ジャンプ感想:食戟のソーマ 第137話「希望の灯火」 「えりなを救ってやって欲しい。薊の手口はおそらく10年前と同じだ。 えりなの外界への接触をすべて管理・制限し、頼れるものは薊だけという 状態を作り上げる…忘れもしない、アリスが北欧からえりな宛に送った手紙を 薊は全て切り刻み処分していた…このままではえりなは、 誰の声も届かぬ寂しい場所に再び閉じ込められてしまう」 「…」 さて前回、ソーマにえりなお嬢様の過去話を詳しく語り、「えりなを救ってやって欲しい」と頭を下げていた最強ジジイ。 今回はその続きとなっていますね、なぜこんなことをわざわざ頼みに来たのかというと このまま放っておけばお嬢様は、中村くんの手によって引きこもりニートと化してしまうからだとか…(えー いやそれは冗談ですが、外界との接触を絶たれ、悪の権化のような男と2人きりというえりなお嬢様の状況は なんだか魔王にさらわれてしまったお姫様のような状態ですよね。ピーチ姫やローラ姫みたいなもんかと そしてソーマは、そんなお姫様を助けに行く勇者であり、ジジイはというと勇者に対して 「おお勇者よ!どうか姫を助け出してくれい!」って頼む王様のポジションですよね(えー だから今回ジジイはこうして頼みに来たんだと思います。どうもそういうRPGみたいな雰囲気をこの話からは感じるんだよなー 「えりな…!えりな…!えりな!(ぐぐぐぐ)」 「!?」 「何をモタモタしているのっ!?お屋敷から逃げ出すのよ!!」 「ア、アリス…!?」 「家出よっ!こういう時、世間の少年少女は家出をするの! このまま薊おじさまの好きにさせるわけにはいきません!」 「で、でもお父様に逆らうなんて…」 「情けないこと言わないの!意地を見せつけてやるのよえりな!」 ってそんな中、いきなりお嬢様の屋敷に現れたかと思うと、「モタモタしてねーでこんな屋敷からはすぐ逃げようぜ!!」と 言い出したアリス!ちょ、ちょっと待ってくださいよ!アリスあんたって人は、さらわれたお姫様を 勝手に救出しようとしちゃダメじゃないですか!(えー ソーマがジジイから頼まれていた一方で、アリスがこんな動きをしていたなんて…、 たとえるなら、勇者が王様に頼まれて「これから旅の支度をするぞ」と思っていたら、一方その頃 村人その1が魔王の城に忍び込んで姫を救出してしまったとかそんな感じの…(えー ダメじゃないですかこんなん!ゲームが始まらないですよ!村人その1は自重してください村人その1は! 「家出するってのはいいですけど、どこにですか?」 「新戸家のお屋敷でいいんじゃない?」 「え!?新戸家には薙切の人間もしょっちゅう出入りするから、 かくまうなんて不可能だ!」 「アリスお嬢や俺の部屋も薙切の敷地内だし…」 「えー、誰か飼える人いないのぉ!?」 「えりなお嬢様のこと捨て猫みたいに言うなぁ!!」 ともかくお嬢様を強引に連れ出してしまったアリスですが、その後どうするかはまったく考えていなかったようで 行くあてもないままその辺りをウロウロすることに…村人その1にはやはりこれが限界か…(えー その後もアリス、黒木場、えりなお嬢様、秘書子の4人であーだこーだと案を出し合いますが、 まったくいいアイデアは浮かばずに途方に暮れてしまいます。やはり勇者様の救出を待つしかないのか… ザアアアアアアア 「やー、雨が本降りになってきましたね…こりゃさっさと帰った方がよさげっすね」 「幸平創真…」 「俺のやることは最初から決まってるんで。家の事情とか何か大変そうですけど、 俺には別にカンケーないんで。”不味いわよ”って言われたままなんす、 俺はあいつに”美味い”って言わせなきゃ気がすまねーっすから」 ってそんな中、我らが勇者様であるソーマが出した結論は 「なんか大変そうだけど俺にはカンケーないんで」と帰宅することでした おいいいいい!!