ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第239話「遠征選抜試験35」



さてワートリ239話の感想ですが、今回の話はトリオン兵つくーるを使って隊員たちが思い思いのトリオン兵を作る回となってますね
まず最初に描写されてるのは辻が作ったトリオン兵。恐竜のような見た目が特徴のようですが
辻いわく、「今までのトリオン兵は印象が悪いから、見た目からして違うものを作ろうと思った」ってことみたいですね

ふむなるほど、考えてみれば今までのトリオン兵って、敵として出てきたっていう印象の悪さに加えて
なんか見た目的にキモいなって思うこと結構あったんだよな(えー



特にこのガロプラ編で登場したやつとか。出てきた瞬間に「き、きめええええ!!」って見た目からして生理的に無理感がやばかったし
こんなの相手に戦えとか言われたらキモすぎて半狂乱になっちまうよ(えー
そういう意味では「まず見た目から親しみを持たせる」とかって発想は大事だなと思いますね
そして辻が恐竜を選んだのには恐竜が好きだからってキャラ設定があるからだと思います



辻のプロフィール見ると「好きなもの:恐竜」って書いてありますからね
なので辻的に「恐竜のトリオン兵ならきっとみんな喜ぶぞ!」と思って作ったんじゃなかろうか
辻って発想からしてなんか可愛いとこあるよな

「王子はどんなん作ってんの?」

「肩に装備するトリオン兵だね」



そして王子の作ったトリオン兵なんですが、大きな恐竜タイプを作っていた辻とは反対に小さな装備タイプのトリオン兵を考えていたようですね
なるほどトリオン兵をメインで戦わせるんじゃなくて、隊員のアシストを行うような支援役として考えてるわけか。これ面白いな
トリオン兵といえば自分で暴れて戦うみたいなイメージあったから、支援に徹するっていうのは目からうろこだったわ
というかこういう支援タイプのトリオン兵って、高性能化を進めていったらレプリカみたいなのが生まれそうだよね



レプリカってまさに隊員が戦うそばでアシストを行う支援タイプのトリオン兵だったし
王子のアイデアを足がかりに、さらに進化させていったらレプリカのようなトリオン兵に行き着くんじゃないかなと…
というかレプリカって、ユーマの黒トリガーとも連動した機能持ってたり、今思うととんでもない超高性能なトリオン兵だったよな…



次にイコさんが作ったトリオン兵について。どうやらイコさんは深く考えずに軽い気持ちで
「とりあえずうんこでも作るか」うんこ型トリオン兵を作ってしまったようです
イコさんあんたって人は!女子が2人すぐそばにおんねんで女子が!(えー
そんな女子の目の前でうんこ作ってるところ見せてええんかい!うんこをよぉ!
イコさんって女子にモテたいって願望あるわりに、根っからのバカ男子みたいな悲しき男だよな…



そしてこれは別チームにいる弓場サンの様子です。めちゃくちゃ険しい表情のキレ顔してますが
一体どうしたのかと思ったら、トリオン兵のアイデアが出てこずにずっと悩んでるようです
なるほどこれってキレ顔というより悩み顔なのか。
弓場サンって頭はいいけどこういうアイデア出すの苦手だったんだな

でも気持ちは分かりますよ。前にも言ったけど、俺はこういう○○ツクールとかいうので
自分だけのオリジナルなものを作ろうって言われたらマジなんにもアイデア浮かばないですからね
創造性っていうものが完全にからっきしダメと言いますか、なに作ったらいいのか本当にさっぱりわからんのだよな

たとえばなんですけど、一般的なオタクといえば若い頃は黒歴史ノートとかいうのを作ってたとか
そこに自分の妄想を書きなぐったりしてたって話をよく聞くんですが
俺はそういうのも一切やってなかったんですよね

なんでやってなかったかって、ノートに書きたいような妄想のアイデアがそもそも湧いてこなかったっていうか
「こういう設定を作りたい」とかの意欲もアイデアも俺の中からは一切生まれてこなかったんですよね
なんかこう書くと俺って人として欠陥品なんでは…(えー
創作意欲ゼロの欠陥人間みたいな。俺ってそうだったのか…チクショオオオオオオオオ



そしてこれはまた別チームにいる太一が作ったトリオン兵なわけですが、
どうやら太一はトリオン兵に戦闘をさせようとは思ってなくて救護活動に使おうと考えたみたいですね
救護活動…そりゃまた面白い発想やな、俺としてはトリオン「兵」っていう名前なもんだから、戦わせることしか考えてなかったわ

太一のアイデアでは、シールドを張りながら一般人を乗せて移動できるっていうトリオン兵だったり、
ボーダー隊員を乗せて素早く移動できるバイク的なトリオン兵を考えたようで…
なるほど、トリオン兵というよりトリオン車とかトリオンバイクとかそういう発想で考えたわけか
俺の場合は名前の「兵」のイメージに縛られてたから、車とかバイクとかの発想はどうやっても出てこなかったな



さらに、太一が乗り物っぽいトリオン兵を作ろうとしていることには理由があり、
ボーダーが使っている遠征艇にもトリオン兵の名残があると…
言われて結構驚いたんですけど、遠征艇ってこんな生き物みたいな形状だったん!?

こんなシーンあったっけ…!?と思って前の話を見返してみたら、単行本3巻で太刀川さん達が帰還した時の遠征艇がまさにこれでしたね
それほど初期の描写も今に繋げてくるとはたまげたな…さすがワートリはあなどれないぜ
まあそういった話はともかく、俺がこの場面で本当に一番気になるものは
ザキさんの横にいるののさんのデカパイなんですけどね(えー



なんだかんだ言ってデカパイが一番気になるんだよ!!
やっぱ巨乳キャラって最高だわ…出てくるだけで目が釘付けになっちまうぜ
なにげに俺としては巨乳キャラがTシャツ着てるの好きなんだよな
なんか妙な色気があるよな巨乳のTシャツって…胸の存在をめっちゃ感じるっていうか…ヘタにエロい格好するよりTシャツのほうが色気あるかもしれん



さて次に、照屋さんやカシオが作ったトリオン兵についてですが、やたら万能タイプのバランス型な性能をしていて
尖った性能になってないと水上が気にしている場面がありましたね。
なるほど…尖った性能が作れないって俺これめっちゃ分かりますよ

というのもですよ、たとえばパワーだけは高いとか、スピードだけは高いとか、性能を一極集中して尖らせたりしたら、
すごい長所を持つ反面、他のことはからっきしダメなすごい短所も持ってしまうわけじゃないですか
そういう短所があるってことが気になっちゃって仕方ないんだよな…
だってそんな短所を突かれたらコロッと負けちゃうわけだし、そんな風に簡単に負けるのなんて絶対嫌じゃないですか
なんでそんなに嫌なのかというと、たぶん「失敗したくない」って気持ちが強いんだと思います

自分オリジナルの性能を作ったり戦わせたりした時に失敗したくない。
だからなんとか短所を埋めたい、その結果バランス寄りの性能になってしまうっていう
俺の場合はそういう思考でバランス型になっちゃうだろうなって思いますね…

なので水上が言っている「処理能力に自信あるんやろか?」とかって自信からくるものじゃなくて
「いや失敗するのが嫌なんです…」って失敗を恐れる思考からバランス寄りにしちゃうっていう。まあこれは俺の場合ですけどね
ただ水上としては尖った駒のほうが動かしやすそうですよね…
水上といえば将棋が得意なわけですけど、将棋の香車とかモロに尖った駒だし。そういう尖った駒を組み合わせて戦うのが水上は得意なイメージあるわ

あとはバランス型にするのって、結局たいした強みがなくなってしまって
負けたくなくてバランス型にしたのに、皮肉にもそのせいで勝てなくなるってパターンもよくありますよね
バランス型なのにたいして強くない性能っていうと、
たとえばスト6のリュウとかまさにそれじゃね?(えー



スト6のリュウって、ウメハラをはじめとして多くのプロから「たいして強くねーなこいつ」と言われてる哀れな立ち位置で、
何がそんなにダメなのかと言ったら、バランスはよくても「こいつ他のキャラに勝てる強みないじゃん」っていうのが主な理由なんですよね
「リュウはなんていうかまともすぎるんだよ。たとえばケンの龍尾脚とかは明らかヤベえじゃん。
 本当に強いキャラって尖ってるヤバい要素あるんだよな。リュウってヤバい要素別にないじゃん」
っていうのがウメハラの語るリュウのダメな理由ですね。結局のところ尖ってる部分がないと他のキャラに勝てないでしょっていう。

いやー耳が痛いね…バランス型に寄りがちな俺としては、自分でキャラ作ったらスト6のリュウみたいになりがちな気がするわ
たぶんカシオとか照屋さんもこれ聞いたら耳が痛いと思う。
というのも、カシオとか照屋さんって、トリオン兵もそうだけど自分自身が戦う時もバランス重視の戦闘スタイルじゃないですか
近距離用の弧月を持ってて、中距離用の弾も持っててバランスよく戦えますみたいな。
でもカシオや照屋さんがランク戦でメチャ強いかと言ったらそうでもないと思うんですよね

ランク戦で強いやつって、弧月だけに特化したイコさんとか、弾だけに特化した弓場サンとか、スコーピオンだけに特化した影浦とかのイメージなんで
結局のところバランス型より、性能を尖らせた特化型の方が強いじゃんっていう。
ほんと難しいよね…負けるのが嫌でバランス型にしてるのに、それが原因で負けるってもうどうすりゃええねんっていう。



そして一方その頃、麓郎はトリオン兵作りとは別に引き分けを増やす裏技というのを発見して衝撃を受けていました
いやいや引き分けを増やす裏技て。それ最下位チームが使ってどうすんねん!?
たとえば上位チームが順位をキープしたい時に使うならまだしも、一番下のドンケツにいる連中が使って意味あるんか!?
結局そんな引き分け作戦は、他の仲間からも「それじゃ点が稼げないでしょ」と突っ込まれて引っ込めることになってしまいます
まあそりゃそうだよな…たださっきの麓郎の顔はめっちゃ作画よかったな(えー

「発想自体は面白いと思う。今までうちが一度も勝てていない相手に関しては、引き分けを狙うのも戦術のうちだろう。
 あるいはその戦術を、下位のチームで連携して上位のチームに仕掛けるなら、成果は多少上がるかもしれない」

そんな中、引き分けを狙う相手を絞るならこの作戦も効果があると語るヒュース。
今まで麓郎チームが勝てていない相性の悪い相手や、上位にいるチームに的を絞って
負け濃厚の試合なら引き分けを狙った方がいいという考えのようですね
ふむ…これってあれやな、麻雀で言うところのオリるって発想に近いな
負け濃厚の対戦では無理に勝とうとしないで、ひたすらにオリて引き分けを狙うっていう。
さらに、他のチームと結託して上位チームを引きずり降ろそうと語るヒュースでしたが…

「いや…悪いけど、よそと組むのは賛同できねえ。
 戦闘シミュの強いチームに的かけて狙うとしたら、スコア的に諏訪7番隊は外せねえだろ。
 諏訪さんも三雲も隠岐も葉子も、うちのメンバーの仲間だし、
 昨日の課題で助けてもらった恩もある。仇で返すわけにはいかねえよ」

がしかし、他のチームと結託して上位を狙うという戦法には反対だと語る麓郎。
なぜかというと、今の順位的に諏訪さんチームも上位チームに入っているからっていうのが理由のようです
上位チームを狙うとなったら、諏訪さんチームもターゲットに入ってしまうことになり、
諏訪さんチームには今まで助けてもらった恩があるのと、普段のチームでの仲間も大勢いるので、そんなターゲットにすることはできないと…

麓郎お前はなんていう甘いことを言うんだ…最下位でそんなことを気にしてる場合なのか…と思ったけど、
ただその一方で、恩人や仲間を蹴落とす方法で上に行きたいわけじゃないっていう
そんな麓郎の心意気には胸を打たれた気持ちにもなりましたね…
というのもですよ、最近まさに仲間を蹴落としてでも上に行こうとするドロドロした展開を他の漫画で見てきたわけですよ



それがダイヤモンドの功罪なわけですけど、推薦枠を勝ち取るためには仲間は邪魔な存在で
自分の利益のために仲間を蹴落として推薦枠を奪い取るっていう考えが渦巻いていることに
俺はすっかり疲れ切ってしまったんですよね…仲間に対してそんな気持ちを持つのってあまりにも薄汚いんじゃないかとか
自分さえよければいいのかとか、他人への思いやりはないのかとかってどんよりした気持ちになってしまったわけですが

そんな中で今回の麓郎が言っている
「諏訪さんチームには俺たちの仲間がいるし恩もある。仇で返すわけにはいかねえよ」って言葉は
すごい俺の心に刺さりましたね…自分の利益より仲間を大切にしようとする人もいるんだなっていう。
甘っちょろい考えだけど、その甘さが俺の心の傷に染み渡るっていうかな…やっぱ麓郎っていいヤツだな…



そんな麓郎の言動について、「腰が引けてんねー」とあきれた反応をしていたS級隊員の天羽!
じゃかましいわボケ!甘い考えなのは分かってんだよ!(えー
もっと冷淡に上を狙った方が効率いいのはわかるけどよぉ!だけど人には譲れない一線ってもんがあんだよ!
自分の利益のためだけに手を汚してしまったら心が死ぬんだよ!(えー  だから何か別の方法をだな…

「うちの勝ち星を増やす方法は他にもあるはずだ」

「当然ある。一番単純なのは、飛行型トリオン兵を攻撃に使うことだな。飛行型トリオン兵なら射程の短い相手を一方的に倒せる」

「それは厳しくね?どこのチームも飛行型対策に射程長いやつ入れるだろうし、対策漏れを期待するのは勝算低いっしょ」

「それに攻撃に使うってことは、コスト的に守りは弱くなるわけやん?」

そんな中、別の方法として飛行型トリオン兵を使って戦うのはどうかと語り出したヒュース。
飛行型トリオン兵は射程の短い相手を一方的に倒せるという尖った長所があり、それを前面に押し出していくべきだと…
ただその反面、射程の長い敵に狙われると弱いとか、防御力がないので簡単にやられるという短所もあるみたいですが…

「相性的にはそうだな。だがオレのトリオン量なら、飛行型でも火力と耐久を両立できる。
 オレが作った飛行型なら、分が悪いのは狙撃型の大群くらいだろう」

がしかし、ヒュースは抜群にトリオン量が高いので、「攻撃も防御も両方強くできるし」ということが判明!
ず、ずっけー!ずっけーよお前!(えー
能力を尖らせたら短所ができちゃうっていうのが悩みどころなのに、トリオン量が高いから短所も消せちゃうってそんなのアリかよ!
ほんとこの漫画のトリオン量高いやつ強すぎるな…何やるにしてもひたすら有利じゃねーか!

「これ結構ええんちゃう!?あんたやっぱデキるやつやわ!」

「ちょっと待ってくれ、この作戦を使うなら得点の高い明日のほうがいいんじゃないか?
 今日使っちまったら、明日には狙撃型で対策されて…」

「それでいいんだ。相手が狙撃型を増やすことが読めていれば、こっちはさらにその対策を被せられる」

そんな中、早めにこの作戦を使ってしまうと、相手に対策する時間を与えてしまうことを心配する麓郎でしたが…
しかし、そうなることも想定内だと語るヒュース。相手が対策で狙撃型を増やしてきたら、こっちはさらにその対策で狙撃型に強いユニットを出せばいいと…
こ、この考え方は…格ゲーでよくあるやつーー!!
まず相手に勝ちやすい強い技を出す、すると相手がその対策の技を出してくる、それならこっちはさらにその対策の技を出すっていう
格ゲーの「メタが回る」っていう状況や!対戦で勝つ人っていうのは、こういう風にいかにメタを回しながら戦うかってことを考えてますよね
それを理解してるとはさすがやなヒュース…お前格ゲーの素質あるわ…(えー  次回に続く!


