■ガンダムビルドファイターズ
第5話「最強ビルダー」
「わあああーーっ!!HGのグフですねラルさん!?」
「その通りだよセイ君!」
「すごい塗装です!塗り分けも完璧だし、砂漠用のウェザリングが施されてる!
ヒートロッドもリード線で可動できるようにしてあるんですねぇ!
かっこいいですーーっ!!」
「はははは、ベストメカコレクションとは違うのだよ!ベストメカコレクションとは!」
さて今回の冒頭ですが、なんとラルさんが超かっこいいグフを持参してきたシーンで始まりました
す、すげえ、やはりこの間のとは別にこれほど強そうなグフを持っていたのかラルさん!話を聞く限りでは
この間使ったグフは1980年代に発売されたベストメカコレクションのグフ、
今回持ってきたのは2000年代に発売されたHG(ハイグレード)のグフってことみたいですね
こいつを使いさえすれば、多分ラルさんもとんでもない強さを発揮するはず…
「このガンプラとならいい特訓になりそうだ…!
ラルのおっさん!俺らと勝負しようぜ!」
「いや…やめておこう」
「へ?」
「レイジ君、ガンプラとはバトルをするためだけに作るものではない、
私のHGグフのように、アニメの作品世界を忠実に再現しようとするものもあれば
アニメにあったシーンをジオラマで再現したり、
モビルスーツのディテールを自分なりの解釈で構築したり…
ガンプラには様々な楽しみ方があるのだよ」
ってアレー!?このHGグフについては単なる観賞用であり、実戦で使うつもりはないというラルさん!
うーん…まああれだけ芸術的に仕上げたもんだしなあ、バトルでキズモノにはしたくないってことでしょうか
この辺は人によって考えが分かれそうですね、上手く作れたから強さを試したいって人や
壊れるのがもったいないからバトルには使わないって人もいるだろうし。
単なる戦いの道具でなく幅広い楽しみ方があるってことをラルさんは言いたいんだと思います
ちなみにラルさんが「アニメのシーンをジオラマで再現したり…」と語った場面で映し出されたものは!こ、これは!
シャイニングガンダムからゴッドガンダムへ乗り換える
Gガンダム名シーンの再現じゃねえかああああああ!!うわあああああああああ
東方不敗そのまま寝ていろ!俺はネオホンコンへ行く!!(えー
Gガンダムを見た人なら誰もが覚えているであろうこのシーン、激闘の果てに力尽きたシャイニングガンダムを抱え上げ、
その戦闘データを受け継いだゴッドガンダムが「今までよく頑張った、後は任せろ」と言わんばかりに雄々しく立つこのシーン、
主役機の乗り換え場面としては屈指の名シーンであります
大抵のロボットアニメでこういう乗り換えイベントというと、新機体をカッコよく見せようとするあまり
古い機体は「もうお前用済みだから」とゴミのように捨てられるのが当たり前ですが、この場面は一味違うんですよね
最初のゴッドガンダムは生まれたての赤ん坊同然であり、シャイニングガンダムの戦闘データがなければ戦うことすらできない機体で
シャイニングガンダムの魂(戦闘データ)を受け継ぐことで完成するという
シャイニングガンダムにも最後の大きな役目が用意されているわけです
そしてこのシーンでのゴッドガンダムには主人公ドモンが搭乗、シャイニングガンダムはヒロインのレインが動かすことで
ボロボロになりながら戦闘データを渡してくれた、シャイニングガンダム&レインを抱え上げるドモンの
シャイニングガンダム&レインへの愛をヒシヒシと感じるという演出がなされております
そう、この瞬間のシャイニングガンダムは、旧主役機であると同時にヒロインでもあるという特別なものなんですよね
Gガンダムは単なる勢いだけの作品じゃなくて、こういった考えの巡らされた工夫が多数あるのが実にイイですね
「…作って眺めるだけで楽しいのか…?」
「もちろん!ガンプラを通して、ガンダムという作品世界への想像力を
膨らませるんだぁーーっ!!」
「そういうもんかねえ…」
そしてやはりレイジはガンプラバトルには興味があるけど、ガンプラを作って飾るという楽しみ方については
いまいちピンときてないみたいですね。これはそのうち、レイジが自分でガンプラ作って
その楽しさに目覚める回とかありそうな気がするな…
「けどラルさん!このHGグフは本当にすごいです!」
「いやいや、私などまだまだだよ。噂では関西に物凄いビルダーがいると聞いている…
歳はそう、セイ君と同じくらいだそうだよ」
「えっ…?」
「おっちゃーん!ありがとうー!乗せてくれたお礼ですわ、
それ子供さんに見せたら絶対喜びますよー!」
「ほんと、すっげえなこのガンプラは…」
「さてと、どこにおるんかな?イオリ・セイはんっちゅうお人は」
そんな中、ラルさんの口から飛び出したのは関西にいるという超凄腕ビルダーの噂!
そう、この細目ショタこそ噂の少年ヤサカ・マオであります。どうやらこいつもセイに興味があって上京してきたみたいですな…
関西からヒッチハイクでわざわざやってきたようですが、乗せてくれたオッチャンにお礼として渡したのが
車の中でひょいひょいと組み上げたこのクシャトリヤであります。かっけえなおい…見てると欲しくなるぜ
これはやはりマオのテクニックが凄いんだろうか、素人が組もうと思ったらこうはならんのかな?