ソーマああああああ!!とらわれのお姫様がお前の助けを待っとるんやでええええ!! それ見捨ててさっさと帰るんかい!王様に姫の救出を頼まれて、これからゲームが始まるっていうその時に 「ふーん。でも俺にはカンケーないんで」って断っちゃったらゲームオーバーだろうが!!(えー まあともかく、ソーマが考えていることは自分の料理をえりなお嬢様に食べさせて「美味い」と言わせるという ただその一点のみであり、屋敷から連れ出してかくまうとかそういうことではないようですね ただまあ、ソーマの料理を食べてお嬢様がそれを認めることができれば、 思想という意味ではお嬢様が救われることになるような気がしますね なぜならソーマの料理は、薊が餌と呼んで忌み嫌っている大衆料理だから。お嬢様がそれを認める時というのは 薊の支配から抜け出して自分の言葉で話せるようになった時だろうから、 結果的にそれがお嬢様を救うことにも繋がりそうですよね 「とりあえず家出させよう」と考えているアリスとは、まったく別の方向性でソーマはお嬢様の救出に関わることになりそうです あともうひとつ、えりなお嬢様が「まずいわよ」って過去に発言した件について 「あの発言はこのままにはしない」ってことが、この場面でも語られてますよね ソーマがこれだけ明確に「まずいって言われたままじゃ終わらせない、必ず美味いって言わせてみせる」って 言い切ってるわけで。それだけ附田先生も、あの「まずいわよ」発言を今でも強烈に意識していると思うんですよ あの発言はいつか必ずソーマが覆してみせると。まずいって言ったままで終わるような話じゃないと。 だからあの「まずいわよ」発言を叩き続けるのはもうやめてほしいっていうのが 附田先生の読者への気持ちなんじゃないかと思います。俺はそれをこの中村編からすげービンビン感じるんだよね… いまだに叩かれてるあの発言をどうにかしたいんだなっていうね… ガサガサ 「わっ!?ど、どうしたの、こんな茂みの中で!?」 「田所恵ちゃん!?」 「あなたこそどうしてここに…?」 「えっ、寮の裏から声がしたから見に来たんだけど… と、とにかくこのままじゃ風邪引いちゃうべさ!みんな早く雨宿りしていって!」 そんな一方で、行くあてのなかったお嬢様たちはどうなったかというと、 たまたま極星寮の近くを通りがかって恵ちゃんに拾われるというラッキーなことになっていました 極星寮って確か空き部屋あるから、他人を泊めるのも簡単だろうしね あと極星寮は周囲から独立していて、治外法権がなんたらかんたらと以前にも言われていたので、 ここなら中村くんも簡単には手出しできないとか、そういう展開なんじゃないでしょうか。次回に続く |
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ジャンプ感想:食戟のソーマ 第138話「えりな、極星寮へ」 さて今回のソーマですが、まず扉絵は竜胆先輩がでかでかと飾ってますね なんというか、この扉絵を見て思うのはくやしいけど可愛いなってことでしょうか くやしい…認めたくないのに…くやしい…でも…(ビクッビクッ)っていうそんな感じです(えー 俺にとっての竜胆先輩の印象というのは、登場した当初は「美人だし結構好きなキャラだな」って気に入ってたんですけど やっぱり中村くんサイドに寝返ったところから一気に印象が変わってしまいましたね なめた真似しやがってこの裏切り者が!絶対に許さねーかんな!?っていう風に 総帥を裏切ったことへの怒りが渦巻いているわけなんですが、そういうマイナスポイントを差し引いても この扉絵は可愛いと思ってしまうな…くやしいけどな… そういえばこの間のジャンプフェスタで附田先生が言ってましたよ、 最近ソーマの人気投票やったら竜胆先輩の人気が凄かったと。 