ジャンプ感想:食戟のソーマ 第146話「隠し味」

「最後のひと手間で、俺の餃子はようやく完成するんすよ…
 こっからが俺の餃子の真の姿だ!!」

バラララララ

「む…何だ?」



「チーズ…パルメザンチーズだ」

「はっ…!分かったぞ彼の餃子の正体!羽根つき餃子だ!
 羽根つき餃子は本来、水でといた小麦粉で作るものだが…
 彼はそれをパルメザンチーズで作ることを思いついたんだ!」
 つまり、さつま地鶏の羽根チーズつき手羽先餃子…!
 それが彼の餃子の真の姿!」

さて前回、自分の餃子には最後の仕上げが残っていると宣言したソーマですが
その仕上げの正体とは、チーズを大量にぶっかけて羽根つき餃子にするというものでした
むう…確かに餃子とチーズを混ぜて食べる「チーズ餃子」なんていうのも、よく見かける料理ではありますが
しかしそれだけで本当に劇的に美味くなるんでしょうか?正直、ちょっと味に変化が出る程度のような気が…

「くくく…はっはっは…!ほら見たことか!
 いよいよ本格的にぶざまなB級アイデア料理になってきたぞ!
 具に豚トロを使った時点で風味は台無しなのに、さらにその上チーズまで…
 地鶏の風味を余計なものでゴテゴテと塗り潰す行為に等しい!
 見事に洗練された叡山殿の料理とはまったくの対極だ!」

そんなソーマのチーズ餃子を見て、ゲラゲラと笑いながら「ぶざまなB級料理」とコケにする審査員。
余計なものを足しすぎて、地鶏の風味が完全に消し飛んでいるということを指摘していますね
ふーむ、前回からこのオッサンは「地鶏の風味を残す」ってことを一番重要視してましたから、
そういう視点で言えば、確かに余計なものを足しすぎてるのかもしれないなあ

(だが…まだあの鶏ガラスープを使っていないぞ、何かあるのか…?)

「今だ!」

ジュアアアアアア

「ここまでで最後のひと手間なんすよ…
 鶏ガラスープに小麦粉を加えた、あんかけを回しかけて仕上げだ!!



って、なんとこの上さらに鶏ガラスープを元にしたあんかけをぶっかけるソーマ!
余計なもの足すなってずっと言われてんのに!(えー
ひたすら足して足して足しまくる調理をしてますねソーマのやつ。あくまでも審査員のオッサンの意見は
「そんなの俺の料理には関係ねーっすよ」って感じでシカトする気みたいです

まあソーマにとっての料理っていうのは皿の上で自分を表現することであって
他人の意見に左右されながら作るものじゃないですからね
そういう意味では自分を貫いたとも言えますが、果たしてこれが叡山を倒せるほどの仕上がりになっているのか…

「おあがりよ…!叡山先輩!」

「くだらねえ…このあんかけが何だって言うんだ?
 どうせ考えなしに調理手順を足してみただけだろう。
 決まりだぜ。やはりお前は遠月には、不要な存在だ」

そして自信満々にこの餃子を叡山に差し出すソーマですが、対して叡山は冷めた目で見ながら
「くだらねえ料理だな。お前は遠月には不要な存在だ」と食べる前からソーマを見下しております
ふむ。それにしても「お前は遠月には不要な存在」って、なんか聞き覚えのあるセリフだなあと思ったら

幸平創真…
君のような人間は
遠月学園には
必要ありません!!

初期の頃にお嬢様が言ってたやつや!
ははあ、どうりで覚えがあると思った。考えてみればこの時のお嬢様と今の叡山って同じような立場ですよね
中村くんの手足として動いていて、ソーマのことが気に入らず
学園から追い出そうとしてる
って意味で。ということは、これを食った叡山もお嬢様のように
「まずいわよ!!」って反応で返すんだろうか(えー

プルプルプルプルプル



「あれー?どうかしたんすか叡山先輩」

「(ビクッ)」

「ひょっとして俺の餃子、うまいって思ってんすか?」

「ぐっ…!!」

っておい!叡山お前どうした!「まずいわよ」ってセリフはどうしたんだ!!(えー
なんとソーマの餃子を食べた結果、真っ赤な顔でプルプル震えながら押し黙ってしまう叡山!
まずいわよって一言言えばソーマを退学にできるというのに!ちゃんとまずいわよって言え!
まっずいっわよ!まっずいっわよ!(えー

そしていつまでも喋らない叡山を相手に、「あれれ〜?おかしいぞ〜?」
コナンみたいなこと言って煽るソーマ。うるせーぞバーロー!今まずいわよって言うからちょっと待ってろ!

