■食戟のソーマ 第102話「創真の”強さ”」

いやーお待たせしました、久しぶりに原作版ソーマの感想再開であります
続きはどこからだったかなーと自分で確認してみてびっくりですよ
まさかまだ選抜終わってなかったとは。我ながらおっそいわー(えー
ジャンプ最新号ではもうどんどん新章に突入していってますからねぇ、さすがにちょっと感想のペースを上げたいところですな

前回の話はどんなだったかというと、ソーマがぬかサンマの炊き込みご飯を作って決勝の舞台で出してきた回でしたね。
しかしそれだけでは審査員達の評価がいまいち芳しくなかったので、追加の切り札を投入してきたという…



デデーン。これがその今回出てきた切り札。白くてネバネバした大量の白濁液であります
ソ、ソーマお前なんつーものを…なんつーものを切り札として出してきやがるんだ!
お前ってやつは少年ジャンプを18禁雑誌にするつもりか!!(えー
モザイクかけとけモザイク!まったくこんな頭おかしい料理を出してくるとはよー

「いただこう」

ああ、しかしそんなネバネバ白濁液をなんの躊躇もなく食べようとする最強ジジイ!
マジかよじーさん!食の探求のためにそこまでやるのか!おそろしやおそろしや
こんなものを迷いなく口に運ぶとはさすがに最強ジジイは格が違った



ズバアアアアアア!!

「行ったぁおはだけーー!!」

さらになんと、白濁ぶっかけご飯を食した結果速攻で思いっきりはだけるジジイ!
前回ご飯だけ食べた時はなんの反応もなかったのが…それほどまでに気に入ってしまったのかこの白濁液を!
ちなみにジジイ曰く、「とろみがかかっていてご飯とよく馴染む、しかもまろやかでクリーミー」
だとかなんとか…そ、そういうもんなのか…確かにこくまろピーーーミルクみたいな言い方たまにする奴いるけどさ…(えー

どうでもいいけど画像の左下で「服が四散するイメージが見えた…」とか言ってる吉野が可愛い。
吉野は初期に比べてずいぶん可愛くなってきた気がするよなー
アニメでも内田真礼がいい演技してくれてるけど、原作でも回を重ねるごとにどんどん可愛くなってる気がするわ



そしてアリスから見ても、グルタミン酸がどうたらこうたらとソーマのアイデアは秀逸に見えるようで
白濁ぶっかけご飯は理にかなっているということが証明されてしまいます。マジか…マジか〜〜〜

まあこの辺でいい加減白濁ネタをやめますと、ソーマが出してきた白スープは豆乳をベースにした出汁なんだとか。
それを炊き込みご飯にかけて、おじやにして食べるというのがソーマの料理の完成形のようです
ところでおじやというと、俺はおかゆとおじやの違いがサッパリ分かってないんですが
なんと今回わざわざそれについて違いを説明するページがありました。こいつはありがたいな

おじや:ご飯に出汁と調味料を加えて、魚や野菜と一緒に煮た料理のこと

おかゆ:多めの水で炊くことで米を柔らかく仕上げた料理のこと

リゾット:生米を油やバターで炒めてから水分を加えた料理のこと

書いてあったのはこんな感じ。わざわざリゾットまで追加してくれたんか
で、まあおじやとおかゆの違いはというと…えーと…
まずおじやってのは米を炊く段階では普通のご飯の硬さに仕上げるってことなんかな?
で、その後に味付けスープを作って、ご飯を具と一緒にスープで煮るっていうことか

対しておかゆはというと、米を炊く段階で大量の水を入れまくって、ご飯を柔らかくする
っていうのが特徴みたいですね。ふむ…要は炊きあがった米の硬さが、おじやとおかゆは全然違うのか。そう考えるとあれだなー
おじやが似てる料理は、おかゆよりもむしろお茶漬けなんじゃねーかなって気がしてきましたね
普通に米を炊いてからアツアツのスープをぶっかけるって意味で。

こう、普通に炊いた米に、そのままスープかけて食うのがお茶漬けで、
具と一緒にじっくり煮てから食うのがおじやってことだよね?というかそう考えると
今回のソーマの料理っておじやというよりお茶漬けなのか?(えー  なんか混乱してきたわ…

「ぬかさんまや豆乳という和の食材…それにパルミジャーノチーズという
 西洋の食材を組み合わせて、新しい美味しさを創り出している!」

(思い出します…私が愛しいアナタと出会った頃のこと、
 違う国、違う文化で育った2人が、手を取り合うことで新たなものが生まれる…!)



そんなソーマの料理はレオノーラも夢中になって食べており、和と洋を組み合わせた特徴から
西洋人のレオノーラ日本人のアリス父が出会った時のことを思い出してしまったようです
それにしても今気づいたんですがレオノーラって乳でっけえなあ(えー
今まであんまり注目してなかったわ、申し訳ない。今後はじっくりと見させてもらいますよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うふふふっ、こっちデスよ薙切サン!薙切…サン、な…サン、
 ナッサン♪」



え!?ナッサンって…え!?
これってもしかしてあれなのか!?NHKの朝ドラでやってたマッサンのパロディなのか!?
うーん…マッサンにこういう有名なシーンがあるんだろうか…俺にはよくわからんのだが…(えー

そう、俺はマッサンって実はほんの1話しか見てないんですよね
朝ドラやってる時間はいつも出社の準備でバタバタしてるから、どうにかして時間作らないと見れないっていうか。
で、そんなある日、会社のおばちゃんが「マッサン面白いよ!!」ってやたら薦めてきたので
じゃあちょっと見てみるかと思って、なんとか時間作って途中の1話だけ見てみたわけです

その時の話っていうのが、確か太陽ワインとかいうのを作って買ってくだせぇ買ってくだせぇと売り歩く内容だったんですよ
確か男2人がハッピを着ながら太陽ワインを売り歩いてた気がする。
「なあに、誠心誠意宣伝すればみんな買ってくれるさ!」なんて言いながら売り歩いてたんですが

とうとう太陽ワインはまったく売れず、買ってください!買ってください!と必死に頼んでみたものの
「いい加減にしてくんねぇかな…!おたくの太陽ワインはもう終わってんだよ!!」
とか言われちゃって、売り歩いてた2人がガビーンとなって終わるという話。

俺が見たマッサンはその1話きりでした。だから俺にとってのマッサンというのは
マッサンといえば太陽ワイン。そして太陽ワインといえば終わってるという
このフレーズだけ印象に残ってしまいました(えー  「太陽ワイン(笑)」って感じで、聞くだけで笑っちゃうんだよな


そうそう、マッサンの本放送を見たのはその1話きりだったんですが、
実は最近、ゴールデンウィークの時にマッサン総集編っていうダイジェストでまとめた番組がやってたんですよね
せっかくだからそれ見てみようと思って、ゴールデンウィークでその総集編を見たんですよ
なんで「太陽ワインは終わってる」って作中で言われてるんだろうとか、その辺の事情も知りたかったんですが

しかし総集編では太陽ワインのたの字も出てきませんでした。ちょ、ちょっとどういうことだよ!
なんかウイスキーばっか作ってた気がするんだけど!太陽ワインはどこ行った太陽ワインは!
これはもしかしてあれなのか、スタッフが総集編を作るにあたって、太陽ワインのシーンを入れようとしたら
NHK「いい加減にしてくんねぇかな…!太陽ワインはもう終わってんだよ!!」
とか言われてしまって終わってるから全部カットされたというのが真相なのでは…(えー

マジかよ太陽ワイン…どんだけ終わってるんだ太陽ワイン…
もはや終わってる=太陽ワインというイメージがつきすぎて笑いがとまらないんだが

ただマジメな話をするなら、総集編でもマッサンがいい番組だなというのは結構伝わってきました
特に最後のエリーのラブレターの場面はな…あれはたまんねえわな、正直見てて泣いたわ
やっぱ嫁さんっていいもんだなと思いましたね、嫁さんほしいよなー。ほしいんだよなー(えー  次回に続く!


・ソーマやワートリの感想再開待ってましたー!さっそく拝見しましたが…一つつっこみたい…
 アリスママはエレオノーラじゃなくてレオノーラですよ!

あれ、そうだっけ?エレオノーラじゃなくてレオノーラ?そうなんだっけ。そう言われてみればそうだったような…
すいません久々に感想書いたせいか素でちょっとボケてるみたいです(えー

あれですよ、ついでに言っちゃうと、今回の感想でマッサンネタが使われてたじゃないですか。
マッサンのヒロインってエリーって名前じゃないですか。それで俺は感想書いてる時、エレオノーラって名前を自分で見ながら
そうかーエレオノーラって略したらエリーだよなー
つまり最初からマッサンのネタ使うことを前提に生み出されたキャラなんだなー
疾駆先生よっぽどマッサンにはまってるんだなー

とかずっと考えてたんですがそれぜんぶ大間違いだったんですか!?(えー
なんてこったちくしょう…エレオノーラって誰だよ…そんな人最初からおらんかったんや!!くそがー!!


■食戟のソーマ 第103話「スペシャリテ」




「ふーっ…泣いても笑ってもこれでお開き…決着だ」

「ご苦労であった…!決勝を闘うに値する個性のぶつかり合い、
 三者三様の持ち味を見せてもらった!」

さて前回、決勝に残った3人すべての審査が終わり、いよいよ今回で優勝者の発表が行われようとしています
3人とも自信に満ちた表情ですが勝者はたった1人、長きに渡る選抜編もついに決着の時が…
そして長きに渡りすぎた俺の感想・選抜編もやっと終わりなんやな…(えー
いやーようやくかぁ、我ながらどんだけ遅いねんって話ですよ。次の章とかジャンプじゃとっくに終わってるっちゅうねん

「味についても、3名ともに互角と言える美味さであった!」

「えっ、じゃあどうやって勝敗を…」

「勝負を決めたのは…料理人の顔が見えるかどうか!」

「料理人の…顔すか?」

「その通りデス、本当のオリジナリティーに溢れた皿は、
 味わっタだけでその料理人の顔が浮かんでくるものデス」

「言い換えるなら、その者にしか作ることのできない
 真に独創性のある一皿…そんな料理のことを我々は
 必殺料理(スペシャリテ)と呼ぶのだ」

そんな中で、味については3人とも互角だったと話す最強ジジイ。まさかまた引き分けなんじゃ
一瞬嫌な予感がしましたが、今度はちゃんと勝敗を決めてくれるようです。
その基準は”必殺料理”と呼ぶにふさわしい一皿であったかどうか。

必殺料理か…これまでもちょくちょく出てきていた言葉ではありますが、ついに本格的にストーリーに絡んできましたね
自分だけにしか作れない、本当の意味で独創性のある料理っていうのがそう呼ばれるようですが
今回3人の中で、必殺料理と呼ぶに相応しい品を作ったのはたった1人だけだったということか…?
ふむ…本当の意味で独創性のある料理…いったんここで3人の作った料理を振り返ってみると

・黒木場の料理:秋サンマのカルトッチョ
・葉山の料理:炙りサンマのカルパッチョ
・ソーマの料理:サンマの炊き込みご飯おじや風

いやこれってどう考えてもソーマの勝ちじゃないすか?なぜなら葉山と黒木場は
なんか料理の名前かぶってて独創性ない名前だから(えー
てめえら似たような名前の料理出してきやがって!かぶるような名前つけてる時点でもう負けなんだよ!
黒木場と葉山の敗因は名前をちゃんと考えてこなかったってことなんやな、独創性がないんやな…(えー

「頂点に立つべきは、己の料理を最も深く追求した料理人!
 己の料理とは何かという問いに、真に向き合った者だ!その人物の名は…!」

さあそして、いよいよ優勝者が発表されようというその瞬間、ソーマと黒木場が自然体で結果を待っているのに対し
葉山だけがめっちゃ冷や汗をかきまくっていました
さては気づいてしまったのか葉山!?ここにきて気がついてしまったのか!?
「やべぇ…俺の料理めっちゃ黒木場と名前かぶってるわ…」ということに!!(えー

この葉山の冷や汗は「もっとちゃんと名前考えりゃよかった…」という後悔の冷や汗に違いない
一方で黒木場は平然としてますが、たぶんアホなのでいまだに気がついてないんでしょう(えー
いやーまさか名前のつけ方でこうも勝敗が分かれることになろうとは…

(親の顔も自分の名前も知らない…分かっているのは、スラム街のはずれに
 捨てられていたということだけ…)

 

『ほらっアキラくん!今日からここが君の部屋だよ!』

(汐見潤という女によって、俺はスラムから引っ張り出され…アキラという名をつけられた)

と、ここでいきなり葉山の過去回想シーンが始まりました。このタイミングで過去回想というと…さてはあれですね
負けるの確定しちゃったキャラの最後の掘り下げって感じでよくあるアレですよね(えー
ニコニコ大百科見たらまさに回想は負けフラグとかいう記事がありました。そうそうこんな感じのやつ

これから決着だという瞬間に回想が始まって、いかにその人物が色々なものを積み上げてきたかを説明した後に
「そ、そんな…これだけのものを積み上げてきたのに…」
絶望の敗北シーンが待っているっていうあれですよ(えー  葉山も苦労人みたいだけど、まあ残念だったねとしか…

『潤、水やりやっといた。ビニールハウス内の温度も平常どおりだったぞ』

『アキラくん…ほんとに日本語うまくなったねぇ〜!』

『まだ日常会話レベルしかムリだけどな。あとこの漢字ドリルもおわった、次の学年のやつをよこせ』

『う、うん!』

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『うそぉ!葉山くん全部満点!?西洋料理史、栄養学、数学と原文と地歴まで!?
 
