■カードファイト!!ヴァンガード
リンクジョーカー編 第111話「助っ人は中学生!」
「導きの宝石騎士(リーディング・ジュエルナイト)サロメ!
凛々しき勇気の剣を振るえ!デスレックスにアタック!!」
ズッバアアアアン!!(井崎:ダメージ6)
「ぐわーーっ!!」
「第2試合ウィナー!宮地学園・立凪コーリンーーッ!!」
さて前回、試合開始となったコーリンVS井崎のファイトですが…もうすでに終わってんじゃねーか!!
なんてこった、井崎弱すぎ!なんと前回ラストで試合が始まったと思ったら今回すでに死んでいたという
超速死亡により決着であります。井崎…こいつがコーリンちゃんを倒してくれれば面白くなると思いましたが
こうもどうしようもないザコっぷりで散ってしまうとは。なんとも使えないやつだったな…(えー
「さすがコーリンさん!」
「これで1勝1敗だぜ!」
「では次の第3試合の組み合わせは…宮地学園・戸倉ミサキ君!
そして後江高校は…ミステリアスな助っ人君!」
「な、なんだそりゃ?」
「助っ人って…?」
(C)ゆでたまご/集英社
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おお!
ミステリアスパートナー!!(えー |
というわけで早くも3試合目となりますが、ここで後江高校から出てきたのはミステリアスパートナー1号であります
果たしてその正体は誰なのか…名前からして超人強度5200万パワーくらいはありそうな気がしますが…
「待たせたなみんなあーーっ!!」
「えっ!?カ、カムイ君が助っ人!?」
「はい、同じ後江ってことで中等部から呼ばれたんです!」
なんだお前か…(えー
誰が来るかと思ったらその正体はクソガキさん!
どうもクソガキさんも中学と高校の違いはあれど、同じ学校に通っているためお呼ばれして来たようです。
しかしクソガキさんは強さ的に、ミステリアスパートナーというよりあれだな…ジェロニモって感じだな…
(C)ゆでたまご/集英社
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だってクソガキさんは
人間だから…(えー
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「事情はすべて聞いてます。でも、だからって手加減はしませんよ!」
「望むところよ、私も全力で行かせてもらう!」
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
「星を射る弓・アルテミス!(POW4000)」
「ライオットホーン!(POW5000)」
そんなわけでいよいよ始まった、クソガキさんVSミサキさんのファイト。
それにしても思うのは、やっぱファーストヴァンガードの星を射る弓アルテミス可愛いよな…
ミサキさんのデッキでアルテミスはいっぱい出てくるけど、これが一番デザイン的に可愛い気がするなぁ
「ライオットホーンでアタック!!」
ズッバアアアアン!!(ミサキさん:ダメージ4)
「これでダメージは4対1…!」
「お、大きく離されちまったな…」
(序盤からどんどん飛ばしてくる。カムイらしい戦い方だね)
(…4対1だってのに、ミサキさん動じてない?)
しかしファイトが始まって間もなく、あっという間にダメージ4対1まで差を広げられてしまったミサキさん。
ナオキ達は「嫌な予感ビンビン丸でござる」と冷や汗をかきながら見守っておりますが、
当のミサキさん自身は実に涼しい顔です。うーむ何か作戦でもあるのか…?
「じゃあ私も本気で飛ばしていくよ!
淡くほのかな輝きは、満ちる時来たらば強き光に!
ライド!月夜の戦神アルテミス!(POW11000)」
って、ついにここから追い上げる気になったのか、グレード3にライドして反撃開始!
…ってあれ?この「月夜の戦神アルテミス」って、こないだのアイチ戦でも使ってたけど、あの時は
「純心なる戦乙女!月光の弓で闇を切り裂け!ライド!月夜の戦神アルテミス!」って
違うセリフ言ってたよね?ミサキさんもうあのセリフに飽きちゃったの!?(えー
しかも「来たらば」ですよ「来たらば」。すげーセンスだよな来たらばって
他のアニメじゃまず聞くことのないセリフですよ。だって来たらばだぜ…来たらばだぜ(えー
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「戦巫女タツタヒメのブースト!月夜の戦神アルテミスでアタック!(POW18000)
限界を超え新たな世界を切り開け!リミットブレイク!
