■食戟のソーマ 第84話「隠された課題」




さて今週のソーマですが、なんと表紙&巻頭カラーをでかでかと飾るという破格の扱いとなっております
なんで今回こんな扱いよかったんでしょうかね?黒子のバスケとか今週最終回なのに、ソーマがこんな目立ってていいのだろうか
ともかく表紙についてはソーマ&準決勝進出キャラ3人、そしてカラーページについては
牛若丸vs弁慶のシーンになぞらえたソーマ&美作のイラストとなっていますね



うーむ、牛若ソーマのカラーリングからしてユニコーンガンダムを思い浮かべてしまうのは俺だけだろうか
さらに言うなら、五条大橋での弁慶との戦いというと修羅の刻を思い出すんだよな
なので跳び上がってるソーマの効果音が  ヴ ァ って感じに思えて仕方ないぜ
修羅の刻といえばとりあえずヴァは基本だからな…あとはキイイとかドオとかニィとかザとかゴオとか…結構いっぱいあるな…(えー
あ、いちおう解説をしておくと、「ヴァ」は素早く動いた時の音で、「キイイ」は蹴りが当たった時の音で、
「ドオ」は攻撃がクリーンヒットした時の音で、「ニィ」は笑った時の音で、
「ザ」は歩いた時の音で、「ゴオ」は超やばい威力のパンチキックを放った時の音
です(えー

《どうしても日程が合わなくて本当に残念ですよ》

《あの時は非公式の食戟でしたな、幸平創真の正式な食戟…現地で拝みたかったものだ》

《しかし遠月リゾートの総料理長が直々に審査員まで引き受けるなんてよ、堂島さんわりに暇なのか?》

《ふ…後輩の育成に関わることだ、駆り出されるのは仕方ない》

そして今回の本編ですが、なんと冒頭の場面は悟桐田さん、関守さん、四宮、堂島さんといった卒業生たちが
電話で話しているシーンで始まります。これって悟桐田さんと関森さん、四宮と堂島さんがそれぞれ話してるんですかね?
ソーマvs美作の食戟のことは卒業生の耳にも入っているらしく、どんな対決になるか興味しんしんといった様子ですが
とはいえ日程が合わなかったり用事があったりで、堂島さん以外の3人は駆けつけられないようです。みんな店を持ってる身だしなー

《水原やヒナコによろしく》

がしかし、四宮たちは来られないものの水原さんと乾さんは審査員として登場決定!
ぬおおおおおお!!水原さん登場とかマジかよ!前回堂島さんが出ると聞いて「水原さんも出してくんないかなー」とか
俺の言ってたことが現実に!おおお…疾駆先生のネームに心からの感謝を!ありがたやありがたや



それにしてもこの場面、四宮がマジ美形すぎてびびる
なんというきれいな四宮、あの合宿で心を清められたとはいえここまで漂白されてたのかよ
こうなるとこの漫画の中でも指折りの美形キャラだよな四宮も

「アリスを倒したのはまぐれだったようね。この料理は例えるなら…
 …いえ、これ以上君に言うことはありません。お帰りいただきましょう」

「そ、そんなぁ!薙切先輩ーっ!」

「ぼろくそに言われちまったなー」

「結果はただ蔑まれただけ…なんのヒントも助言もくれなかったじゃないですかー!」

「そーかな?薙切の言ってたこと、なんとなく引っかかるんだよな…」

そんな一方でソーマは、前回お嬢様にビーフシチューの味見を頼んだものの
結局は「美食の祭典にふさわしくない」「お題の意味を何も分かってない」「アリスにはまぐれで勝っただけ」と、
ただ罵倒されてロクなアドバイスももらえないまま、さっさと追い返されてしまいました
これじゃほとんどただの無駄足ですが、ソーマはそんなお嬢様の言葉に何かのヒントを感じたようで…?

ガラガラ

「ん…にくみ?どーしたこんな時間に」

「差し入れ。別にあんたに肩入れするわけじゃないよ、美作みたいな野郎が勝つのが
 納得いかないだけで…」

「サンキューなにくみぃ」

「だ…!だからあんたのためじゃねえって!と、とにかく!
 あんなヤツに負けて料理人やめるなんて許さねぇからな!分かったか幸平ぁ!」



って、この間ソーマに幻滅してケンカしたばかりの肉魅でしたが、
今回なんだかんだ言いつつもソーマが気になって差し入れを持ってくる結果に!
お前もうちょっと引っ張るかと思ったら早くも和解寸前じゃねーか!ちょろいな肉魅!(えー

それにしてもこの場面、立ち去っていく肉魅の地味なパンチラシーンがちょっと気になりますねぇ
前から思ってたんですが、この漫画ではパンチラを描く時すごく小さいコマで色気ない感じに描きますよね



たとえばこの合宿に行く寸前の恵ちゃんのシーンがそう。えらく小さいコマで地味にパンチラしていて
「あれ、これってパンチラなの?」とよく見なきゃ気づかないレベル。
こういった地味なパンチラをさせる意図について前から不思議に思っていたというか、
パンチラをさせたいのかさせたくないのか、一体どっちなんだろうといまいち意図が読めないんですよ

(C)高山としのり/集英社「

たとえば意図が分かりやすいのがiショウジョ。
これはもういかにも「ここがお色気シーンですよ!」と言わんばかりの大ゴマで、明らかに目立つようにパンチラを描いてて
さらに言うと作者は開脚しつつ足の裏を見せるようなポーズを描くのが好きなんだろうなーと、
そういう意図がバリバリに伝わってくるわけですよ

ソーマにおけるパンチラというのはこれのまったく逆というか、
小さいコマで目立たないようにお色気を感じないような地味なパンチラを描いてますよね
そしてパンチラする回数自体も少ない。iショウジョではほぼ毎回のようにパンチラしてますが
ソーマではこれまで84話やってせいぜい5〜6回といったところです

そう考えてみると、なるべくパンチラを使いたくない、パンチラに頼りたくないという
意志みたいなものを感じますよね。アニメでも水島努監督なんかは、パンチラを使わないことにこだわりがあることで有名ですが
ソーマでもそれに近いポリシーみたいなものがあるのかもしれません
例えば担当に言われて仕方なくパンチラ描いてるけど、本当は描きたくないとかそういう理由が。



ただ裸については大ゴマでバンバン描いてるよね…(えー
どういうことなんだ…裸は描く気満々だけど、パンチラは描くのが抵抗あるとかそういうことってあるのか!?
まだ完全に作者側の意図を理解できたわけじゃないよなーやっぱり



そんなパンチラ談義をしているうちにビーフシチューの構想は固まったようです。
あと恵ちゃん可愛かった
(えー

あと早津田もあっさり部屋から追い出されて、最終的にソーマ1人で構想を練ってましたね
やはり早津田は、「お嬢様に味見をさせる」という話の流れを作るためのキャラで、
その役目を終えたからお役御免となったのだろうか

「兄ちゃん…さっき、幸平くんが来たよ」

「!」

「伝言を頼まれた…”俺の試合を見てろ”って」

そしてラストシーンでは、ソーマが美作との試合に向かう一方で抜け殻みたいになっているタクミの場面で締めとなっております



うーむ、ここ数話の流れから言って、タクミはもう「再起するの確定だよなー」ってイメージがありましたが
この様子を見る限りじゃ、まだまだ敗戦のショックから立ち直れていないんですな…ただ、それがソーマの戦いぶりを見ることで
再起への道が開けるって展開になりそうですけども。次回に続く!


■食戟のソーマ 第85話「一口目の秘密」




さて前回、堂島さんと一緒にソーマvs美作戦の審査員をやると明かされていた水原さん&乾さん
今回いよいよ登場しますが、2人とも学生時代は第二席だったことがここで発覚!
おおマジか、水原さんの世代は一席が四宮だから、2人でワンツーフィニッシュだったわけですね

ひとつ下の乾さんも第二席か…この時の一席は誰だったんだろう
まさか梧桐田さんじゃないよな…あの人一席ってガラじゃないし…(えー

さらには今回初登場となる角崎タキ、木久知園果という新キャラ2人が登場。この2人も第二席…
それとソーマ達とずいぶん世代が近い人達ですね、ソーマ達が92期の生徒なので
園果は去年卒業したばかりの19歳、タキは2年前に卒業したばかりの20歳なことが分かります。
ほんと先輩に毛が生えたような人達というか、ずいぶん若いのを呼んできたもんだなー



そして園果先輩はマジすごいおっぱいの持ち主なようです
さっきの5人並んだ絵とか見てても超でかかったしな…もしかしてこの漫画で一番の巨乳キャラなんでは
それとタキ先輩と園果先輩を見てるとなんかブリーチを思い出すのは俺だけでしょうか
タキ先輩みたいなきつい性格のツリ目女とかブリーチによく出てくるし、
あと園果先輩は巨乳でいじられ役ということで織姫を思い出しました
ここで急に久保帯人系ヒロインを2人出してきたのは何か理由が…(えー

「そんでハチマキの方は下町の定食屋ぁ?しかも学園に編入してまだ半年、
 駄目だな。園果もそう思うだろ?洋食のプロとして…」

「え…ええ、難しいかなって思います…
 このお題に見合うシチューと、定食屋のそれとはまるで違いますから」

(定食屋の味…これは口に入れて三口目で美味しいと思わせる味付けが
 ベストと言われているわ。毎日通っても飽きさせないための、
 三口目で染み渡るやさしい味…逆に高級レストランの味付けは、
 一口目で美味いと感じさせる印象的で強烈な味が必要になる!
 お題は洋食メインの一品…まさしく主役たりうる強い品が求められている…
 なのに君のビーフシチューは優しすぎた!そのうえ君は白味噌の優しい風味を
 残そうと考えていたわね。それではお題の意図から遠ざかるばかり…
 くすっ…君が乗り込んできてから今日まで、楽しみで仕方ありませんでした。
 無様に敗北する様を、しかと見せていただくわ)

って、「洋食のメイン一品」というお題に対し、ソーマはまったく勝ち目がないと語るタキ先輩&園果先輩!
さらにお嬢様の解説により、この間「このお題の意図を何も分かっていないのね」とソーマに語った意味も明らかになります
ソーマがビーフシチューの改良に取り組んでいた途中、ずっとこだわっていたのは「やさしい風味を残したい」という考えですが
その考え自体がまったくお題に合っていなかったということのようで…
お題で求められていたのは強烈でインパクトのある味付けであり、じんわり染み渡るようなやさしい風味ではないのだと…

ふむ…まさかお嬢様がちゃんとそこまで考えてものを言っていたなんて…(えー
てっきりまた「庶民の料理ってサイテーね!」って偏見だけでダメ出ししたもんだとばかり思ってましたが
ちゃんと理論的な思考もするんですねお嬢様…これはびっくりですよ

ジュウジュウジュウウウウ

「…?幸平の調理してる肉…牛テール…?」

「テール?牛の尻尾の肉か、どういうことだ?ビーフシチューならバラ肉の方が一般的だよなぁ…」

「ふふ…どうやら幸平は、ヤツなりの回答を見つけたようだぞ」

「あっ…!」

(分かったわ…!君の発想…狙い…!テールは牛肉の中でも、
 最もゼラチン質が多い部位!ゼラチン質によるとろみ…!
 それがデミグラスソースや出汁とも絡み合ってコクを作り出し、
 白味噌の風味を壊すことなくコクだけを深められる!
 これは…!緋沙子が…!緋沙子がスッポンバーガーでやった方法だわ!)