一般科目なんて私いつも赤点ギリギリだったのに!』

『ほら何してんだ、今日はラットの鎮静作用実験だろ』

『普段の研究もこなしてるのに、一体いつ勉強を…』

さあそしてここからは、まさに葉山が色々なものを積み上げてきたシーンの連続であります
海外のスラム育ちだったため、日本語が喋れなかったのが積極的に日常会話を覚え、
さらに漢字ドリルで読み書きの勉強をし、学校に通い始めてからは習った授業をすべてモノにして
そのうえ汐見さんの助手として働くようにまでなったという…
いやー積み上げてますねー、これは積み上げてますねー(えー

まあ、「そ、そんな…これだけ積み上げてきたのに…」って言いながら敗北するためのシーンなので
しゃーないですね、この積み上げはしゃーない。今回は負けちゃったけど、まあくじけんなよ葉山!元気出せって!
それにしても汐見さんは、葉山のことを最初は「アキラくん」って呼んでたのに
途中から「葉山くん」に変わっちゃったんですねー

なんで?逆なら分かるけど、なんでわざわざ苗字呼びに変えたんだろう。
もしかして葉山が自分の助手になったから?助手のことを下の名前で呼んでたら示しがつかないとかそんな感じで…



『よぉし…!葉山くんが起きる前に作業を…』

『…(せっせせっせ)』

『葉山くん…!何時から起きてたの!?』

『3時。例の実験サンプルがまだ全部揃ってないからな』

『昨日もほとんど徹夜だったのに、ちゃんと寝なきゃ…』

『平気だ、潤こそもう少し寝とけよ。今日は忙しいぞ』

そんな葉山の毎日の生活は、もはや汐見さんのために身を削っているレベルというか
睡眠時間をとことん削って、勉強と研究を限界以上に進めていく毎日を過ごしていたようです
これはなんつーか…それだけ汐見さんに対する恩を感じていたということか
こりゃ今回負けた時のセリフは「すまねえ…潤…」って言いながら崩れ落ちるのが定番か…(えー

『アキラくんはとてもいい子です…責任感も物凄く強くて、本当に感謝してもし足りません…
 でも…恐いんです、いつも私だけがもらってばかりで…』
 
『…』

そんなある日、葉山は偶然にも汐見さんが葉山のことで相談している場面を目撃してしまいます
汐見さんは葉山が一生懸命やってくれることに感謝をしつつも、
自分のせいであまりにも無理をさせてしまっているんじゃないかと心配していたようですね
まああれだけ寝ないで研究やら勉強やらやってる姿を見ちゃったらなぁ…

それと汐見さん、この場面だと葉山のこと「アキラくん」って呼んでるんですね
ふむ…ということはやはりあれか、家族としての葉山については「アキラくん」と呼んで
助手としての葉山については「葉山くん」って呼んでるとか、そういうことなんだろうか?

『私は自分のために、アキラくんを追い詰めてるだけなんじゃないかって…』

(違う。違うよ潤)

『邪魔だ邪魔だ!乞食やるならよそでやれ!!』

『このガキが!またウチのゴミをあさりやがって!スラムに帰れクズが!!』

(俺の価値を見い出してくれた…俺に生きる意味をくれた…!
 俺を照らしてくれたのは…あなただ…!)

しかし葉山にしてみれば、汐見さんと出会う前の自分は
物乞いやゴミあさりさえも許されない、ひたすら足蹴にされて虐げられ、いつのたれ死ぬか分からない毎日
送っていたわけで、そんな地獄のような日々から救ってくれた汐見さんには、
自分の人生を捧げても構わないぐらいの感謝を感じていたようです

うーん…なんだかここまでくると葉山が負けるってのも可哀想になってきたな
人間扱いされない地獄のような生活から、ようやく脱出して身を削るように自分を高めてきた葉山が
また挫折するっていうのはちょっと心が痛むっつーかあんまり見たくないっつーか…

 

『くそっ…!ダメだこれじゃ…!メニューを変更するか…
 いいや、カルパッチョでなけりゃダメだ…!
 誰も真似のできない方法で勝たなけりゃ、俺が作る意味がない!
 香りの力で味の世界を変える…それが俺の料理なんだ!』

そしてまだまだ葉山の回想シーンは続きます、これは選抜決勝が始まる少し前の様子のようですね
どうやら葉山はカルパッチョを完成させるのに相当な苦労をしていたようで、
決勝の寸前まで仕上げが上手く行かず、煮詰まっている状況が続いていたようです

マジかよお前、確か以前カルパッチョを試作してた時の描写では
ニヤニヤしながら黒木場を消し炭にすることしか考えてなかったから
そんな苦労をしてるとは夢にも…(えー  まあこのニヤニヤシーンは、まだ決勝まで1週間くらいの余裕がありましたからね

それとさっき葉山の言ってた「誰も真似できない方法で勝たなきゃ意味がない!」ってセリフが
すごい気になるんですが…誰も真似できない方法…自分にしかできない料理…
え、それってもしかしてスペシャリテのこと言ってんじゃ…
ちょ、ちょっと待って、これって葉山の敗北フラグな回想シーンじゃなかったの!?え、違うの!?

『この1皿に、俺のすべてを捧げる…!』

さらに決定的な勝利フラグキターーー!!
汐見さんのことを頭に思い浮かべることで迷いを振っ切り、ついにあのカルパッチョを完成させた葉山!
うわああああああなんじゃこれ完全に葉山の勝ち確定な流れじゃねーか!!
マジで!?そういうことだったの!?みなさんこれがどうして葉山の勝ちフラグになるかお分かりでしょうか

そう、自分のすべてを捧げても構わないと思うほどの女性、その人を頭に浮かべながら皿の上で自分を表現する。
食戟のソーマにおいて、これは最大級の勝利フラグなわけです。なぜなら第1話の時にソーマの親父が言っていた
「いいか創真…いい料理人になるコツは、自分のすべてを捧げてもいいと
 思えるような、そんな女と出会うことだぜ」というセリフがあるから。
今回の葉山はまさにこのセリフの体現者ですよね
それでいて「自分だけにしか作れない自分だけの料理」を作ろうとしている。ということはこの決勝での勝者は…



葉山じゃねえかああああああああああああああ!!
お前が勝つんかああああああああああああ!!!
マジかよソーマの親父の言葉を体現しつつ必殺料理を作って勝つとは!
どえらい扱いの大きいキャラになったもんですな葉山…まさかここまでのキャラになるとは思わなかった

てっきり俺としては、やっぱりこの決勝はソーマが制するもんだろうとばかり思ってたんですよね
なぜならこの選抜というイベントが1年生の中で最強の生徒を決める戦いだから
これをソーマが制することで、最強の1年生はひとまずソーマということになり
これから2年生・3年生といった上級生相手の戦いにシフトしていくという流れが自然に作れるからですよ
遠月のてっぺんを取るのがソーマの目標だから、今後2年生や3年生を倒していくのは必要な展開ですよね

それでいて、必殺料理っていうのは今までソーマが持っていなくて
ソーマより格上の料理人が持っているものだったんですよ
たとえば四宮や一色先輩。この2人は以前ソーマと手合わせした時に
「必殺料理を使えば簡単にソーマに勝てただろう」なんてことを言われてましたよね

だからこそ、ソーマがこれから格上の相手と戦っていくには必殺料理という武器が必要であり
それを身につけるには、今回の選抜はうってつけだったと思うわけですが…まあでも、優勝者は葉山だったということで。
葉山が優勝した点についてはそうですね、意外な展開で驚いたけど、よくよく考えたらこれはこれでアリなのかなって気もします

なぜなら、それはやっぱり親父の言葉を実際の形として読者に示したということですよ
第1話で親父が言っていたあの言葉、たぶんこの漫画のキーになる一言なんだろうなとは思ってましたが
でも実際どういう状況を指して言ってるのかよく分かんねーなとも思ってたんですよ

「自分のすべてを捧げたい女と出会う」ことが、「いい料理人になる」ってことと、一体どうやって繋がるの?っていう。
そこんとこが具体的になんなのかよく分かってなかった。これは最終的にソーマも行動で示してくれると思うんですが、
多分ソーマがそれをやるのはこの漫画の最終回だと思うんですよ
まさか話の途中でソーマが女キャラにマジで惚れて、その人のためにすべてを捧げた料理を作るなんて
絶対ありえないだろーなと思うんで…

ということは、今回葉山が行動で示さなかったら、親父の言葉が意味するところっていうのは
おそらく最終回まで待たないと分からなかったと思うんですよ。
たぶんこの漫画、あと数十巻は続くだろうから、それだけ長い間ずっと意味がなんかよく分からないまま
宙ぶらりんになってしまうという…

それはまずいということで、多分ここで一度模範解答を示しておきたかったんじゃないでしょうか
親父の言葉はこういう意味だということを読者に示したわけです
自分のすべてを捧げてもいい女性を思って料理を作れば、
自分だけにしか出来ない自分だけの料理が、皿の上で実現できる
という、つまりそういうことですよ

今回葉山が汗ダラダラになってたのって、「必殺料理とは自分だけの料理だ」ってことを言われて
その実感を唯一持ってたからでしょうね。ソーマと黒木場は
「自分だけの料理?何それ?」って感じで実感なかったんだろうなー(えー

特にソーマは、結構ゆきひらの料理を引きずってるところあるから
これから段々ゆきひらから巣立ちしていって、自分だけの料理を作るようになるんじゃないでしょうか。次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第104話「新たなる『玉』」

「葉山だ!葉山だああああああ!!」

ワアアアアアアア!!

