■獣旋バトル モンスーノ 第17話「リベンジ」

 

「母さん、どうしてだい?この前来てからもう1年も経ったなんて、信じられないよ。
 聞きたいこともたくさんあるし、話したいこともたくさんあるんだ…でも仕方がないよ、
 だってすべてはきっと…分からないけど、運命のさだめなんだ…でももっと、違う道があったらなって…」

さて今回のモンスーノですが…今回はまたとびきりわけのわからんシーンで始まります
か、母さん…?いきなりチェイスの母さんの墓参り?母さん死んでたのか?というかこの草原は一体どこなんだ…?
前回は確か、遊園地で遊んでドルーグと色々話して…って内容でしたが、今回はこんな草原にギューンと移動してきたのか?

そしてチェイスが一体なにを言ってるのかさっぱりピーマンだぜ…(えー
「母さんどうしてだい?」とか「分からないけど運命なんだ」とか「でも違う道があったらなって」とか
支離滅裂すぎて何を言いたいのかまるで分からんぞ…

「大丈夫よ、チェイス」

「えっ…!?」

「泣くことはないわ…」

「か…母さん!?」

ガバッ!

「かあさ…!はあ…はあっ…!…夢か…」

ってまた夢だったんかい!今の話って全部ただの夢!?お、おいおい…なんだかこのところ
冒頭で意外な展開→夢オチでしたの流れ多くないか!?(えー
ロックが暴れまくる夢、怪物の大群に襲われる夢、母さんの墓参りの夢…チェイスのNT能力が強まってきてるんですかね



「そりゃ変なものを食べたからじゃない?僕も寝る前にメチャマズサンド食べたら、
 ゲロゲロのヘナヘナの夢見てさ〜。それがもうモワモワのデロデロで」

「いや、すごくリアルで鮮明な夢だった…あれは普通の夢とは違った…」

「どんな意味があるのか分かる?」

「知りたくても辻褄があわないんだよ…母さんのことは覚えてないし、
 俺が赤ん坊の頃から母さんはもういなかったんだ…」

そして翌朝、そんな母さんの夢のことをみんなにも話してみるチェイス。
どうもチェイスは今まで母さんにまったく会ったことがなく、今回の夢で見るのが初めてだったようです
そりゃまた不思議な話ですな…なぜ知りもしない母さんを夢で見ることになったのか…
それにしてもブレンはぜんぜん空気読めとらんな…(えー  メチャマズサンドで変な夢見たとかそんなの知らねーから!

「ノアに聞いたらどうなんだ?夢といえばノアの専門だろ」

「…」

「あ〜…やめといた方がいいかも知れない。最近ノア、ビジョン関係の話題に
 ナーバスになってるのよ…(ぼそぼそ)ビジョンがね、見えないんだって」

って、ここはノアに相談しようとしたものの、そのとき意外な事実が発覚!
なんと、チェイスとは対照的にノアのNT能力はどんどん弱まってきており
このところさっぱり未来のビジョンが見えなくなってしまったという…

そういえば、前回チェイスが変な夢を見た時も
「なあノア、また夢を見たんだけどどう思う?」
「わからないよチェイス、何も見えないんだ」とか言ってましたっけね…
あれってつまりノアのNT能力が弱まってきて夢が見えなくなったってことだったのか…
あの時の会話の流れは色々と電波すぎたからさっぱり分からなかったよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…ビッキー、だからって君の声まで聞こえなくなったわけじゃないよ」

「あ、ああ〜ごめんノア!そんな部屋のすみっこにいないでさ、
 こっちに来たらどう?うふふ」

「少し静かにしてもらえないか…!チェイスは僕から
 ビジョンを奪い取っただけじゃない、みんなに見せびらかして喜んでるみたいだ」


「う、奪い取ったって…なんのことだよノア、大丈夫か…?」

「そうだよ。大体ビジョンってさ、取ったり取られたりするもんなのかい?
 なら金庫に入れて鍵をかけなきゃ」

「ハァ…!放っておいてくれ!!」

ああしかし、「まる聞こえなんだよクソが」とビッキー達に背中を向けたまま、苛立ちをあらわにしてしまうノア!
普段はぼけーっとして感情の起伏が少ないノアが…「チェイスのやつ俺のNT能力を奪い取りやがって」
こんな八つ当たりまでするとはだいぶ煮詰まってきてる感じです(えー
それとブレンはほんとに空気読めない子だな!今ピリピリしてるんだからお前口を開いちゃいかんやろ!



「(ガタッ)OK、ちょっと頭を冷やしてくるよ。散歩してくる」

「え?一人で?大丈夫なの?もし何かあったら…」

「(すたすた)」

「もしもーし?聞こえますか〜?」

バタン

「コアぐらい持ってったらぁ!?」

ノックしてもしもぉ〜〜しって、そんなピリピリした空気で居づらくなったのか、
気分転換に外へ散歩しに出かけてしまったチェイス。そんなチェイスに対して、
「え?一人で?大丈夫なの?コアは持ったの?ハンカチは?ティッシュは?何時に帰ってくるの?」
質問ぜめするビッキーがおかんみたいで笑えるな(えー

「ねえねえノア、なんなら僕のメチャマズサンドを作ってあげようか?」

「…(すたすた)」

「君の見たいビジョンを見るにはインパクトがないとね!
 もっとゲロゲロでモワモワのデロデロでゾワゾワでなくちゃあ!
 ねえねえノアはどう思う?」

「…(すたすた)」

「待ってよノア、ビジョンが見えなくたって気にすることないよ!すぐに慣れるって!」

って、今の不機嫌モードバリバリのノアに対して「ねえねえメチャマズサンド食べない?」とアホな質問を始めたブレン!
何しとんねんお前!「うぷぷ、こいつNT能力をなくしてやんの」ってノアをからかってるのか!?…と、最初は思いましたが
メチャマズサンドを食べたら変な夢を見たということなので、
「メチャマズサンド食べたらノアも変な夢(ビジョン)が見れるよ!」
本当にただ空気が読めてないだけでノアのために言ってるようです。ブレンお前はどんだけアホなんじゃー!!