山札から2枚ドロー!手札から1枚をソウルに送り、
月夜の戦神にPOW+5000!(POW23000)」
「おおっ…!?」
「さすがミサキさんですーっ!!」
「パワーアップし、かつ手札も増やす…
これが月夜の戦神のルナ・グロリアス・グローイング!!」
そして月夜の戦神のリミットブレイク効果発動!パワーアップし手札も増やす!ただこれもやっぱりこの間は
「リミットブレイク!蒼き光は満ち引きを操り、生命に輝きを灯す!
ブルームーン・ライジング!」って言ってたのが別のセリフになってますね。
飽きるの早いよミサキさん!!(えー
ブルームーンライジングはどうしたの!同じスキルなのに、もうルナグロリアスグローイングに名前変えたのかよ!
うーむ、それにしても「ライジングからルナに乗り換えた」って聞くと
太陽神龍ライジング・アポロドラゴンから
月光神龍ルナテック・ストライクヴルムに乗り換えたようで
ブレイヴ好きとしてはちょっとこうモヤモヤしたものを感じるな…(えー
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「猫の魔女クミンのブースト!パプリカでアタック!(POW20000)
月夜の戦神がヴァンガードにいるので、パプリカはPOW+3000!(POW23000)」
「くっ…ノーガード!」
ズッバアアアアン!!(クソガキさん:ダメージ4)
「やったぁ!」
「これで4ダメージまで追い上げたぜ!」
そこからはもう物凄いドヤ顔でダメージをバシバシ当てていくミサキさん。(えー
なんだよこの得意気な顔は!まったく今回のミサキさんは笑わしてくれるぜ
あと今回初登場のパプリカっていうこのユニット、無表情少女ですけどなんだか可愛いですね
というかパプリカちゃんは少女でいいんだよね?少年じゃないよね?
なんだか胸が全然ねーけどパプリカちゃん…まっ平らすぎる…(えー
「ヘイトレッドケイオスでパプリカにアタック!」
「ローリエでガード!(ガード成功)」
「エシックス・バスターで月夜の戦神にアタック!」
「クシナダで完全防御!(ガード成功)サホヒメでアタック!」
「ウォールボーイでガード!(ガード成功)」
「月夜の戦神でアタック!」
「ツイン・ブレーダーで完全ガード!(ガード成功)」
「りょ、両者まったく互角なのです…!」
「すっげぇ…!」
そしてお互いのダメージが並んでからは、一歩もゆずらずアタックとガードを繰り返す2人!
手に汗握る展開に、観戦しているナオキやシンゴも感心せずにはいられませんが…
「…」
やっぱりそれをめちゃ不機嫌そうに見ていたコーリンちゃん
以前からそうでしたが恋のライバルであるミサキさんが誉められるのは面白くないようです(えー
「すげぇミサキさんすげー」とシンゴ達が誉めるたびに仏頂面になりまくるコーリンちゃん…なんてあからさまな子!
「ふうっ…」
(敵に回すと恐いよね、カムイは…)
(まったく、ギリギリの思いをさせてくれるぜミサキさん…!)
「俺様のターン、ドロー!(しゅぴっ)ん…?ヘヘッ、ミサキさん!
悪いけどここからは俺様のオンステージだ!」
「…」
「聖なる輝きは希望の証!光で世界を包み込め!
超獣神イルミナル・ドラゴン!
エシックス・バスターに俺様ブレイクライド!!」
そんな激しい攻防に一息ついたミサキさんですが、ここにきてクソガキさんの切り札ユニットが登場!
その名も超獣神イルミナルドラゴン、エシックスバスターからのブレイクライドなので
リミットブレイク効果を発動して畳み掛ける気でしょう、これには多少余裕のあったミサキさんも顔色が変わってしまい…
「…くっ…!」
「イルミナルドラゴンとエシックスバスター…!?まずい組み合わせね…」
「そ、そんなにまずいのか?」
「なに言ってんの!当たり前でしょ!
…まぁ、とは言っても私なら楽にしのぎ切れるけどね」
「は、はは…」
そんなブレイクライドにはコーリンちゃんでさえぎょっとした様子ですが、「ふ、ふん、でも私なら余裕だけどね」と
すぐに意地を張った強がりを言いだしました。でたらめ言うなや!!(えー
まったくもう…これはあれでしょうか、さっきからナオキ達がミサキさんをすごいすごいと連呼しているので
「私だってすごいんだからね」と自分も誉めてもらいたかったんでしょうか
手のかかる子供やなコーリンちゃん!なんかアホっぽくて可愛く見えてきたわ
「さあ、これがブレイクライドの効果だ!
