■ガンダムビルドファイターズ
第3話「フルパッケージ」
チュドドドドド!
「ふっ、正確な射撃だ…それゆえに対応も予想しやすい!」
ゲェー!?いきなりなんやこれ!?
なんと今回のビルドファイターズは、いきなりレイジとラルさんがバトルしているシーンからのスタート!
ラルさんが駆るのは当然ながらグフ!そして「正確な射撃だ…それゆえに予想しやすい」と
アムロのビームライフルを避けまくった時のセリフでバルカンを避けまくることに!
「へっ…やっぱチマチマすんのは性に合わねぇ!」
ギュオオオオオオ!
「思い切りのいいパイロットだな…手ごわい…しかし!!」
そんなバルカンでの射撃戦を切り上げ、ビームサーベルを抜いての接近戦を挑むレイジ!
ここでのラルさんのセリフもアムロ戦と同じです
あの時はビームライフルを避けられまくったアムロが、「どうせもう弾が残ってないんだ!」とライフルを放り投げて
グフにサーベルでの戦いを挑んだんでしたね。そして激しい斬り合いの末に、グフの腕を切り落とすという離れ業を…
ズッバアアアアアアン!!
ラ、ラルさァーーん!!よっわーー!!
なんやこれ!ラルさん弱すぎやないか!腕を切り落とすどころか一撃でまっぷたつにされるとは!
う、うーん…しかし気になるのは、レイジが突撃する瞬間ラルさんのグフが異様なほど棒立ちだったことですが…
これってあれなんじゃないか?大昔の棒立ちしかできなかった時代のガンプラでも
使ってんじゃないのかラルさん?
「…見事だなレイジ君…だが自分の力で勝ったのではないぞ!
そのガンプラの性能のおかげだということを忘れるな!」
|
ま、負け惜しみを!! |
そして負けた時のセリフまで、アムロに言ったのとまったく同じことを言うラルさん!
今回のラルさんはいつにも増してパロネタで飛ばしまくってんな
「つーかさ…そんな古いガンプラじゃ勝負になんねーよ!」
「も、もう一戦!もう一戦だけ!次はゲリラ屋本来の戦法で…」
ああ、そしてやっぱり、ラルさんの使っていたガンプラはバカみたいに古いものだったことが判明
たぶんアレだな…さっきの棒立ちっぷりからして、ラルさんのグフは
これぐらい古い時代の棒立ちガンプラだったんじゃなかろうか。勝てるかこんなんで!
ラルさん…いや、多分ラルさんは本当は凄く強いのにアホみたいに古いガンプラしか使いたがらないせいで弱っちいんだ…
そうに違いない…(えー
「あっ、セイおかえり」
「…」
「おお、セイ君もやらないか。ワシのベストメカコレクションのグフは手ごわいよ!」
「レイジ…ちょっと来て…(ぐいっ)」
「へ?なんだよ」
「いいから…」
「なんだよセイ」
「レイジ…はっきりと答えてくれ…君は…君は…何者なんだぁぁぁぁぁぁ!!」
って、帰ってくるなりママやラルさんを無視して、レイジを連れ出し「何者なんだぁぁぁぁ!!」と絶叫するセイ!
どうしたのかと思いきや、そういえば前回はレイジが突然赤い粒子に包まれて消えた場面で終わったんでしたね
まだあれについて話を聞いてなかったのか…そしていよいよレイジの説明が始まりますが…
「…イオリ・セイくん達が生きている世界とは別の世界…そこには、アリアンという名の
美しく平和な国がありました、その国には王位継承権を持つステキな王子様がいたのです。
好奇心溢れるその王子様は、王宮の宝物庫で秘宝を発見したのです。すると唐突に秘宝が動き出し、
王子様は激しい光に包まれました。そして王子様はセイ君たちの世界に行けるようになったのです。
つまり、その王子様ってのが俺だ」
「…」
|
|
あ、ああ!?あかんこれセイのやつ1ミリも信じてねえ!