それにしても、「チッうるせーなー」とブレンをうざがって離れようとするノアに、
「まって〜」とブレンがしつこくついてくるせいで
2人で部屋をずっとぐるぐる回ってるのがアホすぎて笑ってしまう



「ハァ…!頼む…!お願いだからほっといてくれよ!!」

「でも君の気持ちもわかるんだ!」

「君に僕の気持ちが分かるわけないだろう!」

「僕もね…前は見えてたものが見えなくなったんだよ」

「…?」

「メガネが必要になったんだ!
 だけど父さんがサーカスに連れて行ってくれたら元気でたよ!」

「…」

ブ…ブレンお前ってやつはー!!なんというアホ!
「僕も前に見えてたものが見えなくなったんだ…」とか言い出すから、何か暗い過去でもあるのかと思ったら
「いや目が悪くなってメガネ君になっちゃってさー、まいったわー
 でもその後サーカス行ったら楽しかったよHAHAHA」って
どんだけ空気読めない奴なんじゃー!!もはや機嫌最悪のノアですら絶句してるよ!
ある意味すごい奴だなブレン…空気読めてないのをここまで極めた奴だとは…

「…うん?」

「(うろうろ)」

「えっ…!?ウ、ウソだろ…!?有り得ない!か…母さん!?」

って、一方その頃、散歩に出ていたチェイスにも新たな展開が!
なんと冒頭の夢で見たローブそのままの格好で、母さんらしき人が道をウロウロしていたという…
やはりあれは予知夢だったのか?チェイスの母さんは生きていたのか…?
とにかく捕まえて話を聞こうと、チェイスは大急ぎで母さんを捕まえますが…

ガシッ!

「母さん…!母さんなの!?」

「うふふふ…ハローねずみちゃん、お久しぶり」

「!?」

ベ…ベジータ!!(えー

完全に人違いじゃねーか!なんじゃこりゃ!
母さんかと思って声をかけた人物は、ベジータもどきの変態オカマ野郎だったという勘違い展開!
そして「お久しぶり」と言っている通り、実はこのオカマ野郎はチェイスをつけ狙う殺し屋なんですよね
以前にもクリプス博士に金で雇われて、チェイス達と戦ったことがあるんですが…

「くっ!」

ダダダダッ!

「うふふふ…ゲームスタート…!」

「はぁはぁはぁ…!みんな!みんなぁーっ!!」

バタアアアアン!!

「チェ、チェイス!?」

「はあはあ…!ヒューリーの奴が…!戻ってきたんだ!」

「ヒューリーだって!?やつなら古代寺院でやっつけたはずだろ!?」

「ああ、そのはずだった…!でもまだ生きていたんだ、油断はできない!
 何しろクレイジーな奴だ!」

そんなオカマ男・ヒューリーから一目散に逃げ出して、どうにかこうにかみんなのところへ帰ってきたチェイス!
それにしても、珍しくチェイスがかなり怯えておりますね。さすがにオカマでホモでストーカーでヤンデレの変態で人殺しで
前の戦いで生き埋めにしたのに平然と復活するゾンビ野郎を相手にするのは恐いということか…(えー
あと「やつならやっつけた」っていうのはこれダジャレじゃないよな?な?:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(ぬっ)クレイジーだなんて言われたくないわねぇ、愛しのマイベイビー?うふふふ…」

「くっ…!?急げ!裏へ出るぞ!戦うなら広い場所がいい!」

って、全速力で逃げてきたチェイスの前に、ゆうゆうと不気味な笑みを浮かべて現れたヒューリー!
もはや存在自体がホラーだな…ヒューリーからは逃げられないと悟ったチェイスは、もう戦って倒すしかないと…
って広い場所へ移動!?え、広い場所へ移動!?ウ、ウソだろ、チェイスがこんな
周りのものが壊れないような場所へわざわざ移動するなんて!(えー
いつもは室内だろうがなんだろうが速攻でスピンゴーして色々ぶっ壊しながら戦うのに!
今日のチェイスはどうしたんだ…?こんな言動するなんておかしいぞ…?(えー

「キラーザウラー!スピンゴーッ!」

ギャオオオオオオス!!

「俺たちに任せろチェイス!とっととこいつを黙らせようぜ!
 俺の新しいモンスーノの出番だ!」

「ロック!」
「クイックフォース!」
「チャージャー!」
「バイオブレイズ!」
「「「「スピンゴーッ!!」」」」

「うふふふっ…テーザーパック!」

バチバチバチバチ!

「なっ!?ぐああああーっ!!」

「うふふふっ…あなたを出すまでもなかったわね?キラーザウラー、リターン」

ってゲェー!?チェイス達が一斉にモンスーノを呼び出したその時、何やら電撃を周囲に撒き散らす武器・テーザーパックを使って
チェイス達を直接攻撃して全滅させてしまったヒューリー!さすがは殺し屋の手口というか…
まあチェイス達もシャルルマーニュを直接轢き逃げアタックして勝つとかやってるから
あんま人のこと言えないんだけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

それにしても「俺の新しいモンスーノの出番だ!」と今回初登場のバイオブレイズを出しながら
なんもできずにやられてしまったアッシュはどうしたら…
あとこの場面、チェイス達が一斉にモンスーノを出す中でノアだけはなんもしてないんですね
ノアお前…いくらNT能力をなくしたからって、戦う気までなくしてニートと化すとかさすがにそれはアカンやろ…(えー

「う…ん…はっ!?こ、ここは一体どこなんだ…?」

ぐつぐつ ぐつぐつ

「うふふふ…さあもうすぐ、もうすぐよぉ…理想的な状態で保存して、
 トロフィーのコレクションに加えるの…!うふふ、うふふふふっ…!」

「う、うええっ…ね、ねえチェイス…信じたくないんだけど…
 ヒューリーって僕たちをアレにする気…!?」

そして気絶していたチェイス達が目を覚ますと…そこは薄暗いヒューリーの隠れ家の中、
天井にみんなまとめて吊るされている状態でした。ヒューリーはというと
なんか魔女みたいに大釜の怪しい液体をぐつぐつ煮ていました
こんな魔女ごっこで何をする気なのかと思えば…「トロフィー」と称して
チェイス達を生きたまんま銅像に塗り固めるつもりのようです。ゲゲェーッ!?