イルミナル・ドラゴンにPOW+10000!(POW21000)
ヘルアーティ・デストロイヤーのブースト!
ヘイトレッドケイオスでアタック!(POW19000)」
「ガード!(ガード成功)」
「うん?ブレイクライドの効果ってあれで終わりか?POW+10000だけかよ…」
「違うよナオキ君、あのブレイクライドの本当の恐ろしさは…」
「ブランク・マーシュのブースト!キングオブソードでアタック!(POW17000)」
「ガード!(ガード成功)」
「さあ次だ…!ヘルアーティ・デストロイヤーのブースト!
イルミナルドラゴンでアタック!そして再び立ち上がれ強者達よ!」
シュインシュイイイイン
「なっ…なんじゃこりゃ!?」
「あれがブレイクライドの能力…!これでカムイ君はあと2回の攻撃ができる!」
さて、コーリンちゃんが言っていた「エシックスバスターとイルミナルドラゴンの組み合わせはヤバイ」とのセリフですが…
まずはエシックスバスターの持つスキルというのがこれ、
すでに行動した前列リアガードをすべてスタンドさせ、2度目の攻撃を可能にするというもの…
ただし後列リアガードはスタンドしないので、それがいちおう救いと言えば救いです。
なぜなら、後列がスタンドしなければブーストを発動することができないので、攻撃を通すだけの火力が稼げないわけなんですが…
「しかもそれだけじゃない…」
「今度はイルミナルドラゴンのリミットブレイク!
立ち上がれ軍神の名を持つ戦士たちよ!」
シュインシュイイイイン
「これが俺様必殺の、フルメタルバトルグラップル!!」
「な…なんつー技だ…!」
がしかし、そんな後列リアガードをスタンドさせてしまうのがイルミナルドラゴンの持つスキル!
そう、エシックスバスターとイルミナルドラゴンの組み合わせがヤバイというのは、
前列後列すべてのリアガードが一斉にスタンドしてフルパワーでの攻撃を2度も叩きこんでくるから…
この怒涛のアタックをしのぎ切るのは至難の業というわけですな…
ズッバアアアアン!!(ミサキさん:ダメージ5)
「げげっ…の、残り1ダメージ…!」
「ミサキさんは、さっきの攻撃でもう2枚もシールド10000をガードに使ってます…!
残りの手札に大した防御力が残っているとは…」
「んっふっふっふ、旗色が悪いようですねえ?
カードファイト部の設立がどんどん遠のいていきますねえ〜、
戸倉ミサキでしたっけ?たかが中学生を相手にブザマな…
ふふふふ、はーっはっはっはっはっ!!」
「く…」
「あの野郎…!」
そしてイルミナルドラゴンのアタックが通り、ミサキさんはもうダメージ5…しかもまだリアガードの攻撃が残っています
そんなミサキさんのピンチを目にして、「あれあれ〜?これ負けちゃうんじゃないですか〜?」と
言いたい放題に煽りまくってきた生徒会の副会長。本当にこいつはもう
回を重ねるごとにゲス度が増していくな(えー
こんな人間のクズだとは最初は思わなかったよ…
「副会長でしたっけ?アンタがどんな予想をしようが、
あいつはそれを覆す。だから黙って見ててください」
「ぐ、ぐぬ…」
「コーリンさん…!」
「ふん…!」
って、そんな副会長にガツンと一言かまして黙らせたコーリンちゃん!さすがと言いたいところですが、でもコーリンちゃん的に
ミサキさんが誉められるのは面白くないので、「なんで私があんなやつ誉めなきゃいけないのよ」という感じで
ぶっすーと不機嫌顔になってしまいます。自分で誉めて自分で不機嫌になるなんて…
コーリンちゃんの行動はいちいち笑えてくるな…(えー
「さあ再び俺様のアタックだ!ヘルアーティ・デストロイヤーのブースト!
行けヘイトレッドケイオス!(POW19000)」
「ガード!」
ガッキイイイン!!(ガード成功)
「ま、まだあんな防御力が!?」
「すげーぜ番長!」
「まだまだ!ブランク・マーシュのブースト!
