・大志さん,ワールドトリガーの感想・考察楽しく読ませてもらってます。12月からワートリが移動するわけですが
 大志さんとしては一度に全て感想をお書きになるのでしょうか?それとも複数回に分けて書かれるのでしょうか?
 神羅万象フロンティアの時は大変お世話になりました。サービス終了時にサイトの存在を知りその時からずっと読んでいます by kiryu

kiryuさんこんにちわ。ワートリの感想を一度にまとめて書くのか複数に分けて書くのかってことですが、
たぶん複数に分けて書くことになるだろうなと思いますね
というのも、ジャンプSQって月刊誌なぶん週刊のジャンプよりも1回あたりの掲載量が多くなるから、
それを俺を感想で一度にまとめて書くのは大変だろうなーと思うんですよね
なにしろ週刊でやってた回ですら、最近は複数に分けて書いてたし。今後もそうなるんじゃないかなと思います

それと神羅万象フロンティアとはまた懐かしいですねー、俺もいまだに思い出しますよ
神羅シリーズって最近CM見なくなっちゃったけど最近どうなんだろうか。俺もレビューは途切れちゃったけど気になってるんだよなー



さてともかく、今回からワートリはいよいよジャンプSQに移籍しての掲載となります。
こうして表紙を飾ってさらにセンターカラーでの掲載と、かなり大きい扱いしてもらってますね〜
ちなみにジャンプSQといえば、「作者コメントを見れる場所がないじゃん!」などと以前の俺が騒いでましたが
ぶっちゃけあれはまったくの勘違いでした(えー

というのも、実はジャンプSQっていうのは2種類のもくじが存在するんですよ
ひとつは左側の画像のように、作者コメントがついている紙版・電子版共通のもくじ
もうひとつは右側の画像のように、コメントがなくタイトルだけ並んだ電子版のみ追加されるもくじ

で、俺はいつもジャンプ関連の雑誌は電子書籍で読んでるので、このタイトルだけ並んでるもくじを見て
「おいおいなんだよぉ!ジャンプSQには作者コメントつかねーのかよぉ!」と、ひとりで騒いでいたっていうね…(えー
ただのアホじゃねーか!いやあひどい勘違いをしてしまいました、コメントつきのもくじはちゃんと他のページにあります、電子書籍でも読めます
さっきも「ジョジョ6部のキングクリムゾン」とか書いてたことといい、まるっきりアホや…俺はアホや!!

というかもくじ見ててびっくりしたのがですね、ジャンプSQって藍本松先生が連載やってたんか!!ってことなんですよ
マジかよ藍本松先生といえば以前ジャンプで「保健室の死神」を連載してた人だよ!あの漫画好きだったんだよなー女の子キャラが可愛くて



あとネット上でたまに見かけるこの「くそっ…じれってーな、俺ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!!」っていう画像も
これって保健室の死神・第4巻の安田のシーンなんですよね。安田は面白いキャラだったよなー
そんな藍本先生なんですが、なんと今回ジャンプSQの作者コメントで葦原先生を歓迎してくれています。



「葦原先生、ご無沙汰しております&お帰りなさいませ!奇遇にもまた同じ雑誌で描けて嬉しいです」
というわけでうおおおありがとうございます!!歓迎してくれてありがとうございます!!(えー
まさか俺の好きな漫画家2人がジャンプSQでこんな風に挨拶するとは思わなかったなー
確か藍本先生が保健室の死神を連載してた時、葦原先生は賢い犬リリエンタールを連載してたから2人は同期みたいなもんですよ

というか調べてみたら保管室の死神はジャンプ2009年42号から連載開始、賢い犬リリエンタールも2009年42号から連載開始って
えええ!?おいおいおい同じくらいの時期だとは思ってたけど
まったく同じタイミングで連載開始した完全同期じゃねーか!!
マジか…マジかー!!全然知らんかった!いやほんとに奇遇な再会だったんだなあ
これは葦原先生が今後ジャンプSQでやっていくのに心強い存在となりそうですねえ
とりあえず藍本先生が連載してる怪物事変も毎月ちゃんと読むぜ!!ジャンプSQを買う楽しみがひとつ増えて俺としても嬉しいです

・ワートリ最新刊、旧ボーダーの面々の名前が出てて電車の中で思わず声出してしまいました。

・19巻のおまけページ、旧ボーダーにかみモジャモジャの眠そうな顔をしたヒゲ、氏名梅○○○がいるのがきになってます by 栗山

ワートリ19巻のおまけページに関するコメントですが、確かに旧ボーダーの面々について名前が明かされてるページがありましたねー
俺が前から気にしてた「風間さんに似てる人」も、風間進って名前が明かされてたから
やっぱこの人って風間さんの兄貴だったんやなってしんみりしちゃいましたね…
なんか過去の犠牲者の素性が分かってしまうというのもなかなか辛いものがあるな

それと栗山さんの言っている「髪モジャモジャの眠そうなヒゲづらで名前が梅◯◯◯」って
梅原大吾が元ネタかどうかってことですよね



それについてはなんとも言えないというか…ウメちゃんって呼ばれるようなシーンでもあれば
ウメハラだこれー!って俺も騒いだかもしれませんけどね
あと、この他に俺が気になったおまけページといえばこれです



単行本じゃなくてジャンプSQでのおまけなんですが、現在のB級チームの順位表が公開されてたんですよね
確か1位〜4位はすでにしおりちゃんが本編で説明してましたが、その下は初めて明かされたので興味深かったです
5位以下を見てみると、5位の王子隊、6位の東隊、7位の鈴鳴第一はほとんど点差がなくてダンゴ状態なんですね
そう考えるとワートリの1点ってかなり重いんだなーって思いましたね、他のチームより1点2点多く取れれば
一気に順位がジャンプアップするっていう感じで。東隊とか鈴鳴第一って順位で言うと6位7位って低めに聞こえるけど
得点で見ると上位とほとんど差がなくて、かなりの強豪チームなんだなって改めて認識しましたねえ



ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第170話「玉狛第二 23」

《別役隊員ベイルアウト!先制点は玉狛第二!合流した玉狛の2人が、この先の展開の鍵を握るか!?》

さて前回、モールの1階で太一を捕捉したユーマ&ヒュースの2人でしたが、
今回はというとあっさり太一を始末して1点ゲットしていました
それとなにげにこの1点がこの試合初得点だったんですね。けっこう戦闘してたけどみんな無得点だったのか
これってやっぱり、SQに移籍してから試合展開を動かそうってことを葦原先生は意識してたんだろうか?

「急いで上行くぞ」

「分かっている。狙撃に注意しろ」

って次の瞬間、ヒュースのエスクードを踏み台にして、一気に上の階へギューンと大ジャンプする2人!そんなことできんのかよ!
ワンピースでいうところのゴムゴムのロケットぐらいすんげえジャンプしてますね(えー
エスクードって地面からにょきにょき生えてくるトリガーだから、ゆっくり生えてくるのを想像してましたが
そうじゃなくて人をすっ飛ばせるくらい凄い速さで生えてくるんだな…
イメージ的にはあれか、ドリフターズでオルミーヌが使ってた石壁の符術みたいな感じか
あれも確か、石壁が素早く生えるのを利用して、豊久をギューンと射出したりしてましたからね

「玉狛…!」

《一気に登ってきた玉狛の2人!これで6階は2対2対2の三すくみ!》

ともかくそんな大ジャンプの結果、なんと6階まで一気に上がってきた2人。
そこでは村上&来馬さんvs影浦&ゾエさんの戦闘が行われており、「そろそろまぜろよ」とユーマ&ヒュースもそこに乱入する形となりました
これはあれですねー、俺的にこの試合のカギを握るキャラが一気に集まったって感じですね

なぜそう思うのかっていうと、モール内の戦闘ではアタッカーが有利であると試合前に強調されていたので
モール内で戦う以上、この試合のカギを握るのは凄腕のアタッカーであると俺は思っていたんですね
つまり影浦、村上、ユーマ、ヒュースの4人。この4人がどう戦うかで試合展開は大きく変わると思ってましたが
まさか全員が入り乱れての大乱闘スマッシュブラザーズが始まることになるとは…(えー

《さあ最初に動くのはどのチームだ!?》

「仕掛けるぞ」

「OK」

「エスクード」



ドドドドドド!ガチンッ!

《これは…!エスクードで道を塞いだ!?》

《2対2対2が、一瞬で2対1になった…!》

って次の瞬間、大量のエスクードを一気に出してまるでシャッターのように通路を分断するヒュース!
なんとこれで影浦1人だけが孤立してしまいました、まずは影浦から叩こうというわけか
というか出てくるエスクードの量多いな!一度に何個出してんだよヒュースのやつ!
クローニン曰く、エスクードは「消費トリオンがでかくて燃費が悪い」とのことでしたが、そのエスクードをこうも大量に出せるとは…
つまりヒュースのトリオン量は、常人よりもはるかに高いってことなんでしょうね
ちなみにそのことを裏付けるデータもあります。以前に発売したワートリのデータブックを見てみると



なんとヒュースのトリオン量は10点満点で18点とめちゃくちゃ高いんですね
この数字はボーダーの中でもダントツで、千佳ちゃんがいなければ実はヒュースが隊員ナンバーワンの数値となります
ちなみに他の隊員で最もトリオンが高いのは二宮(14点)。二宮よりも凄いってなるとヒュースのとんでもなさが分かりますね

じゃあなんでヒュースのトリオンはそんなに高いのか?ってことなんですけど、これはアフトクラトルの技術により
角(ホーン)を生やすことでトリオン能力を強化しているからですね
ヒュースは今もこのホーンを生やしたままで、周りに見えないようにホーンの見た目だけを消しているので
強化されたトリオン能力は今でも問題なく使えるってことだと思います

「孤月…!」

 
 

「違う…弾か!」

《…でかい!!》

って次の瞬間、影浦に向かって隠し玉のバイパーで攻撃するヒュース!
なんつーキューブのでかさだよ!オサム何個ぶんだこれ!?(えー
やはりヒュースのトリオン能力はとんでもない高さだってことで間違いないみたいですね

それにしても、ヒュースのトリオン量にもびびったけど、大量の弾での攻撃を事前に感じ取ってる影浦にもびびったわ!
お前のサイドエフェクトそんな風にも使えるんかい!
とんでもねー危機察知能力してんなマジで!まさか弾を飛ばす意識のひとつひとつまでああも正確に捉えてしまうとは
影浦のこと今までニュータイプって呼んでましたけど、こいつニュータイプ超えてる可能性あるな…(えー
ニュータイプの勘って結構ムラがあって、危機を察知できたりできなかったりすることがあるんですけど
影浦の能力はそういうムラがなくて正確性がすごいし、しかもどこを狙われてるかまで察知できてますからね

ドドドドドド!

(弾で目をくらませといて…)

ガキン!

「そう来ると思ったぜ」

って、ヒュースのバイパーを初めて見せられた影浦でしたが、まったく慌てることなく冷静にバイパーを防ぎ
さらにはヒュースの孤月の一撃、ユーマの背後からの奇襲もすべて見切って
逆にユーマの片腕を切り落とし、ヒュースにも手傷を負わせるという芸当を見せることに!なんやお前ー!!

 
 

影浦のやつ強すぎかよ!!マジで手がつけらんねーぞ!
まずそもそも普通なら隠し玉のバイパーに対処できずにやられてるだろうし、
その後のユーマ&ヒュースの二段攻撃もとうてい防げるようなもんじゃないと思いますが
それ全部見切ったうえに反撃まで食らわすってお前は一体なんなんだ!
こいつの回避能力ってのは恐ろしいもんがあるな…村上との戦闘でも影浦は停電を絡めた一撃しか結局食らってないですからね

「2対1なら勝てると思ったか?」

「いいや」

ドドドドドド!!

「…!!」

《影浦隊長被弾!これは!?》

《一人時間差射撃ですね…半分の弾丸を遅らせて発射することで、擬似的に3対1になるタイミングを作った》

ってその時、勝ち誇る影浦を突然捉えた大量の弾丸!何かと思ったら、さっきヒュースが発動したバイパーです
あの時ヒュースはすべてのバイパーを発射しておらず、半分を置き弾として残しており
それを時間差で発射することで影浦にブチ当てたという…お、おいおいマジかよ!
置き弾ってオサムがけっこう苦労して覚えたやつなのにお前もうそれ習得したの!?(えー
早くもバイパーめちゃくちゃ使いこなしてるじゃねーか!ヒュースのやつとんでもねー初心者だな…
影浦もすごいと思いましたが、さらに一手先を読んでいたヒュースもすごすぎですね
こいつらレベル高すぎるだろ…俺がそのへんのB級隊員だったらあまりの凄さに発狂すると思うわ…(えー

「野郎…!!」

《これはさすがにカゲ死んだかな、もうトリオンも足もない》

そんなヒュースのバイパーが直撃したことにより、非常に大きなダメージを食らってしまった影浦。
もともと村上との戦闘で深手を負っていたこともあり、そろそろ限界が近いようです
実況席の犬飼も「さすがにカゲ死んだわ」と影浦の脱落を確信してますが…次回に続く!


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第171話「ヒュースD」

「野郎…!!」

さて前回、ヒュースの時間差バイパーを食らったことで大きなダメージを負ってしまい
「オイオイオイ、死ぬわアイツ」と犬飼に死亡宣言されてしまった影浦。
そして今回はというと、実際迫りくるユーマ&ヒュースになすすべがなく
さすがの影浦もいよいよ追い詰められてしまうことに…

ドッ!!



ドドドドド!!

とその時、影浦のピンチに駆けつけたのはなんとゾエさん!
ヒュースのエスクードによって隔離されていたゾエさんでしたが、
その横の壁をブチ破ることでこの場にやってきたようですね。ゾエさんってほんと判断力に優れてるよなー

・ワートリ最新話、カゲのピンチに壁壊して乱入してくるゾエさん登場のコマが凄くいいです。
 この多人数vs多人数の乱戦の乱戦がワートリの好きなところでカットもかっこよくて痺れました by TONO様

拍手コメントでもゾエさんを褒める一言がきてますが、俺としてもこのゾエさんの行動は評価高いですねー
というのもですよ、以前俺が嵐山隊の戦いぶりをベタ褒めしたことがありましたが、
嵐山隊の何が良かったかって、仲間がピンチになった時、必ず他の仲間が駆けつけて助けてくれるっていう
カバー力の高さが素晴らしいと語ったわけなんですよ

そういう意味では、ゾエさんも影浦のピンチに颯爽と駆けつけて助け出すという
素晴らしいカバー力を見せているわけなんですよね。
ゾエさんって「単独でも戦える異色のガンナー」って言われてましたけど
「仲間をカバーしながら戦う正統派のガンナー」としてもしっかり戦える隊員ですよね
ただ異色なだけじゃなく、正統派としての戦い方もきっちりこなせるという。
そういう意味でゾエさんって、幅広い戦法で戦うことのできるすごい優秀な隊員だよなー

「エスクード」

ドドドッ!!



「うえっ、またぁ!?」

って、そんな再登場したゾエさんをまたまたエスクードで隔離するヒュース!
四方を囲まれてしまってぎょっとするゾエさんですが、そんなゾエさんを間髪入れずにユーマが急襲!
そして哀れにもゾエさんはユーマによって首を落とされてしまったという…ゾ、ゾエさーん!!
ゾエさんの活躍もここまでか…この試合で一番株が上がったのはやはりゾエさんでしたよねー

それにしてもヒュースのエスクード戦法の恐ろしさよ。瞬く間に敵を分断して、決定的なチャンスをやすやすと作り出してしまうとは
俺がこの戦法で恐ろしいと思うのはですね…ワートリによく出てくる言葉で"浮いた駒"ってフレーズがあるじゃないですか
「あいつは浮いた駒だから倒しに行こう」とか「浮いた駒から先に倒そう」とか、今まで何度も言われてたわけで



じゃあこの"浮いた駒"ってどういう意味なのか?っていうと、俺の言葉で言わせてもらえば
「孤立してしまっている駒のことで、仲間からの援護が期待できない状態」のことを言っているんだろうと思います
援護がないからこそ倒されやすく、お手軽な相手として敵に狙われてしまうと。そういうことだと思うわけですが

そう考えるとヒュースのエスクード戦法というのはですね…まさにこの仲間からの援護が不能な孤立状態を作り出してしまうわけで
つまりこれって、本質的には敵1人を強制的に"浮いた駒"にしてしまうようなものだと思うんですよ
それが実に恐ろしいなと思うわけです、影浦もゾエさんもそういう状態にされてやられてしまったわけなんで
それほどに有利な状況を一瞬にして作れるっていうのがね、想像以上にエスクードを使った戦法は強力な感じがしますね

ガガガガガ!!

「くっ…!!」

その一方で影浦はというと、ゾエさんの援護もなくなっていよいよ詰みの状態となっていました
ヒュースの猛烈な弾幕を前になすすべがなく、せめて直撃だけは食らうまいと転がってかわしております



というかこの影浦のシーンで注目なのが、ただ単になんの工夫もなく転がってるんじゃなくて
背中や腰にスコーピオン生やしながら転がってるんですよね
つまりどういうことかというと、回転ノコギリみたいにスコーピオンを地面にひっかけることで素早く転がってるんだと思います
ヒュースの弾を避けられてるのもそのためでしょうね、それにしても影浦のスコーピオンの使い方には毎度驚かされるな…
ほんと見たことないような使用方を毎回披露してて、一体どれだけの引き出しがあるのか底が知れないですね

「くそったれ…!!」

ドンッ!!

《影浦隊長もここでベイルアウト!やはりダメージは大きかった!》

がしかし、そんな影浦の粘りもここまでで、とうとうトリオン漏出過多によりベイルアウトしてしまうことに!
ただし、影浦撃破の得点が入ったのは玉狛ではなく鈴鳴です。どうやらヒュースの与えたダメージよりも、
村上が停電作戦で食らわせた一撃のほうがダメージが上だったみたいですね

《あんな逃げ方するカゲは初めて見たね…それだけ玉狛に点を与えたくなかったってことかな》

そして犬飼いわく、さっきのように逃げ回る影浦の姿は初めて見たとのことで…
「玉狛に点を与えたくなかったんだろう」と推理してることからしても、
たぶん今回の影浦は玉狛に負けたくないと本気で考えていたんじゃないですかね
というのも、今回の影浦って意外にも一時撤退を選んでチームを立て直したり、珍しく頭を使って有利を取りに行ったりとか

こういう普段の試合では見せないようなチームを勝たせるための動きをしていたわけですよね
俺が思うに、それは「俺のチームを勝たせたい、玉狛にだけは負けたくない」という気持ちの現れで、
そういう気持ちがあったからこそ、さっきも玉狛に点をやらないように必死に逃げ回ったんだと思います

じゃあなんで影浦がそんなに玉狛を意識しているのかというと、
それはやっぱりユズルが玉狛への対抗心をムキ出しにしているからだと思います
あのお好み焼き屋での一件があって以来、ユズルは玉狛をバリバリに意識して勝ちに行こうと考えているし
この試合の直前にも「勝つのは影浦隊(うち)だ」と勝利宣言までしたくらいなので、隊長の影浦としては
ユズルのこの心意気に応えたかったんじゃないでしょうか



まあ、影浦の心境はまだ何も語られてないので、これが本当かどうかは今のところわからないんですが
ただもし本当だとしたら影浦ってああ見えて仲間思いのイイ奴ですよね
今回の影浦が珍しい行動を連発していたのは、それだけ仲間のためにチームを勝たせたいと思っていたんだとしたら
影浦にこんな熱い一面があったのかって感じで、なんだか感心しちゃいますね
今回の試合ではゾエさんも株を上げたけど、影浦の株も相当上がった気がします

《瞬く間に影浦隊の2人を攻略してみせた玉狛第二、そのままの勢いで鈴鳴第一に挑みかかる!》

「壁で分断されると厄介だ、エスクードの射程に注意しよう!」

「了解、さっき弾トリガーも見えました。アステロイドの時間差撃ちです」

さあそして、影浦隊の2人を倒したユーマ&ヒュースは、今度は鈴鳴第一を狙って村上たちへと迫ることに!
この場面なんですが、村上の言っている一言が実に興味深いですね。
そう、村上はヒュースの撃ったバイパーをアステロイドだと誤認しており
ヒュースは村上にそう思わせるために、あえて今までバイパーを曲げずに撃っていたんですね



そんなヒュースの作戦にオサムも気がついたようで、持ち弾をアステロイドだと誤認させることによって
村上をバイパーで仕留めるという、そのための駆け引きが行われていたと…
そう、村上をバイパーで仕留める。皆さん聞きました?村上をバイパーで仕留めるですって!!(えー

俺が一番強調したいのはそこですよ。なにしろ「バイパーは村上を仕留めるために使うべきだ」っていう言葉は
この試合の前に俺がさんざん言っていたことだからですよ!!
うおおおおおおおお来てしまった!!村上をバイパーで仕留める作戦が本当に来てしまった!!
俺の言ったことが現実に!!ぬおおおおおおヒュースお前ってやつは
俺の考えた作戦を実行するためにこんな駆け引きまでやってのけるとは!!
ヒュースお前見かけによらずかわいい奴だな…(えー
まさか俺の教えをこんなに忠実に守ろうとするとは…

ドドドドド!!

(…!?やっぱり曲げない!?ぼくの思い違いか…!?)

「ヒュース!なんで弾道変化を使わない!?そういう作戦じゃないのか!?」

「予定変更だ。この試合で曲がる弾は撃たない。スズナリは別の手で倒す」

って曲がる弾は撃たないんかい!!撃たないんかーーい!!
ヒュ、ヒュースきさまー!!俺の教えを忠実に守っているかと思いきやあっさりと破るとは!!
かわいくねえ奴だなお前って野郎は!!(えー

ただ、ヒュースも明らかに考えがあって弾を曲げずに撃ってるみたいだし、それに関しては興味深いですね
「この試合では撃たない」って言ってることからしても、ヒュースはさらに先の試合のことを考えているってことですよね
言われてみれば確かに、この試合はまだ玉狛にとっての最後の試合じゃないんですよね
最後の試合はこの次にやる試合なわけで、ヒュースはそのことを考えて今のうちに布石を打っているということか

もしかしたらなんですけど、「次の試合」っていうのは二宮隊と戦うことになるのかもしれないですね
もしそうだと仮定した場合、ヒュースがこの試合で変化弾を撃ちたがらないのも納得が行きます
なぜならこの試合、解説席では二宮隊の犬飼が試合内容をガン見しているから
その前で手の内をさらすことをしたくないって考えているのかもしれません
二宮隊は言うまでもなくB級で一番手ごわい相手だから、それと戦うまで切り札はとっておきたいと思っているのかもしれませんね

「…何か考えがあるんだな?」

「ある」

「わかった、ぼくは何をすればいい?」

「オレたちが村上を捉えたら、後ろから来馬を狙ってくれると助かる」

「了解!」

ともかくオサムも今はヒュースの作戦で戦うことを選び、お互いに連携しながら鈴鳴を攻撃することに。
というか個人的に、ここでヒュースの言ってる「来馬を狙ってくれると助かる」って言い方がなんか気に入りましたね
というのもですよ、ヒュースって今までオサム達に対してかなり上から目線で喋ってたから、そのイメージ的に
「お前は来馬を狙え」って命令口調で言いそうだなとか、場合によっては
「お前の助けなど必要ない」ってオサムのことを邪険に扱ったりしそうだなと思ってたんですが、そんなヒュースが
「お前は来馬を狙ってくれると助かる」ですってよ!狙ってくれると助かるですって!
そう言われちゃやるしかねえな、しょうがねえな〜って感じですよね(えー
意外とヒュースってオサムたち相手に下手に出ることもあるんやなって…なんかちょっと好感度上がりましたね

《ヒュース隊員、撃ち合いは不利とみて接近する動きか!?》

「来るよ鋼!」

「了解。迎撃します」



そんな中、一気に間合いをつめて斬り合いに持ち込もうとするヒュース!
しかしながら、「接近戦なら望むところだ」と言わんばかりにこの男が迎撃する!
やべえよ抜刀する村上の風格がすげーよマジで間違いなく一筋縄ではやられない男ですからね
一体どんな激闘が繰り広げられるのか想像もつかねーよ…めちゃくちゃ楽しみな次回に続く!