(求められてるのは、何杯でも食えそうな優しい味じゃない…
 にくみの差し入れがヒントになってくれた!
 この肉ならメインを張れる強いシチューが出来る!
 お題を理解してないってセリフ…返上するぜ薙切!!)



ところが、自分のビーフシチューがお題に反していたことにすでに気づいており、それを改善する工夫を凝らしていたソーマ!
お嬢様にダメ出しされたこと、肉魅がさまざまな肉を差し入れしてくれたことが、考えを改めるきっかけになったようです
ちなみに乾さんがこの場面、「いやータキさん予想大外れですなー(笑)」という顔をしているのは
この2人めっちゃ仲悪いからです。乾さんの方が8歳も年上なのに「見てんじゃねーぞ乾コラァ!」とかタキさん暴言吐いてるし。
ちなみに水原さんには敬語なので、誰にでも噛み付くわけではないようですが。乾さんとはよっぽどそりが合わないんでしょうなー

「テール肉はスパイスで香り付けしてたな、使ったのは何の香辛料だ!?」

(俺が辿り着いたのは…甘く濃厚な風味を持つクローブと、
 臭み取りも兼ねたブラックペッパー!)

「そうか!クローブならシチューのまろやかさをより強調してくれる!
 肉に直接もみ込むのを、塩とブラックペッパーだけにしたのも理にかなってる!
 クローブまでまぶしちまうと余分な風味がつきすぎるからな!」

「今度は野菜を細かく刻んでいくぞ!あれも鍋にぶち込むのか!?」

(あの組み合わせはマティニョン…!
 考えたわね…あれなら風味を損ねずにコクを深められる!
 このシチューきっと…一週間前とは比べ物にならない美味しさになる…!)

さらに以前のシチューとは違う新たな工夫をいくつも用意していたソーマ!
クローブとかマティニョンとか言ってること自体はよく分かりませんが
ともかく以前より比べ物にならないほど美味くなっていると、お嬢様のお墨付きが出ております
ここまでアレンジを重ねてきたなら、美作とはだいぶ差がついているんじゃないでしょうか…って

「けふっ…くふふふっ…」

ぞわっ



「あ…あぁ!?美作が焼いている肉…!美作も…テール肉を!!」

(クローブとブラックペッパー…!マティニョン用の野菜の下ごしらえ!)

「お…同じだ…!幸平の調理手順を…完璧に辿っていく!」

な…なんですとー!?
なんとその時、これだけの工夫を重ねたソーマの料理を完璧にトレースしてきた美作!
お、おいおい、ここまでソーマが散々悩んで、お嬢様や肉魅のアシストでやっと思いついたアレンジの数々を
いとも簡単に思いついていたのか美作!?お前のアレンジ力はなんなんだ!?
美作の能力はこれほどまでに高かったのか…と思いましたが

「お前がこの一週間で何を買ったか…誰と会ったか…どんなことを試したか…
 俺はぜぇーんぶ知ってる…」

っておいいい!推理して当てたんじゃなくてストーキングして手の内を全部覗いただけかい!
てめえこらー!!わざわざ事前にビーフシチューのこと教えて「ここから俺とお前のアレンジ勝負だ」って
スタートラインを引いたというのに、そのライン無視して真似てくるとか空気読めよ!!(えー
同じとこからスタートする気ゼロかお前!まったくこいつは…まあ美作は相手をコケにして勝つことが全てなんで
同じラインから正々堂々とスタートするわけがなかったか…

「さァ…ここから追い抜くぞ…!」

「な…!?何だあの肉はー!?」



そしてタクミの時と同様、まったく同じトレースの調理からここぞという箇所でアレンジを加え始める美作!
なんだかとんでもない巨大肉を取り出しましたね、ハンマー投げでもやり始めそうな絵ヅラだな(えー
ともかく美作のペースに持ち込まれてしまったソーマですが、ここから逆転の策はあるのか?次回に続く!
 

■食戟のソーマ 第86話「ガルニチュール」




さて今週のソーマですが、扉ページではなんと無防備な姿で少女漫画を読みふけるえりなお嬢様の姿が!
う、うおおおお!これはまたインパクトあるイラストですな…ただ漫画を読んでるだけの場面なのに
これほどの色気を表現するとは恐れ入るぜtosh先生、最近はえりなお嬢様が可愛い姿を何度か見せてるので
お嬢様再評価の流れが俺の中に生まれてきたな…

「燻製独特のスモーキーな匂い!ベーコンだー!!」

「でもお肉はテールなんでしょ?幸平のをトレースしたんだから…
 あのベーコンは何のために?」

(ビーフシチューにベーコンといえば答えは一つ…
 付け合わせ”ガルニチュール”に使うつもりなのよ!
 特に幸平くんのレシピは、付け合わせ無しでは
 ソースと肉だけの地味な皿になってしまう…ガルニチュールは不可欠!)

そして前回ラストで、謎の巨大肉を取り出した美作ですが、その正体とはベーコンでした
どうやらシチューの添え物として使うみたいですが、その割にはやけにバカでけぇベーコンだったな…
何十人分あるんだってくらいのでかさ。その辺のスーパーで安売りしてるような薄いベーコンしか知らない俺としては
あんなでかいベーコンをどう食べるのかまったく想像できないな…

「にしてもたまんねぇ匂いだ…スモーキーなのにまろやか…
 一体どんなスモークチップを使ったんだ!?」

「俺が使ったのは…メスキートだ」

「…メスキート…?知ってる?」

「日本ではほとんど広まってない燻煙材だ…
 鋭い香りを持つため、クセのある肉に使われ黄金色に輝くような色つきになる…」

「それだけじゃねえ、塩漬けの段階で秘密兵器・黒糖を使った!
 塩漬け液に黒糖とセージ、ナツメグ、ローリエ等のスパイスを入れ
 一週間漬け込んだ…これで旨味は格段に引き立つ!」

「どうなってんの!?美作のやつ燻製にも詳しかったわけ!?
 伊武崎並みの知識と技術じゃん!」

「…野郎」



そんな美作のベーコンですが、日本ではほとんど知られていないというスモークチップを使ったり
さらには燻製の旨味を引き出すような工夫も凝らしており、伊武崎並みと言われるほどの完成度を誇っていたという…
そんな美作に対して明らかに不快そうな様子の伊武崎。これは燻製のスペシャリストとして、
簡単に美作が燻製を使いこなしているのが気に入らないのか、それとも伊武崎は
美作との食戟に負けて燻製の技術をコピーされたという苦い経験でもあるんでしょうかね?

そう思う理由としては、予選で伊武崎が美作に負けた時に他のメンバーより落ち込み方が尋常じゃなかったので
前にも美作に負けたからそれほど落ち込んだのかなーとか、その後タクミの試合を見ていた時も、
極星メンバーが誰一人として美作を詳しく知らない中で
伊武崎だけ美作にめちゃくちゃ詳しくて長々と解説したりしていたので
そういうのも美作との因縁があったからなのかなーと思いました

うーんどうだろう、ちょっとこじつけすぎだろうか。
まあただ単に、美作を見ていたら予選で負けた時のこと思い出してイライラしたとか
もしくは美作のクズさは因縁がなくても十分わかるので、そんな奴が燻製を使いこなしてるのを見るとむかつくとか
そういうことかもしれませんけどね。

「おっ、早津田みつるじゃねえか」

「!?」

「これからはパスワードはもっと凝った方がいいぜ?さすがに誕生日は安易すぎる」

って、そうこうしているうちに今度は早津田に話しかけ始めた美作。おいおい今度は早津田かよ!
なんだか意外な人物に焦点が当たるなあ。それにしてもパスワードとか誕生日とか何の話をしてるのやら…
早津田も突然のことに面食らっていますが、美作がここで言いたかったこととは…



ドッギャーーン!!
なんと早津田の部屋に侵入してパソコンを盗み見ていた美作!相変わらずだなこの犯罪者め!
そう、ソーマのビーフシチューの情報が美作に筒抜けすぎると思ったら、早津田がパソコンにまとめていた情報が
全部美作にダダ漏れだったという…うーん早津田…お前ってやつは本当に役に立たないな…(えー

「ずいぶん楽に仕事ができたぜ、お前のおかげだ」

(…幸平先輩が試作にかけた日々…
 創意工夫に費やした時間をかすめ取られた…僕のせいで…!)



ソーマの努力を一番間近で見ていただけに、この結果には悔しさのあまり涙が止まらない早津田。
役に立たない奴ではあるけど、この泣き顔を見ているとさすがに責める気にはならないな…
そんな一方でソーマの料理に注目が移りますが…

「幸平くんは…特に変わった付け合わせはなさそうですね」

「キシシ…ビーフシチューにおいてガルニチュールは極めて重要なのによ。
 幸平創真は、あのシチューに絶対に勝てない」

「角崎タキ先輩でしたっけ?」

「あぁ?」

「俺のこと色々言ってたみたいっすけど…
 文句はぜーんぶ、料理を出してから聞きますよ」

って、これといった付け合わせを用意してないソーマのことを「あいつ負け確定だわー」とあざ笑うタキ先輩でしたが
「料理の出来る前からガタガタぬかすな」と黙らせるソーマ。まだまだソーマは諦めていないようですが、
美作のアレンジを上回るだけの秘策を用意しているのか…って



急にペース上げ始めた!
おお、まるでいつぞやのライブクッキングの時のように、いきなり超高速での料理を始めたソーマ!
それほどまでの速さを活かして一体なにをしようと言うのか…?