しかし二次元キャラの関西人はなぜみんな細目なのだろうか…(えー
マオの顔を見てるともず屋の女社長がどうもちらついて仕方ないぜ
「関西の少年ビルダーかぁ…どれがラルさんの言ってた人の作品なんだろう」
「なあセイ、この前のバトルで壊れたガンプラは直さなくていいのか?」
「実は…直す時ビルドストライクに手を加えたいんだ、レイジも三回戦で見ただろ?
ユウキ先輩のザクにはチューンが施されていた…きっと僕らと戦う時にも
さらなるチューンをしてくると思う。ビルドストライクをこのまま直すだけでいいのかなって…」
「おいおい、そんな弱気でどうすんだよ」
「何かが足りない気がするんだ、だからラルさんの言ってた人の作品を見れば、
ヒントが得られないかなって思ってさ…」
「セイ、もっと自分を信じろよ!負けることを考えても仕方ねーだろ、
俺は出かけてくる。ガンプラは頼んだぜ」
「…」
一方でセイは、マオの作品が一体どんなものか気になって、インターネットで調べている最中でした
それというのも、どんどん凄みを増しているユウキ先輩のザクアメイジングを見るにつれて、
ビルドストライクもこのままじゃまずいと思い始めたようで…レイジはそんなこと気にすんなと全然不安を感じてないようですが、
セイはまだビルドストライクも完璧じゃないと思っているらしく…
「ふう…」
「お待たせしました。ガンプラでございます」
ってぶふー!?な、なんじゃこりゃ!場面変わってどこかの喫茶店のシーンになりますが、綺麗なお姉さんが
優雅にお茶をたしなんでいると、「ガンプラでございます」と店員がガンプラを運んでくるという
カオスな光景が!なんじゃこの店は!ガンプラの提供サービスをやっている喫茶店だとでも…?わけがわからねーぜ!
「は、はあ…?」
「あちらのお客様からです」
「フフッ…」
「(ズキュウウウウウン)まあっ…!こ、このガンプラはあなたが…!?」
って、あ、あれ?どうやらこのガンプラは店のサービスじゃなかったようで、別の客がお姉さんにプレゼントしたもののようです。
その客というのがこの男リカルド・フェリーニ!何しとんねんお前!どうもこいつはナンパをする時に
ガンプラを使って相手の気を引くのをいつもやっているようです。
その成功率はなんと80%を超えるという…意味がわからねー!!
「ヴィクトリーガンダムです…洗練されたデザイン、流れるようなフォルム、
このガンプラはあなたのような美しい方にこそふさわしい…
どうか貰ってやってください」
「そ、そんな…こんな素晴らしい作品、いただくわけには…」
そして今回も見事に成功しております。どういうことだよ!!
恐ろしいなガンプラ式ナンパ術…こうも一瞬でお姉さんのハートを虜にするとは…
でもこのお姉さん、ガンプラ渡されてもフェリーニの顔を見るまで「はあ?」って全然ピンと来てなかったから
やっぱりイケメンがやらないと意味ないっぽいな…(えー
「じゃあ俺がもらっとく!」
「え?」
「レ、レイジ!?てめぇナンパのために3日もかけたガンプラをぉっ!」
「…」
「つーかなんでお前がここにいる!?」
「決まってんだろ、あんたとバトるためだ!
どんなことをしても勝ちたい奴がいる、手伝ってくれ!」
「時と場所ってもんがあるだろ!?…あ、あれ?セニョリータ?セニョリータは?」
「空気を読んでお帰りになりました」
「オーッ!ディオミーオー!!」
ってぐわー!!哀れフェリーニ!お姉さんが「こんないいガンプラをいただくわけには…」と言った瞬間、
「じゃあ俺がもらっとく」とひょっこり現れたレイジ!「空気読めやー!!」と言い争いをするフェリーニですが、
お姉さんの方が空気を読んで帰ってしまったという…そっちが空気を読んでどうする!(えー
それと「ディオミーオ―!」ってのはあんまり聞き覚えがない言葉なんですが、
要するに「オーマイガー!」みたいな意味で言ってると思えばいいんですかね?
「は〜、ようやく駅についたわ…ワイなんでこんな方向オンチなんやろ、自分が嫌になるわ。
さてとイオリ模型店は…(ぐぅぅぅ〜)うぐ…その前に腹ごしらえしとかんとなぁ」
そんな一方でマオは、イオリ模型店を探してけやきが丘駅という場所に来ていました
どうもここがセイ達の住んでる最寄り駅みたいですが…けやきが丘ってどこなんだろ、実在する場所なのか?
検索してみたら横浜の地名が出てきたけど、うーん…横浜なのか…?
それにしても細目の関西人が駅前の商店街に降り立ったところを見ると
やはりどうしてももず屋の女社長を思い出さずにはいられねーな…(えー
「(ぼけーっ)」
「イオリ君、この前はプラモデルの作り方教えてくれてありがとう」
「あ…うん、もう完成した?」
「ううん、まだ半分くらい」
「そっか…」
「…?ねえ、何か悩みごと?」
「うん…少しね…」
その頃セイは、チナちゃんと2人で学校から帰っているところでした。
しかしガンプラ改造計画のことで、ひたすら悩んでいるセイ…頭の中はそのことでいっぱいのようです
それにしても当たり前のように2人きりで下校するとかなにげにスゲーことだよな…
まだセイには振り向いてもらってないけど、チナちゃんのセイに接近する計画は順調に進んでる気がするぜ(えー
「あの、よかったら…うちの店に寄っていかない?パパのシャーベットを食べたら気分転換になるかも!」
「えっ?悪いよそんな…」
「ガンプラのお礼もちゃんとさせて(にこっ)」
ってうおおおおお!!ここでチナちゃんのセイお持ち帰り作戦が発動!