さて前回、長きに渡る秋の選抜での戦いに、とうとう終止符を打った葉山。
確かソーマ&黒木場を相手にした決勝の舞台で、汐見さんラブの気持ちをひたすら込めて作った
必殺料理・炙りサンマのカルパッチョによって、とうとう優勝の栄誉を手にしたんでしたね

そんなわけで、今回は優勝直後に大歓声の鳴り響く会場のシーンからスタートであります
葉山はというと、しばらく観客の声に応えるように黙ってガッツポーズを取っていましたが…

「おめでとー葉山くーん!!」

「…!」

「おめでとう…!おめで…!ひぐ…やったねえええ葉山くん!!
 もうもう相変わらずクールなんだから!もっと喜びなよぉ!
 優勝だよ!?ゆうしょ…」



あーっとこれはー!?なんとその時、無防備に駆け寄ってきた汐見さんに
ラブシーンのような熱烈なハグをかます葉山!やっちゃったよこの人!
まあ葉山からしたら、この料理中ずっと汐見さんへのラブラブな気持ちで頭がいっぱいだったでしょうからなー
そんなところにこう駆け寄ってこられたら、もう辛抱たまらなくなって抱きついてしまうのも考えられなくはないか

というか抱きついた瞬間の2人の絵を見てみると、汐見さんの巨乳がぎゅむーっと葉山に押し付けられてますね
なんてこった!こりゃ抱きついてる葉山からしたら、胸の感触がカンペキに丸分かりだぜ!
葉山さんちょっと感想をお願いします!!(えー
そういえば汐見さんって巨乳キャラだったんだよなー、最近あんまり胸が強調されてないからすっかり忘れてたわ

「えっ…!?ええええーー!?ア…アキラくん
 どどどうしたの、アキラくんてばばば…」



しかし公衆の面前でいきなり抱きつかれた汐見さんは、当然のごとく恥ずかしさのあまり大混乱してしまいます
それと皆さん気づいたでしょうか、さっき汐見さんが駆け寄ってきた時は、
汐見さんは葉山のことを「葉山くん」と呼んでいたわけですが、今この瞬間では「アキラくん」と呼んでるわけなんですよ

これについては前にもちょっと話したことがありましたよね、汐見さんは葉山と出会って間もない頃は
「アキラくん」と名前で呼んでいたのに、時間が経つにつれて「葉山くん」と苗字で呼ぶようになったという…
これはやはりね、俺が思うに、最初は「アキラくん」って呼んでたけどそれじゃ距離が近すぎるから
汐見さんが周囲への体裁を気にして「葉山くん」って呼ぶようになったんだと思うんですよ

一応は教授とその助手って関係だから、その分ちゃんと距離を取ろうとした結果なんじゃないかと。
しかし今こんな風に抱きつかれて、距離を取ろうとかそんな余裕が完全になくなった結果
つい「アキラくん」って本来の呼び方が出てきてしまったんではないかと…
そう考えるとエロいですね、1人の男として意識してしまったってところでしょうか、いやあエロいわー

「リョウくん!もうっ!もうもうもうもうもう!!(ぽかぽか)
 この私が見てる前で敗北するなんて!(ぽかぽか)」

そんな一方で、黒木場の方にはアリスが駆け寄ってきてこっちはこっちでイチャついていました(えー
どう見ても初々しいカップルじゃねーか!負けはしたけどこれはこれで微笑ましいものがあるな
葉山は今回ラブの力で優勝を勝ち取ったわけですが、いつか黒木場もアリスとそんな関係になれるんだろうか

ちなみにこの後アリスは、黒木場に邪険にされたのが割とショックだったみたいで
母ちゃんのところに泣きつきにいったり、さらに単行本のおまけで
「今から絶交よ!早く謝りにこないと許さないわよ!」と言いながら、黒木場をガン見して構ってほしいアピールしたり
けっこう黒木場を気にしてるような描写がいくつか見られます



いやーアリスのこういうところは微笑ましいっすね、なんだかんだで黒木場が構ってくれないと悲しいってことか
あれだけ頭脳明晰で美人なのに性格はお子様なところがアリスの魅力だよなー

「葉山、あのカルパッチョまだ作れるか」

「…素材は一応まだあるけ「食わせてくれ」

「あ?なんでだ「食わせて」

そんな中でソーマはというと、さっぱり女には目もくれずに葉山のカルパッチョが食いたくて仕方ないといった様子でした
ああ、これは果たしていいことなのか悪いことなのか!(えー  料理のことで頭がいっぱいすぎんよー
ちょっとは女の子とのフラグを優先してもええねんで…それが必殺料理(スペシャリテ)を修得する近道にもなるねんで…

「俺にも食わせやがれコラァ!!」

「なんでお前はケンカ腰だよ!?まったくなんなんだお前ら…」

ばくばくもぐもぐ

「…けっ!俺だったらもっと美味く作れるぜ!」

「あ?負け惜しみかよ黒木場」

「まあまあ、葉山もなかなか良い品作ったんじゃねーの?」

「なんでお前も上から目線なんだ!この三位入賞野郎!」

「三位かどうかは分からないだろテキトーなことゆーな!!」

「俺がテメーより下だってのか幸平ァーーーッ!!」

って、そこに黒木場も加わって、3人でギャーギャー言いながら葉山のカルパッチョを食べることに!
なんだかケンカするほど仲がいいって感じになりつつありますね
この3人は今後も好敵手として暮らしていくんでしょうか、今回は葉山が一歩先を行きましたが
3人ともほとんど互角で実力伯仲って感じですからなー

「そうだ創真よ…出会うことだ、出会うことでしか、料理人は前に進めない」

そんな選抜の話はソーマの親父の耳にも入ることになり、ソーマにこんな良きライバルが出来たことを
親父は喜ばしく思っているようです。こうやって自分に匹敵する相手と腕を競い合い、
切磋琢磨することで料理人は成長していくものだと、親父はそう思っているようですね

「たった1人で皿に向き合っても、それまでと変わらぬ自分が映るだけ…」



ああっとそして、締めの一言ではまるでえりなお嬢様のことを表しているかのような描写が!
考えてみれば、お嬢様ってこれまで自分と互角のライバルと競い合うみたいな描写全然なかったですからね

ライバル達と共に成長を続けるソーマと、たった1人で成長の機会に恵まれないお嬢様って感じで
この2人は対比された関係なんでしょうか。時間が経てばそのうちソーマが
お嬢様に追いつき追い越していくってことかなー。次回に続く!


■ジャンプ感想:食戟のソーマ 第105話「スタジエール」

さて前回、秋の選抜がとうとう終幕となったことで、日常生活に戻ったソーマ達ですが…
なんと今回の冒頭では、肉魅が極性寮に遊びに来て吉野達と一緒に料理に励んでいました
ほー、これはなんとも意外な組み合わせ。肉魅って群れるの嫌がりそうなイメージありましたが、
吉野たちとはけっこう気が合ったということでしょうか

「今日も極性寮に行くのか」ってセリフや、吉野のことを「悠姫」って下の名前で呼んでることから
今日だけじゃなくてずいぶんと入り浸ってるみたいだし…というか考えてみたら、吉野・榊さん・肉魅の3人って
選抜の時に3人とも86点で同点だったんですね

てことは料理の腕前としてはほとんど互角なのか…肉魅の方が格上って印象あったけど、実のところは同格で
肉魅としても結構極性寮で得るものは多いのかもしれませんね
なにしろ88点の伊武崎&丸井や89点の恵ちゃんもいるわけだしな…なにげに極性寮ってすげえエリート集団だよな

「ってわけで、豆乳のまろやかさがサンマの優しい塩っ気を
 いい感じに際立たせてくれるんだよな。どーだ?お味の方は」

「(もぐもぐ)…にしてもカリカリ梅はないんじゃねえの?なんか安っぽい感じがして
 どうにも食う気になんねーんだよな(もぐもぐ)おかわり」

「ガツガツ食ってんじゃん美味そうに」

「昨日作ってやった俺のカルトッチョの方が味は上だぜ、お前やっぱ三位だな」

「はー!?だったらもう1度作ってみやがれ!食べ比べだ!」

「…決勝の料理を試食しあうのはいいけどよ、なんでウチ(汐見ゼミ)でやんだよ…」

一方その頃ソーマはというと、汐見ゼミに出向いて黒木場・葉山と一緒にこないだの料理の食べ比べをしていました
こっちはこっちで互角の3人が集まったというわけですか、
ソーマは今後、黒木場や葉山と組んで行動することが増えるのかなぁ

「創真くんはきっと、悔しくてたまらないから行ってるんだと思う。
 己が何者かを知るためには、自分の世界の外へ踏み出すしか手はない…
 きっと彼女たちもそうなんだと思うよ、相手から少しでも何かをつかもうともがいている。
 君は行かないのかい伊武崎くん?」

「…」

「まあ近々、君たちは否応なしに外の世界へ放り込まれることになるけどね」

「…?なんの話だよ?」

「間もなく、実地研修(スタジエール)の日々が始まる」

とそんな中、伊武崎との会話の中で「もうすぐスタジエールが始まる」と語る一色先輩。
ようやくこのフレーズが出てきましたね。そう、スタジエールとは遠月の生徒たちが外部の職場に派遣されて
プロの料理現場を体験するという、言わば職場体験学習とかインターンシップってやつですね



ちなみに汐見ゼミでもちょうど同じ話をしていたようで、「そこらのプロより俺の方が上だわー」といきがっていた黒木場。
まあ確かに、黒木場は今よりずっと幼い時からプロの現場で店長やってた奴なんで、
それぐらい自信があるのもまあ分からなくはないですが…

それにしても黒木場お前、なんだかバンダナつけてる時と外してる時と
性格がどっちも似たような感じになってきてねえか!?
前よりもボケーとした感じが薄くなってきてるというか、こんなふんぞり返って「俺より強い奴いんの?」とか
言いそうになかったと思うんだけど…「はー、外で働くんすかー、そりゃ大変っすねー(ぼけー)」ってそんなイメージ。
やっぱこういう二重人格キャラを続けていくのは難しいんだろうか…

「よその厨房の仕事に…外の世界に触れられるってわけか!(わくわく)」

「問題を起こさずに、滞りなく仕事をこなせればクリアってことか?」

「合格基準は…一週間の研修期間で、目に見える実績を残してくること」



って、そんな職場体験はただ現場の手伝いを無難にやってりゃオッケーというわけではないようで
その店にとってプラスとなる何かを、明確な実績として残してこなければダメなそうです
そりゃまたハードル高いですなー、社会のことを何も知らない学生たちにそんなことが出来るんだろうか

「えーっと資料資料っと…”今回の研修先は2人1組で実施する”…か」

そうこうしているうちに、スタジエールの開始日は瞬く間にやってきたようで、
ソーマは指定の職場へと向かうために、資料を見ながら町をウロウロしていました。
しかも今回の研修は2人1組ということで、集合場所にはパートナーとなる相手もいるようですが…

   

「ゆ…幸平っ…創真!?」

というわけで、現場にやってきたのは秘書子だったというオチです。それにしても半端ない嫌われようだなソーマ
これまでも何度か顔を合わせたことはありましたが、ここまで汚物を見るような目で見られるのは
今回が初めてじゃないでしょうか。何がそこまで秘書子の嫌悪感を加速させてしまったんだ!

それとキャリーバッグ持ってた秘書子が、ソーマと出くわしてビックリ仰天ってこの反応は
合宿の時にソーマとお嬢様が出くわしたシーンになんか似てますよね



やはりご主人様が以前こうなってただけに、秘書子も同じ運命を辿るハメになったということなんだろうか

「おぉ、えーと…秘書子じゃん!」

「だ、誰が秘書子だ!?私には新戸緋沙子という名前がある!」

「新戸ね…んじゃまあ一緒にがんばろうぜー」

「ふざけるな!貴様と協力する気は毛頭ない!
 私1人の力だけでスタジエールを乗り越えてみせる!」

「あ、そう?やー研修先ってどんな店なんだろうなー」

「は…話しかけてくるな!」

「遠月学園が行けって言うんだから、すげぇ豪華な店かもなー」

「聞いてるのか私の話を!?」

ともかく一緒の職場に向かうことになった2人ですが、とにかくソーマのことが気に入らないようで
それはもうギャーギャー怒鳴りながらソーマを拒否しようとする秘書子。
なんか秘書子って武士みたいな話し方するんやな(えー

典型的な気が強くて、なかなか男に気を許さないタイプの女っていうか…
こう書くとなんだかバトスピの早雲ちゃんを思い出してしまうな

ふざけるな!
貴様と協力する気は毛頭ない!
私1人の力だけで
スタジエールを
乗り越えてみせる!!