この人気投票はまだ結果が発表されてないやつですけど、集計途中の勢いで言えば竜胆先輩は相当な上位だったみたいですね 他にも竜胆先輩について色々と語っていたので、せっかくだからその裏話を紹介しておこうと思います 最初の構想段階だと竜胆先輩はメデューサみたいな見た目になる予定だったとか言ってましたね 附田先生が「こんな感じでお願いします」とtosh先生に渡したラフデザインは、モロにメデューサ女だったみたいですが しかしtosh先生が「もう少しいじってもいいですか?」と、デザインに手を加えて今の形になったんだそうです そう言われてみると今でも目とか口元にヘビっぽい名残がありますよね 牙が口から出てるのも多分それだと思う。個人的には竜胆先輩ってネコのイメージだったけど、 そうじゃなくてヘビのイメージで描かれたキャラだったんだなぁ あとは「竜胆は司と2人でひとつのキャラクター」ってことをずいぶん強調してました 2人は切っても切れない仲だとかそんな感じのことを…どうやらこの2人って思った以上に色々ある仲のようですね それを読み解くには名前にヒントがあるみたいで、「竜胆(リンドウ)というのは花の名前なんですけど、その花言葉が 竜胆と司の関係をあらわしてる」ってことを語ってました 「花言葉といっても色々あるから見つけるのは難しいかも」とも言ってましたが、 まあとりあえず、ウィキペディアで真っ先に出てきたリンドウの花言葉が何かっていうと ”悲しんでいるあなたを愛する”ってやつでして…なんかすごいの出てきたなオイ!! 何このエロい感じの花言葉!?附田先生が言ってたのはこれなのか!? 俺はウィキペディアを信じていいのか!?(えー いやーウィキペディアのこれがもしも当たりだったら、色々と竜胆先輩の行動も見え方が変わってきますね たとえば中村くんサイドに寝返ったのは、単に面白そうだとかそんな理由じゃなくて 司のそばにいたかったからとかそういうエロい事情があったりして…うひょー なんかそうなると2人にちょっと興味が湧いてきたな。今まで単なる裏切り者としか思ってなかったけど、 お互いに求め合うようなエロい恋愛事情とかがあるんだったらすげー気になりますわ さて竜胆先輩語りはこのへんにして、そろそろ今回の本編を見て行きたいと思います 前回は雨の中を家出してきたお嬢様が極星寮へ辿り着いたという内容でしたが、今回はちょうどその続きになってますね びしょ濡れになったお嬢様はとりあえず極星寮に招き入れられ、こうしてタオルで体を拭いていたという… ちなみに前回お嬢様と一緒だったアリス&黒木場は、 極星寮に着くなり「あとよろしく、さいなら」と帰っていったようです あいつら出てきたばっかでもう帰ったんかい!!風のように出てきてあっという間に去っていったな… 「ともかく雨に打たれて冷えただろう。とりあえず風呂へ行きな」 と、ここで体の冷えたお嬢様を気づかって「風呂へ行きな」とすすめるふみ緒ばあちゃん。 ほほーなかなか気の利いた提案をするじゃないですか、たぶん多くの読者は「お嬢様の入浴キター!!」と 大喜びする一言なんじゃないでしょうか。ただ俺はどうかと言いますと、このふみ緒ばあちゃんの一言では 俗人を喜ばすことはできても我々には通じんな!!(えー なぜかっていうとですね、お嬢様はこれまで着替えシーンだとか入浴シーンだとか そういう直接的にエロい場面っていうのをとにかく避けてきたキャラなんですよ パンチラとかも全然ありません。恵ちゃんはパンチラも入浴もありましたが、お嬢様にはないんですよ お嬢様がそういう場面になりそうな時って、いつもカットが入って気がついたら入浴が終わってるとか、そういう扱いなんですよね。 