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第240話「遠征選抜試験36」



さてワートリ240話の感想ですが、今回の話はA級隊員として審査役をやっている草壁隊の場面から始まってますね
名前のおさらいをしておくと、左にいる男キャラが佐伯竜司、右にいる女キャラが草壁早紀(隊長)です。
そして会話の内容としては、麓郎チームと諏訪さんチームのどっちを観戦しようか悩んでいるという…

そんな中「わたしが諏訪さんチーム見るから、あんたは麓郎チーム見なさい」と指示する草壁隊長。
これだけ見ると隊長としてテキパキと分担を決めたように見えますが、ただこの草壁隊長って読者の間では
諏訪さんのファンガール説が浮上してるんですよね(えー
なぜそんな説が生まれたのかっていうと、草壁隊長が諏訪さんには色々と繋がりがあって

・草壁隊長がガンナーをやっていた頃、諏訪さんに面倒を見てもらっていた
・草壁隊長のプロフィール:好きなものは推理小説 諏訪さんのプロフィール:好きなものは推理小説
・諏訪さんが遠征に一緒に行きたくない人物として、草壁隊長の名前を書いていた

っていうようなことがありましてね…特にプロフィールの好きなものが同じっていうのは
いろいろと妄想がはかどる関係性やな…(えー
ちなみに「遠征に一緒に行きたくない相手として書いていた」ってことですが、諏訪さんは一緒に行きたくないヤツのことを
なんだかんだ仲いいヤツとして書いている節があるんですよね。草壁隊長の他には風間さんの名前も書いてたし。
諏訪さんと風間さんは、一緒に飲みに行ったり遠慮のない冗談を言い合ったりする仲なので、草壁隊長も諏訪さんの中でそういう距離感なのかなって気がします

説明が長くなりましたが、これを踏まえてさっきの草壁隊長のセリフを見てみると
「わたしが諏訪さんチーム見るから、あんたは麓郎チーム見なさい」って、草壁隊長あんたまさか…
自分が諏訪さん見たいだけなんちゃう?(えー
ちゃっかり自分が諏訪さん見る権利ゲットしたかっただけなんちゃう!?この諏訪さんのファンガールが!
とまあそんな風に妄想の広がるワンシーンだったというかね…



さあそして今回の本筋といえば、いよいよ反撃を開始する麓郎チームの躍進ぶりが大きな見どころでしたね
これまでは最下位ばかり取り続けて地べたを這いずっていたイメージの強い麓郎チームですが、
もうそんな地べたの生活からはおさらばってことですよ!この飛行トリオン兵でな!



そう、前回ヒュースが開発した飛行トリオン兵が麓郎チームの主力ユニットであり、
ほとんどの敵が手出しできない空中から一方的に攻撃可能という反則的な強さを持ち、
そうしてヒュースのトリオン兵が空中から敵の目を集め、そのスキに他のメンバーたちが地上から奇襲するという
2段構えの作戦によって戦っていく算段のようですね

そして実際の試合はどうなったかというと、
1試合目(来馬さんチームと対戦)は引き分け、2試合目(古寺チームと対戦)は勝利と
まずまずのスタートを切ることに。さすがに全部勝つとはいかないみたいですが、
「バランス型のチームに負けることはない」って確かな手ごたえを掴んだみたいです
そんな中、3試合目で当たった二宮チームの様子はというと…



み…見るからにバランス型じゃねえええーー!!
なんだこれーー!!不気味にそびえ立つ謎の巨大物体が3つも!これもトリオン兵なのか!?
もはやトリオン兵っていうよりビオランテのような植物怪獣って感じですな…(えー

こんなバケモノを生み出せるのは千佳ちゃんしかいないでしょう。
千佳ちゃんは以前からトリオン怪獣だなんだと言われてましたが
まさか本当に怪獣を生み出してしまうとはな…

「見るからに特殊そうな見た目だな…」

「雨取のトリオンで作った高性能ユニットですかね…?」

「3つ全部がそうだとしたら、めちゃくちゃコスト食うことになんねえ?」

「たしかに、そこまで高コストじゃないのかも…」

「いやわかんねえぞ、あの3体以外は全部ザコとか、3体のうち1体だけは超強えとかも有り得る。
 ヒュースのユニットなら簡単にはやられねえだろうし、1回爆撃して様子を見よう」

そんな巨大な怪物のことは麓郎たちも「見るからにヤバそう」と警戒しており、
コスト的に全ユニットを強くするのは難しいことから、どれかはハリボテの可能性があるってことも考えて様子を見るつもりのようですね
このへん麓郎いい感じに頭が回ってるよな



相手の巨大なバケモン3体が一体どんな奴なのかを冷静に見極めようっていう
リーダーらしい合理的な判断がうまくやれてると思うわ

ドンドンドン!

「…この大物はポイントが低いな」

って、そんな巨大なバケモノを攻撃してみたところ、どれもポイントの低いハリボテだったことが発覚!
おいおいどういうことだよ!?全部がハリボテだと!?千佳ちゃんの作った怪物じゃないってことなのか!?
だとしたら一体誰がこんな手の込んだものを…



って加賀美倫お前かーーー!!
お前が作ったのかよあの巨大なハリボテを!なるほどそういうことだったのか…
加賀美倫って芸術家志望のキャラで、いつも変なセンスの人形とか作ってるっていう設定のあるキャラだから
その設定をここで出してきたってことか!前回は辻の設定(恐竜好き)を披露したことといい、
この選抜試験って、色んなサブキャラ達の設定を本編に活かす場になってるよな



さあそして、肝心の千佳ちゃんのユニットはなんなのかと言ったら
近接戦闘に特化したすばしっこいユニット!その名も遊真くん!
その名の通りユーマをイメージして作ったトリオン兵のようですね…

千佳ちゃんのイメージした「強くて頼れる相手」っていうのがユーマってことだろうか
しかもこれ、顔のデザインはモロにレプリカ先生じゃねえか!
在りし日のレプリカ先生とユーマを合体させたトリオン兵とは…こんなんユーマが見たら泣くで…
いや、ユーマが泣くというよりは、どっちかというとオサムの方が泣きそうだな…(えー



前にもこうやってレプリカ先生の話題でオサム泣いてたし、
こうして千佳ちゃんの手で再現されたのを見たらボロボロ泣くかもしれん

「機動性の高いタイプか、攻撃力もやばそう…」

「攻撃力あっても武装はアタッカーやから、ヒュースには手ぇ届かへんやろ。
 こいつ以外の全員を倒せば負けはないな」

って、そんな千佳ちゃんのトリオン兵に注目が集まる中、
「でもこいつ射程短いから、空にいるヒュースには手ぇ届かんし無視でええやろ」
と、無視を決め込んで他の敵を狩ればいいと発案したマリオ!
お前めっちゃドライなこと言うやん!?(えー
せっかく復活したレプリカ先生を無視とな!?まあマリオはレプリカ先生のことなんて知らんだろうしな…

あと、強いユニットなのに「空中の敵に手が届かない」っていうとスパロボとかでよく見た気がしますね
たとえばスパロボFに出てきた第4使徒シャムシェルとか第6使徒ガギエルとか。
あいつら空中の相手に攻撃できないから、飛行ユニットで囲んじゃえばマジでなんもできない存在と化すんだよな
そんな哀れな存在と化したレプリカ先生の姿とか見せられたらマジでオサムが泣くだろこんなん…(えー



結局、そんな二宮チームとの試合は、千佳ちゃんがいくら強くても「飛行ユニットのヒュースを倒せない」という状況から引き分けに終わり、
麓郎たちは次の試合、ザキさんチームとの戦いに勝利、王子チームとの戦いにも勝利と、いい感じに勝ち星を重ねていくことになります
今のところまったく負けてないんですね麓郎チーム。最低でも引き分けにできてるあたり、今回の作戦は文句なしにハマってる感があります



そしていくつもの勝ちを経験しながら、「だんだん実感できてきた、編成で勝つってことが!」と確かな手ごたえを感じていく麓郎!
とうとう麓郎も実感する時がきたか、勝利の美酒というものをな!(えー
実際、勝ちから得られるものってすごく多いと思うんですよね、まず何よりも自信や前向きな気持ちが生まれてくるし、
逆に負け続けた場合って、自信がどんどんなくなって判断に迷ったりネガティブな気持ちに苦しんだりするし
それってまさに今までの麓郎の姿だったと思うんですよ
多くの勝ちを経験できたことで、麓郎の心境にもいい変化が生まれてきたと言うかな…



そんな中、また次の試合でゾエさんチームと当たった麓郎たちですが、
なんとそんなゾエさんチームはすべてが狙撃型トリオン兵という、めちゃくちゃ偏った編成をしていました
飛行トリオン兵を操るヒュースにとって唯一の天敵が狙撃型トリオン兵なだけに、その天敵をこんなにも揃えてくるとはって感じですよね
まさかもう飛行トリオン兵が強いって情報が出回っているのか…?ともかく、これではヒュースは前に出れないので、他のユニットで戦おうとする麓郎たちですが…

ドオオオン!

「えっ…炸裂弾!?」

ズバズバズバ!

「なになに!?どうなってんの!?こいつらなんでもできる万能型なん!?」

「いや…違う!こいつの狙撃銃はフェイクだ!装甲をそれっぽい形にしてるだけだ!」

がしかし、狙撃兵だらけの相手かと思いきや、ガンナーのような炸裂弾や、アタッカーのような近接攻撃を次々と繰り出してくるトリオン兵!
予想外な展開に仰天する一同ですが、なんと狙撃兵に見えたのはフェイクであり、中身がガンナーだったり、中身がアタッカーだったり、
それぞれ別のトリオン兵が作られていたと…なるほどそういう作戦か…それにしてもゾエさんがこんなアイデアを思いつくとは…?と思ったけど
ゾエさんチームと言えばあれか、華がいるからこれ華のアイデアでしょうね



華といえばまさしく頭脳的メガネっ子で、香取隊でも作戦を発案したりしてたから
今回の偽装作戦を考えてきたのって絶対華だと思うわ

「きれいにカウンターもらっちゃいましたね…点差が…」

「まだだ!まだ2ターンある!向こうの戦術はネタが割れれば、ただのバランス型編成ってことだ!
 うちなら爆撃で有利を取れる!」

そんなゾエさんチームの作戦に引っかかり、大きな点差をつけられてしまった麓郎チームでしたが
「まだ立て直せる!」とチームメイトに力強く声をかける麓郎!相手は姿を偽装しているだけのバランス型編成だから、
それならヒュースを中心に立て直せると…確かに今までの戦いで、「バランス型のチームには負けない」って手ごたえを掴んでいたし
実際に今まで勝ってきた自信が麓郎の背を押している感じがしますね

やっぱり成功体験って大事だよな…
これまでの勝ちがあるから今こうやって麓郎も言えたんだろうし、
リーダーとしても一回り大きく成長したように思いますね

「間に合った…!無敗キープ…!」

そして麓郎たちの反撃の結果、大幅な不利の流れからどうにか盛り返して引き分けで終わることに!
あれだけ負けグセのついていた麓郎チームがこうも戦えるようになるとは、なんとも喜ばしいことですな



がしかし、そんないい流れで麓郎たちが次に戦うのは諏訪さんチーム!
これ絶対オサムがいやらしい作戦使ってくるやつやん!
絶好調の麓郎チームを阻むのはオサムってことなのか!?
オサムのやつ最近すっかりルールのスキを突くような手ばっかり考えてくるいやらしい男と化してるよな…(えー  次回に続く!

ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第241話「遠征選抜試験37」

さてワートリ241話の感想ですが、今回の話は麓郎チームが諏訪さんチームとの試合を開始する内容となってますね
これまでの試合と同じように、ヒュースの飛行型トリオン兵を主軸にして攻めようとする麓郎たちでしたが
なんと諏訪さんチームの狙撃兵によってヒュースのトリオン兵はたやすく破壊されてしまいます

そんな…ヒュースの莫大なトリオンで作った特別製がこんな簡単に撃破されるとは!?
「飛行タイプは狙撃タイプに弱い」とは言われてましたが、今まではそれなりに持ちこたえていたのが
なぜ諏訪さんチームにはこうも通用せずやられてしまったのか…

「飛行型がいきなりやられた…!?」

「シールドで警戒はしたが、数が多かったか…」

「ていうか敵やたら多くないっすか?今のところ22体っすよ」

どうやら諏訪さんチームのトリオン兵はやたらと数が多いのが特徴的なようで、
他のチームよりも狙撃の弾幕が激しいために、さしものヒュースも耐えきれなかったようです
ふむ…ただ、トリオン兵の数を増やせば増やすほど、1体1体はたいしたことない性能になるはずですが…

「こ、こいつら…1体1体もちゃんと強いぞ…!?」

(おかしい…向こうの方が数が多いのに、
 性能もこっちと互角以上…!?一体どうなってんだ…!?)



しかしどういうわけか、1体1体の性能もやけに高い能力を発揮していた諏訪さんチーム!
数も多い上に性能も高いという、こんなバカなことがあるわけないと麓郎もかなり混乱してますね
それにしてもこのコマの麓郎ってかなりカッコよく見えるな(えー
「おかしい…」って思いながら考えを巡らせてるのが、知的キャラっぽくて普段よりイケメンに感じるわ

「どうしますか麓郎さん…!?」

(どうするって…どうする…?もう4千点近くの差がついて、ユニットの数もかなり負けてんだぞ…?
 こんな状態じゃどうしようも…)

とはいえ、この状況を打破するようなアイデアが浮かんでこず、「どうしますか」と聞かれて困ってしまう麓郎。
すでに大差のついた状態で勝ち目はなく、あとはもうボコられるしかないという状態で
「もうどうしようもねえよ」という気持ちが湧いてきたようですが…

(…いや、ちがう…!)