それってルガール!?KOF94のルガールなのか!?
あいつも自分が倒した格闘家達を、生きたまんま銅像にしてコレクションしてたよね…
ガイルとか豪鬼とかザンギエフとか色々ね…(えー

「さてと…道具はどこにしまったかしら?(すたすた)」

「い、今のうちに逃げなきゃヤバイぞ…!何かアイデアは!?」

「…ここで息絶えるものと運命で決まっているのなら、仕方がないだろう…
 逃げたところで何が変わる…?」

「えーと、分かったよ、他に意見はない?」

ぶふぅ!?すっかりやさぐれモードで生きる気力さえなくしてしまったノアですが、
「そうかそうか、じゃあ他のアイデア募集」と華麗にスルーするチェイスに吹いた
確かに今はこんなネガティブ小僧に構ってらんないけども!

 

「ねえ見て、あそこ!勢いをつけて揺らせば、牙で綱が切れるかもしれない!」

「よし…分かった!みんなで揺らすぞ!」

「「「ふぅん!ふぅん!ふぅん!」」」

ブチブチイッ!

「だわわーっ!?」

ドッシイイイン!

とその時、ビッキーの機転で壁に埋め込まれた銅像の牙でロープを切る作戦を思いついたチェイス達。
ふぅんふぅんとブランコのようにロープを揺らしまくったところ、ついに狙い通り牙でロープを引き裂くことに成功!
そしてチェイスとブレンが最初にまず脱出しますが…



「あ、あいたた…でもやった、助かったぁ!」

「ふんふんふーん♪ん?」

「うっ!?くそっ、ブレン受け取れ!」

「あなた達…うふふふ…キラーザウラー!スピンゴーッ!」

「ロック!スピンゴーッ!」

「クイックフォース!スピンゴーッ!」

ってぐわあああ!やっとの思いで脱出したかと思いきや、最悪のタイミングでちょうど戻ってきたヒューリー!
なんて間の悪い!結局またもヒューリーとバトルすることになってしまい、
ビッキー達はロープに絡まったまま、チェイス達の助けを待つことになってしまいます

ドガアアアンバゴオオオン!

「ああっ!?た、大切なトロフィーが!」

「ハハッ、ちょうどいい出口が出来上がったな」

「も、もう許さないわ…!キラーザウラー!やっちゃいなさい!」

「ブレン!今のうちにみんなを助けるんだ!」

「わ、わかった!」

そして今度は室内だろうがなんだろうがお構いなしのチェイス。
さすがにヒューリーの隠れ家なら、どれだけぶっ壊れようがまったく気にしないようです
キラーザウラーを殴り飛ばしてトロフィーをまとめてなぎ倒し、壁にでっかい大穴を開けて
「ナイスな出口が出来たじゃないかHAHAHA」とジョークを飛ばす始末。それでこそのチェイスだ…(えー

「ふう…急いでここから逃げなきゃ!」

「うん!クイックフォース!」

バヒュウウウウン

「うふふ…逃げられると思って!?」

「今だロック!エレメンタルチャージ!!」

ズドッバゴオオオオオオオン!!

「キ…キラーザウラー!?」

そしてなんとかビッキー達を救出し、安全な場所へ連れて行こうとするブレン。
そんなブレン達を追撃しようとするヒューリーでしたが、チェイスから注意を逸らしたその瞬間
スーパーコンボ・エレメンタルチャージをすかさず叩き込むチェイス!
エレメンタルチャージを直撃されたキラーザウラーは、あえなくこれでKOとなってしまいます

「ふふん、追う立場から追われる立場に大逆転だな?」

「うふふ…それはどうかしら…(スッ)」

「気をつけろ!テーザーパックを持っているぞ!」

「うっ…!?」

「うふふふっ…」

チュウチュウ チュウウウウ

ちっ、ちくしょ〜〜っ!!

さらば!!

チュチューーッ
!!!!

うんぎゃああ〜〜っ!!
ネズミよ!ネズミだわーーっ!!
ふけつっ!ふけつーーっ!!
(えー

っていきなりそこに現れたのはなんとネズミ!ちょうどヒューリーの手に飛びつくようにやってきて、
突然のことにヒューリーも狼狽してしまいます。やはりあれか、ブルー将軍の例といい
オカマキャラにとってネズミは天敵なのだろうか…(えー

関係ないけどやっぱこの頃のドラゴンボールってギャグ主体で面白いよね
「いまハナクソをほじっていたでしょ!ただちに処刑よっ!!」とか
槍で串刺しになりながら「すいません全滅しちゃいました」とか、DBZの頃にはないギャグ要素だよな…



「ううっ!?ぐ、ぐぬっ…!くううっ!!」

ボチャン!

「はっ!?」

バチバチバチバチ!

「なっ…!大変だ!爆発するぞ!逃げろーーっ!!」

ボッグアアアアアアアアン!!

ってまた大爆発キター!!最後はやっぱりこれなのか!
ネズミの登場で思わずテーザーパックを投げ飛ばしてしまったヒューリーですが、
それがあの怪しげな液体にボチャンと落ちた途端にとんでもない大爆発を!
そしてヒューリーの隠れ家は跡形もなくブッ飛んでしまったという…やはり最後のハデな爆発はお約束だな…

「ふうっ…みんな、大丈夫か!?」

「無事よチェイスー!」

「…」

「ね、ねえ、ノアの調子が本格的におかしいんだ、病院に行ったほうがいいんじゃ…」

ってゲェー!?なんやこれ!無事に脱出したかと思いきや、ノアがいつの間にかカミーユになっとるで!!(えー
もはや単なるネガティブ小僧を通りこして、いよいよマジに精神異常をきたしてしまったのか…
これは本気でやばいと心配したブレンは、ノアを病院に連れて行こうとしますが…

「…いや…僕は…大丈夫だ…」

「ならいいんだけど。ノア、手を貸すから行こう」

ってチェイスお前ー!!こんな時まで華麗にスルーすんなや!!(えー
いくら本人が「僕は大丈夫だ…」って言ってるからって、どう見ても大丈夫じゃないよこれ!やばすぎだから!
いきなりこんな精神崩壊してしまったノアは、一体どうなってしまうのか…次回に続く!