だからこう、お嬢様についてはなるべくお色気描写を避けようという意思すら感じるというか、 ここでパンツだの裸だのが描かれるはずがないっていうかね… ってめっちゃ描かれてるじゃねーか!!(えー おいおいおい!なんだよおい!俺の予想と全然違うんだが!?パンツもブラも描かれまくりじゃねーか! いやちょっと待ってください、みなさん以前描かれた夏休みのエリナを思い出してくださいよ! あの時はお嬢様がアリスに連れられてプールに行ったわけですが、いざロッカールームで着替えをしようとした時には なんかてるてる坊主みたいな格好で全身を隠して、下着を一切見せなかったんですぜ!? あの時の厳重なガードは一体!?絶対見せないってくらい隠してたのに!?あの行動には別に意味はなかったのか!? そ、そんな…どうせ意味がないんなら…あの時もパンツ描いてくれればよかったのに!!(えー 当時の感想で俺めっちゃ期待してたのに!なぜ今回になって急に解禁されたのか… さらにはその後も、風呂場でゆったりするお色気シーンをがっつり描かれるお嬢様。おいおいおいおい ちょっと待ってくださいよ!地獄の合宿の時にも、ソーマとお嬢様がそれぞれ風呂場に行くシーンがありましたけど あの時に入浴シーンが描かれたのはソーマだけでお嬢様は全部カットだったじゃないですか! なぜ今回になって急に!?なぜ!?なぜなんだ!?一体なにが起こっているんだ!? お嬢様のお色気シーンが急に解禁されたことについて誰か俺に説明してくれよ!!(えー うーむ、別にお色気禁止とかそういうこともなくて、単なる偶然だったんだろうか。今回のこの着替えと入浴はかなりビックリしたなー 「あの、お風呂ありがとうございました…」 「薙切くん、夕飯は?」 「あ、まだ…」 「ならば好都合だね!みんな!極星寮にスペシャルゲストがやってきた! 今日は大宴会といこうじゃないか!」 「よっしゃあ!まずは俺の品からだ!白身魚に低温バターでゆっくりと火を入れた! 魚の繊細な身質を活かすべく、しっとり仕上げてみたぜ!」 って、えりなお嬢様が風呂からあがってみると、すぐさま一色先輩に招かれて宴会に混ざることになってしまいます ただ、宴会とは言っても、極星メンバーが次々と料理を披露する食事会みたいなもんで まず一番手に名乗りを上げたのは青木大吾ですね。こりゃまたなんとも すげー地味なやつが最初に出てきたっつーか…(えー 青木大吾と名前を言ってもみんなに伝わるんだろうか。あれですよ、モブキャラみたいな扱いの極星メンバーで ゴリラみたいなもみあげしてる黒髪の… 「(もぐもぐ)素材の持ち味は活かせているかと思います」 「だろぉー!?」 「でも、確かに低温バターによってしっとり仕上がっていますが これは少し味がくどくなっている。ワインビネガーで酸味を加えるなどして バランスを保つことを考えつかないのかしら?これは大きなマイナスね。 ソースに使ったのはヴァン・ジョーヌとマクヴァン・デュ・ジュラ? ジョーヌのクルミに似た個性的な香りを活かすように配合を工夫すべきです。 付け合わせにはクロゼを使ってるけれど この蕎麦粉風味がコンテチーズと合っていません、減点。 例えるなら出かけようとした瞬間に雨が降ってきたような、そんな味かしら」 って、そんな青木の料理はお嬢様にボロクソに言われるハメに!やっぱこいつじゃ無理だったんだよ!(えー やはり料理のこととなるとお嬢様は容赦なくなってしまうのか、こうもダメ出ししまくる一面は中村くんの教育のせいなんだろうか それにしても「例えるなら出かけようとした瞬間に雨が降ってきたような、そんな味かしら」って この言い方なにげにめっちゃ懐かしいですよね お嬢様が最初期の頃によく言ってたやつですよ。