「次から次へと色んな肉の部位が!?」

「なんだ…?何をする気だ!?」

「審査員の方々…これから皆さんを、牛肉の遊園地にお連れしやしょー」

そんなソーマの秘策とは牛肉の遊園地作戦。何を考えてるのかよく分かりませんが
遊園地って言うぐらい大量の肉を使って何かする気のようですね
これがついに美作を倒す決め手となるのか?次回に続く!
 


■食戟のソーマ 第87話「秘策」


「この肉はぜーんぶ、今朝選んで買ってきたんだ」

「え…!?どういうことどういうこと!?つまり今からやるのは…完全なアドリブ!?」

さて前回、大量の肉を取り出して超高速で調理し、「肉の遊園地を見せる」などと言い出したソーマでしたが…
なんとその肉は今朝になって買ってきたものばかり、そして調理法は今この瞬間に考えながら調理するという
その場のひらめきに任せた料理を作る気のようです。てっきり肉魅の用意した肉を使うのかと思いましたが、
まさか自分の買ってきた肉とは…これも美作の裏をかくための作戦なのか

(牛タン!数分茹でて、外側が固くなってから皮剥き!
 焼き色をつけるのは、まろやかさのバターと爽やかな風味のオリーブオイル!
 牛ヒレ肉!こいつの煮込みは鍋ごとオーブンで!温度は180℃、1時間強!)

(速い…!)

「マ、マジでアドリブなのこれって!?そんなことしてちゃんと味がまとまるのかよ!」

「幸平…なるほど、やっぱりお前はそっちのタイプだったか」

「そっちのって…?」

「俺の手の内を知ってる奴がどういう手を取るか…
 パターン1・ブラフを張ってからのだまし討ち。
 事前に出す品目を宣言し、本番でまったく違うものを出し撹乱する…
 そして腕に自信を持ってる奴ほど走りがちなのが、パターン2・即興料理!
 何を作るか全くの白紙で戦いに臨む方法だ、
 まァ幸平ならそれなりの品にはなるだろうな」

「そ、そうだよ!試合開始まで内容を白紙にすることで、
 美作の裏をかけたんだ!まだ勝負は分からない!」

「お前のことはなんでも知ってる…今朝アルディーニのマンションへ寄ったことも、
 その後たっぷり肉を仕入れたことも…」

「…!」

ってああ、美作の裏をかくために即興で料理するこの作戦でしたが、
「やっぱりその手で来るんだふーん」と完全に読まれている有り様!
美作はこの手の戦いに慣れており、今朝ソーマが買った肉についてもすべてチェック済みのようです
そこまで読まれているということは、美作も同じように肉の遊園地作戦をやる気なのか…?
と思いきや、美作は料理をさっさと仕上げると審査員のところに出してしまいました。あ、あれ?

 
 

そしてわざわざソーマのモノマネをしながら料理を差し出す美作。
これには肉魅やソーマもカチンときております。料理をパクられるのは気にしないソーマでしたが、
決めゼリフをパクられるのは嫌だったようですね(えー

うーんそれにしても、料理を前にした園果先輩のおっぱいマジでかい。
肉魅もこの漫画の中じゃ1、2を争うほどの巨乳キャラですが、園果先輩はさらにそれを上回ってる感じですね



さらにそんな胸を強調する実食シーンが!
なんてでかい胸なんだ…さすがにこれには目を奪われてしまうぜ
そういえば乾さんもかなりの巨乳キャラでしたが、今回の実食ではすっかり園果先輩にお株を奪われてますね
とんでもない爆乳キャラを出してきたもんだぜ…

「舌がとろけてなくなっちゃいそう…!なんてまろやかさなの〜!!」

「そのくせメスキートの香りはビシビシと強烈!涙が出そうなほど鋭い…!
 とんでもない美味しさだ!」

「…」

「お前の思考は全て読んでた…だからこその特製ベーコンだ!
 熟成・塩漬けに5日間、丸1日かけて乾燥させ、5時間もの間燻し続ける!
 それだけの手間をかけてこそ、この美味さは実現する!」

「確かに…時間と手間、その重さ!
 即興料理とは対極とも言える強みがこの一皿にはある!」

そしてここで、ソーマの手の内を知っていながらあえて遊園地作戦は真似しなかった美作の意図が明らかに。
この場だけで考えた付け焼き刃のような料理よりも、じっくり時間と手間をかけて美味さを高めてきた料理の方が遥かに上だと
判断してのことのようです。その美味さは堂島さんも認めるほどのようで…

「これはまるで…!リング上で火花を散らす、肉同士の熱いぶつかり合い!」



そんな美作の料理を食べているうちに、牛男&豚男を相手にプロレスしている姿
想像してしまう園果先輩!そしてここでも強調される園果先輩のでっかい胸、なんだかまるで
ジャンプ+で乳首を晒したiショウジョに対抗しているかのようです(えー
「そっちが乳首で来るならこっちはでかさとシチュエーションで勝負だぜ!」みたいな。まあ絶対関係ないだろうけどな!

「この牛と豚が織り成す、超ド級の美味しさ…!」

「いくぞ!とどめだぁーっ!」

「だめっ…!受け止めきれない!」

ああそして、イメージでのプロレス対決の中で園果マンにクロス・ボンバーを仕掛ける豚肉マン!
キン肉マンでおなじみの顔の皮を剥ぐ鬼畜なラリアット!園果マンの美人顔が生皮ベリベリ剥がされてしまうのか!?
マグネットパワー+!マグネットパワー−!クロス・ボンバーッ!!



こ…こいつは園果マンじゃない!!(えー
咄嗟に園果マンをかばって自分がクロスボンバーを食らう堂島マン!
直撃の瞬間に仲間がかばって代わりに食らう、これもまたクロスボンバーのお約束です
果たしてこのネタは狙ってやっているんだろうか

「浅はかだなァ幸平!その場のインスピレーションに任せて料理を組み立てる…
 それは要は熟慮の放棄!思考停止に他ならない!
 料理ってもんは微に入り細を穿ち、準備し抜いた方が勝つんだよ!
 お前が今からいくら小細工を重ねようと無駄!無駄なんだ!」

「…」

「ま、しっかり記憶に刻むといい…
 お前の人生で、客相手に出す最後の一皿を」

そして今度はソーマが料理を出す番になりますが、もはや小細工と付け焼き刃の料理しか出てこないと確信している美作は
「思考停止の料理作ってんじゃねーよバーカバーカ」と言いたい放題です。
それと客相手に出す最後の一皿…そういえばソーマって、この対決に料理人人生を賭けてるんでしたっけ
今はそれほど追い詰められた状況ということか…

「寂しいこと言うなよな美作ぁ…俺だってこの一週間、
 お前のことをずうっと考えていたんだぜ?」

「何…?(ぞわっ)」

(汗…!?何を恐れてる…!奴が何をやろうと想定内のはずだ、なのに…
 何を…恐れてる…)

と、この危機的状況で飛び出したのは、あまりにも意外なソーマのホモ発言!(えー
「お前のことばっかり考えてたよ…」というホモな告白を聞いた途端、ぞわっと冷や汗が吹き出す美作、おいおい美作のやつ
さんざん他人にホモストーカーしてきたのに、自分がホモの標的にされるのは耐えられないのか…(えー

そんな美作がケツの危機を恐れる中でついに料理を差し出すソーマ!目の前に迫り来るホモの力の前に
おびえろ!すくめ!モビルスーツの性能を生かせぬまま死んでゆけ!(えー  次回に続く!
 


■食戟のソーマ 第88話「夢の国」




「さぁおあがりよ…ゆきひら流ビーフシチュー、秋の選抜スペシャルだ!」

「な、何だぁー!?色んな肉の部位がゴロゴロと!まるで焼肉みたいじゃないか!」

(てんでバラバラの素材をゴチャゴチャと…ずいぶん雑な悪あがきだな)

「ふざけてんじゃねぇだろうな…!こんなビーフシチュー見たこと…!」

「なに言ってんすか、ちゃんとビーフシチューっすよ。
 これ全部付け合わせ(ガルニチュール)ですから」

さて前回、「肉の遊園地」と称するビーフシチューをついに完成させたソーマでしたが…
しかしハタから見たらその料理は、てんでバラバラの肉をゴチャゴチャに入れているという
なんとも珍妙な見た目となっていました。タキ先輩なんかは「ふざけてんのかテメー」と見ただけでイライラしてますが
ソーマは「この全部が付け合わせだから」と自信満々な様子で…うーんしかし、俺的にそろそろ
付け合わせと普通の具の違いがわけ分かんなくなってきたんだが…(えー
付け合わせと普通の具の境界って何?シチューとは別に調理をして後から入れるものが付け合わせってこと?分からん…

「ふわぁ、炭火の香ばしい匂いが…」

「これは…牛タンとヒレですか。煮込み具合はバッチリみたいですが…」

(だが俺の付け合わせには届きはしない!燻煙材・メスキートの魅惑の香りで
 育てた特製ベーコン!慎重に積み上げたその味にはな!)

「では…実食だ」

「(もぐもぐ)」

 

ゴオオオオオオ!!

「な…何ぃぃーー!?うまーーーっ!!」

「!?」

って、余裕ヅラで見守っていた美作でしたが、その表情が一変するほどの絶叫で美味いと叫びまくるタキ先輩!
まるでジェットコースターのようなめまぐるしい美味さに驚愕する審査員一同、それにしても堂島さんは
どんだけ無垢な笑顔ではしゃいでるんですか!まるで純真な子供だよ!
あと乾さんのバンザイした腕のせいで水原さんの顔が見えないという悲劇、か…隠すなーー!!
うーむしかし、仮に顔が隠れていなくても水原さんの目の描き方がちょっと…もう少し可愛く描いてほしいなー
今の目の描き方だとなんだか鬼太郎を思い出しちゃって…(えー

「噛むとホロリとほどけるトロトロの頬肉!歯応えのある牛タンとハチノス、
 次々と旨味が展開する!まるで絶叫マシーンのように!」

「特に…炭火で焼かれたこのハラミが凄い!シチューと絡めても
 素晴らしいアクセントに…!一見無茶苦茶なように見えて
 緻密に組み上げられたアトラクション!完璧に成立している!」

(なんだと…!?馬鹿な…!インスピレーション任せの即興料理で、
 どうしてそこまでの完成度に!?どうなってやがる…!)