ほ、本気や…チナちゃんは本気やでー!!セイが悩んでいることを知るなり、それを口実にして自分の家に連れ込むとは!
「弟がガンプラを欲しがってて…」と弟を口実にする
→ セイと会える
→ 「ガンプラの作り方がわからなくて…」と自分が素人なのを口実にする
→ セイと会える
→ 「教えてもらったお礼がしたいから…」とお礼を口実にする
→ セイと会える
徹底してるなチナちゃん…すべての行動がセイ攻略に繋がっておる…(えー
「うう〜ん…まいったなぁ…」
「あれ?パパ、どうかしたの?」
「ああ、このお客さんが足りない代金の代わりに、おもちゃで勘弁してくれって…」
「へ…?」
「おもちゃやなんて!ガンプラですよぉ
見てください、イイ感じで出来てますやろ〜!?」
「ああ…いやそういうことじゃなくて…」
って、そんなチナちゃんの家に向かってみれば、そこにいたのはなんとマオ!
さっき腹ごしらえをするって言ってたからな…それでチナちゃんの店にやってきたわけか
どうもチナちゃんの家はレストランを経営しているようで、お父さんがこうして切り盛りしているようですが…
「ああっ!?あれは!?」
「え?」
「エ…エクストリームガンダム!?すごい完成度だ!!」
ってゲェーッ!?このマオが作ったのってエクストリームガンダムなのかよ!!
ゲームのガンダムEXVSでラスボスとして登場した機体!まさかそれがアニメに登場するとは…
ちなみにエクストリームガンダムに乗るのはあのGACKTで、登場するデモシーンの
「ふんす!!」「うわああああああああ」「極限の絶望をくれてやる…(だってお)」
のネタ台詞3連コンボは、EXVSプレイヤーにとってはあまりにも有名であります。この動画の17:00からがそれですね
「こ、このガンプラは君が作ったの!?」
「いやぁ、あんまりジロジロ見んとってください、
ついさっきここでチャチャッと作ったやつやから、粗が多くて恥ずかしいわぁ」
「こ、ここで作った!?このガンプラを!?」
「そやさかい、あんまり見んといてぇ〜」
そんなエクストリームガンダムの完成度に思わず目を奪われ、食い入るようにジロジロ見てしまうセイ!
それにしてもマオの反応がスゲー女の子っぽいな…キャラ設定では少年って書かれてるけど、
これで実は女の子だったら面白いんだけどな…その場合チナちゃんにとっては最大のライバルになってしまうけど…(えー
「ホンマにありがとう!店長さんにうまいこと取りなしてもろて」
「ううん、いいの。あのガンプラは大切に飾っておくから…」
「いやぁそこまで言うてもらうほどのもんじゃ…
ホンマうらやましいわ〜、こんな可愛い彼女はんがいはって!」
「えっ?」
(…い、いい人…)
結局エクストリームガンダムはチナちゃんが引き取る形で、代金についてはお父さんを説得してくれたようです
店を出てスタスタと町を歩いていた3人ですが、セイの彼女と言われてめっちゃ機嫌よくなるチナちゃんは
さすがにぶれませんなぁ
「ねえ君、言葉遣いからして東京の人じゃないと思うけど、こっちには何をしに来たの?」
「行きたいところがあるんです、イオリ模型ってプラモ屋さんなんやけど…」
「えっ、ウチ!?」
「え?」
「僕の実家がそのイオリ模型なんだけど…」
「…!?ということはもしかして…あんたがイオリ・セイはん!?」
「う、うん…」
「…そうか…そうなんや…ようやく会えたなぁイオリ・セイ!
ワイの終生のライバル!!」
「ええっ!?」
とその時、ついにお互いのことを探していた人物だと気づいた2人!
すると温厚だったマオも、ライバル心をむき出しにしてセイに宣戦布告を始めてしまいました
マオの方もセイの噂を聞いて、相当意識していたということなのか…?
「ワイの名前はヤサカ・マオ!ガンプラバトル選手権・日本第5ブロックの優勝者で、
世界一を目指しとるガンプラビルダーや!うおおおおおイオリ・セイ!
ここで会ったが百年目ぇーっ!!」
「(すたすた)」
「ちょっ!?ど、どこへ行きますのーん!?」
「いやその…店番があるんでもう時間が…」
「同じく…」
って、変なポーズをビシバシ決めながら話すマオを見るうちに、「他人のフリ他人のフリ…」とそそくさトンズラしようとするセイ!
完全にただの変態扱いですか!探してた関西の凄腕ビルダーなんだから、もう少し話聞いてやれ!
それともセイはまだ、マオのことは「ただの関西人」としか思ってなくて、探してた人物だとは気づいてないんかな?
「なんやそんなら手短かに。ワイの名前はヤサカマオガンプラバトル選手権
日本第5ブロックの優勝者で世界一を目指しとるガンプラビルダーやーっ!!」
「…僕の周りって変な人が集まってきてると思う…?」
「うん…思う…」
そしてもう1度名乗り直すマオですが、やはり2人からはただの変態としか思われないのでした。
哀れなやつ…それとチナちゃんの言ってる変な人っていうのは、多分ラルさんとかも含まれてるんだろうな…(えー
ドキュウンドキュウウウウン!!
ってうおおおおお!!一方その頃砂漠で行われていたのは、
ウイングガンダムフェニーチェvsヴィクトリーガンダムの激闘!