なつかしいなー 「例えるならニシローランドゴリラと混浴してるような味」とか 「例えるなら田園を歩いてる時に5万匹のワタリガニが横切ったような味」とかそんなやつ。 もうずいぶん久しぶりに聞いたような気がします、もしかしたら第1巻以来ずっと言ってなかったんじゃないか? 「じょ…上等だコラァーー!!神の舌がナンボのもんじゃコラァーー!!」 「ぶ…無礼ね!この私を誰だと…」 「お次は俺の皿を味わいやがれー!!」 「えりなっち!私のも味見してしてー!!」 「わ、分かりましたから順番に整列なさいっ!」 がしかし、あれだけケチョンケチョンに言われても青木はしょぼくれることなく、 「上等だコラァー!」とすぐに次の料理に取りかかるだけの刺激になったようです さらには青木だけでなく、次々と他のメンバーもやってきてお嬢様をワイワイと取り囲むことに… 「えりな様…少しずつ変わられている。 穏やかになられた。少しずつ、少しずつ…変わられている」 そしてこれには秘書子も実に満足げな表情です。極星メンバーの明るい雰囲気は、お嬢様にいい意味で変化をもたらしてるみたいですね それはそれとして、秘書子もお嬢様と一緒にびしょ濡れになって極星寮にやっZてきたわけですが 秘書子の着替えシーンと風呂シーンは描かれないんですか!?(えー どうなんですか!?秘書子の着替えと風呂は!?ねえねえねえ!秘書子はそういうのないんですか!? あ、でも考えてみたら、秘書子はこないだのスタジエールの時に着替えシーンがあったばかりだから ちょっと前に読者に生着替えを見せたばっかりなんですね。そうかなるほど、あんまり短期間に脱げ脱げ言うのもなんだから あの時のブラジャーに免じて許してあげましょう(えー あと秘書子といえば、今回極星寮にやってきてすぐのシーンで 「えりな様をしばらく匿ってもらえないだろうか!?」って言ってる時の ワカメっぽい髪型が個人的に好みでしたね これですよ。雨に濡れて髪の毛がなんかワカメっぽくなってるの。こういうのいいですねー 個人的にこういう髪型ってなんかそそるんですよ。ふわっと曲がっててウェーブがかってるというか ピシッとストレートになってるのより、こういう髪型の方が俺は好きですねー 「薊様…えりな様がお部屋にいらっしゃいません。アリスお嬢が連れ出した模様です」 「流石アリスだな、行動が早い」 「人員を出しますか?」 「行き先を探っておくだけで構わないよ。今はえりなの行動を尊重したいと思う」 一方その頃、中村くんにもお嬢様の脱走騒ぎのことが知らされていましたが、 中村くんは涼しい顔で「今は放っておいていいよ」と答えていました。こいつはなんとも意外ですね あれほどお嬢様に執着して束縛しようとしていた男が、こうもあっさりとお嬢様の自由を許すというのは… 「それに学園内の仕事で僕も大忙しだからね。明日は、大変革の幕開けの日だ」 とそんな中、「明日は大変革の幕開けだ」と不穏なことを呟く中村くん。 どうやらいよいよ総帥としての権限を駆使して、学園の大改造に乗り出すようです えりなお嬢様のことを放置しているのも、今は学園の改革をしたいから構っている暇がないってことのようですね それほどまでに中村くんが力を入れている改革の内容とは…次回に続く! |
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さてそんな中で、いよいよもって改革のために動き出してしまった中村くんの手下たち。 |
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十傑の奴らも今までは、食戟を繰り返して切磋琢磨するような学園生活を送ってきたんじゃないんですか!?