「幸平てめぇ…!思いつきに任せた即興料理に逃げたんじゃなかったのか!?
 頭を空っぽにして!思考停止して!」

「即興なんて一言も言ってねーよ、俺は組み立て続けてたんだ、
 試合開始の直前まで…いや、調理が始まってからもずうっとね」

次々と審査員たちの口から飛び出す絶賛の言葉、まるで予想だにしなかった展開に美作は動揺を隠せません
「即興に逃げたんだろ!?」とソーマに食ってかかりますが、「即興なんて一言も言ってねーよ」と否定されてしまいます
いやちょっと、マジですかソーマ!?即興なんて一言も言ってない!?即興なんて一言も言ってない!?(えー
本当か!?本当に言ってないのか!?そこ物凄い重要なポイントだと思うんだけども!
なぜなら前回、肉の調理をやり始めた瞬間のソーマを見返してみると

即興!!

めっちゃ即興って言ってるじゃないですかー!!
言ってるじゃないですかーーー!!こんだけでかい字で言ってるじゃないですかーーーー!!
これ一体どういうこと!?説明してよソーマ!それともあれなのか、これは心の中で思ってるだけだから
「実際に声には出してないからセーフ」とかそういうことなのか!?(えー
もしくはこれってソーマの心の声じゃなくて、他の誰かが心の声を被せてるのかなー
誰だよこの紛らわしいタイミングで「即興!!」とか考えた奴は!(えー

「今まで歩いてきた道のり…試してきた途方もない味の組み合わせ…
 その引き出しを総動員して構築し続けた!頭ん中で!」

(思考を止めずにいたのは、幸平の方だったようだな…
 自分の料理を探り続けてきたおびただしい足跡、
 それこそ料理人の分厚さに他ならない!)

ともかくこれほどの料理を作ることができたのは、これまで積み上げてきた数多くの経験と
調理の最中にも考え続ける気持ち
があったからだと語るソーマ。
これまでの経験…調理の最中にも考える…うーん、この話を聞いていて正直モヤッとするのは
その2つの要素っていうのはタクミにもあったんじゃないかなって思うんですよね

「アルディーニの厨房で培ったものを信じろ」と、これまで積み上げてきた数多くの経験があり
「この勝負の中で、今までのレシピを超える」と、調理の最中に考え続ける気持ちもあり
この2つを武器にして戦ったわけですが、それが美作には通用せずに負けてしまったので
同じ武器で戦ったソーマが美作を圧倒するっていうのは、正直どうなんだろうって気持ちがあります

ソーマとタクミに違いがあるとすれば、やっぱり美作のコピー能力を知ってたか知らなかったかっていう点ですかね
ソーマはそれを知っていたから、大量の肉を買い込んでアドリブで勝負できたけど
タクミはそれを知らなかったから、「アドリブしようにも食材が何もない」という状態でどうしようもなかったと…
つまりタクミもいっぱい買い物してれば美作に勝っていた可能性が…(えー

いや、でも割とマジでそういうことかもしれないですよね。ひとつきっかけがあればタクミが勝てる勝負だったという。
ソーマ的に「タクミは美作に負けてない」って主張してるわけだし、あんなハメられたような状況でなければ
勝利していたのはタクミの方だったと示すために、こういった流れに持ってきたのかもしれません

(そして築き上げたのは…牛肉のめくるめく美味さが彩る楽園!
 いつまでも浸っていたくなる夢の国…ゆきひーランド!)



ど、堂島さーん!!なんじゃこりゃー!!ソーマの料理でジェットコースターだけでなく
ディズニーランドにいるような気分になった審査員5人、女子高生の格好をしてハシャいでますが
堂島さんが一番ノリノリじゃねーかよ!!なんなんだこの人は!マジカルキャベツの時といい
何でもこなすな堂島さん…歴代最強の遠月卒業生なのに、どんな汚れ役でも全力でこなすとはまったく凄い人だぜ…

さらにそんなゆきひーランドで、ゆきひランタン、ゆきひーラットといったダジャレグッズの数々を目にする一同。
久々にダジャレ爆発展開きたな…一気に3つもかましてきやがった!
ここ最近はダジャレもご無沙汰だったから、疾駆先生も欲求不満が募ってたんじゃないでしょうか(えー

そしてゆきひーランドを心ゆくまで堪能した5人、夢のような時間を過ごした結果



メロスとセリヌンティウスゎ…ズッ友だょ…!!(えー
これってあれかよ、走れメロスをギャル語で書いたネタのパロディなのか!?
まさかこんなネタを使ってくるとは…それにしてもタキ先輩が可愛すぎてやばいなぁ

美作の料理を食べた時は園果先輩が目立ってましたが、
今回のこの対決ではタキ先輩と園果先輩にスポットを当てることも目的としているんですかね
それはいいんだけど水原さんが目立ってないじゃないですかー!!やだー!!
タキ先輩と園果先輩の陰に隠れてしまって、めっちゃ割を食ってますよ水原さん!
ゆきひーランドにいる時の顔が、ずっとさっきの鬼太郎みたいな顔になってるし…ち、ちくしょおおお



まあ、食べ終わった時の姿は可愛かったから、これで満足するべきかな?出番があっただけでもありがたいことだし

《全員一致!幸平創真、決勝進出!》

「御粗末!!」

そして審査員5人全員がソーマを支持し、完全敗北を喫した美作!意外と負ける時はあっさりだったなぁ
まああっさりに感じたのは、さっきも書いたようにきっかけひとつでタクミも勝てる相手だったというのを
描写するためだと俺は思ってますが、果たしてどうでしょうか。次回に続く!
 


■食戟のソーマ 第89話「朝はまた来る」


「勝ったぁーっ!!美作昴を撃破!幸平創真が決勝だぁーーっ!!」

「う…嘘だ…俺のトレースをかいくぐれるものか…!
 美作昴の料理が負けるわけが…!」

「納得いかねーなら、お前も味わってみりゃいいさ(スッ)」

「…これが…ゆきひーランド…」



美作お前もその格好か!!
ああ、前回ソーマに敗北した美作でしたが、今回は往生際悪く負けを認められずに
ソーマの料理でゆきひーランドの快楽を味わっていました。
というか前回の堂島さんといい、マッチョに女装させる趣味に目覚めたのか附田先生!?(えー

ゴゴゴゴゴゴゴ

「な、なんだあのでっかいコンテナは…」

「ただ今の食戟をもって美作昴の…これらの道具に対する所有権は消滅した!
 幸平創真が勝った暁には、道具はすべて持ち主に返すとのことだ!」

そんな中、ソーマが勝利したことにより、巨大コンテナに載せられてやってきた美作の包丁コレクション!
この100本のコレクションは、今この場で持ち主の生徒たちへ返されるようで、
多くの生徒たちが歓喜しながら次々に包丁を受け取っていきます



その中にはこんなかわい子ちゃんの姿も。
おお、名前もない女の子キャラですけども、えらい可愛らしいですな。目に涙を浮かべながらソーマに感謝してもし切れないといった
様子ですが、なあにお礼に関してはそのエロイ体で返してもらえれば…(えー

「どうした取りにこねーの?残り1本…お前のだぜ、タクミ」

「それは今キミのものなんだ…受け取れるものか…!
 メッザルーナは必ず取り返す…食戟でキミに勝利してだ!
 それまで…預かっておいてくれ…!」

って、ほとんどの包丁が持ち主の手元に戻った中で、ただ1人だけ包丁を取りに来ていなかったタクミ。
ソーマから一方的に恩を受けることは我慢ならないようで、自分がソーマに勝つまでメッザルーナは預けると言い出してしまいます
むう…そうなるとタクミは、いつか必ずソーマに勝たなきゃならないわけですけど
この先そんなビッグイベントがどこかに待ち受けているんでしょうか?

「美作昴…オレは貴様に負けた…完敗だ…だが次は負けない!!」



「キミが一歩先を行くならオレは二歩!いいや十歩でも百歩でも進んでやるさ!
 受けた屈辱は返す!このままでは終わらせないぞ、いいな美作!!」

「…(ぽかーん)」

「な?料理でプロ目指そうって人間は、どうしようもねー負けず嫌いの集まりなんだよ」

さらに美作に負けたことについても、闘志をムキ出しにしてリベンジを誓うタクミ!
試合前まではまだまだショックを引きずってましたが、今回のソーマの姿を見て感化されたんでしょうか
ひとまずこれでタクミは完全に立ち直ったと見ていいようですが…

「いいか美作、一回こっきりの勝負だけで、相手の誇りを根こそぎ奪おうなんて
 二度と考えんな。積み上げてきた自信も自負も、全部吹き飛ぶような失敗をしても
 もう立ち上がれないくらいのみじめな思いをしても、
 明日も絶対に店は開けなきゃならねー…それが料理人なんだよ」

さらに、そんなタクミ再起の理由についてソーマからの説明が。
プロの料理人たるもの、心を完全にヘシ折られるショックなことがあっても
必ず立ち直って店を開けなければならない
ということのようで…
「タクミはこんなことで潰れたりしない」とソーマが確信していたのも、プロの現場を知る者としてタクミのことを認めていたからか

「お前もそうじゃねーの?美作よう」

(…俺は間違っていた…そんな俺に、料理を続けろと言ってくれるのか…
 固くこわばった俺の心が…解きほぐれてく…)



服まで解きほどいてどーする!!(えー
ああ、体に染みついていたドス黒い気持ちを洗い流された美作ですが、その結果
こんな全裸マッチョなサービスシーンを晒すという誰得な展開が!
とはいえ呆れ顔な水原さんが可愛いな…(えー
水原さんのこの顔、前回は鬼太郎みたいで可愛くないと書きましたが、今回はいい感じの表情に描けてる気がするなー

「よう薙切、なんとかここまで来れたわー。
 一年生のてっぺん…お前と戦える場所まで、あとひとつだ」



そんな美作との戦いを終えて、会場を後にしようとするソーマでしたが…
しかしその途中、えりなお嬢様の姿を見つけると「あとひとつでお前と戦えるぜ」と挑戦状を!
おおこれは…この選抜、1年生の中で最強を決めるイベントだと以前から言われていましたが、
ソーマにとって1年生で最強になることは、えりなお嬢様と同じ土俵に立つことだと思っていたんですね
ソーマってお嬢様と話す時はいつも脱力してるから、そんな風にライバル意識を持っていたとは意外だったなー