フェリーニvsレイジの戦闘か!砂塵を巻き上げながら飛ぶヴィクトリーガンダムかっけええええええええ
Vガンダムってあんまりカッコいいってイメージないんだけど、この描写は普段より何倍もかっこよく見えるな…
ウイングガンダムフェニーチェも決まってるし、ビルドファイターズスタッフの手腕ハンパねーぜ
ああそしてこのウイングフェニーチェが顔を上げるシーンは、ガンダムW後期OPテーマの再現!
ピピピピピピピピピピピピピピ(ゼロシステムの音)あいじゃーすとりーずむえもーおしょーん
それにしても今ガンダムWの映像見返してみるとヒイロがイケメンすぎてびびるな…
やっぱガンダムWのイケメンっぷりは他の作品とはレベルが違うよなー
ズズウウウン…
「ふうっ…もういいだろ、これくらいに…」
「まだだ…!まだ俺はやられちゃいねえ!やめるって言うなら俺の勝ちになるぜ!」
「ったくこの意地っ張りが…!」
「悪いねぇしつこくて!」
「本当だぜまったく!」
「そいつが俺の!持ち味なんだよォォォッ!!」
そして機体にかなりのダメージを負いながらも、最後までVガンダムで戦い抜こうとするレイジ!
うおおおこのビームサーベルを手首から取り出す仕草は!!これこそがVガンダムの戦闘だよ!!
ビームサーベルは色々なガンダムによって収納部分が違いますが、(初代ガンダムは肩、Zガンダムは腰、ビルドストライクも腰)
Vガンダムは手首にビームサーベルが収納されてるんですよね、なので抜刀する時はこういう風に
パカッと手首が開いてクルクル回転しながら出てくるという…ああ、懐かしい、懐かしすぎる
手首から先さえ動けば抜刀できるので、敵に組み付かれて身動き取れないような状態からでも
クルクルッと抜刀して反撃するシーンが多かった気がしますねー
こんなところまで再現してくれるとは、ビルドファイターズは本当にすごいアニメだぜ…ガノタとして冥利に尽きるわ
「ええなあ〜…綺麗に出来とるガンプラ見ると、心洗われますわぁ…
ここに飾ってあるガンプラは、みんなセイはんが作りはったん?」
「うん、そうだけど…」
結局マオはあの後イオリ模型までくっついてきたようで、セイが作ったガンプラをしげしげと眺めていました
というか改めてショーケースのガンプラ見るとスターゲイザーガンダムとかも並んでるんだな…
ショーケースの下段の奥から2番目にある輪っか背負ってるガンダムがそれです、ガンダムSEEDの外伝に登場した機体ですが、
SEEDの外伝というと、ガンダムアストレイの方が知名度あるのにスターゲイザーを選ぶとは…セイの趣味かなり渋いな
「ふむなるほど…確かに師匠の言うとおりですわ」
「え、なにが?」
「ワイなぁ、小さい頃からガンプラが大好きで、自分で言うのも何やけど
かなりスペシャルやと思ってました。せやけどワイの師匠が…」
『甘い!甘いでマオ!うぬぼれるのも大概にせい!世界は広いでぇ…
ガンプラ心形流を極めたこのワシにさえ、脅威に感じた男がおるんや!』
『ホ、ホンマですか!?』
『その男の名はイオリ・タケシ…東京のイオリ模型っちゅうプラモ屋の店主や。
その男にはセイという息子がおるらしい…お前と同じく相当な実力者という噂や』
『…!』
『まずはその男に会うてこい。世界の広さを痛感してくるんや』
「それで、はるばる京都からやってきたんです」
(と、父さん何をしたんだろう…)
そんなマオはなんと京都でガンプラ心形流というヘンテコ道場に通っていたようです
なんだよガンプラの道場って!遊戯王に登場したサイバー流道場じゃねえんだから!(えー
そんなガンプラ心形流を極めたマオの師匠は、なんとセイの父さんと浅からぬ因縁があったようで…
父さんは操縦の腕が凄かったというのは知ってましたけど、ガンプラ作りについてもそこまですごい人だったのか…
「そんな凄い人から一目置かれてたなんて!さすが私の旦那さまぁ!
セイー!パパから受け継いだ才能をババーンと見せたんさーい!!」
「な、なに言ってんだよ!」
「その必要はありません」
「え?」
「ここにあるガンプラを見て、正直拍子抜けしましたわ…
ここにあるガンプラには、プラモを作る上においてもっとも重要な、
想像力が圧倒的に足りてない。商品をそのままキレイに作っとるだけ…」
って、セイの作ったガンプラを「綺麗なガンプラ」と褒めていたかと思いきや、
「でも全然想像力が足りてないね」と実は失望していたマオ!
うーむ…想像力ってことについては、今回の冒頭でセイ自身がレイジに
「ガンダムの世界への想像力を膨らませながら、ガンプラを組み立てるんだー!」と語っていたほど大事みたいですからな…
それが全然足りてないと言われてしまっては、セイとしても「なんだとコノヤロー」と言わずにはいられないでしょう
「(ムッ…)こ、ここに展示してあるのは商品の見本だから!」
「ならセイはんの本気の作品、見せてもらえますか?
ワイも修行の末のとっておきがあるさかい」
「えっ…ガンプラバトルをするの!?」
「そないなことせんでも、本物のビルダーやったら
作品を一目見るだけで優劣が分かります…そうでっしゃろ?セイはん」
「…分かった…!持ってくるよ!」
そしてやはり黙っていられなかったセイ、「ここに並んでるのは見本だし!」とかなりの負けん気を見せております
マオとセイがバチバチと火花を散らす中、決着をつけるためにお互いの最高傑作で
見せ合いっこ対決を行うことに…(えー
「お互い同時に見せ合いましょ…!」
「分かった…!」
じりじり…
「これが僕のぉっ!」「これがワイのぉっ!」
「ビルドストライクだ!!」「ガンダムX魔王です!!」
「!?」「!?」
「こ…これは…!」「こ…このガンプラはっ…!」
「「で…できる!!」」
ってなんじゃそりゃー!まるで西部劇ガンマンの決闘のように、「どうじゃオラー!!」と互いのガンプラを見せ合う2人!