ほらやっぱりすごく似合う感じするわ(えー
秘書子も早雲ちゃんと一緒で「くっ…殺せ!!」が似合うキャラになるんだろうか

「ふざけるなよまったく!どんだけ待たせるんだ!」

「あぁもう間に合わない!もういいよ注文取り消しね!!」

「す、すみませんすみません…!」

「…」

「あっ…ひょっとして…遠月学園の生徒さん…?」



って、ソーマと秘書子が目的の職場に到着してみれば、
そこには大勢の客に怒鳴られながらペコペコと謝っている店主の姿が!
いきなり問題を抱えてる予感がバリバリしますなー、これには思わず秘書子もソーマと顔を見合わせてしまう始末。
どうやらかなりの改善の余地がある店のようですが…次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第106話「問題の多い繁忙店」



さて今回のソーマですが、扉絵はなぜか鉄人28号になったソーマを操縦する秘書子となっております
なんでそうなんねん!一体どういう発想なんだろう…「食戟のソーマ」ってタイトルまでわざわざ描き方変えてるし
すごい気合の入りようですね。

ちなみに俺は鉄人28号ってあんまり思い入れないんですよねー
元々の作品は古すぎて見たことないし、何回かスパロボにも出てるみたいだけど
ちょうどその出てきた作品だけプレイしたことがないという。

ただ、1992年ごろにやってた鉄人28号の続編の鉄人28号FXはちょっと覚えてますねー
俺が小学生の頃にやってたアニメで、鉄人28号をもうちょい新しめにアレンジした作品でしたね
このアニメの何が良かったかというと、ライバルメカのブラックオックスが格好良かったんですよ

正直、主役機の鉄人28号FXは割とどうでもよかったんですけど、ライバルのブラックオックスに
メロメロになってた記憶がありますねー。当時の俺は小学生だったからアニメの内容はほとんど忘れちゃったけど
ブラックオックスの出番があると嬉しかったってことだけは覚えてます



懐かしくなって画像を探してみたんですが、これがそのブラックオックスみたいですね
いやーいかにも悪のメカって感じの奴だなあ、トランスフォーマーのデストロンにいそうだなお前(えー
でもFXのブラックオックスって確か、この見た目の割には主人公たちに味方してくれる奴でしたよね?
最初は敵だったかもしれないけど、途中で仲間になって一緒に戦ってた覚えがあるんだが…

うん、そのへんよく覚えてないから今度スパロボに出してくださいよバンプレストさんよー(えー
古い鉄人28号がもう出てるんだしいいじゃんか!FXも出してくださいよ!ブラックオックスを使いたいんだよブラックオックスをよー
 

はい、そんなわけで盛大に話が逸れましたが、ソーマ本編に話を戻しまして。
前回ソーマと秘書子がスタジエールでやってきたのは、「洋食の三田村」というごく普通のレストランでしたよね
ただ、前回はなぜか大勢の客たちに店主がギャーギャー怒られており、何かの問題を抱えた店のようですが…

まあそれはともかくとして秘書子の生着替えをよく見ておかないとね(えー
この漫画で生着替えは貴重ですからね、前にお嬢様が着替えた時なんかはてるてる坊主みたいな格好で全部隠してたしな!
そういう意味では、えりなお嬢様という主人の代わりに読者の期待に応える秘書子はさすがですね
ナイスな生着替えをありがとう秘書子、こうして見せてくれたブラジャーのご恩は忘れません(えー



そして着替え終わった秘書子ですが、さっそくソーマに「エプロンが似合う」と言われて少々困惑してますね
着替え中に話しかけて羞恥プレイしてたことといい、ソーマの女性キャラをドギマギさせる手腕
さすがと言うしかないですね、なんだかみるみるうちにソーマと秘書子の間にフラグが立っていく気がするぜ

「しかしこうやって2人で話すなんて初めてだなー、お前いつも薙切と一緒だったし。
 あ、そーだ、次に薙切に会ったらだけどさぁ」

「私はもうえりな様の下には戻れない。
 秋の選抜一回戦で敗れた私にその資格はない。
 敗北者である私が傍にいたら、えりな様の格が下がってしまうからな…」

「だからって一回負けたくらいで…」

「(すたすた)」

がしかし、ソーマがお嬢様の話題を出した途端、やたらと頑固な態度で自分を責めて心を閉ざしてしまう秘書子。
選抜で葉山に負けたことを今でも相当気にしているようで…うーむ、ソーマも言ってますが1回負けたくらいで
そこまで思いつめる必要あるかなぁ。しかしよくよく考えてみたら、そもそも主人のえりなお嬢様が
常日頃から「料理人に失敗は許されない」ってことを連呼してるんでしたか…



お嬢様の言う通りにするなら、料理人は何もかも完璧でなければならない。失敗や敗北なんて絶対に許されない。
実際にお嬢様は、自分の配下だった肉魅がたった1度敗北しただけであっさりと見限ってしまったわけだし
そういう経緯があるから秘書子もここまで思いつめてしまったというわけか。

まあとはいえ、お嬢様は今ごろ秘書子がいなくなったことに焦ってめそめそ泣いてる頃だと思いますが
こうなったのも自業自得なんやな…(えー



ともかく着替えも済んだということで、さっそく店の仕事に加わることになったソーマ&秘書子。
さすがソーマはこの手の仕事に慣れっこですが、秘書子はそれが気に入らないようで
「へっ私だって学校の授業を完璧にこなしてきたぜ!」と対抗心をメラメラ燃やしております

ふむ、これはあれですね、ちょっと下品ですがセクロスで例えるなら
すでに数百人もの女を抱きまくった経験豊富なソーマがリードしてあげようとしたら
「へっ私だってエロ本やエロビデオ見まくったから、シミュレーションは完璧だぜ!」
妙にいきがってる経験ゼロな秘書子
とかそんな感じですかね(えー

(しかし静かなものだな…さっきまでのあの騒ぎが嘘のようだ)

どどどどどど…

「ん?」

どどどどどどど

「き…き…」

どどどどどどど!!

「きたぁぁーーっ!!」

「な…!?」

って、店に客が見当たらずに「静かなもんだなー」と秘書子が思っていたら、
突然ものすごい勢いで大挙して、あっという間に店を埋め尽くしてしまった客たち!なんという怒涛の勢いでしょうか、そうこれはまるで
「ただ今よりコミックマーケットを開催いたします」と聞いて爆走するオタクたち
の姿を彷彿とさせるな…(えー



(ほ、ほんの1〜2分で…テーブル満席!?オーダー殺到!?)

『もともとウチは、地元客ばかりが来てくれる店だったんだ、満席になるのなんて週に何日かで…
 でもウチの最寄り駅、新幹線が止まるでしょ?半年前から、乗車前のお客さんが殺到するようになって…
 一気に来店して一気に注文して一気にお会計するもんだから、仕事がどんどん後手後手になって…』

(なるほどな…ここ数年で駅周辺の開発が一気に進んだ、
 今までは来なかった客が流れてくるようになったわけか…!)

そんな風に異常な勢いで客がやってくる理由がこれ、新幹線に乗る前のわずかな待ち時間で昼飯を食おうとして、
こうも一気にドタドタやってくるという…いやいやちょっと、さすがにその設定はどうなんだろう
新幹線に乗り換える時って、そんな風に駅から飛び出て慌ただしく店に入ったりしますかね?
むしろ待合室でゆったり新幹線が来るのを待たないですか?

新幹線への乗り換え時間ってせいぜい10分か20分だろうし、駅に必ず待合室があるから
駅の外へバタバタ飛び出すより、大抵の人は待合室でゆっくりすると思うんだよね
あと昼食の時間が重なった時はどうするかっていうと、弁当買って新幹線の中でゆっくり食うよね

わずかな時間で外食して大急ぎで口にかき込むより、新幹線の中でゆったりと景色でも楽しみながら食うっつーか
大抵の人はそうすると思うんだよな…まあ中には外食じゃなきゃ嫌だって人もいるんだろうけど
さすがにあんなコミケみたいな大群にはならないと思うんですよ

そんなわけで、「近くの駅に新幹線が止まるようになったから」ってのは、聞いててなんか違和感のある理由だなーと思いました
ただ、俺的にこうしたら良くなるんじゃないかと思うのは、「近くにオフィスビルがバンバン建ち並んだから」ってことにしたら
この状況もしっくりくるんじゃないかと思うんですよね

というのも、オフィスビルってやつはですね、ビルの中で大勢の人が働いてるわけですけど
基本的にメシを食うような場所がビルの中にないんですよ。だから12時の昼休みになると、
昼食を食べるためにビルの中から、大勢の人が一気にブワァーッと出てくるわけです

そして一気に近くのメシ屋へとなだれ込み、ガラガラだったメシ屋も途端に満員になるんですよ
そして昼休みが終わるまでに職場へ戻らないといけないから、帰るときもみんな一気にいなくなるわけです

具体的に言うとそうですねえ、昼休みの時間が仮に12時から1時の60分間だとするじゃないですか
で、職場からメシ屋に移動するまで10分かかるとする。行きに10分、帰りに10分で合計20分です
そして自分がメシを食い始めてから食い終わるまで、20分かかるとする。さっきの移動時間と合わせると40分です

こうなると残りの時間は20分…つまりですよ、
調理の時間でこの20分を超えられると困るんですよ
普通なら20分あれば十分作れるだろうけど、店が混んでて30分やら40分やらかかるとすっごい困るんです
「おいおいもう食う時間ねえよ、昼休み終わっちまうよ、くっそふざけんなよ!」って今回の客みたいにイライラしてしまう。

実際にオフィス街ではこんな現象が起きていて、昼飯にありつけなかった人のことを
ランチ難民とか昼食難民と呼んだりしてます。実際にある言葉なんですよこれって
というわけで俺は新幹線がどうとかより、オフィス街の設定のほうがピッタリだと思うなー

「ちょっとまだー!?そろそろ来てくれないと困るんだけど!」



さて本編に話を戻しまして。ともかく凄い勢いで客が押し寄せたために、まるで店側の手が足らなくなり
調理の遅れや洗い物の滞留など、トラブルが連発することになってしまいます
こうなった結果、前回のように大勢の客に激怒されるハメになったわけですな…

秘書子もとりあえず大急ぎで皿洗いをやってますが、とてもそれだけでは間に合わないレベルの混雑…
もっと劇的に状況を変えるような何かがなければ…

「いらっしゃいませー!!3名様っすね?こちらは4名様、奥のテーブルに!
 お冷どうぞっす、あっ大きいお荷物はこちらの隅に置きましょーか?」

   

「4番テーブルナポリタン他!全部あがりっす!」

「あ…ありがとう幸平くん!」

って、これだけ慌ただしい状況の中で、唯一客の求めるスピードについていき数々の作業をこなしていたソーマ!
接客から調理からなんでもござれって感じですね、この辺はさすがプロの現場で働き続けた年季が違います
しかしそれはいいけど、ソーマのやつ調理する時はちゃんとこの店のレシピで作ってんのか!?(えー

ただ調理するだけなら秘書子もできると思うけど、自己流の味付けで作っちゃったらいけないからやらないわけですよね
こんな混雑になる前に、ソーマは抜け目なくレシピを確認しておいたんでしょうか。だとしたら凄いな

「ちょっと!俺が頼んだのチェダーチーズハンバーグだよ!?」

「も、申し訳ありません!すぐにお取り替えを…!」

「新戸!厨房とホールの連絡が混乱してる!ちょっと見てきてくんね!?」

「ふ…!」

「…くっ…!」

そんな中、注文を取り違えるトラブルが発生してしまったことで、その確認役を秘書子に頼むソーマ。
意地っ張りの秘書子はソーマの指示なんかに絶対従いたくないところですが、
この状況では仕方なく「くっ…!」と言うことを聞くしかありません

あれですね、前回の感想で秘書子は早雲ちゃんに似てると書きましたが
こういう「くっ…!」が似合うところもなんだか似てますね(えー



そんなわけで、貼り付けられた伝票を見ながらオーダーの確認を行う秘書子。なんかこのシーン、
「え、えーっとこれがこれで…」ってやってる秘書子がえらいシュールで可愛く見えるのは俺だけでしょうか
なんか本当に「お使いを頼まれた」って感じで、プライドの高い秘書子がそれをやってるギャップが可愛いよなー

『何もかも狭いんだ…お前は』



そんな中、選抜で葉山に言われた一言を思い出して、思わず涙ぐんでしまう秘書子。
確かに悔しいでしょうねえ、「私はシミュレーション完璧だし!」と現場の世界を知ってるつもりでいたら、
ソーマについていくことが全然できなくてこんなお使いをするハメになるとは、
自分の無力さをひしひしと感じてしまったことでしょう

こんなザマではお嬢様のところに戻ることなんて到底できやしない…と、秘書子はそう思ってるんじゃないでしょうか
「なにもかもが完璧」を求めるお嬢様にとって、こんな足りないところがある自分はまったく相応しくないと
余計にそう思ってしまいそうな…

「くそうっ!!」



がしかし、「今はこんなメソメソしてる場合じゃねーんだ!」と言いたげに、自分を奮い立たせて再び仕事場へ走る秘書子!
おおいいですねえ、思ったより根性あるじゃないですか、やっぱり少年漫画の基本は努力と根性ですよね
こういう時に挫けず頑張るキャラっていうのが、個人的には大事だなって思うんだよなー

「終わったぁーーっ!!素晴らしかった!君がいなきゃ絶対乗り切れなかった!」

そんなわけで秘書子たちが奮闘を続けた結果、どうにかこの日の営業時間を乗り切ることができた一同。
しかし最も活躍したのはもちろんソーマであります、最初から最後まで大車輪の活躍をし続けたことで
たった1日でスタッフからの信頼を120%勝ち取ったようですな

「いやぁ〜たまげたよ!やっぱり遠月の生徒さんは違うねぇ!」

「ええ…彼は…現場で働いていた経験もあるので…流石ですよね」

そんな中で、ソーマに比べたら自分はゴミみたいなものだと思いっきり暗い顔をする秘書子。
これまでソーマのことをさんざん見下していたこともあって、今までそんなことを考えていた自分の目は節穴だったとか
しかもソーマの実力に自分は及んでないとか、ますます自信喪失する方向に考えているようですが…

