称ガンプラを作って対戦するんだ。その大会の告知映像だよ」
「対戦?要するに武闘大会みたいなもんか?」
「ま、まぁ…そうとも言える…かなぁ…?(この人、日本人じゃない?)」
ってその時、いきなりセイに声をかけてきた謎の少年が1人!
ずいぶんと世間知らずな少年のようで、ガンプラの大会のことを教えられると「なにそれ武闘大会?」とか
なんともヘンテコなことを言い出しました。武闘大会って…一体どんなところで育ってきたんだ
ちなみにこの少年の声はモンスーノのノアを演じた人となっております
そうか…変な言動が多いのは強力すぎるモンスーノエナジーに頭をやられてしまって…(えー
ぐぅぅぅ〜
「あう…」
「ん、これ食うか?美味いぞ」
「あ、いや、僕は…」
「ぬおおおお!!見つけたぞ泥棒小僧!
ウチの店からパンを盗みやがってぇぇぇ!!(ガシッ)」
「お…おいおい人をいきなり泥棒呼ばわりすんなよな!
これは店の外に捨ててあったから持ってきただけだぞ!」
「それは店頭販売なの!勝手に持って行かれちゃ困るんだよッ!!」
「…?だったら奥にしまっとけよ!」
「な、なんだとぉ!?」
って、その時すごい勢いでドタバタやってきたパン屋のオッサンが登場!
何かと思えば、この少年がさっきからムシャムシャ食っているパンは、この人の店から盗んできたものだったようです
どうも世間知らずすぎるせいで、パンが売り物だとは気づかなかったようですな…
すいません山ごもりしながら育った僧侶なもんで…(えー
「盗っ人猛々しいとはまさにこのこと!警察に突き出してやる!」
「あ、あの、ちょっと待って下さい!悪気があってやったわけじゃないみたいだし…
今回は僕が立て替えますから…!」
「え…?あ、ああ…うーん…」
「…」
「迷惑かけたみたいだな…」
「まあ仕方ないよ、きみ外国から来たばかりで日本のことよく分からないんでしょ?
困った時はお互い様だよ」
「…この恩は必ず返す!絶対だ!」
「えっ?い、いいよ別に…」
「そうは行かない!一族の沽券に関わる!名誉が傷つく!(スッ)これをやるよ」
「えっ…な…なに?宝石!?そんな高価なもの!」
「ハハッ、ただの石ころだよ。えーとお前…」
「あっ、セイだよ。イオリ・セイ」
「俺はレイジだ。困った事があったらその石に祈れ!
どんな時でも、どんな状況でもこの俺が駆けつける!
どんな困難でもこの俺が打開する!」
「…?」
「これは約束であり俺の宣誓だ!」
そして結局、パン屋とのいざこざについては、セイが料金を払うことで丸く収まりましたが…
そのことで恩義を感じたレイジは、何やらセイに「お礼にこれをやるよ」と不思議な石を手渡しました
どうも困った時にこれに祈ると、レイジが力を貸してくれるもののようですが…
なんだか話の流れ的にウルトラマンの変身アイテムみたいだな…(えー
カチャカチャ
カチャカチャ
「へへっ…よし!母さーん!できたよー!
ガンプラバトル選手権用に作った、ビルドストライク!
ストライクガンダムをベースに改造した、僕だけのオリジナルなんだ!」
「へえ〜、素敵じゃない!」
「あはは、ライフルとかはまだなんだけどね」
「母さんはガンプラのこと詳しくないけど…お父さんが作ったプラモデルと、どことなく雰囲気似てるわね」
「へへっ…そ、そうかな?」
そんなある日、ガンプラ選手権のために製作を続けていた機体をついに完成させたセイ。その名もビルドストライクガンダム
ガンダムSEEDのストライクガンダムをベースにした機体で、武器とかはまだ作っていないみたいですね
それを見て「父さんの機体(初代ガンダム)に似てる」と語るリン子ママ。まあガンダムSEEDは
「21世紀のファーストガンダム」、「原点回帰」をテーマに作られたものですからねえ
ストライクガンダムが初代ガンダムに似てるっていうのも、まあ分からんではないですな
しかしマリューの声でストライクガンダムを語るシーンってのは、なんだか見ててニヤニヤしてしまうもんがあるな…
「(ぬっ)ついに出来上がったようだねぇ〜」
「わっ、サ、サザキ!?」
「おおっ…!素晴らしい出来だよ!僕が操るにふさわしい機体だ!」
「そのガンプラは君のじゃないっ!」
「おいおい、まだ分からないのかい?君の操縦じゃバトルに勝てないってことを」
「…なら…バトルで証明するよ、そのガンプラで!」
「ん〜?いい気合だ、つまり君が負けた場合は…」
「そのガンプラを好きにしていいよ」
「その言葉を待っていたぁ!」
ってああ、どこから話を聞きつけたのか、ハイエナのようにまたしても現れたサザキ!