・美作がお坊ちゃんなのは、遠月が金持ち多いことを考えると不思議ではないですね、
 お茶お菓子などのもてなしや、綺麗な刺繍もお坊ちゃんの頃のなごりでしょうかw
 決着については納得のいくもので、創真の台詞も格好良かったです! by なな

・今週のソーマですが、美作も根っからの悪いやつではなかったってことですね。
 あそこまでゲスかったら逆にゲスイまま貫いてほしかった気もしますが。。。
 お父さんからきついことを言われてああなっちゃったってことですが、
 お父さん(とか周りの人)に認めてもらいたいっていう気持ちだったら、
 たとえばイサミとかアリスお嬢にもあったわけですよね。他にもそういう人はたくさんいると思います。
 そういう気持ちを持った後、認めてもらうためその二人みたいに頑張ったか、勝ちにこだわってああなったか・・・。
 何が違ったんでしょう。 by なすらむ(中学生)

それと今回、美作が実はいいとこのお坊ちゃんだったということが判明したわけですが、
結構そこに関するコメントが来ててちょっと驚きました。
俺はこの辺は書かなくていっかーと思ってスルーしちゃったので…(えー

特になすらむさんのコメントでは、境遇の似ているイサミと比べてなぜ美作が歪んでいったか気になっているようですが
やはりそこの違いとしては、イサミの場合は常に自分より先にタクミや父親がいて、自分もそれに追いつこうと
必死に頑張ってきた
からまともに育ってきたわけですが、美作の場合はコピー能力とアレンジ能力が高すぎるせいで
目標であるはずの父親にすら勝ってしまった
というのが大きかったんじゃないですかね

その後、美作は厄介者として父親に放り出されてしまったわけだから、
今まで目標としていたものがあっと言う間になくなって、もう他の料理人を蹂躙することぐらいでしか
自分を満たすことができなくなったというか。

要は、常に超えるべき目標が目の前にあってまっすぐ育ってきたのがイサミで、
目標を見失ってしまって自分の力の使いどころを間違えたのが美作という、そんな違いがあるんじゃないでしょうかね
それでは次回に続く


■食戟のソーマ 第90話「鉄の意志、鋼の心」



今週のソーマはセンターカラー。そしてイラストは葉山VS黒木場の構図となっております
前回の話でソーマVS美作の決着がついたので、いよいよこの2人の対決ってことですよね
炎のような黒木場に対し氷のような葉山と、対比されている両者ですが果たして…



そして本編は…ってえーーー!?いやいや何しとんねん葉山!?
なんと黒木場との戦いを目前に控えた葉山は、汐見先生に頼み込んで
目隠し緊縛プレイをやってもらうという変態行為に励んでいました(えー
は、葉山お前ってやつは…自らこんな変態プレイを望むとは、そんな歪んだ性癖の持ち主だったんかい!

「…ターメリック…レッドペッパー…クミン…コリアンダー…クローブ…アムチュール…カルダモン…
 ディル…ローリエ…サボリー…スターアニス…フェンネル…ワイルドヤム…レモンバーム…
 よし、視覚も触覚も封じた状態で正答率100%。完璧に仕上がってる」

って、葉山がそんな変態プレイをしている理由とは、あえて視覚と触覚を封じた状態で
匂いだけでスパイスを見分ける特訓をしているためでした。お、おう…そういうことだったのか…
まあなんていうか…頑張れとしか言えんな…(えー



「110…!111…!112…!」

そんな一方で黒木場はというと、半裸状態で体を徹底的に鍛えて必死に筋トレに励んでいました
い、いやお前らなんて言うかもうちょっと料理に関する特訓しろよ!(えー
緊縛プレイとか筋トレとか、料理対決を目前にしてやることじゃねーだろ!ちょっとはレシピを考えるとかだな…

「うふふ、どうやら順調に仕上がってるみたいね」

そんな黒木場を見て「いい筋肉に仕上がってるわー」とご満悦のアリス。い、いやいや
筋肉が仕上がったからってどうにかなるもんなのか!?俺がおかしいのか!?(えー

「お嬢…幸平創真に負けたってのにゴキゲンっすね。
 そんなんだから負けちゃうんすよ多分」

「…チープな挑発だこと。受けるけどね♪」



って、黒木場の「負けたくせにゴキゲンですねぇ」という挑発的な言動に対して
「お?ケンカ売ってんの?」
と料理対決を仕掛けるアリス!お前らやっと料理をする気になったか!
ふーむ、黒木場とアリスはこんな感じで、事あるごとに料理対決を繰り返してお互いに腕を上げてきたんでしょうか
それにしてもこの場面のアリス、おっぱいの存在感すごいな!
巨乳キャラが多くて埋もれがちだけど、なんだかんだ言ってアリスも相当なナイスバディだよなー

「テーマは第一試合と同様…洋食のメイン一品だ。
 それでは第二試合!調理開始!」

「ふーむ、次は葉山と黒木場かぁ。どんな試合になっかなー」

「なぜ当然のようにここにいるの!!」

そんな2人の試合がいよいよ始まりますが…なんとソーマは、「客席に戻ってる暇がないから」
えりなお嬢様がいる特別席に座ることに!いきなり隣に座られてガミガミ怒るお嬢様ですが
このプンプンしまくるSDイラストがえらい可愛いなぁ

って、ソーマがえりなお嬢様と一緒にいるのを見て、なんとなーく気にしてしまう肉魅&恵ちゃん。
いやいやそんなに気にするほどか!?ソーマって割と女子相手でも普通に話す奴やん!?
逆に言えば、そんな些細なことでも気にしてしまうくらい、この2人にとってソーマは大きな存在だってことでしょうか
この調子だと、ここ最近ソーマを独占していた早津田は次の章あたりで消えるな…(えー

(天性の嗅覚に加え、中等部1年から遠月正規の教育を受けてきた…
 スーパーエリート葉山アキラ!薙切えりなに続く十傑入りは奴だと言われている…)

「まあこの試合は十中八九葉山だろうなぁ、そもそも予選の時点で格付けは済んでいるし」

「ふーん…薙切はどう思うよ?」

「…ある授業で黒木場くんと同クラスになったことがあるわ。その時に彼が出した料理は…
 お世辞にもいい品とは言えなかったわね。どこか気の抜けた皿…
 ただ授業をこなすためだけの料理という感じ。それだけに、予選で見た彼の料理には驚かされたけど…」

なんと堂島さんから見ても「スーパーエリート」「次の十傑入りは奴と言われている」とまで言われるほどに
評価の高かった葉山。大勢の観客たちも葉山の勝ちを信じて疑わず、えりなお嬢様も黒木場には良い印象がないようです
ただ、お嬢様が見た黒木場は授業をこなすために気の抜けた料理を出した状態であり
本気で勝ちに行く時の貪欲さを出していない状態ですから、実力を測る基準にはならないと思いますけども…

あとお嬢様って、ソーマのこと嫌いなのに話しかけたらちゃんと答えてくれるところはいいですよね
前から思ってたことですけど、無視せずに話してくれるあたりは律儀だよなーって思います

「もうっ、だからえりなはダメなのよ」

「アリス!?」

「リョウくんはね、やっと小学生に入るような歳から、使い物にならなければ
 すぐに放り出される地獄のような調理場で生き抜いてきたの。
 頼れるのは自分の腕だけ…生存するためにリョウくんが獲得したのは、
 絶対的な味への集中力!勝負に対する溶岩のような執着心…!
 今この場にいる料理人の中で最も強く備えているのはリョウくん…断言できるわ。
 私とリョウくんはほとんど毎日料理勝負をしてきたけど、
 1日たりともリョウくんが手を抜いた日はないわ。
 毎日本気で噛み殺しにかかってくる…戦績はほぼイーブンで、
 私が勝ち越すには至っていないのだけどねっ」

とその時、ぬっと現れたアリスが黒木場について詳しい解説を!
やはり黒木場は、ぬるい授業の時よりもやるかやられるかの勝負の時に真価を発揮するタイプであり、
勝利に対して飢えに飢えているその性格は、誰よりも激しく猛獣のように勝ちに行くほどの闘争心を備えているようです

というかアリスとの料理勝負については、さっき「事あるごとにやってるのかなー」って書きましたが
もはや毎日ってレベルでやってるのかよ!
マジか黒木場のやつ、あのおっぱいと毎日2人きりで勝負しているとはうらやましい
俺もおっぱいに対する溶岩のような執着心には結構自信あるよ!(えー

「気に食わねぇな…勝負に対する温度がねぇ…!」

「…」

「ここは戦場だ…勝ち残る覚悟のない奴は失せろ!!」

「そうだな…勝とう勝とうっていう意識はお前より希薄かも知れないな。
 理由は簡単…この鼻があれば、お前に負ける方が難しい」

「なんだと…!」

って、勝負の最中にまるで熱くなっていない葉山に対し
「もっと熱くなれよ…!熱い血燃やしてけよ!!」と物足りない様子の黒木場ですが
葉山は「別に熱くならなくても余裕で勝てるし」と自信たっぷりに答えるのでした。
な、なんか…葉山のやつ負けフラグ立てすぎてる気がするけど大丈夫か!?(えー

「この勝負は葉山の勝ちだよなー」とか何も分かってない感じの観客に言われたり、黒木場よりもエリートだとか
本人も「必死にならなくても勝てるし」って余裕ぶってたり、これはもう黒木場に足元すくわれる展開
待ってるとしか思えないんだが…



そしていよいよ料理を完成させた葉山。なんというイケメン
しかし「その香りに全てはひれ伏す…!」ってこのアオリ文がまたすごいやられ役っぽいんですが
葉山はこの負けフラグの数々を跳ね返せるのか!?次回に続く!