(C)鳥山明/集英社


■獣旋バトル モンスーノ 第18話「北へ」

 

「うーん…なあブレン、本当にここなのか?」

「うん、GPSではハッキリここだって…」

「どうやらハズレみたいだ…どう見ても何年も人が来た様子はないし、親父もここには来てなさそうだ。
 次の場所はどこだ?」

「残念だけど…君のお父さんの手がかりはこれで最後なんだ、ごめんよチェイス」

さて今回のモンスーノですが、冒頭はスーノ博士の手がかりを求めてチェイス達が廃墟を訪れているシーンで始まります
しかし今日も何ひとつスーノ博士の足どりを掴むことができず…ってそんなことより
ノアは!?あれからノアは一体どうなった!?
前回思いっきり精神崩壊してヤバイことになってましたが、果たして今ではどんな様子になっているのか…



「試せることはまだある。ビジョンファイヤー…炎を見つめて真の道を見極めるんだ」

ってアレー!?ピンピンしていらっしゃる!?
な、なぜに?何ごともなかったかのように普段のまま!?一体どうなっているのか…
しかも「ビジョンを見れば手がかりが掴めるよ」とか普通にビジョン見ようとしてるし
まさか失ったはずのNT能力まで元通りになったということなのか…?

ピキイイイイン

「おっ!?ビジョンが見えたぞ!キラキラ輝く洞窟と、俺の母さんが!」

「…」

しーん

「うーん…」

しーん

「うーん…うーん…」


と思いきや、すんなりビジョンを見ることのできるチェイスと違って
いくらうんうんうなってもまったくビジョンが見えてこないノア!
ああ、やっぱりノアはニュータイプのなりそこないになってしまったのか(えー
まるでアムロとシャアのようだ!シャアってニュータイプ能力については、実は全然たいしたことないからな…

ドクン!!

「はうあ!!」

 

「ノ、ノア!?ノアーーッ!!」

ってなんじゃこりゃーー!?何がどうしてこうなった!?
ノアがまたしても急におかしなことに!なんとかビジョンを見ようと何度もトライしていた結果、
突然こんな目が発光してぶっ倒れるというおかしな事態に陥るとは…このノアの顔怖すぎですよ!

「はあはあ…!マスターエイ!助けてください!」

「ノアがゾンビにぃ!」

「な、なんじゃと!?」

そんなノアの身を案じて、大急ぎでノアの師匠であるマスターエイのところにやってきたチェイス達。
マスターエイというのは、この間自爆装置でまるごとふっとばした図書館の近くに住んでいるので
チェイス達はまた例の雪山までやってきたようです。またここに戻ってきたのかよ!どんだけ移動してるの!?



「「「なんまいだー…なんまいだー…」」」

「うむう…ワシが恐れていたことじゃ…無理をしすぎて精霊が物理的世界から退いてしまったのじゃ」

「人間の言葉で頼む!」

「ノアは道に迷った…あと数日でノアは永遠に元に戻らなくなる。そうなる前に助けなければ」

「助けるって、どうすれば…?」

「終息の洞窟へ連れて行くのじゃ。そこで先祖の霊と交信すれば、ノアは再びこの世界に導かれるだろう」

そしてマスターエイと一緒に、僧侶のコスプレをしながらなんまいだーと唱えるチェイス達。
しかしノアの意識は戻る様子がなく、なにやら”集束の洞窟”とやらに連れて行って治す必要があるようです
なんだかドラクエとかのRPGみたいな話になってきたな

「洞窟への道はビジョンによって現れる。崇高な精神を持った者だけが見られるのじゃ」

「でも、ビジョンはノアの役目で…」

「それは違うぞチェイス、今はお前だ」

「えっ、僕が?」

って、お、おいちょっと待て!崇高な精神!?
崇高な精神の持ち主チェイス!?もうこの文章だけでギャグだろ!(えー
ちょっと待てよこのゲス顔を見ても崇高と言えるんですかねマスターエイは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さあ、これを持って先祖の霊に贈り物として渡すのじゃ」

「贈り物って…おおお!!」

「クッキーじゃ。焼きたてのな、霊もクッキーが好きでな…」

ばりばりむしゃむしゃ

「!?」

「そりゃそうだよね僕も大好きだし。(バリバリ)あ、もっとありますか?」

って、き、きさまらー!何やっとるんじゃー!!
なんと「ノアを治すためのお供え物じゃ」とマスターエイがクッキーを取り出した途端、
「ヒャア我慢できねえ!!」と1枚残らず食い尽くしてしまったチェイス達!アホかー!!

ノアを治すのに必要と言っとろーが!
お前らノアのことよりクッキーか!?まさか躊躇なく全部食い尽くすとは…
そういえば前にも親父のことよりクッキーを優先したことがありましたね
親父よりもノアよりもクッキーが大事なのかよチェイス!どんだけ食い意地はってんだ!

《チェイス・スーノ達はノースポイントへ向かう船に乗っている。
 それでは良い報告を待っているぞ、メディーア(ピッ)》

「うふふ了解、任務を遂行して報告しますわ」

ピリリリリピリリリリ

《メディーア、優先して欲しい任務があるのでよろしく。詳細を送ります(ピッ)》

「うふふ、任務を遂行して報告しますわ。んもぉチェイス坊やったら…
 ずいぶんと人気者になっちゃったじゃないの、どうやらよっぽどのお宝を
 見つけたみたいねぇ…うふふふふ、おーっほほほほほ!」

って久しぶりにメディーア様キター!!な、なんと!チェイス達がクッキーをむさぼり食っていたその時、
エクリプスSTORMの両方から「ちょっとチェイスのアホぶっ倒してきてくんない」と依頼を受けていたメディーア様!
エクリプスとSTORMは敵対する組織ですが、メディーア様はフリーダムな賞金稼ぎだから、両方から依頼を受けてるみたいですね

そして今日もまたよじよじと素手で壁にへばりついているメディーア様の手下たち。
おいおいまたあんたらビルの壁で遊んでるんかい…って



ドッギャーーーン!!