今回の内容はこれで終わりですが、俺的にまだ語り足りないのでさらに追加の感想を書きたいと思います
そりゃねーだろポイントならぬ良すぎるだろポイントって感じですね…(えー


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第170話・第171話 よすぎるだろポイント

では改めてSQに載った2話のよすぎるだろポイントについて語っていこうと思います
まず最初に言っておきたいのがですね…今回の2話はめちゃくちゃ面白かったですね
正直、自分としてはジャンプでの最終話が納得いかなくてそりゃねえだろとか思ったりモヤモヤしてたんですが
今回の2話に関してはそんなモヤモヤを吹き飛ばすだけの圧倒的な面白さがあったと思います

何がそんなに良かったかっていうとですね…SQに移ってからの2話って、
主にヒュース、影浦、ゾエさんを中心としたバトル描写になってるわけですが
この3人ともが株を上げる内容だったのがすごいと思うわけです

たとえばまずゾエさんなんですが、以前まではただの「適当にメテオラ撃ってるだけのデブ」って印象だったのが
今回の試合においてはアステロイドを使用した正統派ガンナーとしての強さを発揮し、
さらに「1人でも点が取れる」という非常に稀有なガンナーであることも明らかにされ、
そのうえ個人プレーだけでなく、仲間の危機をしっかり助けるカバー力の高さまで披露したりと
八面六臂の大活躍だったと言ってもいいくらいの株上げっぷりでしたよね



次に影浦なんですが、今まではただの「斬り合いだけやってりゃ満足な戦闘狂」って印象だったのが
今回の戦いではただの戦闘狂ではなく、頭を使って有利を取ったりチームの点の行き来を考えたり
チームを勝利に導こうとするリーダー的な一面が描かれてましたし、
それになんと言ってもサイドエフェクトの強力さですよね。あの驚異的なまでの危機回避っぷりにとにかく驚かされました
さらにはスコーピオンを駆使した変幻自在の刃についても、ズバ抜けた操作技術で影浦にしかできないような使い方を何度もしてましたしね

まあとにかく影浦とゾエさんについてはね、「ヒュースに倒される」という役回りなのに株を上げたってところがすごいと思います
なにしろ結果だけ見ればこの2人って、1点も取れずに退場してしまったわけなんで、普通だったら
「無得点で死ぬとか情けねーな」「なんの役にも立たなかったな」「よえーなあいつら雑魚じゃん」みたいな印象になってもおかしくないと思うんですが
そんな印象とはまったく真逆の有能ぶりを見せつけて散っていったというのがすごいと思います

あとはヒュースなんですけども、まずはやっぱり圧倒的なトリオン能力が目を引いたわけなんですが
しかしヒュースが本当の意味ですごかったのは、そのトリオン能力の活かし方なんですよね
たとえばエスクードをただの盾として使うのではなく、ジャンプ台として使ったり、敵を分断するシャッターとして使ったり
バイパーにしてもただの変化弾として撃つのではなく、直線的に撃つことでアステロイドだと誤認させたり
置き弾を使った時間差撃ちをしたり、頭を使って応用するという使い方を多数見せていたわけで、そこにとにかく感心しましたね

俺としては、バイパーを直線的に撃つってアイデアには特に驚かされました
「ヒュースのバイパーは隠し球」ってことは今まで何度も言われてましたが
俺としてはてっきり、ここぞという時以外は弾を一切撃たないという感じに
「弾を撃たないことで隠す」ものだと思ってたんですが
しかしヒュースはまったく逆に、直線弾を撃つことで変化弾の存在を隠すという
「弾を撃つことにより隠す」っていう作戦を立てていたので、この逆転の発想には「そんな考え方があるのか」って俺も驚かされました



あとは結局採用されなかったけど、「バイパーで村上を倒す」っていう作戦が作中で語られてたのも嬉しかったですね
あれって俺が村上を倒すための作戦として試合前にあーだこーだ言ってたわけですが、
ヒュースはそういう作戦もあると理解したうえで、さらに一歩先を行って
「この試合では変化弾は撃たない」という作戦を立てたので、こいつすげぇ奴だなって素直に感心しましたね
あの辺はなんていうか、作戦のことについてまるでヒュースと対話してるような気分になったというか
「こういう作戦はどうだ」っていう俺の意見に対して、「それよりも良い使い方がある」ってヒュースが答えたみたいで
なんだか読んでて感慨深い気持ちになりましたね。オサムが俺と同じことを考えていたから余計にね

まあとにかくそんな風に、ヒュースがただの力押しのキャラじゃなくて
深い作戦を考えながら戦う知的なキャラとして描かれてたのが、凄いと思ったポイントでしたね
今回のヒュースの大活躍ぶりって、要するに読者に対して
「ヒュースSUGEEEEEE!!」と思わせるための内容だったわけですが
ただですよ、そういう風に主人公SUGEEEEEE!!とか俺TSUEEEEEEE!!みたいな展開をやろうとした時って
普通だったら敵がすごく無能になるとか、強かったはずの敵が急に主人公にボコられるとか
「主人公に勝たせる展開」のために敵の凄さが消えてしまうような展開になりがちだと思うんですよね

そういう時って主人公が凄いというより、「なんだこのご都合展開は…」っていう風に
話の都合で勝たせてもらっただけみたいな納得いかない気持ちが残ってしまうわけですが
今回のヒュースに関しては、ゾエさんや影浦の凄さを十分描写したうえで、さらに凄い作戦をヒュースが見せて勝つという
そんな内容になっていたので、納得行かない気持ちは全然なくてゾエさんも影浦もヒュースもすげえ…って
ひたすら感心した気持ちになってしまうのがとにかく面白かったです

いやあマジで、ジャンプSQで新たなスタートを切るには素晴らしい話だったんじゃないでしょうか
やっぱりSQでのロケットスタートを考えた結果、その準備のためにジャンプでの最終回はああなったのかもしれませんね
とにかく、俺の中にあったモヤモヤも一気に吹き飛ばしてくれたので、そりゃねえだろって気持ちも今じゃずいぶんなくなりましたね
 


・こんにちは、はんぺらさんのレビューを見て大志さんがワールドトリガーの感想考察を書いてるという話を知りやって来ました
 かなり前の柿崎隊の話なのですが、作戦と建て直しは完璧でしたが
 一個前の試合で東さんが作戦を立てる際の重要な念押しとして「敵の戦術レベルを計算に入れる」事を言っていました
 まぁ他の人も言っていた通り香取隊がチンパンであることを想定していれば少しはマシだったかもしれませんが・・・
 とはいえこれを非があったというにはやっぱりちょっときついですね by 機龍

機龍さんこんにちわ。柿崎隊と香取隊の共同作戦が失敗した件について、
「香取隊の戦術レベルを計算に入れてなかった」って話はなかなか興味深いですね



「戦術のレベルを計算に入れる」って東隊が言ってたこのセリフ、ぶっちゃけ初めて聞いた時には
なに言ってんだかさっぱり意味がわからなかったんですが(えー
ただ香取隊を例にして言うなら、チンパンな香取隊がどの程度まで戦術を理解して動けるのかってことを
事前に把握しておくのは確かに大事なことだなって気がしますね

実際、香取隊はザキさんや華がせっかく考えた戦術をぜんぜん理解できないまま
チンパンムーブで台無しにしてしまったわけなので
そうならないためにも、相手がどのくらいの判断力を持っていて、どのくらいの戦術レベルで動いてるのかってことを
ちゃんと把握すべきなんだって話なのかもしれないですね

なにげにこういう「相手の戦術レベルが低いせいで、自分の戦術がガタガタにされる」っていうのは
格ゲーとか麻雀でよく聞く話な気がしますね
というのも、格ゲーや麻雀って上手い人ほど戦術をよく理解していて
「この場面はこうするべきだ」って理にかなった考えを突き詰めていき、相手もそういう考えを持っていることを前提として
裏をかいたり読み合いをしたり戦術を構築していくわけですが、しかし下手な人が相手だった場合、
ぜんぜんそういう考えのレベルに到達しておらず、理にかなってない意味不明な行動を取りまくるので
逆にそのせいで行動が読めず、高度な戦術がガタガタになってしまう
っていう話は聞いたことありますね。だから相手のレベルに応じて戦い方も変えなきゃいけないと。
東隊が言ってるのってそういうことなのかもしれませんね



・今日やっと約2年ぶりにワートリの最新話が読めました!
 私の住んでる地域は単行本の発売日が1日遅いので(なぜかジャンプの発売日は1日早い日曜日ですが)
 ゆりさんって柿崎隊の照屋さんかと思っちゃいました(笑)
 照屋さんが出てるシーンと見比べましたが、髪の色が少し違うくらいでめちゃくちゃそっくりだったんで
 大志さんもきっと突っ込まれてるだろうなぁって思って感想見たらスルーだったんで、あれ?私だけ?ってなりました(笑)
 オサムの不安は一体なんなのか…ガロプラがまた攻めてくるとかだったら迅さんが気づくはずなので
 チカが追い詰められて人を撃ってしまってそれでなにか予期せぬトラウマができてしまうのかなぁとか考えましたが…こればっかりは予想できませんね(^^;)
 あとオサムとユズルの戦いのシーンのカットは私も、えっ?ってなりました。どうやって切り抜けたか説明だけで済ませてしまうなんて…
 ユウマとヒュースもなんでそこにいるんだ?ってなりました(・_・;
 でもきっと葦原先生なら次の話で説明してくれる…はず!(笑)
 停電作戦や黒い孤月の意味は普通に読んでて予想できなかったんで面白かったです。
 ワートリの続きがまた読めることがなにより嬉しいので次の発売日を楽しみにやっていきます! by のら

のらさんこんにちは、単行本の発売日について語ってるところをみると、のらさんは単行本派だったみたいですね
それと照屋さんとゆりさんが似てるってことですが、言われてみると確かによく似てますよね

こうして画像を並べてるみると、髪型が似てるのもそうだし貼ってるスクリーントーンとか服の襟まで似てる気がする(えー
ただまあ年齢的には24歳と16歳だからまるでお姉ちゃんと妹のように見えますね
まあぶっちゃけ描き分けるのが大変で似た雰囲気になっちゃったってやつだろうから
あんまり深く突っ込まないほうがいいかもだけど…(えー

オペレーター女子とかもあれだけいっぱい描いてるわけだし、あんなに多いキャラを描き分けるのは大変だろうなーと思いながら読んでます
ちなみにオペレーター女子の話をするなら、俺は二宮隊の氷見さんと今の試合で実況してる結束ちゃん
初めて見た時同一人物かと思ってました(えー

こうして並べてみると髪型がちょっと違うんだなと分かりますが、初めてパッと見たときはマジで同じキャラかと思いましたね
この2人は歳も同じだし、オペレーターだから服装も同じだし。
たぶんこの2人が廊下でバッタリ出くわしたシーンとか描くの大変だろうなと思います(えー
ワートリはキャラが多いぶん、デザインの引き出しを用意するのも相当大変そうですよねー

・大志さんこんにちは。ワートリが毎週読める嬉しさと同じくらい大志さんのワートリ感想が読めることを嬉しく思います。
 これからもお体に気をつけて大志さんのペースで楽しい感想更新していってください!
 あと個人的には結束ちゃんは全オペの中ではかなり上位になるくらい好みなのですが大志さん的にはいかがでしょう?

そんな結束ちゃんについて、「全オペの中でもかなり好きなキャラ」というコメントがきてますが
これについては俺も確かにけっこう好きなキャラですね
というのも、結束ちゃんってお固い性格のように見えるけど、表情がくるくるとよく変わるので
そのギャップがなんか可愛らしいと思うんですよね

たとえばこういう驚いて口をあんぐり開けてる顔だとか

こういう変なもの見ちゃった時の怪訝な顔だとか



あとはデータに詳しくてなにかと数字を出してくるところとかもいいですね
俺自身、こういうデータにはかなり興味あって、それをもとにしてあれこれ考えるタイプの人間だから
結束ちゃんみたいにせっせとデータ用意してくれるオペレーターはかなり好感度高いですね



・はじめまして、今回が初コメントになります99%OFFです。いつもこのサイトのレビューを拝見させていただいておりますが、
 ことワールドトリガーの考察において右に出るサイトは無いのではないかと常々思っております。
 さて本題になりますが、スコーピオンに比べて弧月の利点について長らく疑問視されているようなので、
 私なりの見解を述べようと今回コメントを送らさせていただきました。弧月の利点はやはり扱い易さじゃないでしょうか。
 BBFでアタッカーのトリガーをざっと見たところ、A級ではスコーピオンが多くB級では弧月が多かったので、
 スコーピオンは応用が効きすぎる分使いこなすのが難しく、第一線で戦えるまで苦労するのではないかと考えました。
 より上を目指すならば時間がかかってもスコーピオンを選ぶべきなのかもしれませんが、
 ボーダー隊員も成熟した精神が多いとは言え大半が学生、その上彼らはネイバーへの恨みはや町を守ろうという使命感を持っているので、
 緑川など一部の天才肌やオールラウンダーを目指している者を除けばすぐにネイバーに対抗できるようになるため
 扱い易い弧月を選びたくなる人が多いのは仕方がないと愚考します。それに現No.1は太刀川さんでかつてのNo.1は忍田さんと両者共に
 弧月の使い手なので、少なくともアタッカー同士の一対一では強度で勝る弧月に分があるのではないでしょうか。長文失礼しました。 by 99%OFF


・初めまして。takasakiと申します。私もワールドトリガーが大好きで大志Mk−2さんの感想をいつも楽しく読ませて頂いています。
 大志Mk−2さんの解説は非常に余所では見れない独特かつ鋭いもので目から鱗が落ちる思いです。
 今回初めてコメントさせて頂いたのは大志Mk−2さんを見習って考察してみたのですが、
 弧月のスコーピオンに対する強みを聞いていただけたらと思ったからです。色々考えたのですが恐らく、弧月の強みはシンプルさだと思われます。
 スコーピオンは便利ではありますがその万能性故に使い手に求めることが多く、使いこなすには技量が必要だからではないでしょうか?
 スコーピオンは脆いが故に弧月との斬り合いにおいて受け太刀を多用できず、何合目かに刃ごともっていかれる危険性があり、
 基本的にはヒットアンドアウェイを戦術にする必要があると思われます。しかし、弧月には旋空弧月があり距離を取ることもまた危険なので動き回る必要性もあります。
 また、スコーピオンは定形の形として手持ちの剣がありますが、この基本形態では剣として弧月にリーチと頑丈さで劣ります。
 一見スコーピオンは便利に見えますが、戦況において咄嗟に最適の形をもって戦うのは経験と咄嗟の判断力が必要であり使いこなすのは難しいと思うのです。
 個人的にですが、C級からB級に上がるのなら射程のある銃手、それも単純に威力のあるアステロイドが最適だと思います。
 C級戦は基本一対一の対面性だから距離をとりつつ逃がさないように戦えば弧月、スコーピオンは対処が簡単だからです。
 例外はレイガストですね。あれは真正面からガンナーの攻撃を受けつつ距離を潰せますから。
 なので、C級が選びそうな武器で銃手、弧月、スコーピオンの順になりB級に上がった以降も慣れもあって
 スコーピオンは選ぶ隊員が弧月に比べ限られてくるのではないか?というのが私の見解です。
 長々と申し訳ありませんでした。これからも大志Mk−2の感想を楽しみにしております。 by takasa


・ワートリ再開を受けて久々に訪問させていただきました。相変わらずスコーピオンは物凄い汎用性ですね。
 ただ、比較して弧月がただのブレードでイマイチって事は無いと思いますねー。私がもしワートリ世界で実際に近接武器使う事になったら多分弧月選ぶと思います。
 
テレビゲームだったらスコーピオンかもしれませんけど。と言うのも、スコーピオンを便利武器として使ってるキャラって基本天才肌タイプですし、
 ああゆう頭の柔軟さや発想力や判断の速さあってこそだと思うんですよね。頭から生やして攻撃ガードしたり、
 死角になる部位から生やして隙を突いたりと、他人に読まれない発想や動きが瞬時に出来ないと単なる脆い武器になり果ててしまうので
 単純に攻撃力の高い弧月が人気あるんだと思います。別に弧月使いにそういう要素が必要無いというわけでは無く、スコーピオンは特に必要な比率が高いという感じですね。
 典型的な「使いこなせば強い」テクニカルタイプの武器なので、下位隊員まで含めた人気度で弧月に軍配が上がるのは当然かなと思います。上位でも脳筋タイプは弧月好きでしょうし。
 ただまぁ漫画だと堅実な性能+大技の弧月よりもトリッキーな動きを多数出せるスコーピオンの方が目立つのはしょうがないですね。 by よもぎ


・「どんだけ応用の幅が広いんだよこの武器は!」「孤月がただのブレード」と評価しておられますが、順番が逆なんですよたぶん!
 ただのブレードの孤月では単純な剣士としての技量で優劣が決まってしまいます。そんなおり、太刀川さんには勝てねー!と作られたのがスコーピオンです。
 つまり最初っからいろんな事ができるように考えられたのがスコーピオンなんだと思います。
 もっとも影浦のあれはゆうまが最初にマンティスを二宮に届かせられなかったことから彼ぐらいしかできないでしょうけど。
 伸びるほど脆くなるから折れる前に縮めなきゃなりませんからね。ふつうの人はスパイダーかグラスホッパー使います。
 逆に言えばこの場面でスコーピオンは工夫次第でそれらの代わりをできるトリガーだということ。 by 牛乳丸


・ワートリ感想お疲れ様です!弧月の良いところを見せてくれって話が出てましたが
 最初の頃に言われてたとおりトータルバランスの良さが弧月の良さなんじゃないですかね
 要するに普通に剣持って戦うスタイルのタイプなら弧月が癖がなく単純に強いので便利と
 単純に剣士として強いタイプ(太刀川さんやイコさん)とかこれからアタッカー始めますみたいなタイプの人とか
 対してスコーピオンは創造力(応用力)が高い隊員とか特化戦術チームとかで便利なんじゃないかと
 例えば村上戦でブレードを水中機動用のフィンにしたユーマやマンティスを考案した影浦とかですね
 つまりある程度頭使うとか頭脳の瞬発力が高い人が使うには便利だけど
 耐久力の低さも有って、単に剣として使う分には弧月の方が強いみたいな
 生駒旋空があったばっかりだから、弧月の応用戦術もっと見せてくれみたいな感想も湧くのすごいわかるんですけどね


・いつも感想楽しみに読ませていただいてます。大志さんがちょくちょく気にしている孤月がスコーピオンに勝っている部分はあるのかっていう話ですが、
 自分なりにちょっと考えてみました。孤月とスコーピオンの関係ってガンナーとシューターの違いに似ていているんじゃないかと思います。
 安定感がある代わりに応用が効きづらい孤月で、応用が効く代わりにセンスや閃きが必要なのがスコーピオンといった具合なのではないかなと。
 スコーピオンってその多彩な技を適切なタイミングで使うセンスや閃きがないとただの脆い剣ですし。
 対して孤月は耐久力もあって、シンプルな剣なのでセンスや閃きが優れてなくても扱いやすいのがメリットなのかなと思います。
 あと普通に剣として扱おうと思ったらある程度重さがないと振りにくくてしょうがないですし。

もうわかったから!!孤月とスコーピオンの話はわかったから!!(えー
これに関するコメントめっちゃ来てますね、確か前にもこんなことあったよなー
「スコーピオンってめっちゃ便利で凄いなー、それに比べて孤月ときたら」みたいなことを俺が感想で書いたら
孤月をフォローするコメントが大量にどわーっときたやつ。あの時と同じことが今回も起こった感じですね

なんかこう孤月に対するイメージが、俺とみんなで差があるような気がしてて
それってどうしてなんだろうと不思議だったんですが、
最後のコメントの人が書いてる内容を見てわかった気がしました。それが何かっていうと、
「孤月は安定感がある代わりに応用が効きづらく、スコーピオンは応用が効く代わりにアイデアが必要」
って話ですよ。これを聞いて俺が連想したのは
以前俺が語ったハウンドとバイパーの話なんですよね

そう、あのとき俺はまさしくこれと同じように
「ハウンドは安定感がある代わりに応用が効きづらく、バイパーは応用が効く代わりにアイデアが必要」
てなことを語ったわけで。そして俺的に興味あるのはどっちの弾かというと
断然バイパーの方だってことを語ったわけなんですよね

「アイデアによっていくらでも応用がきく」という、その性能が実に俺好みで
ハウンドよりバイパーの方を使ってみたいってことを語ったわけで
つまりこれと同じ理屈がそっくりそのまま孤月とスコーピオンにも当てはまると思うんですよね

俺がいつも孤月をディスってスコーピオンを持ち上げているのは、
「アイデアによる応用の幅広さ」って部分に俺がすごく魅力を感じてるからだと思います
逆に安定感を求める人にとっては孤月のほうがいい武器に見えるんじゃないかな

ただ、最後にひとつ言っておきたいのは、俺は性能的にはスコーピオンの方が好きですが
見た目的には孤月のほうが好きなんですよね(えー



たとえば以前、照屋さんが孤月を抜刀したシーン見て「宇宙刑事みたいでかっけえ」と書いたことがあったし
特にアニメ版の孤月はマジでレーザーブレードとかライトセーバーとかの武器に見えるから
子供の頃からそういうの見て育った俺からすると、見た目的にすげー好みなんですよね



一方でスコーピオンはというと、刃が短めで見た目的にナイフっていうイメージなので
刃が長くて剣っぽい孤月と比べると、あんまりかっこよさを感じないんですよね
俺的にはやっぱり「剣ってカッコイイ」というイメージが染み付いてるというか
FF5でたとえるなら、孤月はルーンブレイドとかエクスカリバーみたいなナイトの剣
スコーピオンはアサシンダガーとかエアナイフみたいなシーフの短剣って感じなんですよ

そして俺的には断然ナイトの剣の方がカッコイイと思ってるわけで
そういう意味で孤月にはがんばって欲しいって気持ちがあるんですが、しかし性能的な意味でいうと
俺の目にはスコーピオンの方がずっと優秀に見えるっていうジレンマがあるわけです

なので俺としては結構もどかしい気持ちで見てるんですよね
孤月のほうがカッコイイのに、スコーピオンに負けているように見えてしまって
「ちくしょう孤月なにやってんだよ、もっと何かねーのかよ」って不満が口から出てくるっていう。
こないだの感想で「孤月の可能性を見せてくれ」って書いたのもそういう気持ちからですね

ちなみに、今月号のワートリではまさにそこに関して語りたいシーンがあったので
レビューの際は重点的にそこを取り上げたいですね


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第172話「ヒュースE」

「旋空弧月」

ズカッ!!



《村上隊員の剣圧に接近を狭まれた玉狛第二!》

《エスクードの耐久力はかなり高いですが、旋空弧月やスラスター斬りなら斬り払うことが可能です。
 エスクードだけでは鈴鳴に対抗できないかもしれませんね》

「チッ…」

《玉狛が詰めたいのは分かるけど、鋼くんの壁が厚いよね》

さて今回のワートリですが、冒頭の場面からいきなり弧月のまさかのスーパー有能タイムが始まっております(えー
前回あれだけ猛威を奮ったヒュースのエスクード戦法ですが、なんと旋空弧月の一発でまとめて薙ぎ払われてしまい
「ただ単にエスクードを生やしているだけでは弧月使いには対抗できない」てなことが語られてますね

まさか旋空弧月の火力がここまで高いとは正直めっちゃ驚きました。ヒュースのエスクード戦法って手がつけられない強さだと思ってましたが
旋空弧月をもってすればそれを攻略できるっていうのはかなり重要なポイントですよね
実際、「鋼くんの壁が厚くて玉狛がなかなか詰められてない」と言われてることからしても、
弧月使いのメンバーがいるかどうかによって、ヒュースに対する戦いやすさがずいぶん変わってきそうな気がします

それともうひとつ、「エスクードは旋空弧月やスラスター斬りなら斬れる」ってことは、それって言い換えるなら
スコーピオンの火力では斬ることができないってことだと思うんですよね
スコーピオンでは旋空とかスラスターみたいな大きな火力は出せないと思うんで。
これって俺的にすごい重要なポイントで、今までさんざん気にしていた
「弧月ってスコーピオンより微妙な武器に思える」というコンプレックスが、ようやくちょっと解消したような気がします



ガガガガガガ!