「バカな…!ありえない!あんなB級グルメなんかが!」

「まぁまぁ、そこまで言うなら食べてみた方が早いんじゃないっすか?」

「バカバカしい!言っただろう、君の料理など食べる必要はないんだよ!
 さあ判定に…!」

そんな叡山の様子を見て戸惑う審査員でしたが、それでもソーマの料理を認めたくない気持ちは変わらないようで
料理を食べる前に判定を出そうとしてしまいます。まあ叡山が言ってくれない以上、この審査員に期待するしかないでしょうね
まずいわよ!幸平創真は遠月学園に必要ありません!まずいわよ!(えー

ガシッ!

「えっと…その…判定は…一口食べてからでもいいんじゃないですかね…?」



「何を言っとるんだね君は…!時間の無駄だ!私は食わんよ!」

「す、すみませんが私は一口…」

「じゃ、じゃあ私も…」

「なっ…」

がしかし、判定を出そうとした審査員の手を止め、ソーマの料理に手を伸ばす別の審査員!
なんやお前ー!見るからに意思の弱そうな顔しやがって!こんな奴がソーマの料理を食べたら
「まずいわよ!」なんて言えるとはとても思えませんよ。というかプルプル震えながら「判定は…一口食べてからでも…」って
言ってる姿を見ると、ヤク中のヤバイ奴が禁断症状起こしてる顔みたいでなんか恐いんですけど!(えー

モグモグ

「…!?な、何故だ!?何故あんなムチャクチャな調理で、
 ここまで地鶏の風味が際立っているんだ!?」

「幸平テメェ…何を仕掛けてきやがった…!」

「叡山先輩…先輩も美味いって思ったんすよね、俺の料理?
 だったら…どっちの皿の方が美味いか、ハッキリさせたくないっすか」

そんなヤク中審査員がソーマの料理を食べた結果、その美味しさに抗えずにすっかり絶賛し始めてしまう結果に!
やはりこうなってしまったか…ええい意志の弱い奴め!なんと言ってもヤク中だからな…(えー
そんな中ソーマも「叡山先輩も美味いって思ったんすよね?」と言い始めておりますが
ええいじゃかましい!ソーマに「美味いって思ったんすよね?」って聞かれた時の答えは

「不味いわよっ!!」

「あれぇぇ!?」

って言うのが決まりなんだよ!!(えー
いやーまったく、これを言ってくれないこいつらのふがいなさときたら。この一言さえ言えばソーマの負けは決定だというのに
こんな簡単なことも言えないのか!それでも八百長しようって気があんのか!お前らその程度なのか!
お前ら俺がなぜ怒っているのかまだ分からんのか!?
叡山の八百長を引き受けたからじゃない!!
「もう八百長なんかどうでもいいや」って気持ちが許せんからだ!!
(えー  次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第147話「反撃開始!」



さて今回のソーマなんですが、巻頭カラーでこういったイラストが書かれていました
このイラストでなんと言っても驚きなのがアニメ二期製作決定ってことですよ!みなさん聞きました?アニメ二期製作決定ですってよ!
俺ってこんな古い時期のレビューやってんのか…って感じですよね(えー
アニメ二期「放送開始」でも古いくらいなのに、それより前のアニメ二期「製作決定」ってそんな時期かよ…
あまりにも古すぎて我ながらドン引きだわー

「はいよ、お待ちどう!」

「おお来た来た、それじゃあたしも早速!」

「こ、小林竜胆!」

「だってえーざんもあんな美味そうにしてんだぜ?
 そんなの食べずにゃいられねーもんな!」

そして本編ですが、前回ソーマが作った餃子を竜胆先輩にも作ってあげてるシーンで始まりましたね
「えーざんが美味そうにしてたから食いたい」ってことで、結局叡山が美味そうに食べてしまったことで
連鎖反応のようにみんな食べ始めたってことか。審査員たちも前回、叡山の反応がきっかけで食べ始めたわけだしなー