飛行船の壁だったのかよ!!に、人間じゃねえーー!!
正気かきさまら!普段はその辺のビルの壁でよじよじやって遊んでいる一同でしたが、
今回はとんでもない上空を飛んでる飛行船にへばりつくという無茶を!化け物すぎる…いったい何時間へばりついとるんや

「で、どこへ行けばいいの?新米の予言者さん」

「わからないよ…全然ビジョンが見えなくて、昨日の夜は夢も見れなかったんだ」

「チェイス…もう時間がないのよ?」

「わかってるよ、でも俺はビジョンで先を見るタイプじゃ…」

一方その頃、終息の洞窟を探してウロウロしながら「ビジョン全然見れねーしどうすりゃいいんだよ…」
途方に暮れていたチェイス達。マスターエイは「ビジョンによって導かれる場所」って言ってましたから
チェイスがビジョンを見れないことにはどうしようもないんですな

ピキイイイイイン

「うっ…!?」

『チェイス…』

「はっ…今のは…母さん!?母さんが教えてくれたよ!上に向かえばいいって!」

「上…?(じーっ)あの鳥のこと?」

「ん…?あれは鳥にしては大きすぎるな。しかもこっちに降りてきて…はっ…!?」

「んおーっほほほほほチェイス坊やー!!」

「ダ…ダークスピンが来た!みんな!ノアを守るんだ!」

ゲェーッ!?ようやくチェイスがビジョンの映像を感じ取ったその時、
ギューンと上空から落っこちてきたメディーア様たち!どっから出てくんだー!
さっきの飛行船から落ちてきたのか!?上空から奇襲するためにあんな真似を…やることがダイナミックすぎる…
「親方!空から女の子が!」と言いたいところだけど、年齢的に女の子じゃねえな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ロック!スピンゴーッ!!」

「チャージャー!」「ロングファング!」
「バイオブレイズ!」「「「スピンゴーッ!!」」」

「ウイングバイパー!スピンゴーッ!!」

「「「ダークスピン!スピンゴーッ!!」」」

ギャオオオオオオス!!

「おほほほ!やっておしまいウイングバイパー!」

「みんな、モンスーノ達で埠頭を壊すんだ!!」

「お、おい正気か!?」

「ノアを助けるんだ、ここで勝つのが目的じゃない!」

「行くわよアッシュ!あんたも足並み揃えて!」

「つ、ついてけねえぜ…!」

って、一斉にモンスーノを呼び出したチェイス達ですが、
「さっさと逃げるためにとにかく埠頭をぶっ壊すんだ!!」とムチャクチャを言い出したチェイス!
お、おいなんてことを!わざわざ戦う時間が惜しいということなんでしょうが、
普通こういう場面は「どうにかして町への被害が出ないようにしないと…」とか言う場面なんじゃ!?
まさか自分から「とにかく町を壊すんだ!!」と言い出すとは思いませんでした、つ、ついてけねえぜ…!

「ロック!パワーハーネス!!」

ズドドドバガアアアアン!!

「えっえっえっ、きゃあああああーーっ!!」

「よし、行こう!奴らが戻ってくる前に!」

そんなわけでロックの必殺技を叩き込み、埠頭をまるごと吹っ飛ばしてしまったチェイス!なんつーことを!
足場を失ったメディーア様たちは、ボチャボチャと海に落っこちて身動き取れなくなってしまいますが…
それにしても本当に跡形もなく破壊しやがったな!まったくチェイス達の破壊行為はとどまるところを知らんぜ…

「ここでもない…ただのトンネルだ…くそっ…!
 お願いだビジョン、何か教えてくれ!なんでもいい!」

『チェイス…チェイス…』

「はっ…母さん!?」

『答えはいつも、目の前にあるわ…』

「ま、待ってくれ、なんだって?目の前ってどこに答えがあるんだ母さん!」

『…』

「母さん!くそっ…もうこんなのはたくさんだ!
 終息の洞窟を教えてくれぇっ!!(ドゴッ!)」

ズズズズズ…

「はっ…!?お、おい、洞窟を見つけたぞ!」

ってゲェー!?いくら探しても終息の洞窟が見つからず、すっかり余裕をなくしていたチェイスですが、
「くっそー洞窟はどこなんだー!!」そのへんの壁に八つ当たりしたその時、
隠し扉がギギーと開いて探していた洞窟が出現!なんという不幸中の幸い!ともかくこれでノアも回復する見込みが…

「なあノア、これを見てくれ!」



バァーン!!

「探し物かしらぁ?チェイス坊や」

ってぐわあああ!!ノアを連れて行こうと後ろを振り向いたその時、すでにここまで追いついてきていたメディーア様!
せっかく埠頭を破壊して足止めしたというのに…気がつけばノアもメディーア様に人質に取られてしまい、
チェイスは手出しができなくなってしまいます

「くっ…」

「あらあら残念、本当はこんなことしたくないんだけど、でも仕方ないわよねぇ?
 ここにある秘密のモンスーノパワーを私たちがいただけば、お友達は返すわ。
 それでお互い幸せに帰れるでしょう?」

(…秘密のモンスーノパワーってなんだ?)

「愛しのチェイス、それまでお友達はこちらで預かっておくわ。
 仲良くしましょ?うふふふふ…」

「(ぼそぼそ)ねえ、ダークスピンをこのまま行かせるつもり!?なに考えてるのよ!」

「(ぼそぼそ)ここは終息の洞窟だ、時間切れになる前にノアを中に入れるんだ。
 ノアが元に戻ったらダークスピンの相手をする、それまでは大人しくしていろ」

そしてノアを人質に取ったまま、終息の洞窟へと入っていったメディーア様ですが…
「この洞窟に秘密のモンスーノパワーがあるのね」なにやら変な勘違いをしております
「なにズレたこと言ってんだろう…」と思いつつも、ノアを連れて行ってくれるなら好都合ということで
ここは大人しくメディーア様の言うことを聞くチェイス。チェイスはこういう時けっこう頭が回りますよね
あとはスキを見てクッキーをお供えすればノアは元に戻るというわけですか

「さてと、秘密のモンスーノパワーは
 どうやったら手に入るのかしら?愛しのチェイス」

「えっ?えーっとちょっと待ってね、今調べるから(チラッ)」

「…」

(ノアの意識はまだ戻っていない…どうすればいいんだ…)

って、お、おい!「洞窟に入ったのにノアの意識が戻らない…どうすればいいんだ…」ってチェイスお前!
クッキーお供えすること完全に忘れてんじゃねーか!!(えー
「どうすればいいんだ」ってお供えだよお供え!しっかりしてくださいよ!
はっ(゜д゜)そ、それともまさか、あの時チェイス達がクッキーを全部食い尽くしたせいで
「代わりのクッキーはもうないのじゃ…」とかそういうオチ!?そういうことなのか!?