■食戟のソーマ 第91話「喰らいあう獣」


「うおおおおお!鴨肉とスパイスが絡み合って…た、たまんねえ!
 スパイスが織り成す極上の香り!」

「ふ、ふぉおお…!どうやったらこんな見事な香りを作り出せるんでしょう!?
 スパイシーなのにまろやか、ほのかに甘いのに香ばしい!」

さて前回、「最上の香りを奏でろ」と自分の料理を仕上げに入った葉山。
その結果放たれた香りの威力は凄まじく、あっという間に会場全体の目を釘付けにしてしまいます
それほどの香りについては乾さんも「どうやったら作れるの?」とさっぱり分かってないくらいに
レベルが高いもののようです。香りに関してはもう乾さんを超えてるのか葉山は…

「クールに淡々と仕事してる…コンスタントに実力を発揮できるタイプですね」



「そうね、地獄の合宿でもそうだった…状況に対するブレが少ない。揺るぎない自信を持ってるのね」

「自信とそれ以上に…もはや風格すら感じるわい。王者たる風格…!
 現に彼は今、この空間の支配者となっている!
 もうすでに彼の目には、決勝を戦う自分の姿が見えているのか…!」

って、そんな葉山の姿について、王者の風格、空間の支配者、決勝に行ったも同然
どんどんハードルを上げていくチビのじーさん。
まだ勝負はわからないのにハードル上げんなや!!前回も葉山はスーパーエリートだ勝ち確定だと持ち上げられてましたが
こうなってくるとやっぱり黒木場にひっくり返されて大敗北のフラグに見えて、葉山が哀れに思えてくるぜ…(えー

「やっぱ葉山で決まりだぁ!この最高の香りなら負けようがない!」

やんややんや

「…」

「なんだバンダナの彼、さっきの勢いはどうした?相手への歓声で萎縮してしまいましたかな」

「歓声なんて聞こえていないわ。
 今リョウくんの感覚器官は…フライパンの中の情報しか拾っていない」

もはや会場全体が葉山の勝ちを確信して、やんややんやと騒ぐお祭り状態。
しかしその中で黒木場だけは、自分の料理にとことん集中して周囲の雑音などまったく耳に入っていませんでした。
おお…やはりここから黒木場が逆転の流れを作っていくんでしょうか

「ほくほくのマッシュポテトに自家製のブリオッシュ…
 持ち札を次々と繰り出していく…!なるほど、彼の料理の破壊力は
 こうして構築されていたのね。豊富な持ち札を存分に注ぎ込んで相手を圧倒する…
 さながらカードゲームのように!」



そんな黒木場の調理風景を見ながら、豊富な持ち札がうんぬんと遊戯王みたいなカードゲームを連想するお嬢様。
な、なんと…お嬢様がそういう遊戯王やバトスピのことをご存知だったとは!(えー
だってお嬢様って少女マンガの存在を知らなかったくらいに世間ズレしてるから!カードゲームのことを知ってるとは意外だったな

確かお嬢様は、地獄の合宿の時にトランプとUNOに熱中してましたが、この2つだけではおさまらずに
「次は遊戯王で勝負よ!次はバトスピで勝負よ!次はバディファイトで(以下略)」
という具合に熾烈なカードバトルを繰り広げていたのだろうか…(えー

「お前がいくら香りのパフォーマンスで場の空気を作ろうと、俺には関係ねぇ…
 喰い破るだけだ!!」

「…」

おっと、今回はずっと無言で料理を進めていた黒木場ですが、
ここで「お前の香りなんざ喰い破ってやんよ」と葉山に対し挑戦状を!
いよいよ勝利の手ごたえを掴んだんでしょうか?やはり周囲の予想を覆して黒木場の逆転劇が…

ってアレーーーー!?
な、なんやこれ!次の瞬間獲物がまんまと罠にかかった姿でも見るかのように、ニタリと笑みを浮かべる葉山!
まさか葉山の奴、こうなるのも全部予想済みってことか!?そんな葉山と相対した黒木場は
巨大な怪獣に握り潰されるような猛烈なプレッシャーを感じてしまいます
まさにヘビに睨まれたカエルって感じですが…2人の間にはそれほどの差があったのか!?

「あ、あの表情…!いつもの冷静な葉山とはまるで別人だ…!」

「これまで晒す必要のなかった爪を、今ようやくさらけ出した…そんな笑い方だ…」

そんな葉山の笑みについて、「これまで見せる必要のなかった力をようやく出した」と堂島さんからの説明が。
ふむ、そうか…前回までの葉山は「勝とうって気がなくても俺が勝っちゃうし」などと余裕をぶっこいてましたが
今回のやり取りで黒木場のことを認め、いよいよ本気で潰しにかかってきたということでしょうか
まさにここからの戦いは食うか食われるか。お互いに全力での潰し合いとなりますが、そんな激しい戦いになるほど
力を発揮するのが黒木場という男なのですよ!そうだよな黒木場!



って黒木場のやつビビッとるううううう!!(えー
く…黒木場あああーーーー!!お前どうした!?そんな冷や汗なんかかいちまって
葉山に格の違いを見せ付けられて萎縮しちまったんかい!お前あんだけ闘争心の塊みたいに言われてたのに
いざとなったら臆病風に吹かれてしまったとでも!?

黒木場…結局こいつは自分より弱い奴としか戦ってこなかったということなんだろうか…(えー
自分を上回る葉山の強烈なプレッシャーを前に、「逃げるんだぁ…か…勝てるわけがない…」
ブロリーを前にしたベジータのごとくビビってしまったのでは…もうだめだぁ…おしまいだぁっ…!

「先に完成したのは…!葉山だぁーーっ!!」

「鴨のアピシウス風でございます」

「カラメル化したハチミツがつやつやと…!
 鴨肉一面にまぶしたスパイスが匂い立つ!香りだけでもとろけそうなのに…
 こんなのを口に入れたら、どうなってしまうの…!?」

「それでは…実食だ!」

そんな中で先に完成した葉山の料理。普通なら料理漫画だと先に出した方が負けるというのがお約束ですが
黒木場がこんな状態では葉山の先制攻撃が炸裂して黒木場涙目で敗走になる嫌な予感がするな…(えー
ともかく、さっそく審査員一同が葉山の料理に箸をつけてみると…



ぬおおおおおおお!!水原さんのエロイ表情があああああああ!!
なんというかまずは水原さんの尻に目が行きがちですが、それより何より俺的に素晴らしかったのは
水原さんのこの色気たっぷりな表情ですよ!この顔だけでご飯3杯はいける!!(えー

あんまりにも可愛いので、逆さまになってる水原さんの顔をちゃんと見ようと
グギギギと必死に体を曲げながら読みました(えー
いやぁ良かった…前回まで水原さんは審査員の中でもあんまり目立ってなかったから
正直なところ、審査員として登場させた意味合いが薄いよなーと思ってましたが、今回のを見て
審査員になっててよかったと心底思ったね…ありがとうございます附田先生&tosh先生!!

ちなみにタキ先輩と園果先輩もおはだけ状態で全裸になってましたが、
堂島さんだけはまったく何のリアクションもなかったですね
これは一体どういうことだ…?いつもだったら真っ先にこの人が脱ぎそうなものを…(えー
堂島さん的には、葉山の料理はおはだけするほどのものではなかったということなのか?



そんな中でものっそい量のカードを並べてモンスター達を召喚しまくる葉山。
カードゲームの描写まだ続けるんかい!おいおいどうしちゃったんだ一体
これは疾駆先生が何かのカードゲームにハマっちゃってついつい漫画に取り入れたとかそういうこと!?

冨樫義博とかはそういうのよくありますよね。冨樫は一時期パワプロにめちゃくちゃハマった時があって
・その時期に出てきたキャラの名前が、ナックル、シュート、パームという具合にみんな野球の変化球の名前
・シュートの性格が「弱気、チャンス×」とパワプロ用語で描かれている
・ゴンのジャジャン拳の特徴が、「相手ピッチャーが急に絶好球を投げてきたようなもの」って野球で説明されている
てな感じで、「あぁ冨樫のやつパワプロに相当ハマってんなぁ」っていうのが一目で分かる状態だったという…
確かあの時は、ジャンプ誌上で冨樫がパワプロの大会を企画したりもしてませんでしたっけ?
疾駆先生も今これに似た状態なんだろうか

「総攻撃だ」

ドガガガガガ!

「…!!」

「どれだけ手札を揃えようと、お前の持ち札じゃ俺には届かねえよ」

そして大量に召喚しまくったモンスターの総攻撃により、黒木場のライフを次々に奪い去っていく葉山!
ドローモンスターカード!ドローモンスターカード!(えー
そんなわけで「とっくに黒木場のライフはゼロよ!」となってしまいました、やはり一方的に黒木場が打ちのめされて終了か…

「…黒木場の目…まだ…死んでない」

って、その状態から逆転に向けて動き出すべく復活する黒木場!まだ戦う気が残ってたんですか!?
すっかり葉山に気圧されてチキン状態になってたんじゃなかったんですか!?(えー

それにしてもほんとカードゲームさせるの好きだな!
今回どんだけカードの描写出てきたんですか!疾駆先生やっぱり何かのカードにハマってんのかなあ。次回に続く!

食戟のソーマアニメ化決定!
このニュースがネットのあちこちで出回ってますね、どうやら本当のことみたいで…
ついにソーマもアニメ化かぁ…しかしワールドトリガーのことがあるだけに、どうにも不安しかないというのが正直なところか…
ソーマはtosh先生の絵の綺麗さにかなり助けられてる部分もあるから、アニメの作画もほんと気合入れてやってもらわないと
「こんなん漫画の劣化じゃん」ってことになりかねないし、結構ハードル高いと思うんだよなー

・アニメ ワールドトリガーの雑記見ました・・・。一話はまあひどいもので正直、日曜6時半の早起きまでして見るものなのか、
 と思いましたが・・・。2話、3話はそこそこだったと思います。中くらいの水準を出ないレベルですが。
 正直に言えば、日曜夕方5時枠のほうが作画の水準もだいぶ良かったと思えてならないのは残念ですね・・・。
 これじゃあ、序盤の見せ場の黒トリガー争奪戦に(笑)が付いちまうよお!