お前は…たったそれだけの事で |
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ジャンプ感想:食戟のソーマ 第141話「思い出」 「無茶苦茶だ…!まさか食戟で、審査員まで全員敵に回るなんて!」 「味の審査すらしてもらえないってことは… 食戟を挑んでも挑まなくても、どちらにせよ極星寮はもう終わり…!?」 さて前回、食戟の場で審査員を買収したことで、あまりにも理不尽な勝利を収めてしまった叡山。 そんな様子を見ていた吉野たちは、これでは食戟を挑んでも自滅するだけだということで 「じゃあもうこの寮潰れるしかないじゃん」と、極星寮を守る方法を見失ってしまいます 言われてみればそうですね、もともと寮を守る方法が食戟しかないって状況だったのに それが無意味になってしまったわけだから、もう何もできることがなくなってしまったと…もうどうしようもないんやな… じゃあ近いうちにみんなでちょっと不動産屋でも行ってアパート探そうか…(えー 「薊政権め…!神聖不可侵の真剣勝負…それが食戟だぞ… 奴らはそれを汚したのだ…!」 とそんな中、食戟のルールが踏みにじられたことに対して、激しい怒りを燃やしていた男が一人。 誰かと思ったら食戟管理局局長のおっさんですよ。そういえばいたなこんな人 かなり脇役のおっさんではありますが、食戟に対してかなりのプライドを持って仕事をしていたようで 叡山のあの卑劣な行いが許せずにわなわな震えていました ふむ、これについては至極まっとうな反応と言いますか、俺が思うのはこのおっさんだけじゃなくて 十傑の中にもこういうキャラが欲しいってことなんですよ 前回もちょっと書いたけど、これまで真剣に食戟をやってきた人間ほど叡山の行いは許せないだろうし FFタクティクスのザルバッグ兄さんみたいに、正義感を爆発させて叡山と敵対するとか そういうキャラいないのかなって思うんですよね。もし仮にザルバッグ兄さんが十傑の中にいたとしたら
とかこれぐらいは言ってくれると思うんですよね。
っていうね。結構そういうシーン多いんだよなー、ここからの展開でも強烈にそう思うやつが出てくるし
とまあ有名なこのシーンですね。もう叡山のことがアルガスに見えて仕方ないです |
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ジャンプ感想:食戟のソーマ 第142話「卑劣極まれり」 さて今回のソーマなんですが、サブタイトルが卑劣極まれリ…卑劣極まれリ!? こんなタイトルを聞いちゃったらもう卑劣様を思い出すしかないじゃない!!(えー 卑劣様レビューをやって以来、卑劣って言葉を聞いただけで笑えるようになっちゃったから困るわ 《食戟が成立しました!叡山枝津也は勝負を受けた模様! 間もなく試合開始とのことです!》 そして本編についてですが、前回ソーマが叡山への食戟を挑んだ結果、今回冒頭でもうそれが行われることになってしまったようです そりゃなんとも素早い展開ですな…まさかいきなりもう試合開始とは思いませんでした ただ叡山からしてみたら、審査員とグルになってて100%勝てる食戟だからさっさと受けてさっさと終わらせるのが 一番お手軽に済むってわけか… 「テーマ食材は鹿児島産の地鶏…さつま地鶏だ。 名古屋コーチン、比内地鶏と並ぶ日本三大地鶏のひとつ。 脂肪分が少なく適度な歯ごたえが特徴で旨味は抜群… 天然記念物にも指定されてる薩摩鷄をベースに配合・作出された高級鶏だ。 お前のようなチンケな料理人が扱えるかは大いに疑問だがな…」 「えーざんこらあー!!」 「な…!?何しに来やがった竜胆テメェ!」 って、叡山がソーマ相手に食材の説明をしていたその時、いきなりその場に乱入してきて叡山にヘッドロックをかけ始めた竜胆先輩! なぜいきなり叡山を叱るようなことを!?まさか叡山の卑劣な罠に納得いかなくてやってきたんでしょうか だとしたらこの人にもまだ良心はあるんだなって感じで、ちょっと嬉しいわけですが…そんな竜胆先輩の真意はというと 「十傑メンバーは改革の書類作成と公務で大忙しだってのに! 食戟なんかやりやがって、おかげで叡山の分の仕事が 全部あたしに降ってきたんだぜー!周りの迷惑を考えない行為はやめろー!」 「お前が仕事サボるせいであたしが大変だろボケ」ってただそれが言いたいだけかー!!(えー そんなしょうもない理由でやってきただけかー!