「見え見えの時間稼ぎってわけ?お宝の隠し場所を言わないのなら…
 この石像に聞こうかしらぁ!!」

バキャアアアアン!

「うふふふ、やめて欲しければいつでも言ってちょうだい!?」

ゴワシャアアアン!!

「…」

とその時、モンスーノパワーの入手法を言わないチェイスにしびれを切らして、辺りの石像をメチャメチャに壊し始めたメディーア様!
がしかし、チェイスとしてはモンスーノパワーなんてほんとに知らないし、壊してる石像も重要なものかさっぱりわからないので
「そんなこと言われてもなー」とぼけーっと見てるしか出来ません。せ、石像さーん!!

ドガアアアン!

「…」

ボガアアアン!

「…う…」

ズドドガアアアン!!

「…はっ!?やめろーっ!!」

ってなにー!?メディーア様が石像を壊しまくっていたその時、その光景を見ていたらとうとう意識を取り戻したノア!
もしかしてうるさくて意識を取り戻したの!?うるさくて!?(えー
これだけドカンドカン騒音をまき散らしてりゃ、そりゃあ目も覚めるよねっていう…
このノアの復活劇は正直かなり意味がわからんな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「あらあら目が覚めたのね小坊主くん?あなたのお友達を説得してくれないかしら、
 最後にもう一度聞くけど…秘密のモンスーノパワーは一体どこにあるの?」

「そんなの始めからないよ、俺たちはノアを助けるためにここへ来たんだ。
 用も済んだし俺たちは帰るよ(すたすた)」

「そんな勝手な話が聞けると思って!?早いとこお宝を渡しなさい!」

「それじゃあとっとと片付けるか…ロック!」
「バイオブレイズ!」「ロングファング!」「チャージャー!」
「グローブレイド!」「「「スピンゴーッ!!」」」



チュドドドボガアアアン!!

「んぎゃあああーーっ!!」

って、や、やりやがったー!!ノアが復活したことでもはや一切自重しなくなったチェイス達!
「モンスーノパワーとか知らねーよばーかばーか」と言いたいことを言いつつ、モンスーノ達を一斉に呼び出して総攻撃を開始!
哀れにもメディーア様は洞窟ごと吹っ飛ばされて山を転がり落ちていったのでした
それにしても、石像を1体1体ちまちま壊してたメディーア様と
洞窟まるごと全部ぶっ壊したチェイス…やはりチェイス達は破壊者として格が違う…(えー

 

「ふう。あいつらこれくらいじゃくたばらないだろうな、さあ俺たちも行こう」

「(キイイイン)チェイス、今ビジョンが見えた…
 5部族の運命をどこで見つければいいか分かったよ、それはこの近くにある」

「5部族だって!?それはどこにあるんだ!?」

「洞窟の中だよ」

「洞窟って…今破壊した洞窟か!?なんてこった!」

ゲゲェーン!?NT能力まですっかり取り戻したノアが新たなビジョンを見ますが、
たった今ぶっ壊した洞窟になんかすごい手がかりがあったらしいことが判明!
「5部族」というのは、はるか昔にモンスーノと共存していた伝説の部族のようですが…
まあ、どんな手がかりがあったにしても今ぜんぶ壊しちゃったんですけどね。仕方ないね(えー
というわけで次回に続く!


■獣旋バトル モンスーノ 第19話「泉」

 

「うんしょ、うんしょ…」

「おっ…!みんな、準備はいいか?ここからもっと妙な展開になりそうだ」

さて前回、メディーア様達との戦いで洞窟をまるごと吹っ飛ばしながら勝利したものの、
「ごめんさっきの洞窟になんか貴重なもんあったわ」「えー!?」
壊した洞窟に再び舞い戻っていたチェイス達。そして瓦礫を片付けながら調べるうち、何やら意味ありげな扉を発見します

「壁の手形は5つ…俺たちは5人、試してみるか…(ぺたっ)」

ズゴゴゴゴゴ…!

「おお…いよいよ冒険の始まりだな!」

普通には開きそうにないその扉でしたが、5つある手形に5人が手を合わせると
なにやら扉が反応して開くというギミックが…マジでRPGみたいな展開たな…
さしずめチェイス達は導かれし者たちといったところでしょうか

ヴォン…ヴォン…ヴォン…

「ああ…!よく見てみんな!目の前にあるのが、五部族の谷だ!
 僕のような未熟な僧侶が、生命の泉の前に立つことになろうとは…!」

そんな扉の先にあったのは、モンスーノの伝説として遥か昔から言い伝えられてきた五部族の谷でした。
伝説の遺跡が目の前にあるのを見て、珍しく感激しまくって興奮を隠せないノア。
とりあえず一番目に付くのは、ヴォンヴォンと不思議な音を立てながら宙に浮いている謎のクリスタルでしょうか
まさしく超古代の未知なる遺跡って感じですな…

「ヘヘッ、ビデオに録っとかないと誰も信じてくれないな(ピッピッピッ)」

ピリリリリピリリリリ

《やあ、アッシュか?》

「(ぼそぼそ)博士、こいつを見てくれ」

《これは…五部族の谷じゃないか!?すごいな!謎を解くための最後の鍵だ!
 これで安全装置を完成させられる!》

って、そんな中「ちょっとビデオで記念撮影しよーっと」とか言いつつ、チェイス達に内緒で外部にその映像を流し始めたアッシュ!
そんなアッシュからの通信を受けていたのは、なんと行方知れずのスーノ博士であります
なぜ博士がアッシュとだけこっそり繋がっているのか…?それに「安全装置」とか言ってるのは一体なんのことなのか…?