「なに言ってるんだいアンタもだよ!」

「!?」

「ディナーの頃にはもうほとんど手間取らなくなってたじゃないか!」

「覚えが早いし要領もいい!助かったよ本当に!」



「あ…ありがとう…ございます…」

しかし、店のスタッフ達は秘書子の実力も十分に認めていました。
どうやら相当な物覚えの速さでグングン仕事の要領を掴んでいったようで、
後半になる頃には非常に大きな貢献をしていたようです

それにしても、スタッフから誉められた秘書子のこの表情を見てくださいよ。
やっぱ人を誉めるのって大事だよなと思うんですよね
MAJOR 2ndの感想でもさんざん言ったことですが、「人を誉める」ってのはとてつもなく相手に対してプラスになることがあるんですよ

この秘書子の反応はまさにそれを象徴してますよね、暗く沈んだ状態から誉められたことで心境が劇的に変わったわけで。
まずさっきの思いっきり沈んだ顔をしていた表情なんですけど、これを見ていて俺が思い出すのは



「何やってんだよそうじゃねえだろ!そんな簡単なこともできないのかよ
 いつになったら仕事覚えるんだ、あぁ!?」とかって
さんざん怒鳴られながら何をやっても誉められずに怒られるばかりな毎日を送っていると
こんな感じの表情になってしまうんですよ

なぜなら、常にそんなダメ出しされる毎日を送っていると、「自分はなんてダメな奴なんだ、なんて役に立たないんだ」
どんどん自分に自信が持てなくなっていくからです。
ちょうど秘書子の心境はそれとそっくりになってましたね、ソーマに比べて自分はあまりに無力で役立たずだと思っているし
えりなお嬢様の近くにいる資格もない情けない奴なんだと、自信をまったく持てなくなっているわけじゃないですか

こんな状況が続いたら精神的に自分を追い込んでいく一方で、せっかくの実力を活かせずに病んでしまう可能性もあるわけですよ
そんな風に人材を潰すべきじゃないし、だから誉めてやらないとダメなんですよ
誉められるっていうことは、もうそれだけで心が健康になっていきますからね。実際にさっきの秘書子を見てくださいよ



一言誉められただけでこんなにも変わるわけです。
自分はダメな奴なんだと思い込んでいた状態から、一気に解放されてますよね
現実でも、誉めるっていうことはこれぐらい人の心を動かすパワーがあると思うんですよ。
それを世の中の人にはもっと知って欲しいんだよなー

そして今回のラストシーン、ソーマから晴れやかな笑顔を向けられた秘書子は思わず赤面してしまうのでした。
おいおいソーマのやつまたひとつ恋愛フラグを立ててしまったのか!
すでに恵ちゃん、肉魅、真由美ちゃんと3人のヒロインを抱えているソーマですが、そこに秘書子までも加わってしまうのだろうか
それにしても「何をする無礼な!」とか、ソーマと話す時ほんと武士みたいな喋り方するよな秘書子
まあそこが面白いところなんですけど、こう見えて意外と武士ヒロインという特殊性を持っているのか秘書子…次回に続く!


■ジャンプ感想:食戟のソーマ 第107話「理想との距離」



(うあああああん!!まさか薙切さんと一緒になるなんてー!!)

さて前回、ソーマと秘書子の働く様子が描かれたスタジエール編ですが、今回はというと
別の店へ研修に行っている恵ちゃん&えりなお嬢様ペアの話となっております
もしかしてこの2人が絡むのってこの話が初ですかね?どっちも主役に並ぶほどのヒロインな割に、
今まではお互いに絡むシーンって全然なかったからなー

(と、とにかくこれから一緒に研修するんだし、コミュニケーションを…)

「あ、あの、はじめまして薙切さ…」

「よろしく田所恵さん」

「えっ!?わ、私の名前知ってたの!?」

「…?当然でしょう?私は秋の選抜の運営に関わっていたのよ、
 本戦まで残ったあなたのことを知らないわけないじゃない」

そんなわけで、初対面のお嬢様に挨拶をする恵ちゃんですが…お嬢様はすでに、恵ちゃんのことをそこそこ知っていたようですね
というのも、秋の選抜でいいところまで行ったからのようで…つまり、なかなか優秀な生徒ということで
お嬢様から見た恵ちゃんは、意外と評価が高いみたいですね

しかし優秀な部分だけ見られてるからいいけど、長い間落ちこぼれだった恵ちゃんの過去を知られたら一体どうなるのか…
なにしろ単なる落ちこぼれじゃなくて、学年ダントツ最下位の退学寸前という
超ウルトラスーパー落ちこぼれ少女だったわけで、その頃は実力を出し切れずに失敗を繰り返したことは数知れず、
「料理人に失敗なんて許されない」が持論のお嬢様からしたら、ヤバすぎる過去を持っています恵ちゃん

料理に失敗した回数って、正直ソーマより恵ちゃんの方が遥かに多いと思うんだよな…
それでいて、落ちこぼれから選抜の舞台まで登り詰めたのも、ソーマの影響を受けたおかげなわけだから
そんな恵ちゃんの存在って、えりなお嬢様からしたらこの世で最も認めたくない存在とか思われても
不思議じゃないというか、このまま仲良くやっていけるかどうか不安で仕方ないぜ…



「料理長の傘山だ。それじゃあ2人には…皿洗いでもやってもらうかな」

「(ピク…)」

とそんな中、2人がお世話になる店の料理長が現れますが、「お前らはまず皿洗いからだ」とお嬢様&恵ちゃんを小者扱い!
ふむ、それだけ凄い腕を持つ料理長ってことでしょうか、これはなかなか期待できそうですね。
何しろお嬢様ってこれまで自分より格上の人間と戦ったことがないので
上には上がいるってことを一度知っておくべきというか、ソーマなんかも最初は自分が一番つえーんだって慢心してる状態でしたが
自分より格上の料理人との対決を通して、少しずつ変わってきましたからね。お嬢様もそうなるといいんですが…

「新入りが雑務から始めるのは当然だ。分かったら配置につきたまえ」

「お断りします」

「(ピク…)」

「能力に見合った仕事をするのは当然ですわ。
 この私に雑務を押し付けることなど、愚かな采配ミスに他ならないと存じます」

ああっと!?しかしお嬢様は、この料理長の指示を真っ向から拒否!
「この超優秀な私に皿洗いさせるとかバカじゃない?」ぐらいの勢いで、真っ向から料理長に歯向かっております
いやーこの反逆は許されませんよお嬢様、ぜひともこの料理長には
「ガキが…誰に向かって
 口利いてんだ。あ?」からの
「料理長は俺だ」
コンボを決めてもらいたい
(えー

いやマジで、この料理長は実はかつての十傑第一席レベルの強キャラでも許されると思いますね
それで慢心してるお嬢様をコテンパンに叩きのめして、「そ、そんな…この私が…」とか打ちひしがれるお嬢様に
「もう一度あえて言おう。お前らはまず皿洗いからだ」
とか言い放ったらめちゃめちゃカッコいいと思う。ここは一発ガツンとお願いしますよ料理長!

「(モグ…)…オーナー、どうやら味が変わったようだが?」

「えっ…そ、それはその…も、申し訳…」

「素晴らしいよ!!以前よりも圧倒的に洗練されている!!
 コースの構成も新鮮かつ大胆、パーフェクトだ!!」

「へ…?」

って、そんな2人の対立の結果、「店の味が変わった」と語る常連客。
それも今までとは比べ物にならないほど美味くなったと諸手を挙げて絶賛しております
え…今までと比べ物にならない…?と、ということはつまり…

(俺の城が…あんな小娘に…あっという間に掌握された…)

りょ、料理長ーー!!(号泣)
おいいいいい!!なんだよこの展開!なんとこの料理長は、お嬢様よりも比べ物にならないほどの雑魚であり
お嬢様に料理人としての格の違いを見せつけられ、今や完全に店をいいようにされてしまったのです

結局またお嬢様は自分より弱い奴と戦ったんかい!
そんなんばっかじゃねーか!1回くらいお嬢様をギャフンと言わせるような強キャラは出てこないのか
それにしても、料理長のメンツを叩き潰してお嬢様が店を支配することで、この店を改善したって流れですけど…
この展開は正直どうなんだろう

だってお嬢様が店の主となって操縦してるうちはいいですけど、
スタジエールが終わってお嬢様が店を去ったらその後どうなっちゃうんですか?
この店に残るものは、メンツをぶっ潰された料理長と、
料理長なんか無視して好きに味を変えていいんだって店員たちだけになっちゃいますよ
その結果なにが起こるかというと

「おいっ…!誰だ!?
 ソースのルセットを変えたのは!?」
「日本ではこの方が好まれますよ?」

「ゴリラ料理長の味作りは、いささか
 ゴリエンタルに過ぎると思いますね」
「ま、ゴリラには分からないか」

「ハハ、聞こえるぞ」

と、こんな感じになると予想(えー
やーひどい、お嬢様が店を引っかき回して、その後メチャクチャになる可能性でかいよなーと思うんですが
こんなんでいいんですか!?店を改善したと言えるんですか!?審査員の人何か言ってやってくださいよ!

「さすが薙切の眷属というところだな…
 よく分かっている。
 実績を残すという意味を(ベタ誉め)」

し、審査員ーー!!(号泣)
なんだよお前ー!!この状況を見てベタ誉めかよ!「よく分かっている」っていうけど、
お嬢様はただ自分の好きにやってるだけじゃねーかよ!

なんていうか、この店に社会勉強をしに来てるはずなのに、
これだとお嬢様はこの店で得たものが何もないと思うんですがどうなんでしょうか
ただ普段通りに自分の好きに振る舞ってるだけですよ、これじゃわざわざ学園の外に出てきた意味がないと思うんだよなー

「お疲れ様!今日も助かったよ新戸ちゃん!」

「はい、お疲れ様です!」

「今日でもう3日目かぁ!いや〜あの2人が来てくれて大助かりだなぁ」



一方その頃、洋食の三田村で働いている秘書子たちの様子ですが…
初日こそあれだけバタバタしたものの、今では秘書子もだいぶ要領を掴んできたようで
うまく客をさばけるようになっていたようです。そしてこの笑顔を見ての通り、お堅い秘書子も店員たちと打ち解けてきたようで
なかなか順調といったところですが…

「ん〜」

「…?」

「ん〜…」

「なんだ…1人でうなったりして。む!ホールの清掃がまだ済んでいないぞ!
 何をサボっているのだ幸平創真!まったく貴様というやつは…」



しかし、店員とは打ち解けたものの、ソーマに対してはまだ容赦ない物言いしてたんですね秘書子
さっきの笑顔はどこへやら、「サボってねーで早く掃除しろや!」とプンプン怒り出してしまいます
しかしソーマには何やら掃除以上に気になることがあるようで…

「こんなんでいいのかなー…”実績を残す”って、こういうことでいいのか?」

「…?何を言ってる、研修はすこぶる順調じゃないか」

「まあそうなんだけどなぁ…」

そんなソーマが気にしているのは、「”実績を残す”とは何か」ということでした
まあ確かに、このスタジエールの目的は目に見える形で実績を残してくることだから
今のようなお手伝いの状態で、それが実績といえるのかどうかはちょっと疑問なところですね

「そういや他の奴らはどうなってるのかなぁ。どんな店に行ってんだろーな」

「…」

(えりな様は…私がいなくとも、立派にやっておられるはずだ…)

結局この場で考えても答えは出ず、他の生徒達がどうしているのか思いを馳せるソーマ。
そして他の生徒と聞くと、秘書子はどうしてもえりなお嬢様を連想せずにいられません
「きっと私がいなくても大丈夫なはず…」と自分に言い聞かせる秘書子ですが



実際に秘書子がいなくても大丈夫だったのが悲しいなぁ…(えー
うーん、秘書子にこう言わせるんだったら、秘書子がいなくなったことで
普段通りにできずに空回りするお嬢様の姿とか見たかったですね

今回のお嬢様はマジで「世間に出たけどいつも通りにやって終わり」な感じだったから
やっぱりそこは何かしら別のアクセントが欲しかったところだよなー
あとお嬢様と秘書子といえば、この2人って「皿洗い」って意味でも対照的なシーンがありましたよね



たとえば秘書子って、この店に来て最初にやったことが何かっていうと
自ら進んで皿洗いをやることだったんですよ
これ、「食器が足りないぞ!」って騒いでるのを見て、自分が頼まれたわけじゃないけど秘書子は率先してやってるんですよね

それに対してお嬢様は、明確に「お前は皿洗いをやれ」って命じられたにも関わらず
「私はそんなことやる人間じゃないから」って断ってるんですよね
皿洗いなんて下賎な人間のやることだから、自分からはもちろんやらないし、言われてもなおやらないっていう
これさ、余計にお嬢様と秘書子の間の溝が深まっちゃった気がしますよ

今回のスタジエール編で、秘書子は「私はえりなお嬢様にふさわしくない人間、私とあの人では住む世界が違う」
思い込んじゃってるわけですよね。そこを解決してやるのも今回のシナリオの重要なポイントだと思うんですが
この皿洗いの描写を見るに、「あ、本当に住む世界が違うわ…」と思ってしまうんですがどうなんでしょうか(えー
果たして秘書子はえりなお嬢様の傍に戻れるのかどうか…次回に続く!