その瞬間2人に電流走るっ…!(えー
まるで雷に打たれたようにズガビーンと大ショックを受ける2人、どちらも互いがこれほどデキる相手とは思っていなかったようで…
「あの機体…ガンダムXをベースにした強襲型か!」
「そういうあんたはストライクベースやね…!
出力調整のできるライフルにチョバムシールド!
そのバックパックは分離して可変するんとちゃいますか!?」
「読まれている!?けど…!!」
そして2人の対決は脳内妄想の世界へ!な、何コレ!?
お互いの機体を見ているうちに、イメージの世界へどっぷりハマって脳内戦闘を開始した2人!
こんな対決の仕方もあるのか!?そしてマオの駆る機体はガンダムXなわけですが
妄想なだけにガロードのコスプレしながら戦うところがゾクゾクするぜたまんねぇ!(えー
実を言うと、数あるガンダムシリーズの中でも俺が初めて視聴したものがガンダムXですからね
俺にとってガンダムの全ての始まりになった思い入れのある作品、それだけにこういった原作再現をしてもらえると、
いつも以上に「うおおおおお」とこみ上げてくるものがあります
バチチチチチィ!!
「出力もなかなかや…!」
チュドドドドドドド!
「ふふ…強度対策もしっかりしとる!」
「すごい…!マオくんのこのガンプラはすごいっ…!」
そしてビームサーベルをお互いぶつけ合いながら、つばぜり合いの最中に
ブレストバルカンを撃ち込んでビルドストライクの装甲強度を確認するマオ!
おおお…使いこなしておる、ガンダムXの武装を使いこなしておる!!
ガンダムXのバルカン砲は頭じゃなくて胸についてるわけですが、
それをこんな風に、ビームサーベルで手がふさがってる最中に撃ち込むとかすごいなー
ビルドファイターズの戦闘は、従来のガンダム作品より本当に工夫されてて見応えありますよね
「…(カチーン)」
「…(カチーン)」
「…??どうして2人とも動かないの?」
「戦っているんだと思います」
「え?」
「イオリ君達の想像力がガンプラを動かしている…」
そんな2人の脳内バトルも外から見るとこんなでした。固まったまま動いてねええええ!
リン子ママからしたら「こいつら何やってんだろう…」と意味不明な光景ですが
チナちゃんは「きっと脳内で戦っているんだわ…」と状況を理解しているようです。なんで分かるんだあんた!
「距離を空けちゃダメだ…!離れれば強化型のサテライトキャノンが来る!!」
「その目論見はお見通しですッ!!」
シュドオオオオン!!
「うわあっ!?プ…プラフスキー粒子を圧縮して放出した!?そんな使い方が!」
「これはガンプラ心形流の初歩…
そしてここからが!ワイのガンダムX魔王の真骨頂!」
どうにか接近戦でケリをつけようとするセイですが、マオのガンダムX魔王にはそんなセイの目論見を打ち砕く武装が!
その名もリフレクトスラスター…全身に組み込まれたこの武器は、プラフスキー粒子を衝撃波のようにズドンと撃ち出して
相手の体勢を崩す効果があるようです。そしてここから使われる必殺武器はもちろんアレ!
月は出ているか?月は出ているかと聞いている!
「つ…月が…出ている!」
「月にある発電システムから送信された、スーパーマイクロウェーブを受信…!
エネルギーに変換する!これぞガンプラ心形流奥義!
ハイパーサテライトキャノン!!」
チュドオオオオオオ!!
あなたに力を!サテライトキャノンキター!!
うおおおおついに出たかサテライトキャノン!ガンダムXといえばこれ、全ガンダムシリーズの中でも屈指の破壊力を誇る武装!
ただでさえ大量破壊兵器と言っても過言ではない武器ですが、マオの改造によってさらにその威力は増しており
まるでコロニーレーザーのような無茶苦茶な破壊力となっているという…もはやモビルスーツ1機の火力じゃねー!
「う…あ…!あああああーっ!!」
ゴッバアアアアアアア!!
「ふふ…どないですセイはん?ワイのガンプラは…」
ギュオオオオ!
「…!?な、なんやて!?なんで避けてはるん!?」
って、そんなサテライトキャノンの光の中に飲まれていったセイでしたが…
次の瞬間、無事な姿で再びマオの前に現れる結果に!今のを食らっていなかったのか!?
完全に仕留めたと思っていただけに、マオもこれには驚愕しております。一体どんなカラクリでセイは窮地を脱したのか…?
「すごいよマオくん…君のビルダーとしての腕は僕より上だ、素直に認めるよ…
今の攻撃も僕じゃ避けられなかった…!
でもこのビルドストライクの正式パイロットは!」
「僕じゃない!レイジだ!レイジなら避けられる!戦えるッ!!」
ゲエエエエエエーー!?な、なんだそれーー!!
さっきのサテライトキャノンが直撃する瞬間、すさまじい妄想力によりレイジへと変身していたセイ!
ほんとになんでもありだなこれ!さすが妄想の世界や…想像力でこんな芸当も可能になるなんて
ともかく変わり身の術によりパイロットをレイジにするという離れ業を見せたセイ、
レイジの操縦技能を考えたらここからが本番であります。一気に距離を詰めながらビームサーベルを抜くレイジ、
マオもそれを迎え撃つべく、大型ビームソードを起動して接近戦を挑む!