「諏訪隊の戦術の謎を解いておかねえと、結局は明日もキツくなる!残り2ターンで諏訪隊の情報を集めるぞ!」

うおおおおお麓郎かっけえ!!
諦めそうになる自分の気持ちを奮い立たせ、先の試合のためにも諏訪隊の情報を集め始める麓郎!
たとえ負ける試合であっても無駄にしないっていう気概が感じられるいいシーンですな…
前回の話で麓郎は勝利の美酒を味わっていたのが、今回は逆に敗色濃厚の苦みを味わったわけですけど
勝ちであれ負けであれ己の糧にするっていうところは同じで、麓郎のやつ芯のある男になりましたね

「ここまで戦ってきた相手はどのチームも、1万2千のコストをうまくやりくりしてるって印象だった。
 けど諏訪隊だけは1万2千どころじゃねえ強さを感じた…何かトリックがあるはずなんだ」

「オレの考えでは、狙撃型のコストが大きく抑えられていたと予想する」

「いやいや、コスト削ってあの性能は無理があるって」

そして諏訪さんチームとには敗北してしまったものの、コストに秘密があるんじゃないかと目をつけたヒュース。
狙撃型のコストを大きく減らしていたとのことですが…ただそうなると、狙撃型が弱っちい性能でなければおかしいので
「あの高性能で低コストは無理あるだろ」と突っ込まれてしまいますが…

「射程が長い武装には、威力と射程の他に弾数というパラメータがある」

「弾数のコストを削ったってことか…!?」

「いやいやそれもキツいっしょ、狙撃の弾数ってMAXでも5ターン戦うのがギリギリだっての」

「では、そもそも諏訪隊が2ターンしか戦う気がなかったとしたらどうだ?」



そんな中、コストを削った項目は狙撃の弾数だと語り始めたヒュース!
弾数を削るだけなら威力や射程は高性能な状態にでき、すぐに弾切れになってしまう欠点はあるものの
諏訪隊は最初から短期決戦で終わらせるつもりだったと…

ふえー、長期戦に関しては完全に捨てて、わずかなターンで終わらせる戦術に特化したってことか
めちゃくちゃ大胆なことやってきますね諏訪さんチーム。
そしてヒュースの推測によれば、この作戦を立ててきたのはおそらくオサムだろうとのことで…

「これマジで三雲が考えてんの?初日に思いついて形にしてるのがすげえわ」

「まあそうだな、そこがオサムの強みと言えなくもない」

(強み…そうだ、映像問題の解き方が送られてきた時も、よくこんなこと思いつくなって思わされた…
 空閑や雨取ほど派手じゃねえけど、三雲もやっぱただ者じゃねえんだよな)



そんなオサムの発想力に驚かされて、「三雲ってやっぱただ者じゃねえな」とその凄さを実感する麓郎。
麓郎って以前にもオサムとじっくり話してみたいって言ってたことあったし、かなりオサムを認めてるし相性良さそうですよね
それにしても麓郎から見た千佳ちゃんのイメージがニヤニヤと勝ち誇ってる不敵な女で吹いた
めっちゃ嫌な女に見えてんなおい!?麓郎って千佳ちゃんとの接点まったくないから
巨大なトリオンで暴れまわって「参ったかザコども」って得意げにしてる女に見えてるんだろうか

「よし、次が今日最後の試合だ、落ち着いていこう!」

そして一通りのチームとの対戦が終わり、いよいよ今日最後の試合となった麓郎チーム。
そんな最後の相手は歌川チームのようです。このチームにはユーマがいるのがちょっと嫌な感じしますね
さっきの試合でオサムの作戦にしてやられただけに、ユーマの作戦はどうなんだろうと気になるところです
ちなみに麓郎チームの戦績は、さっきオサムの作戦で負けた以外は一切負けてないみたいですね
ここまで4勝1敗4分けという風に、引き分けは多いけど負けはとても少ないという安定した結果を残しているようです



「なんだ!?こいつら…!」

「ウソやんまだ1ターン目やで!?」

って、試合が始まって早々わけの分からんトリオン兵の群れにいきなり襲われる麓郎たち!
なんやこれ!?ワニやら椅子やら意味不明な形をしたトリオン兵が次々と!
なにがなんだか分からないまま麓郎たちの陣形はグチャグチャにされてしまい、
ひたすらにペースを乱されっぱなしで敗北してしまったという…

「なんやったんやこの試合…」

「一番わけわかんなかったですね…」

まるで意味不明な暴風のように通りすぎていった歌川チームに対して、
「わけわからんかった…」と呆然とするしかできない麓郎チームの面々。
あのムチャクチャな戦いぶりは一体なんなんだと俺も思いましたが、これについては以前にユーマが語ってたことがあったんですね

それっていうのがこの場面で、「どのチームが相手でも最短で速攻」という風に
試合が始まった瞬間に敵陣に突っ込んでグチャグチャにする戦法だったり
「相手が迷うポイントをこっちで増やす」という風に
ワニやら椅子やらワケの分からないユニットを並べて、相手が混乱してるうちに一気に終わらせるっていう
そんな作戦のことを言っていたようです。実際にそれが麓郎チームにはぶっ刺さったというわけか

麓郎チームもかなり順調に勝ち進んでいましたが、オサムとユーマにそれぞれ負けてしまうっていう風に
主役には勝てないみたいな状況になっちゃってますね
そういえばオサムとユーマって、以前にも葉子から「自分たちが主役みたいな顔しちゃって…!」って言われてましたっけ



麓郎や葉子の前に立ちふさがるのはやはりこの主役2人ということなのか、
果たして麓郎たちが主役に勝てる日は来るんだろうか…次回に続く!
 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第243話「遠征選抜試験39」
 
 

さてワートリ第243話の感想ですが、今回の話は今まで最下位続きだった麓郎チームがこの日は4位だったという
いい結果を残した場面から始まってますね。そんなわけで麓郎にも笑顔が浮かんでるわけですが
麓郎がいい結果を出したと知って葉子も明らかに喜んでますね

「できるんなら最初からやれって話よね麓郎は、ボコられないと自分のヘボさに気付けないんだからほんとバカ」って
麓郎への憎まれ口を叩いてますが、絵に描いたようなツンデレだぜこの反応は!(えー
口ではこんなこと言いつつも内心では麓郎のことが気になって仕方ないというツンデレ気質がすごいですからね葉子は

すぐ隣で宇井ちゃんが穏やかな笑顔で葉子を見ているのも、素直になれない葉子のことを微笑ましいと思っているからでしょう
とりあえず俺が言いたいことは麓郎と葉子のカップリングもっと流行れ!(えー
最近の作中でのこの2人のラブコメっぷりすごいやん!?その割には世間の反応は俺ほど盛り上がってないというか
葉子が麓郎を意識してるのは「香取隊のチームメンバーだからでしょ」みたいな感じの空気なんだよな

いやいや単なるチームメンバーってだけじゃなくて麓郎へのツンデレな感情も絶対あるってこれは!
だって雄太より麓郎の方が明らかに意識されとるやん!(えー
雄太って香取隊のメンバーなのに葉子からの意識されてなさすごいよな…
まあ俺は完全な麓郎派だから雄太のことなんて気にしてらんないけど…すまんな雄太よ

「結局うちがやられたんは、歌川隊、北添隊、二宮隊だけか。歌川隊は一番きつかったな〜」

「二宮隊はうまくやれば勝ちまで行けたんじゃない?雨取の高性能ユニットの当てられ方がマズすぎただけで」

とそんな中、葉子たちがこれまで戦ったチームを振り返ることになりますが、
二宮チームとの試合では、千佳ちゃんが作った高性能ユニットをうまくやり過ごせればもっと勝てたと語ってますね
そんな話を聞いて神妙な表情になるオサム。なんでかというと、千佳ちゃんの作った高性能ユニットというのは
レプリカ先生の顔が再現されていたからですね



お…思い出してる!レプリカ先生のこと思い出してる!
やっぱあの顔を見たらレプリカ先生との思い出が蘇らずにはいられなかったかオサムよ!
これについては千佳ちゃんのトリオン兵が出てきた時に、俺の予想としても
ユーマの能力とレプリカ先生の顔を合わせたようなトリオン兵だから、こんなのユーマやオサムが見たら泣くで
と語ってたんですよね

そして今回、オサムがレプリカ先生のことを思い出したり、
ユーマも同じ感傷に浸るシーンがあるわけですが、
泣くだろうと俺が予想していた2人の反応はというと…

お…穏やかな笑み!千佳ちゃんのおかげでレプリカ先生をまた見れたという
そんな喜びを静かに噛みしめるような笑顔!そういう反応だったか…
レプリカ先生を見たら泣き出すだろうと考えた俺の予想は
まだまだ甘かったということか…(えー

「しっかしやっぱ新しいルールでよーいドンだと、尖ったアイデアが決め手になるんだなー」

「アイデアも大事だけど、隊長のタイプの差が大きいと思う」

「面白そうな話だな、詳しく聞かせろ」



そして次の場面ですが、A級隊員として試験を見守っていたキャラたちの会話シーンとなってますね
その中でも草壁隊長の言っている「隊長のタイプの差」というのが話題となってますが…

「結果からの推測になりますけど、今日のシミュは「このアイデアをメインに据える」と隊長が決めて
 方向性を揃えたチームが勝っているように見えます。
 軸にするアイデアを決めて、それを活かすアイデアをさらに募るという形です。
 逆に、隊員から出たアイデアをすべて活かそうとすると、結果的にマイルドな選択に落ち着いてしまう。
 戦術や対策が手探りな状況では、バランス型の戦い方では後手に回ってしまいます」

ふむ、草壁隊長いわく、今回勝っている隊長というのは
アイデアのうちどれを活かすかスパッと決めて軸にしたアイデアを尖らせるタイプであって
逆に負けている隊長というのは、出てきたアイデアをすべて活かそうとするあまり
アイデアが尖らずにバランス型になってしまうタイプってことのようですね

うーむ、ここでもやっぱり「尖っている方が勝ちやすくて、バランス型は負けやすい」って話が出てくるか…
これと似たようなことをこないだのトリオン兵作りの時にも語りましたよね

こんな風に、バランス型はたいした強みがなくなって勝てなくなるパターンに陥りやすく、尖ってる部分がないと他の相手に勝てないっていう
そんな話をしたわけですが、隊長のタイプに関してもそれと同じことが言えるってことか

「えらそうに…おい真木、うちの隊長になんか言ってやってくれよ」

がしかし、話を聞いていた佐伯竜司は今の話が不服なようで、草壁隊長に何か言ってやってくれと
なんと真木理佐に話を振ることになります
ま…真木理佐!?おいおいこいつに質問してまともな答えが返ってくるのかどうか…



やっぱダメだこれー!!
「は?消えろ」などとまったく佐伯竜司の話を聞く気がない真木理佐!おめーは一体なんなんだ!
このキツすぎる性格で今まで一体どうやって生きてきたんだよ!(えー
まわりと穏便に話そうみたいな気づかいがまったくないからな真木理佐…普段どうやって暮らしてるんだこいつは



そして場面変わってザキさんチームの様子になりますが、
毎度のように落ち込んでいた太一が今回もまたおかしくなっていました
まるで死んだような目でぼーっとしながら無になろうとしているようで…

「落ち込まれてもめんどくさいと思うんで、無になります。おれはいないものとして扱ってください」

「余計にめんどくせーこと言ってんじゃねーよ!なにいじけてんだコラ!」

「もうみんな気づいてるでしょ!?おれが選抜試験にいること自体が場違いなんすよ!
 おれがいるから勝てないんす!生まれついてのお荷物野郎なんすよぉ!」

って、無になろうとしていたところに「なにいじけてんだ!」と言われたことで、
急にヒステリックになって「みんな気づいてるでしょ!?おれがいるから勝てないんすよ!」と叫びだした太一!
いい加減にしろこのネガティブ野郎!(えー

太一のことで俺が許せないのはネガティブな愚痴を撒き散らすことなんだよ!
役に立たないのはまだ許せるけど、ネガティブな愚痴でチームの空気悪くしてんじゃねー!
これまでも太一の愚痴にはイライラさせられてきたけど、もうカンベンできねーぜ!
そんなに自分が役立たずだと思うなら好きなようにしやがれ!

「そんなわけねえって、これ見てみろよ。今日のうちの特別課題、満点だぞ」

「満点!?うおっ、マジじゃねーか!」

「特別課題って…トリオン兵とか作るやつか?」

太一くんがいろいろ作ってたやつだね」

ってそんな中、「太一は役立たずなんかじゃねえって」と示すために、今日の特別課題の結果を見せるザキさん!
ザ、ザキさん…!(感涙)
俺がすっかりキレてしまうような状況でも、粘り強く接して太一の価値を証明しようとするとは…
やっぱりすげえよザキさんは…俺がザキさんを誰より尊敬してるのはこういうところなんだよ

「おれ…もう泣き言は言わないっす…
 おれに期待してくれる人たちに、もうしわけないんで…」



そしてザキさんからの説得に胸を打たれ、もうネガティブな泣き言は言わないと覚悟を決める太一!
俺だったらさっきの場面で見捨てるところだった太一を、こうも立ち直らせるとは
これがやっぱりザキさんのすごいところだよな…仲間をダメなやつで終わらせずにその価値を引き出すっていう。

それにザキさんの言っている「頼りにしてるぜ太一」っていうこの言葉、
これってはじめて太一が仲間入りした時にもよく似たことを言ってるんですよね



この時に言っていたのは「よろしく頼むぜ太一」って言葉で、
太一のことを信頼して頼りにしているという
そのザキさんの心境にまったく揺らぎはないってことですよ

これほどまでに他人を信頼して頼りにできるザキさんは本当に凄いと思うわ
「この人の信頼に応えたい、この人のために頑張りたい」と俺に思わせる隊長ナンバーワンですよ
あと「頼む」って言葉については照屋さんがめっちゃ言われたがってたフレーズですよね



「頼むって言ってください」と自分から言うくらい、その言葉を求めてる照屋さんにとって
「よろしく頼むぜ」「頼りにしてるぜ」って言ってくれるザキさんって
もう本当に願望を叶えてくれる存在なんだろうな
照屋さんにとってもやっぱりザキさんは最高の隊長ってことやな…やっぱりすげえよザキさんは…次回に続く!
 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第244話「遠征選抜試験40」



さてワートリ244話の感想ですが、今回の話はトリオン兵でのバトルについてユズル達が話している内容となってますね
ユズル達のチームは、千佳ちゃんのユニットが強力なので大暴れするかと思っていましたが
この日の成績は「悪くはなかった」というぐらいに落ち着いたようですね

「明日の敵チームは多分、雨取さんが近づけないように射程の長いユニットを増やしてくるんじゃないかな」

「若村隊の強いユニットも射程がないと倒せないタイプだったもんね」

「確かに射程持ちの少ないチームは、それだけで詰みそうな感じはあったな」

「そう、そのリスクを考えればうちと若村隊には長射程を多めに用意してくるはずなんだ」

「じゃあこっちは、射程の長い相手に勝てるユニットを作ればよさそうだね」

「うん、基本はそれでいいと思う」

そして明日の相手チームの動きについて予想する一同ですが、
ユズルの予想によると「長射程ユニットをかなり多めに用意してくるだろう」と思っているようですね
なぜなら、ユズル達が持つ千佳ちゃんの強ユニットは、近距離にめっぽう強い代わりに長距離では戦えないのと
さらに麓郎チームが持っているヒュースの強ユニットにしても、上空を飛んでいるので長射程ユニットでないと攻撃できないという特徴があったので
この厄介な2つのユニットに対していっぺんに対策できるのが長射程ユニットってわけですな
なるほどこいつは一石二鳥。2つの強ユニットを封殺できるとなれば、ガンガン長射程ユニットを出したくなるってわけか

「本当にそれで大丈夫か?相手がリスクを度外視して裏をかいてくる可能性もあるぞ」

がしかし、二宮は「その考えの裏をかいてくる奴もいるんじゃないのか」と深読みしたことを言い出しております
裏をかいてくるか…ちなみに俺が相手チームだったらどうするかっていうと、わざわざ裏をかくなんてことはしないですね
なぜなら面倒くさいからね…(えー

なにしろ、長射程ユニットを用意すれば千佳ちゃんとヒュースのユニット両方に対策できて手間が省けるっていうのがオイシイのに
わざわざ裏をかいて別の戦術を用意するってなると、せっかく手間が省けそうなものを捨てて別の戦術を考え直さなきゃいけないし
それだけ苦労して別の戦術を考えたとしてもそれが刺さらなかったら完全に骨折り損なので
そんな面倒なことになるくらいなら、無難に長距離ユニットを並べたいっていうね。

それに、戦う相手は千佳ちゃんやヒュースのいるチームだけじゃなくて
他にも大量のチームと戦わなきゃいけないわけだから
その大量の対策を進めていく手間を考えると、1つや2つのチームのことで深堀りして時間かけてらんないというかな…
こいつらのチームには長射程ユニット出して終了!はい次!みたいにパパッと進めたいんだよ!

「そりゃ裏をかいてくる可能性はあるよ、でもオレはランク戦やってて思うんだ。
 B級隊員にはまじめな人が多いって。
 負けたら反省する、やられたら対策する。そういうのがちゃんとしてるってこと。
 逆に言えば、見えてる負けルートは塞がずにはいられない」

そしてユズルの意見ですが、B級隊員にはまじめなメンバーが多く、裏をかくようなことをするよりも
まっとうな方法で負けルートを塞ぐような対策をする人が多いと…
ちなみに面倒くさがりなメンバーってのはいないんですか?(えー
面倒くさいから「裏をかくような方法なんていちいち考えたくねーし、まっとうな方法でパパッとやりゃいいんだよ」って済ませそうなのは?俺ぐらいなのか?