そして竜胆先輩が餃子を口にした反応がこれです、うーむエロい
ほんと思うんだけど、この人って敵になるとか味方になるとか、どっちかの派閥につくんじゃなくて
好きなように試食係やってるのが一番いいと思う(えー
学園祭の時も、竜胆先輩は決まった店を持たずに食べ歩きしてたわけだしなー。そういうポジションでいいと思うんだよな

「美味いじゃねーか幸平そーま!」

「パリパリと香ばしいパルメザンチーズの羽根、あんかけのとろみ!
 ぷりっとした弾力のある身を噛み締めれば、旨味たっぷりの肉汁が飛び出す!」

「さつま地鶏の繊細な後味もしっかりと活かされている…
 チーズや豚トロでクドくなるだけだと思っていたのに、そんなことはまったくないぞ!?」

ともかくソーマの餃子をむしゃむしゃ食べ続ける一同ですが、何話か前に審査員が言っていた
「豚トロを使ったことで地鶏の後味が台無しになっている」って点について
「そんなことはまったくないぞ!?」って別の審査員が答えてますね
おいおいお前、そんなこと言っちゃったら「後味が台無しだ!」って言ってたおっさんの
メンツが丸つぶれじゃないですか!ちょっとは気ぃ使えよ!(えー

「一見ゴテゴテとアイデアを足しただけのB級料理、
 なのに味わってみれば最高の組み合わせ!どうやったらこんな発想に行き着くのだ!?」

「こーゆう発想…極星寮の連中と閃いたんすよ」

って、こんな風に豚トロやらチーズやらをどんどん足して味をまとめあげる発想について、
「寮の連中と閃いたんすよ」と語るソーマ。へえ…一体いつごろの話なんでしょうか
今までの話を見た限りじゃ、それに該当するエピソードは見当たらないような気がするけども



と、そう思っていたらちょうど次のページでは極星寮での回想シーンが。ははあ今から回想として語るのか…って
お嬢様のダメ出しを食らって極星メンバーが何度も料理を出してる場面だからめっちゃ最近の話なんすね
ヘタすると数日前ぐらいの話なんじゃないか?どえらいギリギリのタイミングでの話なんだなあ

「私が言ったのと全然違うじゃないのー!!」

「え?うん」

「言ったでしょ!ガランティーヌは冷たい状態で提供する料理!
 温かく出してるせいで身が締まってない!
 それにボルチーニソースを主役にしたいなら
 他の素材には主張しないものを選ぶべきです!
 よりによって主張の強いゴルゴンゾーラチーズのソースを合わせるなんて!」



「なんでも足せばいいってものではないわ!引き算することも意識しなくては!
 これではひどい出来になるに決まって…(パクッ)
 …え…!?温かくしていることで逆に、鶏肉のしっとりとした味わいが活きている…?
 ボルチーニソースの風味も弱まらず、むしろ飽きさせない味わいになっているわ…
 あえて強いもの同士をぶつけることで、互いの味がより高まっている…!?」

そんな吉野達の料理について、最初は「余計なもん足しすぎて素材が台無しじゃねーか」とダメ出しをするお嬢様でしたが
実際に口にしてみると「強いもの同士をぶつけることで、互いの味がより高まっている」と意外な美味しさに驚いたようです
ふむ、要するにソーマが言ってるのはこのことですか、一見すると余計なものをゴテゴテ足しただけに見えるけど
味わってみれば意外な美味しさが生まれているっていう…

(極星寮では…メチャクチャな発想同士がぶつかり合うことで、
 思いもしなかった答えが生まれていた…)

「この料理には寮での日々が乗っかってるんすよ。
 アンタ達が潰そうとした極星寮での、俺たちみんながぶつかり合った日々の重みが!」



そんなわけで、極星寮で過ごした日々の重みこそがこの味わいを生み出したと言い放つソーマ。
かなりの決めのシーンなわけですが、ただ個人的にすごく気になるのは「寮で過ごした日々の重み」って部分ですかね
なんでかって、日々の重みって言うには今のこの話ってめっちゃ最近すぎないっすか!?
さっきも言いましたけどヘタすると数日前なレベルじゃないすか!?日々の重みって言うにはちょっと浅い気が…