ビルドストライクのことをずいぶん気に入ってしまったようで、いきなり我が物顔で「いやー僕にふさわしいMSだわ」とか
言い出しました。そして結局、サザキのことを黙らせるために、セイはビルドストライクを賭けたガンプラバトルを今ここで行うことに…
「いいの?セイ…」
「いいんだ、ここで負けるくらいなら…!」
「事情は聞かせてもらった」
「え?」
「そのバトル、不詳このラルがジャッジを引き受けよう」
ってあああああーー!?青い巨星ランバ・ラルきたーーーーー!!
な、なぜラルがこんなところに!初代ガンダムでアムロの前に立ちふさがった強敵が!
どうやら名前も声優もガチでラルそのもののようです、なにげに手にはグフのガンプラの箱持ってるしな
すげぇ…まさかラルをこんな形で出してくるとは思わなかった
「ラルさん!来てたんだ!」
「だ、誰…?」
「うちの常連のラルさんだよ!」
「へぇ…」
「ほう、いい目をしているな…自信と野心に彩られた目だ、度胸もある。
しかし戦場に絶対はないぞ少年」
そして「いい目をしているな」と有名なセリフを言いつつ、サザキを値踏みするラル。ますます気に入ったよ
どうやらラルはこの店の常連客のようですね。今回は審判をやってくれるようですが、
今後も審判役の定番としてちょくちょく登場するんですかね?
「君たちの真剣勝負、刮目させてもらおう!」
「イオリ・セイ!ビルドストライク!行きます!!」
「サザキ・ススム!ギャン!出る!!」
ギュオオオオオオ!
「…!?速い!」
「ガンプラの性能は、その出来栄えによって左右される…
さすがはセイ君の新型だ。しかし…」
「くっ…くうっ…!」
「高すぎる機体性能に振り回されている…」
そんなわけで始まった2人のガンプラバトル、さっきのウイングガンダムより遥かに素早いビルドストライクに
驚愕するサザキでしたが、セイの腕ではその機体性能を扱い切れないようで…
ぎこちない操縦でどうにも攻めに回ることができず、次第に防戦一方になってしまいます
それにしても今回のフィールドは、初代ガンダムとギャンが戦ったテキサスコロニーに似てるな…
やっぱギャンとの戦いってことで似せたんでしょうか、スタッフは分かってるなぁ
「ふふふ、高性能な機体を作っても満足に操縦することができない…
悲しい現実だ!!」
ガキガキガキイイイイン!!
「う、ううっ!?」
「これ以上その機体を痛めつけたくはない…場外に出して勝負を決める!」
そしてみるみるサザキの攻撃に晒され、フィールドの端へと追い込まれてしまったセイ!
場外負けなんてルールがあるのか…追い込まれたセイはもはや万事休す、完全に後がなくなってしまいましたが…
(に、逃げられない…!父さんだったらどうする…!?)
「ふふふ…」
(負けたくない…!もう負けたくない…!ちくしょうっ…!!)
「諦めんな!前に出ろォッ!!」
「えっ!?」
ドッガアアアアアン!!
「うっ!?な、なに!?」
「レ…レイジ!?どうして!?」
「お前が祈ったんだ、だから俺は来た」
ってなにぃー!?あわや敗北というその時、突然現れてセイの操縦を手伝い始めたレイジ!
本当にいきなり現れやがった!こいつは普通の人間じゃないのか!?
それにしても、バトルの途中で乱入しちゃった件についてはルール的に問題ないんだろうか…
「セイ、約束は守るぜ…お前の代わりに俺が戦う!」
「ええっ!?で、でもやったことないんじゃ…!」
「(ガチャガチャガチャ)よーし…大体わかった」
「セイのお友達かしら…?」
「さあ…」
そして「操縦は俺に任せろ」と、完全にセイから選手交代することになったレイジ。審判役のラルさんはというと
「お友達なのかなー」ってすごい軽く流してるんでまぁ問題ないようです(えー
レイジはこれが初めてのガンプラバトルのようですが、一通り操縦系統をいじっただけで操作をマスターしてしまったようで…
「ゆ、許せないなセイ君…ド素人にその機体を預けるなんて…!
それは…そのガンプラは…僕のものなのにィィィィッ!!」
バシュバシュバシュウウウウ!!
「ちいいっ!!」
(初めてのガンプラバトルであのマニューバ…!?
あの少年、ニュータイプとでも言うのか!!)