キングオブソードでアタック!(POW22000)」
「ガード!そしてインターセプト!」
ガッキイイイン!!(ガード成功)
「ま…また防いだぜ!?」
「くっ…さすがミサキさん、ターンエンド」
「防いだ!?防ぎ切っちまった!?すげえ…!番長ってすげえな!!」
しかしそんな猛攻に晒されつつも、ついにすべての攻撃を受け切ったミサキさん!
このターン、ミサキさんは敵リアガードの攻撃(POW20000前後)を全部カード1枚で防いでますが、
つまりシールド10000のカードが4枚も手札にあったってことか…よほど引きがよかったんだな
ミサキさん「ガード!」しか言ってないから何でガードしたかわかんねぇけど…(えー
「し、しかし…ここからはまずいのです、手札は1枚しか残ってないし
前衛も欠けていて、相手フィールドにはインターセプトできるユニットが2体…
それに相手の手札は3枚、ミサキさんはもうズタボロの状態なのです!
この状態で勝ち切れるか…」
「大丈夫…」
「なんとかなるんじゃない?」
「えっ…?」
しかし、どうにか生き延びたもののミサキさんに反撃できる戦力が残ってないことを心配するシンゴ。
さっきインターセプトに前列リアガードを使ってしまったので、そこを補充しなければミサキさんが攻撃できるのは2回のみ…
果たしてまともに攻撃が通るのか…って、どうもアイチとコーリンちゃんはそんな心配してないようです
む、むう、アイチはともかくとしてコーリンちゃんの言うことを信じていいのか…?(えー
「私のターン、ドロー!(しゅぴっ)星のごとき静かなる魂の熱さ!
海のごとき深く激しき思いは未来永劫に!
ライド!永久(とこしえ)の女神イワナガヒメ!(POW11000)」
「はっ…!?こ、このカードを忘れていたのです!」
「リミットブレイク!相手の前列リアガードをすべて退却させる!
エバーラスティング・ヴァニッシュ!!」
ズドドドドド!!
「ぐ…!」
「おおおっ…!」
「これで相手がガードに使えるのは手札の3枚のみ!」
「これがミサキさんの凄さなんだ…!」
と、ここでミサキさんが出してきたのは、アイチ戦でも使っていたイワナガヒメ!
そのスキルにより相手の前列リアガードは全滅、つまりインターセプトできるユニットをすべて蹴散らしたということです
なるほどこれなら攻撃も通りやすく…ただエバーラスティングヴァニッシュする時に、この間は
「変わることなき生命の修羅場をもって、永遠より長き時の彼方へと消し去れ!
エバーラスティング・ヴァニッシュ!!」と言ってたのが
今回は「エバーラスティング・ヴァニッシュ!」の一言だけに変わってましたね、せっかくの長ゼリフが…
生命の修羅場はどうしたんですかミサキさん!生命の修羅場!生命の修羅場は!(えー
「コール!」
(く…参るなあ、ミサキさんには…)
(攻撃態勢は完全になり、勝利に王手をかけたも同然…やるな…戸倉!)
そして欠けていた自分のリアガードについても、最後の手札をコールしてきっちり補充。
ミサキさんの抜け目ない戦略に、クソガキさんもとうとうお手上げであります
そんなミサキさんを櫂くんでさえ「やるじゃない」と絶賛。櫂くんがこんな誰かを誉めるシーンってすごい珍しいな…
ナオキについても一応は認めてたけど「お前のデッキはなるかみではない」ってダメ出ししてたしなー
ズッバアアアアン!!(クソガキさん:ダメージ6)
「第3試合ウィナー!宮地学園・戸倉ミサキ!」
「うおおーーっ!!」
「やったぁぁーーっ!!」
「お見事ですぅーーっ!!」
「ふん」
そんなわけでついにこの激闘を制したミサキさん!厳しい戦いだっただけあって、アイチ達の喜びようは
2回戦でコーリンちゃんが勝った時とは比べ物になりません
なのでやっぱりコーリンちゃんは素直に喜べないのでした(えー
ほんとコーリンちゃんの動向を見守るのは面白いわー
「では第4試合の組み合わせ…宮地学園・小茂井シンゴ!
後江高校・三和タイシ!」
「おっと、いよいよ僕ですね」
「三和くんのファイト、久しぶりに見ますね…」
「うん…」
「あいつ、向こうの部長だろ?だったら強いんだろうなあ…」
そして次の試合となり、宮地学園からはシンゴが出て行きますがその相手はなんと三和!