それと「メチャクチャな発想同士がぶつかることで思いもしない答えが生まれた」っていうのも気になる部分ですね
ソーマと極星メンバーって、今までガンガンぶつかり合って料理の腕を高め合うとか、お互いの発想をじゃんじゃん出し合うとか
そういうことやってきたかなぁって思うんですよ

あんまりそういうのってなかった気がする。ソーマって極星メンバーに対してそこまで積極的に関わってないというか
自分の料理のことは自分でなんとかしようとする性格っていうか…
たとえばこういう「ぶつかり合うことでお互いを高めてきた」っていうのは
アリス&黒木場が言うんだったら分かるんですよね

 
 

この2人って昔から料理勝負をずっと繰り返して、何度も何度もぶつかり合うことで
お互いのいいところを吸収して腕を高めてきたっていう関係なわけだから
この2人が言うんだったら分かるんですよ。すげえよく分かる
ただソーマと極星メンバーが、こんな風にお互いぶつかるような料理勝負をしてきたかというと…って気持ちになっちゃうんですよね

まあ勝負じゃないにしろ、もっと料理について「こうした方が美味い」「いいや、ああした方が美味い」みたいに
議論するシーンでもあればなあ…って感じですね。キン肉マンでたとえるなら
ゴールドマンとペインマンみたいな関係ですよ
「強くなるには硬さと強靭さを高めるべきだ」
「いいや、強くなるには柔らかさとしなやかさを高めるべきだ」
みたいにお互いの主張をぶつけ合って、もっと強くなるにはどうしたらいいってことを熱心に議論するとかさ…
ソーマと極星メンバーにそういうのがあったかというと、正直なかったような気がするんだよなー
軽く相談するみたいなことはあったけど、もっとお互いの料理への熱意をガンガンぶつけ合うみたいなさ…
それが今回読んでて残念に思ってしまった部分ですね、もっと今までの積み重ねが欲しかったなあ

「ねぇ真ん中の人…料理の正解がひとつしかないっていうつまんない考え方、
 俺の料理で壊してやるよ」

「ぐ…ぐぐ…」

「食ってみなよ、アンタの凝り固まった考えなんて吹っ飛ぶからさ」

「ぐぬぅうううううううッ!!」



ああそして、ただ1人意地を張り続けていた審査員のおっさんも、とうとうソーマの言葉に屈して
半泣きになりながら餃子を食べることになってしまいます(えー
「食べたくないのに…!くやしい…!」ってまさにそんな感じですね
てなわけで、いよいよ審査員全員がこの料理を食べ、勝負の判定が行われることになりますが…

「叡山先輩…お粗末」



叡山パーフェクト負けしとるー!!
叡山よええええええええ!!いくらなんでもパーフェクト負けってお前!八百長まで仕掛けておいてそりゃねーだろ!
なんていうかこの場面を見てすごく残念なのが、「ソーマが強い」っていうより
「叡山が弱い」ってイメージの方が遥かにでかいってことかな…

八百長までやったのにそれ全部ひっくり返されてパーフェクト負け、ぶざまに腰を抜かしながら汗ダラダラになってるし
そもそもの敗因がソーマの挑発をスルーできなかったっていうのも、小者なイメージを加速させてるというか
というか叡山が個人的に「小者な雑魚キャラ」って思われるだけなら別にいいんですけど、何がヤバイって
叡山にそういう雑魚みたいなイメージがつくと十傑全体の株が下がるのがヤバイですよね

今まで目指してきた十傑って一体なんだったんだと。こんな風にぶざまな姿を晒すだけのクソザコ野郎だったのかと。
しかも竜胆先輩が「叡山は本気出せば十傑を何人も食える存在」とか言っちゃったからなぁ…
「こんなザコにやられる十傑って一体…」みたいな気持ちになっちゃいますよね

なんていうか叡山の存在って、とにかく十傑の株を下げ続けるだけの奴になっちゃってるから
それは本当にまずかったように思います、叡山がさんざんゲスなことをやって、他の十傑がそれを黙認してたことについても
「なんだ十傑ってのはこんなクズみたいな奴の集まりなのか」って
大きなマイナスイメージをつけてしまったので、こいつは十傑に入れないほうがよかったんじゃないのかなと思います