■ジャンプ感想:食戟のソーマ 第108話「道を選ぶ」



さて今回のソーマですが、冒頭の場面はもうすっかり店に馴染みきった秘書子の場面で始まります
どうやら厨房やホールの仕事だけでなく、事務仕事にまで手を伸ばし始めたようで…
秘書子はもともと秘書が本職ですから、こういった仕事はお手のものなんでしょうね

それにしてもPCメガネをかけてる秘書子が可愛い。
正直、普段の秘書子よりこっちの方が可愛いと思う。俺の趣味としては、メガネ女子って特別好きってわけでもなかったんだけど
なんか最近になって急に可愛いと思えるようになってきたというか、一体なんなんでしょうね
人間には30歳を超えるとメガネ女子が急に好きになる性質でもあるんでしょうかね(えー

『このままでいいのかなぁ。やっぱりこの店は変わらなきゃダメだと思う』

(…この店が変わらなきゃダメ…?一体なんだと言うんだ幸平創真…)

しかし、そんな事務仕事をしながら秘書子の脳裏に浮かんでいたのは、前回ソーマに言われた一言でした。
「この店には変化が必要」と語っていたソーマですが、秘書子はなぜそんな変化が必要なのか分かってないようで…
店の業績を見ても上向いてきてるので、「なんだよ今日もお店は絶好調じゃん」と胸を張る秘書子でしたが…

(ふん、見ろ。現に売り上げやクレーム件数は私たちが来てから…)

「はっ…!来てから…?私たちが…いなくなったら…」

「そ、今までとおんなじ状態に逆戻りだ」

デデーン。そしてここでソーマからのネタばらしが。今この店が好調なのはソーマと秘書子がいるからであって、
それが抜けてしまった後は再び問題だらけになってしまうという…いやちょっと待ってください、
それは確かにその通りなんですけど、「この人が抜けた後はどうすんの?」って話をするなら
前回のお嬢様の時にも言ってほしかったんですけど!!



いやマジで、どうするんすかこんなにお嬢様に頼りきりの状態を作ってしまって。
店の管理すべてをお嬢様1人で行う状態になってしまったわけですが、お嬢様が抜けてしまったら一体どうなるんだろう
この店に残るものは、メンツを叩き潰されて管理能力のガタ落ちした料理長と、
「料理長なんか無視してどんどん料理アレンジするぜー」という店員たちになってしまうので、店の行く末はおそらく
日によって安定しない味…
サービスの質に難あり…
5段階評価で
3以上を与える客はないだろう…
「この店にしようか?」

「あまり良い評判聞かないわ。他へ行きましょう」
店の経営は
傾いていった…

っていうことになりそうな気がしてしょうがないんですけど(えー
あの店は果たしてこのあと無事にやっていけるんだろうか…

「臨時で人を投入すれば店は回るだろうけどさ、根本的解決にはならないだろ。
 このままでいいのかなー」



「き…緊急会議を開きます!!」

まあお嬢様たちのことはともかく、こっちの店をどうするかで話し合うソーマ達。
とうとう事態の重大さに気づいた秘書子は、大急ぎで店員をかき集めて緊急会議を開くことに…
どうでもいいけど右のコマの秘書子めっちゃ可愛いっすね。メガネの力は偉大やで…

「い、今からバイト募集をかけましょうよ!
 幸平くん達がいなくなる3日後までにスタッフを見つけないと!」



そんなわけで始まった会議ですが、「新しい店員を雇おう」という案が出るものの、
そんなすぐに代わりの人材は見つからないということで、速攻でボツになってしまいます。
これについては、俺が四宮編の時に似たようなことを書きましたよね。

四宮の店には2人のろくでもない料理人がいたわけですが、
四宮は長い間その2人をクビにせずに使っていたわけですね。それはなぜか。
クビにしたら代わりの人材を探すのが大変だからというのが俺の予想でした。

やっぱりこの点に関してはどの職場も同じというか、人手が足りないから募集かけたらパッといい人材が見つかりましたなんて
都合のいい話はそうそう転がってこないってことですね。むしろ状況が悪化する可能性すらあるので、
いま働いているメンバーを失うっていうのは、店にとってそうとうな痛手だと思うんだよなー

「メニューを…絞るべきでしょうか…豊富なメニューの数が、調理の足かせになっています…
 人気のあるメニューだけを残して厳選すれば…」

「そ…そんな!祖父の代から受け継いだレシピだってあるんだよ!?
 それを変えるなんて!」

「それに今までずっと同じやり方だったのに、急に変えるのは…!」

「で、でも現状のままでは、この店はいつか破綻を…」

「あのねぇ!君たちが来てくれて助かってるけど、
 いくらなんでもそこまで口出しされる筋合いはないよ!」

「俺たちは先代の頃からここで働いてるんだ!
 メニューを変えたりしたら、もう三田村じゃなくなっちまうよ!」

って、「メニューを絞ろう」という案を出した秘書子ですが、それに対してまるで罵声のような反論をぶつけまくる店員たち!
おいおい、ただ案を1つ出しただけなのにここまで総叩きにすることねーだろ!
この店員たちは今の状況を分かってんでしょうか、このまま何もしなかったらこの店は潰れるって危機的状況なのに
「今までのやり方を変えたくねーし!」の一点張りで、秘書子のアイデアをボロクソに叩くとは…

なんかこれと似たような先代がどうこうとわめきつつ、潰れそうな店を改善しないバカ店員たちの話を、
ラーメン発見伝っていう漫画で読んだ気がします。

メニューだって
減らす必要なんかねえっ!!
豊富なメニューで勝負するのが
先代のオヤジさんの信念だ!!
やり方を変えるのだってそうさ!
先代のオヤジさんは
絶対そんなこと言わなかったよ!
要するにアンタ不人情なんだよ!!
あ、あの…皆さんの先代を慕う気持ちは
有り難いと思います…
でもウチは、やり方を変えないと
このままではやっていけなくなるんですよ
先代が残したものを
変えずになんとかするのが
遠月学園の務めじゃ
ねえんですかい!?
アンタのやり方じゃオヤジさんは
草葉の陰で泣いてるよ!!
これだから
高校生のお嬢さんは困るのさ!
人生、教科書通りじゃないんだよ!!

という具合に泣きわめいて、店が潰れるのもお構いなしのバカどもがいたんですよねー
メニューを増やす、減らすという違いはありますが今回とそっくりですね。どこの漫画にも無能な店員ってのはいるもんやな
ちなみにこいつらは、この後やってきた芹沢サンというキャラに完全論破されて
「単なる怠け者がラクをするために先代への思いを都合よく使ってるに過ぎない」
ケチョンケチョンに言われてしまいます

メニューを減らすのもダメ、やり方を変えるのもダメ…
その全ては先代からの教え…しかし先代が生きていたら、
いつまでも古いやり方にしがみついていただろうか?


だから、それは…この前も言ったように、
先代を慕う気持ちが強すぎるあまり
絶対化してしまっていて…

違う。

奴らはとにかく、レジ打ちだけとか
同じメニューを作るだけとか
してればいいラクな職場を
1ミリたりとも変えたくないんだ。
たぶん客も少ないほうが
いいとさえ思ってる。

先代がどうこうなんて、
怠けてる自分達を正当化するための
方便にしかすぎない。
は、はあ…つまり彼らは単なる怠け者で、
ラクをするために先代への思いを
都合よく使ってるってことですよね…

でも、そんなことしてたら
確実に”洋食の三田村”は潰れますよ。
失業してもいいから
怠けていたいってことですか?
失業してもよくはないだろうけど…
ああいうタイプの人達って、
どんな危険な状況でも
自分だけは何もしたくないし、
楽をしていたいの。

なんの根拠もなく、
誰かが何とかしてくれるものだって
思ってるのよ。
その通り。
怠惰と詭弁と責任転嫁だけで生きている
腐り切った俗物…

ああいう口をパクパク開けて
エサを求めるしか能のない輩は、
人間と言うより養殖魚に近い。

こんな感じですね。芹沢サンが「怠惰と詭弁と責任転嫁だけで生きてる、エサを求めるしか能のない腐り切った俗物」
とんでもないこと言ってますが、まあ大体そんな感じだと思います。(えー
どっちの漫画の店員もそうですが、いまにも潰れそうな店を自分達で変えようって気持ちがまるでないというか
あいつらにとっては「店が潰れること」よりも、「メニューをいじること」の方が大事件という
ワケの分からん連中なので、芹沢サンにこれだけボロクソに言われるのもやむなしか…

「でもお客さんたち可哀想じゃないすか?
 旅の前に腹ごしらえしようって待ってたのに、
 うまいまずい以前に料理すら出ないって、そりゃーないでしょ」

「…」

と、そこでソーマから飛び出した「お客さん達が可哀想だ」という発言。
確かにさっきから、店員たちは自分たちの都合をギャーギャーわめくばかりで、誰も客のことなんて考えてなかったですからね。
接客業である以上、客をもてなすのは当然のこと…ここからソーマは新たなアイデアを思いついたようですが…

「だから…こういう選択肢もあるのかなーと」

--------------------------------

「おっ!ちょうどメシ屋があるじゃん」

「まだ30分あるし食事を…」

「ん…?なになに?」



「完全予約制?」

そう、ソーマの考えたアイデアとは、ふらっとやってきた客についてはすべて入店を拒否して店を完全予約制にするということでした
いやいやいやいやいやいや
ちょっと待ってくださいよ!ソーマお前ついさっきなんつった!?
「旅の前に腹ごしらえしようって待ってたのに、うまいまずい以前に料理すら出ないって客が可哀想」って言ってたよな!?
この状況を見てくださいよ!旅の前に腹ごしらえしようってやって来たのに、
うまいまずい以前に店にすら入れてもらえない
ってそんな状況じゃないですか!
客が可哀想じゃねえのかよ客が!!(えー

いやー…正直この解決法はやりすぎだと思いますね。ここまで客をバッサリ切ることもなかろうに。
このやり方では飛び入りの客全部を切り捨てることになってしまうわけですけど、
今回の件で問題だったのって、「飛び入りの客」全部ではなくて
そのうちの「時間に余裕のない客」っていう一部分だったわけですよね。

その一部分だけを切り捨てるのに、他のいい方法はなかったのか?とりあえず俺が思うこととしては



このドアにつけた注意書きを、完全予約制にするだのなんだのじゃなくて
「ただいまの待ち時間は30分です」とでも書けばよかったんじゃないですか?
それだけでもう万事解決ですよ、この「まだ30分ある」と言っている客も、仮にもっと短い時間しか余裕のない客でも、
「なんだ待ち時間が30分もあるのか」って店に入る前に認識できて、店に入ってこないわけなんですから。

30分で長すぎるなら、10分でも20分でも状況によって変えればいいし
というかそういう注意書きって、実際にその辺の繁盛してる店には置いてありますよね。
店が混み始めたらサッと入り口に注意書きのカンバン置いて、客が店に入る前に待ち時間を先に知らせるっていう…



もしくはこんな風に、店の中でも店員が待ち時間を教えるっていうのもアリですよね
客が店に入ってきた時、もしくは注文を取る時、「混雑して参りましたのでお時間をいただくことになりますが…」って
先に断っておけば済む話なんじゃないだろうか。

いちいちそう確認するのが手間だったら、メニューだとか店内の壁とかに
「混雑時には待ち時間が30〜40分となる可能性があります」とか書いておいて
事前に予防線を張っておくとかさ。とにかくいくらでも方法はあると思うんだよなー