まあそう簡単に信じられない気持ちもわかりますが…別世界で暮らしていた王子様だったのが、
突如として激しいモンスーノエナジーに包まれてこの世界にやってきたとな…(えー
でも第1話でレイジは、確かにアリアンがどうのこうのと口にしていたし、やたらと名誉や沽券を気にするところがあったり、
あとは浮世離れしててワガママなところとかも、王子って聞くとしっくりくるんですけどね
「ええと…つまり君は、異世界にある国の王子様で、なんとなく地球にやってきたってわけだ…」
「ようやく分かったか」
「わかったよ…君がかわいそうな人だってことが…」
でもレイジのことはあくまで頭のかわいそうな人としか思わないセイ。そりゃねーだろ!
セイは今一度ガンダムZZのOPを聞き直すべきだな
常識という眼鏡で僕たちの世界は覗けやしないのさ古い地球人よ!!(えー
「本当のことなんだよ、俺の体が光って消えていくのを見たろ?」
「うっ…あ、あれはきっと夕日がまぶしくて、君が消えたように見えただけなんだ!」
「あくまで信じねーつもりだな?」
「なら証明してみせてよ!僕をその異世界ってところに連れてくとか!」
「あーそれ無理」
「じゃ、じゃあ超能力とか魔法とか使ってみせてよ!」
「お前マンガの読みすぎじゃねーのか?」
「むきー!!むかつくー!!」
その後はレイジの理屈を認めたくないあまり、苦しいセリフを並べるセイでしたが
「お前マンガの読みすぎじゃねーのか?」って異世界人のレイジも漫画のことは知ってんだな(えー
そういえば武闘大会がどうとかも言ってたな…アリアンとかいう世界が、一体どんな文明なのか気になりますね
「そんなことよりセイ、お前にはやるべきことがあるだろ」
「うっ…」
(選手権開催までに、その機体を完璧な状態に仕上げて欲しい)
「そ、それはその通りだけど…」
「セイ、俺明日からしばらく来れねーから」
「えっ!?ちょ、ちょっと!?」
しかし結局セイが信じようが信じまいが、「そんなことよりビルドストライクの製作の方が先だろ」と指摘するレイジ。
それは確かにその通りで、選手権の開催まではもうそんなに日にちには残っていないようです
ですが、その一方で「俺明日から来れねーから」と急に言い出すレイジ…そりゃまた唐突な…これも異世界の事情なんでしょうか?
「へええ、異世界の王子様ですか、レイジ君って変わってるなぁって思ってたけど、
ほんとに変わってるんだ」
「簡単に信じないでよ母さん!」
「うふふ」
「けど、レイジはなんであんなすぐ分かる嘘を…」
「言いにくいことがあるのかも」
「えっ、どんな?」
「それは分からないけど…でもレイジ君がなんであれ、セイは彼とガンプラバトルをしたいと思ってる。
そうでしょ?」
「…(確かに…僕のガンプラを理想どおりに動かせるのはレイジしかいない…)」
って、あ、あれ?レイジのことを母さんにも話すセイでしたが、「あんなすぐ分かる嘘」とか「何か言いにくいことがあるのかも」とか
マジでレイジがデタラメを言ってるという流れ!?そ、そうなん!?
俺はアレ本当のことを言ってると思ったんだけど…ママン達の言うように別の事情があるということなのか…?わからん…
「遅刻だぞ」
「悪い、まだこっちの世界に慣れてなくてさ」
「こっちの世界…?」
「それより今回は大丈夫なんだろうな、もうこの間のようなのはごめんだぜ」
「わかっている。案内しよう…プラフスキー粒子が発明されて10年、
ガンプラバトル選手権が開催されて今年で7年目…だがガンプラバトルがブームになる前から、
ガンプラを愛し続ける者達がいる…言わば歴戦の古強者!そんな彼らが集い、
夜な夜な戦いに明け暮れる…その戦場がここだ!」
一方でレイジはというと、ラルさんの紹介でガンプラの猛者が集うというとっておきの場所を紹介されていました
なるほど、さっきセイに「しばらく来れない」とレイジが言っていたのは、異世界の事情じゃなくて
こういった武者修行するためだったというわけね、セイにビルドストライク作りを任せる一方で、
自分もこうしてバトルの腕を上げる気だったわけですか。なるほどなぁ
ギュオオオオオオン!