《徐々に押し返されていく玉狛!撃ち合いでは鈴鳴が一歩リードか!》

《この距離だと空閑くんが絡めないのがツライね》

さて、先ほどの旋空弧月で足止めを食らった結果、思うように近距離戦に持ち込めず
遠距離から来馬さんの二丁ライフルでめった撃ちにされてしまう2人。
そしてこれだけ離れた撃ち合いになると、スコーピオン使いのユーマは攻撃手段がなくてツライ
犬飼に言われてますね。なるほどなるほど、これまた弧月とスコーピオンの比較において重要なポイントだと思います

弧月であればさっきの村上がやったように、旋空によって遠距離からでも攻撃参加できますが、スコーピオンではそれができないと。
スコーピオンにもマンティスという遠距離攻撃があるわけですが、この場面でユーマはそれを使ってないですよね
そして俺が思うに、実はこの場面においてマンティスは使いたくても使うことができないという風に考えてます



なぜならマンティスっていうのは、以前の試合で解説されていたように二本のスコーピオンを繋げて放つ技なわけですが
二本のスコーピオンを繋げるってことは、つまりそれって
メイントリガーのスコーピオンと、サブトリガーのスコーピオンをダブルで使うってことだと思うんですよ
そうなった場合に何が困るかっていうと、メインとサブ両方のトリガーを使っちゃってるから
マンティスの使用中は他のトリガーが一切使えないってデメリットがあると思うんですよね



それに関しては千佳ちゃんの鉛弾攻撃の時に解説されてましたよね。
メインとサブ両方のトリガーを使っちゃうと、その最中は他のトリガーが出せなくなるという弱点があり
そして逆に言えば、シールドなど他のトリガーを使っている最中だと、千佳ちゃんは鉛弾攻撃が出せないってことなわけで
王子隊はそこに目をつけて、千佳ちゃんにシールドを使わせて鉛弾攻撃を封じる作戦を立ててましたよね

そしてこの理屈は、鉛弾攻撃だけでなくマンティスにも同じことが言えると思うわけです
つまり、シールドを使ってる間はマンティスを出すことができないっていう。
俺がさっきのユーマを見ながら「この状況だとマンティスが使えない」って言ったのはつまりそういうことです
なにしろさっきのユーマは、来馬さんの激しい弾幕にさらされて、常にシールドが手放せない状態になってましたからね

とまあこんな風に、「マンティスはシールドと同時には使えない」というのが俺の仮説なわけですが
実はその仮説を裏付けるようなシーンがつい最近ありました。
それが何かっていうと、影浦が来馬さん達と交戦している時のワンシーンがそうです

この場面を見てみると、影浦が来馬さんにマンティスを放つ寸前に
ゾエさんが影浦にシールドを張ってあげてるんですよね
なぜわざわざゾエさんがシールドを張ってあげたのか。
シールドだったら影浦も自分で持っているのに、なぜ自分で張らなかったのか。

それは影浦はマンティスを放つ瞬間、シールドを出せなくなってしまうからって考えるとしっくりくるんですよね
ゾエさんはそのことを知っていたから、シールドを張ってあげてフォローに入ったんだと。そういうことだと思うんですよ

それにしても影浦隊って、知れば知るほどしっかりしたチームって分かっていくのがすごいですよね…
コンビネーションとかこれだけちゃんとやってるし、テキトーな奴らに見えてすごくレベル高いチームだと思います
ともかく俺が言いたいことはですね、マンティスにはシールドと同時に使えないってデメリットがあるわけですけど
じゃあ旋空孤月はどうなのか?っていうと、これはシールドと同時に使えると思うんですよ



実際、今回の話でも村上がレイガストを構えながら旋空弧月を撃っているので、
同じ理屈で「シールドを構えながら旋空孤月を撃つ」ってことも十分可能だと思うんですよね
じゃあなんで旋空孤月はそんなことができるのか?ってことなんですけど
それは村上のトリガー構成を見てみればわかりやすいと思います



データブックによると村上のトリガー構成はこんな風になっていて
メイントリガーに弧月+旋空をセットしており、サブトリガーにレイガストをセットしているんですね
そう、旋空孤月っていうのはメイントリガーだけで発動可能な技なので
サブトリガーを使ってないから、サブを自由に使えるってことだと思うんですよ

なので村上で言えば、サブトリガーのレイガスト、シールド、バッグワームあたりは
旋空孤月と同時に使えると思うんですよね。それがマンティスとの大きな違いであり、
シールドを構えたことでマンティスを出せなかったユーマと、
レイガストを構えながらでも旋空孤月を出せた村上っていう今回の差につながったと思います

・今週のワールドトリガーで村上がエスクードを旋空弧月でバッサバッサ切り倒してましたね。
 弧月の明確な利点は旋空の火力と、あとは片方だけで中距離戦に対応できることですかね(マンティスだとシールド張れないので蜂の巣になりますし)。 by 99%OFF

ちなみにこの99%OFFさんっていう人も、今回の話から俺と同じことを読み取っていたようです
やっぱりそういうことですよね、これまで語ったことが俺一人の妄想じゃなかったようで嬉しいです。
専用オプションならではの利点によって、孤月の強みが理解できたのは今回の話で大きな収穫でしたねー

ぶっちゃけ俺的に、今まではオプションの強みを全然理解してなくて
オプションなんか積んだら他のトリガーが詰めなくなって不便だろ
むしろクソ要素だと思ってたぐらいなんですが、今回で一気に見る目変わりましたね

ちなみに、今まで俺の中で弧月が評価低かったのは、オプション積まないと真価が発揮できないっていうのも大きな原因でした
トリガーが積める数には限りがあるのに、わざわざその数を潰してまでオプション積まないと旋空孤月とかの技が出せないって
トリガーの選択肢が減っちゃってすげー不便そうだし、スコーピオンだったらオプションなしで戦えて選択肢も多いわけだから
そういう意味でも「スコーピオンと比べたら弧月ってクソやんけ」と思ってたってわけです(えー

そんな俺の心境は、特に太刀川さんのトリガー構成影浦のトリガー構成を見比べた時に強く感じた覚えがありましたね
太刀川さんといえば弧月二刀流、影浦といえばスコーピオン二刀流という風に、比較しやすいキャラなわけですが
そんな2人のトリガー構成がどうなっているかというと

↓太刀川さんのトリガー構成

↓影浦のトリガー構成

こうなってるわけです。これ見て思ったのが、
太刀川さんが装備してるのは主に孤月、シールド、バッグワーム、グラスホッパー
影浦が装備してるのは主にスコーピオン、シールド、バッグワームとそんなに差はないはずなのに
太刀川さんの方は枠がキッツキツでまるで空きの余裕がなく、影浦の方は枠がガラガラで空きの余裕ありまくりってことなんですよね

なんでそんな風に差ができちゃうのかっていうと、孤月を装備する時は旋空をセットで付けるのが定番だから
旋空のせいで枠を食っちゃって、二刀流だと特にメインもサブもそれで埋まっちゃうなと思ったんですよ
たとえば影浦にしても、今は枠がガラガラですがもし旋空的なオプションをスコーピオンに2本とも付けたとしたら
あっと言う間に枠が埋まって空きがたった1つしかなくなっちゃうんですよね

そういう風にトリガーの枠をモリモリ食いまくっちゃって、他の選択肢を選べないのが弧月の微妙なところだなと思ってました
シールドなんかも超重要なトリガーで外せないから、弧月・旋空・シールドは固定で外せないと考えたら
基本的に積めるトリガーは1個だけってことになっちゃうんですよね弧月の場合。
実際、他の弧月使いのトリガー構成を見てみてもみんな弧月・旋空・シールドは固定だから
弧月持っちゃったらマジで選択肢なくなるなって今までずっと思ってました

←ほとんどの弧月使いのメイントリガーの様子。
 ガチで9割ぐらいの弧月使いがこの3点セットを積んでる

ただですよ、そんな風に「弧月は積めるトリガーの枠が全然ないからクソ」という意識が、今回の話を読んでガラリと変わったわけです。
いくら多くのトリガーを積んだとしても、結局のところ同時に使えるのは
メインで1つ、サブで1つだけなわけで。そうなるとあれこれ積んでも出せる数に限界があるし
むしろ数を絞ってオプションで強化するってことの方が、効率的なんじゃないかと思えてきたわけです

そういう意味で、今の俺はオプションをすごく重要視するようになりましたね。
そんな俺が特に激アツだと思ってるオプションがひとつありまして
それが何かっていうと弧月の「幻踊」ってオプションなんですよ

幻踊っていうのが何かというと、主に米屋が使ってるオプションで
弧月の刃の形を自在に変えられるってやつなんですよね
これによってトリッキーな攻撃が可能で、思いのままに弧月を変形させて様々な使い方ができるので
俺からするとスコーピオンのような応用力を秘めたオプションだと思うわけです

そう考えるとめちゃくちゃ魅力的なオプションですよね
俺があれだけ嫉妬しまくっていたスコーピオンの応用力を、弧月にも持たせられるとなったら、
弧月のカッコよさとスコーピオンの応用力が合わさり、俺にとって理想の武器が誕生するわけで
今までは幻踊のことなんて「こんなオプション積むだけ枠の無駄だし、刃を変形させたいならスコーピオン使えばいいじゃん」としか思ってなかったんですが
まさかそれが俺の理想の武器にまで化けるとは予想外でしたね…

しかもこの幻踊、実は旋空との切り替えが可能で
「幻踊を積んじゃったから旋空が積めない」なんてこともなく普通にどっちも使えます

実際、米屋は幻踊と旋空を両方ともメイントリガーに積んでいて、戦闘中にどっちも存分に活用してますからね
こうなるとマジで弧月の良さとスコーピオンの良さをいいとこ取りしたような神武器のように思うんですが
なぜかこの幻踊ってスーパー不人気トリガーで米屋以外に全然誰も使ってないんですよね

データブックを見てみた結果、幻踊を積んでいるのは米屋以外に香取隊の雄太しかおらず
しかも雄太って、この前の香取隊の試合では幻踊なんかまったく使わないままやられちゃったから
結局のところ米屋以外に使った描写がないっていう超ウルトラマイナーなトリガーなんですよね

がしかし、そういうマイナーな部分も俺としては実にそそる要素というか(えー
結局のところ俺はマイオナ武器で戦うのが好きなんですよね
今まで弧月をディスってたのも「一番人気のトリガー」って作中でさんざん言われてたから
そんなメジャーな武器なんぞ俺の趣味じゃねーよっていう気持ちがあったっていうかね

そういう風に「メジャー嫌いでマイナー好き」っていう俺の性格からしても、幻踊っていうのは
ヨダレを垂らすぐらいに魅力的なトリガーというか
俺が武器を選ぶならもう幻踊弧月で間違いなく決まりだなって気がしますね

たとえばメイントリガーに弧月+幻踊+旋空を積んで、サブトリガーにバイパーを積んで、
チームは柿崎隊に所属とかなったらもう言うことないっすね…それが完全に俺の理想形ですね…

なんかこんな話をしてたらすっかり長くなっちゃったので、今日のところはこのへんで。本編の続きは後日また書きます


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第172話「ヒュースE」 昨日のつづき



ザッ!

(またエスクード…!)

「分断に注意してください!」

「わかった!」

さてそれでは感想の続きなんですが、来馬さんが二丁ライフルでヒュースとユーマを撃ちまくっていた中
おもむろにヒュースがエスクードを出そうとしているところからですね
それを見て「またエスクード出す気かよ」と警戒している村上は、来馬さんと身を寄せ合って分断されないようにしますが…

 
 

がしかし、「エスクードを出す」というのはただのフェイクであり、ユーマのグラスホッパーで急加速して一気に間合いを詰めるヒュース!
なるほど今のは接近戦に持ち込むための布石だったということか、というかそんなヒュースの意図を理解して
ちゃんとグラスホッパー出してあげるユーマとの以心伝心っぷりヤバない!?

さっきのヒュースがエスクード出そうとするポーズ見て、それがフェイクであることに気づいて
「実はグラスホッパーを欲しがっている」ってことにも気づいてちゃんと出してあげるって
お前らのコンビネーションマジで仕上がりすぎじゃない!?もうすでに10年来の相棒ってぐらいのレベルだと思うわ
いやはや確かにユーマが試合前に「おれとヒュースの連携も仕上がってきたしなー」って言ってましたが
まさかここまでハイレベルな仕上がりとは思わんかったわ、すごすぎだろお前ら



ズドッ!

「!?」

《村上隊員にエスクードを生やした!?》

って、今度はなんと村上に直接エスクードを生やすという荒業によって、来馬さんに重い一撃を食らわすヒュース!
エスクードってそんな使い方もあるのかよ!ヒュースのやつ今回が初陣のくせに
信じられないような大胆な発想を次々と繰り出すなこいつ…見てて驚かされることばかりだわ
今こうして来馬さんに攻撃が直撃してるのも、さっきヒュースがエスクードのフェイクを見せたことにより
来馬さんと村上が分断されまいと身を寄せ合ったことが布石になってますからね
そこまで読んでの行動って一体どこまで優秀なんだヒュースのやつは

ドドドドドド!

《ここで三雲隊長が動いた!ノーガードの来馬隊長にアステロイドが刺さる!》

と、そんなヒュースのエスクードアタックが炸裂した瞬間、即座に姿を現して来馬さんにアステロイドを次々ぶち込むオサム!
おおーこれは素晴らしくいやらしい動きしてますね(えー
ちょうどヒュースの攻撃で来馬さんにスキができたところに、それを逃さずドカドカと追い討ちをかますとは
弱いオサムでも貢献できるナイスな行動だと思います。来馬さんからしたら相当いやらしく感じるムーブじゃないでしょうか
実際、オサムの攻撃で来馬さんは片腕を吹き飛ばされ、足や背中にもダメージを負うという危機に陥ってしまいます



がしかし、そんな風に来馬さんを痛めつけるオサムに「テメーぶっ殺す」と目の色を変えて攻撃する村上!
来馬さんといえば村上にとって大恩人であり、誰よりも守りたい人だろうから
それを痛めつける不届き者を許すはずがないって感じですよね(えー
このまま村上とオサムが戦ったりしたら間違いなくオサムは殺されると思いますが…

《挟んだ!2対1!》

(鋼は来馬先輩を守ることを優先する。それを見越して三雲くんは来馬先輩を狙ったのか)

しかし次の瞬間、気づいた時には村上を挟み込むように襲いかかろうとしていたユーマ&ヒュース!
なるほど村上の意識がオサムに向いたことを見逃さず、「村上を仕留めるならここだ」と一気に2人で襲う算段のようですね
どうやらオサムもそれを計算に入れて来馬さんを攻撃したらしく、玉狛の見事な連携が決まったと言えるでしょうね

(弧月1本じゃ前後の敵には対応できない。どちらかの攻撃は食らう!)

 
 

ってなにー!?なんとその時、背後から襲い来るユーマの動きを
ノールックで捉えてバッサリと切り捨てる村上!なんだその神業はー!!
背中に目でもついてんのかお前は!スキがないにもほどがあるだろ
背後の敵の動きをこうも的確に捉えられるなんて、神様のところで修行してきた悟空かと思ったわ(えー



それと今の場面、村上の戦闘技術が凄いのはもちろんなんですが、俺的にもうひとつ注目のポイントがあります
それが何かっていうと、今の旋空孤月はただ単にユーマの腕を斬っただけじゃなくて
ユーマが構えていたスコーピオンごとぶった斬っているんですよ

そう、スコーピオンを両断するほどの鋭い一撃というのは旋空孤月だからこそ出来たと思うわけで
これが例えば、村上の持っている武器がスコーピオンだったりしたら、
ユーマのスコーピオンとぶつかって斬れずに終わっていたと思うんですよね

つまりこの場面もまた、弧月ならではの利点が生きたシーンであり
弧月はスコーピオンと比べて微妙な劣化武器なんかではないってことが示されてると思うんですよね
いやほんと今回の村上のおかげでマジで弧月の株が上がったわ…
弧月の可能性を見せてくれてありがとうなホンマに

(ワンアクションで2人斬るつもりか。これは…鋼くんの方が速い!)

ガギッ!!

さらに次の場面、ユーマを斬り裂いた勢いでそのままヒュースをも狙う村上ですが、
なんと今度はユーマが村上に生えたエスクードを蹴っ飛ばすことで
村上の体勢を崩すという機転を見せることに!とっさにいい動きするなー
これによってヒュースを狙った村上の攻撃は逸らされてしまい、その瞬間のスキを見逃さなかったヒュースが村上を仕留めてしまうのでした



なんていうか今回の話を見ていて思うのが、玉狛の動きは一人よがりなものじゃなくて
すべて仲間と連動して動いてるっていうのが凄いですよね

たとえば最初にヒュースがエスクードのフェイクを見せたシーンでは、
ユーマが連動してグラスホッパーで援護したり

ヒュースが村上にエスクードを生やして来馬さんを吹っ飛ばしたシーンでは、
オサムが連動してアステロイドで援護したり

オサムが村上の注意を引きつけたシーンでは、
ヒュースとユーマが連動して村上を囲んだり

ユーマが村上のエスクードを蹴っ飛ばしたシーンでは
ヒュースが連動して村上を仕留めたり

仲間の誰かが動いたらそれに連動して他の仲間も動くっていう
そういう見事なコンビネーションを今回ずっと見せてると思うんですよね
まさか玉狛の連携がここまで高まることになるなんて、
ちょっと前まで「玉狛は連携が全然なってない」みたいな感想書いてた頃から考えるとすごい成長ですね…

オサム達の成長もそうですけど、ヒュースの加入も相当でかいなと思います
なんだかヒュースが入ってから玉狛の連携のレベルがよりいっそう高まったというか
ぶっちゃけ試合前までは「ヒュースのせいで連携が乱れるんじゃないか」とか思ってましたが
乱れるどころかむしろヒュースのおかげで洗練されてるから驚きですよね
まさかヒュースがここまでチームワーク抜群のキャラとは思わなかったわ

《村上隊員ベイルアウト!そしてこれは、来馬隊長も逃げられない!》

ともかく難敵の村上を撃破した玉狛でしたが、さらにその場には手負いの来馬さんが残っており
得点を稼ぐ絶好のチャンスが訪れております。すかさず来馬さんを倒そうと動き出すオサム達でしたが…



しかしその時、「俺の点(ポイント)だ」と言わんばかりに来馬さんの撃破をかっさらっていったユズル!
てめー絶好のチャンスを横取りしやがって!しかも来馬さんを倒しただけでは飽き足らないユズルは、
「ついでに玉狛もぶち殺してやんよ」と言わんばかりに玉狛へと狙いを変えて、容赦なく狙撃を撃ち込んでくることに!

ドンッ!!

「ぐっ…!」

「オサム!」

ああ、そんなユズルの狙撃を避けきれなかったオサムは、足を根本から吹っ飛ばされて大きなダメージを負ってしまう結果に!
どうにか即ベイルアウトだけは防いだものの、どうやら致命傷クラスの深手を負ってしまったようです
スナイパーの狙撃を食らうと突然に死が訪れるから恐いよな…さっきまで元気だったのが前触れもなく突然に…ってその時!



ユズルも突然に逝ったー!!うわあああああ
なんてこった、今の今まで玉狛を脅かしていたユズルでしたが、なんと東さんに狙撃で狙われてしまい
今度は自分が撃たれて昇天するという結果に!やっぱスナイパー恐すぎるってマジで!
ほんと唐突に死が訪れるというか、気づいた時には撃たれて死んでるというか…相手する側としちゃたまったもんじゃないわ

《絵馬隊員もここで脱落!勝負の行方は玉狛第二と東隊…残り2チームに絞られました!》

そんな風にユズルがやられてしまった結果、なんと影浦隊・鈴鳴第一はこれで全滅ということになり
なんと場には玉狛と東隊だけが残るという状態になってしまいました
これはまた意外なことになりましたね…俺としてはてっきり、試合前の予想だと
東隊は最初にやられて、影浦隊が最後に残って玉狛と戦うもんだと思ってましたがまったく逆の結果になろうとは。

こうなると東さんの存在がメチャクチャ不気味ですよね…絶対に正攻法じゃ勝たせてくれないっていう
悪魔じみた戦闘巧者のオーラを感じるので、生半可な方法じゃこの人は倒せないだろうと思いますが
果たして玉狛は東隊とどう戦うことになるのか…次回に続く!
 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第173話「東隊」

さて前回、ユズルの狙撃によって大きなダメージを受けてしまった結果、かなりの量のトリオンを失ってしまったオサム。
そして今回、そのトリオン低下がいよいよ致命傷となりつつあるようで、もう間もなくベイルアウトという状態になっていました

「修くんトリオン残量低下、これはちょっともたないかも」



ここで自分が落ちれば影浦隊に点が入ってしまうので、悔しそうな表情のオサムでしたが、
しかしヒュースは「オレのミスだからお前が気にする必要はない」と、オサムに励ましの言葉をかけてますね
ヒュースお前…そんな気配りができる子だったなんて!!(えー
いやもう思いがけない気配りさんでビックリしましたよ、まさかヒュースがこんな優しい言葉をオサムにかけるとは思いませんでした
この間の「来馬を狙ってくれると助かる」って言い方といい、ヒュースって仲間に対して予想よりずっと物腰柔らかな感じがしますね

このワンシーンは、俺の中でヒュースの株をさらに上げる結果となりましたね…ヒュース=有能のイメージがよりいっそう強固になった気がします
というのもですよ、たとえば実際の職場でも「同僚が仕事をがんばったけど、残念ながらいい結果が出なかった」っていう時、
有能な人間は「よくがんばったな、俺もフォローできなくて悪かった」っていう風に
「お前だけのせいじゃない」って一緒に責任を背負おうとするんですけど
無能な人間は「何やってんだ使えねえ奴だな!こんなことも出来ねえのか!」っていう風に
「お前のせいでこうなったんだ、お前が悪いんだ」って同僚のことをひたすら責めたり罵倒すると思うんですね

特にパワハラ上司はそういう傾向が強いと思うわけです
部下に仕事を命じた時に、部下がいい結果を出せないと「何やってんだ!!」と罵倒しまくるようなタイプの上司ですよ
俺が思うに、そういう時って部下だけが悪いわけじゃなくて、上司の指示が悪かったとか教え方がヘタだったとか、
上司に至らない部分があったせいで部下がうまく結果を出せなかったってこともよくあると思うんですが
しかし無能な上司はそんなこと考えもしないわけです。
うまく行かないことはすべて部下が悪いとしか思っておらず、自分にも責任があるなんてこれっぽっちも思わないわけで。

ただ、それとは逆に有能な上司であるほど、「自分にも責任がある。部下だけのせいじゃない」って考えを持っていて
部下のことを責めずにむしろ励ましてあげるっていう行動を取ると思うんですね
そういう意味ではヒュースはまさにこの有能なタイプであり、すばらしく優秀な人材って感じがしますね
ほんとウチの職場にもヒュースが一人欲しいですよ(えー

《三雲隊長が落ちれば、影浦隊の得点は36点。玉狛第二とは3点差になります」

《玉狛がこの試合で影浦隊を追い越すには、あと4点取る必要がある…》

《うーん思ったよりもきついね。東隊が全員ベイルアウト+生存点が最低条件でしょ?
 東さん落とせるか?っていう》

《確かに、東隊長が今期6試合でベイルアウトしたのはわずかに1回。
 ラウンド2で弓場隊&王子隊&香取隊に集中攻撃を受けた時だけです》

一方で実況席では、この試合で玉狛が影浦隊に追いつけるかどうかという話をしていました
影浦隊とはまだ3点の開きがあり、玉狛が追いつくためには東隊を全滅させてさらに生存点もゲットしなければならないと…
そう考えると確かにかなりキツイですね。今回の試合はこれまで玉狛メンバーが大活躍してる印象でしたが
それでも影浦隊とはまだ3点も開いてるというのは意外でした

なぜまだそんなに点差が開いてるのかってことについては、よくよく考えると
ユズルが死に際に2点もぎ取っていったのがでかいと思いますね
もしもあの時ユズルが得点してなかったら、影浦隊は今回0点で終わっていたわけで
そうなるとさっきの3点差っていうのも1点差まで縮まってたことになるんですよね

さらに言うとですよ、ユズルが「俺の点(ポイント)だ」って仕留めた来馬さんは玉狛に倒される寸前だったわけで
もしもあの時ユズルが来馬さんを倒してなかったら、来馬さんは玉狛の手で倒されてもう1点玉狛に入っていたわけなので
そうなると点差がゼロになって玉狛は影浦隊に追いついていたと思うんですね

紙一重の展開であやうくそうなるところだったけど、ユズルが点数を横取りしたことで3点差まで広がることになったという。
そう考えると、「俺の点(ポイント)だ」みたいな点数横取りムーブって
実はめちゃくちゃ重要で結果に大きく響いてくるって気がしますね

 
 

このときの二宮についても同じことで、俺が以前この試合の感想を書いた時に
二宮が「俺の点(ポイント)だ」って東さんから点数を横取りしてなかったら
東隊が点数リードしておそらくそのまま東隊が逃げ切っていただろうと語ったことがありましたよね。

そういう東隊の勝利に傾きつつあった流れを、一気にたぐり寄せたのがこの二宮の行動であり
これによって試合結果が大きく変わったというのが俺の見解だったわけで。
だから点数横取りムーブっていうのは、実は試合を左右するぐらいに大きな意味があると思いますね

(戦闘では空閑とヒュースが相手チームを圧倒してる…
 なのに点差は思うように縮まらない…
 これが試合前の「いやな予感」の正体なのか…?)



そんな中、ベイルアウト寸前のオサムが考えていたことは
「点差が思うように縮まらない」ということが、試合前の嫌な予感の正体だったんだろうかということでした
ふーむ…要するに思うように行かないアンラッキーが続いてるってことですよね。確かに俺も何話か前の感想で
「今回の試合では玉狛にアンラッキーが続くかもしれない。それがオサムの不安なのかもしれない」って予想したことがありましたが
ただ今はちょっと違うような気がしますね。確かに今回の玉狛はあんまりツイてないんだけども
オサムがあんなに不安がってたくらいめちゃくちゃツイてないかというと、そこまで不運じゃない気がするし。
だからオサムが感じた不安っていうのは、アンラッキーとは別のところにあるんじゃないかと思います
それについてはまた新たな仮説を思いついてしまったので後で語りたいですね

「空閑、ヒュース、千佳、あとは頼む…!」

「まかせろ」

ドンッ!