おいおいここで三和を使っちまったらもうあとは森川しか残ってねーぞ!(えー
大将戦はアイチと森川でやるのかよ!一瞬にして決着がつきそうだな…
それにしても三和が後江高校ヴァンガード部の部長だったとは驚きでした。
マジか…強さ的には櫂くんが最強だし、自己アピールでは森川がうるさいだろうから
三和が部長という発想はなかったな…あ、でも学年で言えば櫂くんと三和が2年生で、森川と井崎は1年生なのかな?
そしたらさすがの森川も部長にしろとは言えないか、櫂くんはこういうのやりたがらないだろうから
実力とコミュ力のある三和が部長というのは意外と妥当な選択なのかな?
「ふふん、三和なんて名前は月刊ヴァンガードでも見たことありませんです。
絶対弱っちいに決まってます。
相手にとって不足ありありなのです」
「え…」
「ほほ〜?いい度胸じゃねえか、それじゃ軽〜く相手お願いしちゃおっかな〜」
「お、お手柔らかに…」
「食らえエエエアアアアア!!ドラゴン怒りの鉄拳ンンンン!!」
「うっぎゃああああーーっ!!」
「第4試合ウィナー!後江高校三和タイシーーッ!!」
「ああ…三和くんは櫂くんといつも戦ってるぐらいのファイターだから…」
「えーっ!?それ早く言ってほしいのですーっ!!」
そして一瞬にして終わりやがったー!!なんというザマだシンゴ!
三和の実力をあなどった結果、一瞬にして蹴散らされ試合終了であります。おお…
まあ三和は櫂くんの相棒のようなキャラだし、以前アイチが三和とファイトした時も相当苦しめられましたからねー
「もう2−2の同点じゃない!」
「残るはあと1試合…」
「次のファイトで全てが決まる!」
「くっくっくっく…この試合の大将にして後江ヴァンガード部最強の男…
天才の名を欲しいままにし敗北を知らぬ無敵の男…
この俺!森川カツミ様の出番がついに来たようだなぁ!
だーっはっはっはっは!!」
ああそしてやっぱり最後の相手は身のほど知らずという言葉が服を着て歩いている
後江ヴァンガード部最弱の男・森川マケミしか残ってませんでした(えー
まさかこいつが最後になるとは!最初期のアイチでさえ練習相手にもならないほど弱いからなー森川は…
「隊長!デッキをどうぞ!(さっ)」
「うむごくろう!俺様最強!後江ヴァンガード部最強!ぐははは!」
「も、森川くん相変わらずだなぁ…」
「ふう。この試合、いただきかもね」
「えっ?」
「あいつはデッキの構成が偏ってて、デッキの半分もグレード3だから。
それでいつも結局負けるんだ」
「な、なんですかそれ…」
「はは、宮地学園の勝ちは決まったなぁ。
まあこれで無事、アイチお兄さん達のカードファイト部もできるってことかな」
「それはどうかな」
「!?」
ってなにぃ!?ミサキさんやクソガキさん達、森川を知る誰もが「もうこの試合アイチの勝ちじゃん」と
勝利を確信していましたが…「それはどうかな」と遊戯王の最強呪文を唱え始めた三和!(えー
まさか森川に勝つ見込みがあるというのか!?そういえば今井崎が「デッキをどうぞ」と渡してましたが、この中身というのは…
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
「って、な、なんじゃこりゃーっ!?
これ俺のデッキじゃねーぞ!?」
「えっ?」
「にひひひひ…」
「ど、どういうことだよ?」
「へへっ、あのデッキはな、櫂が組んだのさ」
「えっ!?」
「いつもの森川と思うなよってな。なぁ櫂?」
「…」
そんな森川を勝たせる秘策というのがこれ!森川に自分のデッキを使わせるのではなく櫂くんのデッキにすり替えての勝負!
そう、実は森川というのは、ちゃんと組んだデッキを使えば凄まじく強いという
設定があったりします。森川が弱い理由というのは、さっきミサキさんが言っていたように
自分でデッキを組むとバカみたいにグレード3を入れまくるからであって、
ちゃんとしたデッキさえ使えば圧倒的に強い男なんですな…しかも櫂くんが本気で組んだデッキとなればどこまで強くなるか…
どうやらこの森川の起用は後江高校の秘密兵器だったようです、思わぬ強敵を相手にアイチはどう戦うのか…次回に続く!
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