そんなわけでラルさんの案内でやってきたレイジですが、古強者の戦場とやらに足を踏み入れたその瞬間
目に入ってきたものはサイコミュ高起動試験型ザク!またなんつー渋い機体を!
通称タコ足ザクとも呼ばれるこの機体、ガンダムのアニメに登場したことは今までないんですが、
ゲームのGジェネレーションをプレイしたことがある人は、ジオングを開発するのに必要な機体なので見覚えがあるでしょうね
「はっ!?た、大尉!?」
「ラル大尉!」
バッバッバッ
「「「ジーークジオン!ジーークジオン!ジーークジオン!」」」
「い…一体なにをやってるんだ…?」
「はは、ここでの挨拶だよ」
ゲー!?そしてラルさんの姿を見るなり、大尉だジークジオンだと騒ぎ始めたその場の男たち!
痛いアニオタじゃねーかこいつら!(えー 格好もジオンの制服とかザンスカールの制服のコスプレだし
さすがのレイジも「こいつら何やってんの…」とドン引きしております。ジークジオンの意味が分からないレイジにはさぞ不気味だろうな…
「久しぶりに出撃でありますか大尉!」
「いいや、今日戦うのはこの少年だ」
「えっ?まだ子供じゃないですか!」
「いや、ラル大尉のご推薦だ…スペシャルかもしれんぞ!」
そんな中、レイジを紹介されて「まだ子供じゃないか」と気乗りしない様子のオッサン達ですが…
中には「スペシャルかもしれんぞ!」と物分かりのいい人もいるようです。
というかスペシャルってのはVガンネタですよね
Vガンダムの主人公ウッソは、若干13歳で見た目も完全にお子様といった感じでしたが
大人よりも遥かに優れた技量の持ち主だったので「彼はスペシャルだ」と言われて
モビルスーツの操縦を一手に任されていたという…
「どうかこの少年に力を貸してやってくれ」
「はっ、大尉がそうおっしゃるなら!」
「レイジ君、ここはガンプラの貸し出しもしている。好きなものを選びたまえ」
「ん…なら一番弱そうなガンプラを貸してくれ!」
「(スッ)お客様、ご注文の機体です」
「んん?なんだこれ?」
「地球連邦軍戦闘用ポッド、ボールです。別名”丸い棺桶”…」
ゲゲェー!?ボ、ボール!?
確かにレイジは「一番弱い機体が欲しい」と言ったけども!本当にメチャよえー機体出してきやがったよ!(えー
いやあ…ボールといえば初代ガンダムの超弱い機体として有名で
デザイン的にも球っころに腕と銃身つけただけ、名前もそのまんまボールという
いかにもテキトーなやられメカだったわけですが…
ボール=棺桶とは実際よく言ったもので、初代ガンダムでの描写から言っても
ザクに蹴っ飛ばされて撃破されてるシーンしか思い出せないな…(えー
「いいねえ…!さあやろうか!」
「フフン、相手してやるよ小僧」
「キャンキャン泣きわめくなよ?ハハハハッ!」
ドガアアアッ!!
「きゃーん!」
ズッガアアアン!!
「きゃんきゃーん!」
「つ…強い!?」
「こ、この小僧…フラナガン機関の出身か!?」
ああしかし、実際にバトルを始めてみればボール相手にまったく手も足も出ないオッサン達!
しっかりしてくださいよ!ガンプラバトルが始まる前からの猛者だという話でしたが、もしかしてこのオッサン達は
ただのオタクなだけでバトルは素人なんじゃねーのか!?(えー
それとフラナガン機関っていうのは、初代ガンダムに登場したニュータイプを研究する機関のことですよね
まあ1話でラルさんの言ってた「この少年、ニュータイプだとでも言うのか!?」と同じことが言いたいんじゃないかと
「ラルのおっさん…2つだけ分かったことがある。
1つは、このガンプラを動かしてみて、セイのガンプラがいかに凄いかってこと…
もう1つは、この程度の実力しかねえ相手じゃ練習にならねぇってことだ」
「な、なにぃ!?」
「奴は…ユウキ・タツヤはこんなもんじゃねぇっ…!