《やはりここで三雲隊長がベイルアウト!これで残るは両チーム3人ずつ!》

ともかくオサムのトリオン体はいよいよここで限界となり、ユーマ達を戦場に残してベイルアウトしてしまうことに。
これで場に残ったのはユーマ&ヒュース&千佳ちゃん小荒井&奥寺&東さんの3人チーム同士となりました
奇しくもアタッカー2人とスナイパー1人という組み合わせなところも似てますね
あとはこの両チームがどう激突するのかってことですが…

「人見、ビーコン頼む」

「了解、ビーコン起動!」

パパパパパパパ



《おっと東隊、ここでダミービーコンを起動!レーダー上での撹乱を仕掛けた!》

「これは…」

「アズマがたまに使ってる囮だな。過去の記録で見た」

ってそんな中、モール内に大量に仕掛けたダミービーコンというトリガーを起動した東隊。
本編では今回初めて使われたトリガーですが、どうやらダミーの信号を放つビーコンをあちこち大量に設置して
相手のレーダーを使い物にならなくするのが狙いのようですね

というかこの場面で驚いたのが、今回初めて登場したこのダミービーコンを
ヒュースがあらかじめ予習していて、その効果も東さんが使うこともすでに知っていたってことですね
いやほんとなんつーか、ヒュースを見ていて凄いと思うのは
才能に溺れることなく、やるべきことをキチッとやっていることなんですよね

たとえば今回の試合で戦う相手のことを事前に調べて、どんな戦い方をするのかしっかり予習してきたりだとか
戦闘中もテキトーに動くんじゃなく、しっかり戦術を練ったりエスクードの使い方を工夫して考えたりだとか
仲間に対しても気配りのような声かけをしたり、しっかり連携して動いたりチームワークを意識したりだとか
そういうことをひとつひとつキチッとやっているのが何よりすごいと思いますね

あれだけの才能があったら、普通はおごり高ぶって立ち回りが雑になったりしそうなもんですが
ヒュースは全然そういう様子がなくて、謙虚で丁寧にいろんなことをしっかり積み重ねてるのがすごいと思います
結局のところ、上に行くのってこういう人間だよなと思いますね
そういう風に考えると、ヒュースとはまったく逆の「上に行けない奴」ってまさに香取隊の葉子だよなと思うわけで

たとえば葉子は自分の才能におごり高ぶって立ち回りが雑になっちゃってるし
戦う相手のことも事前に調べてなくて、どんな戦い方をするのかもまったく知らなかったり
戦闘中もテキトーに動いちゃって、工夫したり考えたり戦術を練るようなこともなく
仲間に対しても気配りが欠けていて暴言吐いたり、連携して動こうとしなかったりチームワークがグチャグチャだったり
そりゃ上に行けねえわなって思うことだらけっていうか…(えー

結局のところ、上に行くために必要なのは才能があるかどうかじゃなくて
やるべきことを理解して、それをひとつひとつ丁寧にやれるかどうかだと思うんですよね
そういうことを積み重ねているうちにいずれ上に行けるっていう。どんな分野でもそれは同じだと思いますね

《ビーコンのトリオンが切れるまでの数分間は、東隊が圧倒的に有利ですね》

《さあ玉狛はどう動く?》

「…千佳、お前の出番だ!メテオラでモールに穴を開けろ!閉じた戦場を広げるんだ!」

「了解!」

ともかくダミービーコンを大量に起動したことで、モール内での立ち回りでは圧倒的有利となった東隊。
玉狛としてはこのままモール内で戦うのは厳しいので、モールに穴を開けるよう千佳ちゃんに命じてますね
その穴からヒュースとユーマを外に逃がそうという算段でしょうか。ともかく指示通りにメテオラを起動する千佳ちゃんですが…

 
でかい!!
観客に死人が
出るぞ!!
(えー

なんと千佳ちゃんの手から生成されたのは、通常のメテオラとは比べ物にならんほどバカでかい超巨大メテオラ!
普通のメテオラのサイズを知ってると目玉が飛び出るほどの巨大さですね
それを無造作にモールへとぶん投げる千佳ちゃんですが、なんかこのシーン見てるとドラゴンボール思い出すよね

・今月のワールドトリガー遂にチカちゃんがメテオラを使用し奥寺を巻き添えに撃破しましたが
 その時のチカちゃんがメテオラを撃つシーンが完全に魔人ブウが地球吹っ飛ばした時のバニシングボールのポーズとそっくりですね、撃つところまで含めて

どうやら俺以外にもそう思った人がいたようです。この人は魔人ブウが地球を吹っ飛ばしたシーンを連想したようで
具体的に言うとドラゴンボール単行本第42巻508話「純粋の魔人ブウ」において
目覚めた純粋ブウが突然地球を破壊しようと光弾を発射するもベジータに防がれて
「おいブウ!この星をぶっ飛ばすのは貴様の勝手だがな、オレたちと戦ってからにしたらどうだ!」と言われるも
ブウはその言葉を無視してさらにでかい光弾をブゥ…ンと生み出して地球に放ったシーン
のことですよね(えー

 
 

なるほど確かに構図とか状況とかよく似てる気がしますね
ちなみに俺はというと、これとはまた別のシーンを連想していて、それがどの場面かというと
ドラゴンボール劇場版第9作「激突!!100億パワーの戦士たち」において
メタルクウラとの戦闘中に悟空が界王拳で攻撃を仕掛けるも通用せず
「どうした?その程度ではこのオレは倒せんぞ」とメタルクウラに頭を掴まれて殴り飛ばされて
地面に激突した悟空にメタルクウラが超巨大エネルギー弾で追い打ちしたシーン
ですね(えー

まあなんにしてもすごく人間離れしててドラゴンボールの世界みたいな超破壊力の光弾を放ったって感じですね…
そんな千佳ちゃんのメテオラが炸裂した結果どうなったかというと

ドッゴアアアアアアア!!

《な…なんだこれはぁ!!一撃でショッピングモールが半壊!?
 雨取隊員のアイビスでの砲撃はログで見ましたが…!》

《メテオラだとこうなるんだねえ…初めて見た…》

《大爆発に飲み込まれて奥寺隊員ベイルアウト!玉狛が追加点を挙げた!》

なんと千佳ちゃんのメテオラによりショッピングモールが半分吹き飛んでしまい、
その爆発に巻き込まれた奥寺が哀れにもベイルアウトしてしまう結果に!お、奥寺ー!!
ただ壁を壊すだけのつもりが、うっかり奥寺を殺してしまうとは千佳ちゃんも罪な女ですね…(えー



《しかし前情報では確か、雨取隊員は人を撃てないという話だったはずですが…?》

《そうなんだよねえ、その弱点を克服したんならこの試合は勝ち確だけど…今のはうっかりヒットかな?》

「めっちゃくちゃじゃねーか!人撃てないんじゃなかったのかよ!」

「撃てないはず…だけど…(たった今撃てるようになったって可能性もゼロじゃない…)」

そんな中、実況席や東隊陣営では「あいつ人撃てないんじゃなかったのかよ!」という話でもちきりとなっていました
いやいや、今の大爆発は人を撃とうとしたんじゃなくて
壁を撃とうとしたらたまたま奥寺を巻き込んで殺しちゃったってだけだから!(えー
別に狙ってやったわけじゃないから!殺人事件とかで言うところの殺意については否認していますとかそういうやつですよ(えー
ただ、殺された被害者の奥寺なんかは「たった今撃てるようになった可能性もゼロじゃない…!」って無駄な深読みしちゃってますね
たった今撃てるようになったとか全然そんな可能性ないと思うけど…
フリーザのセリフで言うなら「つい殺してしまったのですよ」ってだけだと思うけどな(えー

あとどうでもいいんですけど、犬飼のセリフで「勝ち確」ってフレーズが出てきたのがなにげに興味深かったです
なぜなら勝ち確っていうのは格ゲー業界でめちゃくちゃよく使う言葉だからです
「こうなったらもう勝ち確だから」とか「あぁー勝ち確のがしたぁー!」とか毎日のように聞きますね
そういう言葉を使ってるって意味でまたひとつ葦原先生の格ゲー好き疑惑が深まったな!と思いました
まあいつまで経っても疑惑のまんまで全然確定の瞬間を掴めてないんですが…(えー

「"撃てないはず"をアテにするわけにもいかないな。対応していこう」

そんな中、うんうん悩んでる奥寺たちとは対象的に、サラッと「対応していこう」と流す東さん。
さすがこの人は冷静ですね、俺からしても千佳ちゃんが人を撃てるのか撃てないのかなんて
今うんうん考えててもしょうがない問題なんだから、そんなの軽く流して次に行った方がいいと思います

「戦況はさっきまでと大きく変わった。この状況、戦力、配置、お互いの情報、
 これらを踏まえたうえで…次はどう動く?」

そんな東さんにとって今重要なのは、モールが半分ぶっ壊されて奥寺が落ちてしまったというこの状況で
次はどういう一手を打つべきなのか?ってことのようです。確かに東隊が今一番考えなきゃいけないのはそこですよね
撃てる撃てない問題にこだわって横道に逸れそうになった奥寺&小荒井を、東さんが軌道修正してあげてるような感じがします



ともかく次はどう動くべきなのか?ってことを考え始めた奥寺&小荒井ですが
簡単には答えが出ないようで再び考え込んでしまいました。
そんな2人を見守る東さんは、2人がどういう答えを出すかで成長具合が分かるな
教師のような目線で2人の成長を測ろうとしているみたいですね

ふむ、やっぱり東さんってこの2人を育てるためにこのチームにいるんだろうから
その育成がどれだけ進んだのかってことを、2人の出す答えを聞いて確かめたいと思ってるみたいですね
ひょっとして、ここで東さんの満足する答えを2人が返すことができたら
2人はいよいよ一人前と認められて、東さんの育成を卒業するってことになるんですかね

・大志さん、ワールドトリガーの感想・考察いつも楽しく見させていただいております
 12/5で私のコメントが大志さんに読まれるなんて最高です(*≧∀≦*)
 さて,ランク戦もそろそろ大詰めとなってきましたが東隊が東さん1人となり玉狛が3人
 残っている場合で逃げに徹している東さんを落とす場合は、やはり絨毯爆撃等の面制圧を行い逃げる範囲を限定して追い詰めていくのが効果的なのでしょうか?
 東さんと同じくらい戦略戦術に詳しいそうな大志さんなら
 どうやって東さんをベイルアウトに追い込むのか非常に興味があります(東さんと同じは言いすぎかな(笑)) by kiryu

それとkiryuさんのコメントで、「大志さんならどうやって東さんをベイルアウトに追い込みますか?」との質問がありましたが

俺の
考えは
逆だ
(キシュン)

何が逆なのかって、俺が考えていたのはもし自分が玉狛だったら東さんをどう追い込むのかではなく
もし自分が東隊だったら玉狛をどう追い込むのかってことなんですよね
なぜなら、今回こうして東さんが「お前らならどうやって玉狛と戦う?」って問題を小荒井たちに出しているわけで
それに対して俺だったらこうするってことを考えていたからです

ちなみに俺ならこの後どうするかっていうと、まずモールの中で戦うのはないなと思います
さっきまではダミービーコンで玉狛の目をくらまして、モール内での戦闘なら東隊が圧倒的有利だと言われていたわけですが
しかし今ではモールが半分吹っ飛ばされてダミービーコンの数も半減してしまい、
さらに痛いのがアタッカーの片割れである奥寺が落ちてしまったということですよね

モール内での戦闘ではアタッカーの力が物を言うと評判のこのマップで、
ヒュース&ユーマという二大アタッカーが揃っている玉狛に対し
それより格下の小荒井1人だけしかアタッカーが残っていない東隊は、
もはやモール内で有利を取るのは相当難しいと思うんですよね

だから、まず東隊がやるべきなのはモールの外に出ることだと思います
このマップの特徴としてモールの外でならスナイパー有利という要素があったので
東さんという駒を使ってスナイパーで有利を取っていくというのを意識すべきかなと。

玉狛にも千佳ちゃんというスナイパーがいますが、幸いにも今は
千佳ちゃん1人だけがモールの外でぽつんと孤立している状態なので
いわゆるひとつの浮いた駒であり、この千佳ちゃんを倒してしまえば
スナイパーの有利を活かせるのは東隊だけとなるので、外で戦うなら千佳ちゃんを最優先で撃破したいですね

つまり俺が小荒井の立場ならどうするかっていうと、
すぐにモールの外に出て孤立している千佳ちゃんを撃破、
しかるのちに東さんの狙撃を活かした立ち回りで有利を取り、
自分はヒュース&ユーマへの牽制や嫌がらせに徹する
とかそんな感じですね

俺が思うに、小荒井がヒュース&ユーマとの戦いでやるべきことっていうのは
自分が大活躍してバッタバッタとヒュース&ユーマを倒すことではないと思うんですよね
小荒井がやるべきなのはチームが勝つために何をすればいいのかというその判断であり、
そのためなら自分の役割が地味な役だろうがなんだろうが関係ない話で、
東さんという駒をきちんと使ったり、地形を利用して有利を取ったりそういう動きがちゃんとできるかどうかっていう
今の小荒井に求められてるのはそれだと思うんですよね

つまり、俺が思うに今回の小荒井っていうのはオサムのような立ち位置にいると思うわけです
自分1人が無理して突っ込んで点を取ろうなんて考える必要はない、
仲間や地形や状況を最大限に生かしてチームで勝ちに行くっていう、そういう動きをキチッとやれるかどうか。
ましてや今回のヒュース&ユーマは、小荒井からすれば自分よりも強い相手なわけだから、なおさらそうすべきだと思うんですよね



「いいか遊真、自分より強い相手と戦う時は勝とうとしちゃダメだ」とユーマの親父も言ってましたが
今の小荒井に求められてるのもそれであり、自分より強い相手にどう対処すべきなのかっていう
その判断が重要だと思うんですよね。つまり次回のワートリは、俺の予想でいくと
恐るべき力を持ったユーマ&ヒュースを相手に、
力のない小荒井がどのようにして立ち向かうのか
ってところが最大のポイントだと思うわけで
もしかしたら小荒井が主人公かのような、「力のない俺だってこんな風に戦えるんだ」って姿を見せてくれるかもしれませんね

俺は以前、奥寺&小荒井について、こいつら2人の立ち回りっていうのは
オサムにとってすばらしい手本になると思うと語ったことがありましたが
もしかしたら次回はその真髄を見せるような展開になるんじゃないかと個人的には思ってます

そう考えると、オサムの「嫌な予感」っていうのもそれに関係するんじゃないかって気もしないでもないですね
たとえば小荒井が次回、オサムにとっての理想的な立ち回りでユーマ&ヒュース相手に戦って
しかしそれでも2人の巨大な力にはかなわなくてボロカスにやられてしまうとなったら
「やっぱり結局は力の強い方が勝つんだろうか…ぼくのやってることは間違ってるんだろうか…」とオサムが自信をなくしてしまうとか。

うーんただまあ、試合がそういう内容になるなんてことを試合前からすでに知ってて不安がってたとなったら、
どんだけ未来見えてんねんってくらいのマジモンの予知能力者になっちゃうのがどうかと思うんですが…(えー
オサムの不安に関して仮説を立てると、なんかそういう予知能力みたいな話になっちゃうのがもどかしいですね…

なんかこう、もっと他に現実的な不安ってないもんかと色々考えてみた結果
これなんじゃないかという新説が俺の中に浮かび上がりました。それが何かっていうと
「ぼくみたいな弱い奴がA級に行って本当にいいんだろうか」という説ですね

今の玉狛っていうのはもうA級がすぐ目の前にあるような状態まで来てて、
あとちょっと点を稼げばもうA級になれるわけですが、
しかしオサム的にA級に近づけば近づくほどに不安を感じてるんじゃないのかなと。
自分自身はまだまだB級レベルなのに、ユーマやヒュースのような強力な仲間のおかげでA級に行ってしまって本当にいいのかと。

今回の試合にしても、影浦や村上のような強豪の隊員が超ハイレベルな攻防を見せてましたが
玉狛がA級に行くってことは、そいつらを追い越して先に行くってことだから
やっぱりそうなると「あんなにハイレベルな人たちがBなのに、ぼくなんかがAになってしまっていいんだろうか」って
オサムとしては負い目を感じてしまうんじゃないでしょうか

考えて見ればオサムって、ここ最近の試合を振り返ってみても
4試合連続でB級隊員相手にかなわなくて死ぬシーンがありますからね
vs那須隊:死にかけの那須さんを倒せず返り討ちにされて死亡
vs東隊:東さんの存在に気づかず壁抜きスナイプを食らって死亡
vs香取隊:葉子の最後の突撃を止められず首をかっ切られて死亡
vs王子隊:王子にさんざん狙われてしまい自分の反撃もすべて通用せず死亡

てな具合にね…特に王子との戦いでは「お前はまだまだ俺達のレベルじゃ通用しないんだよ」って言われてるみたいで
ショックなやられ方だったし、今回の試合にしても、東隊の奥寺に見つかった途端に
「三雲発見!!三雲発見!!俺がソッコーで倒します!!」ってカモ扱いされてたので
そんなB級でもカモ扱いされてる自分が、仲間のおかげでA級になるのはどうなんだって気持ちがあるんじゃないでしょうか

今にして思うと、オサムが試合前に「ぼくも新しい武器を持ちたいんです」ってしおりちゃんに相談してたのも
今のままの自分じゃA級にふさわしくないから、新しい武器でも持ってもっと強くなりたい
って気持ちがあったんじゃないかなと思います



そう考えると色々納得がいくんですよね、なにしろオサムのこの申し出って、チームとして考えたらぶっちゃけ必要ないっていうか
しおりちゃんも言ってますけど、ヒュースも加入したことだし玉狛のチーム戦力はもう十分に高まったんだから、
別にオサムが無理してわざわざ新武器を持つ必要なんてないわけなんですよ
ただ、オサム個人としてはチームが強くなってはいても自分が強くなっていないから
そんな弱いままの自分が、仲間のおかげでA級になることに納得できてないんじゃないでしょうか

今までA級に行くことだけを考えて、ひたすらチームを強くしてきたけど、本当にこれでよかったのかと。
たぶん当初のオサムにはこんな不安なんてなかったのが、A級が近づけば近づくほどに
いよいよ自分がA級になるってことを実感して、「本当にこの方法でよかったのか?」って不安が生まれてしまったんじゃないでしょうか

オサム自身、今回の試合前に「間違った道に入り込んでしまったような不安」って語ってましたが
これに関しても今まで正しいと思って進んできた道が
「本当にこれでよかったのか?」って急に不安に思えてきた

って心境を指してるのかなと思います。A級になるための道として、自分は間違ったルートを進んできたんじゃないかという不安ですね



それで迅さんの言ってた「揺れるな」っていうのも、オサムの進んできた道は間違っていないって意味で
言っていたんじゃないかなと思うわけです。こう考えると一連の話の流れが俺的に納得できるんですよね
オサムの不安については、今まで仮説を何個も何個も語ってきましたが、
最終的に俺が一番納得できたのは今回語った内容ですね。
A級が近づいてきたことで、自分の弱さに対するコンプレックスが膨れてきているという。
もしこの仮説が当たっていたら、オサムのコンプレックス克服のための話を何かやりそうな気がしますが、
果たして実際はどうでしょうかね…次回に続く!
 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第174話「東隊A」




さて前回、千佳ちゃんの超絶メテオラによりモールを半壊させた玉狛ですが、今回はというと
東隊がモールから逃げられないようヒュースが大量のエスクードで通路を塞ぎまくっていました
というかヒュースのやつどんだけエスクード出してんだ!?もはやすべての通路を塞ぐくらいの勢いですよ!
こいつのトリオン量バケモノすぎるなマジで…こうなると東隊としてはかなり動きにくいでしょうね
前回の俺の感想だと、「まず東隊はモールの外に出るべき」って話をしましたが、これだけ逃げ道を塞がれたら
外へ出ることさえ難しいって状態になりつつありますよ

《なるほど、玉狛第二は大穴が空いた南側を雨取隊員がカバーし、
 反対側からヒュース隊員が圧をかけ、東隊が反応したら空閑委員が奇襲するという構えのようですね》

さらに、大穴が空いているモールの南側には千佳ちゃんが陣取って待ち構えており、
そこから東隊が出てくるようなら狙撃で撃ち落とす準備万端の状態。
逆サイドの出口はヒュースがどんどん塞いでいるから逃げ道がなく、
もっと他に出口はないかとモール内をウロウロすればユーマの奇襲を受ける危険があり、
さらに言うなら東隊は小荒井が足をやられていて身動きを取ることすら難しいようで…
え、いやいやちょっと待ってください、こうなるともしかして東隊もう詰んでるんじゃないですか!?(えー
なんか思ってた以上にどうしようもない状況になってませんか!?こんなに追い詰められて身動き取れない状況で、東隊にやれることってあるのか…?

「時間が経つほどやれることは少なくなるぞ。2人の答えを聞かせてくれ」



「………撤退しましょう。今の状況じゃ勝算は低い…なら被害を最小限に抑えるべきです」

「奥寺は撤退か。小荒井はどうだ?」

「撤退に一票で」

「わかった」

ってやっぱり詰んでたーーー!!うわあああああマジかそれえええええええ
「もうこれ勝つの無理なんで撤退しましょう」って本当に詰んじゃってるっておい!!
なんやこれ…なんやこれー!!前回で俺が長々と語ったここから東隊の大逆転が始まるぜみたいな話は
まるっきり見当違いなアホの妄想でしかなかったってことじゃん!!(えー

ああああああ!!なんだったんだ俺の感想は…あれほど長く語ったのはなんだっんだー!!
まるで主人公のように大反撃する東隊の勇姿を想像していたというのに
結局そんな反撃はないまま「か、勝てるわけがない…逃げるんだぁ…」で終わってしまうなんて
そんなことが…そんなことがあああああああああ!!あああああああああああああ!!

「まずはモールから脱出だ。人見、ビーコンのコントロールをいくつかくれ」

「了解」

あぁ…ともかく撤退のためにもまずはモールから出ようということで、
玉狛の包囲網に穴を空けるためにビーコン操作を始めた東さん。というか俺はもう
これだけ盛大に予想を外したショックで大爆死した気分だよ…読んでるのがつれぇ…(えー

《おっと?東隊のレーダー反応がいくつか南に向かって動いている!
 雨取隊員にプレッシャーをかける算段か?》

そんな東隊のビーコンは、どうやら千佳ちゃんが待ち構えている南側の方面にどんどん動いているようです
これで千佳ちゃんの動揺を誘うのが狙いでしょうか?なんだか俺も頭が働かなくなってきたな

(これは多分ビーコンを使った陽動…千佳のメテオラでビーコンを壊させるか)

ところがなんと、そんなビーコン反応はただの囮であることをあっさり見抜いていたオサム。おまえすごいじゃん
とりあえず囮だと分かっている分には惑わされずに済みそうですね

(いや…攻撃を誘ってこっちの位置を確認する狙いなのかも…)

「まやかしだ。オレたちを守りに入らせるための牽制だ。放っておいていい」

(でも相手は東さんだ…フェイクと思わせて、その裏をかいてくるんじゃないか…?)



って、しかしこのビーコンについて考えれば考えるほどに、どんどん余計な深読みをしてしまい
「ビーコンを攻撃するか…?いや、攻撃を誘ってるんじゃないか…?いや、そもそもビーコンじゃなくて東さん本人なんじゃないか…?」

まるで疑心暗鬼のような状態に陥ってしまうオサム。おいおい大丈夫か
最初にオサム自身が「こんなビーコンはただの陽動だよな」って言ってたのが正解だったのに
疑いの気持ちを持った結果どんどん変な方向に行っちゃってますよ。
ヒュースなんかは迷いなく「こんなビーコンはただの牽制だ。放っておいていい」と言ってますが、
その言葉を聞いてもオサムは「いやでも…もし牽制じゃなかったら…」と迷いが晴れないようです

「表はチカが抑えているし、他の出口はオレが塞いでいる。
 敵が脱出する動きを見せればすぐに捉えられる。
 撹乱を仕掛けてきたのは、それだけ向こうが追い詰められている証拠だ」

(正直ぼくもそう思う…でも万が一…万が一そうじゃなかったら…?)

そんな迷えるオサムをどうにか安心させようと、「オレ達は東隊を追い詰めてるんだから落ち着けって」と話しかけるヒュースでしたが、
それでもオサムは「いやでも万が一そうじゃなかったら…」と心配でたまらないようです。
いやオサムお前、なんかもう心配性のめんどくさいやつみたいになってんぞ!(えー
しっかりしろって!そこまで心配しなきゃいけないことか!?東さんのビーコン作戦でここまで心をかき乱されるとは思わなかったな

オサムがここまで動揺してるのって、やっぱり千佳ちゃんの方にビーコンの反応が向かってるってことで
千佳ちゃんに危険が迫ってるかもしれないってことをひたすら心配しているんでしょうね
いやまあなんつーか…確かに千佳ちゃんが戦うことになるかもしれないけどさ
それはそれで普通に千佳ちゃんが東隊を迎撃すればいいだけちゃうの?って思うんですよね

だって今の千佳ちゃんって、迎撃体勢を万全に整えて東隊を待ち構えてるんだから。
東隊がやってきてくれるならむしろ好都合じゃないですか、千佳ちゃんが有利な状況で迎え撃てるんだから。
でもオサムは、そうやって千佳ちゃんが戦うってことを
「もし千佳がやられたらどうしよう」って恐がってるように見えるんですよね
前から思ってたんですけど、オサムって千佳ちゃんが戦うことに関してあまりにも過敏すぎるというか
どうにかして戦わないように隠そうとか、戦いから遠ざけようってことばかり考えてましたよね



今回にしても、ただ単に敵のビーコン反応が千佳ちゃんの方に向かってるってだけで
「どうしようどうしよう、このままじゃ千佳が危ない、どうしよう」って動揺しちゃってるわけで。
とりあえず落ち着けと言いたい。落ち着いて考れば、単なる囮のビーコンだってことはオサム自身わかってるんだし
もし万が一これがビーコンじゃなくて東隊本人だったとしても、その時は万全の千佳ちゃんが迎撃すれば済む話なんだから。
だからね、オサムはさっきから「万が一ビーコンじゃなかったら…もし千佳の方に敵が向かってたら…」ってずっと悩んでますけど、俺から言わせれば



その時は「頼んだぞ千佳」って言ってあげれば済む話だと思うんですよ
千佳ちゃんならしっかり迎撃できるって信じてあげればいいと。何を迷うことがあんねんと。
千佳ちゃんの強さをもっと信じてやれって思うんですよ。
千佳ちゃんはなんにも戦う力のない保護対象じゃなくて、一緒に戦う仲間なんだから。
ここでオロオロ動揺するのはむしろ千佳ちゃんの強さを信じてないってことだと思います
そういう気持ちはもうそろそろ吹っ切ってほしいですね、ここで千佳ちゃんを守るように動くっていうのはさすがに過保護だと思うんで…

《けどまあ、三雲くんの性格からして雨取ちゃんの守りを捨てるって選択肢は…》

《選ばない気がしますね…》

「…攻撃中止だ!千佳のカバーに入ってくれ!」

「なに!?」

って過保護キター!!過保護きたあああああああああああああああああああ
オサムお前ってやつはー!!ここまで東隊を追い詰めておきながら、そのフォーメーションを捨てて千佳ちゃんの守りを優先するなんて!
解説の犬飼や嵐山さんにも過保護なことがバレバレじゃねーかお前!!(えー
犬飼たちでも「三雲くんは雨取ちゃんをほっとかないよね」と思うってことは、これ絶対東さんも同じように考えてるだろ…
ちょっとビーコンを雨取の方に動かしてやれば、三雲は過保護だから
慌てて今のフォーメーションを崩すだろうな
って、多分そういう作戦なんじゃなかろうか

「みすみすアズマ達を逃がす気か!!」

「ここで千佳を万が一落とされたら、どっちにしろ東隊には逃げられる!
 千佳の安全を確保するのが最優先だ!」

「適当なことを言うな。アズマはお前の性格を計算して、確率の低い方へ誘導しようとしている」

そんなオサムの指示に対し、ブチ切れながら「お前ふざけんな」と言い返すヒュース。まあそう言いたくなる気持ちも分かりますよ
ここでヒュースが言ってる「アズマはお前の性格を計算して、確率の低い方へ誘導しようとしている」っていうのは
至極まっとうな意見だと思いますね。性格を計算してるっていうのは
オサムの過保護な性格を計算してるってことで、さっきも言ったように
千佳ちゃんの方にビーコンを動かせばオサムが動揺するってことを考えて行動していると。

確率の低い方への誘導っていうのもその通りで、オサムがさっきから言ってるのって
「万が一こうなったら…万が一ああなったら…」ってずっと万が一の心配をしてるんですよね
万が一ってそれ、どんだけ確率の低いことを心配してんねんと。お前しっかりしろと。
東さんからの揺さぶりを受けた結果、いちいち気にしなくていいような確率の低いことまで恐れるようになってしまったのが今のオサムだと思います

(ヒュースの言ってることがたぶん正しいってことは分かる…
 けど万が一の可能性も捨てきれない…
 迅さんは揺れるなって言った…この場合どっちを選ぶのが揺れないことになるんだ…!?)