ギュオオオオオオ!!
「それまでエエエッ!!」
「!?」「!?」
「この勝負ラルが預かったッ!2人の想像の中だけで終わらせるには、
あまりに惜しい戦いだ…君たち2人が雌雄を決するのは、
想像の中ではなく輝ける舞台!世界大会こそがふさわしいッ!!」
とその時、ラルさんの仲裁により現実に引き戻される2人!むう…この妄想ファイトで決着をつけるのはもったいないということか
それにしてもこのラルさんの物言い、チナちゃんですら「たぶん戦ってるんだと思います」って2人の戦いは見えてませんでしたが
ラルさんには2人の戦う姿がハッキリ見えていたということか…
やっぱりガンプラ道を極めてくると、こういう妄想力がそなわってくるもんなのかな…(えー
「…どこのどなたか存じませんが、なかなかええことおっしゃいますね…
セイはん、ここで終わりにしときましょ」
「マオくん…」
「勘違いせんといてください、ガンプラ製作勝負については、
ワイはセイはんより上やと思っとります。せやけどセイはんのガンプラの
正式パイロットである人…その人がワイの想像力を上回るとおっしゃるなら、
対戦しとうなりますやんか!」
「うん…!きっと驚くと思うよ!」
そしてここはラルさんの言うことを聞いて、大人しく引き下がることにしたマオ。
ガンプラ製作の腕は自分の方が上だとしつつも、レイジが操縦して戦ったらどうなるか分からないと
セイ&レイジとの対決を楽しみにしながら帰っていったマオ。この出会いはセイにとって相当な刺激になったようで、
マオが帰った後にはビルドストライクの改良のために、一心不乱に作業を始めるのでした
(ヤサカ・マオ…全国、いや世界にはあんな凄いビルダーがたくさんいるんだ!
出会いたい…!そしてバトルをしたい!僕のガンプラで!)
チュドオオオオオン!!
「イオリ君達が勝ったぁ!」
「すげーイイ感じに仕上がったじゃんかセイ!」
「うん!」
「ヤサカ・マオ君と出会い、ビルドストライクの完成度にもさらに磨きがかかってきたな!」
そして数日後、予選大会の4回戦で新武装をひっさげて見事に相手を撃破する2人!
これは2連装の高出力ビーム砲ですかね、相手の機体はガンダム0083に登場したGP02Aサイサリス、
巨大なシールドを持つ防御力の高いガンダムですが、シールドごと貫いてバラバラに粉砕するという
すさまじい威力を見せるセイの新兵器!うーむ、これはビルドストライクの武器の中で一番の高火力ってことになるのかな?
「これであの人にも…!」
「ああ!ユウキ・タツヤ…!俺達のビルドストライクが相手だ!」
ピンポンパンポーン
《準々決勝第4試合は、ユウキ・タツヤ選手が出場辞退を申し出たため
サザキ・ススム選手の不戦勝となりました》
「!?」
な、なんだってー!?おいいいいいいいい!!どういうことだよユウキ先輩!
せっかくレイジ達がユウキ先輩との対決に向けて盛り上がる中、突然の出場辞退によりトーナメントから姿を消したユウキ先輩!
そして勝ち上がったのはお前かよサザキ!
なんてこった…まさかサザキがここまで生き残ることになるなんて
「や、やったぁー!僕の勝ちだぁー!絶対負けると思ってたけど。むふふ」
そしてユウキ先輩とやったら100%負け確定だったらしいサザキ。
サザキはある程度ユウキ先輩にも認められてたけど、実際に対戦したらまったくかなわない腕前だったのね…
とするとホントに今までライバルがいなかったんだなユウキ先輩、強敵を欲するのも分かる気がしますが、
それがこんな形の幕切れになるなんて…
「ど…どういうことだよ!?セイ!?」
「そ、そんなこと僕に言われたって!?ユウキ先輩、どうして…!?」
「ぐっ…ユウキ・タツヤぁぁぁっ…!逃げやがったのかァッ!!」
そして珍しく取り乱しながらセイに「どういうことだよ!?」と詰め寄るレイジ、セイも事情なんて知るわけがありませんが
ユウキ先輩が逃げたという状況を理解するうちに、激しい怒りに包まれてしまうレイジ…ああ、これはあれでしょうか
ユウキ先輩がいなくなったことで戦う気をなくすレイジ→次の戦いはセイが操縦するハメに→サザキくん大勝利という
サザキ優勝のシナリオも有り得るんでは…(えー
そんな急展開で終わった今回のビルドファイターズですが、毎回のようにネタ機体が出てくる会場のモニターについては
今回なんとSDガンダムからサタンガンダムが登場!!うおおおおおおおまさかのサタンガンダム!