もっとだ!もっと強い奴はいないのかよ!?」
そしてあまりの手ごたえのなさに、レイジも「これじゃ練習にならねえんだよ!」と不満をぶちまけてしまいます
そりゃあなあ、せっかく一番弱い機体というハンデを負ってまで、腕を上げようとしてるのにそれでもまったく相手にならないとは…
ユウキ先輩に勝てるくらいのレベルアップがしたくてここへ来ただけに、このままでは来た甲斐がないというものです
「ガキが調子に乗りやがってぇっ!」
「大人を舐めんじゃねーぞ!」
|
|
ぞろぞろぞろぞろぞろ
「ご、5対1だと!?」
ちょっ、お、大人げない!レイジの物言いに対してついにブチ切れたオッサン達、
「大人の意地を見せてやるぜえええええええ」と5対1でリンチするという大人げないことを!
あんたらそれでいいのか!レイジとしては、この方が手ごたえあってやりがいがあるかもしれませんが…
ズドドドバゴオオオオン!
「ちいいいっ…!」
「いかん!戦闘をやめるんだ!」
「冗談だろ…!この程度で!!」
ああそして、やはり5人もの攻撃を一斉に受けてはさすがにさばき切れないレイジ!
マヒローに接近されて腕を斬り飛ばされ、続けざまにシャイターンからの砲撃を受けて、もう片方の腕も吹き飛ぶという…
とは言うもののボールでここまでよくやっております、こんなに奮闘するボールの姿なんて初めて見ましたよ
それとシャイターンはご覧のように、全身にビーム砲を仕込んだ完全に砲撃戦用の機体なんですが
なぜかこいつに乗って様々な格闘術を使い「ギギムセメントクラッシュ!!」と戦っていたのが
かの有名なMS格闘王・ギンザエフ大尉であります。本当にデタラメな人だったなギンザエフ大尉…
ギョバオオオオオオオ!!
「!?」
ズッドオオオオオオ!!
「な…なんだ!?」
「た…たったの2射で5機のガンプラを撃ち落とすとは!?」
って、いよいよレイジも撃墜の危機かというその時、突如として戦場に放たれた高出力ビーム!
そのビームは瞬く間にオッサン達の機体を全滅させてしまい、レイジの危機を救ったという…
何が起こったのかと思いきや、ビームを放ったのはこの機体ウイングガンダムフェニーチェ!
第1話で登場したウイングガンダムの改造機であります、これがバスターライフルの威力というわけか…
「くっ…誰だよアンタ!人の戦いに水さしやがって!」
「ん…?はは、余計なことをしちまったかな」
「フェリーニ…!?イタリアのリカルド・フェリーニ!」
「お前面白いな、どうだいサシでやるかい?」
「へっ…面白え!」
そんなウイングガンダムフェニーチェを駆るのは、イタリア人のリカルド・フェリーニという男…
ラルさんが驚いてるところを見ると、かなり有名な強豪ファイターみたいですね
そんなフェリーニはレイジの戦いぶりが気に入ったようで、1対1での勝負をレイジと始めることに…
「すう…すう…」
「イオリ君、イオリ君」
「むにゃ…あれ?委員長…ごめん、寝ちゃってたみたい」
「先生が美術室閉めるからって…それ、ガンプラでしょ?なんだかこの前と形が違うみたい…」
「そう、ついに完成したんだ!これが僕の想像力の全てをつぎこんで作った機体!
ビルドストライク・フルパッケージ!」
一方でセイはというと、学校の美術室でビルドストライクを仕上げながら、ついつい居眠りしていたようです
しかしついに完成したというビルドストライクのフル装備形態、その名もビルドストライク・フルパッケージ!
か、かっこいいタル〜〜〜 やっぱフル装備になると印象がグッと変わるなぁ
「可変出力式のビームライフルに、積層式のチョバムシールド!
変形して独立稼働が可能なバックパック・ファイター!