「二宮さんが言うリスクを度外視した動きは、A級のほうがやってくるイメージあるよ。
 駆け引きのルール自体をねじ曲げてくるみたいな…
 今日のシミュでそういう怖さがあったのは、歌川隊と諏訪隊だけだ」



あっとそして、予想外のことをしてくるような怖さがあるのは歌川隊と諏訪隊だけだと断言するユズル!
なんかカッコいいなお前!「怖さがあるのはこいつらだけだ」ってハッキリ言い切るのが強キャラ感あるわ!
このところのユズルは、二宮チームの中で右往左往してる頼りないイメージが強かったですが、
ここにきてピシッとした知的クールな風格を取り戻してきた感がありますね

やっぱりこないだ二宮から鳩原さんの話を聞かされて、やる気がグンと上がったことが大きいんでしょうか
鳩原さんと言えば、ユズルって初登場した時にも
「オレの師匠は鳩原さんだけだ」って言ってましたよね



この時のユズルはすごいクールキャラって感じの雰囲気あったから
ユズルにこういうクールな雰囲気を取り戻させようと思ったら
「○○だけだ」ってセリフを言わせるの効果的やな(えー

「わかった。絵馬、その調子で明日の戦術もお前が考えてみろ」

そんなユズルの考えに二宮もすっかり納得したようで、
「明日の戦術のことはお前に任せる」とばかりにユズルにチームの命運を託すことに!
おお、二宮からこうも信頼されることになろうとは!少し前までいがみ合っていた2人ですが、
今では頼れる仲間として信頼が生まれ始めたということに…

「はぁ?なんでだよ」



ユ、ユズルーー!!「はぁ?」ってなんも信頼伝わってないじゃねーか!!
お前ってやつはー!!なんと二宮の信頼はさっぱり伝わらないという悲しき結果となってしまい
さすがの二宮も「お前さぁ…」と目が点になってしまうことに…

哀れな二宮…それにしても二宮がこんな顔するとは思わなくて笑ってしまったわ
この二宮チームってやっぱり、部下との仲が思い通りにいかなくて苦労してる二宮っていう
二宮の苦労人エピソードみたいな空気感あるのが面白いよな…



そんな二宮のシーンについてこんなマシュマロも届いてました
「ユズルの手柄にしようとしたのに一瞬で潰された二宮」って
あ、そういうことだったん!?(えー

今のってユズルの手柄にしてあげようと二宮が気を使ったシーンってこと!?
確かに諏訪さんとかもオサムの手柄増やそうとしてたし、二宮もユズルの見せ場を作ってあげようとしたってことなのかなー
俺としては単純に、仲間としての信頼のあらわれとして重要な役目を任せようとしたのかなって思いました。
そのへんはいろんな見方できるのが面白いですよね

というか二宮とユズルについて語るだけでも思った以上に長くなってしまったな…
他の書けてない部分は後日ということでよろしくお願いします
 

ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第244話「遠征選抜試験40」 つづき



さてワートリ244話感想の続きですが、この場面は菊地原が仲間にチームの方針を語っているシーンとなってますね
菊地原といえば人見知りで最初は何も喋らず消極的な態度を取ってましたが、
今となってはこんなにも積極的に喋りまくってリーダーシップを発揮することになろうとは、相手に慣れてるかどうかでこんなに違うんだなー

そして喋ってる内容に関しては、「戦闘シミュはじゃんけんみたいなものだから時間使わなくていい」ってことを言ってますね
外岡は「じゃんけん?」ってピンときてないみたいですが、ここで言ってるじゃんけんっていうのは
格ゲーやってる人間ならすぐに分かると思います

たとえば、「相手の次の行動はこうだろう」とか「いや裏をかいて違う行動してくるかも」みたいな話って
相手が裏をかいてくるとか、裏の裏をかいてくるとか、裏の裏の裏を…とかいくら考えても答えなんか出なくて
結局のところ、確定の読みはできないから勝負するしかないっていう状況の時に
「じゃんけん」って言葉を使うんですよ

運が絡むから読みが外れたりもするわけですけど、そういう時に「じゃんけんだからしょうがない」っていう風に割り切るために使う言葉って感じですね
今回の菊地原にしても、多くのチームとの特殊シミュに関しては「じゃんけんみたいなものだから負けてもしょうがない」って言い方をしてますよね
これぞ格ゲーで言うところのじゃんけんですよ。この他にも今回いろいろと格ゲー用語が出てきてましたね

さてともかく、菊地原の言ってることは、特殊シミュは読みの当たり外れが大きいじゃんけんルールみたいなものだから
時間かけて必死に対策したところで意味がないっていう風に、できるだけ手間を省いてパパッと済ませたいと思っているようですね
手間を省いてパパッと済ませる…こ、これは…こんなところに俺の仲間がいたようだぜ!(えー

というのも、昨日の感想でまさに俺が言っていたことが
「細かい対策なんてやってたら手間かかるだけだし、こんなのパパッと済ませりゃいいんだよ」ってことだったので
それに近いこと言ってるのが菊地原って感じがしますね
確か菊地原って、前にもこんなこと言ってたような気がするんだよな

見返してみたらこの場面がそうですね、「戦闘シミュはもうこれでいいんだよ」って語ってたシーンです
戦闘シミュを完璧に攻略しようと思ったらとんでもない手間がかかってしまうから、ある程度の攻略さえできればもう十分だっていう風に
さっさと見切りをつけて、手間をかけずにパパッと別の部分で点を稼ごうとするっていう。

ちなみにこの時も俺は菊地原とけっこう近いことを考えていて、かなり共感しながら読んでいた覚えがあります
もしかして俺が一番近いのって菊地原だったのか?(えー
昨日の感想で「俺みたいに面倒くさがりなメンバーは誰かいないのか」って言ってたけど、まさかそれが菊池原だったのか…?

いやでも待ってください、今回言われてる「特殊シミュの手間をなるべく省く」っていうのは、単に面倒くさがりの発想じゃなくて
他のチームでも有用な手段として使われているんですよ!そのチームがどこかっていうと諏訪さんチームやねん!



そう、諏訪さんチームの方針にしても、特殊シミュには手間をかけずに軽めの対策だけでいいと考えており、
「なるべく省エネで戦術組め。全チームの対策しようなんて考えんな」っていうふうに
できるだけパパッと手間のかからない方法で終わらせるっていう進め方をしてるんですよね
ふ…こうなると俺の考えも一気に優秀ってことになるな…(えー

今回の特殊シミュは手間をかけない方法でやるのが優秀ってことですよ!
なにしろ最近の諏訪さんは優秀なリーダーの化身みたいになってますから
それと同じような方針を考え出したとなると、俺の面倒くさがりも捨てたもんじゃねえなって気持ちになりますね

ちなみになんですが、そういう「なるべく手間をかけない」っていうことと
まったく逆のことやってるのが村上チームなんですよね



なんと村上チームがやろうとしてるのは、他のチームの対策を考えて、さらに対策の対策を考えて、さらに対策の対策の対策を考えて、さらにさらに…という
ひたすらに手間をかけて延々と対策をし続けるということをやろうとしてるので、俺から言わせれば
面倒くさすぎて死んでもやりたくねーぜ!(えー

これだけ対策の対策を…みたいなことやり続けて、確実に成果が出るならいいんですけど
そんなのわかんないですからね。なぜならじゃんけんみたいなもんだから。
じゃんけんの対策をひたすら考え続けて、それで本当に成果が出るのか…?ってことが不安すぎる…

そして今日もまた感想最後まで書ききれなかったですね、すいません次こそは…


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第244話「遠征選抜試験40」 さらにつづき



さてそれではワートリ244話感想の続きですが、昨日の感想で「特殊シミュには時間使わずパパッと済ませちゃえばいい」と菊地原が語っていたものの
しかし課題の方はそうはいかないとに思っているようで、もっと力を入れて課題を進めなければ
この先どんどん苦しくなると菊地原は思っているようですね

「難しいからちゃんと点が取れてるか不安になっちゃうんだよね…」

「じゃあ前半はぼくと染井さんでやるから、他の人は後半やってよ。
 後半はトリガー関係の設問で、資料見れば解けるやつだから」

そんな中、「問題が難しいからさー」と不安がるゾエさんたちに対して
前半の課題は菊地原と華、後半の課題は他のメンバーという風にグループ分けを提案する菊地原。
それはいいんですけど、菊地原のやつ今回やけに染井さん染井さんって言いまくってんな!?(えー

「分担課題とか7割方染井さんの得点じゃん」
「作戦もぼくと染井さんで立ててるのに」
「前半はぼくと染井さんでやる」

っていう風に、事あるごとに染井さんって呼びまくっとるやんけ!
これもう菊地原の中で染井さん(華)の好感度カンストしとるんちゃうか!?(えー
以前にも俺の感想で、「菊地原のやつ華に惚れてねーか?」と語ったことがありましたが
これはあるで!菊地原と華の恋愛フラグがよぉ!
というか華って麓郎が惚れてる相手だから、菊地原と華が急接近したら麓郎がどんな反応するのか気になるな



って、さっき菊地原が「資料見れば解けるでしょ」と語っていた後半課題についてですが
「資料見てもわっかんねー」と海たちは戦力になりそうもありません
こういう時アホだと困るなオイ!(えー
結局のところ海たちは戦力にならないんか!?となると課題は全部菊地原と華でやるしかないんだろうか…

「時間かかってもコツコツやるしかないっすねぇ…」

「そうだね、よそも条件は同じだし…」

と思ったら、「時間はかかるけどなんとか頑張ろう」という風に、
どうにか自分たちでこの課題を進める気でいたゾエさん達。さすがに菊地原と華に全部丸投げするわけにはいかなかったか
時間がかかってしまうことは痛いですが、他のチームも条件は同じだろうということで、じっくりと課題を進めていくことに…



「なるほど。トリオン工学の基礎だな」

「ヒュース、これわかるのか!?」

「初歩的な内容だからな。この程度は図を見ればわかる」

って、そんな一方で、ゾエさん達が苦戦しているのと同じ課題を
ひと目見ただけでパッと解いてしまうヒュース!
なんとヒュースはこの手の工学知識をすでに一通り持っていたようで、
いちいち時間をかけて調べずとも、凄い早さで課題を解いていくことが可能なようです

マジかおい、まさか課題でもヒュースが大活躍とは思わんかったぜ
こうなってくると、他のチームが課題で手間取っている最中に
ヒュースの力で一気に追い抜くってことも可能になるわけか、ヒュースあまりにも優秀すぎるな

「お前ほんとなんでもできるな〜。ていうか玉狛のメンバーってやっぱすげーんだな」



そんなヒュースの優秀ぶりを目にして、玉狛のメンバーはすごいやつらばっかりだと語りだした半崎たち。
力の1号、技の2号、策の3号、カナダの4号という風に並べてますが
ヒュースはこういう時でもカナダなのかよ!?何かあるといつもカナダだなおい!?

あと力の1号、技の2号っていうのは、昭和の仮面ライダーで有名なフレーズですよね
技の1号、力の2号、力と技のV3ってやつ。というかワートリのこのシーンって
1号2号の力と技が逆になってるんやな

と思ったら、どうやら仮面ライダーにおいても
仮面ライダーストロンガー放送時に「力の1号、技の2号」と力と技を逆にしてしまったっていう手違いがあったようで
まさかそれを見越して書いたってことか…?(えー
仮面ライダーストロンガーでの細かい手違いまで含めてのネタなのかこれは!?
それともいや別にそんなこと何も考えてませんって感じになんとなく書いたのか!?どうなんすか葦原先生!?

「玉狛には何か、隊員を強くする秘密があるんじゃないか?」

「おそらくないな。特段変わったことをしている印象はない。
 訓練の効率で言えば、練習相手の豊富な本部のほうが上だろう」

「環境的には本部のほうがいいのか…」

「んじゃ、本人の才能ってこと?」

「才能と呼べるのは千佳ぐらいのもので、他は本部の隊員と大差はない。修はむしろ下の中だ」



ふむ、玉狛のメンバーはどうしてみんなすごいのかという話になってますが、
訓練の環境は本部よりもむしろ下、才能についても千佳ちゃん以外は本部の隊員と同じかむしろ下
ってことのようですね
むしろ下な部分ばっかじゃないですか!(えー  じゃあなんでみんな強くなったのか教えてくれよ!

それとヒュースの言っている「才能」についてなんですが、これって多分
生まれつき持ってるトリオンの大きさのことを言ってるんだと思うんですよね
千佳ちゃんがめちゃめちゃでかくて、修が豆粒みたいに小さくて、こなみ先輩も若干小さめって感じで。
実際に各キャラのトリオン能力の数値を見てみると

38:千佳ちゃん
11:レイジさん
7:迅さん、遊真、とりまる先輩、陽太郎
6:こなみ先輩
2:修

こうなってるわけです。図の大きさとだいたい同じくらいになってますよね

「玉狛の人間との差を感じたとしたら、それは単純に実力の問題だろうな」

(環境でも才能でもなくて、実力の差…?実力ってなんなんだ…?)

そしてヒュースいわく、玉狛が優れているのは環境でも才能でもなく実力だとのことですが…
しかし、そう言われてもピンと来ていない様子の麓郎。確かに実力が優れてるって言われても
じゃあ実力をつけるにはどうしたらいいんだってなっちゃうもんな

リアルの話をするなら、実力を伸ばすには努力するしかないと思うわけなんですが
ひと口に努力と言っても、やり方次第でまったく伸び方は変わると思うんですよね
どんなことを意識して何をするのかってことも超重要だと思うし
意識の大事さについては以前に俺が、湊あくあのスト6を見ながら語ったことがありましたね

このとき、スト6の実力をメキメキ高めていく湊あくあについて、世間の声では「才能がすごい」「センスがすごい」って言われまくってたわけですが
俺が思ったのは、湊あくあがすごいのは才能やセンスなんかじゃなくて意識の持ち方なんだってことだったんですよね
今回のワートリでも興味深かったのは、ヒュースいわく玉狛のメンバーたちは
「すごいのは才能なんかじゃない」ってことを言っているので
このあとヒュースが意識の持ち方に関する話を始めたら、俺的に激アツだよなってことなんですよ



そして今回ラストシーン、「オレと三雲は何が違うんだ?」という疑問をヒュースにぶつける麓郎。
修と麓郎って読者間でもよく比較される2人なので、作中で直接ここに触れるのは面白いですね
俺はこの2人の違いってまさに持っている意識の違いだと思うんですが
それについて詳しく語ると今日は時間がないのでまた今度ということで(えー
なかなか全部書き終わらないな今回のワートリ感想は…
 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第244話「遠征選抜試験40」 ラスト



さて長かったワートリ244話の感想もついにラストですが
仕上げに語りたいのはこの「オレと三雲は何が違うんだ」という部分についてですよ
麓郎と修の違いっていうと、読者の間では修の方が優秀でその理由はペンチメンタルだと言われることが多いですよね

ペンチメンタルって言葉は、聞き慣れてないと意味不明だと思いますが、何を指している言葉なのかというと
修がボーダーの入隊試験に落ちてしまった時に、「こうなったらボーダー基地に潜入して偉い人に直談判したろ」と思い立って
立入禁止の鉄線をペンチでブチブチ切ってボーダー基地に入り込もうとした
っていうメンタルのことですね
 
 

うん、まあなんというかとんでもないことしてますよねこの男(えー
試験に落ちたのが納得いかなくて、ペンチ持ち出して鉄線切って基地に侵入って何考えてんねんっていう。
麓郎はそういうことはしないだろうと思うわけですが、俺的にもっとそのへん詳しく比較してみようと思います

比較するにあたって最初に言っておきたいのは、麓郎と修って
キャラ的な立ち位置としてはよく似てると思うんですよね
才能とかって言葉に縁のない凡人で、よく冷や汗かいてる眼鏡キャラで、時には手痛い失敗を味わったりするっていう

そんなところがよく似てると思うんですが、違うところがあるとすれば
修は手痛い失敗を味わった時に次の一手を打つのが早いんですよね
たとえばさっき紹介したペンチメンタルのエピソードにしても、修ってボーダーの試験に落ちた時に
まずやったことが人事の人に相談しに行くことだったわけで



そして人事の人と話し合った結果、「残念だが君にはトリガーを使う才能がないんだ」という風に
トリオンが低すぎるという欠点を語られることになり、やはり隊員にはなれないという現実を味わうことになった修ですが
しかしその結果ペンチ持って基地に潜入して「もっと偉い奴と話したろ」と思い立ったっていうね