「ノア、この場所について知ってることを話してくれないか?」

「今僕たちが目にしているのは、すべてのモンスーノ達の命の源だ。
 はるか太古の昔、この場所に巨大なモンスーノ隕石が落下した…
 さらに時は流れて、伝説の五部族がこの谷にやってきた。
 彼らを導いたのは、言葉では説明できないようなパワーだったんだ…
 でもどの部族も欲にかられ、この楽園は自分たちのものだと主張して戦争を始めた…
 しかし彼らはあのクリスタルの光に触れ、モンスーノエネルギーによって統一された。
 その後、彼らはこの谷を長い年月にわたって守り続けた…ところがある日、ビジョンを見た彼らは
 外の世界に出て行った。後に訪れるであろう、モンスーノの時代に備えるために」

「す、すごい…」


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか 分からない…(えー

えーと…なんだろ…もうちょい分かりやすい説明でお願いできませんか!?
モンスーノ隕石が落下して、伝説の五部族が現れて、戦争を始めたけどやっぱりやめて、その後どっか別の場所に出て行ったという…
わけがわからねーな…それでなんでこの場所が、すごくありがたい伝説の地みたいに言われてるんだろうか
チェイスは「す、すごい…」って言ってるけど、何がすごいのかよく分かんねーぞ…(えー



とりあえず、今のノアの話の中で注目すべきはクリスタルの存在でしょうか
この場所で一番目を引く不思議な物体ですが、こいつの光を浴びて戦争状態だった五部族も仲良くし始めたとか…
なんだかそういう人々に平和をもたらす秘宝とかなんですかね

「私たちの祖先はみんなここから来たってわけ?」

「だから扉の中に入れた…僕たちを認識したってことかい?」

「その通り。僕たちのDNAには、五部族のどれかと直接的な繋がりがある。
 僕たちはこの場所に、ここは僕たちにリンクしている」

そして伝説の五部族というのは、なんとチェイス達の祖先だったということが発覚!
マジか…単なる一般人とかじゃなくて、5人ともみんな特別な一族の血を引く末裔だったのかよ
どうりでノアが「僕らは運命によって導かれた5人の仲間」とかよくわからんことをたまに言ってるわけだ

「へえ〜…(じーっ)」

「気をつけた方がいい!これは最も純度の高いモンスーノエナジーだ!
 危険だから触ってはいけない!」

「あ、ああ…でもこんなにたくさんある…」

「世界中をモンスーノでいっぱいにできる量だよ…」

そんなノアの話を聞きながら、生命の泉とやらをじろじろ眺めていたチェイスでしたが
「死にてぇのかバーロー!!」と血相を変えたノアに止められてしまいます
どうもこの泉、とてつもない純度のモンスーノエナジーが湧き出たもののようで、うかつに触ると死ぬほどヤバイようです
「生命の泉」って名前のくせに触ると死ぬとかひでぇ泉だな…(えー

まあとにかく、超高純度のモンスーノエナジーって意味では貴重な泉のようですな…
さっきの平和をもたらすクリスタルと、この生命の泉がどうやらこの谷の重大な秘宝のようです

「ここは…!五部族の谷か!これだけのモンスーノエナジーがあれば、
 無敵の軍隊が作れる!私が世界最強の力を手にするのだ、ふはははは!」

「チェイス・スーノはいかがいたしますか?」

「ひねり潰してやる…!私の前にはどんな障害も存在してはならんのだ!」

「フフフ…今日はSTORMにとって素晴らしい一日となりそうですね。
 邪魔な者たちを一度に排除できるのだから…!
 チェイス・スーノだけでなく、エクリプスも同時に始末してあげましょう!
 コマンダートレイ!飛行部隊を呼びなさい!」

「了解!」

ところが、そんな五部族の谷にずかずかと足を踏み入れたのはクリプス博士シャルルマーニュ!
それぞれ敵対する組織のボス2人ですが、たまたま2人ともチェイスの尾行を行なっていたところ、
この五部族の谷までやってきてしまったようです。そういえば前回こいつら2人して
「メディーア、お前に依頼がある」「メディーア、あなたに依頼があります」みたいなこと言って
それぞれチェイスを始末する同じ動きをしてましたっけ。それで今回もまた同じ尾行をしてたってことか…

ヴォン…ヴォン…ヴォン…

「ねえ、あの音はなんなの?」

「ああ、クリスタルの共鳴周波数だよ」

「あのクリスタルは五部族を1つにした…ここならビジョンを取り戻す手がかりが掴めるかもしれない。
 夢と繋がれるか試してみよう、チェイス」

「ああ、望むところさ」

その時チェイスは、ノアのまったく意味の分からない提案によりビジョンを見ようとしていました(えー
い、いやだって、「ビジョンを取り戻す手がかりが欲しい」ってなんでまた!?あんたのビジョンは前回もう復活したじゃないですか!
前回ノアが「この洞窟には五部族に関わる何かがある」ってビジョンを見たから、今回ここに来たわけですが…
ノアのやつ寝ぼけてんのかな…前回ずっと寝てたしな…(えー

キイイイイイイイン

「…うっ!?クリプス…!?シャルルマーニュ…!?来る!!」

「近いのか!?」

「ああ…!」

「ほう、こちらの動きを読むとはな」

「さすがですねえ、倒してしまうのが惜しいほどに」

って、ノアがビジョンを見ようと座禅を始めたその時、脳裏にピキーンと閃いたのはクリプス博士とシャルルマーニュの姿!
「奴らが来るぜクソッタレー!!」とノアが叫んだその時、「バレちゃしょうがねえ」と姿を現した2人…
敵キャラの中では最強クラスのボスキャラが2人同時に登場、これは手を組まれると恐ろしいタッグですが…

「(ギロッ)私の実験の邪魔はさせんぞ?シャルルマーニュ…」

「(ギロッ)たわごとなら後で聞きましょう?クリプス…」

「ヘルブレイカー!スピンゴー!!」

「キングブレイド!スピンゴー!!」

がしかし、「かかってこいよシャルルマーニュ」「上等だよクリプス」
2人で潰し合いを始めてしまいました
こ、これは…なんというお得な展開!(えー 
最強のボス2人が潰し合ってくれるなら、チェイスたちにとってこれほどお得な話はありません

「あとはお二人で楽しんでねー(スタスタ)」

「小僧!そこで止まるんだ!!」

「どこにも行かせはしない!!」

「はは…やっぱ握手してオシマイってわけにはいかないか?
 ロック!スピンゴー!!」

そしてやはり「イエーイ!潰しあえー!」とまったく戦う気ゼロだったチェイスですが
「てめーも参加しろやボケ!!」とボス2人に怒られて、やむなく戦列に加わることにします
そんなわけで、コアテックvsエクリプスvsSTORMという三つ巴の戦いが始まりますが…

ドガアアアン!!ドガドガアアアン!!