これを装備することで、機体出力は160%以上アップするんだ!」
「うん、よくわからないけど、強そうなのはわかる」
「フルパッケージになることにより、攻撃効果は120%上昇、防御面では63%上昇、ガンカタを極めた者は無敵になる!」と
ガン=カタみたいな解説をするセイ。(えー
それにしても、出力調整が可能なビームライフルって
なにげに凄いんじゃないか?ガンダムのビームって言うと大抵強すぎて加減が効かないというか
「こいつは強力すぎる!」と言っていた、ガンダムF91のヴェスバーとか
「ビームマグナムでは加減が効かない!」と言っていた、ユニコーンガンダムのビームマグナムとかがそうですね
そういう意味じゃ、この可変出力ビームライフルはすごく便利な気がするなぁ。ガンプラとはいえ画期的な発明ですよ
「強いだけじゃなくて速いよぉ!通常のファイターには、ピーキーすぎて
扱えないほどの機体なんだ!でもレイジなら自在に動かせると思って!」
「レイジって…この前学校に来てた?」
「うん!あいつと一緒に、ガンプラバトル選手権に出場するんだ!
…あっ、ごめんねペラペラ喋っちゃって…それじゃ僕帰るね!」
「うん、それじゃ」
(そういえば…入学したての頃、初めて話をした時も…)
ついつい興奮してビルドストライクのことを力説してしまったセイ、ちょっと恥ずかしそうに帰っていきましたが
チナちゃんとしてはセイと話せて嬉しかったようです。初めてセイと話した時のことも覚えているようで、
その時に話した内容というのが…
『あのー、すみません』
『あ、はい、イオリ君?』
『あれ、委員長?美術部に入ったんだ、先生に許可をもらったから彫刻刀借りるね』
『うん』
『ん…?(じーっ)』
『えっ、な、なに?』
『いやあ、デッサンも上手いけど色使いが綺麗だなーと思って』
『えっ…あ、ありがとう…(ぽっ)』
って、お、おい!?なんやこれ最初からすでに好感度MAXやないかい!
強くてニューゲーム!?これが初めての会話だというのに、セイに褒められてポッと頬を染めてしまうチナちゃん。
ええのうセイ、初対面でこれだけムフフな空気になるとはうらやましい限りだぜ
『美術、興味あるの?この間の授業で、先生がイオリ君の石膏デッサン褒めてたし…』
『いやあ、興味があるのはデッサンだけなんだ。頭の中のイメージをちゃんと絵にしたくて、
絵の基本を身につけたかったから』
『…?なんのために?』
『えへへ…ガンプラ!』
どうやらデッサンに関してはかなりの技術を持っているらしいセイ。
そういえばこの間もスケッチブックでガリガリ描きまくってましたね
ガンプラ改造の入り口はまずデッサンから入るというわけか、なんとも修羅の道ですなあ
(イオリ君が、あれほどまでにのめり込んでいるもの…)
あ、ああ!?ついにガンプラ選手権が開催されたその日、
セイのことが気になって観戦しに向かったチナちゃん!
ついに行動を開始しましたか、どうやら相当にセイのことを意識してるみたいですな
バチィン!バチィン!
「この盾はいい盾だぁ!」
チュドドドドボガアアアアアン!!
「僕のギャンは最高だねぇ!これであと10年は戦える!!」
ゲー!?そんな会場で真っ先に目に入ってきたのは、ギャンで余裕の勝ち抜きをするサザキの図!
あの後しっかりギャン直したんかい!他のもっと強そうなMSに乗り換えるかと思ったら、意外と律儀なんですね
「あの壺はいいものだ!」とか「ジオンはあと10年は戦える!」とかマ・クベの真似してるところを見ると、
マ・クベ自体が好きでギャン使ってるのかもしれませんね
それとサザキと戦ってる相手はガルバルディβですね、ガルバルディβはギャンの数年後に開発された機体で
ギャンとゲルググのいいとこ取りみたいな設計をされたんですが、そいつをギャンで圧倒するとはやるなサザキ…
ギャンのシールドミサイルについても、本来は牽制用の威力しかないんですが、
サザキの場合は一撃必殺の威力にまで高めてありますからね、改造自体はちゃんとやってるんだなサザキ
ドウッ!ズドウウウッ!