もうこのへんの修の行動力にはただただ驚かされるばかりっていうか
お前は落ち込むってことを知らんのか!?って思わされるんですよね
たぶん他の人間や麓郎だったら、まず試験に落とされた時点で落ち込むだろうし
さらにその後、人事の人と話した結果「君には才能がないんだ」って言われたらそこでも落ち込むだろうし
そういう落ち込み気分を抱えてしまって動けなくなる時間っていうのがあると思うんですよね

たとえば麓郎は、自分を役立たずだと思い込んだ自己嫌悪により、ずいぶんと落ち込んでしまった場面があったし
それで言うなら太一とかもモロにその場面ありましたよね
自分はもうだめなんだ、なんの役にも立たないんだっていう自己嫌悪にまみれて、落ち込みながら泣き言を垂れ流す奴になってしまったわけですが

その一方で修って、こういう自己嫌悪を抱えてネガティブに落ち込む場面っていうのが驚くほど少ないんですよね
さすがにちょっとは気にしたりダメージ受けてるような場面はありますが、
でもそれを延々と引きずったり愚痴っぽくなったりすることは全然なくて
「じゃあどう解決しよう」ってことに向けて動き出すっていうのが特徴的だなと思います



たとえば修がチームの足手まといになってるような状況でも、
「ぼくが足を引っ張っちゃってる。じゃあどう解決しよう」っていう風に
足を引っ張ってることを自覚したうえで、何をしたら解決になるのかっていうことに真っ先に目を向けるというか
いちいち落ち込むことに時間をかけずに、次の一手へと移り始めるような
その動き出しがすごく早いなと思うんですよ。麓郎や太一が落ち込んで立ち止まってるうちに、修はもう次に向けて動き出してるっていう
そんなフットワークの軽さというか、動き出しのスピードによって差が出てるように思うんですよね

「麓郎が立ち止まってるうちに修はいろいろと動いてる」っていうエピソードとして、他にも印象的なものがあります
それが何かというと、師匠に教わっても伸び悩んでしまってる時とかがそうなんですよね



たとえば麓郎が以前言っていたのが、
「犬飼先輩に習ってるのにずっと伸び悩んでるのが俺なんだよ」っていう風に
自分は優秀な先輩に習ってもダメな凡人なんだって言ってたわけですが、ただそれで言うなら修も
とりまる先輩に習ってるのに伸び悩んでる時期があったわけですよね



「もっとまともな戦力になりたい」っていう風に、自分の実力が伸び悩んでることを気にしていて
とりまる先輩に習ってる普段の練習以外にも何かしたいと直談判して、
出水や嵐山さんといった他の隊員からも訓練してもらったり、その訓練で手応えを感じたものの
二宮たちにはまるで通用せずコテンパンにボロ負けしてしまったり、
その結果「自分1人の力だけじゃダメだな」と思い直して、迅さんに仲間になってくれと頼みに行ったり、
迅さんには断られたけど、木虎からスパイダーを教わって援護能力を伸ばしたり
っていう風に
とにかく色々動きまくったのが修っていうイメージがあるんですよ

多分なんですけど、麓郎だったら最初にとりまる先輩に習ってる状況のまま動かなかったんじゃないかなと。
実際、「犬飼先輩に習ったまま動かなかったのが麓郎」という風に俺には感じるので
修と麓郎の決定的な差っていうのは、自分の欠点や弱さを目にした時に
どれだけなりふり構わず動けるかってことなんじゃないのかな



これに関しては迅さんも言及していたことがあって、
自分の弱さを理解して、なりふり構わずいろんな手を考えられるのが修のいいところだと言っているんですよね
これこそが修の長所であり、麓郎に足りてないものだという風に俺は思います

たぶん麓郎は、「自分の弱さを理解する」ってところまでは出来るんだけど、そこで立ち止まっちゃうんじゃないのかな
立ち止まったまま落ち込んでしまって、修のように動けずにいるっていうのが麓郎なんじゃないかなと。
ただ俺が思うに、それって意識をどう持つかの問題だから
麓郎が自覚さえすれば動けるようになるかもなって思うんですよ

たとえば才能が足りないだとかなんだとか、生まれつきどうしようもないことじゃなくて
意識をどう持つかってことなら、自分の考え方ひとつでいくらでも変えられるんだから
麓郎はこれからいくらでも良くなるっていう風に俺は思うんですよ

麓郎は全然ダメな見どころのない奴なんかじゃなくて、ちょっと意識の持ち方を変えたりして
一皮むければいくらでも良くなるだろうと俺は前からずっと期待しているんで
次回ヒュースからそういう話をしてほしいと思ってますね



マシュマロでもこういう風に俺と考えてることかなり近いなって意見が届いたりしてるんで
今回語ったことはあながち俺の妄想ってわけでもないんじゃないかなと…それでは次回に続く!




どうもこんにちは、俺のワートリ感想を「読んでて感動した」とまで言ってくれてありがとうございます
修と麓郎の違いについて語ったやつですよね、俺としてもあれは結構頑張って考察しましたからねー
まあ当たってるとは限らないんですけども!(えー

漫画の展開予想っていうのはどんだけ頑張って考察しても外れてることありますからね…
ただ、あの時に俺が語ったことって、漫画の展開として外れていても現実で活かせる考え方だと思うんですよね
今回のコメントの人も、自分の人生と照らし合わせて今後に活かしていきたいって言ってくれてるし
自分が壁にぶつかった時とか、うまく行かずに悩んだ時とか、そういう時にどうするかってことはすごく大事だと思うわけで

そういう時にどう解決したらいいか考えを巡らすっていう、そういった考える力を日頃から鍛えておくことは超重要だと思うんですよね
たとえばゲームしてる時とかもそれを感じることがよくあって、たとえばものすごくクリアの難しいモードがある日実装されたとするじゃないですか
そういう時に世間ですごく言われがちなのって、「こんな難しいのクリアできるわけない」「運営はゲームバランス考えてない無能」「さっさと敵をナーフしろ」みたいに
ネガティブな文句が垂れ流されたりするわけですけど、そういう文句っていくら言ったところで
自分の成長にまったく繋がらないと思うんですよね

いくらそんな文句を言っても自分はプレイヤーとして上手くならないし、
難しいものを簡単にしろって運営に文句をつけるのって、それだと難しいものに挑戦する自分の能力がまるで育たないと思うんですよね
ゲーム以外にも受験の時だって、難しい問題の解き方がわからないって時に
「この問題もっと簡単にしてください」とか言ってもしょうがないじゃないですか

そんな風に言っても受験の問題は変わっちゃくれないし、自分がクリアできるか分からない難しい内容であっても
必死に頭を使って挑戦して、どうにかこうにか乗り越えていかなきゃいけないわけで
だから結局大切なことって「どうしたらクリアできるだろう」とか「どうしたら解決できるだろう」って考える力だと思うんですよ

ああしてみたらどうだろう、こうしてみたらどうだろうって、いろんなことを試して解決策をひねり出す力が大事っていうか
ゲームでも受験でも仕事でも、いろんな場面でそういう力って必要になると思うんですよね
でも世間的にはそういうのってあまり話題にならなくて、そんなことより「才能がある奴が成功するんだ」とかよく言われますけど
俺は才能なんてそんな大したもんじゃないと思うわけで

たとえば何かを始めたばかりの初心者が、才能だけで無双してベテランの上級者よりも上に行くなんて光景は見たことがないし
最初は誰でもドヘタクソから始まるもんですよ
ただ、そこから先の取り組み方で差ができていくというか、ドヘタクソの状態からどうやったらもっと上に行けるだろうとか
何をしたら成長できるだろうとか、そういう意識を持って努力することでグングン伸びていくってことはあると思います。

要するに、大事なのは意識の持ち方、取り組み方、努力の仕方なんであって才能なんかじゃないっていう風に俺は考えてますね
そういう意味では、俺という男はもう相当な才能アンチだと思います(えー
いやもうね、才能とかいう言葉を出されるだけで機嫌悪くなるくらいの才能ガチアンチ。
そこに関しては相当な過激派なので、才能って話を出されて発狂しないように我ながら気をつけたいところですね



ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第245話「若村麓郎」



さてそれではワートリ245話の感想ですが、まさに今回麓郎と修の違いについて語られる内容となってますね
しかしこの話を振られたヒュースは、キョトンとした感じに「メガネ以外に共通点あるの?」とか言い出して
そもそも共通点ぜんぜんないやんと考えているようですね。いやいや共通点はあるっしょ凡人っぽい空気感とかさぁ!(えー

「つーか麓郎さんってそんなに三雲のことライバル視してたんすね」

「ライバル…っていうのとは違うな、なんていうか三雲はこっち側だと思ってたんだよな」

「こっち側?」

「訓練とかしてねえのに、ぶっつけで90点くらい出すやついるだろ?うちの葉子みたいな…」

「あー器用系の」



ってそんな中、世の中には訓練せずに90点くらい出すような才能のある人間がいると言い出した麓郎。
訓練せずに90点くらい出せるような才能…?そういう才能を持った人間がいる…?麓郎お前ってやつは
才能ガチアンチの俺の前でよくもそんなことを!!(えー

そんな発言認めるかぁ!なにしろ俺はついさっき
「誰だって最初はドヘタクソな初心者から始まるもんだ」って言ったばっかですよ!
その価値観を持つ俺が最初から90点取れる才能なんてものを認めるわけあるか!くそったれー!

はあはあ…しかしちょっと冷静になってそういう才能について考えてみると
漫画だからそういう才能も存在するって可能性はありますよね
そうこれ漫画だから。現実とは違ってとんでもない才能を持ったキャラが存在するってこともあるし
実際に葉子はそういうキャラとして描かれてるから、あんまりムキになって才能を否定するのもどうなのかなと。

あともうひとつ思ったのは麓郎たちが話を盛ってる可能性あるなと…(えー
たとえば「訓練してねえのに90点くらい取った」っていう部分、
これほんまに何も訓練してないんか?って思うんですよね

たとえば「あんまり訓練してねえのに」とかだったら分かるんですよ。受けた訓練は少ないけどちゃんとやってて
上手いこと効率よく実力を伸ばしたのかなっていう感じに。
でも「訓練してねえのに」って麓郎の言い方は、まったく訓練何もやってないって聞こえるし
完全に訓練ゼロの状態でいきなり高得点取ったっていうそんなバカなことあんの!?って思うんですよ
学校のテストで例えるなら、授業にも出てないし教科書すら読んでないっていう何もしてない状態で90点取れんのか!?っていう。
麓郎おめー話を盛ってんちゃうか!?おい!?(えー

そんな人間がいたらもはやエスパーか何かだろ…と思うわけですが、
それに対して半崎が「あー器用系の」ってあっさり納得してるのも発狂ポイントなんですよね
「あー器用な人ならそんぐらいやりますよね」ってやれねえよそんなの!!(えー
器用とかいうレベルじゃねえだろ!そんな化け物みたいな天才がそこらへんにゴロゴロいるみたいな言い方してんじゃないよ!
今までの人生でほんのわずかに見たことあるかどうかぐらいの超天才を
「あーよくいますよね」ぐらいに話を盛ってるだろ半崎!(えー

はあはあ…麓郎も半崎もこんな才能の話なんかをしやがって…
ただ、冷静になってみると麓郎が言いたいのは
麓郎と修はそういう才能を持っていない凡人仲間ってことだから
才能を持ってる奴らの話は別にどうでもよくて、俺がそこに噛みついたりわざわざ発狂する意味ないんですけどね(えー
というか俺も「麓郎と修は凡人っぽい雰囲気が似てる」って言ってるわけだし、話の方向性としては共通してるんだよな
すいませんちょっと才能ガチアンチの過激な部分が出てしまって…(えー



「…今、地道に訓練すると言ったが、麓郎は普段どんな訓練をしている?」

「えっ…そりゃあ普通に訓練室で的立てて…」

「犬飼先輩に射撃を教わってるんですよね」

「犬飼に?具体的にはどんな内容だ?」

「二宮隊の訓練室にお邪魔して、ランク戦の感想とか喋りながら射撃の基本を習ってる感じかな。
 訓練中も常にいろいろ話してるから、そっちの方が勉強になるかな」

「習い始めて長いのか?」

「習い始めたのは半年ちょっと前だな」

「では麓郎は、この半年で何を得た?」

ってそんな中、麓郎に対してズバズバと質問を飛ばしていくヒュース!
出たよこのヒュースの尋問モードが!(えー
遠慮なくズバズバと問い詰めてくるから恐いんだよな、千佳ちゃんも前にこれやられて顔面蒼白になってましたっけ
今回も「この半年で何を得た?」の部分とか、聞いた瞬間にちょっと心臓キュッてなったわ
ニートの人間に「この半年で何をしていた?」って聞いてるような恐さがあるよな(えー

「え…射撃の腕と…上位勢の知識と…」

「なるほど、今の話で麓郎と修の違いは把握した。だがこれを説明するのは気が進まない」

「な、なんでだ!?」

「理由は3つある。まず、それを説明してもおそらく麓郎には得るものがない。
 次に、麓郎が精神的にダメージを負って試験に影響が出る可能性がある。
 最後に、犬飼と麓郎の今までの訓練をムダにする可能性がある」

そしてヒュースの尋問にしどろもどろになってしまう麓郎ですが、この反応でヒュースは麓郎の事情を察したようです
修との違いについても理解したようですが、それを話すのはデメリットだらけで犬飼との訓練もムダになりそうだからあまり話したくないと…
一体どんだけ過激な答えに到達したんだ…ともかく犬飼のいないところで話すわけにはいかないと、電話で犬飼に連絡を取ることになります



「じゃあヒュースくんはおれの訓練の意味に気付いたんだ?」

「同じような訓練を受けたことがあるからな。
 通常の訓練と同時に会話や問答をして、意識を分配することに慣れれば
 目の前の敵を狙いながら敵全体の動きを追えるようになる」

そして犬飼との通話の中で、麓郎に課されていた訓練の意味が明かされることに。
あえて訓練中に会話をすることによって、意識を分配する能力を鍛えようとしていたと…
なるほどこれって、格ゲーで言うところの意識配分の訓練だったんですね
目の前の敵だけを見るんじゃなくて、もっと広い視野で全体を見ながら戦うっていう。



たとえばスト6の画面ってこうなってるわけですが、目の前の敵だけを見るんじゃなくて
画面の上にある体力バーを見たりだとか、体力バーの下にあるドライブゲージを見たりだとか
ジュリの場合ドライブゲージの横にある風破ストックを見たりだとか
あとは画面の一番下にあるSAゲージを見たりだとか
いろんなところを見ながら戦わなきゃいけないんですよね

でも初心者にありがちなのが、キャラクターのことだけに意識が集中してしまって、それだけしか見えなくなって
ドライブゲージやSAゲージがまったく目に入ってないってことがよくあるから
もっと全体を見るように意識を分配することを覚えなさいっていうようなことを犬飼は教えたかったわけか

「疑問なのは、なぜ半年もの間それを麓郎に伝えなかったのかということだ」

「理由は単純に、自力で気づいてもらいたかったからだよ。
 今の麓郎に必要なのは、自分で考えることだと思ってるから。
 自分の頭で考えることと、外に知識を求めることはどっちもバランスよく必要なんだけど、
 麓郎はかなり外に偏ってるんだよね。
 だから麓郎が自分で考えて動き出すまで待つつもりだった」

それを言わなかった理由としては、麓郎には考える力が足りていないからだと語る犬飼。
犬飼いわく、自分で考える力と、外から知識を得る力は両方バランスよく必要なのが、麓郎はそのバランスが取れていないと…
なるほど、この両方の力っていうのは受験の時に俺は似たようなこと思いましたね

というのもですよ、受験で出てくる問題って、考える力が試される問題と、習った知識を覚えてれば解ける問題があるじゃないですか
習った知識で解ける問題に関しては、ひたすら暗記をがんばればそれだけで解けるわけですが
でも考える力が試される問題って、どれだけ暗記をがんばったところでそれじゃ解けないんですよね