ああ、しかし疑心暗鬼となってしまったオサムは、もう何を信じていいのかさっぱり分からないような状態になってしまい
「何を選ぶのが揺れないことなんだ!?」と、まともな判断もつかないようになってしまいました
俺の考えを言うとですね…もともと順調に東隊を追い詰めていたところを、東さんの揺さぶりのせいで今オサムがこれだけ揺れてるわけだから
東さんの揺さぶりを無視して、もともとのやり方で東隊を追い詰めるのが揺れないってことだと思いますよ

そう考えるとヒュースなんかはまったく揺れていないと思います。あれぐらい堂々と作戦を遂行するのが揺れないってことなんじゃないかと。
にしてもオサムがここまで混乱してしまうとは、東さんの揺さぶりの効果てきめんですね…もしかしてオサムが試合前に感じてた不安って、
東さんが仕掛けてくる揺さぶりが恐くて不安がってたってことでいいんだろうか
で、迅さんはそれに対して「揺れるな」ってアドバイスをしたっていう。まあ結局は揺れまくっちゃったんですけど…

ただ東さんってとにかく不気味な人だしな…俺としてもワートリで一番不気味な人だと思うし
「東さんは何をしてくるかわからない」っていう不安があるから、オサムもこれほど平常心を失ってしまったのかもしれませんね



「じゃあ、おれがチカをガードするよ。ヒュースとチカは今まで通りに動けばいい」

「えっ…でもそれじゃヒュースが1人に…!」

「それでいい。話は終わりだ(ブツッ)」

とその時、ヒュースと千佳ちゃんはフォーメーションを維持したまま、ユーマだけが千佳ちゃんのカバーに回ることを提案することに。
ちょうどヒュースとオサムの考えの中間を取ったような対応ですね。
確かにこういう風に意見がまっぷたつに割れてしまった時って、どっちか片方だけの意見を採用するんじゃなくて
その真ん中の落としどころを選ぶっていうのがお互い揉めないための方法だから、
これ以上仲間割れをしないためにも、ユーマのようにするのが一番大人の対応って気がしますね

「…」

「すまんなオサム、ヒュースにチャンスをやってくれ」

「チャンス…?」

「カゲ先輩を逃がしたやつと、オサムがユズルにやられたやつ。
 ヒュースはあの2点を自分のミスだと思ってんだ。
 だから自分で点を取り返したいのさ、あいつはまじめだからな」

そしてヒュースに通信を切られてしまって落ち込むオサムでしたが、
そんなオサムに対して「ヒュースがすまんかったな、でもあいつはこう思ってるんだ」とフォローを入れるユーマ。
おいおいおい、ユーマのやつすごくいいチームの潤滑油みたいになってるじゃないですか!
マジかよユーマお前!てっきり無神経でチームの雰囲気なんか気にしないやつかと思ってたら、こんな気のきいたことを!(えー

いやいや実にありがたいことですよ、こうしてチームメンバー同士が揉めてしまった時に
その間を取り持ってくれる潤滑油的な存在がいるっていうのはね。こういう人がいるだけでチームの雰囲気がよくなるし
ユーマってヒュースのこともすごいちゃんと理解してるんですね…
この試合での連携の仕上がり具合といい、2人はもうすっかり親友みたいになってるよな

《ついにヒュース隊員が小荒井隊員をとらえた!!》

ってそうこうしているうちに、モールの中に隠れていた小荒井を見つけて攻撃体勢に入っていたヒュース!
やっぱりヒュースの言う方法を続けていれば、こうして東隊を発見できたってわけですね
まあそれが正しいのは分かっていたことだし、ユーマのおかげでヒュースへの信頼感も上がったわけだから
今後のことも考えれば、さっきの言い合いも無駄ではなかったんじゃないでしょうか

《ここで決まるか!?》

(ここで決める!!)



って、ヒュースが小荒井に向かって迫る中、凍りつくような冷たい目でヒュースを見つめていた東さん!こえーよアンタ!
ほんとつくづく思うんですけど東さんって不気味ですよね
いちいちギョッとするような戦法を取ってくるというか、敵にした時の不気味さがすごいというか…
「オサムの不安の原因」としても今回一気に大本命になったと思うんですが、あれはやっぱり東さんのせいってことでいいんでしょうか?次回に続く!

 

ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第175話「ヒュースF」

さて前回、モール内で東隊を追い詰めて小荒井との戦闘に入ったヒュース。
しかし、そんなヒュースが来ることを予測して東さんが待ち構えていたんでしたっけね
その不気味な眼光でヒュースのことを捉えつつ、狙撃体勢に入る東さんでしたが…

(そう来ると…思っていた!!)

ドドドドド!!

とその時、待ってましたとばかりに東さんに向けてバイパーを連射するヒュース!
なるほど小荒井を狙ったのは東さんをおびき出すための誘いであり、東さんが姿を現したら
まずは東さんから先に叩くというのがヒュースの考えだったわけか
そして実際、ヒュースの放ったバイパーが東さんのバッグワームを捉えますが…

ボッ!!



《バッグワームだけ…!?》

って、東さんを捉えたかと思ったら、そこにあったのは脱いであったバッグワームだけ!
え、何これ変わり身の術!?(えー  東さんはどこ行った!?
この瞬間にも東さんの銃口はしっかりヒュースを狙っているようですが、一体どこから狙ってんだ!?
やべえよやべえよと思った次の瞬間…

ドン!!



ってそんなとこにおったんかーい!!
なんと東さんが隠れていたのはバッグワームとはまったく逆の方向!そんなとこにいたのかよ!
バッグワームはヒュースの注意を逆方向に向けさせるための囮だったというわけか、
この作戦が見事にハマって狙撃に成功したようですね

どうでもいいけどこの場面、背景を見てみると辺り一面エスクードだらけで吹いた
ヒュースの奴どんだけエスクード置きまくったんだよ!東隊の逃げ道を塞ぐためにこんな大量に置いてたの!?
エスクードって確か燃費が悪いから使いにくいってクローニンが言ってたはずですが
ヒュースの圧倒的なトリオン量からすると燃費が悪いトリガーでもこんなに大量に使えるんですね
このトリオン量の高さはほんとすげーな…アフトクラトルのトリオン強化ばんざいって感じだわ

ドドドドド!

(足だけは…奪った…)

ドンッ!!

《ヒュース隊員ベイルアウト!東隊が土壇場で点を取った!》

ところがヒュースもタダでは死なず、東さんに撃たれながらもバイパーで反撃することで
どうにか東さんの足を負傷させることに成功!それを見届けてヒュースはベイルアウトとなりますが、
これで東さんと小荒井は2人とも足がまともに動かない状態となったわけですね

「チカに爆撃させろ、東隊の2人は足が削れている。一発撃てば退却の判断を下すだろう」

「わかった!」

「メテオラ!」

ズドドドドド!

「潮時だな…退却だ」

ドドンッ!!

《東隊の2人が自発的にベイルアウト!ここで試合終了!玉狛第二の勝利です!》

って、ベイルアウトしてすぐに「今がチャンスだメテオラすぐ撃て」とオサム達に指示するヒュース。
そして言う通りに千佳ちゃんのメテオラをぶっぱなした結果、その大爆発の中で
「こうなるともう無理やな」と東さん達は自発的にベイルアウトしていくのでした

うーんこれで終わりか…俺としてはやっぱり、東隊が途中から
勝ちを諦めて退却ムードになってたっていうのが
なんか気持ち的に盛り上がらなかったな

影浦隊とか鈴鳴第一があれだけ必死に「なにがなんでも勝ってやる」って熱い戦いを見せただけに、
その後の東隊が「いやこれ無理っしょ」と早めに引いていったのが
すごく冷めてるように見えたというか熱さのギャップを感じたというか

いや早めの退却っていうのも確かにそれは大事な判断だと思うんですけどね
大規模侵攻みたいな戦争になったら、無理して突っ込むより早めの退却のほうが大事だろうし
ユーマの親父なんかも格上の相手と戦う時は「逃げの一手に決まってんだろ」って退却の大事さを説いてたし

わかっちゃいるんだけどさ…わかっちゃいるんだけどさぁ…はぁ〜って感じで
なんか溜め息出ちゃうんだよなっていうのが俺の正直な気持ちですね(えー
というのもやっぱり、今回は東隊が大活躍する回だと思ってて、
あの影浦隊と鈴鳴第一が落ちた後に「まだ東隊が残っている」って登場の仕方だったから
満を持して登場したボスチームのように玉狛を苦しめるんだろうと思っていたわけですが
実際にはその逆で東隊には勝ち目がなくて「もうだめだ逃げよう」って相談してるっていうのが
俺的にガックリきちゃったっていうかね…

まあ東さん個人としては、玉狛に一矢報いる見せ場があったわけなんですけど、
ただ俺的にそれをやって欲しかったのは奥寺と小荒井なんですよね



今回の試合って「奥寺と小荒井の真価が試される」みたいな空気があったから
こいつらの策によって玉狛が苦しめられるっていう、そんな場面があることを期待してたんですが
しかし実際は、この2人は「退却しましょう」って判断を下しただけで
玉狛を苦しめるようなアイデアは出てこなかったわけで
それがとにかく残念でしたね…もうちょっとこの2人に何かやって欲しかったなっていう

俺がこの2人に求めていたものについてはですね…
ちょうど今月のるろうに剣心にピッタリの言葉があったんですよ。それが何かっていうと
突っかかっていくだけでも、
逃げるだけでも駄目だ。
僕たちは上手く立ち回らなくちゃ!

っていうのがそう。これぞまさしく俺が2人にやってほしかったことであり
圧倒的な戦力を持つ玉狛に対してただ突っかかっていくでもなく、かと言って逃げるでもなく、
上手く立ち回って玉狛を翻弄する
っていうそういうところが見たかった。

小荒井と奥寺にも何かそういう場面があればなぁ…っていう、なんとも口惜しい気持ちですね
東さんにはそういう場面があったんですけど、どうせなら東さん一人でやるんじゃなくて
奥寺と小荒井もアイデアを出すのに貢献したとかそういうのがあったらなぁ…って思いますね

たとえばオサムを苦しめたビーコン作戦とか、ヒュースを仕留めた狙撃作戦について、東さん1人で考えるんじゃなくて
「こういう作戦はどうでしょう」って2人が東さんに提案するシーンでもあれば、まだ印象は違ってたんじゃないかなと思います
ただ今回はそういうのがなくてこのへんの作戦も全部東さんの発案だったから
玉狛を苦しめたのも全部東さん1人だけの手柄に見えちゃって、確かに「東さんすげー」とは思うんですけど
その一方で奥寺とか小荒井の印象がすごく薄くなっちゃった気がするんですよね

今回はこの2人の成長に焦点を当てた内容だっただけに、さすがに今回ぐらいは東さんよりこの2人を目立たせてほしかったな
逃げる判断をしたから成長したって言われても、それしか見せ場がないっていうのはちょっとなぁ…



というかそれについては、試合後に小荒井本人がまさに同じこと考えてたので思わず吹きました
いやほんと俺の心境このまんまですよ!今回の話を読んだ俺の姿だよこれは!(えー
さっき「わかっちゃいるんだけどさ…はぁ〜って感じで、なんかため息出ちゃう」と語りましたが
それがまさにこの小荒井の姿に生き写しって感じで、なんか小荒井に妙に共感してしまったな
とりあえず東隊についてはそんなところですね

《今回はカゲの動きがいまいちだったなー。
 いつもはもっと余裕ある感じなんだけど、慎重というか消極的な感じがした。
 最後必死に逃げたのも、なんかカゲらしくない感じだったし》

「…」

「そうだったの?」

「うーん、まあ若干気負ってたとこはあったかもね、ユズルの遠征選抜入りがかかってたわけだし」

「え…オレの…?」

そして今度は影浦隊についてなんですが、試合の中で色々と普段とは違う立ち回りをしていた影浦について
なぜそうしていたのかって理由が語られましたね。それはやっぱり、ユズルを遠征に連れて行ってやりたかったということで
ユズルのためにもチームを勝たせたいって気持ちがあったから、普段と違う動きをしていたようです。影浦お前めっちゃいい奴やないか!
それぐらい仲間思いの熱い奴だったってことですね、ここに関しては俺の予想もドンピシャで大当たりだったので
東隊の予想を外して落ち込んでる俺を慰めてくれたという意味でも影浦はいい奴ですね(えー

 
 

そして今回の試合には敗れてしまった影浦でしたが、
「まだ終わりじゃねーんだ。次の試合は絶対勝ってやるからな」
これだけ悔しい思いをしてもまた、ユズルのために次の試合も頑張るつもりのようです

やべーよ影浦いいやつすぎるよちょっとジーンと来ちまったわ
なんていうか俺の性格上、こういう「仲間のためを思って全力を尽くす隊長」のシーンにすごく弱いんだよな

 
 

たとえば以前のこのザキさんのシーンとかもそう。
他の連中がどんなに凄い奴らだったとしても、俺の仲間の価値は決して消えないんだって
心から仲間のためを思っていて、そのためにチームを勝たせようと全力を尽くすっていう
こういう隊長のシーンにとにかく弱くて、読んでてボロボロ泣きましたからね
というか今この画像貼っただけでも涙が止まらないくらいなんですけど(えー

このザキさんのシーンはワートリの全ページの中で一番好きな場面ですね…
もう本当に「チームを率いる者」として素晴らしいと思う。俺が理想の隊長はザキさんだと力説しているのもそれが理由ですよ
これだけ心を動かされるのは多分、そういう理想の隊長と反対の「部下を苦しめる無能なパワハラ上司」を普段よく見てるからだと思う

パワハラ上司ってのは部下のことなんか何も考えてなくて、部下への思いやりなんてまるで持っていないから
そういう姿を見るたびに「世の中の上司ってこんな奴しかいないのか…」って失望して何もかも嫌になるわけですが
でもザキさんや影浦は部下への思いやりをしっかり持った隊長だから
こういうのを見ると「ちゃんとこういう素晴らしい上司もいるんだな、世の中捨てたもんじゃないな」って
なんだか救われたような気持ちになって、思わず涙が出てくるくらい感激しちゃうんですよね

実際、パワハラ上司ってよく「お前みたいに使えない奴は初めてだ!」とかって
自分の部下にぜんぜん価値がないってことを強調して怒鳴るじゃないですか
でもザキさんはまったく逆に、「部下の価値は消えてなくなったりしない」って言ってくれて
自分の部下はみんな価値があるってことをずっと思ってくれて、
他の部署の社員がどんなに優秀だったとしてもそんなの関係なくて、
成果が出ないのは部下のせいじゃなくて自分のせいだって体を張って頑張ってくれて、もう部下の立場から見たら
こんなに素晴らしい上司がいるのかって心から感動する存在っていうか
俺がザキさんの部下だったら「俺もお手伝いします!!どこまでもお供します!!」って
号泣しながらザキさんのために働きたいと思うレベルですよ
それぐらいザキさんは上司として最高の人だと思います。俺が柿崎隊に入りたいっていうのはそういうことなんですよ

そして今回の影浦にも、ザキさんと同様に「部下のために頑張りたい」っていう気持ちが芽生えているので
これはもう本当に隊長として素晴らしいことというか、影浦にもいい変化が現れ始めたなって思います
ただ解説の犬飼なんかは「カゲの動きがいまいちだったねー、消極的だったねー、最後も必死に逃げてたねー」
今回の影浦のことをボロカスに言ってましたが、じゃかましいわボケって感じで
こんな奴の言うことはまったく気にする必要がないと思いますね(えー

《総合順位は影浦隊と玉狛第二が同点で横並び!
 同点の場合はシーズン開始時の順位が高い方が上になるので、
 影浦隊が2位、玉狛が3位ということになります!
 B級2位以上をめぐる戦いは、最後までもつれそうですね》

「最後の最後で、影浦隊と玉狛が横並びか〜。
 これ二宮さんとこの役割でかいんじゃないすか?玉狛が遠征選抜行けるかどうか。
 マッチング的に次当たる可能性高いでしょ」

と、ここで今回の試合結果をふまえた総合順位が発表されますが、
影浦隊と玉狛は累計36点で同点となっており、次のランク戦最終試合でどちらが2位になるのか結果が決まるようですね
ちなみに、そんな最終試合では玉狛は二宮隊と当たる可能性が高いらしく
最終決戦は二宮隊との試合ってことになりそうです



あと今回ヒュースが「次の試合のことを考えてバイパーは曲げなかった」と明言していたので
やはりヒュースのバイパーは次の試合で二宮隊と戦うための切り札としてとっておいたってことですよね
てなわけで、ここに関しても俺の予想大当たりでしたね。ほっほっほっほ
まあ東隊で予想外しまくった分これくらいはね。これが俺の本来の実力よ!!(えー

「どうだろうな」

「え〜なんかもっと感想ないんすか?前はもっとボロクソに言ってたじゃないすか」

「お前はどうなんだ?玉狛の評価は前と変わったのか?」

ってここで出てきましたよ、噂をすれば二宮隊の隊長サマが。こいつ今回も出水と一緒に観戦してたみたいですね
それと「なんか感想ないんすか?」という出水の質問に対して「お前はどうなんだ?」と返してますが

質問を質問で
返すなあーっ!!

出水が「感想」はと
聞いているんだッ!
(えー

二宮のやつちゃんと答えろや!出水に対して失礼やろが!相変わらず礼儀のなってないやつだなてめーはよー

「そうすね…今の玉狛第二となら、けっこう面白くなりそうかな」



そんな中、今の玉狛は以前よりもずいぶん面白いチームになったと語る出水。
二宮もそこに関しては否定する気はないようで、前のようにボロクソに叩くほど
今の玉狛はもう弱点だらけのチームではないってことですよね

ちなみに、二宮の言ってる「だろうな、つまりはそういうことだ」って
これ以前に出水と話した時も同じこと言ってましたよね



その時の様子がこれ。「玉狛が太刀川隊に勝つのはさすがにないです」って
出水が語ったことに対して「だろうな、つまりはそういうことだ」と返してたわけです
そして今回は、「今の玉狛はけっこう面白いチームになった」って
出水が語ったことに対して「だろうな、つまりはそういうことだ」と返したわけで。

なんつーか二宮って実は出水のこと大好きなんじゃないか?(えー
結局いつも出水の言うことに「だよな!そういうことだよな!」って同意してるし
出水が何か聞いてくると「出水はどう思う?」って自分より出水の意見を聞きたがるし
なぜかいつも出水と仲良く試合観戦してるし、出水が太刀川さんを褒めると機嫌悪くなって太刀川さんをボロクソに叩くし
オサム達から鳩原さんのことを教わる時は「さっさと教えろよカスども」って高圧的で礼儀が全然なってなかったくせに
出水から戦闘技術を教わる時は「お願いします教えてください」って丁寧に頭下げてるし

なんかこう出水のことが大好きなホモって気がしてきたんだが…(えー
二宮お前そういう趣味があったのか…?まあ今の時代はホモも認められてきてるし、2人でお幸せにな…次回に続く!
 


みなさんこんにちわ。今日はなんと意外なことに
僕のヒーローアカデミア単行本22巻の話をしたいと思います



「なんで急にヒロアカ!?」って驚く人もいるかもしれませんが、その答えは簡単で
今回発売されたヒロアカ22巻では、なんと葦原先生がゲスト原稿を描いていて
ワートリの番外編みたいなコラボ漫画が読めるからです
実際にどんな内容かというと



こんな具合にイコさんがジャンプ読みながらヒロアカの感想を述べるという話になってます
まさかのイコさんって!その人選にも驚きましたが、それより何より驚いたのはこの後のシーンですよ
なんとイコさんの妄想がどんどんスケベな方向に加速してしまい
取蔭ちゃんのおっぱい姿を想像してしまうという…イ、イコさーん!!



いや読んでてビックリしましたわ、まさか葦原先生がこういうおっぱい強調したお色気シーン描くなんて
こういうの今までワートリじゃ全然なかったじゃないですか!!(えー
いやマジで、ワートリってほんとビックリするほどお色気シーンがない漫画っていうか
あれだけ女子キャラが大勢いるのに、性的なシーンとかぜんぜん見当たらないくらいド健全ですからね

男子キャラの反応にしてもそうで、たとえば女の子のおっぱいが気になって性的に興奮するとか
そういうのマジで全然なかったから、もう登場人物の全員が賢者モードっていうか
「ワートリキャラってほんと性欲ないよな」って前からずっと思いながら読んでたわけですよ

そんな印象があっただけに、今回の描き下ろし漫画は衝撃でしたね。イコさんが取蔭ちゃんのおっぱいを想像して興奮するとか
ワートリキャラにも性欲ってあったんや!!ちゃんと存在したんや!!みたいな(えー
「ラピュタは本当にあったんだ!!」ぐらいの衝撃でしたよ

しかもイコさんっていうのがまた意外というか、この人女の子なら誰に対してもカワイイって言うから
特定の女の子に対して興奮することってないんじゃないかと思ってましたが
意外や意外、そんなイコさんも人の子だったようで、取蔭ちゃんについては特別に気になってしまうようですね



まあイコさんがそう思うのも無理はないというか、ヒロアカの取蔭ちゃんって
ボディライン丸見えのとんでもなくエロい格好したキャラだし
そのうえキャッチフレーズの「彼女はとってもやらしいぞ!!」っていうのは
やらしい(特殊能力的な意味で)やらしい(性的な意味で)っていう2つの意味込めてるだろって感じで
それだけにイコさんが「やらしいってそういう!?」と興奮するのも分かるっていうかね

てなわけで、ヒロアカとのコラボでワートリの意外な一面が見れて結構楽しかったです
ちなみに堀越先生の方からも今回のコラボには反応がありまして
←単行本でのコメント
←ジャンプ本誌でのコメント

こんな風に、単行本では「カメラ目線が素敵な某隊長(イコさん)からアツイ質問をいただきました。葦原先生ありがとうございます」とお礼を言っていて
ジャンプ本誌でも「葦原先生まさかの寄稿!」とコラボの件に触れているっていうね
前から気になってたんですけど、葦原先生と堀越先生ってかなり仲いいんですかね?

確か葦原先生が2年ぶりにジャンプに戻ってきた時も、堀越先生は祝福のコメントを送ってくれて
「また焼肉行きましょう!」ってことも言っていたと思うので。
葦原先生もワートリの中で梅雨ちゃんの顔描いてたりしてましたしね
同じジャンプ作家同士、そういう繋がりがあるのかもしれませんね

(C)堀越耕平/集英社


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第176話「根付栄蔵」



「いや〜それにしても…今日のはいい試合だったね〜!上位チーム相手に6得点!」

「はい」

「修くんが頑張ってヒュースくんをチームに入れた甲斐があったねえ」

「そうですね、期待以上でした」

「そういえば、出発前に言ってた嫌な予感はなくなったの?」

「いや…それがまだ…」

「え〜!?そうなの!?」

さて今回のワートリですが、強敵ぞろいだった試合を快勝で終えたことにより、
しおりちゃんからお褒めの言葉をいただいていたオサム。
これならもう嫌な予感は消えたんじゃないかと尋ねるしおりちゃんですが、
しかしオサム的には「まだ消えてないんすよ…」と今でもまだスッキリしていないようです

マジかお前、じゃあ結局あの試合で勝てるかどうかとかそういう類の悩みじゃなかったってことか
それにしてもオサムのやつ、せっかくしおりちゃんと2人きりの時間なのに
こんな色気のない話で2人きりの時間を潰すとかもったいないことしてんなあ(えー

「なんなんだろうね、修くんの嫌な予感って…」

ティロン

「…?菊地原先輩からメッセージが…」



そんなオサムの「嫌な予感」が何なのか分からず、しおりちゃんが頭を抱えていると
なんと菊地原からLINEのメッセージが送られてきました
つーかお前らLINEでやりとりする仲だったのかよ!!
そこまで進展してると思わなかったからビックリしたわ!