「なかなかよく出来たガナーザクウォーリアだ、傷つけるのは忍びない!」
ギラッ!
「とは言え…燃え上がるまでもない…」
そしてこちらも余裕で勝ち上がっていました、ユウキ先輩のザクアメイジング!
今回も「相手のガンプラを壊すのは忍びない」と、チェックメイトをかけて勝つスマートな勝利です
とはいえ、「燃え上がるまでもない」と物足りなさも感じている様子…それだけ先輩は強すぎて敵がいないということか
この間の戦いでは燃え上がりまくっていたことを考えると、レイジやセイの評価はそれだけ高いんだなぁ
それと先輩の戦った相手はガナーザクウォーリアですね、ガンダムSEED
Destinyに登場した機体です
先輩の使ってる機体もザクですが、それぞれ登場した世界がまったく違うので、
この2機のザクに繋がりはないんですよね、そう違う機体、つまりザクとは違うのだよザクとは!(えー
「…物足りなさと口惜しさが残る…これが、真の戦いを求める私の傲慢だとでもいうのか…」
「ん?コウサカ君?」
「あっ、ユウキ会長!」
「知らなかったよ、君がガンプラバトルに興味があったなんて」
「い、いえ、そういうわけでは…」
「ふふ…では、クラスメイトのイオリ君の応援かな?」
「あ…」
「彼の試合は、今やっている試合の後だよ」
とその時、「傲慢かもしれないが、真の戦いを求めずにはいられなかった」とユウキ先輩が歩いていると
そこでチナちゃんとばったり出くわしてしまいます。「イオリ君の応援かな」って、チナちゃんがセイを意識してることは
先輩にもあっさり見抜かれてるようですね。そして今やっている試合の後にセイが登場するようですが…
う、うおお!?そんな今やっている試合というのがこれ、ブルーディスティニー1号機vsブルーディスティニー3号機!
なんという夢の対決!3号機は1号機の後継機だから、元の作品では直接対決の機会がなかったんですよね
ちなみにブルーディスティニーは、セガサターンで発売された機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルーというシリーズに
登場した機体です。1号機のバイザーが真っ赤になっているところを見ると、EXAMシステムもしっかり発動してるようですが
それを苦もなく3号機が殴り倒してしまうとは…これがガンダム頭とジム頭の差なのか…(えー
俺はジム頭の1号機の方が好きなだけに、ちょっとチクショーと思うもんがあります
「うう…僕の1号機…」
「会長…ここにいる人達はみんな、ロボットを一生懸命作ったんですよね」
「ん?」
「そんな大切な作品でどうして戦いを…」
「一生懸命作るからこそだよ、自分のガンプラが一番強い、たとえ傷ついてもその強さを証明したい…」
「強さの…証明…」
そんな1号機がバトルで壊れてしまったのを見て、「どうして大切な作品で戦いを…」と質問するチナちゃん。
確かにこれは俺も気になってました、負けたらガンプラが壊れるのってもったいないんじゃないか?と
でも先輩としては、「たとえ傷ついても強さを競いたい気持ちがあるからだ」と…
なるほど、先輩は競いあうこと自体に喜びを見い出すタイプだし、そのために傷つくこともいとわないってことですね
そういえばアカギも言ってましたっけ、「そんなに悪いかな…?傷つくって…!思うようにならず傷つくっていうか…
イラつくっていうか…そういうの…悪くない…!まるで悪くない…!」って。
一流の人間は、「傷つくからやめる」と言っていたんじゃ何も始まらないということか
それとユウキ先輩、チナちゃんが「ロボット」って言うのを聞いて
「いやこれロボットじゃないからモビルスーツだから。これだから素人は困るわー」
みたいに言わないのはさすが紳士ですね(えー ガノタってこういうこと言うやつ多いんだよなぁ
|
|
「おっ、イオリ君が来たよ」
「…(きょろきょろ)」
「…おや…?イオリ君のパートナーの姿が見えないが…」
《ただいまより、地区予選一回戦、第七試合を始めます》
「まさか…イオリ君は1人で戦う気か!?しかし、彼の操縦技術では…!」
「イオリ君…」
って、ついにセイの試合の時がやってきましたが、試合時間になってもなぜか姿を現さないレイジ!