覚える以外に自分の考える力を鍛えなきゃいけないっていう。ちなみに当時の俺はそのことに気づいていなくて
ひたすら先生から習ったことを覚えることに必死だったから、それだと考える力が鍛えられていなくて
考える力を試される問題が出てくるともうまったく手も足も出なかったんですよね

タチが悪いのが、暗記してれば解ける問題に関しては点が取れてたから、全体的な点数としてはそんなに悪くなくて
考える力が育ってないという自分の弱点にさっぱり気づいていなかったんですよね
そして難しい大学の本番になるほど、考える力が試される問題ってバンバン出るから
そこでまったく点が取れずにボロカスの結果で浪人するハメになったという…

あの時は、自分が暗記だけに偏ってるってことに気づいてなくて、
「こんなに勉強を頑張った俺が落ちるわけない!」とか思ってたっけなー
だから結局、努力っていうのも意識の持ち方や取り組み方で全然変わってくるっていうか
ただ単に頑張りましたっていうより、どんな中身をどういう風に頑張ったかが重要だったりするんだよな

ちなみになんですけど、考える力を伸ばすために一番役に立つ参考書だと俺が思っているものが
ウメハラの「勝ち続ける意志力」なんですよね



これ確か前にも言ったことある気がする。「受験生は受かりたいと思ったらまず最初に勝ち続ける意志力を読め」っていう。
これを読むだけで考える力っていうのがどんなものか一発で理解できると思う。
なんでかっていうと、ウメハラって暗記して覚えるような勉強はサボりまくってきたから、そっちの能力はからっきしダメなんですが
でもその代わりに、自分で考えるってことはずっとやり続けてきた人間だから、そっちの能力が凄まじく鍛えられてるんですよね

そんなウメハラの考え方に触れることで、考える力っていうのがどんなものかを理解する助けになるってわけなんですよ
実際、俺がこの本を勧めた結果、実際に役に立ったっていう受験生が報告に来てくれたことがあったと思います
俺としてもこの本を読んだ影響はすごく大きかったと思うんで、未読の人にはぜひとも勧めたい1冊ですね

そんなこと書いてたら今日のワートリ感想最後まで書けずに申し訳ありませんでした!(えー
更新の日数もだいぶ空いちゃったし、今日で最後まで書きたかったんだけどだめだったな…
無力な俺を許してくれ…続きは後日の更新ということでどうかご勘弁を…
 

ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第245話「若村麓郎」 つづき



さてそれではワートリ感想の続きを書いていきます。
犬飼の話によって、麓郎の弱点は自分で考える力が足りていないことだと明かされたわけですが、
それについて半崎が「じゃあ自分で考えろって言えばいいじゃん」という反応をしてますね

しかし犬飼いわく、それを言ったところで麓郎に良い結果は生まれないとのことで
「正解はなんなんだろう」と麓郎はますます悩んでしまうという…
正解にこだわって悩む…なるほど、これについては俺自身も覚えがありますよ

俺が学生の時、授業で昔の哲学者たちの理論を習ったわけですが
「万物の根源は火である」とか「いや万物の根源は水である」とか「いやいや万物の根源は土である」とか
哲学者ごとに言うことが違うんですよね。それを聞いた俺はどう思ったかというと
「正解って結局なんなの?」と思っちゃったわけですよ

なんか色んな理屈が出てきてるけど、どの理屈が結局正解なの?っていう。
当時の俺としては、ものごとには正解があるもんだと思っていて
早くその正解を教えてくれよと思っていたという…

なんていうかあれよな、昔の俺って今思うとつくづく
正解を暗記するような勉強法に偏ってたんやなって感じするわ
学校のテストって必ず正解があって、それを答えましょうってことを繰り返してるから
「世間の物事にも正解があるんだ、それを覚えればいいんだ」みたいに思っちゃってたってことかな
要するにテスト脳になってたってことか…(えー



そんな中、麓郎に「考える力」をどう教えるかという点について
「俺ぁ半崎に賛成だぜ。めんどくせぇことしてねえで、わかるように教えてやれよ」と主張する影浦。
「そうもいかないよ。おれがいなくなったらどうすんの」と犬飼は反対することに。これについて俺がどう思うかというと…
俺ぁ影浦に賛成だぜ。めんどくせぇことしてねえで、わかるように教えてやれよ(えー

これとしてはですね…俺としても、考える力がないって欠点を抱えていたから実感したんですけど
誰かに教えてもらわないと本当に何も出てこないんですよね
自分自身で考えを生み出すってことに慣れてなさすぎて、「待っててあげるから頑張って」って言われても本当に何も出てこない。
麓郎は半年間ずっと考えを生み出せなかったとのことですが、正直それめっちゃ分かるんよな
俺も会社に入ってすぐの頃、仕事のことを先輩が教えてくれなくて、半年ぐらいなんにもできずに顔面蒼白になったことがあります

とりあえずね、俺が思うこととしては、考え方を全部教えてくれとかずっと面倒見てくれとか言わないから
最初だけでも教えてくれって思うんですよ
最初だけでいいから、あとはそれを参考にしながら頑張るからっていう風にね。

要するに、俺みたいな新人の欠点として0を1にできないっていうかな
0のまんまでずっと悩んじゃって、0のまま変わらない状態が続いちゃうから
それを1にするところだけは手伝ってくれと。あとのことは自分でやれって言ってくれていいからと。
これについては、青山学院の原監督がいいこと言ってると前に紹介したことがあって

「相手を指導するにはまず、具体的に教える段階が必要。
 やり方を知らない人に自主性を与えても、どうしていいのかわからなくなってしまう。
 ピアノを知らない人に「自分の考えた表現でこの曲を弾け」と言ってるようなもの」

っていうのがそうです。これはほんとにその通りだと思ってて
自分で考えるっていう自主性を鍛えようにも、いきなりそれをやってって言われても
どうしていいのかわからなくて何もできないっていう状態がずっと続いちゃうというかな…

なので犬飼に対しては、「最初だけでいいからわかるように教えてくれ」って思いましたね
「そうもいかないよ。おれがいなくなったらどうすんの」ってことについては
「いや最初だけでいいから。そのあとは犬飼いなくてもいいから」って感じかな(えー

「と、いうことだそうだ」

「…オレは何も気づかずに犬飼先輩の時間を半年間も無駄に…」

「この話を聞いただけでも、得るものはあったんじゃないか?これ以上オレが付け足す必要は…」

「いや…ここまで来て退けねえよ…!
 犬飼先輩に無駄骨折らせた分は、ここで少しでも取り戻すしかねえんだ…!」



そしてすべての話を聞いた麓郎は、「犬飼先輩のためにも俺はもっと成長するしかねえ!」とやる気に燃える結果に!
なんだかいい流れになってきたな!?この話を聞かせたことは麓郎にとって大きなプラスとなったみたいですね
次回以降、ヒュースとさらに突っ込んだ話をして改善のために動き出すってことでしょうか

・今月のワートリ、社会人の新人教育問題に関わってくるようや内容でしたね、、
 実際、学校では努力とは正解を当てるためにするものという面が強かったですが、社会に出ると正解のないことが多くてどう努力するかは自分で考えないといけないですもんね。
 自分で課題を見つけたり目標を設定しないと、何を頑張れば良いのかも自分で考えられないという新卒あるあるを見せられてる気分です笑
 そういう意味では東さんは部下に自分で考えさせるのが上手い上司に見えるのが流石です。

・今回のワールドトリガー、現実でもままある話ですね……
 個人的には「麓郎に足りないのは目的意識じゃないか?明確な目標設定ができていないから行動に一貫性がなく場当たり的になってるんじゃないか?」と思ってたんですが、
 どちらかというと麓郎の性格的なものが原因みたいですね。
 現実でも「長期的に見たら自力で身につけたほうが良い、モチベがあるならこのほうが骨のある強さになる」って育て方する人結構いますが(とくにきちんと叩き上げて実力つけた人)
 個人的には「ある程度全部説明して丸呑みさせる」のも一つの手だと思っちゃいますね……
 とりあえず戦力になってもらわないと、ってのもありますし、自助努力の配分多くするのは本当に時間の無駄になってしまうこともあるギャンブル的な育て方だと思うので……
 犬飼が言ってた通り「外からの知識も自分の思考もバランスよく」が理想だとは思うんですが人によっても配分変わりますし、このバランスの難しいこと…… by ちけっつ

・今月のワートリ、とうとう麓郎の欠点の一端が語られましたが、大志さんが16巻感想で推測していた、
 「麓郎は犬飼の指導を鵜呑みにするだけで自分で考えて努力してないんじゃないか、修との違いはそこなんじゃないか」がドンピシャでしたね!
 今月読んでて「うおっ、あの推測当たってたんだ!」と興奮しました。見事な考察でした! by 有馬温泉

・麓郎がすっかりメインキャラになってますね。展開的にはランク戦で苦悩していた時のオサムみたいです。
 ここで一皮剥ければ本人も香取隊も良い方向に向かうんだと思うと来月の展開が楽しみですね?。

それと今回届いたコメントについてなんですが、「社会人の新人教育でも関わってくる話」、「現実でもある話」っていう風に
やっぱりみんな現実でもこういうことを実感する機会があったみたいですね
そうですよね、俺も今回は自分の新人時代の話や学生時代の話を多く語りましたが、それぐらい現実の経験と重ねちゃう話でしたね
「大志Mk−2の現実の話なんて興味ないんだよ」って言われたらどうしよう
と思いながら書いてましたが、現実と関係あるならセーフか…?(えー

あとは麓郎の欠点について、大志さんが16巻感想で推測していた、
「麓郎は犬飼の指導を鵜呑みにするだけで自分で考えて努力してないんじゃないか、修との違いはそこなんじゃないか」がドンピシャでしたね!

ってコメントがありましたが、えっ俺ってそんなこと書いてたっけ!?(えー

こ…このあたりの俺か!(えー
16巻の感想ということで見返してみたら、ちょうど麓郎が初登場した時の内容で
2年間努力しても上達できなかったというその理由は、自分でちゃんと考えてないからじゃないかって推測してた話ですよね

なるほど…この感想を書いてたのって2017年とかだから
つまり平成の俺に令和の俺が負けたってことか…?(えー
今回俺が予想してたことって、「麓郎は失敗した後の落ち込み具合や解決までのスピードが修と違うんじゃないか」ってことだったわけですが
平成の俺が予想していた「麓郎は自分でちゃんと考えてないんじゃないか」ってことの方がドンピシャだったのか…?
くそ…なんだこの敗北感は…(えー
麓郎のことで理解を深めてきたつもりが、はじめて麓郎を見たばかりの俺に負けていたというのか…ちくしょおおおおおお!!次回に続く!


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第246話「若村麓郎A」



さてワートリ246話の感想ですが、今回の話もまた麓郎に足りないものをヒュースが教えていく内容となってますね
マジか前回の時点でかなり深く掘り下げていたので、さらに今回もやってくれるとは正直思ってませんでした
麓郎好きの俺としては嬉しい限りだがな!今回も存分にしゃぶらせてもらうとするぜ

「最初の質問は、"麓郎と修の違いは何か"でいいか?」

「あ、待ってくれその前に…実力ってなんだ?オレと三雲の実力が違うっていうのはなんとなくわかるが、
 わかんねえのは実力が具体的に何を意味してて、どこで差がついたのかってことだ」

「深く考える必要はない。実力とはただの結果だ」

「結果…?」

「たとえば2人のタイヤキ職人がいるとしよう」

ふむ、本題としては麓郎と修の違いは何かってことのようですが、
その前に実力とはなんなのかを説明することになったヒュース。
その例としてタイヤキ職人を挙げていますが、麓郎と葉子をタイヤキ職人として考えると、以下のようになるようですね



麓郎:手順書を作って焼き方も丁寧で練習にも熱心な職人
葉子:手順書を作らず焼き方が適当で知識もなく自己流な職人

お、おいちょっと待て、この比較だと明らかに麓郎はマジメでいい職人、葉子はテキトーでダメな職人に聞こえるが!?と思ったら
しかしそれでも葉子の方がうまいタイヤキを作れてしまうってことのようです



そ…そんなことあるかーー!!
現実にそんなことあるかーーい!!と激しく思いましたが
しかしそう思ったことでハッキリと確信できたことがあるんですよ
それが何かっていうと、葉子の才能っていうのは現実にはありえないほどのチート能力ってことなんですね

前回の感想でも、「何もしてないのにテストで9割正解できる」っていう葉子の才能がすごすぎて
「こんなことできる奴が現実にいるか!?」ってかなり突っ込んでたわけですが
今回のタイヤキの話を聞いてみて、いやこれマジで現実にいないほどの才能だわってことをハッキリ感じたというか
葉子に関してはやっぱり、「漫画だからこその才能の持ち主」っていう描き方をしてるんだなと思いましたね
前回その可能性について触れてましたが、やっぱりこの考え方で合ってたっぽいな

「その話で行くと、三雲もタイヤキ名人ってことになんの?」

「それは違うな。玉狛第二でタイヤキを焼くのは遊真と千佳だ。修にはタイヤキを売る能力がある。
 修自身がタイヤキを焼いても店の足しにはならないが、別のもので貢献する力がある。
 言い換えれば、実力とは結果にプラスの影響を及ぼす能力のことだ。
 ランク戦で言えば、自分のチームを勝ちに近づける能力と言える」

そんな中、修はタイヤキ職人としてどうなのかという話になりますが、
修は自分でタイヤキを焼くのはヘタクソなものの、仲間のタイヤキを売る能力に長けているとヒュースは語っていますね
自分自身で活躍するんでなく、仲間を活かして良い結果を導くサポート能力が高いってことですな
それとこのセリフの中で、俺が一番ビビッときたのは
「自分のチームを勝ちに近づける能力」って部分なんですよ

なんでそのフレーズに俺が反応したのかというと、これって以前に風間さんが言っていた
「隊長としての務めを果たせ」っていうのがまさにこれだと、以前の俺が熱心に語ってたからですよ



この場面の時、スラムダンクの魚住や赤木の例を出しながら、すごく長々と語ったのでよく覚えてます
隊長とはチームを率いる者であり、その務めとはチームを勝ちに導くこと。
隊長が考えるべきなのは「自分が点を取って活躍しよう」とかそんなことじゃなく、
「チームを勝たせるためなら、自分が活躍できなくてもどんな役割であろうとも構わない」という風に、何よりもチームを勝ちに近づけることを優先すべきなんだっていう
そのことを俺は熱心に語ったので、今回「自分のチームを勝ちに近づける能力」って話が出てきてすげー興奮しましたね
やっぱり修は風間さんに言われて以来、その能力を重点的に伸ばして来たんだよなってことを今回確信できて、俺的に以前語ったことが報われた気持ちになりましたね

「実力が結果ってのはいいとして…じゃあ三雲と俺の結果に差がついたのはなんでだ?」

「それはおそらく、余裕の差だろうな」

「オレに余裕がないのが理由…?」

「いや、余裕がないのは修のほうだ。修には最短で遠征に行かなければいけない理由があるそうだ」

そして次に、修と麓郎の結果に差が出てしまうのは、修は余裕がないからだと語るヒュース。
余裕がないから…なんとも意外な話が出てきましたね、余裕がないって聞くとネガティブな言葉に聞こえてしまいますが
それによって逆にいい結果を出せることもあるってことか

「修には明確な目標とその期限がある。必要に迫られるという要素が人を育てる場合は多い。
 麓郎と修の分かりやすい差はそこだろう」

「ちょ、ちょっと待ってくれ、期限があるかどうかがそんなに重要なのか?」

「修に関しては重要だ。これは師の受け売りだが、目標に期限がない場合、失敗を正しく認識できないことがあるという」



って、目標に期限があるということの大事さを説くために、なんとヴィザ翁からの教えを話し始めたヒュース。
ヴィザ翁なつかしいなオイ!もう何年ぶりの登場だよ!
ともかく最強じいさんのヴィザ翁がヒュースに含蓄のある言葉を教えてくれたってことか

そんなヴィザ翁の言葉によると、
「期限を決めないということは、失われる時間の重みに目をつぶるということ」
ってことのようで、この言葉は結構俺にも刺さりましたね…

というのもですよ、実は俺って期限がないとなまけてしまうタイプの人間でして
このサイトの更新作業にしても、いつも夜じゃなくて朝やってるじゃないですか
なんで朝やってるのかと言ったら、朝っていうのは会社に出勤しなきゃいけないって期限があるから
出勤の時間までにどうにか感想を書き上げようっていう気持ちになるからなんですよ

これが夜の場合どうかというと、夜は別に何も用事はないし
夜更かしすればいくらでも時間はあるしで、
期限なんてないから逆にそれでめちゃめちゃ怠けちゃうんですよね

それでサイトの更新作業もやらずにダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうという…
ヴィザ翁の言っている「失っている時間の重さが認識できていない」っていうのが
まさに夜の時間になまけている俺ですね…この言葉は人生の教訓にしたいくらい大事な一言だな



そして麓郎もまた、この半年で何も得ることができなかったという、失った時間の重さを実感することに。
そうか…麓郎が半年の時間を無駄にしてしまったのは、期限に対する考え方を持っていなかったからってこともあるのか
つまり夜の俺がそのまま半年過ごしたようなもんなんやな…(えー

「修には足踏みをする暇がなかった。
 目の前の問題や自分の能力の足りなさを、先送りにする余裕がなかったんだ」



そして修について、余裕がなく期限が迫っているからこそ
落ち込んでいる暇なんてないという気持ちで、問題解決への一歩を踏み出すという姿勢で今までやってきたんだという…
あああああ!!これはあああああああ!!
修の特徴は「落ち込むことに時間を使わず解決へと向かうこと」っていうこの考え方はああああああ!!
俺がこないだめっちゃ熱弁してたやつだあああああああああああああ!!