まあ菊地原からしたら、これだけ憎まれ口叩きながらもオサムのことを友達だと思ってるみたいだから
そういう意味でLINEのやりとり始めたのかもな…というか今回のメッセージで面白いのが
まず最初に「勝ち試合おめでとう」って一文が送られてきてるんですよね
めっちゃ素直に褒めてるやんけお前!って思ったら、その後に「今回キミほぼ空気だったね」っていう
憎まれ口が添えられてきたわけで。なんつーか一言多いやつだよなと思いつつも
オサムのことを祝福したい気持ちはあるんやなとか
そういう気持ちに素直になれなくて、照れ隠しに憎まれ口叩いてんのかなとか、そんな印象がありますね
とりあえず菊地原に関しては結構かわいげのある奴に思えてきたというか…
オサムの試合が終わって即LINE送ってくるあたり、ずっと見守ってたんだろうしな

(菊地原先輩にも聞いてみよう…)

《試合には勝ったんですけどなぜか胸がモヤモヤしてます。なんなんでしょうこれ?》

《新入りが強くて自分がやることなくなっちゃう的な、悲しい予感なんじゃないの?》

「そうなの?アタシはそうは思わないけど」

「うーん、どうでしょう…」

《次の対戦相手がヒュースを警戒してくれれば、
 またワイヤー陣や鉛弾狙撃が活きるようになるんで、ぼくにもやれることはまだまだあるかなと…》

「なんだ…わかってんじゃん」

そして「嫌な予感」の件について菊地原にも相談したところ、
「ヒュースが強すぎて自分の居場所がなくなっちゃうとか思ってんじゃないの」との返答が。
ただ、オサム的には「自分にもやれることはまだまだある」と思っているようで、自分の居場所がなくなりそうで恐いとか
そういう類の不安ではないと…そんなオサムに対して「なんだ…わかってんじゃん」と呟く菊地原が
もう完全にオサムを見守るよき友人ポジションですね。まさか菊地原がこんな立ち位置におさまるとは思わなかったな

それにしてもあれですね、オサムがメッセージを送ると速攻で菊地原が返信してくるのに吹きますね
俺なんかLINEでメッセージ受け取っても返信するのめんどくさくて数時間くらい放っておくのがザラですが(えー
菊地原はそういうとこめっちゃマメですね…それともオサムからのメッセージが嬉しくてすぐ返信してしまうんだろうか



ってそんな風にLINEでやり取りしていた最中、何やら周囲で妙な会話をしている奴らがいることに感づいた菊地原。
どうやら例の強化聴覚で聞き取ったみたいですね。そしてその会話の内容とは
「実はあのヒュースって奴、異世界から来た人間らしいぜ」というヒュースの素性について語っている話だったようで…

オサム達からしたら絶対にバレたくない話なだけに、菊地原はすぐにこの状況をオサム達に伝えることに。
それにしても、さっきのいぶかしげな顔してる菊地原の画像ってなんかすげー美形ですよね(えー
今までの菊地原の中でも一番美形顔になってる場面だと思う。菊地原お前、この画像プロフィールにでも使った方がええんちゃうか

「ヒュースがネイバーの噂…!?それだ…!ぼくの嫌な予感の正体はそれですよ!
 ヒュースが目立ちすぎるのが問題だったんです!」

「あ〜なるほど…!確かにデビュー戦で上位チーム相手に大活躍だもんね…」

って、そんな菊地原からの話を聞いて、血相を変えながら「それだ!」と語るオサム。
嫌な予感の正体ってそれだったのかよ!!
「ヒュースが目立つことで秘密がバレるのが不安だった」ってそういうこと!?
マジかよ俺が語りまくった何十個もの仮説は全部ハズレじゃねーか!!(えー
ちくしょうあれだけ予想したのにカスリもしなかったな…最近どうも予想が外れまくってて悲しいぜ

「とにかく、ぼくちょっと行ってきます!宇佐美先輩はヒュース達と連絡を取ってください!」



ともかくこの噂をなんとかしようと思ったオサムは、ボーダー本部にあるメディア対策室という部署を訪れることに。
それにしてもメディア対策室の様子を見て吹いたのは、嵐山さんの等身大フィギュアが置かれてるってことですね(えー
あの人こんなもん作られてたのかよ!嵐山さんってさすが広報担当なだけあって、マジで「ボーダーの顔」なんだな…
ここまで扱いが大きいとは、ザキさんが重圧を感じてチームを抜けたいと思ってしまうのも仕方ないところか

「…来たかね三雲くん。林藤支部長からアポイントはもらっているよ」



って、そんなメディア対策室でオサムを待ち受けていたのは、
室長の根付さんとなぜか一緒にいる東さんでした。どうでもいいけどこの2人って顔似てんなあ(えー
なんで一緒にいるんだろうと思ったけど、実は親戚だとかそういう関係じゃないよな!?

それにしても根付さんって39歳なのか…俺が35歳だからもうすぐ追いついちまうよ!
ワートリが始まった時は俺もまだ29歳だったから、根付さんのことは一回り年上のオッサンだと思ってましたが
いつの間にやらどんどん追いついちゃってるんだなー。月日が経つってのは早いもんだな…

「お忙しいところすみません、ヒュースの件でご相談があって伺いました」

「報告は受けているよ。まったく…だから私は彼の入隊に反対したんだがねえ…で、私にどうしろと言うのかね」

「ボーダー本部で公式に、噂を否定してもらえればと…」

「馬鹿なことを言うものじゃないよ。噂レベルの疑惑に慌てて公式が対応すれば、
 やましいことがあると言っているようなものだ。特に今回の件は厄介なことに、根も葉もある噂なのだからね。
 組織としてその場しのぎの嘘を公表するのは、リスクが高いと言わざるを得ない」

「…!それは確かに…考えが足りませんでした」

ひとまず「本部のお力でヒュースの噂を否定してください」とお願いするオサムでしたが、
「ヘタに否定したら逆にやばいやろ」とたしなめられることに。
それにしてもこの場面見てて思うのが、「お忙しいところすみません」と頭を下げるところから始まって
「考えが足りませんでした」と頭を下げるところで終わってるので
なんだかオサムが社会人の苦労を経験してるみたいで妙にニヤニヤしちゃうなこれ

たとえるならこの状況、部長のところにやってきた新入社員って感じで
同じ社会人としてほほえましいもんがあるというか…オサムのやつまだ中学生なのに
こんな社会人みたいな気苦労を体感するとかなかなか大変だな

「まあ噂が広がるのを見過ごすわけにもいかんがね。組織の評判を守るのは我々の仕事だ。
 今回の件はひとまず、噂の上書きで対処する」

「噂の上書き…?」

「いま流れている噂より、信憑性の高い噂を作って流すということだよ」

ふむ、さっきのオサムの案については却下した根付さんでしたが、とはいえヒュースの噂を捨て置くつもりはないようで、
組織のためにも今回の件はきちんと対処してくれるようです。なんだかんだでオサムにとっての味方だということか
そして対処の内容としては、どうせ噂が流れるならもっと都合のいい噂を流してしまえばいいということで
ヒュースの素性について別の内容の噂を東さんから流させて、今流れている噂を塗りつぶすつもりのようです

なるほど東さんを呼んだのはそういうことだったのか。
東さんといえば、ボーダー隊員の中でもあらゆるメンバーから信頼されている人だから
「あの東さんの口から語られた噂」と、「どこの誰が言い出したのかも分からない噂」があったら
そりゃ東さんの言ってる方を信じるだろうということですよね
そういう人望や信頼感も計算に入れての対策だということか。根付さんも相当なやり手ですね

「当然だが玉狛側にも協力してもらうよ。設定を徹底してもらわないとね
 もし外まで噂が広まればこの何倍も面倒になるから、ここで確実に潰しておかないとねえ」

「手間をおかけしてすみません…」

「まあ…問題が大きくなる前に自分から報告に来たのは、前より進歩したと言うべきなんだろうね。
 私は要項をまとめてくるよ、しばらく座って待っていたまえ」

「あ、はい!どうもお世話になります」

ともかく対策の方向性は決まったようで、話をまとめるためにいったん席を外す根付さん。
オサムに対して手厳しいことを言いつつも、「前よりは進歩した」と褒めてくれるあたり良い一面がありますね
無能な上司であるほど部下のことを一切褒めないものだと俺は思ってるんで、
今こうして褒めてくれた根付さんは上司としてポイント高いです
どうでもいいけどこのへんの会話シーンでもオサムがめっちゃ頭下げてて吹いた

オサムお前すっかり新入社員やな!こうなると東さんも風格のあるベテラン社員に見えて仕方ないぜ

「まあ気にするな、それより三雲…」

「はい」

「雨取は…大丈夫か?」

「え?」

って東さんと一緒に座ったその時、なぜか突然「雨取は大丈夫か」などと
千佳ちゃんを心配するようなことを言い出した東さん。なんで急にそんな話?と
オサムもすっかり面食らってますが、東さんがこれを言い出した理由とは…次回に続く!


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第177話「三雲修P」



「雨取は、大丈夫か?」

「…え?大丈夫かっていうのはどういう…」

「いや…俺が口を出すことじゃないかもしれないが、雨取の他にも"人を撃てない"って奴を知っててな」

「それって…鳩原さんのことですか?」

「なんだ知ってたのか…ちょっと気になってたんだ、鳩原がランク戦でうっかり人を撃った時は大変だったからな」

「大変というと…?」

「吐いて、寝込んだ」

「えっ…!」

さて前回、オサムに対して千佳ちゃんは大丈夫かと急に聞いてきた東さんでしたが、その質問の理由がこれでした
東さんは鳩原さんのこともよく知っていたようで、鳩原さんはランク戦で人を撃ってしまうと
吐き気が収まらずに倒れてしまうというくらい、人を撃つことに関してとてつもない拒否感を持っていたようです

それほどまでに人を撃てないタイプの隊員だったんですね…千佳ちゃんよりもさらにずっと拒否感が強いみたいだな
千佳ちゃんはなんていうか、撃ちたくないって気持ちはあるけど、撃ったら撃ったで「やっちゃった…」って感じで
吐くほどの強い拒否感は感じてなかったみたいだから…
当馬さんなんかもそれを見越して、千佳ちゃんをバトル向きの性格だと言ってたんでしょうね
一方で鳩原さんは、この分類だとバトル向きじゃない性格ってことになるんじゃないのかな

「鳩原さんは…相手の武器だけを狙って壊すスナイパーだって聞いたんですけど、
 間違って人を撃つたびにそんな大変なことに…?」

「いや、鳩原が人に当てたのはその1回だけだ。それ以外は1度も失敗してない。
 人に絶対当てないために、ひたすら訓練してたからな」

「…!」

って、そんなトラウマを抱えてしまった鳩原さんは、「もう二度と失敗なんかしない」という決意を持って
徹底的に狙撃の技術を鍛え上げ、それからは
実際に二度と失敗しないほど驚異的な腕前のスナイパーになったんだとか…
とんでもねえ執念だなオイ!そこまでの覚悟と技術を持った人だったんかい!

普通だったら多分、吐いて寝込んだ時点で「私にはスナイパーなんて無理だったんだな…」と諦めて
オペレーターとかの非戦闘員に転属したりしそうなもんですが、
そこで諦めずに血のにじむような訓練をして誰よりも高い技術のスナイパーになったっていうのは
とにかく驚きですね…すげえ執念だなとしか言いようがないですよ
鳩原さんにはそこまでするだけの戦う理由があったってことですかね…
ボーダーの規律を破って異世界に旅立っていったのも、そのへんの事情が関係してるのかもしれませんね

「まあそういう例もあるってことで、雨取にも気をつけてやってくれ」

「はい」

「東隊長、立場的にあまり特定のチームに肩入れしないでほしいねえ」

「肩入れはしてませんよ」

そんな中、資料を作り終えた根付さんが戻ってきましたが、
東さんに対して「立場的に特定のチームに肩入れしないように」って言ってるのが興味深いですね
このセリフからすると東さんの立場って、ボーダー隊員全体を平等に育て上げる教官みたいなポジションってことですかね
東さんが今まで奥寺や小荒井を育ててることは知ってましたけど、あの2人に限らずボーダー隊員みんなが育つように
その導き手となるのが東さんだっていうことなんでしょうかね

「計画の要項だ、持ち帰って共有したら処分したまえ」

「はい、本当にありがとうございました!このご恩は必ず何かでお返しします!」

「別に礼などいらんがね。これは元々こちらの仕事だ」

「いえ…隊員を予測できるトラブルに晒したのは、指示を与えた隊長(ぼく)のミスなので」



そして根付さんから資料を受け取り、この件の相談を終えるオサムですが
今回のトラブルは自分のミスでもあると語ってますよ
いやはやなるほど、オサムのやついいこと言うじゃないですか
自分のチームにトラブルがあった時、「俺のミスだ」と言える隊長っていうのはいい隊長だと思うんですよ

ザキさんなんかもそういうタイプの隊長だと思うんですよね、
隊長である自分が責任を持つことによって、チームのメンバーを守ってくれるわけです
これが逆にダメな隊長の場合どうなるかっていうと、「俺のせいじゃない!あいつがミスしたんだ!あいつが悪いんだ!」
トラブルの原因を他人のせいにして、自分が責任を持つってことをしないわけなんですよ
つまり我が身かわいさに他人に責任を押し付けるわけですね
こういうタイプの上司が一番人の上に立つ者にはふさわしくないなと俺は思います



ちなみに根付さんも今回の話の中で、これから実行する対策にトラブルがあった時は
「それはもちろん私の責任だよ」と、しっかり責任を持つタイプの上司だから
人の上に立つのにふさわしい人物だと俺は思いますね

(自分のことは無頓着だが…他人のことは背負い込む…アンバランスだな)

ってアレー!?しかしその時、オサムが言った「ぼくのミスです」という言葉を聞いて
自分を守らずに他人を守ろうとするというアンバランスな危険性を感じていた東さん!
ちょ、ちょっとなんなんすか!俺がせっかくきれいに話をまとめたのに!(えー
オサムはいい隊長で、根付さんもいい上司だなって方向でまとめようとしたのに!東さんの考えは違うんすか!?
どうも東さんから見たオサムは、自分の身を守ることを考えていないような危なっかしい奴に見えているようですが…
まあ確かにオサムは結構そういうとこあるけど…そういう一面が今後の話でクローズアップされることになるんだろうか



ともかく根付さん達との話を終えて、玉狛支部に戻ってきたオサムでしたが
そこではなんと出穂がこの噂の出どころについて説明しているところでした
おいおいマジかよ出穂、これめっちゃ貴重な情報じゃないすか!?なにげにすごい有能だな!

とにかく出穂の説明によると、最初のうちは「ヒュースってもしかして異世界人だったりして〜」「ギャハハうける〜」程度の話だったのが
「オレは実際に見たんだ!ヒュースは異世界人だ!」って言い出す奴が急に現れたという…
すげえ気になる話だなこれ…急に現れたってところが不気味だし、一体そいつは何者なんだろうか
今後の話で実際そいつの出番があったりするんだろうか、なんだか推理ミステリーみたいなドキドキ感があるぜ

「そいつ本当にヒュース見たの?目立ちたくてでまかせ言ってんじゃない?」

「まあとにかく手は打ってもらったし、ヒュースの設定をしっかり頭に入れて、あとは普段通りに…」

「おっ、最終戦の相手が決まったよ!次の相手は1位の二宮隊、4位の生駒隊、7位の弓場隊だね!」

ってその時、しおりちゃんの携帯に、B級ランク戦最終試合の組み合わせがついに決まったとの連絡が!
1位の二宮隊、4位の生駒隊、7位の弓場隊…なるほどこれはB級最後の試合にふさわしい組み合わせですね

まず1位の二宮隊についてなんですが、1位ということで当然B級のトップに君臨する存在であり
オサム達がB級を超えてA級に行くための最後の難関として立ちはだかるわけですよね
二宮隊には以前の試合でもボロ負けしているし、成長した玉狛が今度は一矢を報いるという
リベンジ的な意味でも戦う意義のある相手だと思います

次に4位の生駒隊なんですが、B級4位という位置ではあるものの
1位の二宮隊は本来A級チーム、2位の影浦隊も本来A級チーム、3位の玉狛は主人公チームということで
生駒隊こそが「B級レベルで最も強いライバルチーム」であり
この生駒隊を倒してこそ「玉狛がついにB級レベルを超えた」ということがハッキリ言えると思うんですよね
ちなみに前回の玉狛vs生駒隊の戦いでは、玉狛は最後まで生駒隊を倒すことができず、なんとか得点だけは上回ったって内容だったので



そう考えると玉狛って生駒隊にまだちゃんと勝ててないんですよね。その借りを返すための戦いってことでもあるし
あとこの試合で言われてたのが、「生駒隊には安定感があるが玉狛にはそれがない」ってことだったから
ヒュースが加入して進化した玉狛は、「安定感がない」という欠点をも克服したってことを示すチャンスですよね
それと俺がよく言ってるのが、生駒隊と玉狛はチームメンバーの役割がそっくりだということで
エースアタッカー、二人目のエースアタッカー、司令塔のシューター、援護役のスナイパーというお互いによく似た編成で
そういうよく似た相手だからこそ、それを打ち破ることで玉狛の強さが引き立つと思うので
やはりB級最後の対戦相手として生駒隊は非常にふさわしいなと思いますね

あとは7位の弓場隊なんですが、この弓場隊ってのは
まだ出てきてないB級チームの中で最もランクが高いんですよね
今のB級の順位をおさらいすると、
1位:二宮隊 2位:影浦隊 3位:玉狛第二 4位:生駒隊 5位:東隊 6位:王子隊 7位:弓場隊
となっているので、6位以上のチームはもうすでにみんな登場済みだから
「B級最後の試合になるし、まだ出てないチームを出そう」ってなると、弓場隊を出すことになるんだろうなと。
ちなみに弓場隊は、今でこそ東隊や王子隊の下にいますが、ちょっと前まではそれよりも順位が上で
生駒隊のすぐ下に位置しているチームだったので、なにげにかなりの強豪だと思います
てなわけで、最終試合なだけあって骨のある奴らが集まった激戦となりそうですね
 
 

ってそんなある日、玉狛メンバーで食事をしようということで
こなみ先輩のオゴリで焼肉屋の寿寿苑にやってきたオサム達。
寿寿苑ってお前、これ完全に叙々苑が元ネタじゃねーか!

なんだかこれ見てたら俺も叙々苑行きたくなってきたな…考えてみたらまだ行ったことないんだよなー
それと叙々苑といえば、芸能人とかがよく行く高級店ってイメージありますが
こなみ先輩はそんな店でオゴれるくらいにお金たんまり持ってるんだろうか…
まあ「あんまり高いの頼んじゃだめよ!」って言ってるシーンがあるから、さすがに高い肉ばっかり頼まれるときついみたいですけども

「あっ」



ってなにー!?なんとそんな寿寿苑の店内に入ってみれば
驚いたことに隣の席には二宮隊の面々が!二宮てめえこんな高級店に当たり前のように来てるとか
いいご身分だなこの野郎!俺でさえ行ったことないのに!(えー

それにしてもこういう時の挨拶で「お疲れ様です」って言葉が出てくるオサムを見てるとほんと社会人っぽいですね
俺が思うに、お疲れ様ですっていうのは社会人の挨拶で
中高生の挨拶っていうのは「ちわーす」とかそんな感じのイメージがあるんで
こんな風に言ってるオサムを見ると年齢とのギャップでなんだか面白いですね

あと辻は確か女の子と接するのが大の苦手っていう設定があったはずだから
こんな風に女子が3人も隣にやってきたのを見て内心震え上がってるでしょうね(えー

最後に気になるのはやっぱり二宮で、こいつが次回何を言うのか実に楽しみですね
東さんのように千佳ちゃんを見て鳩原さんを思い出したりするのかなーとか
なるべく安い肉を注文しようとするオサム達を見て「ぬるい注文しやがって…」とか言いながら
惜しみなく最高級肉を頼みまくったり、そんな最高級肉をオサム達にも少しめぐんでやって、おいしいおいしいと言う姿を見ながら
「だろうな、つまりはそういうことだ」って勝ち誇ってみたり
こなみ先輩あたりがもっと肉をもらおうとしたら「俺の肉(カルビ)だ」って自分で食ったり
デザートにアイス2個頼んで積み重ねて雪だるま気分を味わったり、そういう面白シーンがあるのかなーって今から楽しみです
二宮はほんとネタの宝庫だからすげえよな…本人はいたって真面目なのに何やってもネタになるからすげえよ。次回に続く!


ジャンプSQ感想:ワールドトリガーおまけ

さて今月のワートリ本編については昨日感想を書き上げたわけですが、
今日はちょっとその他のことについて語りたいと思います。なんの話かっていうとこれですよ



そう。今月の作者コメントです
本編を見終わった後に気づいたんですけど、なにげにこれ結構ギョッとするコメントですよね
「人間ドックに行ったら胆嚢に石ができやすい体質らしく、胆嚢取りますか?とのこと。さらば内臓?」って
葦原先生今度は胆石で体がピンチなんですか!?
ちょっ、一難去ってまた一難かよ!首の故障から復帰したと思ったら今度は胆石って!いやああああああ
つくづく健康って大事だなと思い知らされますね…どうにかして健康第一で良好な体を取り戻して欲しいもんです

それと胆石といえば、この間テレビで見たんですが
食事の間隔を空けすぎると胆石ができやすくなってしまうみたいですね
というのも、胆石っていうのは胆嚢の中にある胆汁っていう液体が固まったもので
この胆汁は食事をすることで正常に消費されるわけですが、しかし食事をせずにいると
胆汁が消費されないまま胆嚢の中で凝縮されてしまって、最終的に胆石になってしまうんだとか。

なので、1日1食とかみたいに食事の回数が少ないと、胆汁が凝縮される時間が長くなって
胆石ができやすくなってしまうわけです。それを防ぐために1日3食とかにして胆汁を定期的に消費してやることが大事で
その時見たテレビだと食事の間隔が12時間以上空かないようにするといいって言ってましたね
まあテレビの情報なんでどこまで信じていいのか分かりませんが、胆石が出来るメカニズムから言っても
食事の間隔が空きすぎないようにするっていうのは大事なことだと思います。
俺としても今まで胆石のリスクを知らずに食事を抜いちゃうことあったから、明日は我が身かもしれないし気をつけたいですね



・ワートリ感想おつかれさまです。ぼくも修のイヤな予感は自身に関するものとばかり思い込んでいたのでズコーとなりましたが、
 たしかにヒュースの正体バレるのも大変なことですよね…でも「間違った道に入り込んだような不安」「揺れるな」ってほんとのほんとにそのことなのかな…
 大志さんのように理論立てられないのでただの感情論ですが^^;
 あと鳩原さんの反応はむしろそれが普通ではと思ったり…換装後といっても容姿自体は元と全然変わらないのに
 みんな平気で首や腕切ったりしてるし…ボーダー隊員のメンタルってとてつもなく強いんですね… by いぬ

いぬさんこんにちわ、「鳩原さんの反応はむしろそれが普通なのでは」ってことですが、
これについては以前劇中でレイジさんもそんなようなこと言ってましたね



その時のセリフがこれです。「人が撃てないのはある意味正常なことだ」っていう。
やっぱり人を撃つってなると多少なりとも抵抗感があるのが普通であって、
なんのためらいもなく撃てちゃう方がむしろ危ないヤツだと思いますね

ボーダーのランク戦は生身じゃなくトリオン体で戦ってるわけですが、
生身じゃないと分かっていても「リアルすぎて無理」っていう気持ちもあるだろうなと思います
たとえばなんですけど、俺もグロいのとか結構苦手な方で
生身じゃなくて作り物の映像だとしても、グロくて目をそむけたくなる瞬間とかあるんですよね

たとえば最近PS4とかでよくあるリアルな銃撃戦のゲームとか。
最近のゲームってほんと映像がリアルになったわけですけど、
そういう映像で人を撃ったり体のあちこちが吹っ飛んだりするのを見ると
すげーグロくて嫌な気持ちになって「こんなゲームやりたくねえや」って思う時とかありますね

たとえばね、俺は子供のころ忍者龍剣伝っていうファミコンのゲームが好きで
当時はけっこう夢中になってやりまくってたんですけども



ただ、俺が大人になる頃にNINJA GAIDENっていうこのゲームの続編が作られた結果、
そのゲーム映像を見てみたらグラフィックの進化によって映像がめちゃくちゃリアルになってて
敵の体をグチャグチャに斬り裂いて殺したりするのがリアルすぎて
それがグロくて俺はとてもプレイできなかった
んですよ

いやマジで、ゲームの映像だと分かってても、やっぱり生理的に無理なもんは無理っていうか
人間の体がグチャグチャになったりするのを見るのは「うげぇ…」って気持ちになりますね
あとはあれだ、映画のプライベートライアンを見た時なんかも似たような気持ちになりました

プライベートライアンっていうのは戦争を題材にした有名な映画で、
特に冒頭の激しい銃撃戦のシーンがすごくリアルなことで話題になったんですが
俺はまさにその銃撃戦のシーンを見るのがつらくて画面を直視できなかったですね

銃弾が次々と人の体に直撃してどんどん人が倒れていくっていう
「これは映画なんだ、映像は作り物なんだ」って頭で分かってても
映像がリアルすぎて直視するのがマジきついっていう、そんな経験がありました

