■食戟のソーマ 第31話「メタモルフォーゼ」 「へー!きれーなもんだなぁ」 「…」 「こんな料理初めて見たわー、エッグ…ベネ?何だっけ?」 (あぁもうっ!気が散る…!) 「君…もしかしてスフレの何かを作るつもり…?」 「おう!俺はオムレツで行くわー、卵白をメレンゲ状に泡立ててから焼くことで、 普通のオムレツじゃ味わえない食感に仕上がる…それがスフレオムレツだ! 予想外の食感に出会うことも、料理の驚きのひとつだよな」 さて前回、200皿の課題でわずか8皿という大ピンチに陥ってしまったソーマでしたが… 今回の冒頭では、ちょっと時間が巻き戻って料理の準備をしている場面で始まったようです それにしても、最初迷惑そうにしていながらソーマの料理を見た瞬間の「ねえねえ何それ?」って顔のお嬢様とか 意外に友好的ですね。お嬢様ってソーマは嫌いだけど意外と無視はしないというか、なんだかんだで話してくれるよね そしてソーマの作った料理とは、何かと思えばスフレオムレツ。普通のオムレツとは違って、ふわふわした食感がウリのようですが これがあそこまで失敗してしまうのか…? 「ビュッフェ用にちょいと小さく作るから、ミニスフレオムレツってとこかなー」 「(ぽかーん)」 「…?なんだよ?」 「いいえ、何でも…」 (食感ねぇ…(ニィ…)) って、そんなスフレオムレツを出すと聞いて、「は?何言ってんの?」と変なモノを見る顔で 一瞬固まってしまうお嬢様。しかしすぐに普段の調子に戻ると、「バッカでーこいつ」と内心ほくそ笑みながら料理を再開するのでした むう…お嬢様はもうこの段階で失敗すると見抜いていたのか…スフレオムレツの何がそんなにダメだというのか…? 「よし…次も焼き上がった!品出しを…」 (…!?さっき出した分が全然ハケてない!?) ダッ! (…!スフレがしぼんで…!) (そうか…!このビュッフェって形式は、 出した品をすぐ食べてもらえるわけじゃないんだ! 適時適温でお客さんの待つ卓に出す、定食屋(ゆきひら)とはまったく違う… どのタイミングでどの料理を手に取るかは客次第…!) ああそして、とうとうソーマの出していたスフレオムレツに異変が! 作りたての時はふわふわに膨らんでいたオムレツが、時間が経つにつれ見るも無惨にしぼんでしまったという… ソーマがハマってしまった部分とはこれのようですな…ゆきひらのような定食屋は、注文した客がすぐ目の前にいて 料理が出来たらすぐに食べてくれる空間。思えば今までの課題や食戟もそうでした 作った料理はすぐに審査員が食べてくれて、出来たての状態が維持できていたわけですが… しかしこのビュッフェはそうはいきません、客がすぐ手に取ってくれるわけではなく、しばらく料理は置かれたままになる… そうなると、ソーマのスフレオムレツは致命的に劣化してしまうということですな… ソーマが大苦戦していた理由はこれだったのか… 「くっ…!」 ガタッ! (出しても出しても…客が手に取る前にダメになる!まずい…! おまけに薙切の品に客をガンガン取られてっ…!) なんとか挽回しようと回転を上げるソーマでしたが、スフレオムレツの劣化に追いつくことができません さらに悪いことに、隣にお嬢様がいるせいで客にまったく見向きもされないという… なんてこった…やはりみんなお嬢様のおっぱいに釣られて行っちまったか…(えー 「理解したようね…ビュッフェにおいて『見栄え』と『美味しさの持続性』は、 何よりも重要になる…つまり君は、この課題で 最も作ってはいけない品を選んだの!」 「ようやく君とお別れね…あと30分間、私の美しい料理を 指をくわえて眺めておいでなさい」 そして苦戦するソーマを見下すように、「そんな料理作るとかバカなの?」と言い放つお嬢様。ぐぬぬ 今度ばかりはソーマも何も言い返すことができません、料理を続ける手も止まり 黙ってその場に立ち尽くしてしまうのみ… (マジかよあの女…!あのペースなら余裕で300食を超える!!) ドン!! ドドン!! 《薙切えりな300食突破!!》 ってうわあああ新キャラ女とお嬢様の加速っぷりは留まるところを知らず! なんと2人とも圧倒的な速さで皿を重ねまくり、2人だけダントツの300食達成を成し遂げてしまいました もはやソーマは完全に蚊帳の外か…にしても、200食でもヤバイと思ってたのに300食て!1時間で150食作ってる計算ですよ! 丸井がヒーヒー言ってたのが1時間で50食ですから、つまり丸井なら3回は死んでいるペース…(えー 「くっ…何をやってる!まだ8食!?どうにかしろぉっ!!幸平!!」 「創真くんっ…!!」 「…」 「うぅ…寝不足が今になって効いてきた…もう体が動かねぇよ…」 「えりな様に客を取られて料理はハケねぇし…もうダメだ…」 「…」 そんな一方でソーマは、いまだに8食で止まったまま動きを見せていませんでした 聞こえてくるのはタクミや恵ちゃんの心配そうな叫び声、 それと周囲にうようよいる、ソーマと同じような絶望的状況に叩き落された生徒たちのうめき声…
「…」 |