俺が以前語ったラクロアの勇者に登場したラスボス!ああ…まさかサタンガンダムが登場するとは予想外すぎるぜ
それとやっぱり今回は、ガンダムX魔王の登場によりネットの各所がガンダムXの話題で盛り上がってるのが
俺的にめちゃ嬉しいですねー、さっきも言いましたがガンダムXは俺が初めて視聴したガンダム、
それだけに思い入れもひとしおです。でも今までガンダムXと言えばとにかく不遇な作品だったんですよね
どういう風に不遇かと言うと、ガンダムSEEDやガンダムAGEみたいによく叩かれるガンダムってことではなくて
とにかく空気なんですよねガンダムXは…存在感が薄いというか話題にされないというか
SEEDやAGEが良くも悪くもあーだこーだと言われる中で、Xはそもそも語られる機会がないという
そんな哀れなことになっているんです
なんでそんなことになったのかというと、当時テレビ朝日で放送していたガンダムXは
テレ朝の番組再編がどうのこうのというゴタゴタに巻き込まれて
26話まで金曜夕方5時に放送していたのが、27話から土曜の早朝6時まで飛ばされてしまったんですよね
(戦隊シリーズも、Xのすぐ後の金曜夕方5時30分にやってたのが、この時期に枠移動して日曜朝7時30分になった)
それにしても朝の6時という時間帯、あまりにも早すぎる時間です。リアルタイムで見れる人が少ないあまり、
Xの視聴率はひどいことになりました。ガンダムAGEが放送されるまでは
ガンダム歴代最低視聴率といえばXのことでした
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←歴代シリーズ平均視聴率。
Xは金曜夕方の時期は3.51%だったのが
土曜朝になって1.21%まで低下。
合わせると2.75%となり、AGEが始まるまで歴代最低だった
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そして放送枠の移動と同時に話数の短縮を言い渡され、ガンダムXは全39話で打ち切り。
最低の視聴率で世間に認知度のないままひっそりと姿を消しました。Xが空気な原因は主にこれでしょうね
それとやっぱり他のガンダムに比べて作風が大人しめというか、あまり派手さはないというか、ちょい薄味というか…
地味って言うなや!地味って!(えー
他のガンダムシリーズが濃ゆい特徴に溢れてる中で、Xはどうしてもそれに比べて地味な印象を受けるんでね…
そういう部分も影の薄さに繋がってるよね…
そんなわけで、ガンダムXと言えばまず第一に影が薄いんです。あまり話題にされることがなくて
たまに語られることがあるかと思えば
「打ち切りガンダム」「視聴率最低」「主人公の声がおっさん」と
そんなことしか言われないわけで。ガロードの声(高木渉)ってそんなにおっさんか?
俺は別にそんな違和感ないんだけどな…そこまで老けて聞こえるかな
ちなみに高木渉は、ガンダムX打ち切り後の飲み会で責任を感じて号泣していたんだそうです
これ以上高木渉をいじめたら俺が許さねえぞ!!(えー
ともかくガンダムXと言えば、ガンダムファンからの扱いはずっとそんな感じでした
存在感がない、話題にされない、打ち切りの汚名…まともに語られることのない日々がずっと続いていたんですが
ガンダムX魔王の登場で、今週は驚くほどの盛り上がりを見せました
各地にガンダムXスレが多数立ち、ガンダムXってああだったねこうだったねと、
内容について穏やかに語られる場面がいくつも見受けられるようになって…
これって本当にすごいことだよ、Xがこれだけ注目されてきちんと語られることなんて今まで見たことないよ…そう今の気分は
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「まるで夢を見てるみたい」
(ガンダムX第19話サブタイ) |
ビルドファイターズの凄いところは、放送後にガンダムファンが集まって穏やかに盛り上がれるところなんですよね
今までのガンダムシリーズはどうだったかというと、放送後には必ず
「こんなのガンダムじゃねーよ、あれだけ糞だった○○ガンダムよりさらに糞だわ」
「は?○○ガンダムのこと叩いてんじゃねーよ!」
「やっぱガンダムは初代以外見る価値ねーな」
「今さら初代とか老害は黙ってろ」
とか各作品の信者とアンチが入り乱れて、殺伐とした罵り合いが続きスレは必ず炎上するという
ひどい有り様になってしまうんですが、このビルドファイターズにはまったくそういう争いがないんですよね
色んな作品のファンが集まってみんなで穏やかに語り合うという、かつてないほどに平和な盛り上がりを見せているんです
俺からしたら信じられない光景です、かれこれ15年ほどガンダムXのファンをやってますがこんな光景見たことない
これまでずっとXの不遇さに嘆いてきた悔しさとか胸のつかえが、この1週間でみるみる浄化されていくような気分です
そう、ガンダムXのOPで言うところの
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忘れかけた夢が今動き出す |
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胸の隙間、少しずつ埋めるように |
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凍りついた記憶が目覚める瞬間 |
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始まる未来だけをいま願う |
まさにこんな気持ちです。素晴らしい…素晴らしいですよ、まるで夢を見てるみたい(2回言った)
ちなみに俺がなぜガンダムXを見始めるようになったかというと、
1998年にリアルロボッツファイナルアタックというゲームが発売されまして、
それに登場してたガンダムXディバイダーを見たのがきっかけですね
やっぱXはOP曲のDREAMSがいいんだよね…凄くいい。特に前奏の部分で一気に引き込まれる
リアルロボッツファイナルアタックでは、「ラウンドワン…ファイッ」って声に合わせてちょうどその前奏が始まるんですよね
あれを聞いて「なんてかっけえ曲なんだ」と思って興味を持ったのが始まります。
DREAMSがなければ俺がガンダムを見始めることもなかったかもしれない
そんなリアルロボッツファイナルアタックの動画はこれです。