「くっ、やっぱ2体相手ってのは厳しいか…!?」

ああしかし、2匹から執拗な攻撃を受け続けひたすらボコボコにされまくるロック!
逃げようとしたのがいけなかったのか!?逃げようとしたのが!?(えー
ロックとしてはタイマンで戦うのすらキツイ連中なのに、2匹同時にリンチされてはまったく太刀打ちできません
これにはさすがにチェイスも渋い顔をしておりますが…

「もしもし…なに!?いいのかよ博士!?チッ…おいドラ息子!
 
お前と話がしたいってよ!(ブンッ!)」

「うん…?もしもし?」

《チェイス!チェイスか!》

「お、親父!?」

《いいかよく聞くんだ!今から私が言う通りに行動して欲しい!》

とその時、こそこそアッシュと話していたスーノ博士ですが、ここでチェイスのピンチを救うために助言を開始!
いざとなればこうやってチェイスと話す気はあったんですね、おおっぴらに仲間になれないのは何か理由があるのか?

《泉のモンスーノエナジーがSTORMやエクリプスの手に渡ることを、
 阻止しなければならない!》

「ああ、俺も同じ考えだ!」

《泉を守る方法はもはや1つしかない!泉を破壊するんだ!!》

ぶふー!?い、いきなりなんてことを!?「あの泉をなんとしても守り抜け!」って言うのかと思ったら
「今すぐ泉をブッ壊せ!」ですとぉ!?
またか!また破壊か!チェイス達はまたもや行く先々の何もかもをブッ壊してしまうのか!?



「せ、生命の泉をブッ壊せって言うのか!?」

《私を信じてくれチェイス、泉を作った人物はこうなることを想定していたんだ。
 あのクリスタルが発する振動音を分析した結果、
 あれは自爆メカニズムの振動音だということが分かった!
 共振周波数によって自爆装置が起動するようになっている!
 私がここで音を再現する、お前はこの電話を泉に運んでくれ!》

「ああ…分かった!」

《電話を泉に投げ込んだら、すぐに安全な場所へ避難するんだぞ!》

さらに泉の破壊方法を指示するスーノ博士ですが…サラリととんでもないことを言ってないですか!?
あの宙に浮いてるクリスタルって自爆装置だったのかよ!!ヴォンヴォン鳴ってるのは自爆の振動音だったの!?
そんな自爆用クリスタルを「ありがてぇありがてぇ」って言いながら戦争やめた伝説の五部族って一体…(えー

「はあ、はあ、はあ…親父、確かなんだろうな!(ブンッ!)」

ズゴゴゴゴゴゴ…!

「な…なんだ!?何をしたんだ貴様!!」

「え?なにって俺に聞かれてもねえ、てへ」

ボッグアアアアアアアアン!!



そして大爆発キター!!うわあああ!!自爆クリスタルを起動させたスーノ博士の作戦により、
こっぱみじんに吹き飛んだ生命の泉!というか爆発がすごすぎて天を貫くようなエネルギーが放出されて、
たまたま近くを飛んでたSTORMの航空母艦にぶち当たって
「ぎゃあああああ」と巻きぞえくって撃沈されちゃったのが哀れすぎますよ!こ、航空母艦ー!!
なんもしてねーのになんと哀れな!ほんとSTORMはチェイス達に関わると巻きぞえの被害が甚大すぎて涙目すぎるわ…

 

ピキイイイイイン

「…うっ!?ま、まさか…!尊い生命の泉が…泉が…消えた…!?」

そんな生命の泉の破壊については、遠く離れたマスターエイにもNT能力で伝わっていました。
伝説の生命の泉が吹っ飛んだとあって、「ちくしょう誰がこんな事を」めちゃめちゃ大ショックなマスターエイ。
ああしかし、その破壊をやらかしたのが悪党とかじゃなくてすいません主人公なんですよと知ってしまったら
マスターエイは一体どんな気持ちなのだろうか…(えー
そういえばマスターエイは、以前チェイスのことを「ビジョンを見ることのできる崇高な精神を持った者」とか言ってたけど
今じゃそれ取り消したくて仕方ないだろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ぐっ…!チェイス・スーノォォォッ!!何をしたんだ!
 五部族の谷を!破壊してしまうなんてェェッ!!」

「…STORMとエクリプスは泉を利用する気だった。誰の手にも入らない方がいい…」

ああ、そしてなんと、このチェイスの暴挙には普段温厚なノアも激しくブチ切れ!
「チェイス・スーノォォォッ!!」とか憎々しげに言い放つほどです、えらいことをしてしまった…ノアやマスターエイからしたら、
今すぐチェイスを八つ裂きにしたいくらい許されない行いだったようですが、果たして理解してもらえるのか…

「あああ…なんということだ…あれほど高純度のモンスーノエナジーが…
 この地球の偉大な宝がぁっ…」

そしてここにも、泉がなくなって大ショックを受けていたオッサンが1人。
クリプス博士…どうやら博士的にも相当な精神的ダメージだったようで、
「なんでこんなことに…」と年甲斐もなくメチャメチャ落ち込んでいました



「実は…完全に消え去ったわけではないのです(スッ)」

「ん…?お、おおおお!!いいぞ!軍隊を作るにはちょっと少ないが、
 始まりとしては悪くない!」

「ご主人様…」

「ハーグレイヴ…」

って、そうかと思えばあの戦いのドサクサに泉の一部を持ち帰っていたハーグレイヴ!
なんと…量としてはコップ一杯分くらいですが、世界最高純度のモンスーノエナジーというだけあって
クリプス博士もかなり気を持ち直したようです。そしてお互いじっと見つめ合う2人…
こ、これは…ホモ的な意味でクリプス博士からの熱烈なごほうびが…

「穴を掘れ。早く」

「ご主人様…はい…」

ああ…次はションベンだ…(えー
なんかこのタイミングで言われるとケツを掘れって言ってるように聞こえるな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ともかく、チュイーンチュイーンと瓦礫の山をドリルで掘り始めたハーグレイヴ。
このドリル、確か以前は紅茶混ぜるのに使ってましたけど
本来の用途はこうだよな…正しい使い方ができてよかったな…(えー  次回に続く!






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