ワートリのトリオン体についても、見た目は生身の人間そのものであまりにもリアルだから
「これは作り物の体なんだ、生身じゃないんだ」っていくら頭で考えても
それを撃って体のあちこち吹き飛ばしたりグチャグチャにしたりっていうのは
生理的に気持ち悪くて無理って人はいるだろうなと思います。
というか俺自身もそういうタイプの人間かもなあと思うしね…PS4のリアルすぎるゲームとかそういう理由で全然やってないんだよな


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第178話「二宮隊」



さて前回、焼肉屋の「寿寿苑」で二宮隊とまさかの遭遇を果たしてしまった玉狛メンバーですが、
今回はというと、二宮隊に気づくなり辻のことをいじりまくって遊んでますね
「辻は女の子と接するのが大の苦手である」と前回の感想でも説明しましたが、
今回の冒頭はまさにそれを実際に絵で見せる内容になってますね

ここで辻の言ってる「ど……かれさまです……」っていうのは
たぶん「どうもお疲れ様です」って言いたかったのが
キョドりまくってこうなっちゃったって感じなんだろうな(えー

それにしてもこの場面見てて思うのは、辻って相当女子ウケいいだろうなってことですね
顔立ちが整ってるイケメンで、これだけ照れ屋ってなると
女子としてはやっぱり「辻くん辻くん」ってからかいたくなるだろうし
照れ屋なのも「真っ赤になっちゃって可愛い」って母性本能をくすぐられそうだし
好きなものが恐竜ってところも「子供みたいで可愛い」って言われそうだし
可愛いだけじゃなくて実はデキる男で、上位のエリートチームに所属してて個人成績でもマスタークラスだし
なにげに身長178センチあって背もけっこう高いし
名前が新之助で刀を持って戦うところも武士みたいでかっこいいし
もうなんていうか女子ウケの塊のようなキャラというか
どこをどっから見ても女子ウケ要素しかない男って感じがしますね(えー



さてともかく、すぐ隣のテーブルに座った二宮隊と玉狛は、みんなでワイワイ話しながら肉の注文を行うことに。
というかどの肉を食べるかで出てくる名前がカイノミとかギアラとか何それ!?お前らマニアックすぎんだろ!
そんな肉聞いたことねーよ!ギアラと聞いて俺が思い浮かべるものと言ったら殺生院キアラぐらいなもんだな…(えー



あとさっきの場面、みんなが「どの肉にしようか」ってワイワイ話し合ってる中で
1人だけしれっと飲み物注文してる二宮にワロタ
話の輪に入れや!肉の話をしてる時になんで飲み物注文してんねん
それとジンジャーエール頼んでるのはそれお前の好物だからだろ知ってんだぞ!
たぶん二宮的に「は〜ジンジャーエールで一杯やりて〜」って気持ちがあって
おっさんがとりあえずビール頼むみたいな感覚でとりあえずジンジャーエール頼んでるんじゃないでしょうか(えー

じゅうじゅうじゅう

「は〜いタン塩」

「この肉あたしが育てるから、ウェルダンまでいくから」

そんな中、ついに注文を終えて肉を焼き始めた一同ですが、どうやら玉狛が頼んだのはタン塩だったみたいですね。
ふ〜むタンか…俺的にタンってあれなんだよなー。要は牛の舌なわけだから
あれ食べてる時って牛とベロチューしてる気分になるんだよな(えー
そのベロチュー気分がどうも嫌で、俺はカルビとかロースとかそういうのばっかり頼んじゃいますね

「あっ、この子はまたご飯ばっかり食べて!」



ってそんな中、肉に目もくれずにひたすら米だけをむさぼり食っていた千佳ちゃん。
見る限りだと米を次々におかわりしててすでにどんぶり3杯くらい食ってるみたいですね
どんだけ食うねんマジで!今は世間で炭水化物抜きダイエットとか糖質制限ダイエットとか特に注目されてるから
これだけ米を食いまくる子そうおらんで!(えー

まあ千佳ちゃんの好物といえば「白いごはん」と以前から設定されてましたからね
にしても二宮の「ジンジャーエールが好き」とか、辻の「女子と話すのが苦手」っていうのもそうですけど
今まで設定だけで書かれていたものが、本編ではじめて描写されるっていうシーンが今回すごく多いですね
葦原先生はこういう設定をまとめて本編に落とし込む機会を狙って、今回の焼肉話を考えたんだろうか?



「氷見先輩とはふつうに喋れるんですね」

「ひゃみさんとはさすがに付き合いが長いからね」

「辻ちゃんがまともに会話できる女子は、今のところひゃみちゃんと鳩原ちゃんだけだよね」

(鳩原先輩…!)

「三雲くん達は知ってる?鳩原ちゃん、抜け駆けして"あっち"に行ったウチのスナイパー」

「あ、はい…」

「そういえば鳩原先輩がいなくなる直前も焼肉だったね」

「犬飼先輩の誕生日肉だね」

「あのタイミングでまさか一般人と渡航しちゃうとはねー」

「ボーダーにいても"むこう"には行けなかったからしょうがないんじゃない?」

(鳩原さんのこと…意外と軽く話題に出せる感じなんだな…もっと深刻な感じかと思ってた…)

ってそんな中、急に鳩原さんの名前が出てきてギクッと硬直してしまうオサムでしたが
辻や犬飼たちはそんなオサムの緊張なんてどこ吹く風って感じで、
普通の世間話ってぐらい気軽に鳩原さんとの思い出を語ってますね

ふむ…オサムも驚いてますが、鳩原さんの話題がこれだけすんなり話せるっていうのは驚きでしたね
今までは俺も二宮隊にとって鳩原さんはタブーみたいな存在というか、鳩原さんの話題に触れたら一瞬で二宮隊の空気が凍りつくような
そういう「触れてはいけないもの」ってイメージを持ってましたが、実際はこれだけ軽く話せることだったんですね

もしかして、鳩原さんのことをガチで重く受け止めてるのって二宮だけなんじゃないだろうか(えー
辻や犬飼からしたら、いま軽く話したぐらいの「鳩原さん?元チームメイトだよ」って認識でしかないのが、
二宮からしたら「なんでだ鳩原、なんで俺に相談してくれなかったんだ」ってぐらい引きずってるとかそういう…



あとはユズルなんかもそれぐらい考えてそうですよね、ユズルは唯一の師匠として鳩原さんを慕ってたわけだし
それが突然いなくなってしまったとなれば、喪失感も相当すごそうだなと思うので
二宮とユズルだけは鳩原さんの失踪を重く受け止めてるとかありそうですよね
今まで鳩原さんの話が重いと感じていたのは重く受け止めてるマンの2人から先に話を聞いたのが原因なんじゃなかろうか(えー

まだストーリーの途中ですが今日はこのへんで。続きはまた明日以降に書きたいと思います


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第178話「二宮隊」 つづき

それではワートリ感想のつづきを書いていきたいと思います
この間は確か、犬飼たちとの会話の中で鳩原さんの名前が出てきて
「まさか焼肉パーティーの直後に異世界行っちゃうなんてねー」ってところまで書いたんでしたっけね

「あの、鳩原先輩はなんでそんなに"むこう"に行きたがってたんですか?」

「雨取ちゃんと同じだよ。弟くんが"むこう"に連れて行かれたんだって」

「弟さんが…!?」

「弟くんを探しに行くために遠征選抜を目指してたけど、メンバーには選ばれなかった」

「人を撃てなかったからでしょ」

「そう、そこも雨取ちゃんに似てるよね」

そしてここで、オサムの疑問から鳩原さんが異世界に行きたがっていた理由がついに明らかに。
その理由は弟が異世界に連れ去られたからとのことで、犬飼も言ってるように千佳ちゃんとそっくりですね。
千佳ちゃんが異世界に行こうとしてるのは友達が異世界に連れ去られたからっていうのと
さらに兄まで異世界に出向いて戻ってこなくなったからって理由なわけで
「人が撃てない」ってところも含めて鳩原さんと千佳ちゃんはやたら共通点が多いですけど
それには何か意味があるのか?と勘ぐっちゃいますね

「もっとも雨取ちゃんは、昨日の試合でそれを克服したかもしれないけど」

「(ぎくっ)」

ってそんな中、千佳ちゃんの人が撃てない性分について「昨日の試合で克服したかもねー」と突っ込んできた犬飼。
千佳ちゃん本人もギクッとしてるみたいですが、本当に千佳ちゃんは例の問題を克服できたのかってことを
俺の口から言わせてもらうと

まさか。
さすがにそれはないです

って感じですかね(えー
いやマジで、最近やたらと「そろそろ克服できたんじゃない?」「ねえねえ克服できたんじゃない?」
千佳ちゃんに言ってくる作中キャラが多いですが、俺から言わせてもらえばまだまだ全然ですよ
まだまだ克服できたと言うには早すぎると。そう思う理由については後でまたじっくり語ろうと思います

「次の試合は千佳1人で全員爆殺だから覚悟しとくことね」

「その可能性がないとは言い切れないのが恐いとこだけど、いきなりそれは雨取ちゃん覚醒しすぎでしょ。
 雨取ちゃんも一応警戒しとくとして、現状はやっぱ空閑くんとヒュースくんの二枚看板が現実的な脅威って感じだよね。
 ヒュースくんのあの強さ、ボーダーのトリガー使い始めとは思えない自在さとダイナミックな発想、戦術…
 トリオンにもまだ余裕あるだろうし、いろいろ隠し玉がありそうだよね。
 そういえばトリオンの大きさの割に、なんとなくアステロイドの威力が低いような気がしたけど、弾にも何か仕掛けがあるのかな?」

(…こっちの作戦を見抜かれてる…?)

って、ここでこなみ先輩が「千佳1人で全員ぶち殺すから覚悟しとけ」とハッタリをかましますが
犬飼はそれをあっさり流して「やっぱり警戒するならヒュースくんでしょ」みたいにヒュースの話をし始めました
ふむ…それとヒュースの撃っていた弾について「アステロイドにしては威力が低かったよね」
威力って部分に着目して何か別の弾を撃っていると勘づいたみたいですね

うーむなるほど、確かにアステロイドは使用者のトリオンが高ければ高いほど威力が増す弾だから、
ヒュースぐらいの圧倒的なトリオンを持つキャラが撃てば、もっととんでもない破壊力になるってことか
言われてみればゾエさんなんかも、トリオンが結構高めのキャラなので
アステロイド撃つと破壊力がすごくてヘビーガンナーとか呼ばれてましたよね



そしてヒュースはゾエさんよりもさらにトリオンが高いから、もしアステロイドを撃ったなら
あきらかに他の隊員を凌駕するような壮絶な火力になってなきゃおかしいってことか。
すでに犬飼はここまで気づいてるようなので、こうなるとヒュースの弾が実はバイパーであることも特定されてしまうでしょうね

というのもですよ、ワートリの弾ってアステロイドの他にあるのは
メテオラ、ハウンド、バイパーの3種類なわけですが
まずメテオラは着弾した瞬間に大爆発する弾だから、弾が爆発するかどうかで見分けられると思うんですよね
そしてヒュースの弾は爆発していなかったから「メテオラはないな」と除外できるわけで

次にハウンドなんですが、ハウンドは敵を自動追尾する弾だから、敵をホーミングしているかどうかの軌道で見分けることができ
ヒュースの弾はそういったホーミングをせず真っ直ぐ飛んでいたから、「ハウンドもないな」と除外できるわけで

そうなると残るのはもうバイパーしかないんですよね。バイパーは軌道を自分で設定できる弾だから
軌道をまっすぐに設定すれば直線的に飛ばすことも可能だし、実際ヒュースはそうやっていたわけで
「使っていたのは多分バイパーだ」っていう風に、察しのいい犬飼ならここまで気づいてしまうだろうと思いますね

「上がるぞ」

「あれ、まだ駆け引きの途中なのに〜」

ってそんな中、いつの間にやら焼肉を食い終えて「そろそろ帰るぞお前ら」と帰り支度を始めてしまった二宮。
マジかよちょっと待て二宮!お前今回飲み物頼んだシーン以外ほとんど喋ってなかっただろ!(えー



もうちょっと会話に参加せーよ!この他にもまあ一言二言ぐらいは喋ってましたが少なすぎやって!
犬飼があれだけ喋ってたのに比べるとメチャクチャ無口やな二宮
二宮隊のコミュ力を比較すると犬飼>>>>辻>>二宮ってぐらい差がある気がするわ(えー

「ふむ、バイパー作戦はバレてたか」

「たぶん…せっかくヒュースが次のために隠しておいてくれたのに…」

「別に問題はないだろう。バイパーは二宮隊以外のチームに当てれば点を取れる。二宮隊には新手を考えればいいだけだ」

そしてオサムも焼肉屋から玉狛支部へと戻り、ユーマやヒュースにさっきの話を伝えますが…
しかしヒュースは、バイパー作戦がバレたくらいはどうってことないと考えているみたいですね
「また新しい作戦を考えればいい」とのことで、
「二宮隊をぶっ倒す作戦ぐらいすぐに考えてやるよ」って感じで頼もしい奴ですねこいつは

それとバイパー作戦は他のチームに使うとのことですが、俺的にはこの作戦をどのチームに使うべきかっていうと
それは弓場隊だなって気がしますね。
もっと言うと生駒隊には見破られてる可能性があるんじゃないかと俺は思ってます



なんでそう思うかっていうとですね…生駒隊には水上がいるからですよ。
水上はこのバイパー作戦に関しては相当鼻が効くんじゃないかと俺は思ってます
なぜなら水上は「アステロイドと見せかけて別の弾を撃つ」って戦法を
非常に得意としているキャラだから
ですよ



実際、こんな風にアステロイドと見せかけてメテオラを撃ったり、
別のシーンでもアステロイドと見せかけてハウンドを撃ったり、
ヒュースとよく似た戦法をすでに自分でやっていたので、その経験からバイパー作戦にも気づいてしまうんじゃないかと思うわけです

さらに言うと水上って、アホキャラ揃いの生駒隊の中でも唯一の頭脳派キャラであり
そういう頭脳派って特徴からしても、「ヒュースの作戦を見抜く」って展開はありうるなと思うんですよね
なので、今回の犬飼のように水上もまたバイパー作戦に気づいていると考えると
あとはもう犠牲になるのは弓場隊なんじゃないかって気がするんですよね

「あんしんしろおさむ、にのみやたいはうちのヒュースがたおす」

「ふむ…陽太郎の言うことも一理あるかもね」

「一理ある…というと?」

「トリオンで二宮さんに勝ってるのはヒュースくんと千佳ちゃんだけだから、正面からぶつかるならその2人なんだよね。
 千佳ちゃんがシールドでフルガードしつつ、ヒュースくんの弾トリガーで戦えば射撃戦は無敵だと思うんだよね」



「確かに…削り合いならまず負けないわ」

「ブレードでにのみやさんに近づくのはしんどいしな」

ってそんな中、とりあえずの二宮隊対策としてヒュースの攻めと千佳ちゃんの守りを組み合わせたコンビプレイを発案したしおりちゃん。
俺はこれどう思うかっていうと結構いい作戦だなと思いますね。
というのもやはり千佳ちゃんのシールドを活用しようと思ってるのがいいと思うんですよね

以前に俺が二宮隊との試合の感想で言っていたのが、
「千佳ちゃんのシールドは防御力255の最強の盾なんだから、これをもっと活用すべき」ってことだったわけで
そういう主張をしていた身からすると、作中で千佳ちゃんのシールドを活かそうって考えるシーンが出てくるとすごい嬉しいですね

千佳ちゃんの性格的にも、シールドによって味方を守る立ち回りっていうのはすごく向いてると思うんですよね
シューターとかアタッカーとかの分類で言うならシールダーってところでしょうか
つまりFGOのマシュ的な感じになるのが一番向いてるんじゃないのかな(えー

あとなにげにユーマが「ブレードでにのみやさんに近づくのはしんどい」って言ってるのは
やはり以前の試合で実際にそれを経験したからですかね



そう、この時の試合でユーマは、せめて二宮に一太刀浴びせようと
グラスホッパーの連続ジャンプで距離を詰めにかかったわけですが、
しかし二宮の巧みな弾幕にはその動きも通用せず、まんまと迎撃されてしまったわけで。



やっぱりこの経験からすると、二宮相手にアタッカーが戦うには
まず接近するのが相当にしんどいというか、正面から向き合ったら近づけずにやられてしまうと思うんですよね
そういう意味ではさっきのヒュース&千佳ちゃんのコンビ戦法って、
二宮と正面から向き合っても遠距離から削り合いで勝てるわけだから
二宮と戦うための選択肢としてはかなりいいセン行ってると思うんですよね

最近の試合でも鈴鳴第一が村上が盾となって防御しつつ、来馬さんが二丁ライフルで攻撃するってコンビ戦法をやってましたが
うまくいけばそれに似た戦果を挙げられるんじゃないのかな

「射撃戦はそれでいいとして、機動戦になれば千佳はついてこれないぞ。
 戦術のひとつとしては悪くないが、別案も欲しいところだな」

ってそんな中、千佳ちゃんとのコンビ戦法について足を止めての射撃戦でなら強いということを認めつつも
あちこち飛び回るような機動戦となると、千佳ちゃんがさすがについて来れないのではと指摘するヒュース。
なので、その欠点をカバーするような別案も考えたいと…なるほどなるほど、こういうのいいですね

何がいいかって、千佳ちゃんの出来ることと出来ないことを考えて、
出来ない部分に関してはちゃんとフォローしてあげる
ようなことを考えてるのがいいと思うんですよ
こういうの素晴らしいと思います、仲間の出来る部分は活かし、出来ない部分はフォローする。チームとして理想的な考え方だと思いますね

たとえば逆に、チームとして全然ダメな考え方がどんなのかっていうと、
仲間の「出来ること」と「出来ないこと」っていうのがまったく分かってなくて、
とにかく無茶な要求ばかりをする
っていうのがそうだと思うんですよね

無能な上司とかによくありがちなやつ。部下の能力がわかってなくて、無茶な要求を部下に押し付けて
それを部下が出来ないとなると「なんでこんなことも出来ないんだ!」って怒鳴り散らすという。
結局それって、部下が出来ないことが悪いんじゃなくて、
部下の能力を上司が理解してないのが悪いというか
ちゃんと相手の能力を理解して指示を出さないと意味がないと思うんですよね

どんなことなら出来るのか、どんなことなら出来ないのか、
出来る部分はどう活かすのか、出来ない部分はどうフォローするのか、
そういうことを理解してはじめてちゃんとした指示が出せると思うわけで。
そう考えると最近のFGOでシオンが似たようなこと言ってましたよね

 
 
 

「敵がなにで、なにが出来て、なにが出来ないかをまずは知らなければならない」っていう。
これは敵を倒す方法についての考え方ですが、考えのアプローチの仕方としては同じだと思います
敵を知り、味方を知れば百戦あやうからずという言葉もありますが
敵を倒すにしろ味方を活かすにしろ、まずはその能力を正しく知ることが
指示を出す者としては重要だってことですよね

まったく関係ないんですが俺はFGOのシオンが結構好きです(えー
シオンって他の作品に出てた時とはかなり見た目が変わってて、
しかも水着ジャンヌと顔が使い回しみたいに言われてすげー叩かれてるんですけど
俺はぶっちゃけ可愛いと思うんだよな…出てくるたんびにシオン可愛いやんと思ってるし
正直FGOのキャラの中で俺の評価では相当上位というか、
もしサーヴァントとしてシオンが使えるなら課金してでもガチャ回したいぐらいなんだが…(えー

なんか話がそれちゃいましたね、とりあえず今日もまた最後まで書き切れなかったので
とりあえずここまでアップして続きはまた次の更新で書きたいと思います
 



ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第178話「二宮隊」 つづきのつづき



それではワートリ感想の続きですが、この間はヒュースと千佳ちゃんのコンビ戦法について
玉狛メンバーが意見を出し合ってる場面まで書いたんでしたっけね。
このコンビ戦法について、この前の感想で「千佳ちゃんのシールドの硬さに目をつけてるのがいい」とか
「千佳ちゃんの出来ること、出来ないことをちゃんと考えてるのがいい」とか色々誉めたわけですが
実はもうひとつ誉めたいことがあります。それが何かっていうと
千佳ちゃんの能力をどう活かそうかってことを仲間みんなで話し合ってるってことですね

千佳ちゃんの能力はチームを構成するうえで重要なパーツのひとつであり、
それをどう活かそうかとチームのみんなでアイデアを出し合って、
チーム一丸となって同じ方向を向いて戦おうとしてるわけで。それがいいと思うんですよね
以前の玉狛はこういうことが出来てなかったと思うんで。



俺がそれを実感したのがこのシーンです
そう、千佳ちゃんが鉛弾での戦い方を習得しようと練習に励んでいた時、
その時にアイデアを色々と出してくれたのはユズルと出穂だったわけで
要するにその場に玉狛のメンバーはおらず、相談に乗ってくれたのは千佳ちゃんの友達だけだったわけです。

なら玉狛のメンバーは千佳ちゃんの相談に乗ってくれないのか?ってことを出穂が質問すると
「修くん達がやることの邪魔したくないから…」と千佳ちゃんは
オサム達に相談することをすごく遠慮している感じで、話し合いができてないってことを言っていたんですよね



俺が以前、この部分の感想を書いた時に、
「これじゃ玉狛はチームとして機能不全を起こしてるようなものだ」と書いたのをよく覚えてます
千佳ちゃんの能力をどう活かすかってことを相談できておらず、
チームとしてのまとまりが薄い状態になってしまっており、お互いの意思疎通が取れていない「個のチーム」になってしまっていると。

以前の玉狛にはそういう欠点があったと思っていたわけですが、
ただ今の玉狛はどうかというとそんな欠点はもうすっかり解消したことを実感しましたね
それに関しては、さっきの相談するシーンの画像を並べてみると分かりやすいと思います

こんな風に並べてみると、この2つのシーンは構図自体も非常によく似てると思うんですよね
右上のコマ、左上のコマ、下のコマという3つのコマで構成されていて、仲間同士であれやこれやとアイデアを出し合い
そして千佳ちゃんはニコニコしながら話を聞いているっていう。
そういう意味で非常によく似たコマだと俺は思っており、
玉狛が以前できていなかった「仲間同士の相談」が、今ではできるようになった
ということが明示されているように思うわけです。そういう意味で、玉狛の成長を感じるシーンだと思いますね

「よし、じゃあこうしよう。ヒュースと千佳は二宮隊のログを見て射撃戦の対策を練る。
 ぼくと空閑はそれ以外のパターンを考えよう、他のチームの情報収集もだ」

「了解!」

----------------------------------

「うーん、二宮さんと撃ち合いしたがるチームってあんまりいないから、射撃戦のシーンあんまり見当たらないね」

さてともかく、オサムの一声によって手分けして二宮隊対策を練ることになり、
千佳ちゃんとヒュースは正面から射撃戦を挑むということを想定してログを見直しますが、
しかしそもそもそんなチームは全然いないということで悩んでしまいます

まあそうですよね…相手はボーダーの中でもナンバーワンのシューターなわけだから、
わざわざそんな奴と正面から撃ち合う隊員なんていないってことか
そういう「二宮と撃ち合う隊員なんていない」って空気についてはね…
以前の二宮隊との戦いでのゾエさんの動きを見れば分かりやすいと思うんですよ

 
 

というのもこの試合のゾエさんって、試合開始早々二宮に目をつけられてしまって
さんざん追い回されるハメになってしまったわけですが、
追ってくる二宮に対して撃ち合いを挑むようなシーンは一切なく
ひたすら逃げることしかしなかったんですね。

仲間たちのセリフからしても、二宮に狙われた時点でゾエさんは死んだも同然
やられることを確信しており、「なるべく粘って死ね」と言われるくらい
逃げ回って粘るくらいしか出来ることがないと言われていたわけですね

この事実っていうのはですね…今になって考えると実に恐ろしいなと思いますよ
なぜならゾエさんっていうのは、そんじょそこらのガンナーとはワケが違うほど火力の高いヘビーガンナーと呼ばれており
その火力ゆえに撃ち合いに非常に強く、実際にこの前の試合でも大活躍していたからですよ



そう、この試合でゾエさんは、同じガンナーの来馬さんと正面から撃ち合った時に
一方的に来馬さんを打ち負かしてしまうくらいガンナーとしての格の違いを見せつけていたわけです
実際、ゾエさんがガンナーとして稼いだポイントは9728点という破格の数値であり
二宮隊の犬飼ですら8422点であることを考えると、ゾエさんはガンナーとして間違いなく超一級の腕を持っているということですよ

さらに言うなら、シューターとガンナーが撃ち合った場合というのは
基本的にガンナーの方が有利というのがワートリ世界のセオリーなわけで

 
 

実際、ガンナーとシューターが正面から撃ち合ったらシューターの方が苦しくなることを
オサムが身をもって証明してましたよね

つまり話をまとめると、シューターとガンナーの撃ち合いは基本的にガンナーの方が強く、
さらにそんなガンナーの中でも、ゾエさんは特に撃ち合いに強い上位の存在という意味で
真っ向からの撃ち合いとなったらゾエさんに勝てる奴なんてまずいないだろうという話になるわけです

がしかし、それだけの材料が揃っていてもなお、
それでも二宮にはかなわないという事実が恐ろしいと思うわけです
ゾエさんの能力を持ってしても二宮と撃ち合いなんかしたら確実な死が待っているわけで
ガンナーが有利だとかゾエさんが強いだとかそんな話は二宮の前ではまったく通用しないってぐらいの
圧倒的な強さを持っているってことだと思うんですよね。だからこそ二宮に撃ち合いを挑むキャラが全然いないと。