「どうせなら正々堂々と戦え」とかそういう話じゃないのかよ! こいつに期待した俺がバカだった…「周りの迷惑を考えない行為はやめろー!」とも叫んでますが お前が中村くんに味方したせいで全校生徒に迷惑かけたというのに何言ってんですか!?(えー 「じゃあ何で竜胆先輩もここに居るんすか?」 「え?全部司に押し付けてきたから」 ちなみにさっきの「叡山のせいで増えた仕事」については、自分でやらずに全部司に押し付けてきたようです お前ってやつは!周りの迷惑を考えない行為はやめろー!!(えー うーん、なんていうかマジで竜胆先輩は細かいことを考えない自由人って感じのキャラですよね ただこれだけ自由に振る舞うキャラだったら、やっぱり中村サイドに味方するんじゃなくて中立であって欲しかったなー こういう自由なキャラっていうのは、何にも縛られない、何にも属さないっていうところがポイントだと俺は思うんですよ だから今回の改革についても、中村くんの派閥に入るんじゃなくて「あたしは自分の好きにやらせてもらうぜ」って どこにも属さずに自由な立場を貫いて欲しかったですね さっきの「えーざんこらあー!!」についても、叡山をはじめとする中村派の横暴があまりにも目に余るから さすがに中立としても放っておけずに文句を言いに来たとかだったら、いい場面だったと思うんですよね 十傑に対してあれだけ強く出られるのって竜胆先輩くらいだろうし、ソーマ達がずっとやられっぱなしなのもシャクだから ちょっと叡山にヘッドロックかまして読者のストレスを発散させる感じで…竜胆先輩はそういう風に 敵と味方の間をうまく行き来するバランサーになって欲しかったですね 「とにかく…食戟開始時刻まであと少しだ。 事前に仕込みが必要なら済ませておけよ」 「あ、どーもっす。んじゃこっちの厨房借りますわー」 「ところで言い忘れてたが…いま極星寮に俺の部下たちが向かってる」 「…ふーん、なんでですか?何か用事でもあるんすか?」 「いや〜〜本当に悪いと思ってんだけどよ、 寮の退去日は10日後だと伝えてた件、ちぃーっと予定が早まっちまったんだ」 「…」 「非常に気の毒なんだが、極星寮の強制退去は 本日これから謹んで執り行う」 って、なんと今から食戟開始というその時、「あっごめんさっき部下たちに極星寮潰してこいって命令しちゃった」と とんでもないことを口走る叡山。お前なんてことを…そもそもこの食戟は「極星寮の存続」という要求があってのものなのに それすら無視して食戟を始める前からもう寮を潰させるとは、叡山のやつ本当にまともな勝負をする気がないんですね 「食戟が終わる頃にはもう極星寮はカラッポ。お前を待ってるのは もぬけの殻になった元住み処と、お友達みんなの絶望した顔だ。 さぁて…食戟だ。いい試合にしようぜ」 そんな状況で「いい試合にしよう」などと白々しいセリフを吐く叡山。 すでに試合をするまでもなく極星寮は潰される運命であり、そもそも試合の審査員も八百長で丸め込まれてるので 100%勝つのは叡山でありこの勝負自体やる意味がないという… たぶん叡山は、ソーマをそういう状況に追い込んで心をへし折りたいんでしょうね もう何をやっても無駄だっていう無力感を味わわせて屈服させたいと。そのためにこれだけゲスなことをやってるんだと思います そんなわけで完全に八方ふさがりになってしまったソーマですが、果たしてここから逆転の策はあるのか… そう、逆転の策が…もちろんありますよね逆転の策が!ノープランなんてことないですよね!?(えー まさかノープランで料理だけ食わせようなんてそんな…そんなことがあるわけないですよね!次回に続く! |
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いやーマジで強いんですよこのガードダイバーのハイドロキャノンがね。どれくらい強いかというと |
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って感じで味に耐え切れず吐き出してしまったという…(えー
「(じぃー)」 |
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ああそして、誰も興味のないソーマの料理はもう必要ないということで、ガスコンロの火を止めてしまう叡山!
「いいからそういう餃子…本当に今更そういうのいいから…」って感じで |