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・雑誌読んでないから間違ってるかもしれませんが絵を見る限り 「制限時間内に300を超える勢い」と「既に300達成した」だと思うので一時間で150では無いんじゃないでしょうか むう…そうか、てっきり俺はお嬢様が2時間フルに使って300食作ったものと考えてましたが、 そうじゃなくて、お嬢様が300食達成したのはまだ30分残ってる時点でしたね つまり1時間半で300食だから、1時間に直すと200食ペースだったというわけですか まあソーマは30分で200食終わらせるつもりだから、これからお嬢様の2倍のスピードで処理していかなきゃいかんのやな… セリフからして何台ものコンロを総動員してやるんだろうけど、品質を維持しながらやるってのはさすがに至難の業だろうなぁ ・食戟のソーマの雑記でこのサイトを知りました。どの雑記もとても面白く、昔のものからじっくりと読んで行っております 一つ質問なのですが、ソーマで一番好きなキャラが「幸平のお父さんの料理を食べに来ていた 病気で議会を離れた男性の生徒の女性」なのですが出番が増える見込みはありますかね?( 本当に好きなので個人的には出てきて欲しいんですが・・・これからも色々と頑張ってください! 影からぬっとりと応援しております・・・! by 鉄琴 んん…?幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性…?なんやそれ!?誰のことだ!? ってこれかい!!言われてみるまで気づかなかった… 確かにこれは幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性と言うしかないですね(えー そして確かに美人だな…ここで終わらせておくには惜しいキャラだ 俺としてはやっぱり好きな女性キャラは、タクミの料理を食いにきていた受付嬢っぽいお姉さんかなー スッゲェ美人で胸バインボインだったしなー というかこのお姉さん、上で紹介した女性とかなり外見的に似てますね。 髪型とかそっくりだし…tosh先生はこのタイプの女の人を書くのが上手いなぁ… あとは女性キャラと言えば、やっぱり水原冬美18歳も忘れちゃいけませんよね この水原さんは美人すぎて衝撃を受けたなぁ…この姿でまた登場してほしいんですけど無理ですかねー |
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「んっ!」 《幸平創真、200食達成!》 |
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■食戟のソーマ 第34話「遠月を巡る因縁」 「おしっ…帰るか!」 さて今回のソーマですが、いよいよ合宿の全スケジュールが終了し、 ソーマ達が遠月学園へと帰る時がやってきました 帰りの荷物をまとめたソーマ達は、てくてくとバスに向かっていきますが… 「おっ…四宮先輩!」 「生き残ったらしいな」 「やーなんとか、お陰様で!」 「フン」 「その荷物…も、もうフランスへ帰るんですか?」 「ああ、いつまでも店を閉めてるわけにはいかねぇ」 って、その時たまたま2人が出くわしたのはなんと四宮!四宮も同じタイミングでフランスに帰るつもりだったのか… もう帰っちゃうのかー。四宮は水原さんや乾さんとフラグ立ってましたが、 あの2人ともっとイチャイチャしてからでもよかろうに…(えー それにしても四宮の私服は今回初めて見ましたが、 ほとんど無地の襟付きシャツといういかにも社会人らしい落ち着いた格好ですね こいつは意外な…もっとチャラい系の私服かと思いきや、普段から社会人らしい節度を保った服装をしてるとは… ウチの会社も私服OKではありますが、「社会人としての節度を守れ」とかなり厳しいプレッシャーがあります なので四宮のような地味めの襟付きシャツじゃないとなかなか着ていけないですね Tシャツ+ジーパンみたいな格好は正直ヤバイです。かなりグレーゾーンです(えー 「それに当面の目標が決まったからな」 「…?」 「SHINO’Sをパリで一番の名店にして、三ツ星を獲りに行く。 プルスポールだけじゃあ物足りなくなってきたところだ」 「三ツ星…」 「す…すごい!フランスの日本人シェフはまだ誰も獲ったことないのに…!」 そして、これまでの数年間に停滞してしまった四宮も ミシュランの本場で三ツ星評価を獲ってみせると、新たな目標を掲げて再スタートするようです それにしてもこの四宮の表情は…かつて遠月学園を卒業した時に、 「プルスポール勲章を獲りに行く」と語った姿に瓜二つですね。 この時のように、目標に向かって突き進む気持ちを、今の四宮は完全に取り戻したということでしょう ってうおおおおお!?こ、これは!? ソーマの親父じゃねーか!!ゲエエエエエーー!? 「城一郎…」 |
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