特にB級じゃそんなキャラはいないでしょうね…A級の最上位ガンナーとか連れてこない限り
二宮との正面対決なんて出来ないんじゃなかろうか。
ただ、そう考えるとヒュース&千佳ちゃんのコンビは、その正面対決が行える非常に貴重な存在なので
二宮としても真っ向からの撃ち合いで負けた経験なんてないだろうし、それで二宮のペースを乱せたら大きな成果に繋がりそうですよね

「戦術の話をする前に、ひとつ確認したいことがある。千佳」

「?」

「おまえ本当は人を撃てるんじゃないのか?」



「えっ…」

「え…!?ヒュースくんどういうこと!?千佳ちゃんは撃てないって知ってるでしょ!?」

「千佳がそう言ってるのは知っている。が、事実がそうだとは限らない。
 "自分は人を撃てない"と信じ込んでいるだけの可能性もある。
 オレは、千佳は人を撃てると思っている」

ってその時、急に千佳ちゃんの人を撃てない問題について言及し始めたヒュース!急にグイグイ来るなお前!(えー
「お前実は人を撃てるんやろ?なあ撃てるんやろ?」とヒュースが遠慮なく踏み込んでくるせいで
千佳ちゃんはかなりうろたえてますよこれ、Zガンダムで言うところの
「土足で人の中に入るな!!よくもズケズケと人の心の中に入る、恥を知れ俗物!!」
って気持ちなんじゃないでしょうか(えー



それにしてもこの「本当は人を撃てるんじゃないのか」というセリフ、
最近とにかく作中で言われまくってますよね。千佳ちゃんが何かするたびに言われてると思うわけですが
ただ俺の目線から見て、千佳ちゃんがすでに人を撃てる状態になってるかというと
まだ全然そんな状態になってないと思うんですよね。
ぶっちゃけどのキャラも早合点しすぎやろと。ちょっとは落ち着けと。今まで撃てなかったものが急に撃てるようになったって、
そんな0が100になるみたいな急激な変化を千佳ちゃんに求めすぎやろと。
とりあえず最近の「千佳ちゃんは人を撃てる」と言われてるシーンを振り返ってみると



まずはやっぱりこれでしょうね、当馬さんが言い出した
「チカ子は人撃てるだろ。その気になりゃ」というセリフ。
ここから全ては始まったと言っても過言ではない重要なセリフですが
俺としてはここで最も重要なのは「チカ子は人撃てるだろ」ではなく
「その気になりゃ」の方だと思うんですよね

要するに「その気になれば」という条件をクリアして始めて千佳ちゃんは人を撃てるようになるという話であって
そこをクリアできてないうちはまだ人を撃てないままだと思うんですよね。この後に続く当真さんの話からしても、
「どこまで行っても人を撃てないって奴はいるが、チカ子はそういうタイプじゃない」っていうのは
たった今撃てるってことではなく、いずれどこかで撃てるようになるって話だと思うし
「チカ子は追い込まれれば撃つんだから、これからは追い込んだほうがいい」っていうのも
追い込むように訓練を工夫すれば、いつかは撃てるようになるって話だと思うんで
今すぐにでもバンバン撃てますとかそういう話ではないと思うんですよね

要するに将来性の話というか、今すぐ千佳ちゃんが人をバンバン撃てますよって話じゃなくて、
ここから先の訓練しだいでいずれは撃てるようになるって話をしてると思うわけで
たった今の現在ではなく将来は撃てるようになる素質があるってことを言ってるように思うわけです

そして、千佳ちゃんが人を撃てるようになるために重要な要素となるのが
「その気になれるかどうか」っていうメンタル面の話であり、別の言葉で言うなら
覚悟を決められるかどうかってことだと思うんですよ。
自分の手で敵を仕留めるという覚悟を決められるかどうか。
この覚悟がない限り千佳ちゃんは人を撃てるようにはならないと俺は思うわけです

 
 

そして次に注目したいのがこの場面、最近の東隊との試合の時に
メテオラの大爆発でうっかり奥寺を巻き込んでしまって
「たった今撃てるようになった可能性もゼロじゃない」
って奥寺に疑われてたシーン。

俺の理屈で言えばこの奥寺の考えっていうのはですね
なにを言っとんねんこのハゲって思うくらい的外れなこと言ってんなと思いますよ(えー
なぜなら俺の理屈だと、千佳ちゃんは敵を倒す覚悟を決めてはじめて「人を撃てるようになった」と言えるわけですが
この場面で千佳ちゃんが奥寺を倒すという覚悟を決めてメテオラを放ったのかと言うと
全然そんな覚悟は決めてなかったわけで
奥寺を倒そうなんてことはまったく考えてなかったわけで、
実際、奥寺がやられたと知った時には顔面蒼白になってうろたえてたくらいだから
これで千佳ちゃんが人を撃てるようになったと言うのは無理があると俺は思ってますね

野球で例えるならあれですよ、千佳ちゃんがピッチャーだとして
デッドボールを投げられる覚悟がついたかどうかと考えれば分かりやすいかと思います
デッドボールっていうのは大きく分けて2種類あって、
バッターにぶつけてやると最初から覚悟して投げたボール
バッターにぶつけるつもりなんてなかったのに結果的に当たってしまったボールっていうのがあると思うわけですが
この時の千佳ちゃんは完全に「ぶつけるつもりなんてなかった」タイプのデッドボールを投げており
それを投げたからって覚悟が決まるはずもなく、
「ああ…やっちゃった…」って後ろ暗い気持ちが残るだけだと思うんですよね



それはこの千佳ちゃんの表情を見れば分かりやすいと思います
まさに「ぶつけるつもりなんてなかったのにやってしまった」というピッチャーの心境そのものですよ
つまり、まだ全然人を撃つ覚悟なんて決まってないし、撃てるようになったとは言えない状態だと俺は思います



そして次に、今回の話で犬飼とこなみ先輩が
「雨取ちゃんは人を撃てない弱点克服できたんちゃうか?」
「せやで。次の試合は千佳だけで全員爆殺やで」
と語っていたシーンについて。

まあこれについてはお互いに腹の探りあいというか、ハッタリ合戦をしている場面なので
本気で言っているセリフではないと思いますが、まあとりあえず野球でたとえると
犬飼が言ってることは「もうデッドボール投げる決心はついたよなぁ?」と言ってるようなもんで
俺的には千佳ちゃんの心境は「ギクリ」というよりギョッとしてる感じなんじゃないかと思うんですよね
本人的には決心なんてついてないのに、相手が勝手に決めつけてきてギョッとしてるみたいな

それとこなみ先輩の言ってる「次の試合は千佳ひとりで全員爆殺だから」っていうのは
「次の試合は千佳がデッドボールでバッター全員殺すから」って言ってるようなもんで
ハッキリ言ってメチャクチャで現実には無理なハッタリというか
千佳ちゃんとしても「いやいや無理っすそんなの」って感じの反応してますよね



で、そんな中で最後にヒュースが言ってきたのが「おまえ本当は人撃てるんだろ」っていうね
何度も言うようですがまだそんな覚悟ついてないからっていうのが俺の考えです
撃てるとか撃てないとか結論を出すのはまだ早すぎるやろと。まずは千佳ちゃんの心理状態をよく知って
人を撃つための覚悟を決めるためにはどうしたらいいのかって、段階を踏んで進んでいくべきだと思うんですよね

まあとりあえず、今回ヒュースが「人を撃てないと信じ込んでいるだけの可能性だってある」
千佳ちゃんの心理状態に触れ始めたのはいいことだと思います
ただ、あんまりズカズカ踏み込んできたから千佳ちゃん相当びびってるけど(えー
ヒュースがそこをもうちょっと気遣えるキャラだったらよかったんだけど…
ただまあ、そこに関しては次回で陽太郎がフォローしてくれることを期待したいですね



今の状況の見てみると、千佳ちゃんやヒュースのすぐそばに陽太郎も座ってるわけですが、
陽太郎って唯一ヒュースにブレーキがかけられるキャラだし、場を和ますような雰囲気も持ってるから
「まてヒュース、ちかちゃんがこわがっているぞ」みたいに言ってくれれば
ヒュースをうまくコントロールしながら千佳ちゃんと話ができるんじゃないでしょうか。そんな感じで次回に続く


どうも皆さんこんにちわ。今日は突然ですが叙々苑の感想を書きたいと思います
なんでいきなり叙々苑なのかって言ったら当然ワートリのこのシーンがきっかけですよ

そう、この焼肉屋の寿寿苑に行くシーンを見て
あきらかに叙々苑がモデルやんけ!とか実際どんなとこなんだろうとかカイノミとかギアラって本当にあるんかなとか
一気に興味が湧いてきたので実際に行ってまいりました

とりあえず、実際の店でメニューを見て思ったのはですね、「うわ値段たっけぇ!」ってことでしたね
具体的にどれくらいかというと、普通のカルビが1800円、それより高い上カルビが3200円、さらに高い特選カルビが4500円って感じでした
数千円が普通みたいなメニューになっとる!これにはさすがに驚きましたね
これに比べたらうちの近所の焼肉屋なんて普通のカルビが390円とかだからマジ比べもんになんねーなとか
こなみ先輩が「あんまり高いの頼んじゃだめよ!」って釘を刺すのもうなずけるというか(えー

多分こなみ先輩的には、普通のカルビくらいが適正で上カルビとか特選カルビは頼むなってことを言ってたんじゃないのかな
1000円台ならなんとか出せるけど、3000円とか4000円になるとキツイって感じで。
ちなみに俺は何を頼んだのかというと4500円の特選カルビ頼みました(えー
いや、こなみ先輩の「あんまり高いの頼んじゃだめよ!」ってセリフがすごい頭に渦巻いてたんですけど
せっかく初めて来たんだからうまいもの食べて帰りたいなと思ったので。

あとあれですよね、4500円って値段は一見高そうに見えるけど
ソシャゲのガチャで爆死すること考えたら安いよなとも思いましたね(えー
たとえばFGOのガチャで「4500円課金したのに爆死しました(;;)」ってことをネットに書こうもんなら
「は?4500円ていどで何が爆死だよ、せめて10万円は課金してから言えよ」とかって
安すぎることをバカにされるレベルだから、それに比べたら4500円って
値段も安いしちゃんと欲しいものが出てくるしすげーありがたいなって…
いや冷静に考えたら安くないしソシャゲのガチャの方がおかしいんですけどね…(えー

ちなみにそんな4500円の特選カルビの味はどうだったかというと、
「たしかに美味しいわこれ。ただ…」って感じでしたね
ただ…っていうのはなんなのかというと、390円のカルビと比べると値段は10倍以上なわけですけど
美味さの方も10倍以上かというとそこまでじゃないなって気持ちになったんですよね

美味さの方は俺の感覚だと5〜6倍といったところでしょうか、
つまり値段の上がり幅に対して美味さの上がり幅が釣り合ってないというか
確かに普通のカルビより美味しいんだけど、値段の上がり方を考えるとちょっとなーといったところでしょうか
これについては刃牙のオリバのセリフが有名ですよね
手頃なワインの10000倍も値段が高い超高級ワインを飲んでみても
美味さはせいぜいが19倍、喜びもせいぜいが22倍っていうね

要するにこういう高級な味っていうのは、値段はめっちゃ上がるけど味はそこまでのレベルで上がらないというか
そういう意味じゃあんまり高いものを頼んでも見返りが少なくなってしまうって感じなので、
見返りと値段のバランスを取るためにも、「あんまり高いものは頼まない」って考え方は大事なのかもしれませんね

まさかこなみ先輩は
そこまで考えて…
(えー

ちなみになんですけど、犬飼や辻が言ってたような
カイノミだとかギアラとかいう珍しい部位は俺が行った叙々苑にはありませんでした
あいつらどこの叙々苑に行ったんだよマジで!(えー
そんなのなかったんだけど!まああいつらが行ったのは叙々苑じゃなくて寿寿苑だから
メニューについては叙々苑にはないものも色々と入れていたということなんだろうか。くそー



あと昨日の感想で触れられなかった話なんですけど、今月の作者コメントを見てみると
葦原先生はどうやら胆嚢を切除することになったようで
今度はその手術をするみたいですね…うわあああああ

やっぱり胆嚢ダメだったんですか!?胆石ができてヤバイって先月のコメントでも言ってましたが
結局は手術することになってしまったと…いやああああああ
もうほんと健康第一でお願いします!健康第一で!

あれだけ首を故障してしまった直後なだけに、こういう話を聞くとどうしても不安になっちゃいますね
ほんとお願いします健康第一で…というか「健康第一」って普段よく聞く言葉だから
ありがちで軽い言葉に聞こえるかもしれないんですけど、そこに関してはもっと重くもっと真剣にとらえてほしいですね
要するにこの世の何よりも健康を優先するってことですよ
健康よりも優先度で勝るものなど存在しないっていう、それぐらい重い意味で考えてほしいです

たとえば漫画家にありがちな、「体がボロボロだけど仕事がんばらなきゃ…」とか
自分をすり減らしながら仕事するなんて風潮はもうここらで捨ててもらって
健康よりも仕事を優先するなんてありえない。
健康こそがすべてにおいて最優先される
とか
それぐらいに考えてちょうどいいと思うんですよね。作者が体を壊すっていうのは読者にとって最大の悲劇なんで
とにかく体を大事に健康第一でやっていくという、そういう精神が漫画界にもっと広がってほしいですね

単行本感想:ワールドトリガー 第20巻



さて、今月はワートリ単行本の発売日であり、つい先日20巻が発売したところなので
今日はその感想を書いていきたいと思います。ワートリもついに20巻かぁ、20っていうとなんか大台に乗った感がありますよね

そんな今回のおまけページについてなんですが、結構いろいろと興味深い話がありました
まず最初に語りたいのはあれですね、こなみ先輩のアタッカー順位についての話ですね

こなみ先輩のアタッカー順位と言えば、ガロプラ編で第3位であることが明かされたりだとか
その後のヒュースとの会話で「ていうか実質1位だから」と言っていたりだとか、
結局のところ何位なのかよく分からないことになっており、「実質1位」を名乗るってことは
現在1位の太刀川さんや2位の風間さんに「自分は抜かれていない」と主張するだけの理由があるのかなとか
俺も気になっていたんですが、今回それについての解説があったわけです

その解説によりますと、こなみ先輩は以前、実際にランク1位まで登りつめたことがあるそうです。
ただし、その当時のランク戦では太刀川さんがやる気を失っている状態だったので、
太刀川さんはこなみ先輩とはあまり競っておらず、風間さんの方がこなみ先輩のライバルとして何度も戦ったんだとか。

ちなみに太刀川さんがやる気を失っていたのは、この時がちょうど迅さんが黒トリガーの風刃を手にして
ランク戦を卒業してしまった時期だったので、「迅がいないランク戦なんてやる気出ないわ…」
一時的に落ち込んでたってことみたいですね
このへんの話は腐女子の食いつきがよさそうだなと思いました(えー

ともかく、太刀川さん不在の中こなみ先輩は1位へと登りつめたわけですが、
その後しばらくして、こなみ先輩も玉狛の特殊トリガーを使い始めたことでランク戦を卒業し、
こなみ先輩の順位ポイントについては今までに稼いだ分だけが残ったってことのようです

そしてその後、やっとやる気を取り戻した太刀川さんがポイントを荒稼ぎして
こなみ先輩が残したポイントを抜き、さらに風間さんもそれに続いたことで
1位:太刀川さん、2位:風間さん、3位:こなみ先輩という現在の順位になったんだとか

ふーむなるほど、つまりこなみ先輩は太刀川さんや風間さんとの対決で負けておらず、
1位のままで引退したから「実質1位」と語っているわけですね
それにしてもこの話を聞くと、こなみ先輩って太刀川さんにかなり対抗意識持ってそうですよね

この「こなみ先輩は太刀川さんにめっちゃ対抗意識持ってる説」については、
確か18巻の最後あたりの感想でも語りましたが、今回の話を聞いて
よりいっそうこの説はアリだなって思うようになりました

なにしろこなみ先輩は太刀川さんとガチで競い合うことがないまま引退することになってしまったわけだから、
現在1位でブイブイ言わせてる太刀川さんを見て、元1位のこなみ先輩としては
「あたしがいなくなった後にでかい顔しやがってよー」って
面白くない気持ちとかありそうだし、どっちが本当の1位なのか白黒つけたいみたいに思ってる可能性ありますよね

それにこなみ先輩って負けん気が強いから、自分が太刀川さんより下だなんて認めたくないだろうし。
年上の太刀川さんのこと「太刀川」って呼び捨てにしてるのとかも、
「あいつには負けたくない」っていう気持ちのあらわれかもなーって思いますね

他のことも色々語りたいんですが、こなみ先輩のことだけで結構長くなっちゃったので、続きはまた後日にしたいと思います


単行本感想:ワールドトリガー 第20巻 つづき

さてそれではワートリ20巻感想の続きを書いていきます。この間はこなみ先輩の設定について語ったわけですが、
なにげに今回の巻ではザキさんの名前がちょくちょく出てくるということに俺としてはめっちゃ注目してました
たとえば葦原先生が質問コーナーで語った「車の運転免許持ってるキャラリスト」を見ていくと
東、冬島、加古、諏訪、堤、柿崎とのことで、ザキさんの名前あるやん!と思わず反応してしまったりとか。
俺としてはとりあえずザキさんの名前見たらそれだけで喜んでしまう病にかかってる人間なので
これだけでもご褒美みたいなところありましたね(えー

さらにザキさん情報といえば見逃せないのが、カバー裏のおまけページで語られていた嵐山さんのキャラ解説ですよ



この解説によると、嵐山さんは「19歳男子隊員に声をかけて京都旅行を決行した」とのことで、
19歳男子隊員って誰が該当するのかというと、迅さん、嵐山さん、イコさん、来馬さん、ザキさんなわけで
ここでも間接的にザキさんの名前が登場しているっていうね

しかも間接的どころか、さらに解説を読んでいくとぶったまげるような内容が書いてあって、
普段はみんなのまとめ役で落ち着いた性格の嵐山さんが、
ザキさんがいる時だけはボケに転向してキャッキャし始めるっていう
そんなことが書いてあるんですよね。いやこれってつまり嵐山さんが
ザキさんにそれだけ心を許してるっていうか、
ザキさんがいる時だけはまとめ役でなく等身大の自分になれるっていうか、
それぐらいザキさんに対しての絶対的な安心感を持っているってことだと思うんですよね

自分がまとめ役をやらなくてもザキさんがいれば安心だっていう、それだけの信頼があるからこそ
ザキさんの前でだけは嵐山さんも歳相応の振る舞いができるんだろうと思います。
あの嵐山さんですらそう思うくらいのまとめ役になれるなんて、
さすがザキさんは俺が最高の隊長だと認めただけあります

俺が思うに、理想の隊長とか理想の上司っていうのは
人望を束ねることで部下をまとめる人物のことであり、
隊長自身の能力が高いとか低いとかってことは大して関係ないと思っているので、
嵐山さんからこれだけ人望があり、まとめ役として信頼されているザキさん
隊長として素晴らしく適任であり、やはり俺にとっての最高の隊長はザキさん以外に存在しないって思いますね

というか嵐山さんって、ザキさんのことそれだけ信頼してたってことは
ザキさんが嵐山隊をやめるって言い出した時、
どんな心境だったのかすごい気になりますね



この時の嵐山さんの表情からは、その心境についてはいまいち読み取れませんが
心を許せる親友のザキさんがいなくなることを寂しいと思っていたのか、それとも
まとめ役として信頼するザキさんなら、きっといい隊長になるだろうと信じて送り出したのか
結構いろいろ想像できますよね。嵐山さんがザキさんのことを「これからはライバルだな」って言ってることからも、
たぶん嵐山さんとしてはザキさんのことをすごい隊長になると思ってて
ザキさんの率いるチームはいずれ嵐山隊のライバルになるだろうって、
それぐらいザキさんを評価してたんじゃないのかなと思うんですよね

さて、ザキさん語りはこのくらいにして他のキャラも見ていきますと、今回はヒュースの解説なんかも面白いことか書かれてましたね



何が面白いってまず「迅に挟まれたのを根に持ってる」ってところに吹き出しました
ヒュースって迅さんのことやたら嫌ってるよなと思ったらそれが原因だったのかよ!
あと玉狛に囚われてた時期はボンバーマンで遊んでたとか
自由に外出できるようになってからは買い食いするのが趣味になったとか、
ヒュースお前マジメな奴かと思ったら人生エンジョイしまくってんなマジで!

なんかヒュースって浮世離れした高潔な精神でも持ってるのかと思ってたら、
しょうもないことで根に持ったりボンバーマンで遊んだり趣味が買い食いだったり
意外と俗っぽい性格なのを暴露されてるのが面白い解説でした



あとキャラ解説といえば驚いたのがクローニンについての解説ですよ
俺的にクローニンってぶっちゃけ今までただの地味なキャラとしか思ってなかったんですが、
この解説を読んでびびったのが「ハウンド、パイバー、スコーピオンなどを開発した」って部分ですよ
このへんの武器ってみんなクローニンの開発だったの!?マジで!?お前なにげにボーダーに与えた影響めちゃくちゃでかくない!?

なにしろクローニンがいなかったら、アステロイドとか弧月みたいなスタンダードな武器しかなかったってことで
そこに武器を変化させて戦うような応用の概念を持ち込んで、隊員の戦術の幅を大きく広げたってことですよね
これって野球でたとえるなら、投手がみんなストレートしか投げられなかった時代に
カーブとかスライダーとかフォークとか様々な変化球を開発して
投手の戦術の幅を大きく広げた
っていうくらい、めちゃめちゃ影響度が大きいことやってると思いますよ

いやまさかクローニンがここまでの重要人物だったとは思ってもみなかったわ…
ハウンドもバイパーもスコーピオンも全部クローニンが開発したって、これ聞いた時は
「影分身の術も飛雷神の術も口寄せ・穢土転生も全部ワシが開発したのだ」って
卑劣様が言い出した時ぐらいビックリしたわ…(えー



さて、今回のキャラ解説で俺が注目した部分がこんなところですが、
それ以外のおまけページで興味深かったのが、葦原先生の「はじめてのエゴサーチ」っていう話ですね
この話によると、葦原先生はメンタルが焼きプリンぐらいのもろさなのでエゴサーチが禁止されており、
普段はマネージャーの検閲を通ったおもしろ感想のみを見せてもらっている
とのことでした

これ見て思ったのがですね、果たしてうちの感想はどうなんだろうなってことなんですよ
とりあえず俺が思うのは、マネージャーが検閲するところまではたぶん行ってるんじゃないかと思うんですよ
というのも、うちのサイトって「ワールドトリガー 感想」でググるとかなりの上位に出てくるというか、
なにげにトップから4番目の位置にいるぐらい、ワートリ感想サイトじゃ見つけやすい方だと思うんですよね



ちなみに、この結果の1番目と2番目は同一サイトの記事なので、厳密に順位をつけるなら俺が感想サイトで第3位であり、
もっと言うと、俺の上にいるサイトはすべてまとめサイトなので、
俺が個人サイトで第1位っていうくらいに検索ランキング上位にいると思うんですよね
ワートリ風に言わせてもらえば、感想手ランク3位、個人総合ランク1位というか
あたし3位だから

ていうか実質1位だから

敬いなさいよね

ってぐらいの位置にはいるだろうと思うんですよ(えー
まあとにかく、ワートリ感想でエゴサーチをした場合、うちのサイトは割とすぐ見つかるんじゃないかと思うわけで
だからマネージャーが検閲するってところまでは多分行けるんじゃないかと思うんですよ

ただ、その検閲を通って葦原先生の目に届くのかということを考えると
それは多分無理なんじゃないかと思うんですよね(えー
なにしろ葦原先生いわく、「メンタルが焼きプリンぐらいのもろさ」ってことだから、それぐらい繊細な人に
安心して俺の感想を見せられるかというとたぶん安心できないというか
俺の感想ってけっこう劇薬みたいなところがあるから、これを見せるのは正直どうなんだろうって思うんですよね

たとえば最近のワートリ見てて思ったのが、千佳ちゃんが「誰かに責められるのが恐い」って言ってるシーンがあって
俺がこれ見て思ったのが千佳ちゃんに俺の感想は見せらんねえな…ってことだったんですよね
というのも、俺の感想って一時期千佳ちゃんのことめちゃめちゃ責めてましたからね。

千佳ちゃんが鉛弾狙撃をまだ覚えてなかった頃とか、ちゃんと戦えてない千佳ちゃんの姿を見ながら
そんなことじゃダメやろがとひたすらにダメ出ししまくってたし、
たぶん世界で一番千佳ちゃんの立ち回りにダメ出ししていたのが俺の感想だろうと思います(えー
なので、あれはとても千佳ちゃんに見せられるシロモノじゃないなと思ったというか…



すまんな千佳ちゃん…たぶん俺の感想を千佳ちゃんが読んだらこういう顔になるんやろな…(えー
なので、少なくとも千佳ちゃんに対しては俺の感想って相当な劇薬になることが予想されるし、
葦原先生に対してもアウトなんじゃないかって不安な部分はけっこう色々ありますね

ただ、葦原先生いわく、「おもしろ感想を見せてもらってる」ってことだから
「健全な感想」ってことじゃなくて「おもしろい感想」ってことならワンチャンあるかもしれないですね(えー
俺の感想ってけっこうネタに走ったり、おバカなこと書いたりしてるから、
そこを面白いと思ってもらえたらマネージャーの人の検閲をクリアできてたりするのかなーとか。
まあ本当のところは分からないですけどね、とりあえず今後のワートリ感想は
もうちょっとクリーンなイメージで書くことにするか…(えー






トップに戻る