たとえば、「十傑じゃないけど遠月の中でもかなりの実力者」ぐらいの立ち位置だったらちょうどよかったんじゃないのかな
実力はあるけど素行が悪すぎて十傑に入れないみたいなポジション。
そうすれば叡山がどんなにゲスなことをしても十傑の株は下がらないし
竜胆先輩のセリフも「叡山もあんな性格じゃなかったら、十傑に入れる可能性は少しはあったかもな」ぐらいに抑えておけば
今回これだけぶざまに負けても問題なかったように思います

あと他に気になることといえば…やっぱりソーマが八百長を覆した逆転の策っていうのが
「あれあれ?叡山先輩ビビッてんすか?」って挑発するだけだったっていうのが
残念なところですよね…一体ソーマはどうやって八百長を覆すんだろうって注目してただけに、このガッカリ感は結構でかかったです

なんていうのかな…今回のこの不満っていうのは、この間の久我先輩と勝負した時と本質的に同じだと思うんですよね
どういうことかっていうと、久我先輩にしろ叡山にしろ、ソーマが勝負を挑もうとするんですけど
その前に障害があって勝負の土俵にすら上がらせてもらえないってところから始まるわけですよね



たとえば久我先輩の時は、ソーマとは圧倒的な人手の差があって、まずそこをなんとかしなければ
純粋な料理勝負に持ち込むことができなかったし、今回の叡山にしても八百長で審査員を買収されていて
そこを解決しないとやっぱり純粋な料理勝負ができないっていう、そんな状態になっていたわけですよね

それを読んでる俺からすると、一番気になるポイントって「勝負の土俵に上がれない」って状況を
ソーマは一体どうやってひっくり返すんだろうってことなんですよ
一体どんな策を用意してくるのか、どんな方法で対等な勝負の場に引きずり込むのかっていう
そこに一番注目して見ているわけなんですね

でも久我先輩の時にしろ、今回の叡山にしろ、ソーマはそういう対等な勝負をするための策っていうのを
ほとんどなんにも用意してないんですよ。それがすごくガッカリしちゃうポイントなんですよ
何も考えずに突っ込んでいったらなんとかなっちゃったって感じで、こんな風に解決するぐらいなら
最初から普通に勝負する方がよかったなって思うんですよ

その方がガッカリしないで済むしね…今回の叡山にしても、八百長なんかやったせいで
負けた時の姿がめちゃめちゃ弱く見えてしまったし、こんなことなら普通に勝負したほうが良かった気がします
なんていうか十傑っていうのは、主人公のソーマが目指してる遠月のてっぺんなわけだからさ…

そんな十傑との戦いがガッカリ展開になってしまったり、十傑のマイナスイメージばかりが膨らむような流れっていうのは
勘弁して欲しいところですね…次回に続く!



・どうもお久し振りです。今回も『ソーマ』の感想を述べてくださり、ありがとうございました。大変興味深く拝見させて頂きました。(^^)
 なるほど・・・、確かに大志Mk−2 さんの仰る通りですね。なかでも叡山の格下感には特に納得です。
 でも、差し出がましいようですが私の意見を述べさせてもらうと
 「あの時点」では叡山を精神的に徹底的に堕とした状態で創真と戦わせる必要があったのかな、と。
 個人的に見て、叡山は料理の腕前は確かな人物だと思っています。

 ですが実力面では申し分ないものの、性格的には残念というキャラなんですよね。いわば四宮の下位互換かな、と。
 個人的に叡山戦は完全な勧善懲悪として深く突っ込まずに単純に創真の圧勝に喜んだこともあって、
 叡山のあの格下感は完全な悪役として適任だったのではないかと思います。
 実力面では勝てるか分からない相手だったけど、精神面で大きく創真が上回っていたからこそ勝てることが出来た、
 という理由をはっきりさせるために過剰なまでに叡山を堕としたのでは。
 「叡山の惨敗によって十傑全体の格も下がってしまったし、叡山は十傑に入れない方が良かったのでは」という
 意見に対しては、私はこう考えています。それは、今後彼が敵味方どのような形であれ創真の今後に
 それなりに大きく関わる存在になるからだと。上記で叡山を「四宮の下位互換」と表現したように、
 叡山はこれからの闘いのフィールドを広げる意味で大切なファクターを持っていると思うんですよね。