この世界にもニュータイプいるんかい!
華麗な動きでサザキの攻撃を見事にかわし、ガスガスと反撃を叩き込んでいくレイジ!
ラルさんも「まるでNTだ」とその戦いぶりに驚愕しております、ラルの口からこのセリフが出るとなんかワクワクしてしまうな
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「み、認めない…こんなこと、僕は認めないぃぃぃっ!!」
ドキュンドキュンドキュウウウン!
って、おいサザキお前!?レイジの神がかった操縦に圧倒され、取り乱しながらビームライフルを見苦しく撃ちまくるサザキ!
あかん!ギャン使いがビームライフルに頼ったらあかんで!
ギャン使いの誇りを失ったかサザキ!乱心してビームライフルに頼ってしまうとは…
もともとギャンというのは初代ガンダムの終盤に登場した機体なんですが、
ギャンと同じ時期に開発されたゲルググとライバル関係にあり、どっちがジオンの主力量産機となるか争ったという
設定があるんですよね
そのゲルググはジオンで初めてビームライフルを実用化した機体であり、それまでマシンガンとかバズーカしかなかった
ジオンに強力な射撃武器をもたらした凄い機体だったわけで。しかも射撃が強いうえに、近距離戦でも強力なビームナギナタを持ち
総合的にガンダムすらも上回る性能を持つと言われるくらい、非常に優秀な万能機だったんですよね
それに対してギャンはというと、メイン武装はビームサーベル1本のみで、
サブウェポンとして牽制用の威力しかないシールドミサイル、そして待ち伏せ用の機雷・ハイドボンブという
すごい扱いにくい武器しか持ってなかったんですよね。
基本的には剣一本で斬り合いに持ち込むしかないという。遠距離からの強力なビーム射撃が発達していく新時代に
中世の決闘のような接近戦しかできないギャンは時代錯誤すぎる機体だったわけで…
そんなギャンがゲルググにかなうはずもなく、ジオンの主力機体にはゲルググが輝くこととなり
ギャンは人知れずひっそりと姿を消してマ・クベみたいな物好きしか乗らなかったという…(えー
そう、ギャンとは物好きのための機体、ビームライフルによる射撃戦がメインとなる時代に
あえて剣一本で戦うという、時代の流れに逆らった機体なのです。
それがビームライフルなんか使ったらあかん!あかんで!ギャン使いとして最大のタブーや!
バヒュウウウバヒュウウウ!
(こ、この動き…父さんの…!?僕が求めていた、理想の…!)
「な、なんなんだお前はぁーーっ!!」
「これで…終わりだぁぁぁーーっ!!」
ドッグアアアアアアン!!
あーんギャン様が死んだ!
苦し紛れのビームライフルもレイジには軽々と避けられ、とどめのビームサーベルで真っ二つに切り裂かれてしまったギャン!
あの壺を…キシリア様に届けてくれよ!あれは…いいものだ!!(えー
ビルドストライクには武器がビームサーベル一本しかなかったみたいですが、
ギャンがビームライフルに頼った結果、サーベル一本のビルドストライクに負けるとはなんとも皮肉ですな
「こ…この僕が…負けるなん…て…」
「やったわね、セイ!」
「見事な勝負だった!」
「ぼ、僕じゃないよ!僕のガンプラを勝たせてくれたのは…!」
(やっと会えた…!僕のガンプラを一番うまく操れるファイターに!
僕の理想を体現してくれるやつに!レイジ…一緒にガンプラバトルをやろう!
君と一緒に戦いたいんだ!)
そして最後にレイジが見せたギャンとの攻防、華麗にビームをかわしながら必殺の一撃を繰り出した姿に、
父さんと同じ理想のファイターの姿を垣間見たセイ。自分のガンプラを任せられるのはこいつしかいないと、
レイジと一緒に戦っていきたいと強く願うのでした。
・ガンダムビルドファイターズ1話を見ましたが、今の子供達だけじゃなくガンダム好きだったり子供の頃
よくホビー漫画(アニメ)を見ていた大人達も思わずニヤけてしまう様な内容でしたね。2話以降も楽しみです!
そうですねー俺のレビューとしてもやたら力が入ってしまいました
さっきも書いたけどプラモ狂四郎の世代はこれ凄い楽しめると思う
ガンプラが動き出して戦うって聞くと嫌でもワクワクする世代だしね…劇中に登場するモビルスーツも
歴代ガンダムみたいなメインどころから、リグ・シャッコーやディジェみたいな脇役まで幅広く描写してるし
ガンダム好きならかなり楽しめる内容になってますね、俺も今期アニメではこれが一番楽しみです。次回に続く
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