それと今回の完全予約制への変更は、「何よりも常連客を大事にしたい」っていう店主の意向があってのことみたいで
飛び入りの客を切り捨ててでも常連客をもてなしたいからってことで、この大胆な変更を行ったようですが…
でも正直、常連客からしたら、予約しないと食いに行けないレストランって全然気軽に行けないと思うんですよ
そういう意味でも俺としては、予約制が常連客にとってプラスになるのかどうか怪しいと思いますね



ちなみに予約の手間に関しては秘書子が、気軽に客が予約できるようなシステム構築を作り上げるのに躍起になってましたが
正直システムの問題じゃないと思うんですよね
いくら予約の手間が少ないシステムを用意しても、俺は気軽に行けないと思う。予約制の何が問題かって、
「何月何日の何時にこの店で食べる」っていう風に客が前もって食事プランを考えなきゃいけないってことなんですよ

それが一番面倒くさいと思うし、普段の生活でやらないことなんですよ。
日ごろの気軽な食事をするにあたって、いつどの店に入って何を食べようかなんてことを
何日も前からいちいちプラン立てて行動してる奴そうそういないと思うんですよ

大抵の人はみんな、日ごろの食事なんて食べる直前になってから「今日のご飯は何にしようかな」って考えるんじゃないですか?
かくいう俺もそのタイプで、たとえば毎日の晩メシを食うのに、どの店で食べるのかを決めるタイミングは
実際に町をウロウロしながら「今日はこの店にすっか」ってその場で決めるんですよ。

いつもそんな風に、店の近くに出向いてなんとなく決めるから、「前もって予約してないと食べられない」っていう店だと
まったくと言っていいほど食べる機会がないんですよね
実際、予約制のメシ屋って俺の身近にもあって、俺が毎日のように通る駅前の行きやすい場所にあるんだけど、
そんな場所にあっても俺がそこで食べたことは一回もないんですよね

その店、外から見る分にはなかなか興味あるメニューがあって、食ってみたいなーって気持ちもけっこうあるわけなんですが
でもやっぱり「予約しないと食えない」って問題があるから、興味はあるのに一回も食ったことないって
状態になっちゃってるんですよね。予約しないでいいんだったら気軽に入っちゃうんですけど、
やっぱ予約制っていうことでそういう気軽さがなくなっちゃってるんですよね
予約制って、「いつでも気が向いた時に行ける」っていうのとまったく反対なわけだからさ…
「この日のこの時間、今度こそあの店に行くぞ!」って決心するぐらいの勢いじゃないと、本当に行く機会が全然ないんだよなー



ちなみにソーマ本編の結末はこんな風に、予約制にしたことで常連客がゆっくりと食事を楽しめる店になってましたが
これが俺だったら今回語った通り、この店に行く機会はなくなるだろうなと…
まああくまで俺の主観の感想なんで、他の人がどう思うのかは分かりませんけども。次回に続く!


■ジャンプ感想:食戟のソーマ 第109話「光を当てる者」

さて今回のソーマですが、冒頭の場面はお嬢様と秘書子の回想シーンで始まりました
幼かったある日のこと、桜の樹の下ではしゃいでいたお嬢様ですが、
秘書子と一緒に遊ぼうとしても「いいえ私は家来ですんで」と、秘書子が遠慮してしまい一緒には遊べなかったという…

(緋沙子…あの時私が、あなたにして欲しかったことは…)

そして現在、そんな過去を思い返していたお嬢様は、自分がして欲しいことをしてくれない秘書子のことで寂しそうな様子でした
まあお嬢様がして欲しいことっていうのは、秘書子には自分の後ろの方で遠慮深く控えてるんじゃなくて
自分の隣で一緒にいて欲しいっていうことですわな。上下関係なんていちいち気にしてほしくないと。
しかしそんなお嬢様にひとつ言えることがあるとすれば、秘書子にだけ一方的にそういうのを求めるんじゃなくて



自分も秘書子みたいな皿洗いくらいやらないとな…(えー
いやマジで、秘書子がなんの抵抗もなく皿洗いやってるのに対して、
お嬢様は「は?皿洗いなんてこの私がやるわけないでしょバカなの?」とか言ってたんで
やっぱりそこには秘書子と価値観の大きな溝があるっつーか、
秘書子がお嬢様に追い付くだけじゃなくて、お嬢様も秘書子に歩み寄る必要があるんじゃない?って思うんですよね

「ところで新戸ぉ、近々薙切のところに戻るんだろ?」

「(ずーん)」

「うおっ、どーしたんだ元気出せって。話聞くからよお」

「…情けないな…まだなんだか自信が持てない。今までの私は安心しきっていたんだと思う…
 えりな様の後ろを歩いていればいいと、それ以上のことは考えもしなかったから…」



そんな一方で、こちらは”洋食の三田村”でのスタジエールを終えたソーマ&秘書子ですが…
しかし秘書子は、いまだにお嬢様のところへ戻る自信が取り戻せてはいませんでした。
まあ秘書子がそれだけ自信を持てないのは、お嬢様が「料理人に失敗なんて許されない」って
今まで言い続けてきたせいでもあるんですけどね。やっぱりお嬢様も変わる必要があるよな

「答えは簡単だろ、これからは薙切の後ろじゃなくてさ、”隣”に立って歩けるように
 変わっていけばいいんじゃねーの?」

「…でも…一度敗北した私にそんな資格は…」

「俺も葉山に負けちまったからさ。
 いつかあいつをギャフンと言わせてやろーぜ?な?」

「…」

そして今度からは、お嬢様の後ろじゃなくて隣を歩けばいいと、俺と全く同じことを考えていたソーマ。
おいおい気が合うじゃないですか、前回の予約制の時はまったく意見が合わなかったけど(えー
それと、葉山に負けたことをを引きずってる秘書子に、「俺も葉山に負けちまったし気にすんな」
ソーマに言わせるこの展開はいいですね

やっぱりソーマといえば敗北を糧にして強くなるということを今まで積み重ねてきたキャラなので、
負けた経験も今後の成長に繋げればいいということを、秘書子に教えるのにピッタリな気がします。
そもそも秘書子が一番ショックを受けているのは、「選抜で葉山に負けた」ってことですが、
ソーマはその悩みを共有することができるんですよね。何しろまったく同じ経験をしてるから。
だから、「うるさい!お前に何が分かる!」とか言われることもないし、同じ葉山に負けたショックを味わったけど、
ソーマはそこから立ち直る術を持っているという、秘書子にとってのいい見本としてここにいるわけですね。この構成は上手いよな

「あ、そうだ、初日からずっと言いそびれてたんだけどさ。この漫画、届けてくれよ薙切にさ(がさごそ)」

「こ、これは…?」

「やーこの漫画、薙切と約束したから早く届けなきゃって思ってたんだけど、
 なかなか行く機会なくってよー。だからちょうどよかったわ。
 頼むぜ新戸、途中で落っことしたりすんなよ?」

「幸平創真…ありがとう…!」

そして最後には、秘書子の背中をもうひと押しするために、お嬢様に頼まれていた漫画を渡すソーマ。
そういえばこんなのありましたよね、美作と戦ったビーフシチュー対決の時に約束したんでしたっけか
レビューが止まってたせいではるか遠い昔のように感じるぜ…(えー

ちなみにこの漫画って、結局は寮の誰から借りたんでしょうかね。可能性高いのはやっぱり恵ちゃんかなー
恵ちゃんは今回のスタジエールで初めてお嬢様との接点ができたわけですけど、この少女漫画の持ち主だったら
さらにお嬢様と意気投合する機会があるってことですからね、やっぱそれが一番意味のある展開かな

「おしっ…帰るかね!次の研修先はどこだぁ!」

---------------------------------

「ちっ、こっちは開店準備で寝るヒマもねえってのに!
 なんだって学生なんかの相手しなきゃならねぇんだ!?
 とにかくこっちは無能を持て余してる場合じゃねぇんだ!
 ひとつ堂島さんに伝えてくれ」



「使えねぇ奴がやってきたら、即刻叩き出すだけだぜってな」

デデーン。そして次の研修先に向かったソーマですが、その店はまさかの四宮の店・東京支店!
今までパリで活動していた四宮ですが、海外での成功を収めたことで、国内にも新たな支店を作ることになったようです
まあ人気キャラだから出す機会を増やしたいってことで作られた設定なんでしょうけど
なんにしろ四宮が出てくると水原さんも出てくるチャンスあるから俺としては大歓迎ですな(えー  次回に続く!


■食戟のソーマ第13巻、ワールドトリガー第11巻感想
 

そしてつい先日、もうソーマとワートリの単行本新刊が発売しちゃいましたねー
以前俺は「ソーマとワートリの感想遅れちゃってるけど、単行本にだけは話数で抜かれたくねーぜ!」って書いてましたが
もはやそんなことを口にするのもおこがましいほど追い抜かれちゃって、もうなんと言っていいやら…(えー
も、申し訳ございません…私めのようなゴミが単行本様にたてつこうというのが間違っていたのです…

そんな今回の新刊2つですが、どっちとも表紙の時点でなんだか珍しいことになってますね
まずワートリの方は表紙がまさかの諏訪ですよ。諏訪!?諏訪だと!?お、おいちょっと待てよ!!
まだ俺の好きな太刀川さんもとりまる先輩も荒船さんもしおりちゃん先輩も表紙になってないねんで!?
それを追い越してまさかの諏訪だと!?くそっこの野郎、いかにも調子づいた顔しやがって!

まあこの11巻の内容的には、諏訪隊vs荒船隊vs玉狛第二のチーム戦がメインに収録されてるわけなんだけどさ…
でもそれなら荒船さんでいいじゃないですかー!!
9月9日生まれのB型つまり俺の荒船さんでいいじゃないですかー!!(えー

って、そんなことを考えながら作者コメントを読んでみたら、
「この間の表紙を誰にするか、諏訪さん、荒船、村上くん、那須さんの中でけっこう悩みました」って
葦原先生も荒船さんを表紙にしようか迷ってたみたいですね。まあ迷ってくれただけでもいいかーと思ったんですが

ちょっと待って下さいよ、「諏訪さん、荒船、村上くん、那須さん」って
なんで荒船さんのことだけ呼び捨て!?俺の荒船さんが!?(えー
どういうことなんですか葦原先生!なぜ俺と同一の存在と言っても過言ではない荒船さんだけを呼び捨てに!
こ、こんなことが…俺が何かしましたか!?(えー 荒船さんだけこの中では扱いが下なのか…く、くっそー!!

それと今回の単行本では、またバレンタインの時にどれだけチョコもらったかっていう
ランキングが載ってましたね。確か前回はオサムが1位獲ってて衝撃のランキングになってた気がする。
そして今回はどう順位が変動しているかというと…

今回のランキング 前回のランキング
1位:出水
2位:風間さん
3位:ユーマ、迅さん、佐鳥
6位:オサム、太刀川さん
8位:奈良坂
9位:荒船さん
10位:忍田本部長、千佳ちゃん
1位:オサム
2位:迅さん
3位:奈良坂
4位:ユーマ
5位:出水
6位:佐鳥
7位:千佳ちゃん
8位:太刀川さん
9位:とりまる先輩、風間さん、嵐山さんなど

デデーン。前回5位だった出水が1位、前回9位だった風間さんが2位と一気にジャンプアップ!
ぐわーってめーらやっぱりそうか!いかにも女子ウケしそうなキャラだと思ったよ!(えー
こう、出水の飄々としたイケメンな感じとか、風間さんのチビだけど冷静なイケメンな感じとか
こんなん絶対女子から人気爆発するよなってキャラだったからなー、ついにその時がきたか…

それとオサムはちょっと下がっちゃいましたが、ユーマや迅さんは相変わらず上位をキープしてますねえ
そんな激戦区の中で、ユーマ達に並ぶ3位まで上がってきてる佐鳥…え、佐鳥!?
佐鳥ってそんな女子人気あんの!?マジで言ってんの!?出水や風間さんは「なるほどやっぱりな」と思えるキャラでしたが
佐鳥については「このランキング間違いじゃねえの!?」って気持ちが最初に出てくるというか…(えー

マジか…佐鳥ってそんな女子人気あったんだ…マジかあ〜〜
てっきりネタキャラとして男子からの人気はあるだろうと思ってましたが、まさかこんなに女子からモテモテとは思いませんでした
あとは地味に太刀川さんが上がってきてるのが嬉しい。前回1位のオサムに並んでるし、まだまだこっからっすよ太刀川さん!