 これからの展開のためにも、そして彼を本当の意味で活かすためにも、作品上重要な存在である十傑に就かせたのかな、
 と私は考えています。ちなみに創真の「逆転の策」の浅さには私も全面同意です。
 月饗祭編からここ最近までずっと、なんだか創真の「いきあたりばったり」感がかなり悪い意味で目に付くので、
 そこは改善してもらいたいところですね・・・。
 長文になってしまい、大変申し訳ありませんでした。これからもずっと応援しています!! by 栗うさぎ


どうもこんにちは、叡山の件についてかなり語ってくれていますが、要するに一言で言うなら
「叡山は今後改心する可能性がある」ってことですかね?
「四宮の下位互換」って表現してるのはそういうことでしょうか?最初はゲスキャラとして登場したけど
ソーマとの戦いを通して改心して、のちに味方してくれるようになるという…

うーんどうだろう、確かに可能性としてはあるかもしれないけど、今の時点じゃなんとも言えないって感じかな
とりあえず叡山については今後も出番があるみたいだから、ゲスいままなのかそれとも改心していくのか
そういうところに注目したいですね




ジャンプ感想:食戟のソーマ 第148話「凱旋」、第149話「天国と地獄」



「これで…極星寮は潰されずに済んだっすよね?」

「ぐっ…」

「審査員の皆さんも、八百長なんてくだらないってわかりました?
 結局、皿同士でぶつかってみないと何も分かんないんすからね」

「う…」

さて前回、叡山の八百長作戦を真っ向から叩き潰しての大勝利をおさめてしまったソーマ。
そして今回、勝ち誇った様子で「ねえどんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?」と叡山たちに話しかけるソーマですが、
叡山たちはぐうの音も出ないという感じで、黙ってプルプル震えることしかできません。まあ完全にメンツ丸潰れですもんね

「よっと。セントラルのみなさーん、見てますかー?
 えっとですね、俺のツレとか知り合い連中にちょっかいかけたら許さないっす。
 売られた喧嘩なら買うし、容赦なく蹴散らしていくんで。
 
たとえば…十傑の誰が相手でも」

ってそんな中、食戟の様子を映していたカメラに向かって、「十傑の誰だろうと敵対するならぶっ潰す」と宣戦布告するソーマ!
これにはさすがに、モニターで様子を見ていた十傑たちもピクッと反応していますね
それにしてもやっぱり寧々先輩は可愛いなー
今となっちゃ十傑って「ゲスの集団」ってイメージが強すぎて全然好きじゃないんですけど、
そんな中でも寧々先輩だけは「やっぱ可愛いわ」って思ってしまうくらい、見た目的に魅力あるキャラだと思うんだよなー
あとは動かし方さえちゃんとしてくれれば言うことないんだが…頼むからこれ以上十傑の株を下げる展開だけは勘弁して欲しいです

「ただいまー」

「幸平ぁ〜!!お前どうやって叡山枝津也に勝ったんだよ!?
 やってくれるぜマジで!」

「やー、とにかく料理さえ食ってもらえばなんとかなるって思ってさ。
 にしてもすげぇ綱渡りだったわー」

「でもよぉ、改めて考えたらスゲェことだぞ!?なにしろ第九席に圧勝したんだぜ!?」

「うん!幸平にはもうそれだけの腕があるってことじゃん!」

「やー…お題を提案したのは俺だったし、叡山先輩は試合の途中から
 メニューを考え始めてたし…ちゃんと同じ条件で勝負してーわ」

その後、極星寮に帰還すると大はしゃぎしている仲間たちから迎え入れられるソーマ。
「まさか第九席に勝っちゃうなんてよ〜」と興奮が収まらない様子の青木たちでしたが、
ソーマ本人としては、「お題を決めたのは俺だし、叡山先輩には不利な対決だった」と今回の勝利には納得してないようです
いやいやちょっと待ってくださいよ、有利か不利かで言うなら叡山って
審査員に八百長してたんやで!?完全に叡山の方が有利だったやろ!?
これでソーマの方が有利だったって言うのはさすがにおかしいやろ!?
まあどっちにしろ、有利も不利もない公平な勝負じゃないとソーマは勝った気がしないみたいで…