「麓郎が落ち込んで立ち止まってるうちに、修はもう次に向けて動き出してる」っていう
それが麓郎と修の違いなんだっていう俺の理論が
当たったああああああああ!!大当たりだああああああああああああ!!
うわあああああああああああああああああああああああああ

はあはあはあ、なんということだ…まさかちゃんと当たってたとは…前回の時点でこのことに触れられなかったから
てっきり俺の考えは外れてたんだなって前回ちょっとどんよりしてたんですが
「ちゃんと当たってるぜ」ってことを今回こうして描いてくれるとは!
ありがとうございますありがとうございます!葦原先生一生ついていきます!(えー

いやもうほんとこの場面嬉しすぎたな…ワートリの展開予想って本当に難しいから
見事にそれが当たった時の脳汁の弾け方すげーよマジで
「ああああああ!!やったああああああ!!」って喜びにのたうち回っていたいぐらいなんで
しばらくその気持ちに浸らせてください(えー
今日はとにかくこの場面までは書きたかったんや…続きはまた後日ということでよろしく!

 


ジャンプSQ感想:ワールドトリガー 第246話「若村麓郎A」第247話「若村麓郎B」



さてワートリ感想の続きを書いていきます、前回の感想で書いたのは
修には期限があり落ち込む時間の余裕がなかったからこそ、足踏みをすることなく成長していったってところまででしたね
この話をヒュースから聞かされた麓郎は、「ならオレも期限を決めればいいのか」と言い出すことになりますが…

「オレも何か期限を決めて自分を追い込めば、三雲と同じ力が手に入るのか?」

「…なぜ修と同じ力を求める?」

「そりゃもちろん今より強くなりてえからだろ。
 オレにねえ物を持ってる人間と渡り合える武器が、自分を変えてくれる何かが欲しいんだ!」

「その何かは本当に存在するのか?
 他人の答えを集めたところで己の経験にはならない。犬飼が言っていたのはそういうことじゃないのか?」

ああしかし、「修のように強くなりたい」と修の足跡をなぞって進もうとしている麓郎に対して、
「他人の答えを集めたところで己の経験にはならない」とピシャリと言ってのけるヒュース!
うーむ確かにそうですね…犬飼からも麓郎の欠点は自分で考える力が足りないことだと指摘されていただけに、
他人の足跡をなぞってばかりいては、自分で考える力が相変わらず育たないってことになっちゃいますからね
麓郎は麓郎で、修とはまた別の方法で強くならなければいけないっていうことか

「できるヤツの真似をしても駄目…じゃあオレは、一体どうしたらいいんだ…?」

「麓郎が強くなる方法ならひとつ思いつく。香取隊を抜けることだ」



っていきなり何言っとんだーー!?
ヒュースのやつ急になに言い出すんだよオイ!「香取隊を抜ければ強くなれるよ」だなんてそんな
そんなことをこの俺が許せるはずないだろうが!!(えー
なにしろ俺といえば麓郎と葉子の絡み大好きマンですからね、この2人のラブコメのようなやり取りをいつも楽しみにしているだけに
そんな2人を引き離すだなんて俺が耐えらえるわけがねーぜ!!(えー

いやしかしあれなのか?ラブコメの王道といえば、いつも一緒にいた相手と離れ離れになってしまうことにより
ぽっかりと心に穴が空いたような寂しさを抱えて、以前よりも相手のことを意識するようになっていくっていう
そういうことですか葦原先生!?それが狙いなのか!?(えー

「問題の根幹は香取隊にある。今からそれを説明しよう」



ともかく香取隊と抜けろと言い出したことについて、その理由の説明を始めたヒュース。
ホワイトボードに個人戦での戦闘力の図を描いて、それぞれのキャラの強さを表してますね
それによると葉子はA級、麓郎はB級中位、修はB級下位ってことのようです

葉子って単騎の強さで言ったらもうA級なんだなあ
麓郎もなんだかんだ言ってB級中位と悪くない位置につけてますね
俺的には麓郎の強さってB級下位くらいの可能性あるかな?と思ってたので、思ってたよりちゃんと強くて一安心ですよ

「これをチーム戦での順位に変えると、修は麓郎よりも上になる。ここまでで何か意見はあるか?」

「意見…チーム戦だと葉子がちょっと高すぎるんじゃねえか?」

「なるほど、では1段下にしておこう」



と、今度は個人戦でなくチーム戦での評価に変更するヒュース。
すると修の位置が一気に3段も上がりましたね。チーム戦での評価すげえなオサム…
まあでも実際、チームを勝ちに導いてA級へと登り詰めた実績がありますしね
それで言うとやっぱり、B級で足踏みしてる葉子と麓郎はまだBの域ってことになるよな

「この位置で全体的に問題ないか?」

「問題ない…と思う」

「麓郎の認識と一致した、ということでいいな?」

「あ、ああ」

って、そんな表について「これで問題ないな?本当にいいんだな?」とばかりに何度も念を押すヒュース。
えっ何お前恐いんだけど…(えー
そんな何度も確認するような何かがあるのか!?ヒュースって何言い出すかわからないヤツだから見ててドキドキするよな

「この図にはひとつ間違いがある。麓郎の位置はここだ」



あえええええええええ!?
ヒュ、ヒュースお前ええええ!?急に麓郎の位置をC級まで突き落とすってなんてことすんねん!?
お前そんな、ついさっき「麓郎の位置が思ったより高くて安心した」って胸をなで下ろしていた
俺の前でなんてことすんだよ!(えー

「この選抜試験に臨むにあたって、チームメイトの今期の試合はすべて見てきた。
 麓郎はチーム戦で、自分や味方がどう動くべきか考えられるレベルにいない」

そして麓郎のこれまでの試合内容についても触れながら、
「麓郎はチーム戦で自分や味方がどう動くべきか考えられるレベルにいない」と断言するヒュース!
い、いやちょっと待ってくれその発言は俺に効く!!(えー

というのもですよ、俺って今まで麓郎の試合ぶりを見ながら
「麓郎なりに考えながら頑張ってるし、あともう少しで殻を破れるんじゃないか」みたいなこと結構言ってたと思うんですよ
これ完全に的外れだったってこと!?(えー
「あともう少しで殻を破れる」っていうのは評価しすぎで「まだ全然足りないレベルだった」が正しかったんすか!?
ち、ちくしょう、なぜそうまでヒュースと俺で麓郎の評価が分かれてしまったのか…

「麓郎の問題の根幹は、香取が強すぎたことだ」

「葉子が…強すぎた…?」

「香取隊はチーム結成からB級上位に上がるまでは、壁らしい壁にぶつかっていない。
 得点のほとんどは香取の点、エースとしては最高の働きだが…
 麓郎にしてみれば壁らしい壁にぶつからないまま、B級上位まで来てしまったと言える。
 他のチームが全員の力で一段ずつ登るところを、エースの力で一息に登ったとしたら…
 麓郎には、チーム戦の基礎を学ぶ機会がなかったんじゃないのか」

そんな麓郎の力が育っていない理由について、葉子が強すぎたことが原因だと語るヒュース。
葉子の突出した強さによって、香取隊はランク戦を駆け上がってきたものの、
しかし本来なら壁にぶつかってじっくりと基礎を学ぶべきだったのが、その機会を次々とすっ飛ばしてきたために
麓郎は基礎力が足りていないまま上に来てしまったという…

なるほど…この話を聞いて俺もようやく合点が行きました。
要するに麓郎は葉子にずっとキャリーされていたってことですね
キャリーっていうのはスプラトゥーンとかのゲームで、強い味方と組んでそいつに勝たせてもらうっていう用語ですね
強い味方にキャリーされてる時の気分っていうのは、自分が何もしなくてもあっさり勝てちゃうぐらいの楽勝気分だから
そういった簡単な試合ばかりを経験した結果、自分のレベルが上がっていない状態になっていたってことか…

(…そうか…そうなのか…つまりオレは…
 オレが思ってたよりも、もっとずっと弱かったってことか…)



あああ、そんな事実を知った途端、自信をこっぱみじんに砕かれて足元から崩れていく麓郎!
やばいでこれは!気をしっかり持つんや麓郎!(えー
強い味方にキャリーされることぐらいスプラトゥーンじゃよくあることだから!みんなそういう経験あるから気にするな!

俺にしてもね、「基礎を育てる段階をすっ飛ばした」っていう意味で言うなら
昔のマリオでワープゾーン使いまくってプレイしてたのとかそうでしたね

こんな風に、初代マリオでもマリオ3でもワープゾーンを使いまくってプレイして、
途中の面をひたすら飛ばし続けてマリオの腕が何も上がっちゃいなかったっていう
そんな愚かなプレイをしてましたね。子供だった俺はワープで飛ばせればなんでもいいやとしか思ってなかったなー

俺みたいにワープ頼りの軟弱マリオをやってた人も結構いるんじゃなかろうか
ワープに頼らず硬派マリオをやってた人間だけが麓郎に石を投げなさい!(えー
そういう意味じゃマリオも同じなんや!ワープなんて使わずに1面ごとに壁にぶつかりながら、少しずつ上達してクリアすることに真の価値があるんや!
つまりはそういった硬派プレイでクリア耐久してるホロライブ最高なんや!(えー

ホロライブが最近マリオをプレイする時は、ワープやセーブを一切使わない硬派プレイが当たり前になってるからな…
この姿勢は麓郎にとっても大きな励みになるだろうぜ。麓郎お前に必要なものはここにあったんや!!

「この問題は、己を知り適正なレベルに挑戦することで解決する。
 香取隊を抜けて、自分で仲間を集めて、一番下から順にステップを踏んでいけば、
 麓郎は今より確実に強くなるはずだ」

ともかく、麓郎は今まですっ飛ばしてきた部分をもう一度学ぶ必要があるということで、
香取隊を抜けて一番下から順にステップを踏んでいくという方法を提案するヒュース。
一番下からか…本当に最初からやり直すとなると、ちょっと躊躇してしまうところあるな…
まあでもマリオを1面からやり直す硬派プレイと思えば…(えー
ホロライブがみんなそういう硬派プレイをしてることを思えば、
「俺も泣きごと言ってられねえ」って一から再チャレンジする気持ちがちょっと湧いてくるな

「………も、もし…もし一から出直すことにしたとして…
 万が一それで、一番下の段さえ登れなかったら…
 そもそもオレには一段登る力すらなかったとしたら…どうすりゃいいんだ…?」

がしかし、一からやり直すということにひどく不安を抱えてしまい、
最初の一段すら登る力がなかったらどうしようとおびえてしまう麓郎。
落ち着け麓郎!マリオの一面にそんな不安がる必要ないんや!(えー
さすがに一面はそんなに詰まるほどの難易度してないんや!仮に失敗したとしても落ち着いて少しずつやればだな…



そんな中、超えられない壁があるのなら、「少しずつ刻んで登るんだ」と助言するヒュース。
難しいことをまとめてやろうとするんじゃなく、自分ができるように少しずつ刻んでやっていけばいいと…
こ…この理論ってあれや!格ゲーでめっちゃよく聞くやつや!

「難しいコンボができません。どうしたらいいでしょうか」みたいな初心者に対して、熟練の格ゲーマーが必ず答えるやつ!
「少しずつ刻んで練習しましょう」っていうコンボ練習や!なにげにこれとまったく同じことを
つい最近ホロライブの獅白ぼたんがやってましたね



そう、スト6でベガのコンボを教えてもらってる時に、
しゃがみ弱パンチ → しゃがみ弱パンチ → 立ち弱パンチ → ダブルニープレスっていうベガの基本コンボがうまくできなくて
「一旦この練習しましょう」って格ゲーマーのあくあ先生に言われたのが
立ち弱パンチ → ダブルニープレスって、さっきのコンボを刻んで練習することだったっていうね

他のコンボについてもやっぱり細かく刻みながら少しずつ練習してましたよ
というかそう考えると、麓郎に必要な努力の仕方っていうのは
ホロライブがもう見せてくれてるじゃんねえ(えー

ホロライブに限らず、Vチューバー達みんな一生懸命に努力してよく頑張ってますよ
いまだに「Vチューバーごとき」みたいに見下した言い方されることがよくあるけど、
俺は見下すどころかむしろ尊敬すべき人達がVチューバーには大勢いると思ってますね

(…今…やっと気づいた…オレは…怖えんだ…自分が本物の無能だってわかるのが…)



(これ以上ねえ小ささまで一段一段を刻んで、バカでも努力できるようにお膳立てされて…
 それでも壁を一つも越えられなかったら、救いようがねえ無能だってことの証明じゃねえか…
 それを自分で確認するのが、オレは一番怖えんだ…!)

がしかし、それでも前向きな気持ちになれず、一段一段を小さく刻んで努力することはバカでもできるようにお膳立てすることであり、
そうやっても壁を超えられない人間は本物の無能だと言い出す麓郎。いやちょっと…なにその卑屈すぎる考えは!?
いくら俺が麓郎を応援していると言えども、さすがにこんな言い草は見逃せませんよ!