あとワールドトリガーは2話以降作画がちょっとマシになってきてるという声を
ちらほら聞くことがあるんですが、本当か!?本当にそうなのか!?(えー
俺の印象ではあんまり変わってないような気がするけど…ただ、1話冒頭の紙芝居みたいな
スーパー止め絵連発タイムみたいな演出がなくなったのは確かかなぁ、一応良くなってるのかなぁ

まあとにかく、アニメについては失敗をある程度覚悟してるというか、この際ひどい出来になったって仕方ないと思ってるんですが
原作作家に負担かけて連載に支障が出るようなことだけはやめてくれよ…
それだけは本当にやめてくれ…ただでさえtosh先生には先週がセンターカラーで来週が巻頭カラーとか
ありえない頻度でカラーを描かせまくってるし、ジャンプNEXTでのソーマ別腹とか単行本のおまけ漫画も描いたり
そんなおまけ漫画も最近じゃ許容量オーバーなのか、絵が崩れてることも結構あったりで、
もうすでに限界ギリギリまで酷使されてるってイメージなので、これ以上負担かけられたらと思うと…

アニメ化って言われても、葦原先生みたいに体を壊してしまわないかが一番心配だぜ…
頼むから、無事に仕事を続けられることを前提にしてスケジュールを組んでもらいたいですね


■食戟のソーマ 第92話「発火装置」

「葉山アキラ…お前からようやく勝負の温度を感じたぜ。
 そうでなきゃ喰い応えがねぇ!!」

「…」

さて前回、葉山の圧倒的な力量に打ちのめされたかに見えた黒木場でしたが
逆に葉山と本気で戦えることを狂喜しておりゾクゾクと興奮してきたようです(えー
そんなドMモードに突入した黒木場は自分の料理も完成させ、審査員の前に持って行きますが…

「味わいやがれ…”ウナギのマトロート!”」

「まあっ…!なんて力強いボリューム感でしょう!」

「ふん…でも香りの豊かさでは余裕で負けてる。
 威勢だけがいい奴にどうせロクな品は…」

「早く食え。冷める」



お、おいいい!タキ先輩が話している途中で「早く食え」と割り込む黒木場!お前空気読む気ねーな!
タキ先輩はかなりおっかない性格ですが、そんなのまったくお構いなしです
まあこの場面は、食べもせずにウダウダ言ってるタキ先輩に非があるっちゃあるんですけども

「では…実食だ!」

はむっ



そのとき園果先輩に電流走るっ…!!
口にした瞬間、予想だにしない美味さで全身が痺れてしまう園果先輩!
そうかこれってウナギ料理だから電気ウナギって意味で電流の表現使ってるのかもしれませんね
電気ウナギか…アドルフさん懐かしいなぁ…

「あのウナギには火薬を仕込んだ…お前をトバすための、とっておきの発火装置だ」

「…」

「たぷたぷと潤沢なウナギの脂に…!プラムのフルーティーな酸味が
 じゅわっと広がって…脳天にクる美味しさ…です…」



「さっき言ったのはこういうことか…プラムによる酸味の爆発ってわけ…」

「黙って見てろ」

って、今度は葉山が喋ろうとした瞬間にまたしてもそれを遮る黒木場!
お、おいこら!お前自分は好きに喋っておいて他人が喋ろうとするとそれか!(えー
とんでもないドS野郎ですね黒木場、冒頭でドMとか言ってたのは間違いだったようだ…

「付け合わせのブリオッシュとマッシュポテト…
 こいつらとウナギの身も一緒くたにして、全部まとめて頬張るんだ」

「…!」

「さぁはしたなく食らいつけよ!足腰立たなくなるまでな!!」

って、お上品にひとつずつ食べることなど許さず、はしたなく全部まとめて一気食いしろと強要する黒木場!
そういえば予選の時もそうでしたね、審査員のBBAに対してすするようにガツガツ食え
下品な食べ方を強要してたわけですが…黒木場の料理の真骨頂はそんなところにあるようです
でも選抜の品格を重んじるえりなお嬢様からしたら、最高にブチ切れる展開ですよねこれは(えー

「火薬が本当に炸裂するのは、ここだ」



そんな黒木場の言葉に対し、号泣しながら料理に食らいつき始めた乾さん達!
なんかこの乾さんの泣き顔可愛いな、「くやしい…!でも…」みたいな感じでそそるものがあるぜ

「うわああああああああ!!」

(ちくしょう、抗えないっ…!コイツの前では私は成り下がる…!捕食される側…!)

(葉山アキラの人を昇天させるような味とは違う…
 獲物を地に屈服させる美味さ!)

あ、あれ!?園果先輩は電流ビリビリ、乾さんは号泣、タキ先輩は「うわあああああああ」と発狂するリアクションを見せますが
堂島さんだけは普通に「ふーん、美味いよね」とリアクションが全然ありません(えー



ちょっとちょっと!どうしたんですか堂島さん!前回の葉山の料理でもそうでしたけど、
他の4人がリアクション芸を披露する中で堂島さんだけなんも反応ないじゃないですか!
いつも一番体を張ってるのに今日はどうしちゃったんですか!(えー

《時間となりました!これにて判定に入ります!より美味であった方に投票を!》

そんな中、ついに両者の勝敗を決める判定の時間がやってまいりました
どちらも実力伯仲なだけに、すぐには答えが出てこない一同でしたが、悩んだ末に投票した結果…
乾さん:葉山
水原さん:葉山
堂島さん:黒木場
タキ先輩:黒木場
と、4人でまっぷたつに票が割れる結果に!あとは園果先輩の一票で全てが決まります
1人だけまだ悩んでいるようですが、果たして結論はいかに!?

「…」

「残るは園果シェフだけだぁ!」

「…」

ワアアアア!ワアアアア!

「…決められ…ない…」

「!?」

「私には…優劣をつけられない…」

えええええええ!?ちょ、ちょっと!なに言ってんですかこのおっぱいは!
他の4人みんな悩みながら投票したというのに、1人だけ優柔不断に「決められません」だなんて

ふざけているのかあああ
ああああああああ!!
(えー

(C)創通・サンライズ・MBS

 

ってその時マスク先輩と同じくらいに大激怒する黒木場!
人一倍勝負にこだわる黒木場にとって、こんなハッキリしない結論はまったく許容できなかったようです
そんな黒木場を見て「静まれーい!静まれ!静まれーい!」と猛獣使いみたいにやってくるアリスに吹いた

「どういうつもりだ審査員!ハッキリしたまえ!」

「真剣勝負をコケにするのか!何とか言ったらどうなんだーっ!」

「…」

「彼女の意見も分からないではない。
 それほどに実力は拮抗している」

って、会場の人達が園果先輩に猛烈なヤジを飛ばす中、唯一それをかばいに入る堂島さん。
むう…確かに園果先輩は萎縮していく一方ですしね、これ以上責めてもどうにもならないか…
そして堂島さんには、この殺伐とした状況を変えるアイデアがあるようですが…

「のっぴきならないこの状況を、打破する手段がたった1つだけあるぞ。
 2人とも上げてしまえばいい。秋の選抜史上初…
 三つ巴の決勝戦を提案する!!」



な、なんですとー!?なんと葉山と黒木場は決着つかずで2人とも決勝戦に進出!?
そんなのアリですか!?さすがにオイオイという気持ちがありますが、そういうモヤっとした気持ちの何百倍も
黒木場がブチ切れすぎてて吹いた お、お前大丈夫か…この黒木場の怒りようを見ていると、
むしろ「まあまあ三つ巴でそんなに怒らなくても…」って受け入れる気持ちになってくるぜ

あと葉山がやっぱりイケメンすぎる…
この漫画で一番のイケメン設定は葉山なんじゃないかなぁ。tosh先生もそれを意識して描いてるような気がするぜ。次回に続く!


■小説版食戟のソーマ 第2巻感想



以前にも発売したことのある小説版食戟のソーマですが、このたびめでたく第2巻が発売することになりました
表紙や挿絵は今回もやはりtosh先生が描いています、ほんと漫画の連載以外にもいっぱい仕事あるよなぁ

さて、前回は四宮、恵ちゃん、タクミ、吉野の4人が主役の話がそれぞれ収録されていたわけですが、
今回はイサミ、伊武崎、秘書子、肉魅の4人についての話が収録されてます。もうちょっと詳しく書くと

・イサミの幼なじみの女の子が引っ越してしまう話(タクミの出番も多い)

・伊武崎が選抜の敗北から立ち直る話(榊さん、吉野の出番も多い)

・秘書子がえりなお嬢様に謹慎を言い渡されて滝に打たれる話(えりなお嬢様、アリス、黒木場の出番も多い)

・肉魅が商店街のお祭りを手伝う話(恵ちゃん、ソーマの出番も多い)

の4つとなっております。俺としては読んでみて面白かったのは伊武崎の話ですかね
正直、伊武崎って俺としてはまぁそんな好きなキャラっていうわけでもなくて、読む前まではあんまり期待してなかったんですが
この小説版では伊武崎の心情や考え方についてかなり深く掘り下げていたのが興味深かったですね

何しろ伊武崎って、これまで本編では心情とか内面の描写がまったくなかっただけに、
どんな性格なのかとか、なに考えてる奴なのかとか全然分からなかったんですよね
それがこの小説版では完全に伊武崎の視点で、心情とか色んなことを語っていくので
「へええ、そういうキャラだったんだ」と、伊武崎というキャラを理解するのに重要な内容となってましたね



そう例えば、本編でも伊武崎が美作にかなりの対抗意識を持っていた件について
俺はてっきり「もしかして過去に美作と食戟して敗れた経験があるんじゃないか」と予想してましたが
別にそういうことはなくて予選で会ったのが初めてだったとかね
これは俺の予想が外れたのであんまり知らなくてもよかったかな…(えー

ただまあ、確かに伊武崎が美作に食戟で負けたことがあるんだったら、
美作の100本包丁が返された時に伊武崎も受け取ってないとおかしいしな…
あの時伊武崎が出てくるシーンなんてなかったし、やっぱり2人の因縁は選抜予選の時だけっていうことか

あと今回の伊武崎の話では榊さんとめちゃくちゃフラグが立ってましたね
なんかもう明らかに榊さんの方から伊武崎に惚れてるってぐらいの勢いで。
マジかよ本編ではそんなシーン全然なかったのに!あの榊さんの巨乳はすでに伊武崎のものだったのか!(えー
まあでも、伊武崎の方はまだまだ「榊が俺に惚れてるとかそんな都合のいいことあるわけないし」と思ってるような状況ですけどね



あと扉絵はこんな感じだったんですが、描いてるのはtosh先生でもちょっと普段とはタッチが違う気がしましたね
これはあえて変えたのか、それとも普段通りに仕上げる余裕がなかったのか…スケジュールも厳しそうだし…
何しろ本誌のセンターカラー、立て続けに巻頭カラー、ジャンプの表紙、単行本描き下ろし、そしてこの小説版ソーマ
大量の仕事が最近重なってるから、俺はもう見てて気が気じゃないんですよ!