セイも「何してんだよレイジ…」みたいにこれには困惑しております、まさか一回戦はセイの操縦で戦うことになるのか…?
しかし、さっきセイ自身で「今のビルドストライクはピーキーすぎて普通のファイターじゃ扱えないんだぜー!」と
言っていただけに、ただでさえ未熟なセイがまともに戦えるとは思えませんが…
(…そりゃそうだよな…レイジはユウキ先輩にリベンジしたいだけで、僕みたいに選手権で
勝ちたいわけじゃないんだし…僕が勝手に期待して、それはガンダム的に言うと僕のエゴってやつで…
だいたい、あいつ常識ないし…ワガママだし…異世界から来たらしいし…)
《セット
ユア ガンプラ》
「…くっ…」
(けど…それでも…約束したじゃないか…!一緒に戦うって…!
なんで…なんでだよレイジ…!)
ああ…レイジが姿を現さないことに対して、最初は諦めたように「そりゃそうだよ、どうせ来ないよ」みたいに
自分を納得させようとするセイでしたが…いざ試合が始まるその時、どうしようもなく納得できない気持ちが
一気に湧いてきてしまったようです。前回のラストで、「一緒にガンプラバトルをやろう」と約束をしたのに…
レイジのことを信じていたのに、それが裏切られてしまうとは…
「ばかやろうっ…!」
「誰がバカだ」
「えっ!?」
「はあ…はあ…わりい、遅れた…!」
「レ…レイジ!」
ってキター!!試合開始ギリギリでついにレイジ到着!このやろう待たせやがって!
どうやら時間ギリギリまでずっと武者修行を続けていたようで、大急ぎでここまで走ってきたらしいレイジ。
俺としてはてっきり第1話でもらった宝石の力でワープしてくるのかと思いましたが、
ここまでレイジが自分の足でひたすら走ってきたっぽいですね。確かにその方がワープしてくるよりいいなあ
だって走ってきたってことは、レイジがちゃんと約束を忘れてなくて時間を守ろうとしたってことなんで…
|
|
「あっ、どうしたのその指!」
「いいからさっさとやろうぜ!」
ぬう、気がつけばレイジの指は包帯でグルグル巻きに…レ、レイジお前そんな
料理のヘタな女の子が一生懸命料理の練習して何度も指を切りまくったみたいな
そんな状況になっているとは!(えー
これってやっぱり武者修行でムチャしすぎてこうなったんですかね?
「ぶっつけ本番でバトルすることになるけど、できるの?」
「ああ、任せとけ!」
「ふふ…じゃあ任せるよ…!僕の作ったガンプラ、レイジ専用の機体!
ビルドストライク・フルパッケージを!」
「…!?なんという完成度なんだ…!」
「ぐぬぬ…ほんとは僕の機体だったのに〜!」
そしてついにビルドストライク・フルパッケージがお披露目となりますが、
ハンカチを噛み噛みしながら「僕の機体だったのに〜」と悔しがるサザキが妙に可愛らしいな
なんかこうサザキって単なる嫌な奴って言うより、変な愛嬌みたいなものがあるよね
「ビルドストライク・フルパッケージ!」
「行くぜェ!!」
ギュオオオオオオオ!!
そしていよいよ運命の試合開始、戦場へと飛び出していくビルドストライク・フルパッケージ!
そんなセイ達の相手をする機体というのは…
おおお!?ハンブラビやああああ!!
機動戦士Zガンダムに登場した機体ハンブラビ!変形機能を駆使した戦闘に定評のあるMSですが
この戦いでも、急速変形によってメリハリをつけた戦法がなんともカッコいいなおい!
特にレイジの反撃によってフェダーインライフルを破壊されたシーン、ライフルが爆発する寸前に
「ちいいいっ!」と言いたげに急速変形して離脱する姿がたまんねーぜ
このハンブラビの相手も、これだけよく機体を使いこなしてるところがいいなあこのアニメは
バヒュウ!バヒュバヒュウウ!