「ところで、今回の食戟でウチは守られたわけだけどさ。
 潰されそうになってる他の研究会とかゼミって、今どうなってんだろーな?」

「そのことだが、今回の食戟の結果を受けて、セントラルは新たな声明を出したよ。
 研究会およびゼミの解体撤回を賭けたすべての食戟を、薊政権は受けるそうだ!
 しかも、中立の審査員を立てて公正を期したうえでね!
 叡山くんが先頭に立ち、進められていた八百長策は
 完全に打ち砕かれたというわけだ!
 創真くんの功績さ!君が食戟を生き返らせたんだ!」



とその時、一色先輩もその場にやってきて「セントラルの八百長は打ち砕かれたよ!今後は公正な食戟ができるよ!」
てなことを言い出しました。いやちょっとマジですか!?叡山1人を倒したらもう八百長は全部打ち砕かれたってことになったのか!?
えええ、もっと根が深いものかと思ったら意外とあっさり解決したなこの問題!

「叡山くんが先頭に立っていた八百長策」って言われてますが、その頭を失ったからあっさり解決したと?
セントラル全体で八百長を行っていたというより、叡山の一派だけがやっていたってことなんだろうか
だから叡山が倒されたことで、八百長をやる奴がスーッといなくなったっていう…

「やっぱり不思議ねこの寮は…極星寮が襲撃を受けた時、
 幸平くんなら奇跡を起こしてくれるかもしれないと、
 みんな心のどこかで思っているみたいだった。あなたもだわ、緋沙子」

「え、ええっ、私もですか!?」

「勝利の知らせを聞いた時の表情…あなたも幸平くんが何かをやってくれることを、
 まるで知っていたかのような…そんな表情をしていたのは、一体なぜ?」

「え、えっと…その…何というか…」



ともかく今回、ソーマのおかげで色々な問題が解決したわけですが、
「こうなることをみんな知ってるみたいだった」と、極星メンバーや秘書子がソーマのことを信じていたと語るお嬢様。
お嬢様自身は、そこまでソーマに対する信頼感を持っていないので、「一体なぜ?」と不思議に思っているみたいですね

どうでもいいけど、お嬢様からこの質問をされて押し黙ってるコマの秘書子が可愛いな
なんかこのコマを見ているとアイコンにしたくなってくるわ。こう、ちょうど四角い感じで顔だけが大写しにされてるっていう
この形状がアイコンにぴったりな気がしてなー



そう、こんな感じで。めっちゃアイコンっぽい!悩んでるような表情なのがアレだけど十分すぎるほど可愛いし
秘書子のアイコンといえばこれで決まりやな!公式でもじゃんじゃん配布してくれ!(えー

「根拠も何もないのですが…私も予感していることがあります。
 もしかしたら、今の遠月を薊殿から救うのは
 あの男だったりするのかもしれない…と」



ともかくソーマのことを聞かれて、「遠月を救ってくれるかもしれない」と思うほど信頼しているということを明かす秘書子。
秘書子の好感度も今じゃずいぶん上がりましたね、そういえばこの間中村くんが初登場した時も
ソーマがあの場に現れた時に秘書子はめっちゃ明るい顔をしてたっけなあ。ある意味一番ヒロインっぽい反応してるかもしれない

どうでもいいけど「あの男だったりするのかもしれない…と」って言われた直後の
お嬢様の顔めっちゃ美しいですね。なんかキラキラ光り輝いてるように見えるんですけど、
この美しさやばくないですか?女神様か何かですか?このコマも形としては「ちょうどいいアイコン顔」って感じなんだけど
なんだか美しすぎるからアイコンにするのは抵抗あるわ…(えー

というかそんな美しすぎるお嬢様のすぐ横で一色先輩のケツが大写しになってるという
このギャップがやばすぎますね、やめろー!!汚いケツをこっちに向けるなー!!
つーかこのケツの書き込みすごいよね…無駄に気合入れて描かれてる気がするわ

リンゴーン

「え、呼び鈴?」

「誰だろうこんな時間に」

「あ、俺出てくるわー。はいはいどなたっすかー?」



ってなんかキター!!
そんな祝勝ムードの中、寮の呼び鈴が鳴らされたと思ったらそこにはなんと中村くんの姿が!
というかドア開けた瞬間にこんな顔が見えたら悲鳴あげるわ!ホラー映画かよ!
フルカラー版で見るとこいつは本当に血色悪い顔してますねこいつ、まるでゾンビですよ
これぞまさしくデンジャラスゾンビって感じやな…(えー  次回に続く!






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