・食戟のソーマアニメ化!何か早い気もしますが嬉しいです! by GEN-O

・食戟のソーマ、アニメ化決定おめでとうございます!アニメ化するの早いはずですが
 ワールドトリガーが早すぎたので感覚がマヒしてますね(笑) ソーマの原作での一番の取り柄は「絵の綺麗さ」だと
 思ってるのでアニメも綺麗な絵であることを祈ってます!! by 沖縄のL

コメントとか見てるとソーマのアニメ化を喜ぶ声も多いんですが俺は不安しかねーぜ!!(えー
本当に大丈夫か!?これ以上tosh先生の仕事を増やして大丈夫なのか!?今の時点でもう限界なんじゃないのか!?
おお不安だ…不安すぎる…tosh先生にもしものことがあったらソーマはどうなってしまうんや…うおおおおおおおお



でもえりなお嬢様のおっぱいイラストは良いなと思いました(えー
えりなお嬢様のお色気描写って実は貴重だからね…パンツとか見せたことなんて一切ないからね(読み切り以外では)
初めてソーマの料理食べた時は景気よく脱いでたけど、最近ビーフシチュー食べた時なんて表情ひとつ変えずにダメ出ししてたし
最近のお嬢様は強キャラな一面が強調されてるから、何かを食べてすぽーんと脱ぐってこともそうそうなくなるだろうしなー
あ、でも薙切ジジイは最強なのによく脱ぐよな…どうなんだろうな…(えー

さて、3月4日は食戟のソーマ11巻&ワールドトリガー10巻の発売日でしたね。俺もすでに買ってきました
このところ俺の感想が止まってるんで、話数で追いつかれちゃったかなーと少々不安でしたが
ソーマ11巻は一番最後が黒木場VS葉山の準決勝のシーンだったので、
まだまだ俺の感想のほうが先を行ってますね、はっはっは!ビビらせやがってうすのろがぁ!

でもワールドトリガー10巻はというと、もうすでに俺の感想を2話分くらい追い抜いちゃってますね。ぐわあああああ!!
く、くそがー!なんでワールドトリガーの方はこんな刊行ペースが早いんだ!
もっとコミックス出すの遅くしてくださいよ!俺が可哀想だろ!!(えー
ふー、さすがにこれ以上のんびりするのもまずいか…そろそろケツに火がついてきましたね、なんとか更新ペース上げていくかー



さて、それではまずワールドトリガー10巻の方なんですが、
今までは必ず表紙のキャラは1人だけだったのに、今回はユーマ&レプリカ先生&オサムとまとめて描かれてますね
ふーむ、内容的にもオサム達のチーム戦にシフトしていく流れだから、チームを匂わせるイラストということか?
でもこの絵だと千佳ちゃんがいないんだよなぁ。千佳ちゃんを抜いてレプリカ先生を入れて、
それでチームを表現してるってのはなんか違う気が…

そこで思ったんですが、この絵って本来はレプリカ先生を描くための表紙だったんじゃないのかなぁ
10巻の内容的にも、今まで一緒に戦ってきたレプリカ先生が犠牲となってしまう内容だから、
レプリカ先生の最後の見せ場として、「表紙はレプリカで行こう」という意図があったのかもしれません
ただレプリカ先生だけの表紙を描いたらあまりにも味気ない絵ヅラになるだろうから
そこにユーマとオサムを足したっていう流れなんじゃないですかね



そしてこの巻でも恒例のキャラ紹介ページがあるわけですが、俺が気になったのは諏訪隊オペレーターのおサノですね
このおサノ、劇中で常にアメを咥えているので、以前俺は「諏訪の咥えタバコの真似してるのかなぁ」と予想しましたが
どうやら全然違ったようです(えー

この紹介文によると、騙されやすいこなみ先輩が、「アメをなめるとおっぱいが大きくなる」という誰かのホラ話を本気にしてしまって
おっぱいを大きくするために大量のアメを買い込んだ結果、
ようやく騙されたことに気づいてアメを全部おサノにタダであげたという…それをいつも舐めてるってわけか…
というかその話を聞いてると、おサノがどうこうと言うよりこなみ先輩が心配になってくるんですけど!



この人の騙されやすさは以前からお馴染みですが、騙された結果お金を払って
大量のアメを買い込むようなことまでしちゃう有様だったのかよ!
そうなってくると悪徳商法とか詐欺とかにカンタンに引っかかりそうですごく心配なんだが…(えー
いやマジで、詐欺師とかがこなみ先輩を目にしてしまったら
こんな絶好のカモ…
二度とお目にかかれねえよ…!
むしれるだけ
むしる…!!

とか言い出すんじゃないかなぁって…(えー


あと気になったのはやはり、ラフ画で載っていたプロトタイプの佐鳥ですね。
佐鳥といえば、今やこの漫画を代表するネタキャラでおふざけ担当の三枚目ですが、
プロトタイプではなぜかホストみたいなイケメンで天才のガチ二枚目だったという…



いやいやいや、なんなんすか今とプロトタイプの落差は!?完全に真逆のキャラじゃないですか!
作者本人も「どうしてああなった」と言っているので誰も分からない謎ですな…(えー


あとはそうだなあ、今回収録されていたユーマの歌舞伎風イラストなんてのも気になりましたね
ワールドトリガーの単行本に載っているイラストって、大抵どこかで公開されたものが再収録された形になるんですが
この歌舞伎イラストは初めて見たので、「あれ、こんなのあったっけ?」と目に止まったというわけです

 

ただ作者コメントを読んでみると、首を痛めて休載した時にお蔵入りになったイラストなんだそうで…
そんなこともありましたね…嫌なことを思い出してしまった。
最近はさほど休載もなくジャンプに載ってますけど、どうにか仕事できるぐらいには回復してるんでしょうか

(C)葦原大介/集英社



さて、続いてはソーマ11巻の方なんですが、こちらは今回通常版とドラマCDつき限定版という
2つのバージョンで発売されてますね。これはソーマでは初めての試みですね…
アニメ開始がもう目前に迫っているので、せっかくだから声優陣を有効活用したということでしょうか

↑通常版

↑限定版

そしてご覧の通り、この11巻は通常版と限定版で表紙がまったく違います
通常版はドス黒いオーラを放った美作と対峙するソーマの図ですが、
限定版は明るい背景でヒロイン3人が描かれてるという華やかな図ですよね

これだけ差があるのは多分、通常版は漫画の内容を絵にしてて限定版はドラマCDの内容を絵にしてるからだと思います
11巻の内容を見てみるとソーマvs美作のエピソードが中心に収録されているし、
ドラマCDの方は、たこ焼きを食うお嬢様、料理課題に挑む恵ちゃん、舞踏会に招待される肉魅の三本立てになってますからね

↑通常版

↑限定版

ちなみにカバー裏のイラストもそれぞれ違います
通常版の方はタクミとの勝負に備えてコスプレにいそしむ美作の図、
限定版の方はたこ焼きをひたすら食い続けるえりなお嬢様の図ですね

お嬢様は今回ドラマCDでもたこ焼きを食って、表紙でもたこ焼きを食って、カバー裏でもたこ焼きを食って
どんだけたこ焼き食えば気が済むんですか(えー
しかしこれだけ絵柄が通常版と限定版で差別化されていると、いつもコミックス1ページ目に描いてある
描き下ろしイラスト
のことも気になりますね。これもやはり別々のイラストになっているのか!?どうなんだ!?

↑通常版

↑限定版

そう思って見てみたらどっちとも美作だったよ…(えー
さすがにここまで差別化するのはtosh先生に負担がかかりすぎるか…仕方ないね
とはいえ、「ここのイラストもヒロインの絵なのかな?」と期待してページをめくってみたら
「可愛い女の子だと思った?ざんねん美作ちゃんでした!」
美作がニヤニヤしたツラでこっちを見てるのはなんか腹立つな…(えー

それとドラマCDの内容なんですが、お嬢様の話は聞いててけっこう楽しめました。
ソーマと一緒に、高速道路のパーキングエリアで昼食を取ることになったわけですが

「ほれ買ってきたぞー」

「な、なによこのたこ焼き…何を考えてるのかしら!
 焼いてから十数分は経ってるから、生地がベトつき始めてるし
 ダシも顆粒タイプを使ってるじゃない!これでは風味が生きないのが当然だわ!
 私はこんなの食べないわよ、他のものでなければ嫌!」

「んー、それじゃあサンドイッチならどうだ」

「パンの角が全然立っていないわ!
 しっかり研いでいない包丁でカットされた証拠よ!」

「それなら焼き鳥」

「こんな得体の知れない肉、口にできるわけないでしょ!」

「アメリカンドッグ」

「出来合いを保温庫に長時間入れてるから、機械の匂いが移っているわ!」

「ソフトクリーム」

「見た目からして水っぽいし、牛乳の質も何もかもが論外だわ!」

「スナック菓子」

「言語道断よ!粗悪なトランスファットを食べさせる気!?」

「あぁ…ほんとお前ってワガママだよな」

という具合に、味にうるさすぎて何も食べられないお嬢様の様子が面白かったです
海原雄山とかと一緒に出歩くとこんな感じなんだろうな(えー
美味しんぼで言うと、山岡なんかも味にうるさいせいで、奥さんの料理にグチグチ文句言いまくるとかやってたしなー
こうなると味にうるさいってのはある意味不幸だよな…もはや味オンチでウメーウメーとなんでも食える方がマシな気がするぜ

あとは恵ちゃんと肉魅の話ですが、俺的にはこの2つはあんまり…って感じでした
恵ちゃんの話はタクミと一緒に課題をこなす内容でしたが
タクミが恵ちゃんのことをすでにメチャクチャ評価してくれてて、自信が持てない恵ちゃんに手厚いサポートをするって感じで
以前ソーマが恵ちゃんにやったのと大差なかったというか
もっとソーマとは違うタクミならではの要素とか入れて欲しかったなぁ。

あとは肉魅の話ですが、これについてはソーマの鈍感ぶりがえらい強調されていて
テンプレな鈍感系ハーレム主人公って感じになっていたのがどうも…
ソーマって確かに鈍感なんだけど、テンプレな鈍感ハーレム主人公とはちょっと違う感じが今までしていたので
この話でのあまりのテンプレぶりはちょっと微妙だったなという…感想としてはそんなところですね






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