それと9位には荒船さんが入ってきてますよね。いや〜入っちゃったか〜俺が9位に入っちゃったかぁ〜(えー
まあ荒船さんもイケメンだからそりゃ入りますよねやっぱりね、いやあマジかー
荒船さんの人気は俺の人気だからな〜照れるよな〜(えー



さて、それじゃ次にソーマ13巻の感想なんですが、まず表紙からして「おや?」と思いますよね
なんとソーマ1人での表紙。これまでは色んなキャラを次々と描いてきてたのにソーマ1人とな?と
なんだか珍しい気持ちになりました。そして表紙がソーマということは、いつもやってる
単行本1ページ目の描き下ろしイラストもソーマってことになるのか…と思ってページをめくってみると



ってあれぇ!?秘書子のイラスト!?
え、なんで!?今までの法則からいくと、表紙がソーマなんだからここもソーマなんじゃないの!?
これは一体…あ、そうか、多分これってスタジエールつながりでソーマと秘書子描いてるんでしょうね
そうかそうか、スタジエールだからなー

すいません俺の感想しか読んでない人は、スタジエールって言われてもなんのことだかわけ分からんと思いますが
この巻の話でスタジエールっていう設定が出てきてですね…というかあれなんだなぁ
表紙のソーマのイラストにしても、どうやら今ではコミックスの内容に合わせたイラスト描くようになったみたいですね

多分これって11巻からそういう風になった気がする。
11巻の表紙は美作と対峙するソーマ、12巻の表紙は葉山、黒木場と立ち並ぶソーマ、
そして今回の13巻ではスタジエール中のソーマという感じなんで、いよいよ内容に合わせた表紙描くようになったんですね

10巻以前は別にそんなことなかったんですよ、収録されてる話とは関係なく、メインどころのキャラを順番に描いていくっていう
感じだったんですが、どうやらメインどころのキャラはもうそろそろ全員描いたということで
コミックスの内容に合わせた表紙へシフトして行ってるんじゃないですかね

それと今回の13巻ではおまけページが結構充実してましたねー
なんと言っても、以前ジャンプネクストに掲載したソーマ別腹が収録されてたし。
ソーマ別腹は全部で3話やってましたが、その1話と2話がこの13巻にまとめられたんですよ



そう、ソーマ別腹2話といえば俺のリクエストした話!
もちろん皆さん覚えてますよね、これってツイッターで読者のリクエストが募集されて、その時に見事に俺のリクエストが採用されて…
それで水原さんの話を描いてもらえてねぇ…あの時はほんと嬉しかったな。もう忘れられないくらいな…みんな覚えてますよね!

・あ、ありのまま起こったことを話すぜ。ソーマの13巻の巻末に水原さんの学生時代のミニエピソードがあった
 超スピードとかそんなチャチなもんじゃあねぇ(ry by 通りすがり

ってお前覚えてないんかああああああああ!!こらあああああああああ!!
そんないかにも13巻で初めて見たみたいなコメント送ってくるってお前!?おいいいいいいいいい
お前なー!!ウチのサイトに来ていながらああああああ!!この水原さんのミニエピソードは
俺のリクエストによって実現したもんじゃろがああああああ!!



そう、あれは半年ほど前の3月ごろ、ツイッター上で「ソーマ別腹に描いてほしいリクエスト」ってのが募集されたんですよ
その時に俺は、ご覧の通り若い頃の水原さんの寝起き姿を希望したんですよ
そしたらそれを実際に附田先生が採用してくれたっていうそういう話なんですよ!!



リクエストが採用された後、俺はいてもたってもいられなくなって附田先生にお礼のツイートを書いたわけですが
そしたらそれにも返事を書いてくれて…
この画像がそれです、俺のリクエストが「一番ムラッときたから」採用してくれたようで
ありがたいよねえ…まさかリクエスト通りの話を書いてくれるだけじゃなくて、返事までもらえるだなんて…



さらにこの後、俺のリクエストした場面のネームまで公開してくれたんですよ
しかもソーマ別腹の第2話ネームにおいて、附田先生が唯一しっかり描き込んだのがこのコマだったんですよ!!
俺って一体どれだけ幸せ者なの!?(えー
こんなにも作者から神待遇を受けた読者って俺以外にいるの!?ありがとうございますありがとうございます

もう本当に感謝してもしきれないぐらいのことをしてもらって、あまりの感謝でこの時の俺は



とりあえずジャンプネクスト3冊買ってきました(えー
この水原さんのエピソードが載ってるやつをね…もう家宝もんだよなー本当に
あまりに嬉しかったんで、一生食戟のソーマについて行こうとこの時心に決めたわけです

ただ…この時のことを思うと、今の俺の体たらくは本当にダメなもんがあるよね…(えー
やっぱこの時を思い出すのが一番「こんなに感想遅らせまくってる場合かよ!」って気持ちになりますねー
あれほど附田先生によくしてもらったのに、こんなチンタラやってる場合じゃないっていうか
本当なら俺がファンの先頭に立つぐらいの勢いで突っ走っていかなきゃいけないよなー

なのでちょっとやる気を出そうと思います。このところスプラトゥーンにハマりすぎて感想落としまくってましたが
そろそろそれを再開したいと思います。つまり一言で言うと明日から本気出す!!(えー


できれば昨日の単行本レビューで一緒に書きたかったんですが、ソーマとワートリに関するおまけ本
今回コミックスと一緒に発売されてましたよね
ソーマの方は何かっていうと「遠月学園勝負の一皿」。これは漫画に出てきた料理のレシピをまとめた本ですね
レシピ本というだけあって、今回は漫画よりも料理がメイン。となれば森崎さんの出番というわけで
見てくださいこの普段よりでっかく書かれた森崎さんの名前を!



今回ばかりは私が主役だと言わんばかりの存在感!
森崎さん…最初期のうちはすんごいちっこく名前書かれてた人が立派になって…(ほろり)

←最初期の森崎さん

それとソーマのレシピというと、コミックスにも色々と載ってるわけですが、
今回のレシピ本との最大の違いは何かというと、
完成品の実物が写真で見れるってことですかね



たとえばソーマが作った化けるふりかけごはんがこれ。
漫画だけだと現実ではどうなるのかいまいちイメージ掴みづらかったですが、
こうして実物で示してくれてるのが分かりやすいですね

ちなみに今回載ってる料理に関してリストアップすると、
ソーマの料理
・なんちゃってローストポーク
・煮こごり&卵そぼろのふりかけごはん
・鯖缶ハンバーグ
・鰆おにぎり茶漬け
・シャリアピンステーキ丼
・お柿揚げ
・フォカッチャ&カレーピザパン
・切り餅ホワイトソースグラタン
・切り餅栗おこわ
・切り餅からのいちご大福

えりなお嬢様の料理
・エッグベネディクト
・コックオヴァン

恵ちゃんの料理
・3種のおにぎり
・虹のテリーヌ
・もちもちすいとん汁
・クリームわらび餅

肉魅の料理
・ロティ丼
・三色丼

一色先輩の料理
・鰆の山椒焼き

タクミの料理
・鶏もも肉の香り焼き
・イタリアンカツレツ
・イタリアントマトそうめん
・抹茶パンナコッタ

四宮の料理
・9種の野菜のテリーヌ
・シューファルシ
・クロックムッシュ(四宮のお気に入り朝食)

吉野の料理
・鶏レバーのカナッペ

榊さんの料理
・酒粕のホワイトムース

という具合になってます。漫画読んでる人なら、このリスト見て「おや?」って感じたと思うんですけど
実は半分くらいのレシピが漫画に登場してないやつですよね
たぶん今回のレシピ本を作るにあたって、キャラのイメージに合った料理を色々と追加したんじゃないかなあ
ソーマの料理なんか見てみると、「切り餅グラタン」、「切り餅おこわ」、「切り餅いちご大福」とかって
漫画で使ってない切り餅3連コンボが書かれてるのに吹いた。どんだけ切り餅好きなんだよソーマ!

あとは四宮の料理のクロックムッシュ(四宮のお気に入り朝食)ってこれファン必見ですよね
やっぱ四宮って相当女性ファン多いと思うんで、この名前だけでも興味持つ人結構いるんじゃないかなあ
ただこれを料理する時は整髪料使ったり香水使ったりするのは厳禁ですよね。なぜなら
そいつは料理の香りを霞ませるんだよなぁ…テメェ俺の店を潰す気か?って
絶対四宮ブチ切れるだろうから…(えー



さあそして、今回のレシピ本にはtosh先生描き下ろしの漫画も収録されています
やっぱ食戟のソーマの本というだけあってちゃんと描いてくれたんですなー
この本、コミックスと同時発売だったからスケジュール相当きつかったと思うんですが、よく描いてくれてますね本当に

そんな今回のおまけ漫画は、ソーマ、えりなお嬢様、恵ちゃんの3人でレシピ紹介の司会進行をやろうという内容です
というか表紙のソーマがなんで遠月の制服着てるのか疑問でしたが、これって要するに
進行役を任されたから正装してきたってことみたいですね。遠月の制服姿のソーマってなにげにこれが初だよなー

「さーて始めるか、ここにあるレシピを紹介すればいいんだな?」

「…!?ちょっと、どういうこと!?君のレシピが混じってる…
 君みたいな無作法者のレシピを、神聖な学園のものとして
 紹介するわけにはいかないわ」

「あん?」

「言ったでしょう、私は認めていないの。君も、君の料理も!」

「ああそうかい、こいつはいい機会かもなぁ…どっちの品が美味いか!」

「決着をつけましょうか」

がしかし、おまけ漫画でも相変わらずいがみ合っているソーマ&お嬢様。レシピ紹介どころかお互いの料理勝負が始まってしまい、
ソーマは鯖缶ハンバーグを、お嬢様はエッグベネディクトを作って、
恵ちゃんに審査員をムリヤリやらせることになりますが…



しかし2人の料理を食った恵ちゃんは、昇天してしまって判定不能となるのでした
この場面の恵ちゃんがメイド姿なのはあれですよね、単行本第7巻のおまけイラストでエッグベネディクト食った時の
かしずく恵ちゃんの図が使われてるってわけですよね

あと鯖缶ハンバーグといえば「私のことあっためてほしい…」からのベッドシーン突入でしたが
さすがにそれは恵ちゃんには無理だったか…(えー
今回のレシピ本はそんな感じです、おまけも充実してたし俺としては結構楽しめました。
とりあえず「買って損した」ってレベルではないと思いますよ



さあそしてワールドトリガーのボーダー潜入レポートについて語っていきたいと思います
まあ題名からしてデータまとめ本って感じの雰囲気出してますよね
どんなトリガーがあるのかとか、どんな隊員がいるのかとか、きっとそういうのを画像付きで紹介していくんだろう
考えての購入だったわけですが、実際にページをぺらりとめくってみると…

な…!?

(C)葦原大介/集英社

 

っておいおいおい、なんやこれ!?もっと画像いっぱいのデータ本かと思ったら完全に文章だけしかねえ!?
どこを見渡してもこんな感じになってました、しかも書いてある内容がまた
「ボーダーはネイバーについての情報を統制している?」とか
「ボーダー隊員の大半を占めるC級隊員に、ネイバーの正確な姿を伝えないのは不合理」とか
なんやこの堅っ苦しい文章は…と、なんかこう気楽に読める感じじゃありません

ずいぶんとマジメに分析とかしてんだな…といまいちついていけない中、
「人物相関図」ってページがあるのに気がつきました。これなら簡単に画像でまとめられてるだろうから
気楽に見れるよなと思って、そのページをぺらりとめくってみると…

(ゾワッ)な…何だコレは!?

(C)岸本斉史/集英社

 

ちょっ…何この人物相関図!?ひとつもキャラの画像使ってねーぞ!ただひたすら大量のシルエットだけって
こんなん誰が誰だか分からないし、何より不気味すぎるじゃねーかよ!!
なんかサスペンスものの被害者リストとかを見てる気分なんだが…(えー  こえーよこの人物相関図

この本なんか色々おかしくないか?と思って出版社を見てみたら
株式会社ダイアプレスって会社が出してる本でした。集英社じゃねーのかよ!!

あ〜…つまりあれかぁ、集英社が公式で出した本じゃなくて、非公式の考察本って感じなのね
だから作者の葦原先生もこの本には関わってないし、画像も一切使ってない内容になっちゃってるというわけか
俺はてっきり公式のデータ本だと思って買ったので、なんとも「期待してたのと違う…」って印象を受けちゃいました

まあ買うなら非公式の考察本ってことをちゃんと理解して買ったほうがいいと思います
エヴァのブームが一番加熱してた時期とか、この手の本がやたら大量に出回ったよね。ああいうのが好きな人向けの本なんだろうな






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