「すげえっ…!こいつはすげえガンプラだぜ!セイ!」
(すごいのはレイジだよ…!前より何倍も性能が上がってるのに、
手足のように扱ってる!一体どうやって!?)
「ふう、まったく200回もバトルに付きあわせやがって…
見せてやれ、イタリアチャンプの俺とも渡り合える、お前の実力をな!」
レイジの腕前も以前よりさらに洗練されているようで、それについてはこのフェリーニと
200回ものバトルを繰り返したからだという…フェリーニめちゃくちゃ面倒見いいなおい!
見ず知らずのレイジ相手にそこまで付き合ってくれるとは…それと単なるイタリアのファイターかと思ったら
イタリア最強のチャンプだったのかよ!そんなフェリーニと渡り合えるってレイジの腕前ハンパねーな
「目標補足!ビームライフル!」
「「いけえええええーーっ!!」」
ズッキュウウウウウン!!
ボッガアアアアン!!
「な…!?なんだぁあの破壊力は!?」
そしてセイ特製の可変出力式ビームライフルが火を吹き、ついにハンブラビを撃墜!
思わずサザキもびびるその破壊力、そうか可変出力ってことは最大パワーで撃つと威力も超強力ってことか
やっぱ便利そうだなぁこのビームライフル。それと発射音が初代ガンダムと同じ「ズッキュウウウウン!」なのもポイント高いですよね
「完勝だぜ!やったなセイ!」
「(うるうる)…か…勝てた…一回戦、僕の作ったガンプラで…」
「ははっ、なにしんみりしてんだよ、もっともっと勝つんだろ!」
「う…うん!来週やる二回戦までもっと練習しよう!」
(…見せてもらったよイオリ君…!君が作った新型の、真の性能を…!)
そんなわけで一回戦を見事な勝利で突破した2人、はじめての公式戦の勝利で思わずうるうる泣いてしまうセイ…
この泣き顔のセイはなんか妙に可愛くてぺろぺろしたいですね。ぺろぺろしたい(えー
あとセイとレイジが喜ぶその後ろで、うろちょろしながらハンカチを噛み続けるサザキにワロタ
こいつはこういう立ち位置だといい味わいになるなー
「いらっしゃ…あれ?もしかして委員長?」
「あ、弟がガンプラ作りたいって…初心者用とかある?」
「うん!えーとね…(がさごそ)」
ってアレーー!?一回戦が終わってしばらくした日、イオリ模型店に弟と一緒に現れたチナちゃん!
チ、チナちゃん、弟のガンプラを買いに来たと言ってますが、これってやっぱり
セイに会う口実として弟をダシに使ってんじゃ!?(えー
「ねえ…イオリ君」
「ん?」
「女の子でも作れそうなの…ある?」
「うん、もちろん!」
そして「女の子でも作れそうなの」ということで、どうやら自分用のガンプラも作ってみたいと思い始めたらしいチナちゃん。
こうしてチナちゃんもガンプラの世界に足を踏み入れていくのか…なかなかにしたたかな子やで…(えー
それと今まで語ってませんでしたが、次回予告でもガンダムネタが色々使われてますよね
第1話「僕は、学園生活を生き延びることができるか…」
→ 「君は、生き延びることができるか」(初代ガンダム次回予告)
第2話「僕は刻の涙を見てるよ…」
→ 「君は刻の涙を見る」(Zガンダム次回予告)
第3話「ガンプラバトルの修羅場が見られるよ!」
→ 「ニュータイプの修羅場が見れるぞ!」(ガンダムZZ次回予告)
てな感じに。この調子で行くと、第4話は逆襲のシャアですかね?となると使われそうなセリフは
「レイジ!俺たちと一緒に戦った男がなんで地球潰しを!!」
「地球の人間は自分のことしか考えていない!だから抹殺すると宣言した!」
「エゴだよそれは!」
「アリアンが持たん時が来ているのだ!」
たぶんこんな感じか…(えー まあ、一言のセリフを使うなら「ビルドストライクは伊達じゃない!」かもしれないけど。
もしくは、テレビシリーズだとZZの次はVガンダムだから「見てください!」ってなるかもしれないですね、
果たしてどれで来るかなー、次回に続く!
|