ちょうど再生してすぐXの出番ですね、今聞いてもやっぱいい曲だねえ
この動画、ガンダムXの次はダンバインも出てきますが、中原茂の声も久々に聞くと素晴らしいね
3:31で言ってる「もらったっ!!」とかカッコよすぎて濡れる
「もらったっ!!」なんて普通のセリフをこうもカッコよく言えるのは中原茂しかいないと断言できる
話がそれましたが、俺が歴代のガンダムの中で一番好きなのも
このガンダムXディバイダーです。
ちなみに2番目はΖガンダム、3番目はガンダムエクシア、4番目はガンダムデュナメス、5番目はガンダムヘビーアームズ、
6番目はV2アサルトバスターガンダム、7番目はガンダムデルタカイかな
ガンダムXディバイダーの何がいいかと言うとね…やっぱバランスがいいんだよね、あらゆる意味で
まずはこの通常のガンダムXとガンダムXディバイダーの比較画像を見てもらいたいんですが、
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左:ガンダムX
右:ガンダムXディバイダー |
通常のガンダムXは全体的にカラーが白に偏ってるんだよね
ボディも大半が白、背中に背負ったサテライトキャノンも白、ビームライフル(シールドバスターライフル)も白
あらゆる部分が白になってるわけです、ちょっと白すぎなんじゃ?と思うくらいに白で統一されてるわけですが
ガンダムXディバイダーはどうかというと、まず目につくのは巨大なシールド(ディバイダー)ですよね
こいつが赤・黒・白とバランスよく配色されており、さらに手持ちのビームライフルも
真っ白だったシールドバスターライフルから、黒のビームマシンガンへと変更されて
全体的なカラーリングがすごくバランスよくなってるんですよね、そういう見た目のバランスがまずイイと思います
あとは性能的なバランス。通常のガンダムXは、ご存知サテライトキャノンによる超極大火力がウリなわけですが、
サテライトキャノンは月が出ている時じゃないと使えないし、強力すぎる火力を持て余していつでも使える武器じゃないんですよね
そんなわけでサテライトキャノンを使わずに戦う場面が多いわけですが、そうなるとガンダムXの武器は
ビームライフルにビームサーベルという、なんだかすごく地味なことになってしまうんです
そこでガンダムXディバイダーなわけですが、ディバイダーを装備することで巨大な盾により防御力がアップしてます
それとこのディバイダーはブースターも兼ねているので、盾を構えながらの高速移動が可能という機動力アップにもなっています
さらにディバイダーは高出力ビーム砲の必殺武器にもなり、サテライトキャノンには及びませんが
敵MSをまとめてなぎ払うくらいはできるような、使いやすい高火力の武装となっています
さらにビームライフルも2連装のビームマシンガンとなり、別々の銃口からビームを連射できたり
2つの銃口のビームを合体させて火力を上げたり、普通のビームライフルより使い勝手のいい武器です
そんなわけで、全体的にバランスよく性能がアップしてるんですよね
サテライトキャノンの極大火力に偏っていたガンダムXと違って、攻撃力・防御力・機動力がバランスよく高いという
そんなところが好きだったりします。
ただ、ひとつだけ気になる点は、ガンダムXディバイダーって色んなゲームに出演してるけど
ゲームだとビームマシンガンを使う時にやたら細かい弾を大量に連射することが多いんだよね…
あれやめて欲しいね…GジェネとかEXVSがそうだと思うんだけど。
ビームマシンガンって、名前ではマシンガンだけど実際の性能としてはZZのダブルビームライフルみたいなもんで
要するに銃口が2つある強化型ビームライフル的な武器なんだよね。だからせいぜい連射できるのは2発くらいのもんで
大量の弾をバラ撒くなんて使い方はアニメ本編だとやってないんで…
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←ビームマシンガンを構える
ガンダムXディバイダーの図 |
そもそもビームマシンガンって戦艦用の二連装メガ粒子砲を手持ち武器に改造したもんやで?
だからかなりデカイし普通のビームライフルより火力あるぐらいなのに、細かい弾をペチペチ撃つっておかしいやろ?
ゲームのスタッフはビームマシンガンって名前だけ聞いて、グラフィック決めてんじゃねえかなーと前から気になってます
銃口が2つあって強力なビームを発射するってなると、今回セイが開発した新しい武器と似たようなもんかもしれませんね
まあさすがにシールドを貫いて敵機を撃墜するなんて芸当は、ビームマシンガンにはできそうにないですけど…
だいぶガンダムXについて長々と語ってしまいましたが、ビルドファイターズに話を戻しまして。
今週の次回予告ネタは「本当の戦いに挑むべく、飛べ!ガンプラ!」と三石琴乃が喋るという
完全にガンダムSEEDネタでしたね(三石琴乃はSEEDの次回予告で、似たようなセリフを毎週言ってた)
しかし逆襲のシャアの次でSEEDとな!?0080だと思っていたのに!うーむ、となると次は一体何が来るんだろう
順番がまったく読めなくなったな…これは予想するのも厳しいか
それとガンプラ再販情報も公開されましたね、来週登場する脇役MSについては目星がつきそうかな。来週の再販予定は
ケンプファー、スーパーガンダム、キュベレイMk-U、ゾゴック、フルアーマーユニコーン、ローゼンズール、ネモ砂漠カラー、
MS以外だとホワイトベース、アーガマ、マゼラン、サラミス、エターナル、ミネルバ、ジェットコアブースター、メビウスゼロ、
スカイグラスパー、エグザス、ヒルドルブって感じですか…うーん、戦艦とかは出番があるか分からんから置いとくとして、
MSだとケンプファー・スーパーガンダム・キュベレイに関しては、作中でカスタム機が出てくるだろうから出ないんじゃないかなと…
やはりここはゾゴックだろ…ユニコーンでもゾゴックは印象的な出番があったしね
そんなわけで俺の予想は本命:ゾゴック、対抗:ネモ砂漠カラー、大穴:ケンプファーってとこですかね
フルアーマーユニコーンとかはまあ出ねーだろと思うけど…ジャスティスガンダムとか結構強キャラのガンダムでも
このスタッフは脇役に出したりするからなー、ちょっとその辺分からないよなー…次回に続く!
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