小さく刻むことを「バカでもできるようなお膳立て」と言ってますが、そんな陳腐なものなんかじゃなくて
自分にできないことをできるように変えていくための、重要な工夫じゃないですか
自分の成長の助けとなる工夫であり、俺がよく言っている「取り組み方が大事なんだ」っていうのもこういうことですよ
そういった価値ある取り組みを、なぜ「バカでもできるお膳立て」なんて捉え方をしてしまうのかわからない

それと壁を超えられなかったら救いようがない無能と言ってますが、
これも結局は、「こういう奴は無能だ」とバカにする気持ちから来てると思うんですよね
壁を超えられなかったら無能、うまくできなかったら無能って、そんなことあるかよと俺は思うわけで
誰だってつまづくことや苦労することはあるし、それを見て「無能だよな」なんてバカにするのはそれこそ愚かなことですよ

なんていうか、こういう風に人をバカにしたり見下したりするような考え方っていうのは
麓郎に限らず最近のネットとかで無駄に広がってると思うんですよね
それこそさっき言った「Vチューバーごとき」みたいな考え方もそうだし
何をそんなに見下そうとするのか分からない。そんなに他人を下に見ようとしたところで
自分が成長できるわけじゃないんですよ。他人を下に見ることで自分が上になろうとしてどうすんの。
そんな方法で上になろうとするんじゃなく、自分が成長して上に行くのがまっとうなやり方ですよ

麓郎はそういう経験が足りないせいで、「オレは何も成長できないのかもしれない」って恐がってると思うんですよね。
効果的な努力をして自分の成長を実感することさえできれば、こんな不安がる気持ちなんて湧いてこないと思うし
それに不安が生まれるもうひとつの理由は、やっぱり人を無能と見下す気持ちがあるからだと思うんですよ
下にいるやつは無能だと思ってるから自分が一番下になるのが恐いってことでしょ
そんなくだらない考えはさっさと捨て去って、見下すことなんかより学ぶことの大事さを知った方がいいと思いますよ

「麓郎は、自転車に乗れるか?」

「自転車…?そりゃ乗れるけど…」

「なら大丈夫だ。お前にはできる」

そんな中、自転車を例に出して「お前にはできる」と語りかけるヒュース。
なるほど自転車の話を始めた理由は、ヒュースは自転車には乗れませんからね
ヒュースにだって出来ないことはあるし、麓郎にだって出来ることはあるっていう話をしたいんでしょう
ちなみにヒュースが自転車に乗れなかった回について、当時の俺の感想を見直してみたら
めちゃめちゃいいこと書いてて驚きました


「ユーマが「はじめはだれでもそんなもんだ」と言っているように、ユーマやヒュースのような凄い奴らでも最初からなんでもうまくできるわけじゃない。
 はじめて挑戦したことは失敗だってするし、最初は誰でもそうだから失敗しても自分を卑下する必要はない。
 麓郎も失敗したからってそんなに落ち込まなくていい。そこから成長していければいい。
 「やっぱり俺には無理だったんだ」とか諦めるには早すぎる。
 麓郎はまだまだ伸びしろあると思うし、無能とか役立たずとか切り捨てるにはもったいない」

という風に書いてるわけですが、いやこれすごすぎない!?もう全部の答え言ってるやん!?
特に「麓郎を無能とか切り捨てるにはもったいない」っていう部分とか
麓郎お前耳かっぽじってよく聞いとけや!!(えー



こんな風に麓郎が「自分は無能なんじゃないか」って思い悩んでる一方で、
ずっと前から俺は「麓郎は無能なんかじゃない」って言ってきたんやで!?
これでもまだ無能とか考えて落ち込むようじゃ、俺が麓郎にかけてきた期待や信頼の裏切りになるやろが!
もう二度と無能なんていう言葉使うなや!そんなくだらない言葉使ってるから気持ちが腐ってくねん!
ついでに「Vチューバーごとき」みたいなことも言うなよ!(えー

「自転車に乗れるという事実が示すのは、お前はもともと出来なかったことが訓練次第で出来るようになるということだ。
 自転車じゃなくても、箸をうまく使えるでもなんでもいい。できるようになったという無数の事実を忘れるな。
 自然にできる高さになるまで一段一段を刻んでいけば、必ず今より強くなれる。
 そしてそれが、お前の自信に変わるんだ」



そして自信を持てずにいる麓郎に対し、「できる」という成功を一段一段刻んでいけば、必ず強くなれるしそれが自信になると語るヒュース。
いいこと言うよな…要するにヒュースも麓郎を無能と切り捨てるつもりなんかないってことですわな
「お前はここから強くなれる」って言ってくれているわけですよ
これだけ励ましてくれる人がいるんだから、麓郎にも奮い立ってほしいところです

・今週のワールドトリガー、ありとあらゆる人に刺さってて笑いました。かく言う私も膝に矢を受けましたが。
 葦原先生は麓郎と自分が似てるから厳しくしちゃうかもと確か何処かで言っていたように思いますが、これ多分葦原先生自身も描いててグサグサ刺されてるのではなかろうかと思います。

・「期限を決めないということは、失われる時間の重みに目をつぶるということ」という言葉で
 モハメド・アリの「50歳になった時、20歳の時と同じように世界を見ている人間は、人生の30年を無駄にしたということだ。」という言葉を思い出しました。
 社会で成長とは視点の数を増やすことだと教わってましたが身につかぬものです。 by 18オンス

・今月のワートリ、かなり面白かったですね。今回ヒュースは若村が強くなる方法として「香取隊を抜ける」ということを挙げていましたが
 自分はそれに+して柿崎隊に入るのが良いんじゃないかなと思います。
 理由としては柿崎隊はランク戦でチーム全員の合流を最優先にしたりフォーメーションを考案したりとB級の中でも特にチームで戦うという意識が高い隊という印象があるからです。
 メンバーを見てみても全員優秀で1人がずば抜けて強いということも無いし、性格も香取程尖っている人はいないのでチーム戦を学ぶ場としては最適なのではないかと思います。 by THOR

・ワートリ247話のタイトルロゴの下に小さく ※日本語協力:笹森
 と書かれていたことに気づけた人は何人いるのでしょうか

・今月のワートリ、いろいろありましたけど、ヒュースの説明の中で特に意味なく登場し、特に意味なく退場した太刀川さんに笑いました

・『上級者の壁』だと!?いっぺんでもまともに壁にぶち当たってから言いやがれ!!っていいながら、壁まともに当たってないの自分だったり
 この期に及んで、正直まだ葉子は高いってって認識してたり有能だらけのワートリで、珍しいキャラですね。若村 by 所見

・いつも楽しく感想拝見しています。今回は一般的に修を表現する「ペンチメンタル」について言語化されたのが大きなポイントでしたね。
 そして肝心の麓郎ですが…自身の根底にあるものが見えた以上、多少ヘコんでもなんとかなりそう。
 いやまあそもそも、選抜試験が現在進行形で「時間が限られてる=余裕のない状況」だって話ですし(だからこそ麓郎はきちんと選択できてたわけですよね)、
 そうだと認識すれば今後自分がどうしたいのか考えやすいのではないでしょうか。そんなことより言いたいのは「ヒュースは相変わらずたい焼き大好きだし隠れポンコツだな!」とか
 「スパイダーはそうだけどそうじゃないだろ!」だったりしますが…毎度細かいところで笑かしてくれますw

・期限がないと問題を先送りにして足踏みする、これボーダー入ってからの修も言えることですよね。ペンチかましたような奴なのにレイガストの盾機能すら知らなかった程ですし。
 それが遊真と出会い、千佳がボーダーに入って遠征を目指し、レプリカ先生と再会させることを目標にしだした途端、A級も注目の裏技連発メガネと化しましたが。
 迅さん勧誘だって作中では驚かれてますが正直「A級以下のフリー隊員の中で一番強くて不活性な駒にもならない人」って考えたらそら迅さんだろうと思いましたし。
 こうして考えると修も割とこっち側の人間なんだなーってちょっと親近感が増しました。いやごめんなさい、やっぱりペンチと偽千佳キューブタッチダウンは分かりません。

・今月のワートリを読みました!今回もヒュースが麓郎に現実を突きつけるシーンでしたね
 思えば、麓郎の内面描写を知っている読者としては確かに考えることは増えたけどあまりにも消極的で、現状を維持する事はしても建設的に動こうとする意思が麓郎には欠如していました
 しかし仲間がいて、競争相手もいる状態でそれはあまりにも遅すぎる
 ずっと「いのちだいじに」では勝てないんですよね。それこそ「ガンガンいこうぜ」をしていかないと。
 もし香取ならリスクよりリターンを取って、初日に答えを見せ合っていたんだろうな……

・大志さん初めまして初めてコメントを送らせていただきますぺんねえむです。
 らーめん再遊記の感想から初めてこのサイトを訪れその面白さに感激し
 他の作品の感想も読み始め今では更新を待ちわびる毎日です。
 特にワートリ、ギアス、武装錬金と言った作品に出会わせていただいたことには本当に感謝しています。
 今回のワートリは秋になっても模試で全く結果が出ていない高3の自分にはとても刺さる話でしたがここでは割愛。
 本題は麓郎の今後のことです。麓郎は香取隊を抜けるべきでしょうか?
 個人的には麓郎が目指しているのは個人の成長であって、それがチームでの成長を目指したいという気持ちを上回っているように思えたので
 隊を抜けるという選択肢もなくはないのかなと思いました。
 (麓郎がヒュースに「なぜ修と同じ強みを求める」?と聞かれたときに「自分にも何か別の力が欲しいから」と答えたことから判断しました)
 麓郎×葉子派の大志さんの意見を聞きたいです。ちなみに自分の中のワートリカップル成立確率は高い順に
 ザキさん×照屋さん90%以上(押しかけ肝っ玉女房という公式設定)
 ユズル×千佳ちゃん20%(進展しすぎると死亡フラグが立つつ可能性あり)
 修、ユーマと他の女子10%、麓郎×葉子3%、その他片思い男女1%くらい
 といった感じです。(多分に偏見が入ってます。)自分は太刀川さん×月見さん派です。
 これからも感想頑張ってください。 by ぺんねえむ

そして今回のワートリですが、世間でもかなりの反響があったようでツイッターでも話題になってましたし
俺のところにもこうしていろんなコメントが届いてますね
その中でも気になったのはぺんねえむさんという人で、今回が初コメントになるとのことですが
らーめん再遊記からうちのサイトを訪れるようになり、ワートリやギアスや武装錬金にハマったという…
ずいぶん昔の感想見てくれてるんすね!?

ギアスとか武装錬金の感想って相当前に書いたやつですよ、特にギアスに関しては俺もまだ若くて自重しない性格だったせいで
第1話をボロクソに叩きまくる感想を書いて、それがギアスのスタッフのあきまんに見つかって晒されたっていう
とんでもない失敗談がありましたね…あれで初めて「作品を叩きすぎるのってヤバイんやな…」って反省した覚えがあります

あとぺんねえむさんは高校3年生で、模試で結果が出てないってことなので
俺が今まで書いた受験の思い出とかいろいろと見てほしいですね
とりあえず現役の受験生に対して一番参考になりそうなのは
2017年2月15日の雑記で書いたやつですかね

この日はいくつかの拍手コメントに対して返信していて、まず最初に目に入るのは
モンストのFFコラボについて語ってる内容なんですが無視してください(えー
アセロラさんという人のコメントへの返信で、受験に対する俺の考え方を語っていて
予習をする意味とは何か、復習をする意味とは何か、参考書を読む意味とは何かみたいなこと語ってるんで
こういうことを意識しながら勉強すると、結果も上向いてくるんじゃないかなと思います


補足感想:ワールドトリガー第247話

みなさんこんにちは、今日はちょっとワートリの補足感想を書こうかなと思います
というのもですよ、昨日の感想を書いた時に、麓郎が「無能」という言葉を使ったのを見てから
俺の中で変なスイッチが入って感想が濁りだしたっていうかね…(えー



その濁りっていうのが何かっていうと、ネットですぐ無能とか言って他人を叩く連中とか
Vチューバーのことを見下して叩く連中に対する憎しみが溢れだしたというか…(えー
そんな俺の憎しみでワートリの感想が濁ってしまったように思うので、もうちょっと漂白した感想を書いておきたいと思って補足を書くことにしました

何を補足するかって言ったら麓郎の言ってる「無能」のニュアンスについてですよ
昨日の俺は、この言葉について人を見下す気持ちから出てくる言葉と書きましたが
麓郎にそんな気持ちがあるかというと、なんだか違う気がするんですよね

そこでよくよく考えてみて思ったのが、麓郎が言ってる「無能」のニュアンスっていうのは
「才能をまったく持っていない」っていう意味なんじゃないかと思ったんですよね
才能が無いと書いて無能。要するに見下す気持ちで言い出したんじゃなくて、
自分に才能が何もないことをただただ嘆く気持ちから出てきた言葉なのかなと思ったわけです

麓郎の性格からしてそっちの方がしっくりくるなと思ったんですよね。
もともと自分を卑下して苦しんでしまうタイプの性格だし、そこからさらにヒュースの話で自信を砕かれてしまったことにより
「俺には才能なんて何も無いんじゃないか…?」っていう気持ちから出てきたのが「無能」だったのかなと。
そう考えると「最初の1段を登る力すら無かったとしたら…」って言い出したのもわかる気がするんですよね



昨日の時点では、麓郎がなんでこんなに最初の1段さえも不安がっているのか分からなかったんですが、
あまりの才能の無さゆえに、何も成し遂げる力を持っておらず、最初の1段さえも登れないっていう
あまりに無力な自分の姿を想像してしまい、その不安によってこんなことを言い出してしまったのかなと。

麓郎の心境っていうのはこっちの方が正確かなと思ったんですよね。
ひたすらに才能の無い人間はどうしたらいいんだっていうような気持ち。
どんなに頑張っても才能がカラッポだったら、何ひとつ良い結果なんて出ないんじゃないのかっていう不安にさいなまれていたっていう。

それに関して俺から言えることはですね…
「才能があってもどこかで壁に阻まれるのは同じ。だから才能とか気にすることはない」と思っております
そう思う理由としてはもちろん葉子がそうなってるからですよ
 

葉子はワートリの中でも圧倒的に優秀な才能を持っているわけですが、
それほどの才能をもってしても、それだけでは上級者の壁を突破できずに苦しんでおり、
才能に頼って上がってきたぶん努力の仕方がわからずにそこで止まってしまったわけですよね



結局のところ壁を超えるために必要なのはいかに工夫して努力するかということであり、
それが分からないと遅かれ早かれ壁にぶつかって止まってしまうってことですよ
そういう意味じゃ葉子と麓郎ってよく似た2人だと思うんですよね
葉子は才能に頼って上がってきたことで努力の仕方がわからないキャラであり、
麓郎は葉子に頼って上がってきたことで努力の仕方がわからないキャラっていう。



強さのレベルに差はありますが、結局は同じことで悩んでるっていう風に
才能があろうがなかろうが悩む内容は同じだと思うんですよ。
「壁にぶつかってしまってこれ以上進めない。どうしたらいいんだろう」っていう。
だから結局は努力の仕方を学ぶことが重要なんですよね
壁を超えるために必要なのは才能じゃなく努力なんだから、麓郎にしろ葉子にしろそれを学ぶ必要があると。



そういう努力の仕方として、ひとつの方法を紹介しているのが
今回ヒュースが言っていた「刻む」というやり方なわけで。
「刻む」に限らず効果的な努力の方法っていうのを、ひとつひとつ考えたり試したりしながら
壁に対して挑んでいくっていうのが、麓郎たちに必要なことだと思うんですよね
それと、壁に対して挑む努力っていうと、ウメハラが勝ち続ける意志力で語っていたってことを前にも紹介したことがありましたね

たとえば、自分がゴールを目指している途中に壁があったとする。
殴って壊れる壁もあるだろう。しかし、それが殴っても壊れない壁だったら?
その時はよじ登ってもいいし、近くにハシゴがあるかもしれない。
”ノブをひねればドアが開く”ということに気づく程度の問題かもしれない。
多角的に考えれば、きっと攻略法は見つかる。
それなのに、とにかく根性で殴り続ければ先に進めると勘違いをすることがある。
確かにガムシャラな努力で先に進めることもあるだろう。
しかし、それくらいではビクともしない壁もある。自分の手には負えない才能の壁だ。
そんな時、「俺の才能はこんなものか…」と落ち込む必要はない。
それよりも頭を使って考えるべきだ。殴って壊れない壁なら別の方法を探せばいい。
もしかしたら壁を超える必要すらなくて、迂回する方が早いのかもしれない。
考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない


これ、今読んでみてもワートリに刺さる部分いろいろありますよね
たとえば「考えることを放棄して時間と数をこなしてしまう」っていう失敗談は、これまで麓郎がやってきたことに当てはまるし
「俺の才能はこんなものか…と落ち込む必要はない」っていうのも今回の麓郎に刺さる部分だし
「多角的に考えればきっと壁の攻略法は見つかる」っていうのは、これからの麓郎に求められることだし
やっぱり勝ち続ける意志力なんだよなぁ…(えー
麓郎に必要なものはここに書いてあったんやな…できることなら直接麓郎に読ませたいくらいだぜ

 






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